本作品は「矢野俊策」「F.E.A.R」「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
©️矢野俊策/F.E.A.R/KADOKAWA

<参『もっと、遠くへ』INDEX伍『神様は見ていない』>

本編ログ|雑談ログ

登場PC

PC1:”ペーパータウン”庄野あるかしょうの・あるか【キャラシート】(PL:自動)
PC2:”オーヴ”天藤千宙てんどう・ちひろ【キャラシート】(PL:切子圭)
PC3:”清虚”望月火輪もちづき・かりん【キャラシート】(PL:中村)
PC4:”エンブリオ”日裏巡ひうら・じゅん【キャラシート】(PL:黒鉛筆)
GM:優水
GM:カムリ

目次

プリプレイ

GM:アセンド4話!はじまるよ〜
庄野あるか:うおおお
日裏巡:ふぉー!
GM:では、早速参りましょう。PC1!庄野あるか!
【キャラシート】
GM:成長報告をお願いしまっす
庄野あるか:いぇーい。成長としては《妖精の輪》と《奇跡の雫》を取得。
庄野あるか:もっとPT全体の安定に寄与できるようになりました。
庄野あるか:今回はそれのみ!
GM:ワオワオ
GM:簡潔だが…強いぞ!
庄野あるか:みんなでつよくなるぜ
GM:そんなキミのハンドアウトはこちら!

PC1:庄野あるか シナリオロイス:庄野昌広 
散歩に出かけていた君は、庄野昌広───君の血縁上の父を名乗る男に出会う。
彼は君に「会いたかった」と言い、『ムカウ』が襲撃されるであろうと告げる。
その目的は、君の脳に埋められた『お父さん』である、とも。

庄野あるか:そ、そんな!
庄野あるか:お父さんがー!
GM:お父さん!
庄野あるか:血縁上の父とも交友を深めます!
GM:はい!よろしくおねがいします!
GM:ネクスツ!

GM:PC2:天藤ちひろちゃん!
【キャラシート】
天藤ちひろ:はーい
天藤ちひろ:成長としてはメモリーを取得
天藤ちひろ:他にもエンチャントでダイス増やしたりイージーエフェクトを取得したり細かいところで成長しました
GM:着実な成長!
GM:イージーは嬉しい
GM:そんなあなたにハンドアウト

PC2:天藤ちひろ シナリオロイス:リギル・ソルテール
天文台を訪れた君は、リギルに声をかけられる。
自らの向かう先に『インフィニティコード』と呼ばれる存在があり、それは君の持つオーヴとも関係しているのでは、という話だ。
そして、君はこの機会に個人的な話を彼としてもいいし、しなくてもいい。

GM:インフィニティコードのお話が出てきます。
GM:よかったらリギーとお話しもしてね、なオープニング
天藤ちひろ:はーい、お話します
天藤ちひろ:いんふぃにてぃーこーどについても知ろう
GM:いえいいえい
GM:よろしくおねがいします!
GM:ネクスト!

GM:PC3:望月火輪
【キャラシート】
望月火輪:はい!!
望月火輪:成長としてはまず活性の霧をレベル5から7にしました!
GM:コワ〜
望月火輪:あとあまり関係ないかもしれませんが多重生成というエフェクトをレベル3で取得しました
GM:コワ〜……!!!!!!
望月火輪:以上です
GM:怖すぎる そんな恐ろしいあなたに捧げるハンドアウトはこれ

PC3:望月火輪 シナリオロイス:碇海伊佐名
買い出しに行っていた君は不思議な女性と出会う。
彼女は君の姿を褒め称えたあと、声を潜めてこう告げた。自分はUGNと呼ばれる組織の一員だと。
君がFHであるとは気付かれていない。さて。

GM:UGNの碇海さんという方と出会います
望月火輪:久々にUGNとの接触が…!
GM:めっちゃ褒めてくれるよ
望月火輪:まあ、容姿だけ褒めているようじゃ僕の魅力を従前に理解しているとは言いづらいけどね
望月火輪:(まんざらでもなさそうな顔)
GM:まんざらでもない…
GM:仲良くしてみてね!それでは次へ!

GM:PC4:日裏巡
【キャラシート】
日裏巡:はい!
日裏巡:まず、いつもの新しく覚えた趣味含めて細々と色々な技能を上げたり、前話でマーセナリー契約した“オレステイア”のコネを取得したりしました。
GM:嬉しい趣味技能
日裏巡:あとは雲散霧消とスパリゾートで全体の帰還の助けになれればなーという感じです。
GM:雲散霧消〜〜〜〜
GM:スパリゾートはGMとしても嬉しいですね
GM:こわいもんな、バックトラック
日裏巡:こわい……
GM:では、そんなリーダーへのハンドアウト!

PC4:日裏巡 シナリオロイス:UGN臨都支部
協力者を名乗る男、庄野昌広から齎されたのは、UGN臨都支部が間もなく『ムカウ』を襲撃するという報せだった。
君のセルを守るためにもこの襲撃に対処しなければならないだろう。

GM:臨都支部とか言う奴らが襲ってくるんですってよ!
日裏巡:おのれ~~~正義のUGNめ~~~
GM:俺たち悪のFHとしてもな
GM:頑張って迎え撃ちましょう!
日裏巡:返り討ちにしてやるムカ
GM:イエイイエイ
GM:では、トレーラーを貼って
GM:早速始めていきましょう

過去は思いも寄らないところで出会うものだ。
それが記憶にないことであれば尚更のこと。

君は出会うだろう。君の知らない『父』と。

君は知るだろう。君を蝕むものの繋がる先を。

君たちは立ち向かうことになるだろう。
君たちを脅威と見なす、世界の盾と。

あなたたちはまだ 愛を知らない。

ダブルクロス the 3rd edition リプレイ:アセンド肆『愛のしんじつ』
ダブルクロス───それは裏切りを意味する言葉。

オープニング1:天藤千宙:無限への切符

GM:シーンプレイヤーはちひろちゃん。登場侵蝕をどうぞ!
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (34 → 43)

GM:『ムカウ』セル。
GM:今日も君はここに足を運んでいた。
天藤ちひろ:なぜこんな場所に毎度足を運んでいるか、理由はもちろんある。
天藤ちひろ:自身の身体に埋め込まれているOVVの事を、ひとつでも多く知るため。
天藤ちひろ:この遠い偽りの星を追いかける場所に、来ている。
天藤ちひろ:「……ふわぁ……」とはいえ、専門的な知識を多くは有していないちひろの時間の多くは、待ちだ
リギル・ソルテール:「おい」
GM:そこに、呼びかける声。
天藤ちひろ:「わっ」急に呼びかけられてピクリと反応する
リギル・ソルテール:見れば、同じセルの少年…リギルが、
リギル・ソルテール:両目に包帯を巻いて、そこにいた。
天藤ちひろ:「リギルさん……!? どうしたんですかその顔!?」
リギル・ソルテール:「ああ、ちょっとヘマしてな」
天藤ちひろ:「ちょっとって……」
リギル・ソルテール:「深くまで探りすぎてちいと神経焼かれちまった」
リギル・ソルテール:「まあ、しばらくすりゃ治んだろ、こっちは」
天藤ちひろ:「探り……? 不自由なされていないんですか?」
リギル・ソルテール:口角をにいと上げ、
リギル・ソルテール:「おれはエンジェルハィロゥとブラックドッグだからな」
リギル・ソルテール:「光と電気。それがありゃあ、目がなくても大抵のモンは把握できるさ」
リギル・ソルテール:「つっても、おおまかなことしかわかんねえから」
リギル・ソルテール:「不便は……不便か」
天藤ちひろ:「です、よね……オーヴァードは治るっていっても……」
天藤ちひろ:包帯越しなので表情の半分は伺えないが、その様子を見て
天藤ちひろ:「それで、そこまでして欲しい情報を探っていらした、んですか?」
リギル・ソルテール:「ああ」
リギル・ソルテール:「前の…あったろ、『競売』」
リギル・ソルテール:「その報酬を貰いに行ったときにな、言ってたんだよ、”マスターストラトス”が」
リギル・ソルテール:「『無限』を求める途上にあるもの───インフィニティコードについて」
リギル・ソルテール:「そいつの情報を探ってた」
天藤ちひろ:「インフィニティコード?」くいと小さく、首を傾げる
リギル・ソルテール:「ああ、流石にお前は知んないよな」
リギル・ソルテール:「つっても、おれたち……オーヴァードにも、正確にそれがなんなのかは知られていない」
リギル・ソルテール:「ドクター・コードウェル……FHの首魁が求めてる、何かすげえモンだってことぐらいだな」
天藤ちひろ:「何か凄い……曖昧ですね」
リギル・ソルテール:「ああ。曖昧だが……それを手に入れる事が───」
リギル・ソルテール:「おれの求めるモンに繋がることを、期待してる」
リギル・ソルテール:「で、だ」
リギル・ソルテール:「このインフィニティコードを得るためにドクター・コードウェルが立ち上げた計画」
リギル・ソルテール:「そいつが『ウロボロス計画』つってな」
リギル・ソルテール:「その計画書に、あったんだよ」
リギル・ソルテール:「OVVの文字が」
天藤ちひろ:「……!」
天藤ちひろ:ウロボロス、たしか自分と日裏さんのシンドロームと同じ名前。その計画に
天藤ちひろ:「OVVが、ウロボロス計画に……インフィニティコードに関係あるかもしれない、ってことですか?」
リギル・ソルテール:「その通り」
リギル・ソルテール:「そもそも、ウロボロスシンドロームってのはコードウェル博士が復活させたものらしんだよ」
リギル・ソルテール:「おれは、まあ半々ぐらいで聞いてるが」
リギル・ソルテール:「なんでウロボロスシンドロームを蘇らせたか?つったら、それがインフィニティコードのためなんだと」
リギル・ソルテール:手のひらをくるり、と上に上げて。
天藤ちひろ:「ごめんなさい……話のスケールが、凄く大きくなって」目を白黒させている
天藤ちひろ:「とんでもない事ですね」
リギル・ソルテール:「そだな」
リギル・ソルテール:「で、なんでOVVかっつーと」
リギル・ソルテール:び、とちひろを指差す。
リギル・ソルテール:「それが『ウロボロス』を体現したものだからだ」
リギル・ソルテール:「同属喰らい。そして、かつてはなかったもの」
リギル・ソルテール:「そいつは、復活させられたウロボロスそのものだ」
天藤ちひろ:「……!」たしかに、と、合点がいった様子でリギルの方を見る
天藤ちひろ:そのまだ少年らしさを感じさせる顔とは包帯のせいで視線を合わせる事はできなかったが
天藤ちひろ:雰囲気から驚愕は伝わっているだろう
リギル・ソルテール:「……長くなったが、お前にそれだけは伝えといた方が良いと思ってな」
リギル・ソルテール:「どうやったらそいつを引き剥がせるかはわからねえが」
リギル・ソルテール:「…多分、その方法は『無限』に繋がる」
天藤ちひろ:「いえ、長いなんてそんな……ありがとうございます」
リギル・ソルテール:「利害の一致だ」
リギル・ソルテール:感謝には、笑って応える。
天藤ちひろ:「そうですね、利害の一致……」苦笑して
天藤ちひろ:「"無限"って、リギルさんが求めているものですか……?」
リギル・ソルテール:「そうだよ」
リギル・ソルテール:簡潔な回答。
天藤ちひろ:「それって、何……なんですか? インフィニティコードというものとはまた違うんですか?」
リギル・ソルテール:「………そだな。なんつうか」
リギル・ソルテール:「もっと、概念的で普遍的なモンなんだよ」
リギル・ソルテール:「どこまでも届く手。どこまでも届く目」
リギル・ソルテール:「どこまでも行ける足」
リギル・ソルテール:「宇宙を、銀河を、ぜんぶを超えて」
リギル・ソルテール:「そういうモンだ」
天藤ちひろ:「それは……そちらもスケールが大きい話ですね」若干困惑しながらも日裏に倣ってその欲を否定はしない。
リギル・ソルテール:「夢のある話だろ」
天藤ちひろ:「はい、夢がある話だとは思います」
天藤ちひろ:思い返せば、以前の企みを阻止されて以降、この少年にはどこか距離を感じて話していた。
天藤ちひろ:「えっと、リギルさん、は」
天藤ちひろ:「どうしてその欲望を持つに至ったんですか?」
リギル・ソルテール:「………んー」
リギル・ソルテール:「覚醒したときにな」
リギル・ソルテール:「おれは誰にも見つからねえような、クソみてえな地割れの底にいた」
リギル・ソルテール:「目はそこらにあった枝か何かに貫かれて、アタマもやられて」
リギル・ソルテール:「身体も全然動かなくてな」
天藤ちひろ:「地割れの底で、大怪我を……」
リギル・ソルテール:「……ずっと、あの底から出られてねえような気分になるのさ」
リギル・ソルテール:「外へ」
リギル・ソルテール:「もっと、遠くへ」
リギル・ソルテール:「そのためなら何だって犠牲にしてやるさ」
天藤ちひろ:「それは……」
天藤ちひろ:その犠牲には、このセルも含めるのだろうか、とは訊けなかった
天藤ちひろ:「いえ、遠くまで行けたら……いいですね」
天藤ちひろ:(でも、どうして地割れの底なんかに……)
リギル・ソルテール:ただ、その言葉に笑って
リギル・ソルテール:車椅子を回転させ、去っていった。
天藤ちひろ:「あっ……ありがとうございました!」
天藤ちひろ:ぺこりと(見えないのに)頭を下げてそれを見送り
天藤ちひろ:「……ふぅ」謎の緊張感から解き放たれ
天藤ちひろ:ぐったりと、プラネタリウムの椅子に倒れ込むように腰を落とす
天藤ちひろ:「私の欲望、リギルさんの欲望」
天藤ちひろ:「色々、あるんだな……」
天藤ちひろ:ブザーが鳴り、再び輝きだす星々を見上げながら
天藤ちひろ:一人、呟いた
天藤ちひろ:「私は、私で……いいんだよね?」

GM:シーン終了。ロイスの取得のみ可能です。
天藤ちひろリギル・ソルテール ☑協力/隔意の初期ロイスで
GM:はーい!

オープニング2:庄野あるか:はじめまして、あるいは

GM:あるかちゃん、登場をお願いします。
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (32 → 35)
庄野あるか:えいっ
GM:いい数字

GM:くもりぞら、はいいろの天気。
GM:そんな中、君は散歩にでかけていた。
庄野あるか:軽やかに、夢うつつのように。
庄野あるか:道端の庭木に目を向ける。(あの白い花、なんだっけ)
庄野あるか:Camellia sasanqua、とすぐに浮かび上がるように教わり、知る。
庄野あるか:(山茶花かー。お父さんは物知りだねえ)
庄野あるか:そしてまたふらふらと歩く。それだけ。
男の声:「あるか」
男の声:君を呼ぶ声がする。現実の声だ。
庄野あるか:振り返る。
庄野あるか:「ん?」
庄野あるか:「だれだれー」
くたびれた男:そこにはくたびれた男が立っていた。

くたびれた男:───君のものと、よく似たコートを着ている。
庄野あるか:知らない人、と思う、思考が遮られる。
庄野あるか:虹彩のデータがどこかにある。その人の名前を知っている。
庄野あるか:「あっ、……んん?」
庄野あるか:「わたし、知ってる」
くたびれた男:うなずく。
くたびれた男:「わかるんだね」
庄野あるか:「うん!昌広…さん?」首を傾げ。
庄野あるか:「遺伝子がねえ、近いんだよね。知ってるよっ」にこにことする。
庄野あるか:「でも、会ったのははじめてだよね!」
庄野あるか:「あなたの遺伝子情報が、わたしの父親だ、っていうことを、お父さんがいま教えてくれたの」
庄野あるか:「だからわかるよー」
庄野昌広:その言葉を聞き、悲しそうな、安心したような表情を浮かべる。
庄野昌広:「そうか……良かった」
庄野昌広:「会いたかったよ、あるか」
庄野あるか:不思議そうにしている。
庄野あるか:「そうなの?よくわからないけど、よかったねえ」
庄野昌広:「ああ。お前とこうして話せる日を……」
庄野昌広:「……待っていたんだ」
庄野昌広:その言葉は穏やかだがどこかぶっきらぼうで、距離を感じさせる。
庄野あるか:人から会いたいと言われるなんて、めったにない。初対面ならなおさらだ。
庄野あるか:だから、意味はぜんぜん分からないけれど、にこにこと聞いている。
庄野あるか:「それで、えっと…」
庄野あるか:「なんて呼ぼう?昌広であってるかな」
庄野あるか:「昌広は、わたしに、なにかお話したいの~?」
庄野昌広:「………」
庄野昌広:「お前のお友達がね、危ないんだよ」
庄野あるか:「……」
庄野あるか:「…?」
庄野あるか:「ちひろちゃんかな?」
庄野昌広:「『ムカウ』」
庄野昌広:「と、言うのだろう。お前が今いる場所は」
庄野あるか:「ええっ」びっくりする。
庄野あるか:「そうだよ!すごいね」
庄野あるか:「ムカウのみんなが、あぶないの?」
庄野昌広:頷く。
庄野昌広:「『ムカウ』がUGNに襲撃される」
庄野昌広:「目的は、お前の脳のプログラム……」
庄野昌広:「お前が、『お父さん』と呼んでいるそれだ」
庄野昌広:「それを奪うために、やって来る」
庄野あるか:「…え」
庄野あるか:耳の上あたりに手をやる。癖のある髪を搔けば、古い傷跡に触れられる。
庄野あるか:わたしとお父さんが触れ合ったときの。
庄野あるか:「……なんで」
庄野昌広:「それは………わからない」訥々と。
庄野昌広:「だが、確かだ。私は警告するためにやって来た」
庄野あるか:「わたし、知ってるよ。お父さん、あなたがわたしに…会わせてくれたんだよね」
庄野あるか:「わたしたち、離れ離れになっちゃうの」
庄野あるか:「そんなこと…あり得るの?」
庄野昌広:「このままでは、そうだね」
庄野昌広:「あり得る」
庄野あるか:傍から見れば、ひとりの少女が話しているだけにしか見えないだろう。
庄野あるか:それを二者と認識できるものは、知っているものだけ。
庄野あるか:「…それで、ムカウのみんな、も…」
庄野昌広:「ああ……」
庄野あるか:「んー、んー…どうしよう、お父さん」虚空につぶやく。
庄野昌広:目で追う。
庄野あるか:誰もいない。「うん」
庄野あるか:「ジュンさんに相談してみようか」
庄野昌広:「……あるか」
庄野昌広:「私を『ムカウ』に連れて行ってくれ」
庄野あるか:視線をおろす。データに登録された虹彩。自分によく似た色合い。
庄野あるか:「連れて行くのは、いいけど」
庄野あるか:「ね、昌広」
庄野昌広:「……何だい」
庄野昌広:痛みに耐えるような表情。
庄野あるか:「あなた、どうしてそんなことを言うの?」
庄野あるか:「どうして、わたしを助けよう、みたいなこと言ってくれるの」
庄野あるか:はじめて流れ星かなにかを見つけた子供みたいに、不思議そうに。
庄野昌広:「それはね、お前が」
庄野昌広:その髪に、頭に触れようとして、やめる。
庄野昌広:「……私の娘だからだよ、あるか」
庄野あるか:大きな手をぼんやりと眺める。
庄野あるか:「……そう?」
庄野昌広:「…………そうだ」
庄野あるか:触れてもらったらどう思うのかなあ、わかるのかなあ、と考える。
庄野あるか:お父さんは教えてくれないし。
庄野あるか:わからないのかも、本当はわからないし。
庄野あるか:「うん」
庄野あるか:「じゃあ、来て」
庄野昌広:「……ありがとう、あるか」頭を下げる。
庄野昌広:その男は、最後まで笑みを見せなかった。

GM:シーン終了!ロイスの変更とか可能です
庄野あるか庄野昌広 感謝/〇無関心で取得しているので
庄野あるか庄野昌広 〇未知/恐怖
庄野あるか:これに変更!
GM:了解!わーい恐怖だ!
庄野あるか:わからんけどこわいよー

オープニング3:望月火輪:のっと宗教勧誘!

GM:望月くんのオープニング。登場侵蝕をどうぞ。
望月火輪:望月火輪の侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (28 → 31)

GM:きみは”ムカウ”セルの買い出しに、臨都市内に存在する大型商業施設まで足を運んでいた。
GM:目的の品は何だろうか。リーダーの趣味の品を頼まれたのかも知れないし、あるいはセルの備品を補充する必要があったのかもしれない。
望月火輪:「全く…」
望月火輪:「こんなものは貴勝にでも任せればいいのに」
望月火輪:僅かな不満に口を尖らせながら頼まれた品を籠に入れていく。
望月火輪:望月火輪の経済感覚は破綻しているというわけではないが。
望月火輪:完璧な存在である自分が安物を使うことを許せない潔癖さもある。
望月火輪:それ故にセルの他のメンバーが選ぶものよりもややお高めの商品が籠に積まれていく
GM:そうして、品定めを続けているきみの元へ――
碇海伊佐名:「もし」凛とした気品のある声が響く。
碇海伊佐名:「そこの方。少しお話を、よろしいでしょうか」声をひそめて。
碇海伊佐名:長い三つ編みに濃青のロングスカート、小豆色のケープ。やや古風の出で立ち。
望月火輪:「生憎だけど」
望月火輪:「モデルのスカウトや宗教の勧誘なら今は断ってるんだ。」
碇海伊佐名:「えっ。もでるではいらっしゃらないのですか」
碇海伊佐名:「いえ……失礼。その、すかうとではありません。目鼻立ちが整っていらっしゃるのも、声を掛けた理由ではありますが」
碇海伊佐名:キャスケット帽を深々と被り直し、少し気恥ずかしそうに言う。
碇海伊佐名:「私は……その、とある組織というか、結社に属する身なのです。その角でお話が」
GM:その言い方で、数々の戦場を渡り歩いていたきみは気付いても良い。
GM:UGNイリーガルなどの公的な権力を有しないオーヴァードが、市民を誘導する際に多用さする語り口の一つだ。
望月火輪:「えーっと」
望月火輪:少し困ったような顔をして見せる。
望月火輪:それは母性を擽るように或いは蠱惑するようにも感じられ
望月火輪:「すごいね。そんな胡散臭い誘い文句は初めて聞いたよ。」
碇海伊佐名:「うさ……」ぴき、と固まり
望月火輪:「普通は、嘘でももっと人がとっつきやすい肩書を名乗るものだけどなあ」
碇海伊佐名:続いて、きみの顔を見て、ふいと少女のように首を逸らす。
碇海伊佐名:「嘘じゃありません!だいたい、何ですかその口調は」
碇海伊佐名:「まるでひとをたぶらかすような物言いを……いえ、そうではなくて」
碇海伊佐名:こほん、と咳ばらいをし
碇海伊佐名:「ひとに何かを頼む時は、率直に物を言うのが礼儀ですから」
望月火輪:「それはその通りだ」
碇海伊佐名:「……頼みとは外でもありません。にわかには信じられないでしょうが、この街に危機が迫っています」
碇海伊佐名:直截な物言いで、通常であれば信じがたいだろう台詞を平然と口にする。
碇海伊佐名:「ですので、もしも……これかな?と思うような兆しがあれば」
碇海伊佐名:「お友達や、ご家族を連れて、なるべく遠くへ避難して頂きたいのです」
望月火輪:「逃げるだけ?」
望月火輪:少し呆気に取られたような顔。
碇海伊佐名:「本来であれば、そのような事態に陥らせないように尽力することが私達の役目ですが……」
碇海伊佐名:「当たり前でしょう」
碇海伊佐名:「子供が戦いを覚えるなんてもってのほかです」
碇海伊佐名:「くれぐれも、戦場の兆しが見えても関わらないこと」
望月火輪:「いや、そうじゃなくて」
碇海伊佐名:「そしてあなたは、このことを……できれば、なるべく多くのお知り合いに伝えてあげて…えっ」
望月火輪:「その危機とやらを避ける為の御札とか、御守とか、ツボとか」
望月火輪:「そういうのはどこで買わされるのかなーって」
望月火輪:無邪気な少年らしい、誂うような口調
碇海伊佐名:「…………」
碇海伊佐名:「…………!?」
碇海伊佐名:「わ……私の身なりは……そこまで奇天烈に見えますか」
碇海伊佐名:巨大なボストンバッグを担いだまま、溜息を吐く。
望月火輪:「いや、身なりは素敵だと思いますよ。」
碇海伊佐名:「うっ」
碇海伊佐名:「いけませんよ!目上の方にそういう物言いは!」
望月火輪:「奇天烈なのは。お話の内容だけ。」
碇海伊佐名:「……ええ、そうでしょうとも。しかし」
碇海伊佐名:咳払いしたのち、すっと目筋を鋭く
碇海伊佐名:「そうです。奇天烈なのは、話の内容です。ですが、それは間もなく起こること」
碇海伊佐名:「世界は既に変貌しています」
碇海伊佐名:そう言って、きみの手を取る。「……これも何かのご縁でしょう。いざとなれば、貴方だけでも」
望月火輪:手を握り返し、伊佐名さんの目を見つめる。
碇海伊佐名:ぐ、と握り込む。祖母が孫に訓話を教え込むような、惧れと願いを孕んだ眼差し。
碇海伊佐名:「逃げる先で、もしものことがあれば」
碇海伊佐名:「ゆにばーさる・がーでぃあんず・ねっとわーくの……”ラコニアイナ”が付いていると、そう伝えて下さい」
望月火輪:「”ラコニアイナ”」
碇海伊佐名:「いいですか、U・G・Nの……ええ、そうです。”ラコニアイナ”」
望月火輪:「じゃあ、俺も貴方のことをそう呼んだ方が良いかな?」
碇海伊佐名:くすりと笑う。
碇海伊佐名:「まあ、歌劇家さんのようなことを仰いますね」
望月火輪:「公衆の面前で口にするには…少し気恥ずかしい響きだからね。」
碇海伊佐名:「む」
望月火輪:「ほら。なんだかハンドルネームで呼び合うオフ会みたいで。」
碇海伊佐名:「……どこで覚えたのですか、そういう手口は」
碇海伊佐名:「はんどるねえむ……?」
碇海伊佐名:「ああ、芸名のようなものですね」
碇海伊佐名:「確かに、年頃の方が呼ぶには少し気恥ずかしい名前やも知れません」
碇海伊佐名:「では、碇海・伊佐名と。そう覚えてください」手を離して。
望月火輪:「碇海…伊佐名…」
望月火輪:「覚えたよ。よろしくね、伊佐名」
碇海伊佐名:「碇の海で、これたすける名です」くすりと微笑んで。
碇海伊佐名:「……はあ~~~~~」ため息を吐く。
碇海伊佐名:「貴方と話していると何故だか気疲れします!!まるで銀幕の殿方と喋っているようで」
碇海伊佐名:「……お詫びに、貴方の名前も教えなければ」
碇海伊佐名:「不公平というものではありませんか」少しそっぽを向く。
望月火輪:だから話しかけたと言ってなかったっけ?と返して
望月火輪:くるり、と体を翻し横を向いた顔と向き合う
望月火輪:「望月火輪」
碇海伊佐名:だから……!と言いたげな顔をした後、
碇海伊佐名:その名を聞いて。
碇海伊佐名:「……風雅な名前ですね。貴方によくお似合いです」
望月火輪:「ありがと。漢字の方は、また今度会ったら教えてあげる。」
碇海伊佐名:「……!」
碇海伊佐名:「……!?」
碇海伊佐名:「これは……街でいう」
碇海伊佐名:「なんぱというものなのですか?」
望月火輪:「いいや。」
望月火輪:左手の人差し指で淡い桃色の唇を隠しながら悪戯っぽく微笑む
望月火輪:「社交辞令かな?」
碇海伊佐名:私はこう見えても24ですよとかぶつぶつ呟いていた口がぴたっと止まる。
碇海伊佐名:「……と・に・か・く」
碇海伊佐名:「すぐに兆しは解ります!そうなったらすぐに逃げること!」
碇海伊佐名:「あとこれは老婆心からの注目ですが誰彼構わず愛想を振りまかないように!私だから勘違いせずに済んだのですからね!」
望月火輪:(あるかやちひろと同じように話しただけなんだけどなあ)
碇海伊佐名:ボストンバッグをごん!と鳴らし、肩を怒らせて去っていく。
碇海伊佐名:「覚えましたからね……望月火輪!」その言葉を最後に。
望月火輪:「伊佐名」
望月火輪:「最後に一つ教えてくれないかな?」
碇海伊佐名:「何ですか。まだ何か」じろり
望月火輪:「その『危機』というやつ。」
望月火輪:「もし、名前があるとしたらなんだと思う?」
望月火輪:「或いは、君が名付けるとしたらでも構わないよ。」
碇海伊佐名:「それは」
碇海伊佐名:すっと瞳の温度が下がる。
碇海伊佐名:「決まっています」
碇海伊佐名:「”ムカウ”という組織です。……かつて一度だけ、構成員と私も関わりました
碇海伊佐名:「……殺すのは忍びありません。できれば、彼らの心情も理解したいとは考えるのですが」
碇海伊佐名:「それでも、”マンティコア”……いえ、純日さんは……」
碇海伊佐名:首を振って。
碇海伊佐名:「子供が関わることではありません。いいですね?」
碇海伊佐名:「まだ、生きている貴方には……無限の未来があります。今は見えないでしょうが」
碇海伊佐名:「きっといつか、解るときがくる」
碇海伊佐名:そう言って、今度こそ。振り返らず、歩みもまた止まらない。
望月火輪:その背中が雑踏に消えるまで小さく手を降ってから
望月火輪:何もなかったかのように踵を返す。
望月火輪:(知っているよ。俺に無限の未来が待ち受けてることぐらいは。)
望月火輪:(だからこそ、俺は無限の退屈や堕落よりも唯一つの完全な死を望むんだ。)
望月火輪:(貴方には…)
望月火輪:「…解るときは、こないだろうけど」
望月火輪:最後の思考だけが、何故が口から漏れていた
望月火輪:その理由は自分でも漠然として掴めなかったが
望月火輪:考えるまでもないことだと思い直し、直ぐに切捨てた

GM:ロイスのみ可能。
望月火輪UGN/碇海伊佐名/好意○/隔意
望月火輪:以上です

オープニング4:日裏巡:手段は選ばない

GM:巡さんのオープニング。登場侵蝕をどうぞ。
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (37 → 46)
GM:高いな…

GM:天文台。
日裏巡:トランプをシャッフルしている。手慣れている……というより、本場のディーラー顔負けの手付きだ。
日裏巡:シャッフルしたカードをディーリングシューに装填。そこから二枚ずつカードを引き、配る。
日裏巡:「それで、あるか。彼はどういった用件で来た誰かな?」
庄野あるか:それをぼーっと見ていた少女。「なんかねっ、危ないんだって」
庄野昌広:「………」庄野あるかの背後に、陰気な顔で立っている。
日裏巡:「危ない」
庄野あるか:「わたしの…お父さんを狙って、みんなが、危ないって」
庄野あるか:「昌広がね。教えてくれたの」
庄野昌広:無言で頭を下げる。
庄野あるか:「で、わたし、そういう話って苦手だから…ジュンさんならわかるかもって」
庄野昌広:「…セルリーダーであるきみに、直接話をしたいと思ってね」
日裏巡:日裏の手元の二枚目のカードだけは裏向きになっている。
日裏巡:「昌広……ああ、彼が」
日裏巡:「あるかの……製作者の片割れだったか」
庄野昌広:「………」
庄野あるか:昌広、との関係をうまく話せない。「あっ、そう、そう!」
庄野あるか:「そう言えばいいのかー。」
日裏巡:「ふむ。何故今になって君が現れたのか、何故唐突に私達の危機を知らせる気になったのか」
日裏巡:「気になるところではあるが、それよりも一つだけ聞くことがある」
庄野昌広:「何だね」
日裏巡:「君は何がしたい? 何の為に行動しているんだい?」
庄野昌広:「……………」じっとりとした視線。
庄野昌広:だが、表情の変化はない。
庄野昌広:「あるかを守るためだ」
庄野あるか:まだいまいちピンとこない顔で聞いている。
日裏巡:「……ふむ」
日裏巡:「その為にすることが、危機を知らせる、か」
庄野昌広:「不服かい」
日裏巡:「君自身は、他に何かするつもりはあるのかな」
庄野あるか:もう興味を失ったようで、残りのトランプをぺらぺら捲っている。
日裏巡:「つまり、あるかを守る為に……手段を選ばない、そういう覚悟はあるのかな」
庄野昌広:「私は、私の為さんとすることのために手段を選ぶ気はない」
庄野昌広:「……情報提供ならばできる」
日裏巡:「ヒット? スタンド?」話の流れを断ち切るように。
庄野昌広:「…………」机の上を見る。「ヒット」
日裏巡:「……」カードを配る。♡の9。
日裏巡:「残念、バーストだ。元々高い手札だったから、ここはスタンドでもよかったかもね」
日裏巡:「でもいいよ。話を聞こうか」
日裏巡:「君は賭けられる・・・・・人間のようだからね」
庄野昌広:ほんの僅かに、目が細められる。
庄野昌広:「ここを襲撃するのは臨都支部だ」
日裏巡:「UGN……」
日裏巡:以前ぶつかった時のことを思い出す。
日裏巡:「不思議はないね。そろそろありえるとは思っていた」
庄野昌広:「だろうな」
庄野昌広:「戦力の把握はできているか」
日裏巡:「全容はまだかな。一部なら能力も把握しているけれど」
庄野昌広:「……”リック”。血液を用いて他者を内部から破壊するエージェント」
庄野昌広:「潔癖症だと聞いている」
日裏巡:「その名前は“ネヴァー”から聞いたものの中にあったね」
庄野昌広:「ならば、他も把握済みか」
日裏巡:「あと正規人員は、“また会えたならシーユーネクスト”と“シュテルケ”くらいかな。こちらで判明しているのは」
庄野昌広:頷く。「また、イリーガルとして”ラコニアイナ”も擁する」
リギル・ソルテール:スピーカーから小さく、げ、という声がする。
日裏巡:「おや? リギル、君もこっちに来て一緒に遊ぶかい?」
庄野あるか:「リギーだ!ババ抜きしようよー、ひまだよー」
庄野あるか:難しい話なので暇なのだ。
リギル・ソルテール:こほん、と咳払いして
リギル・ソルテール:『ババ抜きだあ?こっちはカードの形の把握ぐらいしかできねえんだぞ』
庄野あるか:「そういえば焼けてたねー」けらけら笑う。
リギル・ソルテール:『というわけで、お気遣いなく、だ。リーダー』
リギル・ソルテール:『……ああ。そこの……マサヒロ?』
庄野昌広:スピーカーを見る。
リギル・ソルテール:『襲撃の情報については礼を言っとこう。そいつだけぁわかってなかったからな』
リギル・ソルテール:『だが、こっちも情報収集能力はそこそこある。せいぜいお役御免で放り出されねえよう頑張んだな』
リギル・ソルテール:プツン。スピーカーの接続が切れる。
日裏巡:「ブラックジャックなら数字読み上げれば遊べるのになあ」
日裏巡:「……まあ、リギルも君の協力には賛成してくれてるみたいだね」
日裏巡:「襲撃についてそれ以上の情報は?」
庄野昌広:「……言ったとおりだ。あるかの脳に埋め込んだプログラム。それを奴らは欲しがっている」
日裏巡:「それが少し解せないんだよね。UGNからすれば、私達を狙う理由はライブ会場の事件で十分にあった筈だ」
日裏巡:「一応は『プレミュール』として偽装はしていたけれど、あるかのお父さんのことを知っているという時点で、こちらの内情もある程度判明しているということだ」
日裏巡:「それでも、敢えてあるかのお父さんが狙いとなる理由が分からない」
日裏巡:「あるかのお父さん――君が言うプログラムは、一体何なんだい?」
庄野昌広:「研究のための思考補助プログラムだよ」
日裏巡:「それ以上話すつもりはないということかな」
庄野昌広:「言ったはずだ」
庄野昌広:「私は、私の為さんとすることのために手段を選ぶ気はないと」
日裏巡:「ふふ」
日裏巡:「その言葉は好ましいけれど」
日裏巡:「私はこのセルを、仲間を、欲望への道を守る為ならばどんな手段でも選ぶ・・・・・・・・・
日裏巡:「君の欲望が私達の妨げになるのなら、手段を選べなくなる覚悟はしておくことだ」
庄野昌広:「肝に銘じておこう」
庄野昌広:「あるか」
庄野あるか:トランプをペラペラ捲ったまま、顔をあげる。
庄野あるか:「どしたの~?」
庄野昌広:「お前のことを大切に思っている」
庄野昌広:淡々と言う。
庄野あるか:不思議そうにして、首を傾げ。「それって…」といいかけ、止め。
庄野あるか:「……それは、すごく………嬉しいことだ」
庄野昌広:「そうか」
庄野あるか:「わたしがもっと、知るべきこと」
庄野あるか:「知るべき、知りたい……も、欲望なのかな?」
庄野あるか:「どうなのかなあ?」ジュンさんを見る。
日裏巡:「あるかがそう望むのなら、そうさ」
日裏巡:あるかにカードを一枚配る。♡のA。
日裏巡:「ヒットなら、ブラックジャックだ。手を伸ばせば届くってことさ」
庄野あるか:じーっとそのカードを見る。「おお」
庄野あるか:「そっか。そっか……わたしの、欲望」
庄野あるか:「ふふ」
庄野昌広:「あるか」
庄野昌広:「あるかは───」
庄野昌広:何か、言葉を探すようにして。
庄野昌広:「………いや。お前には………」
庄野昌広:「……覚えていてくれ。私はお前を愛している」
庄野あるか:目を丸くして、それを聞いている。言いかけたことはそれだった。
庄野あるか:それって、わたしを愛しているみたいだね、と。
庄野あるか:「覚えとくよ。覚えてるし………わたしは、そうだ、わたしの欲望はね、昌広のおかげだよ」
庄野あるか:「お父さんに触らせてくれたもん」
庄野昌広:「……………」ただ、その目を見返し。踵を返す。
庄野昌広:「では、失礼する。私はお呼びではないようだし、何より」
庄野昌広:「あるかに私は、必要ないようだからね」
日裏巡:片方だけ晒された目でそれを見送る。
日裏巡:「あるか。準備をしようか」
庄野あるか:「? 襲撃の?」
日裏巡:「戦うにせよ、逃げるにせよ、みんなで話す必要があるだろう?」
日裏巡:「お茶の準備さ」
庄野あるか:「! ふふー、まかせて」

GM:シーンを終了します。ロイスのみ可能です。
日裏巡UGN臨都支部 興味/脅威○
日裏巡:これで!
GM:ありがとうございます!

ミドル1:厄介ごと

GM:合流シーン。全員登場。
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (35 → 43)
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (46 → 49)
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (43 → 52)
望月火輪:望月火輪の侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (31 → 33)

散織姫:「はーい!みんな、タルトができてるわよ!」
庄野あるか:「おいしそー」
望月火輪:「誰が作ったの?」
散織姫:「じゅんちゃんは今はカードにお熱でしょう?」
散織姫:「私よ、私」
庄野あるか:アールグレイの紅茶のカップを手に。料理は出来ないが、お茶はいれられる。
天藤ちひろ:「わぁ……料理もお出来になるんですね……」
望月火輪:「見た目は美味しそうだけど生産者の倫理観と衛生管理が信用できない。」
天藤ちひろ:「あっ」倫理観と衛生管理と聞いて、ゾッと背筋に冷たいものが走る
散織姫:「まあっ!失礼しちゃう」
庄野あるか:「おいしいよ」もう食べている。
リギル・ソルテール:「オリヒメはもう少し自分が何やってんのか自覚しとけ」言いながらもぐもぐ食べている
日裏巡:「大丈夫だよ。織姫は無駄遣いはあまりしないんじゃないかな」
日裏巡:「供給が安定しつつあるとはいえ、ジャームは貴重だからね」
天藤ちひろ:「それでは、はい、いただきます……」
散織姫:「そうそう。最近はオリジナリティのあるコがいっぱい見つかって嬉しいのよ」
望月火輪:自分もさりげなく手を付けている
望月火輪:「そんなに面白いのいたっけ?」
天藤ちひろ:「……! おいしいです」慎重に口に運び、しっとりとしたタルト生地を嬉しそうにほおばる
散織姫:「ええ!『蜘蛛ではない』コがいたの」
天藤ちひろ:「蜘蛛ではない……?」
散織姫:「形容するのが難しいわね。ただ、蜘蛛と誤認する何かではあるわ」
散織姫:「いえ……そうでも、ないのかしら」
望月火輪:「あんまり想像したくない形状をしてそうだなあ。」
天藤ちひろ:「……?」首を傾げる、何かの比喩なのか直喩なのか。
庄野あるか:「想像できないけど、こわそう」
日裏巡:「織姫が嬉しそうでよかった」
リギル・ソルテール:「そいつのハナシ聞きすぎるなよ、チヒロ」
リギル・ソルテール:「あんたはマトモな部類なんだ。そっちに踏み込みすぎても良いこたあねえ」
天藤ちひろ:「は、はぁ……そういうもの、でしょうか」
天藤ちひろ:「警句、ありがとうございます」ぺこりと頭下げて
望月火輪:「へー」と少し興味深そうにリギルを見る
望月火輪:「珍しく優しいじゃないか。リギル」
庄野あるか:「仲がいいのはいいことだって、お父さんも言ってた」
リギル・ソルテール:はぁーーーー……とため息をつく。
リギル・ソルテール:「優しいとかじゃねえだろ、別に」
日裏巡:「ふふ、リギルは仲間には優しいよ」
日裏巡:「ああ、そうそう、警句といえば。近いうちにUGNがうちに襲撃を仕掛ける気らしいよ」
天藤ちひろ:「……は?」
天藤ちひろ:いきなり、まるで夕食のメニューを告げるようなノリで言われた言葉に思わず唖然とする
庄野あるか:「あ、そう、そう!」
日裏巡:「あるかの製造者の昌広が教えてくれたんだ」
望月火輪:「唐突だね。2つの意味で」
天藤ちひろ:「製造者……?」
日裏巡:「血縁上の親だね」
庄野あるか:「会ったことなかったけどね~」
天藤ちひろ:「血縁上の親って、お父さんをそんな……」
散織姫:「あら。お父さん、生きてたの」
庄野あるか:「みたい」
望月火輪:「よかったね。お父さんが二人も居て」
庄野あるか:「うーん」複雑そうな顔。
庄野あるか:「わたしは、そうは思えないの」
天藤ちひろ:「そう思えない……?」
望月火輪:「手元にある分には数が多いほうが嬉しくない?」
リギル・ソルテール:「まあ、アルカはそうかもな」
リギル・ソルテール:「いきなり出てきて親とか言われてもってやつじゃねえの?」
天藤ちひろ:何が何やらと言った表情だが、リギルの言葉で納得した様子になる
庄野あるか:「わたしがお父さんだって、思ってるのは、ここにいるんだもん」
庄野あるか:自分の額をなぞるようにする。
庄野あるか:「目の前にいて、わたしに話しかけてくれるひとがお父さんなんて」
庄野あるか:「よくわかんないよ」
天藤ちひろ:「……普通は」
天藤ちひろ:「お父さんは、そういうものなんです」
庄野あるか:ちひろちゃんをきょとんと見る。
天藤ちひろ:「私は実家にお父さんがいます、私とは別個として」
天藤ちひろ:「そういうもの……なんだと思います……たぶん」
天藤ちひろ:「あるかさんの在り方を、否定するつもりはないですけど」
庄野あるか:「うん、うん」
庄野あるか:「…よくわかんない、けど、あるんだ。そういうことは」
望月火輪:「ま、確かに。」
望月火輪:「あるかの目の前にいてあるかに話しかけるやつらなんて」
望月火輪:「俺達ぐらいだったものね。」
望月火輪:「そして、俺達はあるかの家族でも親でもない」
庄野あるか:「そうだよ~!あとはほら、対立しちゃうじゃない?」
天藤ちひろ:「は、はい……対立しますよ?」
天藤ちひろ:自分も父親と女らしくだとかいろいろと言いあった思い出がないでもない
望月火輪:「で、ちょっと話を戻してもいいかな?」
天藤ちひろ:「そういう普通が、あるんです……よ」改めて、この場が普通ではないことを再認識しつつ
天藤ちひろ:「あ、はい、どうぞ」
庄野あるか:モッチに視線をもどす。
望月火輪:「UGNが仕掛けてくるって」
望月火輪:「何をやらかしたの?巡」
庄野あるか:「ジュンさんのせいになってる」笑う。
日裏巡:自分にはない興味深い会話なので聞きに回っていたが、話題が戻ってきたので口を開く。
日裏巡:「やらかしたことはいくらでもあるけれど、今回はどうも違うらしいよ」
日裏巡:「狙いはあるかのお父さんらしい。あ、昌広じゃない方ね」
望月火輪:「ふーん」
日裏巡:「昌広はそう言っていたよ。詳しいことは話すつもりはないみたいだったから、調べる必要はあるけどね」
庄野あるか:「みたいなの」
望月火輪:トン、と左手の人差し指で机を叩く
望月火輪:「その割には」
リギル・ソルテール:音の方に顔を向ける。
望月火輪:「向こうの口振りだと、まるで積極防衛であるかのように聞こえたけどね。」
日裏巡:「向こう?」
天藤ちひろ:「聞こえた?」
庄野あるか:「んー?」
リギル・ソルテール:「UGNに出くわしたのか?」
望月火輪:「うん。」
望月火輪:「声をかけられたんだ。」
日裏巡:「倒してきた?」
望月火輪:「そういう空気ではなかったなあ。」
望月火輪:「あの時はUGNと構える気だとは知らされてなかったしね。」
望月火輪:「それに」
望月火輪:「向こうも俺をムカウセルの所属だと認識しているようではなかったし。」
庄野あるか:「ほえーっ」
リギル・ソルテール:「アルカのおやじのことは把握してんのにか」
望月火輪:「ただし、レネゲイドの感染者だということは、感づいていたと思うけどね。」
日裏巡:「可能性としては、私達とは無関係のルートからあるかのお父さんのことを知ったか」
日裏巡:「昌広が私達に嘘を吐いているか」
天藤ちひろ:「ただの偶然の可能性は……いえ、何でもないです」
望月火輪:「いや、それが一番可能性が高いと思うよ。」
望月火輪:「ただ、偶然じゃないとしたら。面倒なことが起こってるってことだろ?」
天藤ちひろ:「確かに……」
望月火輪:「だから警戒はするべきだし。」
日裏巡:「UGNがどこまで情報を握っていて、何を目的にしているのか」
日裏巡:「探っておく必要がありそうだね」
リギル・ソルテール:「さて。うまく行くかね」
望月火輪:「俺は、巡か或いは他のメンバーが独断で厄介な案件に首を突っ込んでいるのかも確認したかった。
庄野あるか:「昌広が『厄介な案件』なのかなあ?」
日裏巡:「そっちの方がUGNよりは調べやすそうではあるね」
望月火輪:「厄介だとは思うね。」あるかを見ながら
天藤ちひろ:(実の親が厄介ごと扱いなのね……)
庄野あるか:「そっかあ」
庄野あるか:「……わたしねえ、昌広のこと知りたいよ」
庄野あるか:「ちひろちゃんの言っていることとか、どれくらいわかってるか、わかんないけど」
庄野あるか:「でも、きっと昌広のことを知ることが」
庄野あるか:「お父さんを、愛することに…近い場所にある気がするの」
日裏巡:その言葉に相好を崩す。
日裏巡:「決まりだね。昌広のことを調べよう」
庄野あるか:愛している、と言われた言葉の余韻が残る耳を傾ける。
日裏巡:「彼が隠していること、彼が思っていること、彼が抱いていること」
日裏巡:「あるかの欲望の為にも……あとセルの安全の為にも」
望月火輪:「リーダーのくせに安全が一番最後なんだ」
日裏巡:「ここはそういう場所だろう?」
日裏巡:「欲望の為には妥協しない。みんな仲良く」
日裏巡:「それが『ムカウ』だ」
望月火輪:「ああ、よく知ってるよ。」
望月火輪:「あ、そうだちひろ。」
天藤ちひろ:「あ、はい? なんでしょうか」
望月火輪:「余裕があったら今のうちに両親とは仲良くしておきなよ?」
望月火輪:「UGNってめちゃくちゃ強いし、周到だからさ。」
望月火輪:「場合によっては、ここは捨てることになるからね。」
天藤ちひろ:「……そう、ですよね」
天藤ちひろ:そんな甘い覚悟で務まる仕事ではないのは分かっている、だから
天藤ちひろ:「ありがとうございます、そうしておきます」感謝を告げて、口うるさいが自分を想ってくれる父母に思いをはせるのだった。
天藤ちひろ:(突然現れたあるかさんのお父さんに、UGNの襲撃)
天藤ちひろ:(今までのように、戦うだけで終わる話じゃ……なさそう)

GM: ロイス&購入が可能です
庄野あるか:ロイスは 日裏巡〇信頼/隔意
天藤ちひろ:ロイスは保留で
天藤ちひろ:購入はアームドスーツ、能力訓練:社会と一体化で判定します
日裏巡庄野あるか ○尽力/羨望
天藤ちひろ:4dx+4>=15
DoubleCross : (4DX10+4>=15) → 3[1,2,2,3]+4 → 7 → 失敗

望月火輪:ロイスは保留
庄野あるか:じゃあそのアームドスーツねらお
庄野あるか:5DX+1+0@10>=15 調達
DoubleCross : (5DX10+1>=15) → 9[1,2,3,4,9]+1 → 10 → 失敗

望月火輪:メイド服
日裏巡:あ!
望月火輪:6dx>=20
DoubleCross : (6DX10>=20) → 10[2,3,5,10,10,10]+9[2,7,9] → 19 → 失敗

庄野あるか:あ
庄野あるか:そうか
GM:あ!
日裏巡:購入前に! カンパニー『ムカウセル』の発足を宣言します!
望月火輪:今回はリーダーが居る!
GM:発足せよ!
日裏巡:みんな財産+4! 情報収集の達成値が増えて、回復量も増えます。バックトラックダイスも増える!
GM:お金で買い物とかしなさい
庄野あるか:やばすぎ
庄野あるか:今回はでもこれでいいかなー
GM:マップ右、左バルーンに
望月火輪:財産1点使ってメイド服ゲット
GM:カンパニー効果書いてあるので
GM:ギャンブルで稼いだ金で会社立ててる
GM:参照してね
庄野あるか:ありがたい!
日裏巡:アンチマテリアルライフルを狙います。コネ:手配師を使用。エンブレムのバッドフレンドの効果でさらにダイス+2
天藤ちひろ:ありがたい……
日裏巡:9dx+5>=24
DoubleCross : (9DX10+5>=24) → 10[1,2,3,4,5,6,6,8,10]+10[10]+6[6]+5 → 31 → 成功

日裏巡:買えた!
庄野あるか:すげえ
望月火輪:やべえ
日裏巡:手配師残り2つ
天藤ちひろ:すごい
GM:すごすぎ
GM:では、シーン終了!

ミドル2:罠についての考察

GM:情報収集シーンです。シーンプレイヤーはモッチ!
望月火輪:望月火輪の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (33 → 43)
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (52 → 55)
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (43 → 46)
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (49 → 51)
望月火輪:シーンプレイヤーになって緊張しちゃった
GM:力抜けよ……
望月火輪:へへ
GM:じゃあ、早速情報項目出します

・庄野昌広 難易度:8 情報:FH
・あるかの『お父さん』 難易度:6 知識:機械工学 情報:FH
・UGNの動向 難易度:7 情報:UGN、裏社会

GM:これだけ!
GM:どんどん調べると良いのだな
庄野あるか:お父さんのこと調べたいです
日裏巡:じゃあ昌広のこと調べようかな
GM:昌広じゃない方だ
望月火輪:UGN調べます
日裏巡:みんな達成値+4をお忘れなく
庄野あるか:情報:FHで
日裏巡:〈情報:FH〉、コネ使用。バッドフレンドで更にダイス増加。
庄野あるか:5DX+2+4@10>=6 情報:FH
DoubleCross : (5DX10+6>=6) → 9[1,2,5,8,9]+6 → 15 → 成功

日裏巡:8dx+2+4>=8
DoubleCross : (8DX10+6>=8) → 10[1,2,4,8,9,9,9,10]+9[9]+6 → 25 → 成功

庄野あるか:もう昌広でしょ
庄野あるか:本人
天藤ちひろ:本人情報
GM:そんな……
望月火輪:UGNの動向 難易度:7 情報:UGN、裏社会
望月火輪:6dx+4>=7
DoubleCross : (6DX10+4>=7) → 10[1,3,6,8,10,10]+10[7,10]+7[7]+4 → 31 → 成功

望月火輪:グッド
日裏巡:私は昌広だった……?
GM:何?
庄野あるか:裏切ってない?
日裏巡:火輪はUGNだった……?
GM:情報収集の達成値じゃないよ
GM:じゃあ出していきましょう

・庄野昌広
DNA及び血液検査の結果、間違いなくあるかの父であることが判明。
元FH研究者。あるかの脳に『お父さん』を埋め込んだ。
あるかを愛していると語るが、その態度に優しさはない。

・あるかの『お父さん』
庄野昌広が自身の思考補助プログラムとして開発したもの。
そこに人格を持たないRBが発生した。
あるかの想いが投影されることで、あるかの望む父としての振る舞いを見せる。

・UGNの動向
”オレステイア”、『プレミュール』など、『ムカウ』の協力者を臨都支部のエージェント達が抑えている。
直接『ムカウ』への襲撃に訪れるのはイリーガルの”ラコニアイナ”。

GM:以上!追加はありません

日裏巡:各々が情報収集や最後になるかもしれない家族との日常に一区切りを付け、再び天文台に『ムカウ』セルが集結する。
日裏巡:「手段を選ばないというだけあって、昌広はなかなかガードが堅いね」
日裏巡:「あるかとの血縁は間違いないようだけど、それ以上踏み込もうとするとちょっと骨が折れそうだ」
望月火輪:「ふーん」
庄野あるか:「ふんふんー」
望月火輪:「そうなると。」
望月火輪:「血縁ってことをこちらにわかるようにしてるのも」
望月火輪:「何か意味があるのかもね。」
望月火輪:「例えば、あるかがどこにでもいる純粋無垢で無害な女の子だったとして。」
天藤ちひろ:(無害ではないんだ……いやそうか……)
日裏巡:「純粋無垢な女の子なのは事実だね」
望月火輪:「そのかよわくて可愛い女の子が、巡のような危険極まりない悪党の下に攫われていると」
望月火輪:「血の繋がった父親が訴える」
庄野あるか:「??」
望月火輪:「それだけでも俺達はなかなかの悪党だ。」
日裏巡:「危険なこともあるし、悪いこともするから私の方は全部事実だね」
庄野あるか:「そうなんだ?」
天藤ちひろ:「そうなります、ね……」
庄野あるか:「お父さんはなにも言わないけどなあ…」
日裏巡:「確かに、UGNが動く理由にはなるけど、私達にも警告してくるということは」
日裏巡:「ただ娘を取り戻したい父親という訳ではないのは確かだね」
天藤ちひろ:「それ以外の何か、目的があるという事でしょうか」
日裏巡:「可能性だけなら色々浮かぶね。たとえば、昌広自身の狙いがあるかのお父さんだったり」
日裏巡:「UGNと私達をぶつけて、横から奪う……そういうつもりかもしれない」
望月火輪:「その狙いは十分にありえると思うけど」
望月火輪:「実際に出来ると思ってるなら、見込みが甘いかな。」
庄野あるか:んー?というぼんやりした顔。
望月火輪:あるかだぞ…?という顔
日裏巡:「何か切り札があるのかもしれないよ。警戒はしておいた方がいいと思うな」
望月火輪:「もう一つか三つぐらいは仕込みがないと」
望月火輪:「あるかは安い女じゃないもんね」
庄野あるか:「ん?おおー」
庄野あるか:「よくわかんないけど、褒められてる!」
庄野あるか:うれしい。
天藤ちひろ:「え、えっと……誉め言葉ではある、かも……?」
日裏巡:「それは私も同意だけどね。それでも一応、周りを固めておいて損はないと思うよ。“オレステイア”と『プレミュール』は動かせないかな」
望月火輪:「わかって言ってるでしょ?」
日裏巡:「あ、やっぱり駄目かな」
庄野あるか:「んーー」不思議そうに。
庄野あるか:「なんか怖い人がくるかんじではあるの?」
庄野あるか:「ほら、モッチが会ったっていうひととか」
望月火輪:「そうだね。怖い人が堂々と玄関から入ってくるために。」
望月火輪:「今は片腕を抑えられてるって感じかな。」
庄野あるか:「おお」
天藤ちひろ:「わかりやすい例えですね」
望月火輪:「本体を押さえる前にまず回りから封じるってのは、向こうもなかなか本気だよ。」
リギル・ソルテール:『悪い、聞いておきたいんだが』
望月火輪:「何かな、リギル」
リギル・ソルテール:『抑える奴らはこっちに来らんねえだろ。したら、誰が直接来るんだ?』
リギル・ソルテール:『それによってできる対策も違うだろ』
天藤ちひろ:「あ、たしかに……そのあたりは分かっているのでしょうか?」
庄野あるか:「こないだ来た男の子かな?」
庄野あるか:”シュテルケ”のことを言っている。
望月火輪:「言ったろ、向こうも本気だって」
望月火輪:「正規メンバーは尻尾も掴ませてくれないよ。今のところは、だけどね。」
望月火輪:「今のところ網にかかったのはイリーガルだけ。」
リギル・ソルテール:『…………』
望月火輪:「コードネームは”ラコニアイナ”」
リギル・ソルテール:『……はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜……』
望月火輪:「知り合いかい?」
庄野あるか:「どしたのリギー」
リギル・ソルテール:『あいつは面倒くせえぞ』
リギル・ソルテール:『クッソ面倒くせえ』
日裏巡:「リギルがそうまで言うなんて珍しいね」
天藤ちひろ:「リギルさんがそこまで……」
望月火輪:「確かに、俺はちょっと話しただけだけど」
望月火輪:「そんな空気は感じたね。」
望月火輪:「俺が話したUGNの関係者っていうのも、彼女だよ。あるか大正解。」
望月火輪:「ご褒美に飴をあげよう」
庄野あるか:「おおー」
庄野あるか:貰います。
庄野あるか:食べる。甘くておいしいです。
リギル・ソルテール:『ンだよ、カリンが会ったのあいつか』
望月火輪:「どう思う?」
望月火輪:「UGNが仕掛けてくる前に俺に接触してきたこと。」
望月火輪:「彼女が襲撃メンバーに入っていること」
望月火輪:「そして、それをこの段階で掴ませたこと。」
望月火輪:「どこまでが偶然で、どこまでが作為なのか。」
望月火輪:「俺には、現時点では総てが罠だと思えるのだけど」
リギル・ソルテール:『………こう言うの、おれ自身もどうかと思うんだが』
リギル・ソルテール:『”ラコニアイナ”自身は何も企図しちゃあいねえだろうな』
リギル・ソルテール:『UGNの方は、作為を持ってるかも知れねえが』
望月火輪:「なるほどね。」
日裏巡:「“ラコニアイナ”自身に知らせず囮にしているって可能性があるってことかな」
日裏巡:「UGNのやり方らしくない気もするけれど」
望月火輪:「それは、個人の方針によるでしょ。」
望月火輪:「俺達の同胞にも、正義の味方を気取って同胞を殺すのを生業にしてるやつらもいるぐらいなんだから」
望月火輪:「それに、俺達みたいな悪党が相手の善性に期待して動くのも、何か違うしね」
天藤ちひろ:(UGNにも色々いるんだ……)自分の胸の中身を狙い、狂気に染まった男を思い出しながら
庄野あるか:「あ、お父さんが言ってた…名前わかんないけど、FHにもそういう人いるんだよねー」
日裏巡:「じゃあ、この情報が罠だとして、火輪はどう対応するべきだと思う?」
望月火輪:「んー。難しいな」
望月火輪:「まず俺達の敗北条件を」
望月火輪:「ムカウセルのメンバーの誰かが死ぬ、或いは捕縛されるということに設定するなら。」
望月火輪:「ここを捨ててで別のところで集結するのも悪くない。」
庄野あるか:「誰かって、きっとわたしが一番危ないんだよねえ」
天藤ちひろ:「あるかさんは守らないと、ですね」
庄野あるか:へへーとなぜか嬉しそうにしている。
日裏巡:「……その案は、先に昌広への対処を決めてからじゃないと実行できないな」
望月火輪:「そうだね。UGNの他に…お父さ……パパもいるわけだからね。」
日裏巡:「彼が私達を捕捉した手段が判明していない以上、次の拠点まで追跡される可能性がある」
望月火輪:「なら、あえて罠にかかる、かな。」
望月火輪:「但し、敵の狙いをより深く洞察した上でという注意書きが付くけれど」
望月火輪:「俺達が向こうの予測どおりに動いているように見せかけることができれば、相手も油断する。」
望月火輪:「その隙をついて…」
望月火輪:ガブリ、と自分の手を牙に見立て喉元に噛みつくジェスチャーをする
庄野あるか:「おおー」
リギル・ソルテール:『そいつが』
庄野あるか:がぶがぶと真似する。「?」
リギル・ソルテール:『間に合うんならな』
GM:警報が響く。
日裏巡:「リギル。状況を」
天藤ちひろ:「えっ……!?」
天藤ちひろ:反射的にあるかを庇うように立つ
庄野あるか:きょとんとしてちひろちゃんに庇われている。
天藤ちひろ:「まさか、もう、ですか……?」
リギル・ソルテール:『……大分入り込まれてやがる。悪い、視界がやられてる分、気づくのが遅れた』
望月火輪:「うん、ずっと先手を取られて続けてるな。」
望月火輪:吐き捨てるように言う
リギル・ソルテール:『数は多いが、直接こっちに来るのは───』
リギル・ソルテール:『…………いや、こいつは』
リギル・ソルテール:『人じゃねえな。人形だ。あいつが』
リギル・ソルテール:『”ラコニアイナ”が、来る』

GM:ロイスと購入が可能!
日裏巡:ロイス保留。
天藤ちひろ:ロイス保留で
庄野あるか:ろいほ!
望月火輪庄野あるか/有意○/食傷
日裏巡:あ、さっきのアンチマテリアルライフル購入じゃなくて常備化の値段参照してたことに気付きました。4点足りなかったので財産点で買ったことにしてもいいですか?
GM:いいですよ!
望月火輪:強化素材
日裏巡:ありがとうございます! 4点支払います!
天藤ちひろ:調達はさっきと同じ組み合わせでアームドスーツを
天藤ちひろ:4dx+4>=15
DoubleCross : (4DX10+4>=15) → 5[1,3,5,5]+4 → 9 → 失敗

望月火輪:6dx>=15
DoubleCross : (6DX10>=15) → 7[3,4,5,5,6,7] → 7 → 失敗

望月火輪:ダメ、尾張
天藤ちひろ:おわり
日裏巡:アームドスーツを狙います。手配師バッドフレンド使用。
日裏巡:9dx+5>=15
DoubleCross : (9DX10+5>=15) → 10[3,3,4,5,5,7,9,9,10]+3[3]+5 → 18 → 成功

日裏巡:買えた! ちひろちゃんにパス!
天藤ちひろ:やった、もらって装備
庄野あるか:強化ビジネススーツ
庄野あるか:5DX+5+0@10>=19 調達
DoubleCross : (5DX10+5>=19) → 10[3,5,6,7,10]+6[6]+5 → 21 → 成功

GM:すごい
庄野あるか:買えた!着るぜ
GM:おめでとう!!
GM:では、シーン終了です!

ミドル3:どこにもいない

GM:ミドル戦闘があります。全員登場推奨。
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (46 → 53)
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (49 → 52)
望月火輪:望月火輪の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (43 → 53)
望月火輪:き、貴様~~~!俺は誕生日だぞ!!!
GM:誕生日おめでとうございます!
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (55 → 57)
庄野あるか:おめでとー!
望月火輪:ありがと!
GM:おめでとおめでと~~!

GM:警報。”ムカウ”セルは戦闘を主目的としたセルではない。よって、侵入者に対する攻撃設備なども最低限しか配備されていない。
GM:そもそも取るに足らないOVならば、”ネヴァー”の偽装と監視をすり抜けることは不可能だからだ。
GM:だが、”ラコ二アイナ”は――
リギル・ソルテール:「チッ……!」焦りながらもその打鍵は正確そのものだ。
リギル・ソルテール:だからと言って、今から襲撃を止めるだけの設備はここにはない。
リギル・ソルテール:『お前ら、任せるぞ!おれはこれ以上の侵入がないように網を張る!』
庄野あるか:「リギーがつかまえられない人なんだ」驚く。
天藤ちひろ:「わ、わかりました!」緊張した様子で答える
日裏巡:「なるほど、これだけの電撃作戦が可能なら、そもそも情報が漏れても構わなかったという訳か」
”ラコニアイナ”:がちゃちゃちゃちゃ
GM:足音――ではない。鉄と骨が、凄まじい速度で進軍している。
GM:そして君たちが身構えるとほぼ同時に、
”ラコニアイナ”:▼『”鯨羅”抜錨』≪鍵要らずの歩み≫解除+≪機械の声≫
”足疋鯨羅貞宗”:くおおおん くおおおん くおおおん
日裏巡:「――情報を取られたところで、対処する時間を与えなければ問題ない」
望月火輪:「冷静に分析してる場合じゃなさそうだよ。」
”ラコニアイナ”:鯨のような鳴き声が轟く。そして、
GM:が ごおんん!
日裏巡:「ああ――みんな」呼びかけながら、隠されていた『アンティキティラ』を露出させる。
”足疋鯨羅貞宗”:隔壁を殴り飛ばし、両の腕が生えた鯨じみた傀儡が姿を現す。
”ラコニアイナ”:そして、その背に乗り、糸によって”鯨羅”を駆る女性。
海藤花A:更に――
海藤花A:がちゃがちゃ がちゃがちゃ
海藤花A:白褐色の骨のような、蟹を象った傀儡が多数姿を現す。
”ラコニアイナ”:「――臨都支部所属、UGNイリーガル”ラコニアイナ”です!」
”ラコニアイナ”:「全員手向かいせず、床に手を付きなさい!」
望月火輪:「名乗りから入ったよ。鎌倉武士かな?」
望月火輪:軽口を叩きながら、戦力を分析する。
庄野あるか:「人と、鯨と、蟹…??」
天藤ちひろ:「の、絡繰り……?」
日裏巡:「これだけの数を一人で操作するとは、なかなか興味深いね」
望月火輪:なるほど。単騎で送り込まれてくる理由もわかる。
”足疋鯨羅貞宗”:蒸気を吐き出し、鋼の鰭を蠢かしながら、周囲に即応する体制を整えている――
”ラコニアイナ”:が、その視線が。望月火輪の所で止まる。
”ラコニアイナ”:「あ!!!!」
”ラコニアイナ”:「……うん? えっ……えっ!?」
庄野あるか:「知り合いなの?モッチ」
日裏巡:「何だか動揺してるね。チャンスかな、誘いかな」
望月火輪:「また会ったね。伊佐名」
天藤ちひろ:「まさか、お友達だったり……?」
”ラコニアイナ”:「も……望月さん!ここは危険です、早く逃げなさい!」
”ラコニアイナ”:声が震えている。本人が認めたがっていないのだろう。
”ラコニアイナ”:「そ――そうです、お友達もいらっしゃるなら、早く連れて――」
望月火輪:「そうしたいんだけど。」
望月火輪:「実は今、友人が怖い人に銃口を突きつけられててね。」
望月火輪:「ここから動くわけにはいかないんだよ」
”ラコニアイナ”:「……そうですか」キャスケット帽を目深に被り、目線を逸らす。
”ラコニアイナ”:「あの時の言葉。覚えていますね」
”ラコニアイナ”:「子供が関わることではありません。……少し、痛くしなければ解らないと見えます」
”ラコニアイナ”:「御覚悟を」
望月火輪:「そうやって人を子供扱いするけどさ」
望月火輪:「君は大人のつもりなの?」
望月火輪:淡々とした口調。わずかに空気が冷えるような錯覚がある。
”ラコニアイナ”:「!」
”ラコニアイナ”:「解りません。……昔、預かっていた子供を、不幸せな目に遭わせてしまいましたから」
”ラコニアイナ”:「でも、私は彼女のことを愛しています。今も変わらず」
望月火輪:「なんだ。」
望月火輪:「じゃあ、俺も君も変わらないじゃないか。」
望月火輪:「君は、君のしたいようにしているんだろう?」
”ラコニアイナ”:「そうかも知れませんね。……なら」
”ラコニアイナ”:「互いに駄々をこね合うしか、ないでしょう」
”足疋鯨羅貞宗”:糸の操演から迷いが消える。
海藤花A:かちかちかち
海藤花A:夾角が組み代わり、絡繰り仕掛けの砲へと置き換わっていく。
望月火輪:「はは、いいね。」
望月火輪:「初めて君のことを好きになれそうだと思えたよ。」
”ラコニアイナ”:「私は初めて貴方のことを嫌いになりそうです」
”ラコニアイナ”:「……貴方方も!」”ムカウ”の面々に目を向ける。
”ラコニアイナ”:「手向かうならば、容赦はしません!」
日裏巡:「うん。是非そうしてほしいな」
日裏巡:「君がそうしたいから戦うというのなら、その欲望を見せてほしい」
”ラコニアイナ”:「欲望……ですか」
”ラコニアイナ”:「良いですとも。色気も欲も芸の内です」
”ラコニアイナ”:「心無き使い手に、人形に魂など持たせられるものですか」
日裏巡:星の瞳が僅かに瞼に隠れる。笑みに目が細められた。

GM:ミドル戦闘を開始します。
GM:エネミーは”ラコ二アイナ”、および”海藤花”A~Eの6体。

【ENGAGE】
”ラコ二アイナ”・”海藤花”A~E-[10m]-”ペーパータウン”・”OVV”・”清虚”・”エンブリオ”

GM:また、今回のミドル戦闘は特殊ルールとして、”ラコニアイナ”が《リザレクト》を使用します。
GM:HP25。特殊ルールとして、UGNの交戦規定により3回《リザレクト》を使用後戦闘不能となる。
《リザレクト》の処理は通常のPCと異なり、HP25で復活する。また、侵蝕率は80%から変動しない。

GM:何か質問が無ければ、セットアップに移行します。
庄野あるか:いまのとこないです!
日裏巡:大丈夫です!
望月火輪:こいや!!
天藤ちひろ:ないです
GM:【SETUP】
”ラコニアイナ”:なし。
庄野あるか:ナイヨー
天藤ちひろ:なし
海藤花A:▼“海藤花“舫解
海藤花A:《光の銃》
海藤花A:射撃武器作製。攻撃力7、射程視界
GM:B~Eも同様の処理。
日裏巡:ハウスオブデモンズ シーン内の任意のキャラクターの行動値+5
日裏巡:“ムカウ”セルメンバーの行動値+5。
庄野あるか:庄野あるかのイニシアチブを5(→ 5)増加 (4 → 9)
日裏巡:日裏巡のイニシアチブを5(→ 5)増加 (8 → 13)
望月火輪:4→9
望月火輪:《活性の霧》→《タブレット》《多重生成》
望月火輪:PC全員の攻撃力+21
GM:出た
天藤ちひろ:4→9になります
GM:やばいよ~~~ ではセットアップは終了!
望月火輪:侵蝕が61に

GM:イニシアチブ13、リーダーの手番から。
日裏巡:はーい
日裏巡:マイナーなし
日裏巡:【未形成アステリズモス】《コンセントレイト:ウロボロス》《無形の影》《原初の赤:虚構のナイフ》 7(+db)dx7+技能値 攻撃力20(23) 対象:単体 射程:至近/10m 侵蝕10
日裏巡:対象は海藤花E!
日裏巡:何もなければ判定!
GM:差し込みありません。行動をどうぞ。
日裏巡:7dx7+4
DoubleCross : (7DX7+4) → 10[3,3,4,5,5,5,7]+10[10]+10[7]+5[5]+4 → 39

日裏巡:サポートスタッフ 【精神】による判定直後に使用。達成値+2。
日裏巡:41です。
GM:あ~~~!!!邪悪なスタッフ!!
GM:つよ。。。
海藤花E:これは流石に避けるのは無理だな……
海藤花E:ガードします。この時《球電の盾》を使用。
海藤花E:ガード値+10。
海藤花E:ダメージをドウゾ!
日裏巡:5d10+41
DoubleCross : (5D10+41) → 39[9,4,9,8,9]+41 → 80

日裏巡:装甲-5です。
海藤花E:無理無理かたつむり
海藤花E:死!こいつは結構固かったはずなのだが……
天藤ちひろ:カニだろうお前
日裏巡:多重生成恐ろしい……
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を10(→ 10)増加 (52 → 62)
GM:ダメージダイスもヤバい
GM:では演出をどうぞ。

日裏巡:「“ネヴァー”、君は引き続き周囲の警戒を。“メッスド”と“サングリア”は最低限の設備と物資の回収を」通信機越しに指示を出す。
日裏巡:「ここは、私達が対応する」
日裏巡:ゆったりと広がった袖から、さらさらと粒子が落ちる。
日裏巡:砂鉄。もし、“ラコニアイナ”がUGNからこちらの手の内を聞いているのなら、砂鉄に警戒するだろう。
”ラコニアイナ”:(来る。”えんぶりお”の能力は、支部員の分析によると)
”ラコニアイナ”:臨都支部は、他の支局に対しイリーガルにへの支援も手厚い傾向にある。
”ラコニアイナ”:今、彼女が操っている”海藤花”のような制圧用端末も、支部によって支給されたものだ――
”ラコニアイナ”:よって、結果的にはその一瞬が仇となった。
日裏巡:――そちらに注意を向けた瞬間。“エンブリオ”の姿がかき消えた。
日裏巡:置き去りになった砂鉄の鏃が牽制として“ラコニアイナ”へ撃ち放たれ、
日裏巡:死角から姿も音もなく接近し、”海藤花”の一体の行動能力を奪い去る。
日裏巡:“一握”
日裏巡: ×
日裏巡:“空筈”
日裏巡:「うん。これは使いやすいね」
”ラコニアイナ”:碇海伊佐名の能力の一つに、過剰なまでの集中能力がある。
”ラコニアイナ”:その攻撃を認識し、辛うじて防御を張り巡らせることまでは可能だった――しかし、その高精度の模倣による能力練度に対しては。
海藤花E:かちり
海藤花E:左の夾角で展開した防御シールドごと、既に解体されている。
”ラコニアイナ”:「……その眼」
”ラコニアイナ”:「何かよからぬ絡繰りがありますね」
”ラコニアイナ”:ちらりと悔やむように”海藤花”を見やり、再び”エンブリオ”に視線を戻す。
日裏巡:「そうだね。君にとっては、都合が悪いかもしれない」
日裏巡:「私は気に入ってるけどね」

GM:続いてイニシアチブ10、碇海伊佐名・海藤花A~Dのターン。
GM:ここはちょっと敵の数が多いので、先に海藤花から一括でやります。
海藤花A:A~Dともにマイナーはなし。
海藤花A:メジャー。A~Dともに同じコンボを使用。
海藤花A:▼霊碇稽古:痣冬景鸞
海藤花A:《ワンショットツーキル》+《C:エンジェルハイロウ》+《アームズリンク》+《主の右腕》
海藤花A:これを四回繰り返します。
望月火輪:や、やろー!
庄野あるか:イッパイアッテナ
GM:一回目。対象はモッチとあるかちゃん。
海藤花A:9dx8+9
DoubleCross : (9DX8+9) → 10[2,3,4,4,4,5,7,8,9]+5[1,5]+9 → 24

GM:リアクションをどうぞ。先程聞く前に判定をしてしまっていたので、何か差し込みがあればこのタイミングでダイジョブです!
庄野あるか:ドッジいちおうしとくか
庄野あるか:1DX+1+0@10 回避
DoubleCross : (1DX10+1) → 5[5]+1 → 6

望月火輪:一応ドッジ
望月火輪:2dx>=24
DoubleCross : (2DX10>=24) → 6[5,6] → 6 → 失敗

望月火輪:ダメ
海藤花A:ダメージ。
GM:3d10+17
DoubleCross : (3D10+17) → 11[5,3,3]+17 → 28

天藤ちひろ:カバー宣言!!
望月火輪:メイド服の装甲でギリギリ生き残る!
GM:なにっ
望月火輪:よかった。生まれながらのメイドで…
GM:美少年め
GM:ではちひろちゃんはカバーをどうぞ。
庄野あるか:ありがたすぎるーー
天藤ちひろ:【Gフィラメント】《崩れずの群れ》
GM:友達!
庄野あるか:アリガトー
海藤花A:28ダメージ、装甲有効です。
天藤ちひろ:OVVと一体化でガード値11、装甲10なので7点受けます
GM:かたすぎ
天藤ちひろ:残りHP23
庄野あるか:最高!
海藤花B:では続いてB。どんどん行くぞ!
海藤花B:先程と同じコンボでもう一度モッチとあるかちゃんを攻撃!
海藤花B:9dx8+9
DoubleCross : (9DX8+9) → 10[1,1,1,5,6,7,7,9,10]+10[1,8]+5[5]+9 → 34

GM:凄い頑張るね君
庄野あるか:うおードッジをするだけする 人の可能性
庄野あるか:1DX+1+0@10 回避
DoubleCross : (1DX10+1) → 10[10]+2[2]+1 → 13

GM:がんばった
庄野あるか:がんばってた
望月火輪:1dx>=34
DoubleCross : (1DX10>=34) → 10[10]+3[3] → 13 → 失敗

GM:ふたりともやるな
望月火輪:さっきからお揃いが続く
GM:可能性が煌めいている……だが死ね!
海藤花B:4d10+17
DoubleCross : (4D10+17) → 20[7,1,4,8]+17 → 37

望月火輪:死んでしまう!!
庄野あるか:死ぬのでリザレクトするよん
日裏巡:回復量が1d10増えるよ(カンパニー効果)。
庄野あるか:庄野あるかのHPを1d10(→ 2)に変更 (24 → 2)
庄野あるか:1d10
DoubleCross : (1D10) → 8

GM:順序グチャグチャになってしまったけどカバーリングなどありますか?
庄野あるか:庄野あるかのHPを8(→ 8)増加 (2 → 10)
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を2(→ 2)増加 (53 → 55)
天藤ちひろ:望月くんをカバーします
望月火輪:ありがとう!
GM:装甲ガード諸々有効34ダメージ!!
天藤ちひろ:21点軽減で13ダメージ
天藤ちひろ:10点でイキテマス
海藤花C:うおおお ガンバリの心
海藤花C:じゃあここは浸蝕の観点からもそうだが 仲良しの二人を狙おう。
海藤花C:ちひろちゃんとあるかちゃんを攻撃します
海藤花C:何か差し込みあればどうぞ。
庄野あるか:自分はなし
天藤ちひろ:無しです
海藤花C:うおおお行くぞ!
海藤花C:9dx8+9
DoubleCross : (9DX8+9) → 10[1,1,5,6,6,8,10,10,10]+10[2,4,6,9]+10[9]+10[10]+5[5]+9 → 54

海藤花C:出目がすっごい……
庄野あるか:がんばりすぎでしょ
GM:???
海藤花C:り リアクションをどうぞ
庄野あるか:ドッジする🦀
天藤ちひろ:ガード
庄野あるか:1DX+1+0@10 回避
DoubleCross : (1DX10+1) → 8[8]+1 → 9

海藤花C:うおおダメージ!!
海藤花C:6d10+17
DoubleCross : (6D10+17) → 33[3,8,9,8,3,2]+17 → 50

GM:装甲ガード有効!
天藤ちひろ:軽減しても無理、ダウンします
天藤ちひろ:リザレクト
天藤ちひろ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9

庄野あるか:死ザ
日裏巡:カンパニーの1d10もお忘れなく
天藤ちひろ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9

天藤ちひろ:HP18で復帰
庄野あるか:庄野あるかのHPを1d10(→ 2)に変更 (10 → 2)
庄野あるか:庄野あるかのHPを1d10(→ 5)に変更 (2 → 5)
庄野あるか:7か合計
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を2(→ 2)増加 (55 → 57)
天藤ちひろ:九生足の効果も使っておきます、HP28に
GM:九生足つよすぎ
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を1(→ 1)増加 (70 → 71)
海藤花D:ハアハア やっと海藤花シリーズ最高傑作のこのオレの出番だ🦀
GM:カニーッ
海藤花D:同じコンボで攻撃します!対象はモッチとあるかちゃん!
海藤花D:特に差し込みもなさそうなので判定行くぜ!
庄野あるか:こいっ
海藤花D:9dx8+9
DoubleCross : (9DX8+9) → 10[1,2,3,6,6,7,9,10,10]+10[3,8,8]+10[3,9]+4[4]+9 → 43

海藤花D:こいつ……
庄野あるか:つえーよ
GM:何?
庄野あるか:1DX+2+0@10 白兵
DoubleCross : (1DX10+2) → 5[5]+2 → 7

庄野あるか:まあむり
GM:モッチはどうする?カバーして貰う?
望月火輪:1dx>=43
DoubleCross : (1DX10>=43) → 9[9] → 9 → 失敗

望月火輪:むり~!
望月火輪:うーん、ここは受けようかな
望月火輪:ちいちゃんも71だし
海藤花D:しゃあっ ダメージ行くぜ
海藤花D:5d10+17
DoubleCross : (5D10+17) → 33[8,5,3,9,8]+17 → 50

海藤花D:絶対最強無敵かに
庄野あるか:庄野あるかのHPを1d10(→ 10)に変更 (7 → 10)
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を10(→ 10)増加 (57 → 67)
庄野あるか:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7

庄野あるか:17に。
望月火輪:望月火輪の侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (61 → 64)
GM:リザが上手いよ~~~~
望月火輪:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7

望月火輪:HPが10
”ラコニアイナ”:では、ようやく私の番ですね…お待たせしました
”ラコニアイナ”:マイナーはなし。
”ラコニアイナ”:メジャー。
”ラコニアイナ”:▼霊碇劇:『寿式三番艘・雷魂之奏』≪C:エグ≫+≪オールレンジ≫+≪死神の精度≫+≪D:伝承者≫+≪空間歪曲射撃≫+≪要の陣形≫
”ラコニアイナ”:射程視界、3体射撃攻撃。ガードする場合、ガード値-5。
”ラコニアイナ”:対象はモッチ・リーダー・あるかちゃん。
”ラコニアイナ”:差し込みなければ判定行くぜ!
日裏巡:どうぞ!
”ラコニアイナ”:12dx6+3
DoubleCross : (12DX6+3) → 10[1,3,5,5,7,7,7,7,8,8,8,9]+10[1,4,4,4,7,8,9,10]+10[6,7,8,10]+10[1,1,5,8]+5[5]+3 → 48

”ラコニアイナ”:ここに
”ラコニアイナ”:▼霊碇劇:『釣女船底曳』≪妖精の手≫
庄野あるか:盛るやんけ!
日裏巡:やっぱり~~~
望月火輪:こ、このアマ~~~!
”ラコニアイナ”:最後の5を10に変更。53から再回転。
”ラコニアイナ”:1dx6+53
DoubleCross : (1DX6+53) → 5[5]+53 → 58

庄野あるか:モッチはそんなこといわない
GM:www
庄野あるか:フン…
”ラコニアイナ”:アマでした
”ラコニアイナ”:じゃあ……私の気持ちダメージ 受け取ってね
庄野あるか:www
”ラコニアイナ”:6d10+24
DoubleCross : (6D10+24) → 35[10,4,6,4,1,10]+24 → 59

望月火輪:ぐわー!
日裏巡:一応ドッジ
庄野あるか:1DX+1+0@10 回避
DoubleCross : (1DX10+1) → 8[8]+1 → 9

日裏巡:3dx>=59
DoubleCross : (3DX10>=59) → 6[3,3,6] → 6 → 失敗

望月火輪:2dx>=58
DoubleCross : (2DX10>=58) → 10[2,10]+2[2] → 12 → 失敗

望月火輪:dame!
天藤ちひろ:【Gフィラメント】《崩れずの群れ》
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を2(→ 2)増加 (71 → 73)
”ラコニアイナ”:ここは通す……!
”ラコニアイナ”:▼霊碇劇:『向鵜巌斗鳴渡』≪デビルストリング≫
庄野あるか:こ、こやつ!
”ラコニアイナ”:《崩れずの群れ》を無効化します。
日裏巡:デビスト!
庄野あるか:邪悪な力!
”ラコニアイナ”:残り一回。
望月火輪:このアマ~~~!!
天藤ちひろ:デビスト!
”ラコニアイナ”:オラッ!まんじりともせず59ダメージを受け入れろ!
”ラコニアイナ”:装甲有効です
望月火輪:死にます…
日裏巡:うーん、そのダメージだと雲散霧消でもギリ耐えられない
望月火輪:望月火輪の侵蝕率を1D10(→ 4)増加 (64 → 68)
日裏巡:リザレクト!
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (62 → 63)
庄野あるか:リザー
日裏巡:1d10
DoubleCross : (1D10) → 3

庄野あるか:庄野あるかのHPを1d10(→ 9)に変更 (17 → 9)
日裏巡:HP4
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を9(→ 9)増加 (67 → 76)
庄野あるか:1d10
DoubleCross : (1D10) → 3

庄野あるか:HP12
望月火輪:1D10
DoubleCross : (1D10) → 4

望月火輪:HPが8
GM:ウオオオ では……演出に 参ります

”ラコニアイナ”:(そう。都合が悪い――先程の動きは、何人かの動きが”織り合わさった”たぐいのもの)
”ラコニアイナ”:人形遣いである碇海伊佐名だからこそ、彼の持つ星の瞳――”アンティティキラ”が、他人の能力を模しているのだという事実を、
”ラコニアイナ”:直観的に推察できる。
日裏巡:その瞳は、今も“ラコニアイナ”をその視界に収めている。
”ラコニアイナ”:「……うろぼろす・しんどおむは、長時間の稼働をさせづらいと聞きます」
”ラコニアイナ”:「ですから」
”ラコニアイナ”:今取るべき戦術は――防御のリソースを考えない、飽和攻撃。
”ラコニアイナ”:「鯨羅!海藤花!全砲門、解放!」
”ラコニアイナ”:眼を見開く。過集中。
”ラコニアイナ”:「とうとうたらりら とうらりら らたたうたらりら とうらりら――」
”ラコニアイナ”:自身の修練を呼び覚ます浄瑠璃の囃子と共に、トランス状態に入る。糸を操る手が捌かれる。
海藤花A:――ず
海藤花B:ががががががががが
海藤花C:ががががががが
海藤花D:ががががががががががが
”足疋鯨羅貞宗”:ががががががががががががッ!!!!
”ラコニアイナ”:五体のレネゲイド傀儡による圧倒的な質量攻撃。加えてその一射ずつが、常のような異常な精度を保った弾道できみたちを襲う。
庄野あるか:「う、わっ!?」
庄野あるか:「一気にきたっ!」
望月火輪:(これが、”ラコニアイナ”が単騎で攻めかかることを許された理由か)
望月火輪:体の自由も、選択の自由も奪う。洪水のごとく無慈悲で圧倒的な物量による弾幕
日裏巡:「まるで“百射”――いや」
日裏巡:(射出点が分散されてる分、こっちの方がよほど厄介だな)
天藤ちひろ:「この人、本気だ……!」
望月火輪:「多分、リギルならこういうだろうね。」
望月火輪:『その女はいつだって本気でしか動けねえよ』
日裏巡:対応手段を思考する。ないわけではないが……シミュレートすればする程に、全て対応されると『アンティキティラ』の演算は弾き出す。
日裏巡:「柔軟性も素晴らしい」敢えて抵抗せず、リザレクトに任せる。それが最も負担が少ない。
”足疋鯨羅貞宗”:通常装備の銛の弾丸ではなく、今は袖に無機質な機銃を装備している。力押しならこちらの方が適している。
”ラコニアイナ”:鼻血を垂らしながら、エグザイル能力で爪を変換した糸を通じ凄まじい精度で人形を操っている。反動制御、位置の入れ替え、給弾。
望月火輪:(『耐える』以外の選択肢しか取れない。)
望月火輪:(だけど、あれはジャームじゃない。耐え続けていれば、いずれ…この洪水は、途切れる)
庄野あるか:(お父さんも、こういうのの避け方は知らない。当て方だけ…)
天藤ちひろ:思考より早く、身体が動く。
天藤ちひろ:呪われた半球を取り込んだ腕が宇宙の漆黒に染まり、瞳に星が輝き
天藤ちひろ:異形と化した腕を振るうと、星の欠片が散らばり
天藤ちひろ:正確無比な弾道たちを、歪ませていく。
”ラコニアイナ”:「。……、ぐ」
庄野あるか:「わ」きらめく光に視線を奪われる。
天藤ちひろ:「わたしが相手……ですっ!」
天藤ちひろ:せき止めた弾丸の大河に流されるように、ちひろの身体に傷が刻まれて行く。
天藤ちひろ:「ぐ、っ……」
”ラコニアイナ”:ふいに、電池が途切れたように射勢が止む。
”ラコニアイナ”:ぶ、と鼻血が噴き出した。
”ラコニアイナ”:「う”、……」
”ラコニアイナ”:マフラーで鼻を隠しながら踏ん張る。
”ラコニアイナ”:過集中のバックファイア。
”ラコニアイナ”:HP25⇒20
”ラコニアイナ”:「お、見事、です……お友達を、守ったのですね」
”ラコニアイナ”:「そうできるだけの心があって、なぜ――このような場所に立っているのかは、ようと知れませんが」
天藤ちひろ:「そんなに綺麗な、ものじゃないです……ただ」
天藤ちひろ:「こうしなきゃって、思っただけです」
天藤ちひろ:レネゲイド性の弾丸を、グチャグチャと右腕は喰らっている

GM:続いてイ二シアチブ9組。あるか・モッチ・ちっひのターン。
望月火輪:チブでメイド服を脱ぎ行動値9に追いつきます
GM:美少年脱衣!!
望月火輪:では僕から!
望月火輪:《エクスプロージョン》+《ツインバースト》
望月火輪:ドッジ不可範囲攻撃で敵全員を狙います
”ラコニアイナ”:ヤダ~~~ッ
”ラコニアイナ”:全員差し込みはありません。ダメージをどうぞ。
”ラコニアイナ”:オート型じゃないからデビスト太郎できねえ~~~
望月火輪:3dx+3
DoubleCross : (3DX10+3) → 4[1,3,4]+3 → 7

望月火輪:ひくすぎ!!
望月火輪:でもドッジは不可だ
”ラコニアイナ”:フフフ……ドッジを試み 試み……
”ラコニアイナ”:こんなカスみたいな達成値なのに!クソッ
海藤花A:A⇒B、C⇒Dをそれぞれ《マグネットフォース》+《球電の盾》でカバー。
望月火輪:いろいろ出来すぎだろカニども!!
庄野あるか:ヒー
庄野あるか:優秀な蟹
”ラコニアイナ”:イサナはリアクション放棄します。ダメージをどうぞ。
”ラコニアイナ”:こいつにはガード値なんてものはない
望月火輪:1d10+15+21+8
DoubleCross : (1D10+15+21+8) → 8[8]+15+21+8 → 52

望月火輪:グッド
”ラコニアイナ”:ほげええ
海藤花A:ガード値を差し引いても余裕で死ぬ!
GM:AとCのカニが死にました
”ラコニアイナ”:そしてイサナも死にます!
”ラコニアイナ”:一回目の《リザレクト》。残り二回。
GM:では演出をドウゾ。

望月火輪:”ラコニアイナ”がちひろを言葉を交わした、その直後
望月火輪:弾丸の洪水が途切れ、”ラコニアイナ”の意識がわずかにちひろに傾いた刹那の時間
望月火輪:その隙間を縫うように、微かな光が糸を引くように走っていった
望月火輪:「”ラコニアイナ”、君の実力は認める。」
”ラコニアイナ”:「――」
”ラコニアイナ”:手から伸びた糸を手繰り寄せる。回避を試みる――
望月火輪:「だが、君も俺達の実力は知っているはずだ。」
望月火輪:「君の力が、如何に卓越していようと。」
”ラコニアイナ”:そう。”清虚”の攻撃は、回避することが出来ない。
望月火輪:光の軌跡を追うように
望月火輪:理不尽の権化とも言えるような爆発が”ラコニアイナ”を包み込む
望月火輪:「唯一人のオーヴァードが制圧できるほど、"ムカウ"は甘くない。」
望月火輪:骨の髄が砕けるような衝撃、臓腑の芯まで焼き尽くすような光熱が”ラコニアイナ”を襲う
”ラコニアイナ”:「ご、ばっ」
”ラコニアイナ”:爆風に体を叩かれる。肋骨が折れ、長い髪が焼ける。
”ラコニアイナ”:「……ええ、その通りです」
望月火輪:「なら、君の狙いは時間稼ぎだ。」
”ラコニアイナ”:故に、辛うじて。防御を捨て、”海藤花”の残りの二機と、”鯨羅”を生かした。
”ラコニアイナ”:「……」
望月火輪:「だから、全力で、全速で潰す。」
”ラコニアイナ”:「やって御覧なさい」
”ラコニアイナ”:「……貴方のような女誑しの言葉など、聞きません」唇を少し尖らせて、望月火輪を睨み返す。

GM:続いてもイニシアチブ9。あるかちゃんとちっひの手番!
庄野あるか:はーい!ではわたしから
庄野あるか:”海藤花”Dを狙おうかな。
庄野あるか:マイナーはコンボ『あなたはいつも優しい』/《オリジン:サイバー》。
海藤花D:来るカニよ~
庄野あるか:【生来の狂気】適用状態なので《交渉》の達成値+22、【社会】が達成値+12。
海藤花D:?
海藤花D:親に向かって何だそのふざけた達成値は
庄野あるか:メジャーでコンボ『あなたは教えてくれた』/《絶対の恐怖》《神の御言葉》
庄野あるか:親は…ここにいる 頭の中にな
庄野あるか:交渉攻撃を行います。強化ビジネススーツ、ボイスチェンジャーの分ものせ。
庄野あるか:6dx+25
DoubleCross : (6DX10+25) → 9[1,1,1,6,6,9]+25 → 34

海藤花D:コワ~ ガードします。ダメージをどうぞ。
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を9(→ 9)増加 (76 → 85)
庄野あるか:4D10+30+21
DoubleCross : (4D10+30+21) → 19[8,3,6,2]+30+21 → 70

庄野あるか:装甲無視
海藤花D:カニ~~~~~ッ
望月火輪:最強ある~~~!!
庄野あるか:霧やべえ
海藤花D:ガード時《球電の盾》。ガード値+10。
海藤花D:して、死にます。
海藤花D:耐えられなかった
海藤花D:Good bye🦀
GM:ではカニを格好良く倒そう。演出をどうぞ!

庄野あるか:爆発の衝撃に目を細める。
庄野あるか:赤茶色の髪が翻る。「庇われるのは、守られるのは、…けっこう好き」ひとりごちる。
”ラコニアイナ”:「貴女のような、嫋やかな女の子まで……」
”ラコニアイナ”:「……」誰かを思い出したように、わずかに目を伏せる。
庄野あるか:庄野昌広の言葉を思い出す。わたしは愛されている、らしい。そうなんだろう。
庄野あるか:彼にかはわからないけれど…優しくされていて、なのに、なのに、「怖いことが、消えないんだもん」
庄野あるか:「お父さんと、生きていければいいだけなのに」
庄野あるか:「怖いことばっかりだ」
庄野あるか:少女は夢を見る。いつも通りの、怖い夢を。
庄野あるか:どこからともなく、赤い波が押し寄せる。
庄野あるか:激流が絡繰の獣を圧し潰すように。
庄野あるか:それは恐怖衝動からなる幻覚の再現。
庄野あるか:滑稽な夢でしかない風景は、レネゲイドによる質量、力そのものとなって。
”ラコニアイナ”:「これ、は……”ペーパータウン”――貴女はいつも、こんな景色を!?」
海藤花D:まさしく悪い夢のような、暴力的な幻覚の波濤に押し潰され、白褐色の躯体が歪む。
庄野あるか:「世界は、こんな形でしょう!いつだって不思議で、おぞましくって…」
庄野あるか:「わたしに分かる言葉なんか、いつも降ってこない」
”ラコニアイナ”:「そんなわけが……ないでしょう!世界はもっと、広がっていて、何でもできて、ましてや貴女のような、」
”ラコニアイナ”:「愛されるべき、子供が」
”ラコニアイナ”:涙が一筋流れる。同時に、”海藤花”が完全に沈黙した。
庄野あるか:(そーいう人がいたとして、わたしってより、ちひろちゃんみたいな…)
庄野あるか:(優しい子じゃないの?)
庄野あるか:(どうなの、お父さん)答えはない。
”ラコニアイナ”:「間違っています。この世界が、貴女にとって何より正しいとしても……」
望月火輪:「くくく、はははははは!!」
”ラコニアイナ”:「……何が、おかしいと言うのですか」
”ラコニアイナ”:「これほど悲しい力の!何が!」
望月火輪:「違う。俺が嘲笑っているのは君だよ。”ラコニアイナ”」
望月火輪:「気づいているか?君は今、否定した。」
望月火輪:「誰にも愛されない子供の存在を、否定したんだ。」
”ラコニアイナ”:「な……」
望月火輪:「いいじゃないか。何かを否定するということ。」
望月火輪:「それは、何かを選ぶということだ。」
”ラコニアイナ”:居るはずがない。誰にも愛されない子供の存在など、いるはずが。
”ラコニアイナ”:……本当に?
”ラコニアイナ”:目の前の少年の正体すらも、正しい答えを選べなかった自分が、
”ラコニアイナ”:彼女の夢の何を知っている?
庄野あるか:不思議そうにあなたたちを見ている。まるで分からない、という顔で。
望月火輪:「そして、それこそが俺達が追い求めている”欲"そのものだ。」
望月火輪:「君の”欲"をもっと見せてくれ。」
望月火輪:「それこそが、俺達の戦いにふさわしい。」
”ラコニアイナ”:自分は、子供を愛することが当たり前だと思っていた。あの日手を取ったあの子のように。
”ラコニアイナ”:そうではないのだろうか。彼女が見る悪い夢の方が、正しい世界なのだろうか?
”ラコニアイナ”:だから、彼女は――欲しているのだろうか。どこまで行ってもたどり着けない、紙の家のような愛を。
”ラコニアイナ”:「……確かに、これは駄々ですね」
”ラコニアイナ”:「ですが、駄々にもこね方というものがありますね。……浅慮をお詫びします、”ムカウ”」
”ラコニアイナ”:「その上で、そうです。私は貴女たちの在り方を、欲望を、容れることができない」
”ラコニアイナ”:「だって……そんな願いは」
”ラコニアイナ”:「哀しすぎます」

GM:続いてイニシアチブ9。ちひろちゃんのターン。
天藤ちひろ:マイナーなし
天藤ちひろ:メジャー【弓星セイファート】《コンセントレイト:ウロボロス》+《シャドーテンタクルス》+《原初の赤:ペネトレイト》
天藤ちひろ:対象は海藤花B
海藤花B:差し込みないカニ
天藤ちひろ:9dx7+2
DoubleCross : (9DX7+2) → 10[2,2,4,4,6,6,6,7,7]+6[4,6]+2 → 18

天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を7(→ 7)増加 (73 → 80)
海藤花B:ガードを試みます。ガード時、《球電の盾》。
海藤花B:命中します。ダメージをどうぞ。
天藤ちひろ:2d10+10+4+3+21
DoubleCross : (2D10+10+4+3+21) → 15[5,10]+10+4+3+21 → 53

天藤ちひろ:装甲無視
海藤花B:ゲ~~!それは……死にます!
海藤花B:爆発四散!
”ラコニアイナ”:一人になっちゃった
庄野あるか:やったー!
GM:では、ラストカニ退治演出をどうぞ!

天藤ちひろ:「哀しすぎる……?」
天藤ちひろ:「そう」
天藤ちひろ:「ですね」
天藤ちひろ:翳した右腕が、黒い飛沫と共に弓と一体化したような歪な形へと変形する。
天藤ちひろ:「だけど私は、この道しかなかった」頬に流れる侵蝕痕が、涙のように蠢く
”ラコニアイナ”:(”OVV”。……”ムカウ”の新しいめんばあで、恐らく一般人から覚醒したたいぷの…)
”ラコニアイナ”:「それが哀しいと感じているのです、私は……!」
天藤ちひろ:「だからって」左手で弦を掴み、歪ながら形のとれた……幾人もの一流の弓持ちをトレースした射型で引き絞ると
天藤ちひろ:その先から矢が現れ、漆黒の弓へと番えられて行く。
”ラコニアイナ”:もっと遠くへ。普通の未来へ。そういう日常を守るのが、UGNの仕事だ。少なくともそう思っていた。
”ラコニアイナ”:……その願いが間違っていると言えるわけがない。だって、一色さんも、葦原さんも、臨都支部の皆も、
”ラコニアイナ”:昨日と同じ今日を守るために戦っている。
”ラコニアイナ”:だが――彼女たちにとっては?
天藤ちひろ:「あなたが何を、できるわけでもないんです……!」声と共に、放たれるは漆黒の線
”ラコニアイナ”:自分たちが戦う敵は、人形ではない。人間だ。
”ラコニアイナ”:糸のように都合よく、操ることはできない。
”ラコニアイナ”:並外れた操演を可能にするはずの彼女の腕は、しかし、
海藤花B:……指一本も動かせずに貫かれている。
天藤ちひろ:「ごめんなさい、何か大切な事のために、あなたも戦っているのに」
天藤ちひろ:弓へと身を投じた者たちを模した鏃が、絡繰り蟹に突き刺さると
天藤ちひろ:蜘蛛の巣のように広がり
天藤ちひろ:「ごめんなさい、それは多分、ずっと正しい事なのに」
天藤ちひろ:"糸"となって
天藤ちひろ:ちひろの異形の腕に、繋がれる
天藤ちひろ:「ごめんなさい、それでも」ギギギと、音を立てて
天藤ちひろ:動かなかった絡繰は、制御を奪われ内より爆散させられる
天藤ちひろ:「これが私の道、なんです」
天藤ちひろ:「あなたに多くを失わせても、貫かせてもらいます」
”ラコニアイナ”:そうだ。自分だって、それでもと言いたい。
”ラコニアイナ”:(『感じ感じて、それだけで死んでゆけばよいというのか?』)
”ラコニアイナ”:かつて友人の”娘”が口ずさんでいた、高名な詩人の一節。
”ラコニアイナ”:それだけでは駄目だ。彼女たちが求めているのは、”それでも”なのだ。
”ラコニアイナ”:「……欲深いことですね。お互い」
天藤ちひろ:「……! ええ、おたがいに」頬を黒い侵蝕痕が伝い、泣きそうな声で善人へと言葉を返す。
”ラコニアイナ”:自分は、駄目だ。そう思う。
”ラコニアイナ”:今こうして言葉を交わしただけで、
”ラコニアイナ”:彼女たちから奪われる未来を許せなくなっている。

GM:クリンナップ。
”ラコニアイナ”:こちらは特に無し。
望月火輪:なし
GM:みんな行動値!
庄野あるか:行動値もどり族
GM:戻るよ
庄野あるか:4にー
日裏巡:モドリー
日裏巡:8!
天藤ちひろ:4

GM:【ROUND2】

【ENGAGE】
”ラコニアイナ”-[10m]-”ペーパータウン””OVV””清虚””エンブリオ”

GM:【SETUP】
”ラコニアイナ”:セットアップはなし。
庄野あるか:なっしん
日裏巡:なし!
望月火輪:なし
天藤ちひろ:なし

GM:イニシアチブ10、”ラコニアイナ”の手番。
”ラコニアイナ”:マイナーはなし。
”ラコニアイナ”:メジャー。
”ラコニアイナ”:▼霊碇劇:『寿式二番艘・雷魂之奏』≪C:エグ≫+≪オールレンジ≫+≪空間歪曲射撃≫+≪要の陣形≫
”ラコニアイナ”:ガードする場合、ガード値-5。
GM:対象は浸蝕の低いリーダー・ちひろちゃん・モッチ。
望月火輪:チクショー!
”ラコニアイナ”:12dx7+3
DoubleCross : (12DX7+3) → 10[2,3,3,5,5,5,5,6,9,9,10,10]+10[2,2,4,10]+10[7]+3[3]+3 → 36

庄野あるか:ぬっ、ではここで《束縛の領域》
庄野あるか:対決で…それよりだせばなかったことにできらっ。
”ラコニアイナ”:ギャアアア~~~!!!
庄野あるか:7dx+23
DoubleCross : (7DX10+23) → 8[2,5,5,6,8,8,8]+23 → 31

GM:ああっ
庄野あるか:むっ。なら
”ラコニアイナ”:ハアハア 勝った……!第三部完!
庄野あるか:《妖精の手》じゃあっ、
望月火輪:ほ、本気だ!!
GM:あ!!!
庄野あるか:ぬっ……
”ラコニアイナ”:差し込みを忘れていた……!こちらも《妖精の手》。
庄野あるか:ウギャアッー!
”ラコニアイナ”:勝負だ!!!!!
庄野あるか:同じ《チカラ》だ
”ラコニアイナ”:1dx7+43
DoubleCross : (1DX7+43) → 10[10]+1[1]+43 → 54

庄野あるか:えーと 私はこれなんだ  41から?
”ラコニアイナ”:最終達成値53。これ以上の振り足しはなし。
日裏巡:33から
GM:33からですね
庄野あるか:33+1d10
DoubleCross : (33+1D10) → 33+6[6] → 39

庄野あるか:ニャーン!
GM:dxだけど
庄野あるか:あっ
GM:どのみち失敗!
庄野あるか:ボドボド
庄野あるか:つえーぜ
望月火輪:ありがとう。あるある…
庄野あるか:心よ…
日裏巡:じゃあ改めてリアクションかな
GM:侵蝕増やしておいてねっ
”ラコニアイナ”:お願い…するぜ!
GM:89かな
日裏巡:ドッジ!
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を9(→ 9)増加 (85 → 94)
日裏巡:3dx>=54
DoubleCross : (3DX10>=54) → 10[4,8,10]+5[5] → 15 → 失敗

望月火輪:ドッジ
望月火輪:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 5[1,5] → 5

望月火輪:ダメ!
GM:80+9じゃないかな
天藤ちひろ:ガード
天藤ちひろ:【Gフィラメント】《崩れずの群れ》
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を89(→ 89)に変更 (94 → 89)
日裏巡:ちひろちゃんお待ちを
日裏巡:カバーしない方が耐えられるかもしれない
日裏巡:この中だとちひろちゃんが一番侵蝕重いし
”ラコニアイナ”:予告します!ここで【Gフィラメント】が発動した場合、
”ラコニアイナ”:《デビルストリング》によって打ち消す構えです。
天藤ちひろ:どうせガード値-5じゃキツいが、デビストくるか
望月火輪:カス!!
天藤ちひろ:じゃあしません
”ラコニアイナ”:OK。では、ダメージを出します。
”ラコニアイナ”:とはいっても死神の精度も抜けているので、威力としては…
”ラコニアイナ”:6d10+7
DoubleCross : (6D10+7) → 32[7,1,2,7,5,10]+7 → 39

日裏巡:【未衝突メテオリーティス】《雲散霧消》 対象:範囲(選択)のダメージを30(35)軽減 侵蝕4
日裏巡:30軽減で9だ!
日裏巡:どちらにせよ私は死ぬが……
GM:雲散霧消は制限なしか
日裏巡:そうなんだよな~~~
”ラコニアイナ”:悪いがここは押し通る……!
望月火輪:よし…!HP2でギリ生存…!
”ラコニアイナ”:▼霊碇劇:『向鵜巌斗鳴渡』≪デビルストリング≫
望月火輪:カ、カス!!!!
”ラコニアイナ”:その《雲散霧消》を打ち消します。
”ラコニアイナ”:デビストはここで品切れ
望月火輪:こ、このアマ!どんだけワシの邪魔さらせば気が済むんじゃ~~!!
天藤ちひろ:カバーふっといて使わせときゃよかった
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を4(→ 4)増加 (63 → 67)
”ラコニアイナ”:フフフ……まさかデビストにデビストされるようなことが無ければ
”ラコニアイナ”:このダメージは通る!
望月火輪:死にますリザ!
望月火輪:望月火輪の侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (74 → 82)
望月火輪:1D10
DoubleCross : (1D10) → 4

日裏巡:リザレクト!
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (67 → 77)
日裏巡:1d10 カンパニー分
DoubleCross : (1D10) → 9

日裏巡:HP19
”ラコニアイナ”:これは……ちっひは耐えるか…?
天藤ちひろ:ガード値11(6)、装甲10なので
天藤ちひろ:23点受けて5点で生き残ります
”ラコニアイナ”:OK!
望月火輪:タフガール!
”ラコニアイナ”:では、演出に行きましょう。

”ラコニアイナ”:「……それでも、です」
”ラコニアイナ”:先程のような暴力的な波濤ではない。それでも、
”ラコニアイナ”:『とうとうたらりら とうらりら らたとうたらりら とうらりら』
”ラコニアイナ”:『夫れ鳴渡を振り裂けば えゝ子海に還りょうと』
”ラコニアイナ”:自身の記憶。修練を、祝詞によって、己を消し、人形と一体化するための鍵と為す。
”足疋鯨羅貞宗”:同時に鰭腕が凄まじい精度で捌かれる。機銃の――曲射。
”足疋鯨羅貞宗”:ず/ぎゃ/ぎゃ/ぎゃ/ぎゃ/ん
庄野あるか:少女はまだ夢を見ている。それは大抵の人間の認識を塗り替える、強靭な……狂気に似た夢。
庄野あるか:赤い波は鯨に押し寄せて………
庄野あるか:砕け散る。
庄野あるか:「あれ?」
庄野あるか:「ああ………」
庄野あるか:「そっか」緩慢に彼女を見る。
庄野あるか:「あなたの言ってることは、わからなかったけど、これはわかった」
庄野あるか:「あなたはものすごく、本気で、信じてるんだな」
庄野あるか:わたしの夢では塗り替えられないほどに。
”ラコニアイナ”:「……砕けさせる、ものですか」
”ラコニアイナ”:「そうです。貴女がきっと、愛されずに育ったと言うのなら」
”ラコニアイナ”:「私は貴女を、愛してあげたい!……そのためにはッ、」
”ラコニアイナ”:「まず、貴女の今伸ばしている手の向きを、変えなければならないのです!”鯨羅”……!」
”足疋鯨羅貞宗”:赤い波を砕き、くろがねの船、”鯨羅”が吠える。
”ラコニアイナ”:「届けさせて……!お願いっ」
庄野あるか:「なに、を……」
日裏巡:「――いけないな」
日裏巡:幻の赤い波が砕け、晴れた先には、確かな物質として障害物が積み重なっていた。
”ラコニアイナ”:(”エンブリオ”……!いつの間に)
日裏巡:“ワイヤレス”――あらかじめ因子を付与した物質を操る能力者。その操作難度から単純で直線的な動きしかさせられないものの、
日裏巡:プラネタリウムの座席を即席の盾として積み重ねる程度のことは造作もない。
日裏巡:「自らの欲望を口にしながら、『お願い』なんてするものじゃないよ」
”ラコニアイナ”:「――人形遣いに」
”ラコニアイナ”:す ぱぱぱっ
”ラコニアイナ”:”ワイヤレス”――その因子を、更に伸ばした糸で縛り、断ち切っている。
”ラコニアイナ”:即席のバリケードが崩壊する。
”ラコニアイナ”:「糸での勝負を挑みますか」
”ラコニアイナ”:無理に攻撃を通した。だが、その代償は大きい。
”ラコニアイナ”:先程から明らかに操作が追いついていない。執念だけで”鯨羅”を稼働させている。
”ラコニアイナ”:”エンブリオ”の最後の防御が、その一線を越えさせたことが分かる――
”足疋鯨羅貞宗”:ずがががががががががッ!
日裏巡:「これは――謝らなきゃいけないね」
日裏巡:彼女が口にした『お願い』は、神のような不確かなものへの懇願ではなく、自らの相棒への信頼の証だったのだと理解する。
”ラコニアイナ”:(お願いします……!この、一射だけでも!)
”足疋鯨羅貞宗”:……やがて、弾丸の嵐が止まる。
”ラコニアイナ”:(これで……)
天藤ちひろ:「……っは……ぐ……」弾丸に体中を引き裂かれ、蹂躙されながらも
天藤ちひろ:しかし、一歩を踏み出す
”ラコニアイナ”:「……!」
天藤ちひろ:「あなたの執念、たしかに受け止めました……!」
”ラコニアイナ”:どうして、という言葉を、辛うじて呑み込む。
天藤ちひろ:純粋な祈り、執念、感情の波
天藤ちひろ:押し寄せるそれらを叩き付けられながらも
天藤ちひろ:ちひろはまだ、立っていた。

GM:続いてイニシアチブ8!リーダーの番!
日裏巡:はーい!
日裏巡:マイナーなし
日裏巡:【未形成アステリズモス】《コンセントレイト:ウロボロス》《無形の影》《原初の赤:虚構のナイフ》 7(+db)dx7+技能値 攻撃力20(23) 対象:単体 射程:至近/10m 侵蝕10
日裏巡:対象は“ラコニアイナ”!
日裏巡:8dx7+4
DoubleCross : (8DX7+4) → 10[1,1,2,2,4,6,7,9]+10[7,8]+10[2,10]+10[9]+4[4]+4 → 48

日裏巡:サポートスタッフは温存で
”ラコニアイナ”:ギャ……
”ラコニアイナ”:ここは…もう守ってくれるカニはいない!
”ラコニアイナ”:ドッジを試みます。
”ラコニアイナ”:4dx>=48
DoubleCross : (4DX10>=48) → 10[1,4,9,10]+1[1] → 11 → 失敗

”ラコニアイナ”:お助け……
日裏巡:ふふふ……ダメージいきます
日裏巡:5d10+20
DoubleCross : (5D10+20) → 29[5,4,10,1,9]+20 → 49

日裏巡:装甲-5です
”ラコニアイナ”:余裕で死!《リザレクト》します
”ラコニアイナ”:リザ残り一回。演出をどうぞ。
GM:あ、侵蝕だけ上げて貰うの忘れてた
日裏巡:おっと
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を10(→ 10)増加 (77 → 87)

日裏巡:機銃の直撃を受け、耐えられる程の肉体強度を持つのはこのセルでも一人しかいない。
日裏巡:防御を抜かれ、撃ち込まれれば、全身から血が勢いよく噴き出す。リザレクトで修復するといえど、確実に追い詰められている。
日裏巡:「……聞きたいな」
日裏巡:「そこまでして、君が何をしたいのか」
日裏巡:一時的に体内から血が失われ、ふらつきながら尋ねる。
日裏巡:「君の欲望を」
”ラコニアイナ”:「解りません……貴方たちのように、何をしても叶えたい欲望など」
”ラコニアイナ”:「ですが……愛されない子供がいたとき」
”ラコニアイナ”:「世界を呪わざるを得ない子供を見付けてしまったとき」
”ラコニアイナ”:「その方々に、手を伸べたいと思うことは――欲望なのでしょうか」
日裏巡:にこり、と鉄火場に似つかわしくない朗らかな笑みを浮かべる。
日裏巡:「もちろん。それを求めるのなら、立派な欲望だ」
日裏巡:「けれど、これは言っておこう」
日裏巡:「君が助けられなかった子供と、私の仲間は違う」
”ラコニアイナ”:「…………」
”ラコニアイナ”:「それ」
”ラコニアイナ”:「は」
”ラコニアイナ”:ふらつく。二歩。三歩。
日裏巡:「そして、私の仲間はそれぞれ、自分自身の欲望を持っている」
日裏巡:「君がそれでも手を伸ばすというのなら、どちらの欲望が勝つかぶつかることになる」
日裏巡:「君の欲望は素晴らしいが――やはり君はUGNそちらが似つかわしいね」
日裏巡:瞬間、“ラコニアイナ”の足下まで広がっていた日裏の血液が炸裂した。
日裏巡:これは、対UGNの切り札だ。これを使うということは、UGNの部隊長を殺したことを自ら明かすということに他ならない。即ち――
日裏巡:“フィンチ”。レネゲイドを侵す毒。
”ラコニアイナ”:「……ぐ、!」防御が、間に合わない。至近での攻防の対処が一瞬遅れるという、人形使いの脆弱性が突かれている。
”ラコニアイナ”:「それ、はっ」
日裏巡:炸裂し、体内に侵入した血液が、更に連鎖的に炸裂を繰り返す。
”ラコニアイナ”:「ぐ、ううううううっ!」
”ラコニアイナ”:ばぢゅばぢゅと跳ねる血肉。毒が鯨の体内を犯す。
”ラコニアイナ”:(”対抗種”……彼がこれを使う、という、ことは)
”ラコニアイナ”:くずおれる。紙一重で踏ん張り、肉体が再生を始める。
”ラコニアイナ”:だが、その進行は明らかに緩慢だ。
”ラコニアイナ”:「どうして」零すように、悔いるように呟く。
日裏巡:「欲望は人の数だけある。全ての人間が持つ世界は違う」
日裏巡:「理解できないのは当然さ」
日裏巡:そして、その当然を覆し、全ての欲望せかいに手を伸ばすのが“ムカウ”だ。

GM:続いてイニシアチブ4組!
望月火輪:では代表して私が
望月火輪:マイナーなし
望月火輪:《エクスプロージョン》《ツインバースト》
”ラコニアイナ”:こいっ 差し込みありません。ドッジ ドッジは……
望月火輪:4dx+3
DoubleCross : (4DX10+3) → 9[3,7,9,9]+3 → 12

”ラコニアイナ”:ど ドッジさえできれば
望月火輪:させないもん
”ラコニアイナ”:温存しておいた妖精の手で回避出来た目があったのに~~~~!!!
GM:もういい…もう休むんだ
”ラコニアイナ”:こいつにはガード値などというものは存在しない 変わらないのでリアクションを放棄します。ダメージを下さい
”ラコニアイナ”:出しな…もっちの キラークイーンを
望月火輪:くらえー!
望月火輪:2D10+15+8
DoubleCross : (2D10+15+8) → 8[1,7]+15+8 → 31

望月火輪:危ない危ない。達成値が10を超えてなかったら届いてなかったかも
”ラコニアイナ”:ぎりぎり死!
”ラコニアイナ”:そして、三回目の《リザレクト》。
”ラコニアイナ”:これがトリガーとなり、戦闘は終了します。
GM:PCたちの勝利だ!
GM:では…モッチ!フィニッシャーを任せたぞ!

望月火輪:「伊佐名」
”ラコニアイナ”:「”清”……いえ」
”ラコニアイナ”:「望月さん……」
望月火輪:「君は強いね。」
望月火輪:「それに立派だ。」
”ラコニアイナ”:「イヤ、です……止めてください」
望月火輪:「君は今、俺達に殺されることも覚悟してこの戦場に立っている。」
”ラコニアイナ”:「貴方方が命がけで戦っているというのに、何故そのような恥知らずな真似ができますか!」
望月火輪:「嘘つき。」
望月火輪:「この場で命を懸けているのは、君だけだ」
望月火輪:「だって君は、俺達を殺す気はないだろう?」
”ラコニアイナ”:「それ、は――」手が震える。糸を操る手。彼女が綺麗だと言ってくれた、髪が、爪が。動きを止める。
”ラコニアイナ”:「殺せ、ますよ……へいちゃらです」
”ラコニアイナ”:「私はッ……”正義の味方”なのです!ですから……お願いですから」
”ラコニアイナ”:力なく、”鯨羅”の機銃を向ける。「投降を――」
望月火輪:「また嘘をつくんだ。」
望月火輪:伊佐名の胸を蒼い光が貫く
望月火輪:「正義の味方のくせに」
”ラコニアイナ”:「あ、」ふ、と息が漏れる。
”ラコニアイナ”:「また、屁理屈、を……」膝を着く。
望月火輪:ごう
望月火輪:という轟音と共に全てを砕くような爆発が起きる
望月火輪:「俺達を殺す気になれない間は」
望月火輪:「君は敵にも値しない。」
”ラコニアイナ”:「……」言葉はなかった。
”ラコニアイナ”:抗うように、庇護するように、糸の切れた手を伸ばし、
”足疋鯨羅貞宗”:が ぐん
望月火輪:「”ラコニアイナ”として会う気になったら」
”足疋鯨羅貞宗”:倒れた彼女の支えとなるように膝を着く。
望月火輪:「またおいで」

GM:───その、言葉が紡がれた次の瞬間、
GM:ジ、ジジ、とノイズ音が走る。
リギル・ソルテール:『───っ、ご、げほっ』
リギル・ソルテール:スピーカーから、水音の混じった咳が聞こえる。
天藤ちひろ:「リギルさん……!?」
リギル・ソルテール:『お、おまえら、』
リギル・ソルテール:『気をつけろ─── ああ』
リギル・ソルテール:『なんで、アイツが………違う……クソ』
GM:ブツン。暴力的な音でスピーカーが途切れるとともに、
GM:ダン、と室内が暗転する。
GM:すぐに非常灯が灯るが、
天藤ちひろ:「一体何が……!?」
日裏巡:「みんな。警戒しながら退避を――」
なにか:───すでに。
なにか:なにかが、庄野あるかを囚えていた。
なにか:それは、きみたちには、こう見えている。
なにか:即ち。きみが、最も恐れているもの。
庄野あるか:「っ、」
望月火輪:「………!!」
日裏巡:「……?」
天藤ちひろ:「な、に……?」
天藤ちひろ:「ぐ……、うっ……」
天藤ちひろ:目の前に映るのは、OVVに飲み込まれ、完全に異形と化した自身の幻影
天藤ちひろ:いつか来る末路であり、絶対に避けねばならない結末を前に
天藤ちひろ:思考が攻撃的になり、星煌めく瞳が周囲を見渡し敵を探すが、幻影以上の何も見つけられない
望月火輪:「ふざ、けるな……!!」
望月火輪:「消えろ…!!」
望月火輪:火輪の眼には、あるかを捉えているものが
望月火輪:醜く、老いさらばえる己の姿に見えた
望月火輪:それを否定するように、拒絶するように、あるかごと"自分"を消し炭にしようとする。
日裏巡:その姿を視認できない。茫漠とした“無”だけがある。
日裏巡:眉を顰める。分からない。ただ、漠然とした忌避感。
日裏巡:あまりの不可解さに、思考が止まる。
庄野あるか:「お父さん、お父さん」
庄野あるか:「お父さん!!助けて!!」
庄野あるか:「なんで!ねえ、わたしだってば!」
なにかEロイス:囚人の鳥籠
なにか:庄野あるかを対象に選択。以後、該当PCはGMの指定するシーンのみ登場が可能となります。
庄野あるか:そして、少女は見た。いや、見えなかった。
庄野あるか:助けてと言っても、お父さんは答えてくれなかった。
庄野あるか:それが、わたしの恐怖だった。
庄野あるか:「あなたは、どこにもいないんだ」
なにか:《瞬間退場》《瞬間退場II》
なにか:あるかのその言葉を引き金とするように、
なにか:そのなにかの姿は消え失せた。

GM:ロイスと…購入!が、可能!
庄野あるか天藤ちひろ 〇友情/隔意
庄野あるか:購入は手当かな。
望月火輪日裏巡/有意○/隔意
日裏巡“ラコニアイナ” ○肯定/敵対
天藤ちひろ庄野あるか 〇友情/隔意 で
庄野あるか:友情だー
天藤ちひろ:強化素材、社会訓練と一体化で
日裏巡:購入は予備弾倉
天藤ちひろ:5dx+4>=15
DoubleCross : (5DX10+4>=15) → 9[1,1,4,5,9]+4 → 13 → 失敗

天藤ちひろ:財産2点でゲットで
望月火輪伊佐名さんのロイスを/好意○/嫌悪に変更します
日裏巡:6dx+5>=10
DoubleCross : (6DX10+5>=10) → 10[3,3,5,7,8,10]+4[4]+5 → 19 → 成功

庄野あるか:7DX+1+0@10>=8 調達
DoubleCross : (7DX10+1>=8) → 7[1,1,3,3,4,7,7]+1 → 8 → 成功

庄野あるか:ちひろちゃん手当あげる
日裏巡:買えた! これでクライマックスでアンマテ二回撃てる
天藤ちひろ:わーい、もらいます
GM:アンマテ二回…?!?!
望月火輪:医療トランク
庄野あるか:ww
望月火輪:8dx>=20
DoubleCross : (8DX10>=20) → 10[1,4,7,9,10,10,10,10]+9[2,4,4,9] → 19 → 失敗

GM:ひっ
望月火輪:財産1で成功
GM:10多すぎ
望月火輪:毎ターン2d10回復するぞい
天藤ちひろ:5+2d10
DoubleCross : (5+2D10) → 5+7[1,6] → 12

望月火輪:12+2d10
DoubleCross : (12+2D10) → 12+10[8,2] → 22

望月火輪:グッド
GM:あ、回復時に
GM:カンパニーも乗るはず
日裏巡:乗る!
望月火輪:22+1d10
DoubleCross : (22+1D10) → 22+4[4] → 26

望月火輪:グッド
天藤ちひろ:12+1d10
DoubleCross : (12+1D10) → 12+7[7] → 19

GM:よし
GM:シーン終了

ミドル4:開かれている未知

GM:あるかちゃん登場不可。
GM:情報収集シーンになります。
GM:シーンプレイヤーはちひろちゃん。
望月火輪:望月火輪の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (82 → 92)
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (87 → 92)
望月火輪:ぎゃん!!
GM:みっみんな
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (80 → 82)

GM:では、まず。
GM:情報収集に移る前に、NPCカードについて説明します。
GM:このシーン以降、”ラコニアイナ”と一時的な協力体制が構築可能となります。
望月火輪:おー
日裏巡:ほほう
庄野あるか:ほえー!
天藤ちひろ:なんと
庄野あるか:(登場してないので心の声です)

・彼女と協力
NPCカード”ラコニアイナ”を入手。代わりに今後のFS判定の難易度が上昇。

・ 彼女と協力しない
NPCカードは入手できないが、今後のFS判定の難易度が下がる。

GM:これを、選択可能!
GM:NPCカードの効果は以下の通り。

NPCカード:”ラコニアイナ”
▼霊碇劇:『向乞海果』
タイミング:オート
1R1回。組み合わせた攻撃のダメージ+2d10。

望月火輪:たよれり!
GM:では、先に情報項目!

・庄野昌広の目的 難易度:9 情報:FH

GM:今はこれだけです。
GM:追加項目あり。
日裏巡:誰が行きます?
望月火輪:財産も余裕があるので僕は後方に控えますか
日裏巡:ちなみにカンパニー効果で固定値4あるよ。
日裏巡:バッドフレンドとコネとAIDAでいっぱいダイス振れるけど財産は1
天藤ちひろ:じゃあ私行きます
望月火輪:しゃす!
天藤ちひろ:訓練社会と一体化で振ります
天藤ちひろ:5dx+2>=9
DoubleCross : (5DX10+2>=9) → 10[4,6,6,7,10]+9[9]+2 → 21 → 成功

GM:すご……
GM:では、開示します

・庄野昌広の目的
『ムカウ』とそれを狙う臨都支部を潰し合わせ、その隙を突いてあるかの『お父さん』を奪おうとした。
その思考プログラムには昌広の研究成果がアーカイブされている。
アーカイブへのアクセス方法も彼が知っているようだ。

→庄野昌広の研究 難易度:28(達成値累積可) 知識:レネゲイド 情報:FH

GM:まあ一行目はバレてたな
GM:追加項目は今から振れます
GM:《アンタッチャブル》が使用されているのでこの難易度ですが……
GM:普通に抜かれそうだなこれ
日裏巡:じゃあ行きます。
望月火輪:いけー!
日裏巡:〈情報:FH〉で、コネ使用。バッドフレンドも適用。
日裏巡:10dx+2+4
DoubleCross : (10DX10+6) → 10[5,6,7,7,7,8,8,9,10,10]+8[2,8]+6 → 24

日裏巡:残り4!
GM:はえーよホセ
望月火輪:じゃあ遠慮なくとどめにいくぜ
望月火輪:8dx+4+2+24>=28
DoubleCross : (8DX10+30>=28) → 10[1,3,5,5,6,7,8,10]+9[9]+30 → 49 → 成功

望月火輪:天災じゃったか…
GM:????????????????
GM:なんか固定値だけで成功してるんだよな
GM:まあこれで全て突破!

・庄野昌広の研究
細胞が個々に意識を持つという仮説に基づき、大量の情報を生成していた。
莫大な情報を繋ぎ合わせていくことで未知の存在への道を開くことが目的。
未知の存在とは即ちインフィニティコードである。

GM:つまり、『お父さん』のプログラムは
GM:これを走らせるためにもあったわけです
GM:情報は以上!ロールとかしながら今後の方針を話し合ってね。
望月火輪:や、やばすぎ!!

GM:戦いが終わり、庄野あるかが連れ去られた『ムカウ』セル。
GM:そこには、戦闘不能になった”ラコニアイナ”と、先程の襲撃で大怪我を負ったリギルの姿もあった。
GM:螢と織姫は治療キットや物資の調達に回っている。
リギル・ソルテール:「……いや 面目ねえ」
リギル・ソルテール:患者衣の胸のあたりには夥しい血の痕がある。
望月火輪:「それはこっちの台詞だよ」
望月火輪:「あるか含め4人も居たのに、まんまとしてやられた」
望月火輪:嫌悪感を押し殺すように冷静に振る舞っている
日裏巡:「私達も何もできなかった。気にすることはないけれど……」
日裏巡:「『あれ』は攻撃までしてきたのかい?」
リギル・ソルテール:「ああ」
リギル・ソルテール:「死角からの攻撃だった。奴さん、姿を隠すこともできるみてえだな」
リギル・ソルテール:「それだけ……曖昧な存在だってことだろう」
天藤ちひろ:「曖昧で……強大な存在……」
日裏巡:「姿を隠す……か」そもそも、その姿すら分からなかったのだが。
日裏巡:「一応確認しておくけれど、『あれ』はUGNの差し金だったりするのかな?」行動不能になった『捕虜』に声をかける。
”ラコニアイナ”:「……いいえ」”鯨羅”にもたれたまま、力なく首を振る。
”ラコニアイナ”:「少なくとも、襲撃に掛けられた兵力は私一人だけだと聞いていました」
”ラコニアイナ”:「……皆さんは、何をご覧に成ったのですか?」
日裏巡:「……『あれ』としか言いようがないな」
日裏巡:「何も見えなかったのに。何もない筈なのに、確かにそこにあった」
天藤ちひろ:「得体の知れない存在、でしたね」
”ラコニアイナ”:「……そうなのですね」
望月火輪:「くだらない幻覚だ。肝心なのはそこじゃない。」
”ラコニアイナ”:「?」
望月火輪:「まず最初にはっきりさせておくべきなのは。」
望月火輪:「何故、UGNが俺達を殲滅させようとしたか、だ。」
望月火輪:「UGNは強力な組織だが、全てに力押しが出来るほど強大な組織じゃない。」
望月火輪:「むしろ、現状を維持するために持ちうる力を分散して均衡を保っているという評価が妥当なところだろう。」
望月火輪:保てているだけでも大したものだが、という言葉はあえて聞かせない。
望月火輪:「勿論、その気になれば戦力を動員し、今回のような行動に出ることは出来る。」
望月火輪:「だか、無理をすればその分の歪が、必ずどこかに生じる。」
日裏巡:「その無理を押すだけの理由がある筈だってことだね」
望月火輪:リーダーの言葉に頷く
天藤ちひろ:(そうなんだ……)
日裏巡:「私達のどの行動がUGNの琴線に触れたのか。確かに聞いておきたいね」
日裏巡:「君が私達を取り逃す以上、私達は野放しになる。その時、気を付けることができる・・・・・・・・・・・かもしれない」
日裏巡:「教えてくれなかった場合、UGNを怒らせるようなことをまたしてしまうかも」
リギル・ソルテール:「……リーダー」
リギル・ソルテール:「多分だが。そいつに聞いても良い答えは得られねえぞ」
リギル・ソルテール:「なんてったってイリーガルだからな。それより」
リギル・ソルテール:ぽい、と端末を放る。
リギル・ソルテール:「例の……マサヒロの情報の解析が終わりそうだ。後はそっちで見といてくれ」
日裏巡:「ふむ。残念」
望月火輪:軽く息をつく
望月火輪:「リギル」
望月火輪:「今の俺は、美しさを欠いていたかな。」
リギル・ソルテール:「…………」
リギル・ソルテール:「おれに言えるのは」
リギル・ソルテール:「淡々と『向かえ』ってことぐらいだな」
リギル・ソルテール:「らしくは、ない」
望月火輪:「ふふ」
望月火輪:「そうか。」
”ラコニアイナ”:むすっと唇を尖らせる。
望月火輪:左手で髪をかきあげる仕草をする
望月火輪:「なら、これからはらしく行こうか」
望月火輪:「で、伊佐名は何を不満そうにしてるの?」
”ラコニアイナ”:「自分で考えてはどうですか。屁理屈が得意なようですから……」
”ラコニアイナ”:「……」
”ラコニアイナ”:「……すみません。凄く厭な人でした」
望月火輪:「なに、それぐらいの方が付き合ってて楽しいよ。」
”ラコニアイナ”:「ただ、一概に否定して良いのか……解らなくなったのです」
”ラコニアイナ”:「あなたたちの、欲望を」
望月火輪:「なら、伊佐名」
”ラコニアイナ”:「……?」
望月火輪:「しばらく俺達と一緒にいないか?」
”ラコニアイナ”:「な」
”ラコニアイナ”:「…………宗教勧誘…………?」
望月火輪:「それは最初に会った時の君だろ。」
望月火輪:「俺のはもっと合理的。」
”ラコニアイナ”:む、と表情を曲げるが、その言葉に真剣さをとりもどす
望月火輪:「理解が出来なくなった時に必要なのは分析と解析で」
望月火輪:「分析と解析をするために最も重要な行為は観察だ。」
”ラコニアイナ”:「貴方たちと一緒にいれば」
”ラコニアイナ”:「貴方たちを理解できる……少なくとも、そのための機会は得られる、ということでしょうか」
望月火輪:「ああ」
望月火輪:「勿論。その結果、俺達が理解し合えないということを」
望月火輪:「理解することになるかもしれないけどね。」
”ラコニアイナ”:「……」
”ラコニアイナ”:「その結果、私が貴方たちの仲間を手に掛けるかも知れなくても?」
望月火輪:「ああ、だってその方が良いだろ?」
望月火輪:「人形遣いが、人形を操る裏で別の誰かに糸で繰られているなんて」
望月火輪:「笑い話にもなりゃしない。」
”ラコニアイナ”:「……助けて欲しい、とは」
”ラコニアイナ”:「言わないのですね」
”ラコニアイナ”:「貴方たちの仲間を……」
”ラコニアイナ”:「貴方ならきっと、私を操ることなど造作もないでしょう」
”ラコニアイナ”:「それくらいには、望月さんは口がお上手だと自覚してください」
”ラコニアイナ”:「……ああ、もう」
望月火輪:「知ってる。」
望月火輪:「でも、俺は君のことが嫌いだから。」
望月火輪:「君の手は引いてあげないって決めたんだ。」
望月火輪:「してあげるのは、背中を押すまで」
”ラコニアイナ”:「私だって、貴方のことを嫌いになりたい」
”ラコニアイナ”:「……解りました。きっと、貴方たちは悔やまない」
”ラコニアイナ”:「ですから、私が……”ムカウ”を嫌いになれるかどうか定かになるまでは、貴方たちの傍に」
望月火輪:「ああ、それでいい。」
”ラコニアイナ”:キャスケットを深く目深に被る。
望月火輪:トンと伊佐名の背中を押す
望月火輪:一歩、二歩と強引に歩みを進め
望月火輪:日裏巡、天藤ちひろ、リギル・ソルテールの前に
望月火輪:碇海伊佐名を突き出させる
”ラコニアイナ”:「きゃ……」
望月火輪:「改めて」
望月火輪:「ようこそ、”ムカウ"へ」

GM:───”ラコニアイナ”との協力体制が確立されました。

GM:…改めて、君たちは情報を集めることにした。
望月火輪:「じゃあ、ちひろ」
望月火輪:「早速だけど伊佐名と組んでもらえるかな?」
天藤ちひろ:「あっ、はい。わかりました」
天藤ちひろ:「よろしくお願いします」ラコニアイナに頭を下げる
”ラコニアイナ”:「ええ、よろしくお願いします!」こちらもがっしと手を握って
天藤ちひろ:「ひゃっ」
天藤ちひろ:(ぐいぐい来る人だなぁ)
望月火輪:「二人には、UGNが俺達について得た情報を精査してもらいたい。」
望月火輪:「特に、その情報がどういったバイアスによって歪められているのか。ということをね。」
”ラコニアイナ”:「ばいあす……ですね」
”ラコニアイナ”:「解りました。よくわかりませんが、お任せください!」
天藤ちひろ:「歪められている……わかりました」
天藤ちひろ:(大丈夫……?)
望月火輪:「その方向と力のかかり具合で、情報を操作した人間の狙いも見えてくるはずだ。」
望月火輪:「大丈夫、ちひろもうちに来て長いんだから。」
望月火輪:「それぐらいは出来るはずだよ。」
日裏巡:「それに、リギルも手伝ってくれるから大丈夫だよ」
リギル・ソルテール:「任しときな」
日裏巡:「火輪、私達はあるかの『お父さん』の方を調べようか。あるかを連れ去った以上、昌広が関わっている可能性は高い」
日裏巡:「彼が開発した『お父さん』に関するデータはうちに残っている。そこから見直してみよう」
日裏巡:「リギル、こっちも手伝ってね。データ処理はリギルの得意分野だからね」
リギル・ソルテール:「あのなあ」苦笑する。
リギル・ソルテール:「目えやられてるヤツを分裂させようとするなってえの」
リギル・ソルテール:「……ま。そのぐらいできなけりゃあ」
リギル・ソルテール:「『無限』にゃあ程遠いからな。やってやるさ」やれやれ、のポーズ
天藤ちひろ:「リギルさん、頼りにしてます」
リギル・ソルテール:くす、と笑って応えた。

GM:数時間後。
天藤ちひろ:「……わかりました」
天藤ちひろ:「リギルさんの援護とラコニアイナさんの情報のおかげもあって、なんとか、ですけど」
リギル・ソルテール:「ま、ラクなモンだ」
望月火輪:「お疲れ様」
日裏巡:「ちひろも慣れてきたね」
”ラコニアイナ”:「凄かったですよ!ちひろさんの手際、私よりも手慣れて……」言ってから、少し気まずそうな顔をする。
”ラコニアイナ”:「いえ……無神経に喜ぶのは、良くありませんね。続けて頂けますか」
天藤ちひろ:「はい、助かったのは事実ですから……それで」
天藤ちひろ:「全てを裏から糸引いているのは、庄野昌広……さんの、ようです」
”ラコニアイナ”:頷く。
”ラコニアイナ”:「先ほど攫われたと仰っていた、庄野あるかさんのお父君、ですか」
天藤ちひろ:うなずいて
望月火輪:「あるかの認識はまた違いそうだけどね。」
天藤ちひろ:「UGN支部とムカウセルの衝突を起こさせ、その騒ぎに乗じてあるかさん……あるかさんのお父さんを手中に収めるのが狙いのようです」
天藤ちひろ:「あるかさんの"お父さん"には庄野昌広さんの研究のデータがアーカイブされているらしく」
天藤ちひろ:「本人しか取り扱い方のわからないそれにアクセスするのが狙い……みたいです」
”ラコニアイナ”:「ゆうじいえぬの諜報かてごりにも、不自然なリークが届いていたと聞きました」
”ラコニアイナ”:「結果的にはそれによって”ムカウ”セルの位置情報なども特定はできたのですが……」
”ラコニアイナ”:「情報の信頼性が低く、正規のええじぇんとではなく私が遣わされたのも」
”ラコニアイナ”:「今となっては、”潰し合わされる”ことに関してのりすくへっじというものだったのでしょう」
日裏巡:「想定はしていたけれど、思った以上に行動が早かったね。やられたよ」
望月火輪:「なるほど」「正直、意外性はないけれど、だからこそ最悪だね」
日裏巡:「昌広がそうするメリットが見えてこなかったから、どうしても後手に回ってしまったけれど」
日裏巡:「それに関しても、あるかの『お父さん』を調べて少し見えてきたかな」
”ラコニアイナ”:「……あるかさんの御父上は庄野昌広さんで……でもあるかさんの頭の中には別の御父上がいて……」
”ラコニアイナ”:「……?」
日裏巡:「あるかの『お父さん』は昌広が作った人工プログラムだ」
天藤ちひろ:「ややこしい話ですよね……」
”ラコニアイナ”:「いえ、そういう方も居てよいと思います。私も人形には心があると思っていますし」軽くボストンバッグに触れる
日裏巡:「どちらが父親なのか、あるかが決めているというだけの話さ」
望月火輪:あるかのお父さんを作ったのも昌広なら昌広はあるかのおじいちゃんで良いんじゃない?と軽口を叩く
リギル・ソルテール:「余計ややこしくなるからやめとけよカリン……」
”ラコニアイナ”:「けれど、なぜ昌広さんはその『お父さん』を狙うのでしょうか」
天藤ちひろ:「狙いは……」
日裏巡:「うん。そもそも、今になって狙うなら、どうして一度手放したのかという疑問も浮かんでくる」
リギル・ソルテール:「元FHの研究者だったな、マサヒロは」
日裏巡:「恐らくは入力を増やす為に手放し、十分なデータが取れたから回収したんだろう」
リギル・ソルテール:「……相変わらずお前は合理的すぎるな、ジュン」
リギル・ソルテール:「足抜けするときに何かいざこざがあった、それだけの可能性もあるだろ」
日裏巡:「その可能性もあるけれど、『お父さん』のデータを再解析すると昌広の意図が見えてくる」
望月火輪:「特に、リギルには興味深いかもね。」「いや、逆に失笑ものかな。」
日裏巡:「これまであるかの『お父さん』に関してはブラックボックスが多かったけれど、あるキーワードを踏まえるとある程度見えてきた」
日裏巡:「火輪とリギルが“マスターストラトス”から聞いたキーワード」
日裏巡:「――“無限の始源インフィニティ・コード”」
リギル・ソルテール:「ハ、なるほど」
天藤ちひろ:「……! それって……」リギルの方を見る
リギル・ソルテール:「いいタイミングだ。そう思わねえ?チヒロ」
リギル・ソルテール:視線を感じ、頷く。
天藤ちひろ:「ややこしいタイミングだな、とも思います」頷いて
リギル・ソルテール:「で?失笑ポイントも聞かせてくれよ」
”ラコニアイナ”:「……それは少し気になりました。あるかさんのお父さんを侮るわけではないのですが、一つのぷろぐらむが”無限の始原”に辿り着けると?」
日裏巡:「あるかのお父さんは所謂『中国脳』だ」
日裏巡:「個々の細胞が意識を持つという仮説。そして、それぞれの細胞が意志を持ち、それが一つのネットワークを形成するとき、大量の情報が処理できる」
日裏巡:「総当たり。可能性の高低も、有意性の有無も関係なく、あらゆる情報を試行すれば、いずれ無限に届く」
”ラコニアイナ”:「……自分の娘を、そのために……」視線を落とす。
天藤ちひろ:「そんな滅茶苦茶な……」
望月火輪:「確かに滅茶苦茶だけど。」
望月火輪:「俺達は、あるかにその滅茶苦茶を押し通すスペックがあることを嫌というほど知らされてるだろ?」
リギル・ソルテール:「……理屈としちゃあ、間違ってもいねえな」
天藤ちひろ:「確かに……そうですね……」
”ラコニアイナ”:「確かに……」
”ラコニアイナ”:「言われてみればあるかさんの攻撃は、まるで……もう一つの世界を見せられているようでした」
”ラコニアイナ”:「圧倒的な情報で織られた、彼女だけの世界を」
日裏巡:「あるかの能力は彼女の脳内くうそうを現実にする」
日裏巡:「机上の空論も、実現し得る」
天藤ちひろ:「インフィニティーコードも、ですか。」
望月火輪:「そういうこと。」
リギル・ソルテール:「なるほどね……」
天藤ちひろ:「たしかに、よくわからないものを実体化させてきてるのは見てきましたけど……そんなものまでなんて」
望月火輪:「無限に弾を射出できるマシンガンで下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるって言ってるみたいで美しくはないけどね」
望月火輪:リギルは失笑するかも、と言ったのはそれだ。
リギル・ソルテール:「美しさに拘るのはお前らしいな。おれは手段なんざどうでもいいが」そこで息を吐き。
リギル・ソルテール:「仮説、だが」
リギル・ソルテール:「インフィニティコード」
リギル・ソルテール:「思ってるよりその正体は単純なモンなのかもしれねえ」
リギル・ソルテール:「………どんなモンにでも姿を変える無形の願望機」
日裏巡:「……無形」
天藤ちひろ:「願望機……」
日裏巡:その言葉に、あの『なにか』を想起せざるを得ない。
望月火輪:「確証はいらない。リギルの推察でいいのだけど。」
望月火輪:「その願望機とやらに」
望月火輪:「人間の意思は、入る余地はあるのかな」
リギル・ソルテール:「人の願いに反応するかどうか、ってことか?」
望月火輪:「それと。あるかの意識は残るのかということ」
リギル・ソルテール:「……まず、間違えちゃいけねえトコとして」
リギル・ソルテール:「そのプログラムはイコールインフィニティコードじゃねえ」
リギル・ソルテール:「プログラムのみを抜き出すことは可能……だろうが、それはあるかが許さねえし、」
リギル・ソルテール:「『ムカウ』の方針にも反する」
日裏巡:頷く。
日裏巡:欲望の為に妥協しない。みんな仲良く。そのどちらにも反している。
”ラコニアイナ”:「かなめは、状況的にも、心情的にも……彼女を取り戻すことが」
”ラコニアイナ”:「あなたたち”ムカウ”の現状の目的、ということですね。改めて、承知いたしました」
”ラコニアイナ”:「私も戦いに備えて来ます!先程”鯨羅”も壊れてしまいましたし」
”ラコニアイナ”:「乗りかかった船です。彼女を取り戻して、貴方たちのことを理解できるまではお手伝いいたします」
天藤ちひろ:「はい、大切な友達……なので」
”ラコニアイナ”:「……ええ。お友達は大事ですよね。上手く行くことを祈っています」そう言ってボストンバッグを開き、工具を弄り始める。
日裏巡:「『あれ』がインフィニティコードではないとしても、近い物を生み出すに至っていると考えるべきだろう」
日裏巡:「楽しみだね」笑みを浮かべる。
日裏巡:「あるかも、インフィニティコードへの道も手に入れる」
望月火輪:「欲張りだなあ」
天藤ちひろ:(総取りする気だ……!)
リギル・ソルテール:「オール・イン」
リギル・ソルテール:「カリン。チヒロ」
リギル・ソルテール:「現場はお前らに任せる。成果上げてこいよ」
リギル・ソルテール:「おれは、マサヒロの信号を探る」
望月火輪:「任せて。」
天藤ちひろ:「……はい!」
天藤ちひろ:絞り出すように言葉を返す

GM:ロイスと購入が可能です
日裏巡:ロイスは保留
望月火輪天藤ちひろ/有意○/隔意
望月火輪:医療トランク使う人は使っていいよー
天藤ちひろラコニアイナ 〇信頼/隔意
天藤ちひろ:じゃあいただきたいです
望月火輪:どうぞ
天藤ちひろ:2d10+1d10
DoubleCross : (2D10+1D10) → 9[4,5]+7[7] → 16

望月火輪:ブルゲ欲しい人います?
天藤ちひろ:全回復
日裏巡:ちひろちゃんをもっと硬くする為にリアクティブアーマー狙ってみようかな
天藤ちひろ:ブルゲは別にいいです
日裏巡:ブルゲは大丈夫
日裏巡:手配師使用してバッドフレンド効果適用して判定
日裏巡:11dx+5>=24
DoubleCross : (11DX10+5>=24) → 10[2,4,4,5,6,7,8,9,10,10,10]+9[1,6,9]+5 → 24 → 成功

GM:??????
日裏巡:買えた! ちひろちゃんにパス!
天藤ちひろ:いただきます
日裏巡:これで手配師が尽きた
望月火輪:特に買うものも…ないな!以上で!
日裏巡:あ、ないならボデマとか欲しいです
GM:UGN…ボディアーマー!
望月火輪:では
望月火輪:8dx+4>=12
DoubleCross : (8DX10+4>=12) → 10[1,1,3,7,7,8,9,10]+6[6]+4 → 20 → 成功

望月火輪:ゲット
GM:つよいなー
天藤ちひろ:強い
日裏巡:やったー! 捕虜から買い付けたぞ! 装備!
天藤ちひろ:応急手当キット
天藤ちひろ:3dx+4>=8
DoubleCross : (3DX10+4>=8) → 6[2,4,6]+4 → 10 → 成功

天藤ちひろ:ゲット、だけして保持
GM:では、シーン終了!

マスターシーン:私がおそれたもの

GM:───その知らせを聞いた時、ひどく動揺した。そして怯えた。
GM:妻の懐妊。
GM:そもそもが、実験対象として研究のために結んだ関係であったが。
GM:……自分の血を引く生き物?
GM:それに、どう相対すればいい?
GM:「愛すればいいのよ」
GM:妻はそう言って笑った。
GM:わからない。お前を愛したことすらないというのに。
GM:……結局、その妻は、赤子が生まれるとともに命を落とした。
GM:子供と、私だけが残された。

GM:……子供が呼ぶ。
:「おとうさん」
庄野昌広:「……うるさい」
:「おとうさん」
庄野昌広:「あっちへ行きなさい」
:「おとうさん、おとうさん」
庄野昌広:「やめろ、私は」
庄野昌広:───私は、お父さんなどではない
庄野昌広:走らせていたプログラムを見る。
庄野昌広:……こいつが、父親を求めると言うのであれば
庄野昌広:「何。仕事がひとつ増えるだけだ」
庄野昌広:「いずれ、帰ってくればいい」
GM:そして、彼女は───庄野あるかは、
GM:『お父さん』と出会った。

ミドル5:父と娘

GM:シーンプレイヤーはあるかちゃん。他登場不可。侵蝕は1固定。
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を1(→ 1)増加 (89 → 90)
GM:昌広との会話シーンになります。購入等は出来ません。

GM:君は、男に手を引かれたまま歩いている。
GM:抵抗は出来ない。『お父さん』は返事をしない。
庄野あるか:握られた手は生温かい。血の通った温度と手触り。
庄野あるか:「昌広」
庄野昌広:「……何だ」ぶっきらぼうに答える。
庄野あるか:「わたし、どこに行くの」
庄野あるか:もちろん、先にお父さんに訊いたのだ。答えてはくれなかったが。
庄野昌広:「安全な場所だ。連中に感づかれないような」
庄野昌広:「そのために、奴らを撒く必要がある」
庄野昌広:様々な場所をでたらめに歩き回っていた。
庄野あるか:「安全?」
庄野あるか:「なにが安全なの」
庄野あるか:「あなたは、なにがしたいの」
庄野昌広:立ち止まり、君の目を見る。
庄野昌広:君と同じ色が。
庄野あるか:見返す。眠たげに遠くを見るような目つき。
庄野あるか:「ぜんぜん、安心できないよ、わたし」
庄野あるか:「お父さんがいなきゃ、どこにいたって…」
庄野昌広:「そうだろうな」
庄野昌広:「当たり前のことだ」
庄野あるか:「奪ったのは、昌広なの?」
庄野昌広:「……厳密には違う」
庄野昌広:「それを企図して奪ったわけではない」
庄野昌広:「お前を囚えたジャームの能力だ。それは今もお前に取り憑いている」
庄野あるか:「とりついてる、…?」
庄野昌広:「お前の恐怖を映し続けている。お前の『お父さん』と同じだ」
庄野昌広:「アレはお前の望みを映し出すモノに過ぎない」
庄野あるか:「……」
庄野あるか:「それだと、でも、…」
庄野あるか:「……?わたしが、こんなのを望んでるみたいに、聞こえる」
庄野あるか:見知らぬ花を踏んで、小石を転がして、たどたどしく、男と歩きながら。
庄野あるか:「おかしいよ」
庄野あるか:「わたしの欲望は、望みは、こんな今じゃないもん」
庄野昌広:「…いいか。お前の望みは、『お父さん』だ。『お父さん』はお前の望みを映している」
庄野昌広:「それを消したのはジャームだ。それがお前の恐怖を映している」
庄野昌広:理解したか?という男は、明らかに苛ついて見える。
庄野あるか:「だから、それが…」言いかけ。
庄野あるか:「……はあ」
庄野あるか:息を吐く。
庄野あるか:「じゃあ、このジャーム、どっかやってよ、昌広」
庄野あるか:らしからぬ、年相応の。苛立って醒めた少女のように見上げる。
庄野昌広:「そうしたら、お前は逃げるだろう」
庄野あるか:頭皮の傷跡をなぞるように、自分の頭に触れて。
庄野あるか:「わたしから、奪ってる」
庄野あるか:愛しているという言葉を思い出す。
庄野あるか:「わたしには」
庄野あるか:「わたしは……お父さんだけ信じていられれば」
庄野あるか:「それだけで…」夢見るような調子が戻ってくる。
庄野昌広:「……はあ」
庄野昌広:息を吐く。
庄野昌広:「そうだろうな」
庄野あるか:「知ってるはずだもんね」
庄野あるか:「あなたがそうしたんだから、あなたが、わたしにくれたんだから」
庄野昌広:「そうだ」
庄野昌広:「お前を手放したのは私だ」
庄野昌広:「お前に与えたのも私だ」
庄野昌広:「……だが」
庄野昌広:「お前にいつまでも預けていくわけには行かない」
庄野あるか:「そう。……」
庄野あるか:「ねえ、わたしを、愛してるよって、言ってくれたよね?」笑う。
庄野昌広:「…………」
庄野昌広:「親というのは」
庄野昌広:「そういうものだと、聞く」
庄野昌広:「……父親を」
庄野昌広:「父親を、やってみようかと思ったが」
庄野昌広:「やはり私には無理だったようだ」
庄野あるか:「ふ」
庄野あるか:「あはは!」
庄野あるか:「ばかだなー」
庄野あるか:「……なんだあ。わたしの元だから、昌広もばかなのかな」くすくす笑ってから。
庄野あるか:「あのねえ」
庄野あるか:「親とか、父親とか、わかんないけど」
庄野あるか:「わたしは、こう言います」
庄野あるか:自分のこめかみを、銃口を向けるように指さす。
庄野あるか:「愛は、ここにある」
庄野あるか:「あなたが与えた愛を、わたしは持ってる」
庄野昌広:「──────」
庄野あるか:「だから」
庄野あるか:「絶対に渡さない」
庄野あるか:「逃げるだろうって言ったけど、ねえ、昌広は知らないと思うけど」
庄野あるか:「わたしは。紅茶もじょうずに淹れられるし、人だって殺せる」
庄野あるか:「お父さんがぜんぶ、教えてくれたんだ」
庄野昌広:ぎり。
庄野昌広:君の手を握る力が強くなる。
庄野昌広:無理に引っ張ることはしない。
庄野あるか:痛みを感じながら、笑っている。
庄野昌広:「ならば……そうだというのなら」
庄野昌広:「私にだって愛せたはずだ・・・・・・・・・・・
庄野あるか:「……」それを横目に見上げる。
庄野あるか:「やってみればいいよ」
庄野あるか:ムカウセルの情報網は、人数から考えられるよりずっと広い。
庄野あるか:あるいは見つけてくれるかもしれない、という想定は、お父さんがいなくても…本当は、そんな思考くらい、できる。
庄野あるか:誰にも見つからなくても…
庄野あるか:それはそれで、不思議と。なぜだか。
庄野あるか:「やっていればいい。わたしも最近、がんばってるんだ」
庄野あるか:「愛することができるかどうか」
庄野あるか:わたしの脳に蠢くものは、応えてくれない。
庄野あるか:わたしの愛は、わたしに見えないまま、ここにある。
GM:男はただ無言で君の手を引き続けた。

GM:ロイス操作のみ可能!
庄野あるか:はあい。まず変更します。
庄野あるか庄野昌広 〇未知/恐怖→〇期待/憐憫に。
庄野あるか:そして実は一度も取得したことがなかった
庄野あるか「お父さん」 〇欲望/恐怖 これも取得します。
GM:……!
GM:そうとは……
庄野あるか:Dロイスにいたから
GM:あー
庄野あるか:とってなかったんですね
GM:なるほどね
庄野あるか:てなわけでいじょ!
GM:おけ!

ミドル6:愛のありか

GM:あるかちゃんを助けに行くシーン。シーンプレイヤーはあるかちゃん、全員登場可。
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (92 → 94)
日裏巡:えらいぞダイス
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (82 → 86)
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (90 → 91)
庄野あるか:さらわれてから落ち着いた
GM:愛を見付けている…
望月火輪:望月火輪の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (92 → 102)
望月火輪:たかいたかい!!
GM:モッチ!!!!

GM:では、FS判定ですが
GM:今回はあるかちゃんサイドとムカウサイドで
GM:別々の技能で判定していきます
庄野あるか:おおーー

・ムカウサイド
判定…<情報:なんでも> 難易度:9
支援判定…【精神】 難易度:8
最大達成値:30
進行値:0/18
ラウンド:1/4

・あるかサイド
判定…<交渉> 難易度:12
支援判定…【社会】 難易度:7
最大達成値、進行値、ラウンド数は追跡組と共有

天藤ちひろ:別々
庄野あるか:よかった 情報噂話でなくて
GM:別になるのは技能だけですね
GM:ふふ
日裏巡:質問!
GM:両サイドから協力して合流するイメージです
GM:はい!
日裏巡:この判定はカンパニーの情報収集に関する判定に入りますか?
GM:入ります 情報が技能になってる場合は適用範囲内です
日裏巡:やったー!
GM:じゃあ
GM:質問が他になければやっていきます
GM:疑問があったら都度聞いてね!

GM:【ラウンド1】
GM:イニシアチブ順に処理していきます。
GM:まずはリーダー。
日裏巡:では〈情報:FH〉でコネ使って判定します。バッドフレンドの効果も適用。
日裏巡:10dx+2+4
DoubleCross : (10DX10+6) → 10[3,3,5,6,6,7,7,8,8,10]+3[3]+6 → 19

GM:財産使えます
日裏巡:財産1入れて20!
日裏巡:これで財産0です
GM:一気に3だ
GM進行値:3/18
GM:イベントはまだ!
GM:次はイニシアチブ4組です
GM:好きな順番でやると良い
GM:あるかちゃん、どうだい
庄野あるか:よければやろっかな
望月火輪:やっちゃえ!
庄野あるか:7DX+12+0@10 交渉
DoubleCross : (7DX10+12) → 10[1,2,2,7,8,9,10]+6[6]+12 → 28

庄野あるか:生来の狂気があれば
庄野あるか:交渉だってできる!
GM:OK
庄野あるか:昌広 これが愛だ
GM進行値:5/18
GM:まだですね
GM:次どうぞ!
GM:モッチorちいちゃん
望月火輪:じゃあお先に
天藤ちひろ:どうぞ
望月火輪:情報:噂話で噂好きの友人のコネを使い
望月火輪:11dx+4>=9
DoubleCross : (11DX10+4>=9) → 9[3,4,4,5,6,6,6,8,8,9,9]+4 → 13 → 成功

望月火輪:使い時だな。財産7消費します。
GM:では
GM進行値:8/18
GM:イベントが発生します。

追跡組:あるか達と思しき親娘を見たとの話を耳にする。更に詳しい話を聞いてみよう。
判定技能を<情報:噂話>、難易度を6に変更。

あるか:街中に誘導。周囲の人間に助けを乞うことが可能。
判定技能を<情報:噂話>、難易度を3に変更。(支援判定は可能。)

庄野あるか:うおおおお
庄野あるか:うおおお(噂話強制失敗)
GM:では、次はちーちゃんです
天藤ちひろ:じゃあ噂好きの友人の力も借りて、振ります
天藤ちひろ:5dx+1>=6
DoubleCross : (5DX10+1>=6) → 9[2,6,7,8,9]+1 → 10 → 成功

GM:OK!
GM進行値:10/18
GM:イベント!

追跡組:得た情報から昌弘の動きの追跡が可能となる。足を使う時間だ。
判定技能を【肉体】、難易度を8に変更。

あるか:昌弘が警戒を強める。
判定技能を<交渉>、難易度を15、最大達成値を20に変更。

GM:では、演出に参りましょう

リギル・ソルテール:『まずはマサヒロの足取りを追ってくれ。そっからデータを割り出す』
天藤ちひろ:「あるかさんはそれなりに目立つ容姿ですから、それを目印に探すのがよさそうですね」
望月火輪:「あとそれ以上に目立つのは、行動かな。」
望月火輪:「ここ数時間でイカれた女の目撃情報があったら調べた方がいい」
日裏巡:街頭カメラの類はリギルの領分だ。ならばそちらは任せて他を潰すように調べるべきだ。
日裏巡:「“オレステイア”の顧客情報が役に立ちそうだ」一度捕らえた時、命と引き換えに脅し取っていた。
日裏巡:“オレステイア”は鴻央会にも武器を卸していた。そちらのネットワークを無断で使用する。
日裏巡:彼らは人目に付かない道をよく知っている。
日裏巡:「こっちの辺りにはいないみたいだ。別の道を当たってみよう」共有した地図アプリを表示しながら。
天藤ちひろ:「わかりました……!」
望月火輪:情報を処理しつつ、事もなげに呟く
望月火輪:「そういえばさ」
望月火輪:「ちひろは、お父さんと子供が別個に居るのが普通の状態だって言ってたよね。」
天藤ちひろ:「え? は、はい……まぁ、私が知ってる常識ではそうなので……」
望月火輪:「なら、ちひろも普通を壊す側に回ったわけだ。」
望月火輪:「俺達は今からお父さんから娘を奪おうとしてるんだから。」
天藤ちひろ:「……そう……ですね……」
天藤ちひろ:「でも」
天藤ちひろ:「あるかさんは、その方があるかさんらしいって思うんです」
天藤ちひろ:「変、でしょうか?」
望月火輪:「んー、わからないな。」
望月火輪:少し誂うように笑う
望月火輪:「だって、あるか自体が変な子だから」
天藤ちひろ:「それは、そうですね……変な子です」
天藤ちひろ:「彼女は、私たちと違う価値観で動いている」
天藤ちひろ:(もしかしたら、このセルの全員がそうなのかもしれないけど)
天藤ちひろ:「それを否定はしたくないとは、思うんです」
望月火輪:「そうやって、受け入れてあげたいと思うぐらいには」
望月火輪:「あるかも、ちひろの日常の一部になってるってことかな。」
天藤ちひろ:「はい、少なくともこんな風に失わせたくないって思うくらいには」
天藤ちひろ:「私にとっては日常の一つなんです、あるかさんは」
望月火輪:「……」
望月火輪:「なら、守ってあげないとね」
日裏巡:「ふふ、あるかもちひろの欲望の一部になったんだね」
天藤ちひろ:「はい! えっと、その……望月さんは違うんですか?」
望月火輪:(気づいてるのかな、ちひろは)
望月火輪:(『ここ』が日常だという錯覚が強くなればなるほど、前に居た場所には戻れなくなるということなのに)
望月火輪:ちひろの言葉を受け思考を止める。
望月火輪:「俺はあるかが俺の助けを必要とするほど弱いと思ってないからね。」
天藤ちひろ:「……? じゃあ、なんで今こうして……?」
望月火輪:「単純だよ。」
望月火輪:「昌広がムカつくから。それだけ」
望月火輪:最も見たくない自分の姿を見せ付けられた。敵と見做すのにこれ以上の理由はない。
天藤ちひろ:「な、なるほど。」
天藤ちひろ:「たしかに、あんなものを見せつけられて好く理由もないですものね……」
望月火輪:「そういうこと」
日裏巡:その怒りも、守りたいという思いも、理解しきれないまま笑っている。
日裏巡:「私は昌広に少し感謝しているけどね」
望月火輪:「感謝だけはないでしょ。」
日裏巡:「少し考えたんだ」
日裏巡:「あるかは、『お父さん』の処理する情報の幅を広げる為に、多くの欲望という名の情報が集まる『ムカウ』に送り込まれたのかもしれない」
日裏巡:「だとすれば、昌広があるかに会わせてくれたってことになる」
日裏巡:「私に、欲望を見せてくれたということだ」
天藤ちひろ:「それは……」
日裏巡:「ありがたく、全部奪わせてもらおう」
天藤ちひろ:「いえ、いつもの日裏さんでしたね、容赦なくいつも通りに……」
望月火輪:「…俺は巡に奪われた覚えはないけどね。」
天藤ちひろ:(私は、奪われたと言えるのだろうか……日常を、ふつうの居場所を)
日裏巡:「仲間からは奪わないよ」
日裏巡:「みんな仲良く。そうだろう?」
日裏巡:浮かべる笑みは、いつも同じ。含む物など何もない無垢の笑み。
望月火輪:「それには別に反対しないけど…お、掛かった。」
望月火輪:無数に流れてくる情報の中から有力なものをいつか転送する。
リギル・ソルテール:『………よし』
天藤ちひろ:「こちらもです……送りますね」
リギル・ソルテール:『サンキュー』
リギル・ソルテール:カタカタと打鍵音。そして通信。
リギル・ソルテール:『信号の解析が終わった。端末に送る』
リギル・ソルテール:『アルカを頼んだ……おれは、少し寝る』
日裏巡:「ありがとう。無理をさせたね。あとは任せて」
天藤ちひろ:「ありがとうございます、リギルさん」
望月火輪:「ゆっくり休んでなよ」
望月火輪:「土産はちゃんと持ってくるからさ」

GM:庄野昌広は君を連れ、歩き続けている。
GM:君ならば、彼の足取りを誘導することも可能だろう。
庄野あるか:手を引くように、人込みの群れ。年の離れた親子もいれば、恋人たちもいるような雑踏。
庄野あるか:「お父さん、お父さんが、」と。一瞬人の耳を奪うように声をあげかけーー
庄野あるか:(なんて言えば、よかったんだっけ?)
庄野あるか:無数の人、人、人がいて、その目は。
庄野あるか:よく似た目をした男と少女を、親と子のようにふしぎそうに見つめている。
通行人:彼らから見れば、君たちは特に珍しくもない取り合わせだ。
庄野あるか:「お父さんは、ここにいないのに」
庄野あるか:「いないのに、誰も、わかんないんだ……」
庄野あるか:叫ぶこと、助けを求めること。それが無意味なことは、誰に演算してもらわなくても、わかった。
庄野あるか:「はは、あはははは……」
通行人:時折、怪訝そうな視線が通り過ぎる。
通行人:それでも足を止めるものはいない。
庄野あるか:《仕組まれた幸運》。因子を、昌広が気づかないように巡らせる。
庄野あるか:運よく、誰かがこの、狂った少女を少しでも長く記憶して。
庄野あるか:彼らの耳に届く。その確率を上げる。
庄野あるか:そういう無数の施行が、お父さんは、得意だったから。
GM:だから、
GM:そのデータは、彼らに届いた。

GM:【ラウンド2】
GM:ハプニングチャートとかいうものを忘れていました
庄野あるか:ハプ!
庄野あるか:なにがおこるのだ
GM:1d100
DoubleCross : (1D100) → 72

GM:おっキリが良い
GMチャンス到来。このラウンド中に行う進行判定は、ダイスが+5個される。
GM:何とプラス効果だ。
庄野あるか:すご!!
日裏巡:やったー!
GM:判定などは右柱メモの通り!
庄野あるか:はーい!
GM:リーダーから順にどうぞ
日裏巡:ではダイスも増えたことだし【肉体】で判定!
日裏巡:8dx
DoubleCross : (8DX10) → 10[1,2,4,5,8,8,8,10]+1[1] → 11

日裏巡:一応進行値2ゲット!
GM進行値:12/18
GM:イベントはまだ!
庄野あるか:私やっていいー?つぎ
庄野あるか:交渉のうちにしておきたさ
天藤ちひろ:どうぞー
庄野あるか:12DX+12+0@10 交渉
DoubleCross : (12DX10+12) → 8[1,2,2,2,5,6,6,7,7,7,8,8]+12 → 20

庄野あるか:最大きた!
GM:ちょうど最大達成値!
GM進行値:15/18
GM:イベント!

追跡組:あるか達の場所を特定する。相手の動きを読み、挟み撃ちにして逃げられないようにしよう。
判定技能を<知覚>に、難易度を8に変更。

あるか:仲間が近付きつつあることを『お父さん』が教えてくれる。合流と戦闘の準備が必要だ。
判定技能を<意志>、難易度を7に変更。

GM:お父さんが復活してる
庄野あるか:お父さんーーーー!?
庄野あるか:わたしのために…
庄野あるか:ありがとう…
GM:では、そのまま判定続きどうぞ!
GM:モッチorちひろちゃん!
望月火輪:じゃあお先に!
天藤ちひろ:どうぞー
望月火輪:9dx>=8
DoubleCross : (9DX10>=8) → 10[2,2,4,4,6,7,8,9,10]+7[7] → 17 → 成功

望月火輪:どりゃー!
GM:おお
GM進行値:17/18
天藤ちひろ:ではこっちも振ります
天藤ちひろ:9dx>=8
DoubleCross : (9DX10>=8) → 10[2,2,2,3,4,6,7,8,10]+5[5] → 15 → 成功

庄野あるか:すごいぜみんな
GM:あれ
GM:そういえばみんな知覚で振ってる?
GM:ああそうか
GM:ハプニングチャート!
望月火輪:ダイス+5!
GM:すごいダイス増えてるなこれ
GM:びっくりした
GM進行値:19/18
GM:すみません、歴史の修正などがありましたが
GM:無事クリアです!
日裏巡:うおー!
庄野あるか:歴史最高!
庄野あるか:うおお!
天藤ちひろ:やったー
GM:演出に参りましょう!

庄野あるか:「そういえば」
庄野昌広:「…なんだ」
庄野あるか:「わたし、ムカウにいたの。いつからか…お父さんが教えてくれたとおりに」
庄野昌広:「……そうだな」
庄野あるか:「それは、あなたが…のぞんだことなのかな?」
庄野あるか:「お父さんはね、教えてくれても、どうしてそうしたかは。わたしに教えてくれないから」
庄野あるか:「昌広は知ってるのかなーって」
庄野昌広:「お前の足取りは知っていた。だから、ある新興のセルにお前が引き取られたことも知っていた」
庄野昌広:「もし、お前が『お父さん』に言われたとおりにしたのだとしたら」
庄野昌広:「それはお前が望んだことだろう」
庄野あるか:「えーっ、お父さん、昌広にチクってたんだ」少し笑って。
庄野昌広:「チク……」
庄野あるか:「あとねえ、わたしが望んだこと、は…」
庄野あるか:「そうだけど、そうじゃないよ」
庄野あるか:「わたしとお父さんは違う。」だからわたしの愛はここにあり。
庄野あるか:「わたしの望みを、叶えてくれたんだ」
庄野昌広:「ばかを言え」
庄野昌広:「あのレネゲイドビーイングに……」
庄野昌広:「……人格はない」
庄野昌広:「意識だけ」
庄野昌広:「意識だけだ」
庄野あるか:「そんなの、大事なことじゃないよ」
庄野あるか:「それがなんだって、どうだっていいじゃない」
庄野昌広:ひ、と声が漏れる。
GM:その時、
GM:君の頭に慣れ親しんだ感覚があった。
GM:彼が、恐怖を感じた、そのときに。
庄野あるか:恐怖とは真逆の感覚。安心感。
庄野あるか:わたしを愛してくれている、だれかの胸に抱かれているような。
庄野あるか:「…ああ」
庄野あるか:「ねえ。こんなに…わかるのにね」
庄野あるか:「うん」
庄野あるか:「……お父さん。昌広もなのかな。…ありがとうね」
庄野昌広:「やめろ……やめろ!」
なにかEロイス:囚人の鳥籠 解除。
なにか:そして。
少女:いつの間にか、少女の姿が昌広の傍にあった。

少女:その上着の裾を掴んでいる。
庄野あるか:「……?」
庄野あるか:「だれ、それ」少し笑う。
庄野昌広:「ひっ……!」
庄野昌広:「い、いや……そ、そうか」
庄野昌広:「わかった。そうすれば良いんだな、”ハルツィナツィオーン”」
”ハルツィナツィオーン”:頷く。
日裏巡:少女の出現に対して、周囲から奇異の視線が向けられることはなかった。あるいは、人々が恐怖の対象の出現に怯え惑うことも。
日裏巡:《ワーディング》
日裏巡:「……UGNが私達への助勢を封じているのなら」
日裏巡:「こうして目立つことをしても暫くは自由にできるということだ」
日裏巡:「迎えに来たよ。あるか」
庄野あるか:「…あ」
庄野あるか:「えへへ。お父さんが教えてくれたよ」
庄野あるか:「きっと来てくれるって、今!」
天藤ちひろ:「……はい! 来ましたよ、あるかさん」
天藤ちひろ:「ご無事のようで、良かったです」
庄野あるか:「ふふ」上機嫌になる。
庄野昌広:「……『ムカウ』」
望月火輪:「で、そっちが昌広?」
庄野あるか:「あれっ。そっか、モッチとちひろちゃんは初対面だ」
望月火輪:「あるかが世話になったね。」
天藤ちひろ:「そちらの方が……」
天藤ちひろ:敵愾心の混じった瞳で昌広の方を見る
”ラコニアイナ”:「見付けましたよ!貴方があるかさんを攫った下手人ですね!」
”足疋鯨羅貞宗”:遅れて、”ラコニアイナ”と彼女の操る人形も滑り込む。
庄野あるか:「UGNの鯨の人もいる!なんでー!?」
日裏巡:「一時休戦というやつさ。あるかを助ける手伝いをしてくれるんだってさ」
庄野昌広:「”ラコニアイナ”もか。全く……」
庄野あるか:「それは、なんだか…ふふ」
庄野あるか:「すごいな。昌広、ねえ、わたしさ」
庄野あるか:「こう思うんだ」
庄野昌広:「……」
庄野昌広:ぎろり、とあるかを見る。
庄野あるか:「ねえ!こんなふうに、あなたがお父さんをわたしにくれて」
庄野あるか:「お父さんが、ムカウと出逢わせてくれて…」
庄野あるか:「今が、ふふ、こんななんて」
庄野あるか:「わたしを助けに来てくれるなんて…」
庄野あるか:「あなたがわたしを愛してくれた、みたいじゃない?」
庄野あるか:ねめつける男を、幸福そうに見つめる。
庄野昌広:「───………」
庄野昌広:「そうだ、そうだ!」
庄野昌広:「私にだって、愛せるはずだ!」
庄野昌広:「だから、だから───」
庄野昌広:「お前を……連れて行く!お前の父親は私だけだ!!」

GM:ロイス・回復のみ可能!
日裏巡:ロイス保留!
庄野あるか:ロイホ!
望月火輪:ロイホ!全快中です!!!
庄野あるか:なんかあったっけ もってなかったきがする…
天藤ちひろ:ロイス保留で
日裏巡:確か火輪くんの医療トランクとちひろちゃんの応急があったはずなのであるかちゃんとリーダーで一つずつ使わせてもらおう
庄野あるか:おおっ
日裏巡:19+2d10+1d10
DoubleCross : (19+2D10+1D10) → 19+11[5,6]+7[7] → 37

望月火輪:あるよ!
日裏巡:全快! 28!
GM:出目やば
GM:いや、落ち着け 10面ダイスだ
庄野あるか:12+2d10+1d10
DoubleCross : (12+2D10+1D10) → 12+16[7,9]+7[7] → 35

GM:いやそれにしてもめっちゃ回復するね君たち?
庄野あるか:いや最大21だわ
庄野あるか:さいだいにもどります
庄野あるか:24か
GM:24ですね
庄野あるか:全回復
GM:では
GM:シーン……ミドル終了!

クライマックス:愛と真実

GM:クライマックス!全員登場!
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (94 → 96)
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (91 → 96)
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (86 → 87)
望月火輪:望月火輪の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (102 → 107)

※以下二箇所画像へのリンクあり、ホラー要素注意

”ハルツィナツィオーン”:両手を広げる。
”ハルツィナツィオーン”:そして、目を、
”ハルツィナツィオーン”開く。
”ハルツィナツィオーン”:そこから、涙のように液体が溢れ、
”メズマライズ”胎児のような異形がいくつも吐き出される。
庄野昌広:「ハァッ……ハァッ……!」
庄野昌広:荒く息を吐いている。そこにあるのは全て彼の恐怖だ。
庄野あるか:息を呑むようにそれを見返して…やはり笑う。
庄野あるか:「ぜんぜん、わたしに似てないな」
庄野あるか:「ねー?」みんなに訊く。
望月火輪:「あるかの方が可愛いからね」
日裏巡:「あるかに似たものは、見たことないな」
庄野あるか:うむうむと満足そうに頷いている。
天藤ちひろ:「あれは……衝動の、具現化……?」
天藤ちひろ:自分の中の石が反応するままに、言葉を作る
庄野あるか:「昌広は、きっとこれが怖いみたい」
庄野あるか:「ちひろちゃんも、わたしはもうちょっと…いいかんじだと思わない?」
庄野あるか:にっと笑う。
天藤ちひろ:「あるかさんとは、比べるまでもありませんよ」
天藤ちひろ:「ぜんっぜん、別物です」
天藤ちひろ:苦しそうな表情で、そう返す
庄野あるか:「やった!」
庄野昌広:「さあ、戦いだ『ムカウ』」
庄野昌広:「親子……親子!呪いのような言葉だな!」
庄野昌広:「だが、今、そのために私は戦おう」
”ラコニアイナ”:「呪いだなどと……娘の前で……」苦い表情であるかを見る。
庄野あるか:いつもの、能天気でどこか致命的にズレた笑顔で、男を見返している。
庄野あるか:「大丈夫だよ、昌広」
庄野あるか:「わたしは愛されている。ちゃんと、あなたに、教えてあげる」
庄野あるか:「そんなまぼろしより、わたしを見て」楽しそうに、少女は言った。
”ハルツィナツィオーン”:『オ トウ サ N』
”ハルツィナツィオーン”:少女の形をしたモノが言葉を発する。
”ハルツィナツィオーン”:『ソバNI イテ』
”ハルツィナツィオーン”:姿が歪む。
”ハルツィナツィオーン”:強烈なレネゲイドが放たれる。

GM:衝動判定。難易度は9です。
日裏巡:9dx+1>=9
DoubleCross : (9DX10+1>=9) → 10[2,3,4,5,5,6,7,8,10]+9[9]+1 → 20 → 成功

望月火輪:5dx+1>=9
DoubleCross : (5DX10+1>=9) → 9[3,3,7,8,9]+1 → 10 → 成功

望月火輪:グッド
庄野あるか:4DX+0+0@10>=9 意思
DoubleCross : (4DX10>=9) → 10[8,8,9,10]+1[1] → 11 → 成功

天藤ちひろ:4dx+2>=9
DoubleCross : (4DX10+2>=9) → 9[2,5,6,9]+2 → 11 → 成功

日裏巡:日裏巡の侵蝕率を2D10(→ 9)増加 (96 → 105)
望月火輪:望月火輪の侵蝕率を2d10(→ 7)増加 (107 → 114)
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を2d10(→ 16)増加 (96 → 112)
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を2d10(→ 10)増加 (87 → 97)
望月火輪:よしよし
庄野あるか:バカ!
GM:全員成功だ
GM:侵蝕ダイスは……うん

GM:では、クライマックス戦闘を開始します。
GM:エンゲージ!

  庄野昌広[16],”ハルツィナツィオーン”[10]

          |5m

”メズマライズ”A[4]”メズマライズ”B[4]”メズマライズ”C[4]

          |5m

   日裏[8],あるか[4],ちひろ[4],望月[4]

GM:では、セットアップ!
庄野昌広:▼おまえはいつも恐ろしい:《常勝の天才》8  :シーン内エネミーにラウンド中攻撃力+32
”ハルツィナツィオーン”Eロイス:盾砕きの毒…ラウンド間、自身の攻撃へのカバーリングを行うと侵蝕1D上昇
日裏巡:ハウスオブデモンズ シーン内の任意のキャラクターの行動値+5
日裏巡:対象はムカウセルメンバー!
日裏巡:日裏巡のイニシアチブを5(→ 5)増加 (8 → 13)
庄野あるか:もらって行動値9に
望月火輪:《活性の霧》《タブレット》《多重生成》
望月火輪:PC全員の攻撃力+24、ドッジ-2
庄野あるか:わーい
”ハルツィナツィオーン”:そして、先に言っておこう。
”ハルツィナツィオーン”Eロイス:拒絶の結界…30点以下のダメージ無効化 がついています。
望月火輪:ゲゲー!
庄野あるか:やば
天藤ちひろ:やばい
日裏巡:ひえーっ
GM:では、セットアップは以上!のはず!
”メズマライズ”:あ、こっちはなしです
天藤ちひろ:こっちもなしです
GM:あるかちゃんもなしかな
GM:無かったと思うので、進めます!

GM:イニシアチブ16
庄野昌広:えーと
庄野昌広:昌広ですが、
庄野昌広:そうだな、マイナーやることはなく
庄野昌広:メジャー
庄野昌広:▼おまえは教えてくれない:《アドヴァイス》7+《戦場の魔術師》2
庄野昌広:対象は”ハルツィナツィオーン”、”メズマライズ”A,B
庄野昌広:次に対象が行うメジャーアクションのC値-1、ダイス+7
庄野あるか:手厚いなこいつ…!
望月火輪:内助の功…!
GM:では、演出へ!

庄野昌広:「意識と人格は違う」
庄野昌広:「人格がなくとも意識があり、意識があれば思考ができる」
庄野昌広:「それは信号を受け取れるということだ」
庄野昌広:「忌々しい幻影共よ。私の声に従え・・・・・・
GM:その声が、場を静かに支配するのが分かる。
GM:音ではなく、言葉による信号。それが鍵のように、ジャームたちの力を励起する。
庄野あるか:「昌広のは、なにも見えないんだねえ」
望月火輪:「大したものだ。」
望月火輪:「同じ人形遣いでも伊佐名とは違うタイプだね」
天藤ちひろ:「指揮能力……ノイマンシンドローム!」
日裏巡:「ジャームは基本制御できないものだけど」
日裏巡:「その衝動の方向を正確に操ることができるのなら、擬似的な制御は可能」
日裏巡:「あるかの『お父さん』を作っただけのことはあるね」

GM:イニシアチブ13
GM:リーダーの手番だ!
日裏巡:ではマイナーでキーンナイフをアンチマテリアルライフルに持ち替えます。
日裏巡:メジャーの前に
日裏巡:【未到達フォストナステーロン】 《万象の虹》 エフェクトコピー 侵蝕6
日裏巡:“海藤花”の《ワンショットツーキル》をコピーします。
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を6(→ 6)増加 (105 → 111)
GM:OK!
GM:あっそうだ
GM:NPCカードもあります
GM:1ラウンドに1回ダメージ+2d10出来るので
GM:つかってみてね
”ラコニアイナ”:わたし!
日裏巡:頼もしい
日裏巡:では、メジャー:【未操演ケートス】《コンセントレイト:ウロボロス》《無形の影》《原初の赤:虚構のナイフ》《ワンショットツーキル》 7(+db)dx7+技能値 攻撃力38 対象:2対 射程:300m ガード不可 侵蝕13
GM:ひぃ、いっぱいある
GM:対象は!
日裏巡:じゃあ……”ハルツィナツィオーン”と昌広で!
GM:OK!
日裏巡:10dx7+4
DoubleCross : (10DX7+4) → 10[1,1,2,3,4,4,5,6,7,10]+10[5,7]+10[7]+3[3]+4 → 37

GM:双方ドッジを選択。
庄野昌広:4dx>=37
DoubleCross : (4DX10>=37) → 10[4,5,9,10]+10[10]+9[9] → 29 → 失敗

庄野昌広:?!
日裏巡:こわっ!!
庄野あるか:やば
望月火輪:ひえ~
”ハルツィナツィオーン”:《光の手》+《幸運の守護》+《トランキリティ》
日裏巡:ドッジ型!?
”ハルツィナツィオーン”:13dx+6 回避 5点HP消費
DoubleCross : (13DX10+6) → 10[1,3,3,3,4,5,6,7,7,9,10,10,10]+6[5,5,6]+6 → 22

GM:”ハルツィナツィオーン”のHPを5(→ 5)減少 (0 → -5)
GM:命中!
GM:ダメージをどうぞ。
日裏巡:では火輪くんバフも含めて……
日裏巡:4d10+38+24
DoubleCross : (4D10+38+24) → 36[8,10,9,9]+38+24 → 98

日裏巡:装甲有効です
GM:”ハルツィナツィオーン”のHPを93(→ 93)減少 (-5 → -98)
GM:庄野昌広のHPを88(→ 88)減少 (0 → -88)
GM:あっ……
庄野昌広:落ちます。《ラストアクション》
庄野あるか:がんばりやさんがーー!
庄野昌広:うっかりさっきブリッツクリークを使い忘れ
庄野昌広:バフが残ったままなので
庄野昌広:これだけやります。”ハルツィナツィオーン”に《異能の継承》
庄野昌広:渡すのは《ラストアクション》
GM:以上!演出しな!

日裏巡:「……昌広、君には個人的に好感すら抱いている」
日裏巡:「愛を求め、それを手に入れる為に手段を選ばず、私達とUGNすら出し抜いた」
日裏巡:「それはとても強い欲望がなければできないことだ」
庄野昌広:「……愛」
日裏巡:「でも、一つだけ疑問があるんだ」
日裏巡:髪をかき上げ、瞳の中に浮かぶ星空が男を見る。
日裏巡:「――愛を求めながら何故、そんなに頑なに愛を否定するんだい?」
庄野昌広:「……私は、愛を求めているのか」
庄野昌広:「…そんな筈はない」
庄野昌広:「それは、私から最も縁遠きものだ」
庄野昌広:「妻も、娘も、愛する振りしかできなかった」
庄野昌広:「私の中に、愛はない」
日裏巡:「そうか」
日裏巡:笑みが消える。
日裏巡:「その答えを聞けてよかったよ。ありがとう」
日裏巡:「自らの欲望に向き合うこともしないのなら、ここで殺しても惜しくはない」
日裏巡:直後、路地裏から飛び出す影。
日裏巡:ここまで、目立たぬよう、“ワイヤレス”の因子を付与して運んでいた。
日裏巡:“オレステイア”から買い上げた対物ライフル。
日裏巡:二門の砲が、親子のような二者を狙う。
日裏巡:“ワイヤレス”の能力は操作難度が高く、細かい調整が利かない。遠隔で射撃などできるはずもない。
日裏巡:――これまでは。
”ラコニアイナ”:(……まさか)
日裏巡:“ワイヤレス”――照準が
日裏巡:   ×
日裏巡:“ラコニアイナ”――正確に定められている。
日裏巡:「さようなら」一斉に、鋼鉄すら貫く弾丸が撃ち出された。
日裏巡:その弾丸も、“ワイヤレス”の能力によってさらに加速。
日裏巡:“ラコニアイナ”の操演技術が、更に狙いを精密に研ぎ澄ませる。
”ラコニアイナ”:「私の糸繰を、あの一瞬で――」
庄野昌広:少女の姿をしたものに手を伸ばしかけ、
庄野昌広:できない。
庄野昌広:「かは……」血を吐く。だが、
庄野昌広:「わかっているな」
庄野昌広:そう、少女に語りかけ、倒れる。
”ハルツィナツィオーン”:首を少し傾げると、笑い、頷いた。
庄野あるか:それを、どこかふしぎそうに…いや、より敵意に似た目で、見ている。
天藤ちひろ:「あの子、今笑った……?」
庄野あるか:「あ、…そっか」
庄野あるか:「そっちか…」
庄野あるか:うん、と頷いて。自分によく似た怪物から、目を逸らせない。

GM:先程の攻撃で、”ハルツィナツィオーン”の拒絶の結界は解除されました。
GM:以降、普通に攻撃が通ります。
望月火輪:やったー!
庄野あるか:やったぜ
日裏巡:よしよし
GM:そして、イニシアチブ10.
GM:割り込みなさそうなので、”ハルツィナツィオーン”の行動へ。
”ハルツィナツィオーン”:マイナー 《オリジン:レジェンド》+《陽炎の衣》精神達成値+12&隠密
”ハルツィナツィオーン”:メジャー 《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》+《絶対の孤独》+《光の手》+《破壊の光》+《滅びの光》+《フラッシュエンド》+《スターダストレイン》
”ハルツィナツィオーン”:リア不、カバー不可 命中時ラウンド間あらゆる判定のダイス-4
庄野あるか:束縛できないニャン
望月火輪:人形のくせに、自由…!!
”ハルツィナツィオーン”:ふははははは喰らえィ!!
”ハルツィナツィオーン”:14dx6+2
DoubleCross : (14DX6+2) → 10[2,2,3,3,4,4,6,6,7,8,9,9,9,10]+10[1,3,3,4,4,6,6,9]+10[3,3,9]+10[7]+2[2]+2 → 44

庄野あるか:ヒーン
”ハルツィナツィオーン”:リア不なので
日裏巡:リア不!
”ハルツィナツィオーン”:ダメージ出します。
望月火輪:リア不なら死ぬしか無いよう
”ハルツィナツィオーン”:デバフ書いとこ
”ハルツィナツィオーン”:5d10+12+2+32
DoubleCross : (5D10+12+2+32) → 28[6,7,6,5,4]+12+2+32 → 74

”ハルツィナツィオーン”:諸々有効です
庄野あるか:death…
望月火輪:死にます。ちいちゃんのロイスを切って復活
庄野あるか”ハルツィナツィオーン”に 〇敵意/嫉妬を取得してタイタス化、昇華。
庄野あるか:復活しまーす
天藤ちひろ:ダウンします、リザレクト
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (97 → 101)
天藤ちひろ:九生足とカンパニー効果で追加回復
天藤ちひろ:+1d10+10
DoubleCross : (1D10+10) → 10[10]+10 → 20

GM:そう、カンパニー効果があるのだ
望月火輪:11+1D10
DoubleCross : (11+1D10) → 11+1[1] → 12

望月火輪:むむ
庄野あるか:11+1D10
DoubleCross : (11+1D10) → 11+2[2] → 13

日裏巡:倒れます。昌広に期待/無関心○ で取得して即タイタス昇華復活。
日裏巡:11+1d10
DoubleCross : (11+1D10) → 11+10[10] → 21

GM:では、演出行きます

”ハルツィナツィオーン”:とて、とて。
”ハルツィナツィオーン”:たどたどしく歩く。
”ハルツィナツィオーン”:その姿が、ゆらめき、消える───
望月火輪:「な……」
望月火輪:目を離したつもりはなかった。それでもなお、完全に自分の意識の外に消えられた
天藤ちひろ:「消えた……!?」
”ラコニアイナ”:「――皆さん! 攻撃が、」
庄野あるか:「あれっ?」
日裏巡:「……そうか」
日裏巡:全てを映す星の瞳にすら映らないもの。
”ラコニアイナ”:「来……」
”ハルツィナツィオーン”:どす、と
”ハルツィナツィオーン”:胸に衝撃。そして、そこから
”ハルツィナツィオーン”:恐怖が流し込まれる。
天藤ちひろ:「キャ___ッ!?」どくどくと、流し込まれる衝動に
日裏巡:分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。
日裏巡:「……少し、寂しいな」
”ラコニアイナ”:「――ごめんなさい!!純日さん、ごめんなさい……!許して!許して……!」少し離れた所で、うわごとのように胸を抑え呻いている。
庄野あるか:「なんども、なんども、なんども―――奪って」
庄野あるか:「……昌広みたいなことをするんだ、あなた!」
”ハルツィナツィオーン”:『うば ッテ、ナ い』
”ハルツィナツィオーン”:『オトウサン ウバ って ない』
庄野あるか:「わたしにとっては…似てるんだよ」
庄野あるか:「なんか、むかつくな…」
”ハルツィナツィオーン”:『むかつ く ?』
庄野あるか:「昌広はお父さんじゃないけど」
庄野あるか:「わたしを見てないと、いけなかったんだ」
”ハルツィナツィオーン”:『………』
”ハルツィナツィオーン”:『おとうさん は おとうさん だ よ』
”ハルツィナツィオーン”:『わたしをみてくれないけど おとうさんは おとうさんだよ』
”ハルツィナツィオーン”:少女のかたちは、ただ微笑んでいる。

GM:イニシアチブ9。
GM:ちひろ、あるか、望月が行動可能。また、イニシアチブ段階での割り込みも可能です。
日裏巡:あ、すみません。さっきの攻撃の侵蝕上げてませんでした。
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を13(→ 13)増加 (111 → 124)
GM:オッケーです
天藤ちひろ:【辰宿ホロロギウム】《原初の白:時間凍結》HP-20で行動 コスト7
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を7(→ 7)増加 (102 → 109)
GM:来い…!
天藤ちひろ:マイナー
天藤ちひろ:【永久の星喰らえ、虚なる天Over vertex variant】《原初の黒:ポルターガイスト》コスト7
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を7(→ 7)増加 (109 → 116)
天藤ちひろ:【弓星セイファート】《コンセントレイト:ウロボロス》+《シャドーテンタクルス》+《原初の赤:ペネトレイト》
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を7(→ 7)増加 (116 → 123)
天藤ちひろ:5dx7
DoubleCross : (5DX7) → 10[2,3,7,7,8]+10[2,7,9]+4[3,4] → 24

庄野あるか:いるかい~
天藤ちひろ:もらいますー
庄野あるか:んでは『あなたの指で触れて』/《妖精の手》。
庄野あるか:ダイス目を10に。あと3回!
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を4(→ 4)増加 (112 → 116)
天藤ちひろ:1dx7+30
DoubleCross : (1DX7+30) → 2[2]+30 → 32

GM:輪る?輪ない?
庄野あるか:新たなる力
庄野あるか:なら、えーと『あなたの指で触れて』/《妖精の手》《妖精の輪》。宣言はこうなるか。
天藤ちひろ:わーい、振り足します
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を8(→ 8)増加 (116 → 124)
天藤ちひろ:1dx7+40
DoubleCross : (1DX7+40) → 3[3]+40 → 43

”ハルツィナツィオーン”:では
”ハルツィナツィオーン”:《光の手》+《幸運の守護》+《トランキリティ》
”ハルツィナツィオーン”:13dx+6+12 回避 5点HP消費
DoubleCross : (13DX10+18) → 10[2,2,2,3,5,5,6,6,8,9,9,9,10]+10[10]+8[8]+18 → 46

庄野あるか:うわっ!
天藤ちひろ:ロイス割りますかね
”ハルツィナツィオーン”:一応言っておくと
”ハルツィナツィオーン”:嫌悪衝動です
庄野あるか:あーー
”ハルツィナツィオーン”:Eロイスとか
”ハルツィナツィオーン”:色々あります
天藤ちひろ:回避されときます……
”ハルツィナツィオーン”:了解です。
”ハルツィナツィオーン”:こんなに回るとは思って無くて…
GM:演出しますか?次の攻撃とまとめちゃいます?
天藤ちひろ:次にまとめてで
GM:了解!

GM:では改めて、イニシアチブ9組!
望月火輪:ではいきます!!
望月火輪:マイナーなし
望月火輪:メジャー 《セレリティ》 侵蝕+5(127) メジャーアクション2回追加
望月火輪:オート 《帰還の声》《タブレット》《多重生成》侵蝕+11(138)
望月火輪:対象はPC全員。自分は《セレリティ》を復活
庄野あるか:私はまだ特にないな…!愛をもらっておきます!いぇーい
日裏巡:《万象の虹》を復活させます!
GM:ウワーッ!
望月火輪:あるかちゃんはとりあえず妖精復活させとけば?
天藤ちひろ:《時間凍結》で
GM:??????
庄野あるか:あ、そうか!妖精!
GM:何?
庄野あるか:妖精の手を一回復活させます!
望月火輪:みんな…!おかえり!!
GM:えっこんなにヤバいなんて聞いてない
GM:昌広帰ってきて
望月火輪:メジャー 《エクスプロージョン》《ツインバースト》《タブレット》《多重生成》侵蝕+11(149)
庄野あるか:もうしんだ
GM:まだとどめ刺されてないから…
望月火輪:これにより《エクスプロージョン》《ツインバースト》の対象を『範囲(選択)』から『(LV+1)体』に変更
GM:げえー!!
望月火輪:今多重生成レベルが4なので5体。敵は4体なので全員狙います。
GM:ヒィーッ!!
GM:オエ……
望月火輪:で今なんやかんやでダイスボナースが4,でもバステのダイスマイナスも4!なので相殺!
GM:ボナース!
望月火輪:2dx+3
DoubleCross : (2DX10+3) → 8[1,8]+3 → 11

望月火輪:ドッジ不可です。
GM:ヒン…ドッジ不可なので全員ガードです
望月火輪:ダメージ!
望月火輪:2d10+8+18+24
DoubleCross : (2D10+8+18+24) → 16[8,8]+8+18+24 → 66

GM:66!
GM:まず処理します
GM:”メズマライズ”_1のHPを66(→ 66)減少 (0 → -66)
GM:”メズマライズ”_3のHPを66(→ 66)減少 (0 → -66)
GM:”メズマライズ”_2のHPを66(→ 66)減少 (0 → -66)
GM:”ハルツィナツィオーン”のHPを66(→ 66)減少 (-98 → -164)
GM:まだいきてる!
望月火輪:や、やろ~~~!!
望月火輪:メジャー 《セレリティ》侵蝕+5(154) さらにメジャーアクション2回追加
望月火輪:メジャー 《エクスプロージョン》《ツインバースト》《タブレット》《多重生成》侵蝕+11(165)
望月火輪:2dx+3
DoubleCross : (2DX10+3) → 8[2,8]+3 → 11

GM:同じくガード!
望月火輪:2d10+8+18+24
DoubleCross : (2D10+8+18+24) → 6[3,3]+8+18+24 → 56

望月火輪:腐った!
GM:ウーン
GM:”ハルツィナツィオーン”のHPを51(→ 51)減少 (-164 → -215)
GM:こっちは生存
GM:メズマライズは…カバーしても後一回分耐える目がないしそもそもカバーし忘れたので
GM:全滅です
望月火輪:や……やった!!
庄野あるか:やったー
GM:4体出しとくんだった
日裏巡:やったー!
望月火輪:そして先程のメジャーで侵蝕が160を越えたのエフェクトレベルが+2になります。
望月火輪:メジャー 《エクスプロージョン》《ツインバースト》 侵蝕+6(170)
望月火輪:2dx+3
DoubleCross : (2DX10+3) → 2[1,2]+3 → 5

望月火輪:バカ!
GM:ははは
GM:ドッジ出来ねえ
GM:ダメージどうぞ
望月火輪:1d10+8+21+27
DoubleCross : (1D10+8+21+27) → 6[6]+8+21+27 → 62

”ハルツィナツィオーン”:《拒絶の後光》HPダメージを0に。暴走(通常暴走+同エンゲージに他者がいると判定達成値-10)
望月火輪:ぎゃおん!!
”ハルツィナツィオーン”:リア不になった!
望月火輪:は~~…!!は~~~~…!!!
望月火輪:みんな、あとは任せたぜ…!!
GM:演出…せよ!
庄野あるか:任せて!
天藤ちひろ:おつかれさまです
望月火輪:ちいちゃんの演出どうします?
望月火輪:あれだったらちいちゃんと合わせるか3人合わせてやりたい気持ちもあったり、します…!
GM:ほうほう
GM:じゃあ、3人全員やって
GM:その結果で柔軟に…やるのはいかがか!
庄野あるか:おお!
望月火輪:どうでしょう!
庄野あるか:私はぜひ!
天藤ちひろ:それでいいのなら
GM:ではネクスト!
GM:ちーちゃんかあるかちゃん!
庄野あるか:ちひろちゃん御先おねがいしていい?
天藤ちひろ:はーい
天藤ちひろ:【弓星セイファート】《コンセントレイト:ウロボロス》+《シャドーテンタクルス》+《原初の赤:ペネトレイト》
GM:割り込みなし!
天藤ちひろ:5dx7
DoubleCross : (5DX7) → 10[1,8,9,10,10]+10[1,2,8,8]+4[2,4] → 24

GM:リア不!
天藤ちひろ:ラコニアイナさんのNPCカードの力も借りて+2d10でダメージ行きます
GM:来やがれ…
天藤ちひろ:5d10+20+4+1+20+4+1+3
DoubleCross : (5D10+20+4+1+20+4+1+3) → 25[5,2,2,6,10]+20+4+1+20+4+1+3+27 → 105

GM:ウーン
庄野あるか:つよいぜ!
GM:そのダメージは、死!
”ハルツィナツィオーン”:《アクアウィターエ》
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を7(→ 7)増加 (123 → 130)
GM:”ハルツィナツィオーン”のHPを0(→ 0)に変更 (-215 → 0)
GM:復活します。
庄野あるか:うおお
GM:活性分+27が乗ると聞きました
GM:こわい
GM:オーバーキルですが…
GM:では、あるかちゃんの手番へ
庄野あるか:はーい
庄野あるか:マイナーでコンボ『あなたはいつも優しい』/《オリジン:サイバー》。
庄野あるか:【生来の狂気】適用状態なので社会を達成値+12、《交渉》なら+22
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を2(→ 2)増加 (124 → 126)
庄野あるか:メジャーはコンボ『あなたは教えてくれた』/《絶対の恐怖》《神の御言葉》。
”ハルツィナツィオーン”:来なさい
庄野あるか:交渉攻撃。強化ビジネススーツ、ボイスチェンジャーの効果も達成値に含めます。
庄野あるか:8dx+25
DoubleCross : (8DX10+25) → 7[2,3,4,4,5,5,6,7]+25 → 32

”ハルツィナツィオーン”:何も出来ず!
庄野あるか:ダメージだすね!装甲無視です
庄野あるか:4D10+36+27
DoubleCross : (4D10+36+27) → 24[5,8,4,7]+36+27 → 87

庄野あるか:おしおし
”ハルツィナツィオーン”:むり
”ハルツィナツィオーン”:戦闘不能と同時に《ラストアクション》
”ハルツィナツィオーン”:昌広にとどめを刺します。
”ハルツィナツィオーン”:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》+《絶対の孤独》+《光の手》+《光の弓》
庄野あるか:昌広に!?
”ハルツィナツィオーン”:7dx7+2+12
DoubleCross : (7DX7+14) → 10[1,5,6,7,8,8,10]+10[1,2,4,10]+2[2]+14 → 36

”ハルツィナツィオーン”:カバーは…無理だな。
庄野あるか:えっと
庄野あるか:『あなたを信じている』/《束縛の領域》。これ使う
庄野あるか:攻撃の達成値難易度での交渉判定を行い、成功で攻撃失敗させる。
GM:…どうぞ!
庄野あるか:8dx+25
DoubleCross : (8DX10+25) → 10[3,3,4,9,9,9,10,10]+9[2,9]+25 → 44

庄野あるか:…おし。
望月火輪:うおー!一発成功!!
天藤ちひろ:成功だ!
GM:トドメは……差せなかった!
GM:昌広は生存。
GM:”ハルツィナツィオーン”は戦闘不能。
GM:戦闘終了です。
GM:まとめて演出をどうぞ!メモ欄に攻撃内容は書いてあるぜ

天藤ちひろ:「どうして……こんな事を」手の中にある半球へと、力を籠める
天藤ちひろ:壊れてしまうほどに、あるいはいっそ壊れてしまえばというほどのレネゲイドが、周囲に拡散と収縮を繰り返しながら充填され
天藤ちひろ:「お父さんをやりたいのだったら」異形の右腕を弓へと転じさせ、あるかを思わせる少女へと狙いを定め
天藤ちひろ:「やる事が、違うでしょう!」反しのついてより凶悪性を増した矢を、放つ
”ハルツィナツィオーン”:見開いた眼で、その矢を見つめて、
”ハルツィナツィオーン”:けらけらけら。
”ハルツィナツィオーン”:少女のかたちをしたモノは、笑いながらその姿を変える。
”ハルツィナツィオーン”:それは、宇宙を思わせる星を浮かべた蛇。
”ハルツィナツィオーン”:その中に、矢が吸い込まれ───
天藤ちひろ:「吸い込まれた……!?」2の矢を番えようとする動きが止まる
”ハルツィナツィオーン”:再び、少女のかたちを取った。
”ハルツィナツィオーン”:「あなたは すてきなものを もっている」
”ハルツィナツィオーン”:「すてきな こわい もの」
”ハルツィナツィオーン”:けらけらけらけら……
天藤ちひろ:その笑みに笑顔で返すことはできなかった、ただ、目の前の存在が理外のものであると理解するのには十分だった。
望月火輪:「気にするなよ、ちひろ」
望月火輪:「化け物の言うことなんか。」
望月火輪:穏やかな声が響く
望月火輪:「それとも、あの眼が怖くて矢が番えられないというのなら」
望月火輪:「大丈夫、俺が見えなくしてやる」
望月火輪:戦場に縦横無尽に青白い光が駆け巡る。
望月火輪:その光は、幾何学的に、同時に理不尽に、戦場に華開き
望月火輪:まるで、死出の旅路であるかの手向けであるように。
望月火輪:強く強く激しい火花を散らし続けた
”ハルツィナツィオーン”:「あは はは あは ははは」
”ハルツィナツィオーン”:その火花に同化するように煌めく。
望月火輪:(これで倒れないのは)
望月火輪:(想定の範囲内)
”メズマライズ”:きゃはは あははは
”メズマライズ”:いびつな胎児たちは、残響のような笑い声を残しながら
”メズマライズ”:溶けて千切れていく。
”ハルツィナツィオーン”:「……あ あ」
望月火輪:「新技だ。全員の感覚を『開く』
望月火輪:「ちひろ、あるか。今から、自分たちに出来ないことを無いと思え。不可能なんてないと信じろ」
庄野あるか:「……?」
望月火輪:「君たちに巣食う病が願い妄想を現実にする。」
庄野あるか:「…あはは!それは、わたしは…得意なやつだ!」
天藤ちひろ:「ネガイを……現実に……」
庄野昌広:倒れている男の手が、ぴくりと動く。
望月火輪:(さあ、正真正銘これが俺の全力だ)
望月火輪:(化け物醜い俺め。俺を殺すのはお前じゃない)
望月火輪:(だから、俺もお前醜い俺を殺さない)
望月火輪:(お前は他のやつの手にかかって朽ちて行け)
”ハルツィナツィオーン”:首を振っている。駄々をこねるように。
望月火輪:爆発の余波で砂埃が舞っている
望月火輪:常の使い手であれば十分に狙いを定めることは出来ないほどの混沌
望月火輪:「伊佐名、誘導は任せたよ」
”ラコニアイナ”:「とうに」
”ラコニアイナ”:その粉塵、混沌の中、きらりと煌めく糸がある。”ラコニアイナ”の誘導糸。
”ラコニアイナ”:整備部品の研磨剤を付加し、”ハルツィナツィオーン”に接続していた。
”ラコニアイナ”:海の果て、欲望へと向かう彼らを照らす灯台のように。
”ラコニアイナ”:「――今です!」
天藤ちひろ:異形の黒い腕から線が伸びる、それは混沌の中で揺らぐ糸だ
天藤ちひろ:"ラコニアイナ"の操機術を転写したそれらは、縦横無尽に動き回り
天藤ちひろ:”ハルツィナツィオーン”を絡め捕り、その動きを封じ込め
天藤ちひろ:「___はいっ!」応える言葉を返す時には、子供の外見をした恐怖を地面へと叩きつけていた。
”ハルツィナツィオーン”:「AGGッ!!」
”ハルツィナツィオーン”:べしゃりと黒いタールのような液体を吐き出している。その中は虚無のような暗黒だ。
天藤ちひろ:「あなたが恐怖の具現なら、立ち向かう事もできるはず……だから!」
天藤ちひろ:その外見と存在に、憐憫の情が無いと言えば嘘になる
天藤ちひろ:だが、それ以上に目の前の存在は許してはならないものだった。
天藤ちひろ:「今です、あるかさん!」ラコニアイナと共に糸を手繰りながら、友の名を呼ぶ。
”ハルツィナツィオーン”:「いたいよお いたいよお」
”ハルツィナツィオーン”:「おとうさん おとうさん」
”ハルツィナツィオーン”:鳴いている。
”ハルツィナツィオーン”:ただ、恐怖の真似事として。
”ラコニアイナ”:「終わらせて、あげて……!」懇願のようなそれを、無理矢理抑えながら。
庄野あるか:「あは」悲鳴の渦の中で、嬉しそうに友の声に応える。
庄野あるか:願いを、妄想を、現実にしろと言われたことを思い出す。
庄野あるか:糸を紡ぎ、星を描くように、散漫なイメージを具現化していく。
庄野あるか:「昌広が来て…いろいろあってから、ずっと」
庄野あるか:「みんななにか言う度に、ちょっとよくわかんなくて。なんか、違うよって言いたかったんだけど」
庄野あるか:「なにが違うのか、うまく、思いつかなくて…」
庄野あるか:「わかったよ」
庄野あるか:…風景は歪んで、幻覚を生み出す。
庄野あるか:それは先ほどとほとんど変わりない風景。ただ。誰もいない。
庄野あるか:ムカウのだれも、”ラコニアイナ”も、昌広も、”ハルツィナツィオーン”も。
庄野あるか:庄野あるかだけがそこにいて、誰もいないように見える。
庄野あるか:「わたしは、愛されてるよ。ずっと」
庄野あるか:「セルのみんなも、お父さんも、…だから、わたしにはわかる」
庄野あるか:「これは」
庄野あるか:「願いで、妄想だ」
庄野あるか:風景が破ける。人々が再出現する。”ラコニアイナ”。セルのみんな。昌広。
庄野昌広:「……あるか」僅かに開いた目が、きみを見ている。
庄野あるか:「あなたはわたしに愛をくれた」自分の頭を指さす。
庄野あるか:「あなたにとってどうかは知らない」
庄野あるか:誰もいない世界は、怖い。そして、ほんとうの世界はそうじゃない。
庄野あるか:わかっている。わかっているよ、お父さん。あなたもいるし、みんなもいるし。
庄野あるか:だから恐怖なんて、ほんとうは、きっとね。
庄野あるか:”ハルツィナツィオーン”を指さす。
庄野あるか:「怖いものなんて、ないんだ」
庄野あるか:少女はそう言った。その妄想が、現実になった。
”ハルツィナツィオーン”:どろりとその目から、口から、耳から、■から、黒が溢れ出し、とけていく。
”ハルツィナツィオーン”:それが、昌広を向き。
”ハルツィナツィオーン”:「あなたは」
”ハルツィナツィオーン”:「おしえてくれなかった」。
”ハルツィナツィオーン”:そして、その淀みは、昌広を覆い、飲み込もうとする。恐怖の元に、帰るように。
庄野昌広:それを、諦観にも似た表情で。安らぐような表情で、受け入れようとして
庄野あるか:それが届くほんの少し手前に、スキップするように軽やかに少女が飛び出して。
庄野あるか:「だめだよ」
庄野あるか:靴先に黒が触れて、溶けて消えていく。「そんなの」笑う。
庄野昌広:「あるか」
庄野あるか:「あなたはわたしのお父さんじゃないけど」
庄野あるか:「わたしを見ていないといけないんだ」
庄野昌広:「……やはり」
庄野昌広:「お前は、私の、娘だよ」
庄野あるか:「何言ってるの?」嬉しそうに言う。
庄野あるか:「意味わかんないけど、許してあげる」
庄野あるか:「わたしはねー、いま、すごく気分がいいのだ」
庄野あるか:ああ、そう。こういう気分なんだろうな。
庄野あるか:愛している人に、抱きしめられる気分っていうのは。

バックトラック

GM:バックトラックの時間だ!
庄野あるか:うおおお

Eロイス
・”ハルツィナツィオーン”
 -超越活性
 -囚人の鳥籠
 -否定の壁(2つ計上)
 -拒絶の結界
 -盾砕きの毒

庄野あるか:てか最後の侵蝕あげてねえ!あげます
GM:オッケイ!上げてね!
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を12(→ 12)増加 (126 → 138)
GM:6個分あるな
庄野あるか:束縛と攻撃でこうだったわ
GM:振りたいやつは振りな!!
庄野あるか:138-6d10
DoubleCross : (138-6D10) → 138-43[8,9,7,5,4,10] → 95

GM:出目つよ
庄野あるか:愛かな~
望月火輪:いただきまーす!
望月火輪:170-6d10
DoubleCross : (170-6D10) → 170-40[9,10,7,1,5,8] → 130

望月火輪:よしよし
天藤ちひろ:振りますー
天藤ちひろ:130-6d10
DoubleCross : (130-6D10) → 130-43[7,3,9,10,10,4] → 87

望月火輪:2倍ぶり!
日裏巡:振ろう
日裏巡:あ、モッチ! スパリゾートで+1dあるよ!
庄野あるか:高級スパ!
日裏巡:124-6d10
DoubleCross : (124-6D10) → 124-29[6,7,8,2,4,2] → 95

望月火輪:さんきゅ!
GM:スパスパ
天藤ちひろ:87-5d10
DoubleCross : (87-5D10) → 87-22[2,10,3,6,1] → 65

GM:茹でられよう
日裏巡:等倍!
日裏巡:95-6d10
DoubleCross : (95-6D10) → 95-40[8,7,8,10,1,6] → 55

日裏巡:Eロ振らなくてよかったかも
GM:み、みんな下がるなあ
庄野あるか:95-6d10
DoubleCross : (95-6D10) → 95-35[5,2,2,9,8,9] → 60

望月火輪:130-11d10
DoubleCross : (130-11D10) → 130-56[6,2,1,3,8,10,4,2,3,7,10] → 74

望月火輪:よしよし、3点
GM:よかった
庄野あるか:よかった
GM:モッチ以外4点ね
庄野あるか:はーい!
GM:じゃあ経験点配布もやっちまいますが
GM:感想戦とかも後でやろうね
日裏巡:わーい
庄野あるか:やったー
天藤ちひろ:はーい
GM:いつもの5点 シナリオ10点 Eロイス6点 昌広生存2点
庄野あるか:生かしてよかった
GM:23+最終侵蝕!
庄野あるか:27!
望月火輪:26!
日裏巡:27!
天藤ちひろ:26点
GM:ちいちゃんも27のはず?
天藤ちひろ:あれ
天藤ちひろ:ほんとだ、計算ミスってた、27点いただきます
GM:おっけー
GM:C((26+27+27+27)/3)
DoubleCross : c((26+27+27+27)/3) → 35

GM:36点GMいただきます
GM:では、バックトラックは以上!

エンディング1:日裏巡:名付け

GM:庄野邸、書斎。
GM:……『ムカウ』リーダーである君は、庄野昌広の言葉を受けてあるものを探しに来ていた。
GM:ここに、あるかの脳内───『お父さん』の中のアーカイブへのアクセスキーがある。
GM:金庫の隠し場所と、番号を伝えられていた。
日裏巡:念の為トラップの類を確認しつつ、金庫へ。
GM:トラップ類はない。古風な、本棚の奥の隠しスペース。
GM:そこに、これまた古風な、暗証番号付きの金庫。
日裏巡:セキュリティーとしては、それこそ念の為程度のものでしかない。この家の所在の隠蔽こそが主眼とする防御だったのだろう。
日裏巡:知らされた暗証番号を入力する。
GM:金庫が開く。そこにあったのは脳波にアクセスできるヘッドセットと、書類一式。
GM:その書類には、庄野あるかの名前が記されている。『臨都白百合女学院転入届』───
GM:そして、預金通帳。
日裏巡:「ふむ……」
日裏巡:それらには然程興味を動かされない。あるかの名前があるので、後で渡しておこうという程度。
日裏巡:既に、庄野昌広の欲望をこの瞳は映さない。
日裏巡:今、重要なのは彼の欲望ではなく、仲間の欲望へと繋がる鍵だ。
日裏巡:「リギルに解析してもらうのが一番かな?」
日裏巡:ヘッドセットを持ち上げて眺めながら呟く。
GM:恐らく、それが一番手っ取り早いだろう。
GM:……ここに来る前。
GM:君は、少しの間、庄野昌広と会話した。
GM:その時のことを語ろう。

GM:庄野昌広のセーフハウス。
GM:そのベッドに、昌広は横たえられていた。
日裏巡:「やあ」そのベッドの脇に座って、話しかける。
日裏巡:その表情は常と変わらぬ微笑。そして、手元には無造作にナイフが握られている。
庄野昌広:「……やあ」ほんの少し、身体を起こす。
庄野昌広:「脅迫か?」
日裏巡:「その備えはしているよ」
日裏巡:「そうならない方が手間は省けるけれど」
庄野昌広:「……今更、抵抗などしない」
庄野昌広:両手を軽く上げて「手段もない」
日裏巡:「助かるよ。できればあるかのものには手を出したくないからね」
庄野昌広:「あるかのもの、か」力なく笑う。
日裏巡:「ああ。君はあるかに生かされた。私は死んでもいいと思っていたけれど」
日裏巡:「生きているのなら利用させてもらうつもりだ」
日裏巡:「あるかの『お父さん』のアーカイブへのアクセス方法」
日裏巡:「今のところ聞きたいのはこれだけだ」
庄野昌広:「……そうか」
庄野昌広:「アクセスキーは、私の屋敷の書斎に置いてある」
庄野昌広:「隠しスペースの金庫の中だ」
日裏巡:「あるかを連れて家に帰るつもりだったという訳か」
日裏巡:家……その概念をいまいち理解できていない。
日裏巡:ちひろもそうだが、単に寝泊まりする場所以上の意味を込めているように思えた。
庄野昌広:「……あるかと」
庄野昌広:「普通の親子ができるのかもしれない、そう思っていた」
庄野昌広:「育ったものは、異形の生き物ではないと」
日裏巡:「ははは」
日裏巡:「同じ形の生き物なんている訳ないじゃないか」
庄野昌広:「そうか」
庄野昌広:「そうだな」
庄野昌広:「………違いない」
庄野昌広:噛みしめるように言う。
庄野昌広:「脳の細胞が、全て違う生き物であるように」
庄野昌広:「昨日と今日の細胞が、違うものであるように」
庄野昌広:それは、研究者の独り言のように聞こえた。
日裏巡:「同じ欲望は存在しない。似ている形はあっても、全ての生き物は違う世界を持っている」
日裏巡:「私から見れば君も異形だ。……ふむ、しかし、昨日と今日で違う生き物か」
日裏巡:「それは楽しい考え方だね」
日裏巡:「明日には、また新しい欲望が見られる。ふふ――」
庄野昌広:「……欲望。欲望か」
庄野昌広:「ひとつ、聞きたいことがある」
日裏巡:「うん? 何かな。私の質問に答えてくれたし、いいよ」
庄野昌広:「なぜ、お前たちは欲望を欲望とする?」
庄野昌広:「欲望を持つことはFHとして当然のことだ」
庄野昌広:「それを、その当たり前を何故標榜する」
日裏巡:「『私の欲望』がないからだ」
日裏巡:「『普通の日常』も、『完全なる死』も、『無限』も、『衝動の究明』も、『生命の合成』も」
日裏巡:「『父親』も、私の欲望ではなかった」
日裏巡:「同じ欲望は一つとしてない。けれど、多くの欲望を見続ければ、いずれ届くはずだ」
日裏巡:太古、人は星を見上げることしかできなかった。
日裏巡:けれど、進歩を重ね、ごく身近なものでしかないが、この星の外へと至った。
日裏巡:ならば、その先に行けない筈はない。見続けて、そこへ向かい続ければ届かない道理はない。
日裏巡:「君も目を逸らさなければ、とても興味があったのだけどね」
庄野昌広:「ふ……」
庄野昌広:「そうか……お前たちは」
庄野昌広:「上昇し続ける者なのだな」
庄野昌広:「ならば」
庄野昌広:「ひとつ、名を贈ろう」
庄野昌広:「……仮の名だ。どのように使おうと構わないし、破棄しても良い」
庄野昌広:「『アセンド』」
庄野昌広:「お前たちの在り方を示す言葉だ」
日裏巡:「ふ……やはり、惜しかったね」
日裏巡:「名付けは親の役目なんだろう? やっぱり、素質はあったんじゃないかな」
日裏巡:「うん、きっと使うこともあるだろう。特にこれからは」
日裏巡:既にUGNに天文台の場所は割れた。今までと全く同じ形で活動はできない。
日裏巡:時には新しい名を使う時もあるだろう。
日裏巡:「礼は言っておくよ。私達はその名にあやかって昇り続けよう」
日裏巡:「君はそこで休んでいるといい」
日裏巡:そう言って、部屋を後にする。
庄野昌広:残された部屋で一人、呟く。
庄野昌広:「名付け、か」
庄野昌広:「………おおぐま座、イータ星」
庄野昌広:「別名。アルカイド」
庄野昌広:「……少しは。出来ていたか」
庄野昌広:「あるか」

エンディング2:天藤ちひろ:疵に触れる

GM:───セーフハウス
GM:君たちは仮の拠点として、昌広のセーフハウスを使っている。
GM:それなりの広さがあり、織姫の空間拡張もあるとは言え、設備も何もかもが天文台とは異なる。
GM:君が自分に充てがわれた部屋で過ごしていると、ノックの音が聞こえた。
天藤ちひろ:「はい、どうぞ」荷物の整理をしていた手が止まり、ドアの方を見る
リギル・ソルテール:「邪魔するぜ」
リギル・ソルテール:がちゃり、と扉が開き、機械式の車椅子が入ってくる。
リギル・ソルテール:左目に巻かれた包帯は取れている。傷は癒えたらしい。
天藤ちひろ:「リギルさん……眼、治られたんですね」
天藤ちひろ:調度品などは殆ど無い、まさに仮の宿といった趣の部屋でリギルを出迎える。
リギル・ソルテール:「ああ。代わりに胸のほうがちいと痛むが」”ハルツィナツィオーン”にやられた傷だ。
天藤ちひろ:「それは……大丈夫ですか?」リギルの胸に視線をやって
リギル・ソルテール:「ああ。こっぴどくやられはしたが……ま、何とかなるだろ」
リギル・ソルテール:オーヴァードだからな、と嘯くが。
リギル・ソルテール:彼の再生能力は他のオーヴァードよりも低い。それを君はもう知っている。
天藤ちひろ:「そうですか。それでも、無理はしないで下さいね。」
天藤ちひろ:「リギルさんに何かあったら……」あったら、自分はどう思うだろう、と、ふと思った
天藤ちひろ:リギル・ソルテール、人でなしで、自分が日常から離れるきっかけの一つとなった少年
天藤ちひろ:それでも、こう思うのだ
天藤ちひろ:「私は、悲しいので」
リギル・ソルテール:片目が、少し大きく見開かれる。
リギル・ソルテール:「……ありがとうな」微笑を見せ、
リギル・ソルテール:「そう……そうだ。お前に伝えることがあってな」
天藤ちひろ:「はい、何でしょうか?」
リギル・ソルテール:「庄野昌広の研究アーカイブ」
リギル・ソルテール:「結論から言うと、演算はまだ続けられてる」
天藤ちひろ:「……!」
天藤ちひろ:「インフィニティーコードの演算、ですか」
リギル・ソルテール:「ああ」
リギル・ソルテール:「だが、大分面白えことにはなってるようだ」
リギル・ソルテール:「カタチを成し始めている」
リギル・ソルテール:「鎖の最初が作られるみてえにな」
天藤ちひろ:「形を? それって……」
リギル・ソルテール:「インフィニティコードが姿を現し始めてるってこった」
リギル・ソルテール:「だけどな、そのままじゃただのデータだ」
リギル・ソルテール:「完成させるには……」
リギル・ソルテール:ちひろを見る。
リギル・ソルテール:「おそらく、OVVが。そして、お前が必要だ」
天藤ちひろ:「OVVと……それに私」
天藤ちひろ:「完成させるのに必要な部品、なんですね」
リギル・ソルテール:「…………」
天藤ちひろ:「……すいません、まだ現実味が感じられてなくて」
リギル・ソルテール:「そりゃ、そうだ」
天藤ちひろ:「わかるんですね、コレが何か……」自分の胸の前で手をぎゅっと握って
リギル・ソルテール:「……おれはデータを集める。それを集めた推論だ。多分、巡やカリンなら違う答えを出すだろうさ」
リギル・ソルテール:「……あと」
リギル・ソルテール:少し言い淀む。
天藤ちひろ:「はい」促すように言葉を返す
天藤ちひろ:「大丈夫です、何でも聞くつもりでここにいます」
リギル・ソルテール:「お前のことを道具だとか、部品だとか」
リギル・ソルテール:「そういう風に思っちゃあいねえ。……まあ……なんだ」
リギル・ソルテール:「おれも、それなりにゃあ、仲間意識ってのがある」
リギル・ソルテール:「ダチかもしれねえし、そうじゃねえかもしれねえ」
リギル・ソルテール:「……そういうやつだ。あんまり」
リギル・ソルテール:「…卑屈になるな」
天藤ちひろ:「それは……」
天藤ちひろ:「ありがとう、ございます」柔らかな笑みを返して
リギル・ソルテール:「……こーゆうの、ガラじゃねえんだよな……」視線を少し落とす。
天藤ちひろ:「そう言っていただけるだけで、凄く嬉しいです」合わせて目線を少し落として
リギル・ソルテール:「……おれは」
リギル・ソルテール:「…他のヤツは、どうか知らねえが」
リギル・ソルテール:「お前の、ダチのこと」
リギル・ソルテール:「……少しはな。罪悪感っていうのか。なくもねえ」
天藤ちひろ:「……そう、ですか」言いたい事は、沢山あった。どうしてと問い詰めたい事も、何故と責めたい事も、あった、けれど。
天藤ちひろ:「ありがとうございます。 そう言ってもらえると……一人じゃないって気持ちになれます」
リギル・ソルテール:「……ああ」
リギル・ソルテール:「何でだろうな。お前は放っておけねえ」
天藤ちひろ:「そうですか?」
リギル・ソルテール:「…………」
天藤ちひろ:「…………」じっと、リギルを見つめ返して
リギル・ソルテール:「う」
リギル・ソルテール:「また、何かわかったら、伝えに来る」
天藤ちひろ:「あっ、ちょっと待って……ください」
リギル・ソルテール:「……」逸らした視線を戻して
天藤ちひろ:「リギルさんの欲望の、話なんですけど」
リギル・ソルテール:「おう」
天藤ちひろ:「地割れの底にいらした、って……」その話の経緯が、気になっていた
リギル・ソルテール:「ああ……」
天藤ちひろ:OVVのせいか、自分の性分のせいか
天藤ちひろ:車いすの上にあるリギルの手に、手を重ねる
天藤ちひろ:《異能の指先》、同意があれば記憶が読み取れます。
リギル・ソルテール:同意します。
リギル・ソルテール:あなたには、リギル・ソルテールの記憶が流れ込んでくる。
リギル・ソルテール:それは、陰惨ないじめの記憶だ。
リギル・ソルテール:暴力。無視。尊厳の破壊。
リギル・ソルテール:小学校から中学校まで、それは続き、
リギル・ソルテール:……きっと、その『悪ふざけ』の一環で、
リギル・ソルテール:───突き落とされた。そこは、彼らが思ったよりも深く
リギル・ソルテール:事故、のようなものだったのだろう。
天藤ちひろ:「____っ、はっ___!」流れ込んできた記憶の奔流に、込み上がる嘔吐感を飲み込んで
天藤ちひろ:知りたい、と、小さく願っただけだった。
天藤ちひろ:(OVVは、本当に何でも出来るって事を……侮ってた)息を整えて、リギルの方へと向き直る
天藤ちひろ:「リギルさん、私」
リギル・ソルテール:「……チヒロ?」
天藤ちひろ:「私には……過去に対して何ができるというわけでもない、ですけど」
天藤ちひろ:立ち上がって、車いす分身長が一回り低いリギルを
天藤ちひろ:抱きしめる
リギル・ソルテール:「え あ」
天藤ちひろ:「……この世界は不条理で理不尽な事ばかり、だけど」傷ついた少年に、自分が出来る事は、これくらいしか思いつかなかった。
天藤ちひろ:「それでも、捨てたものじゃない事もあるって……知っておいて欲しい、です」
天藤ちひろ:「ごめんなさい、過ぎた行為でしたね」そう言ってスッと離れ
リギル・ソルテール:「…………あ」
リギル・ソルテール:顔を片手で覆う。
リギル・ソルテール:頬が熱い。
リギル・ソルテール:「…………そ、の」
リギル・ソルテール:「あー………」
リギル・ソルテール:「悪い、戻ってる」
リギル・ソルテール:車椅子を出口に走らせる。
天藤ちひろ:「はい、また」その背を見送って
リギル・ソルテール:去り際に
リギル・ソルテール:「嫌だったとか……そう言うんじゃ、ねえからな」
リギル・ソルテール:とだけ残して
リギル・ソルテール:扉が閉まる。
天藤ちひろ:「……」
天藤ちひろ:「……そう、ですか」安っぽい同情と、言われてしまうかもしれないと思っていた。
天藤ちひろ:だが、そうではなかったのだとしたら
天藤ちひろ:あの少年に、この世に絶望した少年に少しでも触れることが出来たのなら
天藤ちひろ:「……ふぅ」ベッドに横になって、息を吐き、胸元に手を当てて
天藤ちひろ:(はじめて、少しだけ、OVVに感謝しないといけないのかも……)
天藤ちひろ:万物は欲望の尺度であるのかもしれず、それを喰らう星の半球に思いを馳せ。
天藤ちひろ:その正体に怯えながらも、どこか遠くへと意識を巡らせつつ
天藤ちひろ:ちひろは眠りへと落ちたのだった。

エンディング3:望月火輪:その熱

GM:天文台。
GM:『ムカウ』のアジトだったここは、襲撃に際して破棄されることになった。
GM:荒れ果てたそこに、人影。
碇海伊佐名:「……」荒廃したアジトを、”鯨羅”と一緒に片付けている。
”足疋鯨羅貞宗”:もはやその天球に、人の足跡が戻ることはないと知っているにも関わらず。
望月火輪:「ここは立入禁止だよ」
望月火輪:少年の声が廃屋に響く
望月火輪:日常から離れた空間に響く声は、その澄んだ性質のせいか奇妙に無機質に聞こえた
碇海伊佐名:顔を上げる。振り返って、どこか予感していたその声を聞いた。
碇海伊佐名:「……望月さん」
碇海伊佐名:鯨羅を操る手を止める。
碇海伊佐名:「申し訳ありません。ただ……あの戦いの後、結局お別れも言えませんでしたから」
望月火輪:「真面目だね」
碇海伊佐名:「ここに来れば、”ムカウ”の方々に会えるかと思いまして」
碇海伊佐名:「いえ。こういう生き方しか出来ないだけなんです。昔から」
碇海伊佐名:「それは……貴方も同じことでしょう」
望月火輪:「いや、違うよ。」
望月火輪:「確かに、伊佐名も俺も、生き方を曲げないという点では共通しているかもしれない。」
碇海伊佐名:「……違うのですか?」
望月火輪:「ああ、だって俺がそうしているのは。」
望月火輪:「俺の為、俺の信じる美しさを貫くためだからだ。」
望月火輪:「でも、君は他者のためにそう在ろうとしているんでしょ?」
碇海伊佐名:首を振る。
碇海伊佐名:「昔は、多少……そう思っていたこともあったかも知れません」
碇海伊佐名:「けれど、”他人のため”というのはなんですか? 考えたことはありますか?」
碇海伊佐名:「……言い方を変えましょうか。ただ単に、他人を救うのが自分のためになるから、私はそうしているだけです」
碇海伊佐名:「それを貴方たちのりいだあに教えられた」
碇海伊佐名:――『私たちはあの子供と違う』。
望月火輪:好ましいものを見るように、くすりと笑う
望月火輪:「なるほど。」
碇海伊佐名:「……最初」
碇海伊佐名:「貴方に会った時に、思ったのです。人形のようだと」
碇海伊佐名:傍に立つ”鯨羅”を撫でる。
碇海伊佐名:「彼には心があります。この世の何にも類せない、美しい心が」
碇海伊佐名:「ねえ、望月さん。私にとって、人形のようだという言葉は――美しいものを指す時に使う言葉なんですよ」
望月火輪:「それは、有難いことだね。」抑揚なく返事をする
碇海伊佐名:「今もある貴方の美しさは、人を傷つけねば得られないものなのですか?」
碇海伊佐名:咎めるような声音ではない。ただ問うような、朴訥な調子。
望月火輪:少し、困ったように笑って
望月火輪:「ニュアンスが少し違うかな。」
望月火輪:「『人を傷つけないと得られない』んじゃない。」
望月火輪:「『人を傷つけないと守れない』んだ。」
碇海伊佐名:「……」
望月火輪:カツン、と革靴が床を叩く音が響く
望月火輪:「俺は、美しく生きて、そして美しく死にたい。」
望月火輪:「その為なら死地に飛び込み、身を危険に晒すことも厭わない。」
望月火輪:「だけど、大概は俺の『死』には相応しくないものばかりでね。」
碇海伊佐名:「……そうなのですね。やっと、解りました」
碇海伊佐名:「貴方は何も足されもせず、何も引かれもせず、ただ貴方のままで死にたいのですね」
碇海伊佐名:「燃える度にその執着に向かって輝く、火の輪のように」
望月火輪:否定も肯定もせず、ただ微笑む。
望月火輪:「わかったところで、どうするんだい?」
碇海伊佐名:「私が。貴方を美しいと思ってしまった、私が」
碇海伊佐名:「――いつか、望月さんを殺して差し上げます」
望月火輪:「…ははっ」
碇海伊佐名:キャスケットを目深に被る。
碇海伊佐名:「……人が真剣に話しているのですよ。何故笑うのです」
望月火輪:「嬉しいからさ。」
望月火輪:「君が美しいと感じたものを」
望月火輪:「破壊することで悦びを得られる人間だということが。」
碇海伊佐名:「好きでっ、こんなことを言っているとお思いですか……!」
碇海伊佐名:「私は!貴方たちと、解り合いたかった!」
碇海伊佐名:「出会った時と同じように、可能性があると……貴方たちもきっと、可能性がある子供なのだと、そう信じたかった!でも……!」
碇海伊佐名:涙を零しながら言う。
碇海伊佐名:「貴方たちの欲望は、奇麗で……鋭すぎる」
望月火輪:「ああ、そうだね。」
望月火輪:「それでも、俺達は、前に進むことしか出来ない。」
碇海伊佐名:「だから、壊すしかないんです」
碇海伊佐名:「そう、言える人だから……」
望月火輪:伊佐名の手を取り
碇海伊佐名:その手を払うこと無く、預ける。
碇海伊佐名:「お願いです……私と、一緒に、逃げて……」
碇海伊佐名:本人さえも自覚していないだろう、それは韜晦に似た小さな呟きだった。
望月火輪:その手を自分の頬に当てる。
望月火輪:「俺が本当に君の人形だったら」
望月火輪:「そうするのも悪くないんだろうね。」
碇海伊佐名:ぐしゃぐしゃになった目尻で、ただ少年にの手に導かれるまま。
碇海伊佐名:「なら――」
望月火輪:陶器のように白く、絹のように細やかな肌。
望月火輪:だが、その奥には確かな熱が宿る血が流れている。
望月火輪:「だけど、今君が感じている通り。」
望月火輪:「俺は血の通った人間だ。」
碇海伊佐名:慮外の熱さに、慄く。慄いてしまった自分に、更に強張る。
望月火輪:「だからこそ俺は。」
望月火輪:「この血が澱む前に滅びなければならない。」
碇海伊佐名:「そんなもの、滅びてしまえばいいのです……生きてさえいれば……」
碇海伊佐名:うわごとのように呟く、その言葉の軽さを知っている。
碇海伊佐名:潮のように浅く与えられる慰めを揮発させる、その熱さを知っている。
望月火輪:手を離し、泣きじゃくる子供をあやすように、自分の額を伊佐名の額にコツンと合わせる。
碇海伊佐名:「ああ……」
望月火輪:「君によって迎える死は」
望月火輪:「俺の理想妄想とは異なるけれど」
望月火輪:「それでも、他のものよりは幾らかマシそうだ。」
碇海伊佐名:「……最低の、口説き文句です」
碇海伊佐名:その頬を取る。すくい上げるように口づける。
望月火輪:苦笑する。白い髪と黒い髪が鮮やかに絡み合う
碇海伊佐名:いくらか吸って、離す。
碇海伊佐名:「反省なさい」
碇海伊佐名:「次に会うときは、きっと」
碇海伊佐名:「……貴方の敵です。望月さん」
望月火輪:「ああ、きっと」
碇海伊佐名:こんなことをしても。
碇海伊佐名:彼の美しさを損なうことも、糊塗することも、できないと解っている。
望月火輪:「『いつか』じゃなくて、『今』…殺すと言えるようになったら」
望月火輪:「『またおいで』」
碇海伊佐名:「……また、会えたなら」
碇海伊佐名:「でしょう」
碇海伊佐名:帽子を被って、踵を返す。
碇海伊佐名:その足取りは最後まで遅い。気が変わるのを待っているかのように。
碇海伊佐名:だが、着実に遠ざかり…そして見えなくなる。

エンディング4:庄野あるか&望月火輪:真実のあい

庄野あるか:少女の幻想を敷き詰めたようにかわいらしい部屋は、いまはダンボールに浸食され。
庄野あるか:中に雑貨や衣服を仕舞っては、途中で諦めた形跡がある。
庄野あるか:「めんどくさいなあ~」
庄野あるか:「モッチは自分の部屋もう終わったの?」
庄野あるか:ワンピースを畳むことに飽きて話しかける。
望月火輪:「俺は荷物が少ないからね。」
望月火輪:「巡ほど多趣味ではないし、リギルや姫ほど研究材料も抱えていない。」
庄野あるか:「お手伝いしてもらえてラッキー」
望月火輪:「あるかは今回頑張ったしね。」
庄野あるか:椅子代わりのベッドの上で、足をぶらぶら揺らす。
庄野あるか:「まーね」
庄野あるか:「誘拐もされたし」笑う。
望月火輪:てきぱきと荷物を仕分けている。
望月火輪:「どんな気分だった?囚われのお姫様は?」
庄野あるか:「んーー…」
庄野あるか:「悪くはなかったなあ」
庄野あるか:上着の袖を振る。繕われた、ぶかぶかの上着。
庄野あるか:「これさあ、昌広がくれたんだったなーって思い出したんだよね」
望月火輪:「どれのこと?」
望月火輪:恍けるようにして言葉を返す
庄野あるか:「この上着……」
庄野あるか:「でも」
庄野あるか:「それって、おかしいんだよね」
庄野あるか:「だって、わたしはこれを、お父さんの上着だと思ってたのに」
庄野あるか:「まるでわたしが間違えているみたいだ」と、目を細める。
望月火輪:「複雑だね、あるかの家庭環境は。」
望月火輪:「複雑だから、昔は昌広があるかのお父さんだったりしたのかもね。」
庄野あるか:「……ふ、ふふ」
庄野あるか:「おもしろいなあ、それも…」
庄野あるか:「ぜんぜん、想像できない」
望月火輪:「実は、俺も言っててそう思った。」
望月火輪:あるかが当たり前の親子の在り方をしている姿なんて、いくら想像しても現実感がない
庄野あるか:「だよね?」
庄野あるか:「そうだな…それに、…どうだったとしても」
庄野あるか:「たぶん…いや、お父さんは、きっとって言うかな」
庄野あるか:「もう会うことはないんじゃないかなあ」
庄野あるか:淋しそうではない。どこか満足そうに言う。
望月火輪:「もう会うことはないと思ってたのに」
望月火輪:「それでも助けたんだ。」
庄野あるか:「助けたっていうか…」
庄野あるか:「とられたくなかったんだよね」
庄野あるか:「あれに」
望月火輪:その言葉にくすくすと笑う
望月火輪:「なるほどね。」
望月火輪:「じゃあ、あるかに妹が出来たらお父さんが大変そうだなあ」
庄野あるか:「妹…?」首を傾げ。「たしかに嫌だけど。」
望月火輪:「お父さんを独り占めしたがるお姉ちゃんになるでしょ」
庄野あるか:「うん」
庄野あるか:「たぶん、なると思うなあ」
庄野あるか:「だって…なんかイヤじゃない?」
望月火輪:「なにが?」
庄野あるか:「なんか…うーん」言葉をうまく見つけられないようで、踵が跳ねる。
望月火輪:その様子を見守っている
庄野あるか:「わたしたちは天文台を捨てたけど」
庄野あるか:「ムカウセルは、こう、代わりがない、でしょ。名前がもし変わったとして」
庄野あるか:「代わっていいものと、代わりがないもの、っていうのが、たぶんあるんだ」
庄野あるか:「唯一無二、ってやつが……」
望月火輪:「あるかは」
望月火輪:「自分の代わりがいるのもいやだし」
望月火輪:「お父さんの愛が、自分以外にも向けることが出来るものだって思うのも嫌なんだね。」
庄野あるか:「おおー、モッチかしこい」
庄野あるか:「うむうむ」
望月火輪:「お父さんは、一人だけだもんなあ。」
庄野あるか:「わたしが、代わりがないと思ったの」
庄野あるか:「そして、昌広も、お父さんじゃないけど、ないから、一人だけなんだ」
望月火輪:「……」
庄野あるか:「なのにわたしじゃなくてもいいなんて、ずるいよね~」
庄野あるか:「どうしたの、モッチ?」
望月火輪:「ねえ、あるか。」
望月火輪:「昌広が『私にだって、愛せるはずだ』だって言ってたの覚えてる?」
庄野あるか:「うん」
庄野あるか:ふしぎそうにモッチの顔を見る。
望月火輪:「あれはさ。」
望月火輪:「『昌広』が『あるか』を『愛せるはず』だということを。」
望月火輪:「『誰に』証明したかったんだと思う?」
庄野あるか:首をかしげる。「わたしに、じゃないよねえ。…んーー…」
庄野あるか:「昌広じしん、に」
庄野あるか:「とか?」
望月火輪:少し意外そうな顔をする。この自己肯定感に溢れる少女なら『自分に』と言うものだと思っていた。
庄野あるか:「だってわたしになら、言われなくても」
庄野あるか:「愛されてるつもりでいたし、いるよ」
望月火輪:「はは、そっか。」
庄野あるか:「証明なんて…頭のいい人は難しいこと考えるんだな~」
望月火輪:「じゃあ、昌広はずっと苦しむことになるね。」
望月火輪:「自分があるかを愛せているという答えが出ているのに。」
望月火輪:「本人はそれに気付け無いんだから。」
庄野あるか:「あは、そうだね」
望月火輪:「虚しいね。自分の価値を外側からしか測れない人間は」
望月火輪:その言葉に自嘲するような響きがあったことに、少し驚いた
望月火輪:『死』という外部から訪れる事象により人生を完成させようとしている自分と
望月火輪:他者からの『愛』により自己の確立を信じようとした昌広が、わずかに重なっていたのかもしれない
庄野あるか:美しい少年を見る。美しいと表されるであろうことを認識できる。そこまではできる。
庄野あるか:そこから先はわからない。彼がたびたび言う美しさがそれと同じなのかもわからない。
庄野あるか:「でも」
庄野あるか:だから、それはあくまで庄野昌広のことを指して言う。
庄野あるか:「そうやって苦しいなーってなってるの」
庄野あるか:「わたしは好きなんだよね、たぶんね」
庄野あるか:「がんばってる感じがするから。」
望月火輪:「ふふ」
望月火輪:「もしかして、あるか少し大人になった?」
庄野あるか:「そうなの?」興味なさげに言う。
庄野あるか:「背は変わってなかったよ」
望月火輪:「そうなの?なんだか大きく見えたよ」
望月火輪:冗談めかして笑う
庄野あるか:「じゃあジュンさんの測り間違いなのかなあ~」
庄野あるか:足をばたばたさせる。
庄野あるか:「あっ、モッチもがんばっててえらいよ」
庄野あるか:「わたしのために荷造りをがんばってるからね」
望月火輪:「あるかがベッドでゆったりしてる間も、ずっとね。」
望月火輪:「で、どうする?」
望月火輪:「このままだと下着の片付けにも入っちゃうけど?」
庄野あるか:「全部やってくれるんだ!」
庄野あるか:「やったあ。お茶の棚もやってもらおうっと」
望月火輪:「ごめん、さっき大人って言ったの気の所為だったかも」
庄野あるか:「ふは。たまにはモッチも間違えることがあるんだね」
庄野あるか:そして軽やかに立ち上がる。
庄野あるか:その背も、足のサイズも、なにひとつ昨日とは変わらず。
庄野あるか:今日も同じように、愛の感触は、頭の中にある。

マスターシーン:そして動き出す

GM:UGN日本支部
霧谷雄吾:「───そうですか。では、彼らは『インフィニティコード』への手がかりを得たのですね」
GM:大きなデスクの向こう側の椅子───ではなく、
GM:こちら側に立って、エージェントたちに語りかけるのは、日本支部支部長。”リヴァイアサン”霧谷雄吾、その人だ。
霧谷雄吾:「ええ。今、彼らのみに臨都支部の力を割くわけには行きません」
霧谷雄吾:「FHのみならず、市内で増えつつあるジャームへの対応」
霧谷雄吾:「それには、臨都支部が必要不可欠ですから」
エージェント:「───、────?」
霧谷雄吾:「はい、そうなります」
霧谷雄吾:「今後、『ムカウ』セルへの対応は私達日本支部で行います」
霧谷雄吾:「……それでは、みなさん。よろしくお願いします」
霧谷雄吾:頭を下げる。
GM:エージェントたちは思い思いのリアクションを返して、退室していく。
霧谷雄吾:最後の一人が去るのを見つめ。
霧谷雄吾:「さて。今日のメニューを考えましょうか」

アペンド:棺を引く娘、あるいは

庄野あるか:すっかり片付いた、廃墟じみた部屋の窓を開ける。
庄野あるか:すっかり夜の時刻。空には硝子の破片を撒き散らしたような輝きがある。
庄野あるか:「おおぐま座って…いま見えるんだっけ?」
庄野あるか:探そうとして、まあいいか、と思う。
庄野あるか:おおぐま座イータ星のある北斗七星は、棺を曳く娘に例えられることもあるという。
庄野あるか:四つの星が棺の箱を、三つの星が娘たちを。
庄野あるか:アルカイドは、その先頭の娘を指す。
庄野あるか:……棺の中には誰がいるのか?
庄野あるか:描かれているのが、ただの四角い箱のかたちでしかないのだから。
庄野あるか:その中にいるのは、娘たちが弔っているのは、何なのか。何もないのか。
庄野あるか:誰も知らない。もしかしたら、娘たちすらも。
庄野あるか:「まあいいか、だよねえ」
庄野あるか:いま見ている星におおぐま座がなくても。棺の中に誰もいなくても。
庄野あるか:これがただの狂気の沙汰で、向かう先に破滅しかないとしても。
庄野あるか:少女は、上機嫌に、星を見上げている。
庄野あるか:満足そうな顔をして。

リプレイ:アセンド肆『愛のしんじつ』 完

<参『もっと、遠くへ』INDEX伍『神様は見ていない』>