『かみなりよ、おちろ』 GM:優水

本編ログ|雑談ログ

登場PC

PC1:千鳥咲夜キャラシート(PL:MAO)
PC2:喜多川未知留キャラシート(PL:粘土)
PC3:新戸克由キャラシート(PL:黄色の月)
PC4:芝石花キャラシート(PL:自動)

目次

プリプレイ

GM:では、始めて行きましょう!PC番号順に自己紹介から!
【PC1…千鳥咲夜】(PL:MAOさん)
千鳥咲夜:はい
千鳥咲夜:「十三支部支部長補佐、夜を裂くモノ(Nightsever)、千鳥咲夜だ」
千鳥咲夜: 
千鳥咲夜:第十三支部所属の支部長補佐チルドレン。纏う装束は旧式の黒セーラー。
千鳥咲夜:UGNの使命に対して真摯ですが、融通が効かない頑固者なスパルタンっ娘。
千鳥咲夜:……だったのですが、最近色々と変化を見せ始めております。
千鳥咲夜:でも本人は気づいてないよ、情操教育に失敗したね、辰巳さんw
千鳥咲夜: 
千鳥咲夜:シンドロームはハヌマーン/ブラックドッグ
千鳥咲夜:ロイス関係は——
千鳥咲夜:Dロイス №98【遺産継承者】
千鳥咲夜:アーティファクト【雷霆辻風@◯誇り/恐怖】
千鳥咲夜:大切なひと【无号・辰巳・十三@◯その感情を今だ知らない/失わない、絶対に】
千鳥咲夜:——を所持しています。
千鳥咲夜: 
千鳥咲夜:性能はミドルでは援風ウイブレやバディムで援護したり、
千鳥咲夜:クライマックスでは一発屋。ロイス2つと引き換えに、必殺技と言う名のC2砲をぶっぱなします(`・ω・´)
千鳥咲夜: 
千鳥咲夜:今回は招待頂くとゆー光栄で望外な機会を頂きました。
千鳥咲夜:がんばって楽しく遊ばせて頂くことで、ご恩返しとなれば幸いです。
千鳥咲夜:改めまして、皆様よろしくお願いいたしますm(_ _)m
GM:よろしくお願いします!そんな千鳥さんのハンドアウトはこちら!

シナリオロイス:喜多川未知留
あなたは第十三支部に所属するUGNチルドレンだ。
今あなたはアーティファクトによる被害と思しき事件を追っている。
それは、人が部分的に異形───無機物に変わってしまうというものだ。
被害者の状態を確認するために向かった第四支部で、あなたはある人物と再会を果たす。
喜多川未知留。
事件を共にした、イリーガルの一人だ。

GM:事件です!
千鳥咲夜:「善良なやつには、この世界には関わってほしくないのだがな……」
千鳥咲夜:さておき任務はがっつり果たします、事件了解!
GM:オープニングでは事件の概要を確認したのち第四支部で喜多川さんとお話しする感じを想定してます。
千鳥咲夜:はーい

【PC2…喜多川未知留】(PL:粘土さん)
喜多川未知留:はあい
喜多川未知留:きたがわ みちる 第2地区のハーレムアパートことコープなみかぜに住んでいるUGNイリーガルです。
喜多川未知留:外見としては身長145cm、体重34kg。しかして22歳の病弱アルビノ合法ロリ。
喜多川未知留:オーヴァードとしての能力はエンジェルハイロウの光学操作。
喜多川未知留:自作ドローン群を介して幻影を作り出し、それに紛れて銃弾を放ったりします。時折ビームも出すよ。
喜多川未知留:小さいころに交通事故で寝た切り生活を送り、スタントマンの叔父に勧められた映像作品群を通じてヒーローに憧れるようになりました。
喜多川未知留:それが高じて小さいなりに、子どもをかわいがったり喜ばせたりするのが好き。いやほんと小さいんだけども。
喜多川未知留:色々な出会いもあって軽減されてきましたが、小さくてみすぼらしくて変わってる自分の姿にコンプレックスを抱いています。
オズサイト:それでイージーエフェクト《天使の外套》《天使の絵の具》で日常的に背が高い褐色肌美人の幻影を纏ったりしている。こんな風にね。
オズサイト:子どもを護り家へと導く魔法使い、格好良くて頼れる大人のお姉さんという理想の自分、オズサイトってわけ。
喜多川未知留:データとしてはフォールンスプライトや《ダンシングライト》で判定支援したり、
喜多川未知留:《黒き明かり》で達成値を後出しで減らし、フォールンサラマンダーで攻撃力を増やしたり。
喜多川未知留:そしてピュア《マスヴィジョン》があるので、クライマックスではそこそこの火力です。
喜多川未知留:さて、今回は懐かしい顔に会えるそうだね
鷺谷諒:チラッ…
喜多川未知留:(大人の姿でしか会ってない……)
GM:そう…大人の姿でしか会ってないのだ。つまり、喜多川さんのハンドアウトは…こう!

シナリオロイス:鷺谷諒
ある日のこと。ささやかなことから上機嫌だった君は、
変装せず、ちょっとしたおしゃれをして買い物に出掛けた。
その先で、少しの不注意から君は少年とぶつかってしまう。
その少年はかつて事件を共にしたイリーガルの少年、鷺谷諒だった。
彼は変装した君しか知らない。その彼は、どこか心奪われた様子で───
少し、話して、君たちは別れた。

ほんの数日後。君は彼と再会することになる。
イリーガルとしての招集を受け、向かった先の第四支部の病室で。
右腕が、様々に突き出た結晶体となった、鷺谷諒と。

喜多川未知留:(大人の姿でしか会ってない……!)
喜多川未知留:しかも大変なことになってる
GM:少年の情緒と肉体が大変なことになります
喜多川未知留:なんとかします
GM:なんとかしてあげて!

【PC3…新戸克由】(PL:黄色の月さん)
新戸克由:やってみよう。
新戸克由:「新戸克由だ。よろしく頼む」「──蒐集:者(パーソン・コレクター)?」
新戸克由:「俺のコードは蒐集者(コレクター)だぜ。アンタ中々趣味が悪いな」
新戸克由:あらと かつよし!第4支部のジャーム凍結保管庫管理人!
新戸克由:崩落戦でジャーム化した自分の教官を自分の手で頭部破裂殺した過去を抱えており、
新戸克由:その辺りでいろいろ考えた結果凍結保管庫の管理人に立候補し、
新戸克由:職権乱用で作ったひみつの蒐集室に教官の遺体を保存してるやべー12歳です。
新戸克由:そういう負い目もある為、押し付けられた任務には超真面目に取り組みます。
新戸克由:性能はバロオル兇悪デバフ型!
新戸克由:200点版と言う事で紬ぎに手を染め、地味なネックだったダイス問題も遂に克服!
新戸克由:さらにプランナーの人物画を描いたスケッチブックがミーミルの覚書になった為、
新戸克由:バディムーヴも合わせて大抵のミドルを爆殺します。
新戸克由:猫の手も借りたい事態だが、まあナントカしていきたいところだな。
新戸克由:以上!今回はよろしくお願いいたします!
GM:よろしくお願いします!
GM:ハンドアウトはこちら!

シナリオロイス:白角来栖
今、第四支部は患者でいっぱいだ。
特殊な状態───身体の一部が結晶と化した彼らを維持するには、
この支部の設備が必要になってくる。
人手が足りない中、君もまたその対応に追われている。
そんな君に、同支部のエージェント兼研究者、白角来栖が声を掛ける。
事態の原因の調査に出て欲しい。その穴埋めは自分がする、と。
GM:白角くんは第四のエージェントでこんな子です
新戸克由:勘弁してくれ……(忙殺されながら)
GM:ただでさえ忙しいのにですが
GM:根本的解決のために頑張ってください!
新戸克由:とはいえ適材適所か。人材配置が適切であることを祈ろう。
新戸克由:はーい!頑張るぜ!

【PC4…芝石花】(PL:自動さん)
芝石花:はーい
芝石花:芝石花(しば・せっか)。左の肌と髪が光沢を帯びた黒に変化している男です。というのも、左半身の多くが体内で生成した砂鉄で構築されているから。
芝石花:35歳の穏やかな、というかホケーとした性格。最年長ですがしっかりはしていません。今回、他がみんな超若いのでさすがにしっかりしたいところです。
芝石花:かつては彫刻家を志していた過去があり、今でもきれいなものが大好き。
芝石花:性能は自身の砂鉄で銃をつくり、そこに電気を通して磁力を発生させ、威力を高めて撃つという仕組み。わかりやすいモルフェウス/ブラックドッグですね。範囲攻撃や防御貫通もできます。あとはDロイス「触媒」でお手伝いもできる。
芝石花:前には十一地区で魔女狩り事件の捜査などをしました。第四支部所属ですが、第四地区シナリオは初めてなので、その点でも楽しみです!
GM:わーい!
GM:そんな芝さんに用意されたハンドアウトは…!

シナリオロイス:患者の少年
君の所属する第四支部には今、ひっきりなしに異形の患者が運び込まれている。
一部が結晶化した彼らに関心を引かれた君は、ひとつの病室に入り込む。
横たわる少年は君の気配に目を覚まし、君たちは暫し会話を交わした。
そして、エージェントの君は呼び出しを受ける。
この『病』の、根絶のために。

GM:第四としてお仕事するのですが
GM:ちょっと患者の少年とお話しします。
芝石花:綺麗なものがあったらしゃあない!
GM:綺麗だからね…
芝石花:仕事も勿論がんばらせていただきます
GM:よろしくお願いします
芝石花:お願いします
GM:では、最後にトレーラーを貼って始めて行きましょう!

世界は、変貌し続け。
終焉への終止符が、ひとつひとつ打たれる中。
それとは無関係の、零れた脅威がひとびとを脅かす。

アーティファクト。
レネゲイドと無機との融合より生まれた理外のモノ。
その力を振るうものがある。
それが神より与えられた使命と、疑わずに。

ダブルクロス the 3rd Edition『かみなりよ、おちろ』
ダブルクロス───それは裏切りを意味する言葉。

GM:よろしくお願いします!
喜多川未知留:よろしくお願いします!
芝石花:お願いします!わー!
新戸克由:よろしくお願いいたします!
千鳥咲夜:よろしくお願いいたします。

オープニング1:喜多川未知留

喜多川未知留:喜多川未知留の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:36->43)
GM:ホットスタート!

GM:今日は、良い天気だ。
GM:晴れてはいるがとうにあの焼き付けるような陽気は去り。
GM:過ごしやすい温かさに満ちている。
GM:その天気と同様に。君の心も温かな陽気に包まれていた。
喜多川未知留:それはもう、ほんのささやかな幸せだ。
喜多川未知留:暑い季節が終わって、そうなると日々の献立も変わって来て。
喜多川未知留:同じアパートで暮らしている少年からのお裾分け、クリームシチューがとても好みだった。
喜多川未知留:まあ、ぼくにとって。こうしててくてく街中を歩くには。十分なしあわせだ。
GM:そう、十分なしあわせ。
GM:ほんのちょっと───太陽の光に目を細めて───
喜多川未知留:(ぼくって暑いとすぐ食欲なくなっちゃうからね。もったいない……)
GM:ドンッ!
喜多川未知留:「うわっと!」
鷺谷諒:「わあっ!?」
GM:気がつけば、すれ違う少年とぶつかっていた。

鷺谷諒:尻餅をついて、目を白黒させている。
鷺谷諒:君は少年に見覚えがある。
鷺谷諒:かつて、第四支部で共に任務をした少年。鷺谷諒だ。
喜多川未知留:前のめり、覆いかぶさるように姿勢を崩している。
喜多川未知留:目と鼻の先に、一度仕事を共にした少年の顔。
鷺谷諒:「あ……」
喜多川未知留:白い髪と赤い目、至近距離。ぼくもそうだからお互い様。
鷺谷諒:とても、瞬きを多くして。
鷺谷諒:見つめ合う。
喜多川未知留:「……」ぱちくり。瞬き2つ、3つ。
鷺谷諒:「あ、あの、ご、ごめん」
喜多川未知留:「おっと、こちらの方こそごめんね」
鷺谷諒:「だ……大丈夫……か……?」
鷺谷諒:「怪我とか……してない……?」
喜多川未知留:「うん、ありがとう。ぼくの方は問題ない」
鷺谷諒:「良かった……」
喜多川未知留:「先にどかなきゃ動けないか、ちょっと肩を借りるよ」
鷺谷諒:「え、あ、う」
喜多川未知留:少年の肩に手をやって、力を入れる。
喜多川未知留:随分と軽い効力を与えつつ、しゃっきりと起き上がり。
喜多川未知留:「じゃ、今度はこちらの番だね」と言って頼りない手を差し伸べる。
鷺谷諒:「………」その姿に。ぼーっと見惚れて。
鷺谷諒:「あ、その」
鷺谷諒:「わ、悪い。それじゃあ少し手を……借りる」
鷺谷諒:そっと壊れ物に触るように手を、掴んで
鷺谷諒:ほぼ自分の力で起き上がる。
鷺谷諒:「…………」
喜多川未知留:「怪我とか、してないかい?」
喜多川未知留:微笑みを浮かべたまま、少し首を傾ける。
鷺谷諒:「お、俺は、全然!」
喜多川未知留:「そっか、なら良かった」
鷺谷諒:「お前の方こそ……いや問題ないって言ってたが……」
鷺谷諒:「………服とか。汚れてないか?」
鷺谷諒:「っ……」その笑顔に、眩しいものを見るように目を細めて。
喜多川未知留:「どうかな、ちょっと見てくれるかい」
鷺谷諒:「あ、ああ」
喜多川未知留:顔を見つめたまま2、3歩後退。
喜多川未知留:くるりと1回転。ふわりとスカートをそよがせてぴたりと止まる。
鷺谷諒:「………大丈夫そう……かな」
鷺谷諒:「良かった。綺麗な服だから」
鷺谷諒:「……汚したら、悪いなと思ったんだ」
鷺谷諒:「…すごく、よく似合っているし」
喜多川未知留:「お気に入りの服を褒めてくれてありがとうね」
鷺谷諒:「……その……」
喜多川未知留:(鷺谷くん、こんなところで久しぶりに逢うとはね……)
喜多川未知留:(楠さんとは違って、オズサイトとしてしか姿を見せていないけど)
喜多川未知留:(どう名乗ったものか……)
鷺谷諒:「お、俺。鷺谷諒って言うんだ。…別に、だからなんだってわけじゃないけど」
喜多川未知留:(あっ名乗る流れだよこれ)
喜多川未知留:(どう名乗ったものかなあ……!)
鷺谷諒:「……なんて言えば良いんだ、これ……その、だ」
鷺谷諒:「ちょっと良い日が、もっと良い日になった、気がする」
鷺谷諒:「…………い、いや変な意味ではなく」
喜多川未知留:「あっと、そう。うん」
鷺谷諒:カーーーーーーッと
鷺谷諒:白い肌に朱が差す。
喜多川未知留:(あれ、なんだこの反応)
喜多川未知留:「うーん、鷺谷くんだよね」
鷺谷諒:「そ、そう!鷺谷だ!」
鷺谷諒:名前を覚えてもらえたと思ったのか、食い気味に反応する。
喜多川未知留:(あっ鷺谷くんだよねって言っちゃった)
喜多川未知留:(別人コースで行くしかなくなっちゃったぞ喜多川未知留)
喜多川未知留:「顔、赤いけどだいじょうぶ?」
鷺谷諒:「あ、わ、だ、だ、大丈夫、平気…だ!」
喜多川未知留:覗き込むように、上目遣い。
喜多川未知留:「そう……?なら良いんだけど」
喜多川未知留:「良い日になったっていうのなら、良い日のままに終わらせてほしいからね」
鷺谷諒:ぼんっ!と音がしたような、湯気が出たような。
鷺谷諒:「お、俺。星辰館の中学に…行ってるから」
鷺谷諒:「良かったら、遊びに……」
鷺谷諒:「…こ、今度!」
鷺谷諒:「そのうち!」
喜多川未知留:「おお、星辰館!」
喜多川未知留:「妹(氷室錬ちゃんのことだ)の通う学校について、いろいろ考えててね」
喜多川未知留:「候補の一つだ。その時はよろしくお願いするよ」
鷺谷諒:「妹……(1〜2歳差ぐらいの妹か?)」
鷺谷諒:「うん、是非、ぜひに、だ」
鷺谷諒:「じゃあ……ありがとう。そのうち、また、な」
鷺谷諒:そう言って彼は慌てたように
鷺谷諒:小走りに走り去ってしまう。
喜多川未知留:「うん、またね~」胸の前で小さく手を振る。
喜多川未知留:「………」
喜多川未知留:「ドツボに嵌った気がする」
喜多川未知留:「ふふっどうしよう……」こちらもてくてくとその場を後にする。

鷺谷諒:(うわーどうしようどうしようどうしよう)
鷺谷諒:(あんなに夢で見たような理想の子がいるなんて思わなかった)
鷺谷諒:(いやどうしようこんなの初めてだぞ……)
鷺谷諒:(いや違うんだってフェイのことは大切な友達で)
鷺谷諒:(あ〜〜〜〜)
鷺谷諒:と、早足で歩いている。
鷺谷諒:高架下。人通りの少ないところを通りかかって。
GM:ず しゃっ
鷺谷諒:右腕に、嫌な感触。
鷺谷諒:「……!」後ろから、斬られた。すぐに振り向き、BB弾を投げつけようとする。

怪しい男:「……よし、これで……何人めだ?わかんねーけど」
怪しい男:「……おっと」
怪しい男:「そんなへなちょこな攻撃、当たんねーよ」
鷺谷諒:(なんでこいつ、白昼堂々と……)
鷺谷諒:(……あ)
鷺谷諒:遅れて感知する。これは《ワーディング》影響下だ。
怪しい男:「へ、へへっ。オーヴァードでも、やっぱガキは大したことねえ……な」
怪しい男:《ハンティングスタイル》。素早く距離を取り。
鷺谷諒:「ま……待て!」
怪しい男:「もうおせえよ。『こいつ』に斬られたんだから…へ、へへへ」
怪しい男:金色に輝く鉱石のような小さな刃をちらつかせて。
怪しい男:「じゃあな」
怪しい男:そのまま退場する。
鷺谷諒:(……くそ、力が入らない)
鷺谷諒:(UGNに……連絡を………)
鷺谷諒:携帯で、UGNに発信を入れたまま。
鷺谷諒:その場に倒れ、気を失った。
???:Eロイス:予告された終焉
GM:エンディングまでにこれを解除しなければ、鷺谷諒は死亡します。

GM:数日後 N市UGN第四支部
GM:君は、イリーガルとして召集を受けていた。
オズサイト:「さて、名指しで仕事を受けるのもそれなりに慣れているけど」
オズサイト:「今回はどういった案件かな」厚めのセーター、白いマフラーを身に纏った背の高い女性。
オズサイト:《天使の外套》で象った、イリーガルとしての姿だ。
支部員:「はい。数日前から体の一部が結晶化した者が発見されていまして」
支部員:「現在、増加の一途を辿っています。被害は一般人だけでなく」
支部員:「イリーガルにも及んでいて……」
支部員:「……こちらの病室の少年が、そのイリーガルですね」
オズサイト:「ふむふむ、なるほど……」
オズサイト:「察するに、顔見知りかな」
支部員:「……ええ。以前、当支部で”オズサイト”とは任務を共にしています」
支部員:そっと、病室の扉を開く。
GM:病室のベッドには。

鷺谷諒:右腕が異形の結晶と化した鷺谷諒が横たわっていた。
支部員:「”ディムバインド”」
支部員:「…今も、症状は進行しています」
オズサイト:「……鷺谷、諒くんか」
オズサイト:静かに、少年の姿を見つめる。
オズサイト:キラキラと輝く右腕、嘲るように、いやに綺麗に。
鷺谷諒:「………ん……」
鷺谷諒:少し身動ぎすると、君の方を見る。
オズサイト:「手遅れになる前に元凶を突き止め、対処せよと……おや、起こしてしまったかな」
鷺谷諒:「ああ……喜多川さん。久しぶり……」
鷺谷諒:「いいんだ。ずっと寝てるのもヒマだからな……」
鷺谷諒:「悪い。こんなザマでさ」
オズサイト:「なに、そう卑下するものでもないさ」
鷺谷諒:「……ちょっと、浮かれてたところをやられたから……」
鷺谷諒:「……あの子も、被害に遭ってなきゃいいんだが」
オズサイト:ベッドの傍へと足を進める。身じろぎせずとも目を合わせられるよう。
オズサイト:「……そう、心配事を増やすものじゃないよ」
鷺谷諒:「…………ん」
オズサイト:「例えばそうだね、こう考えるとしようじゃないか」
オズサイト:「君が襲われたからぼくは来た。そこそこ、敏腕のイリーガルがね」
オズサイト:「だから安心して、自分の心配をすることだ」
オズサイト:「ぼくは"オズサイト"。子どもを無事に家まで送り届けるのが仕事だからね」
鷺谷諒:「……そうだな。喜多川さんなら……安心だ」
鷺谷諒:「…うん。じゃあ、たまには子どもらしく甘えるとしよう」
オズサイト:「良い子だ」結晶化の進行していない、左腕を両手で包む。
鷺谷諒:その手の感触に安心したように、目を閉じる。
鷺谷諒:(…最近)
鷺谷諒:(似たような手に触れた気がするな…)
喜多川未知留:(……頼りがいのある大人のぼくと、心配している小さなぼく)
喜多川未知留:(どちらの顔を見せるのが良かったかな。困ったものだ)
喜多川未知留:(……使い分けが出来ないのは痛手だけど、多少の縛りも良しとするのが腕の見せ所だよね)
オズサイト:「さあ、笑顔を取り戻しに行くとしようか」

GM:ロイスの取得のみ可能!
喜多川未知留:秘密:鷺谷諒/P庇護〇:N罪悪感 で取得します!
GM:ひみつ!
GM:ではシーン終了!

オープニング2:新戸克由

新戸克由:新戸克由の侵蝕を5増加しました(侵蝕率:33->38)+5(1d10->5)

GM:今、第四支部は特異な状態の患者に溢れている。
GM:体の一部が結晶化した彼らを維持するには、ここの設備が必要なのだ。
GM:そして君も、対応に追われている。
新戸克由:新戸克由。
新戸克由:若干12歳にして第4支部内のジャーム凍結保管庫の管理人を任されているUGNチルドレンである。
新戸克由:とはいえ、オーヴァードの補正を鑑みた上で尚。少年の肉体的な強化適正は低い。
新戸克由:要するに──
新戸克由:「……………………」蒐集(:)者は、普通に疲労困憊していた。
新戸克由:(猫の手も借りたいと冗句で言ったが)
新戸克由:(ふざけた対応量だ。つくづくナメていやがる)
新戸克由:貴重な休憩時間。目の死んだ少年はリクライニングチェアーをもたれさせ、
新戸克由:手慰みにシャボン玉を吹いていた。
新戸克由:ひらひらと舞う七色のアゲハ蝶(スワローテイル)達が、少年の視界を癒してくれる。
新戸克由:気がする。
白角来栖:「ああ、いた、いた」
白角来栖:「新戸くん」

白角来栖:白角来栖。第四のエージェント兼研究員。
白角来栖:あまり表に出てくることはない。超インドアタイプだ。
新戸克由:「──!」
新戸克由:声の方を向き、舞わせていたシャボン蝶を弾けさせる。
新戸克由:「白角さん。」
白角来栖:「休憩に、行ってるって、聞いて。今、いいかな?」
白角来栖:そう言うと、近くのチェアに座る。
新戸克由:「あー……大丈夫です。」ひらひらと手を振り。
新戸克由:「また急患のおかわりが入りましたか?」
白角来栖:「…それは、まあ、ずっと…、なんだけど」
白角来栖:「でも、今、来たのは、お願いしたいのは」
白角来栖:「別のこと、でね」
白角来栖:「いや、別では…ないの、かな」
新戸克由:「と、いいますと?」少し気色の変わった問いだ。
新戸克由:(少なくとも……気分転換にはなりそうだ。)
白角来栖:「うん。今も、患者、増え続けてるだろ?結晶病…の」
白角来栖:「根本的、解決のために、支部でも人員を、集めてる」
白角来栖:「……その、チームに。加わって、欲しいんだ、君も」
新戸克由:「なるほど。……なるほど?」
新戸克由:「俺にですか?」
白角来栖:「そう。新戸くん、に」
白角来栖:「人手が、足りない、のは。支部内でも、外に、出る人員でも、同じ、みたいで」
白角来栖:「もう、ひとりぐらい、欲しい。君は、経験も、多く積んでる」
新戸克由:「成程……」ゆっくりと耳を傾ける。
白角来栖:「君が、いない間の、埋め合わせは、僕が、する」
白角来栖:「少しぐらいの、無理は効く、体だから、ね」
新戸克由:(白角さんが。こうした所に出てくることそのものが俺以上に珍しい事態だ。)
新戸克由:(それほどに──切羽詰まった要請でもあるのだろう)
新戸克由:「……了解です。」イージーエフェクト:〈ポケットディメンジョン〉使用。
新戸克由:空間展開したポケットから、これまでの対応に使用したメモを取り出す。
新戸克由:「ここに来るまでに最低限の引継ぎはしてると思いますが、」
新戸克由:「このメモも患者応対の穴に使えると思います。」
白角来栖:「…ありが、とう」
白角来栖:「すごく、助かる、よ」
白角来栖:メモを受け取る。
新戸克由:「これでもヤバい事態があったら、遠慮なく俺の名を出してください」
新戸克由:「気を割いてもらう大義名分にはなるかと。」
新戸克由:展開を終了し、リクライニングチェアを立つ。
白角来栖:「……ほんとに、君は……頼りに、なるなあ」
白角来栖:「じゃあ……よろしく、ね。根本治療の、方」
新戸克由:「ええ。はみ出し者らしく、やれることをやってくるとしましょう」
新戸克由:「白角さんには結構な負担を押し付けてしまいますが、期待に応える程度には頑張って来ますよ」
白角来栖:「気に、しないで。いつも、自分の、研究、してたし」
白角来栖:「こんな時ぐらいは、ね」
白角来栖:そう言って、微かに笑う。
新戸克由:緩やかに手を振り、笑顔に応える。
新戸克由:かつん。かつん、かつん──
新戸克由:小さな少年が。いつものように死地へ赴く。
新戸克由:はみ出し者らしく。

GM:ロイス取得のみ可能!
新戸克由:〈一刻も早くケリを付けねばな〉白角来栖:〇連帯感/不安 で取得!
GM:OK!
GM:シーン終了。

オープニング3:芝石花

GM:登場侵蝕をどうぞ!
芝石花:芝石花の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:31->33)

GM:君の所属する第四支部には今、ひっきりなしに異形の患者が運び込まれている。
GM:彼らの肉体は、一部が例外なく結晶化していて。
GM:…君は、ひとつの病室の前にいる。
芝石花:何度も見た結晶のかたちを思い返している。
芝石花:透き通り、硬質で、偶発的で、だからこそ正しい造形を。
芝石花:はっきり言えば、惹かれている。
芝石花:ドアを静かに開ける。この病人のことは、なにも知らないが。
芝石花:ただ、美しいものを見る前の、美術館に足を踏み入れるような、奇妙な昂揚があった。
少年:ベッドには、少年が横たわっている。
少年:その右腕は、いびつに、しかし美しく、あちこちに突き出た結晶状に変化している。
芝石花:自分と同じ片側の異形。親近感、というには遠いが、おそらくそれで気になった。
少年:「……ん。点滴の時間か?」
芝石花:「……あ、起こしてしまったかな?」
少年:「ああ、気にしないでくれ。さっきから寝て起きてを繰り返してるからな」
芝石花:「体調にも何か異変があるのかい?」
少年:「…んん……そうだな。少し、疲れやすいというか」
少年:「体力が結晶の方に持ってかれてる感じがする」
芝石花:「……へえ。あ、これは別に調査じゃなく、個人的な興味で来てるから」
芝石花:「周りには内緒で頼む。サボってると怒られたくないからね」
少年:「…そうなんだ?悪い大人だな」少し笑う。
芝石花:ベッドサイドの椅子に座り、差し入れらしき果物籠を開ける。
芝石花:「……口止め料になにか剥いてあげるよ」
少年:「それは、ありがたいな……」
芝石花:《万能器具》で鉄のナイフを作ります
少年:「じゃあ、梨があったと思うから、それでいいか?」
芝石花:「かしこまりました」冗談めかしていい、するすると器用に剥きます。
芝石花:視界の端に、光を受けてきらきらと反射する結晶を見る。
少年:「…結晶。気になる?」
芝石花:「……とても。綺麗だから」軽く眉を下げ、苦笑いを浮かべる。
芝石花:「心配とか、そういう、真摯な気持ちになったほうがいいんだろうけど」
少年:「……そっか。モテるかな?」冗談めかして。
少年:「いや、わかる。俺もなんていうか、ちょっとワクワクしたからな」
芝石花:「ふふ。まったく、こんな美しくしなくたっていいだろうにね」
芝石花:「残酷なことが美しいと、困ってしまう」
少年:「残酷なことって、どうしてか美しいんだよな」
少年:「俺は、嫌いじゃないけどさ」
芝石花:「ああ。まあ、美しいということが、残酷なところがあるからな……」
芝石花:「君は」
芝石花:「苦しい?辛い?いま。どう思ってる?」
少年:「……しんどい、かな」
芝石花:「どうして?」
少年:「純粋に、体がってのもあるけど」
少年:「でも、なんか、さ」
少年:「こうやって自分が変なもんになって」
少年:「人に心配とか迷惑とかかけて」
少年:「自分で動けないって言うのは」
少年:「やっぱ、しんどい、かな」
芝石花:「……うん」
芝石花:「迷惑なんて気にしなくていいって」
芝石花:「言ったって。気にするんだろうね。きっと」
少年:「うん」
少年:「そんな感じ」
芝石花:剥かれた梨をひとつ食べる。他をすすめる。
芝石花:「ま、僕に関しては。御覧の通り、好き放題の悪い奴だから」
芝石花:「なにかあったら頼って。迷惑かけられるのも歓迎だ」
少年:結晶化していない左腕を上げて、それを食べる。
少年:「……そりゃ、嬉しいな」
少年:「うん。うまい」
鷺谷諒:「俺は鷺谷諒。あんたは?」
芝石花:「芝石花。石の花でセッカだ」
鷺谷諒:「……綺麗な名前だ」
芝石花:「ん、照れるね……ありがとう」
芝石花:「君、モテるだろ」
鷺谷諒:「まさか」笑う。
GM:ぴんぽんぱんぽん
GM:呼び出し音。
GM:そして、アナウンス。
GM:「”アフォーダンス”、ブリーフィングルームへいらしてください。繰り返します…」
芝石花:「……失礼。じゃあ、またサボりにでも来るよ」
芝石花:「果物剥きにでも呼んでくれ」軽く手を振って、ルームへ向かいたいです。
鷺谷諒:「ああ。是非またサボりに来てくれ」手を振る。
GM:はい。では、シーンはここまでですので
GM:独白等ありましたらどうぞ。
芝石花:まったくもって、美しさとは残酷だと思う。
芝石花:それは課せられるものだから。どうしようもなく絶対的だから。
芝石花:だからこそ。
芝石花:「惹かれてばかりじゃ、つまらないよな」
芝石花:抗おう、と思った。あの少年と会って、余計に。
芝石花:芝石花は、UGNエージェントなのだから。

GM:ロイス取得が可能です。
芝石花:患者の少年・鷺谷諒  ○P親しみ/N不安
芝石花:で!
GM:ありがとうございます!
GM:シーンカット!

オープニング4:千鳥咲夜

GM:登場をお願いします。
MAO:千鳥咲夜の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:31->34)

GM:人が部分的に異形化する───
GM:その事件にアーティファクトが関わっている可能性が高いと、
GM:君はそれを追うことになった。
エージェント:「目撃情報では、通り魔の男は」
エージェント:「見慣れない小さな刃を保持し、モルフェウスのエフェクトを行使している様子も見られなかったようです」
GM:君は第四支部に向かいながら、エージェントからの報告を音声で受けている。
千鳥咲夜:「……なるほど」
千鳥咲夜:トン──
千鳥咲夜:体重を感じさせない音を立て、黒セーラー姿の少女がビル屋上のフェンスへと舞い降りる。
千鳥咲夜:タン──
千鳥咲夜:そして再び、風を纏って軽やかに跳躍。
千鳥咲夜:「続けてくれ」
千鳥咲夜:十三区から第四区までは、公共の機関を使えばそれなりに時間がかかる。
千鳥咲夜:が、こうして『最短距離』を行けば、所要時間は半分もかからない。
エージェント:「はい。攻撃に使われた刃がアーティファクトである可能性は極めて高いと思われます」
エージェント:「無機物との融合。それを自身とではなく、攻撃先に植え付ける点で特異性があると言えるでしょう」
千鳥咲夜:「また、か。増えているな、まったく」
千鳥咲夜:トン──
千鳥咲夜:雑居ビルの衛星アンテナを新たな足場として──
千鳥咲夜:タン──
千鳥咲夜:再び跳躍。耳元に近づけた古いガラケーで、音声による報告を受けながら、夜空を裂いて飛ぶ。
千鳥咲夜:「他に判っていることは?」
エージェント:「現時点では以上です。まだ調査が必要ですね」
千鳥咲夜:「了解した。ではこのまま第四支部に向かう。あと5分と言ったところだ」
エージェント:「はい。お気をつけて、”ナイトセイヴァー”」
千鳥咲夜:端末を折りたたみ、懐へと収める。
千鳥咲夜:アーティファクトという事であれば、十三支部の管轄だ。
千鳥咲夜:だが多忙な『支部長殿』の手を煩わせる訳には行かない。
千鳥咲夜:タン──
千鳥咲夜:港湾区の倉庫上にて、跳躍を繰り返す。
千鳥咲夜:トン──
千鳥咲夜:直に、第七区を抜けるだろう。そうすれば、第四区だ。
千鳥咲夜:「さて──」
千鳥咲夜:タン──
千鳥咲夜:「一仕事と行こう」
千鳥咲夜:告げて少女は、月を背に夜空へと舞った。

GM:シナリオロイス…はまだ未登場ですので。
GM:ロイスは保留で大丈夫です。
千鳥咲夜:はい、そうですね。いったい誰サイトなんだろう、シナリオロイス
GM:謎サイト……
GM:では、シーン終了!

ミドル1:誠実な奇術士

GM:合流シーンです。全員登場をお願いします。
新戸克由:新戸克由の侵蝕を9増加しました(侵蝕率:38->47)+9(1d10->9)
喜多川未知留:喜多川未知留の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:43->51)
芝石花:芝石花の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:33->41)
MAO:千鳥咲夜の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:34->44)
喜多川未知留:みんな高め!
芝石花:高め
GM:高いー
新戸克由:たかいぜ……

GM:第四支部・ブリーフィングルーム
GM:君たちは、『結晶病』対策班としてここに集められていた。
GM:顔合わせと、今後の方針の確認のためだ。
芝石花:背の高い異相の男。タブレットで資料を見つつ、配られた紙コップのコーヒーを飲んでいる。
新戸克由:コーヒーを淹れた紙コップを配り終え、少年が席に着いた。
オズサイト:「ありがとう、蒐集(:)者……」
オズサイト:「いや、克由くんでいいかな?」
芝石花:「本当に隅々まで気が利くね……」うっすら感激している。
オズサイト:「うんうん、良い子だ」コップを受け取り、両手で飲みながら。
新戸克由:「ええ。オズサイト」
オズサイト:「おっと、コードネームが好きなタイプらしい」
新戸克由:「要望があれば、合わせて行きますよ。」
オズサイト:「ぼくも自分の名前は気にいっているし、誇りがある。蒐集(:)者でいくとしよう」
オズサイト:「アフォーダンスも洒落た雰囲気があって素敵だよね」
新戸克由:「そちらのお知り合いも被害に遭われているとか。助力に痛み入るばかりです」
芝石花:「……僕は苗字でいいかな?いまだにコードネームってものに慣れなくて…」
芝石花:「ああ、ありがとう。ちょっと気恥ずかしいんだけどね」
オズサイト:「了解だ、芝さん……うん、そうだね」
オズサイト:「まあ、知り合いが酷い目に遭うのは嫌なものだけど、知らない時に大変な目に遭っているよりは良いものさ」
新戸克由:「芝さんは相変わらずですね」ニヒルな微笑み。
芝石花:「……なにが相変わらずなんだろう……君こそ忙しいのに、すまないね」肩をすくめる
新戸克由:「いえ。個人的には若干有難かったりもします」
新戸克由:「さっきまで急患の手伝いで引っ張りだこでしたからね……」
新戸克由:スティックシュガーをを流し込み、コーヒーを呷る。
芝石花:「アーティファクトに関係していると聞いたけど、あまり詳しい分野じゃなくてね」
オズサイト:「そういえば珈琲が余っている」ちらりと机、沸き立つ湯気に目を向けながら。
オズサイト:「もう一人、専門家が来るということかな」
新戸克由:「ええ。もう一人、外部要員を呼びつけたそうで。」
芝石花:「そのあたりに詳しい13支部の人を呼んだそうだ」
千鳥咲夜:がちゃり──
千鳥咲夜:「ブリーフィングルームはここか?」
千鳥咲夜:と、黒セーラー姿の少女が、ノックもせずに入ってきます。
新戸克由:「──噂をすれば影、ですね。」
芝石花:「ええ。ようこそ。コーヒーもまだ冷めていない」
オズサイト:「綺麗な影だね、夜闇にも映える」
千鳥咲夜:じろり──と言った感じの眼差しで、部屋の中を一瞥する。
新戸克由:「トッピングはセルフサービスでお願いします。」
新戸克由:シュガーやミルクをコーヒーの傍らに置いておく。
千鳥咲夜:なるほどあそこか、と。湯気のたつコーヒーが置かれた席を確認し、そちらへと移動。
千鳥咲夜:そして、ぴっと皆に頭を下げます。
千鳥咲夜:「一番最後となったようだ、すまない」
千鳥咲夜:「十三支部支部長補佐、“夜を裂くモノ(Nightsever)”、千鳥咲夜だ」
千鳥咲夜:「結晶病対策班に加わることとなった、よろしく頼む」
千鳥咲夜:しかし上げられた顔は、あまりすまなそうにもよろしくお願いしますと言ったようには見えない仏頂面です。
新戸克由:「お気になさらず。こちらも落ち着いて準備ができましたからね」
芝石花:「礼儀正しいね。ふふ、《アフォーダンス》、芝石花だ。よろしく」
新戸克由:「改めて」「蒐集者(コレクター)、新戸克由です。」
新戸克由:「遠方からご足労頂いたことに、まずは感謝を。」
新戸克由:そう言って、少年はニヒルに微笑む。
オズサイト:「遠いところからお疲れ様。君の事だから徒歩で来たんだろう」
芝石花:「おや、知り合いだったのか」
千鳥咲夜:「?」こちらを知っているかのような女性の発言に疑問の表情を。
オズサイト:「ああ、この姿で久しぶりと言っても伝わらないかな?まだまだぼくの演技も捨てたものじゃないらしい」
オズサイト:ずずっと幻像が身体を横に傾けると、
喜多川未知留:「喜多川未知留、オズサイトだよ」
喜多川未知留:正反対に白くて幼げな少女が姿を現す。
新戸克由:(──へえ。)
千鳥咲夜:「ああ──」白い少女の姿に納得して。
千鳥咲夜:「あなたか、オズサイト」
芝石花:「へえ!かっこいいな」少しテンションがあがる。
喜多川未知留:「前に助けてもらったときも、似たような状況だったね」
喜多川未知留:「ありがとう芝さん。格好つけるためにやっていることさ」
千鳥咲夜:「そういえば、あのときも第四だった」
新戸克由:「……その姿を見かけるのは、今日が初めてですね。喜多川さん」
芝石花:「僕もそうだな。なんだか嬉しいよ」
喜多川未知留:「こちらの顔でははじめまして、良いもの見られたと感じてくれたなら幸いです」
喜多川未知留:「手品の種みたいなものだからね、常に変装してるとかあまり褒められたことでもないし」
新戸克由:「有難く焼き付けておきましょう。そちらの姿も大変可憐ですね」
新戸克由:もう一口、コーヒーに口を付ける。
芝石花:「君、本当に気が利くね」苦笑い。
芝石花:「最近の子ってみんなこうなの?」
新戸克由:「ま、流石に俺は大分外れてる方でしょう。」
千鳥咲夜:コレクター、アフォーダンス、そしてオズサイトと今回の任務で同行する三人を確認して。
千鳥咲夜:スカートを整え、着座する。
新戸克由:「コーヒーのおかわりを淹れてきますが、芝さんも要ります?」
新戸克由:軽い語調でそんな感じの雑談を続けている。
千鳥咲夜:「グリーンフィンガーは、その後息災か?」不躾に、目の前の”少女”に問う。
千鳥咲夜:「きちんと『見て』もらえたのか?」
喜多川未知留:「ぐふっ」珈琲にむせた音。
喜多川未知留:「いきなり突っ込んでくるね」
千鳥咲夜:「?」顔こそ仏頂面のままだが、きょとん。と。
喜多川未知留:「うん、その後は良い感じだよ。みんなで海に遊びに行ったりもした」
千鳥咲夜:「もっともオズサイトが心を砕いていたことだからな」
喜多川未知留:「そりゃあ氷漬けになってたからね……」
千鳥咲夜:「よい感じ──というのはこう、ふわっとして分かりかねるが」
千鳥咲夜:「少なくともオズサイトにとって悪いことではないようだ」
喜多川未知留:咲夜ちゃんと初めて会ったとき、"グリーンフィンガー"こと姫都くんは
喜多川未知留:この支部で冷凍保存されていたのである。
喜多川未知留:言うなればそう、ふわっとどころかカチコチだったのだ。
喜多川未知留:「そう、お陰様で良いことになったのさ」
千鳥咲夜:そう告げて、紙コップの底に手を当て、もう片方の手で包むようにして持ち上げ口へと運ぶ。
喜多川未知留:「今回も同じように、柔らかく戻そうね」
喜多川未知留:「さて、アイスブレイクはこれぐらいかな」
千鳥咲夜:「ああ、そうだな。任務の話に戻ろう」
芝石花:「千鳥さんもあちらである程度話は聞いているはずだね。実際には見たかい?」
芝石花:「結晶となった被害者を。」
千鳥咲夜:「こちらは到着したばかりだ。概要は伝え聞いているが、実際にはまだ何もだ」
千鳥咲夜:「コレクターとアフォーダンスは、実際に確認を?」
新戸克由:「ああ。俺の口から説明してもいいですが……」
芝石花:「溢れかえっているからね」
芝石花:「ちょっとうちの支部を歩けばいくらでも見ることになると思うよ」
千鳥咲夜:「なるほど、後で確認させてもらおう」と──そこまで応えてから、気づく。
千鳥咲夜:コレクター、アフォーダンス、そしてオズサイトへと視線を移動させ。
千鳥咲夜:「コレクターと、アフォーダンスは、第四の支部員だったな?」
新戸克由:「?」目がちょっと合う。
新戸克由:「そうですね。」
芝石花:「ああ」
芝石花:瞬き。
千鳥咲夜:そして再び、オズサイトへと顔を向け。
喜多川未知留:「ぼくが招集された理由かな」
千鳥咲夜:「ああ」
千鳥咲夜:少なくとも自分が知る限り、オズサイトは第四の支部員でも、そうした症状の調査に特化した能力の持ち主と言った訳ではない。
喜多川未知留:「技術力を評価されてなら諸手を上げて喜ぶんだけどね」
喜多川未知留:「縁故採用の面も大きい。あとは情報もかな」
千鳥咲夜:「つまり?」
千鳥咲夜:空気を察することが出来ないがゆえに、ストレートに。
喜多川未知留:「被害に遭ったUGNイリーガルの少年、鷺谷諒くんはぼくの知り合いでね」
喜多川未知留:「事件当日、直前にも偶然会っていた……うん。会っていたんだよね」
芝石花:(あ)と思うが何も言わない。
新戸克由:(ふむ)ちら、と喜多川さんの方を見る。
喜多川未知留:「まあ、初めて会った時と同じような状況というわけさ」
千鳥咲夜:「なるほど、『また』という事か」ふむ、と内容を咀嚼し、納得する。
喜多川未知留:無論、喜ばしい色はそこにない。しかし目に見えて気が塞いでいる様子もない。
喜多川未知留:「だから手遅れになる前に、『また』助ける。それだけの話だね」
新戸克由:(……精神面のブレは、そんなになさそうか)
新戸克由:(集中するのは『病原』のみで済みそうだ)
新戸克由:目線を千鳥さんの方に戻す。
千鳥咲夜:「了解した。であれば『また』、オズサイトは全力で挑むのだろうな」
千鳥咲夜:「できればオズサイトのようなやつには関わってほしくないと思っていたが」
千鳥咲夜:「そうした理由であれば、『また』退かないのだろうな」
喜多川未知留:「そもそもぼくは首を突っ込みたがりでね」
喜多川未知留:「仕事は仕事としてきちんとこなす。その上で……」
喜多川未知留:「3人には、心からよろしくと言わせてもらいます。一緒にぼくの友達を助けて欲しい」
喜多川未知留:「また逢う約束も、したばかりでね」
喜多川未知留:素顔をもって改めて、ぺこりと頭を下げる。
芝石花:「もちろん、喜んで。」彼と会ったことは言わない。
新戸克由:「ええ、俺もそのつもりですよ。」苦笑いしつつ応える。
新戸克由:「こうしている間にも」「業務を押し付けてきた先輩が倒れないか、不安で仕方ないですからね。」
千鳥咲夜:「なるほど」
千鳥咲夜:「約束は大事だ。違えるのはよくない」
千鳥咲夜:「それになにより、それは私たちの“使命”に関わることだからな」
千鳥咲夜:「オズサイトが、頭を下げる理由は何一つない」
喜多川未知留:「咲夜ちゃんはそうだろうけど、それでも頼む気持ちはあるからね」くすりと微笑む。
芝石花:「僕としては、そこまで生真面目にしてもらうと面映ゆいところがあるけどね。それなりに気を抜きつつ、やるべきことをやるくらいで」
芝石花:「……なんて、言うのも野暮ではあるが。ま、最年長として心配くらいさせてくれ」
千鳥咲夜:「弛緩は大事だな」
千鳥咲夜:「だがそれは、出すべき時に力を出せるようにするため、だ」
オズサイト:「会議室に変装して入ってくるのもなかなか不真面目だからね。そこはバランスをとったのさ」
オズサイト:「頼りにさせてもらいますよ、芝さんもコレクターも」
オズサイト:すっと中身が幻の中に収まる。
千鳥咲夜:「そうだな。こちらとしては症例に関しては第四支部であるコレクターとアフォーダンスに頼らざるを得ない」
千鳥咲夜:「悪いが『やるべきこと』に全力であたってもらうぞ、二人共」
千鳥咲夜:やっぱり、あまり済まなそうに思ってない仏頂面で──
新戸克由:「ええ。任された期待に応える程度には働かせてもらいましょう」
新戸克由:「とりあえず、現状の確認から始めるとしましょうか。」
新戸克由:コーヒーを飲み干し、少年は再び立ち上がった。

GM:購入とロイスが可能です。PC間ロイスは特に設定しないので自由に取ると良い
喜多川未知留:恩人:千鳥咲夜/P信頼○:N羞恥 で取得。
喜多川未知留:めっちゃよわよわなところを前に見られてるから羞恥
新戸克由:ロイス!喜多川さんへ!
千鳥咲夜:まずロイス 知己【オズサイト・喜多川未知留@◯前と違ってとてもハキハキしている/でもまたこの世界に関わってる】
芝石花:喜多川さん ○P感嘆/N隔意 で
喜多川未知留:購入はシューターズジャケット。フォールンスプライト使用。判定に+3D。
喜多川未知留:4dx>=13
DoubleCross : (4R10[10]>=13) → 7[1,6,6,7] → 7 → 失敗

喜多川未知留:まあ無くてもそう困らないね。毎回判定時に足し忘れるし……以上!
芝石花:あ、じゃあ自分もそれ試そうかな
新戸克由:〈機会があれば白い姿を描きたいな〉喜多川未知留:〇誠意/蒐集欲
千鳥咲夜:んー、どうせ6だし。アームスーツ狙ってみよう。
芝石花:1DX+1+0@10 調達
DoubleCross : (1R10+1+0[10]) → 6[6]+1 → 7

芝石花:失敗—
喜多川未知留:おじさまありがとうね……
新戸克由:購入は何買おうかな……(ぼんやり)
千鳥咲夜:コンボ風を纏うで援護の風/ウインドブレスを使用。判定+5d+9に
千鳥咲夜:っと、バディム要ります?
新戸克由:出せるぜ。
千鳥咲夜:+3できるので、もしあれなら。
千鳥咲夜:6dx+9>=15 アームスーツ
DoubleCross : (6R10+9[10]>=15) → 10[4,4,8,8,9,10]+10[10]+7[7]+9 → 36 → 成功

新戸克由:2人分足せば……シューターズも買えるんだぜ!
喜多川未知留:この支部長補佐、仕事ができすぎる
芝石花:つよ
千鳥咲夜:ん、同名エフェクト加算はアウトでしたけど、エンブレムは大丈夫でしたっけ?
千鳥咲夜:とりあえずアームドスーツを購入しました。
新戸克由:おっとそうでしたか!取り下げておこう
喜多川未知留:アイテム効果についてはたぶん記載ないですね
喜多川未知留:天花寺さまのフォールンサラマンダー重ねの時に探した
GM:ふんふん
喜多川未知留:とはいえその辺りはGM判断ですね
千鳥咲夜:んじゃどちらか一人はシューターズジャケットゲットできますね
千鳥咲夜:あ、ですね。まずはGM裁量。
新戸克由:(どきどき)
GM:どうなんだろう。まあ今回はOKにしましょう。
MAO:千鳥咲夜の侵蝕率を+4した(侵蝕率:44->48)
喜多川未知留:やさしいGM
GM:(ゆるいGM)
千鳥咲夜:わーい、ありがとうございます。
新戸克由:ありがとうございます!じゃあ喜多川さんにバディムを貢ぐぜ~!
喜多川未知留:バディムーブ(3人がかり)面白いな
喜多川未知留:トリオじゃん
新戸克由:判定に+3しな!
千鳥咲夜:同じく。バディムを使用して判定プラス3どうぞ!
新戸克由:そして自分は無難にボデマを買おう。
喜多川未知留:二股バディ!
喜多川未知留:シューターズジャケット装備します。みんなありがとう
新戸克由:侵食1だし紬の魔眼もたしちゃお!ダイス+3!
新戸克由:6dx+1>=12
DoubleCross : (6R10+1[10]>=12) → 10[4,5,5,6,9,10]+6[6]+1 → 17 → 成功

喜多川未知留:やたら仕事ができる子どもたち
新戸克由:買えたぜ。とりあえずセルフ装備して以上です
千鳥咲夜:あ、こちらも以上にて。
GM:ではシーン終了!

ミドル2:差し出すは可憐な小鳥

GM:情報収集シーンです。1d3+3で登場可能。
GM:シーンプレイヤーは芝さん。
芝石花:芝石花の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:41->48)
喜多川未知留:喜多川未知留の侵蝕率を+4(1d3+3->1+3)した(侵蝕率:51->55)
MAO:千鳥咲夜の侵蝕率を+6(1d3+3->3+3)した(侵蝕率:48->54)
芝石花:あ、すいません上昇が違う!
GM:振り直しOK!
新戸克由:新戸克由の侵蝕を6増加しました(侵蝕率:48->54)+6(1d3+3->3+3)
新戸克由:これでいいかな……?
芝石花:1d3+3
DoubleCross : (1D3+3) → 2[2]+3 → 5

芝石花:で46で。
GM:OK!

GM:情報項目を出します。

結晶病について 難易度:8 知識:医療、レネゲイド 情報:裏社会、UGN
通り魔について 難易度:8 情報:裏社会、UGN

GM:とりあえずこれだけ!
喜多川未知留:たったこれだけとは………
喜多川未知留:どうやら早くもミドル終了のようですね
千鳥咲夜:(笑)
新戸克由:やれやれ、随分気の抜けた調査体制だったらしいな。
新戸克由:差し支え無さそうなら結晶病に当たらせてくれ。
喜多川未知留:じゃあ通り魔行っちゃおうかな
喜多川未知留:鷺谷くんの仇
喜多川未知留:フォールンスプライト使用。判定に+3D。
新戸克由:いちおうUGNコネも使っておこう。情報:UGNで判定!
喜多川未知留:【通り魔について 難易度:8 情報:裏社会、UGN】を情報:UGNで判定
喜多川未知留:4dx+2>=8
DoubleCross : (4R10+2[10]>=8) → 10[1,4,5,10]+3[3]+2 → 15 → 成功

新戸克由:5dx+1>=8 結晶病について。判定ダイス+2!
DoubleCross : (5R10+1[10]>=8) → 8[3,4,5,5,8]+1 → 9 → 成功

GM:OK!では開示します。
新戸克由:ま、この位はな。

結晶病について
どこからか持ち出されたアーティファクトの攻撃を受けたものの状態を仮にこう呼ぶ。
結晶化の段階は徐々に進行しており、現在第四の設備で進行を遅らせているが手を打たなければ彼らは物言わぬ結晶の塊に成り果てるだろう。
また、結晶は愚者の黄金(デミクリスタル)と呼ばれるレネゲイド構造体に極めてよく似た反応を示している。

通り魔について
ツガミというフリーランスの荒事屋。
シンドロームはエンジェルハィロゥ/キュマイラ。
最近一時的に消息を絶ったが、再び目撃され始めると共に
アーティファクトでの辻斬りを開始したようだ。
弱そうなものを狙って襲う傾向にあり、囮を立てれば簡単に誘い込めるだろう。
その際アーティファクトを、奪う、弾き飛ばす等して無力化することも可能だ。
なお、囮になったPCはツガミと同エンゲージとなる。

芝石花:たいへんだ
GM:そして追加情報ですが……
GM:なんとありません。
喜多川未知留:?
喜多川未知留:こわ……
芝石花:なんと!!!!
新戸克由:おいおい……
喜多川未知留:めちゃくちゃ怖い
GM:今わかることはこれだけ!
喜多川未知留:え、得体が知れない
千鳥咲夜:むむむ
GM:そして、この情報が開いたことで
新戸克由:首を押さえなきゃ何とも言えない、か。
GM:次のシーン、ツガミを誘い込み、逆に襲うことができます。
喜多川未知留:逆に襲いましょう
GM:そこも含めて話し合うと良いでしょう
千鳥咲夜:なるほど

新戸克由:「────と、いう訳で。」イージーエフェクト:〈機械の声〉
新戸克由:使用終了。
新戸克由:結晶病の概要を示していたパワーポイントが閉じられ、周囲の照明が元の明るさを取り戻す。
新戸克由:「駆け足になってしまったが、これが現状わかってる結晶病についての症状と考察内容だ。」
芝石花:「……愚者の黄金ときたか」
芝石花:「出所なんかも気になるが、とにかく早期解決が必要なことは確かかな」
芝石花:ブリーフィングルームの机にタブレットを置き、照らし合わせている。
新戸克由:「千鳥さんや喜多川さんも既に概要は聞いてると思うんで、巻きでやらせてもらった。」
新戸克由:パタン、とスクリーン画面に映していたノートパソコンを閉じる。
千鳥咲夜:「ああ、概ね事前に受けていた内容と同じだな。確認になった」
芝石花:「なにかあれば送付してくれた方も参照するよ」
喜多川未知留:「うん、ありがとう。人を特殊なレネゲイド体に変換する、悪だくみに使えそうなものだけど」
喜多川未知留:「調べた限りでは、そういう奴には見えないんだよね」
芝石花:「そういう奴?」
新戸克由:「そっちも何かわかったのか、喜多川さん?」
喜多川未知留:「とりあえずの実行犯は見つかったよ」ぱちん、と指を鳴らすと共に机の上に緑色の魔法陣。
喜多川未知留:その上に一人の男の幻像が投影される。《天使の絵の具》
新戸克由:「おお」びっくり。
芝石花:「へえー」
千鳥咲夜:「む」映し出された像を睨むように。
芝石花:「これはどなたかな、魔法使いさん」
喜多川未知留:「フリーランスの荒事屋、ツガミ」
喜多川未知留:「シンドロームにモルフェウスは無いが、そこはアーティファクト由来の力なんだろう」
喜多川未知留:「ここしばらくは情報屋界隈からも消息を絶っていてね」
喜多川未知留:「再浮上するのと同時に通り魔として活動し始めた。何と出会っていたのかが重要になりそうだ」
新戸克由:「アーティファクト由来の攻撃であることはこちらの結晶病とも噛み合う」
新戸克由:「当たって見て損は無さそうだな。」
芝石花:「愚者の黄金を生成するため…?にしては回りくどいか」
芝石花:「出現のめどは何か推測できるのかな」
千鳥咲夜:「なるほどな」
千鳥咲夜:「アーティファクトがらみであれば、理由を考えてもはじまらないことは在る」
千鳥咲夜:「理解が及ばないモノも、少なくはないからな」
芝石花:「そうだな。アーティファクトなら、君の意見を聞きたい」
千鳥咲夜:「重視すべきは、ツガミが『通り魔』をしていることだろう」
千鳥咲夜:こくり、と芝さんの問いに頷いて。
千鳥咲夜:「理由はわからん。が、原因となる行動とは一致する」
新戸克由:「どういう意図であるかはさておき」
新戸克由:「そうする事で、アーティファクトかツガミの目的達成へ近づいているという訳か」
喜多川未知留:「となると、本人とアーティファクトを確保しないことには難しいわけだね」
喜多川未知留:「幸い今後の出没予測地点と、彼が狙いそうなターゲットの目星は付けられそうだ」
千鳥咲夜:「ああ、もしツガミが事件の原因であれば、少なくとも取り押さえればコレ以上の被害者は出さずにすむ」
千鳥咲夜:「仮に違っても──まあ、通り魔が一人居なくなるだけだ。街の風通しが良くなるくらいだろう」
新戸克由:「どう転がっても町の平和に貢献できるという訳だな。」
芝石花:「……まあ、あまり取り違えはしたくないけれど」
千鳥咲夜:「だが今の所、他に手がかりもない」
芝石花:「ああ。もちろん、賛成ではあるさ。あまり気にしないでくれ」苦笑い。
喜多川未知留:こくりと頷き、街の地図を展開。待ち伏せポイントを赤色に染める。
芝石花:「かなり絞り込んでいるね」
新戸克由:「これなら総当たりでも行けそう、か。」
喜多川未知留:「その辺りは第4支部の仕事が大きいかな」
喜多川未知留:「それと、向こうからの接触可能性を上げる手段も思いついた」
喜多川未知留:「結晶病の患者たちと通り魔の思考、それにツガミの活動形跡からのプロファイルだけど」
喜多川未知留:「彼が狙うのは、オーヴァード非オーヴァードとかじゃない」
千鳥咲夜:「と、言うと?」
喜多川未知留:「……分かりやすく、見た目が弱い人だと考えられるよ」
喜多川未知留:「一人で歩いている子どもとかね」
新戸克由:「──へえ。」するりと零れる声。
新戸克由:「それで行けば、俺たちのチームはかなり適性が高いわけだ」
芝石花:「……ふ、暴力の快楽に魅せられたのか」
千鳥咲夜:「なるほど」納得、そして──
千鳥咲夜:「クズだな」きっぱりと。
芝石花:「はは!」思わず笑ってしまう
芝石花:「ああ、いいな、千鳥さん、すごくいい」
千鳥咲夜:「まあ、高潔な通り魔よりは、通り魔としては正しいかもしれないが」
千鳥咲夜:「?」と、自身が笑われたことに気づき。
新戸克由:「まあ、違いない。」
新戸克由:「高潔な通り魔に出くわしたら、反応に困ってしまいそうだしな」
千鳥咲夜:「──あまり評価されるような発言ではなかったと思うが?」
芝石花:「……ああ、馬鹿にしてるわけじゃない。すっぱり言ってくれて、気分が良かっただけさ」
芝石花:「容赦が要らないのは不幸中の幸いか。……そうだな、なら、」
芝石花:「弱ったカナリアでも吊るしておけばいいという算段になるのかな」
芝石花:三人を見渡す。小柄な、年若い、それだけに見える三人。
新戸克由:「囮であれば俺が行こう。」す、と手をあげる。
新戸克由:「丁度最年少だしな」
喜多川未知留:「いや、ぼくが行こう」す、と手をあげる。
喜多川未知留:「いちばん小さいし、大人だからね」
千鳥咲夜:「む」
新戸克由:「…………」そういう彼女と身長を比べる。
新戸克由:(確かに勝ってるな……)
喜多川未知留:「なんだその表情」
喜多川未知留:「優越感がばっちり伝わってくる……」
新戸克由:「大変失礼。一応こっちもプロですからね」
新戸克由:「この位の負担なら、自分のような本職が身を張るところかと思ったのですが」
芝石花:(あんまり変わらない気がするけど……)
芝石花:(どっちも小さいし)
喜多川未知留:「正直に言って、咲夜ちゃんは向いていないと思うね」
喜多川未知留:「見るからに強そうだし」
千鳥咲夜:「確かに気配を消すことはできるが、囮には向かないと言われたことがある」
新戸克由:(正直納得は行くな……)
新戸克由:千鳥さんの佇まいを見ながら。
喜多川未知留:「オーラ出てるもんね。強者の風格ってやつ」
芝石花:「まあ。気迫があるな……学生服だからいいかなと思ったんだけど」ぼんやり
千鳥咲夜:「通り魔避けにはなるかもしれんが、この場合役には立たないだろう」
千鳥咲夜:深く頷いて。
新戸克由:「逆に芝さんは向いてないでしょうしね」
喜多川未知留:「おっきいもんね」
新戸克由:「どこから見ても立派な大人だ」
新戸克由:肩をすくめる。
芝石花:「そりゃそうだな」笑う
芝石花:「この身体じゃあね。左もこんなだし」
千鳥咲夜:「このセーラーが武器になることは聞いているが」
千鳥咲夜:「どうやら私にはまだ使いこなせていないようだ」
千鳥咲夜:「そして確かに、アフォーダンスも囮向きではないな」
千鳥咲夜:「そうなると、この中ではコレクターかオズサイトが適役となる訳だが──」
喜多川未知留:「立派な身体だし、綺麗で良いと思うんですけどね」
新戸克由:「ええ。俺はすっかり見飽きたものですが、初対面にその慣れを押し付けるのも不躾でしょう」
芝石花:「……綺麗?」大きく瞬き。
千鳥咲夜:「?」と、芝さんの外見の話題についていけずに。
新戸克由:「?」ちらと目を向ける。
千鳥咲夜:「アフォーダンスの外見がどうかしたのか?」
喜多川未知留:「おっと……気に障ったなら失礼しました」
芝石花:「ふ。いいや。嬉しいよ。褒められるのはいつだって嬉しい」
喜多川未知留:「……それは、そうですね」口元がほころぶ。
喜多川未知留:ぼく自身、この外見を好ましく思っていなくて。褒めてくれる人たちと出会ったからこうして晒すようになった。
喜多川未知留:(……鷺谷くんも、そうなんだろうね。あの反応は、きっとそういうこと)
芝石花:「なかなか言われ慣れないから、驚いただけさ。まあ、オーヴァードじゃあそこまで珍しくもないだろうが」
芝石花:「喜多川さんだって、綺麗な色だったから驚いたけどね。もちろん、苦労も多いだろうけど」
喜多川未知留:「ありがとうございます……とても嬉しいですよ」
喜多川未知留:「……と、いうわけで」こほんと咳払い。
喜多川未知留:「ぼくとしては、少なくとも目は引くこの外見が、ツガミをおびき寄せるのに適していると考えます」
喜多川未知留:「新戸くんはそれでも良いかな?」
新戸克由:「…………」じっと、赤い瞳を見て。
新戸克由:「ふぅ」ため息。
新戸克由:「どうしてもというのであれば、譲るとしましょうか。」
新戸克由:「次の急患になってもベッドしか用意できませんが、よろしいでしょうか?」
喜多川未知留:「なるべくベッドを圧迫しないように努力するよ」
芝石花:「僕は戦闘になる事を考えるなら、喜多川さんがいいかなと思うけれど。まあ、イリーガルに囮と言うのは、正直複雑ではあるね」
芝石花:「千鳥さんはどう判断する?」
千鳥咲夜:「そうだな──」じっと、腕を組み思案する。
喜多川未知留:「……」正直なところ、いちばんひっかかりそうなのが千鳥咲夜だとは思っている。
喜多川未知留:責任感が強い彼女は、正規戦力として芝さんだって考えることをより強く思っているのだから。
千鳥咲夜:「できれば遠方からの攻撃、撹乱手段を持つオズサイトには支援に回ってほしいと思っていた」
千鳥咲夜:「アフォーダンスの意見ももっともだ。だが──」
千鳥咲夜:「オズサイトは、すでにこの件に関わってしまった」
千鳥咲夜:「──なら、退かないだろう彼女は」
喜多川未知留:「──呆れているのだとしても、信頼と取っておくよ」
千鳥咲夜:たった一度、同じ事件に共にあたっただけ。
千鳥咲夜:付き合いが長い訳ではない、しかし──
千鳥咲夜:決して『薄い』モノでもない。
千鳥咲夜:「まして、『理』がオズサイトの方にあるからな」
千鳥咲夜:「4年前なら、私でも囮は務まったのだろうが」
新戸克由:「そういう事です、芝さん」苦笑いを浮かべつつ。
新戸克由:「こう言う人を無理に抑え込んでも、良くて次の急患に運び込まれるのがオチですからね」
新戸克由:「だったら俺達で手綱を握っておくほうが幾分かマシだ」
千鳥咲夜:「ああ、そういうことだ」
芝石花:「それは言えてるかもな」
新戸克由:「言ってもらったからには、遠慮なく命を張ってもらうとしましょうか。」
千鳥咲夜:「む、違うぞコレクター」
新戸克由:「おっと。聞きましょう」
千鳥咲夜:「そうさせないために、私たちが全力を以てあたる」
千鳥咲夜:「でなければ、囮任務を行う意味が無いだろう」
新戸克由:「違いない。」
喜多川未知留:「……」
喜多川未知留:(他の人が囮になっても幻で偽れるのは黙っておこ)
芝石花:「僕の射程もそこそこ広い。チームの任務だ」
芝石花:「よろしく頼むよ」
新戸克由:「ここでイモを引くようでしたら──」
新戸克由:「叩き出してただけという話なので」「ご心配なく。千鳥さん」
新戸克由:「指一本触れさせんよう頑張りますとも。」
千鳥咲夜:「では全員が一応の納得をできたと言うことで──」
千鳥咲夜:もう一度、オズサイトの目を見て。
千鳥咲夜:「頼んだぞ、オズサイト」いくつもの意味を込めて、告げる。
喜多川未知留:「うん、任せて」視線を受け止め、言葉に力強く頷く。

GM:ロイスと購入!
芝石花:新戸さん ○P連帯感/N脅威 で取得。
芝石花:応急手当とっとこうかな
新戸克由:ロイス!芝さんへ!
芝石花:1DX+1+0@10>=8
DoubleCross : (1R10+1+0[10]>=8) → 1[1]+1 → 2 → ファンブル

芝石花:……。
千鳥咲夜:ロイスはちょっと保留としておきます。
新戸克由:〈悪影響を受けないでほしいな……〉芝石花:〇連帯感/不安 で取得!
千鳥咲夜:ファンブルじゃあしかたない(汗)
新戸克由:購入はブルゲ!
喜多川未知留:同行者:芝石花/P好意○:N不安
新戸克由:紬も入れてダイス+3!侵蝕55へ!
新戸克由:6dx+1>=20
DoubleCross : (6R10+1[10]>=20) → 10[1,4,5,8,9,10]+6[6]+1 → 17 → 失敗

千鳥咲夜:お
千鳥咲夜:んじゃそこにバディム
千鳥咲夜:+3してください。
新戸克由:行けるぜ!バディムでゲット!
喜多川未知留:1dx>=10 購入は徹甲弾
DoubleCross : (1R10[10]>=10) → 1[1] → 1 → ファンブル

喜多川未知留:だめだだめのすけ
GM:10分のファンブル
喜多川未知留:以上!
新戸克由:戦線崩壊コンボの準備ができて以上です。
GM:怖いぜ…
喜多川未知留:こわ~
千鳥咲夜:応急手当きっと
千鳥咲夜:1dx>=8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 6[6] → 6 → 失敗

千鳥咲夜:新戸くんバディムもらえます?
芝石花:買い物が下手すぎる大人たち
新戸克由:どうぞ。+3してください
千鳥咲夜:では成功。応急手当セットを芝さんにトス。
千鳥咲夜:これにて行動終了。
芝石花:ありがとうー ミドル用に誰かにあとで渡しますねえ
喜多川未知留:子どもたちがすごい
新戸克由:本番は次ですからね。厄落としと考えましょう
芝石花:すごい(ホケー)
GM:ではシーン終了!

ミドル3:遭遇

GM:ミドル戦闘です。全員登場推奨。
喜多川未知留:喜多川未知留の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:55->63)
芝石花:芝石花の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:46->52)
新戸克由:新戸克由の侵蝕を6増加しました(侵蝕率:54->60)+6(1d3+3->3+3)
MAO:千鳥咲夜の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:54->57)
新戸克由:アッ失礼、61ですねこれ
新戸克由:紬ぎ分が入ってなかった
GM:あ、あと今回は1d10で!
新戸克由:アッしまった!振り直します!
GM:おねがいします!
新戸克由:新戸克由の侵蝕を10増加しました(侵蝕率:61->71)+10(1d10->10)
新戸克由:えーっと55から増加して……
新戸克由:浸食65!
GM:おっけー!

GM:君たちは情報から割り出した接触可能性の高い場所に張り込んでいる。
GM:───囮の喜多川未知留を、一人で歩かせて。
喜多川未知留:てくてくと、そう。一人で歩いている。
喜多川未知留:何の力もない、かよわい少女。少し不安げで、しかし注意は散漫。
喜多川未知留:そういう、なんてことない小娘を演じて歩く。
GM:では、そこに。
ツガミ:《ハンティングスタイル》
ツガミ:接近する、挙動不審な男の影。
ツガミ:君が気付いてないと断じ、得物を振り上げる───!
喜多川未知留:そして背後から振り抜かれた凶刃は──
喜多川未知留:空を切る。
喜多川未知留:否
喜多川未知留:幻を斬る。
ツガミ:「なあっ……!?」
喜多川未知留:「悪いね、いや。悪いとは思ってないけど」背後から声。
ツガミ:狼狽して、左右を見て、
ツガミ:「後ろかあ!」
ツガミ:更に、刃を振り抜く
フォールンスプライト:『ぼくは嘘を吐くのが得意なんだ。こういう風にね』
千鳥咲夜:「すまんが──」振り返った男の『上』から、少女の声が響く。
千鳥咲夜:トン──体重を感じさせず、振りかざされた『得物』の上へと降り立って。
千鳥咲夜:「上にも居るぞ」
ツガミ:「ああああっ!?」
ツガミ:反応はとても遅く。
ツガミ:得物はあっさりと弾き飛ばされる。
千鳥咲夜:得物を弾いた勢いでトンボを切り、オズサイトの前へ『ふわり』と着地する。
芝石花:暗がりの中の黒。黒い鉄の皮膚を、見えないほどに淡い光線が走る。かすかな痙攣が、黒い粒子の形を変えていく。
芝石花:それは手に似た、ねじ曲がった木のような、不自然な造形を作り出す。
芝石花:それは銃だ。
ツガミ:「ち、ちくしょう、あれがないと…あれがないと───!」獲物のもとへと駆け出そうとするが、
芝石花:中央の銃口以外、銃らしき特徴を殆ど失った散弾銃が、男の足取りを銃弾で縫い止める、
新戸克由:──その得物へ。
新戸克由:『理想』的な軌道を描いて、紅い細糸が絡みつき、
新戸克由:縫い留められた隙を縫うかのように放った少年の手元へ納められる。
新戸克由:「──さて。」
新戸克由:「こいつが例のアーティファクトになるか、千鳥さん?」
千鳥咲夜:「む、詳細は調べなければと言うやつだな」
千鳥咲夜:「さて──」と、改めて男へと視線を向けて
新戸克由:「了解した。」ディメンジョンポッケに得物を放り込み。
新戸克由:「後は、話せる奴に尋ねた方が良さそうか」暗闇の中で、嗤う。
千鳥咲夜:「大人しく諦めてくれる気はあるか?」問いかける。
ツガミ:「あき、あきあき……」
ツガミ:「諦められるもんかよオッ!!俺は…おれはあ……っ」
ツガミ:「俺は、ジャームになりたくねえんだよおおーっ!!」
ツガミ:そう言いながら、アーティファクトではない、ごく平凡なナイフを手にする!

GM:ミドル戦闘を開始します。
GM:エンゲージとコマ出しますね!
千鳥咲夜:はい

[ツガミ(7)、喜多川(12)]
|10m
[芝(9)、新戸(8)、千鳥(4)]

GM:こんな感じで!
GM:セットアップ!
ツガミ:こちらはなし。
新戸克由:加速しないなら麻薬(ヤク)は様子見!なしだぜ!
喜多川未知留:こちらなし
芝石花:無しでいこうかな
千鳥咲夜:あ、こちらも無しです。

GM:では、イニシアチブからの喜多川さんのターン。
喜多川未知留:メジャーでコンボ【トリックとタネ】《コンセントレイト》《小さな塵》フォールンピストルで攻撃。対象はツガミ。
喜多川未知留:フォールンピストルの効果発動。この攻撃に対するリアクションではC値+1です。
喜多川未知留:フォールンスプライト使用。判定に+3D。
喜多川未知留:10dx8+2
DoubleCross : (10R10+2[8]) → 10[1,4,4,5,6,8,10,10,10,10]+10[2,4,4,4,10]+3[3]+2 → 25

ツガミ:リアクションC値足されてちゃ仕方ない!両手剣使ってガード!
喜多川未知留:10+3d10 装甲ガード有効。
DoubleCross : (10+3D10) → 10+24[10,9,5] → 34

喜多川未知留:やけに出目が良いね
喜多川未知留:喜多川未知留の侵蝕率を+4した(侵蝕率:63->67)
ツガミ:いたたた
ツガミ:まだ元気だぞ
ツガミ:演出どうぞ!

喜多川未知留:『そっちの事情もあるんだろうね』
喜多川未知留:姿の見えぬまま、あちらこちらから声。周囲に配置されたドローン群からの発声と幻影だ。
喜多川未知留:『でも、きみをこのまま放置するわけにはいかないからね』
喜多川未知留:耳元で囁くように、それと同時。
ツガミ:「ひっ、ひイイッ!!」
喜多川未知留:カシュッ 特殊加工の無音無光の拳銃弾が、音声と45度異なる方角から放たれる。
喜多川未知留:「とりあえず、その武器を捨ててもらいたいところだ」
ツガミ:「やられて…やられてたまるかよォ……!」
ツガミ:「取り返す……取り返すんだ……!」
ツガミ:その腕には、奇妙な形の腕輪が嵌められている。

GM:次!
GM:芝さんの手番!
芝石花:マイナー。【ハンドレッドガンズ】。銃を作成します。
芝石花:メジャーはコンボ:インスタレーション:平方塑像 【コンセ】【カスタマイズ】【レインフォース】
芝石花:7dx7+8
DoubleCross : (7R10+8[7]) → 10[1,4,4,5,6,8,8]+10[4,10]+10[9]+5[5]+8 → 43

GM:出目がやばい
ツガミ:一応ドッジしてやります
ツガミ:8dx+3
DoubleCross : (8R10+3[10]) → 10[1,1,2,2,7,8,10,10]+7[7,7]+3 → 20

ツガミ:回ったあ!
ツガミ:命中です!
芝石花:5d10
DoubleCross : (5D10) → 25[4,6,4,1,10] → 25

芝石花:+12してないや
GM:攻撃力足して
芝石花:37かな?
GM:37ですね
ツガミ:かなり…痛い!
芝石花:サンキューです!
芝石花:芝石花の侵蝕率を+10した(侵蝕率:52->62)
ツガミ:やばい感じです。
GM:演出どうぞ!

芝石花:異形の銃が男に照準をあわせる。
芝石花:「とりあえず、いろいろお話を聞かせて貰わなくちゃな」
芝石花:己の肉体そのもの、異形の黒い銃。なんの幻影もない、なんのトリックもない、ただの鉄の構築を、その一部を。
芝石花:弾丸として切り離す。
芝石花:それは真っ直ぐに、ただただ、男の肉体を抉るために暗がりを走る。
芝石花:稲妻には、ひどく暗い線を描いて。
芝石花:グシュ、と、貫くだけ。
ツガミ:「あがっ、があああ……!」
ツガミ:男は苦しげに顔を歪める。

GM:新戸くん!
新戸克由:やるぜ!
新戸克由:マイナーで千枚通し(手裏剣)装備!
新戸克由:とどめを刺せると信じてメジャーで素振り射撃攻撃だ!
喜多川未知留:《ダンシングライト》使用。の判定に+4D。
新戸克由:対象は当然ツガミ!
新戸克由:そして判定前に〈紬の魔眼〉!判定ダイスに+3!侵蝕66へ!
新戸克由:合わせて10個だ!当たれーッ!!!
新戸克由:10dx+5 侵蝕補正込み!
DoubleCross : (10R10+5[10]) → 8[1,2,2,3,3,4,4,7,7,8]+5 → 13

新戸克由:〈妖精の手〉。
新戸克由:15から再回転だ!!!
新戸克由:1dx+15 侵食70へ!
DoubleCross : (1R10+15[10]) → 2[2]+15 → 17

ツガミ:ドッジワンチャン行けるのでは?
喜多川未知留:バディムーブかな
千鳥咲夜:あ、そこにはバディムしましょう。
千鳥咲夜:プラス3してください。
新戸克由:助かり~!20で最終決定!
新戸克由:ドッジしてみろやーッ!!!
ツガミ:ドッジ!
ツガミ:8dx+3
DoubleCross : (8R10+3[10]) → 7[1,2,3,4,4,4,6,7]+3 → 10

ツガミ:ダメ!
新戸克由:勝ったッ!ダメージ!
新戸克由:3d10+2
DoubleCross : (3D10+2) → 19[5,6,8]+2 → 21

新戸克由:中々の期待値だな……
GM:え、マジか
新戸克由:なっ
GM:計89ダメージ。HPは89。
GM:ちょうど撃破です。
喜多川未知留:すごい
新戸克由:やったぜ。
芝石花:ジャスト
GM:くっそー耐えられると思ったんだけどなー!
GM:止め演出をどうぞ!

千鳥咲夜:路上の小石を素早い動きで拾い上げ──
千鳥咲夜:「ふんっ!」
千鳥咲夜:そのまま、アンダースローの形で投擲する!
千鳥咲夜:風を纏い、凶器と化した小石がツガミの足元の大地を穿ち、その動きを牽制する。
ツガミ:「うわあっ!?」
喜多川未知留:更にちかちかと眩い光や、不穏な影を投射。ドローン群からの牽制幻影だ。
喜多川未知留:視点誘導。逸らされたのは彼から。
新戸克由:「おいおい、随分派手にやるもんだ。」片手に魔眼、もう片手に千枚通しを挟んだいつものスタイル。
新戸克由:「ま、狙えそうな物は大体できた」
新戸克由:両手の備えを放つ。先ずは炸裂用魔眼。
新戸克由:飛び散った大地と共に跳ね上げた小石をへ浸透させ、脆弱化させる。
新戸克由:「──そらッ!」サイドスローで追加の千枚通し投擲!
新戸克由:組織を脆弱化させた小石へ寸分たがわず針が突き刺さり──破裂!
新戸克由:微細な鋲と化した破片がツガミに突き刺さる!
ツガミ:「ぐっ……!!」たまらず、その場に倒れ込む。
ツガミ:見た目以上にダメージが蓄積している。
ツガミ:「畜生……!こんなところで……畜生…!」
新戸克由:「──」投げた姿勢を保ち、残心。
ツガミ:「終わってたまるか…終わってたまるかよお……!」
???:「───いいえ。終わりですわ」
???:《見えざる道》

???:黒髪の女性が現れ。倒れたツガミを踏みつけにする。
ツガミ:「あっあんた…!あんたが言ったんじゃねえか……!あれで結晶を作れば……助かるって……!」
新戸克由:追加で牽制用の千枚通しを投げます。
???:千枚通しは、軌道を曲げられ、落ちる。
新戸克由:「……」千枚通しにもオルクス因子の細工はしてある。
新戸克由:干渉されなければ『理想』の軌道で飛び、黒髪の女性に突き刺さったはずだ。
千鳥咲夜:「なるほど──」
千鳥咲夜:声と同時に高速移動。ツガミ──謎の女と、喜多川未知留の間、遮るような位置へと。
喜多川未知留:拳銃を構えながら後退、ドローン群の目で状況を記録することに集中。
???:「ええ。言いました。でもそれが本当かどうかは別のお話───」
???:「それに。……もうあなたには資格もないようですし」
ツガミ:腕につけた奇妙な腕輪が、落ちる。
ツガミ:「な、嘘、嘘だろ」
GM:その腕輪は一瞬解け、扉の形を取ったが───
???:「えい」
GM:女性が鍵のようなものを回すと、すぐに姿を消した。
芝石花:弾丸の生成をしかけてやめる。夜を抜き出したような、女の姿を見据えたまま。
???:「UGNのみなさま。ご機嫌よう」
浦中れい子:「浦中れい子と申します」
浦中れい子:「この男は既にジャームに堕ちました。ので」
新戸克由:「……初めまして。」ひらりと手を振り、ポケットに手を突っ込む。
新戸克由:「蒐集者(コレクター)だ」引き抜いた手には、シャボン玉キット。
千鳥咲夜:鍵、そして女──
千鳥咲夜:アカシックコードの報告にあった。
千鳥咲夜:「通り魔の理由が『ソレ』で、オマエが『原因』か。浦中れい子技術中尉?」
浦中れい子:「ふふ、お勉強熱心でいいことね」
芝石花:(また軍の亡霊か?)
千鳥咲夜:「関係者だからな、オマエは」
千鳥咲夜:浦中れい子技術中尉──无号計画の、関係者!
浦中れい子:「そう。私がアーティファクトをこの男に与えました」
浦中れい子:「それを使うようにも働きかけた。多くの者を神に触れさせるため」
浦中れい子:「…でも、彼の”契約”はここで終わり。だから」
浦中れい子:「ビジネスに来たのです。あなたたちと」
新戸克由:シャボン液にストローを浸し、咥える。
芝石花:(ああ。だとして、まったく……死人の足掻きに付き合わされるって訳か。彼らまで)
千鳥咲夜:「アカシックコードのときも、そうもちかけたと聞いているぞ?」
千鳥咲夜:警戒は解かず、いつでも斬りかかれるように四肢を脱力させる。
喜多川未知留:旧陸軍については一切知らない。それに交渉事は正規要員に任せるべきだ。
喜多川未知留:自分の仕事をするだけ。彼女達の対応も信頼している。
新戸克由:「──聞きたいことは一つだ、技術中尉とやら。」
新戸克由:「現在近隣地区に蔓延している鉱石の病。」
新戸克由:「貴様が主導して広めたと判断していいか?」
浦中れい子:「はい。その通り」
浦中れい子:「そしてそれを止めるには」
浦中れい子:「私と───いいえ」
浦中れい子:「『扉』と、契約していただく必要があります」
新戸克由:「──成る程」ふう、と息を吹き出す。
芝石花:「……扉と来たか」左側だけの醜い笑みを浮かべる。
新戸克由:押し出されたシャボン液は丸く結実し、アゲハ蝶(スワローテイル)を象る。
新戸克由:「千鳥さん。こういう手合いはアンタが一番詳しいはずだ」
新戸克由:「やりたいようにやってくれ」
千鳥咲夜:「なるほど──」
千鳥咲夜:「なら私が代表して応じよう」
千鳥咲夜:「おことわり──」
千鳥咲夜:ふっと身を沈める。次の瞬間、纏った風の力と膂力を以て、瞬時に女との間合いを詰めて──
千鳥咲夜:「──だっ!」
千鳥咲夜:──その提案とその身体を、全力で『蹴り飛ばす』!
浦中れい子:《命の盾》
浦中れい子:その攻撃は、逸らされる。感覚を、ほんの少し狂わす薬で。
浦中れい子:そして。
浦中れい子:「ええ、わかっています。でも、必ず」
浦中れい子:「必ずあなたたちは契約を必要としますわ」
浦中れい子:「その時をお待ちしています」
浦中れい子:《瞬間退場》
浦中れい子:その女性の姿は跡形もなく消え去った。
千鳥咲夜:「ちっ──」そらされた足を素早く戻し、残心。
千鳥咲夜:しかしそのときには、すでに女の姿は無く──
喜多川未知留:「……対象のレネゲイド反応、ロスト」
喜多川未知留:「もうここには居ないね」
千鳥咲夜:「──逃したか」
新戸克由:ひらりひらりと舞うアゲハ蝶が、弾けて消えた。
新戸克由:「……ま、逃げられたものは仕方ない。」
新戸克由:「あの話しぶりからして」「向こうにもある程度派手にやる理由があると見ました」
芝石花:「しかし、また厄介な名前が出たね」
千鳥咲夜:「──ああ、得たモノも多い」
千鳥咲夜:じろり──と男の方へと目をやって。
ツガミ:「ひっ、ひいい、ひいいい……」
ツガミ:その目には、ただただ恐怖の色が浮かぶ。
千鳥咲夜:「騒ぐな」ぐいっと、その胸ぐらを掴み上げる。
新戸克由:「一先ず──当面の情報源は確保できた。」
新戸克由:「使える物を全部使って情報を吐かせるとしましょう」
ツガミ:「やめ、やめてくれ、やめてくれえええ……いやだいやだいやだいやだ……」
千鳥咲夜:「命はとらん。ジャーム化に関しても手を打てるかもしれん」
千鳥咲夜:「協力してもらうぞ」有無を言わさぬ迫力で──
ツガミ:その目は、目の前ではなくどこか遠い遠い裡を見つめていた。
芝石花:「ま。悪いようにはしませんよ。うちは特に」
新戸克由:(…………『望み薄』だろうが、な)

GM:ロイス、購入が可能です。
新戸克由:ロイス!千鳥さんへ!
喜多川未知留:ロイスは保留。
喜多川未知留:2dx>=10 購入は徹甲弾
DoubleCross : (2R10[10]>=10) → 8[2,8] → 8 → 失敗

千鳥咲夜:15~でなにか欲しい物が在れば
喜多川未知留:バディムーブもらえると嬉しいかな
千鳥咲夜:こちら、戦闘しなかったのでがっつり支援しますよ。
千鳥咲夜:あ、じゃあまずそこにバディム
芝石花:ロイス保留で、購入どうしようかな
喜多川未知留:ありがとう!成功して以上
新戸克由:〈やはりいいな。〉千鳥咲夜:有為/〇蒐集欲で取得!
千鳥咲夜:芝さんシューターズジャケット狙ってみます?
芝石花:千鳥さんいいよね
千鳥咲夜:なら支援コンボ飛ばしますが
喜多川未知留:良い
芝石花:あ、そうか、それがいいかな
新戸克由:いい……
喜多川未知留:針仕事もばっちりな咲夜ちゃん
新戸克由:妖精も2回飛ばせるぜ!
芝石花:じゃあ支援貰おうかねえ
千鳥咲夜:ではコンボ:風を纏う《援護の風/ウインドブレス》を使用。対象は芝さん
千鳥咲夜:千鳥咲夜の侵蝕率を+4した(侵蝕率:57->61)
千鳥咲夜:判定を +5d+9 してくださいませ
芝石花:6DX+10+0@10>=13 かな
DoubleCross : (6R10+10+0[10]>=13) → 8[4,5,5,6,7,8]+10 → 18 → 成功

芝石花:ありがとうございますー
千鳥咲夜:よかったよかった。
新戸克由:じゃあ何買おうかな……(ぼんやり)
千鳥咲夜:自分はブルゲチャレンジ。
千鳥咲夜:2dx>=20
DoubleCross : (2R10[10]>=20) → 8[8,8] → 8 → 失敗

千鳥咲夜:失敗!
新戸克由:いざって時は配りますので、気軽におっしゃってください。
千鳥咲夜:ロイスは 无号関係者【浦中れい子@執着/◯敵意】 を取得します。
芝石花:次いってくれたら自分がブルゲ狙おうかな 支援も効くだろうし。そんなかんじで。
新戸克由:真面目に思いつかん!レネゲイドチェッカー買っちゃお!
新戸克由:比較的ネタだし素振り!
新戸克由:4dx+1>=16
DoubleCross : (4R10+1[10]>=16) → 6[3,3,5,6]+1 → 7 → 失敗

新戸克由:失敗して以上だぜ……

ミドル4:好きなもの・うつくしいもの

GM:交流シーン。登場は1d3でどうぞ。
喜多川未知留:喜多川未知留の侵蝕率を+1(1d3->1)した(侵蝕率:70->71)
芝石花:62+1d3
DoubleCross : (62+1D3) → 62+1[1] → 63

新戸克由:新戸克由の侵蝕を1増加しました(侵蝕率:70->71)+1(1d3->1)
芝石花:おちつき~
千鳥咲夜:千鳥咲夜の侵蝕率を+1(1d3->1)した(侵蝕率:61->62)

GM:まず、前回浦中れい子と接触したことにより
GM:彼女が関わった事件のデータのうち、一つが共有状態になりました。
GM:千鳥さんから聞いたとかそんなかんじ。
喜多川未知留:さすが咲夜ちゃん

『聖域』について
この都市には裏の世界───「常世」が存在する。
通常、「常世」に在り続ければ現世に戻ることは叶わない。
しかし、「現世」のもので在り続けながら「常世」に身を置くことが可能な場所がある。
それが聖域。『アルケ』と呼ばれる空間である。
『神』を造る過程でシェルターとして生み出された場所。
アーティファクトの保管庫にもなっている。
出入りするためには『扉』が必要であり、『扉』を使用するには契約が必要である。

新戸克由:へぇ……
GM:こういうのにあの人は関わってましたよーって情報ですね。
芝石花:はーい!
GM:そして、今はツガミから回収したアーティファクトを解析したり、前の事件のデータとそこから辿れること、
GM:その道筋がつくまでの待ち時間という感じです。
GM:そんな感じで、交流などをしていこうというシーン!まずはPC同士からというわけ!

GM:第四支部 ブリーフィングルーム
千鳥咲夜:「──以上が、浦中れい子技術中尉が以前に引き起こした事件のあらましだ」
千鳥咲夜:ホワイトボードに手書きされた、事件の相関図を指し示す。
喜多川未知留:「向こう側の世界、かあ」
芝石花:「座標が重なる地点のようなイメージかな」
千鳥咲夜:「いろいろな呼称がある。『裏N市』であったり──『常世』であったり、だ」
喜多川未知留:「芝さん……も初耳かな。コレクターはそういうの、関わったことあるのかい」
芝石花:(こういうときに想像が及ばないあたり、僕のイメージ力もそこそこ貧しいものだよな)
新戸克由:「ええ。こんなんでも色々引っ張り出されてますからね。」
新戸克由:「そうした案件で凍結処理を受けるジャームも多い。ある程度の知識はあります」
千鳥咲夜:「このN市においても、はっきりと認識している人間は少ないはずだ」
千鳥咲夜:「知っているのは支部長クラス、それに準ずる者──」
千鳥咲夜:「あるいは、不幸にも事件に関わった当事者、といったところだな」
千鳥咲夜:「つまり、今回のようなケースだ」
芝石花:「ふ、僕らは選ばれたアンラッキーか」
千鳥咲夜:「ああ、そういうことになる」より一層の、仏頂面で応じて──
千鳥咲夜:「正直、UGNでも判明している情報は少ない。『アルケ』に関しては、むしろ限定的だが判っていることが多い分、対応や調査は多少しやすいかもしれんな」
新戸克由:「一度突入したという情報もありますからね。」
新戸克由:「経路が維持されている分、アプローチもしやすいという訳だ」
喜多川未知留:「まあ、相手がなんであれ追うことには変わりないか」
喜多川未知留:「ツガミを捕らえても、肝心の結晶病が終わっていないんだからね」
芝石花:「しかし、その『アルケ』と結晶病にどう関係があるんだか」
千鳥咲夜:「ああ、浦中れい子技術中尉がなにを目論んで現れたかのは不明だが」
新戸克由:くい、と自分で淹れたコーヒーを呷る。
新戸克由:「回収したナイフらしきアーティファクトは、現在解析に回してます。」
新戸克由:「現状はそっちの報告待ちになりそうかと。」
千鳥咲夜:「そういう訳だ」
千鳥咲夜:「併せて、以前の事件との相似点も第一に問い合わせて確認してもらっている」
千鳥咲夜:「追いかけるにしても──それからと言うことになるだろうな」
芝石花:「ありがとう。そのあたりが集まれば、もう少し見えてきそうだ」
芝石花:「どうも思った以上に、ややこしい話みたいだしな」
新戸克由:「ええ。技術中尉にどんな確信があるかは知りませんが」
新戸克由:「少なくとも確保のために最低一回は会う事になる。こちらの態勢も整えておくべきでしょう」
千鳥咲夜:「その前に、一旦各自休息だな」
千鳥咲夜:「幸い大事無かったが、戦闘もあった。調査の待機時間を有効に使ったほうがいいだろう」

GM:第四支部 浴場
喜多川 未知留:「ふう……」
喜多川 未知留:この第4支部にはリラクゼーション設備もなかなか充実している。
喜多川 未知留:この広い浴場がそうであるし、中にはシャワー室付き会議室もあるとか?ないとか?見たことはないけど。
喜多川 未知留:それはさておき、戦闘で疲れた体を休めにきたのだ。咲夜ちゃんと一緒に。
喜多川 未知留:「気持ちいいねえ咲夜ちゃん」
喜多川 未知留:だら~んと脱力。足先がゆらゆらと揺れている。波が起きればそのまま流されていきそうだ。
千鳥咲夜:「ああ──」
千鳥咲夜:「本音を言えば、もう少し熱いほうが好みだがな」湯船にしっかり肩まで浸かって、熱い湯を楽しんでいる。
喜多川 未知留:「ぼくは他にも何か所か、支部のお世話になったことあるけど」
喜多川 未知留:「こんなお風呂はここだけだねえ。いや~快適快適」
千鳥咲夜:「13支部(ウチ)はせいぜいがシャワーぐらいだからな。近くに温泉の出る銭湯があるにはあるが──」
千鳥咲夜:「私は烏の行水だから使わん」
喜多川 未知留:「ああ、ちゃんと水道通ってるんだ……銭湯?」
喜多川 未知留:五右衛門風呂に入っている咲夜ちゃんを想像している。
喜多川 未知留:想像があまりにもハマっている。
千鳥咲夜:「十三らは時々使っているぞ。風呂上がりのコーヒー牛乳が堪らんとか言っていたな」
喜多川 未知留:「へえ~」
喜多川 未知留:「十三?どういう人なのかな」
喜多川 未知留:「そのまま第13支部の支部長だったり?ああでも13個になったのはここ数年のことか」
千鳥咲夜:「ああ、十三支部(ウチ)の支部長だ。辰巳十三」
喜多川 未知留:「まんまなんだ……」
喜多川 未知留:「それに下の名前か。咲夜ちゃんだと珍しいような?」
千鳥咲夜:「む、いや。厳密には十三支部の前に十三は居た訳だが──」
千鳥咲夜:「む──」指摘され、考える。
千鳥咲夜:名前で呼ぶ。確かにあまり多くはない。
千鳥咲夜:フェアウェルブーケ、琴城星羅。
千鳥咲夜:デモンストレイト、黒瀬直。そして──
千鳥咲夜:「そうだな、確かに多くはないな」ざばっと一旦湯船から、身体を引き上げる。
千鳥咲夜:会話を交わしながら、洗い場の方へと移動して──
喜多川 未知留:上司ともこういう感じなんだろうなあ、と思いながら水面を移動。咲夜ちゃんを目で追ってる。
千鳥咲夜:「──オズサイトは」
千鳥咲夜:と、ボディーソープを適当に頭にたらし、くしゃくしゃと乱暴に洗いながら。
喜多川 未知留:「ん、なんだい?」
千鳥咲夜:「まるで以前とは別人だな」
喜多川 未知留:湯船の縁に肘をついて、そうだねえ。と頷きかけて。
喜多川 未知留:「ぼく、そんなに弱っちく見えたかな」
喜多川 未知留:「実際滅入ってたんだけどさ」
千鳥咲夜:「そうだな──」
千鳥咲夜:ざばぁっと、手桶で泡を洗い流す。それだけで洗浄終了。オズサイトの方へと振り返り。
千鳥咲夜:「危うく感じられた」
喜多川 未知留:「堂に入ってるけどちょっと雑じゃない?」
喜多川 未知留:「ぼくも咲夜ちゃんの髪が心配だね」
千鳥咲夜:「よくわからないのは、好かない」
千鳥咲夜:そしてそちらへと移動し、今度は隣り合うような形で湯船へと浸かる。
千鳥咲夜:あんな洗い方なのに、なぜか艷やかな奇跡のキューティクルヘアー
喜多川 未知留:「うーんシャープネス」
喜多川 未知留:「ま、好きなだけ質問していいよ。付き合うから」
喜多川 未知留:「いや好きなだけってのはナシね。のぼせないうちにお願い」
千鳥咲夜:「質問か──」
千鳥咲夜:事件に関しては、調査次第だろう。
千鳥咲夜:今あれこれ憶測しても、プラスにもマイナスにもならない可能性が高い。
千鳥咲夜:ならば──
千鳥咲夜:ひとつ、思いつく。
千鳥咲夜:オズサイトになら──否、オズサイトにこそ、聞いてみたいことを。
喜多川 未知留:「お、決まったかな」
千鳥咲夜:「オズサイトは」
喜多川 未知留:お湯の中であぐらをかき、構える。
千鳥咲夜:『恋』という単語を自分に問うた、少女の表情を脳裏に思い浮かべながら──
千鳥咲夜:「グリーンフィンガーに恋をしているのか?」
千鳥咲夜:一見、少女らしい『恋バナ』
千鳥咲夜:しかし、照れることもなく、仏頂面のままで──
喜多川 未知留:「………」
喜多川 未知留:「ちょっとタイムリミット狭まったかも」
喜多川 未知留:ほんのり頬が赤くなったような、元からのような。
喜多川 未知留:「恋かー。恋ねー」
喜多川 未知留:「まずはそうだな、ぼくは好きだよ。姫都くんのこと」
喜多川 未知留:「その好きは、間違いなく特別さ。他のみんなに向けるやつとは訳が違う」
千鳥咲夜:湯船の中で正座。身体をそちらへと向け、じっと次の言葉を待つ。
千鳥咲夜:「特別な──好き?」
千鳥咲夜:好意に種別があるなど、考えたこともなかった。
喜多川 未知留:「それが恋かどうかは、個人的には考えどころなんだけど……んー」
喜多川 未知留:「まあ特別だねえ。ぼくは咲夜ちゃんも新戸くんも芝さんも好きだ」
喜多川 未知留:「そして一緒になみかぜで暮らしてる子たちも、みーんな大好き」
喜多川 未知留:「だけど、それは種別も度合いも別々の話だよね」
喜多川 未知留:「ぼくが一番近く、一番熱く感じるのが姫都くんってことになるね」
喜多川 未知留:「それを恋と呼んでも差し支えない。そう考えることはできるだろう」
千鳥咲夜:その言葉にむぅ、と眉を寄せ、考え込む。
喜多川 未知留:「……」考える時間を与える。
千鳥咲夜:「守秘義務があるから詳しくは言えんが──」
千鳥咲夜:「『恋』をしているやつを、一人知っている」
喜多川 未知留:「なるほど。だいぶ身近な人なんだろうね」
千鳥咲夜:「ああ」
千鳥咲夜:「私が好ましいと思っている人間を、そいつも好いて──恋をしている」
喜多川 未知留:「ははあ」
喜多川 未知留:「つまりあれかな」
喜多川 未知留:「咲夜ちゃんとその子の好きは同じなのか違うのか」
喜多川 未知留:「違うのなら、そこに順位をつけるべきなのかとか。そういう悩み?」
千鳥咲夜:「いや、少し違うな」
千鳥咲夜:「私の好意は──おそらくアイツの好意とは、違うものだと思う」
千鳥咲夜:「聞いた限りでは、オズサイトのものとも違うようだ」
千鳥咲夜:「オズサイトのような、熱を感じることはない」
千鳥咲夜:「アイツのように、自身の感情を乱されるようなこともほとんどない」
千鳥咲夜:「私はただ──」
千鳥咲夜:そう、ただ──
千鳥咲夜:「幸せになるべきやつが、幸せであってくれればと思う」
千鳥咲夜:脳裏に浮かぶのは、あの笑顔。
千鳥咲夜:自分を自分にしてくれた、あの──
喜多川 未知留:「……ふうん?」その顔を、じっと見つめてちょっと微笑む。
千鳥咲夜:「?」その微笑みに気づいて
千鳥咲夜:「おかしなことを言っているか、私は?」
喜多川 未知留:「ぼくが聞いたのは大切なことかなあ」
喜多川 未知留:「ただ、ちょっと訂正は入れようかな」
千鳥咲夜:「間違いがあったか?」
千鳥咲夜:生真面目に、問う。
喜多川 未知留:「咲夜ちゃんは、自分の感情を全部表現するなんて無理でしょ」
千鳥咲夜:「む──」
千鳥咲夜:言葉に詰まる。
喜多川 未知留:「もちろんぼくも無理だね」
喜多川 未知留:ざぱぁと水音立てて、両腕を広げる。
千鳥咲夜:『仏頂面以外の顔ができないのか?』とは、よく問われる。
千鳥咲夜:このコロコロと表情を変える女性がそういうのであれば、自分なぞ木石のようなものだろう。
千鳥咲夜:「そうだな──確かにそうだ」
喜多川 未知留:「想いは想い、言葉は言葉」
喜多川 未知留:「幾ら重ねても、形作った時点でそれは嘘になる」
喜多川 未知留:「誰の想いだって、こいの二文字で片づけ尽くすことは出来ないさ」
喜多川 未知留:「だけど、恋を知ろうとすることは決して無駄じゃあないよ」
喜多川 未知留:「想いを言葉で表し尽くせずとも、言葉を尽くして想いを読み解くことはできる」
喜多川 未知留:「咲夜ちゃんが自分と、好きな人と、幸せとそれだけ向き合ったってことだ」
千鳥咲夜:じっと、聞き入る。これは、きっと大切なことだ──
喜多川 未知留:「人と話すでも、本を読むでも、なんでもしなさい」
喜多川 未知留:「それだけ君は素直になれる。自分に対しても、そのひとに対してもね」
千鳥咲夜:「なんでも──か」
千鳥咲夜:そうだ、琴城星羅も言っていた。
千鳥咲夜:これは──『自分で考えて答えを出さなければいけないことだ』と
喜多川 未知留:「なんでもなんでも」
喜多川 未知留:ふと、『恋と戦争に手段は選ばない』という格言を思い浮かべたが。
喜多川 未知留:洒落で済まなさそうだったので飲み込む。
千鳥咲夜:「ああ、考えてみればそうだな。未熟な身であれば、先人に尋ね学ぶのは当然のことだ」
千鳥咲夜:「参考になった。よければ返礼として、『風呂上がりのコーヒー牛乳』というやつを奢らせてもらおう」
喜多川 未知留:「いいね。ちょうど気になってたところ」ちゃぷちゃぷと湯の中を歩く。
千鳥咲夜:と、生真面目に。仏頂面でそう告げて──
千鳥咲夜:「──感謝を、喜多川未知留」
千鳥咲夜:一瞬だけ、少女は柔らかに微笑んだ。

新戸克由:第四支部 支部員居住区域の一室前
新戸克由:先の共有を終えた後、新戸克由は自身の部屋にいったん戻ったという。
新戸克由:彼の部屋の前には、『在室』に切り替えられた居住スイッチとインターホン。
新戸克由:たまに『居不在』をしている彼としては、結構珍しい事態だ。
新戸克由:訪ねる人によっては──彼の部屋に立ち入ることもできるかもしれない。
芝石花:インターホンが鳴らされる。軽く一回。
芝石花:「芝です。入っていい?」気負わない、いつもの声だ。
新戸克由:一拍置いて。『どうぞ。』
新戸克由:かちゃり。
新戸克由:扉の鍵が外された。
芝石花:特に何も持っていない。本当にたまたま立ち寄っただけ、という風情。
芝石花:「忙しかったならすまないね。なんとなく、最近忙しそうだったから」
芝石花:「……なんて、一人の方がリラックスできるとは思うけど」目を細める。
新戸克由:1LDKの居室は──それなりに整っている。
新戸克由:窓のない室内には二人用のテーブルと座席。寝室へのドアは閉じられている。
新戸克由:「お気になさらず、芝さん。」
新戸克由:「いざという時が今ですからね。居室だけでも軽く整えておいて正解でした」
芝石花:「まあ、僕の暇潰しに付き合ってもらおうと思ってね」冗談めかして言う。
芝石花:「また絵を描いていたら見たいなと思ってさ。君の絵、好きだから」
新戸克由:「それはいい」「丁度ひと段落ついて、以前描いたデッサンの清書でもしようかと思っていたところです。」
新戸克由:テーブルの上には──それなりの画材と、コピーされた人物のデッサン。
新戸克由:芝さんは……『理想』的に描かれたこの線画の人物を、知っていてもいいかもしれない。
新戸克由:──『プランナー』都築京香。
芝石花:「おや」目を留める。
芝石花:「君、まさか彼女とも御対面したのか」
芝石花:幼い子どものようでいて、それはひどく謎めいて、どこか虚無的ですらある。
新戸克由:「ええ。流石に死ぬかと思いましたがね。」
新戸克由:「幸い、まだ消されない程度の価値はあったようです」
芝石花:「……あまりそういう冗談をいうものじゃないよ」苦笑いを浮かべる。
新戸克由:「失礼。」「その時死ぬほど頑張ったご褒美に、ちょっと頼んだら『うっかり』叶えてもらいまして。」
芝石花:「どうだった、彼女は。」
芝石花:「こうして描きたい何かが君には見えた?」
新戸克由:「俺の印象だと……意外と抜けてるところが見受けられましたね。」
芝石花:「へえ?」
新戸克由:「詳しくは勘弁願いたいところですが、当時は『神』の案件とも絡んでいましたから。」
新戸克由:「その辺りの懸念で演算能力を一時的に落としていたのかも……」
新戸克由:「──と、いう事にしておくのがいいかと思いますね」
新戸克由:珍しく、笑顔が零れている。
新戸克由:かなり痛快な思い出ではあったらしい。
芝石花:「おや、愉快な話だったんじゃないか?その顔は。」
芝石花:「ま、いいさ」
芝石花:「この絵を見られただけでも、僕には十分だからね。」
芝石花:置かれている椅子に座る。紙に鉄の指で触れる。
新戸克由:「そうしてくれると有難い。」「──そう、この絵です」
新戸克由:「向こうも一家言あったらしく、実質的な共同制作になってましたよ」
芝石花:「『もっと美人に描いてくれ』とでも?」
芝石花:「似顔絵描きだな、それじゃ」
新戸克由:「かもしれませんね。実際一番の出来だ」
新戸克由:「その意図には背きそうですが、清書はなるべくレネゲイド抜きでやろうと」
新戸克由:「空いた時間に試行錯誤している次第です。」
芝石花:「いいじゃないか。どうせ面倒をかけられたんだろ?意趣返しだってしてもいいさ」
新戸克由:「流石芝さんだ。完璧に見抜かれてしまいましたね」
芝石花:描線を指で辿る。人差し指で、ノック。穿つ想像をする。
芝石花:弾丸で飛び散る、永遠の少女の頭蓋。
芝石花:薄く笑う。
芝石花:「君は、美しいものを留めておきたいのかな」
新戸克由複製コピーされた彼女を、灰色の指がなぞっている。
新戸克由:時を繋ぎとめた、あの日の邂逅。
新戸克由:「……そうですね。」
新戸克由:「その欲望ねがいも、確かに俺の内にある。」
新戸克由:「美しい思い出も、かつての出会いも」「いつかは色あせ、風化する。」
芝石花:「そうだね。脳の作用する記憶なんて、脆弱すぎる」
新戸克由:「そういう心も抱えているから、俺は管理人はかもりを続けているのでしょう」
新戸克由:「その化け物ジャームが人であったことを、ここだけは忘れてはならない。」
新戸克由:「……そう考えたから、俺は保管庫ここに転属を願いました」
新戸克由:「崩落戦。あの日は滅茶苦茶の体現だった。」
新戸克由:「居なくなったままの人は、数知れませんよ」
新戸克由:「……だけど。」
新戸克由:「留めておきたいと思った美しいものは、そこまで知ることができたからこそ『美しい』んです。」
新戸克由:「俺は……そうだな。」
新戸克由:「……なんて言うべきか。」
新戸克由:「美しいと思う『もの』を描いている時、同じようにその人たちの動いていた時間も思い出すんです。」
新戸克由:「美しく『動いていた』時を思い出せるから、続けられてます。」
新戸克由:「……すみません、結構ごっちゃになってますね。」
芝石花:「……ふふ。こういうときも動じてくれないんだものな」自嘲するように、あるいは慈しむように言う。
新戸克由:「……?」
新戸克由:「正直、大分気は抜けてますが……」
芝石花:「そう?なら、いいんだけど。君はいつも格好いいからなあ」
芝石花:息を吐く。
新戸克由:手に挟まれた筆は、そろそろ乾き始めている。
芝石花:「君は墓守に向いている」
新戸克由:「……そんなものですかね。」
新戸克由:くるくる、とゆるやかに絵筆を回す。
芝石花:「悼むことを知っているから。悼む心を大事に持っていられるから」
芝石花:「はじめ君を見たころ、正直、墓守なんか辞めてしまえばいいのにと思っていたけど」
新戸克由:「ま、誰でもそう思うでしょうね。」
新戸克由:「俺だって初めて見たら舐めてかかりますよ」
芝石花:「それよりも、もっと。絵の学校にでも行けばいいなんて、余計なことを思っていたけどね。でも」
新戸克由:「──でも?」
芝石花:「子供だって別によくて、子供が死者に限りある時間を費やすなんて馬鹿げてると思っていたから、でも。」
芝石花:「失礼だったよ。君は君自身の心として、君のために、その道を選べていたんだから」
新戸克由:「……そう言ってくれると、管理者冥利に尽きますね。」
新戸克由:「まぁ、人物画こっちは手慰みに始めた趣味でもありますから。本職にするのは気が引けます」
芝石花:「まだまだ人生は長いんだから、したっていいんじゃないかい」
新戸克由:「それもいいかもしれません。……とはいえ。」
新戸克由:「現状、今年いっぱいはそんな暇もなさそうですからね」
新戸克由:「来年いっぱいはバカンスをもらっても文句は言われたくないレベルです」
芝石花:「まったくだな。パスポート申請に行く暇すらないね」
新戸克由:ニヒルに笑いつつ。筆をバケツにさし込む。
新戸克由:「もうしばらく時間はかかりそうです。」
新戸克由:「ゆっくりしていく場合、お茶は自分で入れてくださいね」
新戸克由:芸術:似顔絵で清書の出来具合を判定します。
新戸克由:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 8[3,7,8]+1 → 9

新戸克由:やれやれ。目標は相変わらず高いようだ。
芝石花:「いや。あまり長居はしないつもりだったんだけどね」と、もう一度、その絵を見る。
芝石花:(……僕はね。あの崩落戦を見たとき。美しいと思ったよ)
芝石花:(抗えないほど美しいと)
芝石花:だから、安心した。彼が違っていたことに。彼が生を見つめ、死に寄り添えることに。
芝石花:「もう用は済んだから、失礼するよ」穏やかに言う。
芝石花:その絵を。
新戸克由:「了解です。何かあったら、直通の支部内電話をください」
新戸克由:「放り投げるのは癪ですが、飛んでいきますよ」
新戸克由:ひらり、と空いた手を振る。
芝石花:《美しくはなく》、それでも《好ましい》絵を一瞥して。
芝石花:「ああ、ありがとう」
芝石花:そう言って、部屋を出る。扉を、閉める。

GM:ロイスのみ可能です。感情変更などもありましたら。
芝石花:あ、変更しようかな
喜多川 未知留:咲夜ちゃんへのP感情を信頼から慈愛に変更して以上です
新戸克由:ロイスは満タン!感情変更だけ!
新戸克由:芝さんのロイス感情を連帯感から誠意に変更して以上だぜ。P強調のままだったはず!
芝石花:新戸さん ○P親愛/N不安
千鳥咲夜:知己【オズサイト・喜多川未知留@◯前と違ってとてもハキハキしている/でもまたこの世界に関わってる】 を 4@聡明な女性【オズサイト・喜多川未知留@◯敬意に値する女性/だからこそ、やはり関わってほしくはない】に変更します。
芝石花:かなー。
GM:では、シーン終了で!

ミドル5:その煌めきを知る

GM:情報収集シーン。1d3+3で登場可能。
GM:シーンプレイヤーは千鳥さん。
喜多川未知留:喜多川未知留の侵蝕率を+6(1d3+3->3+3)した(侵蝕率:71->77)
千鳥咲夜:千鳥咲夜の侵蝕率を+5(1d3+3->2+3)した(侵蝕率:62->67)
芝石花:1d3+3+63
DoubleCross : (1D3+3+63) → 2[2]+3+63 → 68

新戸克由:新戸克由の侵蝕を5増加しました(侵蝕率:71->76)+5(1d3+3->2+3)

アーティファクトについて 難易度:6 情報:軍事、UGN
浦中れい子 難易度:8 情報:軍事、UGN

GM:二項目あります。
喜多川未知留:フォールンスプライト使用。芝さんの判定に+3Dしようかな。
芝石花:厚遇!コネも使うかな
千鳥咲夜:フォールンスプライトこっちにもらえると助かるかも
新戸克由:バディムーヴを構えつつ控えておきましょう。
千鳥咲夜:芝さんには最悪ダブルバディムで+6できるので
芝石花:あ、そっちがいいかも
喜多川未知留:ふむふむ。それじゃあ咲夜ちゃんにしようかな
芝石花:うん、千鳥さんにで。自分はアーティファクトについてUGNでいきましょうか
千鳥咲夜:ありがとうございます。
芝石花:【コネ:UGN幹部】使用
芝石花:3DX+4+0@10
DoubleCross : (3R10+4+0[10]) → 5[1,3,5]+4 → 9

芝石花:よしよし
新戸克由:さっすが芝さんですね。
GM:固定値強い
千鳥咲夜:さす芝さん!
GM:千鳥さんもどうぞー
千鳥咲夜:では 浦中れい子 難易度:8 情報:軍事、UGN の判定を。
芝石花:エージェントですから…!社会は1だけど
千鳥咲夜:社会1、フォールンスプライトで+3D 侵蝕率ボーナスで+1D 情報UGNが1なので5d+1で判定します。
千鳥咲夜:5dx+1>=8
DoubleCross : (5R10+1[10]>=8) → 10[4,5,6,7,10]+10[10]+2[2]+1 → 23 → 成功

GM:知り合いかな?
千鳥咲夜:!?
喜多川未知留:めっちゃよくわかる
GM:では、開示します。
千鳥咲夜:好きな食べ物くらい判るレベルですねこれはw

アーティファクトについて
”黄金の夢”と呼ばれる、エネルギーを生産するためのアーティファクト。
接触者をデミクリスタル化させるナイフ型の端末とは別に、”本体”が『聖域』内に存在する。
これを止めない限り結晶化の症状は治らない。(Eロイス:予告された終焉の持ち主)
管理者権限がなければ機能を停止することはできない。

→『聖域』に出入りする方法 難易度:8 情報:軍事、UGN

浦中れい子
技術中尉。かつて”无号計画”に関わったが、中心的人物ではなかった。
『神』の力の一端に多くの者を触れさせることを望み、
また彼らがジャームとして『解放』されることに歓びを感じている。

GM:好きな食べ物はあんころもちです。
新戸克由:中々いい趣味で。
千鳥咲夜:む、破壊じゃなくて管理者権限が必要なのか
千鳥咲夜:そしてなんてこった、食の好みは合うかも知れないw
喜多川未知留:追加情報、お得だね
新戸克由:空いた項目には、俺が行きましょう。
喜多川未知留:《ダンシングライト》使用。新戸くんの判定に+4D。
喜多川未知留:喜多川未知留の侵蝕率を+3した(侵蝕率:77->80)
新戸克由:有難く。UGNコネも使用してダイス+2追加。
芝石花:おばあちゃんのおやつじゃん
GM:どうぞ!
新戸克由:10dx+1>=8 情報:UGNで『聖域』に出入りする方法を開けます。
DoubleCross : (10R10+1[10]>=8) → 9[1,1,1,1,2,3,5,7,8,9]+1 → 10 → 成功

GM:開示!

『聖域』に出入りする方法
『グレンゼ』と呼ばれる専用のアーティファクトが必要。
Eロイス:愚者の契約により代価を支払うことで所有者として登録できる。
かつては『時』を代価にすることのみが判明していたが、他にも『空間』『光』を捧げることも可能なようだ。
空間ならばオルクスの能力。光ならばエンジェルハィロゥの能力を使用不可にする。
これらの代償は駆動のためのエネルギーとしてプールされており、直ちに失われることはない。
所有者として登録されたものは、これを腕輪として身につけ、自由に使用することが可能。『聖域』内のアーティファクトにも管理者として自由にアクセスできるようになる。
使用には著しい侵蝕負荷がかかる。

この『扉』を呼び出すための鍵は浦中れい子が所持している。

→『扉』の契約解除の方法 難易度:11 情報:UGN

千鳥咲夜:徐々に見えてきましたね、真相が。
新戸克由:やぁ、案の定碌でもないな。
千鳥咲夜:じゃあラスト、未知留さんにおまかせしましょう。
千鳥咲夜:コンボ:風を纏う《援護の風/ウインドブレス》
千鳥咲夜:千鳥咲夜の侵蝕率を+4した(侵蝕率:67->71)
千鳥咲夜:判定を+5d+9してくださいませ
喜多川未知留:OK。情報:UGNで【『扉』の契約解除の方法】
喜多川未知留:8dx+11
DoubleCross : (8R10+11[10]) → 10[1,2,2,2,6,6,8,10]+10[10]+9[9]+11 → 40

GM:?
新戸克由:おお、すごいな
喜多川未知留:ばっちり。
芝石花:全知
GM:やばいでしょ
GM:では開示します。
芝石花:すべてを知る女

『扉』の契約解除の方法
通常はジャームになることでのみ解除される。
ただし、神の力。あるいは神殺しの力を用いれば。その飲み込んだ代償もろとも解放することができるだろう。
即ち、雷霆辻斬ならば解除が可能。
その上で<白兵>で30以上の達成値を出す必要がある。

喜多川未知留:聖槍……
GM:情報は以上です。
芝石花:がんばれ千鳥ちゃん!
千鳥咲夜:なんと!
千鳥咲夜:そんな力が──
新戸克由:やれやれ、適材適所だった訳だな。
GM:なんかすごい聖剣なので
GM:いける。
喜多川未知留:すごいや
新戸克由:流石だな。
芝石花:雷は聖なる光だからね
千鳥咲夜:そんな力が──やはり雷電爲右エ門の化身なのかもしれない私は
芝石花:あと恋する乙女のパワー
新戸克由:感情、大事だぜ
千鳥咲夜:身体を走るは電流火花(`・ω・´)
GM:『扉』の使用にかかる侵蝕は4d10になります。
喜多川未知留:120%エフェクト級!
新戸克由:そしてこの中で鍵を使えるのは二人か。
芝石花:ちっちゃいものクラブ
喜多川未知留:鍵はちっちゃい子を求める
千鳥咲夜:なんて性質だw<ちっちゃい子

GM:ふたたび 第四支部 ブリーフィングルーム
芝石花:「アーティファクトについて報告したいんだけど、いいかな」
芝石花:手元のタブレットから、件のアーティファクトにまつわる複数のファイルを共有した。
喜多川未知留:「よろしくお願いするよ」
新戸克由:「──仮称コード、『黄金の夢』ですか。」席に着き、ファイルに目を通している。
芝石花:「11支部にツテができて、いろいろ軍に関してもあそこは近頃詳しくてね。助かったよ」
千鳥咲夜:「む──」自分のガラケーでは確認出来ない。
芝石花:「おや、すまない。印刷してくればよかったな」
千鳥咲夜:ので、隣に座る喜多川未知留のタブレットに視線を移す。
千鳥咲夜:「いや、大丈夫だ。目はいい方だからな。続けてくれ」
喜多川未知留:「ん」
芝石花:「では簡単に口頭で。あのナイフはただの端末だ。端末には触れた対象をデミクリスタル化させる機能があり、それをエネルギーに変換する本体が別にある。これを停止させなければ、結晶病の治癒は難しいだろう」
芝石花:「そして、その本体というのがね。千鳥さんが話してくれた『聖域』に存在が認められるそうだ」
芝石花:千鳥さんをちらりと見る。
千鳥咲夜:「なるほど。本命はそちらにと言うことだな」
喜多川未知留:「聖域、アルケ、アーティファクトの保管庫か」
喜多川未知留:「この前の彼女が管理しているってことかな?」
新戸克由:「やれやれ」「技術中尉があれだけ自信満々だったのはそういう訳か。」
新戸克由:「種を割れば、大抵そういうオチは単純シンプルだよな」
新戸克由:どこか愉し気に笑みを浮かべている。
芝石花:「種明かしは誰か知っているのかな」
芝石花:誰か、とは言うが、まあ。
千鳥咲夜:「その浦中れい子技術主任だが」
千鳥咲夜:顔を上げ、皆の方へと向き直り。
千鳥咲夜:「旧日本軍の『无号計画』に関わっていた人物だ」
芝石花:その話題ならば彼女だろう。
新戸克由:「……『无号計画』。」
新戸克由:(とうとう俺も戦中気取りのジジババ語りに捕まるか)
千鳥咲夜:「まあ、計画の中心的人物ではなかったようだがな」
芝石花:「……喜多川さんたちは知っているんだっけ」
喜多川未知留:「今回の調査のため、少しばかりデータベースにアクセスさせて貰ったけど」
喜多川未知留:「どうにも途方もない話だね。よそでもどこでもやって欲しくないや」
喜多川未知留:「この21世紀にもなって、結構な数が動いているみたいだけど」
喜多川未知留:「彼女はどういう目的で動いているのかな?」
新戸克由:「俺の方は……一応現物が収容されてるわけですしね。」
新戸克由:「芝さんからもそういう報告がありましたし、最低限の把握は済んでると考えてください」
千鳥咲夜:「そうだな、途方でもない話ではあるが。荒唐無稽ではない」
千鳥咲夜:「目的に関しては、計画そのものとは別のものだ」
千鳥咲夜:「乱暴に言ってしまえば、无号計画によって生み出された『神』とやらの信奉者だな」
千鳥咲夜:普段より、五割増し程度の仏頂面で告げる。
千鳥咲夜:「十三によると、どうにもアレは──」
千鳥咲夜:「『神』とやらの力に、人々を接触させることを目的として動いているらしい」
千鳥咲夜:「そして接触した人がジャームとなることに、歓びを感じるといった性質とのことだ」
新戸克由:「……おいおい。」
芝石花:「悟りでも開かせてくれるならまだしもね」
芝石花:「いや、それが彼女にとっては悟りだか救いだかなのかな……ま、どうでもいいが」
千鳥咲夜:「『解放』と言っているらしいがな、本人は」
新戸克由:「割と最近に聞いた覚えがあるな、そういう動機は。」
千鳥咲夜:「つまるところ、今回の事件の原因は」
千鳥咲夜:「浦中れい子の個人的嗜好であると言うことだ」
千鳥咲夜:あんころ餅が好きだったとの内容も伝え聞いたが、まあこれは関係がないだろう。
喜多川未知留:「……困った人だね」僅かに目を伏せて。
新戸克由:「そう言う奴の気持ちは……イマイチ理解できんな」
新戸克由:「少なくとも今回は、その方がいいんだろうがね」
芝石花:「そうさ。過ぎたる共感は誰にとっても不幸だ」
千鳥咲夜:「ああ、放置しておく訳にはいかん」
千鳥咲夜:「そのためにも、なんとか『聖域』に侵入しなければいけない訳だが──」
新戸克由:「──侵入方法に関してだが、俺の方である程度目星をつけた」
新戸克由:ルームに集まる前に纏めてきた『事情聴取』の資料コピーを皆に配る。
芝石花:(ちゃんと印刷してきている……)受け取る。
新戸克由:「『ツガミ』から吐かせた情報と以前の遭遇記録を照らし合わせたものだから、確度はそれなりだろう。」
新戸克由:「必要な道具は技術中尉が持って行ったあの腕輪。『グレンゼ』とか言うらしいな。」
千鳥咲夜:ぺらり、と中身を確認。
千鳥咲夜:「なるほど、以前のアレか」
喜多川未知留:「レネゲイド能力を捧げることで管理権限を得る、ね」
喜多川未知留:「なるほど。ツガミがエンジェルハィロゥ能力を使わなかったのはこれが原因か」
新戸克由:「先に回収した『黄金の夢』の端末位相解析も合わせ、『グレンゼ』に関しても追加で解明されてる」
新戸克由:「そういう事だ。『時』に合わせ、『光』と『空間』。」
新戸克由:「つまり……エンジェルハイロゥ、あるいはオルクス因子持ちでも契約が可能と見ていいだろう。」
芝石花:思い当たる二人を見遣る。苦々しい顔で。
千鳥咲夜:「なるほど──」
千鳥咲夜:喜多川未知留とコレクター──二人の『適格者』へと目を向ける。
喜多川未知留:「通りで性格に対して手口が強引だったわけだね。ぼくにとっては好都合だったけど」
芝石花:「またこの会話をする羽目になるのか。もっと悪い形で」俯き、前髪に視線が隠れる。
新戸克由:「しかしまあ、ジャームにしたがるジャームが嬉々として勧めるような道具だ。」
新戸克由:「侵蝕や契約に使った能力に関して、かなりの負担が出るという見立てもほぼ確実だろう。」
千鳥咲夜:「相当な侵蝕負荷だな」そして再び、資料へと目を落として。
千鳥咲夜:「あの女の妙な自信は、それか」
喜多川未知留:「……神の造り賜いし腕輪。聖域の支配権限か」
新戸克由:「後は……そのクソみたいな道具をどう破壊するか、という形になる。」
芝石花:「壊せるのかい」平坦な声で尋ねる。
喜多川未知留:「閲覧を許可された資料を見ても、アーティファクトはどれも生半可に壊せるものじゃあない」
新戸克由:「さあ」「だがまあ、ジャーム化していないまま使い続けていた奴の資料もある。」
新戸克由:「着けるだけ着けてさっさと潰せば、あとは外し方を解析していくだけの話さ。」
千鳥咲夜:「着けるだけ着けて──」
千鳥咲夜:「ジャーム化したら、どうする?」
千鳥咲夜:おそらくはあえての軽口だっただろう。しかし──
千鳥咲夜:看過できず、コレクターの方へと鋭い視線を向ける。
新戸克由:「……ま、心配してくれるのは嬉しい限りですよ。」
芝石花:「嬉しがられているだけじゃ困るな」
新戸克由:「だがまあ」「どうしても着ける必要があるなら俺がやる。」
新戸克由:「そのスタンスを示しておきたかったものでね。軽口が過ぎました」
新戸克由:そういって、唇だけがほほ笑む。
千鳥咲夜:「そうだな。その覚悟は必要だろう」
千鳥咲夜:一旦言葉を区切って──
千鳥咲夜:「私の能力は──行使すればジャーム化の可能性が高いものだ」静かに、再び口にする。
千鳥咲夜:「だからこそ、それを行使するのは『最後の手段』だと考えている」
千鳥咲夜:「繰り返す、その覚悟は必要だ。UGNの人間ならば」
千鳥咲夜:「──が、それは容易に天秤にかけるべきではない。ましてや『どうしても』と言ったような考えで、行うべきものではない」
千鳥咲夜:「コレクターの提案は却下だ。別の方法を検討する」
新戸克由:無言で肩をすくめる。
新戸克由:無理に異議を挟むつもりはないようだ。
喜多川未知留:「ん~……」
喜多川未知留:ぼくがやるよって言ったら、またこの前みたいに詰められそうだなあ、とか。
喜多川未知留:そんな考えを巡らせながら、過去の事件の資料を流し込んで。
喜多川未知留:「……なるほど、最後の手段ね」微笑みを浮かべる。
喜多川未知留:この街を襲った大寒波、凍り付いた第13地区。
喜多川未知留:その中心には、氷を操る獣がいた。
喜多川未知留:特級ジャーム"スノウフレイク"。氷を操る神格RBと契約し、生贄を捧げ続けた男。
喜多川未知留:そして、それを引き裂いた、鮮烈な輝き。
喜多川未知留:「うん、大丈夫だと思う」
新戸克由:「……と、いいますと?」喜多川さんの方へ目を向ける。
千鳥咲夜:「?」ぴりっとした空気の中、言葉を発した主へと顔を向ける。
喜多川未知留:「なに、ぼくはとっくに知っている。という話さ」
喜多川未知留:静かに、黒の少女を見つめ返す。
喜多川未知留:「必要なら、かみさまだって斬ってみせる」
喜多川未知留:「強くて綺麗な刃の煌めきって奴をね」
芝石花:「……それは、押しつけの解放なんかより、よほどいいな」顔をあげて、笑いの形に表情が動いた。

GM:ロイス、購入が可能です。
芝石花:千鳥さん ○P尊敬/N脅威 で取得。
千鳥咲夜:6つ目のロイス チーム【コレクター・新戸克由@敬意/◯憤懣】を取得します。
芝石花:うーん、誰か欲しいものあったら試しますよ
新戸克由:千鳥さんのロイスP感情を誠意に変更!
新戸克由:あとP強調にしとこ。
千鳥咲夜:新戸くん防具とっておきます?
喜多川未知留:3dx>=20 購入はブルーゲイル
DoubleCross : (3R10[10]>=20) → 6[2,4,6] → 6 → 失敗

芝石花:じゃあそれやる
千鳥咲夜:行動-3でアルティメイドとか狙ってみるのもあり?
芝石花:1DX+1+0@10>=20
DoubleCross : (1R10+1+0[10]>=20) → 3[3]+1 → 4 → 失敗

新戸克由:ボデマはありますが、ダイス的にUGN戦闘服とかあれば嬉しいですね。
芝石花:ふ 偉そうに言っていたが 忘れてね
喜多川未知留:大丈夫だよ~
千鳥咲夜:じゃあUGN戦闘服を。達成値おいくつでしょう?
新戸克由:とはいえ自分は足りてるので、千鳥さんのブルゲに当たりましょう。
新戸克由:18です!ルルブ1に乗ってるぜ
千鳥咲夜:あ、どうします? 防具が足りてるなら新戸くんに支援コンボしますが?
千鳥咲夜:<ブルゲで
千鳥咲夜:コンボ:風を纏う《援護の風/ウインドブレス》
千鳥咲夜:とりあえず使用!
千鳥咲夜:千鳥咲夜の侵蝕率を+4した(侵蝕率:71->75)
新戸克由:じゃあこちらに頂いてもいいですかね?あった方が便利だろうし
千鳥咲夜:では新戸くんの判定に支援します。
千鳥咲夜:<先のコンボ
新戸克由:よし、紡ぎの魔眼も載せちゃお。侵蝕77にしてさらにダイス+3!
新戸克由:12dx+10>=20
DoubleCross : (12R10+10[10]>=20) → 10[1,1,2,3,5,6,6,6,7,8,8,10]+9[9]+10 → 29 → 成功

喜多川未知留:すごーい
新戸克由:余裕の達成ですな。どうぞ千鳥さん
千鳥咲夜:ないす(σ・∀・)σゲッツ!
芝石花:すごい。
千鳥咲夜:ではブルゲをありがたくいただきますm(_ _)m
千鳥咲夜:自分の判定。ウェポンケース
千鳥咲夜:2dx>=18
DoubleCross : (2R10[10]>=18) → 5[3,5] → 5 → 失敗

千鳥咲夜:失敗。終了となります。
新戸克由:必要だったら妖精します?
新戸克由:まだ二回使えますよ。
千鳥咲夜:いや戦闘にとっておきましょう。
千鳥咲夜:ご厚意だけありがたく
新戸克由:了解。自分も以上です!

ミドル6:ここにいるわたしたちのほんとう

GM:NPC交流シーンです。1d3で登場可能。
喜多川未知留:喜多川未知留の侵蝕率を+3(1d3->3)した(侵蝕率:80->83)
芝石花:1d3
DoubleCross : (1D3) → 2

芝石花:芝石花の侵蝕率を+2した(侵蝕率:68->70)
千鳥咲夜:千鳥咲夜の侵蝕率を+2(1d3->2)した(侵蝕率:75->77)
新戸克由:新戸克由の侵蝕を3増加しました(侵蝕率:77->80)+3(1d3->3)
GM:提案がありましたので芝さんと千鳥さんの会話から!

GM:第四支部・資料室
芝石花:右手にだけ指サックをはめ、乾いた古い紙を捲っている。
芝石花:喜多川未知留はああ言ったが、それでも、何か他の手段があるなら知りたい、知るべきだと。そう話して調べている。
千鳥咲夜:向かい合う形で多量の資料に目を通し、手立てを探っている。
千鳥咲夜:糸に縋るような行為と思われようとも
千鳥咲夜:その糸で救われる者がいるならば、ソレを見逃すわけにはいかない。
千鳥咲夜:「………………」
千鳥咲夜:黙々と、ただ黙々と──
芝石花:「……千鳥さん」穏やかに、言葉をこぼす。
千鳥咲夜:「なにか判ったか?」と、声に気づいて顔を上げる。
芝石花:「いや」苦笑い。
芝石花:「……ありがとう、というには、一方的だが」
千鳥咲夜:「?」
千鳥咲夜:ぱたん、と。調べ終わった資料を閉じる。
千鳥咲夜:「礼を述べられるようなことをした覚えはないぞ?」
芝石花:今度は曇りのない笑い。
芝石花:「さっきの君の言葉が、僕は、なんだか嬉しくてね。天秤の二択など、仕方がないからこその選択など、くだらないと」
芝石花:「ここにいればいるほど、なぜだか誰も言わなくなる」
芝石花:「君みたいな、若い、人間にそんなことを言うのもなんだけど」
芝石花:「……君には、そうあってほしい。そう言うことが当たり前だと、思っていてほしい、と。そんなことを思ってしまった」
千鳥咲夜:「む──」
千鳥咲夜:珍しく、戸惑ったような表情で。
千鳥咲夜:「──あなたは誠実で善良な人間だな、アフォーダンス」
芝石花:「……」目を見開く。
芝石花:口を開き、閉じる。お世辞など言う人間ではないと。短い時間でわかっている。
千鳥咲夜:「私は──『容易に』と言ったんだ、あの時に」
千鳥咲夜:「不確定な要素がなければ──私はコレクターの意見に賛同していたと思う」
千鳥咲夜:「容易にはしない、と言った。けど私は、間違いなく色々なことを天秤に架けている」
芝石花:「……僕らの周囲なんて、不確定な事ばかりだよ」
千鳥咲夜:「ああ、そうだな。確かに定まっていることなど、この世にはないと私も思う」
千鳥咲夜:「──が」と自分の言葉を否定するかのように
千鳥咲夜:「ひょっとしたら──」
千鳥咲夜:「確かではなくとも、定まっていなくとも、信じていいかも知れないものはあるのではないかと、最近思うようになった」
千鳥咲夜:そっと、自分の胸に手を当てて──
千鳥咲夜:「おそらくだが──」
千鳥咲夜:「自分の気持ちぐらいは、信じてやるべきではないかと、な」
千鳥咲夜:「ぐらつくこともある、乱れることもある」
千鳥咲夜:「それでも多分──その奥底にあるモノは、間違いなく『自分』なのだから」
芝石花:「……ああ」ひどく笑いたいと、笑みを浮かべたいと思いながら、それは彼女には不誠実に見えるだろうと思って、耐えた。
千鳥咲夜:「私はアフォーダンス、あなたに関しては殆ど知識がない」
千鳥咲夜:「どのような人生を送ってきたのか、どのように人生を送りたいのか、まったくだ。しかし──」
千鳥咲夜:「あなたは私に『そう言うことが当たり前だと思っていてほしい』と言った」
千鳥咲夜:じっと、確認するようにその瞳を覗き込む。
芝石花:瞬きをせず。緊張もせず。見る。
千鳥咲夜:「そこに私は、あなたの誠実さと善良さを感じた」
千鳥咲夜:「──むろん勘違いの可能性もある。私は空気を読むことも、感情を読むことも不得手だからな」
千鳥咲夜:「だが──」
千鳥咲夜:「私が『そう感じた』ことは、間違いようのないことだ」
千鳥咲夜:ほんの少しばかりの微笑みが、自然と漏れて──
芝石花:澄んだ空のような青い瞳に、閃く、雷のような光をそこに幻視する。
芝石花:「信じるさ。君の言葉を、僕は信じるよ」
芝石花:「僕が『そう感じた』のだから」
芝石花:「君がいま、微笑んでいることもね」
千鳥咲夜:「む?」微笑んだのも束の間、再びいつもの仏頂面となって──
千鳥咲夜:「私はいま、微笑んでいたか?」
芝石花:「ああ」
芝石花:「証拠がないのは残念だけど、信じてくれ」笑う。
芝石花:「君の信じた、誠実さと善良さにかけてね」

GM:第四支部・休憩室
白角来栖:テーブルの上に、べしゃりと頬を押し付けた状態で休む姿。
白角来栖:普段であればもう少し、姿勢を正しているのだが。そうしていないところに彼の疲れが見える。
新戸克由:──つん、かつん、かつん。
新戸克由:「ああ……いたいた。」
白角来栖:「んぇ?」
白角来栖:のろのろと、スローモーションでもかけたかのような動きで顔を上げる。
新戸克由:「白角さん、お疲れ様です。」
新戸克由:少し距離を置いて。ゆるりと小柄な少年が休憩室に姿を見せる。
白角来栖:「あ……あ、新戸、くん」
白角来栖:「君も。お疲れ、さま」
白角来栖:「ひとまず、患者の増加は収まった、よ、ありがとう」
新戸克由:「やぁ、それは何より」「日ごろの行いが良かったからですかね」
新戸克由:「良ければ……お茶でも淹れましょうか。」自分の紙コップは既に手にしている。
白角来栖:「はは、は、君たちが、捕まえて、くれたんじゃないか」
白角来栖:「うん……じゃあ、お言葉に、甘えようかな」
新戸克由:「ま、そうなんですけどね」苦笑いしつつ、端に置かれたポットへ向かう。
新戸克由:彼の背中越しに、適当な紅茶のティーパックを見繕いつつ。
新戸克由:「……捕まえた奴、ツガミって言うんですけどね。」
白角来栖:「……ツガミ」
白角来栖:確認するように、反芻する。
新戸克由:「はい。一応生け捕りにはしたんですが」
新戸克由:こぽこぽ、とお湯を2杯分注いでいる。
白角来栖:「……何か、問題が、あったのかな」
新戸克由:「確保時の検査でも。先程寄った時も」
新戸克由:「侵蝕率は3桁越えの状態が続いています。」
白角来栖:「……帰還不能、か」
新戸克由:「今回の任務完了を区切りとして、凍結処理へ移すそうです」
白角来栖:「…うん。そうなる、だろうね」
白角来栖:「………ジャーム、か」
新戸克由:青年へ向き直り、インスタント紅茶を運ぶ。
白角来栖:「あり、がとう」
新戸克由:「いえ。」自分も隣の席へ腰掛け。
新戸克由:一口含み、熱さを確認する。
白角来栖:「……侵蝕率の高域での固定、と」
白角来栖:「衝動の、抑制不可能な状態をもって」
白角来栖:「ジャームと、呼んでいるけれど」
新戸克由:「…………」口当たりは苦い。安物の茶葉だからだろうか。
白角来栖:「…それを確実に分けることなんて、できるのかな」
白角来栖:「君は、どう、思う?」
白角来栖:「”コレクター”」
新戸克由:「……そうですね。」
新戸克由:「個人的な感想で良ければ……現状はまだ無理でしょう。」
新戸克由:「しかし」
新戸克由:「むやみやたらに基準を探すというのも、確実に良くない時代へ繋がるだけです。」
新戸克由:「完全なる未知の事例ならまだしも、現代から後ろ指を指せる類似例は山ほどありますからね」
新戸克由:「奴隷。魔女狩り。カースト。人に非ずと断じた例を、俺たちは唾棄できる時代を生きている。」
白角来栖:「……そう、だね」
白角来栖:「だから、こそ。僕も、ここに、いられる」
新戸克由:「……ええ。」「迷えるからこそ人間なんです」
白角来栖:「…人間、か」
新戸克由:「未来のガキどもには……今話している事もバカにできるくらいの」
新戸克由:「『余裕』を残してあげたい。」「つまらない意地ですがね。」
白角来栖:「……君は、大人みたいな、ことを、言うよね」
白角来栖:「…そうしたくて、してるなら、いいんだけど」
白角来栖:「時々、とても、申し訳なくなる、な」
新戸克由:「……そう言われると、俺も申し訳ない同士になっちゃうんですがね。」
新戸克由:「でも正直な所、俺はここに居られてよかったとは思ってますよ。」
新戸克由:「泣きベソ掻きながら背伸びをする8歳のクソガキを、白角さんや日馬支部長は笑わなかった。」
白角来栖:「…そりゃ。笑わないよ。日馬支部長なら、尚更」
白角来栖:「年も。何をして来たかも。関係ない。人を、食べたとしたって」
白角来栖:「家族を、殺したと、したって」
白角来栖:「今、ここで、何かの。……誰かの、ために、戦えるなら」
白角来栖:「それで、いいって。受け入れて、くれた」
新戸克由:「……ええ。正義と名乗るにもボロボロの奴らを、それでも搔き蒐めて。」
新戸克由:「信じることを選んだ人が居るから、第4支部ここが産まれた。」
新戸克由:「そうしたコンセプトの支部は……他にもいくつかありますが。」
新戸克由:「こんな為りでも……ここの皆さんに本当頭が上がらないですよ、俺」
白角来栖:「僕も、だよ」
白角来栖:「……そして、みんな。みんな、いてくれて、良かったって、思ってる」
白角来栖:「君もだ、新戸くん」
白角来栖:「………無事に、帰ってきてね」
白角来栖:「まだ、終わって、ないんだろ?」
新戸克由:「ええ。白角さんもブッ倒れてなくて安心しましたよ。」
白角来栖:「まだまだ。死ねないよ。……あ、いや」
白角来栖:「ごめん、僕は、死んでたや」
白角来栖:そう言って、軽く笑う。
新戸克由:「ハハ、白角さんも不死身のジョークセンスが身についてきましたね。」
新戸克由:「死んでるんなら、包帯のどす黒さがもうひと声欲しい所ですな!」
新戸克由:くいと紅茶を飲み干し、立ち上がる。
新戸克由:「現状、『病原』の位置特定を進めてるところです。」
新戸克由:「とっととケリをつけて、インドア派の聖地へ舞い戻るとしましょうか」
白角来栖:「……」滲み出た血を見て、少し眉を下げ。
白角来栖:「うん。僕も、楽しみにしてる、よ」
白角来栖:「行って、らっしゃい」
新戸克由:「ええ」ひらりと手を振り。
新戸克由:「行ってきます」

GM:第四支部・病室
鷺谷諒:ベッドの上で、退屈そうに、片手で端末を操作している。
オズサイト:コンコン、景気の良いリズムが扉を打つ。
オズサイト:「入っても良いかな、鷺谷くん」
鷺谷諒:「あ……うん、どうぞ」
オズサイト:「それじゃあ失礼するよ」ドアを抜けてくるのは、背の高く浅黒い肌の女。
鷺谷諒:「お疲れ、喜多川さん」
鷺谷諒:「あなたが動いてくれてると思うと、安心してダラダラできる」
オズサイト:「それは光栄だね」つかつかと足を進めて、彼から見て左側に腰を下ろす。
オズサイト:「良い風向きの話をできるようになってから来て、正解だったな」
オズサイト:「きみに失望させるのは応える」
オズサイト:「……あるいはなにか、お楽しみの途中だったかな?」弄っていた端末に目を向けて。
鷺谷諒:「それじゃ、原因とかわかったのか」
鷺谷諒:「ああ……これは、ちょっと」
鷺谷諒:「小説、読んでただけ」
オズサイト:「読書か、良いね。まあぼくの場合はだいぶ趣味の偏る方だけど」
鷺谷諒:「…喜多川さんは、どんなの読むんだ?」
オズサイト:「そこはほら、魔法使いを騙るようなやつだからね」
オズサイト:「不可思議、それでいて魅惑的な世界。そういうのがぼくの趣味」
鷺谷諒:「……うわ、シュミあうかも」
鷺谷諒:「俺も、そーいうの好きで、結構読んでるんだ」
オズサイト:「それは良い。知らない世界に触れるのも悪くないけど」
オズサイト:「同じ好きを共有するのは、かけがえのない喜びがあるもんな」
鷺谷諒:「…うん。うん。あんまり、周りに語れるやつ、いなくてさ」
鷺谷諒:「好きなものの話できるのは、やっぱり、楽しい」
オズサイト:「落ち着いたら好きなだけ話そうか。差し当たっては今読んでいるやつ」
オズサイト:「次に会う時は感想を聞かせてもらおうかな。面白くなかったら別のおすすめを紹介してくれ」
鷺谷諒:「楽しみができたな」嬉しそうに笑って。
オズサイト:「……事件の元凶は突き止めた。実行犯を捕まえて、そのまた裏にいた悪党をこれから倒しにいくところだ」
鷺谷諒:「じゃあ、もう一歩ってとこか」
オズサイト:「ああ、栞を挟んで小休止というところ」
オズサイト:「君と話し終えたら、ハッピーエンドまで手は止めない」
鷺谷諒:「じゃ、今はしっかり休まないとだな」
オズサイト:「……ただ、少し心残りはあってね」
鷺谷諒:「……心残り?」
オズサイト:「そう、足を止める理由」
オズサイト:「ちょっとの後悔で躓いたら嫌だからね。きっちり除けておこうという話」
鷺谷諒:「………?」首を傾げている。
オズサイト:「ん~……」
オズサイト:「そうだな、思い出したくないならやめて良いんだけど」
オズサイト:「君が今回通り魔に襲われた時、その少し前に何かあったかな?」
鷺谷諒:「………あー。えっと、そうだな……」
鷺谷諒:「ちょっと……恥ずかしいんだけど」
鷺谷諒:「喜多川さんなら、いいか」
オズサイト:(えっ恥ずかしいの……?)
オズサイト:(女の子とぶつかって倒れたことがかな)
鷺谷諒:「……すごく、可愛い子に会って、さ」
オズサイト:「すごく可愛い」
鷺谷諒:「本当に、俺の好きを詰め込んだみたいな感じで」
オズサイト:「好きを詰め込んだ」
鷺谷諒:「それで、こう……俺、めちゃくちゃ浮かれちゃって」
オズサイト:「めちゃくちゃ浮かれて……?」
鷺谷諒:「だから、もう帰るとき上の空だったんだよな」
鷺谷諒:「……かっこ悪いよな」
オズサイト:「……ふむ、なるほどね」
オズサイト:「えっこの流れで……?」
鷺谷諒:「うん?」
オズサイト:「まあ、良いさ」
オズサイト:「どうやら、励ますことはできそうだしね。目的通り」
オズサイト:「問題は少しばかりこっぱずかしい程度だね」
オズサイト:「鷺谷くん」
鷺谷諒:「??」
鷺谷諒:「なんだい、喜多川さん」
オズサイト:「今日は君にスペシャルゲストを連れてきました」
鷺谷諒:「すぺしゃるげすと」
オズサイト:「という事なら、百点満点だったんだけどね」
鷺谷諒:「…ということではない」
オズサイト:「ぼくの能力は光の操作、ということは覚えているかな」
鷺谷諒:「ああ。魔法陣みたいなの出してたよな。かっこよかった」
オズサイト:「そうだろうそうだろう」
オズサイト:「実際のところ、魔法陣とかは見せかけでね」
オズサイト:パチン、と指を鳴らすと空中にドローンが浮かび上がる。
鷺谷諒:「うおっ」
オズサイト:「実際にはこういう機械仕掛けを操作している」
鷺谷諒:「一気にSFになったな……」
オズサイト:「ま、きみ風にいうなら好きを詰め込んだ姿ということさ」
鷺谷諒:「はー……すごいな……」
鷺谷諒:魔法陣とかの演出のことだと思っている。
オズサイト:「……」
オズサイト:「そういうわけで、ぼくは常日頃いろいろ取り繕っているわけなんだけど」
オズサイト:「実はこの姿もその一環なんだ」
鷺谷諒:「へー……………………」
鷺谷諒:「…………へっ?」
鷺谷諒:「えっそうなのか!すごいな!」
オズサイト:「ははは、すごいだろう」乾いた笑い
鷺谷諒:「変身できるってことだろ、それ」
鷺谷諒:「はー………」
鷺谷諒:目をキラキラさせている。
オズサイト:「……ぐ」
オズサイト:「いや、何の憂いもなく自慢できれば良かったんだけどね……」
オズサイト:「きらきらしてるし……」
鷺谷諒:きらきらきらきら
オズサイト:「魔法使いは手の内を晒すものではないんだけど」
オズサイト:「鷺谷くんには晒さざるを得ないのだよね」
オズサイト:「魔法が解けてしまう……」
鷺谷諒:「ちょっと、どきどきするな…」
鷺谷諒:「でも、魔法が解けても、あなたはあなただよ」
鷺谷諒:「何を気にしてるのかはわかんないけど……」
オズサイト:「はあ、嬉しいことを言ってくれるね」
オズサイト:「なに、見れば判るさ。心して受け止めるように」
鷺谷諒:「心して……」グッと息を呑み、姿勢を正す。
オズサイト:椅子の上で身体を後ろよりに。重心を傾ける。背中にもたれるように。
オズサイト:つま先から、光が灯る。
鷺谷諒:魔法の秘密が、目の前にある。
鷺谷諒:静かに、壊れないように、息を潜めて見守る。
オズサイト:靴先が消えて、ずっと短いところに小さな足。
オズサイト:浅黒い肌は透き通るような白いものに。
喜多川未知留:かつて共に戦った彼女の姿は、まったくの別物に。
喜多川未知留:しかし、見覚えのある姿に変わり果てた。
鷺谷諒:「……………………………………」目を見開いて、固まっている。
鷺谷諒:「…………きたがわ、さん?」
喜多川未知留:「……まあ」
喜多川未知留:「そういうこと、だね」
鷺谷諒:「…………いま、とてもがんばってあたまのなかのじょうほうをせいりしている」
喜多川未知留:「そう……」
鷺谷諒:「えっどうしよう」
喜多川未知留:「いや、あの」
喜多川未知留:「ごめんね……?」
鷺谷諒:「いや、いやいやいやいや」
鷺谷諒:「全然、喜多川さんがあやまることないから」
鷺谷諒:「なんか、寧ろ、俺がなんか何も知らずに色々……」
喜多川未知留:「いや、謝るさ」
喜多川未知留:「顔見知りなのに初対面の振りしたのぼくだからね?」
喜多川未知留:その白い顔を真っ赤に染めている。
鷺谷諒:「いや、でも………」
鷺谷諒:「そうする気は、なんか、わかる……気がする」
鷺谷諒:「俺も、オーヴァードになって、髪とか真っ白になって」
鷺谷諒:「……なんか、恥ずかしくて。別人みたいな顔してたこと、あるし」
喜多川未知留:「……へえ、鷺谷くんはそういう」
鷺谷諒:「ん。俺、フッツーの目立たないやつだったから」
鷺谷諒:「……隠したかったんだよな」
鷺谷諒:「……良いと思うんだ、取り繕ったって」
鷺谷諒:「取り繕ったものが、カッコいいんだからさ」
鷺谷諒:「でも、さ」
鷺谷諒:「喜多川さん。素のままでも、めちゃくちゃ可愛いし………かっこいいよ」
鷺谷諒:一息に言った後に、顔を赤くする。
喜多川未知留:「……それはどうも」
喜多川未知留:「ぼくの場合、生まれつきこのかたちでね」
喜多川未知留:「さっきまでの姿を見ての通り、あまり好きじゃなかったんだ」
鷺谷諒:「……ん」
鷺谷諒:想像できる。自分の姿に自信が持てないこと。
鷺谷諒:本当の自分を、隠してしまいたいこと。
鷺谷諒:「わかると、思う」
喜多川未知留:「だけど、この姿もあの姿も。そして仕事も」
喜多川未知留:「こうして認めてくれる人と出会えてね。近頃は結構自信が湧いてきたんだ」
喜多川未知留:「ありがとう。すごく嬉しいよ」
喜多川未知留:にっこりと、満面の笑みを浮かべる。
鷺谷諒:「……よかった」
鷺谷諒:「その自信のおかげで。俺はあなたの姿と出会えたんだもんな」
喜多川未知留:「それじゃあ君にも自信を取り戻してもらおう」
喜多川未知留:「君が襲われたの、ぼくと別れてすぐだったろう?」
鷺谷諒:「…うん」
喜多川未知留:「あの男を捕まえる時に、実はぼくが囮役になってね」
喜多川未知留:「そしたら直ぐに食いついてきたよ」
鷺谷諒:「………それ、は」
鷺谷諒:「無事で良かった……」
喜多川未知留:「おや、心配させてしまったかな」
鷺谷諒:「そりゃ、するさ」
鷺谷諒:「まあでも、それでうまくやってのけてくれたってことなんだろうけどさ」
喜多川未知留:「うん、そうじゃあないだろう?」ぐぐっと前のめりになって。
鷺谷諒:「んんん?」
喜多川未知留:「彼はぼくのすぐ近くに居て、ぼくを見つけたらすぐ襲い掛かってくる奴だった」
鷺谷諒:「………あ」
喜多川未知留:「そう」
鷺谷諒:「俺が、あそこにいたから………」
喜多川未知留:「助けてくれて、ありがとうね」
喜多川未知留:「ぼくはそれを言いに来たのさ」
鷺谷諒:「…………ああ」
鷺谷諒:「ありがとう」
鷺谷諒:「あなたが、無事で良かった」
鷺谷諒:「あなたを、守れて良かった」
喜多川未知留:「どういたしまして。騎士さま」
鷺谷諒:「それなら」
鷺谷諒:「後を任せるよ、魔法使い」
鷺谷諒:「……帰ったら、また色々話してくれよな」
鷺谷諒:「あなたと話すの、好きだからさ」
喜多川未知留:「それはもちろん。呪いを解くのがぼくの仕事だし」
喜多川未知留:「……ぼくの方こそ、楽しみだからね!」

GM:そして。
GM:第四支部に、メッセージが届けられたのはそれからしばらくしてのことだった。
GM:差出人は、浦中れい子。待ち合わせ場所と、時刻の指定。
GM:『もう一度、答えを聞く』───そのような言葉を添えて。
GM:………決戦の時だ。

GM:ロイスの取得・変更のみ可能です。
喜多川未知留:秘密:鷺谷諒を友人:鷺谷諒に変更します。
千鳥咲夜:チーム【アフォーダンス・芝石花@◯誠実さ/不安】 を取得します。これでDロイス含めて7つ!
鷺谷諒:友人だ
芝石花:よくがられてるな僕
新戸克由:白角来栖さんのロイスP感情を連帯感から誠意へと変更します。
芝石花:変更なし。取得もすべて埋まってます。
新戸克由:強調はPのままで以上だぜ!
GM:OK!ではシーン終了!

クライマックス:かみなりよ、おちろ

GM:クライマックス。全員登場です。
喜多川未知留:喜多川未知留の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:83->85)
千鳥咲夜:千鳥咲夜の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:77->78)
芝石花:芝石花の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:70->76)
新戸克由:新戸克由の侵蝕を3増加しました(侵蝕率:80->83)+3(1d10->3)

GM:深夜。
GM:開けた、高架下の空間。
GM:そこに、彼女はいた。
浦中れい子:「……ああ、みなさん。お待ちしておりました」
芝石花:「肌寒い中わざわざすみませんね」
芝石花:長身の男が、その後ろから。鉄砂の皮膚が夜光によって奇妙にきらめく。
千鳥咲夜:「定刻通りだ。待っていたのはそちらの勝手だろう」
千鳥咲夜:闇と、それ以上に昏い何かを間に挟み、少女が女と相対する。
浦中れい子:「そんな。みなさんをお待たせするわけには参りませんもの」
新戸克由:「夜分遅くに待ち合わせとは。俺一人じゃあ補導ものですな」
オズサイト:「さて、そちらの用事は相変わらずかな」
オズサイト:「扉と、君と。契約を結べと迫りに来たと」
浦中れい子:「私は扉との仲介を行うに過ぎませんわ。でも、ええ」
浦中れい子:「扉との契約は、是非していただけると、とても嬉しいです」
浦中れい子:手を口元に当て、たおやかに笑う。
オズサイト:「彼の末路を見ると選びづらい選択だと思わないんですかね、それ」
浦中れい子:「うふふ。それでも、あなたたちにできるのかしら?」
浦中れい子:「彼の手にかかった人たちを、見捨てる、なんてことが」
新戸克由:「さてね」「現代日本は……それなりに法規制も整備されてるんだ。」
新戸克由:「アンタの言う契約をしてもらうための方法がそれだと言うなら……適切な言葉が二つほどある」
新戸克由:「『詐欺』」「あるいは『脅迫』。」
新戸克由:「神の視点を知ってもらう方法がそれってのは、そいつにも随分な泥を塗ってる様に見えるが?」
新戸克由:そう嘯く少年の口には、すでにストローが咥えられている。
浦中れい子:「あら。私はただ、できる手段での交渉を試みているだけですわ」
浦中れい子:「あの方のためですもの。正しいことに違いありません」
千鳥咲夜:「あの方?」
千鳥咲夜:女の言うがままに任せていたが、そこではじめて口を挟む。
浦中れい子:「『无号計画』の到達点。そして……人の手を超えた、完全なるお方」
浦中れい子:「『神』ですわ」
千鳥咲夜:「アレか──迷惑な話だな」その男の笑い顔を思い出し、眉をひそめる。
新戸克由:「ああ、一回眼にした機会はあったな」肩をすくめて。
芝石花:「……長く生きた聡明だったろう人が、そんなくだらないことを」苦笑いする。
芝石花:「完全なんてくだらない、綺麗でもないものに……」
芝石花:「失敬、価値観はそれぞれだ、謝るさ」
浦中れい子:「……やはり、あなた方にはまだ、わかりませんのね」
千鳥咲夜:「アレが完璧かどうかの議論はさておき」
千鳥咲夜:「少なくとも一つ正しく、一つ間違っているぞ、浦中れい子技術中尉」
千鳥咲夜:「確かに私たちは、おまえの言うように被害者を見捨てるようなことはしない」
千鳥咲夜:「だが──」
千鳥咲夜:静かに、しかし通る声で、告げる。
千鳥咲夜:「おまえと『契約』して、喜ばせる気もさらさらない」
千鳥咲夜:「私たちは──おまえから奪いに来た」
浦中れい子:「あら。あらあら、まあまあ」
浦中れい子:「随分と───」薄い笑みを口元に浮かべる。
浦中れい子:「強欲な方々ですこと」小ぶりな鞄から、試験管を二つ取り出す。
浦中れい子:「でも、嫌いではありませんわ」
芝石花:「若いからね」
新戸克由:「やれやれ」ふぅ、とため息をつき。
新戸克由:「それなりに立場の自覚はあるらしいな」
新戸克由:吐息を通したストローより切り離されるは、七色のアゲハ蝶(スワローテイル)。
オズサイト:「仲介を行うだけって言うんなら。きみはぼくらに不要もの」
オズサイト:「魔法の鍵を渡してもらうよ。それはぼくたちにこそ必要なものなんだから」
浦中れい子:試験管の蓋を取り、中身を自分の両脇にあける。
浦中れい子:「魔法の鍵は、私が握っていなければ」
浦中れい子:「神のみもとに送る人を選ばなければなりませんので」
浦中れい子:「謹んで、お断り申し上げますわ」
浦中れい子:試験管から吐き出されたものが、ぶくぶくと泡立ち、獣のようなかたちをとる。
浦中れい子:ひとつは電気を、ひとつは炎を纏う。
芝石花:「強欲なのはどちらだか」
芝石花:「負けていられないな。僕らももっと我が儘になるか」軽口のように言う。
芝石花:美しい予感を見つめながら。
千鳥咲夜:「熾きろ、雷霆辻風──」
千鳥咲夜:ぼしゅっ!
千鳥咲夜:告げると同時に左手を突き破り、鮮血を拭き上げ刀の柄が現れる。そして──
千鳥咲夜:「おおおおおぉぉぉぉぉぉっ!」
千鳥咲夜:文字通り『身を裂く』ようにして、アーティファクト──『雷霆辻風』を抜刀する!
千鳥咲夜:无号計画──
千鳥咲夜:旧日本軍の──辰巳十三の関係者。
千鳥咲夜:この場に十三が居なくてよかった。
千鳥咲夜:居ればきっとまた、無茶をするだろうから。
千鳥咲夜:そして無茶をさせてすまないと、なんとも言えない顔をさせてしまうだろうから。
千鳥咲夜: 
千鳥咲夜:きっと、眼前の女を睨み──
千鳥咲夜:「ウチの支部長どのは、現在いま未来これからで忙しい──」
千鳥咲夜:「貴様の如き過去くだらないことに、拘わせる訳にはいかんな」
千鳥咲夜:刀を構え、対峙する。
新戸克由:「悪いが──魔法使いも時代は変わってる。」
新戸克由:空いた片手に魔眼を浮かべ。
新戸克由:「今の時代は神の救いオラクルじゃなくて、眩い魔術トリックの方がブームなんだ」
新戸克由:「後顧の憂いには、退場願おうか」
オズサイト:「良いね、わがまま。ぼくもそうだから」
オズサイト:「後顧の憂い、過去の残り香。うん、綺麗に終わらせるとしよう」
オズサイト:「めでたしめでたし。それ以外には興味なしさ」どこからともなく、白銀の拳銃をその手に掴み取る。
芝石花:足元に微力な電気を躍らせて。
芝石花:「いいな。とびきり我が儘で、綺麗で、幸福な結末が」
芝石花:「待っているんだと、信じているよ」
浦中れい子:「あなたたちの先には、幸福はありません」
浦中れい子:「考えを変えてくださることを祈って───」
浦中れい子:「少し、”お話し”しましょうね」
浦中れい子:《ワーディング》の出力が上がる。
GM:君たちのレネゲイドが喚起される。

GM:衝動判定。難易度は9!
喜多川未知留:4dx>=9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 10[7,8,10,10]+5[5,5] → 15 → 成功

喜多川未知留:喜多川未知留の侵蝕率を+10(2d10->6,4)した(侵蝕率:85->95)
千鳥咲夜:コンボ:風を纏う《援護の風/ウインドブレス》 を自分に
千鳥咲夜:千鳥咲夜の侵蝕率を+4した(侵蝕率:78->82)
新戸克由:判定前に紬の魔眼しちゃお!ダイス+③して侵蝕84!
芝石花:2DX+1+0@10>=9
DoubleCross : (2R10+1+0[10]>=9) → 9[7,9]+1 → 10 → 成功

千鳥咲夜:8dx+9>=9
DoubleCross : (8R10+9[10]>=9) → 10[1,2,2,3,4,6,9,10]+3[3]+9 → 22 → 成功

新戸克由:9dx+1>=9
DoubleCross : (9R10+1[10]>=9) → 9[1,1,2,3,4,4,6,7,9]+1 → 10 → 成功

GM:圧倒的な意志
新戸克由:セフセフ……
新戸克由:84+2d10
DoubleCross : (84+2D10) → 84+10[6,4] → 94

千鳥咲夜:千鳥咲夜の侵蝕率を+17(2d10->8,9)した(侵蝕率:82->99)
新戸克由:侵蝕94へ!
芝石花:76+2d10
DoubleCross : (76+2D10) → 76+16[9,7] → 92

芝石花:おおはしゃぎか?

GM:よし、それではクライマックス戦闘を開始します!
GM:エンゲージ!

[いかづちのジャーム(3),浦中(4),ほむらのジャーム(8)]
       |10m
[喜多川(12)、芝(9)、新戸(8)、千鳥(4)]

GM:セットアップから。行動値順に参りましょう。
GM:喜多川さん。
喜多川未知留:なし
GM:芝さん
芝石花:セットアップ 【加速装置】使用。行動値を+8して17に。
GM:新戸くん
新戸克由:うーん……なしで行きましょう。
新戸克由:現状エネミー全員より速いし。
GM:芝さんの侵蝕は94。
GM:ほむらのジャームはなし。
GM:千鳥さん。
千鳥咲夜:限界突破を使用します。
千鳥咲夜:千鳥咲夜の侵蝕率を+3した(侵蝕率:99->102)
GM:浦中れい子。
浦中れい子:Eロイス:孤高の超人を使用。更にEロイス:唯我独尊→楔の呪いをPC全員に。
浦中れい子:このラウンド間、れい子以外のキャラクターは侵蝕率ボーナスを受けられません。
浦中れい子:更に、同じこのラウンド間、PC達はタイタスを戦闘不能回復以外の効果を受けるために昇華することができません。
喜多川未知留:げぇーっ
新戸克由:やぁ、参りましたね。
芝石花:なんだとーっ
新戸克由:妖精の手があと二回しか使えないじゃないか。
浦中れい子:このラウンド間だけね!二体のジャームにも侵蝕ボーナスつかないのは適用されるよ!
GM:そして、いかづちのジャーム
GM:《加速装置》+《ヴァジュラ》 ※編注:このヴァジュラは後ほど取り下げられます
GM:侵蝕ので通常レベルで
GM:行動値+12 暴走&シーン中黒犬攻撃力+9 ※編注:この暴走はなかったことになります
GM:行動値は15へ。
新戸克由:やれやれ、どっちにしろ抜かれてたか。
新戸克由:ここは読み勝ちとやる気を出したいところですな。
GM:では、セットアップ終了。

GM:イニシアチブ。
浦中れい子:《解放の雫》を使用。
浦中れい子:いかづちのジャーム、ほむらのジャームを対象。
浦中れい子:ラウンド間、対象が行うメジャーアクションの達成値+21
浦中れい子:(効果を受けた対象の侵蝕率は2点増加する)
GM:そして芝さんの行動へ。
芝石花:はい
芝石花:マイナー。【ハンドレッドガンズ】。銃を作成します。
芝石花:コンボ:インスタレーション:立方群像 【コンセ】【カスタマイズ】【レインフォース】【バリアクラッカー】【ギガンティックモード】
千鳥咲夜:あ、判定はちょっとお待ちを
芝石花:対象はれい子さんたちのエンゲージで。はーい
千鳥咲夜:コンボ:風を纏う《援護の風/ウインドブレス》 を芝さんのその判定に。侵蝕率ボーナスの加算が無効化されるのは、エフェクトのレベルもでしょうか?
千鳥咲夜:千鳥咲夜の侵蝕率を+4した(侵蝕率:102->106)
GM:エフェクトのレベルもです!
千鳥咲夜:ありがとうございます。では判定に+5d+9してくださいませ>芝さん
芝石花:ありがとうございますー
芝石花:12dx7+17
DoubleCross : (12R10+17[7]) → 10[1,4,5,5,7,7,7,8,8,9,10,10]+10[1,2,2,2,5,6,7,7]+10[5,9]+3[3]+17 → 50

GM:うわっ回す
浦中れい子:オートのタイミングで
浦中れい子:《リフレックス:ソラリス》+《束縛の領域》+《命の盾》
浦中れい子:攻撃の判定直後に使用。達成値を難易度とする。成功した場合その攻撃は失敗となる。
千鳥咲夜:むむ
浦中れい子:あ、コンボ修正
芝石花:おいおい僕らの友情パワーは無敵だぞ
浦中れい子:《リフレックス:ソラリス》+《束縛の領域》+《命の盾》+《領域調整》
新戸克由:やぁ、これは先にお願いしてよかったかな
浦中れい子:16dx7+12
DoubleCross : (16R10+12[7]) → 10[2,2,3,5,6,7,7,8,8,8,9,9,10,10,10,10]+10[1,3,4,4,6,7,7,8,8,8,9]+10[1,2,3,6,8,9]+10[5,8]+5[5]+12 → 57

浦中れい子:回っちゃった…
喜多川未知留:むむ
芝石花:エーン
千鳥咲夜:ぐあー(汗)
千鳥咲夜:届かないですね、-5だと
GM:後乗せの何かなどはありますか
新戸克由:やぁ、凄いことになったな。
喜多川未知留:うむ……
新戸克由:このタイミングの妖精は難しいですかね?
芝石花:あ、侵蝕を+16しとくか
芝石花:芝石花の侵蝕率を+16した(侵蝕率:94->110)
GM:オートのタイミングなので
GM:えーと。ダイスを振った直後だから…
GM:難しいかな。すみません!
新戸克由:お手数おかけしました。取り下げます!
GM:はい!すみません!
喜多川未知留:こちらからの対抗手段無しです!
芝石花:了解です。年長者の姿みせてやるぜ
GM:では、攻撃は失敗!
GM:演出をどうぞ。

芝石花:鉄の皮膚を、淡い稲妻が走る。
芝石花:命を得たような動きで、失われた男の腕が形を変える。それはただの磁力による反応でしかない。聖域に捧げるに足りないほどの無力な電気には、ただ、
芝石花:兵器を造り出す力はある。
芝石花:無数の鍵と、無数の結晶体が凝ったような、異形の銃。
芝石花:それが女を、周囲のジャームを捉え、引鉄が下ろされる。
芝石花:何十にも電磁の力で引き合い、分かれた弾丸は、しかし。
浦中れい子:「ああ」
浦中れい子:「それは、ええ」
浦中れい子:「醜いですね」「今にも、こわれてくずれそうな」
浦中れい子:それは、呪いの言葉だ。
浦中れい子:言霊の通りに、弾丸は、壊れ、崩れてゆく。
千鳥咲夜:「ちっ──」先に蹴りを躱されたときのことを思い出し──
千鳥咲夜:「言霊──いや、呪詛の類か」吐き捨てる。
新戸克由:「全く。つくづくセンスが合わないようだ」
芝石花:「……ええ」
芝石花:「これはあなたのためのものじゃない。あなたにとって美しくないなんて、とっくに」
芝石花:「最初から知っていますよ」
浦中れい子:「あら。ありがとう」
浦中れい子:「そのように聡明な方々なら、きっと解ってくれると信じておりますわ───」
浦中れい子:「少し、目覚ましでも貰えばね」

GM:イニシアチブ。
GM:割り込みがなければいかづちのジャームの手番に移ります。
新戸克由:一応、停滞空間デバフを挟むなら今がチャンスですな。
GM:触媒します?
千鳥咲夜:相談中にてちょいお待ちくださいませ。
GM:待ちます!
芝石花:はい。ではします。《触媒》対象は新戸さん。
GM:OK!新戸くんは行動を!
芝石花:任せたぜ。
新戸克由:有難く受けましょう
新戸克由:マイナーで戦闘移動。表記も考えて右に5mとしましょうか。

[いかづちのジャーム(15),浦中(4),ほむらのジャーム(8)]
       |10m
[喜多川(12)、芝(17)、千鳥(4)]-5m-[新戸(8)]

新戸克由:メジャー。
新戸克由:コンセ3死神の瞳3悪魔の影停滞空間因果歪曲。/コンボ:終焉の通告
新戸克由:対象は技術中尉ののエンゲージ内全員で。
GM:OK、きませい!
新戸克由:更に判定前で紬ぎの魔眼!ダイス+3して浸食95へ!
新戸克由:えーっと侵蝕補正抜きだから……
喜多川未知留:《ダンシングライト》使用。新戸くんの判定に+4D。
喜多川未知留:喜多川未知留の侵蝕率を+3した(侵蝕率:95->98)
新戸克由:ありがたく受けるぜ!更に足して……
千鳥咲夜:む、ちょいまち。
千鳥咲夜:ダメージもありましたよね、このエフェクト?
新戸克由:いえ、ないですね。
GM:ダメージは発生しませんねこれは
千鳥咲夜:あ、じゃあやめときます。失礼しました。
新戸克由:11dx7+5 改めてこう!!!
DoubleCross : (11R10+5[7]) → 10[1,2,3,4,4,4,4,4,6,9,10]+6[1,6]+5 → 21

新戸克由:〈妖精の手〉。
新戸克由:侵蝕99にして25から再回転だ!!!!!
新戸克由:1dx7+25
DoubleCross : (1R10+25[7]) → 10[8]+5[5]+25 → 40

浦中れい子:順番にやろう
新戸克由:やれやれ。ナントカ面目は保てましたね。
ほむらのジャーム:まずこいつがドッジ挑戦
ほむらのジャーム:4dx>=40
DoubleCross : (4R10[10]>=40) → 8[2,6,7,8] → 8 → 失敗

浦中れい子:《領域の盾》
浦中れい子:いかづちのジャームにカバーリングをさせます。
いかづちのジャーム:ほむらのジャームをカバーリング。
いかづちのジャーム:自身もドッジ
いかづちのジャーム:6dx>=40
DoubleCross : (6R10[10]>=40) → 7[1,1,5,6,7,7] → 7 → 失敗

浦中れい子:そして自分は《リフレックス:ソラリス》+《命の盾》+《領域調整》でドッジ
浦中れい子:16dx7+12>=40
DoubleCross : (16R10+12[7]>=40) → 10[2,2,4,4,5,5,7,7,7,7,8,8,9,9,9,10]+10[2,3,4,5,5,5,5,6,6,7]+3[3]+12 → 35 → 失敗

浦中れい子:失敗!
新戸克由:危ない危ない。的中したので裁定!
GM:いかづちと浦中れい子に命中!
新戸克由:ダメージは発生しませんが、次の攻撃にリアクション不可とダメージダイス+5。
浦中れい子:ひーん
喜多川未知留:《黒き明かり》を使用。浦中れい子の達成値を−5しておきます。
新戸克由:さらにマイナーで解除可能のシーン間行動値ゼロ状態を付与いたします。
浦中れい子:はーい
喜多川未知留:喜多川未知留の侵蝕率を+3した(侵蝕率:98->101)
新戸克由:ノロマな感性で死にな。
GM:行動値0になります…
新戸克由:侵蝕……117へ!
GM:では、演出をどうぞ!触媒からの連携を見せてみな!

芝石花:壊れた銃は、人の腕へと変化する。
芝石花:その腕を伸ばす。
芝石花:「でも、残念ですが、いまの僕はどうにも我が儘だから」その鉄の手で、小さな痩せた背中を押す。
芝石花:「趣味の合う人を依怙贔屓したい気分でね」
芝石花:神経を通り、レネゲイドウイルスを活性化させるささやかな電撃が送りこまれる。
芝石花:「いっておいで。未来を見せてやれ」
新戸克由いかづちのひらめきを受け取り。体内の因子が活性化を始める。
新戸克由:「ハハ。随分明るい期待を受けたものです」
新戸克由:鉄の香りが溶け込んだシャボン液にストローを差し込み、濡らす。
新戸克由:「──やってみましょうか」咥え。吹き込む。
新戸克由:緩やかな息と反比例するように、吹き出されたシャボン玉は象る。
新戸克由:ねじ曲がった枝のような鋭き膜を。
新戸克由:弾が歪に弾けるような歪なる球を。
新戸克由:貴方の『理想』を混ぜたシャボン玉が。緩やかに向かっていく。
浦中れい子:「……!」
新戸克由:「さあて。」
新戸克由:「感想をお聞きしても?」
浦中れい子:「『雷を守れ』、『焔』!」
浦中れい子:「本当に、醜くて……見るに耐えませんわ」
浦中れい子:言葉に呪を込めて。そのシャボンを割らんとするが
浦中れい子:存在の、強度が足りない。
新戸克由:「そうかい。」
芝石花:「いや。綺麗だよ」
芝石花:「とても。」
新戸克由:「よくできたと思うんですがね」
新戸克由:「『久寿玉』にしては。」
浦中れい子:そして、シャボンは到達する。
浦中れい子:避けられない。触れて、しまう。
新戸克由:ぱ ち っ 
新戸克由:弾かれたシャボン玉の中に『理想』の溶解度で詰め込まれた、脆化魔眼が。
新戸克由:周囲へ吹雪いた。
浦中れい子:「きゃああっ!!」
浦中れい子:「ちからが……こんな……!」
新戸克由:「畳みかけてください。」
新戸克由:「『風船』にしました」
浦中れい子:「ひどいことを、なさるのね……!」体が重い。能力が、封じられる。
オズサイト:「オーケー、うまいことやろうじゃないの」

GM:では、喜多川さんの手番!
喜多川未知留:マイナーで戦闘移動。10m後退。

[いかづちのジャーム(0),浦中(0),ほむらのジャーム(8)]
       |10m
[芝(17)、千鳥(4)]-5m-[新戸(8)]
       |10m
    [喜多川(12)]

喜多川未知留:メジャーでコンボ【トリックとタネ】《コンセントレイト》《小さな塵》《マスヴィジョン》で攻撃。対象はほむらのジャーム。
千鳥咲夜:支援!
千鳥咲夜:このラウンド最後のコンボ:風を纏う《援護の風/ウインドブレス》 判定に+5d+9してくださいませ。
千鳥咲夜:千鳥咲夜の侵蝕率を+4した(侵蝕率:106->110)
喜多川未知留:12dx8+11
DoubleCross : (12R10+11[8]) → 10[1,2,2,2,2,4,5,5,7,10,10,10]+4[2,3,4]+11 → 25

ほむらのジャーム:ほむらはデバフ食らってないので
ほむらのジャーム:ドッジをこころみます。
ほむらのジャーム:4dx>=25
DoubleCross : (4R10[10]>=25) → 5[2,3,5,5] → 5 → 失敗

ほむらのジャーム:はい。
ほむらのジャーム:ダメージをどうぞ。
喜多川未知留:フォールンサラマンダー使用。攻撃力+2D。
喜多川未知留:35+5d10
DoubleCross : (35+5D10) → 35+23[4,1,1,8,9] → 58

ほむらのジャーム:とても痛い。
ほむらのジャーム:まだ落ちないぞ。
GM:侵蝕上昇と演出をどうぞ!
喜多川未知留:喜多川未知留の侵蝕率を+8した(侵蝕率:101->109)

千鳥咲夜:「合わせるぞ、喜多川未知留!」
千鳥咲夜:一閃──手にした雷霆辻風を横薙ぎに振るう!
千鳥咲夜:生み出されるは烈風疾風。
千鳥咲夜:猛烈な勢いの風がほむらのジャームに襲いかかり、その体勢を大きく崩させる!
オズサイト:それに合わせて、きらりと光る白銀の拳銃を構える。
オズサイト:もちろん、ただの見せ札だ。
オズサイト:その銃が大きなマズルフラッシュを放つと同時に、疾風に煽られた獣の腹へドローン群が忍び寄り
オズサイト:こちらは音も光も無く、ただ銃弾をガラ空きの躰へ叩き込む。
オズサイト:「どうにも見せ甲斐のない相手だからね。トリックとタネで我慢してくれ」
ほむらのジャーム:「ぐぅう……」
ほむらのジャーム:獣のように唸る。
浦中れい子:「……守りの手を回すべきでしたわ」

GM:ではつぎは新戸くん!
新戸克由:さあて、どうしようかなぁ。
新戸克由:カスみたいな判定値でも当たりはするが、的当て遊びしてる暇もない。
新戸克由:マイナーで手裏剣装備。
新戸克由:メジャー。コンセ3死神の瞳3悪魔の影。/コンボ:崩壊の宣告。
新戸克由:対象はほむらのジャーム単体で。
新戸克由:紬も品切れだ。素振りで行きましょうか。
新戸克由:4dx7+5
DoubleCross : (4R10+5[7]) → 6[2,6,6,6]+5 → 11

ほむらのジャーム:ワンチャン
新戸克由:バディムオ願シャス!
千鳥咲夜:バディム!
千鳥咲夜:達成値を+3してくださいませ。
新戸克由:14で最終決定だ。レベルの低い戦いと行こうぜ。
ほむらのジャーム:4dx>=14
DoubleCross : (4R10[10]>=14) → 5[1,1,3,5] → 5 → 失敗

浦中れい子:《領域の盾》
浦中れい子:いかづちのジャームにカバーリングを行わせます。
いかづちのジャーム:ほむらをカバー。
新戸克由:同じ効果ですからね。命中裁定は特にありません。
GM:はーい。侵蝕上昇と演出をお願いします。
新戸克由:侵蝕127へ。

新戸克由:──舞う風へ煽られるように。
新戸克由:一羽のアゲハ蝶スワローテイルが、光に紛れて舞っている。
新戸克由:その体を透かせ、焔纏う獣へ──
浦中れい子:「『雷』。」
浦中れい子:その声が、響くと同時。
いかづちのジャーム:雷を纏う獸がその揚羽蝶を身に受ける。
いかづちのジャーム:その瞬間、空間がねじまがったかのように。
新戸克由:「本命はソイツ……ですかね。」
新戸克由:受けた傷に呻く獣を見やり、ストローを咥え直す。
浦中れい子:「さあ?どうでしょうね?」
浦中れい子:「『この人たち』は私のお友達ですから」
浦中れい子:「ふふ。とても良い子達なんですよ」
浦中れい子:「それを、見せてあげます───」

GM:では、ほむらのジャーム。
ほむらのジャーム:マイナー戦闘移動。千鳥さんと芝さんのエンゲージへ。
千鳥咲夜:こいやー
芝石花:こないで

[いかづちのジャーム(0),浦中(0)]
       |10m
[芝(17)、千鳥(4)、ほむらのジャーム(8)]-5m-[新戸(8)]
       |10m
    [喜多川(12)]

ほむらのジャーム:メジャー。《コンセントレイト:サラマンダー》+《プラズマカノン》+《災厄の炎》+《結合粉砕》で千鳥さん、芝さんに攻撃!
喜多川未知留:《ミスディレクション》使用。その攻撃の対象を単体に変更し、選択させなおす。
ほむらのジャーム:ぐっ!
喜多川未知留:喜多川未知留の侵蝕率を+5した(侵蝕率:109->114)
ほむらのジャーム:侵蝕は同じか
芝石花:さすが
ほむらのジャーム:…芝さんにしよう。
ほむらのジャーム:では、判定!
ほむらのジャーム:9dx7+24
DoubleCross : (9R10+24[7]) → 10[2,4,4,7,7,8,8,8,10]+6[1,1,2,4,6,6]+24 → 40

芝石花:ドッジ一応しようかな(よわき)
芝石花:3DX+4+0@10
DoubleCross : (3R10+4+0[10]) → 9[6,9,9]+4 → 13

芝石花:まだダイスボーナスないままだったはずなので、こうかな

GM:はい、ちょっとミスっていたのでご報告です。
GM:いかづちのジャームはカバーリングができません!暴走してたので。
芝石花:ほうほうこくこく
新戸克由:ということは……
GM:そこで、判定の巻き戻しはできませんので
GM:《ヴァジュラ》の使用を差し止めさせていただきます。
芝石花:やったー
新戸克由:そうなっていたとは。
GM:それが一番ゲーム的な影響が少ないので。
新戸克由:了解ですー!
千鳥咲夜:措置了解です。
芝石花:了解です

GM:では改めて本編に戻り
ほむらのジャーム:ダメージを出します。
ほむらのジャーム:5d10+30
DoubleCross : (5D10+30) → 34[9,9,6,2,8]+30 → 64

ほむらのジャーム:装甲無視です。
芝石花:しぬっきゃnight
芝石花:鷺谷さんのロイスをタイタスにして昇華。HP13で復活。
GM:OK!演出します。
芝石花:そんなかんじです

ほむらのジャーム:焔のジャームが距離を詰める。その獣は、纏った炎を、最大に広げ。
ほむらのジャーム:千鳥と芝、二人を焼き尽くさんとする───だが。
喜多川未知留:ちかちか 僅かな光が瞬く。
オズサイト:「すまない、誤認させるのはこれが限界だった」
オズサイト:「もう少し広い場所ならやりようはあったんだけどね」
芝石花:「……十分さ」魔法使いに、目を細める。
ほむらのジャーム:標的にしたはずの千鳥咲夜はそこにはいない。
ほむらのジャーム:そして、高出力の炎が、芝だけを焼き苛む。
芝石花:「ッッ、」唇を噛み、声を出さないように、激痛に耐える。
芝石花:灼かれる血肉と、炙られる金属。体が死ぬより先に苦痛だけが一度、それから死。
芝石花:記憶がよぎる。
芝石花:(君の言う通り。綺麗なものを見たって、まったく、辛いときは辛いよな)
芝石花:結晶の少年にぽつりと零して、その醜悪な異形が逆再生のように甦る。
芝石花:「……はーーーっ……」息にさえまだ灼熱の気配が残る。
芝石花:「よし、まだいける」
オズサイト:「傷薬の類いは扱ってないから、戻ってきてくれて何よりだ」
オズサイト:「姿を繕う必要もなし、綺麗な君のままみたいだね」
芝石花:「……それ、やっぱり少し照れるね」
新戸克由:(──信じますよ、芝さん)
新戸克由:無言のまま、千枚通しを構える。

GM:では、千鳥さんの手番へ。
千鳥咲夜:はい
千鳥咲夜:マイナーは放棄。
千鳥咲夜:メジャーで コンボ:基本の一撃《コンセ/一閃》 をほむらのジャームを対象に行います。
喜多川未知留:フォールンスプライト使用。その判定に+3D。
千鳥咲夜:ありがたく。では+3Dされるので 判定値は9dx7+2 となりました。妨害などなければ判定行きます。
GM:妨害は何もなし!来な!
千鳥咲夜:9dx8+2 ちりゃぁ!
DoubleCross : (9R10+2[8]) → 10[1,1,4,4,6,6,8,9,10]+7[5,5,7]+2 → 19

千鳥咲夜:新戸くんにバディムを貰いたい。
新戸克由:了解!バディム!
新戸克由:達成値に+3しな!
千鳥咲夜:では22でフィニッシュ!
ほむらのジャーム:素ドッジ!
ほむらのジャーム:4dx>=22
DoubleCross : (4R10[10]>=22) → 5[4,4,5,5] → 5 → 失敗

ほむらのジャーム:ダメージください!
千鳥咲夜:3d10+18 装甲ガード有効
DoubleCross : (3D10+18) → 26[7,9,10]+18 → 44

GM:出目が高い!
ほむらのジャーム:かなりぎりぎりですが、まだ立ってます。
GM:侵蝕加算ののち、演出をどうぞ!
千鳥咲夜:千鳥咲夜の侵蝕率を+4した(侵蝕率:110->114)

喜多川未知留:ちかちか 光が瞬く。
喜多川未知留:認識を阻害し、警戒すべき敵を見せる。ほんものとは、別のそれを。
新戸克由:飛来する千枚通しが、惑わされる視野へ更に迫りくる。
新戸克由:間近で見ればわかる筈の。その魔術(トリック)を、更にかき乱す。
千鳥咲夜:目の前で、アフォーダンスが炎に包まれた。
千鳥咲夜:喜多川未知留の力だ。本来であれば、自分も巻き込まれていたはずだ。
千鳥咲夜:「──っ!」
千鳥咲夜:自分の位置取りがどうなどと言う悔いは後だ。二人の行為に報いるのであれば──
千鳥咲夜:タン──
千鳥咲夜:真上へと飛び上がり、身体を逆しまに反転させる。
千鳥咲夜:トン──
千鳥咲夜:至るは高架。柔らかく膝を曲げ、その天井へと着地して──
千鳥咲夜:ダンッ!
千鳥咲夜:大地と見立てて蹴りつけ、己が身を射出!
千鳥咲夜:「せいっ!」
千鳥咲夜:幻惑されている真下のジャームへと向かって突進し、雷霆辻風を突き立てる!
ほむらのジャーム:「があああっ!!!」
ほむらのジャーム:人の叫びにも似た、獣の叫び声。
ほむらのジャーム:「あつい……あつい………」
ほむらのジャーム:そう、聞こえたのは。
ほむらのジャーム:錯覚では、ないはずだ。
千鳥咲夜:「すまんが──」
千鳥咲夜:「その熱、取り除く方法を一つしか知らん」

GM:では。浦中れい子の手番へ。
GM:あ、その前に忘れてた
浦中れい子:《覚醒の秘薬》をほむらのジャームに。
浦中れい子:対象を未行動にします。
ほむらのジャーム:よって再行動。
新戸克由:やれやれ。えげつない真似をする。
ほむらのジャーム:マイナーなしでメジャー!
ほむらのジャーム:《コンセントレイト:サラマンダー》+《プラズマカノン》+《災厄の炎》+《結合粉砕》
ほむらのジャーム:対象は千鳥、芝!
喜多川未知留:《ミスディレクション》使用。その攻撃の対象を単体に変更し、選択させなおす。
喜多川未知留:喜多川未知留の侵蝕率を+5した(侵蝕率:114->119)
ほむらのジャーム:今度は千鳥さんを選択!
ほむらのジャーム:9dx7+24
DoubleCross : (9R10+24[7]) → 10[2,4,6,7,7,7,8,9,10]+10[4,4,7,7,9,9]+10[1,3,6,9]+5[5]+24 → 59

千鳥咲夜:んー
千鳥咲夜:出目が腐る可能性も0ではないか。ガード。
ほむらのジャーム:6d10+30
DoubleCross : (6D10+30) → 26[5,6,2,1,5,7]+30 → 56

ほむらのジャーム:装甲無視。
千鳥咲夜:だめかー、せめて装甲有効ならなぁ。12点軽減しますが42点ダメージで戦闘不能です。
GM:結構軽減するな…!
千鳥咲夜:仕方ないので芝さんのロイスをタイタス昇華して戦闘不能を回復します。HP14に。
GM:OK,では簡単に演出を。

ほむらのジャーム:「あつ……い……!!」
ほむらのジャーム:盲目の獣のように、がむしゃらに。
ほむらのジャーム:声のした方に炎を纏ったまま突っ込んでいく。
ほむらのジャーム:すなわち、千鳥咲夜へと。
ほむらのジャーム:その炎が、君を焼き焦がす。
オズサイト:「……咲夜ちゃん!」芝さんに情報を伝達、攻撃予測範囲を示して後退させながら。
千鳥咲夜:「はぁぁぁぁぁぁぁっ!」風を纏う。己の身体へ、向かうようにと。
千鳥咲夜:巻き起こった炎が風に吸い込まれ、少女の身体を焼き、爆ぜさせる。
千鳥咲夜:「──────」が、倒れはせず。敵へと意志の込もった視線を向けて──

GM:で、今度こそ浦中の手番。
浦中れい子:マイナーなし。メジャー。
浦中れい子:《コンセントレイト:ソラリス》+《絶対の恐怖》+《神の御言葉》+《領域調整》+《ポイズンフォッグ》+《アウトブレイク》
浦中れい子:PC全員に攻撃。
新戸克由:来な。
浦中れい子:16dx7+33
DoubleCross : (16R10+33[7]) → 10[1,1,3,4,4,4,5,6,6,7,8,8,9,10,10,10]+10[1,2,2,5,5,8,9]+6[2,6]+33 → 59

喜多川未知留:1dx+1>=59 ドッジ
DoubleCross : (1R10+1[10]>=59) → 8[8]+1 → 9 → 失敗

新戸克由:盾もないしダメ元ドッジ!
芝石花:3DX+4+0@10>=59 ドッジ
DoubleCross : (3R10+4+0[10]>=59) → 7[4,5,7]+4 → 11 → 失敗

千鳥咲夜:4dx+1 ドッジ
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 9[2,2,8,9]+1 → 10

新戸克由:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 8[8]+1 → 9

浦中れい子:ダメージを出す!
新戸克由:まあ足りんわな
浦中れい子:6d10+42
DoubleCross : (6D10+42) → 43[9,5,10,10,1,8]+42 → 85

芝石花:喜多川さんのロイスをタイタスにして復活。
新戸克由:死!ウーン今回は……
喜多川未知留:同行者:新戸克由/P信頼〇:N猜疑心 を取得して昇華、復活。
千鳥咲夜:戦闘不能。新戸くんのロイスをタイタス昇華。戦闘不能を回復します。
新戸克由:喜多川さんのロイスをタイタスカットで復活!HP11へ!
GM:OK,では…

浦中れい子:「さあ。さあ。さあ」
浦中れい子:「みなさま、どうぞお聞きください」
浦中れい子:「あなたの中の声に、耳を澄ませてください」
浦中れい子:「きっと、光が満ちている筈ですわ。解放の先に……」
浦中れい子:「ですから。ええ。もう、奪うなんてよして」
浦中れい子:「助けて、あげますから」
浦中れい子:その、ひとつひとつの言葉がすべて。
浦中れい子:君たちの心に入り込んでくる。
浦中れい子:君たちは、己の声を聴く。
浦中れい子:己の中の闇を見る。
浦中れい子:光?それは、きっと彼女にとってはそうなのだろう。
浦中れい子:君たちは、蝕まれる───
芝石花:惹きこまれそうになる。その方向へ。足を止める。
芝石花:背筋が凍るほどの甘く冷たい暗さに照らされかけた自分を、なんとか払いのける。
芝石花:今の自分、今の彫刻を美しいと、そんな言葉だって知っている。
芝石花:それに何より、この眼前の戦場の方がよほど。
芝石花:幻想の暗がりより、よほど美しい。
芝石花:「足りないよ、まだ。これじゃあまだ、正気だ」
芝石花:握った拳の内で爪を立てた。
新戸克由:「…………」すう。
新戸克由:緩やかに、息を吸う。
新戸克由:「…………」ふう。
新戸克由:シャボン玉は舞う。
新戸克由:「悪いが」
新戸克由:「『ババア』の昔話はこりごりだ」
新戸克由:「殺す」
喜多川未知留:「ぐ、うぅ……」恐ろしいものを、目の当たりにする。
喜多川未知留:たった一人きり、誰も来ない病室。ぼくが暮らす静かな世界。
喜多川未知留:煩わされるものはない。酷い目にあっている子どもとか、そんなものは見えたりしない。
喜多川未知留:確かに、苦しみとは無縁だ。解放されているとも、言えるかもしれない。
喜多川未知留:「でも、まあ。こんなところで満足できないんだよね」
喜多川未知留:「まだまだ見たいものが、たくさんあるんだ」
喜多川未知留:「一人じゃ見られない、かみさまにだって見せられない、隣に居る人と歩く道の先をね」
喜多川未知留:光を瞬かせる。端末群よりぼくの視覚へ。直接情報を流し込む。
オズサイト:「道行きの邪魔だ。さっさと扉を明け渡してもらおうか!」
千鳥咲夜:「………………」甘い甘い、蜜のように甘い呪詛。
千鳥咲夜:ともすれば膝を屈し。縋りたくなるような、甘い呪詛。
千鳥咲夜:しかし──
千鳥咲夜:「『光が満ちている』と曰わったな──」
千鳥咲夜:目を開き、甘言を紡ぐ女をにらみつける。
千鳥咲夜:「不要だ──」
千鳥咲夜:「私は光なぞ無くてもいい、血と闇と、この雷霆辻風が似合いの女だからな」
千鳥咲夜:「それに助けもいらん。私は──」
千鳥咲夜:「『助ける側』だ!」きっぱりと宣言し、その誘いを撥ね退ける!
浦中れい子:「まあ───」
浦中れい子:「本当に、頑なな方達だこと。大丈夫」
浦中れい子:「ちゃんと、救ってあげますわ───」
浦中れい子:「『雷』」
浦中れい子:「お前の救いを見せる時だ」

GM:いかづちのジャームの手番。
いかづちのジャーム:マイナーなし。
いかづちのジャーム:メジャー。《コンセントレイト:ブラックドッグ》+《雷の槍》+《魔獣の本能》+《魔獣の衝撃》
いかづちのジャーム:対象は……
いかづちのジャーム:新戸くんにしよう。
新戸克由:ウワッ
いかづちのジャーム:10dx7+26
DoubleCross : (10R10+26[7]) → 10[1,2,2,5,6,6,7,9,10,10]+6[2,3,6,6]+26 → 42

新戸克由:高いな……ダメ元ドッジで行くか。
新戸克由:1dx+1>=42
DoubleCross : (1R10+1[10]>=42) → 4[4]+1 → 5 → 失敗

新戸克由:まあ無理だわな(2回目)
いかづちのジャーム:ダメージ!
いかづちのジャーム:5d10+19
DoubleCross : (5D10+19) → 41[6,8,9,10,8]+19 → 60

いかづちのジャーム:出目すごっ
いかづちのジャーム:諸々有効です。
新戸克由:死!千鳥さんのロイス切って復活だ。
いかづちのジャーム:演出〜

いかづちのジャーム:「……あ、あ」
いかづちのジャーム:「誰を」
いかづちのジャーム:「誰を守ればいい」
浦中れい子:「私を」
浦中れい子:「その為に、穿て」
浦中れい子:すっと新戸克由を指差す。
浦中れい子:「あの幼子が良い」
浦中れい子:「教えてやれ」
いかづちのジャーム:「わか、った」
新戸克由:くい、と中指を立てる。
新戸克由:「やってみろ」
新戸克由:「避雷針だ」
いかづちのジャーム:獣は、ひとつ。大きな咆哮を放つ。
いかづちのジャーム:それとともに、雷が、衝撃となり。新戸克由に襲いかかる。
いかづちのジャーム:「避雷針」
いかづちのジャーム:「それはいい」
いかづちのジャーム:「おれ、も」
いかづちのジャーム:「避雷針だ」
新戸克由:雷鳴。閃光。感覚の瞬間的消失。
新戸克由:それだけだ。口を開けて焦げた内臓の煙を吹く。
新戸克由:「アンタはまだ可愛げがあるな」
新戸克由:「ちゃんと調べてやるよ」

GM:クリンナップ。
GM:えーと、芝さんの行動値が元に戻ります。いかづち浦中は0のまま。
GM:……マイナーで解除すればよかったじゃん?!(忘れてた)
新戸克由:ないぜ!
GM:もうこのままで行きます。
GM:0だよ!
芝石花:ないよー
喜多川未知留:なし
GM:あ、孤高の超人と楔の呪いが解けますね。

GM:で、セットアップ!
喜多川未知留:なし!
新戸克由:なし!麻薬(ヤク)無しでも余裕で先攻できるからなぁ~~~~~!!!!!
ほむらのジャーム:なんもない!
芝石花:加速装置—
芝石花:芝石花の侵蝕率を+2した(侵蝕率:110->112)
いかづちのジャーム:たぶん行動値0で上書きされるのでなにもなし。
浦中れい子:なし。
千鳥咲夜:限界突破
千鳥咲夜:千鳥咲夜の侵蝕率を+3した(侵蝕率:114->117)

GM:では。
浦中れい子:イニシアチブに再び《解放の雫》
浦中れい子:今回はいかづちとれい子のみ。
浦中れい子:達成値+21

GM:そして芝さんのターン。
芝石花:へいへい。
芝石花:マイナー。【ハンドレッドガンズ】。銃を作成
芝石花:メジャーは範囲指定がいかづちれい子で
芝石花:コンボ:インスタレーション:立方群像 【コンセ】【カスタマイズ】【レインフォース】【バリアクラッカー】【ギガンティックモード】
千鳥咲夜:判定しばしお待ちくださいませm(_ _)m
千鳥咲夜:コンボ:風を纏う《援護の風/ウインドブレス》 をその判定に。 判定を+6d+12してくださいませ。
千鳥咲夜:千鳥咲夜の侵蝕率を+4した(侵蝕率:117->121)
芝石花:うけとり!
芝石花:17dx7+20
DoubleCross : (17R10+20[7]) → 10[2,3,3,3,3,4,5,6,6,7,9,9,10,10,10,10,10]+10[1,3,3,3,4,6,9,10]+2[1,2]+20 → 42

浦中れい子:《領域の盾》。いかづちにカバーを行わせます。
新戸克由:〈妖精の手〉要ります?
浦中れい子:リアクションは二体とも不可。
新戸克由:2倍撃ならいらなさそうだな。取り下げましょう
芝石花:ならいいか!
喜多川未知留:フォールンサラマンダー使用。攻撃力+2D。
千鳥咲夜:ひゅー!
新戸克由:[判定時:死神の瞳によりダメージダイス+5D]
喜多川未知留:死神の瞳のダメージ増加は今6Dかな
喜多川未知留:エフェクトレベル上がってるから
GM:ですね
新戸克由:おっと、そうでしたね。じゃあ合計8Dの追加か
芝石花:13d10+15
DoubleCross : (13D10+15) → 77[9,6,9,9,9,1,4,3,5,4,3,9,6]+15 → 92

GM:うわっ
芝石花:こうかな
GM:すごい出目じゃん
芝石花:おお!
芝石花:流石に死んでくれるかな?
いかづちのジャーム:倍で184。流石に耐えられない!
新戸克由:さっすが芝さんですね。
千鳥咲夜:やったー!
いかづちのジャーム:落ちます。
芝石花:わーい!
GM:侵蝕と演出をどうぞ!
芝石花:芝石花の侵蝕率を+16した(侵蝕率:112->128)

千鳥咲夜:「アフォーダンス!」
千鳥咲夜:背後の仲間に短く告げて──
千鳥咲夜:「道を──切り開くっ!」
千鳥咲夜:刀を一閃──
千鳥咲夜:旋風が巻き起こり、アフォーダンスと標的を結ぶ射線上の存在を跡形もなく吹き飛ばし──
オズサイト:「いいね、さっぱり片付いた」両手の指を胸の前で合わせて
オズサイト:「白紙の上はぼくらの独擅場だ。目に物を見せてあげようじゃないか」
オズサイト:「浦中さんとぼくらの趣味は合わないみたいだけど、それなら合わせるのが仕事人だ」
オズサイト:「しっかり伝わるように、実弾をくれてやる」ドローン群がじゃきりと火砲を展開、無数の銃弾を放つ。
新戸克由:そして。
新戸克由:『仕込み』はもう終えている。
芝石花:「……はは!」
芝石花:「ああ、まったく、たまったもんじゃないな」
芝石花:暗い余韻が光と風に晴れていく。澄んだ視界。
芝石花:とても心地いい世界だ。ここは。どんな神が生み出す涅槃よりも。
芝石花:「こんなに格好良く決められちゃ、僕も見栄を張りたくなる」
芝石花:造る銃は、波に洗われたような奇妙な、掻かれた花弁を持つ蓮に覆われている。
浦中れい子:「ッ………『雷』!!」初めて、顔を歪めて。叫ぶ。
芝石花:あとはひとつだけでいい。
芝石花:引鉄を、思い切り。
芝石花:「本当以上の雷をくれてやる」
芝石花:引く。まっすぐなそれが描く線は。
芝石花:なんの光がなくても、たしかに雷であると、
芝石花:そう、信じさせる鮮明な激しさで。
芝石花:抉る。
いかづちのジャーム:「がっっ…!!」
いかづちのジャーム:浦中の前に立ちはだかった獣は、呻く。
いかづちのジャーム:「ああ」
いかづちのジャーム:「雷だ」
いかづちのジャーム:「美しい、な」
いかづちのジャーム:そう呟くと、その肉体が崩壊していく。
GM:後には、何も残らない。
芝石花:「だろ?」にやりと笑う。
芝石花:「合作だからね」
浦中れい子:「…………」
浦中れい子:少なからず、衝撃を受けた顔で。
浦中れい子:「……こんな、こと!」
浦中れい子:「認められない……神以上の、本当など。美しさなど!」
浦中れい子:「いいえ。あなた方は……違う。違うッ!!」

GM:イニシアチブ。喜多川さんの手番へ。
喜多川未知留:マイナーで徹甲弾使用。このメインプロセスで行う攻撃は装甲値を5無視。
喜多川未知留:メジャーでコンボ【輝かしきは帰り道】《コンセントレイト》《小さな塵》《マスヴィジョン》で攻撃。対象はほむらのジャーム。
喜多川未知留:フォールンピストルの効果発動、この攻撃に対するリアクションではC値+1。
喜多川未知留:10dx7+2
DoubleCross : (10R10+2[7]) → 10[2,2,3,3,3,4,6,9,9,10]+10[5,9,10]+3[2,3]+2 → 25

千鳥咲夜:む
GM:妖精等ありますか?
千鳥咲夜:ここはダブルバディムの切り時?
新戸克由:ですかね!
喜多川未知留:いただきたく!
千鳥咲夜:ではバディムを使用。判定に+3してください。
新戸克由:同じくバディムーヴ。これで合計+6ですね。
喜多川未知留:達成値は31!
ほむらのジャーム:では、ドッジします!
ほむらのジャーム:8dx>=31
DoubleCross : (8R10[10]>=31) → 5[1,2,2,3,4,4,5,5] → 5 → 失敗

ほむらのジャーム:こいつ5しか出さねえな…
ほむらのジャーム:命中!
喜多川未知留:42+4d10
DoubleCross : (42+4D10) → 42+16[4,2,9,1] → 58

ほむらのジャーム:そのダメージは…落ちます!
喜多川未知留:喜多川未知留の侵蝕率を+8した(侵蝕率:119->127)
ほむらのジャーム:演出どうぞ!@
千鳥咲夜:やった!
芝石花:わーい
新戸克由:流石ですね。喜多川さん

オズサイト:「さあ、次は君の番だ」
オズサイト:ちかちかと、瞬く光が獣を取り巻く。
ほむらのジャーム:「う……あ……?」
オズサイト:主人の言葉に従わされて、ぼくの幻に眩惑されて、
オズサイト:君については、偉そうなことなど何一つ言えない。
オズサイト:とっくのとうに出遅れて、出来ることなどせいぜい一つ。
喜多川未知留:「幕引きはきっちりと。必ずぼくたちが終わらせる」
喜多川未知留:掴みどころのない、穏やかな幻の中。背後から忍び寄り、頭に銃を突き付けて。
喜多川未知留:音もなく、光もない銃撃に、ただ一言添えて放った。
喜多川未知留:「さようなら」
ほむらのジャーム:「ああ」
ほむらのジャーム:ただ、それだけ呟いて。
ほむらのジャーム:炎はかき消えた。

GM:では新戸くんの手番。
新戸克由:そうですねぇ。うっかり俺が攻撃して逃げられるのもシャクだ。
新戸克由:千鳥さんに任せて待機します。差し支えなければ演出で挑発を挟もうかな。
GM:もちろん構いませんよ!
新戸克由:ではありがたく。

新戸克由:イージーエフェクト:〈ポケットディメンジョン〉+〈機械の声〉
新戸克由:使用。
新戸克由:ぱしゃり。と小さなシャッター音が鳴り、微かにストロボが瞬いた。
新戸克由:「一枚失礼しますよ、技術中尉。」
新戸克由:少年の手には──ディメンジョンポッケから取り出したポラロイドカメラ。
浦中れい子:「……写真を撮るときはその前に断りを入れるものではなくて?」
新戸克由:「まあ、趣味が悪いのは百も承知ですがね。」
新戸克由:「今まで見た中で、一番『活き活きとした表情』が見受けられましたので。」
新戸克由:じぃい、と写真が排出される。
浦中れい子:「……なんですって?」
新戸克由:「『つい』体が動いてしまいました」
新戸克由:載っている映像は。
新戸克由:貴女の見出したであろう救いへ憤る。貴女の形相だ。
新戸克由:浦中れい子。
新戸克由:「良く撮れてたらいいんですがね。」
浦中れい子:「……酷い、侮辱だ」
浦中れい子:「お前を、まず殺す」
新戸克由:「やってみろ」
新戸克由:「先に始めたのはアンタだ」

GM:では、千鳥さんの手番。
千鳥咲夜:はい、では。
千鳥咲夜:イニシアチブでフルインストール
千鳥咲夜:マイナーで聖剣効果起動。メジャー前にリミットリリース。さらに自分に援護の風&ウインドブレス!
千鳥咲夜:浦中れい子のロイスをタイタス昇華。cr-1
喜多川未知留:《ダンシングライト》使用。咲夜ちゃんの判定に+5D。
喜多川未知留:喜多川未知留の侵蝕率を+3した(侵蝕率:127->130)
千鳥咲夜:メジャー、一閃&コンセ! エンゲージしてc3砲でぶん殴ります!

[浦中(0)、千鳥(4)]
       |10m
     [芝(17)]-5m-[新戸(8)]
       |10m
    [喜多川(12)]

新戸克由:殺っちまえ。
千鳥咲夜:千鳥咲夜の侵蝕率を+19した(侵蝕率:121->140)
GM:妨害手段はなし。
GM:どうぞ。
千鳥咲夜:支援も頂けましたので、32dx3+14にてぶん殴ります。
千鳥咲夜:32dx3+14 単体白兵
DoubleCross : (32R10+14[3]) → 10[1,1,1,1,1,2,2,2,3,3,3,4,4,4,4,5,5,6,6,7,7,7,7,7,8,8,8,9,9,9,10,10]+10[1,1,2,2,3,3,4,4,4,4,5,6,6,7,7,7,8,9,9,9,9,10,10,10]+10[3,4,4,4,4,4,5,5,5,6,6,8,8,9,9,9,9,9,10,10]+10[1,2,2,2,3,3,4,5,5,6,6,6,6,7,8,8,9,9,9,10]+10[1,1,2,2,2,2,2,2,3,5,6,7,7,8,10,10]+10[2,3,3,5,5,7,8,9]+10[4,4,6,7,7,8,10]+10[1,2,2,3,3,5,7]+10[1,4,5,9]+10[4,5,6]+10[5,6,9]+10[2,3,5]+10[8,10]+10[2,3]+10[9]+2[2]+14 → 166

新戸克由:〈妖精の手〉。
新戸克由:再回転しな!
GM:160からかな?
新戸克由:侵蝕131へ!
GM:いや、えーと
芝石花:なんかいっぱいあってすごい
喜多川未知留:すごいねえ
GM:うん、14ひいて152で
新戸克由:すごいですねぇ。
GM:2を10にするから160からだ
GM:あ、160に+14か
GM:174!
千鳥咲夜:1dx3+174 妖精ぱわー(`・ω・´)
DoubleCross : (1R10+174[3]) → 10[7]+10[4]+10[4]+10[10]+10[5]+10[7]+10[8]+2[2]+174 → 246

GM:ひいん
GM:で、リアクションですが
GM:悪魔の影の効果はおそらく芝さんの攻撃の対象になったとき
GM:つまり、リアクション不可の状態で、カバーリングをさせたので
新戸克由:いまは無理だぜ。
GM:効果は切れてると考えます。
GM:攻撃の命中まで、ではなく次の攻撃にリアクションを行えない、でしたので
千鳥咲夜:なるほど
新戸克由:了解です!ということは死神バフだけかな?
GM:ですね。
GM:というわけで一応ドッジを試みます
浦中れい子:《リフレックス:ソラリス》+《命の盾》+《領域調整》
浦中れい子:16dx7+12>=246
DoubleCross : (16R10+12[7]>=246) → 10[1,2,3,4,4,4,5,6,6,7,7,7,10,10,10,10]+10[2,3,7,8,9,9,10]+10[6,6,7,7,9]+5[2,5,5]+12 → 47 → 失敗

GM:命中!ダメージをどうぞ!
千鳥咲夜:25d10+18 装甲ガード有効
DoubleCross : (25D10+18) → 149[10,8,8,8,5,10,8,8,2,7,4,6,8,7,3,5,3,6,5,7,8,2,4,5,2]+18 → 167

浦中れい子:そのダメージ
浦中れい子:一度、戦闘不能になります。
浦中れい子:《アクアウィターエ》
浦中れい子:復活します。
芝石花:やっぱあるよねー
千鳥咲夜:ですよね。
新戸克由:往生際が悪いようで。
千鳥咲夜:まあしかし折角ですので必殺技ムーブいいですか?w
GM:演出をどうぞ!
GM:それはもちろん!

千鳥咲夜: 
千鳥咲夜:「招──雷っ!」
千鳥咲夜:ズガガガガガガ──
千鳥咲夜:少女が掌をかざすと同時、紫霄より一条の雷火が飛来する。
千鳥咲夜:それはその身体を焼くことなく、護るように全身を包み──
千鳥咲夜:「──征くぞ」
千鳥咲夜:赫奕──相対する存在を無慈悲に照らす、太陽の如き輝きを発する。
千鳥咲夜:ダンッ!
千鳥咲夜:大地を蹴り、少女が高く──高く宙へと舞い上がる。
千鳥咲夜:至るは星灯煌めく紫霄。
千鳥咲夜:月を背に遥かな高みより、地上にある敵を睥睨し──
千鳥咲夜:「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!」
千鳥咲夜:気合一閃。
千鳥咲夜:手にした雷霆辻風がさらなる輝きを放ち、空間を電光が荒れ狂う。
喜多川未知留:そう。あたかも夜空の下の如く。
喜多川未知留:彼女の──夜を裂く者の舞台が誂えられている。
喜多川未知留:だから、そこに逃げ場は無い。雷鳴轟くこの場において。
喜多川未知留:浦中れい子の目に、動く余地は一歩たりとも映らない。
喜多川未知留:天に雷鳴、地に奈落。残されたのはたったそれだけ。
千鳥咲夜:そして──
千鳥咲夜:「『落とせ』コレクター!」
千鳥咲夜:意図を汲めと、少年へと声を飛ばす!
新戸克由:「やれやれ──アドリブなんざ普段は蹴るんだが。」
新戸克由:「今夜ばかりは大盤振る舞いと行こう」
新戸克由:親指を噛み切り、精製した魔眼へ血を零す。
新戸克由:活動限界まで枯渇させている、『理想』のオルクス体内因子と共に。
新戸克由:「『理想』を紡げ。」
浦中れい子:「理想……理想だと!」
浦中れい子:「お前のもとに、理想などない!」
新戸克由:放たれた紅の魔眼が──雷鳴を携えた少女へ浸透し。
新戸克由:貴女の『理想』の落下軌道で──重力負荷を掛けていく!
千鳥咲夜:グンッ──
千鳥咲夜蒐集(:)者コレクター──新戸克由の力によって、その身体に『重さ』が加わり、標的──浦中れい子に向かって『落下』する。
千鳥咲夜:ゴウッ──
千鳥咲夜:身に纏わせた風を後方へと噴出し、更なる加速。
千鳥咲夜:黒い髪と黒い服をたなびかせ、雷を迸らせた刀身を、大上段に振りかざし──。
芝石花:「理想の姿、理想の未来」
芝石花:「そういうお伽話ファンタジーを忘れてしまうのは、ひどく悲しいな。技術中尉」
芝石花:「でもね、いつだってそれはこんなふうに、眩しく降り注いでしまう」
芝石花:「美しさには抗えない」
芝石花:「僕らの描いた理想の美しさに、敗れてくれ」
千鳥咲夜:「雷霆辻風──」
千鳥咲夜:其は、『雷を斬る』と伝えられた太刀。
千鳥咲夜:否──
千鳥咲夜:其は──『神と成り斬る』太刀!
千鳥咲夜:快楽に興じた女の眼前へと迫り──
千鳥咲夜:「稲妻──重力落としぃぃぃぃぃっ!」
千鳥咲夜:かみなりよ、おちろ──
千鳥咲夜:極限まで加速されたその身体ごと、雷そのものと成った刃を叩きつける!
千鳥咲夜:ドゴォォォォォォォォォォォン──
千鳥咲夜:衝撃で、大気が切り裂かれる。
千鳥咲夜:その一撃は強大無比のエネルギーを以て、巨大な痕跡クレーターを大地に刻み込み──
浦中れい子:「…げほっ、が、ふ……!」
浦中れい子:血を吐き、よろよろと立ち上がる。
千鳥咲夜:立ち上がってきたのを当たり前のように、残心。
千鳥咲夜:刃の切っ先は、そちらへ向けたまま──
浦中れい子:「この……私に、美しさを、説くのか……醜き、ものども……!」
千鳥咲夜:「美しさなど私には判らん。だが──」
千鳥咲夜:「おまえの様はひどく『醜く』思えるぞ、浦中れい子技術中尉」
浦中れい子:「もはや、交渉の必要なし。契約の必要なし」
浦中れい子:「ひとりずつ、後悔させながら───神に近づくことなく、死ぬが良い」
千鳥咲夜:「こちらは最初に告げたぞ」
千鳥咲夜:「おまえから──『奪い』に来たのだとな!」
浦中れい子:「こちらの慈悲を、厚顔に踏みにじりながら」
浦中れい子:「ふてぶてしいっ!!頭を垂れよ!」

GM:浦中の手番。
浦中れい子:エンゲージが見事にバラバラだ……
浦中れい子:そうだ、今度は忘れない!マイナーで停滞領域を解除!
浦中れい子:あんまり意味ないけど……
浦中れい子:メジャー。《コンセントレイト:ソラリス》+《絶対の恐怖》+《神の御言葉》+《領域調整》で新戸くんに攻撃。
芝石花:子供をいじめないで
新戸克由:やぁ、人気者ですね。
浦中れい子:侮辱された礼はする。
浦中れい子:16dx7+33
DoubleCross : (16R10+33[7]) → 10[2,2,3,4,4,4,5,5,6,6,6,7,8,8,9,9]+10[4,5,8,9,10]+10[1,2,10]+10[9]+10[10]+6[6]+33 → 89

浦中れい子:怒りの89
新戸克由:まあ、ドッジしてみましょうか……
新戸克由:5dx+1=>89
DoubleCross : (5R10+1[10]>=89) → 8[4,5,7,8,8]+1 → 9 → 失敗

芝石花:キレすぎでしょ
新戸克由:まぁ無理だわな!(3回目)
浦中れい子:9d10+42 装甲無視
DoubleCross : (9D10+42) → 53[4,1,8,9,1,6,8,7,9]+42 → 95

浦中れい子:8回死ぬが良い!
浦中れい子:(死ぬのは1回です)
新戸克由:はい死!ウーン……
新戸克由:すまねえ白角さん!貴方のタイタスカットで復活だ!
白角来栖:いいよー

浦中れい子:「子供」
浦中れい子:静かに、告げる。
浦中れい子:「お前はふしあわせだ。美しさを誤り、信ずるものを誤る」
浦中れい子:「だからこそ、置いていかれる。まわりには、誰もいなくなる」
浦中れい子:呪いを、紡ぐ。
浦中れい子:「お前の内側から、腐った理想がお前を食い荒らしていくのが見えるぞ」
浦中れい子:「なにものにもなれず、死ね」
新戸克由:──まあ、それも事実だろうとは思う。
新戸克由:俺が頑張ってる理由なんて、他の人から見てもあんまり褒められたものじゃない。
新戸克由:冷凍保存した理想の欠片/蒐集室も、何時まで維持できるやら。
新戸克由:でもな。
新戸克由:「俺は独りじゃあないよ」
新戸克由:「必ず俺を止めてくれるひとがいるから。俺はここに居るんだ」
新戸克由:「鏡を見て来いよ、耄碌ババア」
新戸克由:「全部お前の事だぜ?」
浦中れい子:「、」
浦中れい子:息をするのを忘れて。
浦中れい子:それでも
浦中れい子:「………わたしは」
浦中れい子:「わたしは、ただしい」
新戸克由:「──そうかい」
新戸克由:「貫いたまま死ねるといいな」

GM:クリンナップ。
GM:芝さんの行動値が9に戻ります。
新戸克由:待ちな!
GM:あっ!
GM:待機してた!
GM:新戸くんの手番!
千鳥咲夜:新戸くんの手番!
新戸克由:待機中手番があるぜ!(シュッシュッ)
GM:失礼しました。手番をどうぞ!
新戸克由:マイナーはなし!
新戸克由:メジャー!必ず当てるという決意で行く。
新戸克由:そのためにコンボはケチる!死神の瞳3悪魔の影の二つ!/コンボ:崩壊の宣告
新戸克由:対象は技術中尉!
GM:カモン!
新戸克由:死神の瞳4悪魔の影でしたな。判定!
新戸克由:8dx+5
DoubleCross : (8R10+5[10]) → 9[1,4,4,6,8,8,9,9]+5 → 14

浦中れい子:ふっ!その程度の達成値…
新戸克由:判定直後にYEロイスの日馬支部長のロイスをタイタス化し、カラーロイス効果起動。
新戸克由:リアクション達成値を問答無用で0にします。
浦中れい子:なっ何ぃ〜〜〜〜!!
芝石花:食らいなーーーー!
浦中れい子:じゃあこのひとは
浦中れい子:まあなんか普通に《リフレックス:ソラリス》+《命の盾》+《領域調整》でドッジしますが
浦中れい子:達成値は0になります。
浦中れい子:なりました。
新戸克由:やったぜ!
新戸克由:次の攻撃対象になった際リアクション不可、被攻撃時ダメージダイス+6状態を進呈します。
GM:いただきます…
新戸克由:どこへも行けぬままに死ね。
GM:きゅーん…
GM:侵蝕加算と演出をどうぞー
新戸克由:侵蝕は139へ!節約しまくってこれか……

新戸克由:──ボロボロのシャボン玉溶液へ、ストローを突っ込む。
新戸克由:「技術中尉。」
新戸克由:「──俺はね。こう見えてもしあわせものなんだ。」
新戸克由:「美しく思えないものを美しいものとして尊べるし、」
新戸克由:「信じたことを受け止めてくれる、優しい人たちがいる。」
新戸克由:「置いていかれた事もあるが、それでやりたいことを見つけた。」
新戸克由:「一人でもいいと鬱陶しがっても、心配されて目を付けられる」
新戸克由:「壊れた理想を抱えていても、それを安心して抱えていける」
新戸克由:「誰が何と言おうが」
新戸克由:「俺は新戸克由だ」
新戸克由:ストローを咥えて、吹き込む。
新戸克由:俺が見た理想の人スワローテイルを。
浦中れい子:言の葉が、出てこない。
浦中れい子:言葉を、呪いを操るのはわたしのはずなのに。
浦中れい子:なのに、今、わたしは動けない。
浦中れい子:片目から雫が滴る。
新戸克由:優雅に羽ばたく七色のアゲハ蝶は。緩やかに貴女へと向かい。
浦中れい子:「私は───私は」
浦中れい子:その、七色の理想に
浦中れい子:目を奪われる。
新戸克由:その涙をも──優しく包み込み。
新戸克由:弾けて/魔眼を
新戸克由:消えた。/浸透させた。
浦中れい子:茫漠と佇む。
浦中れい子:遠くの何かを。届かない何かを。探すように。
浦中れい子:出口を。解放を。望むように。

GM:では改めてクリンナップ。
GM:行動値がもとに戻って
GM:それで再びセットアップです
喜多川未知留:なし
GM:エネミー側からはなにもありませんので、適当に宣言していただければ。
新戸克由:なし。もうヘトヘトだ
千鳥咲夜:ありません
芝石花:なし。どうせれい子さんよりは速い

GM:OK。では、喜多川さんの手番。
喜多川未知留:待機します。とどめは芝さんに任せる。
芝石花:任された。
GM:では芝さんの手番!
芝石花:マイナー。【ハンドレッドガンズ】。銃を作成します。
芝石花:コンボ:インスタレーション:平方塑像 【コンセ】【カスタマイズ】【レインフォース】
GM:支援などあれば。
喜多川未知留:まだなし
新戸克由:このタイミングはないぜ。
GM:OK,ではどうぞです
千鳥咲夜:こちらもこの時点ではなしで
芝石花:11dx7+8
DoubleCross : (11R10+8[7]) → 10[1,3,4,4,5,6,6,8,8,8,9]+10[2,5,6,7]+10[8]+10[10]+1[1]+8 → 49

GM:高くない?
千鳥咲夜:バディム!
芝石花:よしよし
新戸克由:任せな。
GM:ダメージが上がる!
喜多川未知留:最後のフォールンサラマンダー使用。芝さんの攻撃力+2D。
千鳥咲夜:+3してくださいませ
新戸克由:達成値に+3!
浦中れい子:リア不につき。
浦中れい子:ダメージをどうぞ。
新戸克由:[判定時:死神の瞳によりダメージダイス+6D]
芝石花:たっせいが55か
芝石花:52か
新戸克由:更に外部バフが+8Dですな。
GM:14D…!
芝石花:14D+15
DoubleCross : (14D6+15) → 44[2,4,1,3,1,3,3,5,4,6,5,1,2,4]+15 → 59

GM:あ、六面!
GM:振り直しをどうぞ
芝石花:14D10+15
DoubleCross : (14D10+15) → 82[6,2,3,6,7,1,5,4,10,10,9,5,5,9]+15 → 97

芝石花:こっちね
GM:ヒン
芝石花:さすがに死んでくれるよな!
新戸克由:こっちもカンバンですぜ。
浦中れい子:跡形もなく蒸発します。《アクアウィターエ》は侵蝕上昇合わせてレベル5でした。
浦中れい子:これ以上の復活はありません。
芝石花:ひとつ演出での提案とお願いなんですが。
GM:はいはい
芝石花:移動はしてないですが、演出上れい子さんのところに来て、撃ちたいです
芝石花:無抵抗なはずなので。
GM:いいですよ!
GM:とどめだしね
芝石花:ありがとうございます!
GM:好きに演出してください。あ、最後の侵蝕上昇も忘れずに!
芝石花:先に侵蝕から!
芝石花:芝石花の侵蝕率を+9した(侵蝕率:128->137)

芝石花:銃を生成する。それはいつもより小型の、ピストル程度の大きさのもの。
芝石花:普段ならば腕と融合しているそれを、切り離し、「ただの銃」にする。
芝石花:もちろん、その姿は奇妙なものだ。
芝石花:結晶化した花のような、あるいは機械の指のような。
芝石花:「……僕で良かった」
芝石花:女の元へ歩み寄る。
芝石花:「こればかりは、彼らには任せたくないから」誰にも聞こえないように呟く。
芝石花:銃口が奇妙に、花開くように変形する。
芝石花:「美しくないと、思ってください」
芝石花:「あなたは他の誰でもない、醜い男に奪われる」
芝石花:「せめてそのことを呪うくらいの、慰めくらいは」
芝石花:「僕にでも与えられる」
芝石花:異形の銃口を、女の眉間に押し付ける。
芝石花:一発。
芝石花:それだけで、呆気なく女は倒れる。
浦中れい子:倒れた女から、生命のすべてが失われていく。
浦中れい子:無理やりにつなぎとめていた肉体は、ほんの数瞬の間に風化して。
浦中れい子:後には
浦中れい子:彼女が縋った、「鍵」だけが、遺った。
GM:クライマックス終了。

クライマックス2:ふたりをつなぐヒカリ

GM:登場侵蝕はなし。全員登場状態から始まります。

GM:君たちの前には、鍵が残された。
GM:これで、『扉』を呼び出すことができる。
喜多川未知留:こつこつと靴音を立てて、彼女がいた場所へ歩いてゆく。
新戸克由:疲労した様子で高架下の壁にもたれている。
芝石花:銃を鉄砂に戻して、収める。
千鳥咲夜:雷霆辻風は、まだ収めてはいない。
千鳥咲夜:近づいてくる彼女の足音を聞きながら、『それ』の前に立っている。
喜多川未知留:「……お疲れ様」
喜多川未知留:誰に聞こえるともしれない、小さな声を追い越し際に述べて。
喜多川未知留:「さて、それでは大詰めと行こうか」その手に、鍵を取る。
新戸克由:やがて背を戻し、3人の元へ歩んでいく。
芝石花:「あのときと同じ話になるなら、やっぱり君は聞きやしないんだろうな」
新戸克由:「本当なら俺がやりたかったんですが」肩をすくめる。
新戸克由:「流石に見えてる自殺をする度胸はないですね。」
新戸克由:「プロ失格だな」
芝石花:「偉い偉い」
芝石花:「そんなプロなんてすぐにやめてしまえ、というところだな」
新戸克由:「やれやれ」「芝さんも。手間を掛けさせました」
芝石花:「どういたしまして」軽く言う。
新戸克由:最後に撮った『もう一枚の写真』と共に、カメラをディメンジョンポッケへと放り込む。
千鳥咲夜:「………………」じっと、鍵と、鍵を持つ女を見て──
千鳥咲夜:「大丈夫、と言っていたな?」
千鳥咲夜:「根拠は──聞かせてもらえるのか?」
喜多川未知留:「ぼくは目には自信がある。それぐらいしか取り柄がないと言えばそうだけど」
千鳥咲夜:「目?」
新戸克由:「詳しく聞いてみたいですな」
芝石花:視線を投げる。
喜多川未知留:「二度観測した。きみが恐るべきものを斬るところを」
喜多川未知留:「それ以上のデータは、きみの支部から持ち出すことは出来なかったけどね」機密性としても、設備状態にしても。
喜多川未知留:「でも、十分見せてもらったよ。ぼくにとってはそれで十分」
千鳥咲夜:その言葉に、己の手にした刃に目を落とす。
千鳥咲夜:「これで──断ち切れ、と?」
喜多川未知留:「出来るとも」何の心配もなく、この身を預けられる。
喜多川未知留:「きみはぼくの英雄ヒーローだからね」
千鳥咲夜:その笑顔と言葉に──
千鳥咲夜:深く、息を吐く。
千鳥咲夜:嘆息ではない。
千鳥咲夜:言葉と想いを、しかと受け止めるために。
千鳥咲夜:そして──
千鳥咲夜:「私は──」
千鳥咲夜:「私は『どうしても』と言う言葉が好きじゃない」
千鳥咲夜:と、あの時否定した言葉を告げる。
千鳥咲夜:しかと、喜多川未知留の目を見て。
千鳥咲夜:「覚悟を決めなければならない時はある、それは前にも言ったとおりだ」
千鳥咲夜:「大なり小なり、犠牲を伴うことはある。戦っているのだから、あたりまえだ。だが──」
千鳥咲夜:「それでも、私はその判断の時に『どうしても』という言葉を使いたくないし、使ってほしくない」
千鳥咲夜:一旦、言葉を区切り。先を言うべきかどうかを逡巡する。
千鳥咲夜:が──
千鳥咲夜:「『どうしても』は、ともすれば人を縛るまじない言葉だ」
千鳥咲夜:「そうせねば、そうしなければと、人を縛りつける」
千鳥咲夜:「言う者にとっても、聞く者にとっても、な」
千鳥咲夜:一瞬だけ視線を、コレクターへと移す。
新戸克由:「耳が痛い言葉だ」軽い苦笑いを浮かべる。
千鳥咲夜:そして再び、喜多川未知留へと視線を戻し。
千鳥咲夜:「私たちには、成したい使命がある、叶えたい想いがある。だがそれは──」
千鳥咲夜:「何を犠牲にしてもいい──そういう訳ではないはずだ」
喜多川未知留:静かに目と耳を向けて、その言葉を受け止めている。
喜多川未知留:返す視線に込められたのは、信頼。
千鳥咲夜:提示してくれた材料は、それを行うに十分な理由になるだろう。
千鳥咲夜:寄せられた信頼も、決して不快な訳ではない。しかし──
千鳥咲夜:「難しいな、気持ちを言葉とするのは、やはり──」
千鳥咲夜:それでもなお──躊躇いが、心にある。
芝石花:「君は言葉を尽くしているよ」
芝石花:「なあ、喜多川さん」
喜多川未知留:「真面目で良い子だよね、本当に」くすりと微笑んで。
喜多川未知留:「一生懸命な頑張り屋さんだ」
新戸克由:「ええ。」
新戸克由:「向けられるのが俺じゃなくて良かったですよ」
千鳥咲夜:ロイス 聡明な女性【オズサイト・喜多川未知留@◯信頼に応えたい/この人もまた、失いたくない】 に変更。
千鳥咲夜:「言葉遊びかもしれんが──」そして意を決し
千鳥咲夜:「私は──私たちは『どうしても』に依って『コレ』をするのではない」
千鳥咲夜:「『成したい使命、叶えたい想い』──そして信頼に応えるがために、『コレ』を行いたい」
千鳥咲夜:「未知留も──そうしてくれれば嬉しいと、私は思う」
千鳥咲夜:真摯な──それでいて縋るような目。
千鳥咲夜:『どうしても』の結果としてではなく
千鳥咲夜:叶えるために、応えるために、これを行うのだ、と。
喜多川未知留:「ふふ、本当に真面目」
喜多川未知留:「だから君の事を好きだし、支えたいとも頼りたいとも思うんだ」
喜多川未知留:「ぼくは、鷺谷くんたちを助けたい」
喜多川未知留:「仕事でも、使命でもない。ぼくはエゴイストだからね」
喜多川未知留:「手を貸してもらえるかな?咲夜ちゃん」
千鳥咲夜:「ああ──」表情は変わらず仏頂面。しかし──
千鳥咲夜:「私も──鷺谷を助けたいと思う未知留を、助けたいと思う」
千鳥咲夜:手を引き、迷いを取り除いてくれた。であれば──
千鳥咲夜:あとはこの人の願いを叶えるために、自身が全力をふるう番だ。
喜多川未知留:「──ありがとう」
喜多川未知留:恩人:千鳥咲夜/P慈愛○:N羞恥→ヒーロー:千鳥咲夜/P憧憬○:N罪悪感 Sロイスに指定。
千鳥咲夜:「こちらこそ──だ」
喜多川未知留:『グレンゼ』との契約を願います。
GM:では、Eロイス:愚者の契約によって───
GM:喜多川さんからエンジェルハィロゥの能力が失われます。
GM:現れた扉は腕輪となって、喜多川未知留の腕に収まる。
GM:そして、君の頭の中に、情報が流れ込んでくる。
GM:『扉』を扱うために必要な情報も。『聖域』の中の構造も。必要なアーティファクトにアクセスする方法も。
GM:侵蝕、4d10を支払うことで、聖域にアクセス、及びアーティファクトをひとつ扱うことができます。
喜多川未知留:視界がぼやけてゆく。日常レベルで依存した、光学操作の異能の損失。
喜多川未知留:代わりに入り込んでくる、"神"と通ずるための権能。
喜多川未知留:それを手にすることで、自分がどれだけのものを得られるか。
喜多川未知留:「ふふ、本当に凄いなあ」
喜多川未知留:喜多川未知留の侵蝕率を+18(4d10->8,2,6,2)した(侵蝕率:130->148)
喜多川未知留:「こんなもの。一つだって、ぼくには要らないや」
喜多川未知留:「"お家がいちばん"。魔法使いとしては癪に障るけどね」
喜多川未知留:"黄金の夢"の管理者権限を掌握。機能を停止します。
GM:オーケー。これにより、Eロイス:予告された終焉は無効化し
GM:『結晶病』の全ての患者が治癒します。
新戸克由:「……止められそうですか、喜多川さん?」
喜多川未知留:「うん。そうだね」
喜多川未知留:「神様にでもなった気分。というのは悪趣味かな」
芝石花:「そりゃ退屈だな」
新戸克由:「……そうですか。」
新戸克由:「良かった」
千鳥咲夜:「ならばあとは──」きっと、扉を睨みつける。喜多川未知留の力を奪った、扉を。
芝石花:「僕からも、頼むよ」
芝石花:「この頑固者の魔法使いに、ハッピーエンドを見せてやらなきゃだ」
新戸克由:「できるサポートはしましょう」
新戸克由:僅かに残った血と因子を魔眼へ塗り込む。
喜多川未知留:「今の眼鏡、伊達なんだよねえ」
喜多川未知留:「みんなの格好良いところ、生で見られないのが残念だよ」
新戸克由:「風景画で良ければ今度お見せしますよ、喜多川さん」
千鳥咲夜:じゃあこちらの判定でしょうか?
GM:はい。
GM:雷霆辻風を使用した上で、白兵達成値30を出していただければ。
GM:エフェクトも使用可能です。
千鳥咲夜:うす、では。
千鳥咲夜:コンボ:風を纏う《援護の風/ウインドブレス》を自分にしてから、コンボ:基本の一撃《コンセ/一閃》を使用します。
千鳥咲夜:千鳥咲夜の侵蝕率を+4した(侵蝕率:140->144)
喜多川未知留:フォールンスプライト使用。咲夜ちゃんの判定に+3D。
千鳥咲夜:ありがたい。
新戸克由:バディムと妖精の手を構えておきます。
新戸克由:やりたいようにやってくれ。
千鳥咲夜:ちきちきちーんと、19dx7+14 ですね。
千鳥咲夜:判定します!
千鳥咲夜:19dx7+14 ちりゃぁ!
DoubleCross : (19R10+14[7]) → 10[1,1,2,2,3,4,4,5,5,5,6,6,6,7,8,9,10,10,10]+10[1,1,3,5,5,9]+10[10]+2[2]+14 → 46

GM:では、
千鳥咲夜:千鳥咲夜の侵蝕率を+4した(侵蝕率:144->148)
GM:アーティファクト『グレンゼ』の破壊、及び契約解除に成功します。
千鳥咲夜:朧気な視界で扉の前に立つ喜多川未知留を──
千鳥咲夜:ぎゅっ──
千鳥咲夜:左腕で隣にひきよせるようにして抱き支える。
喜多川未知留:「ん……」
千鳥咲夜:そして──
千鳥咲夜:「──返してもらうぞ」
千鳥咲夜:雷霆辻風を、逆手に持ち替え後ろへと引き絞る。
千鳥咲夜:奪うためではなく
千鳥咲夜:取り戻す──ために!
千鳥咲夜:刀身が、雷と風を纏う。
千鳥咲夜:ギリギリギリギリ──
千鳥咲夜:風雷に暴れるそれを抑え込み、扉の中心へと狙いを定め──
千鳥咲夜:「それ未知留未知留に必要だ!」
千鳥咲夜:ドンっ!
千鳥咲夜:全力で、雷霆辻風を扉めがけて投擲する!
GM:ピン───
GM:そう、澄んだ音がして。
GM:『かみ』の権能は、
GM:そのちからをソラへ還した。
喜多川未知留:「──ああ
喜多川未知留:何もかも、立ちふさがるものを一掃する刃に。
喜多川未知留:闇夜が綺麗に引き裂かれて、その一振りに空気が澄んで。
喜多川未知留:     よく見えるよ、咲夜ちゃん」

バックトラック

GM:今回のEロイス

黄金の夢
・予告された終焉

グレンゼ
・愚者の契約

浦中れい子
・孤高の超人
・楔の呪い
・唯我独尊

ほむらのジャーム
・怯えのまなざし

※楔の呪いは2個分
計7個

GM:以上、振りたい人は振ると良い!
喜多川未知留:もちろん振るよ
千鳥咲夜:7D!
新戸克由:振らないやつは自殺志願者(残ロイス2)
千鳥咲夜:全部いただきます。
喜多川未知留:148-7d10
DoubleCross : (148-7D10) → 148-29[1,3,9,3,10,2,1] → 119

新戸克由:振るぜ振るぜ!
千鳥咲夜:148-7d10
DoubleCross : (148-7D10) → 148-40[10,2,7,5,3,9,4] → 108

新戸克由:139-7d10
DoubleCross : (139-7D10) → 139-59[8,10,10,10,4,10,7] → 80

芝石花:137-7d10
DoubleCross : (137-7D10) → 137-41[9,4,1,6,7,5,9] → 96

GM:新戸くんすごいな?!
新戸克由:やれやれ。一番の懸念は抜けましたな
千鳥咲夜:すごいな新戸くんw
芝石花:若さ
千鳥咲夜:未知留さんがちょっと怖いところに
喜多川未知留:倍で
喜多川未知留:119-10d10
DoubleCross : (119-10D10) → 119-58[9,5,2,6,7,5,7,1,9,7] → 61

芝石花:いぇいいぇい
喜多川未知留:3点で帰還!
芝石花:96-4d10
DoubleCross : (96-4D10) → 96-24[9,3,2,10] → 72

芝石花:うぉううぉう
千鳥咲夜:怖いのでメモリーを使って-10 98に
千鳥咲夜:で、等倍
新戸克由:まあ帰還確ですし、2個で素振りしますか。
千鳥咲夜:98-3d10
DoubleCross : (98-3D10) → 98-21[3,9,9] → 77

新戸克由:80-2d10
DoubleCross : (80-2D10) → 80-6[1,5] → 74

新戸克由:完璧。5点!
千鳥咲夜:ともあれ5点で帰還しました。
GM:全員帰還!おめでとうございます!
GM:経験点も配布しましょう。
GM:シナリオクリアで7点、Eロイス7点
GM:いつもの5点
GM:計19点に
GM:侵蝕経験点とSロイス点を足したのが今回の経験点になります。
喜多川未知留:Sロイスの5点も加えて27点いただきます
新戸克由:合わせて24点!
新戸克由:経験点はおいしいね
芝石花:ん、計算を忘れた
千鳥咲夜:24点をありがたく。
GM:芝さんも24点ですね
GM:GMは34点!
新戸克由:俺と同じ計算式ですな。
芝石花:あ、先にすいませんありがとうございます
芝石花:なぜか卓中は数字が数えられなくなる
新戸克由:19+侵蝕点ボーナスで5!
新戸克由:分かりがありますね……
GM:あるある
GM:では、バックトラック終了!

エンディング1:新戸克由

GM:『結晶病』事件は無事の解決を見た。
GM:後に残った諸々の片付けを終え───
白角来栖:「つか、れた………」
白角来栖:リクライニングチェアでぐったりしている。
新戸克由:「もうテコでも動かん……」
新戸克由:その横で、テーブルに突っ伏してしている。
新戸克由:傍らには小さなポラロイドカメラ。
新戸克由:「結晶病治療の方、どんな感じでした?」
新戸克由:くりん、と顔だけ包帯塗れの青年へ向く。
白角来栖:「うん、結晶化してた、組織が、逆回しするみたいに」
白角来栖:「元の、細胞に、戻って行った。アーティファクトって、変なものだね…」
白角来栖:「そのあと、検査で異常が、ないことを確認して、それで終わり」
新戸克由:「そりゃあ凄い。その時の光景もちょっと気になりますが……」
新戸克由:「ま、贅沢は良くないか。ナントカなったようで何よりですよ」
白角来栖:「そっち、こそ」
白角来栖:「無事、帰って来てくれて、良かった」
白角来栖:「……かなり、危なかったって、聞いたよ?」
新戸克由:「返す言葉もありません。流石に今回は大分無茶をしましたよ」
新戸克由:くりん、とうつ伏せに戻る。
新戸克由:「石にかじりついても帰還すると決めちゃあいましたが、」
新戸克由:「……今回級の無茶は、3度と御免ですな」
白角来栖:「…新戸くんが、そこまで言う、のは…相当、だね」
新戸克由:「いや全く。」ゆるゆると体を起こし。
新戸克由:「白角さんや……先生を。悲しませる結果にならなくて良かったですよ」
新戸克由:くい、と紅茶を啜る。
白角来栖:「…………ん」
白角来栖:「君は、まだ、全然、未来があるんだから」
白角来栖:「あまり、削らないで、ね」
新戸克由:「ええ。20代後半になってぶっ倒れるのも御免ですからね」
白角来栖:「……長生き、するんだよ」
新戸克由:「ええ」「山ほど言われた言葉だ」
新戸克由:「有難い事ですよ──本当に。」
新戸克由:傍らのポラロイドカメラを指でつつく。
新戸克由:イージーエフェクト:〈機械の声〉
新戸克由:使用。
新戸克由:あの時に写していた──もう一枚の写真が、現像を始めた。
新戸克由:芸術:写真撮影で出来具合を判定します。
新戸克由:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[1,6,8] → 8

新戸克由:ラスト〈妖精の手〉。
新戸克由:1dx+10
DoubleCross : (1R10+10[10]) → 8[8]+10 → 18

新戸克由:「──あの時は遠隔操作でやってましたが。」
新戸克由:「上手く写ってよかった。流石にアレを写真資料にするのは気が引ける」
新戸克由:印刷された写真には。
新戸克由:静かに涙を流す浦中れい子の周囲を、透けたアゲハ蝶が舞っている。
新戸克由:(一番『美しかった』写真を残してやるよ、技術中尉)
新戸克由:(それが俺/蒐集:者の美学だからな)
新戸克由:上手く写った写真を手に取り。
新戸克由:ディメンジョンポッケに放り込んだ。

エンディング2:芝石花

GM:第四支部・病室。
鷺谷諒:すっかり右腕も元に戻り、帰り支度をしている。
芝石花:今度はきちんとノックする。
鷺谷諒:「はーい」
芝石花:「サボりにきました」
鷺谷諒:「おっ、芝さん」
鷺谷諒:「こっちはもう治っちゃったけど。サボり場所減ったな」
芝石花:「それは大丈夫。いろいろ場所は持ってるし」
芝石花:「もう退院……いや、言い方がわからないな」
芝石花:「とにかく、おめでとう」
鷺谷諒:「ありがとう」
芝石花:小さな花束を後ろ手から取り出す。
芝石花:「はい。快気祝い」
鷺谷諒:「うわ」
鷺谷諒:「なんか……照れるな…」
鷺谷諒:「ありがと」
鷺谷諒:両手で受け取る。
芝石花:「ああ、よかった。けっこう手入れとか面倒かと思ったけど」
芝石花:「こういう、贈り物の部類が苦手でね……」
芝石花:「……よかった」
鷺谷諒:「いや、まあ俺もそんなに花とかわかんないけどさ」
鷺谷諒:「家に持って帰れば母さんも喜ぶだろうし」
鷺谷諒:「綺麗だしさ」
芝石花:花に興味はない。美しいと思わない。だから適当に見繕ってもらった。
芝石花:「よかった」噛み締めるように言う。
芝石花:「……じゃあ、それだけ、だから」
芝石花:「気をつけて帰るんだよ」
鷺谷諒:「はは、大丈夫だよ」
鷺谷諒:「今度は背後も気を付けるから」
鷺谷諒:「……芝さんも」
芝石花:「ん?」
鷺谷諒:「ああ、なんて言うのかな」
鷺谷諒:「悩んでるってわけじゃないかもしれないけど」
鷺谷諒:「……色々。なんかあったら。まあ、機会があったらだけど」
鷺谷諒:「話し相手にぐらい、なるからさ」
芝石花:「……ふふ」
芝石花:「僕はけっこう寂しがりやな方だからな。構ってもらいに行くよ」
芝石花:「ありがとう」
鷺谷諒:「…それは、いいな」
鷺谷諒:「じゃあ。また」
鷺谷諒:星辰館学園の制服を着て。
鷺谷諒:少年は手を振る。
芝石花:手を振って、病室を出る。
芝石花:生きた手足を持つ彼を、美しいとは思わなかった。
芝石花:だが、元気でいてよかったと、心から思った。
芝石花:窓の外を見遣る。
芝石花:花が咲き乱れ、鳥が舞っている。美しいとは思わない。
芝石花:ただ、それらが生きていることを、それを美しいと思う誰かがいることを、幸福なことだと思う。
芝石花:だから、十分だった。過ぎるほどに。
芝石花:異形の男は、花咲く庭に、空になる病室に背を向ける。
芝石花:そのまま、まっすぐに去っていく。

エンディング3:喜多川未知留

GM:第四支部・廊下
鷺谷諒:小さな花束をそっと両手に持って
鷺谷諒:廊下を歩いている。
喜多川 未知留:そんな時、後ろから声が掛かる。そう大きくはないが、聞き覚えのある声。
喜多川 未知留:「おーい、鷺谷くーん」
鷺谷諒:「!」
鷺谷諒:振り返る。
喜多川 未知留:ぱたぱたと短い手足を小刻みに動かして駆け寄ってくる。
鷺谷諒:(かわっ……)
鷺谷諒:「………喜多川さん!」
喜多川 未知留:「やあ、無事に動けるようになったみたいだね」黒いパーカーに暖かそうな手袋をしている。
鷺谷諒:「魔法使いのおかげさ」
鷺谷諒:(かわいい………)
喜多川 未知留:「そりゃあ何より」両手を背中に回して、にこにこ微笑みながら顔を見上げる。
鷺谷諒:「………あの、さ」
喜多川 未知留:「ぼくの方もこの通り、大したことなく仕事は済んだよ……なにかな?」
鷺谷諒:「ものすごく、かわいくて」
鷺谷諒:「俺は今、かなりどきどきしている」
喜多川 未知留:「ふんふん」
喜多川 未知留:「うむ?」
鷺谷諒:「ちょっと気が遠くなるかと思った……」
喜多川 未知留:「そりゃ重症だね」
喜多川 未知留:「しかしストレートに褒めてくるもんだ」
鷺谷諒:「まあ、なんて言うか……」
鷺谷諒:「もう、可愛いって目の前で言っちゃったからな……」
喜多川 未知留:「ちょっとどう受け止めたものか迷ったけど」
喜多川 未知留:「うん、ありがとう。褒めてもらったのは嬉しいよ」演者のような気取ったお辞儀。
鷺谷諒:「………」
喜多川 未知留:「ぼくとしては格好良いって言ってもらうのが一番好きだけどね」いたずらげにウィンク。
鷺谷諒:「喜多川さんは勿論かっこいいさ。でもそれにかわいいを掛けたら最強だろ」
鷺谷諒:「いや何言ってるんだ俺…?」
喜多川 未知留:「最強ね、それは結構なことだ。言われて困ることじゃない」
喜多川 未知留:ぽふぽふと厚い手袋で肩をたたく。
喜多川 未知留:「そういえばその花束は誰から貰ったんだい」
喜多川 未知留:「お友達でも支部に居た?」
鷺谷諒:「ああ」
鷺谷諒:「芝さんって言う……でかい人に」
喜多川 未知留:短い手の届く距離のまま。まじまじと顔を見つめながら。
喜多川 未知留:「芝さんか~」
喜多川 未知留:「ほんと大きいよね。今回の事件でも一緒に動いてたんだけど」
鷺谷諒:「あ、そうだったのか」
鷺谷諒:「だったらあの人も助けてくれたのか……お礼言えなかったな」
喜多川 未知留:「そりゃあ残念。また今度会えると良いね」
喜多川 未知留:「というか知らないで会ってたんだ……?」
鷺谷諒:「ああ……なんか、偶然……」
喜多川 未知留:頬に手を当て、ふうむと考え込む仕草。
喜多川 未知留:「まあ良いや。ともかく一緒に動いたメンバーは」
喜多川 未知留:「みんな、危なげなく戻ってきたからね」
鷺谷諒:「……良かった」
鷺谷諒:「オーヴァードだから、やっぱ、心配だったんだ」
鷺谷諒:「勿論喜多川さんも」
鷺谷諒:「お互い無事で会えて良かったよ」
喜多川 未知留:「そりゃあ約束したからね」
喜多川 未知留:「お互い無事でまた会って、好きな世界の楽しい事だけ話そうじゃないか」
喜多川 未知留:「とはいえ、鷺谷くんは今忙しいだろうからね」
鷺谷諒:「ああ…早く帰って、母さんに元気なとこ見せてやんないと」
鷺谷諒:「そうだ、連絡先……」
喜多川 未知留:「うん。交換しようか」
鷺谷諒:わたわたと花を持ち替えて、携帯端末を取り出して。
喜多川 未知留:手袋からするりと細い手を抜き出して、端末を操作。
鷺谷諒:少しその仕草にどきりとして。
鷺谷諒:悟られないように目を伏せる。
喜多川 未知留:ぴこーんと電子音。
鷺谷諒:「あ、来た」
喜多川 未知留:「これで良し、だね」アイコンは緑色の、騎士の盾にでも描かれるような紋章。
鷺谷諒:アイコンは小さなコウモリだ。
鷺谷諒:「色々話すの、楽しみにしてる」
鷺谷諒:紋章を画面の上からそっと撫でて
鷺谷諒:嬉しそうに、笑った。
喜多川 未知留:「うん。ぼくもね」
喜多川 未知留:「困った時にも頼ってくれたまえ。ぼくもその内助けてもらうから」
鷺谷諒:「ああ。いつでも」
喜多川 未知留:じゃあね、と手を振り踵を返す。
鷺谷諒:手を振り、その背を見送る。
喜多川 未知留:足が短いので、小さな背中がずっと小さいまま。
喜多川 未知留:ゆっくり、ゆっくりと時間をかけて少年の視界に跡を残した。
鷺谷諒:その姿が見えなくなってから、ほう、とため息をついて。
鷺谷諒:「………やっぱ、彼氏いるのかな……」
鷺谷諒:呟いてから、髪をぐしゃぐしゃと掻いて。
鷺谷諒:自分の道を、歩き出した。

エンディング4:千鳥咲夜

喜多川 未知留:と、このようにして鷺谷少年と別れたぼくは
喜多川 未知留:アーティファクトを巡る事件を共に戦い抜いた咲夜ちゃんと合流。
喜多川 未知留:2人でささやかな打ち上げでもしようか、と支部に近い料理店へと足を運んだのだけど……

第4地区:中華食堂五虎将軍
喜多川 未知留:「ぉぉ………」
千鳥咲夜:「む──」
喜多川 未知留:白い髪、白い肌の少女が苦痛にもだえ苦しんでいる。
喜多川 未知留:彼女には辛すぎたのだ。麻婆豆腐が……
千鳥咲夜:黒い髪、黒いセーラー姿の少女の前には『歌楽山辣子鶏』。
千鳥咲夜:素揚げした鶏を、多量の唐辛子と花椒で炒めた四川の代表的料理。
千鳥咲夜:本来は唐辛子は食べない──が、この店にそのような親切な案内などは無い。
千鳥咲夜:──ので、生真面目に鶏と唐辛子と花椒を一緒に口に運び。
千鳥咲夜:「──なかなか刺激的な味だな、これは」表情一つ変えずに、淡々と感想を漏らす。
喜多川 未知留:「ごめんね、こんな無様な姿を晒して……」
喜多川 未知留:敏感な粘膜を刺激され、顔をぐじゅぐじゅにしている。
喜多川 未知留:「咲夜ちゃんは強いなあ……」
喜多川 未知留:涙目で口に麻婆豆腐を運び、じたばたと悶絶する。
千鳥咲夜:「いや、辛いと思うぞ。正直どうかと思うレベルで」
千鳥咲夜:言いながら、丁寧に箸で唐辛子を摘み、口へと運ぶ。
千鳥咲夜:「だが食事は残さぬように心がけているからな──でないと真似をして野菜などを食べない奴がいる」
喜多川 未知留:「うわぁ……」
喜多川 未知留:「でも美味しい……」
千鳥咲夜:「ああ、それにそこが肝要だ」
千鳥咲夜:「刺激的だが、旨い。未知留も少し食べてみるか?」
喜多川 未知留:「………」
喜多川 未知留:「じゃあちょっとだけ」ぱくりと口を開ける。
千鳥咲夜:「そうか」テーブル脇の小皿を取り、ひょいひょいと彩りよく取り分けて。
千鳥咲夜:そちらへと寄越してくる。
喜多川 未知留:「あっしっかりしてる」
千鳥咲夜:口を空けた表情に「?」として
喜多川 未知留:注意深く受け取り、慎重に口に運び、早々にコップを鷲掴みにする。
千鳥咲夜:「辛すぎたか?」ぱたぱたと手足を動かすその様を見て。
喜多川 未知留:「~~……」涙を流しながら一頻り咀嚼。その後で水を流し込む。
喜多川 未知留:「でも、おいしい」
喜多川 未知留:「そういえば、咲夜ちゃんのとこにも小さい子とかいるの?」
喜多川 未知留:※実際の口調はもっとぐちゃぐちゃになっている。字幕では読みやすさを重視しています。
喜多川 未知留:「ほら、野菜食べないとかって話……」
千鳥咲夜:「小さい──」脳裏に浮かぶのは、外見が少女な薩摩男子と、爆弾型のRB。
千鳥咲夜:「ああ、そちらか」
千鳥咲夜:「いや、食べれない訳ではないが──」
千鳥咲夜:「放っておくと、ジャンクフードを食べたがる奴がひとり、な」
喜多川 未知留:なんとなく目を逸らす。
喜多川 未知留:なんとなくというか、一人で暮らしていると食生活がろくなものにならないからである。
千鳥咲夜:「それにまあ、食事を粗末にしないことは良いことだと思う」
千鳥咲夜:「そう教わったということもあるが」
喜多川 未知留:「うん、所作が綺麗だもんね」
喜多川 未知留:「丁寧に教えて貰ったんだ」
千鳥咲夜:「ん、そうか?」この間も、きちんと会話の時には、箸置きに箸を置いてから応じている。
喜多川 未知留:「凛とした雰囲気も相まって、格好良い女の子だよね」
千鳥咲夜:「格好良い──」あまり言われない表現に、怪訝な顔を見せて。
喜多川 未知留:「それはそれとして、いつもその服着てるけど」
喜多川 未知留:「学校、通ってるの……?」なんとなくビジョンが思い浮かばない。通学風景とか。
千鳥咲夜:「通っているぞ。無論任務が在ればそちらを優先するがな」
千鳥咲夜:「これは──地区の婆様方から譲り受けたものだ」と、自身の黒いセーラーを示して。
千鳥咲夜:「箪笥の肥やしになっていたやつだが、虫食いぐらいはなんとか目立たないぐらいにはできた」
喜多川 未知留:「良いね、そういうの」手ほどきもそういう人たちから受けたのだろうな、と考えながら。
千鳥咲夜:ほんの少しばかり、誇らしげに。
千鳥咲夜:「私の数少ない『私物』だ」
喜多川 未知留:「おお~」
喜多川 未知留:「……」
喜多川 未知留:「いや、数少ないの……!?」
千鳥咲夜:「む──」指をひとつ、立てる。
喜多川 未知留:指をまじまじと見つめる。
喜多川 未知留:(これ、すごい少ないやつじゃないか……?)
喜多川 未知留:(指から入ったぞ)
千鳥咲夜:「通信端末は、支部の支給品だ」二本目の指を立てようとして、戻す。
千鳥咲夜:「支部にある家具類も、支給品だ」再び立てようとして、戻す。
千鳥咲夜:「寝床の諸々も、そうだな。となると──」
喜多川 未知留:「全然増えないんだけど……?」
喜多川 未知留:「1本しか立たないとか言ったら泣くよぼくは」
千鳥咲夜:「そうだな、これと下着ぐらいだな」なぜか誇らしげな表情で。
喜多川 未知留:「泣くぞ」
喜多川 未知留:※辛味による刺激で既に泣いている。
喜多川 未知留:「いや……」
喜多川 未知留:「着のみ着のままじゃん」
千鳥咲夜:「?」
千鳥咲夜:「そうなるな。便利だぞ。制服は」
千鳥咲夜:「冠婚葬祭にも使えるらしいし」
千鳥咲夜:「『武器』にもなると、聞いた」えへんと、再び自慢気に。
喜多川 未知留:「そりゃあ制服は学生の礼装だけどさあ……」
喜多川 未知留:「でも、仕事中に制服着てたら目撃情報が学校に飛ばない……?」
喜多川 未知留:「夜中に出歩いてたら不良だよ不良」
千鳥咲夜:「確かに、公的機関に職務質問をされかけたことはあるな」
喜多川 未知留:「不良一歩手前だ」
喜多川 未知留:「どうやって難を逃れたの?」
千鳥咲夜:「跳び去った」
千鳥咲夜:「説明しても互いに時間を無駄にするだけだからな」
喜多川 未知留:「不良だ!」
喜多川 未知留:「まあ第13地区だしな……」
喜多川 未知留:ハンカチで目元を拭う。
喜多川 未知留:「しかしそうか。なるほどね……」
千鳥咲夜:「任務以外の時に、夜出歩いたりはしないぞ。だから不良ではない」
千鳥咲夜:(きっぱり)
喜多川 未知留:「真面目なのは知ってる」
喜多川 未知留:「うん、武器か。それは良いな」
喜多川 未知留:「咲夜ちゃん、さっきは制服が武器になるって言ったね」
千鳥咲夜:「ああ、そう聞いている」
千鳥咲夜:「……いや、厳密に言うと、聞いているだけで、まだ使いこなせてはいないが」
喜多川 未知留:「残念だけど、その認識は」
喜多川 未知留:溜め。
喜多川 未知留:「甘いと言わざるを得ないね」
喜多川 未知留:やれやれ、というゼスチャー。
千鳥咲夜:「む──と、言うと?」
千鳥咲夜:あの時教わったように、素直に教えを乞う。自分はまだ、未熟なのだからと──
喜多川 未知留:「女の子の服は、ぜんぶ武器だよ」
千鳥咲夜:「全てが」
喜多川 未知留:「つまり咲夜ちゃんは戦いの準備がきちんとできてないってわけ」
千鳥咲夜:「………………」
千鳥咲夜:自身の襟元を指でひっかけ、中を覗き込む。
千鳥咲夜:「つまりコレもか!」
喜多川 未知留:「人前でそういうことするんじゃない!」
喜多川 未知留:「合ってるといえば合ってるけど!」
千鳥咲夜:「なるほど……奥が深い」
喜多川 未知留:「さて」話を横に置くゼスチャー。
千鳥咲夜:「む」
喜多川 未知留:「奥が深く道は長いので、これからの作戦を立てます」
喜多川 未知留:「咲夜ちゃんの服を買いに行くよ」
喜多川 未知留:「勝負服というわけ」
千鳥咲夜:「なるほど」
千鳥咲夜:「確かに武器ならば、備えは必要だ」
千鳥咲夜:「勝負──勝負服」刻み込むように、その言葉を繰り返し。
喜多川 未知留:「そうそう」
喜多川 未知留:良い感じに丸め込めそうだな……という頷き。
千鳥咲夜:『何』と『どう』競い合うのかは想像もつかない──
千鳥咲夜:しかし、確かに十三も以前告げていた。
千鳥咲夜:『女子高生であることは、武器となる』といったようなことを(勘違いです
千鳥咲夜:ならば自身が備えることで、その助けとなるのならば──
千鳥咲夜:悩むことなど、なにもない。
千鳥咲夜:「──未知留」
喜多川 未知留:「なんだい、咲夜ちゃん」
千鳥咲夜:「よろしく頼む。私に──」
千鳥咲夜:「最強の、勝負服を!」
喜多川 未知留:「ふふ、任せておきたまえ」
喜多川 未知留:「ぼくはこの分野のプロだぜ」
喜多川 未知留:「──なんといっても、魔法使いだからね」
千鳥咲夜:「ああ──」
千鳥咲夜:「それは──知っている」
千鳥咲夜:魔法使い──オズサイト──喜多川未知留。
千鳥咲夜:彼女の優しさを、心の底から信じている。
千鳥咲夜:その強さを、今なら信じられる。
千鳥咲夜:故に──
千鳥咲夜:「うん、知っている」
千鳥咲夜:その誇りを胸に、黒い少女は、白い少女に微笑んだ。
喜多川 未知留:と、このようにして苦痛と喜びと隣り合わせの名店を後にした二人の少女は
喜多川 未知留:デパートに繰り出して素敵な変身を遂げるのだけれど、それはまた別のお話。
喜多川 未知留:「つまるところ、締めの言葉はたったひとつ」
喜多川 未知留:「めでたし──
千鳥咲夜:        ──めでたし」

ダブルクロス3rd Edition 『かみなりよ、おちろ』
                       終劇