本作品は「矢野俊策」「F.E.A.R」「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
©️矢野俊策/F.E.A.R/KADOKAWA

<陸『星の王子さま』INDEX 捌『夢はここにある』>

本編ログ|雑談ログ

登場PC

PC1:”マスターオーヴ”天藤千宙てんどう・ちひろ【キャラシート】(PL:切子圭)
PC2:”ペーパータウン”庄野あるかしょうの・あるか【キャラシート】(PL:自動)
PC3:”清虚”望月火輪もちづき・かりん【キャラシート】(PL:中村)
PC4:”ネヴァー”リギル・ソルテール【キャラシート】(PL:優水)
PC5:”エンブリオ”日裏巡ひうら・じゅん【キャラシート】(PL:黒鉛筆)
GM:カムリ

目次

プリプレイ

GM:揃いましたね!!
庄野あるか:オルデー
望月火輪:っしゃあ!
リギル・ソルテール:HERE
天藤ちひろ:います
日裏巡:おります!
GM:では……始めて行きましょう リプレイアセンド第7話『消えて、砕けて』
GM:まずは軽く成長報告から!
GM:今回はちひろ&あるか→もちリギ→リーダーの順で
GM:それぞれHO順に、成長報告をお願いします。
庄野あるか:ちひろちゃん御先にどうぞ!
天藤ちひろ:はーい
天藤ちひろ:天藤ちひろです、取得経験点が149点になっていました。
GM:そん
なに

天藤ちひろ:成長としては前回OVVからもらったエンブレム最強の一振りに加えて、クランサインを取得してダイスを増やしました
GM:ウオオオウェポンマスタリー!!
リギル・ソルテール【キャラシート】
天藤ちひろ:そしてエフェクトは120%のアージエフェクト《異形の捕食者》を取得、多少硬くなればいいなという願い事
GM:異形の捕食者、ヤバすぎ
GM:固いのが二人もいる……
天藤ちひろ:あっ……キャラシありがとうございます
GM:ちひリギキてる
天藤ちひろ:そのほかの成長としては5話に登場した穂波由奈ちゃんのメモリーを取得、これで二つ目
天藤ちひろ:そして白兵をちょっとだけ上げました! 以上!
天藤ちひろ:よろしくお願いいたします。
GM:由奈ちゃん……
GM:OK!確かな攻撃防御と共に頑張ってくれ!

GM:ネクスト!あるかちゃん!
【キャラシート】
庄野あるか:ありがと!
庄野あるか:成長は主に三つ
庄野あるか:①アクセルLV3→5
庄野あるか:②社会の能力値を1増加
庄野あるか:③「思い出の一品」「ブランケット」入手
GM:早くなってコミュ力も高くなり、その上暴走もしない
GM:あたたかあるか
庄野あるか:社会強者になるのだ
庄野あるか:以上!
GM:OK!ではそんな二人が巻き込まれるHOを開示します

■HO1:”マスターオーヴ”天藤ちひろ/”ペーパータウン”庄野あるか シナリオロイス:”カイパーベルト”または”ウィル・グレイソン”
推奨感情:P 好奇心/N 脅威
狙撃手との敵対は、街のあらゆる場所が戦場と化す、ということを意味する。
”メッスド”の能力により拠点の隠蔽には成功したが、
度重なる戦闘により、きみたちの身分はついに特定された。
補給、生活、通学、あらゆる社会生活において、きみたち二人は狙撃される。
敵対者の正体も、”ネヴァー”の分析により既に明らかになっていた。
UGN本部特務部隊所属、狙撃封鎖師団”カイパーベルト”。
そこに所属する狙撃手の一人――”ウィル・グレイソン”により、
きみたちは補給の中途、臨都市内における幾度目かの襲撃を受ける。
”ウィル・グレイソン”を撃破し、仲間たちと合流する必要があるだろう。
そして、臨都市を脱出しなければならない。神様に見られていようとも。

庄野あるか:かっこいい!
GM:ということで、”カイパーベルト”とかいう狙撃部隊のヤバい野郎共に
GM:街中だろうが学校の中だろうが狙われるので
GM:頑張って逃げて仲間と合流しよう!以上!
天藤ちひろ:きゃぁ! また狙われている!
天藤ちひろ:逃げます、頑張って
GM:リギーが助けてくれるよ
庄野あるか:カバーもされる!
GM:では…ネクスツ!

GM:もっち!成長をもちもち報告せよッ
望月火輪:はーい
【キャラシート】
望月火輪:覚醒の秘薬を取得しました。
GM:キメすぎ
望月火輪:いっぱい行動させるという札をゲットしました。
望月火輪:追い詰めると…怖いぞ!!
望月火輪:以上です。
GM:大丈夫?そんなにたくさん動いて死なない?
GM:そんなに沢山動かせたらこっちも死ぬんだよな
リギル・ソルテール:もっちメモリーとって…
GM:新宝島ステップみたいに動いて貰わないように頑張ります

GM:ではネクスツ!我らのオペレーター、リギー!
【キャラシート】
リギル・ソルテール:ご紹介に預かりましたリギルです。今回は色々やってて、
リギル・ソルテール:コネの調整、オーディンアイの取得、カスタマイズの取得です。
GM:出た オーディンアイ
リギル・ソルテール:なんか要人のコネ一個しか取れなくなったので情報収集チームにしたりとか
リギル・ソルテール:オーディンアイはモチーフ的にもいれたかった奴ですね。
GM:FHUGN問わず装備規格アイテムアーカイブが更新されたから……
GM:リギーにオーディンアイ絶対似合うもんな~
リギル・ソルテール:知恵を片目と引き換えに手に入れるんだぜ。因みに左目で、右の眼窩は空洞のままです。
GM:本物の眼が!
GM:手を引いてくれる人と一緒に無限に辿り着いてほしい…
リギル・ソルテール:キーンナイフにカスタマイズもつけて、
リギル・ソルテール:選択した技能(射撃)の達成値+1らしく
リギル・ソルテール:やったぜ。
GM:やったぜ。
GM:ヤバいナイフがキラキラしてヤバいナイフになってる 存分に振るって欲しい
リギル・ソルテール:装備してればいいっぽいので
リギル・ソルテール:多分ドッジにも乗る
GM:では、そんな二人のHOはこちら。
リギル・ソルテール:はい!

■HO2:”清虚”望月火輪/”ネヴァー”リギル・ソルテール シナリオロイス:”カイパーベルト”または”ラコニアイナ”碇海伊佐名
推奨感情:P 懐旧/N 食傷
狙撃という戦術の本質は、戦力の分断にある。
”OVV”と”ペーパータウン”が襲撃を受けていることが発覚しても、
きみたち”ムカウ”は思うように救援に向かえずにいた。
”カイパーベルト”所属。”ラコニアイナ”、碇海伊佐名。
かつて”ムカウ”を助けた糸が、今は冷たくきみたちに向けられている。
人形を通じて繰り出される狙撃は、人間以上に殺意に満ち、正確で鋭い。
加えて、彼女の操る傀儡の軍団がきみたちの行く手を阻む。
追跡を掻い潜りながら、脱出手段を手配し、仲間と合流する必要がある。
そして、臨都市を脱出しなければならない。もっと遠くへ行くためにも。

望月火輪:そんな…!
碇海伊佐名:私が皆さんの前に再び立ち塞がっちゃいます!
望月火輪:裏切ったんですか!伊佐名さん!!
リギル・ソルテール:またかよ。めんどくせえ女…
碇海伊佐名:元から仲間じゃねぇ~(フレイザード)
リギル・ソルテール:駆け落ちするか
GM:ということで、”カイパーベルト”に入った人形女とバトルします。
望月火輪:クソ…!!メモリーにしてやるから覚えてろよ
リギル・ソルテール:過去になってしまう
GM:どうやらちひろちゃんとあるかちゃんも襲われているようなので
GM:ラコニアイナをパンチパンチパンチして合流を目指しましょう。
望月火輪:はーい
リギル・ソルテール:はあい!
GM:OK!

GM:ではラスト
【キャラシート】
GM:リーダー!今回は何作ってくれるんすかッ 何とるんすかァッ(異世界烈海王)
日裏巡:うおー!
日裏巡:今回の成長は割とシンプル。
日裏巡:半端なレベルで止まっていた《雲散霧消》を6→7に成長して、
日裏巡:5話で脳をもらった土岐明里さんをメモリーに
GM:トッキー…
日裏巡:恒例の趣味技能として〈芸術:エジプト料理〉を修得しました。
GM:おいしそう
日裏巡:安定感が高まったので、その分大胆に攻めていきたいと思います。
GM:性能の話だよね?
日裏巡:どうかな……UGNを頑張って殺します
GM:では……そんなリーダーのHOはこちら。確かに状況はかなり変わってしまうでしょう。

■HO3:”エンブリオ”日裏巡 シナリオロイス:”サングリア”螢貴勝
推奨感情:P 信頼/N 不信
戦況は刻一刻と変化していた。
”カイパーベルト”は既に包囲網を形成し、仲間は分断されつつある。
きみはリーダーとして”ネヴァー”を仲介役としながら、
”ムカウ”の目的地を決定する必要があった。
そんな時、”サングリア”がきみにとある”商談”を持ち掛けて来る。
取引物は目的地。対価はUGNを相手どった、絶望的な逃避行。
S県梨郷市――臨都市と程近いその街は、UGNの支配及ばぬ空白地帯である。
”サングリア”が売るのは、その街の顔役とのパイプであり、脱出ルートでもある。
この商談に乗らなければ待ち受けるのは破滅のみだろう。
星よりも遠い、欲望の成就は程近い。仲間の誰もが、ここで終わるわけにはいかない。

GM:ということで、敵はリーダーである順さんと、メンバーを分断する戦術を取っています。
日裏巡:新しいアジトを手に入れたばっかりなのに……!
GM:通常ならばオペレーターであるリギルも今回は増援として出払っており、もうダメか……という矢先に
GM:”サングリア”がとある商談を持ち掛けて来ますね。
日裏巡:貴勝……! 流石だ
日裏巡:一緒にUGNをぶっ殺そうぜ!
GM:どうやらそれはある”土地”と、そのパイプに関する情報のようですが……?
GM:状況を変える一手かも知れません。少なくとも話を聞く価値はありそうです。
日裏巡:人脈は実際大事、古事記にもそう書いてある
GM:というわけでHOは以上!
GM:最後にトレーラーを貼ってセッションを開始しましょう。

”ムカウ”の状況は変化しつつある。
”メッスド”の能力により隠匿された拠点に加えて、
”インフィニティ・コード”という交渉材料までもがきみたちの手の内にある。
しかし、UGNがオーヴァード勢力の最大版図を担う事実は依然として不変のままだ。
オーヴァード組織戦において、彼らが戦略的に敗北する局面は存在しえない。
UGN本部特務部隊所属、狙撃封鎖師団”カイパーベルト”。
臨都市には既に狙撃部隊による封鎖網が形成されている。
UGNは正面戦闘を回避し、偏執的なまでに”ムカウ”を消耗させる戦略をとっていた。
だが、兵力が集中している状況こそ、隠れ潜むものにとっては好機ともなりえる。
”サングリア”から齎されたのは、UGN支部が解体された地方都市、梨郷市へのルートだった。
最悪に近い戦況のなか臨都市を脱出し、権力の空白地帯に辿り着けば、
”ムカウ”は完全にその痕跡を消し去ることができる。

存在しないものに手を伸ばすには、自らも消失しなければならない。
世界の盾を砕く最後の逃避行を目前に、きみたちは別れと決断を迫られる。

ダブルクロス the 3rd edition リプレイ:アセンド悉『消えて、砕けて』
ダブルクロス───それは裏切りを意味する言葉。

GM:恐らくはUGNとの戦いにも一区切り着くセッションとなるでしょう。
GM:頑張ってGMを勤めさせていただきます。よろしくお願いします!
庄野あるか:よろしくお願いします!!
リギル・ソルテール:よろしくお願いします!
日裏巡:よろしくお願いします!
天藤ちひろ:よろしくお願いいたします!
望月火輪:しゃっす!!

オープニング1:天藤ちひろ&庄野あるか:路傍の石のように

GM:ちひろちゃんとあるかちゃんのOPです。
GM:二人はそれぞれ、登場浸蝕をどうぞ。
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(32 → 41)
庄野あるか:ホットスタート
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(34 → 43)
庄野あるか:おそろ

GM:12/01:臨都市
GM:市街地:通学路 16:34
天藤ちひろ:「……はい。 ええ、そうですね。 私もそちらの方が好きです」
天藤ちひろ:「あ、それでは私はこちらなので」
天藤ちひろ:「さようなら、穂波さん」
天藤ちひろ:談笑していた学友に手を振って別れてから、帰路につく
天藤ちひろ:新しいアジトになってから、再び学校に通う事について、セルから何かを言われることはなかった
天藤ちひろ:なのでとりあずという形で、今日も学校に通い、家路についていた。
天藤ちひろ:(いくらOVVのマスターになったからって、大きく変わるわけでもないか)
天藤ちひろ:自分の掌をふと見て、ギュッと強く握る。
天藤ちひろ:マスターエージェント、というのはFHでは価値のある立ち位置らしいが、自分にとってはどこまでも意味を感じさせない二つ名だった。
”ウィル・グレイソン”:……微かに。飛来物が風を切る音。
天藤ちひろ:「____」その音に反応できたか、できなかったか、とにかく身体は動いた
GM:狙撃だ。既に弾丸が到達寸前の所まで飛来している。
GM:きみたちはそれを回避してもいいし、迎撃しても構わない。
天藤ちひろ:その弾丸がちひろに命中する寸前
天藤ちひろ:金属を打ち合わせたような音が響き弾丸が弾かれる
天藤ちひろ:「狙撃___!?」それは“ミストルロガー”ぶりの襲撃だった
”ウィル・グレイソン”:『よォ~~!!流石だな、”マスターオーヴ”!!』
天藤ちひろ:「あなたは……」
”ウィル・グレイソン”:弾かれた弾丸から軽快な声が響く。マイクを内蔵されているのだろう。
天藤ちひろ:ミストルロガー経由か、どこからか、情報が知られていたのだろう。
天藤ちひろ:とりあえず、撃たれた方から身を隠しながら
”ウィル・グレイソン”:『一応聞くけど、UGNに投降する気ない? あ、オレ、”ウィル・グレイソン”ね』
天藤ちひろ:奇妙な絵面だが弾丸に話しかける
天藤ちひろ:「あなたは……UGNの人、ですか」
”ウィル・グレイソン”:『アハハ!それ以外ねェだろ!FHは狙撃を待ってくれるほど優しいのか!?』
天藤ちひろ:「待ってくれたら良かったんですけどね」
天藤ちひろ:「投降は……」ふと過る、この人はいい人かもしれない、あの"ラコニアイナ"のように……という気持ち
”ウィル・グレイソン”:”ウィル・グレイソン”:(――オエ~ッ。やっぱイカれてんな、アンタら……話す価値ナシ!オレは”ラコニアイナ”とは違うんでね)
”ウィル・グレイソン”:『……アンタは他の奴らとは違うように見えるけどね。どう?』
天藤ちひろ:「できないです」たとえそうだったとして、こうして襲撃を受けた以上自分はもう……
天藤ちひろ:(他の奴ら……セルも襲撃されてる……?)
”ウィル・グレイソン”:『あっそ。なら』
”ウィル・グレイソン”:『せいぜい死角に』
”ウィル・グレイソン”:対角線上から。
”ウィル・グレイソン”:つまり、”ウィル・グレイソン”が存在しないはずの死角から、再び銃弾が襲って来る。
”ウィル・グレイソン”:弾丸による会話は囮。標的をその場に固定させるための簡易的な罠だ。
天藤ちひろ:「……!」
天藤ちひろ:ギリギリ反応しきれず、弾丸に撃ち抜かれた……
天藤ちひろ:ように、見えた
天藤ちひろ:(この狙い……本気だ!)急所の目の前に展開したOVVの虚が弾丸を飲み込み、なんとか無傷で済む
”ウィル・グレイソン”:『あ。防ぎやがったな……やっぱオレは普通・・だな』
”ウィル・グレイソン”:『合流しなくていいのかよ?お仲間はまだ無事かもだぜ』
天藤ちひろ:(どうする、転写コピーした弓の射程じゃ……)あれはしょせん借り物の力、10m届けばよくやった方だ
天藤ちひろ:「私が無事って事は、他の人も無事って事です」
天藤ちひろ:携帯電話を取り出し、母親に今日は帰れない旨と、もしかしたら明日も"アルバイト"で帰れないかもしれないというメールを、送信。
”ウィル・グレイソン”:”ウィル・グレイソン”:(チェッ。そうかよ!)
”ウィル・グレイソン”:『……流石は”マスターオーヴ”。余裕だな――』
天藤ちひろ:(誰かと合流して、この場を切り抜けないと)
天藤ちひろ:(家も……多分押さえられてるだろうし、とにかく近くにいる人から!)
天藤ちひろ:「余裕じゃないです、いつもいつもこうやって必死で」
天藤ちひろ:「必死で……気が付いたらここにいただけです」弾丸通信機を弾痕から引き抜き
天藤ちひろ:(たしかあるかさんがワンピースが欲しいって話をしてたはず、ならそれと……あとはリギルさん)
天藤ちひろ:「あなたもそうですか? ウィル・グレイソンさん」望月のような洒落た時間稼ぎを兼ねた会話などできないが
天藤ちひろ:やってみる価値はある状況だった
”ウィル・グレイソン”:『何、話したいの?カワイー』
”ウィル・グレイソン”:『必死か。良い言葉だね。アンタのことは知ってるよ、天藤ちひろ』
”ウィル・グレイソン”:『必死でやってきて、自分はさも普通の奴ですって顔してる』
天藤ちひろ:擦過する弾丸を、OVVのゲートで受け止めながら、裏路地などなるべく"人がいない場所"を選んで走りだす。
”ウィル・グレイソン”:『オレが一番ムカつく人種だね!』鉛玉が再び通過するが、君に命中することはない。
天藤ちひろ:「普通かどうかはわかりませんけど……」
天藤ちひろ:「自分が無関係だと思った事は、無いです!」弾丸が逸れ、制服の肩口を破く。
天藤ちひろ:(間に合って。それと知り合いには会いませんように!)
”ウィル・グレイソン”:弾丸は超絶的な精度というわけではない。”よく鍛えられた戦闘員”程度の腕前だ。
天藤ちひろ:今ほど友達が少ない事を嬉しく思った事は無かった
GM:その幸運が確かなら、合流することができるだろう。彼女と。
天藤ちひろ:「UGNがっ……街中で、こんなに撃っていいんですか!?」
”ウィル・グレイソン”:『何言ってんだ? 逆に訊くけどさ』
”ウィル・グレイソン”:『FHおまえらがやれることを、UGNおれたちが合法的にやれないって思ってるわけ?』
”ウィル・グレイソン”:『”カイパーベルト”はそういうの気にしない部隊だからな!お前ら、ほっといたらヤバイって思われたんだよ!ハハッ!』
天藤ちひろ:「……たしかに、その通りか。 あなた達UGNならできる!」
天藤ちひろ:(カイパーベルト、部隊かチームの名前かな)
天藤ちひろ:(私たちみたいなのを狩り出すための相手なら色々と納得できる)
天藤ちひろ:「ほっといたらヤバイ……ええ、そうかもしれませんね」
天藤ちひろ:「それでも……私たちは歩みを止めない。」
GM:12/01:臨都市
GM:市街地:洋服店 16:34
GM:最近は特に冷え込んできた。春の気配はまだ遠い。
GM:だが、いつの季節も、服を選ぶ楽しみは変わらないものだ。君は今、臨都市街の洋服店に足を運んでいた。
庄野あるか:セルのアジトを捨てる際に荷物を減らして、厚手の服が少ない。
庄野あるか:「これあったかそうだね~」
庄野あるか:ツイード素材のワンピースを手に取る。
庄野あるか:いくつかニットと、そのワンピースの三点ほどを買う。
庄野あるか:傍から見れば、気まぐれに手に取って、よく考えもせずに買っているかのよう。
庄野あるか:お父さんとショッピングをしに来て、似合いそうだと言ったものを買った、という少女の認識は。
庄野あるか:人にもマネキンにも衣服にも、共有されぬまま。
庄野あるか:共通の価値を持つ紙幣だけを渡して、店を出る。
庄野あるか:まだしばらく先のクリスマスを予感させる、街の飾りには目もくれずにふらふらと歩く。
”ウィル・グレイソン”:”ウィル・グレイソン”:……微かに。飛来物が風を切る音。
”ウィル・グレイソン”:を感じる。こちらも引き鉄を引いている。
”ウィル・グレイソン”:……微かに。飛来物が風を切る音。
庄野あるか:認識より先に、それを『教えられた』。
庄野あるか:「うわっ」
GM:狙撃だ。既に弾丸が到達寸前の所まで飛来している。
GM:きみたちはそれを回避してもいいし、迎撃しても構わない。
庄野あるか:身体の反応はわずかに遅れ、大きな上着の端を焦がし抉り取る。
庄野あるか:「ああーーー……!?」
庄野あるか:せめて屈むように回避する。
”ウィル・グレイソン”:『よォ~~!!冴えてるな、”ペーパータウン”!!』
庄野あるか:「冴えてない!これお父さんのなのに!」
”ウィル・グレイソン”:弾かれた弾丸から軽快な声が響く。マイクを内蔵されているのだろう。
庄野あるか:「…っていうか誰なのー」きょろきょろ見渡す。
庄野あるか:「ああ、こっち?」首を傾げる。
庄野あるか:「……ほんとだ、銃弾が喋ってる!」
”ウィル・グレイソン”:『一応聞くけど、UGNに投降する気ない? あ、オレ、”ウィル・グレイソン”ね』
庄野あるか:「えっ」
庄野あるか:「UGNの人なんだ」
”ウィル・グレイソン”:『アハハ!それ以外ねェだろ!FHは狙撃を待ってくれるほど優しいのか!?』
庄野あるか:「優しいよ~?聞くことがたくさんあるんだって」
庄野あるか:「きれいに撃っちゃうと聞けないでしょ」
庄野あるか:「脳もなくなっちゃう!」
”ウィル・グレイソン”:『オエ~ッ。やっぱイカれてんな、アンタら……話す価値ナシ!オレは”ラコニアイナ”とは違うんでね』
庄野あるか:「…?」どこかで聞いたような。お父さんに誰だっけ、と尋ねようとして。
”ウィル・グレイソン”:『あっそ。なら』
庄野あるか:「本人に聞けばいいか」
庄野あるか:頷いて、銃弾に向き合う。
”ウィル・グレイソン”:『気を付けな』
”ウィル・グレイソン”:対角線上から。
”ウィル・グレイソン”:つまり、”ウィル・グレイソン”が存在しないはずの死角から、再び銃弾が襲って来る。
庄野あるか:それは物理上矛盾している。
庄野あるか:だから――、お父さんは、判断することができなかった。
”ウィル・グレイソン”:弾丸による会話は囮。標的をその場に固定させるための簡易的な罠だ。
庄野あるか:頭を狙っていると分かったのは、自分の判断だった。
庄野あるか:なんとか回避して、頬に何かが掠る感触と、遅れて来る鋭い痛み。
庄野あるか:「……っ」
庄野あるか:傷口でなく、こめかみを抑える。
庄野あるか:古い手術痕。
”ウィル・グレイソン”:『あ。避けやがったな……やっぱオレは普通・・だな』
庄野あるか:「何言ってるか知らないけど…!」
庄野あるか:「わかった、お父さんを狙ったから…」
庄野あるか:「あなたは悪い人!」
”ウィル・グレイソン”:『合流しなくていいのかよ?お仲間に頼らないと勝てねえぜ』
庄野あるか:そしてそのまま、身を翻す。
庄野あるか:「知らない」
庄野あるか:「教えない!」
”ウィル・グレイソン”:『チェッ。そうかよ!』
”ウィル・グレイソン”:追いかけるように二三発鉛玉が飛来するが、走るきみを捉えることはない。
庄野あるか:そうして、息を切らして駆けて。
庄野あるか:《仕組まれた幸運》。自分だけが知覚できる因子を、パン屑を追うグレーテルのように追いかければ。

庄野あるか:「……もう遅いよ!」息を切らして、少女が転がり込むように駆け出してくる。
天藤ちひろ:「あるかさん!」
庄野あるか:「来たもんね…」
天藤ちひろ:様子から、何があったかおおよそ理解する
”ウィル・グレイソン”:『合流……』『したのか』通信機から声が二重に聞こえて来る。
庄野あるか:「わっ」
天藤ちひろ:「来ました! そちらも狙撃されていたみたいですね」
天藤ちひろ:(とりあえず次は……リギルさんか巡さん!)
庄野あるか:「うん。これ…みんな、そうなのかな」
GM:既に敵対者の正体は、リギル・ソルテールであれば目星をつけているかも知れない。そうでなくても、救援要請が必要な局面だ。
天藤ちひろ:望月は襲撃を一人でもなんとかするだろうから、隙を見て合流……と考えを巡らせる
庄野あるか:とりあえず、ちひろちゃんと共に走り出す。
天藤ちひろ:「はい。口ぶりからするにそのようです」
天藤ちひろ:「とりあえず走りましょう、こういう時……」リギルならば……
リギル・ソルテール:端末が鳴る!
リギル・ソルテール:『ちひ……”マスターオーヴ”!』
天藤ちひろ:来た!「はい! 通信通じてます!」
リギル・ソルテール:『襲撃を受けてるな?相手は、”ウィル・グレイソン”』
天藤ちひろ:「はい、UGNから襲撃を受けて、今はあるかさんと一緒に逃げ回ってます」
GM:リギルくんとちひろちゃんが接触したため、情報が自動開示されます。

★”ウィル・グレイソン” 情報:UGN 自動成功
ウロボロス/エグザイル。管轄する射程は「二重射程」。
狙撃封鎖師団”カイパーベルト”と呼ばれる部隊の一員。
並行世界から自身の複製を召喚し、感覚と記憶を共有する能力を持っているようだ。
オーヴァード戦闘員としての狙撃能力は凡庸の域を出ないが、
無数の兵の運用補給により、敵対者を能力の続く限り包囲することができる。

リギル・ソルテール:『……それが、奴の強みだ』
リギル・ソルテール:『逃走ルートはこちらで確保していく。焦るなよ』
天藤ちひろ:「並行世界!? 無限の兵!?」
庄野あるか:「あは、全然わかんない」
天藤ちひろ:「私の事どうこう言えないような人が襲い掛かってきていたんですね……」
リギル・ソルテール:『はっ』
リギル・ソルテール:『無限じゃあねえさ』
リギル・ソルテール:『能力を使うってことは自分自身のリソースを使うってこった』
GM:……先程の射撃は、対角線上と死角から同時に放たれていた。
GM:狙撃手が”二人”・”同時に”・”同じ視界を”共有していなければ、不可能なタイミングだと判断していい。
リギル・ソルテール:『だから、相手も最適な分だけを投入してくる……そら』演算されたデータ。
庄野あるか:(お父さんも、なんか引っかかってる?)自分が分からないのはいつもだが、そちらはおかしい。
リギル・ソルテール:『位置は逆算すれば割り出せる』
天藤ちひろ:「狙撃の仕掛けはそういう理由ワケでしたか」
庄野あるか:「お父さん、がんばって!」
庄野あるか:「あ、リギーもがんばれ~」
リギル・ソルテール:『こっちのことは心配いらねえよ。後で直接会える』
天藤ちひろ:「わかりました」
庄野あるか:「じゃあ」
庄野あるか:「また後で!」
リギル・ソルテール:『また後で』
リギル・ソルテール:データは送られ続けているが、通話はそこで止まる。
天藤ちひろ:「はい、また後で!」
天藤ちひろ:データに不慣れながらなんとか目を通しながら
天藤ちひろ:狙撃地点を理解し
天藤ちひろ:射線上から逃れるように、走る
天藤ちひろ:セルメンバーたちの無事を信じて、目指すのは合流。

GM:ロイスの取得が可能です。
庄野あるか:はーい!
庄野あるか天藤ちひろ 安心感/隔意
庄野あるか:取得~
庄野あるか:合流できて安心
GM:ちっひはどうかしら
天藤ちひろ:ん、んー、枠が悩ましいのでここは保留で
天藤ちひろ:お願いします
GM:はーい!では続いてOP2!

オープニング2:望月火輪&リギル・ソルテール:輝ける三叉

GM:リギルくんともっちのOPです。登場侵蝕をどうぞ。
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(36 → 45)
リギル・ソルテール:いきなり高いよー
望月火輪:望月火輪の侵蝕率を1D10(→ 7)増加(28 → 35)

GM:臨都市 12/01
GM:16:45 市街地付近
GM:”ペーパータウン”及び”マスターオーヴ”の危機を知ったきみたちは、彼女たちの救援に向かっていた。
GM:”エンブリオ”を拠点に残した理由は単純だった――何があろうと、彼が最も対処できる事象の幅が広いからだ。
リギル・ソルテール:「前線向きじゃないおれが出てくることになるっつうのは」
リギル・ソルテール:「いよいよ人手不足って感じしねえ?」
望月火輪:「それならまだマシかな。」
望月火輪:「人手が足りてるのに、それ以上の物量で押し切られる方がずっときつい」
望月火輪:「そして、それが出来る奴らが俺たちの向こうに回ってるからなあ」
リギル・ソルテール:「そのようだな」
リギル・ソルテール:レーダーには敵影。
リギル・ソルテール:「来るぜ、”清虚”」
望月火輪:「了解」
リギル・ソルテール:ウィイ。銃が車椅子の中から伸びてくる。
望月火輪:「”飛ばし"ていくから。」
望月火輪:「敵影だけ、見失わないようにしておいてね」
碇海伊佐名:▼【”霊碇”抜錨】《折り畳み》解除+《鍵要らずの歩み》
碇海伊佐名:『――とうとうたらりら とうらりら』
”硲浪海藤花筒落”:――ず
”硲浪海藤花筒落”:がががががががががががががががッ!!!
リギル・ソルテール:「Roger, copy!!」
リギル・ソルテール:ダンダンダンダンダンダンッ!!!
硲浪海藤花筒落:銃弾の嵐。弾幕が拮抗する。
望月火輪:その弾幕の火花に呼応するように
望月火輪:白髪の少年を中心に、爆発の波濤が殺到する。
望月火輪:轟ッッッッッ
望月火輪:理不尽を形にしたかのような爆発が碇海伊佐名を飲み込まんとする
碇海伊佐名:「……筒落!」
碇海伊佐名:爆発の奥。キャスケットを被った優美な人影が、しゃんと腕を一振り。
”硲浪海藤花筒落”:彼女の十指から接続された爪糸により、白い人型の蟹蠍じみた機械傀儡が装甲を振るわせる。
”硲浪海藤花筒落”:その振動は爆発を中和し、己の身を盾にして操縦者を――碇海伊佐名を守った。
リギル・ソルテール:絶え間ない銃撃。その間にも片手でちひろ達への脱出ルートを送り続けている。
海藤芽:”ネヴァー”と撃ち合うのは、白い巨躯だけではない。小型の人形がビルや市街の間に歩脚で取り付き、弾丸を浴びせかけている。
リギル・ソルテール:そのほとんどの弾丸はすいすいと泳ぐように。あるいはアームで。弾丸を消費せず避けていく。
碇海伊佐名:「……”清虚”と”ネヴァー”ですね!」
碇海伊佐名:「私は」
”ラコニアイナ”:「私はUGN”カイパーベルト”所属、”ラコニアイナ”!」
リギル・ソルテール:「応ともよ」
望月火輪:「ああ、久しぶりだね」
”ラコニアイナ”:弾幕が止む。
”ラコニアイナ”:「……お久しぶりです。”清虚”」
”ラコニアイナ”:かつて共に戦った時のような、楽し気な色は、もう瞳の中にない。
”ラコニアイナ”:「貴方たちと別れた後。”ヨカナーン”の一件を知りました」
”ラコニアイナ”:「……”次に会うときは、敵だ”と。そう、私は言いました」
”ラコニアイナ”:「今がその時です。御覚悟を」
”ラコニアイナ”:UGNエージェント”ラコニアイナ”と交戦したため、情報を開示します。

★”ラコニアイナ” 情報:UGN 自動成功
オルクス/エグザイル。管轄する射程は「有線射程」。
”ウィル・グレイソン”と同じ、狙撃封鎖師団”カイパーベルト”の一員。
先月までイリーガルに登記されていたが、自ら部隊登用を志願した。
傀儡操作の専門家であり、人形による射撃の達人でもある。
”カイパーベルト”によって鍛造された機械傀儡、”硲浪海藤花筒落”を操る。
また、複数の傀儡を意のままに操演する能力も健在である。

リギル・ソルテール:「覚悟?今更だろ」
リギル・ソルテール:「敵なら遠慮するこたあねえ。ぶちのめしていくさ」
リギル・ソルテール:(………ちひろ、アルカ。大丈夫だろうが)
リギル・ソルテール:(待たせる)
望月火輪:リギルの言葉を聞いて、かすかにほほ笑む
望月火輪:「そういうことだね。」
望月火輪:「覚悟を決める必要があるのは」
望月火輪:「君の方なんじゃないかな」
望月火輪:”ラコニアイナ”に向けてつぶやく。
”ラコニアイナ”:「……」真っ直ぐ睨む。
”ラコニアイナ”:「人殺しになる覚悟ならば、決めてきました」
”ラコニアイナ”:「私は、人殺しに……自分の人形は遣いません」
GM:気付くかも知れない。以前彼女が操演していた”鯨羅”とは、形状も機能も異なっている。
望月火輪:「違うよ。」
望月火輪:「君に、"友人"を殺せるのかって聞いてるんだ。」
望月火輪:惑わすように、狂わすように言葉を紡ぐ。
リギル・ソルテール:火輪が言葉を紡ぐのを聞きながら、観察する。
”ラコニアイナ”:目を閉じる。息を吸う。目を開ける。
”ラコニアイナ”:「貴方のことは友人だと思っていますし」
”ラコニアイナ”:「糸を操る手が震えることもありません」
望月火輪:所詮は詐術に過ぎないが、使えるものはなんでも使っておくべきだ。
望月火輪:目の前の相手はそれだけの手練れなのだから。
”ラコニアイナ”:「貴方方に償いをして貰ったならば、私も後を追います。」
”ラコニアイナ”:「それが一時でも貴方がたと友誼を結んだ、私の責です」
”ラコニアイナ”:動じない。糸を構える腕は、よどみなかった。
リギル・ソルテール:「おいおい心中希望かよ。縁起でもねえな」
望月火輪:「あー、ごめん。藪をつついたら蛇を出しちゃったかも。」
リギル・ソルテール:「まあ、なら」
リギル・ソルテール:「手早く済ませるか」
リギル・ソルテール:「面倒くせえ奴は、戦い方も面倒くせえが」
”硲浪海藤花筒落”:静かに、装甲が震え始める。攻撃に備え身を沈ませる。
”ラコニアイナ”:「筒落!海藤芽!射撃を――」
リギル・ソルテール:「それにかかずらってるヒマは、おれたちには、ない」
望月火輪:「だね。」
リギル・ソルテール:「─── 一点突破だ。”清虚”」
望月火輪:その声に合わせたように無数の光芒が奔る
海藤芽:内蔵された弾倉が無数の銃撃音を重奏する。が、君たちの方が一手早い。
望月火輪:その数瞬後、光芒の後を様に爆発が走り抜ける
望月火輪:「こんなもんでどうかな」
海藤芽:弾幕を担っていた海藤芽の一画が吹き飛ぶ。
リギル・ソルテール:「ああ───捕まれ”清虚”」
リギル・ソルテール:「『飛ばす』ぞ」
”ラコニアイナ”:「筒落。再生」
”硲浪海藤花筒落”:背中が開き、再び端末の”海藤芽”を生産している。しかし、包囲を形成するのが間に合わない。
リギル・ソルテール:最短軌道を演算。再生よりも早く、この包囲を抜ける。
望月火輪:「流石リギル」
望月火輪:「だけど」
望月火輪:後方への警戒は怠らない。
”ラコニアイナ”:「――筒落!近接戦闘!」
”ラコニアイナ”:糸を旋回させ、既に”筒落”が跳躍している。
望月火輪:一旦包囲を突破して程度で安心できる程度のぬるい相手なら
望月火輪:俺たちの抑えとして選ばれるはずがない。
”硲浪海藤花筒落”:両腕の捕鋏が高速振動しながら振るわれる。きみたちの乗る車椅子ごと叩き壊す軌道だ。
リギル・ソルテール:軌道再計算。振り落とされるコンマ数秒でその横を抜ける。
リギル・ソルテール:「おれたちだけじゃあ手に余るな」
”硲浪海藤花筒落”:再計算に追いつく。追いすがり、左の捕鋏で射撃。
望月火輪:同時に、爆発
望月火輪:本体でもない。人形でもない。
望月火輪:それらをつなぐ糸を狙った攻撃。
”ラコニアイナ”:「ッ――」どこを狙われたのか、瞬時に理解した。
望月火輪:それは"繋がり"を断つには至らないが。
望月火輪:その精密な動作を狂わすには十分な衝撃を持っている。
”硲浪海藤花筒落”:”筒落”が玉のように”ラコニアイナ”を抱き込み、糸ごと丸く変形する。攻撃よりもリスク管理を優先させた。
望月火輪:「何回も通じる手ではないけれど。」
望月火輪:「いきなりやられると厄介だろ?」
リギル・ソルテール:「ちげえねえ」
”硲浪海藤花筒落”:彼女の射程は有線であり、彼女の武器は精密性である。”ラコニアイナ”の戦術に習熟しているが故の攻撃。
望月火輪:そして一瞬の逡巡さえ生じれば、
望月火輪:この相棒はそれを最大限に活かす術を知っている
”ラコニアイナ”:「っ……逃げ、」
リギル・ソルテール:その時には
リギル・ソルテール:即席二人乗りの車の姿は見えなくなっている。
リギル・ソルテール:チャフになるものを撒き、
リギル・ソルテール:直後の追跡を防いだ形だ。
”ラコニアイナ”:「……逃がしません。逃がしてはいけない。絶対に……」幽鬼のような足取りで、人形を引き連れ、車椅子のタイヤ跡を辿り始める。

リギル・ソルテール:「また来るだろうな」”ラコニアイナ”の反応を確かめる。
リギル・ソルテール:「……その前にアジトを移動させる必要がある」
望月火輪:「出来るかな。」
望月火輪:「まずは、あるかたちを助けないと」
リギル・ソルテール:「ああ」
リギル・ソルテール:「今、向かってる。合流さえできれば」
リギル・ソルテール:「一旦はアジトに入れるだろう。移動のことはその後だ」
望月火輪:「わかった。その辺の手はずは任せるよ」
望月火輪:「俺は、俺たちの邪魔をする奴らを吹き飛ばすに集中する。」
リギル・ソルテール:「そうしてくれ」
望月火輪:「今回は、少しばかり余裕が無さそうだ。」
リギル・ソルテール:「……お前の色目もあんまり通用しなくなってきたしな」
望月火輪:軽く首を絞める真似をする。
望月火輪:「失敬だな。」
リギル・ソルテール:「ふ」
望月火輪:「俺の美貌が通じるから、伊佐名はあれだけ頑なさを演じてるんだよ」
望月火輪:冗談じみた軽い言葉を風に乗せる
リギル・ソルテール:「そいつはなによりだ」
リギル・ソルテール:「助かってるよ」
リギル・ソルテール:小さく溢れて、
リギル・ソルテール:風に乗った言葉はどこかで混じり合うのだろう。

GM:ロイスの取得が可能です。
GM:シナリオロイスは”カイパーベルト”または”ラコニアイナ”。
リギル・ソルテール:シナリオロイスで
リギル・ソルテール障害/”カイパーベルト”/感服/敵愾心:○/ロイス
リギル・ソルテール:あと
望月火輪”ラコニアイナ”/期待/警戒〇
”ラコニアイナ”:ふふーん
リギル・ソルテール相棒/望月火輪/気の置けない:○/気が合わない/ロイス
”ラコニアイナ”:まあ……!

オープニング3:日裏巡:星と毒杯

GM:日裏さんのシーンです。登場侵蝕をどうぞ。
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を1D10(→ 7)増加(40 → 47)

GM:12/01 臨都市
GM:時刻不明 ”ムカウ”セル 現アジト
GM:状況は刻一刻と悪化していた。
GM:きみの元に流れ込んでくる通信は、”ムカウ”のメンバーが狙撃され、あるいは足止めを受け、分断されていることを現わしている。
GM:セルはこのまま臨都市に留まるべきだろうか?
日裏巡:椅子に腰掛けたまま、思考する。
日裏巡:取り得るべき手は大きく分けて二つ。
日裏巡:FHがUGNに勝っているのは、レネゲイドの知識だが――これはFH全体ならばともかくセル単位ではそれほど大きなアドバンテージにはなり得ない。
日裏巡:もう一つ、人名や倫理を軽視できること。そして、それをUGNが知っていることだ。
日裏巡:一つ目の手は、脅迫。
日裏巡:たとえば、“マスターストラトス”とのコネクションを利用して、臨都市全体を空爆する。
日裏巡:たとえば、仕込んだジャーム予備軍を一斉に『起爆』する。
日裏巡:実際に行えるかどうかは問題ではない。それを可能だとUGNに思わせることができれば、交渉の手段にはなる。
日裏巡:「……まず、交渉のテーブルに付くまでが大変だなあ」
日裏巡:もう一つの手は、方位から実力を以て脱出すること。
日裏巡:だが、脱出した後に繋がる展望が、まだ見えない。
螢貴勝:「お困りのようですね、”エンブリオ”」
螢貴勝:その声は、突然降ってきた。
日裏巡:「――やあ、貴勝。タイミングがいいね」
螢貴勝:「ビジネスの成功を左右するのはタイミングです」
日裏巡:「ビジネス、か。じゃあ『商談』をしに来た訳だ」
螢貴勝:「ええ。その通りです」
螢貴勝:「アジトを移したにも拘らず、活動圏内での襲撃が止まない」
螢貴勝:「さぞお困りだろうと思いまして」
日裏巡:「うん、困ってるんだ。助けてほしいな」
螢貴勝:「……良い場所を知っております」
螢貴勝:「───梨郷市、という場所をご存知ですか?」
日裏巡:「結構近いね」
螢貴勝:「ええ、ですが───」
螢貴勝:情報を開示します。

★梨郷市について 情報:噂話 自動成功
S県帆毬市から遠く離れたゴーストタウン。 
都市開発の失敗によって無人の地下街やアーケードが点在している。 
ギルドやFHの勢力圏として支配されており、UGN支部も既に撤退済。 
半ば街自体が反社会的勢力にとっての温床と化している。
これまで以上の危険は伴うが、隠れ潜めばUGNの追跡は完全に無効化できるだろう。 
だがその環境故に警戒も厳しく、梨郷市に潜伏するには、 ”サングリア”が提供する顔役とのパイプ(★コネ:梨郷市)が必須となる。

螢貴勝:「隠れ潜むため……生きるためにはこの上ないかと」
日裏巡:「確かに。でも、あそこは余所者には厳しいよね」
日裏巡:「このまま向かえば、UGNと『住民』の挟み撃ちにされるかもしれない」
螢貴勝:「では、”エンブリオ”は何がこの上に必要と考えますか?」
日裏巡:「君が必要だ」
日裏巡:「買うよ、貴勝。商品を見せてくれ」
螢貴勝:「良いでしょう」
螢貴勝:「梨郷市の顔役とのパイプをご用意いたします」
螢貴勝:「そして、脱出ルートも」
日裏巡:「至れり尽くせりだ。貴勝がいてよかったよ」
日裏巡:「ちひろとあるかを助けなきゃいけないし、リギルと火輪も襲撃を受けて、二人だけに任せている訳にもいかなくなった」
日裏巡:「場当たり的な対応はそろそろ限界だ。もっと大きな行動指針が欲しかったところだったんだ」
螢貴勝:「……流石は”エンブリオ”」
螢貴勝:「視座がひとつ高い。貴方がリーダーであることはこのセルにとっての幸いです」
日裏巡:「ふふ、このセルは私のものだからね。自分のものは自分で守らなきゃ」
螢貴勝:目を細める。
日裏巡:それは人に頼らないという意味ではない。セルメンバーの力もまた、自分の力だと認識している。
日裏巡:「貴勝、私は今回のUGNの攻勢で、一つだけよかったことがあると思っているんだ」
螢貴勝:「ふむ。それは?」
日裏巡:「UGNが本気を出してきたということは、もう逆鱗に触れることを恐れなくてもいい」
日裏巡:「前よりも遠慮なく、好き勝手にできる」
日裏巡:「UGNは、私達を封じ込めると同時に、解き放ったんだ」
螢貴勝:「…………」
螢貴勝:「ええ。こんなにも煌めきを湛えたきみは初めて見ます」
螢貴勝:「…早速、手配しましょう」
螢貴勝:端末を取り出し、リギルへの通信から開始する。
日裏巡:椅子から立ち上がる。
日裏巡:「さあ――見せてあげよう」
日裏巡:「どれだけ囲い込んでも、遠くの星に手を伸ばすことを止めることはできないと教えてあげよう」
日裏巡:「私達の欲望は、決して止められないと」

GM:ロイスの取得が可能です。
日裏巡螢貴勝 ○信頼/不安
日裏巡:以上!

マスターシーン:輝きは重く鈍く

GM:臨都市 多目的高層ビル「スカイラウンジりんと」
GM:同施設 屋上
”アイソクロナス”:「……隊長」二人の影。ラップトップを片手に、見えない線を切るようなジェスチャーを行っている。
”アイソクロナス”:「”ラコニアイナ”と”ウィル・グレイソン”から報告。”ムカウ”が動きました」
"オールト・クラウン":「なるほどね。奴ら、きちんと梨郷市に合流を目指してくれるかな……」
"オールト・クラウン":「まあ、あちらのリーダーは有能だし心配ないな。せいぜい自分の能力に苦しめられるといい」
"オールト・クラウン":「”アイソクロナス”。狙撃部隊にとって一番狙いやすい状況って何だと思う?」
”アイソクロナス”:「……移動経路が確実な場合、でしょうか」
"オールト・クラウン":「そういうこと。”ムカウ”は必ず餌に飛びつく」
"オールト・クラウン":「ただし、UGNにとっても今回の作戦は諸刃の剣だ。梨郷市に潜伏されたらゲームオーバーなわけだからな」
"オールト・クラウン":「そこまでのリスクを覚悟しないといけない相手になったってことだ。あいつらは……」
"オールト・クラウン":サングラスの位置をずらす。
"オールト・クラウン":「眩しすぎるって気持ちも、解らなくはないね」
"オールト・クラウン":「アイソクロナス。第二段階だ」
"オールト・クラウン":「通信を遮断しろ」
”アイソクロナス”:「……了解しました」手指が青く発光し、ブレる。
”アイソクロナス”:再び何かを切断するような仕草。
”アイソクロナス”:《ドミネーション》が使用されました。
”アイソクロナス”:これから先のシーン、PCたちは同じシーンに合流していない限り、電気的な通信が不可能となります。
”アイソクロナス”:また、一般アイテムの『モバイル』を使用できません。
"オールト・クラウン":「奴らがこっちに対処するのが先か、それとも……うちに削り殺されるのが先か」
"オールト・クラウン":「オーヴァードは集めると怖くなるからな。まずは徹底的に分断して消耗させる」
"オールト・クラウン":「我慢比べと行こうぜ」
"オールト・クラウン":低く笑う。

ミドル1:惑って、歩いて

GM:シーンプレイヤーはちひろちゃん。他、登場自由。
庄野あるか:でちゃおー 一緒いるしね
天藤ちひろ:出ます
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(43 → 50)
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(41 → 44)
日裏巡:出るぞー
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(47 → 56)
望月火輪:望月火輪の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(35 → 39)
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(45 → 46)
GM:かるい

GM:では、現在の行動選択肢を提示します。
GM:Now loading...

【行動選択肢】

□天藤ちひろ&庄野あるかのみ可能:狙撃回避>
《回避》で20以上、または射撃攻撃(※技能:《射撃》ではない)で累計200ダメージ以上。
未クリア時、1シーンごとに2人はドッジ不可の装甲無視6d10ダメージを受ける。ガード・カバーリング可能。

□望月火輪&リギル・ソルテールのみ可能:追跡排除>
(範囲:選択)の《RC》を用いた攻撃、または《射撃》を用いた攻撃で累計200ダメージ以上。
未クリア時、1シーンごとに達成値30の7d10範囲(選択)ダメージを受ける。ガード・カバーリング不可。

□庄野あるか&望月火輪&天藤ちひろのみ可能:敵移動経路特定>
<情報:裏社会>または<情報:FH>で11
何度でも挑戦可能。
成功した場合、□狙撃回避 及び □追跡排除の難易度が20ダメージずつ減少する。

□リギル・ソルテール&日裏巡のみ可能:通信妨害排除>
<情報:裏社会>または<知識:機械工学>で11
成功した場合、《ドミネーション》が解除される。
また、□合流 及び □情報収集の難易度が3ずつ減少する。

□全員可能:移動手段調達>
<調達>または<交渉>14
成功した場合、調達難易度30までの任意のヴィークルを1つ獲得できる。
また、□狙撃回避及び□追跡排除をクリアしていた場合、トリガーシーンへ移行可能。

□全員可能:情報収集>
<情報:FH>11/13/17

□日裏巡のみ可能:合流>
<調達>または<交渉>で13
成功した場合、『天藤ちひろ&庄野あるか』または『望月火輪&リギル・ソルテール』のシーンに登場し、二人の判定に『支援』をすることが可能となる。
※『支援』:任意の技能で判定し、達成値10ごとに、他PCの達成値+5することができる。

庄野あるか:やれることいろいろ
GM:何か質問は!
日裏巡:合流はどっちかと合流したら2回目以降はできないんでしょうか?
日裏巡:これで2回判定して合流できたらそれで全員合流しちゃう気がする
GM:合流は1回目以降は不可です!2回目以降は「支援」に切り替わります
日裏巡:ふむふむ
庄野あるか:あ、すいません質問あった
GM:どうぞ!
庄野あるか:敵移動経路特定でダメージ減るけど これ《回避》で20以上の判定とは関係しない?であってますか
庄野あるか:ダメージだから
GM:そうですね。ダメージは減少しますが、回避達成値には影響しません。
庄野あるか:はーい!
日裏巡:あ、すみません、もう一個
GM:ハイドウゾ!
日裏巡:合流した後、合流したPCへのダメージを《雲散霧消》で軽減できますか?
GM:侵食を支払うのであればもちろん可能です。
日裏巡:ありがとうございます!
GM:同様に、判定に対してもオートエフェクトやメジャーエフェクトなど自由に使用して構いません。
GM:というか使わないと200ダメージは無理だし……
庄野あるか:はーい
望月火輪:セットアップは使えますか?
GM:O・K
望月火輪:わーい
リギル・ソルテール:準備OKです
日裏巡:僕も大丈夫です
GM:では……順々に判定しな!
リギル・ソルテール:じゃあ行動しよう。
リギル・ソルテール:通信妨害排除>
リギル・ソルテール:オーディンアイをマイナーで使用。技能は情報:裏社会
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールの侵蝕率を4増加(46 → 50)
GM:うおおお!!
リギル・ソルテール:情報収集チーム1回目も使用。達成値+2
望月火輪:本気だ!!
リギル・ソルテール:これで情報:裏社会で判定します。
GM:ギャ~~~!!通信妨害が~~~!!!
リギル・ソルテール:6dx+3+2>=11
DoubleCross : (6DX10+5>=11) → 8[1,2,3,4,5,8]+5 → 13 → 成功

GM:うひょ~~~!!
リギル・ソルテール:固定値サイコー!
GM:では……一晩じっくりと寝かせたドミネーションが解除されます 合流と情報収集の難易度も3ずつ下がる
日裏巡:じゃあ難易度が下がった合流をします
GM:今日はもう終わったよッ!
GM:どうぞ!
日裏巡:これならエフェクトはいらないか……
GM:調達交渉で10ですからね
日裏巡:コネ:手配師を使用して〈調達〉で判定します
GM:コネるな
日裏巡:バッドフレンドの効果も発動
GM:悪友まで……!
日裏巡:9dx+5>=10
DoubleCross : (9DX10+5>=10) → 10[1,4,4,6,9,10,10,10,10]+10[3,5,8,10]+10[10]+9[9]+5 → 44 → 成功

GM:?
日裏巡:めちゃくちゃ合流した
日裏巡:リギーともっちに合流します
リギル・ソルテール:?
望月火輪:いっぱいきた
GM:そんなに寂しかったのかい
庄野あるか:これは合流を超えた合流
日裏巡:ただの合流じゃねえぞ
GM:ド級の合流……
GM:では他の方も引き続き判定ドーゾ
庄野あるか:ド合流というわけね
庄野あるか:敵移動経路特定>を <情報:FH>で。
GM:特定して♡(うちわ
庄野あるか:6DX+2+0@10>=11 情報:FH
DoubleCross : (6DX10+2>=11) → 7[1,3,6,6,7,7]+2 → 9 → 失敗

庄野あるか:うげ
庄野あるか:財産使えますっけ
GM:ンアーッ!
GM:財産は……使用可能とします!
庄野あるか:金ならあるぞ
望月火輪:あるかちゃん!!
日裏巡:合流できたらお小遣いあげるからね
庄野あるか:庄野あるかの財産点を2減少(14 → 12)
GM:ありすぎ
庄野あるか:これで11
庄野あるか:社会強者のつよみだ
GM:では追跡排除と狙撃回避のダメージ目標値が180になりま~す
GM:お手柄
望月火輪:やったぜ
GM:ネクスト!
天藤ちひろ:狙撃回避の〈回避〉判定行きます
天藤ちひろ:4dx+1>=20
DoubleCross : (4DX10+1>=20) → 9[1,6,6,9]+1 → 10 → 失敗

庄野あるか:では
GM:なにっ
庄野あるか:《妖精の手》。最後のダイス目を10に。
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を4増加(41 → 45)
GM:では11から……再回転ドウゾ!
天藤ちひろ:1dx+11
DoubleCross : (1DX10+11) → 5[5]+11 → 16

GM:ああっ
庄野あるか:これならいけるか
GM:なっばっ
GM:回避が強ぇセルなのか……?
庄野あるか:《妖精の手》《妖精の輪》。もう一回回せるドン
天藤ちひろ:やったね
GM:うわああああああ追い妖精だあああああ
GM:速水もこみち
天藤ちひろ:1dx+21>=20
DoubleCross : (1DX10+21>=20) → 3[3]+21 → 24 → 成功

庄野あるか:おっしゃあああ
GM:うわあああああ成功だああああああ
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を8増加(45 → 53)
天藤ちひろ:よかった、今回られてたら呪ってた
GM:では□狙撃回避はクリア。一時的に、”ウィル・グレイソン”を撒くことに成功します。
庄野あるか:いぇーーい
天藤ちひろ:わぁーーい
望月火輪:□全員可能:情報収集>
望月火輪:FHで判定します
GM:どうぞ!
望月火輪:6dx+2>=8
DoubleCross : (6DX10+2>=8) → 9[1,1,3,7,9,9]+2 → 11 → 成功

望月火輪:っしゃ!
庄野あるか:安定
GM:OK!では情報収集の一段階目。

★”カイパーベルト”について 情報:FH 8
UGN本部所属狙撃封鎖師団。マスター級の戦力を擁するセルを確実に排撃するため配備された、
UGNにとっての「敵所在が特定できた場合の切り札」である。
”オールト・クラウン”と呼ばれるオーヴァードによって指揮されており、現在の人員は六名。
「接触射程」。自ら砲弾と化し回避不能の弾丸を見舞う”バントライン”。
「有線射程」。有線範囲の絶対的制圧力を有する”ラコニアイナ”。
「二重射程」。包囲と暗殺を専門とする”ウィル・グレイソン”。
「量子射程」。電子的狙撃に専門化した”アイソクロナス”。
「羅針射程」。不可視の経路にて人員輸送を行う”ロンドン・ブリッジ”。
「戦略射程」。部隊の指揮を執る”オールト・クラウン”。

GM:これで全員……動いた!それではロールプレイに入っていきたいと思います。
GM:その前に男子組!!ダメージ処理!!
リギル・ソルテール:ドッジはできるんですよねこれ
”硲浪海藤花筒落”:可能です。その場合、目標達成値は30以上として扱われます。
リギル・ソルテール:まあリザしても侵蝕そんなに変わらないが…
日裏巡:35までは軽減するぜ
望月火輪:たけ~
”硲浪海藤花筒落”:つよ
リギル・ソルテール:うーん、じゃあ今回はリーダーに甘えようかな。
日裏巡:とりあえず出目を見てから
”硲浪海藤花筒落”:では……ダメージを出します!!
”硲浪海藤花筒落”:7d10
DoubleCross : (7D10) → 48[4,7,3,10,10,8,6] → 48

望月火輪:でけえ!!
日裏巡:あ、これはリギーは守り切れない!
リギル・ソルテール:だいじょうぶ、最大HP6だから!
”硲浪海藤花筒落”:い 命の終着…
日裏巡:もっちは守るぜ
日裏巡:【未衝突メテオリーティス】《雲散霧消》 対象:範囲(選択)のダメージを35(40)軽減 侵蝕4
日裏巡:正確には二人とも守るがリギーは超過で戦闘不能になってしまう
”硲浪海藤花筒落”:軽減率がでかい コストコのセールかな?
望月火輪:サンキューリーダー!
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を4増加(56 → 60)
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールのHPを1D10(→ 10)に変更(6 → 6)
日裏巡:13ダメージまで軽減
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールの侵蝕率を6増加(50 → 56)
”硲浪海藤花筒落”:HPが1桁だから、リザの出目が腐ろうがそもそも誤差なんだ……
リギル・ソルテール:血まみれにはなる
”硲浪海藤花筒落”:CHU!撃ちまくってごめん
GM:では……改めて ロールに移っていきましょう

”ウィル・グレイソン”:『”ロンドン・ブリッジ”!奴等足が速い。転送たのむ!』
”ロンドン・ブリッジ”:『了解しました。二秒下さいね、ウィルさん』
”ウィル・グレイソン”:ビルの上空を走る二人の”ウィル・グレイソン”の前に、
”ロンドン・ブリッジ”:壊れた橋が形成される。
”ウィル・グレイソン”:その向こう側に飛び移った瞬間、
”ウィル・グレイソン”:『――見つけたッ!』既に空間ごと転移している。
庄野あるか:「……んんー、んー」唸っている。
天藤ちひろ:「あるかさん、大丈夫ですか……いや」この状況でかけるべきは違うだろう
天藤ちひろ:「何か分かりそうですか?」
庄野あるか:「あのウィルなんとかって人…」
庄野あるか:「わたしが分からないのは、そうなんだけど、お父さんも分からないって気にしててね」
庄野あるか:「だから考えてもらってたの」
庄野あるか:「自分が二人いたって、そういうことができるのかなあ、って…」
庄野あるか:「二人で同じ一つのことができるのは、どんなときかって」
天藤ちひろ:「自分が二人……」
庄野あるか:ちひろちゃんと目が合う。「それはね!」
庄野あるか:「見たり考えたりしてるのは、本当は一人だから」
庄野あるか:「誰か一人がやってるんだ。それを教えてる」
庄野あるか:自分のこめかみを軽く叩く。
庄野あるか:「……えっと、えーと…だからね」
天藤ちひろ:「狙撃を行っているのは二人のようなものでも、最終的には一人の知覚によって状況を判断している」
庄野あるか:「そう!」
天藤ちひろ:「どの道、驚くほどの技巧ですけれど」
庄野あるか:「でもでも、それならわたしたちのが凄いよ」
庄野あるか:「人数がもっと多いもん」
天藤ちひろ:「知覚を搔い潜ることさえできれば、突破は可能ですか」
天藤ちひろ:「……ええ、そうでしたね」
天藤ちひろ:「こちらは、3人いる・・・・
庄野あるか:「そういうこと!」
庄野あるか:その背を押す。「右、二十七度。そこから動くって」
”ウィル・グレイソン”:『へへ……物理的に振り切れねえだろ。これなら』見晴らしの良いビル構造の上から、UGN制式の狙撃銃を構えている。
”ウィル・グレイソン”:二人が同時に、庄野あるかの指し示した場所を――対角線上に狙っている。
天藤ちひろ:「はい!」右手に黒い円状の渦を発生させ
”ウィル・グレイソン”:『オレでも』『当てられる――』同時に・・・引き鉄を絞る。
天藤ちひろ:銃声が響くそのコンマ数秒前
天藤ちひろ:弾丸が発射される瞬間に、渦を左側にも発生させ
天藤ちひろ:二重の弾丸を、二つの虚が飲み込む。
”ウィル・グレイソン”:『ッおい……マジかよ!?』
天藤ちひろ:「くらえ」
天藤ちひろ:右腕で左の、左手で右の螺旋を握り
天藤ちひろ:ウィル・グレイソンの両者がいるビルの屋上めがけて投擲する。
”ウィル・グレイソン”:『ッおい……マジかよ!?』同時。防がれたと理解した時には、再装填している。だが、彼らを統一する自我は一つだ。
”ウィル・グレイソン”:同時に同じ行動が取れる、のではない。
”ウィル・グレイソン”:同時に同じ行動しか・・取れない。
天藤ちひろ:瓦礫を巻き込み広がった螺旋は、攻撃力こそ持たないのものの"攻撃されたように錯覚させる事"は可能だ
”ウィル・グレイソン”:狙撃手にとって、位置を特定されることは死につながる。飛来する瓦礫を二人が同時に撃ち落とすが――それは致命的な隙となる。
天藤ちひろ:内部に広がる星空が、ウィルグレイソンの眼前に広がる。
”ウィル・グレイソン”:片方が瓦礫を撃ち落とす間に、もう片方がポイントを変更するという行動はとれない。
”ウィル・グレイソン”:視界が塞がる。……次にスコープを覗くとき、きみたちは恐らく射程圏内から消えているだろう。
天藤ちひろ:追撃する気はない。 あるかを抱き上げ、射程圏内から逃げ出している。
”ウィル・グレイソン”:『あー……クソ』能力を解除する。『やっぱオレは普通・・だな』
”ウィル・グレイソン”:”ウィル・グレイソン”の能力は、並行世界からの自身の召喚である。
”ウィル・グレイソン”:だが、どのような並行世界から自身を呼んでも――彼の姿は変わらない。普通・・なのだ。
庄野あるか:「……ふふ!やった!」ちひろちゃんにつかまる。
天藤ちひろ:「なんとかやり過ごせたみたいですね……」
天藤ちひろ:(あるかさん……人形みたいに軽いな……)
天藤ちひろ:「とりあえず、リギルさんか巡さんと合流ですね……」
庄野あるか:「そうだねえ。ジュンさん、さびしがってるかも~」
天藤ちひろ:ノイズしか発しない通信機を見ながら。これも敵によるものならば、相手は相当に周到な恐るべき相手だ
天藤ちひろ:通り過ぎざま、ポストに封筒を突っ込み
天藤ちひろ:「孤立してるんだったら普通に不味いんですけどね、多分やられたりはしないでしょう」
庄野あるか:「うん。みんな大丈夫そう」
天藤ちひろ:「信頼ですね、期待かもしれませんが。」
天藤ちひろ:「行きましょう、私たちの時間はこれからのようですから」

リギル・ソルテール:ピッ。
リギル・ソルテール:ポレピン。
リギル・ソルテール:何回目かのエラー音に頭を掻く。
リギル・ソルテール:「こっからも繋げねえか」
望月火輪:「大した情報封鎖だね。」
リギル・ソルテール:「ああ、中々やるもんだ」
GM:周辺や市街地の電子機器に異変はない。”ムカウ”が使用するもののみがピンポイントで狙われていると理解できる。
望月火輪:「リギルでも簡単に突破できないというのは、相当だ。」
望月火輪:言葉の内容に対し、特に心配はしていないという口調
リギル・ソルテール:「ま。突破するけどな」
リギル・ソルテール:「出し惜しみとかはやめとくか」
望月火輪:「流石。」
リギル・ソルテール:赤い、機械の埋め込まれた左目が内側から光る。
リギル・ソルテール:最近施術したものだ。
リギル・ソルテール:「X270。Y34。Z128。回り込め」
リギル・ソルテール:直接ネットワークに繋がる。
”アイソクロナス”:……では、電子戦の全スペックを解放したきみには、”敵”の正体がわかる。
”アイソクロナス”:オリジン・サイバーのレネゲイドビーイング。
”アイソクロナス”:街を通信支配下に置く形態ではなく、文字通り”ムカウ”のネットワークに寄生することで、
”アイソクロナス”:直接通信を狙撃していたのだ。
”アイソクロナス”:……最初にわざと通信させる猶予を与えることで、逆に”ムカウ”のネットワークのアドレスを特定した。
リギル・ソルテール:「悪いな」
リギル・ソルテール:「『的場』ほどじゃあないが」
リギル・ソルテール:「射撃もそれなりに得意なんだ」
”アイソクロナス”:「……侵入者」
リギル・ソルテール:「おいおい、あんたの方が侵入者だろ?」
”アイソクロナス”:「僕に言わせれば、元々存在した領域を人間が勝手に書き換えているだけだ」
リギル・ソルテール:「それが人間ってやつだろうよ。ここの土地は売約済みだ」
”アイソクロナス”:「……リギル・ソルテール。まさか電気的シナプス通信を直接投射する階層まで陥入できる電子戦要員だったのか」
”アイソクロナス”:「ならば、認識を改める必要がある。ここで排除する……」
望月火輪:リギルの言の葉と事前に所有していた断片的な情報から敵の輪郭を推測する。
望月火輪:「成程。量子射程か。」
”アイソクロナス”:階層に映し出されているイメージが三次元から二次元、そして一次元――量子に分解される。自身のデータを軽量化し、通信を高速化しているのだ。
”アイソクロナス”:「脳を焼き切る」
リギル・ソルテール:「こちらは泉で叡智を得た身なんでね」
リギル・ソルテール:「簡単にはやらせねえよ」
”アイソクロナス”:量子の波がリギルを襲う。触れれば即座に、敵対者の脳の電気通信そのものが暗号化され、心神喪失に至る――
望月火輪:敵の脅威は、認識している。それでも尚望月火輪が不安や絶望という言葉を遠ざけることが出来ているのは
望月火輪:二つのことを信頼しているからだ。
望月火輪:一つは、オリジンサイバーとすら電子空間で渡り合えるリギルの"技術"
望月火輪:もう一つは
望月火輪:貪欲に他者の情報を喰らい続けてきた日裏巡の"性質"だ。
望月火輪:その性質は、”アイソクロナス”の射程の外にて
望月火輪:確実に、精密に自分たちの行動を予測し
望月火輪:そして
日裏巡:ネットワーク空間全体が、ぶれた。
リギル・ソルテール:薄く笑う。
日裏巡:まるで、規格外の大規模のデータを送り込まれた時のように、量子の波が動きを止める。
日裏巡:現実空間に、足跡が一つ。
”アイソクロナス”:「……この干渉波形は……AIDA……」
日裏巡:「それだけじゃ少し足りないな」
日裏巡:眼球型AIDA『アンティキティラ』。確かに高い解析性能を持つが、リギルに比べれば電子戦能力は微々たるものだ。
日裏巡:故に、もう一つ。
日裏巡:「マスターストラトスの置き土産。肉体を捨て、電子に生きる王の残骸」
日裏巡:「完全な解析はできてないけど、力業で処理落ちさせるくらいは訳ないさ」
”アイソクロナス”:「そうか……”ムカウ”は既に……彼らと接触していた――」
リギル・ソルテール:「───そこだ」
リギル・ソルテール:量子の波が止まった隙を見逃すことはない。
リギル・ソルテール:何より、日裏巡が提げて来た瞬間を読み違えることがない。
リギル・ソルテール:「BANG」
リギル・ソルテール:ネットワーク空間内のアバターが銃を撃つ。
リギル・ソルテール:その姿は現実と何ら変わりがない。車椅子に乗った少年だった。
”アイソクロナス”:寄生させていたクラックbotごと撃ち抜かれ、機能を停止する。
”アイソクロナス”:少年のイメージが砕け、体が電子の海に帰っていく。
”アイソクロナス”:「人間と言うのは、群れると本当にろくなことをしないな……」
リギル・ソルテール:「そいつには同意するしかねえけどな」
”アイソクロナス”:「きみをそこまで電子戦に習熟させたのは、その体のせいか……?」
”アイソクロナス”:「興味がある……」
リギル・ソルテール:「悪いがそれ以上は別料金だ」
”アイソクロナス”:「……そうか。では、きみたちを収監してからゆっくり問いただすとしよう」
”アイソクロナス”:「”オールト・クラウン”ならばやり遂げる」ノイズが走る。完全にシャットダウンされる。
GM:《ドミネーション》が解除されました。これにより、合流していないPCとの通信が可能になります。
リギル・ソルテール:ばちん!
リギル・ソルテール:身体が弾かれたように跳ね、重量が背もたれに強くかかる。目からは一筋の血が垂れる。
リギル・ソルテール:「……カリン。巡」
日裏巡:「やあ、お待たせ」
日裏巡:肉が焦げたような匂いが立ち込める。マスターストラトスの残骸と無理に接続した『アンティキティラ』が発熱して、周囲の肉が焼けているのだ。
望月火輪:「おつかれ、リギル」
望月火輪:リギルの血を袖で拭う。
リギル・ソルテール:「ん。悪い」
望月火輪:「巡も、思ったより早く来てくれて助かったよ」
日裏巡:「リギルのお陰だよ。主導権を争ってる途中で一瞬だけ座標を把握できた」
日裏巡:「今のアジトなら場所さえ分かれば合流はすぐにできるからね」
望月火輪:「織姫様様ってことか。」
日裏巡:「とはいえ――一度表に出た以上は、そう簡単にはいかないけどね」
日裏巡:《ディメンションゲート》と同じで、切迫した状態ではアジトへの通用口を開くことはできない。
日裏巡:「ちひろとあるかは直接迎えに行く必要がある」
リギル・ソルテール:「……梨郷を軸にするって話だったな」
リギル・ソルテール:「ああ。通信も今ので回復したし、後は”ラコニアイナ”を撒きつつだな」
日裏巡:「うん。着いてからのことは貴勝が何とかしてくれる」
望月火輪:「それは助かる」
日裏巡:「UGNも当然、梨郷市への逃走は、逃走先の一つとして警戒しているだろう」
望月火輪:「それはわかる。」
望月火輪:「けど、それよりシンプルで確実な方法も連中は取ってくるよ」
望月火輪:"後方"に視線を移す
リギル・ソルテール:「───ああ」
”硲浪海藤花筒落”:き い い い ん
望月火輪:「"喰らいついて""離さない"」
”硲浪海藤花筒落”:ぶわり、と周囲の気温が上がったように感じられた。次いで、振動。
”硲浪海藤花筒落”:周囲の配電設備ごと融解する。
日裏巡:「おや、前には見なかったやつだね」
望月火輪:「シャレになってないんだよ。これが…!」
”ラコニアイナ”:「――揺らしなさい、筒落!!」
”硲浪海藤花筒落”:ず ぎゃがん!!!
”硲浪海藤花筒落”:「波」のようなものを照射された周囲の空気一体が熱され、爆ぜる。
望月火輪:「というわけで、巡。任せた。」
リギル・ソルテール:「右に同じ」
望月火輪:ずい、とリーダーの体を盾にするように前に出す
リギル・ソルテール:ずい。
海藤芽:その熱幕を縫い、傀儡の群れが一斉に掃射。逃げ場がない。異常な密度の弾幕。
海藤芽:破壊の渦が三人に到達しようとする――
日裏巡:「はいはい」
日裏巡:袖口から砂鉄が零れ落ちる。――否。
日裏巡:ずざざざざざざざざざざざざ――ッ!
日裏巡:服の内側に隠せる体積を優に越した量の砂鉄が三人を囲うように展開。
日裏巡:“一握”
日裏巡: ×
日裏巡:“百射”
日裏巡:一粒一粒を鏃と見なし、複製された無数の砂鉄が何重もの質量弾幕となって掃射を迎撃する。
”ラコニアイナ”:……戦闘によって理解していた。”エンブリオ”を相手にする場合、彼の摸倣できない・・・・・・攻撃を行わなければならない。
”ラコニアイナ”:一度で仕留めきれなかった場合、その技は”ムカウ”の戦力になるからだ。
”ラコニアイナ”:故に単純な質量と、原理不明の技によって攻撃を試みた――が、防がれた。
”ラコニアイナ”:「……相変わらず、恐ろしい技の冴えですね。何人を屠って来たのですか」
日裏巡:「火輪、リギル。――飛ぶよ」
日裏巡:二人に触れる。
日裏巡:前後左右死角のない弾幕。だが、上ならば。
リギル・ソルテール:「おう」
日裏巡:「落ち着いて話せる時が来たら、教えてあげるよ」
日裏巡:“ワイヤレス”
日裏巡:因子を付与して、三人分の体を持ち上げ、そのまま空を滑るように破壊から逃れる。
”ラコニアイナ”:「――させません! 押し、潰す!」掃射を更に加速させるが――
”ラコニアイナ”:……既に三人は存在しない。
"オールト・クラウン":『――深追いはやめとけ、ラコニアイナ』
”ラコニアイナ”:耳許の骨伝導通信機に、女の声がする。
"オールト・クラウン":『今のであっちも侵食は消耗したはずだ。あんたの武器は質量と精度の合わせ技なんだから、追撃戦で無駄にすり減るべきじゃない』
"オールト・クラウン":『足は”ロンドン・ブリッジ”が提供してくれる。ちょっと休め』
”ラコニアイナ”:「ですが……」
"オールト・クラウン":『”バントライン”もそろそろ追いつくころだ。奴らが足を手に入れたタイミングで仕留める』
"オールト・クラウン":『それまでは削りに専念しろ。いいな?』
”ラコニアイナ”:「……」通信が途切れる。

望月火輪:「相変わらず、とんでもなく強くて」
望月火輪:「バカみたい不器用だね、伊佐名は」
望月火輪:”ラコニアイナ”の射程の外で小さくつぶやく。
リギル・ソルテール:「そういう女なのさ」
望月火輪:「"2回"」
望月火輪:「俺たちを潰すために、全力に近い出力を"2回"見せた」
望月火輪:「俺だけじゃ無理だけど」
望月火輪:「リギルなら、そろそろメタ読みも出来る頃合じゃない?」
望月火輪:「持ち駒も増えたことだしさ」巡に視線を向ける
リギル・ソルテール:「メタ読みなら俺より巡だろ」
リギル・ソルテール:「見ただろさっきの柔軟性」
日裏巡:「うーん、対応自体はできるけど……」
日裏巡:「多分、そうさせるのが相手の目的じゃないかな」
リギル・ソルテール:「へえ?」
日裏巡:「全力に近い出力を二回って言ったね?」
望月火輪:「さっきのを含めてね」
日裏巡:「本当に全力なら、複数回発揮されることはない筈だよ」
日裏巡:「彼女の能力なら、複数の人形で包囲し続けられる」
日裏巡:「そうしないのは、そうすると『潰し合い』しか選択肢がなくなるからだ」
日裏巡:「向こうは、地力でのぶつかり合いじゃなくて、状況を動かしてこっちを狩るつもりだ」
日裏巡:「だから、対応策はできるだけ相手にしないこと」
日裏巡:「ちひろとあるかと合流するまで消耗は避けた方がいい」
望月火輪:「なるほど、道理だ」
リギル・ソルテール:「そうか」
リギル・ソルテール:「相手に追いつかれる前に合流しねえとな……」
日裏巡:「そこはリギルに任せるよ」
リギル・ソルテール:「………」
リギル・ソルテール:「おそらく、まだ奴らは来るだろうよ」
望月火輪:「俺としては合流前に、伊佐名を止めておきたいんだけどね。」
リギル・ソルテール:「合流したとこ一網打尽にされちまうからな……どっちがカニかわかったもんじゃねえ」
日裏巡:「消耗を抑えた上でできるなら、それが最善ではある」
望月火輪:「あの真っすぐな正義感は、ちひろには毒だろう」
リギル・ソルテール:「……ちひろなら、それでもやるだろうが」
リギル・ソルテール:「会わせたくねえのは……そうだな」
望月火輪:リギルの言葉を好まし気に見つめる。
望月火輪:「ま、俺は勝手に仕掛けを作っておくよ。」
望月火輪:「二人も、うまくやれそうだったら使ってくれ」
日裏巡:「ふむ……、少しずつ力を使わせて逃げれば合流する頃には消耗の度合いでこっちが有利になると思ってたけど」
日裏巡:「だったら、こっちの有利な場所に誘い込んで潰すのもありかな」
リギル・ソルテール:「そういうことなら」
リギル・ソルテール:「おまかせあれ、だ」
日裏巡:二人の気遣いについては、本当の意味で理解できている訳ではない。
日裏巡:これは、日裏が人の情緒に疎いということを差し引いても。
日裏巡:今のちひろがそれで揺れるようには思えなかったからだが――
日裏巡:(二人とも、ちひろが大切なんだね)
日裏巡:ちひろの為ではなく、ちひろを思う二人の為に、方針を転換した。

GM:ロイスの取得が可能です。調達は不可。
庄野あるか:わーい
庄野あるか:ちひろちゃんにはとってるな。保留!
リギル・ソルテール:ろいほ!
日裏巡:ひとまず保留しておきます
天藤ちひろ:保留で

ミドル2:止まって、眩んで

GM:シーンプレイヤーはあるかちゃん。他、登場自由。
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(56 → 59)
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(60 → 64)
GM:KARUI
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(53 → 63)
庄野あるか:たかい
GM:あっあるかちゃーんッ
望月火輪:望月火輪の侵蝕率を1D10(→ 8)増加(39 → 47)
望月火輪:ぎゃん
GM:もっち逆にまだ50行ってなかったんだ……
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(50 → 60)
庄野あるか:よかった
GM:皆高くない?
庄野あるか:ちひろちゃん マイフレンド
リギル・ソルテール:ミドル2やぞ

GM:現在の行動選択肢はこちら。

□望月火輪&リギル・ソルテールのみ可能:追跡排除>
(範囲:選択)の《RC》を用いた攻撃、または《射撃》を用いた攻撃で累計180ダメージ以上。
未クリア時、1シーンごとに達成値30の7d10範囲(選択)ダメージを受ける。ガード・カバーリング不可。

□庄野あるか&望月火輪&天藤ちひろのみ可能:敵移動経路特定>
<情報:裏社会>または<情報:FH>で11
何度でも挑戦可能。
成功した場合、□狙撃回避 及び □追跡排除の難易度が20ダメージずつ減少する。

□全員可能:移動手段調達>
<調達>または<交渉>14
成功した場合、調達難易度30までの任意のヴィークルを1つ獲得できる。
また、□狙撃回避及び□追跡排除をクリアしていた場合、トリガーシーンへ移行可能。

□全員可能:情報収集>
<情報:FH>8(済)/10/14

GM:それぞれ行動を……選びな!
日裏巡:リーダーは支援判定ができる……はず!
リギル・ソルテール:もっちがセットアップしてくれるはず
リギル・ソルテール:そうそう
望月火輪:じゃあセットアップで
望月火輪:タブレット+多重生成+活性の霧
望月火輪:攻撃力+21
GM:????
GM:ッケンナコラー!!
望月火輪:を僕とリギーと巡に!
リギル・ソルテール:いただく!
日裏巡:ぐおー!
GM:はい……攻撃力+21されます……
日裏巡:じゃあそのまま支援判定行きます!
GM:GOGO
日裏巡:【未観測アストロラーベ】 《コンセントレイト:ウロボロス》《無形の影》 7(+db)dx7+技能値 侵蝕6
日裏巡:使用技能は〈調達〉
日裏巡:8dx7+5
DoubleCross : (8DX7+5) → 10[1,1,1,5,6,6,7,9]+10[1,7]+1[1]+5 → 26

日裏巡:むーん、まあまあ
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を6増加(64 → 70)
GM:では他PCの達成値を+10できますね
望月火輪:やったにゃん
GM:これは合流しているPCであれば、複数体に適用して構いません。制限も特に描かれていないので…
日裏巡:ヤッター!
リギル・ソルテール:あっじゃあふたりとももらえるんだ
望月火輪:やったぜ
GM:そういうこと!
リギル・ソルテール:じゃあ追跡排除行こう リーダー支援ありがと♡
GM:GOGO
リギル・ソルテール:んー、念の為オーディンアイ起動、技能は射撃。
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールの侵蝕率を4増加(59 → 63)
リギル・ソルテール:ダイスボーナスだぜ
リギル・ソルテール:▼狙って、撃つ:《アタックプログラム》
リギル・ソルテール:10dx+33
DoubleCross : (10DX10+33) → 9[2,2,4,5,6,6,6,7,8,9]+33 → 42

リギル・ソルテール:あ、プラス10!
GM:オッ
リギル・ソルテール:52です
GM:最終達成値は52です。
リギル・ソルテール:6d10+1d10+5+21
DoubleCross : (6D10+1D10+5+21) → 38[8,7,6,8,8,1]+7[7]+5+21 → 71

GM:ヒエ~~~~
リギル・ソルテール:いいんじゃないの?
GM:活性の霧ヤバしゅぎ
GM:10dx+33????
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールの侵蝕率を4増加(63 → 67)
GM:では残り109ダメージ
望月火輪:つよつよリギー!
望月火輪:じゃあ僕も追跡排除
望月火輪:《エクスプロージョン》《ツインバースト》侵蝕+6
GM:出た
望月火輪:2dx+3+10
DoubleCross : (2DX10+13) → 3[2,3]+13 → 16

望月火輪:ありがとう+10
GM:クソ~~~ ドッジできねえ
GM:では達成値は26
望月火輪:あ、+10は事前にしてるので16です!
望月火輪:2d10+2d10+8+15+21
DoubleCross : (2D10+2D10+8+15+21) → 5[2,3]+4[1,3]+8+15+21 → 53

GM:ほんまや ほな…16で…
望月火輪:うーん、出目が腐ってる!!
リギル・ソルテール:もっちに火力で勝ったぞ
GM:現在124ダメージ 残り46ダメージデス
リギル・ソルテール:うーん次のシーンにお預けか
庄野あるか:うちらの番ね!
GM:GOGO
天藤ちひろ:どうしましょうね
庄野あるか:ちひろちゃんとりあえず敵移動経路特定しますか?
GM:あるかちゃんは社会だからどれでもいけるもんね
庄野あるか:それなら
庄野あるか:うん
庄野あるか:私は後でやろう
天藤ちひろ:社会低いからどのみち苦しいのでそっちいっておきますか
天藤ちひろ:敵移動経路特定やりまーす
GM:ウオオオ 頑張れ~~
天藤ちひろ:2dx+1>=10
DoubleCross : (2DX10+1>=10) → 9[3,9]+1 → 10 → 成功

GM:移動経路は財産も使えるぜ
GM:おお!!
望月火輪:やったー!
GM:出目が強い
庄野あるか:ん、11じゃない?
リギル・ソルテール:11のようだな
GM:あ、11ですね
リギル・ソルテール:財産があればいける
日裏巡:お金を払おう
庄野あるか:やはりこの世は…!
GM:金があれば何でも買える!うまい酒!良い車!(レオリオ)
日裏巡:お金を置いとけば伊佐名さんが拾って交番に届ける時間を稼げる
天藤ちひろ:財産点1使います
リギル・ソルテール:かわいい
”ラコニアイナ”:ふふん お買い物が出来ないと困ってしまいますからね
庄野あるか:あ、じゃあ私は『移動手段調達』にしようっと
GM:ではダメージ目標値は160に。残り26点。
GM:おおっ
GM:PUIPUIあるCAR!!
庄野あるか:《オリジン:サイバー》使います。【生来の狂気】適用状態なので社会を達成値+10、《交渉》なら+20する。
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を2増加(63 → 65)
GM:彼女は実際狂人だった
庄野あるか:7DX+2+20@10 交渉
DoubleCross : (7DX10+22) → 10[3,3,6,7,8,8,10]+2[2]+22 → 34

GM:目標値は14。余裕の成功だ……
庄野あるか:<交渉>14のほうで 言い忘れてた!
庄野あるか:お父さんが持ってきてくれた車だ
GM:では調達難易度30までのヴィークルを入手することができ
GM:加えて、トリガーシーン:□ミドル戦闘:臨都-梨郷幹線道路が開放されます。

□ミドル戦闘:臨都-梨郷幹線道路>
臨都市と梨郷市を繋ぐ唯一の幹線道路。
”カイパーベルト”の複数名が、道路を封鎖しているとの情報がある。
迂回経路は存在せず、防備を直接叩く他突破手段は存在しないだろう。

庄野あるか:なーるほどね
日裏巡:これは追跡排除もクリアしたら、ですよね
GM:そう!なので現在はロックされている状態ですね 言い忘れていた
GM:残るは情報項目2つとイサナの追跡 そして移動経路特定だけだ
GM:では……7d10ダメージを喰らって頂こう
リギル・ソルテール:リーダー行ける?
望月火輪:やだー!
”ラコニアイナ”:対象はもちろん巡さん・火輪さん・リギルさんの3人です
日裏巡:出目を見てから決めよう
”ラコニアイナ”:うおおお ダメージ
”ラコニアイナ”:回避も出目見てから決めていいですよ
”ラコニアイナ”:7d10
DoubleCross : (7D10) → 36[8,4,3,5,9,4,3] → 36

日裏巡:【未衝突メテオリーティス】《雲散霧消》 対象:範囲(選択)のダメージを35(40)軽減 侵蝕4
”ラコニアイナ”:あっやべ
日裏巡:使います。1ダメージに軽減
望月火輪:っしゃあ!!
リギル・ソルテール:リギーも生き残れる!
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールのHPを1減少(6 → 5)
日裏巡:HP27に
”ラコニアイナ”:こいつはよ~~~~!!!
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を4増加(70 → 74)
”ラコニアイナ”:その代わり侵蝕もとんでもねえことになってる
GM:では、ロールに入って行きましょう。
望月火輪:サンキューリーダー!
庄野あるか:あ、じゃあ忘れないうちに
庄野あるか:移動手段調達で入手するの
GM:なにっ
庄野あるか:IA-P37の「貨物自動車」でお願いします
GM:足を手に入れちまったってかァ~~~!?!?
庄野あるか:フハハ
GM:OK!ではロールに移っていきましょう

リギル・ソルテール:「ああ、通信はこれでいつでも可能だ。そっちは上手いこと撒いたんだろ?」
リギル・ソルテール:「何かあったらいつでも連絡しろ」
リギル・ソルテール:「……繋いどくから。じゃ、また」
リギル・ソルテール:通話中の状態にして、同行者に向き直る。
望月火輪:「こっちの仕掛けは済んだ。」
望月火輪:「まず、一矢は報いれるはず。」
日裏巡:「ちひろとあるかの方は気にしなくてよさそうだね」
日裏巡:「あとはこっちが振り切れれば合流できる」
リギル・ソルテール:「カリンの仕掛けが役立ちそうだな」
望月火輪:「出来るなら、一発で済ませたいところだけど」
日裏巡:「そこはやってみないとね」
日裏巡:「あとこっちでできるのはどう誘い込むかだ」
リギル・ソルテール:「デコイでも使うか」
日裏巡:「半端なやり方じゃ乗ってこないと思うよ」
日裏巡:「そうだな……私が行こうか」
日裏巡:「向こうの追跡が今途切れてるのは、さっきまではこっちのネットワークを乗っ取っていたからだろう」
日裏巡:「このタイミングで私が目立つ動きをしたら、タイミングがよすぎて陽動を警戒するはずだ」
日裏巡:「UGNは直前まで行動を共にしていたリギルと火輪を探すだろう」
リギル・ソルテール:「こっちが本命………ってわけか」
日裏巡:「そこに食らい付いたところで火輪の仕掛けをぶつける」
望月火輪:「異論はないけど」
望月火輪:「こっちからも注文を一つ」
日裏巡:「どうぞ」
望月火輪:「出来るだけ、追い詰められてる素振りを見せながら、人気のいないところに誘い込んでほしい。」
望月火輪:「多分、その方が”ラコニアイナ”の攻撃を誘いやすい。」
望月火輪:「アレは、モラリストだからね。」
望月火輪:「俺たちを殺す覚悟は出来ても、他者を巻き込むことは許容の外だ。」
日裏巡:「じゃあ、私は逆に人の多いところで挑発しよう。彼女ができるだけ戦いたくなさそうな場所にいれば」
日裏巡:「彼女は火輪やリギルの方に向かいやすいだろう」
日裏巡:「あんまり無視できないことすると逆にこっちに来そうだから、ラインを見極めないとなあ」
日裏巡:その場合、“ラコニアイナ”以外の戦力を差し向けられる可能性は高まるが、
日裏巡:それはそれで自分以外の負担を減らすことができる。
日裏巡:いざとなれば一人で敵を引き付ける。『的場』の時と同じだ。
望月火輪:「ま、その辺の機微は任せるよ。予断を含みすぎるのはかえって危険だ。」
リギル・ソルテール:「”ラコニアイナ”の動きはこっちでトレースできる」
リギル・ソルテール:「カメラもハックしてるからな。巡を狙う奴がいたら警告もできる」
日裏巡:「頼りにしてるよ」
リギル・ソルテール:「UGNとのやり合いはこれが分水嶺だろ」
リギル・ソルテール:「早いトコアジトで”足”を伸ばしてえよ、終わらせてな」
望月火輪:「それ、笑ってもいいやつ?」
望月火輪:わざとらしく困ったような顔をする
望月火輪:「ほら、最近そういうの厳しいからさ」
日裏巡:「コンプラ、だ」最近覚えた単語を言うように
リギル・ソルテール:「世間のコンプライアンスなんざ知ったこっちゃねえよ。んなもんで救われた覚えもねえからな」
望月火輪:「はは。そうだね。」
望月火輪:「じゃあ、世間様に一泡吹かせに行こうか」
リギル・ソルテール:「おう」
日裏巡:「うん。ついでに『収穫』も得られそうなら狙っておくよ」
日裏巡:「伸び伸び“目”を休められるようにね」
リギル・ソルテール:ふは、と笑う。
リギル・ソルテール:「よろしく頼むぜ、リーダー。相棒」

庄野あるか:「ちひろちゃん、ちひろちゃん~」
庄野あるか:ちょっと離れていたが、手をぶんぶん振って戻ってくる。
天藤ちひろ:「はい、何でしょうかあるかさん」
天藤ちひろ:(この状況でも元気だなぁ……)
天藤ちひろ:「何か進展はありましたか」
庄野あるか:近くにはなぜか貨物自動車――運搬用のトラックが停まっている。
庄野あるか:「ちひろちゃんも、ずっと走ってだと大変でしょ」
庄野あるか:「みんなと合流するなら、こう、場所もいるからね」
庄野あるか:運転席には人影がある。虚ろな目をした、本来の運転手である。
天藤ちひろ:「それでコレ用意したんですか?」
天藤ちひろ:(あ、運転の心配はしなくて良いのかなコレ)
庄野あるか:「うん。お願いしたんだ」
庄野あるか:「連れてってほしいって」
天藤ちひろ:「それで、快く引き受けてくださった……と」
庄野あるか:「ねー」と運転手に話しかけると、魘されるように頷き返される。
天藤ちひろ:何とも言えない笑みを返しながら
庄野あるか:「後ろのほう乗ろうかな~。広いし」貨物用のスペースの重い扉をうんしょっと開けている。
庄野あるか:「どこ向かってもらおうか?」
天藤ちひろ:「そうですね」
天藤ちひろ:「合流地点はあらかじめ送られてきていますし、あちらも順調だと信じて予定通りに行くか」
天藤ちひろ:「あるいは、あちらの援護に動くか、ですね」
天藤ちひろ:「せっかくの足です、無駄使いはしないようにしないと」
庄野あるか:「そうだねえ。運転手さんも、あんまり長いと」
庄野あるか:「お願い聞いてくれなくなっちゃう」
庄野あるか:内部に積まれた段ボールを椅子のように座る。
庄野あるか:「おいでおいでー」
天藤ちひろ:「では、手早く済む方で行きましょうか」
庄野あるか:「おおー。どっち?」
天藤ちひろ:駆け寄り、荷台に飛び乗って、その隣に腰掛ける
天藤ちひろ:「あちらも問題なく進んでいると信じて、合流地点へ」
庄野あるか:「了解!」
天藤ちひろ:「私たちの動きそのものが、援護になる可能性もありますしね」
天藤ちひろ:「行きましょう」
天藤ちひろ:(敵が優秀なら、私たちをこのままにしてはおかない)
天藤ちひろ:(確実に詰めに来る、そしてそのためには駒を動かした隙ができる)
天藤ちひろ:「この隙を、あの二人……三人になってるかもしれないけど、は、見逃しはしないでしょう」
天藤ちひろ:(……こんな視点での思考ばかり、できるようになってしまったな)
天藤ちひろ:最初に自分が望んでいたのは、決してそんなものではなかっただろうに
庄野あるか:荷台のドアが閉じられる。暗闇になって、何も変わらずにこにこと脚をぶらつかせている。
庄野あるか:車が動き始めた。

GM:ロイスの取得が可能です。
リギル・ソルテール:ほりゅ!
庄野あるか:保留で~!
天藤ちひろ:保留で!
日裏巡:保留!
望月火輪:ほりゅ!
GM:はーい

ミドル3:爆ぜて、捩じれて

GM:シーンプレイヤーは望月火輪。他、登場自由。
庄野あるか:他の判定が社会系いけそうだし出ようかな
望月火輪:望月火輪の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(61 → 70)
日裏巡:お休みします。
望月火輪:ぎゃん!!
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(67 → 68)
GM:モッチ~~~!!!
GM:リギー♡
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(65 → 70)
天藤ちひろ:情報収集狙いで出ますか
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(60 → 63)
GM:O・K
GM:なお、シーンに出ていないPCも、登場浸蝕1を支払うことでロールが可能です。
GM:では……現在の行動選択肢はこちら。

□望月火輪&リギル・ソルテールのみ可能:追跡排除>
(範囲:選択)の《RC》を用いた攻撃、または《射撃》を用いた攻撃で累計160ダメージ以上。
未クリア時、1シーンごとに達成値30の7d10範囲(選択)ダメージを受ける。ガード・カバーリング不可。
☆134/160に。残り26点。

□庄野あるか&望月火輪&天藤ちひろのみ可能:敵移動経路特定>
<情報:裏社会>または<情報:FH>で11
何度でも挑戦可能。
成功した場合、□狙撃回避 及び □追跡排除の難易度が20ダメージずつ減少する。

□全員可能:情報収集>
<情報:FH>8(済)/10/14

GM:セットアップ時のエフェクト等あればどうぞ!
リギル・ソルテール:もっち、霧こっちに投げてもらえる?
リギル・ソルテール:それで仕留める
GM:バーーーッ
望月火輪:うっす!
望月火輪:活性の霧!!
望月火輪:対象はリギー
GM:来たわね
リギル・ソルテール:きたぞきたぞ!
望月火輪:侵蝕+3
リギル・ソルテール:(BGM:死闘の果てに)
リギル・ソルテール:で、そのまま追跡排除。
リギル・ソルテール:射撃・キーンナイフ。素撃ちします。
GM:うおおお来い!私はあと26ダメージ喰らったら死ぬぞ!!
リギル・ソルテール:6dx+19
DoubleCross : (6DX10+19) → 10[3,4,5,6,6,10]+10[10]+4[4]+19 → 43

GM:あっ…
リギル・ソルテール:まわった
GM:ダメージ下さいッス
リギル・ソルテール:5d10+5+21
DoubleCross : (5D10+5+21) → 39[10,9,8,7,5]+5+21 → 65

GM:無理無理かたつむり
リギル・ソルテール:出目すごいな
庄野あるか:すごい!
GM:では、追跡排除もクリア。
望月火輪:ワシいらんかったやんけ!
天藤ちひろ:すごいリギー!
庄野あるか:霧しとったやんか!
GM:残るは情報収集二回のみ
望月火輪:では収集します。
GM:手番余った人は調達していいですよ
望月火輪:7dx+2>=10
DoubleCross : (7DX10+2>=10) → 9[1,1,4,4,5,8,9]+2 → 11 → 成功

望月火輪:や!!
GM:二段階目成功。
庄野あるか:ちひろちゃんがしないほうしよーっと
GM:情報を開示します。

★”オールト・クラウン”について 情報:FH 13
ノイマン/バロール。管轄する射程は「戦略射程」。
”カイパーベルト”設立当初から部隊の指揮を執っていた女性。
本人は狙撃能力を一切持たないが、狙撃部隊の運用・作戦立案において
戦略的に極めて優秀な狙撃手であることを周囲から認知されている。
また、ギルド勢力とも親交を持っているとの噂があるようだ。

リギル・ソルテール:ほーん……
天藤ちひろ:ギルドだって!?
望月火輪:UGNの風上にも置けねえ奴でやんす!!
望月火輪:ギルドと通じてるなんて!!
庄野あるか:ww
"オールト・クラウン":靴舐めてるかも
望月火輪:確かにGMはこういう女が屈服してる姿を見るのも好きという説があるが
望月火輪:あるでヤンスが
GM:オラ!!残りの人間も情報収集か調達しな!
庄野あるか:ちっひどーする?
天藤ちひろ:先私振りましょうか、あるかさんは温存で
天藤ちひろ:最終兵器あるか
庄野あるか:へへ
庄野あるか:はーい
GM:目標値は14。
天藤ちひろ:じゃあ能力訓練と一体化して振ります
GM:どうぞ~~
天藤ちひろ:5dx+2>=14
DoubleCross : (5DX10+2>=14) → 9[5,5,7,8,9]+2 → 11 → 失敗

庄野あるか:ああーー惜しい!
天藤ちひろ:ダメっ! あるかさんよろしく!
庄野あるか:はーい!
庄野あるか:いくぞっ
GM:金が・・・
GM:ウオオオ来いッ
庄野あるか:7DX+2+0@10>=14 情報:FH
DoubleCross : (7DX10+2>=14) → 10[1,2,4,4,7,8,10]+6[6]+2 → 18 → 成功

GM:わかりあるか
庄野あるか:オオオー
庄野あるか:よっしゃ!
GM:では、三段階目の情報が開示されます。

★”梨郷市の顔役”について
”サングリア”がコンタクトした梨郷市との橋渡しを行うパイプ役。
梨郷市の部隊の一部を動かせる立場にあり、”ムカウ”が梨郷市に辿り着いた時点で、
梨郷市のギルド勢力がきみたちの撤退を支援する手筈になっている。
”サングリア”の手腕をもってしても間接的な接触が限界であり、
その素性は未だに謎に包まれている。

GM:要するに、現状誰も”顔役”が誰なのか解っている人はいないということです。
庄野あるか:ふおんだ
天藤ちひろ:さすがだ
天藤ちひろ:そして不穏だ
GM:あとはモッチが調達して終わりかにゃ
望月火輪:僕は2段階目を判定したにゃんよ
リギル・ソルテール:だにょ
GM:あっそっか じゃあ全員手番使い切って終わり!完璧な采配!
GM:では、ロールに移っていきましょう。次のシーントリガーミドル戦闘で合流できます!

庄野あるか:「梨郷市かあ」
天藤ちひろ:「ご存じなんですか?」
庄野あるか:「知らない~!お父さんはね、まともな人がいなくて危ないって言ってた!」
天藤ちひろ:「それはまたなんとも……」
天藤ちひろ:「……私たち向きの街ですね」
庄野あるか:「あはは」
庄野あるか:「マサさん、そんなところに知り合いいたんだねえ」
天藤ちひろ:(治安があまり良くないということは、UGNの活動も少ない可能性が高い)
天藤ちひろ:(だからなの……かな)
天藤ちひろ:「凄い人脈ですよね」
庄野あるか:「ねー」
庄野あるか:「FHじゃなくって」
庄野あるか:「ギルド…って、なんだろ、もっと…こう」
天藤ちひろ:「ギルド?」
庄野あるか:「荒事で生きてる感じの人たち」
庄野あるか:「らしいよ。わたしもあんまり知らないけど…」
天藤ちひろ:「なるほど、たしか犯罪組織の集りでしたっけ」
庄野あるか:「そうー。そっちが助けてくれるんだって」
天藤ちひろ:「……今から求められる対価が怖いですね」
庄野あるか:「そっか、なに欲しがられちゃうんだろ」
庄野あるか:「ぜんぜんわかんないよね。名前も顔も書いてなかったし…」
天藤ちひろ:「そう簡単には正体を現さないという事なのでしょうね」
天藤ちひろ:「まさに裏社会の人って感じです……イメージですけど」
天藤ちひろ:ふう、と息を吐いて
天藤ちひろ:「とにかく、あちらが上手くやってくださるのを待ちながら、可能な限り情報収集ですね」
庄野あるか:「はあい~」
GM:――その時。うっすらと夕ばみ始めた空に、閃光が轟く。
GM:次いで地響きのような爆発音。”ムカウ”が共有していた、合流ポイントの近くだった。

”ラコニアイナ”:既に無人の市街を歩く。
”ラコニアイナ”:彼女の戦闘域に存在する非戦闘員は、”ロンドン・ブリッジ”が退避させていた。
”硲浪海藤花筒落”:”ラコニアイナ”の傀儡群は、戦闘員のみを確実に殺傷するといった性質の武装ではない。
リギル・ソルテール:息を切らせて、車椅子を走らせる。
リギル・ソルテール:手動ではないが、自動でもない。神経を潜らせてその分スピードを上げている。
リギル・ソルテール:できるだけ追い詰められているように。
”ラコニアイナ”:「……」糸先を向ける。息を切らすその姿を見て、コンマ一秒射撃の速度がブレる――が、逃がさない。
望月火輪:「来る」
”硲浪海藤花筒落”:再びその鋏嘴から「波」が発射される。掠った構造物は融解し、直後に爆発する。
”硲浪海藤花筒落”:ある種望月火輪の爆撃にも似た、無慈悲なまでの熱風と爆発半径。
望月火輪:だから
望月火輪:都合がよかった。
望月火輪:自身の攻撃と限りなく性質の近い爆撃。
望月火輪:だからこそ
望月火輪:"俺"の爆発を
望月火輪:”硲浪海藤花筒落”の攻撃の"余波"の偽装することが出来る。
望月火輪:最初は余波に誘爆のように見えたそれが
望月火輪:次第に、熱線を飲み込み。やがて本体を喰らうように逆流していく。
”ラコニアイナ”:”鯨羅”を操演していた頃の優雅な操演は見られない。機械的な殺戮機序で糸を繰っていた。
望月火輪:(あの熱線に同調するよう調合した特別製だ)
望月火輪:(が、所詮は小細工。この手が通じるのは一度きり)
望月火輪:「だから。」
望月火輪:「仕留め損なうなよ、リギル」
リギル・ソルテール:「誰に物言ってんだよ、火輪」
リギル・ソルテール:息を切らせながら笑う。
”ラコニアイナ”:「……爆縮。糸を遡って操演者ごと巻き込む軌道」
”ラコニアイナ”:(なら、私の目をそちらに向けさせる意図がある)
”ラコニアイナ”:片手一本。精度は失われるが、”清虚”の逆流爆縮に対し、「波」によって空気の流れを変える。逸らす。
”ラコニアイナ”:今や彼女の糸は人形だけを操るのではない。空間そのものを操作振動させ、その摩擦によって熱量を生み出している。
”ラコニアイナ”:”筒落”はその媒体だった。だが――彼女の後方を守る、”海藤芽”にそのようなスペックは存在しない。
”ラコニアイナ”:(つまり、精度の勝負)
”ラコニアイナ”:片手一本の”ラコニアイナ”と、足を失っているリギル・ソルテール。
”ラコニアイナ”:どちらが早いか。
リギル・ソルテール:───などという思考が、既に、
リギル・ソルテール:「おせえんだよ」
リギル・ソルテール:音がした時には、もう銃弾は彼女の片手を奪っていた。
”ラコニアイナ”:(――間に合わない!”鯨羅”を――)
”ラコニアイナ”:「あ」
”ラコニアイナ”:人形操演の要を吹き飛ばされる。
海藤芽:”海藤芽”が発射した銃弾が、遅れてリギルの脇を通過した。
リギル・ソルテール:「オーヴァードでも直ぐには再生できないポイントを撃った」
リギル・ソルテール:「じゃあな」
リギル・ソルテール:───片手を失っていること。足を失っていること。それが考慮にある時点で、遅い。
リギル・ソルテール:この少年には既に、当たり前だったから。
”ラコニアイナ”:「……どこまで行っても。半端者ですね、私は……」膝を着く。
”ラコニアイナ”:「人を殺めるために人形を変えたのに」
”ラコニアイナ”:「最後の最後で……あの子に頼ってしまった」
”ラコニアイナ”:”ラコニアイナ”の弾幕であれば。リギル・ソルテールを制圧するのに、精度・・は必要なかった。
望月火輪:別離の言葉を告げようとした。
望月火輪:だが、何故かそれが音にならなかった。
望月火輪:きっと、リギルに先手を取られたからだ。
望月火輪:思考が深みにハマる前に、そう結論付けた。今の俺には"余分"な時間はないのだから
”ラコニアイナ”:「……火輪さん!」
”ラコニアイナ”:「もう。もう、止めはしません。けれど……」
”ラコニアイナ”:「何も失って欲しくないのです。あなたにも、あなた方が傷つけるだろう人々にも」キャスケット帽で目元を隠す。
”ラコニアイナ”:「もし……貴方が、まだ私のことを友人と思ってくれているなら」
”ラコニアイナ”:「どうかそれだけ、覚えていて……」
”硲浪海藤花筒落”:既に膝を付き、”ラコニアイナ”を守るような姿勢で動作を停止している。
望月火輪:「……」
望月火輪:経験点を2点消費して"声無き声"を取得します。
GM:許可します。
望月火輪:指先を鳴らす。
望月火輪:幻覚を伝達する物質を介し、望月火輪の声無き声が、輪郭のない意志が
望月火輪:碇海伊佐名にだけ伝わった。
望月火輪:そこにはあるのは、未来への絶望、衰えていく自身への失望。
望月火輪:そして、自分を日常に繋ぎとめようとする人間への煩わしさと。
望月火輪:愛着とほんのわずかな感謝
碇海伊佐名:何も失って欲しくないと願ったこの友人は。
碇海伊佐名:たった今、碇海伊佐名を失ったのだ。
望月火輪:「行こう、リギル。いい加減、あるかたちだけじゃ心配だ。」
リギル・ソルテール:「わかってら」
リギル・ソルテール:振り返る───ことはない。
碇海伊佐名:背負ったボストンバッグから、片手で”鯨羅”を取り出そうとする手の動きが。止まっている。
碇海伊佐名:背中を見せているのに、もう、殺すことはできない。
碇海伊佐名:人形と同じ。恐れ、怒り、愛おしむ、心ある人間を殺すことは。
碇海伊佐名:(純日さん。ごめんなさい)
碇海伊佐名:(私は。あなたたちのような、子供たちのために、悪い人はみんなやっつけるって決めたのに)
碇海伊佐名:「殺してまで、欲望ねがいを……叶えられずに……」
碇海伊佐名:当て所を失った糸が、静かに風にそよいでいた。

GM:ロイスの取得が可能です。
リギル・ソルテール:まだ保留します
望月火輪リギル・ソルテール/信頼〇/罪悪感
望月火輪:以上で
庄野あるか:あ、保留でー
天藤ちひろ:保留で!
GM:O・K

ミドル4:歪んで、裂けて

GM:シーンプレイヤーは望月火輪。他、全員登場。
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(70 → 79)
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(74 → 83)
GM:うおっ
望月火輪:望月火輪の侵蝕率を1D10(→ 2)増加(73 → 75)
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(63 → 71)
望月火輪:よぃよぃ
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(68 → 77)
GM:O/K

GM:臨都-梨郷幹線道路 ジャンクション入口
GM:きみたちは”ラコニアイナ”の追跡を退け、ついにジャンクション入口にて合流を果たした。
GM:高速道ではこの幹線道路が臨都市と梨郷市を繋ぐ唯一のルートであり、周囲には交通規制が敷かれている。
GM:恐らくUGNのものだろう。じき、”カイパーベルト”がやってくるはずだ。
庄野あるか:貨物自動車が道路脇に停まる。
庄野あるか:荷台の扉があき、中から少女が二人飛び出してくる。
リギル・ソルテール:「交通規制か……梨郷に向かうのは完全に割れてんだな」
リギル・ソルテール:「ちひろ。アルカ」
リギル・ソルテール:ホロディスプレイを眺めていたが、二人が降り立つのを見て顔を上げる。
望月火輪:「随分大きい拾い物をしたね」
天藤ちひろ:「皆さんご無事なようで、よかったです」
庄野あるか:「でしょ!運転手さん、ありがとー」
庄野あるか:混濁した運転手に手を振ると、気絶し意識を失う。
天藤ちひろ:「あるかさんが用意してくださったんですが……かなり役に立ちました」
庄野あるか:「あっちの人はまだいないんだねえ。ジュンさんは?」
日裏巡:「ここにいるよ」いつの間にかすぐ近くに立っている。
日裏巡:囮になって注意を引き付けていたので、合流の為に一度UGNの監視網から姿を消す必要があった。
日裏巡:“空筈”の能力を用いて移動してきたのだ。それを今解除した。
庄野あるか:「いたっ」
天藤ちひろ:「よかった……」
望月火輪:「それでここからどうする?」
望月火輪:「これだけデカいトラックなら強行突破には有利そうだけど」
庄野あるか:「運転手さんまた起こさないとかな?」
リギル・ソルテール:「なんだか上手いことこの場所に追い込み漁された気がすんな…」
日裏巡:「一般道から抜ける手もあるけど、時間がかかる。今回の敵なら追いかけてくるだろうし」
日裏巡:「時間を与えたら、脱落した相手が復帰しかねない」
望月火輪:「俺は運転する自信ないな~」(肉体1)
天藤ちひろ:「私たちの合流まで織り込み済みの相手である可能性は高いですね……」
日裏巡:「相手の思惑のうちでも、それは相手が相応にリスクを負った上で選んだ道でもある」
日裏巡:「相手の最善手は、こっちの最善手を想定した手だ。変に奇策に走るよりは、このまま行った方がいいんじゃないかな」
リギル・ソルテール:「そうだな。正面から突破する」
リギル・ソルテール:「あちらさんがいらっしゃるのを待つ必要もねえ」
望月火輪:「異論はなし。先を急ごうか。」
天藤ちひろ:「手早く最短で通り抜けてしまおうという事ですね」
”バントライン”:「――よく解っとるやん。ジブンら」
天藤ちひろ:「____」気配の方に向く
庄野あるか:「またいたっ」
”バントライン”:交通規制されているはずのジャンクションに、大型のバン一台だけで乗り込んできている。
天藤ちひろ:「あなたも……UGNの方ですか」
”バントライン”:「よっと」
”バントライン”:自動車を片手で持ち上げ、”通行止め”とでもいうように、ジャンクションの前に倒した。
”バントライン”:ず がん! けたたましい音が響き、バンのアラームが鳴り響く。
天藤ちひろ:「……!?」
”バントライン”:「あーもーうっさいわ」
”バントライン”:車体を蹴る。板金が波打つように歪み、沈黙する。
”バントライン”:……彼女一人だ。他の”カイパーベルト”は見当たらない。
庄野あるか:「すごい~…!」
天藤ちひろ:(なんて……常識外の膂力)
リギル・ソルテール:「随分と豪快なこって」
日裏巡:これまで確認できた交戦相手の中にはいない顔と声。
”バントライン”:”カイパーベルト”……最後の一人。”バントライン”だと判断できる。
庄野あるか:「ていうか、”カイパーベルト”ってみんな銃を撃つわけじゃないんだね?」
日裏巡:「“ロンドン・ブリッジ”と“オールト・クラウン”がこの段階で単独で前に出るとは思えない。“バントライン”だね」
天藤ちひろ:「接触射程、ってこういうことだったんですね……」
”バントライン”:「何ゴチャゴチャ言っとんねん。UGNの投降するかしないか聞く奴……毎回面倒なんやけど」
リギル・ソルテール:「じゃあこっちも訊くけどよ」
リギル・ソルテール:「そこ、通してくれねえ?邪魔なんだよな」
”バントライン”:「絶対ムリ。”ラコニアイナ”が後でうっさいねん」
”バントライン”:「……ん?ひょっとしてあのカニ女、負けたん? 合流する予定やってんけど」
”バントライン”:「うっせやろ」
リギル・ソルテール:「悪いが当面は行動不能だ」
庄野あるか:「そうなんだ!やったあ」
”バントライン”:「ええ~ッ しんど……これ全部ウチが一人でやんのお? 堪忍してーや」
”バントライン”:一人で、と言った。何のためらいもなく。
天藤ちひろ:「……他に仲間の方は、いらっしゃらないのですか」
天藤ちひろ:(この躊躇いの無さ)
天藤ちひろ:(本気で言ってる)
”バントライン”:「んー? 嬢ちゃんカタギの子ちゃうん?」
”バントライン”:「おるか、おらんか、どっちやろね」
”バントライン”:「別にウチに答える義務あらへんしな」
天藤ちひろ:「私は……このセルの一員ですよ、今は」
望月火輪:「……参ったな~」
望月火輪:「正義や矜持のためなら命を捨てるってタイプにも見えないし」
望月火輪:「自信があるんだ。一人でも俺たちに勝てるっていう。」
リギル・ソルテール:タン、タン。
リギル・ソルテール:その言葉の合間に既に銃を撃っている。
”バントライン”:素手で弾き返す。アスファルトを弾丸がかすめる音。
”バントライン”:遅れて、腕の振りがゆっくりと観測できた――早すぎる。
天藤ちひろ:(速い)
”バントライン”:「んー……結構面倒そうやな」
”バントライン”:「まあムカウがただの珍走団やないっちゅー話は解っとったししゃーないか」
リギル・ソルテール:「面倒、はこっちの台詞だ」
望月火輪:「珍走団扱いは実際にトラックで暴走してからにしてくれない?」
”バントライン”:「さっきから口も手癖も悪いねん僕らゥ~!!」
”バントライン”:「そない邪険されたらお姉さん泣いてまうで」
”バントライン”:掴み取った弾丸をゆっくり握りつぶしながら、歩いて来る。
”バントライン”:「ま、しゃーない。投降する気なさそーやし」
日裏巡:「それなら、きっちりと相手をしてあげようか」
”バントライン”:「おう。やるか」
”バントライン”:「――撃ってええで、ウィル」
”ウィル・グレイソン”:発射。
日裏巡:「あまり時間はかけられないのはご容赦してもらおうかな。その分、丁寧に相手をするよ。――まとめてね」
日裏巡:弾丸が空中で切り落とされる。
”ウィル・グレイソン”:明確に日裏巡の頭部を狙っていた弾道だった。
”ウィル・グレイソン”:……発射音は200mほど先だろうか。狙撃手らしく、姿を見せていない。
日裏巡:遅れて、そこから砂鉄が宙に舞い散る。
”バントライン”:「こッ のッ」
”バントライン”:「ノーコン野郎がァ~~!!それでも男かアホンダラ!!」
リギル・ソルテール:顔を顰める。
”バントライン”:「甲子園一回負けの高校球児の方がまだコントロールええわ!しばくぞ!」
望月火輪:「甲子園に出てる時点で上澄みじゃないか」
”バントライン”:「お、ええ突っ込み……やっぱ銃とか信用したらあかんわ」
”バントライン”:「今の時代は女も度胸やで」構えを取る。四足を駆る獣のような、異常な低姿勢。
日裏巡:「その責め方は酷だよ」
日裏巡:「コントロールが良すぎて、逆に打ちやすい球だったからね」
”ウィル・グレイソン”:『あんたらみたいなバケモンと一緒にしないで欲しいね……黙って聞いてれば好き勝手言いやがって』
”ウィル・グレイソン”:弾丸に仕込まれた通信機から、”ウィル・グレイソン”がぼやく。
日裏巡:「この場合は、駆け引きが下手な『バッテリー』が責められるべきだ」“バントライン”を見据えて
”バントライン”:「あんたそーいやもう一人おるの気付いとったな」
”バントライン”:「ええ読みのセンスや。サクルトツバメーズの中島修平も裸足で逃げ出すで」
”バントライン”:※サクルトツバメーズ……神宮に拠点を構える人気球団。昨季セ・リーグ4位。
”ウィル・グレイソン”:『なあ……もう良いか?野球の話……』
”バントライン”:『はっ倒すぞ!こちとら命賭けとんねん』
リギル・ソルテール:「気に入らねえがそこの弾丸と同感だ」
日裏巡:「うん……私もそんなに詳しい訳じゃないし……」
”バントライン”:「勝って帰って野球観戦!あんたらにはお姉さんのチケット代になって貰うで」
”バントライン”:「ほな、やろか」
”バントライン”:全身の皮膚に鉄の鱗のような組織が浮き出ていく。
望月火輪:「いいね。腹の探り合いは互いに終わりにしようか」
天藤ちひろ:トラックのドアを閉めて一応運転手に被害が出ないようにしておく
天藤ちひろ:「どうやら突破するためには必須みたいですね」
天藤ちひろ:「わかりました、やりましょう」
天藤ちひろ:(この人も方向性は違うけど善良な人たちの一人ってこと……それでもやらないといけない)
日裏巡:「私達はあまり経験がないから、期待しないでほしいな」
日裏巡:「スポーツマンシップとかいうのはさ」
天藤ちひろ:「いつも通り、私たち流で行きましょう」

GM:ミドル戦闘を開始します。
GM:戦闘終了条件は”バントライン”、”ウィル・グレイソン”の戦闘不能、または2ラウンドの経過。
望月火輪:時間、稼がれたくね~~!
天藤ちひろ:時間制限だ

【ENGAGE】
”清虚”・”ネヴァー”・”エンブリオ”・”ペーパータウン”・”マスターオーヴ”-[10m]-”ウィル・グレイソン ※このエンゲージの”ウィル・グレイソン”は攻撃対象に取れない”・”バントライン”-[150m]-”ウィル・グレイソン”

望月火輪:遠い…!遠いよ!!
庄野あるか:遠い
庄野あるか:見えない
GM:制限時間内に敵を戦闘不能に出来なかった場合、そのエネミーがクライマックス戦闘に合流します。
リギル・ソルテール:こっちの射程は10mだぞ わかってるのか
GM:また、”ウィル・グレイソン”は特殊エフェクトを使用しています。
庄野あるか:なんだとう

《事象平衡面》/常時/100%
”ウィル・グレイソン”は自身が存在するエンゲージを2つ作り出す(メインプロセスを行うのは1回のみ)。
これらのエンゲージには、「対象:n体」の攻撃でなければ命中させることはできない。

望月火輪:なに~
GM:つまり、「対象:n体」の攻撃でない限り、ウィル・グレイソンにはダメージが通りません。
庄野あるか:なんだとお!
望月火輪:そんな都合よく対象:n体持ってるやつが…!
望月火輪:いるぜ!!
天藤ちひろ:いるー!
GM:では、質問などなければ戦闘に入りましょう。
庄野あるか:おー!ゴーゴー

GM:【SETUP】
GM:セットアッププロセス。エフェクトを使用する方はどうぞ。
庄野あるか:《アクセル》。ラウンド間、対象の行動値+10。対象はモッチに。
”バントライン”:なしやで
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を1増加(79 → 80)
”ウィル・グレイソン”:なし
リギル・ソルテール:▼見て、伝える:《オーバーウォッチ》
望月火輪:サンキューあるある
日裏巡:なし
望月火輪:≪≫タブレット≫+≪多重生成≫+≪活性の霧≫
リギル・ソルテール:ラウンド間メジャーアクションD+3
リギル・ソルテール:PC全員に。
望月火輪:味方全員に攻撃力+21、ドッジー2
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールの侵蝕率を4増加(77 → 81)
庄野あるか:やったーー!
日裏巡:うおー! ダイスとパワーが溢れてくる!
”ウィル・グレイソン”:ぎゃあああ
天藤ちひろ:なし

GM:【INITIATIVE】
GM:最初の手番は行動値14、望月火輪。
望月火輪:いくぞ~
望月火輪:マイナーなし
望月火輪:んー、いや、エンゲージ離れとくのもいいかな
”ウィル・グレイソン”:なんだとお……
望月火輪:離れます。10m後退。
”バントライン”:ヘイヘイ!ピッチャービビってる!!
望月火輪:選手にヤジを投げるのはマナー違反ですよ
望月火輪:メジャーで《エクスプロージョン》《ツインバースト》《タブレット》《多重生成》
望月火輪:対象は”バントライン””ウィル・グレイソン””ウィル・グレイソン”
望月火輪:ダイス投げます。
”ウィル・グレイソン”:妨害なし。どうぞ。
望月火輪:4dx+3
DoubleCross : (4DX10+3) → 10[4,8,8,10]+9[9]+3 → 22

望月火輪:やったぜ
リギル・ソルテール:あ、オーバーウォッチはいってる?
庄野あるか:リギ支援もあるよー
リギル・ソルテール:ダイス+3があるぜ
望月火輪:おっと降り足す
望月火輪:3dx+3
DoubleCross : (3DX10+3) → 8[2,5,8]+3 → 11

望月火輪:流石にかわらん!!
”ウィル・グレイソン”:ホッ
”ウィル・グレイソン”:ドッジは出来ないので普通に喰らいます
”バントライン”:で、こっちは……リアクションの代わりに
望月火輪:なに~
”バントライン”:《竜鱗》+《衝撃相殺》装甲+30、自身適用ダメージ-15
望月火輪:カチカチやんけ
”バントライン”:これで受ける。
望月火輪:キャッチャーレガースでも装備してんのかい!!
”バントライン”:謎の装甲8もあるので、最終的な装甲は38です
”バントライン”:ダメージをどうぞ
望月火輪:3d10+2d10+8+15+21
DoubleCross : (3D10+2D10+8+15+21) → 18[3,5,10]+8[7,1]+8+15+21 → 70

望月火輪:うーん、まあまあ!
リギル・ソルテール:つよつよ
”ウィル・グレイソン”:そのダメージはやばい!ウィルグレイソンは交戦で疲弊しているので
”ウィル・グレイソン”:次ダメージを喰らったら消し飛びます
リギル・ソルテール:まだ消し飛んでないのかよ
リギル・ソルテール:やるな
望月火輪:クソー!こっちもいっぱいいっぱいなのに!
”バントライン”:バントラインは53点弾いて17点。
”バントライン”:まだ余裕がある
GM:続いてはウィルグレイソンの手番。
”ウィル・グレイソン”:《万象の虹》《異世界の因子》で”アイソクロナス”からコピーした《ワンショットツーキル》を使用します。
庄野あるか:こいつ・・・
”ウィル・グレイソン”:《ワンショットツーキル》+《コンセントレイト:エグザイル》+《オールレンジ》+《死神の精度》
”ウィル・グレイソン”:攻撃力23 2体攻撃 命中時BS:「重圧」を付与
望月火輪:こんにゃろ!!
リギル・ソルテール:重圧は普通にいやだな
庄野あるか:いやすぎる
”ウィル・グレイソン”:対象は庄野あるか、及び天藤ちひろ。
”ウィル・グレイソン”:妨害がなければ判定に移ります。
庄野あるか:どうぞー
天藤ちひろ:なしー
リギル・ソルテール:もしあれならドッジするからね 代わりに
”ウィル・グレイソン”:うおおおお
”ウィル・グレイソン”:あ!マイナー忘れてた ボルトアクションライフルで達成値+5してもいいですか……?
天藤ちひろ:どうぞ
リギル・ソルテール:いいよ
天藤ちひろ:どうぞじゃないが
庄野あるか:いいよ
”ウィル・グレイソン”:ありがと♡
”ウィル・グレイソン”:12dx7+8
DoubleCross : (12DX7+8) → 10[2,2,2,2,4,5,5,7,8,9,9,10]+5[2,2,4,5,5]+8 → 23

”ウィル・グレイソン”:コラ~~~~~!!!!
”ウィル・グレイソン”:すっかりダイスも立場をわきまえ 誠意の達成値をプレゼントしてくれました
庄野あるか:これやってみるか?
”ウィル・グレイソン”:リアクションを…どうぞ…
リギル・ソルテール:あるかちゃんチャンスだ
庄野あるか:ちひろちゃんも重圧厳しいですよねたぶん
天藤ちひろ:一応ダメ元回避
天藤ちひろ:いやまぁカバーできなくなってデビストが使えなくなる程度ではある
天藤ちひろ:どの道あるかちゃんをカバーしますよ
庄野あるか:りょ!ドッジしてみて先に!
天藤ちひろ:5dx+1>=23
DoubleCross : (5DX10+1>=23) → 9[7,7,8,8,9]+1 → 10 → 失敗

天藤ちひろ:だめみたいー
庄野あるか:じゃあチャレ
庄野あるか:『あなたを信じている』/《束縛の領域》。
庄野あるか:攻撃の達成値難易度での交渉判定を行い、成功で攻撃失敗させる。
”ウィル・グレイソン”:コラ~~~~~~!!!
”ウィル・グレイソン”:妨害ありません……どうぞ……
庄野あるか:6DX+10+3@10 交渉
DoubleCross : (6DX10+13) → 10[1,4,7,7,10,10]+5[3,5]+13 → 28

天藤ちひろ:すごい
庄野あるか:おっしゃ!!!!!
”ウィル・グレイソン”:オンギャ~~~
リギル・ソルテール:さすが!
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を5増加(80 → 85)
”ウィル・グレイソン”:では、攻撃は失敗します。
庄野あるか:ウオオオ
”ウィル・グレイソン”:続いてリギルの手番。
リギル・ソルテール:お
リギル・ソルテール:やりまーす
リギル・ソルテール:んー。
リギル・ソルテール:まあいいや ドッジ代行可能性もあるので、
リギル・ソルテール:オーディンアイ使います。技能は射撃。
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールの侵蝕率を4増加(81 → 85)
リギル・ソルテール:▼狙って、撃つ:《アタックプログラム》
”バントライン”:撃たんといてや
リギル・ソルテール:あいや、ちがう
リギル・ソルテール:▼撃って、縛る:《アタックプログラム》+《スパークウェッジ》
”バントライン”:この野郎!!!!
”バントライン”:装甲持ちに刺さるHPダメージを…!
リギル・ソルテール:対象はバントライン!
リギル・ソルテール:命中時、自身以外含む攻撃で15ダメージ
”バントライン”:命中時なんだよなこれ…キツ~~
リギル・ソルテール:つうわけで ダイス諸々増やして
”バントライン”:妨害有りません。判定ドウゾ。
リギル・ソルテール:14dx+34
DoubleCross : (14DX10+34) → 10[1,2,2,2,3,3,3,3,4,5,6,6,6,10]+9[9]+34 → 53

リギル・ソルテール:一回回ってHAPPY
”バントライン”:キッツ~~~
庄野あるか:いいぞー
”バントライン”:リアクションの代わりに《竜鱗》+《衝撃相殺》。
”バントライン”:ダメージ下さい!
リギル・ソルテール:ダメージ通るかなー
リギル・ソルテール:6d10+1d10+5+21
DoubleCross : (6D10+1D10+5+21) → 28[3,2,10,3,2,8]+4[4]+5+21 → 58

リギル・ソルテール:んんんん!
”バントライン”:53ダメージを軽減して5ダメージ
庄野あるか:かってえ
日裏巡:キーンナイフは装甲を5軽減するからもう5点入るはず
リギル・ソルテール:5か!だがスパークウェッジは入ったぞ
”バントライン”:おおお!!
リギル・ソルテール:そうだった
リギル・ソルテール:10ダメージ!
庄野あるか:キーンナイフすげえ!
”バントライン”:10ダメージ 多分次スパークウェッジで15点入る
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールの侵蝕率を6増加(85 → 91)
GM:続いての手番はリーダー。
日裏巡:待機します
”バントライン”:なるほど……
GM:では続いて、ちひろちゃんの手番。
天藤ちひろ:はーい
天藤ちひろ:マイナーで解除する重圧は喰らわなかったのでいきなりメジャー
天藤ちひろ:【弓星セイファート】《コンセントレイト:ウロボロス》+《シャドーテンタクルス》+《原初の赤:ペネトレイト》
天藤ちひろ:対象バントライン、判定いきます
”バントライン”:やめろ!!!!
”ウィル・グレイソン”:う~~ん
”ウィル・グレイソン”:使うか。
”ウィル・グレイソン”:《デビルストリング》
”ウィル・グレイソン”:原初の赤:ペネトレイトを打ち消します。
日裏巡:デビストで打ち消せるのはオートなので、メジャーのペネトレイトは打ち消せない!
天藤ちひろ:ん?
庄野あるか:ウム!
望月火輪:時の棺とちゃうねんで!
”ウィル・グレイソン”:や ヤバ
”ウィル・グレイソン”:ここまで初歩的なミスをするとは
”ウィル・グレイソン”:なんでもないです 判定どうぞ…
天藤ちひろ:あ、私も今のうちにOVVと一体化宣言してから判定
天藤ちひろ:13dx7+7
DoubleCross : (13DX7+7) → 10[2,4,5,5,5,7,7,7,8,9,9,9,10]+10[2,3,3,4,7,8,9,9]+10[2,6,6,8]+5[5]+7 → 42

”バントライン”:衝撃相殺以外通らないけど一応やっとくか 竜鱗+衝撃相殺
”バントライン”:HPダメージ-15
GM:ダメージ下さい
天藤ちひろ:5d10+10+4+5+21
DoubleCross : (5D10+10+4+5+21) → 28[10,4,5,1,8]+10+4+5+21 → 68

”ウィル・グレイソン”:うお~~きっつ
”ウィル・グレイソン”:ではHPダメージ適用直前
”ウィル・グレイソン”:《雲散霧消》。これが最後の手札!
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を7増加(71 → 78)
”ウィル・グレイソン”:HPダメージを-20します
”ウィル・グレイソン”:これで衝撃相殺と合わせて35ダメージ軽減
望月火輪:硬すぎ女レディ…!!
天藤ちひろ:はーい
GM:では最後、あるかちゃんの手番です。
庄野あるか:はあい!
庄野あるか:えーと
庄野あるか:マイナーで『あなたはいつも優しい』/《オリジン:サイバー》。
庄野あるか:【生来の狂気】適用状態なので社会を達成値+10、《交渉》なら+20する。
庄野あるか:で、メジャーでコンボ『あなたは教えてくれた』/《絶対の恐怖》《神の御言葉》。
庄野あるか:対象は”バントライン”、装甲無視の単体交渉攻撃。
”バントライン”:装甲無視2枚、ヤバすぎる
”バントライン”:妨害はなし。判定どうぞ!
庄野あるか:ウオリャーー
”バントライン”:こいっ
庄野あるか:11dx+23
DoubleCross : (11DX10+23) → 10[2,2,4,4,5,6,7,8,9,10,10]+10[3,10]+4[4]+23 → 47

庄野あるか:オーバーウォッチで+3済
”バントライン”:うおっ怖
”バントライン”:リアクション。《竜鱗》+《衝撃相殺》。HPダメージ-15
庄野あるか:ダメージ、えーとモッチの支援足して
庄野あるか:5D10+35+21
DoubleCross : (5D10+35+21) → 25[10,7,2,4,2]+35+21 → 81

庄野あるか:行った!つよか!
”バントライン”:ウワ~~~~~~~~~~~~!!!!!!
望月火輪:やったぜ
”バントライン”:81+61で142
リギル・ソルテール:どうだ?
望月火輪:とどめだー!
”バントライン”:ギリギリ生きてます
庄野あるか:つよい!
庄野あるか:あ、侵蝕あげよう
GM:いや……待てよ 61?
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を9増加(85 → 94)
”バントライン”:ちひろちゃんのダメージが入って無かった!死にます!
望月火輪:やったー!
望月火輪:手番前に落とせたのでかいぞ!!
”バントライン”:あっすみません まだ……動きます こいつは
庄野あるか:すごい!
望月火輪:なにー!
日裏巡:ムムッ
”バントライン”:《蘇生復活》。HP1で復活します
天藤ちひろ:むむっ
庄野あるか:ほうほう
望月火輪:いやん
”バントライン”:そう
”バントライン”:まだスパークウェッジの効果は続いている
庄野あるか:ハハーン
”バントライン”:や……やりたくね~~~~~!!!
”バントライン”:やりたくないけど働くしかない 企業戦士だから
”バントライン”:バントラインの手番
”バントライン”:マイナーで《ライトスピード》を使う予定だったのだが……死ぬので意味がない
”バントライン”:メジャー。
”バントライン”:《一閃》+《電光石火》+《コンセントレイト:ハヌマーン》+《獅子奮迅》+《獣の力》+《獣の王》
”バントライン”:一閃で4人のエンゲージに入ります
庄野あるか:嫌~ッ
”バントライン”:攻撃力24 リアクション不可 カバーリング時、ガードを行ったものとしてダメージを算出できない
”バントライン”:更にIAのハヌマーンユニークアイテム乱舞の刃によって獅子奮迅を射程視界・シーン(選択)に
庄野あるか:ヒエーー!
”バントライン”:対象はムカウの5人。
望月火輪:バ、バカ!!!
”バントライン”:ウオオオオ!!俺はこれを撃ったら死ぬぞおお!!!
望月火輪:接触してねえじゃん!!
”バントライン”:どこからでもお触りできるように鍛えてるんやで
”バントライン”:では…判定に 移ります!!
望月火輪:くそが!
庄野あるか:おいでー!
天藤ちひろ:くるー
”バントライン”:13dx7+4
DoubleCross : (13DX7+4) → 10[2,2,3,4,5,6,6,7,7,8,9,9,10]+10[4,4,5,10,10,10]+10[3,3,8]+3[3]+4 → 37

”バントライン”:そこそこ回った
望月火輪:ぴえん、リア不
庄野あるか:ドッジチャレ
”ウィル・グレイソン”:フ リア不だぜ
天藤ちひろ:確定命中!
日裏巡:カバーリングするかどうか
”バントライン”:上記の通り、カバーリング自体は可能です。
庄野あるか:そうじゃん
リギル・ソルテール:リア不かなしみ
望月火輪:束縛の領域なら、オートやからワンチャンあったわけやね
望月火輪:いやらしいGMだぜ…!!
日裏巡:雲散霧消でHP多い人なら守れるかも
”バントライン”:雲散霧消はHPダメージ適用直前なので、もちろん見てから決めていいですよ
”バントライン”:カバーリングのタイミングは今ですね 個人的にはリーダー庇っておいてもいいんじゃないかな~と思う
リギル・ソルテール:カバーするかどうかよね…
天藤ちひろ:リーダーカバーいります?
日裏巡:ここは……雲散霧消に賭けよう! カバーしちゃうとちひろちゃんのダメージも増えてしまうし
天藤ちひろ:わかりましたー、ではカバーなしで
”バントライン”:ではダメージ
”バントライン”:4d10+24
DoubleCross : (4D10+24) → 21[9,5,1,6]+24 → 45

”バントライン”:普通
リギル・ソルテール:おっ
日裏巡:【未衝突メテオリーティス】《雲散霧消》 対象:範囲(選択)のダメージを35(40)軽減 侵蝕4
日裏巡:35軽減して10ダメージに!
天藤ちひろ:イキテマス
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を4増加(83 → 87)
リギル・ソルテール:さすが!
日裏巡:残りHP17
リギル・ソルテール:こっちは死ぬのでリザレクトします
天藤ちひろ:HP20で生存
庄野あるか:庄野あるかのHPを10減少(24 → 14)
”バントライン”:スパークウェッジで死!
庄野あるか:生存
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールのHPを1D10(→ 9)に変更(5 → 6)
望月火輪:死にまーす
望月火輪:リザレクト
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールの侵蝕率を6増加(91 → 97)
日裏巡:リギーは耐えきれず……もっちは範囲外……すまんな
望月火輪:望月火輪の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(94 → 98)
望月火輪:うむ…!
”ウィル・グレイソン”:では最後はリーダーの手番。
”ウィル・グレイソン”:ウオオこのままだと俺は逃げるぞ
日裏巡:マイナーで貨物自動車に乗り込んでもいいですか?
”ウィル・グレイソン”:えっ
庄野あるか:!
”ウィル・グレイソン”:良い……良いですけど……
日裏巡:じゃあマイナーで登場して、メジャーで全力移動。100m前進します。
”ウィル・グレイソン”:ウワ~~~~~!!!!
日裏巡:まあこれでも届かないけど……何もしないよりはね
望月火輪:wwwww
望月火輪:運転…!した!
リギル・ソルテール:ぎゅおーーーん
GM:ではラウンド2
GM:の前にクリンナップ!
GM:まあ皆処理は……なさそう バステも特に喰らってないし
望月火輪:なし
庄野あるか:ない
日裏巡:ないです!
天藤ちひろ:なしなのです
リギル・ソルテール:もっちの行動値がもとにもどるぐらいかな。
”ウィル・グレイソン”:話し合いの結果、ウィルグレイソンは《瞬間退場》で逃走します。
”ウィル・グレイソン”:クライマックスに参加しない代わりに、狙撃を用いた支援射撃を行うことになります。
”ウィル・グレイソン”:具体的には1R1回、単体の攻撃力に+20と言う形になります。
GM:同時に戦闘終了条件を満たしたので
GM:現時点でミドル戦闘が終了になります。お疲れさまでした。

リギル・ソルテール:キーボードを操作して、微細な電気信号を味方に送り届ける。
リギル・ソルテール:戦場を分析してどのように動けば効率よく動けるか、のパターン。
リギル・ソルテール:無意識に最適な動作を行わせることができる。
”バントライン”:「ウチの大将”オールト・クラウン”と似たようなことやっとんな」
リギル・ソルテール:「そいつあ光栄。だが、おれはトップに立つ気はねえ」
リギル・ソルテール:「さっさと突破するぞ。まともに相手したくねえからな」
望月火輪:「了解」
望月火輪:リギルの信号に合わせて体内の脳内麻薬を調整する。
望月火輪:リギルの信号が体内により効率よく浸透するように。
望月火輪:同時に周囲にも同じ効果を与える薬品を与える。
天藤ちひろ:「やってみます!」
庄野あるか:「はーい!」
日裏巡:「私は少し観察に回る。手早く済ませたいけど、焦って勝てる相手じゃなさそうだ」
日裏巡:髪をかき上げ、左目の『アンティキティラ』を露出させる。
”バントライン”:「ええ心がけやん。誰から来る?誰でもええで」
リギル・ソルテール:「カリン」
望月火輪:「ん」
リギル・ソルテール:「お前は”ウィル・グレイソン”を狙え。あいつの能力を突破してダメージを与えられるのはおれたちの中じゃお前だけだ」
リギル・ソルテール:カタカタカタ。キーボードの上を滑らかに手が撫でていく。
望月火輪:「その口ぶりなら」
望月火輪:「どこを狙えばいいかは」
望月火輪:「君が教えてくれるんだよね」
リギル・ソルテール:「当たり前だろ」
望月火輪:遠距離で隠れ、潜みながら行動する狙撃手の位置を正確に把握する能力を、自身は有していない。
リギル・ソルテール:「距離は150m先。方角は北を基軸にした38度」
望月火輪:仮にリギルが"正解"を示したとしても、それが正しいと確信に至る術も持たない。
望月火輪:だが、
望月火輪:リギルの示した"正解"に、どれだけコストをかけても悔いは残らない程度の、”信頼"はある。
望月火輪:「了解」
望月火輪:「外れたら、香水奢りね」
望月火輪:パチンと指先を鳴らす。
望月火輪:糸が燃えるように、空中を細い火花が奔り抜け
望月火輪:同時に容赦ない爆発が同時に2か所で発生した。
”ウィル・グレイソン”:「ハハ……」「ハ」爆発が肉を散らす。破損したライフルを新しい物に取り換え、何とか立ち上がる。
”ウィル・グレイソン”:(イカれてるな。こんなバケモン共に本気で勝つつもりか?”カイパーベルト”は……)
”ウィル・グレイソン”:(同時・・だ。両方の身体を同時に攻撃しなきゃ、オレにダメージはない。一人で出来るような攻撃じゃないんだ、本来は)
望月火輪:「どうかな、まずは初回先頭打者ホームランってとこ?」
リギル・ソルテール:「まだ引っ張るのかよそれ」
”バントライン”:「アホか。野球はビハインドからや」
”バントライン”:「根性見せろー!後でお姉さんがチューしたるからな!」
望月火輪:「お、ちゃんと向こうにも当たったみたいだね」
”ウィル・グレイソン”:『ふざけろ……オレは歳下派なンだよ。あの二人には大人しく投降して貰いたいね、できれば……』
”ウィル・グレイソン”:『まずはやることやんなきゃな』
”ウィル・グレイソン”:『っつかオレ、今回絶対……働き、すぎ!』
”ウィル・グレイソン”:ライフルの斉射。常人の域ではあるが、緻密に計算された射角が退路を塞いでいる。
庄野あるか:「……あっ!」
庄野あるか:跳ねるように身を翻す。「ちひろちゃん、今日は」
庄野あるか:「いつもと逆で、わたしが守ってあげようデーにしていい?」
天藤ちひろ:「えっ?」
天藤ちひろ:「えっと……それじゃはい」
天藤ちひろ:「お願いします」
天藤ちひろ:目を丸くして言葉を返す
庄野あるか:「やった、まかせて~」
庄野あるか:”ウィル・グレイソン”とは交戦済であり、彼の仕組みも少しはわかっている。だから、効きやすい。
庄野あるか:「えーい」ぐにゃりと少女たちの前に、二人の男は幻覚を見るだろう。
庄野あるか:それは庄野あるかの今の恐れであり、男たちの恐れ。まったく同じ形。
庄野あるか:三人目の”ウィル・グレイソン”が、銃口を向け返す姿。
”ウィル・グレイソン”:『ッふざけんな!今更、そんなことされたって……!』
”ウィル・グレイソン”:二人称が三人称になる。
”ウィル・グレイソン”:それはつまり、どれほど可能性を展開しても、変わらない自分の可能性を直視させられるということだ。
”ウィル・グレイソン”:斉射が止む。復帰にはしばらく時間を必要とするだろう。
庄野あるか:「ゆるんだ!」ぱっと笑う。
”バントライン”:「……」
”バントライン”:「クソみたいな能力やな」
リギル・ソルテール:パン
リギル・ソルテール:”バントライン”の髪を銃弾が掠めていく。
”バントライン”:「……アイツとあんたらと、お互いに」浮き出た鱗によって銃弾が弾かれていた。
リギル・ソルテール:「そいつの持った素質にあーだこーだ難癖つけてんじゃねえよ」
”バントライン”:「それを人に向けたら終わりやろ」
”バントライン”:「まぁこっちもあんま人のこと言えんやけどな。もっぱつ撃ってくる?」
”バントライン”:「お姉さんが受け止めたるわ」
リギル・ソルテール:「うぜえな、あんた」
リギル・ソルテール:左目の瞳が開く。
”ウィル・グレイソン”:『気を付けろ……ソイツは』
リギル・ソルテール:銃が1、2、3、4。
”ウィル・グレイソン”:『”アイソクロナス”を一回やってる!!』
リギル・ソルテール:ガガガガガガガ!!
リギル・ソルテール:ばちばちと電流を纏った銃弾が着弾する。
リギル・ソルテール:弾丸は止められるだろう。だが、
”バントライン”:「やれ、ば……できるやん!」銃弾の大半を傾斜した鱗で弾き、あるいは逸らすが、何発かが鎧の下の皮膚に潜り込んだ。
リギル・ソルテール:リギル自身のレネゲイドいのちを帯びた電流はそうは行かない。
”バントライン”:纏う電流に顔をしかめる。
”バントライン”:「えらいケッタイなことしよったな」
”バントライン”:「うーん……」
”バントライン”:「1,2,3……」指を折って数える。
”バントライン”:「すまん”ウィル・グレイソン”。後4手でウチ負けるわ」
リギル・ソルテール:「……やっぱり有効打にゃならねえ。だよな、巡」
日裏巡:「うん。だけど見えたよ」
日裏巡:「ああ――君も随分物分かりがいいみたいだね」
”バントライン”:「あのいけ好かん前髪が見とるっちゅーのは、そういうことや」
”バントライン”:「だから」
”バントライン”:「全力で嫌がらせしたる」鱗が振るえる。力を凝縮しているのだ。
”バントライン”:「そっちのが効くやろ自分ら」
望月火輪:「もっと自分を大切にしようよ」
日裏巡:キュマイラ/ハヌマーン。純粋な肉体強化に最適な組み合わせの一つ。その弱点を含めて全てを見通した。
日裏巡:日裏の能力によって得られる多彩な手札の最も有効な使い道は、見通した相手の弱みを突く初見殺しを、手を変え品を変え繰り出し続けることだが。
日裏巡:同時に、受けに回った時の対応力にも活用できる。
日裏巡:そして、最適な手札が自分以外に既に存在するのならば、次善の手段が最適解となる場面がある。
日裏巡:「“ペーパータウン”。心を折ってあげよう」
”ウィル・グレイソン”:『いや、あんたが負けるってことは、その後ろのオレに来るってことだろ!敵が!』
”ウィル・グレイソン”:『クソッ 絶対ろくなことにならない!オレは逃げるからな!』
”バントライン”:「上等や!来ォい!」
庄野あるか:「折る…」
庄野あるか:首を傾げる。「うん、うん」
庄野あるか:「怖いやつだ」
日裏巡:「“マスターオーヴ”。君ならそのまま叩き伏せられる」
日裏巡:「反撃は私が抑える」
天藤ちひろ:「わかりました……お願いします」右手の中にオーヴを出現させながら前を向く
”バントライン”:「一回マスター級とやってみたかったんよな。えらいちっこいのおるけど」
”バントライン”:柔術のような構えを取る。渦を巻くように手が動いている。
”バントライン”:「そっちの可愛らしいお嬢ちゃんでもええで」
天藤ちひろ:肉体をOVVと一体化させ、構える
庄野あるか:その逆向き。”バントライン”とちひろちゃんを視界に収める。
庄野あるか:「あなたたちの言ってること、ずっとわかんないけど…」
庄野あるか:「邪魔だってことだけはわかる」
庄野あるか:「わたしはどこに行ったって、お父さんと一緒だけど」
庄野あるか:手を伸ばす。レネゲイドによる幻覚物質の散布。少女の主観としては、
庄野あるか:『追われている』腹いせに、『追いかけ返す』。
庄野あるか:ぐるりと女を囲む無数の口、無数の声が、金切り声に似た不快な音を立てる。
庄野あるか:「……帰れないのはいやでしょ?」
庄野あるか:それは女にではなく。
庄野あるか:自分は一度もそんなものを出したことはない――手紙とかいうものを出していた少女に言う。
庄野あるか:「手紙には返事があるものだって、お父さんは言ってたよ!」
”バントライン”:「ッ……ざけんなァ!日シリの……ツバメーズ優勝……!」
庄野あるか:「またわかんないこと言ってるー!」
”バントライン”:「帰ってビール飲みながら見んねん!手紙なんぞ知るかボケ!」
”バントライン”:鱗を振るわせ、周囲の幻覚物質ごと吹き飛ばす。だが。
”バントライン”:脳機能に致命的な損傷が発生していた。受けに入る態勢が、数秒遅い。
天藤ちひろ:吹き飛ばした、その瞬間気が付くことができる
天藤ちひろ:バントラインの周囲を、無数の矢が取り囲み
天藤ちひろ:次の瞬間、突き刺さる
天藤ちひろ:「そうですね、帰れないのは嫌です」
天藤ちひろ:「だけど、今の私が……マスターオーヴの私があの日常に帰ったら」
天藤ちひろ:「多くのものを傷つけてしまうって、わかったから」
リギル・ソルテール:眉を歪める。
リギル・ソルテール:(ちひろ)
”バントライン”:ぐば、と血を吐く。鱗の強度が戦闘の疲労によって、低下していた。
”バントライン”:「……えらい難しゅう考えとるみたいやけどな」
天藤ちひろ:突き刺さった矢がバントラインの身体の鱗すら無視して侵蝕する。
”バントライン”:「ムカつくねん……あんたみたいなちっこい子が、何もかんも背負い込んどるの」
”バントライン”:「自分で選んだなら何でそんな辛そうにしとるん。腹立つわあ……」
天藤ちひろ:「少しだけ早く、子供が大人になるみたいに」
天藤ちひろ:「旅立たなきゃいけないって、思ったんです」
天藤ちひろ:そう言って、バントラインの言葉に曖昧な笑みを返し
天藤ちひろ:装甲が弱ったバントラインに、最後の一矢を打ち込む
”バントライン”:「ッ、ぐ……!」
”バントライン”:3手目。
天藤ちひろ:「___本当に、優しい人たちですね。UGN」
”バントライン”:「……」
”バントライン”:倒れ込む。
”バントライン”:「…………で」
”バントライン”:「勝った気でおんなや、ボケが!受け入れんなや!日常がぶっ壊れンのを!」
”バントライン”:全身が、鱗に包まれていく。
”バントライン”:「ウチはアンタみたいな奴は……認めん!全力でこの日常を守る!!」
”バントライン”:「野球中継であーだこーだ騒げるこのクソ下らん日常をなァ!」
天藤ちひろ:「まだ立つなんて……凄い……」
”バントライン”:「そこの嬢ちゃんと同じや!アンタらの言うことは……ひとっつも!解ってやらん……!」
”バントライン”:「全力で嫌がらせ……したるッ!!」
”バントライン”:”バントライン”のキュマイラ因子。
”バントライン”穿斬甲パンゴリンという。ハヌマーンの振動操作とキュマイラの強度により、本来物理的な攻撃に対しては鉄壁の強度を誇った。
”バントライン”:だが、それを振動によって駆動する高速無比の弾丸と化した時には――
”バントライン”:ぎゃ ごん!!
”バントライン”:丸まり、自身を砲弾と化した”バントライン”が、”ムカウ”の全員を射程に収めている。
”バントライン”:「受けてみいや……青谷のスライダーより、曲がるで!ウチは!」
日裏巡:笑った。
日裏巡:「素晴らしい。私は、解る・・よ」
日裏巡:日常の尊さ。そのことは理解出来ずとも。
日裏巡:「それは、君の切実な欲望だ」
”バントライン”:激発。異常な速度で、全身の鱗をスパイク及び加速器及び切削材と化し、5人を切り裂き続ける――そのはずだった。
日裏巡:「だから、競い合いだ。対極の欲望でお相手しよう」
日裏巡:黒い茨を持つ花が咲き誇る。
日裏巡:日常の全てを厭い、全ての破壊を求めた欲望の具現。
日裏巡:  土岐明里
日裏巡:   ×
日裏巡:“ワイヤレス”
日裏巡:その破壊の力を受け取って爆発的に出力を増した因子操作によって。
日裏巡:ジャンクションのアスファルトをまるごと持ち上げた。
”ウィル・グレイソン”:『ばッ……下だ、姐さん!』
”バントライン”:ば ごん!!
”バントライン”:”バントライン”の能力はあくまで地対地を想定されたものだ。単純だが、空対地への切り替えは大きな威力減衰を伴う。
”バントライン”:彼女の射程は”接触射程”であるからだ。
”バントライン”:「……あー、それも、誰かの日常ぶっ壊してもろた力なんやろ」
”バントライン”:「あんたが一番……腹立つッ!」
”バントライン”:全身の鱗を尖らせ、ナイフの雨じみて射出する。
”バントライン”:凄まじい速度と威力だが、それでも大半のオーヴァードにとっては致命傷となるものではないだろう。
日裏巡:「――リギル」
リギル・ソルテール:大半のオーヴァードにとっては。
リギル・ソルテール:「……ああ」
リギル・ソルテール:ごぷ、と血を吐く。
”バントライン”:全ての鱗を失い、着地する。戦闘能力の大半を喪失し、全身が電流の残滓に襲われている。戦闘不能だ。
リギル・ソルテール:傷つけられたのはほんの浅い表皮。それでも、破壊は全身を伝って、内臓に達する。
リギル・ソルテール:「あいつはもう立てねえさ」
”バントライン”:「……あんたの言う通り、詰みやな」
”ウィル・グレイソン”:『ウソだろ……”バントライン”が直接戦闘で負けンのかよ……』
日裏巡:星の瞳は倒れた女から、離れた位置に陣取る狙撃手にその照準を変えていた。
日裏巡:150メートル先のスコープ越しに、目が合う。
リギル・ソルテール:「”ウィル・グレイソン”の行動予測だ」
リギル・ソルテール:「移動経路もわかるはず」
”ウィル・グレイソン”:『しかもてめえらにやられた所、めちゃくちゃ痛いし!”L・L”じゃ手が出ねえ……はずだ』
”ウィル・グレイソン”:『え、マジ?』
”バントライン”:『ウィール―』
”バントライン”:『こいつらの能力も大体お姉さんが暴き出してやったで』
”バントライン”:『死ぬ気で狙われるから、死ぬ気で逃げーや』
”ウィル・グレイソン”:『は……はあああああ!?!?』
リギル・ソルテール:「先行っとけ。直ぐ追いつく」
リギル・ソルテール:トラックを親指で示して。
”ウィル・グレイソン”:『おいッ、ふざけんな”ネヴァー”!いいか……追って来るんじゃねえぞ!!』
”ウィル・グレイソン”:『オレは今、死ぬほど疲れてる!』
リギル・ソルテール:「フラグっていうんだよな、そういうの」
日裏巡:「うん。敵の言うことを聞く必要はないね」
天藤ちひろ:「これが"ムカウ"セルです」
”ウィル・グレイソン”:『給料二倍じゃ足りねえ……』
”ウィル・グレイソン”:通信が途絶する。
”バントライン”:「よーやっと逃げよったか、あのボケ……」
日裏巡:「……これでとりあえずは邪魔されないかな」
”バントライン”:「で、ウチの脳喰うん? やるんやったら全力で抵抗させて貰うけど」
日裏巡:あのまま居座られたら、この場では勝ちはしても最重要目的である脱出が遅れる。
日裏巡:「そうしたいけど……」
庄野あるか:「クール便のトラックじゃないから、腐っちゃうかも?」
日裏巡:名残惜しそうな目を向けて。
日裏巡:「とどめ刺すだけの時間も今は惜しいからね……残念だけど……」
日裏巡:「一番大切な物を優先しないと」
天藤ちひろ:「はい、とりあえず脱出優先で動きたいです」
庄野あるか:「うむうむ」
”バントライン”:「そりゃよかった。ウチより大将の脳の方がよっぽど旨いで」
”バントライン”:肩を抑えながら、ジャンクションの反対方向に歩き始める。
日裏巡:「また余裕ができたら、君の脳をもらいに来ることにするよ」
日裏巡:「私達は妥協しないんだ」
”バントライン”:「絶対させへん。野球見れんくなるしな」
”バントライン”:「”ラコニアイナ”に伝言は……」ちらりと望月火輪の方を見る。
”バントライン”:「なさそーやな。じゃ、おおきに」
望月火輪:「ああ、さようなら」
”バントライン”:高速道から飛び降り、見えなくなる。
リギル・ソルテール:「…………」
天藤ちひろ:「な、なんとか引いてくれましたね……」
望月火輪:「何か心配事?」
望月火輪:リギルに声をかける
リギル・ソルテール:「いや」
リギル・ソルテール:「『日常』ってやつがな」ちらとちひろを見て。
リギル・ソルテール:「……地獄だったこともある。そうじゃない日常もある」
リギル・ソルテール:「だから、題目じゃねえよ。日常を守るなんてえのは」
リギル・ソルテール:「巡の言うとおり……欲望だ」
リギル・ソルテール:「要は、ムカつくんだよあの女」
日裏巡:「私は結構好感を抱いたけどね」
天藤ちひろ:「……そうですね。 日常も人それぞれ、なのかもしれません」
庄野あるか:「??」きょとんとしている。
望月火輪:「みんなの言ってることが気になるならあとで説明してあげるよ」
庄野あるか:「んー、いやー。いいや。」
リギル・ソルテール:「だからまあ、私情だ。次は殺す」
リギル・ソルテール:「行くぞ。潜り込めればこっちの勝ちだ」
リギル・ソルテール:「………何もなければの話だけどな」
日裏巡:話しながら、持ち上がったジャンクションを元に戻した。持ち上げたせいで断裂したが、元の位置に戻したので暫くは走行可能だろう。
庄野あるか:「仲介の人に会わないとだったもんねえ」
天藤ちひろ:「簡単に逃がしてくれるとは思えないですから、気を付けて行きましょう」
天藤ちひろ:「何せ相手は日常の守り手……あのUGNなんですから」
日裏巡:「私は少し楽しみになってきたよ」
日裏巡:「日常の守護者も、欲望を抱えている」
日裏巡:「どうせ倒すなら、楽しんだ方がいいからね。行こうか、みんな」

「有線射程」”ラコニアイナ”:断線
「接触射程」”バントライン”:絶縁
「二重射程」”ウィル・グレイソン”:平衡

”カイパーベルト”残存要員3名

GM:ロイスの取得、調達が可能です。
庄野あるか:ロイスモコモコとっとこ
日裏巡“バントライン” ○興味/脅威
庄野あるか日裏巡 〇信頼/隔意
日裏巡“カイパーベルト” ○期待/脅威
望月火輪庄野あるか/有意〇/不安
望月火輪:以上で
リギル・ソルテール敵対者/”バントライン”/不快感:○/恐怖/ロイス
庄野あるかリギル・ソルテール 〇誠意/隔意、望月火輪 〇有為/隔意
日裏巡:購入は高性能治療キット
日裏巡:6dx+5>=9
DoubleCross : (6DX10+5>=9) → 8[1,2,3,5,5,8]+5 → 13 → 成功

望月火輪:あっと調達もできるのか。かっとこ
望月火輪:高性能治療キット
リギル・ソルテール:もっちに香水でも上げるかって思ったけど香水相当、なんだ?
望月火輪:6dx>=9
DoubleCross : (6DX10>=9) → 4[1,1,3,3,3,4] → 4 → 失敗

望月火輪:財産消費して買います。使用
望月火輪:4+2d10
DoubleCross : (4+2D10) → 4+8[4,4] → 12

GM:瑛人アイテム
望月火輪:まあまあ
リギル・ソルテール:あ、カンパニー設立できるよリーダー
望月火輪:治療キットを香水と言い張ってもいいと思う
リギル・ソルテール:じゃあ高性能治療キット…
GM:あ、そうじゃん!
日裏巡:あ、梨郷に入ってからだと思ってた
日裏巡:オッケーならカンパニー設立します!
リギル・ソルテール:4dx+2>=9
DoubleCross : (4DX10+2>=9) → 10[2,6,6,10]+5[5]+2 → 17 → 成功

GM:ミドルが終わったので、カンパニーを使用できることにします。
リギル・ソルテール:もっちあげる
GM:折角取ったのに使えないのは悲しいからね
庄野あるか:リアクティブアーマーとかあったらいいんかな ちひろちゃんに着れるやつ
リギル・ソルテール:ちひのがいいかな
日裏巡:やったー!

ミュージアム:情報収集に関する判定の達成値に+2する。財産点+4。
メンバーの個室:チームに所属するキャラクターがHPを回復する際に、回復するHPに+1dする。
コンピュータールーム:チームに所属しているキャラクターの行う情報収集判定の達成値に+2する。
スパリゾート施設:チームに所属しているキャラクターの行うバックトラックのダイスを+1Dする。

日裏巡:効果です
庄野あるか:すげー
庄野あるか:8DX+1+0@10>=24 調達
DoubleCross : (8DX10+1>=24) → 10[1,1,2,6,7,9,9,10]+1[1]+1 → 12 → 失敗

日裏巡:財産+4だし買えそう
GM:ウオオオ 財力が有り余っている
庄野あるか:そうじゃん!
庄野あるか:じゃあ12点減らして買います
望月火輪:ありがと!リギー!
庄野あるか:リアクティブアーマーです。ちひろちゃんにあげとくね~
天藤ちひろ:ちひ装甲はあると嬉しいです
望月火輪:回復
天藤ちひろ:もらって着ておきます、ありがとー
望月火輪:12+2d10
DoubleCross : (12+2D10) → 12+11[8,3] → 23

望月火輪:ほぼ全快
GM:ホッ
庄野あるか:庄野あるかの財産点を4に変更(12 → 4)
日裏巡:高性能治療キットは3d、さらにカンパニーで+1dだから4dだぜ!
リギル・ソルテール:ほんとだ
日裏巡:とりあえずちひろちゃんに私のキットを使おう。カバー役だからね
天藤ちひろ:敵対/カイパーベルト/〇信頼 隔意 で
日裏巡:もっちはあと2d、ちひろちゃんは4d回復できるぜ
天藤ちひろ:20+4d10
DoubleCross : (20+4D10) → 20+33[8,6,10,9] → 53

天藤ちひろ:全回復しました
リギル・ソルテール:出目すごい
庄野あるか:ヤッタゼ
望月火輪:2d10+23
DoubleCross : (2D10+23) → 17[10,7]+23 → 40

望月火輪:全快
リギル・ソルテール:私も全快しています
GM:体勢を立て直している
日裏巡:あとはちひろちゃんの購入か
日裏巡:上に着るものもらったし、中に着る防具とかよさそう
日裏巡:敵から剥ぎ取った謎の装甲8とか……
リギル・ソルテール:謎の装甲8、頼れる
天藤ちひろ:UGNボディアーマー狙っちゃいますか
望月火輪:よいと思う
天藤ちひろ:訓練社会と一体化
”バントライン”:いやん
天藤ちひろ:5dx+4>=12
DoubleCross : (5DX10+4>=12) → 10[6,7,9,9,10]+4[4]+4 → 18 → 成功

天藤ちひろ:成功、装備します
”バントライン”:ウワ~~ッ装甲8が
庄野あるか:これがUGNの力
GM:ではこのシーンは以上!お疲れさまでした

クライマックス:消えて、砕けて

天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(78 → 87)
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(97 → 98)
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を1D10(→ 8)増加(87 → 95)
望月火輪:望月火輪の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(98 → 102)
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(94 → 95)

GM:梨郷市幹線道路出口。
GM:ここを抜ければ梨郷市である。つまり、”カイパーベルト”の追跡圏外だ。
GM:それは長きにわたるUGNとの戦いに、仮初の終止符を打てるということでもあった。
GM:だからこそ、”カイパーベルト”はその地点を全力で防衛している。
"オールト・クラウン":「やあ。やっと来たか、”ムカウ”の皆さん」
天藤ちひろ:「貴女が、"カイパーベルト"の……」
リギル・ソルテール:「来て欲しかったみてえな言い草だな」
リギル・ソルテール:トラックの荷台からアームを器用に使って降りてくる。
"オールト・クラウン":「一応自己紹介でもしとくか。”オールト・クラウン”……”カイパーベルト”の隊長だ」
"オールト・クラウン":周囲に展開されたドローンをこつこつと手で叩きながら、サングラスを掛け直す。
庄野あるか:「偉い人だ」
望月火輪:「意外だな」
望月火輪:「あんたは最後まで前線に来ないものだと思ってたよ」
"オールト・クラウン":「ちょっと話があったんでね」
日裏巡:「話、か」
"オールト・クラウン":「なあ、”エンブリオ”ってあんただろ?戦いが終わったら話せるか?」
日裏巡:「一方的に私が君の脳から聞き出すことになるかもしれないけどね」
"オールト・クラウン":「無理だな。お互いに生きてなければ、効果を発揮しないタイプの相談だ」
リギル・ソルテール:「それなら戦う前にすりゃいいだろ」
リギル・ソルテール:「見逃してくれたっていいんだからな」
リギル・ソルテール:銃を向けながら。
"オールト・クラウン":「それは無理。仕事だから。ただ……アタシは”ラコニアイナ”とか”バントライン”どもとは違う」
"オールト・クラウン":「あの正義マンどもとはな。お互いに有益な結果が出ることを祈ってるよ」
日裏巡:「取引がしたいってことなら奇妙な話だね」
日裏巡:「それこそ戦う前じゃないと交渉にならない。戦闘は決裂してから。それが順序だと思うけど」
リギル・ソルテール:後ろで頷いている。
望月火輪:「これが大人の会話ってやつだよ、あるか」
庄野あるか:「大人か…」神妙な顔をしてはいる。いるだけだ。
天藤ちひろ:(そうなのかな……)
"オールト・クラウン":「そうだな。アンタは正しい。”エンブリオ”……」
"オールト・クラウン":「だが、裏切り者ダブルクロスにとっては」
"オールト・クラウン":「その順序は逆になる。そうは思わない?」
"オールト・クラウン":「……喋りすぎたな。言っとくが、殺すつもりで行くぜ」
庄野あるか:「なに言ってるのかわかんないよー!」
庄野あるか:「でも、この人を倒せばいい…は、そうだよね?」
リギル・ソルテール:「倒せばいいし、倒すしかねえ」
望月火輪:「"ムカウ"と交戦した。」
望月火輪:「その事実が欲しいわけかな。君は」
"オールト・クラウン":「おっ。呑み込みが早い奴がいるね」
日裏巡:……通常、戦力の逐次投入は悪手だ。“オールト・クラウン”に戦闘能力がない故に後ろに控えていると思っていたので違和感を感じなかったが。
日裏巡:“オールト・クラウン”が戦えるのならば、“バントライン”と共に戦えばよかった。だが、そうしなかった。
日裏巡:そうせざるを得ない何らかの理由があったのでないのなら。
日裏巡:『ムカウ』との接触を“バントライン”を排除した状態で行いたかったから?
日裏巡:「――今話すつもりがないのなら、考えても仕方ないか」
"オールト・クラウン":通信を立ち上げる。
"オールト・クラウン":『こちら”オールト・クラウン”。”カイパーベルト”残存戦闘員に告ぐ』
"オールト・クラウン":『”ムカウ”と接触した。やるぜ』
”アイソクロナス”:『……了解。ボディの準備は』
”ロンドン・ブリッジ”:ば ちん!
”アイソクロナス”:『――出来てる』
”アイソクロナス”:現実をひっくり返したかのように橋が空間にかかり、そこから”ラコニアイナ”の人形が姿を現す。
望月火輪:「また随分と派手な真似を」
リギル・ソルテール:ふ、と口元を緩ませる。
"オールト・クラウン":「元々このボディは”ラコニアイナ”じゃなくて、こいつが使う予定だったんだよな。人間が操れる方がおかしい」
天藤ちひろ:「これが、本来の……」
庄野あるか:「わたしとは『逆』だ~」
庄野あるか:こめかみの傷跡に触れる。
海藤芽:橋が次々とかかり、自律起動するドローンが姿を現す。
"オールト・クラウン":『”ロンドン・ブリッジ”は支援に徹しろ。アンタが死んだら”カイパーベルト”は終わり』
”ロンドン・ブリッジ”:『……本当に、前線に出なくてよろしいのですか』
"オールト・クラウン":『輸送兵が死んだら、誰が逃げ道を作ってくれんだよ』
”アイソクロナス”:『……”オールト・クラウン”。いつでも出れる』
"オールト・クラウン":「……無駄に肩に力入れんなよ」
"オールト・クラウン":「死ぬぞ」
"オールト・クラウン":「まあ、じゃあ……」手を掲げる。魔眼が霧のように分散し、周囲を滞留するドローンに吸い込まれる。
"オールト・クラウン":「”カイパーベルト”。やるぞ、仕事だ」
天藤ちひろ:「来ます……!」
日裏巡:「“ネヴァー”、“清虚”、“ペーパータウン”、“マスターオーヴ”」
日裏巡:「全力で、妥協せず行こう」
天藤ちひろ:OVVを取り出し、握りしめる。
日裏巡:「全員生きて抜ける」
庄野あるか:「もちろん!」
リギル・ソルテール:「Roger」
天藤ちひろ:「はい」
天藤ちひろ:「やり遂げてみせます」
天藤ちひろ:「ここが、この場所が……私と日常との最後の一線(デッドライン)、です」
日裏巡:「欲望の為だ。やろうか、“ムカウ”」髪をかき上げ、星の瞳が欲望を映し出す。

GM:クライマックス戦闘を開始します。
GM:戦闘終了条件は”アイソクロナス”の戦闘不能、及び”オールト・クラウンの”エンブレム”???”の使用。

【ENGAGE】
”エンブリオ” ”清虚” ”ネヴァー” ”ペーパータウン” "マスターオーヴ"-[10m]-"近接狙撃ドローン"×4 "アイソクロナス" "オールト・クラウン"

GM:また、今回は特殊ルールとして
GM:ラウンドごとのクリンナップ時、”ロンドン・ブリッジ”が近接狙撃ドローンを4体”オールト・クラウン”の存在するエンゲージに出現させます。
庄野あるか:ヒエーーー!
望月火輪:嘘だろ丈太郎
日裏巡:さらなる絶望使ってくれ。お前もジャームにならないか?
”ロンドン・ブリッジ”:なりません UGNの強さは人間の強さです……つまり数!!
庄野あるか:wwww
庄野あるか:最悪の勧誘
GM:では、何もなければセットアップから!
リギル・ソルテール:なし!
日裏巡:相手の行動値を教えてください!
天藤ちひろ:なしです
GM:行動値は……
望月火輪:とりあえず《タブレット》《多重生成》《活性の霧》でムカウ全員の攻撃力+24、ドッジダイス-2
GM:アイソクロナスが10!オールトクラウン7!ドローン9!以上!
GM:ゲ~~~~
庄野あるか:ウワーー
日裏巡:ふむふむ、ならば
日裏巡:ハウスオブデモンズ シーン内の任意のキャラクターの行動値+5
日裏巡:対象はPC全員!
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールのイニシアチブを17に変更(12 → 17)
日裏巡:日裏巡のイニシアチブを5増加(8 → 13)
日裏巡:活性の霧受け取ります!
庄野あるか:ウーン
リギル・ソルテール:ドッジマイナス何するものぞ!受け取ります>活性の霧
庄野あるか:活性の霧もらいます。
”アイソクロナス”:セットアップなし。
庄野あるか:《アクセル》。ラウンド間、対象の行動値+10。
庄野あるか:対象は…モッチがいいかな…?
日裏巡:よさそう
リギル・ソルテール:もっちが19になるね
"オールト・クラウン":では、19に加速したもっちに
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を1増加(95 → 96)
"オールト・クラウン":《灰色の庭》。イニシアチブ-12。
庄野あるか:ウワーーーーー
"オールト・クラウン":あっごめん -9だった
望月火輪:うわー!
庄野あるか:よ、よかった よくないが
日裏巡:じゃあ……最終的には10かな?
リギル・ソルテール:10ですね
"オールト・クラウン":10です!
近接狙撃ドローン:1~4はなし。
望月火輪:とっち!
GM:では、イニシアチブに参りましょう。

GM:【INITIATIVE】
GM:まずはイニシアチブ17、リギーから。
リギル・ソルテール:はあい
リギル・ソルテール:侵蝕は心配だが攻めなきゃ勝てないぜ
”アイソクロナス”:あ、そうだ イニシアチブ時
リギル・ソルテール:何何何
”アイソクロナス”:《フルインストール》イニシアチブ ラウンド間、あらゆるダイスを+12 1S1回
”アイソクロナス”:これを使っておきます。
リギル・ソルテール:でた!ロマンダイスバフ!
”アイソクロナス”:エネミーの特権
”アイソクロナス”:では改めてリギーどうぞ!割り込んでゴメンネ
リギル・ソルテール:フルインストールはエネミーエフェクトじゃないぜ
リギル・ソルテール:マイナー、オーディンアイ!
リギル・ソルテール:射撃を指定 シーン間ダイス+4
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールの侵蝕率を4増加(98 → 102)
リギル・ソルテール:▼撃って、縛る:《アタックプログラム》+《スパークウェッジ》
リギル・ソルテール:対象はアイソクロナスくん。
”アイソクロナス”:妨害はなし。判定をどうぞ。
リギル・ソルテール:12dx+36
DoubleCross : (12DX10+36) → 10[1,2,2,2,4,5,6,6,8,8,9,10]+8[8]+36 → 54

”アイソクロナス”:うおっ……
庄野あるか:やったー
リギル・ソルテール:命中時、自身以外含む攻撃で18ダメージ
”アイソクロナス”:では、リアクションとして
”アイソクロナス”:《ゲットダウン:射撃》により、射撃技能値でドッジを行います。
”アイソクロナス”:17dx+13
DoubleCross : (17DX10+13) → 10[1,1,2,2,2,2,4,7,7,7,7,8,8,8,9,9,10]+7[7]+13 → 30

リギル・ソルテール:なるほどね…!
庄野あるか:コワッ
リギル・ソルテール:フルインストール回避怖すぎる
”アイソクロナス”:クソ~~~ッ 喰らいます。ダメージ下さい!
リギル・ソルテール:6d10+1d10+5+24 装甲-5
DoubleCross : (6D10+1D10+5+24) → 38[10,3,9,4,10,2]+8[8]+5+24 → 75

”アイソクロナス”:オゲオゲおゲゲ
”アイソクロナス”:ホギャ……
”アイソクロナス”:謎の装甲8が3になり、72ダメージ
リギル・ソルテール:キリがいい
”アイソクロナス”:しかしコイツは人形なのでめちゃくちゃタフ!まだ半分以上はHPが残っている
リギル・ソルテール:だろうな…!
”アイソクロナス”:72ダメージは派手にヤバいけど…
GM:では次!リーダー!
日裏巡:はーい
日裏巡:マイナーでカイパーベルトにエンゲージします
日裏巡:【未到達フォストナステーロン】 《万象の虹》 エフェクトコピー 侵蝕6
”アイソクロナス”:ウワーッこっち来た
日裏巡:対象エフェクトは、“バントライン”の《獅子奮迅》
”アイソクロナス”:やめ ろ  !!!!!!
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を6増加(95 → 101)
日裏巡:メジャー:【未形成アステリズモス】《コンセントレイト:ウロボロス》《無形の影》《原初の赤:虚構のナイフ》 7(+db)dx7+技能値 攻撃力20(23) 対象:単体 射程:至近/10m 侵蝕10
日裏巡:これに《獅子奮迅》をプラスして範囲(選択)に!
日裏巡:対象はエネミー全員
”アイソクロナス”:う~~ん
”アイソクロナス”:では、《ミスディレクション》を使用します。
日裏巡:む
”アイソクロナス”:範囲(選択)を単体化した上、選び直させる……!
”アイソクロナス”:フハハハ オートを打ち消すエフェクトなぞなければ
”アイソクロナス”:私の勝ちだァ~~~ッ
天藤ちひろ:【マルカリアンの鎖】《デビルストリング》
”アイソクロナス”:オエ……
天藤ちひろ:そのエフェクト、消えるよ
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を4増加(87 → 91)
”アイソクロナス”:きついニャン
”アイソクロナス”:では……判定 オナシャス……
日裏巡:10dx7+4
DoubleCross : (10DX7+4) → 10[3,3,4,4,5,5,6,6,8,8]+5[4,5]+4 → 19

”アイソクロナス”:おっ
リギル・ソルテール:ある!
日裏巡:お待ちを
望月火輪:あるあるー!
庄野あるか:はーい!
”アイソクロナス”:妖精さん!!休んでて……!
庄野あるか:『あなたの指で触れて』/《妖精の手》。
日裏巡:やったー!
庄野あるか:ダイス目を10にして再回転どうぞ
日裏巡:ありがとう
日裏巡:1dx7+24
DoubleCross : (1DX7+24) → 3[3]+24 → 27

”アイソクロナス”:グボエ……
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を4増加(96 → 100)
日裏巡:まだ普通に怖いな
庄野あるか:輪る?
リギル・ソルテール:わ!
日裏巡:お願いします!
庄野あるか:《妖精の手》《妖精の輪》。もう一回遊べるドン
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(100 → 109)
”アイソクロナス”:ホニャホニャ
庄野あるか:違う
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を8増加(100 → 108)
日裏巡:1dx7+34
DoubleCross : (1DX7+34) → 10[8]+1[1]+34 → 45

庄野あるか:水滸伝!
日裏巡:体のどこかに当たってくれー!
”アイソクロナス”:108はキリの良い数字
天藤ちひろ:72くらいキリがいい
”アイソクロナス”:う~ん……では
”アイソクロナス”:オールトクラウンとアイソクロナス、近接狙撃ドローン4はドッジを試みます。
”アイソクロナス”:17dx+13
DoubleCross : (17DX10+13) → 10[1,3,3,3,5,5,6,6,6,7,8,8,9,10,10,10,10]+3[1,2,3,3]+13 → 26

”アイソクロナス”:クソ~~~ッ オルクスがいれば
"オールト・クラウン":3dx
DoubleCross : (3DX10) → 9[2,9,9] → 9

"オールト・クラウン":カス!
近接狙撃ドローン:6dx
DoubleCross : (6DX10) → 8[5,6,7,7,8,8] → 8

近接狙撃ドローン:ダメ!
近接狙撃ドローン:なので1,2,3がそれぞれ《砂の結界》で上記の3体をカバーリング。
日裏巡:やっぱり庇ってきたか~
近接狙撃ドローン:ダメージをおくれやす
日裏巡:5d10+23+24
DoubleCross : (5D10+23+24) → 25[2,5,10,7,1]+23+24 → 72

日裏巡:装甲-5です
近接狙撃ドローン:ドローン共が耐えられるわけもない……爆発四散し、消し飛びます。
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を14増加(101 → 115)
近接狙撃ドローン:3体、戦闘不能!
GM:では次!
GM:ちひろちゃんの手番!
GM:イニシアチブ何かあればドウゾッ
天藤ちひろ:ちょっと質問
リギル・ソルテール:イニシアチブ!
リギル・ソルテール:の前にさっき侵蝕あげ忘れた
GM:ではちひろ→リギーの順番でドウゾ
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールの侵蝕率を6増加(102 → 108)
天藤ちひろ:オールト・クラウンが戦闘不能になったらドローンの補充は止みますか?
GM:止みません。あくまで戦闘終了のみが、ドローンの補充を止める条件になります。
天藤ちひろ:わかりました、ありがとうございます
リギル・ソルテール:では
リギル・ソルテール:▼呼び、引く:《マグネットムーブ》
GM:来たわね
リギル・ソルテール:アイソクロナスくんを自エンゲージに引き込みます
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールの侵蝕率を3増加(108 → 111)
”アイソクロナス”:引っ張られます!
リギル・ソルテール:相談の結果
リギル・ソルテール:アイソくんではなくドローンを引き込むことにしました
近接狙撃ドローン:アー
近接狙撃ドローン:では……代わりに吸い込まれます
近接狙撃ドローン:のび太くん……僕がいなくても……立派に……
GM:そして改めてイニシアチブはちっひに!
天藤ちひろ:やるか
天藤ちひろ:【辰宿ホロロギウム】《原初の白:時間凍結》HP-20で行動 コスト7
近接狙撃ドローン:ホロロすな~~っ
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を7増加(91 → 98)
天藤ちひろ:【飢餓性バルジ】《異世界の因子》
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を5増加(98 → 103)
天藤ちひろ:取得するのは巡さんの使っていた《獅子奮迅》
日裏巡:多重コピー
天藤ちひろ:で、時間凍結のメインプロセス
天藤ちひろ:マイナー
天藤ちひろ:【永久の星喰らえ、虚なる天Over vertex variant】《原初の黒:ポルターガイスト》コスト7
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を7増加(103 → 110)
近接狙撃ドローン:OVV!!
天藤ちひろ:メジャーアクション
天藤ちひろ:【弓星セイファート天】《コンセントレイト:ウロボロス》+《シャドーテンタクルス》+《原初の赤:ペネトレイト》+《獅子奮迅》
”アイソクロナス”:ギャ~~~~
天藤ちひろ:対象はアイクロナスとオールトクラウンさんのいるエンゲージ
”アイソクロナス”:《ミスディレクション》。単体化し、対象を選び直させる。
”アイソクロナス”:さっきのはデビストで打ち消されたからね
天藤ちひろ:【マルカリアンの鎖】《デビルストリング》オートアクションを打ち消す
天藤ちひろ:今回のも打ち消します
”アイソクロナス”:ギャ~~~~!!!
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を4増加(110 → 114)
”アイソクロナス”:では……判定をどうぞ。
天藤ちひろ:14dx7+5
DoubleCross : (14DX7+5) → 10[1,1,2,3,4,5,5,6,6,6,8,8,8,9]+10[1,2,5,10]+5[5]+5 → 30

日裏巡:どうする? 女神する?
天藤ちひろ:もらえると嬉しいです
日裏巡:【未周回ドリフォロス】《原初の黒:勝利の女神》 達成値+24 侵蝕6
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を6増加(115 → 121)
庄野あるか:やったー!すごいぞ!
"オールト・クラウン":ウワ!!!何てことするんだ
"オールト・クラウン":しょうがない……一応ドッジを試みよう。
"オールト・クラウン":3dx>=54
DoubleCross : (3DX10>=54) → 8[1,3,8] → 8 → 失敗

"オールト・クラウン":無理に決まってるでしょ
”アイソクロナス”:なので
”アイソクロナス”:《鏡の中の人形》。
リギル・ソルテール:こいつ?!
望月火輪:ああん!?
”アイソクロナス”:君と僕は似ている…
”アイソクロナス”:ということで、オールトクラウンのドッジも含めてこいつが代行します。
”アイソクロナス”:一回目 オールトクラウン
”アイソクロナス”:17dx+13
DoubleCross : (17DX10+13) → 9[1,1,1,1,2,2,2,2,3,3,5,6,6,8,8,9,9]+13 → 22

”アイソクロナス”:ま、回らねえ
”アイソクロナス”:二回目 自身のドッジ
”アイソクロナス”:17dx+13
DoubleCross : (17DX10+13) → 8[1,1,1,1,2,3,3,3,4,4,6,6,6,6,6,7,8]+13 → 21

”アイソクロナス”:ダメ!
庄野あるか:フハハ
リギル・ソルテール:よくがんばったな
”アイソクロナス”:妖精くれない?
庄野あるか:使い切った
”アイソクロナス”:あるえも~~ん
”アイソクロナス”:では両方……喰らいます ダメージを
”アイソクロナス”:ダメージ下さいな
天藤ちひろ:6d10+20+2+5+20+2+5+24 装甲無視
DoubleCross : (6D10+20+2+5+20+2+5+24) → 36[2,4,4,9,10,7]+20+2+5+20+2+5+24 → 114

”アイソクロナス”:!?!?
リギル・ソルテール:ヒューっ!!
庄野あるか:ヤバ
望月火輪:最強~
日裏巡:これがマスターエージェントの力だ
”アイソクロナス”:やべ~~
”アイソクロナス”:アイソクロナスは虫の息。
"オールト・クラウン":オールトクラウンもかなりヤバい 一撃で死に掛けまで持っていかれました
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を10増加(114 → 124)
GM:では、次の手番は……本来ならあるかちゃん
リギル・ソルテール:今のしかも時間凍結での手番
"オールト・クラウン":ですが
天藤ちひろ:いや
"オールト・クラウン":あっ!?
庄野あるか:あ、そうじゃん
リギル・ソルテール:本来のちひろちゃんの手番が残っている
"オールト・クラウン":ほんまや…
天藤ちひろ:私の本手番がまだある
庄野あるか:もう一回遊べるドン!
日裏巡:ですぜ
"オールト・クラウン":休むんだちひろ!!死んでしまうぞ!その侵食では!
望月火輪:本体がまだ残ってる!!
リギル・ソルテール:あとあるかちゃんの前にもっちもある
リギル・ソルテール:どうするカイパーベルト
"オールト・クラウン":しょうがね~~~ ここってイニシアチブだよね?
リギル・ソルテール:そのはず
"オールト・クラウン":《時間凍結》。
天藤ちひろ:おっと
"オールト・クラウン":HP-20し、イニシアチブ時に行動。
"オールト・クラウン":マイナーでツインシンク起動。シーン間精神ダイス+2。
"オールト・クラウン":メジャー。《コントロールソート:射撃》《スキルフォーカス:射撃》《C:ノイマン》
"オールト・クラウン":これに『ウィル・グレイソン』のNPCカードを使い、攻撃力+20。
"オールト・クラウン":対象はちひろちゃん。
天藤ちひろ:わあ
"オールト・クラウン":妨害がなければ判定に移ります。
天藤ちひろ:私は特にそういうの無いです
リギル・ソルテール:妨害札はなかった気がする……
"オールト・クラウン":では判定!
"オールト・クラウン":10dx7+8
DoubleCross : (10DX7+8) → 10[2,3,3,5,6,7,8,8,8,10]+10[1,1,6,7,10]+10[7,9]+10[5,9]+2[2]+8 → 50

リギル・ソルテール:うわっ
"オールト・クラウン":オートで《勝利の女神》。達成値+18。
リギル・ソルテール:うわわ
"オールト・クラウン":最終達成値は68に
天藤ちひろ:こっちが回してくるか、一応ガード選択
"オールト・クラウン":OK!ではダメージ。
"オールト・クラウン":ダメージ前
"オールト・クラウン":《フェイタルヒット》
"オールト・クラウン":ダメージ+4d10。
"オールト・クラウン":7d10+4d10+26
DoubleCross : (7D10+4D10+26) → 41[4,4,4,7,3,10,9]+24[8,1,8,7]+26 → 91

天藤ちひろ:装甲とかガードはもう関係ないな、消し飛びます
"オールト・クラウン":ハーッ ハーッ
天藤ちひろ:"オールト・クラウン" 〇尊敬/隔意 でロイスを取得、即タイタスにして起きます
"オールト・クラウン":ま……まだ起き上がるのか!?
"オールト・クラウン":何ちゅうガッツだ
日裏巡:カンパニーで回復量+1d10!
天藤ちひろ:九生足の効果で10点回復してカンパニーで+1d10します
天藤ちひろ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4

天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を1増加(124 → 125)
"オールト・クラウン":クソ~~ッ 生存力が高い
天藤ちひろ:HP28で起き上がります
GM:では改めてちひろちゃんの手番!
天藤ちひろ:マイナーなしで
天藤ちひろ:メジャー
GM:舞った!!!
GM:待った
天藤ちひろ:はい
GM:*おや? あるか ちゃんの ようすが・・・?
庄野あるか:すまん!遅れて差し込みですが
庄野あるか:『あなたは愛してくれた』/《奇跡の雫》。HP10で蘇生させます。これをちひろちゃんの昇華前に使いたいです
GM:おおっ!了解です では……許可します!
GM:ちひろちゃんは浸蝕を1戻してね
庄野あるか:庄野あるかの侵蝕率を6増加(108 → 114)
GM:では改めてちひろちゃんの手番なのだ
天藤ちひろ:戻しましたー、ありがとう!
天藤ちひろ:はーい、手番です
天藤ちひろ:【弓星セイファート天】《コンセントレイト:ウロボロス》+《シャドーテンタクルス》+《獅子奮迅》
天藤ちひろ:で、オールトクラウンとアイソクロナスがいるエンゲージへ攻撃します
天藤ちひろ:妨害なければ判定行きます
リギル・ソルテール:あっまって
”アイソクロナス”:ああああ!!《ミスディレクション》!
”アイソクロナス”:獅子奮迅ってそもそも
リギル・ソルテール:異世界の因子だとレベル1コピーだったような
日裏巡:100以上ならレベルが上がっているので
日裏巡:2回使えます
リギル・ソルテール:いや、コピーした段階ではレベル1なのでは?
天藤ちひろ:そっから上がる、はず。
GM:異世界の因子が「lv1でエフェクトを取得する」
GM:で、獅子奮迅がlv回なので
GM:これは異世界の因子を使ったタイミングに依拠するかな
天藤ちひろ:私異世界の因子で100超えてますね
GM:う~~ん ここは
リギル・ソルテール:異世界の因子使ったタイミングで100超えたのか
GM:難しいけど、異世界の因子で100越えたなら
GM:PL有利な方に解釈しましょう。獅子奮迅もう一回使って良いですよ
天藤ちひろ:はーい
天藤ちひろ:それはそれとして【マルカリアンの鎖】《デビルストリング》オートアクションを打ち消す
天藤ちひろ:天藤ちひろの侵蝕率を4増加(124 → 128)
天藤ちひろ:これで3発目、残り1発
”アイソクロナス”:死んでしまうぞちひ郎
天藤ちひろ:ちょっとピエ郎っぽくていいな
天藤ちひろ:判定行きます!
”アイソクロナス”:よくねえよ!判定ドウゾ~
天藤ちひろ:14dx7+5
DoubleCross : (14DX7+5) → 10[1,1,2,2,4,4,5,5,5,8,9,9,10,10]+10[2,3,4,6,8]+10[8]+5[5]+5 → 40

"オールト・クラウン":ドッジしま~す
"オールト・クラウン":3dx>=40
DoubleCross : (3DX10>=40) → 8[1,7,8] → 8 → 失敗

"オールト・クラウン":ダメ!
”アイソクロナス”:《鏡の中の人形》
”アイソクロナス”:二人分合わせてドッジシマス
”アイソクロナス”:17dx+13 オールトクラウン
DoubleCross : (17DX10+13) → 10[1,2,2,2,3,6,6,7,7,8,8,9,9,9,9,10,10]+5[1,5]+13 → 28

”アイソクロナス”:クソッ 勝利の女神が残っていれば…
庄野あるか:がんばるな
”アイソクロナス”:二回目 わたし!
”アイソクロナス”:17dx+13
DoubleCross : (17DX10+13) → 10[1,1,2,2,3,4,5,5,6,6,6,7,7,8,8,9,10]+2[2]+13 → 25

”アイソクロナス”:クソ~~~!!ダメ!!
天藤ちひろ:やるやん
天藤ちひろ:ダメージ行きます
”アイソクロナス”:きな!
天藤ちひろ:5d10+20+2+5+20+2+5+24
DoubleCross : (5D10+20+2+5+20+2+5+24) → 32[3,6,9,8,6]+20+2+5+20+2+5+24 → 110

”アイソクロナス”:死ぬ死ぬ
"オールト・クラウン":オールトクラウンがギルドのエンブレム”ネヴァーダイ”を使用します。
"オールト・クラウン":HP4d10で復活。
"オールト・クラウン":これで戦闘終了条件の片方が満たされました。
望月火輪:うおー!
”アイソクロナス”:アイソクロナスはメカニカルハートで復活します。
”アイソクロナス”:ハアハア まだ立つぞ
天藤ちひろ:しぶとい
”アイソクロナス”:やっと……ハアハア アイソクロナスの手番!!
天藤ちひろ:以上でちっひ劇場は終わりでーす
リギル・ソルテール:もっちの手番だよ!
”アイソクロナス”:ほんまや
望月火輪:サンキュー、アクセル
庄野あるか:ヘヘ
”アイソクロナス”:クソ~~ もっちの手番です
望月火輪:いくぞー
望月火輪:マイナーなし
望月火輪:《セレリティ》 侵蝕+5 メジャーアクション2回追加
”アイソクロナス”:???????
”アイソクロナス”:死ぬぞ!!!
望月火輪:《エクスプロージョン》《ツインバースト》侵蝕+6
”アイソクロナス”:そう言えば軽いんだよな メジャーコンボは
望月火輪:を《タブレット》《多重生成》侵蝕+5
望月火輪:これで全員狙います。
”アイソクロナス”:この野郎……
”アイソクロナス”:ドッジできねえ~~~~
望月火輪:5dx+3
DoubleCross : (5DX10+3) → 10[2,2,4,9,10]+5[5]+3 → 18

望月火輪:ずえりゃ!
近接狙撃ドローン:ドローンはなにもできません ひっくりかえってます
望月火輪:かわいい
"オールト・クラウン":行動放棄。メジャーでアイソクロナスをカバーリングします
"オールト・クラウン":4d10
DoubleCross : (4D10) → 30[9,8,8,5] → 30

"オールト・クラウン":HP30で復活している ダメージをください
望月火輪:そ、そんな…!
望月火輪:2d10+2d10+8+18+24
DoubleCross : (2D10+2D10+8+18+24) → 5[4,1]+10[6,4]+8+18+24 → 65

"オールト・クラウン":消し飛ぶ!蘇生復活でHP1に。
近接狙撃ドローン:ドローンも消し飛びます
望月火輪:やったー。
望月火輪:もう立つな…!
”アイソクロナス”:二回戦あるんだよなこいつ……
望月火輪:《帰還の声》《タブレット》《多重生成》侵蝕+11
庄野あるか:ヤバい
GM:すな!!!
望月火輪:帰還の声をムカウの全員にかけます。エフェクト、回復しろ!!
日裏巡:手加減する気がまったくない
リギル・ソルテール:マグネットムーブ回復しまーす
日裏巡:うーん、ここは《原初の黒:勝利》の女神を回復しておこう
天藤ちひろ:《時間凍結》で
庄野あるか:んーーー 《奇跡の雫》で。
望月火輪:では2回目のメジャーで
望月火輪:《セレリティ》 侵蝕+5
望月火輪:《エクスプロージョン》《ツインバースト》侵蝕+6
望月火輪:5dx+3
DoubleCross : (5DX10+3) → 5[3,4,5,5,5]+3 → 8

”アイソクロナス”:死んでしまうぞ
望月火輪:ば、ばかな…!!
望月火輪:大丈夫、俺にはメモリーがある。
”アイソクロナス”:死にたくね~~
”アイソクロナス”:もはやリアクションはできない。ダメージ下さい
望月火輪:1d10+2d10+8+18+24
DoubleCross : (1D10+2D10+8+18+24) → 1[1]+6[1,5]+8+18+24 → 57

望月火輪:出目がずっと腐ってる!!
"オールト・クラウン":オールトクラウンは流石に死にます。《ラストアクション》。
望月火輪:な、なにー!?
”アイソクロナス”:アイソクロナスは電磁反応装甲を3枚切ります 無傷
望月火輪:デビスト!!デビストはどうした!!
リギル・ソルテール:まだそんなんもってたのかい!
”アイソクロナス”:HP10なので必死に生き足掻いています
”アイソクロナス”:ラストアクションにデビストは……効かないぜ
"オールト・クラウン":う~~~ん
"オールト・クラウン":もっちってまだ攻撃するんだよね?
望月火輪:するっち
"オールト・クラウン":じゃあもっち撃ちま~~す
望月火輪:もちち~~~!
"オールト・クラウン":《コントロールソート:射撃》《スキルフォーカス:射撃》《C:ノイマン》
望月火輪:いや~~~~!!
"オールト・クラウン":10dx7+8
DoubleCross : (10DX7+8) → 10[2,3,4,6,7,7,8,9,9,10]+10[1,4,8,8,10,10]+10[2,7,8,10]+10[5,7,8]+6[3,6]+8 → 54

"オールト・クラウン":お前すっごい頑張るじゃん
リギル・ソルテール:高い!
庄野あるか:コワ
リギル・ソルテール:もっちドッジしてみて
望月火輪:はい…もっち…ドッジします…
望月火輪:2dx>=54
DoubleCross : (2DX10>=54) → 10[9,10]+10[10]+1[1] → 21 → 失敗

望月火輪:頑張ってて草
リギル・ソルテール:超頑張ってる
リギル・ソルテール:じゃあ、ドッジ代行試して見ていいですか
"オールト・クラウン":その出目をなんで少しでもオールトクラウンに分けてやれなかったんだ
望月火輪:お願いします!!
"オールト・クラウン":ゲゲ~~~ッ
リギル・ソルテール:▼回避を、助ける:《鏡の中の人形》
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールの侵蝕率を3増加(111 → 114)
リギル・ソルテール:▼見て、避ける:《リフレックス:ブラックドッグ》+《ゲットダウン》
リギル・ソルテール:オーディンアイとか活性の霧とか諸々であーなってこーなって
"オールト・クラウン":やめろめろ!
リギル・ソルテール:10dx7+19>=54
DoubleCross : (10DX7+19>=54) → 10[1,1,1,1,3,3,5,6,6,7]+10[10]+4[4]+19 → 43 → 失敗

リギル・ソルテール:リーダー!
望月火輪:リーダー!!
リギル・ソルテール:リギル・ソルテールの侵蝕率を4増加(114 → 118)
日裏巡:【未周回ドリフォロス】《原初の黒:勝利の女神》 達成値+24 侵蝕6
日裏巡:いけー!
日裏巡:日裏巡の侵蝕率を6増加(121 → 127)
リギル・ソルテール:達成値は67!
"オールト・クラウン":成功です。オールトクラウンは戦闘不能。
"オールト・クラウン":勝利の女神は…もう使った…
GM:では もっちの三回目のメジャー
望月火輪:うっす
”アイソクロナス”:寝てても良いんすよ マジで…
望月火輪:お前にも…!札を斬らせる!!
望月火輪:《エクスプロージョン》《ツインバースト》侵蝕+6
望月火輪:5dx+3
DoubleCross : (5DX10+3) → 10[1,1,6,8,10]+5[5]+3 → 18

望月火輪:ドッジ不可
”アイソクロナス”:クソ~~~ リアクション放棄!ダメージ下さい
望月火輪:2d10+2d10+8+18+24
DoubleCross : (2D10+2D10+8+18+24) → 7[2,5]+8[6,2]+8+18+24 → 65

”アイソクロナス”:電磁反応装甲は……2枚切って、死ぬ!!
庄野あるか:おおおー!!!
庄野あるか:やったーー!
”アイソクロナス”:最後の復活!蘇生復活を使用し、HP1で立ち上がります。
”アイソクロナス”:もうこれで本当に最後
リギル・ソルテール:わかるよ
庄野あるか:ウオウオ
リギル・ソルテール:攻撃したいよな
望月火輪:もう…なにもない…
”アイソクロナス”:アイソクロナスにはスパークウェッジが効いているので、どう動いても爆散!戦闘終了です!
リギル・ソルテール:とどめ演出というか
リギル・ソルテール:最後に少し話せたらいいな演出の時に
”アイソクロナス”:いいですね~ やりましょう
リギル・ソルテール:よろしくお願いします〜

"オールト・クラウン":指揮者のように腕を振る。手首に嵌めたコンソール型のデバイスがドローンに指示を送っている。
近接狙撃ドローン:ドローンから魔眼の霧が放射された。それは微細な粒子となって望月火輪に纏わりつき、自由を奪う。
"オールト・クラウン":「霧と霧は干渉する。ソラリスの化学物質は、無制限に散布させるのが一番よくない…」
望月火輪:指先を気付かれない程度に小さく動かす。
望月火輪:なるほど。微かな違和がある。
望月火輪:まるで風邪を引いた時のような酩酊感と肉体と脳の齟齬を感じる。
望月火輪:ただ日常を過ごすだけなら不便なだけだが、目の前の敵と戦闘を行うとなると致命傷になりかねない。
望月火輪:「まったく、UGNっていうのはいやらしいね。」
望月火輪:「FHの方がよっぽど単純明快でやりやすいよ」
"オールト・クラウン":「狸を相手にするには狐にならなきゃな。”アイソクロナス”……準備できてるよな?」
”アイソクロナス”:「知覚している。……来るな」
望月火輪:言葉を切ると同時に小さく呼吸をし、魔眼を吸い込む。
望月火輪:同時に、その毒を解析、効能を相殺する毒物を精製する。
望月火輪:"オールト・クラウン"の放つ魔眼を混乱させ、わずかに自分たちに味方するように動かす毒を
リギル・ソルテール:僅かに出した舌で唇を湿らす。
"オールト・クラウン":「なァんか妙なことされたな。気をつけろよ」
望月火輪:「妙な事されてるのはこっちなんですけどー」
リギル・ソルテール:「よく口が回るよ、ほんとに」
庄野あるか:「あっ、お父さんにお願いしてモッチをかしこくしてもらうのに…邪魔されちゃった」
天藤ちひろ:「干渉度合いの勝負ですか……」
リギル・ソルテール:「安心しろ」
リギル・ソルテール:「こっちが上だ。ちいとだけだけどな」
”アイソクロナス”:「……」人形の全身に青い電光が満ちる。オリジン:サイバー。駆動系に直接アクセスする。
リギル・ソルテール:が ごん!!
リギル・ソルテール:人形の青く光る関節の一部がジジ、と音を立てて明滅する。
リギル・ソルテール:少年の赤い目が開いている。
”アイソクロナス”:「……ブラックドッグ種にのみ運用可能な義眼型兵装。識別コード……オーディンアイと呼称される兵装群」
リギル・ソルテール:「見た目のハッタリじゃそっちが上みたいだけどな」
リギル・ソルテール:「どっちがより遠くへ行けるか、試してみようぜ」
”アイソクロナス”:「不要だ。僕は既に居場所を手に入れている」
リギル・ソルテール:「そうか」
”アイソクロナス”:「だが、その足でどこまで行く気かは……興味がある。付き合おう」
リギル・ソルテール:すでに攻撃は済ませた。あとはあの人形が動く時だ。
リギル・ソルテール:……尤も。
リギル・ソルテール:この攻撃も、魔眼の霧によって後押しされている。かすり傷とはいかないだろう。
"オールト・クラウン":「……霧と霧は干渉する。なるほど、こっちの魔眼を弄ってブラックドッグ電流を一時的に加速させたか。やられたよ」
"オールト・クラウン":「こういう時”バントライン”がいれば戦況をひっくり返してくれたんだが……倒されたもんは仕方ないな」
"オールト・クラウン":「どうせ、やったのは……」日裏巡に目を向ける。
日裏巡:既に変異は始まっていた。
日裏巡:肌に、盾を組み合わせたような鱗が浮かび上がる。穿山甲のキュマイラの特徴。
"オールト・クラウン":「出た。アイソクロナス……死なないように頑張れよ」
日裏巡:だが、『アンティキティラ』の観察によって学習したままに使うのは最適解ではない。
日裏巡:体を丸めての突撃では、相手から目を逸らす瞬間が存在する。『アンティキティラ』の観測を主眼とした戦術には不向きだ。
日裏巡:故に、鱗を体外に生成する――足首にスパイクの付いたタイヤのような形状で。
日裏巡:地面を削る音。弾き飛ばされるアスファルトの音。強烈の振動によって乱される空気の音。
日裏巡:それらが近付いてくることを知覚する時間はない。高速度の接近は、人の動体視力では一瞬の出来事だ。
日裏巡:到達と同時に全身から放たれた硬鱗は、射出と言うよりも爆発に近い。
”アイソクロナス”:人間の動体視力ではない。正確無比な銃撃によって大半を叩き落とす――が、反射速度と引き換えに、”ラコニアイナ”のような並列操作能力はない。
日裏巡:“バントライン”
日裏巡:  ×
日裏巡:“ワンリーク”
日裏巡:その全てが、達人の技量で的確に意識の隙間に突き刺さる。
"オールト・クラウン":それらを防ぐには。
近接狙撃ドローン:……あらかじめ攻撃を読んで、先回りのプログラムを組んでおくしかない。
近接狙撃ドローン:魔眼の霧が全身の電流を加速させている。それぞれのドローンがそれぞれの要員の盾となった。
"オールト・クラウン":「先回りして対処はできても反撃は無理。ヤな使い方してくるね」
"オールト・クラウン":「あんたの攻撃の起点は目だ。”バントライン”を使うなら、そういう攻撃をしてくるんじゃないかとは思ってた」
"オールト・クラウン":「……計算だと防ぎきれたはずなんだよな。何した?」
"オールト・クラウン":ただ単純な興味のように問う。
庄野あるか:「こっちこっちー」
庄野あるか:手をひょいっと挙げる。
"オールト・クラウン":「やるね、お嬢さん」
日裏巡:「外からの観測だけじゃ十全な模倣はできないからね。足りない分は仲間に手伝ってもらうさ」
庄野あるか:「ジュンさんは、ひとつのものをしっかり見ちゃうからね」
庄野あるか:「よそ見させてあげるんだよ」
"オールト・クラウン":「全然わっかんねえ。殺し合いばっかさせてたチルドレンじゃこうはならんだろ」
庄野あるか:一点の崩れもない、“ワンリーク”の精密な剣。そしてその、瑕疵の無いコピー。
庄野あるか:それをズラす。恐怖の幻覚を味方に用いて、その動きにほんのわずかな狂いを作らせる。
庄野あるか:どうもUGNのような人たちにはこれがいいらしい――と、『教わった』。
”アイソクロナス”:「……彼女は僕と少し同類に近い。人間とは異なる幸福で生きている」
”アイソクロナス”:「甘く見ていると痛い目を見るぞ、オールトクラウン」
庄野あるか:「褒められた!」
日裏巡:最適解に対する最適解――常人が取り得る最善は、彼女の見ている世界には通用しない。
日裏巡:真っ当に対策すればする程に、その正気は狂気に飲み込まれる。
"オールト・クラウン":「いや、狂ってるだけだろ……真面目に考える方が損だ、こういうのは!」
天藤ちひろ:「合理的ですね……まったくその通りかもしれませんけれど」
天藤ちひろ:その人外の攻防がなされている横で、確率などというものが関わらない物理的なレベルで
天藤ちひろ:極小の漆黒の鎖が、アイソクロナスたちに絡みつき、その動きを止める
天藤ちひろ:「理解できるなら、妨害する事もできるってことですよね……たぶん」
”アイソクロナス”:「単純だな。だが効果的だ」
天藤ちひろ:手の中に握った星の半球が波動を放ち
天藤ちひろ:アイソクロナスの計算を、妨害する
"オールト・クラウン":「アタシは好きだぜ。目の前のことに一生懸命って感じだ」
庄野あるか:「わーー、ふふっ」細やかな鎖が彗星じみて牽引するのを見て、感嘆の声。
"オールト・クラウン":「これまでも、そうやって生きて来たんだろ。ま……ここで終わりだけどな」
リギル・ソルテール:「ここで終わり?」
リギル・ソルテール:「そりゃ、見誤りすぎじゃねえか、そこのあんた仮にも指揮官だろ」
リギル・ソルテール:「───チェスは苦手だが」
リギル・ソルテール:「うちには上手い指し手がいるんでね、そら」
リギル・ソルテール:ドローンが引き離されていく。
"オールト・クラウン":「なるほどね」
”アイソクロナス”:「指揮官!この状況は――」
リギル・ソルテール:「ちひ……”マスターオーヴ”」
リギル・ソルテール:「行け」
天藤ちひろ:「はい!……行ってきます」
"オールト・クラウン":「あー……なるほど。そう言う感じね」
天藤ちひろ:一歩を踏み出す、時空が歪み、空間が歪む。
天藤ちひろ:理解するのより、一歩早く
天藤ちひろ:「____遥かに巡る宇宙ソラの果て。煌めく欠片よ、今ここに」手に握ったOVVと、肉体が一体化する
天藤ちひろ:「光を喰らい、魔を喰らい、螺旋を描いて暴威を担う」生成した鉤爪を、地に向けて突き刺す。
"オールト・クラウン":「早死にするって意見を捨てる気はないよ」
天藤ちひろ:それは渦を巻いて螺旋となり、同時にオールトクラウンたちを取り囲むように生み出され
天藤ちひろ:「永久の闇で輝く虚……」無数の斬撃星々が、四方八方からオールトクラウンとアイソクロナスに襲い掛かる
"オールト・クラウン":「そんな力。代償があって然るべきだ……」独り言のように呟く。
天藤ちひろ:「満天彩る星辰ホシとなれ!」瞬間、炸裂。 光が粒となって空間に広がる
”アイソクロナス”:全身が発光し、無数の鎖を弾幕により叩き落とすが、
"オールト・クラウン":その出力は、迎撃網から漏れた光粒だけで――肉体を吹き飛ばすのに十分だった。
天藤ちひろ:「っ……ぐっ……」言葉の通り、肉体に高負荷をかける一体化は代償無しでは振るえない
天藤ちひろ:「それでも、だからこそ」
天藤ちひろ:「無駄には、しないっ!」
天藤ちひろ:アイソクロナスを鎖が縛り
天藤ちひろ:「っ……」強引に押し下げ、迎撃を不可能にする
”アイソクロナス”:ボディに凄まじい負荷がかかる。背中からファンが突き出て、排熱を行う。
"オールト・クラウン":「無駄にさせる・・・・・・
"オールト・クラウン":光の粒の中を。
"オールト・クラウン":吹き飛ばされたはずのオールト・クラウンが、なぜか悠々と歩いている。
"オールト・クラウン":周囲に纏う魔眼の霧が全身を駆動させ、触れるものすべてを呑み込んでいるのだ。
"オールト・クラウン":「そうだね。力には代償がある……だからこそ、頑張ったり、努力したりってのは無駄だと知るべきだ」
"オールト・クラウン":星を雲が喰らっていく。
"オールト・クラウン":「特に、悪人の努力・・・・・はね」
"オールト・クラウン":指で銃の形を形成する。それだけだ。
"オールト・クラウン":OVVの「捕食したものを解放する」という攻撃の特性上、攻撃と防御を同時に行うことはできない。心臓を貫くだけの魔眼の圧力が、しかし致命的な一打となる。
天藤ちひろ:「ぐっあっ……! 」完全にOVVの性質の隙をついた一撃、心臓をえぐられ、肉体が傾ぐ
"オールト・クラウン":無感動に見下ろす。
天藤ちひろ:ちひろの間隙を完璧に射貫いたカウンターだった
"オールト・クラウン":「もう立つなよ。”カイパーベルト”との交戦で、あんたの侵蝕率が100%を超えてることは計算済みだ」
天藤ちひろ:たしかに、肉体はもう既に限界で
天藤ちひろ:OVVがなんとか立ち上がらせようと無理やり駆動しても、肝心のちひろが無理では空回りするばかりだ
天藤ちひろ:ちひろには、この状況をなんとかする手札は無い。
"オールト・クラウン":「悪人の夢は叶わない。悪人の努力は意味をなさない……はは」平坦な調子で笑う。
庄野あるか:「……む」
庄野あるか:立ちはだかる女を見上げる、まだ倒れていない少女。
"オールト・クラウン":「何だよ?言っとくけど、アタシに幻覚は効かねえぞ」
"オールト・クラウン":「夢なんか見ないからな。ははは……」
庄野あるか:「あなたが怖いのは…それ・・?」
"オールト・クラウン":「……」
庄野あるか:「夢を見ること、見ることに意味がないこと、見られないこと」
庄野あるか:しゃがむ。ちひろちゃんに手を伸ばす。
庄野あるか:「ちひろちゃんは何が怖い?」
庄野あるか:「見せてあげる。ちひろちゃんは見れるもんね」
"オールト・クラウン":「言ってろ。そいつは限界だ」
天藤ちひろ:「そう、です、ね……」
"オールト・クラウン":指を銃の形に再び構える。
"オールト・クラウン":「すぐにあんたも行かせてやるよ。”お父さん”?の所にさ……」
天藤ちひろ:「今ここで」
天藤ちひろ:「すべてが終わってしまう事」
天藤ちひろ:「です、かね……」呟き声
庄野あるか:にっこりと笑う。「……あはは!」
天藤ちひろ:限界を超えた肉体が僅かに動き、あるかの手を取る
庄野あるか:「わたしが今怖いことと、同じだ」
天藤ちひろ:「だったら私たちは」
天藤ちひろ:「今は、同じ夢を見ていられる」
庄野あるか:ぱっと目を見開く。
庄野あるか:指先からエネルギーが分け与えられるように、共有されるように零れていく。
天藤ちひろ:目を開く、その瞳の中には
天藤ちひろ星が巡っていた・・・・・・・
"オールト・クラウン":「うわ~……」
庄野あるか:「ああ、じゃあ」
庄野あるか:「わたしたちの夢を、叶えてよ」
"オールト・クラウン":「要らないんだよな、そういうの……どいつもこいつも」
庄野あるか:「……がんばれ、ちひろちゃん!」
"オールト・クラウン":「諦めて、死んどけ!」
"オールト・クラウン":僅かに眉をひそめながら、再び天藤ちひろに指を構える。
天藤ちひろ:「ええ、私たちのホシはまだ瞬いてるから!」
天藤ちひろ:魔眼の圧力を
天藤ちひろ:正面から、"叩き伏せる"
天藤ちひろ:それは法則エフェクトへの反逆、逆理の逆理。
天藤ちひろ:「悪人の夢は叶わない。悪人の努力は意味をなさない……」
天藤ちひろ:「あなたは、誰にその言葉を向けているのですか」
"オールト・クラウン":「自分にとでも答えりゃ」
"オールト・クラウン":「解ったような気になって、お為ごかしの言葉を吐いて、それでも前に進んでくれるか?」指を抑え、吐き捨てる。
天藤ちひろ:腕を振るう、鉤に法則が刻み込まれ、再び剣としての役割を宿す。
天藤ちひろ:「いえ」
天藤ちひろ:「何もわからないから、言葉も必要無いから、立ち止まってしまいそうになって」
天藤ちひろ:「……ただ、気になっただけです」
"オールト・クラウン":「ああ……」
"オールト・クラウン":「お前、優しいくせに」
"オールト・クラウン":「ホントは他人なんてどうでもいいんだな」
天藤ちひろ:____OVVに、罅が入る。
天藤ちひろ:「そうでしょうか、そうですね。」
"オールト・クラウン":「アイソクロナス!こいつを――!」
天藤ちひろ:「自分が決めた道を、ただ行ってしまったから」叫び声と同時、OVVを地面に叩き付ける
天藤ちひろ:宙より生み出された光の螺旋が、"オールト・クラウン"たちめがけて、叩き付けられる。
”アイソクロナス”:鎖を射撃により断ち切ったが、直後に光の波濤に押しつぶされる。
"オールト・クラウン":抵抗せずに、ただ吹き飛ぶ。
"オールト・クラウン":「ごっ……ば」
"オールト・クラウン":「……不愉快だ。めちゃくちゃ」
"オールト・クラウン":「これだから夢なんか持ってる奴は嫌なんだよな。何でもしやがる……」
天藤ちひろ:「それは何よりです。そのまま引き下がっていただけたら、より嬉しいですけれど」
”アイソクロナス”:「喋り過ぎだ。らしくないな」
”アイソクロナス”:瓦礫の中から”オールト・クラウン”を引き出す。
"オールト・クラウン":「無理。仕事だからな」
"オールト・クラウン":「知ってるか?大人ってのは嫌でも働かないといけないんだよ……」
"オールト・クラウン":「そろそろやっちまえ、アイソクロナス。早撃ち対決だ」
”アイソクロナス”:望月火輪に銃を向ける。
天藤ちひろ:「お願いします、清虚さん。こっちの方が早いですから」
天藤ちひろ:膝をついて……射線を開く
望月火輪:「ああ、任せて」
”アイソクロナス”:「その戦闘力。夢への推進力。僕は人間のような思考は持たないが、君たちに敬意……に近い感情を持っている」
”アイソクロナス”:「来い。決着を着けるぞ」
望月火輪:「そうだね。」
望月火輪:「終わらせようか」
”アイソクロナス”:鋏脚が震え始める。全身が稲妻のように青く光り、振動を伴う熱線が無差別に放たれる。
”アイソクロナス”:それは光星地帯カイパーベルトのように全てを呑み込み、消し去り、砕いて行く。
望月火輪:一瞬で全てを薙ぎ払うような容赦の無い攻勢を
望月火輪:毒により挙動の狂った魔眼達が防いでいる。
望月火輪:斥力、或いは空間の歪により攻撃に隙が生まれ
望月火輪:その隙を縫うように爆破を導く光芒が駆け抜けていく。
"オールト・クラウン":「……アイソクロナス!」後ろから魔眼がアイソクロナスの身体を支える。
リギル・ソルテール:引きつけていたドローンが落ちる。彼らを守るものは彼ら自身しかない。
望月火輪:まるで花火と花火がぶつかりあい、共演するように空間に立体的な光が描かれる。
”アイソクロナス”:「凄まじい散布性能と揮発性、そして威力だ……」長時間の熱波の射出に、徐々に両脚が融解していく。
望月火輪:「は、ここで敵を褒めるなんて随分余裕があるじゃないか。」
”アイソクロナス”:ばぎん!
”アイソクロナス”:ついに片脚が折れる。
望月火輪:「悪いけど、俺にはそんな余裕ないよ」
”アイソクロナス”:「僕にもない」
望月火輪:短く言葉を切る。ここからが『終わり』の始まりであると宣言するように。
望月火輪:脳内麻薬の制限を解除する。
望月火輪:体内の時間間隔が狂い出す。
望月火輪:肉体を制御する機能が破壊される
望月火輪:レネガイドの増幅を抑える理性が吹き飛ぶ。
”アイソクロナス”:「僕はただ、人間とは真逆の行動を……取ろうとしているだけだ……」
”アイソクロナス”:音声にノイズが混じり始める。限界が近い。
望月火輪:そうして生まれるのは、常では生まれえない。圧倒的密度の暴力。
"オールト・クラウン":「レネゲイドには、”周期”イニシアチブがある……だが、ソラリス種のオーヴァードは、その周期を脳内麻薬によってズラす・・・
望月火輪:互いを際立させるように描かれてていた爆破によって生じる幾何学模様が
望月火輪:一瞬にして清虚の色に染まる
望月火輪:「俺たちと戦うっていう事実が欲しかったんだろう。」
望月火輪:「だったら、感謝して。」
"オールト・クラウン":「そうだな。これだけ本気を見せられたら……」笑う。「充分だ」
望月火輪:「”理不尽"に呑まれて消えろ」
”アイソクロナス”:もう片方の脚部が折れる。
”アイソクロナス”:「待て。”オールト・クラウン”」
”アイソクロナス”:「それは――」
"オールト・クラウン":先程アイソクロナスの身体を支えていた魔眼が、
"オールト・クラウン":ボディの頭部――決定的な機関を切断する。
GM:……同時に、”アイソクロナス”のボディが崩れ落ちる。
”アイソクロナス”:「な」
”アイソクロナス”:「なに を」
"オールト・クラウン":「安心しろ。ほら……スマホを出荷時の状態に戻すようなもんだろ」
"オールト・クラウン":「本部に戻ったらここで戦った記憶も消えてるよ。そういう所を壊したからな。”ラコニアイナ”に聞いといてよかったね、全く」
"オールト・クラウン":「あんた、”ネヴァー”と話したいとか言ってただろ? 話しておけば?」
望月火輪:この瞬間、"オールト・クラウン"は望月火輪の予測の外へとはみ出した。
望月火輪:戦闘者としての本能が、その予測をはみ出した彼女を追わんと理性を働かせる。
望月火輪:壊れたはずの理性が、肉体の限界を微かに自覚する。
望月火輪:その自覚が、戦いを『終局』へと導かんとしていた爆発の密度を、緩めた
"オールト・クラウン":「アンタは――」
"オールト・クラウン":「強すぎ・・・
"オールト・クラウン":射線が通っている。
リギル・ソルテール:「バカリン!!」
"オールト・クラウン":魔眼が結集する。それは望月火輪の頭部を正確に撃ち抜く弾道で射出された。
リギル・ソルテール:限界を迎えていることは見ればわかった。その攻撃に気づかないであろうことも。
リギル・ソルテール:目を開き、弾道を観る。
望月火輪:「……!」
望月火輪:その言葉で、何かが目覚めた。同時にその言葉の主に身をゆだねると決めた。
リギル・ソルテール:車椅子のアームでその身体を掴み、回避しようとするが
リギル・ソルテール:(あと一歩………足りねえか)
日裏巡:――瞬間、大地が滑った・・・
日裏巡:正確には、車椅子と地面の間に挟まった砂鉄が――
日裏巡: “一握”
日裏巡:  ×
日裏巡:“バントライン”
日裏巡:振動を受けて車椅子を一歩分横にずらした。
リギル・ソルテール:銃弾が髪を掠めていく。
リギル・ソルテール:「ったく……正気持ってかれてんじゃねえよ」
"オールト・クラウン":「あー、クソ……」倒れ込む。「やられた」
日裏巡:「私達の勝ちだ」
リギル・ソルテール:火輪を下ろし、”オールト・クラウン”を。そして”アイソクロナス”を見る。
”アイソクロナス”:「”ネヴァー”……何も、見えない……」
”アイソクロナス”:「戦局は、どうなった? ”オールト・クラウン”は……?」
リギル・ソルテール:「……なんだよ。おれに言うことか、それ。急に距離近えな」
リギル・ソルテール:「おれたちの勝ちだよ。お前は裏切りの一撃で『死ぬ』」
”アイソクロナス”:「そうだ……ここから起こることを、観測するのは、君しか存在しないからだ……」
リギル・ソルテール:「………」赤い目の奥は未だ開いている。
リギル・ソルテール:「お前は」「何が観たい?」
”アイソクロナス”:「僕は……ただ」
”アイソクロナス”:「僕が一番嫌いな人間でも、僕の手で守ることができるという証明をしたかった」
リギル・ソルテール:「でけえ夢だ。嫌いじゃねえぜ」
”アイソクロナス”:「そのための日常を観たかった。叶った瞬間、僕という種は、人間に優越したことになる……」
”アイソクロナス”:「……だがそれも、ここで終わる」
リギル・ソルテール:「優越、か」
リギル・ソルテール:「……おれの夢は、その道の先にある」
リギル・ソルテール:「繋いどいてやるよ。お前の分も」
”アイソクロナス”:「……そうか。死に際に期待を持たせるなど……」
”アイソクロナス”:「人間というのは……本、当に ろくな――」
”アイソクロナス”:光が消える。
リギル・ソルテール:「…………」
リギル・ソルテール:その姿を記録する。
リギル・ソルテール:目を閉じ、開いた時には普段のアイサイトの瞳があった。
"オールト・クラウン":「変わった奴だろ?」
"オールト・クラウン":「まあ、これでアタシたちの話を聞く人間はアンタら以外いなくなったわけだ」通信デバイスを放り投げる。
リギル・ソルテール:「リーダー」
日裏巡:「……オールト・クラウン」
日裏巡:「今のところ、私は君に興味を持てない」
日裏巡:「この話に価値を見出せなかった時は、君の脳はいらない。ジャームにして使うことにする」デバイスを拾う。
"オールト・クラウン":「これからも永劫持てないだろうね。アタシには夢がない」
天藤ちひろ:「……」(どおりで)
"オールト・クラウン":「だが、アンタはアタシの話を聞かなきゃならない。何故なら――」
"オールト・クラウン":「梨郷市の顔役」
"オールト・クラウン":「そりゃアタシだからだ」
リギル・ソルテール:キーボードを叩く手が一瞬止まる。
望月火輪:「二足の草鞋」
望月火輪:「って感じでもなさそうだね」
庄野あるか:「あっ!」ちひろちゃんと顔を見合わせる。
庄野あるか:「謎の人!」
天藤ちひろ:「正体も知れない、という話でしたね……」
天藤ちひろ:「……まさか、こんな場所にいたなんて」
"オールト・クラウン":「このことはアタシと……”ミリオンサンズ”くらいしか知らねえ」
"オールト・クラウン":「簡単に言うとな。梨郷市は投棄場だ」
望月火輪:「それ単体では悪い響きとは言えないけれど」
望月火輪:「君みたいな人種が関わっているんだ。」
望月火輪:「ろくでもないものが投棄されてるんだろうね」
"オールト・クラウン":「御名答。アタシらはさ……強すぎる・・・・FHやギルド勢力に、争う場を提供してるんだよ」
"オールト・クラウン":「《カイパーベルト》で対処できるレベルの存在なら、梨郷にはたどり着けない」
庄野あるか:「……えっ、じゃあ」
庄野あるか:「わたしたちがそこに行けたら、えーと」
庄野あるか:「隔離!されるってこと?」
"オールト・クラウン":「だが、アタシらで対処できなかったら……そんな奴等に、いつまでもUGNの貴重な兵力を割き続けるのか?」
"オールト・クラウン":「そう」
"オールト・クラウン":「アンタたちは、消えたことになる」
日裏巡:「つまり」
日裏巡:「これ以上は手を出さないから、梨郷市で大人しくしてくださいってことかな」
"オールト・クラウン":「そういうこと。あんたらは砕いたんだよ、盾を」
"オールト・クラウン":「星の巣カイパーベルト、なんて笑えるだろ? 実際はあんたらを隠すための雲だったってこと」
リギル・ソルテール:「……どうする、リーダー」
"オールト・クラウン":「まあ言っとくけど、梨郷に行っても”大人しく”できるかは疑問だ」
"オールト・クラウン":「あんたら以上の化け物共がゴロゴロいるかも知れないな。魔街一歩手前って感じだ」
日裏巡:「勝ったのは私達だ。選択する権利はこちらにある」
"オールト・クラウン":「こっちとしては行ってくれた方がありがたいけどな」
"オールト・クラウン":「”サングリア”はいつでも狙撃できる態勢にしてある」
"オールト・クラウン":「……まあ、裏切り者が有効な手札になるかは微妙か」
日裏巡:「狭い水槽に囚われるつもりはない」
日裏巡:「全て食い尽くしてから、また出てくるさ」
日裏巡:「私の仲間に手を出さない限りはね・・・・・・・・・・・・・・・
"オールト・クラウン":「……」
日裏巡:「選択の権利はこちらにある」
天藤ちひろ:「はい、勝ちました……もんね」
"オールト・クラウン":「……まあ、そうだな」
"オールト・クラウン":「結局のところ、アタシの仕事は負け続けることだ」
天藤ちひろ:「……」
"オールト・クラウン":「ほんの少しだけ、あんたらが妬ましいよ。夢、叶わなきゃいいのにな」
天藤ちひろ:「妬ましいって思ってるって事は」
天藤ちひろ:「あなたにも、きっとあるんだと思います」
天藤ちひろ:「夢とか……そういうの」
天藤ちひろ:「まだ、定まっていないだけで」
"オールト・クラウン":「……マジで普通の子供みたいなこと言うのな」
"オールト・クラウン":「アンタみたいな奴は貴重だよ。応援する気はさらさらないけど、せいぜい長生きしてくれよ」
"オールト・クラウン":「いつかFHを平和ボケさせてくれることを祈ってるよ」
天藤ちひろ:「……ありがとうございます」少しだけ笑って
天藤ちひろ:「まだ、普通の子供みたいなんですね、私は」
"オールト・クラウン":「子供は夢を見るもんだ」
"オールト・クラウン":「もう行けよ。UGNは、あんたらを追わない。梨郷にいる間はな」
天藤ちひろ:「はい」
天藤ちひろ:「こんなのも変ですけど」
天藤ちひろ:「ありがとうございました」
天藤ちひろ:「行きましょうか」他のメンバーに視線を送る
リギル・ソルテール:「ん」
リギル・ソルテール:ちひろに向かって伸ばしかけた手を引っ込めた。
庄野あるか:「はーいっ」
望月火輪:「ああ」
日裏巡:「あーあ、今回は収穫はなかったな」軽く伸びをして
日裏巡:「まあ、次に期待しようか」
"オールト・クラウン":「スカスカの脳で悪かったな、脳喰い」
日裏巡:「君自身には興味はないけど」
日裏巡:「君の仲間は面白そうだったよ」
"オールト・クラウン":「17人」
"オールト・クラウン":「これまでの作戦で死んだ奴らも全員面白い奴だったよ」
"オールト・クラウン":「忘れんなよ。あんたらのやってきたことは、絶対、消えねえ」
"オールト・クラウン":「UGNも……砕けた所から、いつか必ず、立ち上がる」
庄野あるか:「いつだって、あなたたちは『怖い』よ?」
庄野あるか:「怖くなくって、ずーっと安心して過ごせたこと、ないもん」
庄野あるか:ものすごく嫌そうに言う。
"オールト・クラウン":「……悪いな、お嬢ちゃん」
"オールト・クラウン":「夢を忘れさせるほど」指を構える。「怖くなれなくて」
"オールト・クラウン":空間を割り、橋がかかる。その向こうに歩いて行く。
”ロンドン・ブリッジ”:「隊長!早くこちらに――」
望月火輪:「よく言うよ」
天藤ちひろ:「ええ……」
望月火輪:「君以外のやつらには」
望月火輪:「正義の味方って欲望を、最後まで守ってやろうとしてたくせにさ」
"オールト・クラウン":振り向かず、消える。
リギル・ソルテール:「……っはー」
リギル・ソルテール:「とっととアジトに行こうぜ」
リギル・ソルテール:「もう、限界なんだよな、が」
天藤ちひろ:「そうですね、行きましょう」
望月火輪:「だから、それ反応に困るんだって」
望月火輪:くすりと笑いながらリギルの車いすを押す
日裏巡:「休む暇があるかは分からないよ?」
庄野あるか:「あっ」
庄野あるか:「運転手さんもう放しちゃった」
庄野あるか:「運転できるひとー??」
リギル・ソルテール:「アルカ」
リギル・ソルテール:「アジトに行くのに車はもういらねえんだよ」
リギル・ソルテール:「それでも乗りたいなら……巡かおれが何とかするさ」
庄野あるか:「…そうだ!」
日裏巡:「どちらにしても、梨郷には直接入らないといけないし、せっかくだからドライブしようよ」
庄野あるか:「やったー」
望月火輪:「賛成、休めるなら休みたい気分なんだよね」
庄野あるか:「荷台のほうだと景色見えないけどね」
リギル・ソルテール:「なら助手席座るか?」
リギル・ソルテール:「おれはナビをオートで走らせとく」
日裏巡:「あるかが運転してみる?」
天藤ちひろ:「ええっ!?」
庄野あるか:「おー。やってみようかなー」
リギル・ソルテール:「………マジ?」
望月火輪:「ならせめて巡が助手席でカバーしてよ」
庄野あるか:「薦めてくれたのに嫌そう」
日裏巡:「なるほど」やりたいならやらせてあげようとしか考えていなかった
日裏巡:「じゃあ私が隣で手伝おう」
庄野あるか:「やった!」
望月火輪:「最悪でも事故るときは頭からね」
望月火輪:そう言って荷台に潜り込む
リギル・ソルテール:「運転補助ソフトも走らせとくな……ふああ」
天藤ちひろ:(いつでも飛び降りられる準備だけしておこう)
日裏巡:「事故は起こさないようにするよ。事故は」
リギル・ソルテール:アームで車椅子を体重ごと持ち上げて荷台に入る。
天藤ちひろ:慌てた様子で荷台に走っていく
庄野あるか:軽やかに歩いていく。
庄野あるか:「しゅっぱーつ」

バックトラック

リギル・ソルテール:あ、先にロイス取っちゃおう(演出の時に取ろうと思ってた)
GM:今回のEロイスは……なし!各々ロイスメモリーを使いな!
日裏巡:あ、僕も一個空いてたな
望月火輪:っしゃあ!
GM:ロイスも今ここで取っちゃっていいですよ
庄野あるか:私は取り切ってるか。このままでメモリーだけ使おう
天藤ちひろ:”アイソクロナス” 〇尊敬/脅威
望月火輪:"オールト・クラウン"/好奇心/警戒〇
庄野あるか:庄野昌広のメモリーつかいます
日裏巡:“オールト・クラウン” 興味/警戒○
リギル・ソルテール:敵対者/”アイソクロナス"/表面/隔意:○/ロイス
望月火輪:ラマルクのメモリーを使用し、侵蝕を10下げます
望月火輪:で、2倍ぶり
天藤ちひろ:メモリーを二つ使います
望月火輪:144-12d10
DoubleCross : (144-12D10) → 144-64[3,9,3,2,1,8,9,7,7,5,3,7] → 80

日裏巡:土岐明里のメモリーを使用。侵蝕117から
望月火輪:っしゃあ!!ただいま!!
日裏巡:等倍!
天藤ちひろ:108-5d10
DoubleCross : (108-5D10) → 108-36[7,9,10,3,7] → 72

日裏巡:117-6d10
DoubleCross : (117-6D10) → 117-33[10,7,3,8,1,4] → 84

日裏巡:あ、スパで+1d10だった
日裏巡:84-1d10
DoubleCross : (84-1D10) → 84-2[2] → 82

リギル・ソルテール:等倍+スパ!
リギル・ソルテール:117-7d10
DoubleCross : (117-7D10) → 117-57[4,5,9,10,10,9,10] → 60

リギル・ソルテール:下がりすぎ?!
庄野あるか:等倍
リギル・ソルテール:4点
庄野あるか:114-8d10
DoubleCross : (114-8D10) → 114-36[2,6,10,6,2,3,6,1] → 78

日裏巡:5点!
天藤ちひろ:5点です
GM:では基本5点に各自の経験点を…足しな!
庄野あるか:私も5点か。計10点で。
GM:もっちも5点かしら
リギル・ソルテール:シナリオ点数といつもの5点のどっちだろう
GM:今回はDロイスはないので
日裏巡:もっちは倍振りだから3かな
GM:3か
GM:いつもの5+シナリオ点数3+各自経験点ですね
日裏巡:13点だ
望月火輪:3点です!
リギル・ソルテール:12点〜
庄野あるか:13!
天藤ちひろ:13点です
望月火輪:11点!
GM:ではGMは21点いただきます!お疲れさまでした!
GM:全員帰還出来てよかった~

エンディング1:日裏巡:天使の分け前

螢貴勝:臨都市中央公園。
螢貴勝:決して清閑ではない、かといってうるさくもない。
螢貴勝:ちょうど良い程度に人がいる環境。
螢貴勝:そのベンチで荷物を置き、昼食のサンドイッチを広げていた。
螢貴勝:営業の合間の休憩時間だ。
 :束の間の平穏に割り込むように、唐突に着信音が鳴った。
螢貴勝:常のようにすぐ出ようとして……表示に表情を険しくする。うっすらと無表情になっただけであるが。
 :画面を見た瞬間、ディスプレイに触れていないにも係わらず通話が繋がる。
日裏巡:「――やあ、貴勝」
螢貴勝:すう、と息を吸った。
螢貴勝:「巡くんですか」
日裏巡:「うん。なかなか帰ってこないからどうしたのかなって」
螢貴勝:「ご冗談を」
日裏巡:「私が、この場面で冗談を言うと思うのかい?」
螢貴勝:「私はきみたちを裏切った身です。元の鞘には戻りませんよ」
日裏巡:「だから、聞きたいんだよ」
螢貴勝:「それは、動機を?」
日裏巡:「細かいことを並べると色々あるけど、結局は一つだけ」
日裏巡:「君は何をしたかったの?」
螢貴勝:「……私が衝動の探求をしていたことはご存知ですね」
螢貴勝:「しかし、その究明の理由については語りませんでした」
日裏巡:欲望にまつわることだ、当然尋ねたことはある。
日裏巡:だが、仲間を相手に無理に聞き出すことまではしなかった。
螢貴勝:「……少し長い話になります」
日裏巡:「聞くよ」
螢貴勝:「きみなら、そうしてくれると思っていました」
螢貴勝:「裏の世界では珍しくもない話ですが───私には大量のコピーがいました。いえ、私が誰かのコピーであったのでしょう」
螢貴勝:「きょうだい達はみな優秀でした。私だけが何の能力も持たなかった」
日裏巡:複製体――単純なクローンではなく、レネゲイドを用いたオリジナルの不完全な・・・・コピー。
螢貴勝:「その中で、私が私として唯一もつことができたのが衝動の識別でした」
螢貴勝:「後の能力は、それを徐々に強化したものに過ぎません」
螢貴勝:「……私は、新しい衝動を、ただひとつしかない衝動を見つけ出したかった」
螢貴勝:「新たにして唯一の衝動」
螢貴勝:「それは、『仲間はずれ』であったものへの餞なのかもしれない」
螢貴勝:「不死のヒュドラであったきょうだい達から見捨てられないために、ヘラクレスの足をつまむことのできなかった蟹でしかなかった私への」
日裏巡:存在するかどうかも分からないもの――そういう意味では、『存在しないもの』を求めた織姫と同じであり、そして巡自身の欲望とも重なる部分はあるのかもしれない。
螢貴勝:「それは途方もない探求でした。そして、追い続けることは楽しかった」
螢貴勝:「しかし、インフィニティコードの存在が明らかになり───私は恐ろしくなりました」
螢貴勝:「気づいてしまった。私は『過程』を楽しんでいただけだった」
螢貴勝:「叶ってしまった後のことなど、考えてはいなかった」
螢貴勝:「世界を変えるほどの力など、欲しくもない」
日裏巡:「――」
螢貴勝:「このままでは皆、辿り着いてしまう」
螢貴勝:「だから───逃げ出しました」
日裏巡:欲望を叶える為の『ムカウ』では、欲望が叶ってしまう・・・・・・。欲望を叶えることが、彼の欲望ではないというのに。
日裏巡:“サングリア”は――螢貴勝は、『ムカウ』に、日裏巡に付いていけなくなった・・・・・・・・・・
日裏巡:「……そうか」
日裏巡:これは妥協なのか? 欲望の否定なのか?
日裏巡:いや――きっと、今までが間違っていた。彼は、自分の欲望を正しく認識した。
日裏巡:「――ごめんね、貴勝」
螢貴勝:「何故、謝るのですか」
螢貴勝:息づかいだけの笑い声。
日裏巡:「君の欲望を私達が邪魔してしまった」
日裏巡:「君はもう『ムカウ』の人間じゃない」
日裏巡:「私の見れないところで、君の欲望を追いかけてくれ」
螢貴勝:「……巡くん」
螢貴勝:「あなたと言う方は………本当に……」
螢貴勝:「……最後までありがとうございました」
螢貴勝:おそらく、もうFHに協力することはないだろう。
螢貴勝:UGNに協力することもあるかもしれない。全然関係のない場所で。
日裏巡:「うん。楽しかったよ、貴勝」
日裏巡:「……じゃあね」
螢貴勝:「さようなら」
螢貴勝:通話が切れる。

日裏巡:その日から、日裏巡の口から螢貴勝の名前が出ることはなく。
日裏巡:その夜、彼は『ムカウ』アジトのバーで一人夜を明かした。
日裏巡:翌日、散織姫が確認すると、赤ワインと、数種のフルーツやスパイス、砂糖や蜂蜜などが使われた形跡があった。

エンディング2:リギル・ソルテール&庄野あるか:虚景耽賞

リギル・ソルテール:ムカウ新アジト・電算室
リギル・ソルテール:天井まで届くスクリーン内には球形の物体とその内包する銀河のようなものが映っている。
リギル・ソルテール:「確かに星が増えてる……これは……」
庄野あるか:そのドアがばたーんと開く。
庄野あるか:「リギ~」
リギル・ソルテール:「アルカ。入ってくる時はノックしろつったろ」
庄野あるか:「忘れてた」
庄野あるか:言いつつ、適当に置いてある椅子に座る。
庄野あるか:リギーは椅子を使わないので、完全に片隅にあったものだ。
庄野あるか:「誰かとお喋りしようと思ったんだけど、今日ぜんぜん誰もいないねえ」
リギル・ソルテール:「『お父さん』も注意してやってくれよ。ったく……」
リギル・ソルテール:「んー?まあばたばたしてたからな、ここんとこ」
庄野あるか:「ねー。……あ、これ」
庄野あるか:広いスクリーンを見上げる。
庄野あるか:「オーヴ!」
リギル・ソルテール:「ああ、そうだ。OVV」
リギル・ソルテール:「今回の件での変化を解析してた」
庄野あるか:「ふーん」
庄野あるか:「なんか違うの?」
リギル・ソルテール:「ああ。内包する星が増えてる」
庄野あるか:おおー、とその内部を見つめる。
リギル・ソルテール:「いまやこいつはインフィニティ・コードと共にあるんだ。変化には気をつけねえとな」
リギル・ソルテール:以前には見られなかった煌めきが見えるだろう。
庄野あるか:「星がたくさんあると、明るくなってよさそうだけどなあ」
リギル・ソルテール:「もちろん悪いことじゃあねえさ」
庄野あるか:「……このあいだ」
リギル・ソルテール:「うん?」
庄野あるか:星を見上げたまま言う。
庄野あるか:「ほら、あのUGNの人たちを突破したとき」
リギル・ソルテール:「ああ、”カイパーベルト”の連中か」
庄野あるか:「そう、そう」
庄野あるか:「あのとき、これがうまくいかなくって、このまま終わっちゃったら怖いねーって」
庄野あるか:「それが、いちばん怖い夢だねって」
リギル・ソルテール:「………」
庄野あるか:「それって、わたしたち同じ・・夢だねえって、ちひろちゃんと、お話したの」
リギル・ソルテール:「……ああ」
リギル・ソルテール:それは、聞こえていた。見ていた。
リギル・ソルテール:でも、邪魔はできなかった。
庄野あるか:「すごくない!?」ぱっとリギルを向く。
リギル・ソルテール:「え」
リギル・ソルテール:「すごいって……同じ夢だ、ってことがか?」
庄野あるか:「そう!」
庄野あるか:「人と同じ夢って、見れるんだ」
庄野あるか:「びっくりした!」
リギル・ソルテール:「ああ……」そうか。
リギル・ソルテール:この少女は人と同じ景色を共有することがひどく少なかったのだろう。
リギル・ソルテール:しかしそれは……
リギル・ソルテール:「……そうだな。おれも、人と同じ夢が見れるなんて思ったことねえし、な」
リギル・ソルテール:自分達のような存在には当たり前なのかも、しれない。
庄野あるか:「でしょう、でしょう」
庄野あるか:「大発見だよ」胸を張る。
リギル・ソルテール:「………ちひろは」
リギル・ソルテール:「あいつは、すごいやつだと、思う」
リギル・ソルテール:「そういうことができるやつなんだよ。……同じ夢を、見たり、だとか」
リギル・ソルテール:「日常を守りたいって欲望を持ちながら、それができんだ」
庄野あるか:「すごいなあ」
庄野あるか:「それは、お父さんも知らないねえ」
庄野あるか:「妬かないんだよ~」笑う。
リギル・ソルテール:「なんだ。『お父さん』がヤキモチか?」
リギル・ソルテール:くく、と笑う。
庄野あるか:「そう。自分に出来ないからってね」
庄野あるか:「でも、きっと」
庄野あるか:「…うーん、きっとっていうか…できるはずなんだよねえ」ひとりごちる。
庄野あるか:「わたしの怖い夢、ちゃんと人に見せてるんだし」
庄野あるか:「レネゲイド、で…そのまま、脳みそに再現させてるはずなんだけど」
リギル・ソルテール:「……………」
庄野あるか:「違うっぽいな~って発見もあったねえ」
リギル・ソルテール:「なんだ、そうだったのか?」
庄野あるか:「だってあのとき、ちひろちゃんが言ってくれたときは」
庄野あるか:「わたし、嬉しかったから」
庄野あるか:「人に見せてるときは、誰もあんまり嬉しそうじゃないもん」
庄野あるか:足をぶらぶらさせ、退屈そうに言う。
リギル・ソルテール:「怖い夢はそりゃ嬉しくねえだろうよ」
リギル・ソルテール:「いや、なんつうか、ううん…」
リギル・ソルテール:「言ってくれた……同じ夢を見てくれたやつとの、関係が大事なんじゃねえの」
庄野あるか:「かんけー」
リギル・ソルテール:「敵と共有するのと、ダチと共有すんのはちげえだろ」
庄野あるか:目を丸くしている。
庄野あるか:「そうなんだ」
庄野あるか:「……そうなんだ?」
リギル・ソルテール:「そうだよ」
庄野あるか:「考えたことなかった」
庄野あるか:「……そうなんだ!」
リギル・ソルテール:「同じモン見ても、誰もが同じこと考えるワケじゃねえ」
リギル・ソルテール:「お、おう」
庄野あるか:「リギーはかしこいなあ~」
庄野あるか:うむうむと頷いている。「同じもの見ても、同じことを考えない」
庄野あるか:また天上の星空を見る。
リギル・ソルテール:同じように視線を上げる。
庄野あるか:「なんか。あれだねえ」
庄野あるか:「それって」
庄野あるか:「寂しいってやつなのかなー?」
リギル・ソルテール:「そうかもな」
リギル・ソルテール:「共有できねんだよ、こころってヤツは」
リギル・ソルテール:「だから寂しくなるし、誰かと一緒にいたくなったり」
リギル・ソルテール:「一緒にいても満たされなかったりする」
庄野あるか:「…ふーん」
庄野あるか:わたしはどうなんだろう、と思った。
庄野あるか:一緒にいないということを知らない。
庄野あるか:いてもいなくても、満たされないことがあるというのなら。
庄野あるか:(……うーーーん)
庄野あるか:(うーん)
庄野あるか:(どうしたって……)
庄野あるか:(お父さんがいれば、幸せなんだけどなあ……)
庄野あるか:その思考は庄野昌広がプログラムしたのか、そうでないのか、訊いてはいない。
庄野あるか:これからも、知ることはないのだろう。
庄野あるか:「もうちょっと、この星見てていい?」
リギル・ソルテール:「ああ、勝手にしてな」
リギル・ソルテール:そう言って、キーボードに手を置いたところで。
リギル・ソルテール:「……っ」
庄野あるか:「ん?」
庄野あるか:「リギー?」
リギル・ソルテール:「がふ、かっ……げほっ!」
庄野あるか:「えっ」
リギル・ソルテール:胸を押さえて血を吐き出す。左目からも血が流れている。
リギル・ソルテール:「は……はー、はー」
リギル・ソルテール:「気に、すんな」
庄野あるか:「すごい血出てる!」
庄野あるか:しゃがむ。「大丈夫?」
リギル・ソルテール:「こないだ、けっこう使った……からな……」
リギル・ソルテール:「まだ大丈夫だ、まだ……」
リギル・ソルテール:───その予感はずっとあって
リギル・ソルテール:きっと、完璧な死を望む友人よりも早く自分は逝くのだろうと漠然と思っていて
リギル・ソルテール:でも
リギル・ソルテール:「まだ、おれは」
リギル・ソルテール:「無限を手にしてねえんだから」

エンディング:天藤ちひろ:線を引いてさよなら

天藤ちひろ:____
天藤ちひろ:___お父さん、お母さんへ
天藤ちひろ:まず最初に、突然こんな手紙を残して姿を行方を晦ましてごめんなさい。
天藤ちひろ:最近様子がおかしいと心配をかけていた通り、私は隠し事をしていました
天藤ちひろ:それも、人生に関わるような事をです
天藤ちひろ:それが何かについて、この紙上で書く事はできませんが
天藤ちひろ:この手紙を出すような状況になっているという事は、つまり隠し事が破綻したという事でしょう。
天藤ちひろ:もしかしたら家に警察やそれに似た機関の人が話を聞きに来るかもしれませんが、その時はこの手紙を見せて、正直に何も知らないと言ってもらえれば、それ以上は何も無いはずです。
天藤ちひろ:私がいない状態でも、たぶん大体の事は問題なく回っていけるようには最近は立ち回れていたと思います。
天藤ちひろ:それでも、突然行方知れずになる親不孝者な娘をどうかお許しください。
天藤ちひろ:無事に帰れるとも
天藤ちひろ:絶対に帰れるとも
天藤ちひろ:約束する事はできません。
天藤ちひろ:私が迷い込んでしまったのは、そんな世界です。
天藤ちひろ:私が選んで進んだ、真っ暗な道です。
天藤ちひろ:だけど、それでも、決して諦めず、手を伸ばし続けます。
天藤ちひろ:だから、もし良かったら
天藤ちひろ:私の帰ってこれる場所として、二人には待っていて欲しいです
天藤ちひろ:都合が良すぎるかもしれません
天藤ちひろ:だから一つの区切りとして、この文を認めます
天藤ちひろ:お父さんへ、最近は少し恥ずかしくてちゃんと話ができなくてごめんなさい。
天藤ちひろ:お嫁さんに行くところは、見せられそうにないです
天藤ちひろ:お母さんへ、家事や料理、全部習う前にいなくなってしまってごめんなさい。
天藤ちひろ:最近、味、よくわかってなかったけど……楽しかったです。
天藤ちひろ:これまで、ありがとうございました。
天藤ちひろさようなら。
天藤ちひろ:かしこ。
天藤ちひろ:____天藤千宙テンドウチヒロ

GM:昨日と同じ今日。
GM:今日と同じ明日。
GM:世界は時を刻み、日々は変わらないように見えた。
GM:しかし、人々の知らない所で。――世界は静かに変貌していた。

リプレイ:アセンド 悉『消えて、砕けて』 終

<陸『星の王子さま』INDEX 捌『夢はここにある』>