『そして風は、たえる』 GM:優水

本編ログ|雑談ログ

関連セッション

祈りの果てに
終わらない黄昏の街

目次

プリプレイ

GM:では、まずは自己紹介から!
PC1:貴崎世怜(PL:みつさん)
貴崎世怜:はい!
貴崎世怜:PC1の貴崎世怜です!最近探偵とかやってる22歳、普通の女子です。
貴崎世怜:煙草と眼鏡と帽子がトレードマークな普通の女子だぞ。
貴崎世怜:黄昏の街にふらっと行ったり怪しい依頼人に転がされて血の因縁に絡んだりしていろいろありましたが、元気です。
GM:元気が一番です
貴崎世怜:なんかGMからはハンドアウトで「覚悟しておけよ」と言われてる感じがするけど、きっと気のせいだよね!
GM:ダイジョブダイジョブ
貴崎世怜:笑うのは下手で挙動はよく不審になりますが、悪いやつではないので仲良くしてね!あと暴走はしたくないです。
GM:そうか〜暴走したくないのか〜
貴崎世怜:設定は100%から本気出す暴走型アタッカーです。力の法則とかもできる。
貴崎世怜:それまではひよっかすのふつう女子なので、みんな助けてほしい
GM:暴走型じゃん
貴崎世怜:暴走しないと火力出ないけど暴走はしたくないな~~~~
貴崎世怜:謎のDロイスで攻撃を一回無効化とかできるので、そのへんもなんとかいい感じにやっていきたいと思います
貴崎世怜:よろしくお願いします!
GM:よろしくおねがいします!
GM:では、ハンドアウト!

シナリオロイス:御綿笹霧

以前黄昏の街から帰還したのを最後に、
音信不通になっていた御綿笹霧から連絡が入る。
それは二人きりのディナーへの招待。
あまりに唐突な誘いではあったが、君は行くことを決める。
久しぶりにあった彼は何も変わらないように見えた。
彼は言う。妹が見つかったのだと。
彼は言う。けして、来てはならないと。
そして最後に、
君の心を抉る言葉を残し、彼はいなくなった。

GM:世怜ちゃん側からも手がかりが手に入ったところではありますが
GM:よっしゃさがすぞーっってとこで連絡が来た感じですね
GM:どうです世怜ちゃん
GM:デートですよ
貴崎世怜:デート!
貴崎世怜:デートっすよデート!
貴崎世怜:勝手にどっか行ってほったらかしにされてもデートはうれしい
GM:やったぜ
貴崎世怜:わるいおとこに騙されているとも言える
GM:そんなわけでいい感じに距離を縮めたりとかしよう。
GM:心配だなこの子…
貴崎世怜:縮めたい……
GM:そんな感じで。よろしくお願いします!
貴崎世怜:よろしくお願いします!

PC2:佐倉井ほたる(PL:嗣子さん)
佐倉井ほたる:はぁいっ!
佐倉井ほたる:「UGN第五支部所属--現在第一支部へ出向中。”しゃるらっはろーと”、佐倉井ほたるです。みなさま、どうかよろしくお願いいたします」
佐倉井ほたる:ぺこりと一礼。
GM:かわいい。
佐倉井ほたる:11歳で元人身御供だったりしたけれど、救出されてUGNに来て早4年。
佐倉井ほたる:今は元気にUGNエージェントとして労働中な和装小学生!(巫女さん風味
佐倉井ほたる:そんな感じの11歳女子です。
佐倉井ほたる:pc1の世怜さんとは黄昏の街、つい先日終わったばかりのN市メイン5話でも共演しております。
佐倉井ほたる:5話のログはまだだけど、上がったら皆読んでくれよな!(ダイマ
GM:あと、今回NPCの虹咲支部長もだぜ
GM:読んでくれよな!!!
貴崎世怜:よな!
佐倉井ほたる:というわけで、データを。
佐倉井ほたる:今回、またデータチェンジしまして、おまけの単体攻撃+遠隔カバーに、氷盾、デモンズウェブ、守護者の巨壁を搭載しています。
佐倉井ほたる:異世界?やつは死んだよ。
佐倉井ほたる:ミドルは器物使いで頑張る!なので、アタッカー能力が全然ないので皆さまどうかお願いいたします…!
佐倉井ほたる:とまあ、以上でしょうか。みなさまどうか、よろしくお願いいたしますね!
GM:異世界……死んでる……
GM:恐ろしいガード力だ。
GM:では、ハンドアウト!

シナリオロイス:御綿細雪

君は『アキツミカミ』の一件以来、第五支部から第一支部へ出向していた。
そんな中。俄かに支部内部が騒然となり、君は支部長・虹咲に呼び出される。
S級災害ジャームが第1区の外れの住宅地に現れたのだと言う。
コードネームは”オカリナ”。
過去にはUGNチルドレンだったという。
その、人であった頃の名は、御綿細雪。

GM:ありがたいことにほたるちゃんを託されたので
GM:ハンドアウトがこうなりました。
佐倉井ほたる:わーい第一支部出向からの初仕事だー…って御綿さんの妹さんじゃん!?
GM:そうなんですよ
GM:支部長もびっくり
佐倉井ほたる:ビビる
GM:この後世怜ちゃんにも連絡行きますね間違いなく
佐倉井ほたる:連絡せにゃだぜ
GM:そんな感じで、支部サイドから事件が起こったのを知るので
GM:色々物思いしてみたりしよう
佐倉井ほたる:わぁい。…世怜さん大丈夫かな…
GM:助けたりとかしよう…
GM:以上、よろしくお願いします!
佐倉井ほたる:頑張る!よろしくお願いいたしますっ!

PC3:城定栞奈(PL:米ットさん)
城定栞奈:はい!
城定栞奈:城定栞奈、15歳の女の子です。
城定栞奈:所属は特になく、中学は卒業しているので無職です。
城定栞奈:そしてジャームを殺す女なのでジャームは殺す。
GM:慈悲はない。
城定栞奈:「ほんとアイツらイライラさせてくれるわよね。だからあたしが殺してあげてるの。」
城定栞奈:「ボランティア精神に溢れた活動でしょ?」
城定栞奈:そして能力は、
城定栞奈:「あたしの魔法は身体能力強化……あー、魔法ってのはアレよ。名前が違うだけのレネゲイド能力ね。」
城定栞奈:「それを自分に使って殴るのがあたしの戦い方。この方が……向いてるのよ。きっとね。」
GM:きっと。
城定栞奈:あとは200点版なので、他人には《奇跡の雫》を使えたりするよ。
GM:ロイス管理もできる…
城定栞奈:「なんで魔法って呼ぶのか?忘れたわ。そういう細かいことには囚われないようにしてるの。人生を楽しく生きるコツね。」
城定栞奈:と、そんな感じです。
城定栞奈:あとはジャームを殺す女を自称するのには秘密の事情があったり、好きな男のタイプは詮索せず受け入れてくれるやつだったり……まあ色々だ!
城定栞奈:よろしくお願いします。
GM:好きな男のタイプ!
GM:なんかどきどきしちゃう
GM:では、ハンドアウト!

シナリオロイス:神納雪子

君は友人であるUGNチルドレン、神納雪子に会いにN市を訪れる。
しかし、久しぶりにあった友人はひどく憔悴していた。
聞けば、支部で仲良くしていたチルドレンが
ジャーム観測の報と共に連絡が取れなくなっているのだと言う。
彼女のために、君が動く時だ。

GM:お友達がジャームの事件で参っているので
城定栞奈:ぴゅあぶらむ!の雪子ちゃんだ。
GM:助けてあげてね、という感じのやつです。
GM:そう、ピュアブリなのだ。
城定栞奈:そうね、あたしはジャームを殺す女だから殺すついでに助けてやらないこともないわ。
城定栞奈:それで……雪子は無事なのかしら?憔悴してるだけならいいんだけど……
GM:雪子ちゃんは無事だよ!
GM:元気付けてあげよう。
GM:なおロケーションはおしゃれな喫茶店や支部から選択可能です
城定栞奈:ほっ、良かった。じゃあ仕方ないわね、元気づけてやらないと。
城定栞奈:ロケーションも考えておきます!
GM:はーい!
GM:では、よろしくお願いします!

PC4:比良坂亘(PL:鳩麦さん)
比良坂 亘:応!
比良坂 亘:「こんにちは。初めまして…になるのかな。比良坂亘だよ。」
比良坂 亘:「趣味は…そうだね、これを趣味と呼んでいいのかは分からないけれど、人間の生き方を観察する事…かな。」
比良坂 亘:「そういう訳だから、邪魔をしないでくれると、私も嬉しいな。」
比良坂 亘:こんな感じの遺灰レネビちゃん1歳です!最年少!
GM:1さい!
比良坂 亘:能力的には、固定値を上げてダイスデバフを当てに行く感じ…当たるといいな!
比良坂 亘:侵蝕効率はあまりよろしくないけど、100%超えたら妖精の手なんかも使えるぞ!
GM:やったぜ。
比良坂 亘:他PC3人とは違って完全新参キャラなので色々と手探りです、ドキドキ
GM:新しいキャラはいい…新しい風を吹き込んでくれる
比良坂 亘:一応無性設定なので、中世的なCVを想像してくれ!
GM:やったー!無性!
GM:ダイスデバフも怖い。そんな比良坂さんのハンドアウトはこちらだ!

シナリオロイス:”オカリナ”

N市を訪れた君は、いつものように住人を観察しようとした。
だが、その街は異様なまでに静まり返っていた。
殆どの家のカーテンは閉まり、街路に人の気配はない。
君が不審に思っていると、スーツ姿の少女が駆け寄って来て君に声をかける。
「ここにいちゃ駄目」「”オカリナ”が来る」
「UGNに——」
その瞬間、すべての音が消える。
『にげて』
少女の口が動くと同時、君は飛ばされる——N市UGN、第一支部へ。

比良坂 亘:飛ばされちゃう…
GM:なんか街がやばいのを目撃してしまいます。
GM:観察する人が…いない…
比良坂 亘:こわい…一体どうすれば…
GM:なんか”オカリナ”ってやつが絡んでるらしいので
GM:気になったらUGNに協力してあげてください。
比良坂 亘:了解!
比良坂 亘:気に…なって欲しい!
GM:よろしくお願いします!
比良坂 亘:お願いします!

GM:───では!
GM:トレーラーを貼って始めていきましょう。

そこは、どこにでもあるような住宅街だった。
市のはずれにある、静かな住宅街。

そこに、「うた」が響いた。

パトロールに赴いていたエージェントからの連絡を受け、
UGN・N市第一支部は住宅街を緊急封鎖。
メッセージにあった名は”オカリナ”。
2年に1度広域破壊活動を行うS級災害ジャーム。
その討伐のための動員が行われた。

だが、その討伐を阻むものがある。
フリーのオーヴァード。元UGN研究員、”シロフォン” 御綿笹霧。
”オカリナ”——御綿細雪の兄である。

ダブルクロス3rd Edition 『そして風は、たえる』
ダブルクロス--それは裏切りを意味する言葉。

マスターシーン:7年前、ある日

GM:オープニングの前に、マスターシーンが入ります。

GM:───7年前。
GM:とある、UGN支部。
御綿笹霧:「わ……わわっ!」
御綿笹霧:短い白髪に、眼鏡をかけた少年が、会議室のような一室でけつまずいて転ぶ。
御綿笹霧:派手な音と共に、彼が手に持っていた書類の山があたりに散らばる。
御綿笹霧:「いた、たたた……うわ、どうしようこれ……」
御綿笹霧:そう言いながらも、書類を一枚一枚拾い集めて行く。
GM:ガラッ。
御綿細雪:部屋の扉が開き、少年とよく似た容貌の白髪の少女が入ってくる。
御綿細雪:その髪は、少年と対照的に長い。
御綿細雪:「あ〜あ……またやってる」
御綿笹霧:「さ。細雪……」
御綿細雪:「ほんっとにドジなんだから、笹霧はさ」
御綿細雪:そう言いながら、屈んで書類を共に拾い集めていく。
御綿笹霧:「これでも…前よりは……マシになったと思うんだけど……」
御綿笹霧:「っていうか!今回の任務!また無茶したって聞いたよ!」
御綿細雪:また始まった、という顔をする。
御綿笹霧:「あのね、確かにきみは優秀なチルドレンだよ?でも、無理して死んだり……したら」
御綿笹霧:「それで、終わりなんだからね!」
御綿細雪:「解ってるわよ……もう耳タコ」
御綿細雪:「でも、私の力は今の作戦には絶対必要」
御綿細雪:「FHの動きだってきな臭いし……N市の方だって……」
御綿笹霧:「……解ってるけど、解ってるけどさ……」
御綿笹霧:「僕が研究員になるって決めたのだって」
御綿笹霧:「きみに無理させないためなんだし」
御綿細雪:「………うん。実際助かってるよ」
御綿細雪:拾い終わった書類を、とんとん、と揃える。
御綿細雪:「はい」
御綿笹霧:「あ、ありがとう」
御綿笹霧:書類を受け取って、机に置く。
御綿細雪:「……私たちは、何もわからないままUGNに拾われたけどさ」
御綿細雪:「でも、私が戦ってるのは恩義とかそういうのじゃない」
御綿細雪:「笹霧と一緒に生きていくため」
御綿細雪:「だから、私はまだ、戦い続けなければならないの。わかるでしょう、兄さん」
御綿笹霧:「……ごめんね」
御綿細雪:「えっ何」
御綿細雪:「急に謝んないでよ」
御綿笹霧:「…僕にもっと力があったら、そんなに細雪に無理させなくても良かったのにな、って」
御綿細雪:「もー、そーいうこと気にするの、笹霧の悪いクセ!」
御綿細雪:「いいんだよ笹霧は笹霧で」
御綿細雪:「……ありがと」
御綿笹霧:困ったように、微笑んだ。

GM:……その、1年後。
GM:御綿細雪は、危険な任務の連続でレネゲイドを酷使。
GM:……ジャームと、化した。

オープニング1:貴崎世怜

GM:世怜ちゃんは登場をお願いします。
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (36 → 37)
GM:幸先良し。
貴崎世怜:デート前の落ち着きヨシ!

GM:……君が網代千之助から「白い髪の君」…即ち
GM:御綿笹霧の情報を受け取った、翌日。
GM:君の携帯端末に着信が来る。
貴崎世怜:番号を見て、一旦深呼吸する。
貴崎世怜:「……もしもし」
御綿笹霧:「もしもし。世怜かい」
貴崎世怜:「……どこ行ってたんですか」
御綿笹霧:「それについては……ごめん。謝るしかないな」
御綿笹霧:「どうしても、行かなければならない場所があってね」
貴崎世怜:「……」声を聴くと、言おうとしていたことも言えなくなる。
貴崎世怜:「……心配、したんすからね」
御綿笹霧:「……うん」
貴崎世怜:ありきたりなことしか言えない。
御綿笹霧:「えーと。…用件を言おうか」
御綿笹霧:「近日……お前の予定次第ではあるんだけれど」
御綿笹霧:「一緒に、ディナーでもどうかと思ってね」
貴崎世怜:「でぃ」
貴崎世怜:「……でぃなー」
御綿笹霧:「うん。ディナー」
御綿笹霧:「私は今日から数日、予定が空いているから」
貴崎世怜:「……あー、えっと」
貴崎世怜:「わたしも、予定とかは、特に……」
御綿笹霧:「…じゃあ、今夜にしようか」
貴崎世怜:「こっ」
貴崎世怜:携帯を顔から離して、一旦深呼吸する。
貴崎世怜:「今夜、今夜っすね。……今夜……空いて……ます」
御綿笹霧:「よし、じゃあ決まりだ!早速馴染みの店に連絡を入れておくよ」
御綿笹霧:「待ち合わせは───」
GM:待ち合わせ場所と、時間。それを、告げて。
御綿笹霧:「じゃあ、また後で。世怜」
御綿笹霧:「楽しみにしているよ」
御綿笹霧:囁くような声。そして、通話は切れる。
貴崎世怜:「どんな顔して行けばいいんだろ……」
貴崎世怜:携帯を持ったまま、そわそわとした様子で立ち尽くす。
貴崎世怜:探していた人。どこかへ一人で行ってしまった人と、もう一度会う。会える。
貴崎世怜:徐に唇に指を触れてみる。
貴崎世怜:「……とにかく、準備しなきゃ」

GM:第一地区・シレンツィオ
GM:雰囲気の良い、イタリア料理の店。
GM:……君の隣には、探し求めていた人物がいる。
御綿笹霧:「……うん。そう。そのコースで」
御綿笹霧:店員と2、3言葉を交わす。
貴崎世怜:できるだけキョロキョロしたりしないよう、大人しく座ってメニューの文字を眺めている。
GM:店員は、綺麗なお辞儀をして去っていく。
GM:座席はソファーのようになっていて、二人は座れそうだ。
GM:その座席が向かい合わせに二つ。
GM:一方に君が。もう一方に御綿笹霧が座っている。
御綿笹霧:「ワインも色々あるけれど」
御綿笹霧:「……無理して頼むことはないからね」
貴崎世怜:「あ、えっと。飲めなくはないっすよ?本当に……」
御綿笹霧:「と、言うより。頼まない方がいいんじゃないかな!」
御綿笹霧:「目の前の男がかわいい女の子を酔わせて襲うような男とも限らないからね?」
御綿笹霧:冗談めかして。
貴崎世怜:「……っ」
貴崎世怜:「あっ、そっ、えっと」しどろもどろになる。顔は真っ赤だ。
御綿笹霧:「ふふふ。冗談だよ」
御綿笹霧:「お前が私を信頼してくれるなら、好きに頼めばいい」
御綿笹霧:「……いや」
御綿笹霧:「信頼など、とうに失ってしまったかな」
貴崎世怜:「……ズルいっすよ、そういうこと言うの」
貴崎世怜:「ずっと、探したんだから」
御綿笹霧:「…………」
御綿笹霧:「そうだね。ああ。そうだ」
御綿笹霧:「……お前が、私にどういった思いを抱いているのか」
御綿笹霧:「もう、知っていたというのにね」
貴崎世怜:「……」御綿さんの顔を見る
御綿笹霧:「大切なものを失くしたら探さずにはいられない」
御綿笹霧:「……当たり前の、ことさ」
御綿笹霧:少し寂しそうに微笑んでいる。
貴崎世怜:《シャドウダイバー》を使ってもいいですか。
GM:どうぞ!
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を2増加 (37 → 39)
GM:では、世怜さんには彼の感情がわかる。
御綿笹霧:まるでそれは、吹雪の中でともしびを見つけたような。
御綿笹霧:そんな安堵と。そして、
御綿笹霧:それを失うことへの大きな不安。
貴崎世怜:机の下から影を這わして、彼の感情を覗き見る。
貴崎世怜:「御綿さん」
御綿笹霧:「ん?」
貴崎世怜:「わたし、最近探偵なんてやってるんすよ」
貴崎世怜:「事務所とかも借りちゃって、毎日迷子の猫をさがしたり、浮気調査なんかもしたり」
御綿笹霧:「……しっかりやってるじゃないか」
貴崎世怜:「……まあ、失敗することもしょっちゅうなんすけど。こないだなんて、探してた猫が自力で帰ってたりしたんすから」あはは、と笑う。
御綿笹霧:「うん、うん」
貴崎世怜:「それで、いろいろ、事件だってあって」声が徐々に震えてくる。
御綿笹霧:「………うん」声の震えに気づく。
貴崎世怜:「……怖いことだって、あって」
御綿笹霧:「………………」
貴崎世怜:「どうして、隣に居てくれなかったのかなって」笑おうとするが、涙がにじむ。
御綿笹霧:「………世怜……」
貴崎世怜:「約束、したじゃないですか」
御綿笹霧:「ああ」
御綿笹霧:「約束、したね」
御綿笹霧:「お前を、護ると」
貴崎世怜:「……うそつき」
御綿笹霧:「ああ」
御綿笹霧:「嘘を吐いた」
御綿笹霧:「……それでも」
御綿笹霧:「あの時は、嘘偽りのない本心だった」
御綿笹霧:「許してくれとは、言わない」
御綿笹霧:「言えるはずもない」
GM:運ばれてきていた料理。少しずつ食べていたそれの、食器を置く。
御綿笹霧:「………お前に、伝えなければならないことがあるんだ」
貴崎世怜:「……」顔を上げて、目を見る
御綿笹霧:「細雪が………妹が、見つかった」
貴崎世怜:「……えっ」
御綿笹霧:「見つかったんだよ」
御綿笹霧:「………今を逃したら、また見失ってしまう」
貴崎世怜:「妹さん、って」
御綿笹霧:「……前にも、話したことがあったね」
貴崎世怜:ジャームであることは知っている。行方不明であったことも。
貴崎世怜:行かないでほしいと言ったら、この人はわたしのもとに留まってくれるだろうか。
貴崎世怜:「……うん」
御綿笹霧:「すまない」
御綿笹霧:「……やはり、お前を巻き込むことはできない。巻き込みたく、ないんだ」
御綿笹霧:一足飛びに、話す。きっと、それだけでもわかると。
貴崎世怜:「それって……」わかる。わかってしまう。けれど、言葉で聞くまで信じたくない。
御綿笹霧:「私は、細雪を護る。……あろう筈もない、回復の手立てを求めながら」
御綿笹霧:「だから、彼女の傍に行かなければならない」
御綿笹霧:「……いや。正直に言おうか」
御綿笹霧:「今までずっと……私は、細雪の元にいた」
貴崎世怜:「えっ」
御綿笹霧:「……本当は、今日ここに来るつもりもなかった」
御綿笹霧:「それでも」
御綿笹霧:「お前には、会って伝えねばならないと思った」
御綿笹霧:「……いいかい、世怜」
御綿笹霧:「間も無く、この地区でジャームによる被害が発生する」
御綿笹霧:「だけど、お前は来ては駄目だ」
貴崎世怜:「……それが、御綿さんの言う護るってことなんですか」
御綿笹霧:「……私にできることは、それぐらいだ」
貴崎世怜:「……」
御綿笹霧:「私はお前と殺し合いたくはない」
貴崎世怜:「御綿さん……」
貴崎世怜:全部を捨ててわたしもそっちへ、なんてことは言えない。
貴崎世怜:今まで出会ったいろんな顔が浮かんでは消える。
御綿笹霧:「………大丈夫さ」
御綿笹霧:「『全てが終わったら』戻ってくるよ」
御綿笹霧:「……そろそろ、行こうか」
貴崎世怜:「……」”全てが終わったら”。その一言が、頭の中でぐるぐると回る。
貴崎世怜:「ちょっとだけ、外歩きましょう、よ」
貴崎世怜:「……ね?」
御綿笹霧:「……うん」

GM:夜の街を、君たちは歩いている。
GM:人通りは少ないが、市の中心地であることから、治安は良い方だ。
GM:街灯の明かりが、君たちの道をほのかに照らしている。
御綿笹霧:彼は、『送って行く』とは言わなかった。
御綿笹霧:これは、ただの、夜の散歩。
貴崎世怜:必ずこの人は、また一人で行ってしまう。
貴崎世怜:ほんの少しでも、思い留まってくれないかと思いながら、口には出さない。
貴崎世怜:「この辺り、結構好きなんですよ。雰囲気とか」
御綿笹霧:「……ああ。綺麗な、街だね」
貴崎世怜:ふいに立ち止まる。
御綿笹霧:「…世怜?」
貴崎世怜:御綿さんの方を向いて、泣きそうな顔で笑ってみせる。
御綿笹霧:「………」
貴崎世怜:もたれかかるように肩に手を置く。
御綿笹霧:その上から、自分の手を重ねる。
貴崎世怜:少しだけ背伸びをして、顔を近づける。
御綿笹霧:避けはしない。そのまま。
貴崎世怜:ゆっくりと、唇を重ねる。
御綿笹霧:受け入れる。
御綿笹霧:……以前のように、狼狽はしない。
御綿笹霧:まるで、慣れた行為であるかのように。
御綿笹霧:その頬を、もう一方の手で支えて。
御綿笹霧:深く、深く。
貴崎世怜:ぎこちない仕草で、唾液を絡ませ、流し込む。
貴崎世怜:ほんのりと、血の味の混じった唾液を。
御綿笹霧:…飲み込む。
御綿笹霧:何らかの意図を、感じながら。
貴崎世怜:ほんの少し躊躇い、意を決したように目を瞑って、そして。
貴崎世怜:唇に歯を立てる。
御綿笹霧:「…っ」
貴崎世怜:《イージーフェイカー:血の兄弟》を使用します
GM:了解です。効果説明もしていただけると助かります。
貴崎世怜:血液を交換することで互いの方角とだいたいの距離、それと健康状態がわかるようになります。ただし何らかの効果によって切れることもあるそうです。
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を1増加 (39 → 40)
GM:ありがとうございます。というわけで、わかるようになりました。
御綿笹霧:「………」繋がりを、感じる。
御綿笹霧:「……世怜」
貴崎世怜:「……」呪いをかけた。なりふり構わずに。
御綿笹霧:「………そうか」
御綿笹霧:その、表情が、歪む。
御綿笹霧:「お前『も』……縛り付けるのだね。そうやって」
貴崎世怜:「……こうでも、しないと」
御綿笹霧:「櫻井。虹咲。……貴崎」
貴崎世怜:「……っ!」
御綿笹霧:「彼らは、縛り付けることによって自らの願いを成そうとした」
御綿笹霧:「ああ、よく知っているよ」
御綿笹霧:「『崩落戦』で力を失っていた『アキツミカミ』。」
御綿笹霧:「私も、出入りしたことがあるからね」
御綿笹霧:「……どんな信条でも、私は相手のことを尊重する。だが」
御綿笹霧:「彼らは、ひどいものだった。お前も、そうは思わないか?」
御綿笹霧:まくし立てる。追い詰めるかのように。
貴崎世怜:「それ、は」
御綿笹霧:「それと、同じだよ世怜」
御綿笹霧:とても、愉しそうに。
貴崎世怜:「……」違う。そんなつもりじゃない、なんて。あなたを縛り付けるつもりはないなんて。
貴崎世怜:そんな"嘘"はつけなかった。
貴崎世怜:「わ、わたしは、ただ」
御綿笹霧:「ふふ、ふふふふふ」
御綿笹霧:笑っている。
御綿笹霧:普段の彼からは、想像できないような、残忍な顔で。
御綿笹霧:「……ああ。世怜」
御綿笹霧:その、頬を両の手で覆って。
御綿笹霧:「”かわいい”よ。とても」
貴崎世怜:「あ……」恐ろしい表情の彼から、目を離せない。
御綿笹霧:「お前はいつも、そのように、弱々しく、哀れで」
御綿笹霧:「とても、愛おしい!」
貴崎世怜:「なんで……」
貴崎世怜:この人は、こんな顔をするような人だったか。
貴崎世怜:「……っ!」つい、突き飛ばしてしまう。
御綿笹霧:突き飛ばされる。まるで、そうされるのを待っていたかのように。
御綿笹霧:「………ああ。」
御綿笹霧:「それでいいんだ」
御綿笹霧:「さようなら、世怜」
御綿笹霧:そう言って。
貴崎世怜:「待っ……」
御綿笹霧:振り向きもせず、闇に消えて行く。
貴崎世怜:手を伸ばそうとして、やめる。きゅっと握って、胸に当てる。
貴崎世怜:「なんで……」
貴崎世怜:胸の奥にある、呪いの繋がりをただただ噛みしめるように感じ続ける。
貴崎世怜:夜の街に、立ち尽くす。
貴崎世怜:彼の消えていった方を、ずっとずっと眺めながら、立ち尽くす。

GM:ロイスの取得・変更のみ可能です。
貴崎世怜:ロイスはP表からN:執着を表に変更します
GM:了解です。
貴崎世怜:大切なひと/御綿笹霧/慕情○/執着/RE→大切なひと/御綿笹霧/慕情/執着○/RE

オープニング2:比良坂亘

GM:比良坂さんはご登場をお願いします。
比良坂 亘:34+1d10
DoubleCross : (34+1D10) → 34+8 → 42

GM:N市第一地区・高級住宅街
GM:ここは第一地区を横切る笹雪川の下流に位置する住宅街だ。
GM:橋を渡ったところを入り口のようにして、綺麗な住宅が立ち並んでいる。
GM:君が今日訪れたのはこの住宅街だ。
GM:目的は、住人の観察。
GM:何故この場所にしたのかは、君次第だ。
比良坂 亘:「…さて」町の入り口辺りに佇む、人影が一つ
比良坂 亘:少々癖のある髪の毛を項あたりまで伸ばした、痩身の人型
比良坂 亘:鉛色の空を映したような色の瞳で、比良坂亘は今しがた訪れた街を眺めていた
GM:建物は近代的だが、冷たい印象は受けない。
比良坂 亘:「これはまた…随分人が住み易そうな街だね。」立ち並ぶ家々を眺めながら
比良坂 亘:「適当に歩いていてこういう所に来れるのだから、やはり私は恵まれているな。」
GM:そう、すごく住みやすそうにデザインされた街なのだ。
GM:デザイナーズハウスとか、そういうのを想像してもらうといいかもしれない。
比良坂 亘:旅人と呼ぶにはあまりに軽装な格好で、街を練り歩く。片手に何かの本を携えながら
比良坂 亘:「…」
比良坂 亘:「…?」
GM:……しばらく歩いていて。君は気付くだろう。
比良坂 亘:何か、おかしい
GM:…この街は、静かだ。
GM:静かすぎる。
GM:ここまで歩いて、住人とすれ違うこともなければ
GM:その姿を家の中に認めることもない。
GM:そして、殆どの家のカーテンは締め切られており
GM:……生活音ひとつ、しないのだ。
比良坂 亘:(…これだけの住宅街だ、仮にベットタウンだとしても、ここまで物音一つしないのはおかしいよね。)
比良坂 亘:「うーん…これは、どうしたものかな…」
比良坂 亘:胸に、軽く手を当てる
比良坂 亘:『こういった現象に心当たりは?』
比良坂 亘:【無い】
比良坂 亘:【ありません】
比良坂 亘:【無ェ】
比良坂 亘:【わかんない】
比良坂 亘:「…となると、事件性のある何かと考えた方がいいのかな…」
GM:…そう、君が首を傾げていると。
GM:足音が、聞こえた。
比良坂 亘:咄嗟に足音のした方へと振り向く
GM:ちらり、と黒い姿が見える。その影は向こうの路地に消えたかと思うと、また戻ってくる。
GM:君の方へ、走って来ている。
黒スーツの少女:それは、黒いスーツを着た少女だ。
比良坂 亘:「…これは安心するべきなのか、警戒するべきなのか…」
比良坂 亘:「…取り敢えず」右手を差し出す
比良坂 亘:「やあ、こんにちは。」
黒スーツの少女:彼女は、君の前で止まると、切れている息を調えながら、口を開いた。
黒スーツの少女:「こ……んにちは、…じゃなくて、生存者……!」
黒スーツの少女:「こうしちゃいられない!あのね、君!ここはすっごく危険なの!!」
比良坂 亘:「…危険?」
比良坂 亘:確かに人は居ないが、荒れた様子など何処にも無い
黒スーツの少女:「そう!ここにいちゃ駄目!あいつの圏内だから───」
黒スーツの少女:そこまで言って、顔を上げる。
黒スーツの少女:「ああ、もう、時間がない!いい!?今から送るから、UGNに伝えて!」
黒スーツの少女:必死な顔だ。
比良坂 亘:「送るって、何をだい?私を?」
黒スーツの少女:「もうすぐ、”オカリナ”が来る。この街の場所を───」
GM:その言葉の途中で、
GM:全ての音が消える。
GM:目の前の少女は口を動かしている。君の疑問に答えようとしていたようだが…
GM:悟ったように。平静な表情になって。
GM:《代謝制御》《ディメンジョンゲート》
GM:その口は、『にげて』と言ったように見えた。
GM:そして……重力に引っ張られるような感覚。
比良坂 亘:「…ッ」何か言おうとしたけれど、彼女の姿は彼方へと過ぎ去っていく
GM:───黒スーツの少女に、Eロイス:予告された終焉が使用されました。
GM:このEロイスを使用したジャームを倒さない限り、この人物はエンディングで必ず死亡します。
比良坂 亘:何ー!?
GM:君には察せられるかもしれない。
GM:彼女は、危険な領域に取り残されたのだと。
GM:…そして。
GM:気がつけば君は、N市第一図書館の地下……
GM:N市UGN・第一支部の廊下に座り込んでいた。
比良坂 亘:「…ん…?」自我を得て1年になるが、こうも突拍子もない経験は初めてだ
比良坂 亘:「あの女性は…いや、それ以前にここは…いや、それよりも先にあの言葉かな。」
比良坂 亘:「”オカリナ”と、言っていたね。」
GM:近くにいた者が異常に気付き、君のところにやってくる。
GM:…聞けば、ここがUGNの第一支部であることは解るだろう。
比良坂 亘:「ああ、UGN。うん、知ってるよ。何度か見かけたことも、話したこともある。」
比良坂 亘:「それで、私は何故ここに居るのかな。」
比良坂 亘:(…”オカリナ”というものと何か関係があるのだろうか)
比良坂 亘:(確か、楽器の一種で息を吹き込むことで音を鳴らすものだったろうか)
比良坂 亘:『…合ってる?』
比良坂 亘:【ああ】
比良坂 亘:【はい】
比良坂 亘:【おう】
比良坂 亘:【わかんない】
比良坂 亘:「…取り敢えず、まずは現状把握からだね。」
比良坂 亘:「ここがUGNの支部ということは、それを取りまとめる誰かが居るはずだ」
比良坂 亘:「そこを目指そうか。」まるで誰かに問いかけるように、言葉を発する
比良坂 亘:(…”にげて”かな。多分、あれは。)
比良坂 亘:(分からないね、人というのは)
比良坂 亘:(生きていなければ、何かを為すことも出来ないのに)
GM:……そして、君がもたらした情報は、この第一支部を大きく動かすこととなる。

GM:シーン終了。ロイスの取得のみ可能です。
比良坂 亘:黒スーツの女性 恩人?:誠意/〇隔意 で!
GM:了解!

オープニング3:佐倉井ほたる

GM:ほたるちゃんは登場をお願いします。
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (36 → 38)
佐倉井ほたる:よし、悪くない
GM:ヨシ!

GM:N市・UGN第一支部
GM:第一支部内であれば、好きな場所にいて大丈夫です。
GM:今は特に任務もない。所謂待機時間だ。
佐倉井ほたる:待機場所になっているような、ガンルームとかラウンジがあるならそこにいるかな。
GM:じゃあラウンジで!
GM:自販機とか観葉植物とかがあります。
GM:ちょっとだけ本も置いてある。
佐倉井ほたる:支部内待機なら、いつでも出られるように。そうした場所にいるように努めている。
佐倉井ほたる:コップに入れた水をちびちび飲みながらゆったりしている。
GM:…とは言っても。君がこの第一支部への出向継続が決まってから、数日。
GM:何事もなく、過ぎていた。
GM:勿論、第一支部が抱えている案件は幾つもある。ただ、今は君の力を必要とする事態は起きていない。
佐倉井ほたる:(--『我々は、常に備えなければならない。平和とは次の戦争への準備期間であるように』。誰から教わりましたか)
佐倉井ほたる:とはいえ、こうしているのも支部内の地理を抑えて、用事が無いからでもある。
佐倉井ほたる:このまま、今日も終わってくれればよいのだけれども。
GM:…だが、そうはならなかった。
GM:俄かに、支部内が慌ただしくなるのを君は感じるだろう。
佐倉井ほたる:虫の知らせか、丁度飲み切った紙コップを屑籠へ。
GM:ばたばたという足音。エレベーターの稼働音。
佐倉井ほたる:「さて。わたしが必要だとしても、鉄火場ではなく調査あたりならよいのですが」
佐倉井ほたる:待機命令の通りに待っている。そう遠くない内に、何等かの知らせかひとがくるだろう。
GM:……間も無く。そんな慌しさに似つかわしくない、落ち着いた足音が近づいて来る。
虹咲奏:「佐倉井。やはりここにいたか」
虹咲奏:第一支部長・虹咲奏。
虹咲奏:少し前の事件で君が関わることとなった男だ。
佐倉井ほたる:「虹咲支部長。はい、待機命令でしたので。…そして、この騒がしさに関連することですか?」立ち上がって一礼。
虹咲奏:「ああ。…ここにいてくれて助かったよ。移動していたとしても多少のアタリはつけられるが」
佐倉井ほたる:「むやみに動けば、その分のロスがあります。梁田支部長にも教わりましたので。…ああ、此処でして良い話でしたでしょうか?」
虹咲奏:「……そうだな、少し移動しよう」
佐倉井ほたる:「はい、了解です」ことりと後をついて。
GM:少しの間、無言で歩いて。通されたのは支部長室だった。
佐倉井ほたる:失礼いたします、と一礼して入室。
虹咲奏:「……適当に座ってくれ。茶はいつものものでいいな?」
佐倉井ほたる:「はい、ありがたく」近くのソファに浅めに掛けます。
虹咲奏:いつも通りに、慣れた手つきで茶を淹れながら、話す。
虹咲奏:「……緊急事態が発生した」
佐倉井ほたる:じっと視線を合わせたまま聞いている。
虹咲奏:「この地区の外れにある高級住宅街。そこがあるジャームの襲撃を受けた」
虹咲奏:「……そのジャームは、S級災害ジャームとして指定されている」
虹咲奏:「一度活動すれば、大規模な被害が発生するジャームだ」
虹咲奏:湯呑みを机に置いて、佐倉井さんの向かいに座る。
佐倉井ほたる:「…それは、また。現在の状況をお聞きしても?」非常に高位のランク付けがされているならば。
虹咲奏:「被害があった住宅街は街の外から封鎖する。今、人員を派遣した」
佐倉井ほたる:「…封鎖可能な状況だ、というわけですね」内部の状況は、余り想像しない方がよいかもしれないな、と思う。
虹咲奏:「封鎖範囲は実際の被害が観測された部分よりも広く取っている。その分多くの人員を回すことになったが、これ以上の被害を防ぐためにはやむを得まい」
虹咲奏:「……街中の様子については、そこを偶然訪問した者が伝えてくれた」
虹咲奏:「人の気配は一切なく。生活音もなかったそうだ」
佐倉井ほたる:無軌道無差別に、動き回られるような状況でないのは喜ぶべきだろう。
佐倉井ほたる:「…なるほど」生存者がいるかどうかも不明。捜索するのも、相手のテリトリーとなっている。
虹咲奏:「……チルドレンが一人、取り残されたようだ。証言者を逃がすためにな」
佐倉井ほたる:「その方の捜索と救出も考えねばなりませんね…」
虹咲奏:「…ああ」
佐倉井ほたる:ことり、と湯呑を置く。
佐倉井ほたる:「では、虹咲支部長。わたし、”しゃるらっはろーと”はどのようにすればよろしいでしょうか?」
佐倉井ほたる:第五支部からの”アキツミカミ”セル対策として出向、という半端な身分だ。
虹咲奏:「……それを伝える前に、対象のジャームの情報を伝えなければならない」
佐倉井ほたる:「む。…逸ってしまいました。では、お願いいたします」
虹咲奏:「そのエージェントが、ジャームの名を証言者に伝えた」
虹咲奏:「”オカリナ”。それが、奴のコードネームだ。2年ごとに広域破壊活動を行うとされている」
佐倉井ほたる:「”おかりな”…」楽器、だったはず。
虹咲奏:「その危険度ゆえに、発見次第討伐するよう通達がなされている」
虹咲奏:「………情報は、それだけではない」
虹咲奏:「……奴は……『彼女』は元UGNチルドレンだ。だからこそ、データも多く残っている」
佐倉井ほたる:ぴく、と一瞬反応したが続く言葉に圧し込める。
虹咲奏:「その、本名は」
虹咲奏:「御綿細雪、と言う」
佐倉井ほたる:「御綿…それは」
佐倉井ほたる:「もしかして」嫌な予感がある。
佐倉井ほたる:妹がいるのだと、言っていたひとがいた。
虹咲奏:「……この間、貴崎が話していたな」
虹咲奏:「探し人について」
佐倉井ほたる:「…ええ」
虹咲奏:「お前は特に、知っているとも言わなかったが」
虹咲奏:「……”シロフォン”御綿笹霧。…会ったことがあるな」
虹咲奏:尋問という様子ではない。ただ、確かめるためだけの言葉。
佐倉井ほたる:「…。以前の案件--”ダスクメイカー”の件で同行したことがあります」
佐倉井ほたる:「わたしは、それだけです」苦い表情。
虹咲奏:「……そうか」
佐倉井ほたる:「…世怜さんにとっては、もっと大きいと思います」
虹咲奏:「そうだろうな」
佐倉井ほたる:苦いものを憶える。--そうしながら、それなら色々なことが符号する。
佐倉井ほたる:(世怜さんが。わざわざ”探さないといけなかった”。--連絡が取れなかったのは、妹さんの…)湯呑を啜り。
佐倉井ほたる:苦味に、らしくもなく顔が歪む。
虹咲奏:「もう、察しているだろうが。御綿笹霧と御綿細雪。この二人は兄妹だ」
佐倉井ほたる:「…妹がいるのだと、聞いたことがありました。そう、なのでしょうね」
虹咲奏:「……そして、御綿笹霧は、”オカリナ”の処分に反発してUGNを抜けたと聞く」
佐倉井ほたる:ああ、と納得が強くなる。あの病院での姿を思い出す。
佐倉井ほたる:「そして、それなら…御綿さんなら、きっと…今」目を伏せる。「…彼女の傍にいるのでしょうね」
虹咲奏:「その公算が強い」
佐倉井ほたる:「…世怜さんには」
佐倉井ほたる:「…もっと、よいお知らせを持っていきたかったです」
虹咲奏:「貴崎には、これから連絡する」
佐倉井ほたる:「…どう、されるでしょうか」
虹咲奏:「……解らん。だが、伝えないわけにも行くまい」
佐倉井ほたる:「そう、ですね…」
虹咲奏:「……佐倉井。お前にはこの件に当たってもらう」
佐倉井ほたる:「…よろしいのですか?」
佐倉井ほたる:少し目を見開く。私情が混ざっている自覚があった。
虹咲奏:「恐らく、お前にとって必要なことだ」
虹咲奏:「お前が、ひととしても、在るために」
佐倉井ほたる:「感謝します、虹咲支部長」この話しに入って、初めてすこしでも笑う。
虹咲奏:微笑みを見せて。
佐倉井ほたる:「…虹咲さんは、厳しめですけど優しいですよね」こちらもくすりと。
虹咲奏:「…優しい、か」
虹咲奏:「何故か、よく言われるな」困ったように。
佐倉井ほたる:「それは、本当にそうだからですよ」
虹咲奏:ごほん、と咳払いをして。
虹咲奏:「……最初の調査には私も同行する。人手が足りない。イリーガルに当たってもらうことになるだろう」
佐倉井ほたる:「了解いたしました。正規人員として、恥ずることなきように振る舞います」一礼。
虹咲奏:「貴崎の、こともある」
佐倉井ほたる:「……そう、ですね…」頭の中で。
佐倉井ほたる:こちらで一緒に、となれば。好いたひとと争うことになるから。
佐倉井ほたる:どうせなら、あのままあちらへ行ってしまっても。それはそれで、よいのではないかと思う。
佐倉井ほたる:「…一番心配なのは。決めきれないこと」
佐倉井ほたる:「…それなら、それこそ恩の返し時か」ふ、と笑う。
虹咲奏:「では。各種伝達と……協力可能なイリーガルの確認」
虹咲奏:「それらを先に済ませてくるよ……場合によっては」
虹咲奏:「例の、街の内部に行った証言者」
虹咲奏:「彼……彼女……の…協力も取り付けられるかもしれない」
佐倉井ほたる:「…その方には災難ですが、手伝ってくれるとうれしいですね」苦笑。
虹咲奏:微笑んで
佐倉井ほたる:「…ああ、そうだ。その方のお名前は?」男女のところでの曖昧さに首を傾げつつ。
虹咲奏:「……比良坂亘、というそうだ」
虹咲奏:「では。次の命令まで好きに過ごしていてくれ。茶器の片付けは気にしなくていい」
虹咲奏:そう言って、支部長室を後にする。
佐倉井ほたる:「ありがとうございます。では、こちらも」
佐倉井ほたる:湯呑の茶を飲み干し。立ち上がり、歩いていく。

GM:ロイスの取得のみ可能です。
佐倉井ほたる:はい!
佐倉井ほたる:シナリオロイス、災害/御綿細雪/〇憐憫/決意 で。
佐倉井ほたる:ネガは斬る決意です。表にしたくない…
佐倉井ほたる:以上!

オープニング4:城定栞奈

GM:栞奈さんは登場をお願いします。
城定栞奈:城定栞奈の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (34 → 44)
城定栞奈:あうあう
GM:ひええ

GM:君は、今N市第一地区を訪れている。
GM:久しぶりに友人であるUGNチルドレン、神納雪子と会うためだ。
城定栞奈:駅前の喫茶店で雪子(呼び捨て)と話しています。
GM:駅前の喫茶店、「ロクサーヌ」。そこそこの人気店である。
神納雪子:白いふわふわの髪に、赤い目、赤いノンスリーブのシャツを着た少女だ。
城定栞奈:「ふうん、まあまあの味ね。」 紅茶の入ったカップを置く。
神納雪子:「………うん」手袋越しにカップを触っている。
神納雪子:さっきからあまり飲んでいない。心なしか、元気がない様子だ。
城定栞奈:「……はあ、まったく。あたしがせっかく会いにきてやったてのに上の空じゃない。」
城定栞奈:「いいわ。相談にのってあげる。」
神納雪子:「あ……!ご、ごめんね……!栞奈ちゃんと会えたのは嬉しいよ……!」
神納雪子:「……話、きいて、くれる……?」
城定栞奈:「今日は気分がいいわ。それにね、そういう時は誰かに悩みを吐き出してみるべきなのよ。」
神納雪子:「………うん」
神納雪子:「ありがとね」はにかんだ笑みを浮かべて。
神納雪子:「………あのね」
城定栞奈:紅茶のカップを口元に運びながら話を聞く構え。
神納雪子:「支部で……仲良くしてた、チルドレンの子がね」
神納雪子:「いなくなっちゃって」
城定栞奈:「ああ、それで寂しくなったってこと?話ならあたしが聞いてあげるけど。」
神納雪子:「……その。いなくなっちゃった、っていうか……」
神納雪子:「どこに……いるかはわかってるんだ………」
神納雪子:「あのね……すごく危険なジャームが見つかったんだって」
城定栞奈:ピク、と眉間にしわを寄せる。
神納雪子:「それ、見つけたのが……その子なの」
城定栞奈:「……」 紅茶を飲む。
城定栞奈:「……続けて。」
神納雪子:「……うん」
神納雪子:「でも……そこにいた人を逃がすために……あの子、そのジャームがいる街に残っちゃって」
神納雪子:「えっと……なんだか、広範囲に被害を出すジャーム……らしくって……」
神納雪子:「もちろん、支部長は助けるって言ってるんだけど……」
城定栞奈:「……」
神納雪子:「まず、その前に封鎖とか、調査とか……しなきゃいけなくって……」
城定栞奈:黙って考え込みながら雪子の話を聞いていたが、
神納雪子:「………すごく……気が気じゃなくって……」
城定栞奈:「ねえ雪子。」
神納雪子:「………なあに?栞奈ちゃん」
城定栞奈:「その支部長ってこの地区の担当かしら。」
城定栞奈:「つまり、会いに行こうと思えばすぐに会えるかってこと。」
神納雪子:「そう……だよ。あのね」声を少し小さくして
神納雪子:「第一図書館の……地下にあるの」
城定栞奈:「いいわ。案内しなさい。」
神納雪子:「え」
神納雪子:「……それって」
城定栞奈:「ジャームがいるんでしょ?なら、」
城定栞奈:「……なら、あたしがブッ殺す。あたしはジャームを殺す女だから。」
神納雪子:「………栞奈ちゃん……」
城定栞奈:「なによ、その顔。」
神納雪子:「……ううん。…ありがとう」あまり上手ではないけれど、笑う。
神納雪子:「案内、するね」
城定栞奈:「あたしにこういう話を持ち掛けてきたってことは、最初からそういうつもりだったんで……」
城定栞奈:「……まあいいわ、あたしは雪子の話を聞いて自主的にそのジャームを殺しに行く。」
城定栞奈:「そういうことにしておきましょう。その方が都合がいいわ。」
神納雪子:「うん。うん」
神納雪子:「今、封鎖や情報の色々で、イリーガルの手を借りたいって聞いたから……」
神納雪子:「……だからね、きっと支部長も頼りにしてくれるよ」
神納雪子:さっきよりも、声が明るい。
城定栞奈:「手を貸す、か。いい解釈ね。UGNにアゴで使われるのは癪だもの。」
城定栞奈:「ギブアンドテイクの方がシンプルで助かるわ。」
城定栞奈:紅茶をぐい、と飲み干し、席を立つ。
城定栞奈:「……まあ、あたしはジャームを殺す女だからジャームを殺すけど、」
城定栞奈:「終わったらまた雪子と話しに戻ってくるのも悪くないわね。」
神納雪子:一口だけ紅茶を飲んで、こちらも席を立つ。
城定栞奈:「次は雪子の友達も呼ぶってのはどうかしら。」
神納雪子:「うん……!」
神納雪子:「栞奈ちゃんがいてくれるならきっと……大丈夫!」
神納雪子:「だから、今度は3人で来よう、ね!」
城定栞奈:「はいはい。じゃあ決まりね。」
城定栞奈:そう返事しながら喫茶店を後にする
神納雪子:とてとてとそれについていく。
城定栞奈:「……」 雪子の後ろを歩きながら(先に店を出たけど道は知らないので後ろについた)、
城定栞奈:「まったく、ジャームってのはいつもイライラさせてくれるわね。」
城定栞奈:雪子に聞こえない程度の声でぶつぶつと呟く。
城定栞奈:「あたしが定期的に殺さないと、きっとその内ジャームで足の踏み場もなくなるわ。」
城定栞奈:「殺されるべきやつらはきっちり殺さなきゃ。」
城定栞奈:そう、自分に言い聞かせるように。

GM:ロイスの取得のみ可能!
城定栞奈:-友人/神納雪子/尽力:○/心配/ロイス
城定栞奈:出来る限りのことはやってみるわ。あくまでジャームを殺すのがメインだけどね。
城定栞奈:という気持ちです
GM:ありがとう!
GM:では、オープニング終了!

ミドル1:集合

GM:合流パートです。
GM:まずは世怜ちゃんから。登場をお願いします。
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (40 → 46)

GM:君は虹咲支部長からの連絡を受けて。今、ここに立っている。
貴崎世怜:胸の奥の”つながり”は、彼がどこにいるのかをぼんやりと教えてくれる。
GM:ここより少し離れた場所。
GM:彼も、君の居場所を感じているだろう。
貴崎世怜:文字通りに呪いをかけた。かけてしまった。
貴崎世怜:「どうしてなんだろうな……」周りに聞くものがいないと、つい独り言が出てしまう。
貴崎世怜:自分だけでなんとかしようとすると、いつも間違ってしまう。
貴崎世怜:風に揺れる白い髪が遠ざかっていく光景が、目に焼き付いて離れない。
貴崎世怜:「……でも、まだ」胸に手を当てる。まだ、繋がっている。彼は生きて、そこに居る。
貴崎世怜:「まだ、なんとかなる」自分に言い聞かせるように、呟く。
貴崎世怜:「なんとか……する」
貴崎世怜:意を決して、エレベーターのボタンを押す
GM:ポーン。電子音。そして、機械音。
GM:しばらくして、扉が開く。
貴崎世怜:「よし」エレベーターに乗り込み、胸に当てた手を握りしめる。伸びた糸を掴むように。

GM:…比良坂さん、ほたるちゃん。登場をどうぞ。
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (38 → 44)
比良坂 亘:比良坂 亘の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (42 → 52)

GM:第一支部:応接間
GM:……君は今、N市UGN第一支部の応接間にいる。
GM:イリーガル等、外部協力者を迎え入れるスペースでもある。
GM:君の他にその場にいるのは、支部長の虹咲奏。そしてUGNチルドレンの佐倉井ほたるだ。
佐倉井ほたる:現代日本では左程見かけない和装の少女が、机の横に佇んでキミを見ている。
虹咲奏:ただ、静かにきみを観察している。
比良坂 亘:「…さて、改めて自己紹介をしようか。比良坂亘だよ。よろしくね、可愛らしいお嬢さん。」
比良坂 亘:血の通わない、無機質な手を差し出す
佐倉井ほたる:ぺこりと返礼をして。「こちらこそ。当支部に派遣されております、UGN”しゃるらっはろーと”。佐倉井ほたるです」こちらも手を。
比良坂 亘:軽く、手を握る
比良坂 亘:(…へぇ)
佐倉井ほたる:手のひらは、表面は冷めているのにひどく熱いものが流れているような。そんな感触がする。
比良坂 亘:人肌の温かさの奥に感じる、無機質な”何か”
比良坂 亘:(この子も何か訳アリ…かな)
佐倉井ほたる:こちらも軽く握り返して。その奥にある”複数”のなにかに目を細める。
虹咲奏:「……比良坂。改めての確認だが。君はオーヴァード、ということで良いのだな」
虹咲奏:その目は、まるで君の感情を見ているかのような…いや、実際に”見ている”。それがわかる。
比良坂 亘:「…そうだね、オーヴァードだよ。」何か、嫌な感じだ。
虹咲奏:…それに気づいたかのように。視線が手前で止まる。
比良坂 亘:「どこにも属さない、ただのしがない旅人…とでも思ってくれればいい。」
佐倉井ほたる:「旅人さんですか。すなふきん、みたいな?」
比良坂 亘:「すなふきん…?」汚れを落とす道具だろうか
虹咲奏:「すまない。君を疑っている、とかではない。ただ君にとっても我々にとっても良い選択に進むために、」
虹咲奏:「私は人の心を視る。気を悪くしたのならば、謝ろう」
比良坂 亘:「ああ、その点は気にしないでもらえると助かるな。こちらも奇妙なものを見せてしまったかもしれないからね」
佐倉井ほたる:「あ、えっと。話の腰を折ってしまいすみません…」小さくなる。
虹咲奏:「ふ。そう気にするな、佐倉井」ぽん、と肩を叩いて
佐倉井ほたる:「うう」少し恥ずかしい。
虹咲奏:「…私には感情以外はわからないさ。そして、無所属の君を縛るつもりも、その権利もない。だが」
虹咲奏:「……もし、君がこの事態に対して何か思うところがあるのであれば」
虹咲奏:「力を、貸してはくれないだろうか」
比良坂 亘:「…件の人物、御綿笹霧と君たちは面識がある、という事でいいんだよね」少し思案するように、口を開く
GM:…君は”オカリナ”の情報に付随して、御綿笹霧という名も知った。どのような関係にある者なのかも。
佐倉井ほたる:「…そうですね。わたしは一度、業務を共にしたことがあります」
比良坂 亘:「君たちから見た彼は、こういった事態を引き起こす人物なのかな?」
虹咲奏:「私は、情報を知っているに過ぎない」
虹咲奏:「そして、この件を引き起こしたのは”オカリナ”で間違いない」
虹咲奏:「……発生自体に御綿笹霧が関わっているかどうかは、不明だ」
佐倉井ほたる:「……」わずかに息を吐いて。
佐倉井ほたる:「妹さんのためになら、多くの事を行ってきたかたです。…わたしは、発生かどうかはともかく、”オカリナ”の元に彼がいてもおかしくないと思います」
比良坂 亘:「…へぇ…少し、考える時間を貰っていいかな」
虹咲奏:…頷く。猶予はないとしても。
虹咲奏:現段階の戦力で踏み入るのはあまりに無謀だ。
佐倉井ほたる:「…非常に大きな危険が見込まれます。貴方がどちらを選ぶにせよ、よく考えられることは必要かと」
比良坂 亘:「ありがとう。…じゃあ、失礼して」二人の反応を確認して、携えていた本を開く
比良坂 亘:何も書かれていない、白いページに目を落としながら思考する
比良坂 亘:自分でも何故かは分からないが、こうすると考えがよくまとまるような気がするからだ
比良坂 亘:(ただ妹を救うために、文字通り全てを捧げてきた男)
比良坂 亘:(そこにあるのは純粋な使命感か、あるいは強い愛情か、それとも…)
比良坂 亘:(…なんにせよ、歪だね。他者の為に、自らの生を投げ出すなんて…いや、他者の為に動くことこそが”自分のため”になっているのかな)
比良坂 亘:(ふふ…一度、話をしてみたいな)
比良坂 亘:(何か、参考になるかもしれない)
比良坂 亘:(それに)
比良坂 亘:(あの街で…せめて一日ぐらいは過ごしてみたいしね)
比良坂 亘:(…よし。じゃあ協力しようかな。)
比良坂 亘:(全ては、より良き”生”の為に)
比良坂 亘:パタン、と本の閉じる音がする
比良坂 亘:「…貴重な時間をもらって、悪いね。」
虹咲奏:「いいや」
比良坂 亘:「協力するよ。君たちに。」
虹咲奏:「……そうか。感謝する」
虹咲奏:「よろしく頼む、比良坂」
佐倉井ほたる:「…」よろしいのですか、という問いは胸に仕舞う。「ありがとうございます、比良坂さん」
比良坂 亘:「よろしく、虹咲さん、佐倉井さん。」少し笑みを浮かべながら
虹咲奏:…こちらも笑みを浮かべる。
佐倉井ほたる:「よろしくお願いいたしますね」ちょっとだけ困惑や躊躇いが入った微笑み。
貴崎世怜:コンコン、とノックの音
虹咲奏:「……どうぞ、入ってくれ」
貴崎世怜:「……あ、失礼します」頭を下げながら入ってくる。
虹咲奏:「………貴崎」
虹咲奏:気遣わしげな声。
佐倉井ほたる:「世怜さん…」様子をじっと見つめる。
貴崎世怜:「えっと、"オカリナ"の件で間違いないっすよね」
虹咲奏:「…そうだ」
比良坂 亘:「この女性も、協力者かい?」
佐倉井ほたる:「…その候補、というところですね。まだ」できれば、此方に来るよりはと思っていたのだけれど。
虹咲奏:「何度か協力して戦ったこともあるイリーガルだ。御綿笹霧を探していた、と聞いている。」
貴崎世怜:「あ、その。……どうも」比良坂さんに
比良坂 亘:「…初めまして、お嬢さん。比良坂亘だよ。」少女の複雑そうな顔を横目に、手を差し出す
貴崎世怜:「あ、えっ、貴崎世怜って言います」握手に応じる。
比良坂 亘:(……!へぇ…この子もか)
比良坂 亘:奥底にこびりついた、禍々しい、何かを感じる
貴崎世怜:「と、とにかく。その……協力するつもりで、ここに来ました」
虹咲奏:「……いいのか。貴崎」
貴崎世怜:「……はい」恐れと不安の奥に、幽かだが確かな意志が見える。
虹咲奏:……その意志を見て取る。
虹咲奏:「わかった。ならば、私からは何も言うまい」
佐倉井ほたる:「…………」
佐倉井ほたる:じ、と。世怜さんを見つめる。
貴崎世怜:ごまかすようにへらりと笑ってみせる。
佐倉井ほたる:「…聞きたいことや、言いたいことも沢山ありますが」
佐倉井ほたる:「…。虹咲支部長も御認めになられましたし。その顔に免じて後にします」むすっとした顔で横を向く。
城定栞奈:では、
城定栞奈:城定栞奈の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (44 → 54)
城定栞奈:げっ、また10
城定栞奈:では、そこでドアの外から声が聞こえてくる。
城定栞奈:「案内ご苦労様、雪子。ドアはあたしが開けるわ。」
神納雪子:「あ、うん………」
城定栞奈:そしてドアが開け放たれる。
城定栞奈:「城定栞奈よ。栞奈でいいわ。ここがこの街の支部ね。」
城定栞奈:勝気そうに笑う少女が入り口に立っている。
虹咲奏:「……ようこそ。支部長の虹咲奏だ」
佐倉井ほたる:ぺこりと一礼。
神納雪子:「支部長。……神納です。協力…してくれる、イリーガル……の、子……です」
神納雪子:少女の後ろでぼそぼそとつぶやいている。
虹咲奏:「ありがとう、神納。お前はバックアップに回ってくれ」
神納雪子:「あ……えと、はい……」
比良坂 亘:「初めまして、比良坂亘だよ。」手を差し出す
貴崎世怜:どうも、と会釈をする
城定栞奈:「ご丁寧にどうも。」 比良坂さんに手を振りつつ、
城定栞奈:「話は雪子から聞いたわ。ジャームがいるんでしょ?」 差し出されたその手を取る。
虹咲奏:「燈戸のことは任せておけ」
神納雪子:「……」ためらいがちに、ぺこりと一礼して。
神納雪子:「じゃ、じゃあ栞奈ちゃん。また、あとでね」
神納雪子:そう言って、小走りで立ち去っていく。
城定栞奈:「はいはい、期待しないで待ってなさい。」
城定栞奈:「……話を戻すわ。」
城定栞奈:「ジャームがいるならあたしが殺す。あたしたち、協力できるわよね?」
佐倉井ほたる:…これはまた。随分と強烈--いやそうでもないが、今回に限っては…。と城定さんを見つつ思う。
虹咲奏:「城定、か」栞奈さんを視る。
城定栞奈:「……何よ。どこかで会ってたかしら?」
虹咲奏:「……いいや。今回の任務は大きな危険が予想されるが」
虹咲奏:「恐ろしくは、ないな?」
城定栞奈:「な、何よ。脅してるの?」
城定栞奈:支部長の物言いに対し、少し引く。
城定栞奈:同時に、握手していた比良坂さんからも反射的に手を離す
比良坂 亘:(…随分、極端な考え方をする子だ。頑な…とはまた違う感じだね。これは。)手を引いた少女を少し目で追う
虹咲奏:「…S級災害指定のジャーム相手だ。そして」
虹咲奏:「傍に護衛がいることが予測される」
城定栞奈:「そう、じゃあジャームが2匹ってわけね。」
虹咲奏:「……その護衛は、彼女らの関係者だ」ほたるちゃんと世怜ちゃんを示して。
城定栞奈:「そのくらいじゃビビらな……」
城定栞奈:「はぁっ!?」
貴崎世怜:「……それに、ジャームってわけじゃないんすよ。その……護衛の人は」
佐倉井ほたる:「支部長…」確かに言っておくべきことではあるでしょうけれど、という目で。
城定栞奈:「は!?ちょ、ちょっと待ちなさいよ。」
虹咲奏:「……協力、できると言ったな」
虹咲奏:「君が、構わないのであれば。人手は一人でも多い方がいい」
城定栞奈:「待ちなさいったら!」
虹咲奏:「………」
佐倉井ほたる:「…一気に言い過ぎでは?考える時間だって必要だと思いますよ」城定さんに同意するように。
比良坂 亘:(愉快な子だな、という顔で城定さんを眺める)
城定栞奈:「あなた!」 世怜を指さす
城定栞奈:「……あなたがその、ジャームと一緒にいるやつの関係者なのよね。」
貴崎世怜:「えっ、あ、はい」自分を指さす
貴崎世怜:「そうっすけど」
城定栞奈:「話の流れ的に、そっちの子よりも深い関係なんでしょ。」 ほたるちゃんを示しながら
佐倉井ほたる:そのとおりです、と軽く頷く。
貴崎世怜:「……そう、っすけど」ほたるちゃんと栞奈ちゃんを交互に見つつ
城定栞奈:「……」
城定栞奈:世怜さんをじっと見ている。
城定栞奈:少し怒っているように見える。
城定栞奈:「……そう。」
貴崎世怜:なんかちっちゃい子に怒られている……とちょっとビビっている。
城定栞奈:「……確認するわ。支部長さん。」
虹咲奏:「ああ」
城定栞奈:「ジャームの護衛ってのがジャームじゃないってこの女は言ったけど、」
貴崎世怜:「この女……」
城定栞奈:「……それは本当?それとも、」
城定栞奈:「こいつの、単なる願望ってことはないわよね?」
城定栞奈:世怜を示す。
比良坂 亘:(あの子…まるで、”そうであってほしい”と願っているみたいだ。)
虹咲奏:「情報によれば、当該オーヴァード、”シロフォン”…御綿笹霧は直近の目撃事例で」
虹咲奏:「リザレクトを使用している。その段階での侵蝕率もジャームのものではなかった」
城定栞奈:「……そう、ならいいわ。」
城定栞奈:「ジャームじゃないなら、別にいい。あたしはジャームを殺すだけよ。」
虹咲奏:「……そうだな。我々の目的は”オカリナ”…御綿細雪の討伐だ」
虹咲奏:「ならば、問題はないだろう」
城定栞奈:「ごめんなさいね、取り乱しちゃって。」 世怜さんに手をフリフリして謝り、ソファに腰かける。
城定栞奈:先程までの不機嫌そうな様子は消えている。
貴崎世怜:「お、いや、大丈夫っすよ」栞奈ちゃんに返す
比良坂 亘:(自分の正しさを信じている、と言えば聞こえはいいかもしれないけどね。)
城定栞奈:「……御綿、ね。」 支部長の言ったジャームの名前には少し反応するものの、
城定栞奈:それ以上は今は追及しない。苗字が同じということはおそらく、護衛とジャームはそういう関係なのだろう。
佐倉井ほたる:「………」ここで言うべきか、悩む。
佐倉井ほたる:戦力を優先するなら。言わずにこの流れのままがよい。…だけど、もしものとき…。
佐倉井ほたる:「…ジャームでないなら、問題ないとのことですが」城定さんだけでなく、その場にいる3人に。
佐倉井ほたる:「もしも…。ジャームでない、御綿笹霧さんを。殺害しなければならなくなった場合も、今回はありえます」
城定栞奈:「……」 床を見つめている。
佐倉井ほたる:「その場合でも、作戦行動を継続できますか?」
貴崎世怜:「……それは」
城定栞奈:「それは……」 言い淀んでいる。
虹咲奏:「佐倉井」穏やかな声。
佐倉井ほたる:「…無論、そうならないように最善の努力を尽くすつもりでは…」
佐倉井ほたる:「はい、支部長」
佐倉井ほたる:あまりに趣味の悪い想定を話している自覚はある。
虹咲奏:「『その場合』を今は想定すべきではない。勿論、当然の疑問ではある」
虹咲奏:「…だが、『殺害しなければならない』という状況を避けるのも、我々の仕事ではないかな」
佐倉井ほたる:「…その通りですね」溜息。「申し訳ありません、動揺して言うべきでないことを言いました」
佐倉井ほたる:「…失礼をいたしました。謝罪をさせて頂きます」ぺこりと支部長と、3人に頭を深く下げる。
比良坂 亘:「…私は、何かを殺すのにはあまり気が乗らないな。死んだらそこまで。その先は無いからね。誰かの生を奪うのは…何と言うか、つまらない。」
比良坂 亘:頭を下げた彼女を見て、口を開く
比良坂 亘:「ただ」
比良坂 亘:「私の目的…その障害になるのなら、その限りでは無い。」
比良坂 亘:「…まあ、”殺さないようにする”というのには、賛成かな。」
佐倉井ほたる:「…ありがとうございます、比良坂さん」ふっと苦笑して。
城定栞奈:「……」 比良坂さんのその言葉を聞きながら、世怜さんの顔をチラっと見ている。
貴崎世怜:帽子を深くかぶり、何か考えているような顔をしている。
比良坂 亘:(虹咲さんを除いた中だと、佐倉井さんが一番理性的だ。他の二人は…折り合いがついていない。そんな感じがする)
城定栞奈:「……」 世怜さんの表情を確認して、
城定栞奈:「……あたしの考えはさっき言った通りよ。あたしはジャームをブッ殺す。」
城定栞奈:「あたしはジャームを殺す女だから。」
城定栞奈:「ジャームじゃないなら……殺したくないわね。」
比良坂 亘:(…自己肯定の上に精神性を成り立たせている少女)城定さんを見据える
比良坂 亘:(そして)貴崎さんに視線を移す
城定栞奈:「ほら、あなたも何か言いなさいよ。」 世怜さんに
城定栞奈:「あなたの関係者の話なんでしょ。」
城定栞奈:「だいたい関係者ってどういう関係なのよ。」
貴崎世怜:「……そうっすね。殺すなんて、いやだし」
貴崎世怜:「……まあ、いろいろあるんすよ」
貴崎世怜:どこか、上の空のような様子で返す。
城定栞奈:「いろいろじゃ分からないっての……まあ、いいわ。はっきりしたわね。ブッ殺すのは今のところはジャームだけ。」
比良坂 亘:(彼女の事は…まだよく分からないな。御綿笹霧に対して個人的に思う所でもあるのか…)
比良坂 亘:(そうだね…一度、話してみたいな。)
貴崎世怜:(もしも、御綿さんを殺すしかなくなったなら)
貴崎世怜:(……だとしても、もうあの人を独りになんか、しない)
虹咲奏:皆を見回して、それぞれにひとつの整理がついたのを見て取る。
虹咲奏:「…では、各自、物資を調達の上で集合。当該地区へと出発する」
虹咲奏:「目標は明快だ。故に、今することも明快だ」
虹咲奏:「……目標ジャームの討伐が第一。それができずとも、何が必要か、その糸口は見えるだろう」
虹咲奏:「出発は30分後。以上だ」

GM:ロイスの取得・調達が可能です。
城定栞奈:大槌を調達します!ICの79ページ!
城定栞奈:6dx10+4>=14
DoubleCross : (6R10+4[10]>=14) → 10[2,4,5,6,6,10]+7[7]+4 → 21 → 成功

佐倉井ほたる:他の皆にとったり虹咲支部長に取ると足りなくなるから保留!購入はボデマかな。
城定栞奈:やったー!装備します。これで攻撃力が17アップ!
佐倉井ほたる:能力訓練社会起動し、一体化して判定。
佐倉井ほたる:5dx+3=>12
DoubleCross : (5R10+3[10]>=12) → 7[1,3,6,7,7]+3 → 10 → 失敗

佐倉井ほたる:うーむむ。財産全つっぱは怖いな…。失敗で以上。
貴崎世怜:ロイスは一旦保留で!ぼでま購入に移ります
貴崎世怜:1dx+2=>12
DoubleCross : (1R10+2[10]>=12) → 3[3]+2 → 5 → 失敗

貴崎世怜:しょっぱいぜ
貴崎世怜:以上!
比良坂 亘:私もロイスは保留!ブルーゲイルを狙います!
GM:あ、比良坂さんはシナリオロイスの”オカリナ”の分は空けておいてくださいね!
GM:取得タイミングはお任せ!
城定栞奈:ロイスなあ。どうしようかな。
比良坂 亘:《砂の加護》使います
比良坂 亘:比良坂 亘の侵蝕率を0増加 (52 → 52)
比良坂 亘:比良坂 亘の侵蝕率を3増加 (52 → 55)
比良坂 亘:5dx+5
DoubleCross : (5R10+5[10]) → 9[5,6,8,8,9]+5 → 14

比良坂 亘:駄目!
比良坂 亘:シナリオロイス了解です!
城定栞奈:うーん、世怜さんとは話したけど感情がまだハッキリしてないので、皆さんに習ってまだ取っておこう。
貴崎世怜:交流を深めてね……していこうね……
佐倉井ほたる:ですねい
比良坂 亘:深めたい…

ミドル2:会敵

GM:───
御綿笹霧:……感じる。『近づいて来る』のを。感じてしまう。
御綿笹霧:結局、その呪いを祓うことはしなかった。
"オカリナ":「……どうか、した?笹霧……」
御綿笹霧:「大丈夫」
御綿笹霧:「すぐ戻るよ」
御綿笹霧:……ああ、何故、来てしまったのだろう。
御綿笹霧:そう、思いながら。青年は近づいて来る繋がりに向けて、歩き出した。

GM:全員登場です。
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (44 → 45)
比良坂 亘:比良坂 亘の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (55 → 65)
城定栞奈:城定栞奈の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (54 → 64)
城定栞奈:……?
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (46 → 55)
貴崎世怜:タカイ
城定栞奈:3回連続で……10……?
GM:みんな…高くない…?
佐倉井ほたる:み、みんな

GM:支部員の運転するライトバンに乗って、君たちは封鎖された街へと向かっている。
GM:…間も無く、目的地に到着するだろう。
虹咲奏:助手席に座り、硬い表情で先を見据えている。
佐倉井ほたる:ぽすりと後部座席に収まっている。
城定栞奈:「……」 窓際に肘をつき、窓の外を見ている。
貴崎世怜:落ち着きなく胸のあたりに手をやっては、窓の向こうを見る。
比良坂 亘:「初めて乗ったけど、車での移動と言うのも悪くないね」窓の外を流れる風景を見ながら
佐倉井ほたる:「そうなのですか?車は普及した移動手段みたいですけど。田舎の方にいらっしゃったのでしょうか」
比良坂 亘:「田舎の方…そうだね、田舎の…辺鄙なところだよ。私が生まれたのは」
佐倉井ほたる:「へええ…どんなところか、伺ってもよろしいでしょうか?」
比良坂 亘:「…おや、嬉しいな。じゃあ私も、次は佐倉井さんの故郷でも目指そうかな。」
佐倉井ほたる:「あはは…あそこは今でも入れますでしょうか…封鎖されてる気がするなあ」苦笑しつつ。
比良坂 亘:(…濁している。触れてはいけない話題だっただろうか。)
城定栞奈:「あなた、ワケありっぽい話題に触れられた割には明るいわね……ええっと、ほたるだっけ。」
佐倉井ほたる:「あ、いえ。そう大したものでもないのです…、はい、佐倉井のほたるですよ?」
佐倉井ほたる:「単純に、マヨヒガなので。今も入れるかどうか怪しいのですよねえ」
比良坂 亘:「マヨヒガ…?」初めて耳にする言葉だ
城定栞奈:「マヨヒガ……妖怪とかそっちの専門用語だったかしら。」
佐倉井ほたる:「えーっと…、UGNの言葉でいうなら、レネゲイドビーイングが展開する領域ですね。ウチの神様が開く神域だったので」
佐倉井ほたる:「もう、去ってしまわれましたし。今はもう開かれてないのではないかなあ、と」
比良坂 亘:「成程、レネゲイドビーイング…ね。」
城定栞奈:「ふうん、結界みたいなものね。」
佐倉井ほたる:「そうですね、だいたいそういうものかと。まあ、何もないところでしたから、訪れたいと思う事もなかったですねえ」
城定栞奈:「まあ、良かったわ。触れられたくない話題に触れて空気がこれ以上重くなるのは勘弁だもの。」
佐倉井ほたる:「あ、あはは…」その嫌な話題を振ってしまった身が狭い。
貴崎世怜:心ここにあらずという顔をして窓の外を見ている。
比良坂 亘:「はは…これって私のせいかな?」
佐倉井ほたる:「ああいえ、わたしの事情が面白くないせいでしょう」
比良坂 亘:「そんなことはないさ。生きた過程は、どんな理由であれ否定されるべきものではない。」
比良坂 亘:「少なくとも、私はこの場に居る全員の生い立ちに興味があるな」
佐倉井ほたる:「…ありがとうございます、比良坂さん」
城定栞奈:「……」 比良坂さんの言葉を聞いて一瞬言葉に詰まり、
城定栞奈:「結果オーライよね。あたしたち、さっきまで話題すらなかったんだもの。」
城定栞奈:「チームを組んだ以上、それなりに仲良くしときましょ。そういうのって大事よね。」
佐倉井ほたる:「…それもそうですね!ありがとうございます、城定さん」
城定栞奈:「栞奈でいいわ。」
城定栞奈:少し気恥ずかしそうに眼を逸らす
佐倉井ほたる:「はい、栞奈さん。わたしも呼びやすいようにお呼びください」
城定栞奈:「なら、ほたる、ね。それに亘と、」
比良坂 亘:(…貴崎さんは一向に会話に加わろうとしない。喋りたくないのか、喋る余裕がないのか)
比良坂 亘:(…少し探りを入れてみようか)
城定栞奈:世怜の方を向き、
佐倉井ほたる:こころあらずな世怜さんを心配そうに見ている。
比良坂 亘:「貴崎さんは、御綿笹霧とはどういう関係になるのかな。」
貴崎世怜:「へっ」突然話題を振られて驚く
城定栞奈:なんて呼べばよかったかしら?……と聞こうとしたところで比良坂さんに遮られる。
城定栞奈:(はあっ!?ちょっとコイツ、空気読まずにぶっこんだんだけど!?) ほたるにコソコソと耳打ち
佐倉井ほたる:(ま、まあはっきりさせないと退くも行くもままならないでしょうから…)ちょっと目を逸らしつつ応える。
貴崎世怜:「か、関係……。どういう関係……なんすかね」
貴崎世怜:腕を組んで首をかしげる。そういえば、はっきりと言葉にしたことはあっただろうか。
佐倉井ほたる:「世怜さん自身のことでもあるのに…」ぼそっとつい零してしまう。本当にもう…。
城定栞奈:「うわっ、しかも本人はこういう反応なのね。」
城定栞奈:今度は普通に声に出す
貴崎世怜:「んー、と。ちょっと前に事件で関わって、それから何度か会ったりして……うーん」
比良坂 亘:(言い淀み…断定出来ていない。曖昧な表現を使わないことから察するに、かなり深い関係なのかな)
佐倉井ほたる:「こういう方なので…普段は優しさとかそういう風にいいところとして出てくれるんですけど」こっちもつい声に。
貴崎世怜:「この間久々に会えたと思ったら、まあ、その……今こうなってるというか」
佐倉井ほたる:「もうちょっとそこははっきりさせましょうよ」
貴崎世怜:「ほ、ほたるちゃん」
比良坂 亘:(…この子、意外と押しが強いな。)
佐倉井ほたる:「だ、だってそうでしょう…。危険に飛び込んで、相手が望んでなくてもそれでも動くんですから。それははっきりさせなきゃ」
佐倉井ほたる:「自分にも、相手にもつらいことにしかなりませんよ…」あの黄昏のなかで、あのひとにどうして答えを迫ったのか。
貴崎世怜:「う……」返す言葉がない
城定栞奈:「そうね。その笹霧って奴が何を考えてるかはともかくとして、」 肩を大げさにすくめながら、話に入る。
城定栞奈:「あなたにとっての彼の立ち位置くらいははっきりさせといていいんじゃない?」
佐倉井ほたる:どうしてそうしたのか。その自分のこころの動きから、助言らしきものを捻りだす。
佐倉井ほたる:「…まあ、そうはいっても。ハイ決めたって、すぐ出せるなら苦労はしませんから」
貴崎世怜:「……」周りの顔を見回す。「こ……、いや」
貴崎世怜:「……大事なひと……っすか、ね……」
佐倉井ほたる:「ゆっくりでもいいから、キッチリ考えてみた方がいいと思いますよ…」と、そこで答えを聞いて。
佐倉井ほたる:「……。………」ど、どうしようかなあこれ…と頭を抱える。
比良坂 亘:(成程、恋愛感情というものか。複雑だねぇ人間の心は)
城定栞奈:「ふふっ。」 その様子をみて意地悪そうに笑う。
城定栞奈:「オーケイ。いい男なのね、そいつ。」
貴崎世怜:「……わるい人っすよ、結構」
貴崎世怜:「でも」
貴崎世怜:「……独りにしたくない、というか」
貴崎世怜:大きく息を吸って、吐く。
貴崎世怜:「掴んだ手は離さないって、決めたから」
貴崎世怜:「あの人が振りほどこうとしたって、放すもんかって」
貴崎世怜:「……なんか恥ずかしいっすね」頬を指でかく
佐倉井ほたる:はぁ、と息を吐いて。「…結局。世怜さんは御綿さんのことが好きだ、ってことはわかりました」困った笑い。
比良坂 亘:「…それが”殺したくない”理由なんだね。ありがとう。」
比良坂 亘:(問題は、万が一が起きた時に彼女がどう動くのか…だね。)
城定栞奈:「いいスピーチだったわ。」
城定栞奈:「根暗女かと思ってたけど、中々やるじゃない。」
貴崎世怜:「ね、根暗」
城定栞奈:「あら?呪われ女のほうが良かった?」
貴崎世怜:「もっと酷くなった」
佐倉井ほたる:「じゃあ、そんな汚名は返上しちゃえるように頑張りましょうか」くすくす笑いながら。
GM:……ライトバンが減速し、停止する。
虹咲奏:「……到着だ。行くぞ」
虹咲奏:運転手に二、三声をかけて車を降りる。
佐倉井ほたる:「はい、虹咲支部長」
比良坂 亘:(…あのスーツの女性は、まだ生きているだろうか)
GM:君たちの目の前に、沈黙に支配された街があった。「KEEP OUT」の表示と共に。

GM:……君たちは、静かな街を歩いている。
城定栞奈:「……随分とイライラさせてくれる光景ね。」 眉間にしわを寄せながら、誰に話しかけるでもなく呟く。
虹咲奏:先導して歩いている。
虹咲奏:《猟犬の鼻》で手がかりを探っている。
虹咲奏:「……住宅の中に、血の臭いが見える」
佐倉井ほたる:最後尾で周囲を警戒しつつ。もし攻撃があれば全員をカバーできる立ち位置を保つ。
比良坂 亘:「特段、風景に変わりはないね。」
佐倉井ほたる:「!…人間、音に多くを頼っているものですから。確認をしますか?」確認するなら動く準備はしてある。
GM:そんな中。
GM:貴崎世怜には感じられる。
貴崎世怜:胸に当てた手をぐっと握る。
GM:呪いをかけた相手が、近づいて来るのを。
貴崎世怜:「……来る?」
虹咲奏:「何……、…!」遠くに、小さな影を認める。
貴崎世怜:近づいてくる方向を見る。
佐倉井ほたる:その言葉に反応し、影へ身構える。
比良坂 亘:少し遅れて、全員の目線の先を見やる
城定栞奈:「は?ちょっと、あなた本当に呪われてるとか言うんじゃないわよね?」
御綿笹霧:少しずつ、明らかになる影は長い、白い髪を揺らし。
御綿笹霧:その、トレードマークとも言える白い杖を片手に。
御綿笹霧:静かに、君たちに近づいて来る。
御綿笹霧:「───やあ。UGNの人たちかな」
御綿笹霧:穏やかな笑顔で、言う。
城定栞奈:「……ほら、応えてやりなさいよ。呪われ女。」
城定栞奈:世怜さんの背中を手に持った木製バットで小突く。
貴崎世怜:「……」小突かれて前に出る。
虹咲奏:すぐに攻撃を自分に誘導できるよう構える。
貴崎世怜:「……御綿さん」
御綿笹霧:世怜を見る、その目は優しい。
比良坂 亘:(あれが御綿笹霧か…穏やかそうな人柄ではあるが…)
御綿笹霧:「…来てはいけない、と言ったのに」
御綿笹霧:「お前も懲りないね。どれだけ私が酷い男かは、よく教えてやったろうに」
御綿笹霧:そう言いながらも、その声色には僅かに諦めも混じっている。
貴崎世怜:「……だって、そんなの」
貴崎世怜:「そんなの、放っておける訳ないよ」
城定栞奈:「……」 世怜さんの言葉に対して、御綿笹霧がどう反応するかじっと見つめている。
比良坂 亘:(少し声音が違う。彼女はこちらが”素”かな‥?)
御綿笹霧:寂しそうに、笑っている。
貴崎世怜:一緒に帰ろうの一言が出てこない。この人がどんな思いで妹さんの元にいるのかを考えるだけで、胸が張り裂けそうになる。
城定栞奈:それを見て、
城定栞奈:「……だ、そうよ?どうする?大人しくこの呪われ女と一緒に帰る?」
御綿笹霧:「───まさか」
御綿笹霧:杖を、構える。
御綿笹霧:「君たちを通すわけにはいかない」
城定栞奈:「ちっ。そうなるのね。いいわ。」 木製のバットを握る力を強める。
比良坂 亘:「ああ、私も一つ聞きたいな…一人だけ、この街に人間が残っていたはずだ。」
比良坂 亘:「スーツ姿の、女性。見覚えは無いかい?あったら…今どうしているのか、教えて欲しいな。」
御綿笹霧:「…申し訳ないけれど、見覚えはないな。……街一つ、全て見て回れるわけじゃない」
比良坂 亘:「そう…出来れば、形だけでもお礼は言っておきたかったのだけれど。残念だ。」
虹咲奏:「……御綿笹霧。お前の目的はあくまで御綿細雪の護衛にあると……いうことか?」
御綿笹霧:「そうだよ。理解が早くて助かるな……虹咲支部長」
城定栞奈:「……」 地面に視線を落とし、
城定栞奈:「ジャームの、護衛。」
城定栞奈:支部長の言った内容を反芻する。表情は見えない。
城定栞奈:「……」 右手の木製バットを更に強く握る。
比良坂 亘:「…まあ君を退ければ、ゆっくり人探しが出来るという事だよね。」手に持っていた本が灰に還り、身体へと戻っていく
佐倉井ほたる:「…できるなら」刃を袂から抜き放ち。「…もっと、穏やかに再会としたかったですね」構える。
貴崎世怜:帽子を深く被る。
貴崎世怜:「こうするしか、なかったのかな」泣きそうな顔で、へらりと笑う。影が泡立つように蠢く。
虹咲奏:「…なるほど、こちらの事情も把握している、か」
虹咲奏:「攻撃は私が受ける。お前たちは相手への攻撃に集中を───」
虹咲奏:「……?」
GM:……君たちは、気づく。
GM:静かな……無形の波が、押し寄せて来る。
GM:高濃度のレネゲイドで作られた、波が。
GM:Eロイス:衝動侵蝕。
GM:衝動判定の難易度は9、衝動は自傷です。
GM:あ、対象はPC全員ですね。
城定栞奈:「……っ!」
佐倉井ほたる:「これは…!」受けきれるか。じゃり、と幾重にも連なる刃が伸び出すが。
城定栞奈:「この……感じは。この臭いは!くそっ!」
佐倉井ほたる:ひええ…。思い出の一品と一体化して判定します。
貴崎世怜:息を呑む。
御綿笹霧:目を細めて。空を見る。
比良坂 亘:「…へぇ」
城定栞奈:3dx10+1>=9
DoubleCross : (3R10+1[10]>=9) → 8[3,6,8]+1 → 9 → 成功

比良坂 亘:4dx+4
DoubleCross : (4R10+4[10]) → 7[5,6,6,7]+4 → 11

城定栞奈:城定栞奈の侵蝕率を2d10(→ 12)増加 (64 → 76)
比良坂 亘:65+2d10
DoubleCross : (65+2D10) → 65+14[6,8] → 79

貴崎世怜:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[2,4,4,7,10]+3[3]+1 → 14

佐倉井ほたる:4dx+4=>9
DoubleCross : (4R10+4[10]>=9) → 10[6,6,10,10]+10[8,10]+2[2]+4 → 26 → 成功

GM:意志力が高すぎる
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を2d10(→ 10)増加 (55 → 65)
比良坂 亘:比良坂 亘の侵蝕率を14増加 (65 → 79)
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を2d10(→ 19)増加 (45 → 64)
佐倉井ほたる:うげぇ…19上がった…!
GM:では、君たちは衝動の波に抗うことができるが…
GM:……感じられるだろう。今のが、”オカリナ”の発したもの。攻撃であると。
佐倉井ほたる:顔を顰める。
御綿笹霧:「……まったく。手のかかる妹だよ」
貴崎世怜:「……これが」
御綿笹霧:「君たちを、殺しはしない。できれば早く逃げてほしいけどね」
城定栞奈:「ジャーム……!」
御綿笹霧:「……でなければ」
御綿笹霧:「君たちも、死ぬ。細雪の歌に殺される」
佐倉井ほたる:衝動--自身への攻撃、自傷衝動。「…さきほどのもので、余計に引けなくなりました」
比良坂 亘:「…”も”?」
御綿笹霧:「それじゃあ。行くよ」
GM:有無を言わさず、踏み込む姿勢をとる……!

GM:ミドル戦闘です。

”オカリナ”

|1km
───
御綿笹霧
|10m
[PC]

GM:エンゲージはこんな感じ。
佐倉井ほたる:一キロ。
城定栞奈:遠い……!
貴崎世怜:縮地があれば……
比良坂 亘:遠い
GM:”オカリナ”はEロイス:傲慢な理想の効果範囲を広げる効果を特殊裁定で使用、
GM:視界外から攻撃してきます。
貴崎世怜:視界外かー
比良坂 亘:ずるいぞ!
GM:但し、攻撃は『シーンの全員』に対して行われます。
佐倉井ほたる:うええ…
比良坂 亘:ず、ずるいぞ!
貴崎世怜:ウワーッ
貴崎世怜:御綿さんも巻き込まれる……
GM:そんなわけで、セットアップ。
"オカリナ":《狂想の旋律》
"オカリナ":ラウンド間、攻撃力を+15し、暴走します。自身にのみ適用。
佐倉井ほたる:セットアップはなし。今後もおそらくない…
貴崎世怜:原初の黄:得意領域でRCダイス+3
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を3増加 (65 → 68)
比良坂 亘:私もありません
城定栞奈:「殴り合いながら楽しくお喋りできる状況じゃなさそうね。残念だけど。」
城定栞奈:コンボ「スペルサプライ」を使用します。
城定栞奈:《女王の降臨》+《活性の霧》、対象自身。
城定栞奈:《女王の降臨》の効果で《熱狂》を使用し、これも対象自身。
城定栞奈:城定栞奈の侵蝕率を10(→ 10)増加 (76 → 86)
城定栞奈:シーン間の攻+21、ラウンド間の攻+18、ラウンド間のドッジダイス-2個。そして暴走。
GM:なお、NPC効果として
GM:虹咲支部長が《ショウタイム》を御綿笹霧に使用。
佐倉井ほたる:キャーッ支部長ーッ
貴崎世怜:支部長かっこいいー!
比良坂 亘:流石!
GM:自身を対象に含まない攻撃のダイスを-5します。
GM:とりあえず、今回は厳密なデータはないのでデコイみたいなものですね。
GM:あと、1攻撃につき1回、1人をカバーリングしてくれます。
貴崎世怜:やさしー(リリムちゃんボイス)
佐倉井ほたる:めちゃくちゃありがたい
比良坂 亘:ありがたい
城定栞奈:たよれる
GM:セットアップは以上!
"オカリナ":オカリナの手番から。
"オカリナ":《サイレンの魔女》+《沈黙の壁》をPCおよび御綿笹霧に使用。
"オカリナ":《沈黙の壁》は音を選択的に聞こえなくさせるエフェクトです。
"オカリナ":フレーバーなので、あんまり影響はないと思ってください。
"オカリナ":では判定。
"オカリナ":11dx+10
DoubleCross : (11R10+10[10]) → 9[1,3,5,5,6,6,7,7,7,9,9]+10 → 19

"オカリナ":…対応せよ!
貴崎世怜:ミドル……まだドッジはできるぞ
貴崎世怜:ドッジ!
比良坂 亘:ドッジ!
貴崎世怜:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 5[1,2,3,5] → 5

貴崎世怜:ダメ!
比良坂 亘:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 10[2,9,10]+6[6]+1 → 17

佐倉井ほたる:スネークブレードと同化してガード。また≪氷盾≫を使用。。
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を2(→ 2)増加 (64 → 66)
比良坂 亘:惜しい!
城定栞奈:暴走しているのでリアクション不可。
御綿笹霧:《リフレックス:ハヌマーン》+《電光石火》で回避。
御綿笹霧:16dx7+1
DoubleCross : (16R10+1[7]) → 10[1,2,2,3,3,3,4,5,6,6,7,7,8,9,10,10]+10[1,1,2,3,3,9]+3[3]+1 → 24

御綿笹霧:うわっ危ない
虹咲奏:カバーリングが必要な方は!
佐倉井ほたる:言ってください~。栞奈ちゃんのほかには!
比良坂 亘:欲しいです…
貴崎世怜:比良坂さんに!
虹咲奏:では栞奈ちゃんを。
城定栞奈:やった!
佐倉井ほたる:ではわたしが比良坂さんに≪崩れずの群れ≫。
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を2(→ 2)増加 (66 → 68)
"オカリナ":ダメージ!
"オカリナ":2d10+42 装甲無視
DoubleCross : (2D10+42) → 13[3,10]+42 → 55

佐倉井ほたる:こ、固定値めちゃくちゃ高いね?!
比良坂 亘:えぐい
貴崎世怜:粉になる
"オカリナ":ELv.+2なので高いぞ
佐倉井ほたる:ガード値合計23なのでダメージ32でそれを倍。
佐倉井ほたる:死ぬ!リザレクト!
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (68 → 74)
貴崎世怜:リザ!
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (68 → 74)
貴崎世怜:貴崎世怜のHPを6に変更 (30 → 6)
"オカリナ":───君たちの耳に…いや、精神に、
"オカリナ":澄んだ歌のような、恐ろしい呪詛のような旋律が響き渡る。
"オカリナ":それは、君たちに先ほどと同様の衝動を喚起させる。
"オカリナ":暴走に至らないまでも……君たちはこう感じる。
"オカリナ":「誰もいないところで、消えてしまいたい」と。
"オカリナ":それは、君たちの中のレネゲイドに、自身を傷つけさせるに十分なものだ。
城定栞奈:「……っ!」
比良坂 亘:(…何だ…身体が粟立つ…!)
城定栞奈:「イヤよ。イヤ!ダメよ!」
城定栞奈:叫ぶが、体は動いていない。
佐倉井ほたる:「北斗星君に誓願し奉る--」七星を踏み抜く動作。邪気祓いの剣が伸び、比良坂さんと自身を守らせる。
佐倉井ほたる:それでも。「--づっ」頭痛がひどい。
虹咲奏:「城定!」虹色の羽が栞奈さんを覆う。
虹咲奏:それは、彼女へ歌が届くのを遮断するが、自身に関しては───何もできない。
城定栞奈:「あたしはジャームを殺す女で、ジャームを殺して、生き……」
貴崎世怜:「っ、は」暗い影が目の前を覆う光景がフラッシュバックする
佐倉井ほたる:拳を握り締める。歯を噛み締める。(--これは、わたしの考えじゃない)そうしても、血が零れ落ちるのが止まらない。
城定栞奈:「……はぁっ、はぁっ……手間かけるわね。支部長さん。」
虹咲奏:「ぎ、い……っ」牙同士が軋る。内部から、針のような痛みが襲って来る。
比良坂 亘:自分を守った少女を見つめる。
比良坂 亘:『…大丈夫だよ。だいじょうぶ』
佐倉井ほたる:ひゅぅ、と荒い呼吸音がその声に応えるように静まっていく。
御綿笹霧:───そして、その男は。
御綿笹霧:杖を天に向け、自らの周りを囲むように振る。
御綿笹霧:……その『声』を遮断する。
御綿笹霧:無論、なんのフィードバックもないわけではない。
GM:御綿笹霧のHPを1d10(→ 1)減少 (0 → -1)
比良坂 亘:「…ありがとう、佐倉井さん。」
佐倉井ほたる:「気にしないで、ください。わたしはわたしのするべきことをしただけですから!」
城定栞奈:「……ホント、イライラさせてくれるジャームね。」 絞り出すように
城定栞奈:「あたしが死ぬ?ありえないわ。あたしはジャームを殺す女よ。」
御綿笹霧:城定さんの言葉に、少し、悲しそうな顔をして。
御綿笹霧:「……もう一度言おう。帰ったほうがいい。…虹咲支部長も、彼女の能力とは相性が悪いだろう」
虹咲奏:「な、ぜ」護る、という言葉に。自分とて思うところがないわけではない。
虹咲奏:「護りたいものが、あると言うならば、こちらが引けない理由もわかるはずだ」
比良坂 亘:(…”何か”の為に、自らの命を顧みない人間が多いね。ここには。)
御綿笹霧:「……」目を細める
御綿笹霧:「あなたとは、また別の機会にゆっくり話をしてみたかったけれどね」
御綿笹霧:「引く気がないと言うなら……仕方ないか」
GM:比良坂さんの手番です。
比良坂 亘:マイナーでコンボ『生体回帰・ハラカラ』を使用。精神判定値+10
比良坂 亘:比良坂 亘の侵蝕率を2増加 (79 → 81)
GM:あ、戦闘終了条件を書いておきます。
GM:御綿笹霧の戦闘不能(ミドル用HPを0にする)か、1ラウンドの経過
GM:そのいずれかでイベントが発生し、戦闘が終了します。
城定栞奈:良かった…1キロマラソンはしなくていいんだね…!
比良坂 亘:ありがたい!
佐倉井ほたる:了解です!
貴崎世怜:了解しました!
GM:そんなわけで続きをどうぞ!
比良坂 亘:《砂の加護》を使用。ダイス+4
比良坂 亘:比良坂 亘の侵蝕率を2増加 (81 → 83)
比良坂 亘:間違った
比良坂 亘:比良坂 亘の侵蝕率を1増加 (83 → 84)
比良坂 亘:コンボ『攻性灰塵・トガムレ』を使用!
GM:come on!
比良坂 亘:9dx8+20
DoubleCross : (9R10+20[8]) → 10[1,2,4,6,6,6,8,9,10]+10[5,5,10]+10[10]+1[1]+20 → 51

GM:takai
GM:あ、一応コンボ使用エフェクトも記載していただけると助かります!
比良坂 亘:ドッジダイスー1です
GM:tsurai
比良坂 亘:《Cウロボロス》《原赤:無機なる四肢》《背教者殺し》です!
GM:Thx!
御綿笹霧:15dx7+13>=51 ええいままよ!
DoubleCross : (15R10+13[7]>=51) → 10[4,4,4,5,5,5,5,6,7,8,8,8,9,9,10]+10[2,4,5,6,6,7,8]+5[2,5]+13 → 38 → 失敗

御綿笹霧:だめ!!
御綿笹霧:命中です。ダメージどうぞ!
御綿笹霧:あ、しかも固定値間違えた
御綿笹霧:《リフレックス:ハヌマーン》+《電光石火》での回避ですね今のは。固定値は-12です。
比良坂 亘:6d10+5
DoubleCross : (6D10+5) → 26[4,1,5,6,9,1]+5 → 31

GM:御綿笹霧のHPを31減少 (-1 → -32)
GM:御綿笹霧のHPを1d10(→ 1)減少 (-32 → -33)
GM:めちゃくちゃギリギリ残ってます。
御綿笹霧:背教者の王でダメージを受けたので…ダイスデバフは…-6…
御綿笹霧:王じゃないや、背教者殺し
御綿笹霧:落ち着こう
GM:演出をどうぞ!
比良坂 亘:はい!
比良坂 亘:自身の起源を、思い浮かべる。死の象徴であり、生きた証でもある、その起源を。
比良坂 亘:「…”君たちも”と言ったね。御綿笹霧さん。」
御綿笹霧:「…うん?」
比良坂 亘:「それはつまり、”君たちは既に不特定多数の人間の命を奪っている”という認識で問題はないのかな。」
比良坂 亘:指先から、ハラハラと崩れるように零れ落ちた灰が空中を舞う。
御綿笹霧:「……ああ。そうだね」
御綿笹霧:「喩え、その意志が私にも、細雪にもないとしても」
御綿笹霧:「細雪がジャームのまま生きることは、この結果をもたらす」
御綿笹霧:「そして、それを護ることは……」
御綿笹霧:「間接的に、大勢を殺しているのと変わりはない」
比良坂 亘:「…一つの大切なものを守るために、他のすべてを切り捨てる…か。」
城定栞奈:「……」 先程のジャームの攻撃から立ち直りながら、御綿笹霧の言葉を聞いている。
比良坂 亘:「なんて美しい物語なんだ、なんて思いたい気持ちはあるのだけれど、生憎と私は自分勝手でね。」
比良坂 亘:「確信したよ。君たちは、私にとっての障害だ。」
御綿笹霧:「……ふふ」
御綿笹霧:「そうだよ。……それに、美談になんてされてしまっては、たまらない」
御綿笹霧:「私たちはもう、世界の敵なのだから」
比良坂 亘:崩れる、崩れる。宙を舞う灰が、次第に増えていく
比良坂 亘:「…出来れば、もう少しお話したかったのだけど」宙を漂う灰が螺旋を描くように集まり、弾丸を形作る
比良坂 亘:「こればっかりは、仕方ないね。」赤黒い脈が走るそれを、御綿笹霧めがけて射出する
御綿笹霧:「───!!」その弾丸を、杖で弾こうとするも、
御綿笹霧:それは適わない!
比良坂 亘:レネゲイドウイルスの力を抑制し、阻害する、灰の弾丸。
比良坂 亘:「悪いけど、大人しくしておいてもらうよ。」
御綿笹霧:「……これは、…ウロボロスの……レネゲイド、ビーイングか……君は……」
御綿笹霧:自らのレネゲイドが食われていくのを感じている。
比良坂 亘:比良坂 亘の侵蝕率を7増加 (84 → 91)
GM:次は世怜ちゃんの手番!
貴崎世怜:はーい
貴崎世怜:マイナーはなし
貴崎世怜:メジャーで《コンセ:エグザイル》《無機なる四肢》範囲攻撃はいらないので基本コンボぱんちだ
貴崎世怜:対象は当然御綿笹霧さん
GM:うおーぱんちされる
貴崎世怜:6dx8+7 ドッジダイス-1!
DoubleCross : (6R10+7[8]) → 10[2,3,4,5,8,9]+10[9,10]+4[1,4]+7 → 31

御綿笹霧:みんなそうやってドッジダイス減らして来る!
御綿笹霧:背教者殺しペナルティと合わせて…
貴崎世怜:あ、得意領域分のダイスわすれてた
GM:振り足しOK!
貴崎世怜:3dx8 振りたし!
DoubleCross : (3R10[8]) → 10[6,10,10]+5[2,5] → 15

貴崎世怜:変わらず!
貴崎世怜:というわけで31です
GM:はーい
御綿笹霧:んんん
御綿笹霧:《リフレックス:ハヌマーン》+《電光石火》
御綿笹霧:9dx7+1
DoubleCross : (9R10+1[7]) → 10[2,2,3,3,6,7,9,9,10]+6[1,2,4,6]+1 → 17

御綿笹霧:DAME!
貴崎世怜:こわい
御綿笹霧:ダメージください!
貴崎世怜:4d10+5
DoubleCross : (4D10+5) → 20[3,8,6,3]+5 → 25

御綿笹霧:落ちます。
貴崎世怜:落とした
GM:戦闘終了条件を満たしたので戦闘はここまで。演出をどうぞ。
貴崎世怜:"オカリナ"の攻撃で乱れた呼吸を整える。
御綿笹霧:……相対する男は、平然としているように見える。
貴崎世怜:呪いによって繋がっている世怜には、灰の弾丸に蝕まれる感触がわかる。
貴崎世怜:「……御綿さん」ささやくように、小さな声で呟く。
貴崎世怜:足元の影のざわつきが、一斉に静まる。
貴崎世怜
貴崎世怜:「わたしは、またあなたに呪いをかけなきゃいけないみたい」
貴崎世怜:影が蠢く。貴崎世怜の足元ではなく、御綿笹霧の足元にあるそれが。
御綿笹霧:「………」
貴崎世怜:何本もの影の針が、触手のように飛び出し、手に、足に、絡みつく。
貴崎世怜:逃げられないよう、逃さないよう、執拗に絡みつく。
御綿笹霧:……杖が、酷く重い。
御綿笹霧:いつものようにレネゲイドを励起させるが……届かない。
御綿笹霧:そのままに、呪われていく。微笑みながら。
貴崎世怜:「わからないよ。これ以外の方法が。今のわたしには、わからない」泣きそうな顔で言う。
御綿笹霧:「……ああ」
御綿笹霧:「ならば」
御綿笹霧:「私は、お前を殺すしかなくなってしまう」
貴崎世怜:「……っ!」歯を食いしばる。
御綿笹霧:杖を、一振り。影を、振り払う。
御綿笹霧:「もう一度言う。逃げろ、世怜」
御綿笹霧:「私と、細雪に殺されたくないのであれば」
貴崎世怜:「……いやだ」
貴崎世怜:「殺されたりなんか、しない。……死なせたりも、しない」
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を3増加 (74 → 77)
城定栞奈:「ちっ……」 2人の会話を聞き、舌打ちする。
御綿笹霧:「お前では私を止められないよ」
御綿笹霧:「……ああ」空を見上げて
御綿笹霧:「また。お前は歌うのか」
城定栞奈:「呪われ女、あなたマジで呪いをかけられてたのね。驚きだわ。」
城定栞奈:やっと立ち直り、軽口を叩きながら御綿笹霧に向けて距離を詰めようとする、が……
GM:───その時。
虹咲奏:「……!!皆!すぐに下がれ!!」
虹咲奏:その、感情や物質の粒子を知覚する眼は見ていた。
佐倉井ほたる:「!」その声に反応し、即座に退避しつつ遮蔽物となる刃を幾重にも展開させるが。
城定栞奈:「……ああもう。最っ高にイライラさせてくれるわね!わかったわよ!」
城定栞奈:後ろに飛びのく。
虹咲奏:彼女らの前に立ち、全員を覆うように翼を広げる。
比良坂 亘:前に立つ男の背中を、ただ眺める
貴崎世怜:反応が遅れる。
貴崎世怜:思わず御綿笹霧へ手を伸ばそうとするが……
佐倉井ほたる:その腕を、後ろから掴む。
佐倉井ほたる:「下がりますよ、世怜さん!このままじゃ、どうにもなりません…!」強引に後ろへ共に引っ張る。
貴崎世怜:「……ううっ」引っ張られる
御綿笹霧:───また、杖を天に掲げる。
GM:同時。津波のような圧倒的な『歌』が押し寄せて来る。
虹咲奏:……その、すべてを。
虹咲奏:自らに入る影響は避けられない。それでも、
虹咲奏:部下たちに向かうそれを遮断する、そのぐらいのことはできる。
虹咲奏:「が……ッア……!!」
虹咲奏:そうでなければ。
虹咲奏:何故、ここに自分がこの力を持って立っているのか。
GM:───虹咲奏にEロイス:予告された終焉の2枚目が使用されます。
城定栞奈:「……!」
貴崎世怜:「っ、虹咲さん!」
比良坂 亘:(……分からない)
比良坂 亘:(何が、そこまで彼を突き動かすんだ)
佐倉井ほたる:歯を食い縛る。声を出したいのを堪える。今耐えている彼を信じるなら。
佐倉井ほたる:この後を考えろ…!
GM:……その波が、過ぎ去り。
虹咲奏:そのまま、その場に崩れ落ちる。
佐倉井ほたる:倒れる前に支え、抱える。
城定栞奈:「……止んだみたいね。」
御綿笹霧:「………」額に汗が滲んでいる。今の波を『避ける』のには、相当な負荷がかかった。
比良坂 亘:無言のまま、散会した灰を集めて四肢を構築する
佐倉井ほたる:虹咲支部長の身体を支えながら。じっと視線を向けている。
御綿笹霧:「……護る力、か」
御綿笹霧:NPCからのロイス取得。
御綿笹霧:”竜”/虹咲奏/羨望:○/悲哀/ロイス
御綿笹霧:その先の感情を零すことなく、踵を向ける。
城定栞奈:「あっ!待ちなさい!」
佐倉井ほたる:「栞奈さん」
御綿笹霧:足を止める。
御綿笹霧:「……何だい」
城定栞奈:「……大丈夫よ。今の支部長を放って追いかけるほど頭に血は登ってない……はず。」
城定栞奈:後ろで支部長を支えるほたるに一言言ってから、
城定栞奈:「ひとつ聞かせて頂戴。」 御綿笹霧を見据える。
御綿笹霧:その視線に。栞奈さんと正面から向き合う。
城定栞奈:「御綿笹霧。あなたはジャームを護衛する立場なのね?」
御綿笹霧:「…そうだよ」
城定栞奈:「……どうして。」
城定栞奈:「どうして、"そんなこと"ができるの。」
城定栞奈:御綿笹霧に向ける目には……怒りは宿っていない。
城定栞奈:すがるような、助けを求めるような、目。
御綿笹霧:「どうして、か」
御綿笹霧:「……もうそれしか、ないからね。あいつにしてやれることが」
御綿笹霧:「もう……私には、ないんだ。何も」
御綿笹霧:「もう二度と、元に戻れないとしても」
御綿笹霧:「それでも、求め続けるしか……ない」
城定栞奈:「それしか、ないから……?」
城定栞奈:「……そう。"それしかないから"。消去法なのね。」 声に怒りが混じる。
城定栞奈:手に持った木製バットを地面に転がる瓦礫めがけて振り下ろす。
城定栞奈:瓦礫が砕ける。
御綿笹霧:その声に。その行動に。ただ、穏やかな微笑みを返す。
御綿笹霧:それは、酷く悲しそうに見えた。
城定栞奈:「……」 それ以上は追及しない。
城定栞奈:「ほたる。あたしの勝手で手間とらせたわね。指示して。」
御綿笹霧:踵を返し、歩いていく。
御綿笹霧:「全ての糸はね」
御綿笹霧:「行き止まりへと続いていたんだ」
御綿笹霧:そう、独り言のように言いながら。
城定栞奈:去っていく御綿笹霧の背中に、呟く。
城定栞奈:「そんな言葉が聞きたかったんじゃないわ。」
城定栞奈:「……勝手に期待したあたしが馬鹿みたいじゃない。」 最後の言葉は、風にかき消される。
城定栞奈:あ、ロイスを取得します。
GM:どうぞ!
城定栞奈:-ジャームの護衛/御綿笹霧/嫉妬/悔悟:○/ロイス
佐倉井ほたる:「…。…」抱え直し、造り出したワイヤーで支部長を結びつける。
佐倉井ほたる:「…虹咲支部長の負傷、現状における各種の不足を鑑み、”しゃるらっはろーと”の名において指示を出します」
佐倉井ほたる:「--撤退します。ばんの元に戻りましょう」
比良坂 亘:「…そうだね」男の、広いのに、矮小な背中を横目に、歩を進める。
城定栞奈:「……」 黙って後に続く。
貴崎世怜:最後まで白い髪をじっと見つめる。

GM:ロイスの取得、購入が可能です。
佐倉井ほたる:ロイス…はちょっと保留しておく。PC達に取る分しかのこってない…。
佐倉井ほたる:購入。ううむ必要ないかもだけど、やっぱりボデマ買っておこう。
佐倉井ほたる:能力訓練社会起動。一体化。
比良坂 亘:私も保留しときましょうかね…
佐倉井ほたる:6dx+3=>12
DoubleCross : (6R10+3[10]>=12) → 9[7,7,9,9,9,9]+3 → 12 → 成功

佐倉井ほたる:ぴったり成功。装備して以上で。
比良坂 亘:購入はボデマ!
貴崎世怜:次あたりでわちゃわちゃ会話できそうかなと思うのでロイス保留
比良坂 亘:3dx+5
DoubleCross : (3R10+5[10]) → 9[2,8,9]+5 → 14

貴崎世怜:ぼでいあーまー購入
比良坂 亘:成功!装備!
貴崎世怜:2dx+2›=12
DoubleCross 1

貴崎世怜:2dx+2>=12
DoubleCross : (2R10+2[10]>=12) → 5[1,5]+2 → 7 → 失敗

貴崎世怜:ダメージ
城定栞奈:トラックスーツでも調達挑戦してみようかな。
貴崎世怜:ダメージ……?
城定栞奈:8dx10+4>=22
DoubleCross : (8R10+4[10]>=22) → 10[3,5,5,7,8,8,10,10]+8[6,8]+4 → 22 → 成功

城定栞奈:あっやった。装備します。
GM:世怜ちゃんが混乱してる
GM:調達力が高い…
佐倉井ほたる:つよい。
比良坂 亘:すごい
貴崎世怜:ソラリスパワーだ
GM:では、シーンカット!

ミドル3:糸口

GM:情報収集シーン!シーンプレイヤーはほたるちゃん、他自由です。
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (74 → 83)
佐倉井ほたる:うぎゃーっ
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (77 → 86)
貴崎世怜:どわーっ
比良坂 亘:ええい!ままよ!
城定栞奈:出ましょう。
比良坂 亘:比良坂 亘の侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (91 → 99)
比良坂 亘:げげーっ!!!!
城定栞奈:城定栞奈の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (86 → 91)
GM:どういうことなの…?!
城定栞奈:あ、やっと10以外が出た

GM:虹咲支部長を連れて君たちは第一支部に戻ってきた。
GM:彼の容体は芳しくない。一度意識を取り戻したが、突然自らの腕を食い千切ろうとするなど
GM:”オカリナ”のレネゲイドによる精神汚染が激しかったため、今は鎮静剤で眠らされている。
城定栞奈:「……」 支部長の対応は他の人に任せ、壁にかけられた鏡を眺めている。
佐倉井ほたる:「…ふう。これでまた意識を取り戻されてもすぐに、とはならないはずです」≪物質変化≫。ワイヤーや金属を織り交ぜた拘束衣を作成していた。
佐倉井ほたる:皆の暗い様子を見て、息を吐きそうになるのを堪える。(…わたしがどうにかしなくちゃあならない)
貴崎世怜:壁にもたれかかり、口に手を当てている。何かを考えるように。
比良坂 亘:部屋の隅で本に目を落としている。表情は暗い
神納雪子:…部屋に、飲み物を運んできている。
佐倉井ほたる:「神納さん、ありがとうございます」意識して柔らかい表情と声を作る。
神納雪子:「…う、ううん……これ…ぐらいしか、いま……出来ないから……」
佐倉井ほたる:「いいえ、こういう細かくても気を使っていただけることはありがたいことですから」自分の笑みも、造ったものから自然なものになってきている。
城定栞奈:「……ねえ、あの男。御綿笹霧。」 ぽつり、と部屋のみんなへ話しかける。
貴崎世怜:栞奈ちゃんの方へ顔を向ける。
比良坂 亘:依然として、目線は開かれたページに向いている。
城定栞奈:「あいつ、あのままじゃダメになるわよ。」
城定栞奈:鏡を眺めながら、何でもないかのように言う。
貴崎世怜:「……」
比良坂 亘:「…駄目、とは?」下を向いたまま、呟く
貴崎世怜:「だから、一人ぼっちにしたくないんだけど、なあ」
GM:……呪いで繋がっている君にはわかる。御綿笹霧は少しずつではあるが、確実に消耗している。
城定栞奈:「一人かどうかとは別の……ああいや、関係なくもないか。」 頭を掻く。
佐倉井ほたる:…実際、”オカリナ”は無差別に攻撃してきていた。四六時中あの中では、身体も精神も持つまい。
佐倉井ほたる:…栞奈さんが言いたいことは、それとは少し違うのだろうけれど。
比良坂 亘:(話してみて分かった。彼は既に…あるいは、最初から破綻している。)
比良坂 亘:(彼の願う未来には、自分の姿がどこにも無い。そんなことは、あってはならない…そのはずだ。)
比良坂 亘:(そのはず、なのに)
貴崎世怜:「……」胸のあたりに手をやる。何度となく、繋がりを確かめる。
城定栞奈:「……やっぱり呪われ女ね。」 その様子を見て。
貴崎世怜:「否定は……できないっすけどね」苦笑する。
貴崎世怜:「あの人は……御綿さんは、これまでの全部を妹さんのために費やしてきたひとだから」
城定栞奈:「……」 世怜さんの言葉を聞く。
貴崎世怜:「だから、『壊れてもかまわない』だなんて、思ってるのかも」
城定栞奈:「……壊れても構わないって思ってるだけならいいのよ。呪われ女にとってはともかくね。」
城定栞奈:「ジャームが死んで……あたしたちが殺して、それでも自分だけ生き残るって可能性を考えてない。」
城定栞奈:「あいつがダメになるのは、死ななかった場合よ。」
城定栞奈:下唇を噛み、感情を殺す。
比良坂 亘:「理解が、出来ない。」パタン、と本を閉じ、呟く。
比良坂 亘:「”壊れてもかまわない”?それじゃあまるで、死ぬ為に生きているみたいじゃないか。」
貴崎世怜:「……望みがない、暗い道の先が、どこへも繋がってない行き止まりだったんすよ、あの人」
貴崎世怜:「死ぬ為にでもなく、生きるためにでもなくて……なんて言ったらいいんだろう」天井を見上げる
貴崎世怜:「『もう、それしかない』って、思っちゃってるんだろうなあ」
比良坂 亘:「…それが、無差別に人を殺害する理由になるのかい?」
城定栞奈:「……なるわよ。」
城定栞奈:「そういうのは理由じゃなくて言い訳って普通は呼ぶけどね。」
城定栞奈:「もしくは……魔法。呪い。」
城定栞奈:「……」 そこまで言って、また部屋の中から目を逸らし鏡に視線を向ける。
比良坂 亘:(この子は…)
貴崎世怜:「……えっと。無差別に人を殺すのは、結果でしかないんすよ、多分」
貴崎世怜:「”オカリナ”は、他者を害さずにはいられない。ジャームだから。それで……」
貴崎世怜:「あの人が妹さんの在り方を肯定すると、結果的に人が死ぬ」
貴崎世怜:「……だから、どうしたって、終わらせるしかないんすけど、ねえ」
佐倉井ほたる:「…ごるでぃあすの結び目のごとく、快刀乱麻を断つ、とは行きませんからね」
比良坂 亘:「…御綿笹霧の辿ってきた生は、大体分かったよ。」
比良坂 亘:「その上で、私は彼を障害と認めて排除する。」
城定栞奈:「……あたしはジャームを殺す。例外はないわ。」
城定栞奈:「彼を障害として排除するのにも異論はないつもりよ。ただ……」
比良坂 亘:「他者の死の上に成り立つ生なんか…あっては駄目なんだ。」小声で、そう呟く
城定栞奈:「……亘。あなたもワケありっぽいわね。」
城定栞奈:「まあいいわ。御綿笹霧のことについては個人的にも少し調べさせてもらうから。」
比良坂 亘:「…ふふ、さて、どうだろうね。」
比良坂 亘:…私は
比良坂 亘:『私は、間違っているかい?』
比良坂 亘
比良坂 亘:応えは、返らない
佐倉井ほたる:「…さて。話の最中に申し訳ありませんが」
佐倉井ほたる:「そろそろ、彼らを止める為にも。その準備と参りましょう」

GM:では、今調べられる情報収集項目を提示します。

・”オカリナ”について 難易度:6 情報:裏社会、UGN
・笹霧を止める方法 難易度:7 情報:裏社会、UGN
・◆御綿笹霧・1 難易度:6 情報:裏社会、UGN
・黒いスーツの少女 難易度:5 情報:UGN
・貴崎世怜/輪廻の獣  難易度:14 知識:レネゲイド、地域伝承 情報:噂話、UGN(貴崎世怜は判定不能/佐倉井ほたるのみ判定に+5)

GM:今回は、項目がとても多いです。
城定栞奈:多そう
比良坂 亘:多い
佐倉井ほたる:五個ある
貴崎世怜:なんかすっごい見覚えのある名前が
城定栞奈:裏社会ならダイス10個振れます。
貴崎世怜:情報強者栞奈ちゃん
城定栞奈:一番難易度の高いやつはあたしが行っときましょうか。
比良坂 亘:強い
GM:様子見なども可。その場合、新しく出現した項目に挑戦可能です。
GM:ロールは全ての判定が終わった後にまとめてやりましょう。
GM:と、いうわけで相談の上判定をどうぞ。
城定栞奈:あ、なるほど。ピュアソラ情報強者なのでここは様子見とするかのう!
佐倉井ほたる:栞奈さま~~
貴崎世怜:ソラリス神!
比良坂 亘:私は情報弱者なので、どれかやっときましょう
貴崎世怜:止める方法を開きたいかなあ
佐倉井ほたる:スーツ少女とかオカリナ、笹霧さん1が低めな感じ
佐倉井ほたる:世怜さんの項目、早めに空けたいけど今はそう言う感じじゃないしなあ。余ったのにいこうかな
比良坂 亘:流れ的にはスーツ少女をやりたい所ではある
佐倉井ほたる:じゃあ比良坂さんスーツ少女で、世怜さん止める方法。わたしがオカリナかな。
佐倉井ほたる:これでよいかな!
貴崎世怜:いきましょう!
GM:どうぞ!
比良坂 亘:いくぜいくぜ
佐倉井ほたる:ではオカリナを能力訓練社会起動し一体化して判定します。情報UGNで。
佐倉井ほたる:7dx+2=>6
DoubleCross : (7R10+2[10]>=6) → 10[2,4,4,7,8,9,10]+2[2]+2 → 14 → 成功

佐倉井ほたる:よし。
貴崎世怜:・笹霧を止める方法をコネ:情報屋使って裏社会で判定します
貴崎世怜:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[5,6,6,8,10]+4[4]+1 → 15

貴崎世怜:オッケイ
比良坂 亘:UGNコネ使ってスーツ少女に挑戦します
比良坂 亘:5dx+2
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 10[1,5,6,8,10]+6[6]+2 → 18

比良坂 亘:わーい
佐倉井ほたる:みんなつよい。
GM:比良坂さん出目がいいよ…
GM:では、一旦開示。

・黒いスーツの少女
燈戸ユイと言う名のチルドレン。バロール・ノイマンのクロスブリードで、空間移動と偏差把握を駆使した情報収集を任務とする。
自ら作り出した空間の中に隠れることもできる。
"オカリナ"による精神攻撃下にある。現在の所在は不明。

・”オカリナ”について
本名・御綿細雪。
「音」を媒介に能力を行使するピュアブリードのハヌマーン。
6年前にジャーム化が確認される。
当初は治療のために収容されていたが、
4年前に収容所職員を全滅させ脱走。その姿を消した。

次に存在…存在の痕跡が発見されたのは2年後。
ある街で人々が死に絶えた時、そこに支部を構えていたUGNが遺した記録の中にそれはあった。
収容所全滅時との被害状況の酷似、画像記録の外見的特徴、
そして要領を得ないものの、『うた』とされる攻撃についての記述。
それら状況証拠からこの事件は”オカリナ”によるものとされ、
UGNは”オカリナ”をS級災害ジャームとして指定。
ただし、直後のFHの介入による混乱の影響か、
足取りの手がかりは一切発見されていない。

・”オカリナ”の性質について 難易度:9 知識:レネゲイド 情報:UGN

・笹霧を止める方法
彼は、自分の全てを懸けて”オカリナ”を守ろうとしている。
このまま戦った場合、彼は全てのロイスを失うまで立ち上がってくるだろう。
彼に”オカリナ”以上に大切にするものができれば或いはその自滅的行為を止めることができるかもしれない。
…即ち。
彼がオカリナ以外にSロイスを取得することが必要となる。
現状もっとも可能性が高いのは、貴崎世怜。
彼女が御綿笹霧のロイスをSロイスに指定すること。
そして、◆のついた情報項目を全て開けること……
御綿笹霧のことを、深く知ることが必要だ。

尚、クライマックスにおいて御綿笹霧は侵蝕率130%でスタートし、
その時点から侵蝕率が加算される。
条件を満たした場合、復活は1回に留まる。

GM:以上です。

・◆御綿笹霧・1 難易度:6 情報:裏社会、UGN
・貴崎世怜/輪廻の獣  難易度:14 知識:レネゲイド、地域伝承 情報:噂話、UGN(貴崎世怜は判定不能/佐倉井ほたるのみ判定に+5)
・”オカリナ”の性質について 難易度:9 知識:レネゲイド 情報:UGN

城定栞奈:では、"オカリナ"の性質について で判定しましょうか。
GM:どうぞ!
城定栞奈:〈知識:ジャーム〉の技能は持ってるけどここは情報UGNかな
城定栞奈:8dx10+0>=9
DoubleCross : (8R10+0[10]>=9) → 10[3,5,6,7,8,9,9,10]+5[5] → 15 → 成功

GM:問題なくクリア!
GM:開示します。

・”オカリナ”の性質について
「誰もいない所で消えてしまいたい」という衝動を抱え、
能力に侵され、「音」の波と非常に近い存在となった彼女は、ただ存在するだけでその衝動を「うた」として他者に伝えてしまう。
それゆえに自分1人のみの空間を作り出し(Eロイス:悪意の伝染)その中に隠れているが、その能力は彼女の周りで反響、増幅していく。
やがて増幅された能力は街一つ分飲み込むまでに成長し、成長がピークに達した時、拡散を起こす。

この「うた」に侵されたものは彼女と同様の衝動を発症させ、閉ざされた空間での自傷行為に走る。

彼女の元に辿り着くには襲い来る衝動に打ち克ち続けなければならない。

衝動抑制剤 難易度:8 情報:UGN

GM:以上です。情報共有など、好きな感じで端折ったり端折らなかったりしながらどうぞ!

佐倉井ほたる:N市第一支部。その名と立地に恥じず、ここは非常に豊富な資料がある。
佐倉井ほたる:「ふぅ、っと」借りた会議室の机の上に、プリントアウトした書類やレポート等をどさりと置く。
佐倉井ほたる:それは、”オカリナ”--御綿細雪が、どのような経歴を辿ってきたかの資料だ。チルドレン時代から参加した作戦記録から、
佐倉井ほたる:その最期に至るまで。
城定栞奈:「あたしの調べてきた情報はそんなとこよ。」 椅子に寄りかかっている。
城定栞奈:「"誰もいない所で消えてしまいたい"、ね……あたしは絶対にそんなのゴメンだけど。」
城定栞奈:こちらも、"オカリナ"の性質についてを追加で調べていた。ほたるの置いた資料に追加されている。
佐倉井ほたる:「…いえ、少しだけ分からなくはないですけれどね、わたしは」苦笑い。
佐倉井ほたる:「だあれもいないところで…ただひとりで。そのまま溶け入るように…って」
GM:…この性質については、
GM:直接交戦による情報を過去のデータに加味し、導き出されたものだ。
GM:これまで、その実態には中々近づけずにいた。
GM:姿が捉えられないこと。そして、観測したものは皆、死んでいたからだ。
佐倉井ほたる:「…6年前にジャーム化。治療を試まれるものの、4年前に施設を全滅させ…そして、足取りが追えたのは、2年前が最後でした」
佐倉井ほたる:「…先の交戦の結果からすれば、さもありなんというべきでしょうか。非常識な広域作用と出力です」
城定栞奈:「詳細は省くけど、あたしにはジャームを殺す魔法がかかってる。ジャームを殺して自分は生きるって魔法がね。」
城定栞奈:「だから何かの能力でもない限りあり得ないわ。あたしが死にたいと思うだなんて。」
城定栞奈:確信しきった目でほたるに説明している。
佐倉井ほたる:「…ふむ?」一瞬、栞奈さんの能力を思索したが。「…ジャームに見られる、衝動の伝播でしょうか」
比良坂 亘:「いつから、御綿笹霧は彼女に接触していたのかな」片手に資料を携えて、部屋に入ってくる
佐倉井ほたる:「比良坂さん」
比良坂 亘:「”一人で消えたい”が望みなら、今彼がやっていることはその逆…なんだい?佐倉井さん。」
佐倉井ほたる:「ああいえ、いらしたならお茶でも用意しようかと。支部長が凝っていて、こんな部屋でもおいしいんですよ」にこりと笑いかけて。
比良坂 亘:「ああ、ありがとう。いただこうかな。」
比良坂 亘:(本当は、飲食は必要ないんだけど)
佐倉井ほたる:「はい、少々お待ちを」日本茶の缶を取り出して淹れていく。すでに湯呑は人数分暖めて用意してある。
佐倉井ほたる:「…はい、支部長直々--程とは行きませんが。いい茶葉ですので、おいしいはずですよ」栞奈ちゃんと比良坂さんに。
比良坂 亘:「…結局、彼女…燈戸さんの現状は分からないままだ。」
佐倉井ほたる:「…無事ならいいのですけれど」
GM:……オカリナの能力と、燈戸ユイの能力。
GM:見つからない、ということは彼女が自らの領域に引きこもっている可能性もある。
城定栞奈:「空間を移動する能力ねえ。」 ぐびぐびとお茶を飲む。
比良坂 亘:「栞奈さん、君と一緒に居た子は…彼女の知り合いなんだってね。」
比良坂 亘:「君がこの場に居るのは、そういうのも関係してたりするのかな。」
城定栞奈:「……なあに?あたしが知り合いの知り合いを助けるのが目的でここに来てるようなお人よしだって言いたいの?」 肩を大げさにすくめる。
比良坂 亘:「おや、違うのかい?」
城定栞奈:「残念ながらあたしの目的はジャームを殺すことよ。雪子の知り合いって子も助かれば儲けものだけどね。」
比良坂 亘:(魔法に…呪い、ね…)
城定栞奈:「まあ、仮にその子が無事でなくても、あのジャームを殺せば助かる人はゴマンといるわ。」
城定栞奈:「ジャームを殺す意義なんていくらでも出てくるもんなのよ。」
比良坂 亘:「…まるで、”意義が無ければ殺さない”みたいな言い方だね」
城定栞奈:「……へえ?そう聞こえた?」
城定栞奈:少し愉快そうに返す。
城定栞奈:「じゃあ訂正するわ。意義があるかどうかは体裁の話。」
城定栞奈:「ジャームは、殺す。」 声を低くする。
城定栞奈:「……例外はないわ。」
城定栞奈:「……あたしがジャームを殺す女だってことと、みんなの利害が一致してるってだけの話よ。」
比良坂 亘:「…怒らせたのなら、謝るよ。それが君の生き方なら、私が口を挟む理由は無い」
比良坂 亘:「ただ」
比良坂 亘:「…普通に生きているジャームだって、居るんだよ」
城定栞奈:「……は?」 声に怒気が加わる。
比良坂 亘:「勿論、何か害を為すようなことがあれば私だってそれなりの手を打つ。」
比良坂 亘:「でも、そうならない限り、私にとっては等しく観察対象だ。」
城定栞奈:「じゃあ何?何も害してないジャームを殺すのは間違ってるって……間違ってたっていうの!?」
城定栞奈:ダン! と会議室の机を叩く。
佐倉井ほたる:「…栞奈さん」眉根を寄せて困った表情で。
貴崎世怜:ビクッとして栞奈ちゃんの方を見る。
城定栞奈:「違うわ!ジャームは殺されるべきで……殺さないと死ぬのは……!」
佐倉井ほたる:「栞奈さん!」様子がおかしいと気付いて傍に。
城定栞奈:「……死なないジャームなんて、ダメよ。不公平よ……。」
比良坂 亘:「…私は君の辿ってきた”生”を知らない。この話題がどれだけ君の根幹にかかわっている事なのかも、当然分からない。」
比良坂 亘:「でもね、これが私の…人を模倣する、私の在り方だ。」
貴崎世怜:影に目を落とす。細やかに震えている。
城定栞奈:「……そうね。熱くなりすぎた。」 ほたるになだめられ、椅子に座る。
佐倉井ほたる:「…比良坂さん、あなたの人生観や思想はどうあれ。ひとを無暗に刺激するのはあまりよくありませんよ」困った顔で。
佐倉井ほたる:落ち着いたように見える栞奈さんを心配そうに見ながら。
城定栞奈:「あたしはジャームを殺す。それがあなたたちの利害と一致することも多いってだけの話よね。最初から。」
城定栞奈:床に視線を落としながら、呟く。
比良坂 亘:「…そうだね、悪かったよ。私の事は、別に許さなくてもいい。」
比良坂 亘:(…少し、ムキになってしまったかな。)
城定栞奈:「……っていうか、亘。」
城定栞奈:怒りの表情は消えているものの、ムスっとした表情。
比良坂 亘:「ああ、叱咤なら甘んじて受け入れるよ。」
城定栞奈:「なら言わせてもらうけど、あたしをワザと刺激したわね?」
城定栞奈:「観察とやらをするのは勝手だけどTPOってものをわきまえるべきだわ。」
比良坂 亘:(なんだ、バレていたのか)
佐倉井ほたる:「…比良坂さん?」半目になって見やる。
佐倉井ほたる:それならこちらも考えがあるぞ、という目。
比良坂 亘:「ごめんごめん…最初に言ったはずだよ?私は君たちの生きてきた過程に興味があるんだ。」
比良坂 亘:「直接聞かなくても、咄嗟の反応や普段の言動、態度である程度分かるからね、こういうのは。」
城定栞奈:「何度も聞いたわよ。じゃなきゃ気付かなかったっての。」
佐倉井ほたる:「それならきちんと了解を取って、相手に気遣いを持った上で行うべきでしょう」むっとした顔。
佐倉井ほたる:「まったく…ねえ、世怜さんはどう思いますか?」考え込んでいるように見える彼女へ声を掛ける。
比良坂 亘:「はは…配慮が足りなかったかな。」
貴崎世怜:「そうっすね。……えっ、何の話だったっけ」
貴崎世怜:深く考え込んでいた。
佐倉井ほたる:「足りていると思うならそのひとの心が広いだけですっ。…世怜さんまで…」
貴崎世怜:「あー、はは。いやあ、ちょっとずっと考え事しちゃってて」
佐倉井ほたる:「…やっぱり、御綿さんのことですか?」
貴崎世怜:「……」苦笑しつつ、うなずく。
比良坂 亘:「そういえば、貴崎さんは何を調べていたんだい?」
貴崎世怜:「調べてたというか……まあ。御綿さんをどうやって止めればいいかってことを」
貴崎世怜:「……今のままだったら、多分あの人は文字通り死ぬまで妹さん……"オカリナ"を守ろうとすると思って」
GM:……御綿笹霧は自滅に向かっている。
GM:先ほどの戦いで、君はそれを確信した。
佐倉井ほたる:ぽすりと座り直して聞く姿勢。
城定栞奈:「……」 椅子に寄りかかって世怜さんの話を聞く。
貴崎世怜:「"オカリナ"が今のあの人にとって、一番大事な存在なんすよ。間違いなく」
貴崎世怜:「一番大事な人の隣に、あの人は必ず立っている」
貴崎世怜:「……立ち続ける」胸に手をやる
GM:───必ず護る、という言葉。
GM:「傍にいる」「どこにも行かない」という言葉は、嘘だった。
GM:だが、「護る」ということについてだけは、彼は嘘をつかなかった。
貴崎世怜:胸の奥の"繋がり"が消えていないのを確かめる。ならば、まだ。
城定栞奈:「一番大事、ね……」
佐倉井ほたる:「……」目を閉じて思い返せば、ひどく納得できる。
比良坂 亘:(一番大事…成程、人生のすべてを捧げた相手だ。そんな理由が付くのも当然の話だね。)
城定栞奈:「……少し補足させてもらうなら、」 話に割り込む。
城定栞奈:「その一番大事な"オカリナ"との繋がりが……護ることだけだって言ってた。」
貴崎世怜:「あの人は、わたしを”オカリナ”から遠ざけようとした」
貴崎世怜:「……だから、その。自惚れかもしれないけど、」
貴崎世怜:「もう一度、わたしの手を取ってくれるならな……って」
貴崎世怜:胸に当てた手を握る。消耗しているが、まだ確かに生きている。
GM:……そして、そのためには。
GM:まだ、自分の中にあるものだけでは、届かない。
GM:………あの場所に彼が立っている意味を
GM:知ることができたならば、きっと。
城定栞奈:「悪くない案ね。」 世怜さんが反応を気にする間もなく、すぐに回答する。
比良坂 亘:「ふーん…略奪愛って言うんだったかな?これって。」
貴崎世怜:「そ、そうなるっすかね……。そうなるか……」頬を指でかく
佐倉井ほたる:できるのですか、と言いかけて。やめる。
佐倉井ほたる:「…あの方が、それこそ今までずっと思い続けた位置を取ろう、と。生半可でいくようなものではありませんね」嘆息。
佐倉井ほたる:「--やるんですね?」できるのか、とは聞かない。意味がないからだ。
城定栞奈:「……」 何かを言いかけ、
城定栞奈:世怜さんの様子を見て口をつぐむ。
貴崎世怜:「やるっすよ。やっぱり独りぼっちにしたくないから……にひひ」
佐倉井ほたる:「なら、わたしから言う事はありません。あなたが行く道を拓く手伝い程度はしますが」
佐倉井ほたる:一杯、言いたいことはあったけれど。どれも相応しくなくて。
佐倉井ほたる:「…頑張って、世怜さん」ぽつりと一言だけ添える。
貴崎世怜:「……うん」確かな覚悟を持って、頷く。
貴崎世怜:「だから、勝手かもしれないけど、わたしはあの人……御綿さんについて、もっと調べようと思う。もっとちゃんと、知らないと」
比良坂 亘:(この中で御綿笹霧と最も近しいのは、彼女だ。上手くいくとは思いたいけど…)
比良坂 亘:「”殺さないように”というのはそもそも目標としていた事だ。私も異論は無いよ。」
比良坂 亘:(もし失敗したその時は、排除せざるを得ないよね)
城定栞奈:「……そうね。あたしもあの男の過去は気になってる。」
佐倉井ほたる:「…わたしは、世怜さんがしたいことならいつだって手伝いますから」
貴崎世怜:「……えへへ。みんな、ありがとう」
貴崎世怜:と、一連の流れを思い返すと、御綿笹霧への好意を全員に向けて曝け出していたことに気づいて、少し赤面する。
貴崎世怜:「ち、ちょっと一服してくるっす、あは、あはは……」と煙草を見せつつ言って、部屋を出る。
城定栞奈:「……」 扉が閉まるのを確認する。
佐倉井ほたる:それを笑って見送って。…ふう、と息を吐いた。
比良坂 亘:「…彼女の事、君たちはどう思っているのかな。」
佐倉井ほたる:「…大事な友人、というのでは足りませんか?」
城定栞奈:「だめよほたる。こいつもっと腹を割った話を引き出すつもりよ。」
城定栞奈:横目でわざとらしく亘を睨む。
比良坂 亘:「ふふ、嫌われてるなぁ」
比良坂 亘:(栞奈ちゃんのいる前でこの手はもう使えないか…)
佐倉井ほたる:「まあ、そういうひとなのはわかりました。目の前で見せられましたし」溜息。
城定栞奈:「……あたしは、」
城定栞奈:「呪われ女の作戦は悪くない案だと思う。これは本当よ。」
城定栞奈:椅子の背もたれに体重を預けながら、答える。
城定栞奈:「……御綿笹霧は"オカリナ"について、護衛することしかできることがないって言ってた。」
城定栞奈:「自分にとって大切な人だから護衛する、とは言ってくれな……言わなかった。」
城定栞奈:途中で自分の言葉を修正する。
比良坂 亘:(まあ、付け入る隙はまだありそうだね。この子に関しては。)
佐倉井ほたる:「……」目を伏せる。
佐倉井ほたる:あの、血を吐くような言葉を思い出す。…事実、こころから噴き出した血であったのだろうと。
城定栞奈:「……何かできることがあるという事実、実感、認識。」
城定栞奈:「それであいつは"オカリナ"との繋がりを持とうとしてる。あたしの勘だけどね。」
比良坂 亘:「…その辺りに関しては私も思うところがある。彼の根底にあるのは恐らく”贖罪”。付き動かしているのは”諦観”だ。」
佐倉井ほたる:「そう、なのでしょうね…。大切に思うものには、繋がっていたいものですから」
城定栞奈:「要は呪われ女と一緒よ。」
佐倉井ほたる:「…世怜さんと?」
城定栞奈:「"オカリナ"からの呪いだけでも受けていたい。呪いによって繋がっていたい。」
城定栞奈:「あの男の細かい事情は知らないけど、人のこだわりっていうのは突き詰めればそんなものよ。」
佐倉井ほたる:「…………あぁ」世怜さんの振舞いから、垣間見えたもの。それから察する。
城定栞奈:「呪いの部分の名前は場合によって違うでしょうけどね。愛だったり、友情だったり……」
城定栞奈:魔法だったり、という言葉は出さない。
佐倉井ほたる:「…わからないな…。わたしには、そんな自分から鎖に繋げるようなつながりがほしいっていうのは、わからないや」ポツリと零す。
佐倉井ほたる:「いたくて、くるしいだけなのに…」
城定栞奈:「……」 ほたるの独白を待って、
佐倉井ほたる:「…すみません、つい」
城定栞奈:「だから、最初あたしが提案しようとしてたのは、その想いを利用する作戦だった。」
佐倉井ほたる:「………、まあ、妥当ではありますね」思う事はあるが、事実として有効であろう手段だ。
城定栞奈:「あの呪われ女を今後妹さんの代わりに護るんだって認識すれば、妹さんのために何かをできてるってことになるでしょ?」
佐倉井ほたる:「…そう、思えるほど器用なひとですかね…、あ、いえ。すみません。論理として間違ってないかと」
城定栞奈:「……まあ色々と穴があるのは認めるわ。大枠の流れの話だと思って頂戴。」
佐倉井ほたる:「ああいえすみません!失礼を…!」
比良坂 亘:「はは」
比良坂 亘:「やっぱり、色々考えてるんだね。」
城定栞奈:「……とにかく、"オカリナ"の呪いを持ち続けたまま生きてもらう案。これが最低ラインの案だったんだけど。」
城定栞奈:「呪われ女の案の方が悪くないわ。あたし好みね。」
佐倉井ほたる:「…呪いを呪いのままに抱えることなんて、もともと人の荷に勝つことです。祓って、べつのかたちにしなければ」
佐倉井ほたる:「ヒトの方が歪んでしまいます…」そうなってしまうのは、みたくはない。
城定栞奈:「……そうよね。」 ほたるから目を逸らす。
佐倉井ほたる:「…だから、わたしは世怜さん自身も心配でした」
佐倉井ほたる:あの様子ならまだなんともないようですけれど、と続けて。
佐倉井ほたる:「あの”呪い”が。いつ溢れやしないかと…」
城定栞奈:「溢れる?」
比良坂 亘:「随分と気に掛けるね。彼女の事を。」
佐倉井ほたる:「…あのひとの影を見ましたか?」
佐倉井ほたる:「何か、単純なウロボロスのそれではなく…異様な感覚を憶えたことは?」
比良坂 亘:言われて、思い返す。不気味に蠢く漆黒の流体を
城定栞奈:「……あなたの言う"呪い"、呪われ女の御綿笹霧への拘りのことじゃなさそうね。」
佐倉井ほたる:「…UGNの分類法で言うなら、”輪廻の獣”。我らが祖に倣うなら、”呪墨壺”ですか」
佐倉井ほたる:「尽きることなき呪い。晴れることなき影。--それは、本来有り得ないカタチです」
佐倉井ほたる:「いかに荒ぶる神と言えども--いずれ、その怒りは醒めるもの。いつまでも、”対象がいなくなっても”晴れない呪いなんて」
佐倉井ほたる:「そんなものは、有り得ない。光が無いのに影が出来ると言っているようなものです」
城定栞奈:「?」 ピンときていない顔
佐倉井ほたる:「…あー」
佐倉井ほたる:「ごめんなさい、ついわたしの言葉で話してしまいました。分かり辛いですよね…」へこむ。
比良坂 亘:「…いや、分かりやすかったよ。ありがとう。」
佐倉井ほたる:「そ、そうですか!よかった」
城定栞奈:「……不安定な力を使ってるってことかしら。」
佐倉井ほたる:「えっと、つまりまとめると。あのひとの影に、消えない呪いの集合体があるのです。…あ、そ、そんな感じで!」
佐倉井ほたる:ついつい魔術的なことを話そうとすると、散文的になり過ぎるのは悪い癖だ。
比良坂 亘:「…一つ、聞きたいのだけど。”死者がかける呪い”なんてのも、あったりするのかな。」
城定栞奈:「……あるでしょうね。」
佐倉井ほたる:「--ありえるでしょうね」
佐倉井ほたる:「というより、わがくにでは有り触れたもの、とも言えます。長屋王に、菅原道真公、平将門公--」
比良坂 亘:「そう…なんだね。」
城定栞奈:「それに……消えない呪いなんて有り得ない、か……。」
城定栞奈:目を伏せる。
佐倉井ほたる:「そもそもの、人間の生死の誕生も。イザナミノミコトによる呪いだ、と本邦の神話では語られています」
比良坂 亘:(だったら…私の身体は…)
比良坂 亘:(…よくないな。こういうのは。)
比良坂 亘:(私は、私の為に生きている。絶対に。)
佐倉井ほたる:「あ、あれ。何か…?」きょとんとした顔。
城定栞奈:「……ううん、ほたるの情報も重要だったわね。」
城定栞奈:首を横に振り、何かを考えていたことを誤魔化す。
佐倉井ほたる:「まあ、あまり気にし過ぎないことです」
城定栞奈:「要は呪われ女にも支えてくれるやつが必要ってことでしょ。」
佐倉井ほたる:「…それですめばいい、のですけれど」不安がある。
佐倉井ほたる:当たって欲しくない、澱のように積もった不安が。
佐倉井ほたる:「まあともかく!世怜さんのことはわたしが見ますので。何か気づいたことが合ったら、教えて下さい」
佐倉井ほたる:空笑いでもいい。笑いとばすように明るく言う。
比良坂 亘:「はは、”何で御綿笹霧と話すときだけ口調が違うのか”とかね。」
佐倉井ほたる:「そこはそっとしておいてあげましょうよ…」

GM:ロイス・購入が可能です。
佐倉井ほたる:世怜さんと栞奈ちゃんに取る!
貴崎世怜:ほたるちゃんと栞奈ちゃんに取りましょう
佐倉井ほたる:”友達”/貴崎世怜/〇友愛/庇護 と、”共闘”/城定栞奈/〇敬意/心配 で。
城定栞奈:比良坂さんに取ろうかな。
比良坂 亘:城定栞奈 分かりやすい子:〇好奇心/敵愾心 で!
城定栞奈:-仲間/比良坂亘/感服:○/生意気/ロイス
城定栞奈:分かりやすい子!w
佐倉井ほたる:購入は応急手当を。まだHP6だよ!
城定栞奈:ああ、私も応急手当いっときましょう。
城定栞奈:8dx10+4
DoubleCross : (8R10+4[10]) → 9[1,2,3,3,7,8,8,9]+4 → 13

佐倉井ほたる:4dx+2=>8
DoubleCross : (4R10+2[10]>=8) → 10[3,6,8,10]+1[1]+2 → 13 → 成功

城定栞奈:ほたるちゃんに渡す!
貴崎世怜:友達/佐倉井ほたる/友情○/不安 協力者/城定栞奈/連帯感○/悔悟
比良坂 亘:私も応急で!
佐倉井ほたる:ありがとうございます!GM、使ってもよろしいですか!
GM:どうぞ!
比良坂 亘:3dx+5
DoubleCross : (3R10+5[10]) → 6[1,2,6]+5 → 11

佐倉井ほたる:ありがとうございます
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるのHPを2d10(→ 14)増加 (31 → 45)
佐倉井ほたる:間違えた。6+14で20です
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるのHPを2d10(→ 13)増加 (20 → 33)
貴崎世怜:応急買おう
貴崎世怜:3dx+2
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 9[1,7,9]+2 → 11

佐倉井ほたる:よし全快です!栞奈ちゃんありがとう!
貴崎世怜:誰か要りませんかって言おうとしたら自分のHPが6だった時の顔
佐倉井ほたる:回復しよ!?
佐倉井ほたる:ア、私は以上です
貴崎世怜:する!
貴崎世怜:貴崎世怜のHPを2d10(→ 10)増加 (6 → 16)
比良坂 亘:使って…
貴崎世怜:しょっぱい
比良坂 亘:足りなければ渡しましょうか?
貴崎世怜:いいんですか?
貴崎世怜:ほしいです!
比良坂 亘:ならば渡しましょう!
比良坂 亘:持っていけ~い!
貴崎世怜:わあい!ありがたや~!
貴崎世怜:貴崎世怜のHPを2d10(→ 8)増加 (16 → 24)
貴崎世怜:もぐもぐ
貴崎世怜:以上です!

ミドル4:呪縛

GM:引き続き情報収集です。
GM:ほたるちゃんがシーンプレイヤー。侵蝕的に。
GM:ほか登場自由!
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (83 → 92)
佐倉井ほたる:おかしいでしょ??
貴崎世怜:出出出大王
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (86 → 94)
貴崎世怜:たか~い
GM:このセッション呪われてんの?
GM:……呪われてるかもしれない……
比良坂 亘:くっ私は…私はGMを信じるぜ!!
比良坂 亘:比良坂 亘の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (99 → 106)
比良坂 亘:なんでだよ!
GM:ダイスがおかしい
佐倉井ほたる:無理しないで…
城定栞奈:GM……私は信じてますよ(キラキラした目)
GM:グッ…
城定栞奈:城定栞奈の侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (91 → 97)
城定栞奈:一番低い
GM:一番低くて6、やっぱり何かがおかしい

GM:ではまず項目を貼りましょう。

・衝動抑制剤 難易度:8 情報:UGN
・◆御綿笹霧・1 難易度:6 情報:裏社会、UGN
・貴崎世怜/輪廻の獣  難易度:14 知識:レネゲイド、地域伝承 情報:噂話、UGN(貴崎世怜は判定不能/佐倉井ほたるのみ判定に+5)

貴崎世怜:御綿さんのことを調べる宣言通り、御綿さんのことを調べるぜ
佐倉井ほたる:世怜さん行こう。情報UGNで能力訓練社会起動、一体化して判定します。
貴崎世怜:情報:裏社会のコネつきで判定します
佐倉井ほたる:7dx+2+5=>14
DoubleCross : (7R10+2+5[10]>=14) → 9[1,2,5,5,6,8,9]+7 → 16 → 成功

佐倉井ほたる:よっしゃ。ボーナスのお陰で成功したぜ。
GM:さすがほたるちゃん
貴崎世怜:5dx+1=>6
DoubleCross : (5R10+1[10]>=6) → 10[1,3,4,7,10]+9[9]+1 → 20 → 成功

比良坂 亘:衝動抑制剤をUGNのコネ使って判定します
GM:やばい
比良坂 亘:6dx+2
DoubleCross : (6R10+2[10]) → 8[1,4,6,7,8,8]+2 → 10

貴崎世怜:ヤンデレの萌芽
GM:全員成功!
GM:順に開示していきます。

・衝動抑制剤
第一支部で虹咲支部長に秘して開発されている薬品。
虹咲奏の飢餓衝動を緩和する目的で作られており、試験段階にある。
現在虹咲奏を蝕むレネゲイドとこの薬の研究データを用いれば、
”オカリナ”の直接的な攻撃行動以外に抵抗するものが作れそうだ。
開発主任は第一支部所属研究員の三芳孝一である。

佐倉井ほたる:三芳さん!
比良坂 亘:三芳さんだ
貴崎世怜:三芳さんー!
GM:(C)ロケットさん

・◆御綿笹霧・1
元UGN研究員。現在はフリーランスのボディガードとして活動している。
UGN、FH、ギルド等、組織に関係なく依頼を受ける。
凡ゆる立場を認め、確実に任務を遂行するために名も売れている。
だがUGNからはいつでも敵に回り得ること、
様々な組織を渡り歩いて情報を集めているらしいこと、
ジャーム化した妹への執着、等々の要因から要注意人物とされている。

→◆御綿笹霧・2 難易度:8 情報:裏社会、UGN

貴崎世怜:要注意人物なんだなあ(ぼんやり)
城定栞奈:えーっと、
城定栞奈:じゃあ残ってる情報項目は1個だけかな?
GM:ですね。
GM:今のところ。
城定栞奈:あ、そうかまだ世怜さんの項目があった。
GM:あ、出すの忘れてた
比良坂 亘:まとめられてるとこういう時に便利ですよね
比良坂 亘:本当にありがたい

・貴崎世怜/輪廻の獣
貴崎の始祖が已崎家から持ち出した”呪墨壺”に収められていた
呪いの力の一部を喰らわせあい、最後に残ったものに
「死を否定する」呪いをかけて依代に取り憑かせたもの。
そして、依代が死に、再憑依が起こることで強化されている。
つまり、「これ以上死ぬことのない死者の総体」でもある。

この呪いの濃縮体は、本来形を持って留まっていてはならないものだったが、
貴崎の「死のある"世"界への呪い」によって「獣」として固定化してしまっている。
実態は制御不可能な純粋な”呪”であるが、
近頃の貴崎世怜はこの力を制御下に置いているように見える。
……これは、”呪”が成長し、貴崎世怜という存在に近づいてきている為である。

GM:このタイミングで、世怜ちゃんのPLのみつさんに秘匿情報が渡されます。
佐倉井ほたる:ひえええ
貴崎世怜:秘匿……
比良坂 亘:うーむなるほど…
城定栞奈:あわわわ
GM:右の共有メモで限定公開したのでみつさんはご確認くださいね!
貴崎世怜:確認しました!
貴崎世怜:ヒエーッ
佐倉井ほたる:一体何が記載されているんだ…
城定栞奈:しかし、死を否定する呪いか……
GM:ふふふ…
城定栞奈:今の時点で項目が1個だけであればそちらを判定しましょうか。
GM:すみません、そちらの判定は一旦ロールとイベントを挟んだ後にお願いします!
(※編注:当初はここでイベントを挟む予定でしたが諸般の都合によりなくなりました)
城定栞奈:ああっ、そういうこと!了解です。
GM:では、一度共有ロールをどうぞ!

GM:第一支部・休憩書架
GM:…ここは、図書館の古い書庫を、支部改装に伴い休憩室にした部屋だ。
GM:かつては隙間なく本が詰め込まれていたが、今は支部員が持ち込んだり、寄付した本、そして一部の資料のみが置かれている。
佐倉井ほたる:他の資料がある書架に近く、なおかつ座って広げるだけのスペースがある場所だ。
貴崎世怜:メモ帳の切れ端や資料を並べている。
城定栞奈:「……」 ソファの背もたれに寄りかかり、腕を組んで座っている。パーカーのフードを被って目元を隠している。
比良坂 亘:「まず、対策を打たなきゃダメなのはあの衝動侵蝕だ。」両手に抱えた資料を、机の上に置く
佐倉井ほたる:「そうですね。…アレが防げないと、此方が一方的に消耗するだけです」ソファに行儀よく掛けている。
貴崎世怜:「……あの虹咲さんがやられちゃうくらいっすからね。本当の本当にヤバイっすよ、あれ」
城定栞奈:「……それもあったわね。話題に出したってことは何か対策があったってことかしら?」
城定栞奈:被っていたフードを外し、亘を見る。
比良坂 亘:「ああ…ちょっと、興味深いものを見つけてね。」一冊のレポートを取り出す。著者名は、”三芳孝一”
佐倉井ほたる:「…三芳さんの」つい、と言ったように言葉が零れる。
比良坂 亘:「おや、知り合いかい?」
佐倉井ほたる:「ええ…。第一支部の研究員の方です。少々の縁がありまして」
佐倉井ほたる:すみません、脱線しましたと頭を下げて続きを催促。
比良坂 亘:「…ここに書かれているのは、現第一支部長、虹咲奏の衝動を抑制する特効薬についてだ」
佐倉井ほたる:「…よく明かしてもらえましたね」内容的にも、心情的にも。
比良坂 亘:「彼の衝動については、共に行動したことのある佐倉井さんや貴崎さんの方が詳しいのかな?」
佐倉井ほたる:「…私的な領域に立ち入り過ぎるので、わたしからは言えません。知りたいなら支部長に直接どうぞ」
貴崎世怜:「まあ、その……だいぶ大変らしい、としか……」
比良坂 亘:「ふふ、中々乗ってくれないね。」
佐倉井ほたる:「当然でしょう。本題の続きをお願いします」むすっとした顔。
比良坂 亘:「…そう、彼の衝動は随分と重いものらしい。」
城定栞奈:「その重い衝動を抑える薬、ねえ。」
佐倉井ほたる:「…興奮を抑えるだうなー系の薬剤…いや、しろうと過ぎて分からないな…」
比良坂 亘:「加えて、あの人柄だ。彼は我が身可愛さに特効薬を作らせるような人間ではないだろうね。」
比良坂 亘:「つまり、この薬の研究は独断かつ秘密裏、そして、未完成だ。」
佐倉井ほたる:「…まあ、そういう方なので」溜息。もっと自分に優しくして良いとは思うのだけど。
佐倉井ほたる:「……まあ、そうなりますか」完成しているなら当然処方を試みているはずだ。
城定栞奈:「で?その未完成の代物を引っ張り出してきてどうするのよ。」
佐倉井ほたる:「栞奈さんの言う通りですね。実用に耐えるので?」
比良坂 亘:「?だから、完成させるんだよ」
貴崎世怜:「あ、危ないんじゃ……」
佐倉井ほたる:「…あの衝動喚起の嵐の中を突っ切るよりはマシですか」マトモな治験をする時間もあるまい。
比良坂 亘:「幸い、著者の三芳さんは支部内に居る。実際に衝動を受けたサンプルもある。そして骨組みは既に完成している。」
佐倉井ほたる:「……そして、時間もそうはない」燈戸さん、虹咲支部長。そして、御綿さん自身も。
貴崎世怜:「……やるしかない、ってことっすね?」
城定栞奈:「所詮はジャームが作る紛い物の感情だものね。薬でどうにかできそうって言うんなら専門家に任せるわ。」
比良坂 亘:「という訳だから、私はこの後三芳さんと接触し、この薬の完成を目指す」
比良坂 亘:「寂しくなるけど、みんなとは別行動になるね」
佐倉井ほたる:「…ええ、お願いしますね。あまり調剤中に深く刺激するのは止めて下さいよ」
佐倉井ほたる:冗談交じりにそう言って、比良坂さんへ委任の意思を示す。
比良坂 亘:「はは、心配しなくても大丈夫だよ。」
比良坂 亘:「生者を見守るのは、私の生きがいだからね」
比良坂 亘:「…それじゃあ、離れる前に君たちが何を調べていたのかを聞いておきたいな。」
城定栞奈:「生者を?随分とまた胡散臭い言い回しを……」
城定栞奈:「生者を生者って呼ぶのは普通は死人でしょうが。」
城定栞奈:呆れたような顔。
比良坂 亘:「…」目をそらすように、聞き流す
比良坂 亘:(…勘づかれているのかな?これは)
佐倉井ほたる:「まあ、死人は普通見えませんから。そういうつもりだったのでは?」ずれたフォローになってないフォロー。
城定栞奈:「……?」
城定栞奈:「何よ。少し言い返してくると思ったのに張り合いのない。」
比良坂 亘:「…そうそう、オカルトみたいなものに興味はないけれど、私はちゃんとここに居るよ。」
比良坂 亘:「…”私”は、ここに居るんだ。」誰でもない、何かに言い聞かせるように
城定栞奈:「……ワケありってわけね。」
城定栞奈:バツが悪そうに頭を掻く。
城定栞奈:「観察し返されるのがお望みなら後でおしゃべりに付き合ってあげなくもないわ。今はやめときましょう。」
比良坂 亘:「…そうだね」
比良坂 亘:「それじゃあ、後で。私も栞奈さんには聞きたいことがある。」
城定栞奈:「はいはい。興味本位の観察じゃなければ考えといてあげる。」 しっしっ、と手で追い払う動作
佐倉井ほたる:「…こほん。では、続いてわたしですね」意識を切り替える。
佐倉井ほたる:手にある資料は、先の”アキツミカミ”セル戦における貴崎世怜の”輪廻の獣”展開による”呪墨壺”の探知のときのものだ。
佐倉井ほたる:「…正直、先程比良坂さんにああ言ったことを翻すようでよくないのですが」
佐倉井ほたる:「世怜さん、貴方のことです」
貴崎世怜:「……わたしの」
佐倉井ほたる:「先の”アキツミカミ”戦より、制御が出来ているように見えましたので、杞憂だと」
佐倉井ほたる:そう、思いたかっただけか。そんな自分に自嘲の笑みを浮かべて。
貴崎世怜:「確かに、最近はなんというか……馴染んでる感じはするんすけど」
城定栞奈:「……制御?馴染む?」
佐倉井ほたる:「そう、思っていましたが…」資料を広げる。
佐倉井ほたる:それは、あの戦闘後に集められた已崎の家の古文書を始め、世怜さんのエフェクト計測データが入り混じっている。
城定栞奈:遠慮なく覗き込む。
比良坂 亘:(…”呪い”だったかな。彼女のは。)
佐倉井ほたる:「世怜さん、それは制御できているのではありません」
佐倉井ほたる:「逆です。貴方が、”輪廻の獣”により近しくなっているから。獣が貴方を飲みつつあるから、普段と変わりがないように見えた」
比良坂 亘:(やっぱりね…馴染むというより、これは”侵蝕”だ)
貴崎世怜:「……え?」事態があまり飲み込めていない。
佐倉井ほたる:それは、影に計測されている正体不明のエネルギー体が貴崎世怜の身体/実体にも計測されていることを示している。
城定栞奈:「……心への呪いと同じ考え方なら、確かに呪いを受け入れるのと制御するのとは別の話よね。」
佐倉井ほたる:「……正直、いきなりに過ぎる話ではあると思います」苦い顔。
佐倉井ほたる:「…影が実体を飲み込むことでの増幅。それが、影に取り込まれることなく同じ出力を出せるなら」
貴崎世怜:「……」右手を見て、開いては閉じる
佐倉井ほたる:「…簡単なことは、裏と表が入れ替わること。裏が表になりつつあるということです」
佐倉井ほたる:世怜さんの手を取る。
佐倉井ほたる:「…悪いことはいいません。もう、やめましょう」絞り出すような声。
佐倉井ほたる:「治療法を見つけて、治すまで。貴方は力を使うべきじゃない」
城定栞奈:「えっ?ちょ、ちょっと待ちなさいよ。」
城定栞奈:「つまりどういうことなの。」
比良坂 亘:「…肯定はしなかったかい?馴染んでいるのを、”良い”事だと」
佐倉井ほたる:「…あー」ま、またやっちゃった…。
佐倉井ほたる:「…つまり、世怜さんの影にいる”輪廻の獣”…それが。世怜さん自身を侵蝕しつつあるということです」
城定栞奈:「ええと。レネゲイド能力自体が他人からの呪いみたいに働いてる。そういう解釈で合ってる?」
貴崎世怜:「……なるほど」ほたるちゃんの手を握り返す。体温は感じる。
貴崎世怜:「他人というか……昔から続いているというか」
佐倉井ほたる:「…そうです」資料に、その蠱毒のよう--いや、そのものな作成法の概要も記載されている。
佐倉井ほたる:ぎゅ、と力を込める。
城定栞奈:「なるほどね。ほたるが言ってた"消えない呪い"っていうのがそれだ。」
城定栞奈:納得したことを表明すると同時に、苦い顔をする。
佐倉井ほたる:--このひとの手は。前は、こんなに冷たかっただろうか?
佐倉井ほたる:そんな疑問が過ぎって、胸を掻き毟られるようで。
佐倉井ほたる:「…”死の否定”の呪い。イザナミノミコトの呪いを、その黄泉の力--死者の群れ--でもって打ち破ろうとする呪い」
貴崎世怜:「……黄泉比良坂をさかしまに」
貴崎世怜:聞いたことのあるフレーズが頭に浮かぶ。同時に、影に飲み込まれていった兄の死に顔も。
比良坂 亘:(死の否定…か)
佐倉井ほたる:「…バカバカしい!ふざけてる…!」
佐倉井ほたる:「たかが、人間数十数百、千年程度もないそれで覆るものか!そうする間に世界で何人生きて死んでいるのか…!」
佐倉井ほたる:「怨霊というのも莫迦らしい…!こんなものに、貴方が身を蝕ませる理由なんてない!」声を荒げる。
貴崎世怜:声を荒げるほたるちゃんを見て、少しだけ驚いたような顔をして、
貴崎世怜:「ありがとう、ほたるちゃん」
貴崎世怜:「会うたびに心配かけちゃってるや……だめだな、もう」頬を指でぽりぽりとかく
佐倉井ほたる:「……当然のことです!これが、人間の当然なんです…!」知ったことだ。4年の間で、教えてもらったこと。
城定栞奈:「……」 ほたるの肩に手を置き、
佐倉井ほたる:「…貴方が背負わされたものでしょう!こんなもの、取り去ってからに…っ」そこで栞奈さんの手に声が止まる。
城定栞奈:「呪われ女。」 世怜さんに声をかける。
貴崎世怜:栞奈ちゃんの方を見る。
城定栞奈:「あなたのレネゲイド能力が他人からの呪いで、あなたがそれを受け入れつつあるってのは分かった。利用できる力としては有用なのね。」
城定栞奈:「じゃあ、一つ答えなさい。」
城定栞奈:「これはその力が有用かどうかとは別の話よ。」
城定栞奈:「あなたはその呪いで……繋がっていたい?呪いをかけた奴と。」
城定栞奈:真剣な……というよりは、やや冷めたような、冷静に現状を確認しているだけの表情。
貴崎世怜:「……うーん」口に手をあて、考える「ちょっとだけ、難しいっすね」
佐倉井ほたる:「……っ」激昂しそうになるのを栞奈さんの手に抑えられる。
貴崎世怜:「遠い遠いご先祖様のことなんて、正直どうだっていいんすよ。だけど」
比良坂 亘:(…恐らく、本音だ)
城定栞奈:「そう。それに縋り付いてるわけじゃないのね。なら上出来……」
城定栞奈:上出来だ、と言いかけるが、「だけど」を聞いて少し思いとどまる。
貴崎世怜:「……直接呪いをかけたのが誰かって言えば、多分、自分自身だから」
佐倉井ほたる:「………あなたはっ…!」自分が何を言っているのか分かっているのか、と怒声が漏れそうになった。
比良坂 亘:(……っ)少し、胸を押さえる
貴崎世怜:思い返す。兄を殺した時の感触、獣が流れ込んできた時の記憶。
貴崎世怜:本当なら、放って逃げて誰かに任せればよかったはずだった。
貴崎世怜:「切ろうとしたって、切れないんすよ」
貴崎世怜:あはは、と申し訳なさそうに笑う。
佐倉井ほたる:「…なら!切ろうとしてみてくださいよ!」
佐倉井ほたる:「諦めたみたいに…!そんな顔で!笑わないでよ…!」
城定栞奈:「……ううん。上出来よ。そこまで自覚してるならね。」
城定栞奈:また、ほたるの背中を掴んで止める。
貴崎世怜:「ほたるちゃん。それでも……、”輪廻の獣(こいつ)"がわたしを飲み込もうとしてたって、御綿さんのことを諦める理由にはならないんだ」
佐倉井ほたる:「……ぅ、ぐ…!」激情が溢れるのを、なんとか食い縛る。
佐倉井ほたる:「…だったら!あのひとに会えたって、どんな顔で会うつもりなんですか!?」
佐倉井ほたる:「…わたしは!ともだちを……、そんなものにさせてまで、やってほしくない…!」
貴崎世怜:「正直、まだわからない。どんな顔で会えば良いのか。その時わたしがどうなってるのかだって、わからない」
貴崎世怜:「でも、わたしはね、全部諦めてないよ」
佐倉井ほたる:「、ぅ、ううう…」裾で目元を拭う。
佐倉井ほたる:「…ほんとうでしょうね」
比良坂 亘:(切れない、呪い。それが自分を蝕むと知っていながら、彼女は…)
貴崎世怜:「獣のことだって、あの人のことだって、わたし自身のことだって」
貴崎世怜:「何一つ、諦めるつもりなんて、ない」一言一言、噛みしめるように言う。
城定栞奈:「……あたしに言わせれば、"そっちの"呪いの方が厄介ね。」 世怜さんの様子を見て、呟く。
佐倉井ほたる:「…うそだったりしたら、地獄の底の底にいたって、引っ張り出してやりますからね…!」
貴崎世怜:「にひひ、ほたるちゃんなら本当にやりそうっすね」
比良坂 亘:(…彼女がよく分からなかった。当然だ。)
佐倉井ほたる:「~~~っ」ぎりぎり歯を噛み締める。
佐倉井ほたる:「……、わかりました!わたしが折れてあげます…!」
比良坂 亘:「君も相当歪んでるね。お似合いだよ。」思わず、声に出る
貴崎世怜:「……そうっすかね?」比良坂さんの言葉に返す。「そうかな……」
佐倉井ほたる:ふーっふーっ、と感情が高ぶって荒げた息を整え。「…ええ、本当!お似合いですよ、全く!」
城定栞奈:「……」 ほたるの様子を見ながら思案して、
佐倉井ほたる:「…栞奈さん、すみませんでした。冷静になるべきなのに、本当に未熟を晒して…」栞奈さんに謝る。
城定栞奈:「……それは違うわ、ほたる。」
佐倉井ほたる:「…えっと」かなり醜態を晒していたと思うのだけど。
城定栞奈:「呪われ女。」 ほたるの返事は聞かず、世怜さんに声をかける。
貴崎世怜:「なんすか、栞奈ちゃん」
城定栞奈:「御綿笹霧を止めるためのあなたの案、悪くなかったとあたしは思ってるわ。」
城定栞奈:「このままだと御綿笹霧は死ぬまで"オカリナ"を守ろうとする。だから独りにさせないよう、あなたの手を取らせる。」
城定栞奈:先程、世怜さんが言った「作戦」を再度口に出す。
貴崎世怜:「そうっすね」確かめるように頷く。
城定栞奈:「……ええ。実に明快な作戦ね。これを流用しましょう。」
城定栞奈:「このままじゃあなたは死んでも御綿笹霧を助けようとする。だから、」 ほたるの手首をグッと掴み、
佐倉井ほたる:「ふぇっ」目を丸くしている。
城定栞奈:「あなたもよ。この子の手でも取っときなさい」 世怜さんに向ける。
城定栞奈:「呪術師ならあるでしょ、ほら。指切りげんまん的なやつとか。」
佐倉井ほたる:ちょっと泣きそうになった後に、こんな予想していない展開。普段では見せない、年相応の少女のような幼い顔。
貴崎世怜:「……ふふ」
貴崎世怜:「そうだ、うん。呪い師は約束を守るから」小指を立ててほたるちゃんへ向ける。
貴崎世怜:屈んで、目線をあわせて。
佐倉井ほたる:「…。………ん」こちらも背を伸ばすようにして、小指を伸ばす。
佐倉井ほたる:普段の、やるべきこととやりたいことを重ねて。様々なものを握り続けた手。それを、ただつなぐためだけに。
貴崎世怜:「……絶対に、わたしは居なくなったりしないし、御綿さんのことだって諦めない」
貴崎世怜:「約束するから、ね」
佐倉井ほたる:「…そんな貴方を、絶対にどこかになんて行かせてあげない」
佐倉井ほたる:「また、ここで。こうして、もう一度。今度は、御綿さんも一緒じゃないなら。」
佐倉井ほたる:「…約束、です」
比良坂 亘:「…ねぇ、これも呪いなのかな。」栞奈さんに小声で話しかける
城定栞奈:「あら、学習が早いわね、亘。筋がいいわ。」
城定栞奈:「レネゲイド能力の呪いじゃないから時間が経てば勝手に薄れてしまうものだけどね。」
比良坂 亘:「…私の思う呪いとは、随分違うんだね。」
比良坂 亘:「上手くは、言えないのだけど」
城定栞奈:「なら、魔法と呼んでみるのを勧めるわ。今のはほたるが世怜に魔法をかけたのよ。」
城定栞奈:少し得意そうに、機嫌良く解説している。
比良坂 亘:「…魔法」
比良坂 亘:『…知ってる?』
比良坂 亘:【なんとなく】
比良坂 亘:【はい】
比良坂 亘:【おう】
比良坂 亘:【わかるよ】
比良坂 亘:「子どもでも、知ってること…か。」
城定栞奈:「……亘?」
比良坂 亘:「ああ、なんでもないよ。決して栞奈さんを子ども扱いしたりとか、そういうのではないんだ。」
城定栞奈:「一言余計なやつね!」
比良坂 亘:(ただ)
比良坂 亘:(ただ少し、羨ましく感じただけ。)

・◆御綿笹霧・2 難易度:8 情報:裏社会、UGN

GM:今の情報項目はこれだけ!手番が残ってるのは栞奈ちゃん!
GM:というわけではりきってどうぞ。
城定栞奈:では頼れる情報屋のコネを使って裏社会情報技能で御綿笹霧のことを調べ上げます。
城定栞奈:10dx10+4>=8
DoubleCross : (10R10+4[10]>=8) → 9[1,2,5,5,7,7,7,8,8,9]+4 → 13 → 成功

GM:さすが。
比良坂 亘:強さ…

・◆御綿笹霧・2
4年前までUGNに所属していたが、
脱走に伴う”オカリナ”討伐命令に反対、UGNを出奔する。
それから暫くは一時的に他組織に身を寄せながら
ジャーム化の治療および”オカリナ”の居場所に関する情報収集、
そして自らのオーヴァード能力の向上に努めていたようだ。
様々な組織・地域を転々としたのも一側面からのアプローチでは
ジャーム化の治療は困難であると考えた為。
それ故に様々な思想を直ちに否定することがない。

→◆御綿笹霧と”オカリナ”事件 難易度:10/12 情報:裏社会、FH
→◆御綿兄妹・1 難易度:8 情報:UGN

GM:以上です。
城定栞奈:なるほど。
GM:というわけで、仕切り直して
GM:御綿さんのことをお話していきましょう
佐倉井ほたる:はいっ
城定栞奈:はい!
貴崎世怜:はーい
比良坂 亘:はーい

佐倉井ほたる:「…さて。少しわたしが脱線させてしまいましたが、本来の話題に戻りましょう」
城定栞奈:「呪われ女。調べてたんでしょ。あなたから話しなさい。」
貴崎世怜:「あ、まあ……一応できる範囲でさらっと……」メモを広げながら
貴崎世怜:「知ってることの確認になるかもっすけど、あの人はフリーランスで、まあいろんなところに顔が利くんすよね」
貴崎世怜:「で、」
貴崎世怜:「……まあ、いろんなとこでボディガードやりつつ、いろいろ探りつつってしてたみたいだから……」
貴崎世怜:「UGNからは要注意人物としてマークされてたみたいで……」
佐倉井ほたる:「まあ、本当に分け隔てなく受けてますから、でしょうね…」UGNにFHにギルドに…とその遍歴のリストを見る。
比良坂 亘:(…何かを守ろうとするのは、元々彼の性質だったのかな。)
城定栞奈:「色んな組織に身を寄せて、何かを調べてた。」
城定栞奈:「……何を調べてたかの予想もついてるとは思うけど。」
城定栞奈:こちらは、走り書きを机の上に出す。
城定栞奈:「UGNだけじゃなくて、手あたり次第の組織と地域からのアプローチを試してたってみたいね。」
城定栞奈:メモには「ジャーム化の治療」「オカリナの居場所」「自らの向上」と走り書きがされている。
城定栞奈:「信頼できる筋からの情報よ。」
城定栞奈:「他の思想を直ちに否定することはない、って情報もオマケね。」
貴崎世怜:「まあ、あの人ならそうするだろうなあ……」小さく呟く
比良坂 亘:「うん、成程。見識を広めるのはいいことだ。こうなるのはある意味自然とも言えるね。」
比良坂 亘:(しかし、”他の思想を直ちに否定することはない”か…裏を返せば、”一度否定してしまえば”…という事になるかな)
佐倉井ほたる:「…UGN系だけでは出来ない実験や発想、そして試料も。FHを始め他の組織なら在る可能性がある…」
佐倉井ほたる:「…そうして、遂に今回へ至ると」UGNからの出奔の経緯。ただの文字列に、かつてを垣間見るように零す。
城定栞奈:「どう?呪われ女。あなたに必要な情報だった?」
貴崎世怜:「……そうっすね」
貴崎世怜:ジャーム化の治療方法を探るために、あらゆる組織を渡り歩き……
貴崎世怜:今に至る。
貴崎世怜:状況を見れば、成果があったのかどうかはひと目でわかってしまう。
佐倉井ほたる:考えている様子を見詰めている。
貴崎世怜:「……なんで、そこまで執着するんだろうって、ちょっと思うかな」
貴崎世怜:「理由がわからないんじゃなくて……えっと」
貴崎世怜:「なんて言ったらいいんだろう」ほたるちゃんに助けを求めてみる
比良坂 亘:「おや、嫉妬かい?いや、やきもちって言った方が正しいのかな」
貴崎世怜:「えっ、あ、いや嫉妬とか、そういうんじゃ」
貴崎世怜:ないとは言い切れない
佐倉井ほたる:「…うーん」比良坂さんの冷やかしは一度流して。
佐倉井ほたる:「…どうして、妹さんのためにしか生きようとしていないのか、でしょうか」
佐倉井ほたる:「普通なら、自分の楽しみや夢、目的に生きようとするものなのに、ということですか?」
比良坂 亘:「……」
貴崎世怜:「そういうこと、かなあ……。あの人は、自分が無かったり、流されてばっかりだったりするような人じゃないから……」
佐倉井ほたる:「ふむ。ある意味で、妹が隣にいることこそが、自然なのかもしれませんね」
貴崎世怜:「切っても切れない、縁……」
佐倉井ほたる:「わたしにとって、かみさまやモノの声が聞こえることが普通であるように」
佐倉井ほたる:「今の状態は、本来あるべきものがないから。ある意味で、腕や足がなかったり、五感の何れかが欠落したように感じるのかも」
佐倉井ほたる:「…まあ、想像でしかないので。全く違うかもしれませんけれど」
貴崎世怜:「あるべきものがない、かあ……」
比良坂 亘:(…それこそ、”呪い”じゃないのかな)
城定栞奈:「……」 黙って聞いている。世怜さんの顔を見ながら。
貴崎世怜:あるはずだったものがないことに、慣れてしまった自分を顧みる。
貴崎世怜:それとも、区切りがあったから、慣れることができたのか。
佐倉井ほたる:「…良くも悪くも」
佐倉井ほたる:「ひとに限らず、生命もそれどころか無機物でさえ、欠けたなら、欠けたなりに在り方を変えさせられるものです」
佐倉井ほたる:「…6つの年は、短くはない」目を伏せる。
城定栞奈:「あたしに言わせれば、」 みんなから目を逸らし、天井の方に顔を向けながら。
城定栞奈:「何かが必要な人間もいるのよ。その欠けたなりに変わってしまった自分を認めるのに、ね。」
佐倉井ほたる:「…ままならないですねえ」こちらも壁を見詰めたままに。
比良坂 亘:ただ黙って、色素の薄い掌を見つめている
城定栞奈:「他の目標とか、夢とか。そういうのを見つけてたとしても……それを認めたら妹への想いが嘘になる。」
城定栞奈:「案外、そんな弱気から来てるものかもよ。」
佐倉井ほたる:「……純粋というべきか、潔癖に過ぎる考え方ですね。人間、生きていれば欲は無限に湧いてくるのに」
城定栞奈:大げさに体の向きを変え、後ろの椅子に座る。
城定栞奈:座るときに椅子の向きを変え、背もたれを他の3人の方へ向けている。
比良坂 亘:(…やっぱり、分かりやすい子だ。)
佐倉井ほたる:「…比良坂さんは、どう思いましたか?」
比良坂 亘:「私は…」
比良坂 亘:「…」少し、葛藤がある
佐倉井ほたる:「…いいですよ、あなたが話したいことを話してくれれば。勿論、無いとか言いたくないならそれも構いません」
城定栞奈:「……?」 黙ってしまった亘に違和感を感じ、椅子の背もたれ越しに振り返る。
比良坂 亘:「…ふぅ」ため息を
比良坂 亘:一つ
比良坂 亘:「私の考えは、変わらないよ。自分の生を蔑ろにするような彼を理解する事は出来ないし、他者の命を奪うことは許せない。」
比良坂 亘:少し、表情が崩れる
佐倉井ほたる:透徹とした瞳で比良坂さんを見詰めている。
比良坂 亘:「…やっぱり、こういうのはフェアじゃないよね。」瞳に気圧されるように
城定栞奈:「……」 振り返るのをやめ、また背もたれに体を預ける。
比良坂 亘:「もう分かっているとは思うけど、私は人間ではない。」
佐倉井ほたる:じっと聞いている。…驚きよりも、納得の方が強かった。
貴崎世怜:比良坂さんの方を向く。
比良坂 亘:「レネゲイドビーイング…という存在だ。」
城定栞奈:「……レネゲイドビーイング。存在はよく知ってるわ。」
貴崎世怜:「実際会ったのは初めてな気がするっすけど……なんというか、普通……っすね?」
佐倉井ほたる:「…レネゲイドウイルス自体が意識体を編んだもの、でしたか」視線はそのまま見詰めたままで。
城定栞奈:「人間を観察するのが趣味で、観察するためにワザと刺激してきて、人間を生者って呼ぶ。うん、まあ普通といえば普通ね。」
比良坂 亘:「まあ、人の姿を模っているからね。本来の私は…」そこまで言うと、手を前にかざす
城定栞奈:座ったままギシ、と音を立てて椅子の向きを再び3人の方向へ向ける。
比良坂 亘:指先から、逆さにした砂時計のように、砂のようなものが落ちていく
比良坂 亘:「…この身を構成しているのは…灰。人間の、”遺灰”だ」
佐倉井ほたる:(…ああ、だから。”いくつも”声が反響して)
比良坂 亘:「それが原因かは分からないけれど、私の中には複数の魂…の残滓と言った方が良いのかな。が混在している。」
比良坂 亘:「…その魂たちの声が、聞こえたんだ。」
比良坂 亘:嘘だ。本当は、聞いてしまった。
佐倉井ほたる:「…どんな声でしたか?」静かな口調。
城定栞奈:「……いいの?あたしたちが聞いて。」
城定栞奈:真剣な表情で、どこか心配するような口調で、亘に尋ねる。
貴崎世怜:「話したくないなら……無理はしないでいいんすよ?」
比良坂 亘:「…構わないよ、これまで探りを入れたことのお詫びだと思ってくれればいい」
比良坂 亘:これも、嘘だ。
比良坂 亘:本当は、ただ吐き出したいだけだというのに
佐倉井ほたる:じっと見つめたまま。きみの声を待っている。
比良坂 亘:「”死にたくなかった”と」
比良坂 亘:「”まだやりたいことがあった”と」
比良坂 亘:「”何故俺が死ななきゃならない”と」」
比良坂 亘:「”おかあさんはどこ?”と」
比良坂 亘:「…だから、私は」
比良坂 亘:「彼らの死の上に、立つ者として…」
比良坂 亘:違う
比良坂 亘:「彼らに恥じない、”生”を…」
比良坂 亘:違う
城定栞奈:「亘!」 その、言葉を途中で遮る。
比良坂 亘:「っ…!」大きな声が、耳に入る。気づけば肌はひび割れ、老朽化した壁のように、少し剥がれ落ちていた
城定栞奈:「……その声は、」 いつの間にか、大量の汗をかいている。
城定栞奈:「その声はあなたの声じゃない。あなたに向けた声でもない。」
城定栞奈:「ただの……死人の声よ。」
城定栞奈:「その言葉をあなたに向けたものにするかどうかはよく考えて決めなさい。」
城定栞奈:「流されるな。」
比良坂 亘:「…ただの…死人の…」
比良坂 亘:では、今自分が御綿笹霧に抱いている嫌悪感は、どこから来たものだというのか
佐倉井ほたる:「それを決めるのは、比良坂さんですよ」
城定栞奈:「……そうね。ただの死人の声、は言い過ぎた。」
城定栞奈:バツが悪そうに頭を掻く。
城定栞奈:「簡単な話よ。」
城定栞奈:「あなたの中から聞こえる声があなたの全てだと決めつけるのだけはやめときなさい。」
比良坂 亘:「…」胸を押さえる
城定栞奈:「さっきの御綿笹霧の話と同じよ。自分の夢とか、目標とか……そういうののために生きるのが普通だってこと。」
佐倉井ほたる:「逆に言えば、貴方の一部であることに変わりはないのですから。そこから想いを汲むことは決して悪くないと思いますよ」
佐倉井ほたる:「望むがまま、在りたいと願うままに素直に。心の声に従うのは、決して逃げや思考の放棄だけを意味しません」胸に手を当てる。
城定栞奈:「……」 ほたるの言葉を聞き、考えこんで、
城定栞奈:「……ほたるの言うことも尤もね。亘、大声を出して悪かったわ。」
城定栞奈:先程、額に汗を浮かべながら大声で亘を止めた時とは違い、表情に余裕が戻っている。
城定栞奈:再び椅子に座る。自分でも気づかない内に立ち上がってしまっていた。
比良坂 亘:「……取り乱して、悪かったね。」俯きながら、ぽつぽつと口を開く
佐倉井ほたる:「--横から口を挟んでしまいましたね…。こちらも申し訳ありませんでした」ぺこりと比良坂さんと栞奈さんに。
貴崎世怜:「まあ、なんというか……。在り方を自分で決められるなって時が来るまで、考えるしかないんじゃないっすかね」
貴崎世怜:「わたしみたいな一般人にも、そういうの難しいことだし」
佐倉井ほたる:「まあ、そうして決めた在り方も、事件だとか出会いがあればがらっと一変したりもしますしね」
城定栞奈:「……」 天井を見つめる。
佐倉井ほたる:「もし、わたしでよろしければ。いつでも話しをしましょう。…あの言葉の先を、吐き出してしまいたくなる時もあるでしょうから」
比良坂 亘:「ありがとう。佐倉井さん、貴崎さん…栞奈さんもね」
城定栞奈:「……あたしは別に。」 バツが悪そうに眼を逸らす。
佐倉井ほたる:「お礼は素直に受け取っておくもの、だそうですよ?」くすりと悪戯っぽく笑う。
城定栞奈:「ぐ。ほたる、あなたも意外といい性格してるわね。」
比良坂 亘:「…話を長引かせてしまったこと、謝るよ。私は薬の準備にとりかかるから、この辺で」
佐倉井ほたる:「ええまあ、こんなものですから。…比良坂さん、よろしくお願いいたしますね」
比良坂 亘:「…さっきも言ったけど、少し話したいことがある。時間があればだけどね」去り際に、栞奈さんに小声で耳打ちする
城定栞奈:「……聞いてあげるわ。」
城定栞奈:その言葉だけを返す。
比良坂 亘:それはどうも、という感じで軽く手を振り、部屋から出ていく
比良坂 亘
比良坂 亘:『私は、間違っているかい?』
比良坂 亘
比良坂 亘:『私は、どうすればいい?』
比良坂 亘
比良坂 亘:『私は…』
比良坂 亘
比良坂 亘:答えが返ってこない事など、初めから分かっていた。
比良坂 亘:私は、彼らの記憶をなぞって答えを引き出しているだけ。
比良坂 亘:…彼らの記憶に存在しない、私の事を聞いたところで何かが得られるはずなどないのだ
比良坂 亘:「……」
比良坂 亘:それでも、聞いてしまったから
比良坂 亘:欠けたものを、自分で埋めることの出来ない彼らの声を、聞いてしまったから
比良坂 亘:”切ろうとしたって、切れないんすよ”
比良坂 亘:ああ、その通りだ
比良坂 亘:背を向けて、何もかもを無視して前に進めたならどれだけ楽だっただろう
比良坂 亘:でも、私は
比良坂 亘:足を止めて、寄り添うことを選んでしまった
比良坂 亘:ただの一度しか行わなかった対話で、彼らに背を向けたにも関わらず。
比良坂 亘:「ーーああ」
比良坂 亘:「私は…何の為に…」
比良坂 亘:薄暗い通路で立ち止まり、天井を見上げる
比良坂 亘:先ほどの、少女たちの言葉を思い出す
比良坂 亘:「…」そして、少しだけ足早に、歩き始めた。

GM:ロイス&調達が可能。
佐倉井ほたる:比良坂さんにとろう。
比良坂 亘:私もほたるちゃんに
貴崎世怜:比良坂さんにとるぞ~
佐倉井ほたる:”迷子”/比良坂亘/〇好意/庇護 で。
佐倉井ほたる:調達は栞奈ちゃんがワイヤーウィップとかいるんでしたっけ
比良坂 亘:佐倉井ほたる しっかりした子:〇慈愛/劣等感 で!
城定栞奈:うーんと、
城定栞奈:そうですね。ワイヤーウィップにしときます。
城定栞奈:ほたるちゃん、挑戦してもらっていいですか?
貴崎世怜:同行者/比良坂亘/親近感○/隔意/
佐倉井ほたる:了解です。では能力訓練社会起動して一体化。
佐倉井ほたる:7dx+3=>12 
DoubleCross : (7R10+3[10]>=12) → 9[2,3,3,4,4,7,9]+3 → 12 → 成功

佐倉井ほたる:ぴったり!栞奈ちゃんにパス!以上!
城定栞奈:やった!
城定栞奈:ではこちらはリアクティブアーマー。
城定栞奈:10dx10+4>=24
DoubleCross : (10R10+4[10]>=24) → 9[1,2,2,3,4,5,5,6,9,9]+4 → 13 → 失敗

城定栞奈:うっ、1回もクリティカルしなかった。
城定栞奈:うーん、じゃあ財産使いましょう。
比良坂 亘:ブルーゲイルいきます
比良坂 亘:4dx+5
DoubleCross : (4R10+5[10]) → 10[5,6,8,10]+10[10]+2[2]+5 → 27

比良坂 亘:やった
貴崎世怜:すごい
佐倉井ほたる:つ、つよい
城定栞奈:城定栞奈の財産を11減少 (19 → 8)
城定栞奈:ではこれはほたるちゃんへ。
貴崎世怜:いっそアルティメイド服狙うか
佐倉井ほたる:うわーっありがとうございます!ではぼであま脱いでリアクティブアーマーに着替えよう。
※リアクティブアーマーは同時装備可能なので、ボディアーマーは装備したままになりました。
貴崎世怜:3dx+2>=20
DoubleCross : (3R10+2[10]>=20) → 5[4,5,5]+2 → 7 → 失敗

貴崎世怜:しょーん
GM:では、シーン終了!

マスターシーン2:静かの街で

GM:……住宅街の奥。封鎖された外周から最も離れた場所。
GM:そこは、住宅街の端でもある。すぐ近くには小さな森が広がっている。
GM:そこに建てられた小屋に彼女はいた。
"オカリナ":「……」眠たげに目を開けて。
"オカリナ":「……帰ってこなくて、良かったのに」
"オカリナ":背中側の壁にいる男に向けてぽつりと言う。
御綿笹霧:「そういうわけには行かないさ。もう、UGNも動き出している」
御綿笹霧:涼しげな表情の裏にあるものは読み取れない。
御綿笹霧:彼女には。
"オカリナ":「当たり前だよ。……動かなかったら無能でしょ……」
"オカリナ":「みんな……今まで……死んじゃったけど……」
"オカリナ":存在だけで強力な衝動侵蝕を起こす彼女の声は、当然のことながら有害だ。
御綿笹霧:それでも、何でもないような顔をして、立っている。
"オカリナ":「今回のUGNは……殺してくれるかな、ちゃんと」
御綿笹霧:「……殺させはしない」
"オカリナ":「…また、意地悪言う」
"オカリナ":「昔はそんなことなかったのに。性格変わったよね」
御綿笹霧:「それは、変えたからね」
"オカリナ":「……本当に?『変わった』んじゃなくて?」視線は落とされている。何を見ることもなく。
"オカリナ":「オーヴァードになって変わるってこともあるんじゃない?衝動のことだってあるもの」
"オカリナ":「……そう、変わっちゃう」
"オカリナ":「…ほっておいてほしいんだよ。消えたいんだよ。わかってくれるでしょ?」
"オカリナ":「もう、どうにもできないんだよ。死ぬしかないの。でも、自分で死ねないんだよ」
"オカリナ":「殺して欲しかったのに。ころしてほしかったのに。みんなみんな、いなくなっちゃって」
御綿笹霧:「…………細雪」
"オカリナ":「…何」
御綿笹霧:「お前自身が今、どう思っていてもいい。ただ、私はお前の側にいたいんだ」
御綿笹霧:「たとえお前に疎まれようとも、ね」
"オカリナ":「ばかじゃないの……ばかじゃないの!」
"オカリナ":ぴし、と窓のひとつに罅が入る。
"オカリナ":「どうかしてるよ!こんな、こんな……ジャームなのに!戻らない、戻れないのに!」
"オカリナ":窓が割れる。顔を覆う。嗚咽が漏れる。
"オカリナ":「……いやだなんて、疎ましいなんて」
"オカリナ":「言えないよ……言えるわけないよ」
御綿笹霧:「……」
"オカリナ":「だって、やっと」
"オカリナ":「やっとあなたに殺してもらえるかもしれないのに」
"オカリナ":”オカリナ”は兄であった存在を見る。
"オカリナ":その目はぐるぐると、きらきらと、碧色に光っている。
御綿笹霧:「……っ!」
御綿笹霧:顔を顰める。
御綿笹霧:衝動を喚起される。これは、自傷の衝動ではない。これは、自身の衝動……
御綿笹霧:即ち、加虐だ。
御綿笹霧:「やめなさい、細雪」
"オカリナ":「いや。あなたに命令されるいわれなんてないもの」
御綿笹霧:下を向き、息を深く吐き、吸う。
御綿笹霧:……衝動の波を、やり過ごす。
御綿笹霧:「命令じゃなくてお願いだよ、これは」
御綿笹霧:「そう、拗ねるな」
"オカリナ":「……拗ねてない」
"オカリナ":ぷい、と顔を元の方に戻す。
御綿笹霧:「……そうだね。私たちは2人とも、変わった」
御綿笹霧:「それでもね、細雪」
御綿笹霧:「私はお前と生きていたいんだよ」
御綿笹霧:「わかってくれるだろう?」
"オカリナ":大きくため息をつく。
"オカリナ":「……そうだね」
"オカリナ":「……ずっと一緒だったもんね……」
"オカリナ":「おいていって……ごめん……」
"オカリナ":そのまま横たわり、寝息を立て始める。
御綿笹霧:「……本当だよ」
御綿笹霧:「置き去りにされた者の気持ちも……いや」
御綿笹霧:頭を搔く。
御綿笹霧:「私にそれを言う資格はもう、ない……か」

ミドル5:決意

GM:シーンプレイヤーは世怜ちゃん。
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (94 → 98)
GM:引き続き情報収集のシーンです。
佐倉井ほたる:一番低いしでよう。…それでも92有るけど…
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (92 → 101)
貴崎世怜:ぎゃあ
佐倉井ほたる:ほ、ほんとに高い目しか出ないね?!
GM:こわい!
貴崎世怜:とりあえず未開封情報は2つっぽいね
城定栞奈:出ます!
城定栞奈:あ、でも2つか。未開封。
GM:様子見してもいいですよ
GM:後から出ても
城定栞奈:そうしましょうかね。
城定栞奈:というわけで待機!
GM:はーい

・◆御綿笹霧と”オカリナ”事件 難易度:10/12 情報:裏社会、FH
・◆御綿兄妹・1 難易度:8 情報:UGN

GM:現在挑戦できるのはこの二つになります。
貴崎世怜:御綿兄妹・1に挑戦しとうございます
佐倉井ほたる:一応財産2点残ってるし、訓練社会起動して一体化すればいけるから事件にいこう。一体化。
貴崎世怜:コネ:UGN幹部使用で判定します
貴崎世怜:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[2,2,8,9,10]+5[5]+1 → 16

貴崎世怜:気合
佐倉井ほたる:固定値はなし。
GM:すごい回る
佐倉井ほたる:8dx+1=>12
DoubleCross : (8R10+1[10]>=12) → 10[3,4,5,7,7,8,10,10]+5[1,5]+1 → 16 → 成功

佐倉井ほたる:うし、財産使わずに済んだぜ!
貴崎世怜:おそろい!
佐倉井ほたる:きゃっ
GM:うまい!
GM:では開示します。

・◆御綿笹霧と”オカリナ”事件
御綿笹霧はその時まで毎月末、”オカリナ”が送られた収容所を訪れていた。
(ちなみにこの収容所はこの市ではない、とある山奥にあった)
4年前。例月通り笹霧が収容所を訪れるとそこは惨憺たる有様だった。
職員は全滅。収容されていたジャームも大部分が死亡。
残ったものも虫の息だった。
笹霧はそこで誰も抵抗した跡が見られないこと、
そして細雪がどこにもいないことに気づく。
細雪ジャーム化から丁度2年経った時だった。
この時、UGN日本支部はN市崩落戦への対応に追われていたため笹霧が訪れて初めて脱走が発覚した。
その後の対応も討伐命令こそ出したものの、本格的な捜索に乗り出すことはなかったようだ。

◇追加情報◇
その2年後、即ち現在から2年前の”オカリナ”が引き起こしたとされる事件。
その影にも笹霧の姿があった。
彼は懇意にしている情報屋からいち早く被害の情報を得て街を訪れる。
細雪の姿こそ見つけることはできなかったが、彼女の足取りの痕跡を見つけることに成功する。
笹霧がそれを成し得たのは、彼がFHを利用した為である。
とあるセルを唆してUGNに対する囮とし、更に手がかりをエージェントに発見させ、それを奪った。

・◆御綿兄妹・1
6年前。
それまでUGNチルドレンであった細雪は正式にエージェントとなる。
だが、激化する任務と彼女の己を省みない性格が災いしジャーム化。
異変に真っ先に気付いたのは笹霧だったが、
暫くの期間その事実を隠したまま独自に、自らを追い込むようにジャームを元に戻す方法の研究に打ち込む。
やがて自分だけでは手に負えないと判断し、細雪のジャーム化を報告。
ホワイトハンドと連携の上で治療の研究をさせてくれるよう懇願した。
彼女のこれまでの貢献度の高さ及び、目立った敵対行動がないことからこの希望は承諾される。
こうして細雪は収容所に送られ、笹霧は普段はUGN支部で、月末には収容所で、治療のための研究に専念する。

その1年後、変わらず寝食を惜しんで研究を続けていた笹霧は自らの視力が回復していることに気付く。
それまでは眼鏡がなければまともに顔を判別できない程度の近眼だった。
彼が、オーヴァードとして覚醒した時である。

→・◆御綿兄妹・2 難易度:11 情報:UGN

GM:以上です。
GM:事件についての追加情報はUGN側ではなく、裏社会やFHの残党がいればそのあたりから辿る形になりますね。
城定栞奈:では、
城定栞奈:城定栞奈の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (97 → 102)
城定栞奈:あっやった低い!
GM:OK、では残りの項目を。
城定栞奈:そして残りの情報に挑戦します。コネはないのでUGNを素振りで。

・◆御綿兄妹・2 難易度:11 情報:UGN

城定栞奈:9dx10+0>=11
DoubleCross : (9R10+0[10]>=11) → 10[1,1,2,5,6,7,7,7,10]+3[3] → 13 → 成功

城定栞奈:やった!
貴崎世怜:わあい!
GM:余裕の成功。
佐倉井ほたる:つよい

・◆御綿兄妹・2
彼ら双子は幼少期にUGNに拾われた。
彼らは親を知らず、捨てられ、拾われ、捨てられ、拾われを繰り返し、
やがて物心がつくと2人だけで生きるようになったのだという。
それ故に正確な素性はわからずUGNが戸籍を用意した。
苗字は後見人のものであり、名は彼らの自称である。
妹がオーヴァードであることは明らかだったが、
兄と共にいたいという彼女の強い希望により
UGNで教育を受けることを条件に兄に記憶処理は行われず、
共にUGNで生活することになる。

兄は引っ込み思案で泣き虫、妹は勝気で自信家だった。
それでいながら、妹の細雪は兄の笹霧を精神的な支えにしていたという。
だが、笹霧は細雪に全てを背負わせていると感じており、彼女を支えるために18歳と言う若さで研究員となった。
2人は常に、強い絆で結ばれていた。

GM:以上です。追加項目はなし。
城定栞奈:引っ込み思案で泣き虫……ううっ
GM:補足すると、細雪さんは生まれつきオーヴァードでした。故に、何度も捨てられたと考えられます。
GM:では、情報共有ロールをどうぞ。

GM:…君たちは更なる情報を求めて、それぞれに調査をし、
GM:川沿いのカフェの隅の方にある、ゆったりとした席に集まっていた。
GM:川は、件の住宅街にも面していた笹雪川。ここはその中流付近にあたる。
GM:大きな窓からは夜の光と、川がよく見えた。
佐倉井ほたる:ぽすりと姿勢よく座りながら、川の流れを眺めている。
城定栞奈:カランカラン、とドアが開く音。
城定栞奈:「……待たせたわね。」
貴崎世怜:「あ、ここっす」既に席に就いている
城定栞奈:不愛想にそれだけ告げ、2人と同じテーブルにつく。
佐倉井ほたる:「いえ、さほど。こちらもあまり待ったわけではないので」
城定栞奈:「……そう。ならいいの。」
佐倉井ほたる:手元にはアイスの紅茶。ストレートの飲みやすいものだ。「何か頼まれますか?よい葉を使っているようですよ」
城定栞奈:ほたるに促され、店員にアイスミルクを注文する。
城定栞奈:「……何か新しい情報はあった?御綿笹霧の過去について。」
佐倉井ほたる:「わたしは、4年前と2年前の”オカリナ”が起こした事件についてですね」
貴崎世怜:アイスコーヒーのブラックが手元にある。「まあ、妹さんのこと含めて、いくつか」
佐倉井ほたる:「…ふむ。内容としても、他の調べたことの裏合わせになっているこちらから行きましょう」資料を二人の手元に。
佐倉井ほたる:UGNが起草したそのときのデブリーフィング資料等をまとめたものだ。
城定栞奈:「"オカリナ"を見つけ出したのはやっぱり最近だったってわけね。ずっと護衛してたわけじゃない。」
佐倉井ほたる:「まず、4年前。収容所に当時毎月訪れていた御綿さんが、収容されたジャームの大部分や職員の死亡を確認しています」
佐倉井ほたる:「…これは、先に調べた性質である自傷衝動の喚起・伝播によるものですね」
貴崎世怜:「4年前って言うと、ちょうど崩落戦の時っすね」
城定栞奈:「その崩落戦っていうのは知らないけど、とにかくUGNが手一杯だった、と。」
佐倉井ほたる:「そう。崩落戦による影響もあり、”オカリナ”は討伐令を出されるものの、基本的に放置されたと言ってもよいかと」
佐倉井ほたる:「…このときとしては、重要なのは第一発見者が御綿さんであったことくらいでしょうか。続いて二年前」
佐倉井ほたる:「この際、既にUGNから離脱していた御綿さんが動いていたようですね」
佐倉井ほたる:「FHセルを利用し、UGNと二虎競食をさせ、”オカリナ”の情報を奪取しています」
佐倉井ほたる:こんなところでしょうか、と紅茶を一口飲む。
貴崎世怜:腕を組みながら聞いている。
佐倉井ほたる:「UGNに縁があり、FHにも関係したことがある経歴を存分に活用していますね。華麗ささえ感じます」素直に感心した口調。
城定栞奈:「ジャームの考えなんてあたしの知ったことじゃないけど、」 アイスミルクを一口飲む。
城定栞奈:「御綿笹霧と"オカリナ"、探してたのは御綿笹霧の方だけだった……って解釈して良さそうね。」
佐倉井ほたる:「……まあ、基本的に別位相空間に閉じこもっていたようですし」
佐倉井ほたる:「…届かないからと言って、手を伸ばすことは」
佐倉井ほたる:「愚かでしかない、とはいいたくないですね…」笹雪川の流れを見詰めながら。
城定栞奈:ダンッ!!
貴崎世怜:ビクッと栞奈ちゃんの方を見る
佐倉井ほたる:す、と栞奈さんへ視線を戻す。
城定栞奈:はっとした顔をする。
城定栞奈:手に持っていたアイスミルクのコップを乱暴にコースターに置いてしまったことに気付き、
城定栞奈:「……そうね。意味があるか、ないかで言えば……ある。」
城定栞奈:コップからオーバーな手振りで手を離し、
城定栞奈:椅子の背もたれに体を預ける。
佐倉井ほたる:「……気に障ったようなら申し訳ありません」軽く頭を下げる。
貴崎世怜:「……6年前」アイスコーヒーのグラスに両手を添える。
貴崎世怜:「チルドレンだった妹さんがエージェントになって……ジャーム化したのが、6年前だそうで」
佐倉井ほたる:「…エージェントになったその年に、ですか」ふう、と息を吐く。
貴崎世怜:「……その時から、ずっとジャーム化の治療方法を探し続けてたそうっすよ。」
佐倉井ほたる:「6年、6年ですか」
佐倉井ほたる:自分で言うなら、五つのときか。マヨヒガの生活にも慣れたころか。もっと小さく、無力なとき。
城定栞奈:「……6年。」 反芻する。2人の顔は見ておらず、何かを考えているように見える。
貴崎世怜:「6年前って言えばわたしなんて女子高生っすよ、あはは。……じゃなくて」
貴崎世怜:「その時は、UGNの医療専門の部署と連携してたみたいで」
佐倉井ほたる:「ふふ。高校というものは色々楽しいことがあると聞いています」重苦しい空気を換えるように冗談を口にしつつ。
佐倉井ほたる:「”ホワイトハンド”が有名ですね。…、事実、ジャーム化の治療が為せれば、オーヴァードを隠匿する理由が小さくなる」
城定栞奈:「そしてまだ、御綿笹霧はオーヴァードじゃなかった。」
城定栞奈:「……よね?」 世怜さんに
貴崎世怜:「……そういうことっす」栞奈ちゃんの言葉に頷く
貴崎世怜:「あの人が覚醒したのは、今から5年前……だったそうっす」
佐倉井ほたる:「…”オカリナ”のジャーム化が6年前で、脱走が4年前」
貴崎世怜:「オーヴァードに覚醒するきっかけは人それぞれらしいっすけど」
貴崎世怜:「覚醒してしまうくらいの執着、ってことだったのかな……」
城定栞奈:「……」 それには答えず、
城定栞奈:「御綿細雪の覚醒についても調べはついた。」
城定栞奈:「彼女は生まれながらのオーヴァードだった。」
城定栞奈:「UGNが彼女に接触できたのは幼少期だったそうだけど……それまで彼女の傍には兄以外の理解者がいなかった。」
佐倉井ほたる:「…ああ」納得が有る。妹ひとりを追い続けることからは…他に、同様の血縁者などの”不純物”を感じなかった。
城定栞奈:「今の名前の戸籍もUGNが用意したそうよ。」
城定栞奈:窓の外に流れる川を見る。
佐倉井ほたる:「笹雪川、ですか」
貴崎世怜:川の流れをぼんやりと眺める。
城定栞奈:「……さあね。」
城定栞奈:「そこまで調べる必要は……本人にでも聞いてみたらいいんじゃないかしら。」
佐倉井ほたる:「…わたしには荷が勝ちますよ。…勝手な、想像です」
佐倉井ほたる:ひとつの、流れる美しい河川の名前を分け合った。血の流れがそうであるように。
城定栞奈:「とにかく、物心がついた時から2人だけの家族で、UGNに拾われた。」
城定栞奈:「それが御綿笹霧がオーヴァードじゃないのにUGNにいた理由。あたしが調べてきたのはそれだけよ。」
佐倉井ほたる:「ありがとうございます、栞奈さん」
城定栞奈:「……ええ。感謝しなさい。」
城定栞奈:ほたるから目を逸らす。
城定栞奈:世怜さんを見て、
城定栞奈:「兄は引っ込み思案で泣き虫、妹は勝気で自信家。」
城定栞奈:「……UGNに拾われたときの2人の記録よ。」
城定栞奈:紙束をテーブルの上に置く。
貴崎世怜:紙束を手に取り、ぱらぱらとめくっていく。
城定栞奈:妹の細雪が兄を精神的な支えにしていたこと、
城定栞奈:2人が強い絆で結ばれていたこと……
城定栞奈:そういった情報が書かれている。
城定栞奈:紙束には一度握りつぶしたような皺が残っている。
貴崎世怜:紙束の皺をなぞり、栞奈ちゃんの方をちらりとだけ見る。
城定栞奈:涼しい顔をして、
城定栞奈:「今の性格は意図的に変えてるってことかしら。お揃いね。呪われ女。」
城定栞奈:笑う。
貴崎世怜:「……ふふ、そうかもっすね」笑い返す。
貴崎世怜:紙束を揃え、テーブルに置き直す。
貴崎世怜:「似た者同士だ」川の方を見る。
貴崎世怜:アイスコーヒーの氷がカランと鳴る。
貴崎世怜:集合場所にこの店を選んだのは、なんとなくだ。
貴崎世怜:なんとなく、聞いたことのある名前の店だったから。
貴崎世怜:あの人がお気に入りだと言っていたけど、情報を調べて腑に落ちた。
貴崎世怜:「……そっか」笹雪川の流れを、ただ眺める。
貴崎世怜:あの人は……御綿さんは、どんな表情で眺めていたのだろう。
貴崎世怜:「言ってたとおり、いい店だなあ」小さな声で呟いて、ストローに口をつける。
城定栞奈:「……」 世怜さんの表情を見ている。
貴崎世怜:「わかってた気になってたようで、全然わかってなかったのかも」
貴崎世怜:半身のように固い絆で結ばれた二人。
貴崎世怜:ほたるちゃんが言っていた。人であれ物であれ、欠けたならば在り方を変えさせられると。
貴崎世怜:栞奈ちゃんが言っていた。欠けたなりに変わってしまった自分を認めるのに、何かが必要な人もいると。
貴崎世怜:比良坂さんに言わせれば、今のあの人は生を蔑ろにしている、と言えるのだろう。
貴崎世怜:自分が死ぬことすら厭わず、ただ隣に居たいという願い。
貴崎世怜:「……」自分の右手を見て、開いたり握ったりする。今までで一番馴染んでいる感覚。
貴崎世怜:兄が手の中で息絶えていく感覚が、リフレインする。
貴崎世怜:諦められてしまった自分。諦められなかったあの人。
貴崎世怜:わたしがあの兄妹を引き剥がしていいのだろうか、と思う。
貴崎世怜:”オカリナ”を殺すことは、あの人の思いを、今までの全てを壊してしまうことになる。
貴崎世怜:「……」机の下で影がざわつくのを感じる。見なくたってわかるくらいに。
貴崎世怜:あの日、自分が死ぬ時は独りで死ぬと決めたことを思い出す。"獣"が誰にも乗り移らぬように。無駄な抵抗だったとしても、せめてわたしのような思いをする人が生まれぬように。
貴崎世怜:それでも、誰かと関わることはやめられなかった。困っている人は放っておけないし、ふらふらと事件に首を突っ込んでしまうことだってあった。
貴崎世怜:独りで居るのは、怖い。独りで死ぬのは、もっと怖い。
貴崎世怜:あの人を独りにしたくないと言ったけど、あれは半分本当で、半分嘘だ。
貴崎世怜:本当は、わたしが独りになりたくないだけなんだ。
貴崎世怜:『……私があいつにしてやれることで、残っているのはそのぐらいだからね』と、あの人は言った。
貴崎世怜:護る。今まさに、そうして、御綿笹霧は"オカリナ"の隣に立っている。
貴崎世怜:わたしが今、あの人にできることは。
貴崎世怜:大切なひと/御綿笹霧/慕情/執着○/REをSロイスに指定します
GM:了解です。そして。
GM:条件を満たしたことにより、クライマックスでの御綿笹霧の復活回数が1回となります。
貴崎世怜:あと感情をP表にします
GM:了解致しました。
城定栞奈:「……良い顔ね。」
城定栞奈:「"それしかない"なんて呪いにかかってる時よりも……ずっと。」
城定栞奈:「それにそっちの顔の方が色気も出てるしね。世怜。」
貴崎世怜:「……えへへ」
貴崎世怜:照れ隠しするように、ストローに口をつけ、ほとんど残っていないアイスコーヒーを飲み切る。
城定栞奈:「御綿笹霧を独りにさせないよう、あなたの手を取らせる作戦は悪くなかったとあたしは思ってる……でも。」
城定栞奈:「その顔ならもう少しマシな"言い訳"もできそうね。」
城定栞奈:茶化すように笑う。
城定栞奈:「あとは……まあ、好きにやりなさい。あたしはジャームを殺すだけだから。」
城定栞奈:手をひらひら振る。
佐倉井ほたる:「世怜さん」
佐倉井ほたる:「どうですか、やっていけそうでしょうか」この後のかれのこと。そして、そのあとのことも。
貴崎世怜:「……ふふ。どうかなあ」言葉に反し、顔は晴れやかだ「でも」
貴崎世怜:「やりたいなって思うことは、たくさん思いつくかな」
佐倉井ほたる:「…それならよかった」静かに微笑む。
城定栞奈:「……」 ほたるに応える世怜さんの顔を見て、
城定栞奈:「……あのね、世怜。そういう時は……」
城定栞奈:そう言いかけたところで、
佐倉井ほたる:「いいんですよ、これで。世怜さんは」
城定栞奈:「……まったく。」 呆れ顔で世怜さんを横目で見る。
佐倉井ほたる:「…足りないところは、わたしたちで補えばいい。そうでしょ?」くすりと悪戯げに笑って。
城定栞奈:「まあいいわ。世怜も感覚では理解してる。あなたに補われて……いや、」
城定栞奈:「ほたるに魔法をかけられてるってことはね。」
城定栞奈:「……あたしはジャームを殺すだけだけど。」
城定栞奈:最後は眼を逸らし、窓の外を見る。
佐倉井ほたる:こちらは最後に残った紅茶を一口。わかってますよ、とでもいうように。
城定栞奈:「……何よその態度。その表情。」
城定栞奈:うわっ、という顔。
城定栞奈:こちらもまだ大量に残っていたアイスミルクを一息に飲み干す。
佐倉井ほたる:「さあ?一体どんな顔してるのか、教えてくれませんか?」鏡が無いので、と嘯きつつ。
城定栞奈:しかめっ面でしっしっ、と無言で手で払っている。
佐倉井ほたる:ふられちゃいました、と肩を竦めてコースターにカップを戻す。
GM:…夜は深けていく。
GM:静かに、しかし、優しく。

GM:最後の購入機会!
城定栞奈:アルティメイド服相当の加護を世怜さんにかけてあげよう。
佐倉井ほたる:メイド服にチャレンジ。
城定栞奈:おっとほたるちゃん先にチャレンジどうぞ
佐倉井ほたる:5dx+2=>20
DoubleCross : (5R10+2[10]>=20) → 8[2,3,4,7,8]+2 → 10 → 失敗

佐倉井ほたる:むり!以上です!
城定栞奈:じゃああたしが。
城定栞奈:9dx10+4>=20
DoubleCross : (9R10+4[10]>=20) → 10[1,3,3,3,5,7,7,8,10]+1[1]+4 → 15 → 失敗

城定栞奈:財産使います!
城定栞奈:城定栞奈の財産を5減少 (8 → 3)
城定栞奈:世怜さんに。
貴崎世怜:わあい!やったー!
佐倉井ほたる:つよい
城定栞奈:木製バットを一振りして何やら唱え、アルティメイド服相当の加護をかけてあげました。
GM:世怜ちゃんは何か買います?
貴崎世怜:何か……一応強化素材あたりにチャレンジしてみようかしら
貴崎世怜:栞奈ちゃんかほたるちゃんに渡すように
GM:ウェポンケースというお話もありますが
貴崎世怜:ウェポンケースで!
貴崎世怜:3dx+2=>18
DoubleCross : (3R10+2[10]>=18) → 6[3,4,6]+2 → 8 → 失敗

貴崎世怜:たりん……
城定栞奈:大丈夫!
城定栞奈:そしてロイスを取ります。
城定栞奈:-呪われ女/貴崎世怜/憧憬:○/懸念/ロイス
GM:おお…
貴崎世怜:憧憬……!
GM:じゃあ、以上で大丈夫かな?
貴崎世怜:はい!
城定栞奈:はい!
佐倉井ほたる:はいっ
GM:では、シーン終了!

マスターシーン3:ある兄と妹の物語

GM:───19年前。
GM:ほとんど同じ顔立ちの少年と少女が手を繋いで歩いている。
GM:いつからこうやって2人でいたのか。はっきりとはわからない。気がついたら、2人で彷徨っていた。
GM:何故そんなことになったのかはわからない。
GM:だけど、少年は自分が兄であると知っていたし、少女は自分が妹であると知っていた。
GM:妹は、とても歌うのがうまくて。そして、その歌には不思議な力があった。
GM:たとえば、パン屋のひとを気づかないくらいの間眠らせてしまったり。
GM:たとえば、野良犬を怯えさせて追い払ってしまったり。
GM:…そうやって。幼い兄妹はなんとか生きていた。

GM:2人は、橋の上から川の流れを見ていた。
GM:現在より、もう少し汚れていて無骨な橋。
GM:光がきらきらと反射して、きれいだった。
少女:もっとよく見ようと身体を乗り出そうとする。
少年:「あ!だめ!おちちゃうよ!」
少年:妹を止める。
少女:「だって……きれいなんだもん……」
少年:「ううーん……じゃあ、ここからあるいて、もっとよくみえるところにいこう?」
少女:「……わかった。じゃあそうする」
GM:2人は、橋の出口に向かう。
少女:「……あ……」
少女:橋の脇にある何かを見て足を止める。
少年:「?どうしたの?」
少女:見ていたものを指差す。
GM:そこには川の名前が書かれていた。「笹雪川(ささゆきがわ)」と、ふりがなも振ってある。
少年:ひらがな程度だったら、彼にも読むことができた。
少年:文字を見るたびに周りの人に聞いて、少しずつ覚えていった。
少年:「ささ…ゆき……がわ」
少女:「……なんだろう?」
少年:「なまえ、じゃないかな。このかわの」
少女:「そっか、なまえ……」そこで、何か気づいたように兄を見る。
少女:「……そういえば、わたしたちのなまえってなんだっけ」
少年:「えっと……」
少年:思い出そうとしても、わからない。
少年:「……なんだっけ、ね」
少女:「………なまえってないと、こまるよね?」
少年:「そう……だね」
少年:名前を聞かれると、どこか怖いところに連れていかれるような気がして、逃げ出していた。
少年:……だから、意識したことはなかった。
少女:「あのね。わたし、いいことおもいついたよ」
少年:「?」
少女:得意げに、橋のプレートを指差して。
少女:「これ、きれいだとおもうの。ささゆきって」
少女:「だから、このきれいななまえ、わたしたちふたりでわけよう?」
少年:「………そんなことして、おこられない?」
少女:「だいじょうぶだよー!ほら、ばれないように、すこしことばをたせば…」
少年:「んん……じゃあ、きみが『ゆき』かな。おんなのこっぽいし」
少女:「ふふ!いいよ!じゃあおにいちゃんは『ささ』!」
ささ:「じゃあ、そうしよう。でも、なんてことばをたそう…?」
ゆき:「あるきながらかんがえればいいよ!『ささ』はものしりだし!」
ささ:「……ふふ。わかったよ、『ゆき』。かんがえてみるね」

GM:彼ら2人がUGNに保護されたのはその1ヶ月後。
GM:兄妹は、「ささぎり」と「ささめゆき」の名を名乗った。


御綿細雪:「あー!ささぎり、また目を近づけて本読んでる!」
御綿細雪:「それやると目が悪くなるってせんせーに言われたでしょ!」
御綿笹霧:「ご、ごめん細雪……つい、夢中になっちゃって」
御綿笹霧:「今日はどうだった?」
御綿細雪:「んー?ふっふー。聞きたい?聞きたいー?」
御綿笹霧:「……いいことあったの?」
御綿細雪:「うんっ!」
御綿細雪:「私のねー。れね…いどこんとろーる?がね、すごいほめられたの!」
御綿細雪:「これならここでやっていくのもむずかしくないって!」
御綿細雪:「あと、おこづかい?もふえるって!」
御綿細雪:「これでささぎり、また新しい本買えるね!」
御綿笹霧:「……すごいな……」
御綿笹霧:「……なんか」
御綿細雪:「ん?」
御綿笹霧:「……ううん!」
御綿笹霧:「いつもありがとうね、細雪」
御綿細雪:「どーいたしまして!」
御綿笹霧:(なんか、ぼく。頼りきりだな……)


御綿細雪:「やった!やったよ笹霧!」
御綿笹霧:読んでいた資料から顔を上げ、眼鏡を直す。
御綿笹霧:「その様子だと、いいことがあったんだね?」
御綿細雪:「そうだよー!私、御綿細雪は、なんと!」
御綿細雪:「本日付で正式に!UGNエージェントに配属されました!はい、拍手〜!」
御綿笹霧:「………」
御綿細雪:「っとなによその反応と顔。ノリ悪いな〜」
御綿笹霧:「あ、ごめん……」
御綿笹霧:「いや、さ。正式にエージェントってなると」
御綿笹霧:「やっぱり今より大変な任務とかになるのかなって」
御綿細雪:「いや〜、そんなに変わらないと思うよ?」
御綿細雪:「だってほら、別にチルドレンの方が楽な仕事任されてるってわけじゃないし」
御綿細雪:「ただ、そうねえ。より本職っていうか……」
御綿細雪:「高校生とか、そういうのやらなくていいようになるってこと!」
御綿笹霧:「……それなら、いいんだけど」
御綿細雪:「何〜?また例の心配性〜?」
御綿細雪:「もー!気にしすぎだぞ御綿研究員!」
御綿細雪:ぱし、と兄の肩を叩く。
御綿笹霧:「うわっ」
御綿細雪:「だって、こうやって兄さんが支えてくれてるんだもん」
御綿細雪:「ちょっとぐらい、わけないよ」
御綿笹霧:「…………」
御綿笹霧:「じゃあ、僕も……頑張らないと、だね」
御綿笹霧:「きみが、いつまでも元気でいられるように」
御綿細雪:「ふっふっふー。頼りにしておりますぞ、研究員!」
御綿笹霧:「それ、やめてくれる……?」


御綿細雪:「ただいま………」
御綿細雪:憔悴した表情で、彼ら2人に割り当てられた部屋に入ってくる。
御綿笹霧:「おかえり……細雪、どうしたの?今日はやけに元気ないけど……」
御綿細雪:「…………わかんない……」
御綿笹霧:「あの、もし辛いことがあるなら聞くからね?もし僕に言えないことなら、メンタルケアのエージェントに……」
御綿細雪:「………いい」
御綿細雪:「ちょっと、ひとりにさせて」
御綿細雪:そう言って、部屋の間仕切りを閉める。
御綿笹霧:「………細雪……?」

GM:一緒に暮らしていたから。細雪の自傷行為に気付いたのはすぐだった。
GM:最初は精神疾患だろうと思った。思おうとした。
GM:でも、彼女の”衝動”については、笹霧もよく知っていた。
GM:自傷衝動。それを、彼女は抑えられなくなっている。
GM:そして、彼女が寝静まってから、レネゲイドチェッカーを使って。それは確信となった。
GM:示された侵蝕率は、決して100%を下回ることはなかった。

御綿笹霧:(大丈夫だ。きっと、きっと何かがある。まだ発見されてないだけなんだ)
御綿笹霧:(何か、方法がある。絶対に。諦めるもんか)
GM:笹霧のデスクには、山のようにバインダーと紙束、冊子が積み上げられている。
GM:彼の目の下には濃いクマができ、何日も満足な睡眠がとれていないことを示していた。
GM:細雪には無理やり休暇を取らせた。
GM:……だが、その休暇程度の時間で自分が答えにたどり着くことができないであろうことも
GM:この時には、解っていた。

御綿笹霧:「本当ですか!」
御綿笹霧:その声には驚きと、わずかな希望が滲んでいた。
エージェント:「ああ。お前の希望通り、日本支部のホワイトハンドと連携の上で御綿細雪の治療に当たることになった」
エージェント:「収容所は■■■山中。常にお前をそこに置いておくことはできないが」
エージェント:「月末にはそちらに赴き、状況を報告するように」
御綿笹霧:「ありがとうございます……ありがとうございます!」
御綿笹霧:深く礼をする。少し伸びた髪が、ばさりと前に投げ出された。

GM:所属支部では、いつもの業務に加えて治療のための研究を。
GM:収容所では経過観察とともにデータを採取の上さまざまな試験を繰り返し。
GM:しかし、思うような成果は出ないまま時が過ぎていった。
御綿笹霧:「……?」資料を見る目をこする。
御綿笹霧:なにか、気分が悪い。視界がうまく像を結ばない。
御綿笹霧:眼鏡を取り、目を軽くマッサージして、もう一度眼鏡をかけようとして……気づく。
御綿笹霧:「……見える?」

GM:すぐに支部の医者に調べてもらった。
GM:…予想通り。オーヴァードとして、覚醒していた。
GM:以前より疲れは感じない。…肉体能力も向上した。
御綿笹霧:だけど。
御綿笹霧:なぜ、今になってなのだろう。
御綿笹霧:もっと前に覚醒していたなら、
御綿笹霧:あいつをジャームになんて、させなかったのに。


GM:……4年前。
GM:この収容所のことは、あまり話題に出す者がいなくなっていた。
GM:皆、既に期待してなかったのだろう。
GM:N市の方では大きな戦いが起こっていると聞く。
GM:…治るかどうかも解らない、ジャームの治療に意識を向けている場合ではない。
GM:彼、以外は。
御綿笹霧:「……?」
御綿笹霧:いつものようにIDカードと指紋認証を使って収容所に入って。
御綿笹霧:すぐに、何かがおかしいと感じた。
御綿笹霧:いつもならばすぐに誰かが出迎えるはずだ。それがない。
御綿笹霧:それどころか、静かだ。異様なほどに。
御綿笹霧:「…すみませーん!あの、御綿ですけどー!!」
御綿笹霧:そう、呼びかけながら降りていく。
御綿笹霧:……そして、見る。
GM:血が、辺りを不規則に彩っていた。
GM:沢山の人間が、横たわっていた。
GM:横たわる人間は、あるものは首を裂かれ。あるものは腹を開かれ。あるものは両脚を切断され。
GM:……それに使われたと思しき凶器は全て、身体の傍に転がっていた。
GM:カッター、メス、鋏、ノコギリ、金槌、釘、注射。
GM:どこまで歩いても、同じような光景が続いていた。
GM:…何故か…一部の死体は、ロッカーに押し込まれたようになっていたり。
GM:シャワー室内で息絶えていたり。
GM:そういった、閉ざされた場所にあった。
GM:……そして、どれも奇妙なことに。
GM:衣服の乱れが殆どなく。抵抗した形跡がどこにもなかった。
御綿笹霧:「……めゆき……細雪……!!」
御綿笹霧:さっきから、ずっと同じ名前を叫び続けている。
御綿笹霧:彼女は無事なのだろうか。こんなことに巻き込まれて。
御綿笹霧:……いや。
御綿笹霧:絶望的だろう。既に、かなり深い階層まで来た。
御綿笹霧:収容施設の奥。即ち、ジャームを収容している場所。
御綿笹霧:……ジャームたちもまた、同じだった。
御綿笹霧:どれも残らず、死んでいた。
御綿笹霧:だから………
御綿笹霧:「ささ…め、ゆきー!!ささめゆきーー!!!」
御綿笹霧:それでも、諦めたくなかった。諦められなかった。
御綿笹霧:……その祈りが、届いたのだろうか?
御綿笹霧:細雪が収容されていたそこは、空になっていた。
御綿笹霧:ひとつひとつ、ひとりひとり、何回も行っては戻り、行っては戻って。
御綿笹霧:確認した。細雪がいないかどうか。
御綿笹霧:───細雪は、どこにもいなかった。

GM:彼の報告を受けたUGNは少し後になってから処理班を収容所に回した。
GM:収容所の職員のリストと収容されていたジャームの、細かな情報が載ったリストと照らし合わせた結果───
GM:細雪以外の全てのリストが、「死亡」の文字で埋められた。
GM:これを受けて、この事件は御綿細雪……”オカリナ”によるものとされ、
GM:彼女が脱走したものとして討伐命令が出された。
GM:……収容しきれないジャームを生かしておくことはできない。
GM:そのような判断だったのだろう。
御綿笹霧:…だとしても。
御綿笹霧:彼女がどこかでまだ生きているのであれば。
御綿笹霧:殺すなんてことはできない。まだ僕は、探している途中なのだから。


GM:───それから。
GM:彼の足取りは、記録されている通りのもの。
GM:様々な組織を渡り歩き……戦闘のための訓練を積んだ。
GM:望む情報を手に入れるためには危険の中へ入らなければならないこともある。
GM:その為には、オーヴァードとして戦う術を身に着ける必要があった。
GM:……やがて、彼は今の仕事を始める。
GM:組織に頼ることなく、自らの力だけで生きる為。……それは、全て細雪を救う為に。

GM:2年前。
GM:その事件は起こった。
GM:街ひとつの全滅。
GM:……UGNに遺された記録には確かに、細雪の姿があった。
御綿笹霧:何よりもまず、安堵があった。心からの。
御綿笹霧:彼女は、生きていた。生きている。今も。
御綿笹霧:そして……
御綿笹霧:もう、決めていた。細雪を死なせはしないと。
GM:…彼の行動は早かった。
GM:その伝手を利用してFHを動かし陽動とし。必要な情報は奪い、決定的な足取りの証拠となるものは『全て』消す。
御綿笹霧:……この頃には。
御綿笹霧:研究は行き詰まっていた。
御綿笹霧:どの組織からも、どのアプローチからも。
御綿笹霧:導き出される答えは常に、ただひとつに収束して行った。
御綿笹霧:それでも、探し続けた。
御綿笹霧:今までに行ったことがない支部/セルならば、もしかして、と
御綿笹霧:幾度も、幾度も。
御綿笹霧:それが見つかるまでは
御綿笹霧:いや、見つからなくとも
御綿笹霧:「……今度こそ」
御綿笹霧:「私が、お前を護ってみせる」

幕間1:その、前へ

GM:幕間フェイズとは:GMによって設けられた特殊フェイズ。購入や判定などはできないが、会話などのロール、ロイスの取得はできる。
GM:登場侵蝕は1で固定。
GM:なお、独自ルールであるため、他の卓でGMにこういうシーンを作るよう強要しないよう注意されたし。

城定栞奈:城定栞奈の侵蝕率を1(→ 1)増加 (102 → 103)
比良坂 亘:比良坂 亘の侵蝕率を1増加 (106 → 107)

城定栞奈:N市UGN・第一支部。
城定栞奈:廊下の壁に木製バットを立てかけ、自分も壁に体重を預けている。
比良坂 亘:人数分の抑制剤を片手に、誰も居ない廊下を歩く。
比良坂 亘:視線は、開いた本に向けられている。
比良坂 亘:だから、そこに少女が居る事には直前まで気づかなかった
城定栞奈:目を閉じて微笑んでいたが、足音に気付きそちらの方の目だけを開く。
比良坂 亘:「…おや」視界の端に人影を確認し、顔を上げる
比良坂 亘:「ああ、もどってきていたんだね」
比良坂 亘:表情には少し、疲労の色が見えるかもしれない
比良坂 亘:「…随分とご機嫌みたいだけど、なにか嬉しいことでもあったのかな」
城定栞奈:「ご苦労様。そっちもすべきことは済んだみたいね。」
城定栞奈:「ご機嫌?」
比良坂 亘:「少し表情が柔らかくなってるよ。今なら色々聞いても怒らないんじゃないかと思うぐらい、ね。」
比良坂 亘:軽口をたたきつつ、同じように壁に背を預ける
城定栞奈:「……そうね。世怜がだいぶマシになった。そっちにとっても朗報でしょ。」
比良坂 亘:「へえ…それは良かった。彼女は一種の不確定要素だったからね。」
比良坂 亘:「それで?他にも調べたことはあるんだろう?聞いておきたいな。」
城定栞奈:「もちろん。世怜がマシになったのだって御綿笹霧のことをより知ったからよ。」
城定栞奈:「でもそんなことより。あなたの方は……」 と言いかけ、
城定栞奈:「……確かにそっちの方を話すのが先、か。気が滅入るわね。」
城定栞奈:思い直し、亘に御綿笹霧の過去について伝える。
比良坂 亘:「…へぇ。」
比良坂 亘:(成程ね、彼らに”道は無かった”。下手をすると最初から…か)
比良坂 亘:(…でも、まだ気になる事は残っている…まあそれは本人に聞けばいいかな)
城定栞奈:「……」 へぇ、とだけ応えた亘の表情を伺っている。
城定栞奈:「……亘。」
比良坂 亘:「……うん。分かってるよ。」
城定栞奈:「誰かに聞いて欲しいことは、"オカリナ"を殺した後がいい?それとも、」
城定栞奈:真剣な目で亘を見ている。
比良坂 亘:「いや、今がいい…かな。だから私はこうやって、栞奈さんの隣に立っているんだ。」その目を、色素の薄い瞳で見つめ返す
城定栞奈:はあ。溜め息を大げさに吐く。
城定栞奈:「……仕方ないわね。聞くだけ聞いてあげるわ。」
比良坂 亘:「ふふ、ありがとう。」
比良坂 亘:少しだけ、視線を下に落とし
比良坂 亘:「…この街に来てからずっと、私には分からなかったことがある。」
比良坂 亘:ぽつぽつと、喋り始める
城定栞奈:黙っている。
比良坂 亘:「君は私に言った。”自分で夢や目標を設定し、それに準じて生きるのが、普通の人の生”だと。」
比良坂 亘:「…では」
比良坂 亘:脳裏に、浮かべる
比良坂 亘:まるで自身を身代わりにするように私を逃がした、スーツ姿の少女を
比良坂 亘:自身が傷つくことも厭わず、私を庇った少女の小さな身体を
比良坂 亘:視界を覆いつくす浅葱色の羽と、それを広げた男の大きな背中を
比良坂 亘:…そして、たった一人の為に文字通り全てを捧げた男の、何もかもが削げ落ちたような小さな背中を
比良坂 亘:「どうして彼は…彼らは…」
比良坂 亘:「他者の為に、自らの生を投げ出そうとするんだい?」
城定栞奈:「他者のために、自分の生を……」
比良坂 亘:”直接聞けばいい”なんてことは、分かっている
比良坂 亘:ただ、それをすると
比良坂 亘:自分の立っているところが崩れて、どこまでも落ちていくような気がして
比良坂 亘:少しだけ…怖かった
城定栞奈:比良坂さんの最後の言葉を反芻し、
城定栞奈:「……なんで、でしょうね。」 顔を伏せる。
城定栞奈:「ごめんなさい。あたしにはその質問に応えてあげることはできそうにもないわ。」 更に、顔を亘から背ける。
城定栞奈:「……あたしは、ジャームを殺す女だから。ジャームを殺して……自分を生かす女だから。」
城定栞奈:最後は涙声が混じる。
比良坂 亘:「…私の中には、4人の人間の魂が混在している」返答に困る栞奈さんを見て、口を開く
城定栞奈:「……」 目元を腕で拭き、再び亘の言葉を聞く。
比良坂 亘:「…比嘉」不愛想な青年の声を思い浮かべる
比良坂 亘:「相良」几帳面そうな、女性の声を
比良坂 亘:「遊坂」ぶっきらぼうな、壮年の男性の声
比良坂 亘:「…亘」まだ年端のいかぬ少女の声を、思い浮かべる
城定栞奈:「死んだ人たちね。」
比良坂 亘:「…うん、そうだ。」
城定栞奈:「……どうして他人のために自分の命を投げ出せるかなんて、あたしには答えられないけど。」
城定栞奈:「でも、あなたの本当に聞きたいことくらいは答えられる気がする。」
比良坂 亘:「非業の死を遂げて…死して遺灰となった後も、家族に捨てられた…人達だ」
比良坂 亘:「…回りくどいのは、私の悪い癖だね。」栞奈さんの言葉を聞いて、少し微笑む
比良坂 亘:「…今まで、ずっと目を背けてきたのだけど」観念したように喋り始める
城定栞奈:「……間違ってたら謝るわ。あなたは……」
城定栞奈:「怖いのね?」
比良坂 亘:「…」言葉に詰まる
比良坂 亘:「…死んだら、終わりだ。どうしたって先は無い。」
城定栞奈:「亘は、」 顔を挙げ、亘と目を合わせる。
城定栞奈:「どっちが怖いのかしら。先が無いのと……先が、まだあるのと。」
比良坂 亘:「…」
比良坂 亘:見つめ合い、少し無言の間が続き
比良坂 亘:「…怖いんだ」口を、開く
比良坂 亘:「死んだ彼らの後悔の念に充てられながら」
比良坂 亘:「そうやって自分ではない、誰かの為に生きていたら」
比良坂 亘:「私自身も理解出来ない…御綿笹霧のような存在になってしまうような気がして」
比良坂 亘:「だけど、彼らに背を向けてのうのうと生きる事なんか許せなくて」
城定栞奈:自分の拳をぎゅっと握る。
比良坂 亘:ああ、だから、この身は
比良坂 亘:「…呪いで固められたようなこの身体では、自分の為の”生”を全うできなくなるのではないか」
比良坂 亘:「それがひどく不安で、恐ろしい。」
比良坂 亘:「…私は、本当は何がしたいんだろうね。」困ったように、笑う
城定栞奈:「……そうね。やりたいことをやればいいわ。今のあなたがやりたいことをね。」
城定栞奈:拳は強く握られたまま。
比良坂 亘:「やりたいこと…」
城定栞奈:「今のあなたは、死んだ彼らの後悔を晴らしたい。後悔がない自分でいたい。」
城定栞奈:「……そうよね?」
比良坂 亘:「…うん。」
城定栞奈:「でも、御綿笹霧のようになるのが……呪いに縛られるのが、怖い。」
比良坂 亘:「……うん」
城定栞奈:「……なら答えはシンプルよ。あたしの中でその答えはとっくにできてたから。」
比良坂 亘:真っすぐに、見つめている
城定栞奈:「……御綿笹霧は、」 あたしは、
城定栞奈:「今の自分がやりたいことをやってない。あいつのやってることは、」 あたしのやってることは、
城定栞奈:「単に昔の自分がやりたいと思ってたことよ。」
比良坂 亘:「昔の…自分」
城定栞奈:「……」 手を握る力を強める。
比良坂 亘:思い出す、自我を得た時のことを
比良坂 亘:内なる魂との対話を試みて…自分で自分に呪いをかけた、あの日を
比良坂 亘:ーーああ、そういう事か
比良坂 亘:私は、ずっとーー
比良坂 亘:「……後ろを向いていたのに、前に進めるわけないよね。」聞こえないような小さな声で呟く
比良坂 亘:足を止めて、彼らに寄り添う
比良坂 亘:その間もずっと、私は前なんか見てはいなかったのだ
城定栞奈:「……どう?今のあなたがやりたいことなら、できそう?」 恐る恐る聞く。
比良坂 亘:ため息混じりに、天を仰ぐ
比良坂 亘:「…ありがとう、栞奈さん」
比良坂 亘:そう言って身を屈めると、ゆっくりと栞奈さんを抱き寄せる
城定栞奈:「はぁっ!?おい、ちょっと……」
城定栞奈:突然のことに、抵抗!
比良坂 亘:「…あれ?嬉しい時はこうするものだと以前どこかで見たのだけど」
比良坂 亘:「違ったかな?ごめんよ」
城定栞奈:「あなたが良い男なら考えてやるけどね!ったく……」 腕から抜け出す。
城定栞奈:「間違えるんじゃないわよ。」
城定栞奈:「……うん、あなたは間違えないで。亘。」
城定栞奈:「あなたは"死の上に立つ者"なんかじゃない。少なくともずっとはね。」
比良坂 亘:「はは、ごめんね…じゃあ代わりに、はい。」手を差し出す
城定栞奈:「……」 それくらいなら、という顔で手を取る。
比良坂 亘:「…私の事を話したのだから、次は栞奈さんの事も聞きたいな。」手を握ったまま、告げる
比良坂 亘:「もっと仲良くなれば教えてくれるのかな?”好感度”というものだね」
比良坂 亘:「…」何を言うのが正しいのか、必死に考える
比良坂 亘:浮かぶ言葉はどれも単純で、もう既に伝えているようなものばかり
城定栞奈:「あたしの要求するレベルは高いわよ?」
城定栞奈:「既にあたしが認めた男だって、あなたよりずっといい男だもの。」
城定栞奈:ふふん、と鼻を鳴らして返す。
比良坂 亘:「…おや、良いことを聞いたね。想い人…のようなものが居るんだね。栞奈さんにも。」
城定栞奈:「……みたいなものかしら。"今の"あたしが良い男だって認めてるやつよ。」
比良坂 亘:「ふふ、その辺りの話もいつかは聞いてみたいな。」
比良坂 亘:そう、いつか
比良坂 亘:だから、何も浮かばない今は
比良坂 亘:真っ先に浮かんだこの言葉を、もう一度だけ彼女に贈ろう
城定栞奈:「……ま、傾向としては悪くないわ。自分のやりたいことは自分で決めるべきだもの。」
城定栞奈:肩をすくめてこの話を切り上げようとしている。
比良坂 亘:「…栞奈さん」
比良坂 亘:「本当に、ありがとう」握っている手に、ほんの少し力を籠める。
比良坂 亘:抱擁も、賛辞も、これが最適解なのかなんて今の私には分からない
比良坂 亘:だけど、”聞かなかった”。
比良坂 亘:それが、今彼女に出来る最大の恩返しだと、自分で、考えたから
城定栞奈:ストレートにお礼を言われ、顔を赤くしている。
比良坂 亘:手を離す「私は…君に会えて、良かった。」
城定栞奈:「……そうね。感謝しなさい。このあたしが貴重な時間を使って話を聞いてやったんだから。」
比良坂 亘:「おっと…本当だ。随分と時間を取らせてしまったね。」
比良坂 亘:「貴崎さんと佐倉井さんもそろそろ戻ってくるかもしれない。集合場所を決めておこうか」
城定栞奈:「そうね。ジャームをぶっ殺す準備は整った。」 壁に立てかけていた木製バットを手に取る。
比良坂 亘:「…素直になってくれるといいんだけどね。君も。」ボソッ と漏らす
城定栞奈:「……もう少しだけ魔法にかかっていたいの。そういう年頃なのよ。」
城定栞奈:そう返し、
城定栞奈:亘の反応を確認せず会議室へ向かって足早に去っていった。
比良坂 亘:「…はは」
比良坂 亘:「栞奈さんだよ。魔法をかけたのは。」目の前を歩いていく少女の背中を見つつ、そう呟く
比良坂 亘:そして、置いていかれないように、追い付けるように足早に歩を進める。
比良坂 亘:後ろは、一度も振り返らずに。

比良坂 亘:ロイス変更
比良坂 亘:城定栞奈 分かりやすい子:〇好奇心/敵愾心→〇憧憬/嫉妬
GM:承りました。

幕間2:その、祈り

GM:ほたるちゃんと世怜ちゃんはどうぞ登場を。
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を1増加 (98 → 99)
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を1(→ 0)増加 (101 → 101)
佐倉井ほたる:手入力で102へ。

佐倉井ほたる:N市第一地区を流れる、ひとつの河川がある。
佐倉井ほたる:美しい流れから、古くからその川にはとある名前で呼ばれてきた。
佐倉井ほたる:「”笹雪川”。--一度、見ておきたかったんです」
佐倉井ほたる:川沿いの砂利道に、星と月の下。立ちながらそう言って。
貴崎世怜:「間近で見ても、綺麗なとこだなあ」
佐倉井ほたる:夜風に、二つに結い上げた髪が揺れる。
佐倉井ほたる:「ええ。…流れも、綺麗なものですしね」ちゃぷりと、水に手を浸す。
佐倉井ほたる:夜に冷え切って、ひどく冷たい。
貴崎世怜:水流の奏でる音に、そっと耳を澄ませる。
佐倉井ほたる:本当なら。
佐倉井ほたる:こんなところで、何をするでもなく。ただ川を見ている場合ではない。
佐倉井ほたる:手伝えることも、しなければならないことも、沢山ある。
佐倉井ほたる:「…ごめんなさい、世怜さん。付き合わせてしまいまして」
佐倉井ほたる:彼女の決意だって、もう決まっている。…わたしがするべきことは、ここにはないのに。
佐倉井ほたる:どうして、こんなことをしているのだろう。
貴崎世怜:「いやあ、わたしもちょっと見たいなって思ってたから」いいんすよ、と微笑みかける。
貴崎世怜:「あの店からもずっと見えてたし」
佐倉井ほたる:「…いいお店でしたね」くす、と小さく笑う。
貴崎世怜:「まあ、御綿さんに教えてもらったところだから」
佐倉井ほたる:「ふふ…」目を細めて。
佐倉井ほたる:「本当に、御綿さんのこと、好きなんですねえ」しみじみと。
貴崎世怜:「……うん」はにかむように
佐倉井ほたる:「……やっぱり、あの街のときですか?」
佐倉井ほたる:あの、黄昏にみちた街の事を思い出す。
貴崎世怜:「まあ、そうなるのかなあ……うん」唇を少しだけ舐める。
佐倉井ほたる:「そっかあ…」全然気づけてなかった気がする。
貴崎世怜:「あの時、実はあの人と約束したことがあって」
佐倉井ほたる:「…どんなことを?」
貴崎世怜:「……聞いたら、ほたるちゃんが怒るようなことかも」いたずらっぽく笑ってみる
佐倉井ほたる:「もう…」しょうがないなあ、という困った顔で笑う。
佐倉井ほたる:「いいですよ。どんなことを言ったりやったって…怒らないで聞いてあげます」
佐倉井ほたる:「…言えないこととか、言いたくないなら」目を閉じて。
佐倉井ほたる:「聞かないであげます」
貴崎世怜:「ふふ……いやあ、怒られるのは、どっちかというとわたしじゃないんだけど……」
貴崎世怜:「『勝手にどこかへ消えたりしないで』って」
佐倉井ほたる:「………」
佐倉井ほたる:「ちょっと激烈に怒りが湧いてきましたが、まあわたしはさっきの約束があるので怒ったりしません」
貴崎世怜:「あはは、ほたるちゃんは大人だ」
佐倉井ほたる:「ふふ。そうでしょう、わたしはどうしようもないことがあるのだって」
佐倉井ほたる:「知っているから、大人なんです」
佐倉井ほたる:「…世怜さんが、もう気にしてないみたいですし。わたしが何か怒る筋合いではないですしね」苦笑い。
貴崎世怜:「……どうしようもないことがあるって知ってても」
貴崎世怜:「そう振る舞えないことだってあるんだよなあ、って」
佐倉井ほたる:「……そうなんでしょうねえ」
佐倉井ほたる:「…だから、わたしや世怜さんみたいなひとは振り回されるんですかね。まったくもう」
佐倉井ほたる:どうしようもないことが、起きたなら。
貴崎世怜:「あー、あはは……」わたしも振り回す側じゃないかなあと、小さなエージェントを見て思う。
佐倉井ほたる:「…まあ、いいんです。わたしは」
佐倉井ほたる:「…ねえ、世怜さん」
佐倉井ほたる:星空を見上げる。
貴崎世怜:「……うん?」ほたるちゃんの横顔を眺める
佐倉井ほたる:「…わたしは、そんなだから。振り回されるのも、どうしようもないことも、慣れているから」
佐倉井ほたる:「いいですよ。あなたが、どんなことをしたって」
佐倉井ほたる:「好きに、あなたがしたいようにしてください。…そうした後、」
佐倉井ほたる:「話を聞かせてくれるのを、待っていますから」
貴崎世怜:「……うん」
貴崎世怜:「約束」
佐倉井ほたる:「ふたつめ、ですね」
貴崎世怜:「そうだね……ちゃんと守らなきゃ、だねえ」
佐倉井ほたる:ああ、どうしてこんなことをしたのか。それが、自分の中で腑に落ちる。
佐倉井ほたる:「……我ながら、あさましい」小さく苦笑。
佐倉井ほたる:ともだちだと思っている人に、自分よりもっと大切な人が出来て…。そのことに、勝手に嫉妬したりしている。
佐倉井ほたる:「…破ってもいいですよ。それも含めて、待っています」
貴崎世怜:「うーん、いや。……絶対守る」にひひ、と笑って見せながら
佐倉井ほたる:「…そですか」
貴崎世怜:「……これでも、わたしは本気で守るつもりだから」
佐倉井ほたる:とつとつと、世怜さんの傍による。
佐倉井ほたる:「…うん、ありがとう」
佐倉井ほたる:そのまま、世怜さんの胸に、身体を預ける。
佐倉井ほたる:「……ねえ、世怜さん」何度目だろう、彼女の名前を呼ぶのは。
貴崎世怜:「……なあに」小さな身体にそっと手を添える
佐倉井ほたる:頭と、背中越しに熱を感じる。
佐倉井ほたる:「…わたしも、あなたのことが好きですよ。だから、」
佐倉井ほたる:「もしも、上手くいかなくて、どうしようもなくても…。わたしは、あなたの味方でいたい」
佐倉井ほたる:「…いいですか?」
貴崎世怜:「……ありがとう」肯定の意を込めて。
貴崎世怜:「ほたるちゃんが味方なら、百人力だなあ」
佐倉井ほたる:「…ふふ。頼りにしてくださいね」目を閉じて。
佐倉井ほたる:「…ともだちを助けるのは」
佐倉井ほたる:「当然のことだって…、教えてもらったから」ぽつりと、つい零れてしまう。
貴崎世怜:きゅっと、ほたるちゃんを抱きしめる。
貴崎世怜:「あのね」
佐倉井ほたる:そのまま受け入れて、自分の熱が。彼女の身体も温めてくれればいい。
佐倉井ほたる:「なんですか?」
貴崎世怜:「こないだの、已崎の事件の時、本当にこわかったんだ」熱を感じる。"ヒヒイロカネ"と、生命の熱。
貴崎世怜:「ほたるちゃんが死んじゃったら、とか。そういうことが、こわかった」
佐倉井ほたる:「……」くすり、と笑う。
佐倉井ほたる:「…だいじょうぶですよ。きっと、大丈夫です」今後、もしも。
佐倉井ほたる:あの時のように。力もなにも、失ったとしても。
佐倉井ほたる:きっと、わたしは同じことをする。
佐倉井ほたる:「ほら、今もこうして無事ですから。わたしは、これからもだいじょうぶ。…そうでしょ?」
佐倉井ほたる:無根拠な、気休めのような。そんな、泡のような言葉。
貴崎世怜:「……明日も、明後日も、これからも」ほたるちゃんの頭に、そっと顔を近づける。
佐倉井ほたる:後ろを見上げるようにして、視線を合わせる。
貴崎世怜:「何があったって、なくたって」
貴崎世怜:「ともだちだから」微笑む
佐倉井ほたる:「……はい、1年経って、3年経って、10年先でも…それから先も」ふわりと柔らかく。
佐倉井ほたる:「きっと、そうですよ」綻ぶように微笑んだ。
貴崎世怜:「二人ともおばあちゃんになったって、ね」
佐倉井ほたる:「ええ、そのときが楽しみです」
佐倉井ほたる:--無責任で、根拠もなくて。泡沫のような、儚い未来を語る。
佐倉井ほたる:もし。
佐倉井ほたる:この言葉が、嘘になっても。
佐倉井ほたる:こんなことを言ったと、後悔するのだとしても。
佐倉井ほたる:「それでも…。そうなったらいいな」
貴崎世怜:「そうなるよ、きっと」
佐倉井ほたる:そう願い祈る、この想いに。誰だって文句は言わせない。
貴崎世怜:小さな祈り。その果てになにがあったとしても。
佐倉井ほたる:たとえ、未来の自分にだって。
貴崎世怜:今、この瞬間だけは、本当の思いだから。
貴崎世怜:優しい風が吹く。
貴崎世怜:あの人にもう一度、約束をしに行くんだ。
佐倉井ほたる:その顔を見詰める。…この人が決めたなら。その道をいく手助けだけでも、せめて。
佐倉井ほたる:世怜さんのロイスをSロイス指定します。
佐倉井ほたる:”友達”/貴崎世怜/〇友愛/庇護 を、Sロイスへ。感情はこのままで。
GM:承りました。
佐倉井ほたる:月が、煌々と輝いて。
佐倉井ほたる:星々が、瞬きながら燃えている。
佐倉井ほたる:ほんの小さな、何かが為されるわけでもない。
佐倉井ほたる:そんな小さいふたつの影を、ただただ静かに。
佐倉井ほたる:永遠にさえ思えるような、そんな僅かな時間だった。

クライマックス

GM:全員登場です。
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (99 → 108)
比良坂 亘:比良坂 亘の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (107 → 117)
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (102 → 112)
比良坂 亘:だから!!
佐倉井ほたる:んん???
GM:???
貴崎世怜:経っかい!!!
比良坂 亘:ぜっったいおかしい
貴崎世怜:グラサイか?
城定栞奈:城定栞奈の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (103 → 110)
城定栞奈:……???
GM:高い……

GM:───翌朝。
GM:君たちは衝動抑制剤を投与し、”オカリナ”の被害にあった街へとやってきた。
GM:相変わらず、耳が痛くなるほどの静寂だ。
GM:時折流れてくるレネゲイドの波をやり過ごしながら、それがやって来る中心へと向かう。
GM:……御綿笹霧は姿を現さない。
GM:やがて、君たちは住宅街の終端、
GM:そこにある小屋を見つける。
比良坂 亘:「…いかにも、って感じだね」
貴崎世怜:帽子をかぶり直し、小屋を見据える。
佐倉井ほたる:脚を止めて。「ここですか」
城定栞奈:「……」 自然体で木製バットを構え続けている。
GM:小屋の中から高濃度のレネゲイドを感じるだろう。
GM:だが、中から現れるものはいない。
城定栞奈:「……臭うわね。ジャームの臭いよ。」
貴崎世怜:影が共鳴して強くざわめく。
比良坂 亘:「さて、普通ならちゃんと扉を叩いて玄関から入るのだろうけど」
比良坂 亘:「この場合もそうするべきなのかな」
佐倉井ほたる:「そこまでお行儀がよい用事でもなし。外から斬りこんでもよいとは思いますけどね」
城定栞奈:「世怜。あなたが決めなさい」
貴崎世怜:「……強行突破、っすかね」
比良坂 亘:(…本当だね、随分と良い顔になった)
貴崎世怜:「あっちが出てこないなら、こっちから行くしかないでしょ」不敵に笑ってみせる。
佐倉井ほたる:ふ、と微かに表情を緩めて。「よし。では皆さま、用意はどうでしょう」和装を整える。
城定栞奈:「あたしはいつでも。」 木製バットを横に構え、スタスタと扉へ近づく。
比良坂 亘:「私も大丈夫だよ」ハラハラと、空中に灰が漂い始める
城定栞奈:「それじゃ、お言葉に甘えて……」 構えたバットを、
城定栞奈:「よっ!」 ゴゥン!! 壁に当て、
城定栞奈:「っと!」 ガスン!!!
城定栞奈:壁の一部が勢いよく吹き飛ぶ!
比良坂 亘:「はは、凄い。”カチコミ”ってやつだね。初めて見たよ。」
貴崎世怜:「"カチコミ"よりも物騒な気がするんすけど……」
佐倉井ほたる:「言ってないで、行きますよ!」じゃらり。剣が連なりつつ、こちらも続いて突入。
城定栞奈:「よし、得物は無事ね。良い木使ってるじゃない。」
城定栞奈:手に握った木製バットを握り直し、最後に悠々と入る。
GM:………その小屋のまんなかに。
GM:布にくるまった女性が横たわっている。
GM:……そして、奥の壁に寄りかかっていた、
GM:御綿笹霧が、ゆっくりと顔を上げる。
御綿笹霧:「……ああ。おはよう。もうそんな時間か」
御綿笹霧:いつものように微笑んではいるが、見るだけで憔悴しきっているのがわかるだろう。
御綿笹霧:「少し、荒々しい目覚ましだね」
佐倉井ほたる:「お疲れでしょうから。一度強めの方がよろしいかと」剣が広がり、いつでも全員を守れるように。
"オカリナ":そして、横たわっていた彼女も一つ寝返りをうつと
"オカリナ":身体を起こした。
比良坂 亘:「寝坊とは感心しないな。”早起きは三文の徳”という言葉を知らないのかい?」
城定栞奈:「睡眠不足?なら後でたっぷり寝てもらうから安心しなさい。」
城定栞奈:そう御綿笹霧に告げると、起き上がった"オカリナ"の方に意識をやる。
"オカリナ":その肢体は露わになりながらも、鱗のような波紋で覆われている。
"オカリナ":一目で、人間ではないとわかる。その顔は、御綿笹霧と極めてよく似ていた。
貴崎世怜:「……」
城定栞奈:「こいつがジャームね。じゃ、殺すから。」
御綿笹霧:「……うん。そうだろうね。きみ達はそのために来た」
御綿笹霧:「だから、私はきみ達を」…一瞬、躊躇い。
御綿笹霧:「……殺すよ。細雪が殺される前にね」
御綿笹霧:かつ、かつと。杖を構えて。”オカリナ”の前に出る。
貴崎世怜:「……いざ言われると、やっぱりきついな」小さく呟く。覚悟はしていたことだ。
"オカリナ":「………ささぎり?」寝ぼけたように、笹霧を見て呟く。
"オカリナ":周りを見回して。そして、納得したように。
"オカリナ":「……UGNかな」
城定栞奈:「……」 そんな"オカリナ"の様子を見てギリ、と奥歯を強く噛む。
佐倉井ほたる:「ええ。UGNですよ」此方も、刃が身体を蓋うように。
比良坂 亘:「初めまして。君が”オカリナ”かな。」
"オカリナ":喋る度に、あの衝動喚起の波が発生する。
"オカリナ":「……はじめまして」こて、と首を傾げて。
"オカリナ":「UGNなら」
"オカリナ":「私を、殺してくれるんだよね?」
貴崎世怜:声を聞くたび、影のざわめきが強くなる。
佐倉井ほたる:眉を一瞬ひくりと動かすが、続く波は心に立たない。
佐倉井ほたる:「……ええ、あなたが眠れるように」戦闘態勢。
比良坂 亘:「…やっぱり、そういう事か。」
城定栞奈:「……ジャームの質問に答えてやる義理はない。」
城定栞奈:「世怜。」
城定栞奈:「あたしも個人的にあの男に言いたいことはあったんだけど……あなたに譲るわ。」
城定栞奈:「あたしはあのジャームを黙らせる。」
貴崎世怜:「……栞奈ちゃん」
城定栞奈:「イライラするのよ、ジャームに喋られるとね。」
"オカリナ":「……ありがとう」困ったような、笑顔。
"オカリナ":「じゃあ、思い残すことなく……殺せるように」
"オカリナ":「……あなたたちを、殺しに行くから」
"オカリナ":目が収縮して、ぎらぎらと水色に輝く。
御綿笹霧:「………」寂しそうに、笑っている。
御綿笹霧:「……あまり死に急ぐなよ、細雪」
"オカリナ":「うるさいってば。折角の機会なんだから……笹霧もあっちへ行って、いいんだよ?」
比良坂 亘:「…」会話する二人をじっと見つめる
御綿笹霧:「馬鹿言え」
御綿笹霧:「……お前が、誰よりわかっているだろう?」
"オカリナ":「……うん」
"オカリナ":「すきにすればいいよ」
貴崎世怜:帽子を目深に被る。
御綿笹霧:「……世怜」
貴崎世怜:「帰れ、なんて言わないでくださいね」
御綿笹霧:「……そうだな」
御綿笹霧:「ここまで来たということは、……心は決まっているのだろう」
御綿笹霧:「それでも、お前はもうこれ以上戦うべきではない」
御綿笹霧:「………なんて。言ってみても、ダメなのだろうね」
御綿笹霧:寂しそうに笑う。
貴崎世怜:「……前に立ってるのがあなたじゃなければ、大人しく帰ってたかも、なんて」
貴崎世怜:口元だけ、すこし笑っているのが見える。
貴崎世怜:繋がっているのだから、きっとわかっているのだろう。
貴崎世怜:「わたしは、一つだけ約束をしにきたんです」
御綿笹霧:「…約束」
御綿笹霧:「ふふ。何度も約束を破っている嘘吐きだよ?私は」
貴崎世怜:「ううん」首を横にふる。
貴崎世怜:「……これは、わたしの勝手な約束です。エゴです」
貴崎世怜:「何度離れたって……必ずあなたの手を掴むって、そういう、エゴです」
御綿笹霧:「………」
貴崎世怜:帽子のつばの奥からは、覚悟を秘めた瞳が覗く。
御綿笹霧:「ほんの少しの間に」
御綿笹霧:「随分と……逞しくなったようだね」
御綿笹霧:「ありがとう」
御綿笹霧:笑顔を向ける。
御綿笹霧:「───では、始めようか」
御綿笹霧:杖の切っ先を、君たちに向ける。
貴崎世怜:向けられた杖を見ても、動じない。動じたりするものかと自分を奮い立たせる。
貴崎世怜:失いたくない人が目の前に居る。敵として。それでも。
貴崎世怜:「それでも、やるんだ」小さな声で、奮い立たせる。

GM:───クライマックス戦闘を開始します。
GM:衝動抑制剤の効果により、衝動判定が発生しません。
GM

オカリナ
|5m
御綿笹霧
|5m
[PC4人]


GM:というわけで行動値順にセットアップを処理していきましょう。
GM:まずは”オカリナ”。
"オカリナ":《狂想の旋律》。攻撃力+15、暴走。
"オカリナ":暴走することで《ロックンロールビート》が有効に。達成値+8。
GM:次、比良坂さんはなくて、御綿さんもなし。
GM:世怜ちゃん!
貴崎世怜:《原初の黄:得意領域》《ヒュドラの怒り》でラウンド間攻撃力+18、メジャーアクションダイス+7
GM:あ、でもブルーゲイル持ってるのか比良坂さん
GM:お使いになりますか!
比良坂 亘:あ、どうしようかな
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を7増加 (108 → 115)
比良坂 亘:折角なので使います!
GM:OK!
比良坂 亘:<ブルーゲイル>使用。行動値+5
GM:これで比良坂さんの行動値は14。
比良坂 亘:比良坂 亘の侵蝕率を5増加 (117 → 122)
佐倉井ほたる:ほたるはセットアップなしですっ
GM:では、栞奈ちゃん!
城定栞奈:コンボ「スペルサプライ」を使用。《女王の降臨》+《活性の霧》、対象自身。
城定栞奈:《女王の降臨》の効果で《熱狂》を使用し、これも対象自身。
城定栞奈:城定栞奈の侵蝕率を10(→ 10)増加 (110 → 120)
城定栞奈:シーン間の攻+24、ラウンド間の攻+21、ラウンド間のドッジダイス-2個。暴走。
GM:了解です。
城定栞奈:ぶつぶつと小声で何かをつぶやき、手に持ったバットを小さく振る。
城定栞奈:「これはあなたから私への祝福。私はあたしに力を与える。」
城定栞奈:見た目には、何も変化はない。
城定栞奈:つぶやくのを終えると顔を挙げ、御綿笹霧を、そしてその奥にいる"オカリナ"を見据える。
GM:では、イニシアチブ。
GM:行動値14、比良坂さんの手番!
比良坂 亘:マイナーでコンボ『生体回帰・ハラカラ』を使用。《オリジン・レジェンド》精神判定達成値+12
比良坂 亘:メジャーコンボ『ヨモツヒラサカ』対象はオカリナ!
GM:来いっ!
比良坂 亘:《C:ウロボロス》《原赤:無機なる四肢》《背教者殺し》《起源を断つもの》+《砂の加護》も使うぜ!
GM:やばい!
GM:特に妨害とかは持っていない!どうぞ!
比良坂 亘:11dx7+23
DoubleCross : (11R10+23[7]) → 10[1,3,4,6,6,6,7,8,8,9,10]+10[1,6,7,8,8]+6[5,6,6]+23 → 49

GM:高い
"オカリナ":ドッジ。
"オカリナ":7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 9[1,3,3,6,8,8,9]+1 → 10

"オカリナ":ダメージどうぞ!
貴崎世怜:《原初の黒:力の法則》 ダメージロール+5D
貴崎世怜:使います
比良坂 亘:うおお
貴崎世怜:受け取れい!
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を6増加 (115 → 121)
比良坂 亘:5d10+5d10+6
DoubleCross : (5D10+5D10+6) → 18[7,3,1,2,5]+32[10,7,9,1,5]+6 → 56

御綿笹霧:では、
御綿笹霧:そのダメージに対して《波紋の方陣》を使用。
GM:御綿笹霧の侵蝕率を3増加 (130 → 133)
GM:ダメージを-5Dする!
GM:56-5d10
DoubleCross : (56-5D10) → 56-31[5,2,5,9,10] → 25

比良坂 亘:何ィ~
GM:さらに装甲で…
城定栞奈:力の法則ぶんがプラマイゼロにされた!
"オカリナ":だいぶ無事!でもダメージは入った!
"オカリナ":デバフもらいます。詳細お願いします!
比良坂 亘:背教者殺しの分が7個、起源を断つもので+3個、計10個!
GM:10!
GM: ダイスが1個しか振れなくなった
GM:では、演出どうぞ!
比良坂 亘:比良坂 亘の侵蝕率を16増加 (122 → 138)
比良坂 亘:ハラリ、ハラリ
比良坂 亘:赤黒い脈のようなものが励起する身体が、身につけた衣服ごと崩れていく
比良坂 亘:「…一つだけ」
比良坂 亘:「君たち二人は…一体何のために生きているんだい?」
御綿笹霧:「おや。困ったな。戦闘中には重い問いだね」
"オカリナ":ぼんやりと、視線を動かしている。
御綿笹霧:「…でも、そうだね。ちゃんと、答えよう」
御綿笹霧:「……」相手の崩れる身体を見て、いつでも動けるよう備えながら考える。
御綿笹霧:「………何のために。何のために、か」
御綿笹霧:「今は、ただ」
御綿笹霧:「細雪を護るため、だ」
"オカリナ":「……なんのために、生きてるか」
"オカリナ":「…ころしてほしいから。生きてる」
GM:兄妹の言葉は、まるで交わらない。
比良坂 亘:「…ちぐはぐだね、君たちは。」
比良坂 亘:「頼まれてもいないのに、守る。殺してほしいと頼んでいるのに、届かない。」
比良坂 亘:「決して同じ方向なんか、見てはいない。」
比良坂 亘:「…一体、いつからそうなのかな」白々しく、呟き
御綿笹霧:「………いつから。いつからかな」
御綿笹霧:「私たちは決して似てはいなかった。それでも」
比良坂 亘:灰が収束し、赤黒い塊を形成する
御綿笹霧:杖で宙に小さい円を描く。
御綿笹霧:「……ずっと、共にいた。だけど」
御綿笹霧:「昔から、同じ方向を私たちは見ていたのかな…細雪」
"オカリナ":「……わかんない」
"オカリナ":「そんなの、きっとずっとわからないよ。ただ」
"オカリナ":「確かなのは兄さんはずっと側で支えてくれた」
"オカリナ":「……今も、おせっかいをつづけてる」
"オカリナ":「そのくらい」
御綿笹霧:「………全然、似ていない双子だったんだよ」
比良坂 亘:「…ふふ、いいね。兄弟愛だ。」
比良坂 亘:「…私もつい最近、生きる目的…と言っていいのか分からないけど、やりたいことを見つけてね」
城定栞奈:「……」 話している亘の横顔を見ている。
比良坂 亘:ちらり、と栞奈さんの方を見る
比良坂 亘:「決めたんだ。もう”そっちを向かない”と。」
比良坂 亘:「…という訳だから、容赦はしないよ」御綿笹霧に向かって灰塵を、オカリナに向かって赤黒い塊を射出する
御綿笹霧:「やりたいことが、あるのはいいね」灰塵を杖でひと薙ぎしし、
御綿笹霧:「ふふ。全力で応援したいところだが……」そして、杖を素早く回転させて
御綿笹霧:「生憎、こちらも譲れないのでね……!」赤黒の塊を打ち払う。
比良坂 亘:「…後ででも、聞かせてあげるよ。」杖が当たる刹那、塊が散開し、オカリナの周囲に広がる
比良坂 亘:(彼女が使うのは音。つまり声だ。)
比良坂 亘:(…直接当てなくても、体内に入ってくれればいいからね)
比良坂 亘:(口、目、耳、毛穴…はあるのか、分からないけど。)
"オカリナ":「………」ぼんやりと、その散らばった塊を被りながら。
"オカリナ":あどけない笑みを見せる。
比良坂 亘:「…君たちが生きていればの、話だけど」
御綿笹霧:「……」その言葉には答えない。ただ、微笑むのみ。
御綿笹霧:問う者/比良坂亘/興味/障害:○/ロイス
城定栞奈:亘の横顔を見て、話しかける。
城定栞奈:「ふうん。話を聞いてやった甲斐があったってことね。」
城定栞奈:「でも、"もう向かない"なんてっていうのは言い過ぎじゃないかしら。今は、くらいがちょうど良いものなのよ。きっとね。」
比良坂 亘:「…敵わないな。」聞こえないように、そう呟く
比良坂 亘:私は言った。この身は呪いの塊だと
比良坂 亘:彼女は言った。呪いではなく魔法だと
比良坂 亘:生まれたばかりの私の後ろにあったのは、きっと自らが作り出した”呪い”だけ
比良坂 亘:先に生を終えた彼らが、後ろに居るはずなどないのだから。
比良坂 亘:ここから、歩いて、歩いて、歩いて
比良坂 亘:振り返った時に見える轍こそが、私の辿った生だ。
比良坂 亘:彼らに見せるのは、きっとそれだけでいい。
比良坂 亘:「『私は、”比良坂亘”なのだから』」
比良坂 亘:誰かに言い聞かせるように、小さな声で呟いた。
城定栞奈:その言葉は聞こえなくても、亘の表情を見れば何か迷いが消えているのが分かる。
城定栞奈:ふっ、と笑って亘から視線を切る。
GM:イニシアチブを経て、”オカリナ”の手番。
GM:マイナーはなし。
GM:《サイレンの魔女》でPC全員に攻撃。
GM:振れるダイスは1個だ!
GM:1dx+10
DoubleCross : (1R10+10[10]) → 10[10]+6[6]+10 → 26

GM:対応せよ!
佐倉井ほたる:回すね?!
比良坂 亘:うそやん
城定栞奈:!?
城定栞奈:ダイス1個なのに……!
佐倉井ほたる:うーんどうしましょうか
貴崎世怜:うわっ
佐倉井ほたる:ではここで≪守護者の巨壁≫。対象をわたしのみに。
GM:OK!リアクションは!
佐倉井ほたる:ガード!≪氷盾≫し、スネブレ装備して一体化ガード!
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を2(→ 2)増加 (112 → 114)
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を6(→ 0)増加 (114 → 114)
佐倉井ほたる:あれっ。120です。
GM:全角になってますね…!
GM:OK!ダメージいきます。
"オカリナ":3d10+42 装甲無視
DoubleCross : (3D10+42) → 18[3,8,7]+42 → 60

貴崎世怜:つっよ
城定栞奈:固定値やっぱ高いな……!
佐倉井ほたる:マジかよ
比良坂 亘:えぐい
佐倉井ほたる:ガード値28。
佐倉井ほたる:ダメージ32なので、まず≪デモンズウェブ≫を起動。
佐倉井ほたる:32-7d10
DoubleCross : (32-7D10) → 32-40[7,7,3,7,10,1,5] → -8

佐倉井ほたる:ノーダメ!
GM:ひええ
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を2(→ 2)増加 (120 → 122)
比良坂 亘:カッコいい!!
GM:デモンズウェブ強い!
城定栞奈:マジか!
貴崎世怜:ヒューッ!
"オカリナ":赤い灰を被りながら。遠くを見るようにして。
"オカリナ":「……あ」
"オカリナ":その焦点が、君たちを捉える。
"オカリナ":「……うたわなきゃ」
"オカリナ":息を吸い込んで、そして
"オカリナ":「──────…♪」
"オカリナ":強大な波が、その口から発せられる。
比良坂 亘:(…!吸い込んだはずなのに、これか…!)
"オカリナ":口の中は空色に染まって。
"オカリナ":「…♪………♪」歌っている。それが、定められたことであるかのように。
佐倉井ほたる:--しゃん。腕を振るう。脚を舞わせる。異形の歌に合わせる様に。
佐倉井ほたる:「--ゆらゆらと。ゆらゆらとふるべ」たん、たたん。軽やかなステップ。くるりと着物を翻して旋回する。
佐倉井ほたる:歌に合わせて舞うとともに、皆を囲うように。八つの音叉状の刃が反り立つ。
佐倉井ほたる:「あまのうずめのみことに。こひねがひたてまつる」出力差は、考える事さえ馬鹿馬鹿しい。
佐倉井ほたる:ならば。
佐倉井ほたる:相手の、力を用いて遮断する。
佐倉井ほたる:その波に触れた音叉が共鳴し、八つが互いに互いを鳴らし合う。
佐倉井ほたる:それは、同質の音の壁。
"オカリナ":吐き終わったいきを、すぅ、と吸って。
"オカリナ":「……うたえば、みんながほしいものをくれるんだよ」
"オカリナ":そう言って、微笑む。
城定栞奈:「……」 冷や汗をかきながら"オカリナ"を注視している。
御綿笹霧:「…………」
御綿笹霧:微笑んでいる。だけど、痛みを堪えるように。
佐倉井ほたる:「…すみませんが、二度目は全域遮断は無理ですので」
佐倉井ほたる:「--ええ。貴方が望むなら、わたしがそれを為しましょう。御綿細雪」
佐倉井ほたる:「それが、貴方を戦力として用いた、UGNとしてのわたしの責任の取り方です」
御綿笹霧:「……その望みを取り上げる私は」
御綿笹霧:「酷い兄なのだろうね」
佐倉井ほたる:「……」ここで責められた方が、まだよかった。視線を持ちあげて、御綿笹霧へ合わせる。
GM:御綿笹霧の手番。
御綿笹霧:マイナーでPC4人のエンゲージに。
城定栞奈:「……律儀なやつね。ほたるも……あなたも。」 向かってくる御綿笹霧を見ながら。
GM
オカリナ

|10m
御綿笹霧[PC4人]

御綿笹霧:choice[栞奈,ほたる,比良坂]
DoubleCross : (CHOICE[栞奈,ほたる,比良坂]) → 比良坂

御綿笹霧:す、と踏み込み、その次の瞬間には君たちの傍に立っている。
御綿笹霧:《コンセントレイト:ハヌマーン》+《電光石火》+《マシラのごとく》で比良坂さんに攻撃。
御綿笹霧:ここで、1つ目の守護天使の効果を発動。ダイスデバフ無効、ダイス+5。
比良坂 亘:ぐおお
御綿笹霧:21dx7+1
DoubleCross : (21R10+1[7]) → 10[1,1,2,3,3,3,3,4,4,6,7,8,8,8,9,9,9,9,9,10,10]+10[1,1,2,2,3,3,4,5,6,7,10]+6[1,6]+1 → 27

御綿笹霧:うわ…
御綿笹霧:お疲れのようです
御綿笹霧:対応せよ!
比良坂 亘:うおおドッジ!
比良坂 亘:唸れ!我がダイスよ!
比良坂 亘:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[7,7,9,9,9,10]+4[4]+1 → 15

比良坂 亘:駄目!
御綿笹霧:では、ダメージ!
御綿笹霧:3d10+61 諸々有効。
DoubleCross : (3D10+61) → 19[4,5,10]+61 → 80

比良坂 亘:装甲引いても死ぬ!
城定栞奈:オートアクションで《奇跡の雫》を使用。
城定栞奈:亘をHP10で復活させる。
比良坂 亘:ありがたい!
城定栞奈:城定栞奈の侵蝕率を6(→ 6)増加 (120 → 126)
GM:御綿笹霧の侵蝕率を10増加 (133 → 143)
GM:御綿笹霧のHPを1d10(→ 8)減少 (0 → -8)
御綿笹霧:「───」言葉もなく。その杖の刺突は、比良坂亘へと向かう。
比良坂 亘:(ーー流石に、避けられないか)
城定栞奈:「……ちっ。」 亘への攻撃動作を見て、舌打ちをする。
御綿笹霧:それは、目で追うことの敵わない超速の連続攻撃。
御綿笹霧:まるで、楽器を鳴らすかのように軽やかに、
御綿笹霧:”敵”に打撃の雨を降らせる。
御綿笹霧:その様を見て、誰かがつけたコードネーム。”シロフォン”。
御綿笹霧:(───皮肉なものだ)
御綿笹霧:細雪と同じ、楽器の名を冠することに、思うところがなかったわけではない。
御綿笹霧:それでも、受け入れた。これは己への罰なのだと、そう祈って。
佐倉井ほたる:大規模展開をした直後。その速さに追いつかない。「…比良坂さん!」
比良坂 亘:連撃が、灰で出来た身体を次々に削り飛ばしていく
比良坂 亘:(参ったね、折角目標を見つけられたというのに)
城定栞奈:「亘!傷は治せる!」 攻撃を受ける亘から少し離れて床に膝をつき、
城定栞奈:祈るように手を組んで眼を閉じる。
城定栞奈:「痛みは自分で耐えろ!」 そう叫んで、
城定栞奈:身体を次々に削り飛ばされる亘の、足元。
城定栞奈:そこを中心に光る魔法陣が浮かび上がっている。
比良坂 亘:(…これは…)
城定栞奈:御綿笹霧の雨の様な攻撃が止むと同時に魔法陣の光が強まり、
城定栞奈:比良坂亘の傷を超速再生させる!
比良坂 亘:「っ…!?」これまでに経験したことのない再生速度とそれに伴う痛みに、思わず顔をしかめる
比良坂 亘:「…助かったよ。凄く…痛いけど。」
御綿笹霧:「……すごいね。まるで魔法だ」
御綿笹霧:思わず、感嘆の言葉が漏れる。
城定栞奈:「まるで、じゃないわ。一応だけど、魔法って呼んでたもの。」 立ち上がる。
御綿笹霧:「……そうか」
御綿笹霧:「私も、魔法を望んでいたよ」
城定栞奈:ガスン!
城定栞奈:手に持った木製バットを地面に突き立てている。
城定栞奈:「は?」
城定栞奈:「そんないいものじゃないわよ。呼び方の問題でしょ?」 御綿笹霧を睨む。
御綿笹霧:「なるほど」目を伏せ、
城定栞奈:「あなたが望んでるのは魔法なんかじゃない。呪いよ。」
城定栞奈:「呪いだけでも。言い訳だけでもいいから繋がってたい。」
御綿笹霧:「呪いが命よりも大切であってほしいと」
御綿笹霧:「…希わずにはいられない」
城定栞奈:「そんなもんでしょ。人の拘りなんて。」
御綿笹霧:「…まるで、『よく知っている』ようだね。私たちは昨日会ったばかりなのに」
城定栞奈:「知らないわよ。『誰かさんと似てる気がする』だけだもの。」
御綿笹霧:───嗤う。
城定栞奈:それに合わせて舌打ちをする。
御綿笹霧:「そうか。では、続けよう」
御綿笹霧:「来ないのであれば、きみ達は死ぬ」
GM:御綿笹霧の手番は以上。次の手番は、世怜ちゃん!
貴崎世怜:はあい
貴崎世怜:マイナーはなし!
貴崎世怜:《コンセ:エグザイル》《無機なる四肢》《異形の祭典》 攻撃力+6で2体攻撃 ドッジダイス-1
貴崎世怜:対象は……御綿兄妹、ふたり
GM:OK、来たまえ
貴崎世怜:15dx7+7+3
DoubleCross : (15R10+7+3[7]) → 10[1,1,2,3,3,3,5,5,7,8,8,8,9,9,10]+6[1,2,2,3,3,5,6]+10 → 26

貴崎世怜:うーん……
GM:ロイス切りなど後乗せはございますか
比良坂 亘:《妖精の手》を使用。最後のダイスの判定を10に
GM:了解、振り足しどうぞ!
貴崎世怜:妖精もらいます
比良坂 亘:比良坂 亘の侵蝕率を8増加 (138 → 146)
貴崎世怜:振りたし!
貴崎世怜:1dx7+30
DoubleCross : (1R10+30[7]) → 1[1]+30 → 31 → ファンブル

GM:31!
貴崎世怜:うそでしょ
GM:当然ながらこれはファンブルとかではないので
GM:対応します
御綿笹霧:《リフレックス:ハヌマーン》+《電光石火》+《真空返し》
貴崎世怜:一応ドッジは-1個です!
御綿笹霧:16dx7+13 了解!
DoubleCross : (16R10+13[7]) → 10[1,1,2,2,3,3,3,4,5,5,6,6,6,8,8,10]+10[1,8,10]+10[1,8]+1[1]+13 → 44

御綿笹霧:真空返しの効果、ドッジ成功時、その攻撃で対象となっている他のキャラクターへの判定も失敗となる。
御綿笹霧:ドッジ成功により、両者へのダメージが0となります。
GM:妨害などがなければ攻撃は失敗だ!
貴崎世怜:輪廻の獣使用で判定を失敗させます ロイスを”オカリナ”に取得してそのまま使用
御綿笹霧:了解!こちらは侵蝕上昇とダメージフィードバックを受ける!
GM:御綿笹霧の侵蝕率を2d10(→ 16)増加 (143 → 159)
GM:御綿笹霧の侵蝕率を5増加 (159 → 164)
GM:御綿笹霧のHPを1d10(→ 8)減少 (-8 → -16)
GM:ダメージどうぞ!
貴崎世怜:4d10+24
DoubleCross : (4D10+24) → 30[9,8,10,3]+24 → 54

GM:高い…!
GM:これは……
GM:御綿さんが沈む!
GM:オカリナは健在です。
GM:演出をどうぞ。
貴崎世怜:眼前で起きている戦闘が、どこか遠いところで起きているように感じる。
貴崎世怜:戦いになると、いつも、分厚い壁を隔てて、藻掻きながら"敵"だけを呪い続けていた。
貴崎世怜:ーー影が身体を這い上がり、侵し、飲み込んでゆく。
貴崎世怜:(力を借りるのは、これで最後だ)
貴崎世怜:言いようのない飢餓感。寂しさ、心の底に穴が空いたような感覚。
貴崎世怜:あの人を死なせたくない。このまま"オカリナ"の隣に立っていれば、遠からず……。ならば。
貴崎世怜:「お   せ  」
貴崎世怜:影の流体でできた肉体に、白い仮面の人型の獣。
貴崎世怜:「おわ、らせる……!」
御綿笹霧:「………」
御綿笹霧:「……世怜」杖を、構える。
比良坂 亘:ーーその時
比良坂 亘:身構えた御綿笹霧の裾を、何かが掴んだ
御綿笹霧:「っ……」
比良坂 亘:そこにあったのは、小さく、弱弱しい、子どものような手
御綿笹霧:直ぐに、打ち払う。
比良坂 亘:それでも消えずに、再び裾を掴んでいる
御綿笹霧:「…やれやれ。強情な子だ」
御綿笹霧:ならばと。構わずそのまま、攻撃を避ける態勢を取る。
比良坂 亘:(…私にも、よく分からない。)
比良坂 亘:(…でも、あれは多分、私の…)
比良坂 亘:軽く、胸を掴む
比良坂 亘:「…亘」
比良坂 亘:いつの日か、御綿笹霧が引いて歩いたような小さな手
比良坂 亘:それは、例えほんの一瞬であろうと、彼に隙を生み出した
貴崎世怜:獣の全身から、影の針が四方八方へと延びる。
貴崎世怜:それら全てが、御綿笹霧と"オカリナ"へと殺到する。
御綿笹霧:……その隙も本来ならば、十分リカバリーできる範囲だった。
御綿笹霧:殺到する針をすべてまとめて薙ぎ払う。
御綿笹霧:できるはずだ、今なら。
御綿笹霧:音の速さで振られた杖が、真空の広い層を、壁を作り───
貴崎世怜:「……ごめんね」
貴崎世怜:ほんの一瞬の否定。真空の壁すら、意味を成さなくなる。
御綿笹霧:「───!」
御綿笹霧:そうだ。”獣”の持つ力は。
御綿笹霧:「やめろ、世怜!!」
貴崎世怜:力を、獣を、呪いをその身に受け入れる。
貴崎世怜:ここで、この一回で、全て終わればいい。終わらせないとだめだ。
貴崎世怜:そうしないと、きっとまたあなたは、自分を呪い続けるでしょう?
貴崎世怜:ーー無数の影の針が、豪雨のように降り注ぐ。
御綿笹霧:「がっ、あ……!」
"オカリナ":「───」
"オカリナ":意に介さず、ただそれを受けている。
"オカリナ":Eロイス:黒き歓び
"オカリナ":先ほど宣言し忘れたので先ほどの分も累積させます。
"オカリナ":ダメージを受けるごとにあらゆる達成値+2。現在+4。
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を6増加 (121 → 127)
貴崎世怜:終点/"オカリナ"/憧憬/悔悟○/取得→タイタス昇華済
御綿笹霧:……そのまま、地に倒れ臥す。
御綿笹霧:砂をつかんで。血を吐きながら。立ち上がろうとする。
御綿笹霧:「げほっ……まだ、だ」
御綿笹霧:「───まだ……」
貴崎世怜:影の針が風景に溶けるように消える。そのまま、御綿さんへと、獣が手を伸ばす。
貴崎世怜:死なせない。あなただけは。
貴崎世怜:そうやって、手をーー。
GM:───その、瞬間。
GM:世界が、裏返るような感覚が貴崎世怜を襲う。
GM:……輪廻の獣。その中の呪いがEロイス:無限を継ぐ者を発動させます。
GM:このトリガーは、貴崎世怜が「死なせたくない」という思いをもって輪廻の獣を「見かけ上、完全に制御下においた」時
GM:システム的にはクライマックスで御綿笹霧が戦闘不能になった時
GM:この瞬間、戦闘の状況を保持したまま、戦闘が中断されます。
GM:これはイベントを処理するためのシステム上のものです。
貴崎世怜:風景が遠のく。自らの影の中に落ちていく。
貴崎世怜:「……ま、って」手を伸ばす。ーー空を切る。
貴崎世怜:その声は誰にも聞こえない。その手は何も、掴めていない。
GM:影の獣が今、まさに受肉しようとしていた。
御綿笹霧:「……ぐ……あ、せ……れん……」
城定栞奈:「……」 "オカリナ"を見据えながら横目で2人の様子を見ていたが、その事態に、
城定栞奈:「……世怜?」
城定栞奈:間抜けな声を出してしまう。
佐倉井ほたる:「………」ぎり、と。歯をきつく噛み締める。
佐倉井ほたる:「…いつも、当たって欲しくない予感ばかり。当たる」御綿さんを見ていた視線を、世怜さん--いや。
輪廻の獣:「……」
佐倉井ほたる:輪廻の獣へ、刃と共に向ける。
比良坂 亘:「…どうなっているんだい?あれは」二人に問いかけるように
城定栞奈:「……そうね。あたしはジャームの臭いがわかる。」
城定栞奈:「少なくとも、"オカリナ"以外にもう1体ジャームがいるわ。」
佐倉井ほたる:「調査の中でお伝えしました通り--」一度言葉を切って。
佐倉井ほたる:「アレが、世怜さんを呑もうとしていた”輪廻の獣”、消えない呪い」
佐倉井ほたる:一度なら。…まだ、想い人を繋ぎとめようとする、そのことが、留め金になると思った自分が憎らしい。
比良坂 亘:「…ままならないものだね、人の生というものは」
輪廻の獣:白い仮面の奥の目は、虚ろに光っている。
城定栞奈:「……」 輪廻の獣を頭の先から足先まで一通り見る。
GM:……其れは、死の総体。
GM:比良坂さんは、この輪廻の獣に対して、《ハートレスメモリー》で難易度25の判定を行うことが可能です。
GM:それは、かの獣を止める手がかりを示してくれるかもしれません。
比良坂 亘:(…似ている、と感じるのは気のせいなのかな)
輪廻の獣:死者が死ぬことはない。
輪廻の獣:故に、"死を否定"するためにこの世に刻まれた呪い。
佐倉井ほたる:”オカリナ”を一瞥する。さて。「--二体同時、とは。持つかな」
比良坂 亘:「佐倉井さん、栞奈さん」
佐倉井ほたる:「どうしましたか、比良坂さん」刃を、獣に向けたまま。
佐倉井ほたる:戦意に満ちた立ち姿。自身のやるべきこと。それだけを見据えている。
城定栞奈:「……」 亘の声は耳に入っていないのか、それには応えない。輪廻の獣をじっと見ている。
比良坂 亘:「無責任なようだけど…私が戻らなかった時は、君たちに任せるよ」
佐倉井ほたる:「…比良坂さん、まさか」
城定栞奈:「あたしはジャームを殺す女よ。この臭いは……でも、なんでこんな時に……!」
城定栞奈:ぶつぶつと呟いている。
比良坂 亘:「どうも、あれと私は似たものらしくてね」
佐倉井ほたる:遥かにあちらの方が色濃いが。死者の匂いがする。枯れた草のような、そんな。
佐倉井ほたる:「…無茶を…!質量が違い過ぎます!」
比良坂 亘:「おや?心配してくれてるのかい?嬉しいな」
比良坂 亘:「…大丈夫だよ。」
比良坂 亘:「あちらが呪いなら、私の中にあるのは」
比良坂 亘:栞奈さんを一瞥する
比良坂 亘:「”魔法”だからね」
佐倉井ほたる:「……~~~っ」がし、と髪を引っ掻き。「戻ってこないなら、世怜さんごと引きずり出しますからね!」
城定栞奈:そんな話を2人がしている間に、
城定栞奈:木製バットを握り、たどたどしい歩みで
城定栞奈:輪廻の獣ににじり寄っている。
比良坂 亘:「はは、痛いのは嫌だから…優しくしてくれると嬉しいな」
佐倉井ほたる:「それが嫌なら、自力で戻りなさい…!」
比良坂 亘:ひらひらと手を振る
比良坂 亘:輪廻の獣に歩み寄る途中、ふらふらと歩く栞奈さんの頭に”ポン”と手を置く
城定栞奈:「っ!」
城定栞奈:ハッとした顔になり、歩みを止める。
比良坂 亘:「これ以上借りを作らせるのは、私としても困るんだ」
城定栞奈:「……亘。」 その顔を見上げる。泣くのは、こらえる。
比良坂 亘:「だから、これまでの分は、これで無しということで」屈託なく、笑う
城定栞奈:「あれは、ジャームよ。でも、」
城定栞奈:「あれが世怜かは……あたしには分からない。」
城定栞奈:「……」 その笑顔を見て、
城定栞奈:「……何か、あるのね。」 目に力が戻る。
比良坂 亘:「そうだね、しばらくやってなかったのだけど」
比良坂 亘:「私には、それが出来るから。」
城定栞奈:「1つだけ、聞くわ。」
比良坂 亘:「…なんだい?」
城定栞奈:「"今の"亘がやりたいことよね?」
比良坂 亘:「…勿論」
比良坂 亘:「だから、帰ってくるよ。」
城定栞奈:亘に背を向け、輪廻の獣からも距離を取る。
城定栞奈:亘から離れる前に、無言でその背中を拳で小突く。
比良坂 亘:「…栞奈さんが歓喜にむせび泣く顔が見たいからね」それだけ言い残し、輪廻の獣に手を伸ばす
城定栞奈:「……誰が泣くかっての。」
比良坂 亘:自身の身体に眠る、4つの魂。それを身体中に張り巡らせるように
比良坂 亘:徐々に、徐々に、自意識と魂の境界を取り払っていく
比良坂 亘:【…久しぶりだな】
比良坂 亘:『うん、久しぶりだ』
比良坂 亘:【無理しない方がいいんじゃないですか?】
比良坂 亘:『無理でも無茶でもないよ。散歩みたいなものだ。』
比良坂 亘:【けっ、帰ってこれなくなっても知らねぇぞ。責任取れんのかお前。】
比良坂 亘:『はは、その時は彼岸で私を殴ってくれてもいいよ。』
比良坂 亘:【がんばってね】
比良坂 亘:『…うん。それと、さっきはありがとう。』
比良坂 亘:なんだ
比良坂 亘:こんなに簡単に、出来る事だったのか
比良坂 亘:『さて行こうか、”輪廻の獣”。』
比良坂 亘:『…ふふ』
比良坂 亘:『これはきっと、いい思い出になるね。』
比良坂 亘:そう、だから、きっと伝える。
比良坂 亘:そして少しだけ天を仰ぐと、彼我の境界へと足を踏み入れた。
比良坂 亘:《ハートレスメモリー》を輪廻の獣に使用
比良坂 亘:比良坂 亘の侵蝕率を4増加 (146 → 150)
比良坂 亘:7dx+23
DoubleCross : (7R10+23[10]) → 10[3,3,7,7,9,9,10]+10[10]+6[6]+23 → 49

GM:?!
GM:す、すごい……
城定栞奈:おおーっ!!
比良坂 亘:なんだこの出目…
佐倉井ほたる:つよい。素でも成功してるじゃん…
GM:では、きみは輪廻の獣の中の声を聞くことに成功する!そして、次のことがわかります。

・『無限を継ぐ者』の最後の条件
今、この入れ替わりのタイミングこそが、”獣”にかけられた呪いを祓う唯一のチャンスだ。
”獣”が貴崎世怜と完全に入れ替わるには、何の妨害もなく1ラウンドを経過する必要がある。
妨害に最も有効なのは、本体である貴崎世怜と深い絆を結んだ人物の介入だ。

GM:そして、具体的な妨害の方法も。

・妨害判定
貴崎世怜と相互にSロイスを持つ者が判定可能。
技能:なんでも 難易度:40
支援判定が可能。
技能:RC、交渉 難易度:9 追加達成値:3

GM:以上です。

GM:比良坂さんの演出の前に、少しロールを挟みます。
御綿笹霧:輪廻の獣に与えられた傷は致命的だった。
御綿笹霧:それでも、立ち上がることができる。…彼らとの繋がりを、断ち切ってしまえば。
御綿笹霧:そうすれば、限界までこの身は細雪を護るだろう。だけど。
御綿笹霧:「世怜………!」
御綿笹霧:見ていた。『彼女』が自分に向かって手を伸ばすのを。
御綿笹霧:解っていたはずだ。これ以上の呪いの行使は、自らを影の虚無へと沈める行為だと。
御綿笹霧:それでも。それなのに。
御綿笹霧:どれだけ拒絶しても、言い聞かせても。彼女はその先へ行こうとした。
御綿笹霧:同じだ。
御綿笹霧:視線は届かない。だが後ろに確かにいる、妹のことを思う。
御綿笹霧:何度も。何度も。止めようとした。だけど、止められなかった。もっと自分に力があれば。
御綿笹霧:力を得て、罪は深くなった。この力を得ていたのであれば、と。
御綿笹霧:───だというのに。
御綿笹霧:また、目の前で私は喪うのか?
御綿笹霧:世怜の仲間たちの声が聞こえる。灰の体の者が、彼女へと歩みを進める。
御綿笹霧:……きっと、彼女がジャームに堕ちても。傍にいることはできる。
御綿笹霧:同じように自らを永遠に呪いながら。
───:「そうやって、これからも」
───:「ひとりで歩いていくんですか」
御綿笹霧:「…………『たとえ何があろうと』」
御綿笹霧:「お前を、護る……」
御綿笹霧:沢山の約束を、破った。
御綿笹霧:だが、この約束だけは
御綿笹霧:「……けほっ……すまない、……細雪」
御綿笹霧:「我儘な兄を、嗤ってもいい」
御綿笹霧:「それでも、もう二度と───」
御綿笹霧:「『お前』を喪いたくは、ない……!」
御綿笹霧:固定ロイスの「御綿細雪/庇護/悔悟:○」をタイタスに。
御綿笹霧:昇華して、立ち上がる。…そして
御綿笹霧:固定ロイスにしていた貴崎世怜のロイス『呪い:○/情愛』を
御綿笹霧:『約束:○/呪い』に変更し、Sロイス指定。
御綿笹霧:「まだ……いや、今度こそ」
御綿笹霧:「救って、やる!」
GM:……まだ手遅れではない。
GM:それは、彼女に歩み寄る『かれ』の姿を見ていたから。
御綿笹霧:杖を支えに歩きながら、2人の少女のところまで歩く。
佐倉井ほたる:獣と、飛び込んだ比良坂さんを見つめ続けている。…刃を握る手が、きつく握られている。
城定栞奈:「……」 立ち上がってきた御綿笹霧を一瞥して、
城定栞奈:「……」 何を言うか逡巡する。
城定栞奈:「……御綿笹霧。」
城定栞奈:そう呼ぶだけで、眼は逸らす。
御綿笹霧:「……うん」
城定栞奈:「……」
城定栞奈:「もしも、あなたが、」 眼を逸らしたまま、ぽつりと呟く。
城定栞奈:「"妹と繋がり続けるために"あいつを守ろうとするなら……」
城定栞奈:「……それでも責めはしないわ。及第点だと思う。」
御綿笹霧:「ありがとう。……きみはいい子だね」
城定栞奈:「……さあね。」
御綿笹霧:「確かに、私はあいつを細雪と重ねているかもしれない」
御綿笹霧:「…いや、重ねているな。誤魔化しはなしにしよう」
御綿笹霧:「だけれど、それでもあいつを……世怜を喪いたくないのは、あいつがあいつだからだ」
御綿笹霧:肩を竦めて
御綿笹霧:「……全然、似ていないしね」
佐倉井ほたる:「…拗ねますよ、世怜さん」視線はそのままに声を掛ける。
御綿笹霧:「きっとそうだね」
佐倉井ほたる:「……」色々と。言いたいことは有ったような、気もするけれど。
御綿笹霧:「まあ、腹を割って話して……あとは、なるように、なるさ」
御綿笹霧:それは、祈りの言葉だ。
御綿笹霧:呪いは置いて来た。でなければ、あの呪いから引き剥がすことはできない。
佐倉井ほたる:「…振られたら、慰め会でも開いてあげますよ」
御綿笹霧:「…相変わらず、ほたるは手厳しいね」
御綿笹霧:「……そろそろかな」
GM:比良坂亘へと視線を向ける。
佐倉井ほたる:憎まれ口のような言葉。「世怜さんがその分優しいし、甘いでしょう。--そうですね、来ます」
城定栞奈:「……」 ほたると御綿笹霧、2人の会話を聞いて、
城定栞奈:御綿笹霧への警戒を解き、輪廻の獣の方を見る。

比良坂 亘:ーー離れない
比良坂 亘:ーー振り払っても、振り払っても
比良坂 亘:ーーこの身に纏わりついて、離れない
比良坂 亘:『…凄いね、あんなにも思い悩んでいたことが馬鹿馬鹿しくなるぐらいだ』
比良坂 亘:『貴崎さんは、常にこんなものを背負っていたのか。』
比良坂 亘:ドロドロに溶けた人の業が、こちらを逃がさまいと退路を阻む
比良坂 亘:『…まぁ、私には関係ないのだけど。』
比良坂 亘:『こんな所で時間を潰している暇は無いから、ご期待の所悪いけどそろそろ帰らせてもらうよ』
比良坂 亘:『…君たちと違って、暇じゃないんだ。』
比良坂 亘:ーー黒い世界を、遺灰が埋め尽くす
比良坂 亘
比良坂 亘:「…」
比良坂 亘:「…あぁ」頬はそげ、四肢は崩れ落ち、人の形はほとんど保てていない
比良坂 亘:でも
比良坂 亘:「…折角…帰ってきたのに、出迎えの言葉も無いのかな…」
城定栞奈:「あら、労って欲しかった?」
城定栞奈:戻って来た亘の隣でしゃがんでいる。
比良坂 亘:「…自分で言うのもなんだけど、かなり頑張ったからね。」
城定栞奈:「軽口を叩いてるってことは……できたって解釈でいいのかしら。あなたのやりたいこと。」
城定栞奈:二ヤリと笑う。
比良坂 亘:「…うん。」
比良坂 亘:「…出来た…出来たのか、私は…」
城定栞奈:「おつかれさま。あとはあいつがやるわ。多分ね。」
城定栞奈:後ろにいる、御綿笹霧を背中越しに指さす。
比良坂 亘:「…おや」
御綿笹霧:少しだけ、引きずるようにして。ゆっくりと歩いてくる。
佐倉井ほたる:その横で、すこしだけ間を開けて歩いている。
佐倉井ほたる:「…比良坂さん、おつかれさまでした」
比良坂 亘:「これは…意外だね。後ろを向くのはもうやめたのかな」
御綿笹霧:「後ろを向いていて、目の前のものを喪ってしまっては本末転倒だろう?」
比良坂 亘:「…はぁ」
御綿笹霧:「……きみが、手にしたものを教えてくれるかな」
御綿笹霧:「私は、世怜を救いたい」
比良坂 亘:「そんな顔をされると…困るな、君は私の障害だと思っていたのだけど」
比良坂 亘:「…手が出せないね、これでは」
比良坂 亘:「…ああ、ありがとう。佐倉井さん。」
佐倉井ほたる:「いえ。引っ張り出さなくて済んだので、感謝はいいですよ」ふ、と笑って。
比良坂 亘:「やっぱり、持つべきものは律義さだね」栞奈さんの方を見ながら
比良坂 亘:少し落ち着いてきた。徐々に人の形を取り戻していく
城定栞奈:「?」 訝しげに亘の視線を受け止めている。
比良坂 亘:「…ふぅ」綻びが、埋まる
比良坂 亘:「まずは…ただいま。」
比良坂 亘:「今、私は”輪廻の獣”の魂に介入していた。」
比良坂 亘:「そこで貴崎さんを救う算段を見つけてきたわけだけど…」御綿さんの方を見る
御綿笹霧:「見つけたんだね」
比良坂 亘:「…確認だ。君に協力の意思はあるのかな。」
御綿笹霧:「…きみにその方法を聞く、というのは私がきみに協力してもらう、ということだ」
御綿笹霧:「その協力を取り付けるためなら」
御綿笹霧:「私は何も、惜しまない」
御綿笹霧:ちら、と細雪を見る。
"オカリナ":呆けたように、輪廻の獣を。そして御綿笹霧を、眺めている。
比良坂 亘:(あくまで主導権は譲らない…か。強情だね。)
城定栞奈:「良いじゃない。癪だけどこいつの言う通りよ。」
城定栞奈:亘に話しかける。
城定栞奈:「過去に拘ってる場合じゃないわ。"今"は世怜を助ける。シンプルに考える局面ってことよ。」
比良坂 亘:「…まぁ、良いよ。どうせ断られたら無理やりにでも協力させるつもりだったから、丁度いい。」
城定栞奈:「……あたしに、あのジャームを殺させないで。」
比良坂 亘:「…おや」
城定栞奈:いまだ周囲を伺っている輪廻の獣をチラリと見る。
輪廻の獣:「……」
比良坂 亘:「いくら君でも、知己の存在を手にかけるのは嫌なのかな」
城定栞奈:「……ジャームは殺す。例外はないわ。」
城定栞奈:「その上で言ってるの。」
比良坂 亘:「…素直じゃないね。まあ、そういう所が好ましいのだけど。」
城定栞奈:反論したそうな顔をするが、言葉は呑み込む。
城定栞奈:"今"はそんなことを言っている時ではない。
御綿笹霧:「……頼む。教えてくれ」
比良坂 亘:「ああ、そうだね。本題に入ろう。」
佐倉井ほたる:「…では、具体的な手順を。こちらが協力できることは?」獣を見据える。
比良坂 亘:「今、彼女の魂は”輪廻の獣”に呑み込まれようとしている。」
比良坂 亘:「もし呑み込まれたときは…あれの中に貴崎さんはもう居なくなるという訳だね」
比良坂 亘:「だから、それをさせない。」
比良坂 亘:「その為に必要なのは…恐らく君だ。御綿笹霧。」
御綿笹霧:「……私が」
比良坂 亘:「…まぁこの辺りの話は、佐倉井さんの方が詳しいかな。」
佐倉井ほたる:「…まあ、いろいろありますが。互いに想いあう相手が、呼び合うこと」
佐倉井ほたる:「…陳腐なように映りますが、それは陳腐になるほど繰り返されてきた、ということ」
御綿笹霧:「…………」
御綿笹霧:ほんの少しだけ俯く。
御綿笹霧:片手で頬と口を覆っている。
佐倉井ほたる:「…世怜さんが、この中で」
佐倉井ほたる:「…一番大事に想っているのは」ここで一度切って。「…あなたです、御綿笹霧」
御綿笹霧:「…………その」
御綿笹霧:「………うん」
城定栞奈:「繋ぎ止めるってわけね。」
城定栞奈:「呪い、拘り、言い訳……魔法。この際呼び方は何だっていいわ。」
佐倉井ほたる:「…集合体の中の、個我を刺激するのには。貴方の側も想っていなければいけませんが」
佐倉井ほたる:「…まあ、それはいいでしょう」今ここに立っている。それだけで分かることもある。
御綿笹霧:「……呼びかければ、それでいいのかな」
比良坂 亘:「そうだね、必死に、泥臭く、なりふり構わず」
比良坂 亘:「…得意だろう?そういうの」オカリナをちらりと見る
御綿笹霧:「……ああ」
佐倉井ほたる:「…相手の獣も抵抗するでしょうしね。そこを切り開き、世怜さんを手にしなさい」
御綿笹霧:「それなら、何も問題はないな」
佐倉井ほたる:「アンドロメダを手にしたペルセウスのように。クシナダ姫を手にしたスサノオのように。」
佐倉井ほたる:「二人でお戻りなさい」じゃきりと刃を構える。
御綿笹霧:「……行ってくるよ」
御綿笹霧:笑顔で、そう言って。
御綿笹霧:『貴崎世怜』のもとへ、歩いて行く。
城定栞奈:「……安心しなさい。あいつがジャームになったらあたしが殺しておくから。」
城定栞奈:それだけ不愛想に告げて、見送る。
比良坂 亘:(不思議だね、人というのは)
比良坂 亘:(どれだけ袋小路の中で蹲ろうと、出口さえ見えれば嘘のように走り出す)
比良坂 亘:(…私も大差はない…か。)

GM:では、判定を行います。

・妨害判定
貴崎世怜と相互にSロイスを持つ者が判定可能。
技能:なんでも 難易度:40
支援判定が可能。
技能:RC、交渉 難易度:9 追加達成値:3

佐倉井ほたる:支援判定は先に?
GM:というわけで御綿さんがメイン判定(エフェクト可)するのですが
GM:そうですね、支援判定は先にしていただく形になります!
GM:FS判定とかと同じ要領ですね
佐倉井ほたる:割り込んですみません、了解です!では交渉でいこう。
GM:なお支援判定は世怜さんも可能ですので
GM:皆さん奮ってご参加ください
比良坂 亘:RCで!
佐倉井ほたる:そうなの!?
城定栞奈:マジで
GM:だってその方がお互いに手を伸ばす感が出て熱いじゃん……?
佐倉井ほたる:たしかに。
貴崎世怜:わあい!
佐倉井ほたる:では支援判定をば。能力訓練社会起動、一体化して判定。交渉で。
城定栞奈:こちらも行きます。交渉技能は0ですが素振り。
城定栞奈:9dx10+0
DoubleCross : (9R10+0[10]) → 7[1,1,1,1,2,3,3,4,7] → 7

比良坂 亘:RCで判定!
比良坂 亘:7dx+11
DoubleCross : (7R10+11[10]) → 10[1,1,2,2,4,5,10]+7[7]+11 → 28

城定栞奈:失敗……!
佐倉井ほたる:8dx+1=>9
DoubleCross : (8R10+1[10]>=9) → 9[1,2,2,2,4,5,7,9]+1 → 10 → 成功

佐倉井ほたる:よし足りた!
GM:オリジンレジェンドはこの間も有効なので、さらに+12できますがオーバーキルですね……
比良坂 亘:ダイス振らなくていいじゃん…
佐倉井ほたる:ファンブルするかもしれないから…
GM:全部1が出るかもしれないし……(?)
GM:あ、メジャーアクション扱いとなりますので
GM:メジャーに適用できるやつは適用してOK!
貴崎世怜:15dx+10>=9
DoubleCross : (15R10+10[10]>=9) → 10[1,2,2,3,3,3,4,6,7,7,8,9,10,10,10]+6[3,5,6]+10 → 26 → 成功

貴崎世怜:どっせい
GM:つっよ
佐倉井ほたる:ひえー
城定栞奈:うわっすごい。
GM:では3人成功で達成値+9!
御綿笹霧:本判定行きます。
御綿笹霧:《コンセントレイト:ハヌマーン》+《電光石火》に、守護天使2枚目を使用。
御綿笹霧:侵蝕率160オーバーなのでエフェクトレベルも上がっている…行くぞ…!
御綿笹霧:23dx7+10
DoubleCross : (23R10+10[7]) → 10[1,1,1,1,2,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,5,6,7,7,8,8,9]+10[1,5,6,8,10]+10[9,9]+10[5,10]+5[5]+10 → 55

御綿笹霧:……やった!!!
比良坂 亘:うおお!
貴崎世怜:わーい!
比良坂 亘:強い!
佐倉井ほたる:わぁいっ!
城定栞奈:うおー!
GM:御綿笹霧のHPを1d10(→ 1)減少 (16 → 15)
佐倉井ほたる:反動も小さい!!
GM:御綿笹霧の侵蝕率を5増加 (161 → 166)
GM:では、演出…どうぞ…!

城定栞奈:「……」 黙っている。御綿笹霧の背中を、その先の輪廻の獣を見つめる。
城定栞奈:(……分かってる。もし、もしあいつがダメなら、) 手に持った木製バットをぎゅっと握る。
城定栞奈:(あれが、ジャームになるなら。殺す。)
城定栞奈:(あたしはジャームを殺す女だから。)
城定栞奈:こんな状況でも、そんなことを考えてしまう。かける言葉は見つからない。
比良坂 亘:(…こんな時にさえ、肩に力が入っているのか、彼女は。)
比良坂 亘:(いざという時も動けそうにないね。あれじゃあ。)
比良坂 亘:「…栞奈さん」
比良坂 亘:「もし私がジャームになったら、ちゃんと殺してくれるのかな。」
比良坂 亘:輪廻の獣を見据えたまま、そう呟く
城定栞奈:「……あたしがジャームを殺す女に飽きてなければね。」
比良坂 亘:「はは、まぁこの局面で青い顔をしているような子供に私が殺されるわけないのだけど」
城定栞奈:「……へえ?なら、あたしが殺されるって意味になるのかしら?」
比良坂 亘:「そう受け取ってもらって構わないよ。”可愛らしいお嬢さん。”」
城定栞奈:「この……!」
城定栞奈:「……はあ、まあ……いいわ。」 クールダウンする。
城定栞奈:「不器用な奴ね。あなたも。」
城定栞奈:溜め息をつく。
比良坂 亘:「ふふ、君に言われたくはないな。」
城定栞奈:「……」 じっと睨む。
城定栞奈:「……ひとつ言えるのは、」
城定栞奈:「亘がジャームになったら殺すなんて約束だけは、絶対にしない。」
城定栞奈:「これ以上過去の"私"に縛られるのも癪だもの。」
比良坂 亘:「…いいね、それ。」
城定栞奈:「今だってジャームを殺す女でいたい気分なだけなのよ。私の都合なの。」
城定栞奈:輪廻の獣を再び見据える。
城定栞奈:「……結局、喋り過ぎた。忘れて。忘れろ。」
比良坂 亘:「栞奈さんがその約束を忘れない限り、私もジャームにはならないよ。」
比良坂 亘:「だから、私も忘れない。」
城定栞奈:「ちっ。忘れろっつてんでしょうが。」
比良坂 亘:「はは」
城定栞奈:「あと約束をしないって決意を約束扱いするのも……!」
比良坂 亘:「忘れることは出来ないよ。そんなに簡単にはね。」
城定栞奈:「ああもう、TPOってものをわきまえるべきよ。本当に。」
比良坂 亘:「私たちは、これからも、生き続けるのだから。」
比良坂 亘:そこまで言うと、輪廻の獣に向き直る
比良坂 亘:(…気を紛らわせようとしたつもりが、妙な発破をかけられたね。)
城定栞奈:「……」 最後の言葉、『これからも生き続けるのだから』。それを聞いて、反論はやめる。
城定栞奈:亘と共に輪廻の獣を見る。先程と違うのは、緊張で張り詰めていた顔が、
城定栞奈:力が抜け、自然体になっていること。
城定栞奈:不満げに頬を膨らませてはいるが。
比良坂 亘:(まあ、良いか。)その顔をチラリと見て、無意識に笑みをこぼした。

GM:───その、2人の会話が始まって間も無く。
GM:御綿笹霧は輪廻の獣の前に立っていた。
御綿笹霧:「……世怜」
御綿笹霧:その名を呼ぶ。
御綿笹霧:いつものような、何を考えているか解らないような笑みは浮かべていない。
御綿笹霧:いつも、表情を繕って来た。4年前から。
輪廻の獣:紅い眼が向く。視線が重なる。
御綿笹霧:「…今ぐらいは、『演技』はなしで行くよ」
御綿笹霧:「お前を、取り戻す」杖を構えて。
御綿笹霧:「その為に……その、呪いを引き剥がしてやる!」
御綿笹霧:踏み込む。
御綿笹霧:獣が攻撃してくるならば、打ち払うつもりだ。その、内部へ向けて
御綿笹霧:手を、伸ばす。
輪廻の獣:まだ、動かない。ただ、見ている。
貴崎世怜:ーー暗闇の中で、白く光る風が吹くのを感じた。
貴崎世怜:手を、伸ばす。
御綿笹霧:「世怜!」自分を呪いに沈めるのも構わず
御綿笹霧:潜り込む。
御綿笹霧:この程度の。呪いなど。
御綿笹霧:(生ぬるい……!)
御綿笹霧:自分の居場所すらも、不確かな呪い蠢く中で。
御綿笹霧:伸ばした手に触れるものがある。
貴崎世怜:触れた"手"が、手を握りしめる。
御綿笹霧:『……!』
御綿笹霧:『世怜……!』
御綿笹霧:その声は、届いているのか解らなくても。
貴崎世怜:力は強くない。しかし、決して放すことはなく。
御綿笹霧:決して離れないように。確りと掴んで。
貴崎世怜:『……信じてたよ』
御綿笹霧:『……ありがとう』
御綿笹霧:『待たせたね。……長い、長い間』
貴崎世怜:『……』全身を呪いに蝕まれる苦痛を堪え、笑ってみせる。
御綿笹霧:その呪いから、引きずり出すように抱き寄せて、
御綿笹霧:護るように、抱きしめる。
御綿笹霧:『大丈夫だ……もう、大丈夫なんだよ』
御綿笹霧:『お前も……私も』
貴崎世怜:『……うん、うん』
貴崎世怜:胸に顔を埋め、身を任せる。
御綿笹霧:『……帰ろう。一緒に』
貴崎世怜:『一緒に……。ふふ』
貴崎世怜:そうだ。
貴崎世怜:その言葉が欲しかったから、ここに来たんだ。
貴崎世怜:『うん、一緒に』
御綿笹霧:『…さて!では、出口を探すとしようか』
御綿笹霧:『思ったより深くまで来てしまったようだ』
貴崎世怜:『帰る方法、考えてなかったんですか』
御綿笹霧:『いや、そこはほら、来た方と逆に行けばいいかと思っていたけれど』
御綿笹霧:『そんな生易しいものではなかったな!アリアドネの糸でもあれば良かったんだけどね』
貴崎世怜:『あはは……』考えなしに迎えに来るなんて、と思った。
貴崎世怜:(人のことは言えないなあ……)
御綿笹霧:『まあでも』
御綿笹霧:『大丈夫だよ』だって、
御綿笹霧:彼女を想う者は自分だけじゃない。
佐倉井ほたる:--その影と闇の中。
佐倉井ほたる:ほんのわずかで。小さな--でも確かな、灯が見える。
佐倉井ほたる:炎のように不定形で、蛍の光のように儚い。そんな糸の光。
佐倉井ほたる:それが、伸ばされる腕のように、きみたちふたりのその元に伸びてくる。
貴崎世怜:覚えがあるような、あたたかさ。
御綿笹霧:『……ほら、ね』
貴崎世怜:『あはは、あとでいっぱい怒られそう』
御綿笹霧:『ふふ。なら、一緒に怒られようか』
御綿笹霧:そう言って。
御綿笹霧:その光を、掴む。
貴崎世怜:同じように、掴む。決して離さないように。
佐倉井ほたる:ぐ、と引く力がある。でも、ここから引き出しきるには弱い。
比良坂 亘:「手伝うよ。」体内へと延びていく針金のような糸に、手を添える
比良坂 亘:「…なるほど、佐倉井さんの中にあったのは、これだったんだね。」
比良坂 亘:(どうりで似ていると思ったわけだ)
佐倉井ほたる:「…、いまは、さき、に…!」びっしょりと汗を流している。獣の内部に入った二人を探し、そこへ命綱を伸ばす。
佐倉井ほたる:神経が鑢掛けされているような状況。「…ひっぱり、出して!」余裕はない。
比良坂 亘:「ごめんごめん…」灰を操作して、複数の手を作る
比良坂 亘:「せーの」
佐倉井ほたる:「…帰って、きなさい!この、」
比良坂 亘:細い細い糸を、引っ張り上げる
佐倉井ほたる:「ばかふたり--!」力を合わせ、引きずり出す。
御綿笹霧:ずるり、と
御綿笹霧:その呪いの塊の中から引きずり出される。
御綿笹霧:「…っぷは…!」
輪廻の獣:小刻みに震え出す。
輪廻の獣:仮面に罅が入る。
輪廻の獣:獣を構成する流体の影が、徐々に地面へと流れ落ちていき……。
城定栞奈:「……!」 亘とほたるの後ろで木製バットを握りしめている。
貴崎世怜:「……っ、けほっ」
佐倉井ほたる:「………、」荒い息を整え、獣に刺しこんだ右腕を元に戻し。
佐倉井ほたる:「…おかえりなさい、世怜さん、御綿さん」ふわ、と微笑んだ。
城定栞奈:ふう、と後ろで息を吐く。
貴崎世怜:呪いの塊から吐き出され、地面に倒れ込む。
貴崎世怜:「……はは、ただいま」
御綿笹霧:「ただいま」微笑んで、
御綿笹霧:「───!」
御綿笹霧:世怜を庇うように、彼女を覆い隠す。
貴崎世怜:「……え」
"オカリナ":───うたが、響く。
"オカリナ":それは、輪廻の獣を狙ったものか、貴崎世怜を狙ったものか。
"オカリナ":何れにせよ───
御綿笹霧:「……か、ふっ」
貴崎世怜:「……っ!」
佐倉井ほたる:咄嗟に剣群を展開するも、元々その程度で防ぎきれるものではない。
御綿笹霧:体内のレネゲイドによる自傷。
御綿笹霧:それは容赦なく、御綿笹霧に降り注いだ。
御綿笹霧:「……は、は。全く……」
御綿笹霧:「すまない、私は……少し……」
御綿笹霧:「………細雪を」
貴崎世怜:「……」
御綿笹霧:「眠らせてやってくれ」
御綿笹霧:そのまま、崩れ落ちて、うつ伏せに倒れる。
貴崎世怜:「……」倒れた御綿さんを見る。そして、"オカリナ"ーー御綿細雪を見る。
"オカリナ":にこにこと、笑っている。
比良坂 亘:「すんなり…帰らせてはくれそうにないね。」
城定栞奈:「……」 木製バットを手放し、床に転がす。
城定栞奈:「世怜。あなたの一番の目標は叶ったようだけど、」
城定栞奈:「もう少し付き合えるわよね?」
貴崎世怜:「……うん」目を閉じる。
貴崎世怜:「ちゃんと、終わらせてあげないと」
貴崎世怜:「終わらないままさまよい続けるのは、きっとーー」
貴崎世怜:「きっと、誰も望んでなんかいないから」目をあけ、影を一瞥する。
佐倉井ほたる:「……じゃあ、行きましょうか」敢えて軽い口調で。
佐倉井ほたる:「これが最後。此処こそ風が凪ぎ、たえるところ。--あと少し、いきますよ」
貴崎世怜:「……うん、行こう」帽子をかぶり直し、前を向く。
城定栞奈:「あたしは元からそのつもりよ。」 腰につけた金属製の鞭を外し、
城定栞奈:振るう。ヒュン、と風を切る音が響く。

GM:戦闘再開です。
GM
オカリナ

|10m
[PC4人]

GM:栞奈さんの手番から!
城定栞奈:はい
城定栞奈:マイナーで装備変更。大槌→ワイヤーウィップ。
城定栞奈:メジャーでコンボ『ジャームキラー』。《コンセントレイト:ソラリス》+《アドレナリン》!
城定栞奈:トラックスーツの効果でダイスを+1して……
城定栞奈:12dx7+4-2
DoubleCross : (12R10+4-2[7]) → 10[3,4,4,4,5,5,5,5,6,6,7,9]+10[7,8]+5[2,5]+2 → 27

城定栞奈:あ、あんまり回らないが……まあ当たるだろう!
"オカリナ":暴走によりリアクション不可!
"オカリナ":ダメージをどうぞ。
城定栞奈:3d10+2d10+45+6
DoubleCross : (3D10+2D10+45+6) → 17[8,7,2]+11[2,9]+45+6 → 79

"オカリナ":…!《空蝉》を使用!
"オカリナ":HPダメージを0に!
城定栞奈:くっ!了解です!
城定栞奈:城定栞奈の侵蝕率を5(→ 5)増加 (126 → 131)
城定栞奈:城定栞奈のHPを3(→ 3)減少 (24 → 21)
GM:演出をどうぞ!
城定栞奈:「……」 ヒュン、ヒュン。右手を動かすと金属製の鞭がしなり、風切り音を鳴らす。
城定栞奈:左手には小さな木の枝を握っている。
城定栞奈:「世怜を助ける間、こいつが黙ってたのはラッキーだったわね。」
城定栞奈:「……」 そう。こいつが黙ってたのはただの幸運。偶然。意味なんて、ない。
城定栞奈:「そのまま黙ってろ。」
"オカリナ":「………?」首を傾げている。
城定栞奈:ヒュン
城定栞奈:右腕を軽く振ると、鞭の先が意志を持つかのように真っすぐ"オカリナ"の顔面に向かう。
"オカリナ":「……ああ」
"オカリナ":す、と息を吸い。
"オカリナ":「AAAAAaaaああaaあアアAAAアアああアAAアア」
"オカリナ":叫ぶ。その叫びは攻撃者に向かわず、自らの前に空気の層を作る」
城定栞奈:鞭の先端は"オカリナ"まで到達せず、弾かれる。
"オカリナ":「………眠い…」
城定栞奈:「ちっ。やっぱりジャームは話が通じないわね。黙ってろっての。」
城定栞奈:鞭の先端を手元まで戻してくる。
"オカリナ":「ジャームに話が通じないなんて」
"オカリナ":「……当たり前だよ」
"オカリナ":「私でも、もう、わかんないもん」
"オカリナ":屈託無く笑う。
城定栞奈:「うるさい。話しかけるな動くな息をするな。」
城定栞奈:「……ジャームは、死んで。」
城定栞奈:絞り出すように言葉を吐く。
"オカリナ":「いいよ……殺して」
"オカリナ":今回はダメージは発生していないので黒き歓びはなし。
GM:では、ほたるちゃんの手番。
佐倉井ほたる:マイナーなし、オートでスネークブレードを装備、射程15mへ。
佐倉井ほたる:メジャー≪コンセントレイト:エグザイル≫≪貪欲なる拳≫にて攻撃。あ、スネブレと一体化もしておきます。
GM:はーい
佐倉井ほたる:14dx7+3 てやっ
DoubleCross : (14R10+3[7]) → 10[1,2,2,3,4,4,7,7,8,8,8,9,9,9]+10[2,2,2,2,2,8,9,10]+5[1,4,5]+3 → 28

佐倉井ほたる:う、うーん微妙…
"オカリナ":暴走中。ダメージどうぞ。
佐倉井ほたる:3d10+8 装甲等有効。
DoubleCross : (3D10+8) → 20[8,2,10]+8 → 28

佐倉井ほたる:ま、まあまあ…
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を5(→ 5)増加 (122 → 127)
GM:達成値とダメージが同じだ…
佐倉井ほたる:ほんとだ
"オカリナ":まだ、残ります。
佐倉井ほたる:だよね!では演出。
佐倉井ほたる:栞奈さんの一撃が弾かれる、その間際を狙うように。
佐倉井ほたる:刀刃を変化させた、鏑矢の一射が突き立つ。
"オカリナ":「ぁ」
"オカリナ":とろ、とその傷口から体液が溢れる。それは空の色をしている。
佐倉井ほたる:「--南無、八幡大菩薩」古来、戦士たちの一撃は。魔と怪物を殺してきた。
佐倉井ほたる:「…とはいっても、やはりわたしでは非力ですね。次弾が来ます
"オカリナ":「……ああ……」恍惚と、目を細める。
"オカリナ":黒き歓び。さらに達成値+2。現在+6。
佐倉井ほたる:その痛みを喜ぶ様子に。目の奥にある憐れみと決意がより一層の熱を増す。
GM:では、クリンナップ。
GM:比良坂さんの行動値が9に戻って…オカリナのダイス減少デバフも解除。

GM:ラウンド2に入ります。
GM:セットアップ。
佐倉井ほたる:無しですっ
"オカリナ":《狂想の旋律》
"オカリナ":攻撃力+15!
比良坂 亘:無し!
貴崎世怜:《原初の黄:得意領域》《ヒュドラの怒り》でラウンド間攻撃力+18、メジャーアクションダイス+7
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を7増加 (127 → 134)
城定栞奈:《活性の霧》。
城定栞奈:対象は貴崎世怜。
城定栞奈:ラウンド間の攻撃力+21。
城定栞奈:城定栞奈の侵蝕率を3増加 (131 → 134)
佐倉井ほたる:ヒエーッ凄いパワー
城定栞奈:なんとドッジダイスが2個も減ってしまうペナルティ付きだ。気を付けて…!
貴崎世怜:くっ、重いペナルティだ
城定栞奈:「世怜。ちょっとこっちに来て。」 世怜さんを呼び寄せている。
貴崎世怜:「……えっ、何を」栞奈ちゃんのもとへ行く。
城定栞奈:「魔法よ。どこを強くすればいい?」 左手の木の枝を構えている。
城定栞奈:「影?影でいいわよね?もう大丈夫でしょ。」
貴崎世怜:「そうっすけど……わ、わっ、ちょっと」木の枝に若干のけぞりつつ、肯定する。
城定栞奈:「ならいける。影の強化ね。」 世怜さんの足元にしゃがみこみ、素早く両足のかかとを枝で撫でる。
城定栞奈:小さい光る魔法陣が世怜さんのかかとに浮かび上がる。
城定栞奈:「よし、あたしもまだまだ捨てたものじゃないわね。」 満足そうに立ち上がる。
貴崎世怜:影と繋がる感覚が一層明瞭になる。呪いに手を沈める感覚とはまた違う、手足のように操れるようなーー。
佐倉井ほたる:「世怜さん」
佐倉井ほたる:「--戻ったとはいえ、あまり」
貴崎世怜:「大丈夫」
貴崎世怜:「もう、心配させるようなことには、ならないから」笑ってみせる。強がりでも、ごまかしでもない。
佐倉井ほたる:その言葉を聞いて、前を向く。
佐倉井ほたる:「………信じますからね」
貴崎世怜:「だから、本当に、最後だ。……全部ここで、終わらせる」祈るように、決意の言葉を口にする。
GM:では、セットアップ終了。イニシアチブに入ります。
"オカリナ":行動値10。オカリナの手番。
"オカリナ":マイナーなし。メジャー、《セレリティ》。
"オカリナ":二回メジャーアクションを行います。
貴崎世怜:ギャア
"オカリナ":《サイレンの魔女》+《終焉の残響》
"オカリナ":リアクション不可、”カバーリング”時、ガード不可です。
佐倉井ほたる:……あ、あのHRのサイレンリミット
貴崎世怜:つよつよのつよリミットじゃん
佐倉井ほたる:マジか…。誰か独りならカバーできますがどうします?
貴崎世怜:リア不です
"オカリナ":私もこの剣を振るうのは初めてだ…
城定栞奈:同じくリア不
"オカリナ":とりあえず判定します
比良坂 亘:私もカバーしてそのままおねんねしようと思うのですが
"オカリナ":11dx+16
DoubleCross : (11R10+16[10]) → 10[1,1,1,2,3,4,5,6,7,9,10]+10[10]+1[1]+16 → 37

貴崎世怜:ブン回りかよぉ!
佐倉井ほたる:回すなあ…w≪崩れずの群れ≫を起動。
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を2(→ 2)増加 (127 → 129)
GM:今のうちに宣言しますが
GM:この攻撃で倒れた場合、範囲攻撃で「とどめを刺す」可能性があります。
佐倉井ほたる:あー…
比良坂 亘:うおおうおお
貴崎世怜:ですよねー!
城定栞奈:しかも2回攻撃だ
GM:なので、色々相談して乗り切ってください!
佐倉井ほたる:決定しました。
佐倉井ほたる:Sロイス、”友達”/貴崎世怜/〇友愛/庇護を昇華し守護者の巨壁の回数を回復し、使用します。
GM:どうぞ!
GM:あ、先ほどの崩れずの群れはキャンセルですね。
佐倉井ほたる:そうですね!
GM:侵蝕127からどうぞ!
佐倉井ほたる:なので、≪守護者の巨壁≫。
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を6(→ 6)増加 (127 → 133)
佐倉井ほたる:攻撃は、佐倉井ほたるのみに。
GM:OK!
GM:あ、ちょっと確認します。
佐倉井ほたる:巨壁はオートのはず
GM:いや、リアクション不可はガードも含むのかな。
貴崎世怜:含むはず
佐倉井ほたる:ですね。
城定栞奈:含みますね…!
GM:OK…!
比良坂 亘:あわわ
佐倉井ほたる:さあ来い!わたしは真面目に31点以上のダメージで死ぬぞー!!
"オカリナ":4d10+42
DoubleCross : (4D10+42) → 27[7,9,8,3]+42 → 69

"オカリナ":装甲無視!
佐倉井ほたる:デモンズウェブ+リアクティブアーマーを起動。
佐倉井ほたる:69-7d10-2d10
DoubleCross : (69-7D10-2D10) → 69-41[7,6,6,10,8,2,2]-17[9,8] → 11

GM:う、うおお
佐倉井ほたる:11点ダメージ。残HP20で生存。
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を2(→ 2)増加 (133 → 135)
貴崎世怜:やったー!
比良坂 亘:めたるちゃん!!!
GM:めちゃくちゃ出目がいい…!
城定栞奈:硬い!
佐倉井ほたる:マジメに栞奈ちゃんのリアクティブアーマーのお陰
GM:やばすぎる
GM:では、演出を。
"オカリナ":「…♪………♪」
"オカリナ":心なしか、楽しそうに見える。
"オカリナ":「今日は、とっても……いい日」
"オカリナ":「……あの、えーと。…そうそう、任務で見たことあるよ。輪廻の獣、だっけ」
"オカリナ":「ちょっと、期待しちゃったけど。すごいね、笹霧は」
"オカリナ":ぱちぱち、と手を叩いている。
"オカリナ":「……良かった」
"オカリナ":「あいつに殺してもらっちゃうの、ちょっとだけ……ちょっとだけ」
"オカリナ":「なんだか、いやな…気がしたから」
"オカリナ":「みんな、ありがと」
比良坂 亘:「…」
"オカリナ":「私の最期のうた」
"オカリナ":「……聴いていって」
城定栞奈:「……」 "オカリナ"が話している様子を見て、苦い顔をしている。
佐倉井ほたる:「--そうですか」対して、此方は厳しい表情で見つめている。止めることなどできない--いや。
佐倉井ほたる:それをするなら、もはや。刃でもって為す他ない。
貴崎世怜:「……」目を閉じて聞いている。
城定栞奈:「……さっきから言ってるでしょ、黙れって。くそっ。」
"オカリナ":手を祈るように組んで、目を閉じて───
"オカリナ":うたう。
"オカリナ":とても美しく、身を裂かれるような感情を引き起こす歌。
佐倉井ほたる:音の波を見る。それに籠められた、聞いたものを引き裂いてしまう衝動を。
佐倉井ほたる:「--すみません、世怜さん」「言っておいてなんですが。わたしが無理をします」腕を振るう。
佐倉井ほたる:左目が燃え上がる。伸ばした腕より伸びる払暁の色が、網目を描くように地に空に伸びる。
佐倉井ほたる:「『掛けまくも畏き伊邪那岐大神。筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に禊ぎ祓へ給ひし時に--』」
佐倉井ほたる:「『生り坐せる祓戸の大神等。諸々の禍事罪穢有らむをば。祓へ給ひ清め給へと』」
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるは、器物使いである。
佐倉井ほたる:本来聞こえるはずのない--発されてさえいない、無機物の声を、意思を聴き、見て、触れることができる。
佐倉井ほたる:「…お前の歌は」
佐倉井ほたる:「美しいが、虚ろだ。どこにも行けないまま、淀んで留まっている」
佐倉井ほたる:たとえば。
佐倉井ほたる:この街に満ちる、風の声を。
佐倉井ほたる:それは、奇妙な風景だったろう。
佐倉井ほたる:音が、まるで。自ずと避けるように。その一帯だけが凪いでいる。
佐倉井ほたる:ぼろぼろの右腕と、左目から溶けた鉄を零し。
佐倉井ほたる:全身から、自傷するように内側から刺し貫く刃を生やして。
佐倉井ほたる:それでも、倒れずに少女は立っている。
"オカリナ":「………?」
"オカリナ":「なんで?」
"オカリナ":「…なんでそんなこと言うの?」
佐倉井ほたる:「聴こえないのか」
"オカリナ":「みんな、みんなこの歌を褒めてくれたのに」
佐倉井ほたる:「だからだ」
"オカリナ":「先生も、支部長も、エージェントのみんなも、笹霧も」
"オカリナ":「みんなみんなみんな……」
"オカリナ":「わかんない」
"オカリナ":「わかんないよ……!」
佐倉井ほたる:「わたしは、お前がしたことを。今、しようとしてしまっていることを」
佐倉井ほたる:「突きつけに来た。--最後だ、御綿細雪」
佐倉井ほたる:「終わりが、お前に追いついた」
"オカリナ":残響が、耳の中で鳴っている。
"オカリナ":「──────」
"オカリナ":ずっと、ずっと、歌ってきた。
"オカリナ":ずっと、ずっと、ずっと、求められてきたから。
"オカリナ":この歌を歌えと。だから歌った。
"オカリナ":なんでもないことだった。成長するごとに、それが少しずつ『痛く』なってきても
"オカリナ":だって、私は───と──────ために
"オカリナ":「……なんで」
"オカリナ":「なんで、うたってたんだ……?」
"オカリナ":「なんで、私は歌わなきゃいけなかったの……?」
"オカリナ":思い出せない。目の前にあれば、理解はできるかもしれないけれど。
"オカリナ":「………あは」
"オカリナ":「……そうだよね」
"オカリナ":「ジャームは絆なんて、持てないんだから……わからなくって、当たり前だ!」
"オカリナ":「あはははははははっ!」
"オカリナ":───2回目のメジャーアクション。
"オカリナ":《サイレンの魔女》、対象はPC全員!
"オカリナ":11dx+16
DoubleCross : (11R10+16[10]) → 9[2,3,4,4,5,6,7,7,7,7,9]+16 → 25

貴崎世怜:回らなかった……が!
佐倉井ほたる:まわって…ない!それでも高いけど!!
城定栞奈:リア不…!
"オカリナ":これがロックンロールの力だ…
佐倉井ほたる:スネークブレードと同化してガード。≪氷盾≫。
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を2(→ 2)増加 (135 → 137)
城定栞奈:比良坂さんが侵蝕150だからカバーして!
佐倉井ほたる:≪崩れずの群れ≫。比良坂さんをカバーしましょう。
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を2(→ 2)増加 (137 → 139)
城定栞奈:あ、でもワンチャン比良坂さんが自力回避するかもなのか。
佐倉井ほたる:おっと先走った
比良坂 亘:じゃあ先にドッジ振ります!
比良坂 亘:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 10[2,4,5,8,9,10,10]+9[2,9]+1 → 20

佐倉井ほたる:お、おしい
GM:お、惜しい!
比良坂 亘:足りない!
貴崎世怜:あとちょっと……
GM:妖精すればドッジ自体はできるけどコスパ的に微妙だよね… ※編注:21スタートなので不確定です
佐倉井ほたる:じゃあカバーだよ!
城定栞奈:ですね!
比良坂 亘:あ、ダイス一個多く振ってた
比良坂 亘:まあいいか
GM:どんまい!
佐倉井ほたる:ダメージどうぞ!
"オカリナ":3d10+42
DoubleCross : (3D10+42) → 21[6,8,7]+42 → 63

比良坂 亘:高い…
佐倉井ほたる:うむ、ガード値28だから死にますね!!
貴崎世怜:高い……
佐倉井ほたる:災害/御綿細雪/〇憐憫/決意を昇華し、復活。昇華数2、HP15で立ちます。
城定栞奈:-ジャームの護衛/御綿笹霧/嫉妬/悔悟:○/タイタス昇華
城定栞奈:HP11で復活。
貴崎世怜:友達/佐倉井ほたる/友情○/不安/タイタス昇華 復活
貴崎世怜:貴崎世怜のHPを13(→ 13)増加 (24 → 37)
貴崎世怜:貴崎世怜のHPを13(→ 13)に変更 (37 → 13)
GM:演出します。
"オカリナ":わらう。わらう。わらいながら、泣いている。
"オカリナ":その声が、その痛みが、周囲に降り注ぐ。
"オカリナ":「あはははははっ!痛い、痛いよ!すごく、痛い!!」
"オカリナ":「なんにも…なんにも、なんにもないんだやっぱり!はは……あはははは!」
城定栞奈:「……っ!」 立ったまま、一歩も動かない。
佐倉井ほたる:「……参りました。我ながら言い過ぎだったようです」狂乱する様子を見、最も消耗している比良坂さんを背に庇う。
佐倉井ほたる:自分の内側から、緋緋色金がその記録と記憶を暴走させる。
佐倉井ほたる:噴き出す刃、鎖、鏨。それを強引にまとめ直し、比良坂さんへの影響を遮断する。
城定栞奈:「大丈夫。痛みは耐えられる。傷は、治せる。」 小さく唱え続ける。
城定栞奈:「心だって似たようなもんでしょ。」
貴崎世怜:「……くっ、う」顔を歪める。目を開き、"オカリナ"を見据える。
比良坂 亘:(…どうせ動けそうになかったからここまでかと思ったのだけど)
比良坂 亘:(…思えば、この子に守られてばかりだね…私は)
比良坂 亘:(”何故、他者の為に”か…)周囲を破壊する音の波の中で、思案する
城定栞奈:「ぐ……っ!うあっ……!」
城定栞奈:「死なない……!死なない!あたしは、ジャームを殺す女よ。」
城定栞奈:「はあっ……はあっ……!」 肩で息をしているが、衝動の波は乗り切った。
佐倉井ほたる:血と鉄が混ざった液体が零れる。「…比良坂さん、それに栞奈さんに世怜さん。--いけますね?」
比良坂 亘:「…ありがとう。君のおかげでまた助かったよ。」
"オカリナ":「…あは。あはは。……ああ、…あ」哄笑は、止む。
城定栞奈:「……あたしはいける。」
城定栞奈:自分の口元をパーカーの袖で拭う。
佐倉井ほたる:「いえ、おかまいなく。無辜の人々を守る盾であることは、我らの責務です」
"オカリナ":「…………ころして」
貴崎世怜:「……そのつもりだよ、”オカリナ”」
比良坂 亘:(…答えなど、見つかるはずなかったんだ。)
比良坂 亘:(きっとこれは、”何の為”でもない。彼女が…彼らがそうあろうとしているから。)
GM:比良坂さんの手番。
比良坂 亘:待機で!
GM:了解!
GM:では、世怜ちゃん!
貴崎世怜:やるぞーっ!
貴崎世怜:マイナーで戦闘移動、接敵します
GM:OK!
GM
オカリナ,貴崎世怜

|10m
[PC3人]

貴崎世怜:メジャー!
貴崎世怜:《コンセ:エグザイル》《無機なる四肢》 攻撃力+6で攻撃 ドッジダイス-1
GM:どうぞ!
城定栞奈:《活性の霧》で攻撃力さらに+21!
貴崎世怜:ヒュドラでさらに+18されてるので45だ……!
GM:来い!
貴崎世怜:16dx7+10 おりゃーっ!
DoubleCross : (16R10+10[7]) → 10[1,2,3,3,4,4,5,6,7,8,8,8,10,10,10,10]+10[2,2,2,3,5,9,9,9]+10[3,4,10]+10[8]+10[9]+4[4]+10 → 64

比良坂 亘:うおお!
GM:ひえっ
貴崎世怜:ブンブンブン!
GM:今回世怜ちゃんめっちゃ回すね?!
佐倉井ほたる:しかも回った!!つよいぜ!
貴崎世怜:愛の力ですね
GM:愛の力か〜じゃあしょうがないな〜
比良坂 亘:PC1力…
"オカリナ":暴走中です。
"オカリナ":ダメージください!
貴崎世怜:7d10+45
DoubleCross : (7D10+45) → 30[9,10,3,1,2,1,4]+45 → 75

貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を3増加 (134 → 137)
"オカリナ":死にます。
"オカリナ":残りHPは27でした。
貴崎世怜:吹き飛んだ
GM:オーバーキルなのだ。装甲も8あったけど…
"オカリナ":復活もなし!好きにとどめを刺してくれ!
貴崎世怜:「……よし」何かを決めたように呟き、"オカリナ"へ向かって歩いていく。
貴崎世怜:一歩一歩踏み進めるたびに、影が身体を這い上がる。……ただし、半身にだけ。
貴崎世怜:白い仮面は半分に割れ、顔の右側を覆う。
GM:…輪廻の獣の”呪い”は去った。
GM:呪いで作られた人工的な『輪廻の獣』の再現。
GM:それは最早影に棲む、寄生型のレネゲイドに過ぎない。
GM:不死性だけが、残滓のように残っている。
貴崎世怜:一歩、また一歩と、近づく。
貴崎世怜:「わたしには、きっとわからない。あなたの苦しみがどれほどのものか」
貴崎世怜:「……わかるだなんて、言えない」
"オカリナ":蹲って、俯いている。
貴崎世怜:「……でも、もうこれ以上、苦しむ必要は、ないんだ」一言一言、確かめるように。祈りの言葉を紡いでいく。
貴崎世怜:世怜の半身を覆う影が、膜のように広がっていく。
貴崎世怜:それは徐々に折り畳まれ、一本の剣のような形を作る。
貴崎世怜:「……ここで、これで、終わりなんだよ」
貴崎世怜:剣の柄を握りしめ、"オカリナ"の胸を刺し貫く。
貴崎世怜:「だから、ゆっくりおやすみ」
"オカリナ":「───」
"オカリナ":けほ、と空色の血を吐いて。
"オカリナ":…その影の剣に命が奪われていくのがわかる。
"オカリナ":「あ…ああ」
"オカリナ":「やっと………」
"オカリナ":その瞼がゆっくりと落ち、
"オカリナ":風が、やんだ。
貴崎世怜:「さよなら、"オカリナ"。……おやすみ、細雪さん」
GM:───”オカリナ”死亡。戦闘終了です。

GM:戦闘後のロールや、バックトラック前のロイス取得など、どうぞ。
佐倉井ほたる:最後に、一瞥して瞑目し。「…状況終了。”オカリナ”の討伐に成功。…みなさん、お疲れさまでした」
比良坂 亘:「…」ゆっくりと、”オカリナ”の亡骸まで歩いていく
貴崎世怜:覆っていた影がゆっくりと解け、煙のように空へと登っていく。
比良坂 亘:「…死体の処理は、どうするんだい?」
佐倉井ほたる:「…通常なら、ラボに送られての検体になるのが普通ですね」
城定栞奈:「……UGNがどうにかするんでしょ。あたしの知ったことじゃないわ。」
城定栞奈:その辺の瓦礫に座り込む。
比良坂 亘:「…貴崎さん」二人の答えを聞いて、呟く
比良坂 亘:「御綿笹霧を起こしてきてくれないかな」
比良坂 亘:「…まだ生きているのだろう?彼は」
城定栞奈:「……律儀な奴。」 大げさに溜め息をつく。
貴崎世怜:「……そう、っすね。ちゃんと」
貴崎世怜:「お別れを、言わなきゃだから」
比良坂 亘:「…可哀想なんだ。死んでまで、誰かに捨てられるというのは」
貴崎世怜:「……比良坂さんが言うと、説得力がすごいっすね」わざと明るく言ってみる。そのまま御綿さんのところへ歩いていく。
貴崎世怜:倒れている御綿さんを抱き起こす。
佐倉井ほたる:その様子を前に、目を閉じて。UGNエージェントとしての自分を、一度眠っていることにしておく。
御綿笹霧:「ぅ……」
貴崎世怜:「……えっと、無事に、終わりましたよ」
御綿笹霧:「……せれん」
御綿笹霧:「…」
貴崎世怜:「……」顔をじっと見る。
御綿笹霧:「……?」
御綿笹霧:「えっと…おはよう……?顔に何かついているかな……?」
御綿笹霧:どこかぼんやりしている。まだ状況が把握できていない。
貴崎世怜:「……ぷっ、ふふ……なんですかそれ」つい、吹き出してしまう。
御綿笹霧:「……な、何って……」
御綿笹霧:「起きたばかりなんだから、しょうがないだろ……」そう、言ってから。
御綿笹霧:「……あ」
御綿笹霧:気付く。そのやり取りが、なんだかとても懐かしかったから。
御綿笹霧:だから…思い出す。
御綿笹霧:「……細雪は」
貴崎世怜:「……」
貴崎世怜:「……お別れを」
御綿笹霧:「ああ……」
御綿笹霧:「そうか」
比良坂 亘:「…状況は把握してもらえたかな。御綿笹霧」
御綿笹霧:杖を支えにして、立ち上がる。
貴崎世怜:手を添えながら一緒に立ち上がる。
御綿笹霧:亘くんには軽く頷いて。そのまま、一歩一歩、彼女の所に歩いて行く。
城定栞奈:「……」 瓦礫に座って頬杖をついたまま、2人の様子は横目で見ている。
御綿細雪:その亡骸は、眠っているかのようだった。
御綿笹霧:そこに辿り着くと膝をついて、そっと彼女の頭に手を置く。
御綿笹霧:「……ずっと」
御綿笹霧:「ずっと私の……僕の我儘に付き合わせて……ごめん、細雪」
御綿笹霧:「もう、痛いことは何もない。苦しいこともない」
御綿笹霧:「……もう、歌う必要もない」
御綿笹霧:「解っていたよ。本当は……もっと早く……」声が掠れる。
貴崎世怜:肩に手を添える。
御綿笹霧:何年振りだろう。こうやって涙を流すのは。
御綿笹霧:「それ、でも……!僕は、お前といたかった……また、また…一緒にっ!一緒にただ……いられれば…」
御綿笹霧:「諦められなかった……!ずっと、ずっと……それでも生きてさえいれば、いつかって……!」
御綿笹霧:「……っ、……っく」
御綿笹霧:言葉が嗚咽に掻き消される。
貴崎世怜:眠るように息絶えた御綿細雪の亡骸を見る。
比良坂 亘:「…死んだら終わりだ。先は無い。」
比良坂 亘:「だから…この先の話をするのは、生きている者の務めだ。」
比良坂 亘:「御綿笹霧」
御綿笹霧:手で、荒く顔を拭う。
比良坂 亘:「通常ならば彼女の遺体は、このままUGNに運ばれるらしい」
御綿笹霧:「………そう、だね」
御綿笹霧:「……貴重な…検体だ」
比良坂 亘:「…そこで何が行われるのかは、君の方が詳しいだろう」
御綿笹霧:「ああ」
御綿笹霧:「私はもちろん細雪も……それは、知ってる」
比良坂 亘:「…君がそれを許容するのなら、別に構わないのだけど」
御綿笹霧:「…………」
比良坂 亘:「もし」
比良坂 亘:「もし君が、それを拒否するのならば」
比良坂 亘:「…私に、彼女を弔わせてはくれないかな」
御綿笹霧:「……え?」
比良坂 亘:「私の身体は、少々特殊でね」
比良坂 亘:「触れた無機物を灰にすることが出来るんだ」
比良坂 亘:”こんな風に”とでも言うように、拾い上げた小石を灰に換える
比良坂 亘:「まあ、死んだばかりの者に使うのは初めてだから、どうなるのかは正直わからないのだけど」
御綿笹霧:「……『灰は灰に』」
御綿笹霧:「…きみなら、還すことが出来るのか」
比良坂 亘:「…うん。」
御綿笹霧:「───ああ」
御綿笹霧:「良かった」
御綿笹霧:ずっと、そのことも怖かった。
御綿笹霧:彼女が、ただ研究のために切り刻まれていく可能性。
御綿笹霧:必要なことだと、理解はしていても納得はずっとできなかった。
御綿笹霧:「……お願いしても、いいかな」
比良坂 亘:「…任された。比良坂亘の名に懸けて、丁重に送る事を誓うよ。」
御綿笹霧:頭を下げる。
城定栞奈:「……」 遠くで座りながら一部始終を横目で見ていたが、視線を外し、
城定栞奈:空を見上げる。
佐倉井ほたる:眼は閉じたまま。ただ、二人の交わす声を、そこにある何かを聴いている。
比良坂 亘:”オカリナ”‥‥御綿細雪の亡骸に歩を進め
比良坂 亘:片膝を立て、しゃがみ込む
貴崎世怜:じっと、見つめる。刻み込むように。
比良坂 亘:まだわずかに温度の残る頬に手を当てる
比良坂 亘:そこから、徐々に水分が失われるように、微細な亀裂が走っていく
比良坂 亘:「ジャームと化し、衝動から多くの罪もない人々を殺め、自分をこの状況に陥れた組織に殺される」
比良坂 亘:「…あまりにも惨めな死に様だ。」
比良坂 亘:淡々と、語り掛けるように
比良坂 亘:「でも、君は確かに生きて、ここに居た。」
比良坂 亘:「他でもない私たちが、それを憶えている。」
御綿笹霧:じっと、見ている。その姿を忘れないように。
比良坂 亘:「…生は死に方を肯定する材料にはならない」
比良坂 亘:「でも同じように、死に方で生は否定出来るものではない」
比良坂 亘:亀裂が、全身に広がる
比良坂 亘:「…君の人生は、ちゃんと誰かと共に在ったのだから」
比良坂 亘:「どうか安らかに、逝きなさい」
比良坂 亘:亡骸が、崩れる
比良坂 亘:「…子守歌は、歌ってあげられないけれど。」
御綿笹霧:「───さよなら」囁く。
御綿笹霧:「さよなら、細雪」
比良坂 亘:たえていた風が、再び肌を撫でる。
比良坂 亘:(…少しだけ、嘘を吐いてごめんね)
比良坂 亘:風に乗って宙を舞う灰の一部を、自身の身体へと取り込む
比良坂 亘:「…私には目標が出来たんだ。」
比良坂 亘:「人の業で生み出された誰かが」
比良坂 亘:「自らの在り方に縛られる者が」
比良坂 亘:「呪いを一身に背負い、それでも不器用に笑おうとする人が」
比良坂 亘:「全ての柵から解放され、いつまでも笑っていられる…そんな世界を」
比良坂 亘:もう、彼女のような者を生み出さない世界を
比良坂 亘:「見たいんだ…いや」そこまで言って、呆れたようにかぶりを振る
比良坂 亘:「見るんだ」
比良坂 亘:「抽象的で、荒唐無稽で、机上の空論な夢物語。」
比良坂 亘:「でもそれって」
比良坂 亘:「凄く、人間みたいだろう?」不敵に笑う
比良坂 亘:ロイス取得
比良坂 亘:オカリナ 死者:〇遺志/憐憫
御綿笹霧:「───いいね。とても、」
御綿笹霧:「素敵だ」
比良坂 亘:灰が、ハラハラと空から落ちてくる。
比良坂 亘:まるで、季節外れの雪のように。

御綿笹霧:バックトラック前にロイス取得のみ。
御綿笹霧:魔法使い/城定栞奈/優しい子:○/ツンツンしてる子/ロイス
御綿笹霧:剣/佐倉井ほたる/連帯感:○/隔意/ロイス

バックトラック・経験点配布

GM:みなさんお待たせしました。
GM:バックトラックの時間です。
GM:今回のEロイス一覧を出します!
比良坂 亘:きた・・!
貴崎世怜:わあい!
佐倉井ほたる:わぁい

”オカリナ”
1.悪意の伝染
2.衝動侵蝕
3.予告された終焉
4.予告された終焉
5.不滅の妄執
6.黒き歓び
7.傲慢な理想

城定栞奈:"オカリナ"は7枠フル!
佐倉井ほたる:ふええ

輪廻の獣
1.無限を継ぐ者
2.孤独の叫び
3.不滅の妄執

貴崎世怜:7枠……
比良坂 亘:ひぃぃ
GM:しめて10個!
城定栞奈:うおー!
GM:因みにオカリナの不滅の妄執は
GM:「御綿笹霧が御綿細雪へのロイスをタイタスとして昇華する」ことが解除条件でした。
佐倉井ほたる:ああ
貴崎世怜:なるほど……
比良坂 亘:うう…
城定栞奈:そういうことか…!
貴崎世怜:フラグちゃんと立ってなかったら倒せなかったのだなあ
GM:というわけで、振りたいものは振るがいい!
佐倉井ほたる:ふる!
佐倉井ほたる:139-10d10
DoubleCross : (139-10D10) → 139-51[10,8,1,2,8,1,2,8,2,9] → 88

貴崎世怜:メモリーってEロイス前だったかな
GM:ダイスロール前だからいいのかな
佐倉井ほたる:帰還しました。
比良坂 亘:振らずんば!!
比良坂 亘:150-10d10
DoubleCross : (150-10D10) → 150-49[3,2,8,5,4,6,4,7,2,8] → 101

城定栞奈:振ろう。
比良坂 亘:うおおー!!
城定栞奈:134-10d10
DoubleCross : (134-10D10) → 134-80[10,10,9,4,8,9,10,9,6,5] → 54

城定栞奈:……!?
貴崎世怜:メモリー使うまでもなさそうじゃなあ
佐倉井ほたる:凄い戻ってる
比良坂 亘:めっちゃ下がってるw
城定栞奈:高っ!?
GM:栞奈ちゃんの出目やばくない?
貴崎世怜:振るろ
御綿笹霧:御綿さんも振るのだぞ
佐倉井ほたる:一倍で行こう。
貴崎世怜:137-10d10
DoubleCross : (137-10D10) → 137-65[8,7,5,7,2,7,9,2,9,9] → 72

御綿笹霧:166-10d10
DoubleCross : (166-10D10) → 166-49[7,7,6,2,6,3,7,7,3,1] → 117

貴崎世怜:呼び覚まっせー
城定栞奈:下がり過ぎたので、2点以下にならないようにあえて2倍振りします……
御綿笹霧:残りロイスは5。倍で振ろう。
佐倉井ほたる:88-4d10
DoubleCross : (88-4D10) → 88-25[3,8,8,6] → 63

御綿笹霧:117-10d10
DoubleCross : (117-10D10) → 117-40[5,4,2,3,6,4,4,5,4,3] → 77

城定栞奈:54-10d10
DoubleCross : (54-10D10) → 54-58[8,5,7,7,2,4,10,9,5,1] → -4

佐倉井ほたる:マイナスww
御綿笹霧:低いな…!帰還成功!
比良坂 亘:1倍振りで
GM:マイナスw
佐倉井ほたる:4点で帰還です。
比良坂 亘:101-6d10
DoubleCross : (101-6D10) → 101-18[1,3,4,1,7,2] → 83

貴崎世怜:一倍で振りましょう
貴崎世怜:72-4d10
DoubleCross : (72-4D10) → 72-11[5,1,1,4] → 61

貴崎世怜:帰還成功!4点!
城定栞奈:2倍振りしたので3点
GM:OK!簡易的ですが経験点配布も済ませましょう。
GM:シナリオは10点に加えて
GM:Dロイス:申し子、Dロイス:守護天使の2点。
GM:更にEロイスの10点。
GM:そこにいつもの5点を加えて…
GM:27点!それに最終侵蝕点を加えてください。
佐倉井ほたる:4点なので31点です!
比良坂 亘:32点!
城定栞奈:30点!
貴崎世怜:31点!
GM:GM、42点!
GM:それぞれどうぞ!
城定栞奈:やったー!
佐倉井ほたる:ありがとうございます!むしゃぁ…
貴崎世怜:わーい!もぐもぐ
比良坂 亘:ウメェウメェ!
城定栞奈:経験点の力が溢れてくるぞい!

【付録】NPC立ち絵集

エンディング1:たとえ。かけて、こぼれても

GM:……”オカリナ”討伐の翌々日。
GM:君は学校の帰りに第一支部に来ていた。
佐倉井ほたる:ランドセルを降ろし、さっさと小学校指定制服から普段の和装に着替え。
佐倉井ほたる:事務員の方に、出勤の挨拶と溜まったタスクの確認をする。
佐倉井ほたる:先は、休養等を優先させてもらい最低限の書類のみつくったが…。
GM:支部長室に来るように、とだけ、言伝があった。
佐倉井ほたる:「虹咲支部長が?…何かあったのでしょうか?」そう言いつつ、支部長室へ向かいます。

GM:支部長室。
虹咲奏:「ああ、佐倉井。ちゃんと学校は行ったか?」まだ、少し顔色は悪いが穏やかな表情だ。
御綿笹霧:「やあ、ほたる」軽く手を上げて。
GM:虹咲奏と御綿笹霧が支部長室のソファに向かい合って腰掛けていた。
GM:テーブルにはハーブティーが並んでいる。
佐倉井ほたる:「ええ。…急な休みを頂いたので、そこはちょっと面倒でした、けど…」となりの影に目を丸く。
佐倉井ほたる:「…御綿さん?あれ、色々とUGN内でもありそうだと思っていたのですが」
佐倉井ほたる:正直。敵対したに等しい行動であったろう。…少なくとも、拘束だとかはされているのではと踏んでいたのだが。
御綿笹霧:「うん、だから今監視されてる所さ」
佐倉井ほたる:「……あー」なるほど、”そういうこと”にしているわけか。
虹咲奏:「……」息を吐いて。「一通りのことは聞いた」
虹咲奏:「最早彼に敵対の意志がないことも”解って”いる」
虹咲奏:感情を見抜く眼は、嘘があればすぐそうと解る。
佐倉井ほたる:「…まあ、支部長の判断ですから。とはいえ、今回はよかったですがきちんと護衛とかは近くに置いてくださいね」
佐倉井ほたる:替えの効かない立場なんですから、とちょっとお小言かなと思いつつ。
虹咲奏:「なに、勿論有事の時にはすぐにエージェントが駆けつける手筈になっている」
佐倉井ほたる:「…聞くことと護ることに関して、虹咲さんが優れているのは承知の上ですけどね」
佐倉井ほたる:「……そういうところですよ」体制として整えることに意味もあるのだけど。
御綿笹霧:「あまりに無警戒に見えたものだから私も驚いたのだけどね」
御綿笹霧:「…ただ、そうだね。私では彼をどうにかして逃げるなんてことは敵わないと思うよ」
佐倉井ほたる:「…はあ。まったくもう…」「お見苦しい姿をお見せしました。…結果とはともかく、姿勢の話ですから」
虹咲奏:「…佐倉井も座りなさい」机の上のティーカップは、三つ。
虹咲奏:一つだけ空になっていたカップにハーブティーを注ぐ。
佐倉井ほたる:「…はい、出花を挫くような話をして申し訳ありません。では、失礼いたします」一礼してから着席。
虹咲奏:「お前も察しはついていると思うが」
虹咲奏:「彼、御綿笹霧の今後の処遇についてだ」
佐倉井ほたる:つるりと、カップをなぞり頃合いで一口。ハーブの香りが広がる。
佐倉井ほたる:「はい」わたし程度のエージェントが関わってよいのかどうか、というのは。此処に呼ばれている時点で無意味な質問だ。
虹咲奏:「この件にあたっていたお前には立ち会って欲しくてな」
佐倉井ほたる:「了解いたしました。…お招きに預かり、光栄です」最後はすこしおどけるように。
虹咲奏:「……”オカリナ”は甚大な被害を齎した。その”オカリナ”の討伐を阻む行為は当然のことながら明確なUGNへの敵対行為だ」
佐倉井ほたる:その後は、すっと背筋を立てて静かに聞いている。
御綿笹霧:「………」
虹咲奏:「本来であれば身柄を拘束するのが妥当だった……」お茶を置き、デスクの方へ行く。
佐倉井ほたる:「だった、ですか」過去形。
虹咲奏:そのデスクに置かれたバインダーを持ってきて、再び席に着く。
虹咲奏:「佐倉井。お前たちが今回の件で集めた資料だ」
佐倉井ほたる:「…ああ。ほとんど丸ごと掻き集める形になりましたね…」それを見て零す。
佐倉井ほたる:”オカリナ”。御綿細雪。その彼女と、御綿笹霧。そのふたりの兄妹。
御綿笹霧:バインダーからは視線を外している。
佐倉井ほたる:だいぶプライバシーだとかそういうことからすると、非常に礼を失する行為だ。…必要ではあった、と思うけれど。それとはまた別だろう。
佐倉井ほたる:「…ですが、此方の一連の資料がどうして?」
佐倉井ほたる:御綿さんへの減刑というか、処置が緩む理由につながるのだろう。
虹咲奏:「御綿笹霧の行動理由について、だ」
佐倉井ほたる:「…ああ」かすかに息を吐く。
佐倉井ほたる:支部長に向くようにして、わずかに御綿さんから視線を外す。…彼にとっては。わたしがしたことは…。
佐倉井ほたる:許し難いとなじられる程度で済むなら、まだよいくらいだろう。
虹咲奏:「もしこの男がただどの勢力にも属さずにいて、気ままにその仕事を…時にはジャームを護衛する、そんな者であれば」
虹咲奏:「私は彼を迷わず日本支部に送っていただろう。厳重な監視と拘束の上でな」
虹咲奏:「だが、これを見る限り、御綿笹霧の行為は一貫して御綿細雪を救うためだった、と言える」
佐倉井ほたる:「確かにその場合、拘束・排除は有力な選択肢ですね」淡々と感情を載せず、論理のみで応える。
佐倉井ほたる:「………はい」そうだ、と。その人を殺すことしかできなかった人間が、言えることではない。
虹咲奏:「時にFH等に出入りしていたのも、ただ偏にその為だ」
虹咲奏:「……これらの事は既に当人に確認済みだ。嘘はなかった」
佐倉井ほたる:「FHとも、敵対的な対応をしたことも確認されていますしね」
佐倉井ほたる:「…供述も、証拠も揃っている、というわけですか」
御綿笹霧:「…流石に、私もね。彼の前で嘘を吐こうなどとは考えない。それに」
御綿笹霧:「…このことを偽るのは私や細雪への裏切りに等しい」
佐倉井ほたる:「………」はあ、と息を吐き出す。
虹咲奏:「で、あるならば。最早御綿笹霧にUGNと敵対する理由はない、と言える」
佐倉井ほたる:「…説得するに足る材料は、既に揃いましたしね」
佐倉井ほたる:UGN上層部への報告も、これで上手く出来るレベルだろう。
虹咲奏:「故に、今後は……」
虹咲奏:佐倉井ほたると御綿笹霧を見る。
佐倉井ほたる:ここまでは、前提だ。ここからがわたしが呼ばれた理由だろう。
御綿笹霧:「……UGNイリーガルとして、監視をつけて活動する事」
御綿笹霧:「で、なければ直ちにその身柄をUGN日本支部に明け渡すものとする」
佐倉井ほたる:「……まあ、妥当で実例も多い処置ですね」
虹咲奏:「まあ、そういうことだ」
佐倉井ほたる:「…で。御綿さんは此方に関してはどのようにお思いですか?」
御綿笹霧:「そうだね」
佐倉井ほたる:此方が妥協できるラインがそこだ。…だからと言って、此方だけの都合を押し通すのは交渉ではない。
佐倉井ほたる:「わたし個人としては、イリーガルになって世怜さんと一緒に上手くやって欲しい、と言うのが本音ですが」
御綿笹霧:「別に私としてはUGNで罰を受けることも…構わなかったのだけど」
御綿笹霧:「……そんなことをしたら怒られてしまうだろう?」
佐倉井ほたる:「……」じと目で見る。
佐倉井ほたる:「……世怜さんを怒らせたり、泣かせたいならどうぞ」ぶすっとした顔。
佐倉井ほたる:「わたしは貴方の意思を尊重致しますとも」
御綿笹霧:「はは。だから、ね。私も観念することにしたんだよ」
御綿笹霧:「……もう、充分」
御綿笹霧:「充分に、やらせてもらったからね」
佐倉井ほたる:「…………」
佐倉井ほたる:何も言えない--いや。言うべきじゃないことだった。
佐倉井ほたる:「…世怜さんには、早めにお伝えしますよ」
虹咲奏:「ああ。そのことなんだが佐倉井」
佐倉井ほたる:「はい?」
佐倉井ほたる:世怜さんにどうやって伝えようかなあともうそっちに意識が向いていた。
虹咲奏:「お前に来てもらったのは、お前が一番この支部で貴崎と連絡を早くにつけられるからでな」
佐倉井ほたる:「まあそうですね。連絡先とか個人的な関係もありがたいことにありますし」
虹咲奏:「……当面、彼の監視には貴崎が当たることになる」
佐倉井ほたる:「まあ、そうでしょうね」一番妥当だろう。どっちにとっても。
虹咲奏:「む。そこまで予想通りだったか」
佐倉井ほたる:「まあはい。正直その二人どちらにとってもそれが一番いいかなと」
佐倉井ほたる:「…流石にこれなら少しは落ち着くでしょうし」
虹咲奏:「……そうだな。貴崎の”獣”のことも」
虹咲奏:「報告にあった。…」
虹咲奏:少しの、沈黙。
佐倉井ほたる:「……呪詛は落ち着いたようには見えましたが…要観察、ですね」危険度は下がったが、もしもの事を思えば。
佐倉井ほたる:「…虹咲支部長?」
虹咲奏:「……自らの中の『獣』に取って代わられるのは」
虹咲奏:「そして、それにより大切なものを傷つけるのは、たとえその時そうとわからなくなっていたとしても」
虹咲奏:「……耐え難いことだ」
御綿笹霧:「……」
佐倉井ほたる:「………」佐倉井ほたるに暴走の経験はない。常に抑え込み、律し続けてきた。
佐倉井ほたる:「…本当に、そうですね」それでも…。敵対能力者により操られ、味方を傷つけたことはある。
佐倉井ほたる:その時の、自身への赫怒を忘れたことはない。
虹咲奏:「それを、お前たちが引きずり上げてくれた。あいつを、護ってくれた」
虹咲奏:「ありがとう」
佐倉井ほたる:「人間なら…」
佐倉井ほたる:「当たり前のことをしたんです。…それだけ、ですよ」くすりと笑う。
佐倉井ほたる:「だから、そんなに改まらないでください。貴方の部下が、貴方の下で」
佐倉井ほたる:「やるべきことを、きちんとこなした。たったそれだけなんですから」
御綿笹霧:「支部長。……それは、ね」
御綿笹霧:「あの場にいた誰もが、そうしたくて、そうしたんだよ」
虹咲奏:「……」
虹咲奏:「御綿笹霧」
虹咲奏:「きみのした事は、確かに多くの者を巻き込んだ。無辜の民も、そうでない者も」
虹咲奏:「…だが」
虹咲奏:「衝動に呑まれた者に、それでも手を差し伸べ続けようとした、その在り方は」
虹咲奏:「必ず、かの者の救いになっていたはずだ」
虹咲奏:目を少しの間、伏せる。あの日のことを思い出す。自分に触れていた小さな手。
虹咲奏:「私はそれを、切り捨てたくはない」
佐倉井ほたる:目を伏せる。………わたしは、自分が、自分たちがしたことを後悔なぞしない。しないけれど。
佐倉井ほたる:それでも。…わたしが、刃で持って、幸せを望まれた人を迎えたことに違いはない。
御綿笹霧:「………」彼の。虹咲奏の過去を知っている。
御綿笹霧:それは、とあるセルに出入りしていた時に偶然得た情報で。
御綿笹霧:……とても哀しい事だと思った。そして、羨ましいと思った。
御綿笹霧:罪を犯しても、そうやって、生きて行ける。罪の痛みを抱えながらも。
御綿笹霧:「……ありがとう、虹咲支部長」
御綿笹霧:「あなたのその言葉で……細雪もきっと……救われる」
虹咲奏:「……」ハーブティーを一口飲む。
虹咲奏:「救ったのは、きみだ」
虹咲奏:「そしてこれからも、きみには救えるものがある」
虹咲奏:「……私からは、そのぐらいだ」
虹咲奏:「佐倉井」
佐倉井ほたる:「…………」伏せていた目を上げる。
佐倉井ほたる:「…わたしからは、それこそ。早く、世怜さんに無事な顔を見せてあげてほしい」
佐倉井ほたる:「…それだけ、です」
虹咲奏:ふ、と笑みを浮かべて。
虹咲奏:「……だ、そうだ。早く行くといい」
虹咲奏:「『繋ぎ』の監視ぐらいはつけている。気を遣う必要はない」
御綿笹霧:「………」少し、頬をかいて。
御綿笹霧:「それじゃあ、まあ。これから宜しくお願いするよ。虹咲支部長。それにほたる」
佐倉井ほたる:「ええ。…わたしも、第一支部に出向中の身ですから。何かあれば、頼って頂ければ」
御綿笹霧:「ふふ。お前は強い子だからね。期待しているよ」
御綿笹霧:「では!またなにかあれば呼んでくれたまえ!」
佐倉井ほたる:「ありがとうございます。…」「ええ、世怜さんにもよろしく」
御綿笹霧:笑って、立ち上がり出口のドアへ。
御綿笹霧:「……お茶、とても美味しかったよ。ご馳走様」
御綿笹霧:そのまま、去っていく。
佐倉井ほたる:手を挙げて、少し苦笑するような笑みを浮かべて見送る。
虹咲奏:「佐倉井も、今回は本当に世話をかけた」
佐倉井ほたる:「…いえ。知り合いと、友達のことでしたから」
佐倉井ほたる:「むしろ、わたしを使って頂けてありがとうございます」
佐倉井ほたる:閉まった扉を見詰めて。ゆっくりと、上がった手が落ちていく。
虹咲奏:「……お前は今回、この件に関わって」
虹咲奏:「何を思った?」
佐倉井ほたる:「………そう、ですね」
佐倉井ほたる:「……すみません、ちょっと。情けないことも言っても、いいですか」
虹咲奏:「私が相手でいいのならば、いくらでも」
佐倉井ほたる:「ありがとうございます…」すこし力のない笑みで。
佐倉井ほたる:「--正直。”オカリナ”に関しては…その力に厄介さだとか、危惧は憶えても」
佐倉井ほたる:「怖くは有りませんでしたし、こうして討伐したことに後悔なぞ微塵もありません」
佐倉井ほたる:「…です、けれど」急に歯切れが悪くなる。
佐倉井ほたる:「…わたしは」
虹咲奏:急かす事はしない。ただ、じっと聞いている。
佐倉井ほたる:「…”オカリナ”が、御綿細雪であることを知って…、」
佐倉井ほたる:「…そして、そのひとを、あの御綿さんが。どんなに、どんな思いで、ずっと」
佐倉井ほたる:「…助けようと、行動し続けていることを、そのしていたことを、知っていたのに」
佐倉井ほたる:「……さっきも言った通り」
佐倉井ほたる:「--後悔も、なんにも浮かびません」
佐倉井ほたる:「あまつさえ…」
佐倉井ほたる:「自分が、自分たちがしたことで。後悔もしていないのに…。わたしは、わたしが楽になりたいから」
佐倉井ほたる:「あのひとに、謝って、責めてもらうなりしようと思いました」
佐倉井ほたる:恥だ。
佐倉井ほたる:自分がしたことを、一切間違っているなんて思ってもいないのに。
佐倉井ほたる:楽になろうと、他人を、知人を、友人の想い人を利用しようとした。
佐倉井ほたる:「…正直、こんなことを思っている自分が」
佐倉井ほたる:「…”あのひと”たちとの、血縁を感じて…、吐き気がします」もしかすれば。
佐倉井ほたる:わたしも、あの”アキツミカミ”に奉じる彼らのように、なってしまうのではないかという恐怖。
虹咲奏:「……佐倉井は、責めて欲しいと、そう感じたのか」
佐倉井ほたる:「…そう、ですね。罰が欲しかったのかもしれません。罰が有れば」
佐倉井ほたる:「罰が、終われば…罪は、そこまでですから」
虹咲奏:「…………」
佐倉井ほたる:「…ごめんなさい、急にこんなことを」
佐倉井ほたる:身を縮める。穴が有ったら埋まりたいとはこんな気持ちか。
虹咲奏:「佐倉井。これは、私が感じていることに過ぎないが」
佐倉井ほたる:びく、と震えて。
虹咲奏:「たとえ外側から罰を与えられ、それが終わったとしても」
虹咲奏:「内側からの罰は、そう易々とは終わらない」
佐倉井ほたる:「…ぁ、」その言葉に。このひとの、僅かに聞いた過去が過ぎって。
佐倉井ほたる:「………、わたしは」言葉が続かない。
虹咲奏:「……そして、お前が先程言ったように……謝罪し、それに対して責める言葉を貰ったとして」
虹咲奏:「きっとお前はその新たな『罪』に苛まれただろう」
佐倉井ほたる:「………、仰る通りです」そうしたとき…それに後から気付いた時。自分のことを、許せないだろう自覚がある。
虹咲奏:「自分が間違ってないと、本当に思うのであれば、それに嘘を吐かなくていい」
佐倉井ほたる:「…でも…!」
佐倉井ほたる:「あんなに、あの人は…!何もかもをして、結局届かなかった、いや。届かせる前に断ち切ったのは、わたしなのに…」
虹咲奏:「……彼らの事を知りながら何も思わないことが、苦しい」
佐倉井ほたる:「…はい」なにも、心が反応してくれない。
虹咲奏:「心は、自らが『こうあるべき』と思うようには動いてくれないものだ」
虹咲奏:「いや、『こうであって欲しい』……か」
佐倉井ほたる:くしゃりと顔が歪む。
佐倉井ほたる:「……恥じ入るばかりです」
虹咲奏:「何を恥じることがある。それが、人間だ」
虹咲奏:「人としての心だ」
虹咲奏:「その葛藤を失った時、我々は獣となる」
佐倉井ほたる:「………そう、なんでしょうか」
佐倉井ほたる:「…わたしは、どうしようもなく欠けていて…。それが、明るみに出ただけじゃ、ないんでしょうか」
虹咲奏:「逆だ、佐倉井。お前は潔癖にすぎる」
佐倉井ほたる:「え」
佐倉井ほたる:目が丸くなって、何処か潤んだ瞳で見る。
虹咲奏:「お前は欠けているのではなく、『持っている』。人にはないものを」
虹咲奏:「だが、それ故に完璧であろうとしている。そのように私には感じられる」
佐倉井ほたる:「…わたしが?」常識もなにも、足りないものばかりだって。ずっと思っていた。
虹咲奏:「佐倉井。人間は、間違いを犯すのが普通で、当たり前なんだ」
佐倉井ほたる:「……だって。そこに、人生全てを掛けての祈りと願いが有ったなら」
佐倉井ほたる:「…なにも、報われないなんて…」
虹咲奏:「……それこそ。人の手には負えないことだ」
佐倉井ほたる:「……う」何度も。
佐倉井ほたる:何度も。第五支部で。この第一地区で。その前の、あの黄昏の街で--
佐倉井ほたる:そして。一番最初の、手を掴んでもらったときのこと。
佐倉井ほたる:「……わたしは」
佐倉井ほたる:「…ずっとずっと、報われてきたんです」
佐倉井ほたる:「……不公平、じゃないですか…」
佐倉井ほたる:「…わたしばかり、もらってばっかりで…!」
佐倉井ほたる:「わたしばっかり、上手く行ってるみたいで…!あの人が、わたしなんかより、ずっと頑張ったのに…」
虹咲奏:「佐倉井」
佐倉井ほたる:「ひ、く。…ごめん、なさい」
佐倉井ほたる:「ちょっと、興奮、しちゃいました…」
虹咲奏:「……そのような、考えは」慎重に、言葉を選ぼうと考える。
虹咲奏:「他の者の祈りと願いに対して、礼を失しているのではないかな」
佐倉井ほたる:「……え、そ、そんな。そんな、つもりは」
佐倉井ほたる:「…あ、わたしは…。だって、報われて欲しいって…そう、思うんです」だって、そうだろう。
虹咲奏:「……為したことにはすべて、報いがあって当然だろうか」
佐倉井ほたる:「………いいえ」
虹咲奏:「報いがあるから祈り、願う……そういうものだろうか?」
虹咲奏:その目は、じっと君を見ている。
佐倉井ほたる:「…………………いい、え」報いがあるから祈ること。その果ては、
佐倉井ほたる:神の力のみを信奉した、母親の姿だ。
虹咲奏:「……ああ、そうだ」
佐倉井ほたる:「………でも、報われてほしかったんです」
佐倉井ほたる:「………そう、なって…、誰でも、わらって…そう、なってほしいのに…」
虹咲奏:「そう、望む事は誤りではない」
虹咲奏:「……お前は、その自らの望みに」
虹咲奏:「『報われて欲しい』という願いに自ら刃を突き立てた。そうせざるを得なかった」
佐倉井ほたる:「………はい」
虹咲奏:「……だから、今、こうして辛い思いをしている」
虹咲奏:「そういうことでは、ないのか」
佐倉井ほたる:「………そう、ですね。言われて、ようやく。わかったような、気がします」
佐倉井ほたる:困ったように。僅かに涙を、眦から零しながら笑う。
虹咲奏:「……」
佐倉井ほたる:「…最初から、最後まで。わたしの、自分自身の問題で」
佐倉井ほたる:「…虹咲さんは、すごいですね。わたし、自分の事なのに、全然わかってませんでした」
虹咲奏:「……失礼」そう言って、彼女の頭をそっと撫でる。
佐倉井ほたる:「…あ、」ぽろぽろと。ゆすられるにしたがって、涙を零しながら。幼い瞳が見上げる。
虹咲奏:「…こういうことは、あまりしないようにしているのだが」
虹咲奏:「それでも、お前は少し抱え込みすぎだ」
佐倉井ほたる:「……だって」
佐倉井ほたる:「見えて、聴こえちゃうんです。…だから、わたしが…いちばん、気を付けないと」
佐倉井ほたる:--祈りのこえがする。願いのいろが見える。なら、それをどうして見えないようにしていられるだろう。
虹咲奏:「……他の者に感じられないものが感じられる。他の者にない力がある」
虹咲奏:「だからと言って、それだけで人は人より優れた者になれるわけではない」
佐倉井ほたる:「……そう、ですね。わたしの手は、こんなに短いのに…」
佐倉井ほたる:「……ごめんなさい。わたし、本当に。傲慢でした」
虹咲奏:「……どれほど、気をつけても人は全能ではない」
虹咲奏:「手から零れ落ちるものだってあるだろう」この翼で護ることができないものもある。
虹咲奏:「……それでもいい」
虹咲奏:「我々はその為に、絆を結んでいくのだからな」
佐倉井ほたる:「…はい」こくり、と頷く。自分より長く、その道を歩いてきた人の教えを心に刻む。
佐倉井ほたる:「…ありがとうございます、虹咲さん」泣いて、普段より崩れてはいるけれど。
佐倉井ほたる:それでも、きちんと。笑って言えた。
虹咲奏:「…別の茶を淹れようか」微笑んで
佐倉井ほたる:「…はい、お願いします」
佐倉井ほたる:そうして。お茶を淹れようと、離れる背中を見詰める。
佐倉井ほたる:--このひとは、どれだけ。見送って、取りこぼしてきたのだろう。
佐倉井ほたる:想像も出来なくて。
佐倉井ほたる:それでも--
佐倉井ほたる:こうして、後をふらふらと迷い歩く、わたしのようなものを導いている。
佐倉井ほたる:「--ここにきて、よかったな」

エンディング2:しるし

GM:第一支部に所属するチルドレン、燈戸ユイ。
GM:彼女は此度の事件で”オカリナ”の衝動の伝播を受け、小さな次元の部屋のなかに閉じこもっていたが
GM:その影響が消えた事でゲートを通って第一支部に帰還。現在は病室で療養中だ。

GM:第一支部・病室
燈戸ユイ:ベッドの上で体を半分起こして横になっている。
比良坂 亘:コンコン、と病室の扉を軽く叩く
燈戸ユイ:「どうぞ」
比良坂 亘:その声を確認し、部屋へと入る
比良坂 亘:「やあ、こんにちは。」
燈戸ユイ:「こんにちは……ああ、あの時の」
燈戸ユイ:「良かった。助かったんだね」
比良坂 亘:「おや、憶えていてくれたのかい?嬉しいなあ。」
燈戸ユイ:「そりゃ、私が自分で送り届けたんだからね!覚えてますとも」
比良坂 亘:「ありがとうね、あの時は。」
燈戸ユイ:「やー良かった。そう言ってもらえるとこっちも身体張った甲斐があるよ」
比良坂 亘:(…意外とガテン系?というやつなのかな、この子は)
比良坂 亘:「はは、今日はその事のお礼を言いに来たんだ。」果物の入った袋を渡す
燈戸ユイ:「おお。お……おー…!」受け取り、確認。中身を見て歓声めいた声を上げる。
燈戸ユイ:「え、ほんとにいいのかな、こんなもらっちゃって!すごく嬉しいけど!」
比良坂 亘:「病院では、こういった果物を患者に渡すのがマナーだと聞いてね。」
比良坂 亘:「ああ、構わないよ。丁度まとまったお金がはいった所でね。特に使い道も無いんだ。」
燈戸ユイ:「マナー…っていうか、定番?ってやつじゃないかなあ。見た目も綺麗だし、食べればなくなるしね」
燈戸ユイ:「……なんか、変わってるね、きみ」
比良坂 亘:「…そうかな?」
燈戸ユイ:「そうだよー。なんかぼーっとしてる子だなあ、ぐらいに思ってたけど」
燈戸ユイ:「天然ぽいというか、嘘を教えたらそのまま信じ込んじゃいそうというか」
比良坂 亘:「変わっている…というか、変わろうとしている…というか」
比良坂 亘:「ふふ、そうだね。思い込みは強い方なのかもしれないね。」
燈戸ユイ:「まあ、あれですよ。悪い人に騙されないようにね?」
比良坂 亘:「ご忠告、感謝するよ。でも私の周りには、何の因果か”いい人”しか居ないみたいでね」
比良坂 亘:「勿論、君も含めてだけど。」
燈戸ユイ:「それはどうも、ありがと!」
比良坂 亘:「…一つ、いいかな。」
燈戸ユイ:「ん、なにかな?」
比良坂 亘:「…君はどうして、自らの危険も省みずに見ず知らずの私を助けたりしたのか」
比良坂 亘:そう、それが最初だった
燈戸ユイ:「え?変なこと聞くなあ」
燈戸ユイ:「そんなの当たり前じゃない?私はあの時君を助けられたんだから」
比良坂 亘:「…」
比良坂 亘:「うん…うん…」
比良坂 亘:”何の為”でも、”誰の為”でもない
比良坂 亘:そんなものなど無くても、何かを選ぶことなんて、きっと誰にでも出来る事。
比良坂 亘:「…良いね。」
比良坂 亘:「だから私は、君たちの生を見るのが好きなんだ。」
燈戸ユイ:「……うん?」
燈戸ユイ:よくわかっていない顔。
比良坂 亘:「ああ、こっちの話だよ。」
比良坂 亘:「…燈戸ユイさん」手を差し出す
燈戸ユイ:「…ん、はい。燈戸ユイですが」
燈戸ユイ:「えっと、握手?かな?」
比良坂 亘:「…改めて、ありがとう。この街に来て初めて出会ったのが君で良かった。」
燈戸ユイ:「へへ、なんか照れるなこういうの改まれられると…」
燈戸ユイ:そう言いながら手を取る。
比良坂 亘:「…さて、時間を取らせてしまって悪かったね。私はそろそろ行くよ。」
比良坂 亘:「縁があれば、またどこかで。」
燈戸ユイ:「ん、はーい!お見舞いありがとうね……ってそだ!君の名前!」
燈戸ユイ:「名前聞いてないよー!」
比良坂 亘:「ああ、そうだった…私としたことが。」
比良坂 亘:「”比良坂亘”」
比良坂 亘:「比嘉の比に相良の良、遊坂の坂に亘で、比良坂亘だ。」
燈戸ユイ:「比良坂、亘」
燈戸ユイ:「…うん。覚えた!ありがとね、亘!」
燈戸ユイ:手を振る。
比良坂 亘:「うん、じゃあね。」そう言って、部屋を出る

比良坂 亘:病室の薄暗い廊下を歩く
比良坂 亘:(…やりたいこと…か。)
比良坂 亘:(最終的なものは決まったけれど、すぐに出来るものでもないし…)
比良坂 亘:視界の端に、備え付けのポットとテーブル席が見える
比良坂 亘:(…ちょっと考えてから帰ろうかな)
比良坂 亘:休憩スペースまで足を運ぶと、椅子に腰をかけ、いつものように本を開く
城定栞奈:「……む。」 柔らかそうなソファから、むくりと起き上がる。
城定栞奈:「あら、亘じゃない。あなたもここで休憩?」
比良坂 亘:その聞きなれた声に、顔を上げる
比良坂 亘:「…おや、奇遇だね。栞奈さん。」
比良坂 亘:「君はどうしてここに?ああ、友達の友達のおみまいはどこか気恥ずかしかったのかな。」
城定栞奈:「相変わらず人を煽るのが好きね……まあ、あたしは気にしないけど。」
城定栞奈:机の上に置かれていた飲みかけの牛乳瓶に口をつける。
比良坂 亘:(…ああ、身長を気にしているのかな)
城定栞奈:ぷはっ、と飲み切る。
城定栞奈:「……ま、約束しちゃったしね。」
比良坂 亘:そんなことを考えながら、少しだけ笑う
城定栞奈:「雪子と3人で話でもしましょうって。だから……」
城定栞奈:「はぁっ!?何がおかしいのよ。」
比良坂 亘:「いやいや、ごめんごめん。」
比良坂 亘:「女性の成長は早いとはいえ、可能性が無いとは言い切れないからね。」
城定栞奈:「へえ。いい度胸ね。ちょっとばかり背が高いからって偉そうにするだなんて。」
比良坂 亘:「…ご希望とあれば小さくなるよ?」
比良坂 亘:「この外見は、女性にも男性にも敵対心を与えないようにとしているだけだからね。」
比良坂 亘:「ほら、その方が色々と都合がいいだろう?」
城定栞奈:「……ふーん。」 それを聞いて、少しクールダウンした。
城定栞奈:「……亘は色々考えすぎるタイプってことは分かったわ。知ってたけど。」
城定栞奈:「あたしの希望に合わせる必要なんてないでしょうに。」
城定栞奈:ソファの背もたれに体重を預ける。
比良坂 亘:「…ああ、うん。そうだね。」手に持っていた本を軽く見つめる
比良坂 亘:「…あ」
比良坂 亘:「…」
城定栞奈:「……」
城定栞奈:眼は閉じず、天井を見つめている。
比良坂 亘:何かを考えるように、本を見つめている
城定栞奈:「……亘。そういえば聞こうと思ってたんだけど。」
城定栞奈:また、起き上がる。
比良坂 亘:「ん…なんだい?」視線だけ向ける
城定栞奈:「あの時……ええと、世怜が暴走?してた時ね。」
城定栞奈:「あそこで亘が何をやってたのか、聞きそびれてたのよね。」
比良坂 亘:「…ああ」
比良坂 亘:「まあ簡単に言うとね、”入って”いたんだ。」
比良坂 亘:「”輪廻の獣”が持つ、魂の記憶に。」
城定栞奈:「それは……」 どうやって、とは聞かない。レネゲイド能力で記憶に入ったというのなら、実際入ったのだろう。
城定栞奈:「……ふうん。そんなこともできたのね。芸達者なやつ。」
比良坂 亘:「はは、出来るんだよ…やってこなかっただけでね。」
比良坂 亘:本当は、自分に使うべきものだったのに
比良坂 亘:「そして、そこで色々な魂を見た。」
城定栞奈:「……」 亘の表情を見ている。
比良坂 亘:「…その全てが、まるで”死”の部分だけを切り離したみたいで」
比良坂 亘:「その魂たちには初めから”生”なんか無かったとでも言われているようで」
比良坂 亘:「…少し、悲しかった…のかな、あれは。」
比良坂 亘:「…」少し考えるように
比良坂 亘:「…栞奈さんは」
城定栞奈:「……えっ?あたし?」
城定栞奈:何かを考え込んでいたのか、少し反応が遅れる。
比良坂 亘:「もし、自分が死んだとして」
比良坂 亘:「それから、自分が生きていたことを何も、誰にも証明出来ないとしたら、どう思うのかな?」
城定栞奈:「……」 亘の質問に対し、真剣な顔で考える。
城定栞奈:「……難しい質問ね。でも、1つだけ確かなことがある。」
城定栞奈:「あたしが生きてたことを他人がどう扱うかなんて、あたしの知ったことじゃない。そいつの勝手にすればいいのよ。」
比良坂 亘:「…うん。やっぱり、栞奈さんは栞奈さんだ。」
城定栞奈:「……それに、誰もあたしが生きてたことを証明してくれないのもそりゃ寂しいけど、」
城定栞奈:「ずっと証明しつづけられるのも……」 そう言いかけ、
城定栞奈:「……ううん、これは余計ね。」
城定栞奈:「もし呪いを受けたいやつがいるなら、それもそいつの勝手にすればいい。」
城定栞奈:「……」
城定栞奈:そう宣言して、その後の言葉に詰まり、
城定栞奈:「亘。あなたはどう思う?」
比良坂 亘:「うん…そうだね。」
比良坂 亘:「私は」
比良坂 亘:「…”残したい”。」
城定栞奈:「……あなたがもし死んで、あなたが生きたことを誰かが証明したとして、」
城定栞奈:「……その誰かが、あなたの"生"を残すことに固執してたら、」
城定栞奈:「……」 目を伏せる。
城定栞奈:「どう、思うかしら。」
比良坂 亘:「…どうも何も」
比良坂 亘:「私の死が、直接何かをもたらすことは無い。私の死を受けて誰かが何かを始めたのなら」
比良坂 亘:「それはきっともう、私には関係のない、その者だけの物語なんだ。」
比良坂 亘:「…でも」
城定栞奈:「……でも?」 顔を挙げる。
比良坂 亘:「もし、誰かに何かを残せたのなら、私の生にも何か意味があったと思える」
比良坂 亘:「そんな気がするんだよ」
比良坂 亘:そうだ、だから私は
城定栞奈:「……」 それを聞いて、
城定栞奈:慌てて顔を下げ、服の裾で目元を拭う。
比良坂 亘:「だから、”残したい”んだ。私だけではない、他の誰かの、生きた証を。」
比良坂 亘:「…それが、今の私のやりたいことだよ。」
城定栞奈:「……」 鼻をすする音を立てる。
城定栞奈:「……そう、とても、立派だと思うわ。立派なことをやってるのね。」
城定栞奈:「……亘。」
比良坂 亘:「…何?」
城定栞奈:「これは単なる興味本位よ。」
城定栞奈:「あなたが記憶に入るのって……死者じゃなくても、できる?」
比良坂 亘:少し、意外そうな顔をして
比良坂 亘:「出来るよ。君自身か、君と縁の深い物を介すれば。」
城定栞奈:「あたしの話はしてないんだけど……」 頬を膨らませる。
比良坂 亘:「…違うのかい?」
城定栞奈:「……まあ、いいわ。見なさい。」
城定栞奈:「その代わり、教えて。あたしの記憶を。」
城定栞奈:眼を逸らさず見つめ返す。
比良坂 亘:「…栞奈さんの頼みなら、断るわけにもいかないね。」
比良坂 亘:栞奈さんに近づき、彼女の額に軽く手を当てる
比良坂 亘:《ハートレスメモリー》

城定栞奈:記憶は、最近のものから徐々に遡っていく。
城定栞奈:『あたしがブッ殺す。あたしはジャームを殺す女だから。』 喫茶店で、知り合いのUGNチルドレンに向かって言い放つ姿。
城定栞奈:『あたしはジャームを殺す女よ。当然でしょう?』 共闘者に対して軽口を叩く姿。
城定栞奈:『黙れ。その口を閉じろ。ジャームは殺す。例外はないわ。』 ジャームにまくし立て、手に持った杖を振り下ろす姿。
城定栞奈:『ジャームの駆除にならないなら気乗りはしないけどね。仕方ないから手伝ってあげる。』 他のUGNイリーガルと話す姿。
城定栞奈:『ジャームは殺す。それ以外の選択なんてないのよ。』 狂った土地神を前に、立ち向かう姿。
城定栞奈:……
城定栞奈:……
城定栞奈:一番古い、記憶に辿り着く。
城定栞奈:"誰か"を前にして、城定栞奈が叫んでいる。
城定栞奈:"誰か"の姿は、もやが掛かっているかのように見えない。
城定栞奈:その声も、ノイズが混じっていて聞き取れない。
城定栞奈:『嫌です!私は……何か他に、方法がきっと……!』
城定栞奈:城定栞奈の声だけしか認識できない。
城定栞奈:また、"誰か"が何かを話したことが、記憶に混じるノイズで分かる。
城定栞奈:『……いいえ。お師匠様の魔法は本物です。だから、だから……』
城定栞奈:『私は今から、ジャームを殺す女です。ジャームを殺して……生きます。』
城定栞奈:目の前の"何か"に向け、日本刀を構え、
城定栞奈:ザザッ
城定栞奈:そこから先は完全なノイズになる。

比良坂 亘:引き上げるように、自分の意識を目の前の少女の魂から戻す。
比良坂 亘:「…うん。」
比良坂 亘:「中々面白かったよ。」
城定栞奈:「……感想はいいわ。手数料ってことにしといて。」
城定栞奈:不機嫌そうに
比良坂 亘:「…まるで、栞奈さん自身を栞奈さんが見ているみたいで」
比良坂 亘:「”人の目を気にする”ではなく、”自分の目を気にしている”とでも言うべきなのかな、あれは。」
比良坂 亘:「…それくらい、栞奈さんの記憶には栞奈さんしか居なかった。」
城定栞奈:「……で、」
城定栞奈:「……あの人は、どんな、」 どんな人だった?と言いかけ、
城定栞奈:「……どんな人だと、思った?」
比良坂 亘:「…どんな人、か。」
城定栞奈:「……いや、いいわ。」
城定栞奈:亘の、続く言葉を止める。
城定栞奈:「あたしの記憶にはあたししかいなかった。それが答えね。」
比良坂 亘:「そう、私も深くは追求しないでおくよ。」
比良坂 亘:「また佐倉井さんに怒られてしまうからね」
比良坂 亘:「そう…だから、君はもっと」
比良坂 亘:「…いや、うん。止められているのだったね。」
城定栞奈:「……」
城定栞奈:「……あたしはあたしのやりたいことをするわ。」
城定栞奈:「昔のあたしじゃない。今のあたしが、」
城定栞奈:「もう少しだけ……"残したい"生きた証があるの。それだけよ。」
城定栞奈:「……"立派なことをやってる"。今はそう思えるわ。」
比良坂 亘:「…一つだけ」
比良坂 亘:「少なくとも君は、私の恩人なのだから」
比良坂 亘:「それは、忘れないでほしいかな」
城定栞奈:「ふふっ。もちろんよ。恩人のことは尊重すべきよね」
比良坂 亘:(…なんだ、そんな顔も出来るんだね)
比良坂 亘:「…安心したよ」聞こえないように、小さな声で
比良坂 亘:「…それじゃあ手数料代わりに、私のお願いも聞いてもらおうかな。」
城定栞奈:「あたしのこれは呪いなんかじゃない。あたしだけの物語だって考える。今のあたしがやりたい……」
城定栞奈:と、そこまで言ったところで
城定栞奈:「……お願い?」
城定栞奈:「ちょっと待って。手数料はもう払ったわ。あなた言ってたじゃない。あたしたちの生い立ちに興味があるって。」
比良坂 亘:「そうだったかな?じゃあこれは、駆け引き無しの純粋な頼み事だ。」
城定栞奈:「ぐっ……!」
城定栞奈:そう素直に言われては、反論が続かない
比良坂 亘:「私に、字を教えてくれないかな。」
比良坂 亘:「…恥ずかしい話だけど、自分の名前以外書けないんだ。私は。」
城定栞奈:「……は?字?」
城定栞奈:意外な"頼み"に、面食らう。
比良坂 亘:「私はしばらくこの街に残ろうと思っていてね」
比良坂 亘:「何かと必要になる場面が多くなると思うんだ。」
比良坂 亘:「栞奈さんがあとどれくらいこの街に居るのかは分からないけど、もし良ければ、お願いしたいな。」
城定栞奈:「……まあ、そのくらいなら。」
比良坂 亘:「ああ、良かった。ありがとう。」
比良坂 亘:「貴崎さんはこれから色々と忙しいだろうし、佐倉井さんは学校もあって大変だろうからね」
比良坂 亘:(あと、多分厳しいだろうし)
城定栞奈:「そうね。それにその2人じゃきっと教え方も甘いわ。」
城定栞奈:「あたしが教えるからには厳しくする。覚悟しておきなさい?」
城定栞奈:挑発的に笑う。
比良坂 亘:「…あれ」
比良坂 亘:「計算違いだったかな、これは」それに応えるように、笑みを浮かべる
城定栞奈:「何でも思い通りに行くと思うのは悪い癖よ。」
比良坂 亘:「はは…本当にね。じゃあ、そういう訳で…よろしくお願いします。」丁寧に頭を下げる

比良坂 亘:…少女が背中を向けて去っていったことを確認し、少しだけ天井を見上げる
比良坂 亘:ーーあれから、”彼ら”の声は聞こえない
比良坂 亘:(…ふふ、今まで目を背けてきたことを怒っているのなら、早めに許してくれると嬉しいのだけど)
比良坂 亘:まあ
比良坂 亘:みんな居なくなった訳じゃないからね
比良坂 亘:…内側のどこかから聞こえてくる、綺麗な”うた”
───:『……♪…………♪』
比良坂 亘:『…初めまして。私は比良坂亘。君の名前を教えて欲しいな。』
───:『───、──────……』
───:囁くようにうたが応える。
比良坂 亘:”残したい”と私は言った
比良坂 亘:『…うん。』
比良坂 亘:『…御綿細雪さん。いい名前だね。』
比良坂 亘:『…君には、大切な人が居るのかな。』
───:嬉しそうに、力強くこたえるのを感じる。
比良坂 亘:こうやって、死者の遺し忘れたものを残せるのは…きっと私にしか出来ない事だから
比良坂 亘:『笹霧…うん、知ってるよ。よく、知ってる。』
比良坂 亘:『でもきっと、君の方が詳しいのだろうね。』
───:少しだけ、得意げな響き。
───:自慢げ、かもしれない。
比良坂 亘:『だから…私に教えてくれないかな。ずっと君の傍で戦ってきた、愚直な勇者のお話を。』
比良坂 亘:だから、残す。記す。この本にはまだ、十分すぎるほどの余白があるのだから。
───:『───むかしむかし、あるところに……』
比良坂 亘:風が、吹く。
比良坂 亘:その風は、未だ真っ白な本のページを次々とめくり
比良坂 亘:6人分の名前が書かれた、1ページ目を開いた。
比良坂 亘:まるでミミズが這ったかのような、不器用で、不格好で、不細工な羅列。
比良坂 亘:『…取り敢えず、ここから始めることにするよ、私は。』
比良坂 亘:ああ、そうだ
比良坂 亘:折角記すのだから、考えておかなくてはならないことが残っている
比良坂 亘:『--そうだね』
比良坂 亘:『タイトルはーー』
比良坂 亘:ロイス変更
比良坂 亘:御綿細雪 オカリナ:〇語り部/憐憫

エンディング3:そして、風は

GM:第一地区、カフェ『スノウフレーク』。
GM:笹雪川に面した眺めの良いカフェだ。
貴崎世怜:窓の外の風景を眺めている。アイスコーヒーは飲みきってしまった。
貴崎世怜:禁煙なのは少し残念だけど、ずっと外を眺めていれば、案外飽きない。
貴崎世怜:それに、待っている相手が相手だ。
貴崎世怜:「……」昼下がりの日差しに照らされた川面を眺め、目を細める。
貴崎世怜:追いかけて、探して、迎えに行って……。
貴崎世怜:このくらいの時間を待つのなんて、どうってことはない。
貴崎世怜:……ふと、気配を感じてドアの方を見る。
GM:カランカラン。
GM:入り口のベルが鳴る。
GM:ドアが開き、入ってきた待ち人は迷うこともなく君の席にやって来る。
貴崎世怜:「……あ」手をあげかける。
御綿笹霧:「やあ、可愛らしいお嬢さん。ご一緒しても?」
御綿笹霧:そう言って、笑う。
貴崎世怜:「……わ、ちょ……い、いきなり過ぎっすよ」
御綿笹霧:「ん?そうかな?」首を傾げる。
貴崎世怜:「いや、なんというか……」ああ、そうだ。この人はこういう人だった。
貴崎世怜:「ふふ」
貴崎世怜:照れと安心が混じったような顔で、笑う。
御綿笹霧:「…それで、座ってもいいかな?」まだ立っている。
貴崎世怜:「えっ、ど、どうぞどうぞ」手で促す。
御綿笹霧:「ふふ、ありがとう」ステッキをテーブルに立てかけて座る。
御綿笹霧:世怜に笑いかけ、窓の外を見る。
御綿笹霧:「……いい店だろ?」
貴崎世怜:「……眺めが良くて、わたしは好きですよ」横顔を見ながら。
貴崎世怜:「コーヒーも美味しいし」
御綿笹霧:目だけ、世怜に向けて「おや。そんなに褒めても何も出ないよ?」
貴崎世怜:「もうっ、……もうっ!」
貴崎世怜:「……と、とにかく!」照れた時は話題を変える癖。
御綿笹霧:くすくす、と笑っている。
貴崎世怜:「……あの、虹咲支部長さんと話をしてたんでしょ。どうなったんですか、処遇とか」
御綿笹霧:「ああ。…それもそうか。私が連絡より先に来てしまったのだった」
御綿笹霧:「本当はほたるから連絡が行く筈だったのだけれどね」
御綿笹霧:「……今後はUGNイリーガルとして活動することになったよ。監視付き、だけどね」
御綿笹霧:両手をテーブルの上で組み、その上に頬を乗せる。
貴崎世怜:「あれ、そうなんで……あ」携帯の電池が切れていた。
貴崎世怜:「監視……」起こした事が事である。まあ、監視も必要だろうなと納得する。
貴崎世怜:「それは、まあ……そうですよね、うん」
御綿笹霧:「……虹咲支部長は寛大な……というのも違うな。……優しい人だね」
貴崎世怜:「そうですね……あの人は、なんというか。優しくて、とっても強い人だなって」
貴崎世怜:「……監視、監視かあ」
貴崎世怜:それくらいで済んでよかった、という気持ちもある。刑事ドラマでよくある、牢屋に面会しに行くような映像すら頭によぎっていた。
貴崎世怜:「第一支部の人があたるのかなあ。ほたるちゃんは別のところだって聞いたし……」
御綿笹霧:にこにこしている。
貴崎世怜:「あ、というか今も居るんすか」ちょっと店を見回してしまう。
御綿笹霧:「うん、いるよ?」
御綿笹霧:きみを、真っ直ぐ見て。
御綿笹霧:「私の眼の前に、ね」
貴崎世怜:「えっ」
貴崎世怜:後ろを見る。壁だ。
貴崎世怜:「……えっ」
御綿笹霧:「……ひとりしか、いないだろう?」
貴崎世怜:「……そう、みたい、ですね?」
御綿笹霧:「ふふ」
貴崎世怜:「ふ、ふふ」
御綿笹霧:「…真面目なことを言うとね。相互監視的な意味合いもあると思うよ。監視……というよりは」
御綿笹霧:「経過観察、かな」
貴崎世怜:「ああ……なるほど」経過観察。世怜の中に巣食う、”輪廻の獣”。……その脅威は幾分か落ち着きはした。
御綿笹霧:「それが一番お前にとっても私にとっても良い、との判断なのだろう」
貴崎世怜:「また今回みたいなことが起きたら、今度こそほたるちゃんにめちゃくちゃに怒られるだろうなあ……」あはは、と笑う。
御綿笹霧:「…呪いは祓われたようだから、同じようなことにはならないと思うけれどね」
御綿笹霧:「それでも、今後はもう少し……自分を大事にしなさい」
貴崎世怜:「……」
貴崎世怜:「それを言うなら」
貴崎世怜:「御綿さんだって、そうですよ」
貴崎世怜:真剣な表情で、言う。
御綿笹霧:「もう、無理はしないよ」
御綿笹霧:「…その理由ができてしまったからね」
貴崎世怜:顔をじっと見つめる。
御綿笹霧:にこにこと、微笑んでいる。
貴崎世怜:「……」意味に気づいて、顔が赤くなる。
御綿笹霧:「世怜」
貴崎世怜:「……なんですか」
御綿笹霧:「少し、外に出ないか?」
御綿笹霧:川を視線で示して。
貴崎世怜:「そ、そうっすね!あはは、コーヒーも美味しかったし」照れ隠しにバッと立ち上がる。
貴崎世怜:「……ちょうど、歩きたかったところだし」
御綿笹霧:「ランチやディナーも美味しいよ。今度食べに来よう」
御綿笹霧:「……うん」

GM:笹雪川の縁はなだらかな坂になっていて、緑の芝に覆われている。
御綿笹霧:その坂の中ほどの所に立って、川の流れを眺める。
御綿笹霧:「座るかい?この辺りは芝生も柔らかいよ」
貴崎世怜:「あ、……じゃあ、ちょっとだけ」隣に座る。
御綿笹霧:自分も腰を下ろす。
御綿笹霧:「……綺麗な川だろう?」
貴崎世怜:「……そうですね」川をじっと見つめる。「……とても、綺麗」
御綿笹霧:「うん」
御綿笹霧:目を細める。2人で川べりを歩いた日。
御綿笹霧:「…昔から、ずっと」
御綿笹霧:「この澄んだ流れのまま、変わっていない」
貴崎世怜:「……名前」
貴崎世怜:「ふたりの名前って、この川から来てるんですよね」
御綿笹霧:「どうかな。偶然似てるだけかも知れないよ?」
貴崎世怜:「じゃあ、多分、綺麗な偶然だったのかも」煌めく川の流れと、白い髪の流れる様が、なんとなく重なる。
御綿笹霧:「……そうだね。きっと、そうだ」お互いに名付けあった日をまだ憶えている。
御綿笹霧:でも、綺麗な偶然。その方が、素敵だと思った。
御綿笹霧:勿論、あの思い出は大切なもののままだけれど。
貴崎世怜:目を閉じて、川のせせらぎを聴く。
御綿笹霧:「………細雪もね」
御綿笹霧:「いつも無茶ばかりしていた」
御綿笹霧:「私はそれをいつも注意して……その度に鬱陶しがられていたよ」
貴崎世怜:「……うん」相槌を打って、ただ聞く。きっと直接聞くのは初めてな、兄妹の話。
御綿笹霧:「いっつも心配だった。でも、少し心配しすぎかなという気持ちもあったよ」
御綿笹霧:「だから、私もそこそこに引き下がってた」
貴崎世怜:「……無茶する兄弟を持つと大変なのは、どこも変わらないんだなあ」
御綿笹霧:「……お前も相当に苦労をかける部類だと思うけどね」
御綿笹霧:ふう、と息を吐いて。
貴崎世怜:「あ、あはは。それはその……兄ぃのが多分移っちゃったんじゃないかなあ……」顔をそらす。
御綿笹霧:じっと、逸らされた顔を見る。
御綿笹霧:「お前のお兄さんはどんな人だったんだい?」
貴崎世怜:「……」帽子をとって、膝の上に置く。「兄ぃは……」
貴崎世怜:「まあ、なんというか。無茶苦茶するヤツでしたね」
御綿笹霧:「ふむ」
貴崎世怜:「一応その……ウチって結構、まあ特殊な家だったわけで」
御綿笹霧:「そうだね。呪術師の家系」
貴崎世怜:「で、次期当主だなんだって言われてるくせに、自由奔放で」
貴崎世怜:「けど、すっごい兄弟思いで」
貴崎世怜:「何が有っても『大丈夫だよ、にひひ』って笑い飛ばすような」
御綿笹霧:「……ああ」同じ、笑い方。そういうことだったのか、と思う。
御綿笹霧:「……大好きだったんだね」
貴崎世怜:「……そりゃあ、もう」膝に乗せた帽子を見つめる。
御綿笹霧:「別れは……辛かっただろう」
貴崎世怜:「……」
貴崎世怜:「……でも」帽子をもう一度かぶり直す。
貴崎世怜:「辛いし、悲しいし、でも、それでも」
貴崎世怜:「……それでも、楽しいことだって、覚えてるから」
貴崎世怜:「それに」
貴崎世怜:「……たとえ、大事なものが他にできても」
貴崎世怜:「思い出が大事じゃなくなるわけじゃないって。そう思えるようになったから」
御綿笹霧:「………」
御綿笹霧:ぽんぽん、と世怜の頭を撫でる。
御綿笹霧:「……私は『思い出』にするのに」
御綿笹霧:「とても、長くかかったな……」
貴崎世怜:「……」撫でる手を握って、膝に置く
御綿笹霧:「……ずっと」
御綿笹霧:「ずっと、後悔していた」
御綿笹霧:「別に、もっと過保護にしていれば良かったとか、そういうことじゃない」
貴崎世怜:「……」手をきゅっと握り、聞く
御綿笹霧:「ただ、私があいつのように戦えていたなら。あいつがあそこまで多くの任務に駆り出されることはなかっただろう」
御綿笹霧:「…小さい頃から、そうだった」
御綿笹霧:「あいつには才能があって……そのおかげで私たちは生きて行けた」
御綿笹霧:「……あいつに何でも背負ってもらってた。私は弱気で…頼りない兄だったからね」
御綿笹霧:「だから、少しでも力になりたかった……けれど」
御綿笹霧:「……結局。私はあいつにもらってばかりで」
御綿笹霧:「……ぜんぜん、返してやれなかったなあ……」困ったように、笑う。
貴崎世怜:「……それは、ちょっと違うんじゃないかな」
貴崎世怜:つい、口に出してしまう。
御綿笹霧:「……?」不思議そうに首を傾げる。
貴崎世怜:「あ、いや、その……なんというか」
貴崎世怜:「月並みだなあって思うけど、"居てくれるだけで助かる"って、言うじゃないですか」
貴崎世怜:「うーん、と」言葉を選ぶように、考える。
御綿笹霧:口を出さずに聞いている。その言葉を零すまいとするように。
貴崎世怜:「……確かに、戦う力は細雪さんだけにあった。けど」
貴崎世怜:「それだけ戦えたのって、支えがなくっちゃできないんじゃないかなって」
貴崎世怜:「ただ、そこに居てくれるだけで支えになってくれる人、っていうか」
貴崎世怜:「細雪さんにとって、あなたはそういう存在だったんじゃないかなあ……とか」
御綿笹霧:「……重荷ではなく……かい?」
貴崎世怜:「重荷だなんて」
貴崎世怜:「……わたしが細雪さんだったら、それ聞いたら怒ります。たぶん」
御綿笹霧:「えっ」
貴崎世怜:「御綿さんは、もし、一緒に居たいなあって思った人が『自分なんて重荷でしかないんだ』って言ったら、どうしますか」
御綿笹霧:「……あ」
御綿笹霧:「いや、うん……そうだね……怒るね……」
貴崎世怜:「でしょう?」
御綿笹霧:「だけど、あいつが私と同じように一緒にいたいと思ってたかは……」
御綿笹霧:「……いつも、口うるさかったし」
御綿笹霧:「全然……頼りにならないし」
貴崎世怜:「思ってましたよ、絶対」祈りのように、断言する。
御綿笹霧:「絶対?」
貴崎世怜:「……ぜったい」
御綿笹霧:「………」
───:『笹霧と一緒に生きていくため』
───:『いいんだよ笹霧は笹霧で』
御綿笹霧:いつかの、懐かしい声。
御綿笹霧:「……なら。そう、祈ろうか」
貴崎世怜:「……ふふ、祈りましょう。わたしも、一緒に祈ってます」祈りは、自分のためにある。
御綿笹霧:祈りの言葉には力がある。
御綿笹霧:(……だから、きっと)
御綿笹霧:(お前は『戻ってきた』のだね───細雪)
御綿笹霧:握られていた手を、握り返す。
貴崎世怜:手を通して、体温を感じる。
御綿笹霧:そのあたたかさを、はなさないように。
御綿笹霧:「世怜」
貴崎世怜:「はい」
御綿笹霧:「……これからは、本当に」
御綿笹霧:「ずっと、一緒だ」
貴崎世怜:「……」ぽろり、ぽろりと涙をこぼす。
御綿笹霧:もう一つの手を、重ねる。
貴崎世怜:「ずっと。ずっと一緒、です」
御綿笹霧:「うん」
御綿笹霧:「───約束だ」
御綿笹霧:それはもう、
御綿笹霧:呪いでは、ない。
御綿笹霧:『約束:○/呪い』→『約束:○/愛』
貴崎世怜:肩に頭を寄せる。泣いてる顔を見せたくない。
御綿笹霧:預けられた体重を受け止める。
貴崎世怜:「やくそく、です」涙を流しながら、言う。
貴崎世怜:「うう、ううう」
御綿笹霧:「うん。……うん」
御綿笹霧:ああ、空はこんなに晴れているのに。
御綿笹霧:どうして、頬を水が流れるのだろう。
御綿笹霧:「……───」そっと、囁く想いは風のように。
貴崎世怜:「……ねえ、あの、このまま聞いて、ください」身体を預けたまま、言う。
御綿笹霧:「……うん」
貴崎世怜:「わたしも、です。……笹霧さん」囁きへの、返事。
御綿笹霧:「……ああ」
御綿笹霧:「ありがとう……世怜」
貴崎世怜:「……わたしの、方こそ」顔をあげて、手で涙を拭う。
貴崎世怜:「……えへへ」涙でぐちゃぐちゃだけど、それでも、笑顔をみせる。
御綿笹霧:濡れた頬を誤魔化さずに笑いかえす。
貴崎世怜:きっと、ふたりで、笑って泣いて、どこまでだって、行ける。そんな気がする。
GM:どこまでだって、続いていく。
GM:ふたりとも、風のように自由なのだから。
GM:───ふわり、と
GM:柔らかく流れた風は、きっと───

『そして、風は』

─── END