『異民街騒乱』 GM:ナケミン

本作品は、「河嶋陶一朗」「冒険支援株式会社」及び「株式会社新紀元社」が権利を有する『忍術バトルRPG シノビガミ』の二次創作物です。
©️河嶋陶一朗/冒険企画局

本シナリオは「シノビガミ流派ブック 隠忍の血統」に収録されている公式シナリオとなります。
全編にわたりネタバレを含むので、プレイ予定のある方は閲覧にご注意ください。

本編ログ|雑談ログ

登場PC

PC1:浮浪ふろう【キャラシート】(PL:鳩麦)
PC2:凛々丸瑠璃色りんりんまる・るりいろ【キャラシート】(PL:すかいはい)
PC3:日室重人ひむろ・しげと【キャラシート】(PL:優水)
PC4:鵲 亨太かささぎ・きょうた【キャラシート】(PL:猫口@)

目次

──隠忍の血統の居留地、出島。
異類たちが住まうその魔界都市は、現世から隠れるように、暗く静かに存在していた。
しかし、一つの訃報を元に、その均衡は乱れていく。
流れを継がんとする者。勢いを広げようとする者。勝ち馬を探る者。そして、秘密を抱える者。
鬼が出るか、蛇が出るか。
騒乱の終着は、まだ誰も知らない。

忍術バトルRPG シノビガミ
『異民街騒乱』

プリプレイ

GM:シノビガミセッション、始めていきます!
GM:まずはPC紹介からやっていこうと思います!
GM:ここは番号順でいいかな 番号順でいいでしょう
GM:というわけでPC1、浮浪さん! お願いします!
【キャラシート】
浮浪:はーい
GM:流派や忍法、背景なんかを言っておくとよいという説があるんじゃ
浮浪:今回PC1やります、浮浪(ふろう)です。
浮浪:流派は隠忍で、下位流派は長耳
GM:よっ! 色男!
浮浪:よせやい
浮浪:なんと先代リーダーの子供なんですって
GM:そうなんです! 出島には新市街があり
GM:そこを仕切っていた自警団の……首魁の息子!
浮浪:リーダーになるには多少暗すぎるきらいがありますが…
浮浪:彼なりに…頑張ってはいる…!
GM:隠忍なんて全員暗いとこあるからヘーキヘーキ
浮浪:出島。ジメジメした島だ
浮浪:忍法は…魔笛以外は特に言うことないかな…w
浮浪:なんか呼び出せるんですって
GM:【魔笛】! 妖魔のエネミーを従者として呼び出せる忍法ですね
GM:リーダーの資質を示そうというのか!
浮浪:妖魔忍法という頭のおかしい能力を持った雑魚を…使います!
浮浪:示さねばなるまいよ…!
浮浪:背景は特に取ってないから割愛します!
GM:了解です!
GM:彼の背景を知る者はいないようだ……
浮浪:初めての方もいますし、初めての対立型なので緊張しておりますが
浮浪:頑張ります
浮浪:以上!
GM:頑張ってください~! 逆らうもの全員礎にして~!
GM:いつもならHO紹介もさせていただくところですが、どうやら今回の公式シナリオでは
GM:OPでHOの公開タイミングがあるようなので、その時にいたしましょう!
GM:よろしくお願いします!
浮浪:よろしくお願いします

GM:それでは続いてPC2、凛々丸さん! 自己を紹介せよ!
【キャラシート】
凛々丸瑠璃色:はーい!
GM:流派や忍法、背景を言うと良い可能性があるんじゃ
凛々丸瑠璃色:かしこまり!
凛々丸瑠璃色:「さあ、みんなで“びるぜん・さんたまりや様”にお祈りしよう。天気もこんなに良いんだし、今日はきっと素敵なことが起きるよ!」
凛々丸瑠璃色:名前は凛々丸瑠璃色(りんりんまる・るりいろ)。気軽にシスター・ルリとか瑠璃って呼んでね!
GM:シスタ~
凛々丸瑠璃色:は~い
凛々丸瑠璃色:21歳の女。小柄で、赤毛のショートカットです。いつもだいたい修道服を着ています。
凛々丸瑠璃色:出島のスラムにある教会のシスターで、『仔羊の園』という孤児院を運営しています。
凛々丸瑠璃色:明るくて一生懸命な性格なので、子供たちからも好かれています。
GM:絶対清楚で優しいシスターだ……!
凛々丸瑠璃色:いっつもエキストラの子供たちがまとわりついてきて困っちゃうんだよね。もう、エキストラの癖に~。
凛々丸瑠璃色:流派は『隠忍の血統』、下位が『凶尾』。“でうす様”のご加護で、不思議な力――忍法の【血旋渦】とかを使うことができます。神の奇跡による近接攻撃です。
GM:雲行きが怪しくなってきたぞ
GM:まあでもいつも子供にも親切だしな……
凛々丸瑠璃色:そ、そんなことないって。ちょっと《異形化》したりするだけだよ。
凛々丸瑠璃色:背景は長所が宿星。星の導きに従って生きています。
凛々丸瑠璃色:星の導きで目指している将来の夢はみんなが差別なく平等に生きられる世界を作ること!壮大だよ!
凛々丸瑠璃色:弱点は政治的対立。こんな土地で教会のシスターなんてやってると色々敵も増えるんですね。
凛々丸瑠璃色:なんだよぅ、みかじめ料って。こんなんじゃあ商売あがったりだっての。
GM:なるほど! 生活環境にぴったりの背景だなあ
GM:孤児院って商売なんだ
凛々丸瑠璃色:何事もコスパが大事なんだよ。
凛々丸瑠璃色:経営が上手くいき、近頃は身寄りのない人や孤児を集めて「漂流会」という一大組織を作り上げました。
GM:ちなみに【宿星】はセッション一回まで自分の信念に沿った判定を振り直しできる長所、【政治的対立】は【使命】達成ができていないと功績点が減っちゃう弱点ですね。
GM:漂流会! 組織の長にまで上り詰めていたとはね
凛々丸瑠璃色:【政治的対立】、しかも功績点がマイナスになると死ぬんですって。怖い。
凛々丸瑠璃色:ハンドアウトに上り詰めたって書いてあったからね!
凛々丸瑠璃色:この漂流会をどんどん大きくし、夢の実現のために頑張っていこうと思います!
GM:へえ……いったいどんな夢があるんだい
凛々丸瑠璃色:だから言ったでしょ!皆が差別なく平等に生きられる世界を実現するんだって!
凛々丸瑠璃色:あと、ついでに預金通帳の桁も増やしたい。
凛々丸瑠璃色:そんな感じです。
GM:どちらも大事ですね。応援しています!
凛々丸瑠璃色:やった!たくさん応援してね!
GM:ほぼ初めてのシノビガミで対立型ということなので、いろいろ大変な目に合うかもしれませんが
凛々丸瑠璃色:大変な目に遭うの
GM:きっとでうす様が見ていてくれてるよね、りり太郎!
凛々丸瑠璃色:りり太郎って誰! そう、“でうす様”はいつだって見てくださってるんですから。不埒なことはできないよ!
GM:清純に頑張ってください~
凛々丸瑠璃色:頑張ります!

GM:それでは次! PC3、日室さん! 自己を紹介せよ!
【キャラシート】
日室重人:アイサー!
GM:おお、苦労してそうな男性だ
日室重人:めちゃめちゃ猫背のビジネスマンです。丸メガネに隈のある目が特徴。
日室重人:あっ最近社長になったんだっけ。ヒムロの社長です。
GM:社長!
GM:シャチョサ~ン
日室重人:接待とかにも慣れていかないと…
日室重人:27歳で、流派はハグレモノ。の、咎目流とかいうやつです。
日室重人:この目、実は魔眼なんだぜ。
GM:そんな……隈があるのに
日室重人:奥義破りしたり、スペシャルを狙ったりしていきます。
日室重人:隈があるからこその魔眼なのかもしれない
GM:曇りある所に輝きアリってわけね
日室重人:そういうこと!
GM:スペシャル狙いの強力な構築のようだ!
日室重人:しかも、背景は末裔。
日室重人:これは……まったく狙ってなかったのですが
日室重人:緋室さんという方が咎目流の最初の方らしく
日室重人:その血を引いてるカモ?ってことらしいですね
GM:はー! なるほどね
GM:咎眼流の首魁と縁があるかも……これは強力そうだ
日室重人:古流忍術、使ってみせよう!
日室重人:ちなみに短所は……純心!!!!!
日室重人:感情でのマイナス修正、命を削らないとできません。
日室重人:信じちゃうんだ、人のこと
GM:魔眼は人の心までは見せてくれねえようだなぁ~
日室重人:そうなんですよね、悲しいことに。
日室重人:今回は頑張って勝ちそうな勢力に売り込んでいくので
日室重人:頑張ろうな、ヒムロのみんな!
日室重人:以上であります
GM:ワーワー
GM:商売人として出島に訪れたようですね……うまく隠忍相手に商談ができるのか!
GM:ちなみに何売ってる会社なんですか?
日室重人:そうですね 主にメガネです
GM:眼鏡屋さんだった
日室重人:メカメガネも最近作ってます
GM:たのしそう
GM:では頑張ってください!
日室重人:はーい!

GM:では最後! PC4、鵲さん! 自己紹介を……せよ!
【キャラシート】
鵲 亨太:はーい
鵲 亨太:鵲亨太、出島の新市街でフリーの何でも屋をやってます。
GM:何でも屋ですって!
GM:歓楽街の何でも屋……これはかなり危険な仕事ですよ
鵲 亨太:仕事はしつつも、金にがめつく何かにつけて依頼料の上乗せを迫る。
鵲 亨太:付いたあだ名が「泥棒亨太」です。
GM:とんでもないあだ名付けられてる……
鵲 亨太:忍法は防諜でダメージを与える機会を増やし、
鵲 亨太:天眼で秘密を取得し、揺らしでダメージを増やすという構成です。
GM:ペロッ……これは! 比良坂機関の流派忍法だ!
鵲 亨太:そうだった言い忘れてた
鵲 亨太:比良坂機関です!
鵲 亨太:下位流派に所属しない代わりに…秘伝の魔琴を取りました
GM:オオー
鵲 亨太:ただしそのせいで対人術と遊芸を取ってるポンコツ忍者になってしまった…
GM:ミドルフェイズから使用できる忍法を修得した、比良坂らしい社会戦だ!
GM:近い特技なら代用判定するというのも一つの手なんですけどね。
鵲 亨太:演出としてはミスディレクションを利用した手業が得意で、
鵲 亨太:手品じみた芸が上手いという感じですね
GM:指先が器用! まさに泥棒だぜ
鵲 亨太:背景は隠れ家。回復判定が強くなるぜ~
鵲 亨太:そして弱点として感情の欠落を選びました。
鵲 亨太:狂信の感情がないです。
鵲 亨太:何かに熱中できないんでしょうね。
GM:信じるべきものなど存在しないというのか、鵲亨太!
GM:神をも恐れぬ男よ……頑張ってください!
鵲 亨太:頑張ります!

GM:では、PC紹介は以上!
GM:この4人が……出島を舞台に争いあう!
GM:改めてよろしくお願いします!
凛々丸瑠璃色:よろしくお願いしまーす!
日室重人:よろしくお願いします!
浮浪:よろしくお願いしますー
GM:それでは早速、導入に入っていこうと思います。

【OP:抗争の予感】

GM:──『出島』。
GM:本来の名前を伊佐那島(いさなじま)と呼ぶ孤島。
GM:遥か過去から、政府に迫害されてきた隠忍の血統の居留地として存在していた。
GM:そして十数年前、神性存在を召喚するために異界との「門」が開かれる事件が発生。
GM:召喚は失敗に終わるも、跡地は異界の法則や技術が満ちた無法地帯となってしまった。
GM:表向き情報発信や交易は封鎖されているが、世界中から隠忍や異類が集う魔界都市である。
GM:そして隠忍以外にも、異界からの渡来人や、未知の歓楽を求めるVIPなど、異界の知識を求める者が多く居留しているのだ。
GM:出島最大の歓楽街「恵比寿町」。異界技術を扱う闇市がある「迷宮街」。「門」発生の跡地に作られたスラム「風来窟」などの地域が存在している。

GM:現在の出島には、二つの派閥があった。
GM:一つは出島の封鎖を続け、隠忍の権益を保とうとする「保守派」。
GM:言わずもがな、出島の主流となる派閥だ。新市街の歓楽街を仕切っている自警組織「恵比寿党」は、保守派の最大勢力である。
GM:もう一つは出島を開放し、独占している異界技術を交易に用いようという「開島派」。
GM:出島に暮らす少数の只人(隠忍ではない人間を区別する呼称)や、島外からの逗留者は、開島派を支持している者が多い。
GM:今はどちらの派閥も静観の状態であり、立場を表明しない者も多い。
GM:しかし、勢力図を変えるような些細なきっかけがあれば──大きな抗争が起こる、危険をも孕んでいる。

GM:このシナリオは「保守派」と「開島派」の二つの派閥の対立にまつわるものです。
GM:PCにはそれぞれ、ハンドアウトに自身の派閥が設定してあります。
GM:派閥が「保留」になっているPCは、クライマックスフェイズの開始時までであれば、保守派か開島派に自分の派閥を変更することができます。(変更をしないことも可能です)
GM:一度派閥を変更したら、それを覆すことはできません。
GM:クライマックスフェイズの戦闘にて、敗北した方の派閥は解体されることになります。

【OP:浮浪】

GM:──出島・歪海

GM:──不動丸が死んだ。
GM:「恵比寿党」の前党首の不動丸は、昔気質の隠忍であり、住民からも慕われていた。
GM:晩年には衰え、十数年前から人を食べることすら止めていたが……それでも新市街において、今に至るまで不動丸への畏敬を忘れる者はいなかった。
GM:軽くなった亡骸が納められた棺が、ゆっくりと歪海に攫われていく。
GM:男の名をたたえるかのように、海は凪ぎ、雲が重く佇んでいた。
GM:海を見下ろす断崖の上。
GM:恵比寿党の部下たちは沈痛な面持ちを見せ……その中には、期待の念も浮かんでいた。
GM:不動丸の唯一の子ども、浮浪の背に対する、期待の念である。
浮浪:「………」党員を背にして、海を臨んでいる。ローブを身に纏い、顔の半分ほどを包帯で覆った青年である。
浮浪:何か言葉を発するわけでもない。ただ、眼下に広がる海原へと吞みこまれる箱を眺めて
浮浪:「あっけないものだな」
浮浪:ポツリ、と言葉をこぼす
浮浪:「いくら長命の性質を持つ妖魔とは言え、最期の時はこんなものか」
浮浪:軽く笑って
浮浪:「まるで人のようだ」
浮浪:党員を振り返る
浮浪:「親父は死んだ」
浮浪:「たった今から、恵比寿党の頭はこの俺だ。」
浮浪:「各々、思うところはあるだろう。親父を慕う者、俺が気に喰わない者、党に骨を埋めると決めた者」
浮浪:「強制はしない」
浮浪:「判断は任せる」
浮浪:「……死んだ者を生き返らせる外法、もあるにはあるだろうが」
浮浪:「組織を死なせるつもりはない」
浮浪:振り返ったまま、党員の間を突っ切るように歩き出す
浮浪:「再編の時だ」
浮浪:いつものように、多くは語らない。
浮浪:一つの意思表示として背中を見せ、先頭を行く。
浮浪:波の音と海風が背中を押す とは、都合よく考えすぎだろうか。
浮浪:「(………ふん)」
浮浪:「(まぁ、やるだけやってみるさ)」
浮浪:歩みを止める気にはなれなかった。

GM:──港湾区・新市街へと続く
GM:潮風を切る浮浪の前に、一人の隠忍が姿を現す。
二口女:「浮浪様」
浮浪:「どうした」視線は向けない
二口女:面頬で顔を覆った、女衒のような衣装の女……”二口女”と呼ばれている。
二口女:彼女は、先代から世話になっていた情報屋だ。
二口女:「この度は……」
二口女:「という挨拶が必要な浮浪様ではございませんでしょう。本題に入らせていただきます」
浮浪:「いい判断だ。やはりお前は信頼できる」この点に関しては、だが
二口女:顔を寄せる。何処より来たとも知れぬ、煙草の香りがする。
浮浪:表情は変えないが、この香りはあまり好みではない
二口女:「会合の日付が、後涙月の日に定まりました」
浮浪:眉根が動く
GM:会合。ここではつまり、出島の各勢力の顔役が集まる「場」のことを指す。
GM:その予定が、二口女の言であれば、数日後に定まったということである。
浮浪:「思ったよりも早い段取りだったな。あの教祖に言うことを聞かせるには、まだしばらくかかると思ったが」
二口女:「ええ、それでございます」
二口女:「本来、今回の会合は、恵比寿党の新たな党首として浮浪様の”顔見せ”が行われる予定でしたが──」
二口女:「もう一人。追加で顔見せをする者が現れ、調整のため予定を繰り上げたとのことにございます」
浮浪:「……まさか」
二口女:「はい。風来窟の貧民を纏め上げたと聞く、修道女」
二口女:「凛々丸瑠璃色。新参と思っておりましたが、教祖の方から彼女の後押しがあったとか」
浮浪:……ついため息を吐く
浮浪:「…落ち込む気などさらさらないが」
浮浪:「こうも落ち込ませてくれないものなのか」
二口女:「お疲れのところ、恐縮でございます」
二口女:深々と頭を下げる。
浮浪:「構わない」
浮浪:「前途多難だが、やりがいはあるさ」
二口女:「ご注意を……」
二口女:「……前途。前途でございますか」
二口女:顔を上げる。茫洋としながらも、どこか鋭い眼差しを向ける。
浮浪:「懸念でもあるのか?」
二口女:「いいえ。ただ、差出がましいことですが」
二口女:「このしがない情報屋に、あなたの展望をお聞かせいただければ恐悦至極にございます」
二口女:「我々を……恵比寿党を、どのような組織にしていくのか」
浮浪:「…なるほど。どのような…か」
浮浪:「そうだな」
浮浪:「”このまま”だ」
二口女:「”このまま”……で、ございますか」
浮浪:「世界から隔たれたこの土地は、俺たちのような存在にとっての安住の地」
浮浪:「それを管理し、統率し、永劫続く故郷を作り上げる」
浮浪:「そのために必要な事が何か分かるか?」
二口女:「……」面頬の上から顎に触れる。
二口女:「浅慮ながら、考えまするに」
二口女:「絶対的な力が必要かと」
浮浪:「そうだ」
浮浪:「まず必要なのは、この土地の平定。」
浮浪:「地盤を固めなければどうにもならない」
浮浪:「何者にも介入させず」
浮浪:「何者にも崩させない」
浮浪:「全ての勢力を」
浮浪:「恵比寿党の配下に置く」
浮浪:「……こんなところだ」
二口女:「ありがとうございます、浮浪様」
二口女:「輝かしい展望。その実現に向け、この二口女も全霊で臨む所存です」
二口女:踵を合わせ、再度頭を下げる。
浮浪:「……ああ」
浮浪:やや間があって、言葉を続ける
浮浪:「予定通りに会合が開かれるよう務めろ」
浮浪:「出島を戦場にするのは、俺も望んでいる訳じゃない」
二口女:目を細める。
二口女:「畏まりました。……また御報告があれば、伺います」
二口女:「もし、御用がございましたら、私は恵比寿町におりますので……これにて」
浮浪:「ああ」
二口女:面頬に煙管を差し込み、煙を吸う。
二口女:ふう、と異国の香りのする煙を吐くと
GM:風に流れるように、女の姿は消える。
浮浪:余韻を残すこともなく、再び歩を進める。
浮浪:(……慣れないな)
浮浪:(頭を下げられるのも)
浮浪:(目の前に誰も居ないのも)
浮浪:今は、自分が先頭に立っている。
浮浪:誰の背中も見えない
浮浪:後ろも振り返れない
浮浪:それでも
浮浪:─────それでも。

GM:「二口女」、そしてPC1のハンドアウトを公開します。

二口女の【使命】 ふたくちおんな。
あなたは恵比寿町でフリーの情報屋を営んでいる隠忍の女性だ。
腕はたしかなようだが、機密保持に関しては脇が甘く、信用は低い。
 
あなたの【使命】は、耳寄りな情報を集めることである。
※このNPCはエキストラ「情報屋(基本p235・エキストラ属性表4番参照)」としても扱う。また、このNPCを目標に情報判定を行う場合、シーンの舞台を恵比寿町にする必要がある。

PC①の【使命】 推奨流派:隠忍の血統 あなたは古くから出島に根をはる隠忍の血統の派閥「恵比寿党」の先代首魁「不動丸」の唯一の子どもだ。
死んだ不動丸の跡を継ぎ、恵比寿党の長となった。
あなたたちは「恵比寿町」を縄張りとしている。
新たな恵比寿党の長として、この派閥をより大きくしたいと考えている。

あなたの【使命】は、恵比寿党の縄張りを大きくすることである。

【OP:凛々丸瑠璃色/鵲亨太】

GM:──恵比寿町
GM:──高級クラブ『血華楼』
GM:赤を基調にした、高級な調度が並ぶ高層の建造物。
GM:大きく月を映す窓からは、赤みがかった光が室内には取り入れられる。
GM:室内は狭くはなく、しかし決して広大でもない。
GM:異類たちが思い思いの席に着き、ある者は会話をし、ある者はじっと前を見ている。
GM:出島の各勢力の顔役──一握りの面々だけが集う、会合の光景であった。
GM:かの不動丸の後継。恵比寿党の新たな党首の、顔見せがいま終わった。
浮浪:目を伏せ、その場から下がる
GM:その力量、立ち居振る舞いを、異類たちは値踏みにかけているようだ。
毛々翁:「嗚呼──有難う」
毛々翁:毛むくじゃら──巨大な獣の毛の塊のような異類が、しわがれた声を上げる。
毛々翁:それは”毛々翁”と呼ばれていた。迷宮街の一角の長でもあり、新市街の長老格としても扱われている。
毛々翁:「恵比寿党の、新たな党首に……」
毛々翁:「ゴホッ。さて、常ならば、顔見せの後は報告に移るところであるが」
毛々翁:「今日は……もう一人。顔見せする相手がいる」
浮浪:(…来たか)値踏みする側として視線を向ける
毛々翁:「ばらばらだった「風来窟」を纏め上げた……隠忍だ」
毛々翁:「凛々丸瑠璃色。ここに」
凛々丸瑠璃色:名を呼ばれたのは修道服に身を包んだ赤毛でショートカットの小柄な女だ。シスターらしからぬ派手なピアスを耳に付けているのが目立つ。
凛々丸瑠璃色:薄い唇にタバコをくわえたまま、困った顔で傍らの子供をあやしている。
凛々丸瑠璃色:「……こら、いい子にしててね。お姉ちゃんはこれから大事な話があるんだから」小声で囁くと前に進み出る。
浮浪:(……)いや、判断するのはまだ早い
凛々丸瑠璃色:「は、はい! 凛々丸瑠璃色です!」周囲をキョロキョロしながら名乗りを上げる。
凛々丸瑠璃色:「う、うわぁ、怖い雰囲気……。緊張するなぁ……」小声で呟いている。
毛々翁:「ここに……なにも難しいことは、ない」
毛々翁:「自己紹介を、してほしいだけだ」
凛々丸瑠璃色:「あっ、は、はい!(毛が喋ってる……)」驚いた顔で彼(?)の方を見る。
凛々丸瑠璃色:「え、ええっと。浮浪さん……浮浪さんって呼んでいいんですよね? 浮浪さんみたいに立派なことは全然言えないんですけど……」
浮浪:取り敢えずその問いに頷いておく
凛々丸瑠璃色:それを見て、ちょっと安心したように小さく微笑む。
凛々丸瑠璃色:「わたしは風来窟で教会を営んでいるシスター・ルリと申します」
凛々丸瑠璃色:「小さな教会なんですけど、身寄りのない人や親のいない子供たちが集まって『漂流会』というちょっとした組織もできました。お、おかげさまでです」
凛々丸瑠璃色:ぺこりと頭を下げつつ言う。
凛々丸瑠璃色:「わたし、夢があるんです」胸元の十字架をきゅっと握る。
凛々丸瑠璃色:「隠忍も人間もない、平等で差別のない世界を作ること」
凛々丸瑠璃色:「それを、まずはこの出島から始めようと思ってます!」
浮浪:「………」
異類たち:ざわ、ざわとした気配が伝わってくる。
凛々丸瑠璃色:「ど、どうぞお見知りおきを!」勢いのままに言い切り、がばりと頭を下げる。
凛々丸瑠璃色:「へ、変かな……!?やっぱり変なこと言っちゃった……!?」
毛々翁:「漂流会……その、子供たちが、部下なのかね」
毛々翁:「子供なのはともかく……只人ばかりだ」
凛々丸瑠璃色:「いえ、部下というか……仲間……家族、ですかね」タバコを噛んだまま言葉を探すように言う。
凛々丸瑠璃色:「わたしは力が欲しいわけじゃありません。戦いを望んでるわけじゃありませんから」
凛々丸瑠璃色:「みんなで平和に暮らせればそれでいいかなぁって……。もちろんちょっとくらいのお金は必要だけど」
凛々丸瑠璃色:「ええっと……そんな感じなんですが……」恐縮したように縮こまって一同を見渡す。
毛々翁:「ふむ──ふむ──有難う」
毛々翁:毛の奥にある、赤い瞳がじっと見ている。
凛々丸瑠璃色:「こ、こちらこそ~」へにゃりと笑って答える。
異類たち:顔役たちも、胡散臭そうに凛々丸と子供たちを見ている。
凛々丸瑠璃色:エキストラのガキは震えながらも顔役の異類を睨み返している。
毛々翁:「新しい組織──『漂流会』に」
毛々翁:「歓迎しよう……ゴホッ」
凛々丸瑠璃色:「あ、ありがとうございます! “でうす様”もきっとお喜びです!」ぱあっと笑顔になる。
浮浪:(……なんなんだ、こいつは)敵意は感じない。だが、何を言っているのかが分からない
毛々翁:「さて、では会合の本題に移ろう。儀来港、米軍駐屯地に動きがあったことだが──」

GM:いくつかの議題と報告のやり取りがなされ、会合は終了した。
GM:顔役たちは帰っていく。あなたたちも立ち去ろうとすると、毛々翁に呼び止められる。
凛々丸瑠璃色:難しい言葉の羅列に顔をしかめていたため、会合が終わった途端にほっとため息を吐いている。
毛々翁:「嗚呼──君たち。浮浪、凛々丸」
毛々翁:ずる、ずる、と近づいてくる。
浮浪:翁に視線を向ける
凛々丸瑠璃色:「あっ。毛のおじさん……。わっ、動いた……!」驚きのあまりに両手と片足を上げる変なポーズを取っている。
毛々翁:「この会合は……新市街の円滑な運営のため、開いている」
毛々翁:「……君たち二人は、若い。新市街のことも、真に詳しくはあるまい」
凛々丸瑠璃色:「は、はい。そんなには……知りま……存じ上げてません!」首をブンブンと縦に振る。
凛々丸瑠璃色:「あ。でも、先代の跡を継いだ浮浪さんは割と詳しい方なんじゃ……」彼の方を仰ぎ見る。
浮浪:「この土地は割と広い」
浮浪:「見えていないところで、情勢が変わっていることもあるだろう」
凛々丸瑠璃色:「ふむふむ……」納得したように頷きながら話を聞いている。
毛々翁:「うむ…」
浮浪:「現状を知れるのなら、願ってもない話だ。」
浮浪:特に会話に応じるつもりもなかったが、答えてしまった。
浮浪:目の前の赤毛の女の雰囲気にあてられているのだろうか。
毛々翁:「そこで、だ……詳しい者を、紹介しよう」
毛々翁:毛々翁は、背後に手招きをする。
凛々丸瑠璃色:「えっ、いいんですか。それ、すごい助かります!」跳び上がらんばかりに喜んでいる。
鵲 亨太:「お呼びですか?」
鵲 亨太:現れたのは癖毛の男。よれた服や弛緩した雰囲気からだらしのない印象を受けるだろう。
鵲 亨太:「鵲亨太っていいます。お見知りおきを。」
鵲 亨太:「生業はネコ探しから道案内まで…まあ平たく言えば何でも屋ですな。」
凛々丸瑠璃色:「よ、よろしくお願いします……」その姿を見た瞬間に目を白黒させ、それから胡散臭そうに彼を見る。
浮浪:「浮浪」簡素に自己紹介を済ませる
凛々丸瑠璃色:「あっ、凛々丸瑠璃色と言います。瑠璃とかシスター・ルリって呼んでください。長いので」浮浪さんの言葉を聞き、遅れて名乗る。
鵲 亨太:「さっき伺いましたよ。」
鵲 亨太:「いやあ二人ともご立派でいらっしゃる。」
凛々丸瑠璃色:「えっ。ああ、あの場にいらっしゃったんですか。いやぁ、立派だなんてとんでもない」照れている。
凛々丸瑠璃色:「……浮浪さん、この人、良い人ですよ。信用できそうです」こそこそ声で囁いている。
浮浪:(余計なことを喋るな)凛々丸に返す
鵲 亨太:「で? 毛々翁。道案内だけで構いませんか?」
鵲 亨太:「情報を融通するのならそれなりのお代を戴きたいのですが…」
毛々翁:「わかっているだろうに……ゴホッ」
毛々翁:「只人ではあるが、彼より新市街の情勢に通じた者は、多くはない」
毛々翁:「代金を払うのは、君たちだ」
凛々丸瑠璃色:「…………わたしたち!?」
毛々翁:「円滑な……組織の切り盛りに、役立てると良い」
浮浪:「誠意を見せろ と。そういう話か」
鵲 亨太:「そうですかそうですか。」にへら、と笑う。
凛々丸瑠璃色:「浮浪さん~、この人やっぱり信用できないかもです~」うげえ、という顔をしている。
凛々丸瑠璃色:「いきなりお金の話だなんて~」
浮浪:(だから余計なことを喋るな)凛々丸を諫める
凛々丸瑠璃色:むう、と頬をふくらませている。
鵲 亨太:「というわけで早速ご案内しましょうか。」
凛々丸瑠璃色:「はぁい。ええっと……鵲さん?亨太さん?ちなみにお代をまけていただくことっていうのは……」
鵲 亨太:「金目のものなら何でもいいですよお。」
浮浪:「そうなったら」
浮浪:「俺の方が、多く金を払うだけだ」
鵲 亨太:「ほう。」
浮浪:「それでいいんだろ、情報屋」
凛々丸瑠璃色:「びた一文まからないってことですね。分かりましたぁ」
鵲 亨太:「随分買ってるんですねえ、シスターを。」
浮浪:「単に慎重なだけだ」
凛々丸瑠璃色:気を取り直して鵲さんの後についていきながら二人のやり取りを聞く。
鵲 亨太:「ええ。金の出所は問いませんよ。」
鵲 亨太:「………ま、出所という情報も金の代わりになりますがね。」
凛々丸瑠璃色:「……なんか難しい話してる」むむむ、という顔をする。
鵲 亨太:「恵比寿党の懐事情はいかがです?」
凛々丸瑠璃色:「ど、どうなんですか、浮浪さん。やっぱりお金持ちなんですか」一緒になって浮浪さんの方を見る。
浮浪:「抜け目がないな」知り合いの情報屋に似ている という言葉を飲み込む。専属の顧客だと思わせていた方がいい
浮浪:「抱えるものが多いと、維持するにも金がかかる」
浮浪:「あとは想像に任せるさ」
凛々丸瑠璃色:「ん~……?」眉根を寄せ、考えを巡らせている。
鵲 亨太:「………大変ですねえ。」
凛々丸瑠璃色:「鵲さん、今の分かったんですか。あとでこっそり教えてください!」彼にひっつき、大きな声でこそこそ話をする。
鵲 亨太:「では、毛々翁。我々はこれにて。」
毛々翁:「嗚呼──」
凛々丸瑠璃色:「あっ。またお会いしましょう。毛のおじさん!」ぺこりと一礼する。
鵲 亨太:「ははは、知りたければ追加でお金を払うことですね。」シスターに返す。
毛々翁:「くれぐれも、街に問題を、起こさぬようにな」
浮浪:頷いて返す
凛々丸瑠璃色:「ほら~、またお金だ~」文句を言いながら鵲さんを軽く肘で小突き、彼から離れる。
GM:騒めきながら、血華楼のホールからは、次第に一人の影も無くなる。
GM:喧噪は、街の中へと潜伏していく。

GM:「毛々翁」と、PC2、PC4のハンドアウトを公開します。

毛々翁の【使命】 けけおう。
あなたは新市街の顔役として知られている、毛羽毛現(けうけげん)という種族の隠忍だ。
島には古くから住んでおり、出島で起きた様々な事件にも通じている。
現在は迷宮街にある古書通りのまとめ役をしている。
 
あなたの【使命】は、平穏に生き延びることである。
※このNPCを目標に情報判定を行う場合、シーンの舞台を古書通りにする必要がある。

PC②の【使命】 推奨流派:隠忍の血統 あなたは最近、出島のスラムである「風来窟」で頭角を現す若き隠忍である。
隠忍たちの支配に嫌気がさしている者を集め、新興の派閥「漂流会」を組織した。
手始めに「風来窟」を縄張りにして、勢力を拡大している。
 
あなたの【使命】は、漂流会の縄張りを大きくすることである。

PC④の【使命】 推奨流派:比良坂機関 あなたは新市街でフリーの何でも屋を営んでいる。
「恵比寿党」と「漂流会」の間で、戦争の気配が近づいており、あなたの仕事も忙しくなりそうだ。
 
あなたの【使命】は、この機会に一儲けして、クライマックス終了時点で特殊忍具「お金」を二個以上貯めることだ。

【OP:日室重人】

GM:──迷宮街
GM:──夕闇市場
GM:日も落ち、闇に包まれた街の一角。
GM:空間異常が発生し、内外で広さが違うという『迷宮街』にも、社会は存在している。
GM:ランプに羽虫がたかり、魚介類の匂いが鼻につく開けた土地。
GM:一つの屋台の周りにいくつもテーブルが配置され、気分の良さそうな客によって賑わっている。
店員:「はいよ。燻製ニシンの活け造りだ」
GM:あなたのテーブルにも、どかりと大皿が置かれる。
GM:恐らくは魚なのだろうが……生とも加熱物ともつかない。こんな料理ばかりだ。
日室重人:猫背の陰気そうな男が、丸眼鏡を曇らせて頭をぺこりと下げる。
日室重人:「いただきます」
日室重人:むぐむぐと謎の料理を咀嚼する。
日室重人:(やはり、まともなものは期待できませんか)
日室重人:異界ということを強く実感する。
日室重人:味もクセが強い。慣れれば、旨く感じるのであろうが。
日室重人:半ばまで食べた辺りで、周りを眺める。
日室重人:(それでもここでやっていくと決めた以上は)
日室重人:(適応して行かなくては……)
GM:ガシャァン!
日室重人:ビクッ
恵比寿党党員:「何だと! もう一遍言ってみろ、この野郎!」
GM:背後のテーブルで、血相を変えて男が怒鳴り声をあげている。
GM:装飾品などから、新市街を仕切っている「恵比寿党」のメンバーであると見て取れるだろう。
日室重人:「………」
スラム住民:「何度でも言ってやるさ! 力ばかりの能無しは、もうこの島にいらないんだよ!」
スラム住民:「聞いたぜ! お前たちの親玉は死んじまったそうじゃないか!」
スラム住民:「もうお前たちの時代じゃない。『漂流会』がこの町でのし上がるんだ!」
GM:強い調子で反論しているのは、襤褸切れのような衣装を纏った只人だ。
GM:恐らくは、出島のスラム「風来窟」の住人だろう。
日室重人:その揉め事を暫く観察している。
日室重人:はあ、と大きなため息をひとつ吐いて、
日室重人:「あ、あのぅ」
日室重人:思いもよらず大きく響く声で、二人に割って入る。
日室重人:「え、ええと。おふたりとも。少し、落ち着きませんか」
日室重人:「お互いに…言い分があるのは、わ、わかりますが」
恵比寿党党員:「なんだてめぇ。角無しが割り込んでくるんじゃねえよ」
日室重人:(時代遅れの選民思想)
日室重人:(これは、骨が折れそうですね)
恵比寿党党員:「猿同士で庇いあいか? 山に帰りな!」
恵比寿党党員:ブン! と金属棒を振り上げ、二人まとめて吹き飛ばそうとする。
日室重人:「失礼」
日室重人:スラムの住人の手を取り、高く跳ぶ。
日室重人:金属棒は空を切るだろう。
スラム住民:「うわぁっ」
恵比寿党党員:「待て!」
恵比寿党党員:近くのテーブルを引っ掴み、投擲する。周囲はむちゃくちゃだ。
日室重人:「ああ……ダメですよ。こういうことで、組織の評判は落ちていくのです」
日室重人:眼鏡を外す。
日室重人:恵比寿党の若者は、体が痺れる感覚を味わうだろう。
日室重人:「『不動丸』様は立派なお方だったと聞き及んでおります」
日室重人:「その名を、あなたは穢したいのですか?」
恵比寿党党員:「ぐおっ……」
恵比寿党党員:「てめぇ……角無し風情が、あの人の名前を語るんじゃねえよ」
恵比寿党党員:ぎりぎりと歯ぎしりをする。
日室重人:「私などはまだいいのですよ」
日室重人:「次々に、その名を口にする只人が増えていくでしょう。それも、褒め称えるのではなく」
日室重人:「地に落とすような言葉で」
日室重人:「あなたが誇りを持つのはいい。ただ、周囲をもっとよく見ることですね」
日室重人:「でなければ、すべては暗い闇の中忘れられていくでしょう。あなたも、あのお方も」
日室重人:「ああ……申し遅れました。私はこういうものです」
日室重人:名刺を党員にぺらりと投げ渡す。
日室重人:「有限会社ヒムロの日室重人。どうぞお見知りおきを」
恵比寿党党員:「チッ……覚えてろ!」
恵比寿党党員:名刺を握りつぶし、ずかずかと立ち去っていく。
日室重人:「ええ……覚えておきましょう」
日室重人:眼鏡を掛け直し、スラムの住人の様子を見る。
スラム住民:「げほっ、礼を言うべきだろうな」
スラム住民:「でも、止めないでくれりゃあ、もっと良かったんだけど」
日室重人:「なんとか、無事のようですね」
スラム住民:外套を少し持ち上げる。その下には、肉体と一体化した奇妙な銃器が握られている。
スラム住民:生体銃……異界の技術によって生み出された、妖魔武器の一種だ。
日室重人:「……おお」
漂流会メンバー:「俺たちのボスは平和主義者でね」
漂流会メンバー:「自分から手を出すと、こっぴどく叱られるのさ」
漂流会メンバー:「だから正当防衛って言い訳が立ってから、あの鬼野郎の頭にぶち込んでやろうと考えていたんだよ」
日室重人:「それは……大変、申し訳ないことを致しました」
日室重人:「ただ、こちらとしても商談相手を減らしたくない都合がございまして」
日室重人:「……はは。どうにもうまくいきませんでしたが……」
漂流会メンバー:「それもこれも、恵比寿党のやつらが幅をきかせてるせいだよ」
漂流会メンバー:「出島が開かれれば、もっと生きやすくなるはずだ……」
漂流会メンバー:「おっと、悪いが、こっちも仕事があるんだ」
漂流会メンバー:「風来窟の『漂流会』に来てくれりゃ、商談の手助けができるかもな」
漂流会メンバー:スラムの住民は挨拶もそこそこに、足早に去っていく。
日室重人:それを見送って
日室重人:「……本当に、骨が折れそうですね」
店員:のそのそと背後の屋台から出てくる。
店員:「あんた、結構な腕が立つな。俺にも名刺をくれるか?」
日室重人:「ああ!ご主人。もちろん構いませんよ。今日の分は弁償いたしますし」
日室重人:「当方の腕を気に入っていただけたのなら幸甚でございます」
店員:「弁償してくれるなら助かるが…あんた新参だろう」
店員:「礼と言っちゃなんだが、あのいざこざを起こした連中のこと、少し教えてやるよ」
七目:「俺は”七目”。酒と料理と妖魔武器の屋台、『眼球屋』の店主さ。客どもの噂話には、ちょっとばかし詳しいぜ」
日室重人:「おお、それはありがたい」
GM:というわけで、保守派と開島派の軋轢、恵比寿党と漂流会の末端の間で起こる小競り合いといった
GM:新市街における情勢を日室さんは伝えられます。
七目:「ほかの有力な勢力は様子見を決め込んでる。勝ちが決まるまで手出しはないだろう」
七目:「だからこそ、あんたいみたいな新参者が売り込むなら、今が機だぜ」
七目:「腕でも、商品でもいいけどよ」
日室重人:「なるほど」
七目:「その気があるなら、どっちかに売り込んでみたらどうだ?」
七目:「どっちつかずじゃあ、どちらからも信頼されねぇぜ」
日室重人:「仰る通りですね」
日室重人:「よく見極め、馬の背に飛び乗りましょう」
七目:「グフフ、いいな。気に入った」
七目:七つの……六つの生きた眼と、機械じみた一つの眼を輝かせて笑う。
日室重人:(この目……)
日室重人:(是非、眼鏡をお作りして差し上げたいですね)

GM:「七目」と、PC3のハンドアウトを公開します。

七目の【使命】 ななめ。
あなたは夕闇市場で「眼球屋」という屋台を営んでいる。
そこでは、酒や渡来人の異界遺産も取り扱っている。
名前の通り、妖魔武器を含め、七つの目を持っている。面白そうな異界遺産には目が無い。
 
あなたの【使命】は、珍しいアイテムを入手することである。
※このNPCを目標に情報判定を行う場合、シーンの舞台を夕闇市場にする必要がある。

PC③の【使命】 推奨流派:ハグレモノ
あなたは最近出島に流れ着いてきた忍者である。
この奇妙な街で一旗あげようと思っているが、「恵比寿党」と「漂流会」の間、戦争が起きようとしている状況で、どう動くべきか……。
今のところ派閥は「保留」としておこう。
 
あなたの【使命】は、この戦いの勝者となるであろう派閥に自分を売り込むことである。

勢力戦ルール

GM:本セッションには、「勢力戦」という特殊ルールが存在します。
GM:ルールは以下の通り……

☆特殊ルール『勢力戦』
■区画カード
ハンドアウトの一種で、出島の影響力のある様々な場所を表したものです。
PCたちは、この区画の支配権を奪い合うことになります。

プレイヤーがいずれかの区画を支配下においた場合、該当する区画カードを入手し、縄張りとします。
区画カードはプライズとしても扱います。
ドラマシーンに受け渡すことはできませんが、戦闘の戦果として奪うことができます。

■戦争
このシナリオ専用の追加ルールです。自分がシーンプレイヤーのドラマシーンで、以下の「占領」か「抗争」を行うことができます。
また、各サイクルの最後に「影響力チェック」を行います。

①占領
占領は中立の区画を入手するための行動です。
現在のシーンの舞台が、誰の縄張りでもない場合に補助判定として行うことができます。
占領に挑戦する者は、その区画に設定された指定特技のうち、いずれか一つを選んで判定を行ってください。これを占領判定と呼びます。
占領判定に成功した場合、その区画を自分の縄張りにすることができます。失敗した場合、その区画に設定された「失敗」の効果を受けます。

②抗争
抗争は、敵の支配する区画を奪うための行動です。
現在のシーンの舞台が、誰かの縄張りのときに補助判定として行うことができます。
抗争に挑戦する者は、現在のシーンの舞台の持ち主を目標に選びます。
そして、何らかの忍具を一個消費して、目標が修得している特技の中から、ランダムに一つを選びます。その特技の判定を行ってください。
これを抗争判定と呼びます。

抗争判定に成功した場合、目標から、そのシーンの舞台となっている区画カードを奪い、自分の縄張りにします。
判定に失敗した場合、その区画に設定された「失敗」の効果に加え、【生命力】を1点失います。

■影響力チェック
各サイクルの終了時、PCは互いの縄張りの数、【影響力】を比べあいます。
【影響力】が大きいPCは、特殊忍具「お金」を一個獲得できます。
互いの勢力の【影響力】が同じだった場合、もっとも区画番号が小さい数字の区画カードを縄張りにしている者が最大派閥になります。
また、クライマックスフェイズの舞台を選ぶことができるのは、その時点での最大派閥のPCになります。

●同盟
各PCは、相手の同意があれば、好きなタイミングでほかのPC一人と同盟を組むことができます。
一度組んだ同盟は破棄することはできません。
また、同盟の人数を三人以上にすることはできません。

誰かと同盟を組んだ場合、影響力チェックのときに、その縄張りの数を合計することができます。
特殊忍具「お金」をどちらかのPCが獲得するかは、同盟内で話し合って決めてください。
また、自分の派閥が「保留」になっているPCは、同盟を組んだ時点で自動的に同盟相手と同じ派閥になります。

■縄張りの効果
縄張りを手に入れた者には、以下のような効果を使うことができます。

①資金
その区画を最初に縄張りにした者は、そのカードに設定された【資金】と同じ数だけ特殊忍具「お金」を獲得します。
この効果によって獲得した「お金」は、このカード上で管理します。
抗争などで区画カードの持ち主が変わった場合、そのカードの上にある「お金」も一緒に移動します。
区画カードの上にある「お金」は、忍具の最大所持数に含まれません。

②登場権
自分の縄張りを舞台にしているドラマシーンには、自由に登場することが可能です。
このとき、シーンプレイヤーに許可をとる必要はありません。

③区画効果
縄張りを手に入れた者は、縄張りに設定されている特殊な区画効果を使用できます。

GM:とても長いですね。
凛々丸瑠璃色:ほどほどの長さ
浮浪:なっが…♡
鵲 亨太:なかなかだぜ
GM:簡単に言えば、

・PCは自分のドラマシーンで、新市街の色々な区画を自分の縄張りにできます。人の縄張りを奪うこともできます。
・各サイクルの終了ごとに、縄張りの数比べを行います。
・最大二人までの同盟を組み、数比べのときに縄張りの数を合計できます。
・数比べに勝つと、お金が貰えます。また、クライマックス戦闘の舞台を好きに選べます。
・縄張りの持ち主は、区画に設定されたお金を使ったり、特殊効果を使用できます。

GM:こんな感じです
凛々丸瑠璃色:ふんふん
凛々丸瑠璃色:はい、GM!質問です!
GM:はい、どうぞ!
凛々丸瑠璃色:占領とか抗争のための判定は普通のドラマシーンの情報判定や感情判定とは別にできるんでしょうか?
GM:そうですね。補助判定と書いてあるものは、情報判定などとは別に行うことができますよ。
凛々丸瑠璃色:なるほど~
浮浪:ふむふむ
凛々丸瑠璃色:順番はどっちの判定が先とかあるんですか?それとも自由に決めていいんです?
GM:そうですね。詳しいタイミングは書いてないようなので
GM:どちらが先でもよいこととします。
凛々丸瑠璃色:わかりました!
凛々丸瑠璃色:だいたい今のところ気になるのはそれくらいかな……?
GM:へい
凛々丸瑠璃色:他の皆さんももし何かあれば!
鵲 亨太:こちらは大丈夫です!
日室重人:今のところ大丈夫!
GM:はーい
GM:それでは、勢力戦の肝心でもある、区画カードを公開しますね。6種類存在しています。
凛々丸瑠璃色:いよいよ!

■区画番号:1
恵比寿町(えびすちょう)
出島で一番の歓楽街。異次元の美味や快楽を味わえる飲食店や風俗店が建ち並ぶ。
資金:2
指定特技:《九ノ一の術》《兵糧術》
失敗:射撃戦ダメージを1点受ける。
区画効果:このシーンを舞台にしている場合、持ち主とその同盟者はあらゆる判定にプラス1の修正がつく。


■区画番号:2
風来窟(ふうらいくつ)
奈落周辺にあるスラム。濃い瘴気が漂い、視界が悪い。只人や逃げ出した偽生者などが生活している。
資金:1
指定特技:《意気》《人脈》
失敗:集団戦ダメージを1点受ける。
区画効果:このシーンを舞台にしている場合、持ち主とその同盟者以外はあらゆる判定にマイナス1の修正がつく。


■区画番号:3
夕闇市場(ゆうやみいちば)
迷宮街の中にある闇市。渡来人由来の様々な異界遺産が売られている。
資金:1
指定特技:《絡繰術》、《記憶術》
失敗:行方不明の変調を受ける。
区画効果:この縄張りの持ち主とその同盟者は、サイクルの終了時に【生命力】を1点回復するか、変調を一種回復できる。


■区画番号:4
古書通(こしょどおり)
迷宮街の中にある古本屋群。秘伝書や魔道書、稀覯書などが売り買いされている。
資金:0
指定特技:《意気》《人脈》
失敗:判定した者が選んだ忍具を一個失う。
区画効果:この縄張りの持ち主は、自分のドラマシーンに特殊忍具「お金」を一個消費すると、追加で情報判定を一回行うことができる(1シーンに一度まで)。


■区画番号:5
酒呑洞(しゅてんどう)
恵比寿町にある地下格闘場。人界異界からあらゆる腕自慢が集まり、日々、賭け試合が行われている。
資金:0
指定特技:《怪力》《詐術》
失敗:接近戦ダメージを1点受ける。
区画効果:この縄張りの持ち主は、占領判定、抗争判定にプラス1の修正がつく。また、このシーンを舞台にして戦闘を行う場合、この縄張りの持ち主は戦闘の開始時に戦場を好きなものにすることができる。


■区画番号:6
ヒトガタ団地
傀儡町にある偽生者と呼ばれる人工生命たちの住宅。従順な労働者として活用されている。
資金:1
指定特技:《傀儡の術》《死霊術》
失敗:集団戦ダメージを1点受ける。
区画効果:この縄張りの持ち主の縄張りに対して抗争判定を行う場合、マイナス1の修正がつく。また、この縄張りの持ち主は「動死体」(基本p190)の従者を一人獲得する(縄張りを失うと、無くなる)。

GM:このように、様々な区画効果がありまする
日室重人:なるほどね
GM:通常のセッションでは、自分のドラマシーンを開始するときにはシーン表というものを使いますが
GM:今回のセッションでは、この区画カードから一枚を選んで、シーンとしてもらいます。
凛々丸瑠璃色:これ。わたしと浮浪さんは自分の縄張りは初めから持ってるんですか?それとも自分の縄張りも占領しにいかないといけない?
GM:持っていないですね!
凛々丸瑠璃色:そ、そんな~
GM:凛々丸さんも浮浪さんも、まだ新顔ですし
GM:土地すべてを纏め上げるには、動乱が必要なのだ
凛々丸瑠璃色:そ、そっか。まだ反対勢力もそこそこいるんだ
GM:では、ちょっと情報が大量に出たので
GM:少し休憩時間を取ってから、メインフェイズを開始していきましょう!
日室重人:了解です!
鵲 亨太:はーい
GM:質問はその後でも受け付けますのでね
凛々丸瑠璃色:了解です~
鵲 亨太:休憩します!
浮浪:了解ですー

GM:☆再開☆
GM:それではメインフェイズは2サイクル
GM:メインフェイズの行動順が重要になるシナリオなので
凛々丸瑠璃色:うむむ
GM:1D100を振って高い人から行動ということになっております
浮浪:運なのか
日室重人:やるか…
凛々丸瑠璃色:おお、なるほど。
GM:なんか…そうみたい
凛々丸瑠璃色:では、振りましょう!
浮浪:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 55

凛々丸瑠璃色:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 80

日室重人:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 77

鵲 亨太:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 33

鵲 亨太:しょぼん
日室重人:ゾロ目多っ!
GM:不思議
凛々丸瑠璃色:ゾロ目バトルで勝負だ

GM:メインフェイズを開始します。
GM:第一サイクルを開始します。

第一サイクル

【第一サイクル:凛々丸瑠璃色】

GM:区画カードと、登場希望のキャラクターを宣言してください。
凛々丸瑠璃色:あっ、はい!
GM:どんな行動をする予定かも宣言すると親切らしいのじゃ
凛々丸瑠璃色:ど、どうしようどうしよう
凛々丸瑠璃色:とりあえず教会がある風来窟のエリアだけでも手に入れたいので
凛々丸瑠璃色:風来窟でスタートしようかなとは思ってるんですけど
凛々丸瑠璃色:指定特技の《意気》も《人脈》も持っていないので……
凛々丸瑠璃色:GMさん!ルルブを見つめてるんですが、ドラマシーンで誰かと感情を結んで、その後に感情判定をもらって占領の判定をするっていうのもできますかね?
GM:お、素晴らしいですね!
GM:補助判定のタイミングは自由ということにしたので、そのように行動することも可能です!
凛々丸瑠璃色:あっ、よかったです!
凛々丸瑠璃色:じゃ、じゃあ誰か
凛々丸瑠璃色:誰か……プラスの感情を結んで助けてくれそうな人を……
凛々丸瑠璃色:(周囲を見渡している)
凛々丸瑠璃色:浮浪さん……は助けてくれるか分からないよな……
凛々丸瑠璃色:か、鵲さん!何でも屋さんですよね!助けてください!
GM:見極めるのじゃ
鵲 亨太:ほうほう
凛々丸瑠璃色:何でもしますから!
鵲 亨太:これってこっちに決定権在りましたっけ
GM:そうですね! 呼ばれた人は登場の拒否が可能です
凛々丸瑠璃色:そ、そりゃあ嫌なら断ってもいいですけど……!
GM:感情修正をするかどうかも決定権があります
鵲 亨太:まあ呼ばれよう。
GM:OK。

GM:──風来窟。
GM:十数年前に開いた「門」の跡地に形成されたスラムである。
GM:「門」の向こうから流れてくる瘴気によって、とても住みやすいとは言えない環境のまま
GM:隠忍に排斥された只人や、姿を隠したい犯罪者が潜伏する土地となった。
漂流会メンバー:「ごほっ、ごほっ……」
漂流会メンバー:「腹が減った……」「また流行り病が……」
漂流会メンバー:「俺たちの平和を目指すんだ。そうすれば、シスターが何とかしてくれる…」
凛々丸瑠璃色:「ケンタ。これ、食べて。パン屋さんのおばさんからもらったんだ!」「ポンくん、町医者のおじさんから薬もらってきたよ。ちょっとだけど……。少しでも体良くなるといいね」
凛々丸瑠璃色:明るい声でスラムの住民たちに話しかけながら風来窟をてってこ歩く。
凛々丸瑠璃色:そうしながら後ろを振り向き、男性に声をかける。
凛々丸瑠璃色:「ここはわたしの方が慣れてると思いますし、わたしが案内しますね!」
凛々丸瑠璃色:明るい笑顔。歌うような上機嫌な声色だ。
凛々丸瑠璃色:「風来窟はどうですか、鵲さん。活気があって良いところですよね」
鵲 亨太:「そうですね。」蹲った只人たちを眺めながらシスターの後に続く
鵲 亨太:「………この方々、家は?」
凛々丸瑠璃色:「ああ。どうしても雨風を防ぎたい時や休みたい時は教会に来ることもありますよ!」
鵲 亨太:「………そうですか。」
凛々丸瑠璃色:「……本当はみんな屋根のある家に住めるのがいいんでしょうけど、なかなかね」ふにゃりとした弱々しい笑顔を浮かべる。
凛々丸瑠璃色:「それでも、この風来窟はわたしの育った場所だからなんとしても守りたいんです」
鵲 亨太:「具体的には?」
凛々丸瑠璃色:「ぐ、具体的に……!?」思ってもみなかった質問にあわあわする。
鵲 亨太:「あなたは自己紹介の場で”戦いは本意ではない””でも金は少しは必要”と言ってましたが、」
凛々丸瑠璃色:「は、はい……」
鵲 亨太:「これだけの人数の衣食住を賄うには少しでは足りませんよ。」
鵲 亨太:「それに、金を集めたら集めたで、」
鵲 亨太:「その金を目当てに暴力を振るう勢力も出てくるかもしれない。」
凛々丸瑠璃色:「暴力はダメです」きっぱりとした口調で言う。
凛々丸瑠璃色:「それは、“でうす様”の教えに反します」
鵲 亨太:「いいえ。」
鵲 亨太:「現世を支配するのはあくまで法です。」
凛々丸瑠璃色:その言葉を聞き、瞳に不安の色をよぎらせる。
鵲 亨太:「法はペンを握る人間が決め、」
鵲 亨太:「ペンを握る人間を決めるのは剣を持つ人間です。」
凛々丸瑠璃色:「鵲さんのお話は難しいです。でも、なんとなく分かります」
凛々丸瑠璃色:「わたし、別に王様になりたいとかじゃなくて。みんなが平和に暮らせればそれでいいんです」
凛々丸瑠璃色:「お金だってそんなにたくさんは要らない。毎日のご飯を買うだけのお金があれば十分」
凛々丸瑠璃色:「ご飯が食べられないのは辛いですから」道端の男のそばにしゃがみ込み、パンを手渡しながら言う。
凛々丸瑠璃色:「縄張り争いとか、勢力争いとか、そんな噂もありますけど。わたしは本当はこの風来窟だけでも守れればそれでもいいんですよね」
凛々丸瑠璃色:タバコをくわえ、どこか物憂げに遠くを見つめる。
凛々丸瑠璃色:「あ、あの。鵲さん。亨太さん。今はこの風来窟もあちこちから圧力を受けています」鵲さんの方に向き直る。
鵲 亨太:懐に手を入れ、ライターを取り出す。
鵲 亨太:シスターに近づいて咥えた煙草に火をつけてやる。
凛々丸瑠璃色:人懐っこい笑みを浮かべ、タバコを吸う。
鵲 亨太:「手が、いりますか?」
凛々丸瑠璃色:小さく頷く。
凛々丸瑠璃色:「今だけでもいいんです。この風来窟を守るために力を貸してもらえないでしょうか」
鵲 亨太:「…………。」
凛々丸瑠璃色:「も、もちろんタダでとは言いません!」わたわたと懐をあさる。
凛々丸瑠璃色:「こ、これ!」預金通帳を取り出して見せる。
凛々丸瑠璃色:「わたし、大した趣味もないんですが……ぼんやりと預金通帳を眺めてる時だけは心が癒されるんですよね……」
凛々丸瑠璃色:「無一文からよくここまで来たなぁって……」
凛々丸瑠璃色:「あげます。鵲さんからすれば大した額じゃないかもしれないですけど……」
凛々丸瑠璃色:恥ずかしそうな申し訳ないような顔で言う。
鵲 亨太:「承りましょう。」
鵲 亨太:「ああ、失敗したらお代はいりませんよ。」
鵲 亨太:「そうしたら本物の泥棒だ。」
凛々丸瑠璃色:「失敗しないでしょう。鵲さんは」
凛々丸瑠璃色:「どです?」くしゃくしゃのタバコの箱から一本出して差し出す。
鵲 亨太:「随分買ってくれますね。」煙草を受け取る
凛々丸瑠璃色:「プロの何でも屋さん。信頼してますよ」
凛々丸瑠璃色:「あ。ライター……ないや……」わたわたと懐をあさり、それから申し訳なそうに身を寄せる。
凛々丸瑠璃色:「ちょっとだけ我慢ね!」顔を少し赤くしながら、自分のタバコで彼のくわえたタバコに触れる。
鵲 亨太:「これはどうも……。」
凛々丸瑠璃色:火がついたのを確かめると、けほけほとむせながら顔を離す。
凛々丸瑠璃色:「じゃ、じゃあよろしくお願いしますね。鵲さん!」
鵲 亨太:「さぁて、働くとしますか。」

凛々丸瑠璃色:というわけでまずは感情判定をします!
GM:はーい 特技を宣言して判定してください
凛々丸瑠璃色:特技はなんでもいいんでしたっけ
GM:ロールにあっているものでしたらなんでも結構です!
凛々丸瑠璃色:じゃあ、《兵糧術》で判定します!タバコをあげたので
GM:ニコチンが必須な人もいるしね 判定どうぞ~
凛々丸瑠璃色:いくよー
凛々丸瑠璃色:2D6>=5 (判定:兵糧術)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 5[1,4] → 5 → 成功

鵲 亨太:ギリギリ!
凛々丸瑠璃色:あ、危ない……!
GM:成功ですね。
凛々丸瑠璃色:わーい、成功!
GM:では凛々丸さんと鵲さんは互いにETを振ってください~
凛々丸瑠璃色:感情表!振ります!
GM:ETって入力すれば出ますYO
凛々丸瑠璃色:マジですか
凛々丸瑠璃色:やってみよう
凛々丸瑠璃色:ET
ShinobiGami : 感情表(3) → 愛情(プラス)/妬み(マイナス)

鵲 亨太:ET
ShinobiGami : 感情表(1) → 共感(プラス)/不信(マイナス)

鵲 亨太:共感にしよう
凛々丸瑠璃色:愛情
凛々丸瑠璃色:愛……ではないけど信頼してるのも愛情に含めていいですか?
GM:いいですよ~
凛々丸瑠璃色:では、愛情で取得してください!
凛々丸瑠璃色:してくださいじゃない。します。
GM:キャラシにメモしておくと良いでしょう。
凛々丸瑠璃色:はーい。
凛々丸瑠璃色:では、改めて風来窟を占領するための判定をします!
GM:了解です。風来窟に設定された指定特技は《意気》か《人脈》
凛々丸瑠璃色:鵲さん、手に入る資金はあげるので感情判定をもらえると助かるなぁ……なんて……
GM:どちらかを選んで判定を行ってください
凛々丸瑠璃色:《意気》で判定します。《意気》は持っていないので《詐術》で代用!
鵲 亨太:感情なげます!
鵲 亨太:これで+1かな?
凛々丸瑠璃色:やった!助かります!
GM:(※資金は区画に基づくので移動しない可能性がありますが、今回は資金の使用権のみの譲渡可能という裁定です)
GM:では判定をどうぞ~
凛々丸瑠璃色:はい!いきます!
GM:《詐術》から目標値は7 いけるかな
凛々丸瑠璃色:2D6+1>=7 (判定:詐術)
ShinobiGami : (2D6+1>=7) → 12[6,6]+1 → 13 → スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)

鵲 亨太:すご!?
GM:つよE
凛々丸瑠璃色:やった!鵲さんのおかげです!
GM:これは風来窟の希望
凛々丸瑠璃色:よかった~。これで教会を守れたよ。
GM:それでは、凛々丸さんは風来窟を「縄張り」とします!
凛々丸瑠璃色:はい!これでみんなの住む場所は守れました!
GM:資金として特殊忍具「お金」を1個獲得。
GM:これは判定直後に使用することで、達成値を+1できる効果の忍具です。
凛々丸瑠璃色:わぁい。でも、これは鵲さんのものですからね。
GM:一度の判定に使用できる数は2個まで。
GM:では鵲さんに風来窟の資金が譲渡されました。

鵲 亨太:「まずはここの人たちの腹を満たさないとね。」
凛々丸瑠璃色:「ご飯……ですか?」きょとんとした顔で鵲さんを見上げる。
鵲 亨太:「教会だけでなく風来窟の人が集まるところで炊き出しを行い、」
鵲 亨太:「来た人に”漂流会”の名を宣伝します。」
凛々丸瑠璃色:「おお……」驚きに目を見張る。
鵲 亨太:「夕闇市場から食料を仕入れて」
鵲 亨太:「出来ればテント代わりになる撥水性の布や毛布の譲渡、」
鵲 亨太:「といったところですか。」
凛々丸瑠璃色:話を聞きながらこくこくと頷く。
鵲 亨太:「衣食住、特に食を満たして名を広めましょう。」
鵲 亨太:「というわけでこの資金は有効に使わせてもらいます。」
凛々丸瑠璃色:「すごい。鵲さん、やっぱり頭が良いんですね……。って、あ、いや、そのお金は鵲さんにあげたもので……」
鵲 亨太:「ともかく、漂流会で動ける人員をご用意してください。」
鵲 亨太:「忙しくなりますよ。」
凛々丸瑠璃色:「わ、分かりました! 任せてください。買い出しも料理も大得意です!」
凛々丸瑠璃色:走り出す直前に立ち止まり、鵲さんの方を向く。
凛々丸瑠璃色:「本当にありがとうございました。亨太さん」
鵲 亨太:「いえ、お代を貰ってますからね。」
凛々丸瑠璃色:「じゃなくて」
凛々丸瑠璃色:「暴力じゃなくて、こういう方法で風来窟を守れるようにしてくれて」
凛々丸瑠璃色:「嬉しかったです」
鵲 亨太:「………ま、僕は暴力が得意じゃないだけなので。」
凛々丸瑠璃色:「なら、わたしたち似た者同士かもですね」
凛々丸瑠璃色:「では!」小さく微笑んでそれだけ言うと、忙しそうにてってこ走り出す。
鵲 亨太:「……………似た者同士、か。」
鵲 亨太:そう言って風来窟の人間にばらまくようのビラを用意し始める。
鵲 亨太:流言の術、である。
スラム住民:「炊き出し……!」「助かった、ありがてぇ……」
スラム住民:「漂流会、胡散臭い連中と思っていたが」
スラム住民:「計画的に動いてるみたいだ……俺たちも乗ってみるか」
GM:瘴気に満ちた、貧民窟の中で。
GM:大きなうねりが、彼らを一丸にしようとしていた。

【第一サイクル:日室重人】

GM:区画カードと登場希望キャラクターの宣言をどうぞ!
日室重人:はい!
GM:何をする予定かも言うとシーンがスムーズに進むと信じられているんじゃ
日室重人:区画は恵比寿町だ!
日室重人:登場希望はさんざ悩みましたが
日室重人:凛々丸さんに出てきていただきたい!感情を結びたいのです
凛々丸瑠璃色:わたし!
日室重人:そう!
凛々丸瑠璃色:では、登場します~。
凛々丸瑠璃色:感情されます。
GM:ほうほう
日室重人:感情ののち、恵比寿町を占領しにいきたいプランですね
日室重人:いい関係を結べると良いのですが
凛々丸瑠璃色:おお、大胆!
日室重人:初手でここを取ると良さそう
凛々丸瑠璃色:わたしも悪い関係にはしたくないですよ!
GM:OKです

GM:──恵比寿町
GM:夜に妖しくネオンが光る、歓楽街である。
GM:孤島であるにも関わらず、建造物は高層であり、人口密度は高い。
GM:違いがあるとすれば、人口に数えられるものが、純粋な人間ではないという点であろうか。
GM:しかし、隠忍も半分は人間である。求めるものは変わらない。
煩悩満つる夢魔:「お兄さん、遊んでいきませんか~♡」
煩悩満つる夢魔:「もしくはお腹、満たしていきませんか~♡」
GM:女性型の隠忍があちこちで客引きをしている。
GM:風俗店と飲食店を同時経営しているようだが……そのあたりの法整備が緩いのも土地柄だ。
日室重人:「ふう………目の毒と言いますかなんと言いますか……」
凛々丸瑠璃色:修道服の小柄な女が困惑した様子でフラフラと歩いている。
凛々丸瑠璃色:「あわわ……遊びは結構ですが、確かにお腹は空いてるかも……」混乱しているのか場の空気に飲まれていいるのか言われるがままに客引きについていこうとしている。
日室重人:「あっ、そこのあなた、いけませんいけません」
凛々丸瑠璃色:「ひゃい……!?」びくり、と飛び上がる。
日室重人:「こういうキャッチはちょっとお高いお店が多いのです。懐と相談しませんと」
日室重人:「……と」
日室重人:「………凛々丸さんでいらっしゃいますか」
凛々丸瑠璃色:「あ、ありがとうございます。助かりました。こういうところ、慣れてなくて……。べー、です!」客引きに向かって舌を出している。
凛々丸瑠璃色:「あ、はい! 凛々丸瑠璃色といいます。風来窟というスラムで教会のシスターをやっています」
凛々丸瑠璃色:「以後、お見知りおきを」いそいそと頭を下げる。
日室重人:「ああ、良かった。私、先日漂流会のチラシを見てご連絡差し上げた者で」
日室重人:「日室重人と申します」頭を下げる
凛々丸瑠璃色:「チラシ……。鵲さんが配ってくれたやつ、やっぱり反響あったんだ」顔をほころばせる。
凛々丸瑠璃色:「日室さん、ですね。よろしくお願いします!」
凛々丸瑠璃色:「見た感じ、サラリーマンさん、ですか?」首を傾げて尋ねる。
日室重人:「ああ……この格好ではそうですね、そう見えてしまうでしょうが」
凛々丸瑠璃色:「ということは実は……?」
日室重人:「一応、こういう者でして。社長をやっております」名刺を差し出す。
凛々丸瑠璃色:「あ。これはどうもご丁寧に……」名刺を受け取る。
凛々丸瑠璃色:「し、社長さんですか!?」名刺を落としそうになり、慌てて両腕を伸ばしてキャッチする。
凛々丸瑠璃色:「え、偉い人じゃないですか。それがどうしてこんなところに!」
日室重人:「ええ、私、色々渡ってこの出島で一旗あげようと思いまして」
日室重人:「それで、まずは中心街からですね、固めていこうかと」
凛々丸瑠璃色:「一旗。一旗かぁ」名刺と目の前の男の顔を見比べる。
凛々丸瑠璃色:「つまり、その、日室さんもわたしと浮浪さんの……じゃない。言い方が難しいな……」
凛々丸瑠璃色:「出島の、この縄張り争いのようなやつに関わりたいと……?」
日室重人:「端的に言ってしまうと、ええ……そうなってしまうでしょう。言い方ははい、難しいですね」
凛々丸瑠璃色:「周りはなんだか色々ともてはやしてますけど、わたしは喧嘩とか争いがしたいわけじゃないんですよね」
凛々丸瑠璃色:「わたしが目指しているのは、平和で皆が平等に暮らせる世界」
凛々丸瑠璃色:「笑います?」真っ直ぐに日室さんの方を見て言う。
日室重人:「はい。わかります。わかりますとも」
日室重人:「……ここに来る前に、恵比寿党と漂流会の方の争いを見てしまいまして」
日室重人:「ええ。仲裁に入りましたが」
凛々丸瑠璃色:「あっ。あーっ! 聞きました!コタロウがご迷惑をおかけしたのって日室さんだったんですか!?」
凛々丸瑠璃色:「その節はほんっとーにすみませんでした!」頭を下げる。
凛々丸瑠璃色:「コタロウにはあの後キツく言っておきましたから! よそさまに迷惑かけるんじゃありません、って!」
日室重人:「コタロウくんと、言うのですね。とても肝が据わっていましたが」
日室重人:「両者を見て、中立であろうとすることはなんと難しいのだろうと、痛感いたしました次第です」
凛々丸瑠璃色:「中立。中立ですか。それは難しいですよねぇ」
凛々丸瑠璃色:「わたしはできればみんなと仲良くしたいって思ってますけど。もちろん日室さんとも」
日室重人:「よくわかります。私も、恵比寿党の方とも仲良くやりたいですし」
日室重人:「ですので、凛々丸さんのような方に助けてもらえると、嬉しいのです」
凛々丸瑠璃色:「あれ、少し意外。社長さんとしてはわたしたちみたいな貧乏教会とは付き合えない、とかそういうのあるのかなって」
日室重人:「そんなことはありませんよ。ビジネスというものは金銭のやり取りだけではないのですから」
日室重人:「実際、あなたには大きな影響力があります」
凛々丸瑠璃色:「買い被りすぎですよぉ。わたしなんて世間知らずのただの小娘ですって」あっけらかんと笑って言う。
日室重人:「そういうところに、人はカリスマ性などを感じるものなのですよ」
凛々丸瑠璃色:「カリスマだなんて」
凛々丸瑠璃色:「……で。どんな助けが必要なんですか?」日室さんににじり寄り、小声で囁く。
凛々丸瑠璃色:修道服姿の女の耳元ではネオンサインの明かりを受けて派手なピアスが煌めいている。
日室重人:「我が社の新商品のモデルになっていただければ」
日室重人:「あとは、うまくこちらでプロデュースいたしますので」
凛々丸瑠璃色:「新商品のモデル……?」意表を突かれた様子で、ポカンとした顔をする。
凛々丸瑠璃色:「何。何ですか。まさか危ない忍具とかじゃないですよね」
凛々丸瑠璃色:言葉とは裏腹にあまり警戒していなさそうな口調で言う。
日室重人:「ふふ。それは───」

日室重人:と言ったところで、
日室重人:判定をやってしまいます!
日室重人:感情判定の方から
凛々丸瑠璃色:おおー!頑張ってください!
日室重人:特技は第六感で!この人すごいひとだよ間違いない!
凛々丸瑠璃色:すごい勘だ
GM:良いでしょう。判定どうぞ~
日室重人:SG>=5 (判定:第六感)
ShinobiGami : (SG@12#2>=5) → 3[1,2] → 3 → 失敗

日室重人:?
GM:あらまあ
GM:こういうコトも…ある
日室重人:そういうこともあるか…
凛々丸瑠璃色:遁甲符を使います!
日室重人:なんと!
凛々丸瑠璃色:振り直しどうぞ!
GM:おお!
日室重人:ありがとうございます!!!
日室重人:SG>=5 (判定:第六感)
ShinobiGami : (SG@12#2>=5) → 8[4,4] → 8 → 成功

日室重人:やったー!
凛々丸瑠璃色:やった。すごいです!
GM:貴重な忍具を他人のために使えるとは……まさにシスター
日室重人:この人は間違いなくカリスマ
凛々丸瑠璃色:せっかく持ってるんですから。使わないと。
GM:では判定成功ですね。ETをどうぞ~
日室重人:ET
ShinobiGami : 感情表(5) → 憧憬(プラス)/劣等感(マイナス)

日室重人:憧憬で!
凛々丸瑠璃色:感情表!
凛々丸瑠璃色:ET
ShinobiGami : 感情表(3) → 愛情(プラス)/妬み(マイナス)

凛々丸瑠璃色:ま、また愛情
日室重人:愛情深いシスターだ
GM:愛多き女
凛々丸瑠璃色:なんて慈愛に満ちた……
凛々丸瑠璃色:では、好感を抱いてるので愛情で取ります!
GM:では続きをどうぞ 占領も行うなら振ってね
日室重人:占領します!
凛々丸瑠璃色:感情修正、要ります?
日室重人:欲しいです!
凛々丸瑠璃色:では、判定前に感情修正します!
凛々丸瑠璃色:これで+1!
日室重人:ありがとうございます!くのいちのほうを飛術で代用判定!
日室重人:SG+1>=7 (判定:飛術、指定特技:九ノ一の術)
ShinobiGami : (SG+1@12#2>=7) → 5[2,3]+1 → 6 → 失敗

GM:あらー
凛々丸瑠璃色:あー!惜しい……!
日室重人:ギャー!!!!!
凛々丸瑠璃色:遁甲符はもう使っちゃったし……!
日室重人:他の手はない……
GM:振り直しの使用がなければ…終了のようですね
日室重人:射撃戦ダメージを受けるぜ
凛々丸瑠璃色:あっ、しかもデメリットまで!
GM:そうだったそうだった。占領判定に失敗したため、失敗時の効果を受けます。
日室重人:器術潰しまーす
凛々丸瑠璃色:きゃー!大変すぎる!
GM:はーい それでは〆をどうぞ
日室重人:はい!

日室重人:「こちらのニュー眼鏡!」
日室重人:「隠忍の方にもそれ以外の方にもお使いいただけるデザイン!」
凛々丸瑠璃色:「ふふん」あつらえてもらった眼鏡をかけ、ポーズを取る。
凛々丸瑠璃色:パッチリとした目にオシャレなフレームの眼鏡がよく似合っている。
日室重人:「最も重要な部位の一つ……それが目。だからこそ、機能的で、かつ美しいものが必要なのです」
日室重人:「もちろん目を持たない方にもお使いいただけます!これがニュー・ソリューション!」
凛々丸瑠璃色:眼鏡のフレームに手を添え、ウインクして見せる。
凛々丸瑠璃色:「ひ、日室さぁん……モデルってこれで合ってます……?」
日室重人:「合ってます!素晴らしい!」手を叩いている。
凛々丸瑠璃色:「うう、なんか恥ずかしい。新モデル、新モデルですよー!」やけくそになって大声を張り上げる。
煩悩満つる夢魔:「あっ♡ お兄さん♡ あっちの声上げてる人ですよ~♡」
凛々丸瑠璃色:「……? さっそくお客さんかな」
日室重人:「おや、あれは先程の……」
煩悩満つる夢魔:「スラムから来たシスターがいるって~♡」
恵比寿党党員:「おう……確かに凛々丸だ、間違いねえ」
GM:夢魔の背後から、恵比寿党の男が姿を現す。
凛々丸瑠璃色:「瑠璃ちゃん、とかシスター・ルリって呼んでください。そっちの方が好き」
恵比寿党党員:「むっ……横にいるのは、眼鏡野郎じゃねえか!」
日室重人:「おや、あなたは先日の……」
凛々丸瑠璃色:「眼鏡野郎……?」日室さんの方を見る。
日室重人:「眼鏡野郎とは心外です。それでは眼鏡を愛する他の方々も巻き込んでしまう」
凛々丸瑠璃色:「えっ。ってことは、もしかしてうちのコタロウが揉めた人……!?」
日室重人:「そうです。シスター・ルリは下がってください。危険です」
恵比寿党党員:「恵比寿党に歯向かうやつらが二人揃っていやがる」
恵比寿党党員:「何やら企んでいる勢力が、恵比寿町に潜り込んでいるって噂は、間違いなかったようだな!」
日室重人:「歯向かっては……いないのですが……」
凛々丸瑠璃色:「ひ、日室さん。こういう場合は……商売は続行……しないですよね……」苦笑しながら後ずさる。
日室重人:「しませんね!急いで逃げてください!」
恵比寿党党員:「話は事務所で聞いてやるよ、野郎ども!」
恵比寿党党員:声をかけると、さらに恵比寿党員がぞろぞろと現れるよ。
恵比寿党党員:「逃げてんじゃねえぞ!」
凛々丸瑠璃色:きゅっ、と日室さんのスーツの袖口をつかむ。
凛々丸瑠璃色:「何言ってるんですか。逃げるなら日室さんも一緒です」
日室重人:「シスター!」
恵比寿党党員:金属棒や弾丸、魔術らしきものが飛び交い、逃走する二人を襲う。
凛々丸瑠璃色:「行きましょう!早く!」日室さんの手をつかみ、半ば強引に走り出す。
日室重人:「……!」その走りについていく。
凛々丸瑠璃色:「上手くはいかなかったけど、収穫はありましたね」走りながら後ろを振り向く。
日室重人:身を動かして、攻撃はできるだけ自分に当たるようにした。
日室重人:「……収穫、ですか?」
凛々丸瑠璃色:「日室さんのこと。真面目で一生懸命な人なんだって分かりました」
日室重人:不思議そうに瞬く。
日室重人:「……はは。それを言うなら、シスターだって」
日室重人:「とても一生懸命で、優しい方だ」
凛々丸瑠璃色:「わたしたち良いビジネスパートナーになれそうじゃないですか?」裏路地を走り抜けながら笑いかける。
日室重人:「そうかもしれませんね」
日室重人:隈だらけの目が細く笑む。
凛々丸瑠璃色:「わたしは……ハングリー精神が旺盛なだけです」ちょっと言葉に詰まってから言う。
凛々丸瑠璃色:「無事に逃げられたら教会に寄ってください。傷の手当てしますから」
凛々丸瑠璃色:「それと……日室さん、お酒は飲める方ですか?」
日室重人:「ビーハングリーというやつですね。見習わなければ」
日室重人:「……お酒、ですか。飲めますよ。ザルとは行きませんがね」
凛々丸瑠璃色:「とっておきのお酒があるんです。これだけ運動した後ならきっと美味しいですよ」
日室重人:「それは楽しみです」
凛々丸瑠璃色:「あ。でも、孤児院の子供たちには内緒で、ね?」自身の唇に人差し指を添え
凛々丸瑠璃色:「……さあ、走りましょう! たぶん、恵比寿町の外までは追ってこない、んじゃないかなぁ!」日室さんの手を握り直した。
日室重人:「……ええ!ご心配なく、守秘義務は必ず守りますから」眩しそうに、その手に引かれていく。

【第一サイクル:浮浪】

GM:区画カードと登場希望をどうぞ!
浮浪:そうですねー
浮浪:区画カードは恵比寿町で
GM:行くのか…恵比寿町に!
浮浪:登場希望は、丁度良いし凛々丸さんと日室さんにしようかな
日室重人:おお
日室重人:出ましょう
浮浪:今のシーンの地続きみたいな感じ
凛々丸瑠璃色:わたしも!?
凛々丸瑠璃色:えー、怖い!締められる!
GM:なるほど 逃げた先にいる感じですかね
凛々丸瑠璃色:登場します。
GM:OK

GM:──恵比寿町・路地裏
GM:大通りを数本越えた、歓楽街の暗い面。
GM:街灯一つ無い道には、大きな月の明かりが差し込んでいる。
浮浪:「おい」
浮浪:暗がりから突然現れて
凛々丸瑠璃色:聞き覚えのある声に思わず急ブレーキする。
凛々丸瑠璃色:「わっ。ビックリした!」
日室重人:「わっ、とと」
日室重人:つんのめる。
浮浪:「そんなに急いでどこに行く」
浮浪:恵比寿町を離れようとする二人に声をかける
日室重人:「あなたは………」
浮浪:「折角来たんだ、もう少しゆっくりしていけばいいだろ」
凛々丸瑠璃色:「浮浪さん、助けてください! わたしたち、追われてるんです! あ、こちらは日室重人さん。社長さんです」
凛々丸瑠璃色:助けを請いつつ、自分の後ろにいる男を紹介している。
日室重人:「……どうも」少しだけ、声が低くなる。
浮浪:「その話なら耳に入っている。反乱分子が居るってな」
凛々丸瑠璃色:「は、反乱分子とかじゃないです。言いがかりをつけられて襲われたんですよ!」
日室重人:「反乱分子ですか……」
凛々丸瑠璃色:「ね。日室さん?」
日室重人:「そうですねえ。ただ眼鏡の宣伝をしてただけなのですが」
浮浪:「眼鏡……?」と呟き、日室の出で立ちを確認して
凛々丸瑠璃色:「社長さんです。眼鏡の」手を広げ、日室さんの存在をアピールする。
凛々丸瑠璃色:「そして新商品」すちゃっと眼鏡をかける。
浮浪:「ああ。お前は…あれか」
凛々丸瑠璃色:「あれ?」
日室重人:「あれ」
浮浪:「うちの者が世話になったと聞いている」
日室重人:「……彼ですか」
凛々丸瑠璃色:「うちの者……世話……。ああ、まさにそれもあって追われておりますぅ……」語尾が弱々しくなって消える。
浮浪:「そうか…さっきの報告も…チッ、嫌になる」
日室重人:「随分と恨まれてしまったようですね」眼鏡を直す。
浮浪:周囲に人の気がないことを確認して
凛々丸瑠璃色:「あ、あの。浮浪さん、うちのコタロウも反省してたし、この辺で一つ仲直りというのは……?」
浮浪:凛々丸を手の平で制して
浮浪:「…その件については、正式に謝罪する。」
凛々丸瑠璃色:「ひゃい……!? し、謝罪!?」
日室重人:「正式に、と来ましたか」
浮浪:「迷惑をかけてすまなかった」
凛々丸瑠璃色:「い、いえ!悪いのはこっちの方ですし!」
凛々丸瑠璃色:「本当!こちらこそご迷惑をかけてしまってすみませんでした!」
日室重人:「こちらも対応が未熟であったと身に沁みています」
浮浪:「そうか」
凛々丸瑠璃色:「あ。じゃ、じゃあこれで仲直り、ってことでいいんですよね?」
凛々丸瑠璃色:「喧嘩両成敗。“でうす様”も……いや、それは別に聖書の言葉じゃないな……」
浮浪:凛々丸の言葉には答えず
浮浪:「うちは代替わりしたばかりでな」
日室重人:眼鏡の下が黒く輝いた……気がする。
浮浪:「末端にも目を配っているつもりだったんだが」
浮浪:「やはり、こういうことはあるもんだな」
凛々丸瑠璃色:「いえ、そんな。一番大変なのは浮浪さんだと思います」
凛々丸瑠璃色:「あ、そうだ。今度教会で作ったお菓子を持っていきますよ。一緒に食べませんか?」
日室重人:「……苦労なされているのでしょうね」
日室重人:「新しく変わったばかりでは、主と認めてもらえないこともあるかと存じます」
浮浪:「考えておく」凛々丸に返して
凛々丸瑠璃色:「はい。考えておいてください」嬉しそうに頷く。
浮浪:「……そうだな」
凛々丸瑠璃色:「……?」

浮浪:では、ここで……
凛々丸瑠璃色:なんだなんだ
日室重人:ここで!
浮浪:やるか…占領判定…
凛々丸瑠璃色:や、やるのか!
凛々丸瑠璃色:感情判定とか情報判定はいいんですか?
GM:失敗のリスクもあるが……やるというなら止めません!
浮浪:どうせ2サイクルしかないから
浮浪:もう…やります
凛々丸瑠璃色:賢い
GM:覚悟決まってるなぁ…
浮浪:ここで勝ったら判定に補正入るしね!
凛々丸瑠璃色:あ、そうか。上手い。
浮浪:ダイスの神が微笑むことを信じて…
凛々丸瑠璃色:応援してます!
GM:特技を宣言して判定どうぞ~
凛々丸瑠璃色:いや、わたしは応援しちゃダメなのか?
浮浪:では、兵糧術の代用で罠術で判定します
浮浪:頼む!
浮浪:2D6>=9
ShinobiGami : (2D6>=9) → 12[6,6] → 12 → スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)

GM:すごいwww
日室重人:???
凛々丸瑠璃色:すごい!
浮浪:勝った……
日室重人:この首魁どもやるぞ
凛々丸瑠璃色:さすが新ボス!
GM:首魁がどっちも強い!
GM:では、恵比寿町が浮浪さんの縄張りになりました!
浮浪:しゃあっ
凛々丸瑠璃色:わー!やる!
日室重人:おめでとう!
GM:資金として、浮浪さんはお金2つを獲得。
凛々丸瑠璃色:お金持ちだ
GM:さらに恵比寿町を舞台にしているとき、あらゆる判定にプラス1修正が付きますね!
凛々丸瑠璃色:強い!
浮浪:無敵の力だ

浮浪:「手綱を握るのに苦労する」
浮浪:日室にそう返す
日室重人:「……組織とは、得てしてそういうものです」
凛々丸瑠璃色:浮浪さんと日室さんを交互に見る。
浮浪:「社長 だったか。似たようなものなのか?」
日室重人:「ええ」
日室重人:ふっと笑みを浮かべる。それは、凛々丸に見せたような爽やかなものではなく、
日室重人:卑屈さが入り混じったようないやな笑いだった。
浮浪:(妙に含みのある笑いだが)
浮浪:(今は…こっちだ)
浮浪:凛々丸に視線を向けて
浮浪:「先に言っておこう」
凛々丸瑠璃色:視線に気付き、小首を傾げる。
浮浪:「俺”も”」
浮浪:「争いを望んでるわけじゃない」
凛々丸瑠璃色:少し驚き、それから嬉しそうな顔になる。
浮浪:───先日の日室と恵比寿党構成員の諍いから、今まで
浮浪:本来なら、この外界人の素性を探るのが目的だったが───

浮浪:という所で
凛々丸瑠璃色:こ、今度は何
浮浪:凛々丸さんの秘密を抜きます
凛々丸瑠璃色:えー!いきなり!
日室重人:うおー!
GM:おお 特技を宣言して判定どうぞ~
浮浪:指定特技は罠術で
日室重人:こっちに区画効果乗せるプランか!
浮浪:支配したところにのこのこやってきてくれたので…
凛々丸瑠璃色:そんな~
GM:確かに……+1修正も受けて判定どうぞ!
浮浪:頼んだ…!
浮浪:2D6+1>=5
ShinobiGami : (2D6+1>=5) → 7[1,6]+1 → 8 → 成功

浮浪:よし
凛々丸瑠璃色:成功してる!
日室重人:成功だー
GM:さすがの安定感でございますね
GM:では、凛々丸さんの秘密を送ります。
凛々丸瑠璃色:送られてる……
浮浪:確認しました

凛々丸瑠璃色:わたしはというと、秘密を知られたことを知ってか知らずか
凛々丸瑠璃色:「よかった。だったら、わたしたち手を取り合えますよ!」嬉しそうな様子で歩み寄り、浮浪さんの方に手を伸ばします。
浮浪:───都合よく、大きな獲物が釣れた。
浮浪:その手を取る
凛々丸瑠璃色:「…………」少しの間。
凛々丸瑠璃色:それから、にっこりと笑い、手を握る。
浮浪:「せいぜい仲良くしようか、シスター」
浮浪:「お互いに」
凛々丸瑠璃色:「はい。浮浪さんがわたしと同じ考えだって知って安心しました」
日室重人:その二人を交互に見て
浮浪:「下の連中の扱いには気を付けよう」
凛々丸瑠璃色:「まさかこんな風に握手してくれるだなんて思いませんでしたし」
凛々丸瑠璃色:「うんうん。これからは喧嘩は無しで」
日室重人:「良かった。これで私も安心して、商売をすることができます」
日室重人:「絆は眼が繋いでくれます」眼鏡を直しながら
浮浪:「ああ」
浮浪:「そうだな」
凛々丸瑠璃色:「今度はお菓子持って遊びに行きますからね!」
浮浪:漆黒の闇の中、月明かりだけが頭上から降り注ぐ
浮浪:ローブの下に隠された、黒で塗りつぶされたようなその瞳が
浮浪:一体何を見据えているのか、君たちは知る由もない

【第一サイクル:鵲亨太】

GM:区画カードと登場希望をお願いします!
GM:どんな行動をするつもりかも宣言するとよいと言われているのじゃ
鵲 亨太:恵比寿町が取られちゃったからな…ここは…
鵲 亨太:次の占領を見越して酒呑洞に行こう。
凛々丸瑠璃色:おお。クレバーだ。
GM:抗争にも有利になりますからね。
鵲 亨太:浮浪さんに登場してもらいたいですがいかがでしょう
浮浪:いいですよー
GM:OK

GM:──酒呑洞
GM:恵比寿町の地下に存在する闘技場。
GM:腕自慢の異類たちが集まり、日々賭け試合が行われる、人気のスポットである。
荒れ狂う熊獣人:「グオオオオ!」
荒れ狂う熊獣人:対戦相手を打ち倒した獣人が、闘技場の中心で吠える!
GM:観客席でも歓声が上がる。博券が舞う。
GM:凄まじい熱気。このエネルギーが毎夜のように集まる酒呑洞は、恵比寿町の下にあって、独立した戦力とも言えた。
鵲 亨太:「いやはや、すごい熱気で…」
鵲 亨太:「そうは思いませんか、次期党首殿。」
浮浪:「ああ、こういうのは嫌いじゃない。あくまで余興としてなら…だが」
浮浪:「しかし、意外だな」
浮浪:「こういうのが趣味なのか?」
鵲 亨太:「いえ。」
鵲 亨太:「ですが、有用ではある。」
鵲 亨太:「僕は腕っぷしだとか暴力だとかはからっきしでして。」
浮浪:「ふ、どうだかな」
浮浪:「取り敢えずは額面通りに受け取っておく。」
浮浪:「有用 と言ったか」
浮浪:「企みごとでもしているのか?」
鵲 亨太:「むしろ、」
鵲 亨太:「企みごともせずいられる人間はいませんよ。」
鵲 亨太:「この状況、生き残るのに皆必死です。」
浮浪:「違いない」軽く笑う。表情までは伺い知れない
鵲 亨太:「毛々翁の依頼を受けたのも、両勢力を見極める為ですから。」
鵲 亨太:「乗る馬を間違えれば死にます。」
浮浪:「なら、今ここで俺と会っている暇はないんじゃないか?」
浮浪:「誰の企みごとかは知らんが」
浮浪:「近頃、開島派を支持する声が高まっているそうじゃないか」
鵲 亨太:「…………。」
浮浪:「かと言って、勝負を降りるつもりはないがな。」
鵲 亨太:少しだけ、会場に目線をやる。

鵲 亨太:ここで占領判定からやってもいいですか?
GM:お、勿論です
GM:《怪力》か《詐術》から選んで判定どうぞ~
鵲 亨太:《詐術》を《対人術》で代用します。目標値6
鵲 亨太:2d6>=6
ShinobiGami : (2D6>=6) → 5[2,3] → 5 → 失敗

GM:あらら
鵲 亨太:お金って使えますか?
浮浪:2d6怖すぎるっピ
GM:振り直しなどがなければ…失敗効果もウケちゃう
GM:あ、使えますよ!
凛々丸瑠璃色:あ、わたしがあげたやつ!
凛々丸瑠璃色:どんどん使ってください!
鵲 亨太:お金は欲しいけど…接近戦ダメージは痛すぎるから…
鵲 亨太:使います!
鵲 亨太:ごめんねシスター!
GM:OKです。風来窟の資金は無くなりました
GM:達成値が1上昇して、判定は成功ですね!
鵲 亨太:酒呑洞は俺のものだぜ~
GM:酒呑洞には資金はありません。殴り合ってるだけだからね
凛々丸瑠璃色:殴り合って金を稼いでるわけじゃないのか……。
GM:今後の占領判定や抗争判定に+1修正を受けられるでしょう。また、この区画が舞台の戦闘であれば好きな戦場を選べます。

鵲 亨太:「試合が終わったようですね。」
浮浪:…リングの上を見る
鵲 亨太:「あそこで立っている彼に賭けてました。」
浮浪:「ほう」
鵲 亨太:「勝った金で、」
鵲 亨太:「この酒呑洞を買い上げます。」
浮浪:「……随分と豪気だ。情報屋には思い切りの良さが必要なのか?」
鵲 亨太:「何でも屋です。」
鵲 亨太:「情報は商材の一角。」
浮浪:「成程」
浮浪:「それで、次は何が欲しいんだ?」
鵲 亨太:「あなたの使命を知りたい。」
鵲 亨太:「先代と同じくこの出島に留まるのか、外に出るのか、」
鵲 亨太:「はたまた他勢力と融和するのか…。」

鵲 亨太:というわけで、浮浪さんの秘密を探ります。
GM:OKです。指定特技の宣言をどうぞ~
鵲 亨太:指定特技は《対人術》。こうして対面して秘密を探ってるわけですからね。
鵲 亨太:では行きます。
鵲 亨太:2d6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 6[2,4] → 6 → 成功

鵲 亨太:お、成功。
GM:お見事。
浮浪:成功だ
GM:では浮浪さんの秘密を、鵲さんと、感情を結んでいる凛々丸さんに共有ですね。
凛々丸瑠璃色:あ、そうか。わたしも知れるんだ!
鵲 亨太:めっちゃ漏洩しちゃった
GM:送りました
凛々丸瑠璃色:わたしも送られました。
浮浪:恥ずかしい……///
GM:では、〆のロールをどうぞ

鵲 亨太:「…………なるほど。」
鵲 亨太:「それが、あなたの使命ですか。」
浮浪:「そうだ」
浮浪:「信条としては、隠すほどの事でもないがな」
浮浪:「今、全てが詳らかになるのは避けたいと考えている」
鵲 亨太:「提案があります。」
鵲 亨太:「同盟を組みませんか?」
浮浪:「………ほう」
浮浪:「意外な提案だな」
鵲 亨太:「こちらが差し出すのは、今しがた僕のものになった酒呑洞です。」
浮浪:「ふ」
浮浪:「はは、わざわざこのために金を費やしたのか」
鵲 亨太:「何でも屋ですから、何でも売ります。」
浮浪:やや思案して
浮浪:「───いいだろう」
浮浪:「お前と手を組もう。鵲亨太」
鵲 亨太:闘技場のドリンクを差し出す。
鵲 亨太:「誓いの盃というわけではありませんが、一杯どうです?」
浮浪:受け取って
浮浪:「もうしばらくしたら、臨時収入が入る」
浮浪:「こちらからはそれを差し出そう」
浮浪:「構わないか?」
鵲 亨太:「お買い上げありがとうございます。」
鵲 亨太:コップとコップをぶつける
GM:カン!と、開戦を知らせるゴングが鳴った。

【第一サイクル:影響力チェック】

GM:このタイミングで同盟の宣言はあるでしょうか?
凛々丸瑠璃色:わたしはないです!
日室重人:なし!
浮浪:既に結んでるぜ
GM:OKです
GM:では、派閥間の縄張りの影響力を比べます…
GM:浮浪・鵲陣営が区画数2!
GM:凛々丸陣営が区画数1!
GM:日室陣営は残念ながら区画数0です
凛々丸瑠璃色:ぐぬぬ
日室重人:うぐーっ
GM:よって、浮浪・鵲陣営が影響力チェックに勝利します。
鵲 亨太:いえいいえい
浮浪:絆の力!
凛々丸瑠璃色:お金だ。いいな~
GM:最大派閥となった陣営は、お金を一個獲得します。
GM:同盟のどちらが受け取るかは相談して決めましょう。
浮浪:鵲さんどうぞ
鵲 亨太:もらいます!
日室重人:臨時収入だ
GM:OK
GM:では、影響力チェックは以上!
GM:サイクル終了時のマスターシーンは……ありません。

GM:第一サイクルを終了します。

第二サイクル

GM:第二サイクルを開始します。

GM:運命の最終サイクル。行動順決定の1D100をどうぞ。
鵲 亨太:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 96

凛々丸瑠璃色:振ります~
日室重人:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 99

凛々丸瑠璃色:ドキドキ
凛々丸瑠璃色:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 34

日室重人:は?!
浮浪:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 78

鵲 亨太:うっそ、越えられた
凛々丸瑠璃色:わっ、低い
日室重人:まじか どうするかな

同盟提案

凛々丸瑠璃色:はい、凛々丸瑠璃色です!2サイクル目が始まる前に同盟の提案がしたいです!
GM:いったい誰に同盟を持ちかけるのか…!?
凛々丸瑠璃色:日室さんとわたしで同盟を組みたいと思うのですが、いかがでしょうか!
日室重人:ふむ
日室重人:こちらは、秘密を抜いてからにしようかなと思っていましたが、そちらもこちらの秘密がわからない状態で持ちかけてくれた以上
日室重人:その信頼に応えたい気持ちがあります
凛々丸瑠璃色:と、ということは
日室重人:スタンスとしてもシスターに近いと思われるので、お受けしましょう
凛々丸瑠璃色:やった!ありがとうございます!
GM:同盟成立ですね~
凛々丸瑠璃色:これで堂々と日室さんを応援できます!
日室重人:わーい
凛々丸瑠璃色:2サイクル目、がんばるぞ~!
GM:浮浪・鵲陣営には縄張り数で負けている状態……巻き返せるのか!
凛々丸瑠璃色:スラムのみんなのために頑張ります!
GM:というところで、第二サイクルスタートです。

【第二サイクル:日室重人】

GM:区画カードと登場希望の宣言をどうぞ!
日室重人:区画は夕闇市場。で、
日室重人:全員に出てもらっちゃおうっかなーと……
日室重人:懇親会
日室重人:みたいな?
日室重人:で、やりたいこととしては
凛々丸瑠璃色:ぜ、全員!すごい大胆!
GM:なるほど。
GM:登場拒否されなければ全員登場は可能ですね。
日室重人:鵲さんの秘密を抜いて浮浪さんに凛々丸さんの秘密との交換を持ち掛けたいんですよね
日室重人:拒否されなければ…!
凛々丸瑠璃色:わたしは断る理由もないので出ますよ~。
凛々丸瑠璃色:えっ、わたしの秘密。そうか、わたしの秘密を知ってるのは今は浮浪さんだけなんだ。
浮浪:なるほどね
浮浪:私も商材にするつもりではあったぜ
凛々丸瑠璃色:お互いの同盟相手を……。
鵲 亨太:こちらも出よう
日室重人:情報で一歩劣ってますからね。攻めていかないと。
凛々丸瑠璃色:ひどいですよ、浮浪さん!仲良しの誓いはどうしたんですか!
日室重人:まあ失敗したらどうにもならないんですが
日室重人:頑張ろう
凛々丸瑠璃色:応援してますよ、日室さん!
GM:OK

GM:──夕闇市場
GM:迷宮の空間異常が光すら捻じ曲げているのか、開けた市でありながら、昼でも薄暗い。
GM:奇妙な物品を扱う商人が行き交い、またそれを求めるのも、腹に一物ある異民たちだ。
GM:その一角にある店で、また一つの集会が進められていた。
日室重人:「───と、いうことで」
日室重人:「本日はみなさまお集まりいただきありがとうございます」
凛々丸瑠璃色:「こ、こちらこそ。です」ぺこりと頭を下げる。
浮浪:店内を見回す
浮浪:(本当に二人だけで来たのか)
日室重人:「今、みなさま───特に、浮浪さんとシスター・ルリは難しい立場にいらっしゃる」
日室重人:「その息抜きも兼ねて、こうして場を設けさせていただいた次第でございます」
鵲 亨太:日室の言葉をじっと聞いている。
鵲 亨太:細めた目からは感情を読み取ることはできない。
浮浪:日室へと顔を向ける。
日室重人:へら、とした笑顔を向ける。
凛々丸瑠璃色:「あっ。日室さん、こちらは鵲さん。フリーの何でも屋さんです。鵲さん、こちらは日室さん。会社の社長さんです」ジェスチャーをまじえて二人を紹介する。
鵲 亨太:「よろしくお願いします、日室さん。」
日室重人:「ご紹介、ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いしますよ、鵲さん」
日室重人:じ、と鵲を見つめる。何の情報もなしにここに呼んだわけではない。直接の面識はなかったため、凛々丸を通す形にはなったが。
浮浪:「成程。営業…と言うんだっけか、こういうのは」
凛々丸瑠璃色:「あれ、営業? 今日はみんなで仲良くする会じゃないんですか。この間、浮浪さんともそういう約束をしましたし」
日室重人:「そうですね、仲良くしましょう!」目を細めると、心なしか纏う空気が変わる。
鵲 亨太:「酒の席は政治の場ですからね。」
凛々丸瑠璃色:「政治とか難しいのは無しでいいと思いますけど。あ、お料理取り分けますね。嫌いなものがあったら言ってください」料理を小皿に盛って、各人に配り始める。
浮浪:「分かった分かった」バンザイのように両手を挙げて
浮浪:「この四人で、話が合うのかは分からないがな」
凛々丸瑠璃色:「わかればよろしい~。浮浪さん、このゴマ団子美味しそうですよ」彼の前に勝手に小皿を置く。
鵲 亨太:「いきなりデザートですか」苦笑する
浮浪:置かれた小皿を一瞥する。ローブと包帯で覆い隠された顔からは、表情を読み取ることができない
凛々丸瑠璃色:「……わ、わたし食べたいものから食べる派で」赤面している。
鵲 亨太:こちらは海老と青梗菜の中華炒めを口に運んでいる。
日室重人:「食べたいものから食べるのが一番ですよ。でないと取られてしまいますからね」
日室重人:自分は控えめに前菜を取りながら、他の三人を観察している。
凛々丸瑠璃色:「自分の育ちの悪さが出た感じがして嫌~。浮浪さん、食べたくなかったらわたし食べますからね」浮浪さんの方に手を伸ばしている
浮浪:口元に持っていったゴマ団子が フ と消える
凛々丸瑠璃色:「……っ!?」
浮浪:「不要だとは言っていない」
凛々丸瑠璃色:「……おお」驚きつつもちょっと感動している。
日室重人:───シノビであれば、珍しいことではないが。『観る』ことと『直感』さえあれば。
日室重人:相手の隠す情報を見通すことは難しくはない。

日室重人:と、言ったところで
日室重人:鵲さんの秘密を抜いちゃおう
凛々丸瑠璃色:この流れで!やり手だ。
鵲 亨太:ヤーン
GM:ヒュー 特技の宣言をどうぞ
日室重人:特技は第六感!
鵲 亨太:忍法使います
日室重人:ぴこーんとわかっちゃうぜ
日室重人:おっ
凛々丸瑠璃色:勘が鋭い
鵲 亨太:防諜。
凛々丸瑠璃色:!?
GM:おおっ
日室重人:ひええ、こわい!
鵲 亨太:こちらも《第六感》で判定。成功した場合日室さんに射撃戦ダメージ1点です。
日室重人:じゃあ…いくぜ
GM:OK!
日室重人:SG>=5 (判定:第六感)
ShinobiGami : (SG@12#2>=5) → 12[6,6] → 12 → スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)

凛々丸瑠璃色:すごい!
浮浪:www
GM:スペシャルばっかり出る!
日室重人:やったー!器術回復します
浮浪:このセッション何?
鵲 亨太:2d6>=7 第六感
ShinobiGami : (2D6>=7) → 8[3,5] → 8 → 成功

GM:あっダメージ受けてたのか 得ですね
GM:そして防諜も成功している!
鵲 亨太:だがこっちのダメージを受けてもらうぜ
日室重人:そしてまた器術にダメージを受けます
GM:日室さんは射撃戦ダメージ1点です。
凛々丸瑠璃色:うわー!でも、折角回復したのにダメージが!
日室重人:ぼろぼろ
凛々丸瑠璃色:すごい攻防戦だ
鵲 亨太:天眼を発動します。
凛々丸瑠璃色:!?
GM:出たわね
鵲 亨太:日室さんの秘密、いただきます。
日室重人:あっ秘密が!
凛々丸瑠璃色:な、なんてコンボ……!
GM:ダメージを与えた時、相手の秘密を奪う忍法ですね~
日室重人:これで揺らしもはいっちゃう
GM:判定どうぞ!
凛々丸瑠璃色:お、恐ろしい
鵲 亨太:2d6>=5 対人術
ShinobiGami : (2D6>=5) → 9[3,6] → 9 → 成功

日室重人:やばすぎ
鵲 亨太:調子がいい
凛々丸瑠璃色:すごい!成功してる!
GM:OKOK
浮浪:スケスケだぜ
凛々丸瑠璃色:この二人、すごいなぁ!
鵲 亨太:日室さんの秘密が手に入ったけど…シスターにも流れますね
GM:では日室さんと鵲さんは、互いの秘密を獲得。
日室重人:鵲さんがやばいよ!
凛々丸瑠璃色:あっ、そうか。わーい。
日室重人:鵲さんの秘密もシスターに行くぜ
GM:二人に感情を結んでいるので、凛々丸さんがその両方の情報を獲得ですね。
鵲 亨太:感情が効いてるぜ
凛々丸瑠璃色:仲良しパワーですね。
GM:飯食ってるだけで情報が流れ込む女!
日室重人:www
凛々丸瑠璃色:い、言い方!
鵲 亨太:飯食ってるだけなのに!
凛々丸瑠璃色:ちゃんとお酒も飲んでます!
GM:送りました~
日室重人:いただきました!
鵲 亨太:頂きました!
日室重人:で、この秘密をですね
凛々丸瑠璃色:わたしも!
日室重人:浮浪さん、シスターの秘密と交換していただけますか!
浮浪:私だけぼんやりしてる
凛々丸瑠璃色:わたしの秘密なんて大したものじゃないのに!
浮浪:仕方ないですね
鵲 亨太:あ、その後でシスターの秘密と日室さんの秘密交換してくれません? >浮浪さん
GM:OK。凛々丸さんの秘密を日室さんに。鵲さんの秘密は全体公開になります。
浮浪:大交換会だ
日室重人:どんどん交換されていく
凛々丸瑠璃色:プレゼント交換みたいになってる
浮浪:鵲さんの要求もいいですよ!
鵲 亨太:やったー
GM:えーと、では凛々丸さんと日室さんの秘密も全体公開か。
凛々丸瑠璃色:あれ。わたしも!
凛々丸瑠璃色:みんなの秘密が一気に知れ渡っていく!
GM:貼りマース

PC②の【秘密】 派閥:開島派
あなたは海外からやってきた魔物の血統だ(どういう勢力の魔物かはプレイヤーが設定する)。
隠忍の血統を出し抜き、出島を支配しようと企んでいる。
その第一段階として、古参の最大派閥「恵比寿党」の解体、もしくは吸収を計画している。
この計画が成功すれば、いよいよ本格的な出島支配を開始できるだろう。

あなたの【本当の使命】は、恵比寿党の新たな長を失脚させ、最終的に出島の最大派閥になることだ。

PC③の【秘密】 派閥:保留→開島派
あなたは幼い頃、出島から流された「不動丸」の唯一の子どもである。
身寄りのない環境で過酷な幼年期を過ごしたが、忍びの技を身につけ、仲間も集まった。
「恵比寿党」は本当はあなたのものだ。それを取り戻すため、あなたは出島へ戻ってきた。

あなたの【本当の使命】は、恵比寿党の偽物の長を倒すことである。そうすれば、恵比寿党はあなたのものになるだろう。

PC④の【秘密】 派閥:保留→保守派
あなたは日本政府の依頼で動いている比良坂機関の忍者だ。
出島からの異界技術の流出阻止と、様々な派閥の弱体化工作を行うため、潜入忍務を行っている。
いずれも重要な忍務だが、優先順位が高いのは異界技術の流出阻止だ。

あなたの【本当の使命】は、「開島派」の解体だ。
もし「開島派」だけでなく、「保守派」の派閥も解体できたら、追加で功績点を1点獲得する。

GM:凛々丸さんの秘密を今知ったので、日室さんはこのタイミングで開島派になった感じですね
日室重人:そうですね〜
GM:ということで、続きをどうぞ 占領を行うなら判定もするとよいぞ
凛々丸瑠璃色:そうか、占領判定もできるんだ
日室重人:占領判定します!
日室重人:シスター、感情いただけます?
凛々丸瑠璃色:あっ、はい。もちろんです!
GM:指定特技は《絡繰術》か《記憶術》ですね 宣言して判定どうぞ~
凛々丸瑠璃色:感情修正します!
日室重人:記憶術を瞳術で代用判定します!
日室重人:SG+1>=8 (判定:瞳術、指定特技:記憶術)
ShinobiGami : (SG+1@12#2>=8) → 7[1,6]+1 → 8 → 成功

日室重人:よかったギリ成功!
凛々丸瑠璃色:お見事です!
GM:おお、危なげなく成功だ
日室重人:サイクル終了時に回復できるぞ
GM:では資金を1獲得!
日室重人:やったー
GM:そうですね。サイクル終了時に1点回復するpowerも得ました
日室重人:ではロールの方に戻ろう
凛々丸瑠璃色:あ、そうか。これでさっき喰らったダメージを回復できるんだ。頭良い!

日室重人:「そういえば、お酒もありますよ」
日室重人:何やらよくわからない飲み物の瓶がいくつかある。
日室重人:「……こういう時くらい、気分を明るくしていきたいですからね」
凛々丸瑠璃色:「いいですね。わたし、注ぎますよ!」
凛々丸瑠璃色:お酒の瓶を手に、鵲さんの方に寄っていく。
日室重人:ほんの、瞬きの間だった。
日室重人:その間に、多くを知り、多くを知られた。
鵲 亨太:「これはどうも。」
鵲 亨太:お酒を注がれ、
鵲 亨太:水面を揺らす。
浮浪:「待った」
浮浪:「俺はそっちの方が好きだ」
浮浪:「交換しろ」日室に告げる
日室重人:にこりと口だけで笑い、
日室重人:「どうぞ」
日室重人:「交換、です」
浮浪:受け取って、口元へ近づける。
浮浪:「──やはり味がいいな」
鵲 亨太:「こちらもどうぞ。」回転テーブルを軽く回し、浮浪の目の前に烏賊の酢漬けを送る。
鵲 亨太:「その酒に合うかと。」
浮浪:「気が利くな。目利きもいい」
日室重人:酒を注いでいる女を見る。
日室重人:毒を食らわば皿まで。
日室重人:たとえこの身を滅ぼすものとなろうとも、今は同じ船に乗るべきだろう。
浮浪:鵲の目の前にあるグラスを見て
浮浪:「その酒は、外の地酒だな」
浮浪:「癖が強く、喉元が熱くなる」
凛々丸瑠璃色:「あは。わたし、そういうの結構好きですよ。あとで飲もうかな」
浮浪:「故郷でも恋しくなったか?」
凛々丸瑠璃色:「浮浪さんの言う通り教会はどっちかっていうと洋酒ですからねぇ。懐かしい、といえば懐かしいかも」
凛々丸瑠璃色:「あれ。鵲さん、飲まないんですか?」瓶を卓上に戻しながら尋ねる。
鵲 亨太:勧められて、コップを傾ける。
鵲 亨太:「みなさんの話に夢中になってて、すいません。」
日室重人:「ええ、ええ。いいお話・・ができています」
日室重人:「私はまあ。新し物好きというやつなので」癖のない、高級ブランドものの酒を飲んでいる。
浮浪:「意外と、収穫はあるものだな。」
凛々丸瑠璃色:「こうやってみんなで仲良くご飯が食べられるのが一番の収穫だと思いますけど」
浮浪:「………」グラスを揺らして、浮かぶ波紋を見る
鵲 亨太:「確かに、収穫は大きかったですね。」
日室重人:「そうですね」
日室重人:「……みなさん、今日はありがとうございました」
日室重人:「これで私もまた明日から頑張れそうです」
浮浪:「随分と、神輿を担ぐのが様になってるな。」
浮浪:立ち上がる
凛々丸瑠璃色:「何言ってるんですか。日室さんは社長さんですよ。一番偉い人です」
鵲 亨太:す、と眼を開く。
日室重人:目を細める。
浮浪:「いや、なに」
浮浪:「嫌気がささないか と思っただけだ」
浮浪:卓上に金を置く
日室重人:に、と笑みを浮かべる。……三日月のように。
鵲 亨太:「………それでは僕もこのあたりで。酒はほどほどにしませんとね。」
凛々丸瑠璃色:「あれ、浮浪さんも鵲さんも。もう行っちゃうんですか?」彼らを見つめる。
鵲 亨太:「ええ、これ以上飲んだら本格的に酔ってしまいます。」
鵲 亨太:「それと───」
凛々丸瑠璃色:「…………?」
鵲 亨太:「日室さんはお大事に。」
凛々丸瑠璃色:「日室さん、そんなに飲んでましたっけ……」不思議そうに二人のやり取りを見ている。
日室重人:「ご心配なく」
日室重人:「これでも人一倍、治りは早いので」
鵲 亨太:「それはよかった。」
浮浪:「………」日室に、そして
浮浪:凛々丸に視線を向ける
凛々丸瑠璃色:小首を傾げて見つめ返す。
浮浪:「立場がなければ───」
浮浪:「……………ふん」
浮浪:「馬鹿馬鹿しいか」
浮浪:それだけ言い残して、店を後にする
日室重人:影が差し、ただ、眼鏡のグラスだけが光っている。
凛々丸瑠璃色:「……“わたし“は浮浪さんのこと好きなんだけどなあ」聞こえるか聞こえないかの小さな声で呟く。
凛々丸瑠璃色:「鵲さん、今度また風来窟に遊びに来てください。ケンタがすっかり鵲さんに懐いちゃって」浮浪さんの背を見送り、それから鵲さんに微笑みかける。
鵲 亨太:「……ええ、きっと行きましょう。」
鵲 亨太:「その日を楽しみにしてますよ。」
凛々丸瑠璃色:「はい。きっとですよ。きっと」
日室重人:「……シスター」
凛々丸瑠璃色:「…………?」
日室重人:「お開きですし、お送りしましょう」
日室重人:「お伝えすることが、ありますので」
鵲 亨太:こちらは浮浪の傍を歩く。
凛々丸瑠璃色:遠くなっていく二人の姿を見送る。

鵲 亨太:「敵は確定しました。」
鵲 亨太:「後は根回しをすべきかと。」
浮浪:「ああ」
浮浪:周囲を見回す
浮浪:「……ふん」
浮浪:「悪趣味な店が増えたもんだ」
鵲 亨太:「夕闇市場もあちらの手の内でしょう。」
浮浪:市場の店先に並ぶ眼鏡を横目に
浮浪:「凛々丸瑠璃色の動向は読めないが」
浮浪:「───こちらが先に手を打つぞ」
鵲 亨太:「勢力圏が確定していないのは古書通りとヒトガタ団地。」
鵲 亨太:「特に、古書通りは毛々翁がいます。」
鵲 亨太:「出島の重鎮。味方に着けて悪いことはないでしょう。」
浮浪:「そうだな」
浮浪:「───楽しくなってきたよ」
鵲 亨太:(……”立場が違えば”と呟いたあなたは、)
鵲 亨太:(楽しそうには見えませんでしたがね。)
浮浪:浮浪にしては珍しく、感情を滲ませた声音で告げる
浮浪:最も、それは額面通りのものではなく
浮浪:何かに辟易するかのような音を孕んでいた。

凛々丸瑠璃色:――完全に二人の姿が見えなくなったのを確かめると、日室さんの方に向き直る。
凛々丸瑠璃色:「ん。あれ。今、お開きって言ったんですか?」きょとんとした顔で彼を見つめる。
日室重人:「……そうですが」
日室重人:「問題が?」
凛々丸瑠璃色:「ええっ。だってまだこんなに料理が残ってるんですよ!」テーブルの上の食べかけの料理を示しながら言う。
凛々丸瑠璃色:「もったいないですよ~。食べられるものは全部平らげないと」
日室重人:「ふむ。そうですね、では折詰にして持ち帰りましょうか」
日室重人:「そうすれば、教会の子にも分けられるでしょう」
凛々丸瑠璃色:「日室さんは優しいですねぇ」
凛々丸瑠璃色:「――でも、ごめんなさい」
凛々丸瑠璃色:テーブルの上の大きな肉料理にぶすりとナイフを振り下ろす。
凛々丸瑠璃色:「わたし、すっごくお腹が空いているんです。とても耐えられないくらいに」紅い舌が唇を舐める。
凛々丸瑠璃色:「食べても食べても満たされないんです」
日室重人:「………」
凛々丸瑠璃色:「……座ってください、日室さん。話をしましょう」彼の方に椅子を引く。
日室重人:「いいでしょう」
凛々丸瑠璃色:「『これから』の話を」
日室重人:「───ええ」
日室重人:「我々のものに、なります」
日室重人:「もうすぐ」
日室重人:「そのためにも話は必要です」
凛々丸瑠璃色:「楽しみです。きっとすごく美味しいんだろうな」
日室重人:「ええ、それはもう」
日室重人:「この日室重人が保証しましょう」
凛々丸瑠璃色:「よかった。社長さんのお墨付きなら安心だ」
凛々丸瑠璃色:そう言ってナイフで大きな肉を切り裂こうとし、――胸の奥のちくりとした痛みに気付く。
凛々丸瑠璃色:(立場がなければ───)脳裏によぎったのはあの男の声。
凛々丸瑠璃色:「……だから、何だっていうの」
凛々丸瑠璃色:苦しそうに顔をしかめながらナイフを引いた。

【第二サイクル:鵲亨太】

GM:区画カードと登場希望をどうぞ!
鵲 亨太:区画は夕闇市場。
鵲 亨太:登場希望は…浮浪さんにしようかな。さっきのシーンの続きで
浮浪:出るぜ!
GM:OK

GM:──夕闇市場
GM:新市街の発展により建築物も増えたが、市場の中心は今なお露店である。
GM:通りを一つ変えれば、広場に屋台が並ぶ、雑多な空間が広がっているようだ。
鵲 亨太:「浮浪さん。」
浮浪:視線だけ鵲に向ける
鵲 亨太:「実は先ほど日室さんに傷を埋め込みました。」
鵲 亨太:「治療を受ければ元通りに動けるようにはなると思いますが、」
浮浪:「抜け目ないな。」
浮浪:そんな素振りは見せなかったが と、真横に居る男の脅威を改めて認識する
鵲 亨太:「それには治療用の道具や十分に休息を得られる兵站線が必要です。」
鵲 亨太:「それを踏まえて彼はここを奪ったんでしょうね。」
浮浪:「───成程。では、どうだろう」
浮浪:「間を与えるのは得策じゃない、かと言って」
浮浪:「間を置かず、奴の目論見を潰すことが出来るのか?」
鵲 亨太:「ゴルディアスの結び目です。」
鵲 亨太:「難しく考える必要はないんですよ。」
鵲 亨太:「兵站線が大事なら──」
鵲 亨太:「切ってしまえばいい。」
浮浪:「ほう」
鵲 亨太:「剣でね。」
浮浪:「暴力沙汰は御免だぞ」
鵲 亨太:「僕なりの方法でやりますよ。僕も暴力は大の苦手で…。」
浮浪:(よく言う)
浮浪:「なら、お手並み拝見と行こうか」
鵲 亨太:「ではしばしお待ちを。」

鵲 亨太:と言って補助判定に入ります。
鵲 亨太:抗争を選択。
鵲 亨太:あ、この目標ってシーンに登場してないとだめです?
GM:あ、それは大丈夫です!
鵲 亨太:よかったー
浮浪:確か占領してるPCは勝手に出ていいはずだから
浮浪:その辺は問題ない気がするぜ
GM:そうですね 日室さんは飛び出してくることは可能
鵲 亨太:分かりました~
GM:では忍具を一個消費してください!
鵲 亨太:浮浪さんからもらったお金を消費
GM:グッバイお金
鵲 亨太:ではランダムに技能を選択するのかな?
GM:では、日室さんの修得している特技から一つランダムに特技を選びます!
GM:GMが振りますか
鵲 亨太:お願いします
GM:1D6
ShinobiGami : (1D6) → 2

GM:左上から数えるので…《飛術》!
浮浪:近い
鵲 亨太:登術取っててよかった…7か…行けるかな
鵲 亨太:ふります。
GM:ドキドキのタイミングですね。どうぞ!
鵲 亨太:あ、いや、ウーン………
鵲 亨太:いや、振ります。ここは勝負所。
鵲 亨太:2d6>=7 飛術
ShinobiGami : (2D6>=7) → 3[1,2] → 3 → 失敗

鵲 亨太:ウギャアー!
GM:ウワーッ
浮浪:ぎぎぎ
GM:このまま失敗すると、失敗効果に加えて生命力も減少しますね
GM:それが…抗争を仕掛けるということ!
鵲 亨太:忍具使います
GM:来たか…
鵲 亨太:神通丸!
浮浪:んsにっ
鵲 亨太:では…振り直し…!
GM:浮浪さんが謎のコメントを残している
浮浪:嚙んじゃった
鵲 亨太:2d6>=7 飛術
ShinobiGami : (2D6>=7) → 12[6,6] → 12 → スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)

鵲 亨太:やったぜ!
浮浪:振れ幅おかしいだろ
GM:スペシャルばっかでるな!
鵲 亨太:危なすぎー
浮浪:勝負強いぜ…
GM:矩形波みたいなダイスしやがって…占領判定は成功です!
GM:夕闇市場は鵲さんの縄張りに。資金1も鵲さんに所有権が移ります。
鵲 亨太:フヘヘ
鵲 亨太:忍具使った甲斐があったぜ
GM:では続きをどうぞ!

鵲 亨太:しばらくのち、
鵲 亨太:眼球屋の前で待つ浮浪の元に戻って来る。
鵲 亨太:「殺されかけましたよ。」
浮浪:「何をしている何を」
鵲 亨太:「ですが、成功です。」
鵲 亨太:「なに、少し”説得”を行っただけです。」
浮浪:「説得?」
鵲 亨太:「漂流会の払いは悪い。恵比寿党を相手にした方が商売になる、とね。」
鵲 亨太:「それはそうです。漂流会の資金は僕の懐に流れましたからね。」
鵲 亨太:「それを聞きつけた漂流会の構成員とひと悶着ありましたが…」
浮浪:その言葉で、色々と合点がいって
浮浪:「ふ」
浮浪:「悪党め」
鵲 亨太:「使える札を使ったまでです。」
浮浪:「いいさ。少なくとも俺は嫌いじゃない」
鵲 亨太:「それと、少し寄り道しましょうか。」
鵲 亨太:「待ちあわせに使ったこの店。」
浮浪:言われて、店内を一瞥する
鵲 亨太:「渡来人の異界遺産を取り扱っているそうですよ。」
浮浪:「……ほう」

鵲 亨太:というわけで、情報判定したいです。
鵲 亨太:七目さんと眼力で対決します。
鵲 亨太:瞳術で判定だ
GM:眼力で挑むとは…! いいでしょう、判定どうぞ~
鵲 亨太:2d6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 11[5,6] → 11 → 成功

鵲 亨太:出目がいい
GM:出目つよ
浮浪:糸目の勝ち!
GM:では七目の秘密を鵲さんと凛々丸さんにお伝えします
GM:送りました! ……そのうえで
GM:ちょっとしたマスターシーンが挟まります。

【マスターシーン:七目】

七目:「……いらっしゃい」
七目:屋台の暖簾の奥、ぬらりとした肌の巨漢が、七つの眼でねめつけている。
七目:「……へえ、”何でも屋”に、恵比寿党の二代目か」
七目:「ウチは見ての通り、誰でも欲しがる商品を扱ってるのが魅力でね」
七目:「あんたらの力にもなれると思うが……どうする・・・・?」
七目:額に埋め込まれた、妖魔武器らしき瞳が、品定めするように光った。
鵲 亨太:「そうですねえ…何がいいか悩むなあ」
浮浪:黙って成り行きを見守っている
鵲 亨太:「色々ありますねえ…こういう商品って、」
鵲 亨太:「”どこに”売るつもりなんですか?」
七目:「ん? そりゃあ決まってるだろう」
七目:「高く買ってくれる相手さ。俺は商人だからな」
七目:「異界技術は貴重な物ばかりだ、ちょいと”外”に出せば…値は跳ね上がる」
七目:「喉から手が出る奴が大量にいるだろうな。そこの隠忍どもと違って、文字通りの意味じゃないが」
鵲 亨太:七目は気づくかもしれない。
鵲 亨太:話すべきでないことまで口を付いて出ている。
鵲 亨太:それはこの男の”眼”を見てから起こっている。
鵲 亨太:「ははあ、なるほど…。」
七目:「…待て、お前……」
鵲 亨太:「そんなものの扱いに長けているなんて、」
鵲 亨太:「あなた自身も只者じゃないんでしょうねえ」
七目:危機感がある。経験が警報を鳴らしている。
七目:「……ああ、そうとも」
七目:しかし、言葉が止まらない。
七目:「俺には、デカいバックがついている」
七目:「八咫グループ……斜歯忍軍が、異界遺産を買ってくれるのさ!」
鵲 亨太:「夕闇市場が早々に漂流会の手に落ちたのも、」
鵲 亨太:「あなたが一枚噛んでたわけですね。」
七目:「クソッ、何をやりやがった、お前!」
鵲 亨太:「ね?」
鵲 亨太:「寄り道してよかったでしょう?」
浮浪:「ああ」
鵲 亨太:「彼を告発して、恵比寿党の健在を宣伝しましょう。」
鵲 亨太:「我々に靡く区画が出てくるやもしれません。」
七目:「もっと集めるつもりだったのによ……!」
七目:辺りの品を引っ掴む。そして奇妙な球体を投げる。
GM:珠が地面に触れると同時、大量の塩水が流れ出て、七目の姿をくらました。
GM:向こうも手練れだ。全力で逃走した今、追いつくことは難しいだろう。
浮浪:「………」伸ばそうとした手を、止める
鵲 亨太:「申し訳ありません、逃げられました。」
鵲 亨太:「ですが商品は接収出来ました。外に流出することはないでしょう。」
浮浪:「いや、今のは奴が上手かった」
浮浪:「どれだけチープな仕掛けだろうと、”異界遺産”の看板が二の足を踏ませる。それをよく分かっている」
浮浪:「だが───ああ。」
浮浪:「一先ず、パイプは切れた」

GM:そして、この後。
思索する蛇人間:「なんてことだ……夕闇市場に斜歯の手が入り込んでいたのか」
無垢たらん人形:「彼らは恐ろしいです、隠忍を解剖しようとしています」
住民たち:「やはり島は閉鎖を続けるべきだ」「より厳重な体制を」「今までどおりが一番だ…!」
GM:潜入者の告発により、出島の封鎖を求める言説は広まった。
GM:中立の立場にあった地域も、その意見を保守派に傾けることになるだろう……

GM:鵲さんは、まだ誰の縄張りにもなっていない区画カードを一つ宣言してください。
鵲 亨太:ヒトガタ団地を宣言します。
GM:その区画を、自分の縄張りにすることができます。
GM:了解しました!
鵲 亨太:古書通りは任せるぜ!浮浪さん!
GM:えーと、資金1あるじゃんここ!
浮浪:おお
凛々丸瑠璃色:ヒトガタ団地まで取られた!
GM:そして従者として「動死体」1体を獲得します。
浮浪:任せな!
日室重人:やばいよー!
【動死体】
動死体:動死体ちゃんで~す
鵲 亨太:やったー
GM:さらに、縄張りの持ち主と同盟者への抗争判定にはマイナス1修正が付きますね。
浮浪:盤石の体制
GM:では、そんな事件も含めて〆があればどうぞ!

鵲 亨太:「………ヒトガタ団地がこちらに付きそうです。」
鵲 亨太:「”人材”も得られましたよ。」
浮浪:「上々だな」
浮浪:「となると、残るは…」
鵲 亨太:「古書通り、毛々翁ですね。」
浮浪:「元々穏健派の老体だ」
浮浪:「世論が傾いている事に悪い顔はしないだろう」
浮浪:「こっちは俺が話をつける」
鵲 亨太:「お願いします。必要であれば、僕も微力ながら手伝います。」
浮浪:「……」鵲の方を見て
浮浪:「ふ」
鵲 亨太:「何か?」
浮浪:「配下に欲しいと思ったが、やっぱり止めておこう」
浮浪:「お前には手綱がなさそうだ」
鵲 亨太:「既に別の手綱が付いているのはご存じでしょう。」
浮浪:「ああ、それもそうだな」
浮浪:「この、同盟の距離感が丁度いい」
鵲 亨太:「今は浮浪さんの協力者ですが、」
鵲 亨太:「この抗争ののちは交渉相手として。」
鵲 亨太:「出来れば良好なお付き合いをしたいものですね。」
浮浪:「───お互いに」
浮浪:「素性はバラされたくないからな」
鵲 亨太:「────ええ。」

【第二サイクル:浮浪】

GM:区画カードと登場希望の宣言をどうぞ!
浮浪:区画カードは古書通りで、登場希望は鵲さん
浮浪:事前打ち合わせ通り、ここの占領と翁の秘密を狙っていきます
GM:OK

GM:──古書通り
GM:迷宮街の一角に位置する、複雑な道である。
GM:本棚と建築物が一体化したような壁で仕分けられた区画は、何らかの図書館と接続されているとも言われる。
GM:忍術秘伝書や魔導書が伝わると言われるその中で、逆に本の中に囚われる者も後を絶たない。
GM:かさかさ、と古い紙が擦れる音がしていた。
浮浪:「さて」
浮浪:通りの中央を歩いている。書物に目を落とし、こちらに背を向ける人影が疎らに散っている。
浮浪:「翁に会う前に一仕事しておくべきかどうか」
浮浪:「お前の意見を聞きたい」
鵲 亨太:「まずは外堀を埋めておくべきでしょう。」
鵲 亨太:「騒乱を鎮めるという名目で古書通りを実質的な支配下に置いたのち、」
鵲 亨太:「土地を人質に取って交渉する。」
浮浪:「成程。確実な手だ」
浮浪:通りを見渡す
鵲 亨太:「あくまで、友好的にお願いしますね。」
浮浪:「分かっているさ。」鵲に返す
浮浪:「戦火など、ここの住民が望む訳がないからな」

浮浪:という訳で占領判定に移ります
浮浪:《人脈》の代用で《呪術》を使って判定
GM:OKです! 判定どうぞ!
浮浪:頼む~
浮浪:2D6>=6
ShinobiGami : (2D6>=6) → 8[2,6] → 8 → 成功

浮浪:よしよし
GM:しっかりしていく~
GM:では古書通りは浮浪さんの縄張りになりました!
GM:お金を消費することで追加の情報判定を行える権利も得ました 強い!
浮浪:完璧な立ち回りだ……

浮浪:しばらくその場を離れた後
浮浪:鵲の元に戻ってくる
鵲 亨太:「首尾は?」
浮浪:「滞りない」
浮浪:「妖精 と呼ばれる存在を知っているか?俺は少しばかり、そいつらと縁があってな」
浮浪:「本を読み耽る連中に対して」
浮浪:「より深く、その世界に埋没出来るよう、理性のタガを外すように口利きしておいた」
浮浪:「恵比寿党の喧伝も併せてな」
鵲 亨太:「穏便に、隠密に、友好的に。」
鵲 亨太:「素晴らしい作戦です。」
浮浪:「万事これで済めば、困る必要もないんだがな」
浮浪:「さて、翁の元へ向かおうか」
鵲 亨太:「───取り換え子、ですか。」
浮浪:「…なんだ、気になるのか。」
鵲 亨太:「少しだけ。」
浮浪:「───忍びの世で流れている情報と、別に差はないさ」
浮浪:「取り換えて、育てられた」
浮浪:「十数年前の事件もそうだが…ここは、異界とも縁がある土地だからな」
浮浪:「こういう話も珍しくない」
鵲 亨太:「運命の糸は捻じれても、あなたは真っ当にこの土地を治めようとしている。」
鵲 亨太:「生まれより育ちですな。」
浮浪:「……ふん」
浮浪:「こそばゆいから止めろ」
鵲 亨太:「これは失礼。」
鵲 亨太:「──だからこそ、あなたに賭けてます。」
鵲 亨太:「勝たせてくださいね?」
浮浪:「───ああ」
浮浪:相変わらず、その前を歩く者は誰もおらず
浮浪:様々な感情を孕んだ眼差しのみが、背中に伸し掛かる
浮浪:だが
浮浪:不思議と悪い気はしなかった

浮浪:ここで感情判定しちゃいます
GM:OKです~ 特技を宣言して判定どうぞ!
浮浪:指定特技は《言霊術》言葉にはパワーが宿るんだぜ
GM:OK
浮浪:2D6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 11[5,6] → 11 → 成功

浮浪:ゴリゴリの成功
鵲 亨太:凄い感情が
GM:クソ強感情
GM:浮浪さんと鵲さんはETどうぞ!
浮浪:ET
ShinobiGami : 感情表(1) → 共感(プラス)/不信(マイナス)

鵲 亨太:ET
ShinobiGami : 感情表(3) → 愛情(プラス)/妬み(マイナス)

浮浪:共感で!
鵲 亨太:愛情…愛情!?
鵲 亨太:愛情で…
浮浪:www
GM:愛情引いちゃった!
浮浪:おいおいおい
GM:それでは続きをどうぞ! 区画効果を使いたいなら使ってもよいぞ
浮浪:じゃあ続けて区画効果使おうかな
浮浪:お金を一個消費して、追加で情報判定を行います
GM:来たか…!
GM:恵比寿町の資金を一つ消費して残り1個ですね
GM:情報判定の対象はどなたかな
浮浪:対象は毛々翁!
GM:OKです 指定特技を宣言して判定をどうぞ~
浮浪:指定特技はまた言霊術で。話し合いしに行くからね
浮浪:2D6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 7[2,5] → 7 → 成功

浮浪:危なげなく
鵲 亨太:安定してるなー
GM:危なげないね
GM:感情修正は判定前に宣言する必要があるのでタイミング逃さないようにご注意ください
浮浪:完全にすっぽ抜けてたぜ
GM:では毛々翁の秘密を、浮浪さんと鵲さんに共有!
GM:送りました
鵲 亨太:ワァオー(受け取りました)
浮浪:受け取りました
GM:ではそれを踏まえて、簡単にロールをしましょうか!

GM:──古代の書架
GM:埃を被った、古書通りの最深部に位置する古本屋である。
GM:店主は毛々翁。そこには、忘れられたあらゆる歴史が納められているという。
毛々翁:「ゴホッ……来ると、思っていた」
毛々翁:書架の主が身体を起こす…ように動いた。
浮浪:「では、俺たちが何を話に来たのかも見当がついてるな。翁」
浮浪:真向かいに座り、居を正す
毛々翁:「古書通りは、君の思想に賛同している」
毛々翁:「主である私が…ゴホッ、君の意思に逆らうつもりはないのだ」
毛々翁:ずる、と古い巻物を引き寄せる。
浮浪:「……」その動作の一つ一つに目を向ける
毛々翁:「歴史がある……この島と、その住民に」
毛々翁:「隠忍の血統と、忍神復活の、その儀式に……ゴホッ」
鵲 亨太:翁の言葉を聞き逃すまいと、話に集中している。
毛々翁:「歴史とは、未来から見れば、愚かで利己的な選択の集積にすぎないのかもしれない」
毛々翁:「しかし、過去から見れば……起こるべくして起こった、人の想いの、結晶なのだ」
毛々翁:「浮浪……ゴホッ」
浮浪:「………ああ」
毛々翁:「君の父にも。不動丸にも、歴史があったのだ」
毛々翁:「不動丸は、十数年前の儀式で、恐れた」
毛々翁:「神を、ではない。ましてや人でもない」
毛々翁:「あまたの只人を生贄に捧げる、その判断を……隠忍を、恐れた」
毛々翁:「晩年の不動丸は、衰えて、人を喰えなくなったと聞いただろう」
浮浪:「………」無言を以て肯定の意思を示す
毛々翁:巻物をなぞる。人名らしきものがずらずらと並んでいる。
毛々翁:「逆だ……人を喰えなくなったから、衰えたのだ」
毛々翁:「悪鬼羅刹、不死身と言われた不動丸は、ゴホッ、そうして弱くなった」
毛々翁:「弱い者が、最後に頼るのは」
毛々翁:「血だ。浮浪」
毛々翁:「隠忍の血統は、血統である。そうして生きながらえてきた」
浮浪:「よく知っているさ」
毛々翁:「……浮浪。私は君に、隠忍の頭としての力量が備わっていると感じているよ」
毛々翁:「不動丸も、同じだっただろう」
毛々翁:「……だが、不動丸の、血を守ろうとした判断も」
毛々翁:「隠忍としての、弱さだったのだ……」
浮浪:「………」
浮浪:「───翁よ」
浮浪:「事はすでに、”保守派” ”開島派”の枠組みに収まるものでは、ないのかもしれない」
浮浪:「”開島派”は……奴らはある目的のためだけに、体よく対立出来る立場を利用しているだけだ」
浮浪:「このままのさばらせはしない」
浮浪:「この島と住民に歴史があると言ったように」
浮浪:「俺にも、俺の歴史がある」
浮浪:例えそれが、運命の悪戯でもたらされたものだったとしても
浮浪:「俺は」
浮浪:「俺が育った故郷を守り抜く」
浮浪:「育ててくれた者に報いる」
浮浪:「お前もその一人だ、翁」
浮浪:そう言って、少しばかりの金品を差し出す
毛々翁:「ゴホッ……フ、フ……」
浮浪:「どれだけ弱っていようが、お前にはまだ死なれちゃ困る。」
浮浪:「死ぬなら、相談役としての責務を全うしてから死んでくれ」
毛々翁:「そうまで言うなら、預かっておこう……」
毛々翁:「相談役、ならば」
毛々翁:鵲に目を向ける。
毛々翁:「役に立っているようだがね」
浮浪:「ふ」
浮浪:「目敏いな。やはりまだ必要だよ」
毛々翁:「…ゴホッ。不動丸への土産話を、もう少し集めてもらうさ……」
毛々翁:「フ、フ……」
浮浪:「ああ」
鵲 亨太:す、と翁に頭を下げる
浮浪:「行こうか」鵲に呼びかける
鵲 亨太:「承知しました。」
浮浪:──翁の元を離れ、しばらく歩いたのち
浮浪:徐に口を開く
浮浪:「…………一つ、聞きたい事がある」
鵲 亨太:「答えられるものならなんでも。」
浮浪:「隠忍と人とを分かつものは、なんだと思う。お前の所感を聞きたい」
鵲 亨太:「難しい質問ですね。」
浮浪:「例えば、人のふりをする隠忍が居れば、それは人たりえるか。」
鵲 亨太:「線を引く者によって異なるでしょうな。」
鵲 亨太:「おに、と称される只人もいれば、」
鵲 亨太:「人のように振舞おうとした不動丸どののような方もいる。」
鵲 亨太:「隠忍も人も、自らの尺度で目の前のものを区別するのでございます。」
鵲 亨太:「もっと大きく考えるとよいでしょう。」
浮浪:「……ふむ」
鵲 亨太:「即ち、隠忍であれ人であれ、そのものの行いがあなたの線を越えるか否か。」
鵲 亨太:「線の中に収まるものを守り、越えるものを咎める。」
鵲 亨太:「───ただし」
鵲 亨太:「線を徒に引き直す真似はよしたがいいでしょう。」
鵲 亨太:「それをやった者は一様に”晩節を汚した”と称されます。」
浮浪:「成程」
浮浪:「……やはり立場があるのも、それはそれで面倒だな。」軽く笑って
浮浪:「お前から見て」
浮浪:「今の俺は、どう映る。」
鵲 亨太:「僕は、」
鵲 亨太:「無能な者は甘言を弄し、利用して捨てます。」
鵲 亨太:「有能な者は警戒し肚の内を明かさず、利を持って交渉を持ち掛けます。」
鵲 亨太:「ですが───ここまであけすけに人と話すのは初めてです。」
鵲 亨太:「それだけ好ましく思っていますよ。」
浮浪:「────そうか」
浮浪:やや間が空いて
浮浪:「俺もだよ」
浮浪:「不思議と、お前には余計な事を話してしまう」
鵲 亨太:一瞬、きょとんとしたような表情を浮かべ
鵲 亨太:取り繕うように微笑む
浮浪:……妙な反応だな とは思ったが、ひとまず置いておく
浮浪:「まぁ、それもこれも、目の前の脅威をどうにかしてからだ」
鵲 亨太:「ええ。」
浮浪:「せいぜい気張ってくれ」
浮浪:「……そうだな」凛々丸瑠璃色が言っていた言葉が、ふと頭に浮かんで
浮浪:「俺が勝ったら、面白い世界が見られるようになるかもな」
鵲 亨太:「───陣地が確定した以上、ここからは陣取り合戦になるでしょう。」
鵲 亨太:「あちらも仕掛けてきますよ。」
浮浪:「せいぜい期待していてくれ」
鵲 亨太:「はい。期待します。」
浮浪:そういった後、鵲の言葉に頷いて
浮浪:───来るべき、決戦の時に思いを馳せる。

【第二サイクル:凛々丸瑠璃色】

GM:区画カードと登場希望をどうぞ~
凛々丸瑠璃色:恵比寿町に行こうと思います。
凛々丸瑠璃色:日室さんに軽く声をかけてから、浮浪さんと話をしに行くつもりです。
日室重人:軽く声をかけられます
凛々丸瑠璃色:そこで、たぶん抗争判定をすることになると思います。
凛々丸瑠璃色:情報判定をどうするかはその結果次第かな。
鵲 亨太:これって同盟者も勝手に出れます?
浮浪:お、来たね…
GM:出れると思います!
鵲 亨太:ヤッター、では出ます
凛々丸瑠璃色:あっ、なんか出た!
凛々丸瑠璃色:じゃあ、最初に日室さんに声をかけてから浮浪さんの部屋に遊びに行きますね。
日室重人:一緒に行かなくて大丈夫?一人で行きたい?
浮浪:部屋で待ってる
凛々丸瑠璃色:必要になったら呼ぶのでその時はお願いします。
GM:OK
日室重人:わかりましたー

GM:──恵比寿町
GM:騒乱の気配が近まる中でも……いや、だからこそなのか。
GM:楽しみを求める異類たちでごった返す歓楽街の様子は、変わらない。
凛々丸瑠璃色:「……参ったな。保守派の動きが予想以上に早い」雑踏の中で思考を巡らせる。
凛々丸瑠璃色:「少し慎重に事を進めすぎたかな。いや、これは保守派の連中が上手かったのか」思考を巡らせる。
凛々丸瑠璃色:「さて、どうしよっかな。出島の大部分を掌握された状況で、ここから打てる手は……」思考を巡らせる。
凛々丸瑠璃色:「うん、よし。こうなった以上はもう直接対決しかないか」微笑む。
凛々丸瑠璃色:「日室さん。わたし、浮浪さんと会って『交渉』してきます」振り向く。
日室重人:眼鏡の奥の目がにこりと笑う。
日室重人:「そうですか」
凛々丸瑠璃色:「『交渉』が上手くいったら合図を出しますので、その時はお願いします」
日室重人:「わかりました。万事そのように」
凛々丸瑠璃色:「もし手ぶらで帰ってきたら……その時は上手くいかなかったんだと思ってください」
凛々丸瑠璃色:「行く前に日室さんに聞いておきたいんですが」
日室重人:「はい?何でしょうか」

凛々丸瑠璃色:そこで、わたしが持っている浮浪さんの秘密を日室さんに渡します。
日室重人:渡されます。
凛々丸瑠璃色:あげる~。
凛々丸瑠璃色:質問に答えてもらう対価だよ。もちろん答えなくてもいいけど。
GM:了解です。公開情報になりますね。

PC①の【秘密】 派閥:保守派
あなたは先代である不動丸に、その子どもとして育てられたが、血のつながりはない。
色々と問題も多いこの島だが、幼い頃から暮らしており、ここに住む隠忍たちの生活を大切に思っている。

あなたの【本当の使命】は、「開島派」から出島の住人を守ることである。

凛々丸瑠璃色:「日室さんは、恵比寿党の今の長のことをどう思ってます?」
凛々丸瑠璃色:「……憎んでますか。殺したいくらいに」目を細めて男を見る。
日室重人:少し、動きが止まる。表情が消える。
日室重人:「憎んでいる、のでしょうか。殺したいことは確かですが」
凛々丸瑠璃色:「殺したいんだ」
日室重人:「はい。感情云々を抜きにしても」
日室重人:「本当の事を知らしめるためには───私の利のためには殺すほかありません」
凛々丸瑠璃色:「ふんふん。感情云々を抜きにしないとどうなるの?」
凛々丸瑠璃色:「あんなに楽しくお喋りしたし、情の一つも移ったかな」
日室重人:「情?はは」
日室重人:「敵ですよ、最初から、最後まで」
日室重人:「敬愛する父を、ずっと恣にしてきたのですから」
凛々丸瑠璃色:「うんうん。よきかな、よきかな」
凛々丸瑠璃色:「それじゃあ、その時が来たら――」彼の手をそっと握る。
凛々丸瑠璃色:「あの男は、必ずあなたの手で殺さないとね」
日室重人:「ええ、ええ」
凛々丸瑠璃色:「仕損じちゃダメだよ?」囁くように言う。
日室重人:「勿論ですとも」
凛々丸瑠璃色:「ありがと。すっごく参考になった」
凛々丸瑠璃色:「はい。これ、おすそ分け」紙で包んだパウンドケーキを日室さんの手に乗せる。
凛々丸瑠璃色:「それじゃあ、行ってくるね」
日室重人:「はい。行ってらっしゃいませ、シスター」
日室重人:「幸運をお祈りしてますよ」
日室重人:パウンドケーキを抱え、微笑む。
凛々丸瑠璃色:「ありがと。わたしたちにはきっと“でうす様”のご加護がありますから」
凛々丸瑠璃色:そうやってバスケットを抱え、浮浪さんがいるであろうと思われる恵比寿党のアジトへと向かいます。
凛々丸瑠璃色:雑踏を潜り抜け、人の目をかいくぐり、悠々と扉の前に立つ。
凛々丸瑠璃色:「浮浪さん、こんばんは~。いつかの約束通りお菓子を持ってきましたよ」扉をノックする。
浮浪:その奥から聞こえていた戸惑いの声が静まるのと同時
浮浪:「入れ」
浮浪:扉が開き、聞き覚えのある声がする
凛々丸瑠璃色:「ありがとうございます!」ぱあっと笑顔になる。
凛々丸瑠璃色:扉が開き、修道服姿の小柄な女が姿を現す。女は浮浪さんの方にバスケットを差し出す。
凛々丸瑠璃色:バスケットの中にはマドレーヌやアップルパイなどの焼き菓子が詰まっているようだ。
凛々丸瑠璃色:「ぜーんぶ手作りなんですよ。今回のは特に自信作です」
浮浪:「そうか。俺はこういうのには頓着がないんだが」
凛々丸瑠璃色:「ん。ゴマ団子は食べてたから甘いのは嫌いじゃないのかなって」
凛々丸瑠璃色:「もしお口に合わなかったら捨てちゃってもいいですし」
浮浪:「自信作なら、楽しみにしておくとするよ」
浮浪:そのまま、奥の広間へと通す
凛々丸瑠璃色:素直に通してもらえたことに驚きつつ彼についていく。
凛々丸瑠璃色:「……浮浪さんはわたしのことはもう色々と知ってるんですよね」
浮浪:「ああ」
浮浪:広い和室、畳張りの床に腰を降ろし
浮浪:「本題に入る前に」
凛々丸瑠璃色:「前に」
浮浪:「───一人で来てくれた所申し訳ないんだがな」
凛々丸瑠璃色:「……ああ。別にいいですよ」
浮浪:広間の入口に身を潜めていた鵲に目配せする
浮浪:「話は、二人で聞かせてもらう」
凛々丸瑠璃色:「そうなっちゃうかぁ」
浮浪:「下手なことは考えるなよ」
凛々丸瑠璃色:「考えてないですよ~」
凛々丸瑠璃色:「……もし」
凛々丸瑠璃色:「もしもわたしが本当に浮浪さんと仲良くするために来てるって言ったら」
凛々丸瑠璃色:「そうしたら二人っきりになってくれます?」
浮浪:「お前の言う”仲良く”とは」
浮浪:「俺が黙って、出島の実質的な支配権をお前に明け渡すという事だろう」
凛々丸瑠璃色:一瞬驚いたような顔になり、それから落胆のため息を吐く。
凛々丸瑠璃色:「……何、それ」
凛々丸瑠璃色:「そう。そんなものか……」
浮浪:「───悪いな」
凛々丸瑠璃色:瞳に悲しみの色が浮かぶ。
浮浪:「俺にも立場がある」
浮浪:「ここまで案内してる時点で、最大限の譲歩をしていると思ってくれ」
凛々丸瑠璃色:「立場。立場……?」
浮浪:「………」雰囲気の変化を感じ取る
凛々丸瑠璃色:「あなたは、少しは信頼できるかなと思ってたのに」
凛々丸瑠璃色:「所詮はマザーと……他の人たちと一緒だ。わたしをそういう目でしか見ていない」
浮浪:「…何を言っている」
凛々丸瑠璃色:「わたしね。本当にあなたと仲良くなりたくて来たんだよ」
凛々丸瑠璃色:「お菓子も喜んでくれるといいなって思って作ったんだから。毒も何も入ってないから。よかったら後で食べて」
凛々丸瑠璃色:「……でも、もういいんだ。みんながそう言うなら。わたしをそういう目で見るなら」
凛々丸瑠璃色:「わたしは、化け物でいい」
凛々丸瑠璃色:禍々しい瘴気にも似た気配が立ち込める。

凛々丸瑠璃色:抗争判定に挑戦します♪
浮浪:ひ~~~
鵲 亨太:ヒトガタ団地の効果でマイナス1の修正がつくことを忘れないでね!
凛々丸瑠璃色:もちろん!
日室重人:感情投げましょうか
凛々丸瑠璃色:うん。ありがとう。
GM:まず忍具を一つ消費してくださいね~
凛々丸瑠璃色:手持ちの神通丸を消費するよ。
日室重人:しかるのちに判定前感情修正!
GM:OKです。では指定特技は浮浪さんの特技からランダムに一つ選択します。
GM:GMが振りますね
凛々丸瑠璃色:よろしくお願いします~
GM:1D6
ShinobiGami : (1D6) → 5

GM:《言霊術》ですね!
浮浪:くっ…
凛々丸瑠璃色:がんばるよ!
GM:ヒトガタ団地のマイナスと、日室さんの感情修正で±0
GM:判定どうぞ~
凛々丸瑠璃色:《瞳術》で代用して判定するよ。
凛々丸瑠璃色:いくよ~。
凛々丸瑠璃色:2D6>=7 (判定:瞳術)
ShinobiGami : (2D6>=7) → 6[1,5] → 6 → 失敗

凛々丸瑠璃色:a,
鵲 亨太:あっぶね
GM:うわーっ、惜しい
凛々丸瑠璃色:惜しいな。格好付けたいから振り直そう。
日室重人:だめかー!
鵲 亨太:何!
浮浪:よしよしよし
GM:振り直しだと!?
鵲 亨太:忍具をもう一つ使うだと!
GM:もう忍具は二つ使ったのでは…!?
凛々丸瑠璃色:背景の効果を使用します。
日室重人:振り直し…!
凛々丸瑠璃色:宿星で振り直します。
浮浪:おのれ~
GM:宿星!信念に従った判定をセッション一回まで振り直せる効果ですね。
凛々丸瑠璃色:ね、GM。これは信念に沿った行動だよね。世界を変えるためだもの。
GM:凛々丸さんの信念は我なんですが……
凛々丸瑠璃色:わたしの世界だよ?
GM:まあ多分我を通そうとしているのだと思います 振り直しどうぞ!
日室重人:こええ
凛々丸瑠璃色:はーい。
凛々丸瑠璃色:2D6>=7 (判定:瞳術)
ShinobiGami : (2D6>=7) → 10[5,5] → 10 → 成功

日室重人:やったー!
凛々丸瑠璃色:成功。
鵲 亨太:うげー!
GM:おお、成功した……!
凛々丸瑠璃色:恵比寿町、もらうね。
浮浪:やられたー!
鵲 亨太:こちらは何もできない
GM:では恵比寿町が凛々丸さんの縄張りになります!
凛々丸瑠璃色:ありがとう。
GM:のこりの資金1も凛々丸さんに所有権が移りますね。
凛々丸瑠璃色:せっかくだし貯金しておこうかな。

凛々丸瑠璃色:「ね、浮浪さん。鵲さん。ところでさ」
凛々丸瑠璃色:「わたしみたいな小娘一人にこんなに時間を使っていていいの?」漆黒の闇のような女の瞳が二人を射抜く。
凛々丸瑠璃色:その間に日室さんには手元のスマホで『交渉成功』というメールを送り終えている。
凛々丸瑠璃色:二人は、アジトの外から人々の悲鳴が聞こえてくることに気付くだろう。
浮浪:「………!」
日室重人:「……話になりませんね。この程度も耐えられないとは」足元に倒れた屍を見やる。
日室重人:「やはり、この地の隠忍は弱い。父上が血を外部に遺したのは間違いではありませんでした」彼の通ってきた道にはいくつもの屍。
日室重人:それも、この地の隠忍のものだ。
日室重人:何をしたのか?眼だ。彼の眼は、とびきりの魔眼である。
日室重人:咎眼流の始祖の血と、隠忍の不動丸の血。
日室重人:それが交わり生まれた日室重人は、ただ一目見ただけで多数を制圧する魔眼を持つ。
日室重人:「シスター。あとは貴女に任せますよ」
凛々丸瑠璃色:その機に乗じて漂流会の者たちが恵比寿町へと乗り込み、瞬く間に町を占拠していく。
凛々丸瑠璃色:「……うん。こんなものかな」
浮浪:……目の前の女から目を離すことが出来なかった
浮浪:いや、それを選ばされた。
凛々丸瑠璃色:「結局一番やりたくなかった方法になっちゃったなぁ」
浮浪:「……隠忍と人の共存 みんな仲良く か」
凛々丸瑠璃色:「うん。そうできればよかったんだけど」
凛々丸瑠璃色:「無理だったみたい」ぎこちなく笑う。
浮浪:「そうか」
浮浪:「……」
浮浪:「悪くない目標だと思ったんだがな」
凛々丸瑠璃色:「わたしも素敵な目標だって信じてたんだ」
凛々丸瑠璃色:「それを捨てさせたのは、あなたやこの島の人間たちだ」
凛々丸瑠璃色:「……ばいばい、浮浪くん。責任を持ってわたしを殺しにきてね」
浮浪:何か言おうとして、口を噤む。
浮浪:今優先すべきは──
凛々丸瑠璃色:黒い羽根を舞い散らせながら修道服姿の女が睥睨する。
鵲 亨太:窓から部屋に侵入する。
鵲 亨太:「決裂、ですか。残念です。」
鵲 亨太:「こうも武力を振りかざされた以上は……行きつく先は一つ。」
鵲 亨太:「───ここはお退きを、浮浪さん。」
鵲 亨太:「漂流会が恵比寿町をほぼ制圧しました。」
鵲 亨太:「一度態勢を立て直すべきかと。」
浮浪:───頷く
浮浪:ローブの下、闇に塗りつぶされたような瞳が、一瞬だけ凛々丸の方を向いた。
浮浪:ただ、それだけだ。すぐさま退却を図る。
凛々丸瑠璃色:「逃がすか……は、違うか。お菓子、ちゃんと持っていってよ!」
鵲 亨太:机の上のお菓子を回収してから浮浪に続く
凛々丸瑠璃色:「自信作。感想聞かせてね!」
凛々丸瑠璃色:撤退する二人の後ろ姿に声をかける。
凛々丸瑠璃色:「さて。仕上げといこうかな」

凛々丸瑠璃色:というわけでメインの行動に移ります!
凛々丸瑠璃色:二口女を目標に情報判定を行います!
GM:指定特技を宣言して判定をどうぞ~
凛々丸瑠璃色:ええっと
凛々丸瑠璃色:わたし、《火術》とか《拷問術》とかろくな特技を持ってない!
凛々丸瑠璃色:拷問はダメでしょ
GM:まあ、拷問して秘密を吐かせたのでは…?
日室重人:瞳術とか
日室重人:詐術もあるし…
凛々丸瑠璃色:じゃ、じゃあせっかく立ち絵も変えたので《異形化》で……
日室重人:お好みで穏便にも強硬にも…
凛々丸瑠璃色:隠忍感を演出してシンパシー的なあれで情報を探ります
GM:お、いいですね
GM:では恵比寿町の区画効果で、+1で判定どうぞ~
凛々丸瑠璃色:あ、そうか。恵比寿町、便利!
凛々丸瑠璃色:浮浪さん、いつもこんな良い家で暮らしてたんですか。羨ましい。
凛々丸瑠璃色:では、判定!
凛々丸瑠璃色:2D6+1>=5 (判定:異形化)
ShinobiGami : (2D6+1>=5) → 10[4,6]+1 → 11 → 成功

日室重人:強い!
GM:出目が強い
凛々丸瑠璃色:やった!成功!
凛々丸瑠璃色:やっぱ良い家は違うなぁ~
GM:では二口女の秘密を凛々丸さんと、日室さんと鵲さんに共有します
凛々丸瑠璃色:やったー!これでNPCの秘密も全部抜けた!
凛々丸瑠璃色:毛のおじさんの秘密は知らないけど……
GM:送りましたん
日室重人:確認しました!
凛々丸瑠璃色:こ、これは……!
凛々丸瑠璃色:我々陣営がこの秘密を握るのはある意味運命だな……
日室重人:うむ…
GM:では、なにか行う場合は宣言をどうぞ
日室重人:個人的には何かやって欲しい気持ちありますね
日室重人:でも決定権は瑠璃色さんにあるのだ
凛々丸瑠璃色:手は二つだと思うんですよね
日室重人:あー
凛々丸瑠璃色:浮浪さんが実の子ではないと知らしめるか、日室さんが本当の子だということを知らしめるか
日室重人:えーと
日室重人:趣味にお任せします
凛々丸瑠璃色:趣味かw
日室重人:大差ない気もするので…
凛々丸瑠璃色:確かに結果は一緒か……
凛々丸瑠璃色:では、GM!
凛々丸瑠璃色:二口女の【秘密】の効果を使い、日室さんの【秘密】の内容を売り渡します!
日室重人:売り渡されます
凛々丸瑠璃色:みんな~、この人が不動丸様の本当の子ですよ~
GM:了解しました。秘密の対価として、凛々丸さんは「お金」を1個獲得します。
凛々丸瑠璃色:ちゃりんちゃりん
GM:特にこのシーンですることがなければ、マスターシーンに移行します
凛々丸瑠璃色:はい!お願いします!

【マスターシーン:暴露】

二口女:「──アァ、これはこれは。凛々丸様」
二口女:かつての主の住処を侵攻した女に対し、恭しく頭を下げる。
凛々丸瑠璃色:「こんにちは~、お姉さん。もう頭なんて下げないでくださいよ」頭の禍々しい角。修道服姿の背中から生える黒い翼。一見して只人ではないことが分かる容貌だ。
凛々丸瑠璃色:「日室さん。このお姉さんがお話した情報屋さんですよ」
凛々丸瑠璃色:「わたしと一緒でこの島をとっても恨んでいる」
日室重人:「どうも」
日室重人:頭は下げず、猫背のまま黒い目で二口女をじっと見ている
二口女:「初めまして。下賤な情報屋でございます」
二口女:「凛々丸様……お話、していた通り」
凛々丸瑠璃色:「……はい」
二口女:「恵比寿党の警備のルートや、穴。貴方たちの侵略の手助けとなる情報を渡せば」
二口女:「対価として、この出島に混乱を起こす、飛び切りの情報をいただける」
二口女:「相違はございませんね……お話、頂戴したく存じます」
二口女:肉食の獣を思わせる、煙草の香りがする。
凛々丸瑠璃色:「もちろん。わたしは嘘なんて吐きません。……あー、ごめん。それが嘘だわ」はにかんだように笑う。
凛々丸瑠璃色:「嘘まみれのわたしだけど、この情報は信じていいよ」
凛々丸瑠璃色:「最悪の混乱を。極上の地獄を。期待しているから」
凛々丸瑠璃色:「それじゃあ、日室さん。いいかな?」
日室重人:「構いません」
凛々丸瑠璃色:彼を促すように微笑み、その秘密を二口女に流します。
二口女:「……」
二口女:「……フフ」
凛々丸瑠璃色:「どうかな。期待通りだといいんだけど」
二口女:「『フフハハハハ!!」』
凛々丸瑠璃色:「わ。おっきな声。ビックリした」
二口女:笑い始める。声が二重になって反響する。
日室重人:口元に薄い笑みを浮かべている。
凛々丸瑠璃色:「不思議~。どうなってるんだろ」きょろきょろと辺りを見回す。
二口女:「『ええ、期待通りも通り! 実に興味深い」』
凛々丸瑠璃色:「よかった~。お姉さんに喜んでもらえてわたしも嬉しいよ」
二口女:「『アァ、失敬……見せ慣れていないもので」』
二口女:面頬を剥ぎ取る。
二口女:布の下では、口腔が縦にひび割れ、胸にまで伸びている。
二口女:そして胸の中央にもう一つ、口が存在していた。二枚の舌がぬらと糸を引く。
日室重人:驚いた様子もなく、笑みを浮かべている。
凛々丸瑠璃色:「わあ。なんて綺麗なの……!」うっとりした顔で女の容姿に見惚れている。
二口女:「『光栄です、凛々丸様。しかし隠忍にも上下があり、貴賤がある」』
二口女:「『私の”これ”は、呪いによるもの。人でなしながら、純粋な隠忍にもなりえぬ異様」』
二口女:「『それ故に私は、恨んでおるのです。すべての異類の終着点ながら、私を受け入れなかったこの島を」』
凛々丸瑠璃色:「わかるよ。あなたも辛かったでしょう」思い出す。――引きずり込まれた教会の地下室。修道服姿の女が何度もわたしを打擲する。
凛々丸瑠璃色:「わたしが、変えてあげる。上下の区別も、貴賤の差もない、そんな世界に。信じて」
二口女:「『信じましょう──されど、私はしがない情報屋」』
二口女:音もせず、背後に飛ぶ。あけ放たれた窓枠に足をかける。
二口女:「『貴方のために戦おうという意思も、力もありません」』
二口女:「『最も。混乱が大きくなる者の元へ」』
二口女:「『この飛び切りの情報を、届けるまでで御座います」』
日室重人:「期待していますよ」
日室重人:「貴女は美しい隠忍です」
凛々丸瑠璃色:日室さんの言葉を肯定するように頷く。
二口女:にた──と、ふたつの口が笑う。
二口女:「『日室様、貴方は」』
二口女:「『隠忍では、ありませんよ」』
二口女:煙とともに掻き消える。
GM:その後、わずか半刻と経過しないうちに。
GM:”不動丸の実子、日室重人”の情報が浸透していく。
GM:後継者の存在に、騒乱は落ち着きを見せるかに思われた。
GM:しかし。
GM:何者かに情報の流れを操られているかのように、その情報は現恵比寿党──浮浪の信奉者にばかり広まっていく。
GM:「偽物か、本物か」「後から出てきただけで、後継者と認められるのか」
GM:「歓楽街の住民を蹂躙した人間を、血の繋がりだけで新たな主としなければならないのか」
GM:火の無いところに煙は立たぬ。
GM:彼らの不満は、わずかな燃料を元にするかのように燃え上がり、日室重人への攻撃という形に転化していった。

GM:日室さんは、妖術分野からランダムに選んだ特技で判定を行ってください。
GM:2D6
ShinobiGami : (2D6) → 7[2,5] → 7

GM:《言霊術》ですね。
日室重人:言霊術!
GM:判定に失敗すると、妖術戦ダメージを1点受けます
凛々丸瑠璃色:そ、そんな!
日室重人:ひええ
GM:これはジェネリック接近戦ダメージのようなものです
凛々丸瑠璃色:ジェネリックなんだ
日室重人:とりあえず…振るぜ!
GM:ランダムに選んだ結果が既につぶれている生命分野になった場合にちょっと特殊効果がある
GM:判定どうぞ!
日室重人:あっ、同盟者だから+1つくな
凛々丸瑠璃色:あっ、そうですね。
日室重人:よし
日室重人:SG+1>=7 (判定:瞳術、指定特技:言霊術)
ShinobiGami : (SG+1@12#2>=7) → 10[5,5]+1 → 11 → 成功

凛々丸瑠璃色:すごい!
日室重人:いい出目!
GM:おお、成功ですね! では日室さんは無事に襲撃をかわしました。
凛々丸瑠璃色:こんなの恵比寿党に攻撃されたという大義名分を手にしただけじゃん!
GM:一部の住民が過激な排斥に出たことで、異類たちの間でも攻撃が広まります。
凛々丸瑠璃色:うんうん。どんどんおやり。
GM:これ以降、影響力チェックのタイミングで最も縄張りの数が少ないPCは、集団戦ダメージ1点を受けるようになります。
日室重人:わたし!www
GM:おかしいね
凛々丸瑠璃色:そ、そんなー!?
GM:マスターシーンは以上です。

【第二サイクル:影響力チェック】

GM:さて、長かったようでやはり短かったメインフェイズもこれでラスト
GM:それぞれの陣営の縄張りの数を比較します!
凛々丸瑠璃色:どうなってるかな~
GM:凛々丸・日室陣営が区画数2!
GM:そして…浮浪・鵲陣営が区画数4!
浮浪:やったぜ
凛々丸瑠璃色:果たして勝負の結果は……
GM:影響力は浮浪・鵲陣営の勝利となります! お金を一個獲得してください!
鵲 亨太:やった!
凛々丸瑠璃色:くっ……!
日室重人:おのれ
GM:どちらが獲得するかは相談して決めましょう。
浮浪:私が手持ちなくて、鵲さんが2つか
GM:貰っちゃってもいいんじゃない?
鵲 亨太:今度は浮浪さんどうぞ!
浮浪:貰っときましょうか
浮浪:あざす!
凛々丸瑠璃色:鵲さん、表の使命も達成してるんだなぁ。抜け目ない。
GM:そして二口女のマスターシーン、暴露の効果により
GM:最も縄張りが少ないPC……区画数ゼロの日室さんは集団戦ダメージ1点を受けていただきます!
日室重人:うけます!
凛々丸瑠璃色:ねえー!わたしたちが情報あげたのに!
日室重人:どうどう
凛々丸瑠璃色:拷問するよ、お姉さん!
日室重人:こういうこともあるよ
凛々丸瑠璃色:ぐすんぐすん
GM:最悪の地獄とやらが自分たちだけに被害がないとでも…
GM:では日室さんは変調表(WT)を振ってください。
日室重人:はい
日室重人:WT
ShinobiGami : 変調表(3) → 重傷:命中判定、情報判定、感情判定を行うたびに、接近戦ダメージを1点受ける。この効果は累積しない。各サイクルの終了時に、《生存術》で行為判定を行い、成功するとこの変調は無効化される。

GM:あらま
浮浪:やば
日室重人:うわつらすぎ
凛々丸瑠璃色:き、きついって!
鵲 亨太:Oh…
凛々丸瑠璃色:日室さん、スペシャル出して♡
日室重人:生存術…?
凛々丸瑠璃色:生存術……?
日室重人:10だって
凛々丸瑠璃色:遠すぎる
GM:一応サイクル終了時だし変調解除判定はふってもいいか
日室重人:うぬぬ 判定だけしよう 振らせていただきます
GM:どうぞ~
日室重人:SG>=10 (判定:隠形術、指定特技:生存術)
ShinobiGami : (SG@12#2>=10) → 11[5,6] → 11 → 成功

日室重人:すごい!
GM:つよ
凛々丸瑠璃色:すごいね!!?
浮浪:強い
鵲 亨太:つよすぎ
凛々丸瑠璃色:無敵か、この男
GM:では住民に与えられた重傷をメガネで塞いで直しました
日室重人:wwwww
凛々丸瑠璃色:メガネ便利だなぁ
日室重人:眼鏡こそ最強!!!!
凛々丸瑠璃色:この男の生存本能は本物
日室重人:お騒がせしました
日室重人:以上です
GM:は~い

GM:第二サイクルを終了します。
GM:メインフェイズを終了します。

【クライマックスフェイズ】

GM:クライマックスフェイズを開始します。

GM:クライマックスの戦闘では、直前の影響力チェックで優勢になった陣営が、どの区画を舞台にするか選択できます。
GM:浮浪・鵲陣営は選択をどうぞ。
凛々丸瑠璃色:どこになるかなぁ
浮浪:効果があるのは酒呑洞ですけど
浮浪:どうしましょうか
鵲 亨太:戦場で恩恵があるところってどこですかね?
GM:全員に影響ありますからねえ 戦場は
凛々丸瑠璃色:酒吞洞のみ?
浮浪:一応私が魔笛で呼び出せるエネミーの中に、極地でバフがかかる奴は居るんですけど
凛々丸瑠璃色:恵比寿町と風来窟だと我々陣営が有利になるけど、あえて乗り込んできてもいい
鵲 亨太:あ、
浮浪:リスキーではある…
鵲 亨太:夕闇市場の区画効果ってクライマックスでも生きます?
GM:クライマックスはラウンド進行であってサイクル進行ではないんですね~
鵲 亨太:なるほど
凛々丸瑠璃色:なるほど~
鵲 亨太:じゃあ酒呑洞にして
鵲 亨太:戦場をどうするかですね
浮浪:そうですね…
鵲 亨太:おとなしく平地にしますか…
動死体:鵲さんに仕える動死体ちゃんもいるので忘れないでね
凛々丸瑠璃色:動死体ちゃん!
日室重人:かわいい
浮浪:下手にいじると結局私たちの方が不利になりそうですもんね…w
凛々丸瑠璃色:極地じゃないの~?
浮浪:方やスペシャル型で方や獣化悪食血旋渦…うーん
凛々丸瑠璃色:悩んでる
鵲 亨太:二人とも怖すぎる
日室重人:こわくないよ〜
凛々丸瑠璃色:善良な聖職者だよぅ
鵲 亨太:すいません、シノビガミ二回目なので戦略が全然分かりません、が
鵲 亨太:平地に一票とさせてください
凛々丸瑠璃色:わたしもわかってません!安心して!
浮浪:平地かなぁ
浮浪:平地にしますか
浮浪:平地でお願いします
GM:強い平地推し
GM:了解です! クライマックスの戦場は「平地」となります。

GM:──酒呑洞
GM:連日のように賭け試合で賑わう地下闘技場は、しかし静まり返っていた。
GM:白いライトが、円状の地面を照らしている。周囲の観客席には、一人の姿もない。
GM:バツ、と音を立て、入場口のライトが点灯する。
GM:街の騒乱を鎮めるため、闘技場の中央で侵略者を待ち構える忍びが二人。
GM:理想の環境を築くため、舞台に立つ支配者のもとへと歩みを進める忍びが二人。
GM:それぞれが、瞳に使命を宿している。
浮浪:「───どうしてここだと?」
浮浪:前置きもなく、そう問いかける
凛々丸瑠璃色:「二口のお姉さんから教えてもらったんだけど……何この場所。センスない」うんざりしたような顔で周囲を見渡している。
浮浪:「統治者が、治めるべき町を破壊してどうする」
浮浪:ゆっくりと、凛々丸と日室に向き直る
浮浪:「そんなの気にせず、思いっきりやれる場所を選んだだけだ」
鵲 亨太:「もう戦えない者は避難させてますよ。」
鵲 亨太:「あなた方が無為に殺すことが出来ないようにね。」
凛々丸瑠璃色:「あー、そういう答えか」頭を抱える。
凛々丸瑠璃色:「確かにこんな何もない場所じゃあ小細工しようもないもんなぁ」
凛々丸瑠璃色:「どうする、日室さん?」傍らの男に問いかける。
日室重人:「貴女はどうしたいのですか?」
日室重人:「私はただ、雌雄を決することができれば……いえ」
日室重人:「血筋なき者を始末できればそれで良い」
浮浪:「………」
凛々丸瑠璃色:「んー。もっと無為に殺したかったな、って思ったけど。それはそれで面白いか」
凛々丸瑠璃色:「ね。血筋なき者さん?」浮浪さんに微笑みかける。
浮浪:「分かりやすくて助かるよ」
鵲 亨太:「逆に言いましょう。」
鵲 亨太:「虐殺に加担し、この出島に騒乱を巻き起こし、」
鵲 亨太:「無辜の人々を脅かしたあなた方は──」
鵲 亨太:「”血統以外誇るべきものが何もない”。」
鵲 亨太:「日室さん。あなた、この出島にやってきたのは最近でしょう?」
鵲 亨太:「そのような人間がどうしてこの地に根付く人間の心を得られるでしょう。」
日室重人:ふう、と息を吐く。
日室重人:「そうですね、私も最初は慎重に事を進めるつもりでした」
日室重人:「不動丸様───父上への敬愛も、忘れたことはないつもりです」
日室重人:「しかし、出島に来て。その実態を見て───」
日室重人:「酷く落胆しました。絶望したと言っても良い」
日室重人:「恵比寿党の方々は、外で隠忍がされてきたことを只人にし返しているだけでした」
日室重人:「………私は、到底今の出島を、恵比寿党を受け入れられません」
鵲 亨太:「だから、殺したと?」
日室重人:「───」シスターを一瞥する。
日室重人:「私一人では、そのようなこともなかったでしょうね」
凛々丸瑠璃色:慈愛に満ちた表情で微笑む。
日室重人:「ですが、選択したのは私です」
鵲 亨太:「姦劫弑臣。」
鵲 亨太:「耳障りの良い策を君主に献じ、意のままに操ろうとする臣のことです。」
鵲 亨太:「真に君主としての器があれば、そのような愚策は遠ざけるべきでしたね。」
日室重人:「はは」
日室重人:「何とでもどうぞ。否定は致しません」
浮浪:「………一つ」徐に口を開く
浮浪:「聞きたいことがある」
鵲 亨太:視線を浮浪に向ける。
凛々丸瑠璃色:「どうぞ」
浮浪:「お前たちは、立場上”開島派”と呼ばれる派閥のトップだ」
浮浪:「隠忍が統治するこの島で生きられない者たちにとっての、希望の旗印でもある」
凛々丸瑠璃色:「ふんふん」黙って聞いている。
浮浪:「聞きたいのは」
浮浪:「その願いを背負う意思が、お前たちにあるのかどうかだ」
浮浪:「首がすげ変わるだけでは意味がない」
浮浪:「再び、同じような者たちが生まれるのなら何も変わらない」
浮浪:「お前たちは、そうなってはいけない立場にある」
浮浪:「この島を掌握して」
浮浪:「お前たちは、何を為すつもりだ」
凛々丸瑠璃色:「何度も言ったよ」
凛々丸瑠璃色:「全ての人が平等に暮らせる世界を作る。虐げられてきた全ての人たちのために」
凛々丸瑠璃色:「二口のお姉さんや重人くんやケンタやポンちゃん、サブロウタ、それに――」
凛々丸瑠璃色:――幼かった頃のわたし。
凛々丸瑠璃色:「みんなが差別や暴力を受けずに暮らせるようなそんな世界に変えてみせる」
凛々丸瑠璃色:「そのためなら、わたしはどんな手段だって使うし、どんな犠牲も払うよ」
凛々丸瑠璃色:「世界を変えるためだったら神様だって利用してやろうじゃない」
凛々丸瑠璃色:「日室さん。重人くん。あなたがさっき言ったことはもっともなんだけど、鵲さんにあんな好き勝手言わせてちゃダメ」
凛々丸瑠璃色:すう、と小さく息を吸うと凛とした声で言う。
凛々丸瑠璃色:「鵲さん。あなたがさっき言ったことは全て間違ってます!」
日室重人:目を瞠り、ゆるく笑う。
凛々丸瑠璃色:「日室さんは先ほどご本人がおっしゃったように立派な志を持っています。ただ血筋だけでこの漂流会を率いているわけではありません」
凛々丸瑠璃色:「それを言うに事欠いて――虐殺?騒乱?殺害?どれも違う!」
凛々丸瑠璃色:「日室重人には神様のご加護がついています」
凛々丸瑠璃色:「彼がこの島で為すことは全て神の御許に捧げる聖戦です」
凛々丸瑠璃色:自らが下げている十字架を引きちぎり、彼の首元にかける。
日室重人:ネクタイの上から感じる重み。
凛々丸瑠璃色:「彼と、神の御名において。この出島の住民たちは教え導かれるでしょう」
日室重人:(ああ、凄い)
日室重人:(彼女は『魔』そのものだ)
凛々丸瑠璃色:「そういうことになる、予定です」弾んだ声で言う。
凛々丸瑠璃色:「これで質問の答えになってるかな?」
日室重人:「───貴女に教え導かれるだけではいられません」
日室重人:「並び立ち、言いましょう」
日室重人:「彼らを背負うと」
鵲 亨太:「…………思い違いをしていました。」
鵲 亨太:「彼女は、狂信者です。」
鵲 亨太:「比良坂が最も苦手とする手合い。」
鵲 亨太:「彼女にこの島を明け渡せば民はみな、」
鵲 亨太:「”教/狂化”するでしょう。」
鵲 亨太:「────殺すべきです。」
鵲 亨太:手裏剣を構える
浮浪:……目を伏せる
浮浪:(…狂信者か。その通りだ)
浮浪:(───それでも)
浮浪:(俺は)
浮浪:「…………ああ、よく分かったよ」凛々丸に返す
浮浪:「その上で俺もこう答える」
浮浪:「───この世界に、真の平等なんかないよ」
浮浪:「お前たちがたった今、自然と自らを上位存在に据えたように。」
浮浪:「差異があり、不和があり、理不尽がある」
浮浪:「…だから、統治する者が必要なんだ」
浮浪:「先頭に立ち」
浮浪:「背中を見せ」
浮浪:「叶わぬ理想を、それでも追い求める愚か者が」
浮浪:「俺は、神様なんかじゃなくていい。」
浮浪:「地に根を張り」
浮浪:「両の足で立ち」
浮浪:「故郷を守る、ただの忍びだ。」
浮浪:「───かかって来い」
浮浪:「まずはお前たちを」
浮浪:「張りぼての御座から、引きずりおろす。」
GM:相対する両者が、武器を構える。
GM:血の決着なくば、この騒ぎに終焉はない。
GM:──高速戦闘が、開始された。

GM:クライマックス戦闘を開始します。
Tekey:日室重人がダイス目を変更しました。(秘匿)
GM:戦闘終了条件は、戦闘に参加しているPCが特定の派閥のPCのみになるまで。
GM:ラウンド数制限など、特別なルールは…なし!
GM:鵲さんは「動死体」一体を従者として所持しているので運用してください。
GM:質問はありますか?
凛々丸瑠璃色:なんかあるかなぁ
日室重人:多分大丈夫なはず
凛々丸瑠璃色:ないと思います!ないです!
日室重人:大丈夫!
浮浪:お金は相変わらず使える感じですよね
GM:使えますよ~
凛々丸瑠璃色:あっ、そうか。マネー!
浮浪:了解ですー
GM:浮浪さんが1、凛々丸さんが2、鵲さんが2 所持しています
鵲 亨太:やったぜ
日室重人:素寒貧です
凛々丸瑠璃色:ふんふん
Tekey:凛々丸瑠璃色がダイス目を変更しました。(秘匿)
浮浪:他は特にないかな
凛々丸瑠璃色:わたしも大丈夫です~
GM:OK

【第一ラウンド】

GM:プロットをお願いします。完了したらその旨を宣言するとよいとされているのじゃ
日室重人:プロット完了済みです
凛々丸瑠璃色:プロットしました!
鵲 亨太:しました!
Tekey:浮浪がダイス目を変更しました。(秘匿)
浮浪:OK!
GM:OK
GM:それでは……プロット公開!
Tekey:日室重人がダイスを公開しました。出目は「3」です。
Tekey:浮浪がダイスを公開しました。出目は「3」です。
Tekey:凛々丸瑠璃色がダイスを公開しました。出目は「3」です。
Tekey:鵲 亨太がダイスを公開しました。出目は「3」です。
Tekey:鵲 亨太がダイスを公開しました。出目は「4」です。

4:動死体
3:浮浪、凛々丸瑠璃色、日室重人、鵲 亨太

GM:それでは、プロット4! 動死体の行動からです
GM:鵲さんは宣言どうぞ~
鵲 亨太:【屍沸】使います。対象はシスター。
凛々丸瑠璃色:きゃー!困ります!
GM:OK! 判定もどうぞ~
鵲 亨太:死霊術で判定。
鵲 亨太:2d6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 10[4,6] → 10 → 成功

鵲 亨太:成功。
凛々丸瑠璃色:高いですって!
浮浪:完璧
GM:成功ですね! 凛々丸さんは以降の戦闘中、ファンブルしたときに射撃戦ダメージ1点を受けるようになります。
日室重人:ひええ
鵲 亨太:シスターに対する攻撃は間合いが1広いものとして扱いますね。
凛々丸瑠璃色:わーん!痛い!
鵲 亨太:これも屍沸の効果です
凛々丸瑠璃色:許せません!
GM:そうですね。ついでに動死体がシスターを攻撃するとき、間合いが1上昇している者として扱います。
日室重人:地味に強い
GM:【屍湧】は攻撃の代わりに使用する忍法なので、動死体の行動は以上。
GM:では、プロット3。行動順決定の1D100をどうぞ。
鵲 亨太:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 52

浮浪:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 48

凛々丸瑠璃色:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 18

凛々丸瑠璃色:ひくっ
日室重人:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 72

鵲 亨太:げ、
凛々丸瑠璃色:日室さんすごい
鵲 亨太:日室さんからか…
日室重人:キリがいい
GM:では日室さんどうぞ~
日室重人:はーい
日室重人:まずは《水晶眼》
GM:来たか…!
GM:生命力を1点消費し、ラウンド中すべての判定のスペシャル値が2減少する強力な効果!
浮浪:判定が必要ないインチキ忍法…
日室重人:謀術潰して
日室重人:ラウンド中全スペシャル2減少
凛々丸瑠璃色:判定要らないの、これ!?強っ!
GM:つよい。
日室重人:で、そうですね
日室重人:鵲さんに《接近戦攻撃》、判定前に《凶手》を使用。
日室重人:SG@10#3>=5 (判定:飛術)
ShinobiGami : (SG@10#3>=5) → 7[1,6] → 7 → 成功

日室重人:危なげなく成功。
凛々丸瑠璃色:さすが!
鵲 亨太:こっちも成功すればいいんでしたっけ
GM:【凶手】はサポート忍法なので
鵲 亨太:あれ
GM:鵲さんの回避はまだですね
鵲 亨太:あ、そうか
日室重人:そうです、これから攻撃します!
GM:【凶手】の効果で直後の命中判定のスペシャル値がさらに2減少します。
日室重人:スペシャルは8です。
鵲 亨太:イヤー!
浮浪:ファンブル!ファンブル!
GM:日室さんは命中判定をどうぞ。
日室重人:SG@8#3>=5 (判定:隠形術)
ShinobiGami : (SG@8#3>=5) → 4[1,3] → 4 → 失敗

GM:南無
鵲 亨太:アブネー
凛々丸瑠璃色:あー!なんてこと……!
日室重人:あぶなっ
浮浪:しゃあ!
GM:振り直しなどなければ以上ですね。
日室重人:ファンブルではないが、ライフは減った!
日室重人:振り直しはなし!以上です
GM:OK。次は鵲さんの手番です。
鵲 亨太:ではやります。シスターに【接近戦攻撃】
鵲 亨太:判定は手裏剣術。
凛々丸瑠璃色:神の教えですよ。おやめなさい。
GM:どうぞ~ 修正などなければどんどん振ってね
鵲 亨太:神の教えなどしるかーい!
鵲 亨太:お金は後乗せ出来るのでこのまま振ります
鵲 亨太:2d6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 6[3,3] → 6 → 成功

GM:では凛々丸さんは《手裏剣術》で回避どうぞ。
凛々丸瑠璃色:《手裏剣術》か~。
日室重人:修正はいりますか?
凛々丸瑠璃色:いえ、とりあえずこのままで!
日室重人:はーい
凛々丸瑠璃色:《火術》で代用判定します!
GM:目標値は8ですね。判定どうぞ!
凛々丸瑠璃色:2D6>=8 (判定:火術)
ShinobiGami : (2D6>=8) → 7[2,5] → 7 → 失敗

GM:いちたりない!
凛々丸瑠璃色:お、お金お金!
GM:いちたりた!
日室重人:お金がある!
鵲 亨太:お金使わせたと思おう…くっ
凛々丸瑠璃色:お金を一個使って達成値を+1します!
浮浪:くっ、お金さえなければ…
凛々丸瑠璃色:危ない~!
GM:OK。達成値8で回避成功ですね。
鵲 亨太:以上です
凛々丸瑠璃色:お金の大切さを知るRPG
GM:では浮浪さんの行動どうぞ!
浮浪:押忍
浮浪:攻撃の代わりに【魔笛】を使用。《言霊術》で判定
凛々丸瑠璃色:あっ、来たか!
浮浪:2D6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 5[1,4] → 5 → 成功

浮浪:ギリギリ
凛々丸瑠璃色:成功してる!
GM:【魔笛】は従者として低級妖魔を呼び出す忍法……何を呼び出すんだい!
浮浪:では、黒羽を呼び出します
浮浪:次のラウンドから従者として使役するよ
GM:OK!次のラウンドから「黒羽」が参戦します。
日室重人:敵が増えていく
GM:行動は以上ですね。
GM:では凛々丸さんの行動どうぞ!
凛々丸瑠璃色:はーい。わたしですね。
凛々丸瑠璃色:わたしは攻撃を行う代わりに奥義を使用します!
GM:おお
日室重人:ヒューヒュー
凛々丸瑠璃色:ええっと、宣言の仕方ってどうすればいいんでしょう。普通に奥義と対象を言っちゃっていい?
GM:そうですね、奥義名と奥義のエフェクト、対象を宣言してください。
GM:奥義の指定特技も言っておくと良いでしょう。
凛々丸瑠璃色:奥義名、『客神(まれびとがみ)・馬法滅都(ばほうめっと)』。クリティカルヒットです。対象は鵲さん!指定特技は《詐術》です!
GM:ギョエーッ! クリティカルヒット!
凛々丸瑠璃色:4点ダメージを与えます!
浮浪:クリヒ…!
日室重人:ナイス!
GM:対処法がなければ鵲さんは4点、ランダムな生命力を減少させてください…!
鵲 亨太:し、しぬ…………
鵲 亨太:なんにもできません………
凛々丸瑠璃色:通るかなぁ。どうかなぁ。
GM:対処法はなさそうだぜ
鵲 亨太:助けが無ければ死にます…
浮浪:悪いが
鵲 亨太:了解!
浮浪:助けはないのだ…
凛々丸瑠璃色:よし!ならば喰らえ!
GM:鵲さんはランダムに失う生命点分野決めてね
凛々丸瑠璃色:ダイスを振るんでしたっけ
鵲 亨太:4d6ってこと?
GM:そうしましょうか
鵲 亨太:4d6
ShinobiGami : (4D6) → 19[3,5,5,6] → 19

凛々丸瑠璃色:どこだ?
GM:忍術、戦術、妖術と、被ったひとつは好きなところを削ってよいですよ。
鵲 亨太:忍術、戦術、妖術
浮浪:4は回避できた…
鵲 亨太:あとは…
鵲 亨太:器術にしよう
日室重人:瞳術潰せたのはでかい
凛々丸瑠璃色:よし!いい感じ!
GM:OK
GM:凛々丸さんは行動ないですか?
凛々丸瑠璃色:あれ、奥義以外にも何かできるんですか?
GM:いや、一応確認してます
日室重人:獣化できません?
日室重人:攻撃じゃないから
凛々丸瑠璃色:あっ、サポート忍法って奥義と別に使えるんです!?
日室重人:コストも3だし
日室重人:どうかな
凛々丸瑠璃色:やりますやります!
GM:サポート忍法の使用タイミングは忍法に寄りますが
GM:【獣化】は攻撃の代わりに使用、と書いてないので、使えますね~
凛々丸瑠璃色:やった。じゃあ、やります!
GM:効果を読むと良いでしょう
凛々丸瑠璃色:ありがとうございます!奥義をしたら手番は何もできないのかと思ってました
凛々丸瑠璃色:では、サポート忍法!【獣化】を使用します!
凛々丸瑠璃色:《異形化》で判定します!
凛々丸瑠璃色:日室さん、ここで感情修正をもらってもいいですか?
日室重人:はい、どうぞ!
凛々丸瑠璃色:ありがとうございます~
凛々丸瑠璃色:では、判定いきます!
凛々丸瑠璃色:2D6+1>=5 (判定:異形化)
ShinobiGami : (2D6+1>=5) → 9[4,5]+1 → 10 → 成功

鵲 亨太:つよい
凛々丸瑠璃色:成功!めでたく獣化できました!
凛々丸瑠璃色:がおー。悪魔だぞー。
GM:成功ですね。では戦闘中、すべての攻撃忍法に接近戦ダメージ1点が乗ります!
日室重人:おめでとう!
GM:では凛々丸さんの行動も終了。
凛々丸瑠璃色:はい。終わりです!
GM:第一ラウンド終了です。

GM:相対する忍びたちの距離は数歩。光の速度に到達する彼らにとっては、あまりに狭い距離。
GM:故に、一瞬の判断。思考速度の応酬が、初めの戦況を左右した。
浮浪:「■・■■■・■■■■」
浮浪:人のものではない言葉を紡ぐ。
浮浪:長耳の間に代々伝わるこの妖術は、言霊を以て異界の存在を呼び出し、使役するもの。
浮浪:先に手を打っておくべきであると、瞬時に判断した。
浮浪:判断せざるを得なかった と言った方が、正しいのかもしれない
浮浪:───周囲に満ちる異界の瘴気が、リングの中央へと雪崩れ込むように集まり
浮浪:浮浪が拳を握る動作と同時に、パ と弾けて霧散した。
凛々丸瑠璃色:「これは……」警戒するようにリングの中央を注視する。
凛々丸瑠璃色:「あなたたちが何をしようとわたしたちには主のお導きがあります。決して負けはしません……!」
鵲 亨太:視線が動いた瞬間を見逃さない。手裏剣を投擲───
凛々丸瑠璃色:と、その時、どこからか迷い込んだのかスラムの少年が戦場の只中に姿を現した。
鵲 亨太:「なっ」
鵲 亨太:手が止まる。
凛々丸瑠璃色:「え。ケンタ……!? どうしてここに……!」目を見開き、狼狽する。
スラムの少年:それは、教会での炊き出しの時に鵲さんに特に懐いていた子供だ。
スラムの少年:「鵲さん……風来窟でも抗争が起きてみんなが……!」
スラムの少年:助けを乞うようにフラフラとした足取りで歩く。
鵲 亨太:(麻酔──)(いや、不得手な僕ではかえって危険だ)
鵲 亨太:(とにかく戦場の外へ──)
スラムの少年:「――“でうす様”の御為に」
スラムの少年:少年の口から狂信的な熱のこもった言葉が紡がれる。その瞬間――。
鵲 亨太:「───便衣兵、か!」
スラムの少年:彼の体に星のような紋様が刻まれていく。やがて光が満ちたかと思うと、少年の体を中心に空間が収束し、大爆発が起きる!
鵲 亨太:「ぐあっ!?」
凛々丸瑠璃色:爆発は鵲をも巻き込み、燃え上がる!
鵲 亨太:「かっ………ごぼっ…………」
凛々丸瑠璃色:「……ああ。なんということ。彼の魂は神の御許に召されるでしょう」はらはらと涙を流しながら手を組む。
鵲 亨太:脇腹を抑え、自分の負った傷を冷静に把握しようとするが、
鵲 亨太:感情が邪魔をする。
鵲 亨太:「ここまで、するか………!」
凛々丸瑠璃色:「言ったじゃないですか。わたしは神様すら利用してみせるって」
凛々丸瑠璃色:「――我が父は"きりしたん"の神にあらず」
凛々丸瑠璃色:「真の父の名は、『客神(まれびとがみ)・馬法滅徒(ばほうめつと)』」
凛々丸瑠璃色:「盲信せよ。狂信せよ。天の国を汚し尽くせ。全ての奇跡よ、地に墜ちよ」
凛々丸瑠璃色:黒い翼が広がる。頭部から禍々しい角が伸びる。漆黒の瞳が衆生を睥睨する。
鵲 亨太:「させませんよ…!」
鵲 亨太:地より湧き出でた亡者の手がシスターを掴む。
凛々丸瑠璃色:「……!」
鵲 亨太:「踏み荒らした死の報いを受けろ。」
鵲 亨太:「あなたは神の使徒でも悪魔の手先でもない。」
鵲 亨太:「ただのテロリストだ。」
凛々丸瑠璃色:「次々から次へと小細工を……! わたしの聖戦の邪魔をしないで!」亡者の手を振りほどこうともがく。

【第二ラウンド】

GM:プロットをお願いします!
Tekey:日室重人がダイス目を変更しました。(秘匿)
GM:浮浪さんは黒羽、鵲さんは動死体のプロットも行ってください
Tekey:鵲 亨太がダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:凛々丸瑠璃色がダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:鵲 亨太がダイス目を変更しました。(秘匿)
日室重人:OKです!
凛々丸瑠璃色:プロットしました!
Tekey:浮浪がダイス目を変更しました。(3 → 5)
Tekey:浮浪がダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:浮浪がダイス目を変更しました。(秘匿)
浮浪:OK
GM:OK
GM:それでは……公開!
Tekey:鵲 亨太がダイスを公開しました。出目は「3」です。
Tekey:日室重人がダイスを公開しました。出目は「5」です。
Tekey:鵲 亨太がダイスを公開しました。出目は「3」です。
Tekey:浮浪がダイスを公開しました。出目は「6」です。
Tekey:凛々丸瑠璃色がダイスを公開しました。出目は「4」です。
Tekey:浮浪がダイスを公開しました。出目は「5」です。
日室重人:は、はやい!
凛々丸瑠璃色:浮浪さん、6と5!!?
GM:黒羽が6ですね
GM:動死体が3

6:黒羽
5:日室、浮浪
4:凛々丸
3:鵲、動死体

凛々丸瑠璃色:な、なんて勇気なんだ
GM:それではプロット6、黒羽から!
浮浪:うす
浮浪:攻撃の代わりに【禁術】を使用します
日室重人:げえっ
浮浪:対象の忍術は【水晶眼】指定特技は《罠術》…ですが
浮浪:黒羽の持つチート妖魔忍法【夜雀】により、サポート忍法は自動成功だぜ
鵲 亨太:強すぎる~
GM:うお~っ
GM:あ、【禁術】は攻撃手番消費しませんね
日室重人:ち、チート!
鵲 亨太:マジで!?
浮浪:あ、消費しないんだ
日室重人:コストだけっすね
凛々丸瑠璃色:な、何それ!?
GM:マジですね
浮浪:この下級妖魔強すぎんか…?
GM:【禁術】は指定した忍法を使用するたびに接近戦ダメージ1点を受けるようになる忍法!
凛々丸瑠璃色:や、やばいやばい!
GM:シーンを対象とするので同じ名前の忍法であれば全員が対象だ。
GM:まあ【水晶眼】は日室さんしか持ってないけどね
浮浪:日室さんシフトだ…さすがに好きに動かすのはヤバいからな…
GM:黒羽が戦闘脱落すると効果が失われるぜ
浮浪:では続けて【接近戦攻撃】を日室さんに
浮浪:指定特技は《飛術》
GM:判定どうぞ~
浮浪:2D6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 3[1,2] → 3 → 失敗

日室重人:ファンブル!
鵲 亨太:ナギ~
凛々丸瑠璃色:おっ、よし!!
GM:黒羽くん~
浮浪:安らかに眠れ…
GM:逆凪ですね。
GM:ではプロット6は以上。
GM:プロット5、1D100どうぞ!
日室重人:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 49

浮浪:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 32

GM:日室さんから!
日室重人:はい!
日室重人:攻撃の代わりに…奥義を使用します。
凛々丸瑠璃色:奥義!!
浮浪:なにっ
日室重人:《虚眼》効果:範囲攻撃 指定特技:地の利
日室重人:対象は……
日室重人:鵲さん!そして、黒羽くんだ!
凛々丸瑠璃色:やる気だ
日室重人:ライフを2失ってもらいます。
GM:うお~~っ
鵲 亨太:死ぬのでは?
浮浪:げぇ~~っ
GM:黒羽くんは残り1ですね
鵲 亨太:これ、どうしようかな
GM:鵲さんは…死ぬのでは?
GM:兵糧丸などがなければ……
鵲 亨太:兵糧丸で謀術回復させます
日室重人:兵糧丸や絶対防御、不死身がなければ…
鵲 亨太:これで生きてる?
日室重人:ち!そう簡単には落とせないか
GM:謀術は残ってますね
浮浪:ギリ生存だ
日室重人:これで手番は終了です
凛々丸瑠璃色:ギリギリの戦い!
GM:回復させて生命点3になってから2点減らすので、どこ残すかですね
GM:謀術か
GM:それでは、浮浪さんの手番どうぞ……!
浮浪:押忍
浮浪:こちらも奥義使います
凛々丸瑠璃色:な、なに!?
日室重人:来たか…
浮浪:奥義:【外戎】 指定特技《言霊術》の範囲攻撃
日室重人:範囲攻撃!
凛々丸瑠璃色:きゃー!?
GM:奥義の応酬だァ~
浮浪:対象は日室さんと凛々丸さんだぜ
日室重人:しかいないもんなぁ
凛々丸瑠璃色:やめてー!
GM:2点生命力を減少させましょう…
浮浪:くらいやがれ~~
凛々丸瑠璃色:わたしは【頑健】の分の2点が削られます!
日室重人:まず、体術と戦術を減らし
日室重人:兵糧丸で体術を回復させます
凛々丸瑠璃色:おお、えらい
日室重人:忍具残り1
GM:堅実!
GM:色々激動でしたが、プロット5は以上ですね
日室重人:はい!
GM:プロット4、凛々丸さんどうぞ!
凛々丸瑠璃色:はい!
凛々丸瑠璃色:【血旋渦】を使用して攻撃します。目標は鵲さんです!
凛々丸瑠璃色:ここで鵲さんを落とせば一気に楽になるはず……!
GM:おおっ
GM:判定どうぞ~
凛々丸瑠璃色:いくぞー
日室重人:いけー!
凛々丸瑠璃色:《異形化》で判定!
凛々丸瑠璃色:2D6>=5 (判定:異形化)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 9[4,5] → 9 → 成功

日室重人:やった!
凛々丸瑠璃色:成功!どうだー!
鵲 亨太:ウーン、奥義使います
凛々丸瑠璃色:えっ、奥義!!?
GM:奥義! 出まくる
浮浪:なんだとぉ…
日室重人:防御系だったのか!?
鵲 亨太:完全成功。《異形化》で判定するところですが…
日室重人:それか!
鵲 亨太:奥義の効果で自動成功させます。
鵲 亨太:これで回避!
GM:完全成功か~
凛々丸瑠璃色:な、なんてやつ……!
GM:奥義名と指定特技は何でしょうか!
鵲 亨太:おっと、これも言うんだった
鵲 亨太:”影盗み”、指定特技は遊芸です
GM:了解です!
GM:それでは【血旋渦】を華麗に回避……そのままプロット3です。
動死体:1D100
ShinobiGami : (1D100) → 14

鵲 亨太:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 82

鵲 亨太:先に動くか…
GM:では鵲さんから~
鵲 亨太:【魔琴】で日室さんに攻撃
日室重人:ヒー
鵲 亨太:指定特技は遊芸。
GM:判定どうぞ~
鵲 亨太:2d6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 6[1,5] → 6 → 成功

鵲 亨太:アブネー
浮浪:よしよし
日室重人:回避します
凛々丸瑠璃色:日室さん、感情修正いりますか!?
GM:おおっ 提案すばらしい
日室重人:んっと、ファンブル値5だから効くな
日室重人:ください!
凛々丸瑠璃色:はいっ!では、投げます!
凛々丸瑠璃色:感情どうぞ!
日室重人:ありがとうございます!
日室重人:SG#5+1>=7 (判定:隠形術、指定特技:遊芸)
ShinobiGami : (SG+1@12#5>=7) → 11[5,6]+1 → 12 → 成功

日室重人:ンーーーーーーー!!!!
凛々丸瑠璃色:お見事!
日室重人:ともかく回避だ
GM:お見事
浮浪:ダイスの神に愛され過ぎ
凛々丸瑠璃色:あ。これってスペシャルですか?
日室重人:ではない!
鵲 亨太:になる?どうなるんだろう
GM:いえ、スペシャルは出目のみ参照しますね
鵲 亨太:なるほど
鵲 亨太:ちくしょー
鵲 亨太:ともかく外しちゃったぜ
GM:修正で達成値が12を超えてもスペシャルにはならない!
凛々丸瑠璃色:あ、違うんだ。日室さん、11になってるのかと思ったんですが。
日室重人:こんかいは水晶眼つかってないので
GM:このラウンドは【水晶眼】使ってないんですね~
凛々丸瑠璃色:そうか。なるほど。
日室重人:スペ値はそのまま!
GM:【禁術】が活きていると言えるでしょう
鵲 亨太:水晶眼使えなかったからね
凛々丸瑠璃色:了解です~。流れ切っちゃってすみません。
GM:いえいえ
鵲 亨太:じゃあ動死体ちゃんかな
GM:動死体ちゃんです
凛々丸瑠璃色:降参してほしい
動死体:凛々丸さんに対しては攻撃の間合が1伸びてます
凛々丸瑠璃色:ひええ
鵲 亨太:【交叉】でシスターを攻撃
凛々丸瑠璃色:ぎゃー!?交叉!
鵲 亨太:指定特技は刀術です
鵲 亨太:なんでこの子《怪力》取ってるの?!
鵲 亨太:6で成功ですね。
浮浪:www
凛々丸瑠璃色:刀術持ってないんだ……
GM:エネミーだからそういうとこある
鵲 亨太:2d6>=6
ShinobiGami : (2D6>=6) → 8[3,5] → 8 → 成功

浮浪:ドジっ子かな?
鵲 亨太:成功
凛々丸瑠璃色:うわっ、成功してる!
日室重人:回避に感情いります?
凛々丸瑠璃色:どうするどうする
GM:凛々丸さんの回避は《刀術》ですね
凛々丸瑠璃色:一瞬だけ長考します
凛々丸瑠璃色:とりあえず感情修正はもらいます……!
日室重人:あげます!
凛々丸瑠璃色:ありがとうございます!
凛々丸瑠璃色:さらに回想シーンの効果を使用します!
凛々丸瑠璃色:秘密を公開して、達成値にプラス3の修正を得ます!
GM:大盤振る舞い
GM:修正値は+4ですね…
GM:では秘密だけ公開しておきます すでに公開になっているけどね
凛々丸瑠璃色:公開されます

PC②の【秘密】 派閥:開島派
あなたは海外からやってきた魔物の血統だ(どういう勢力の魔物かはプレイヤーが設定する)。
隠忍の血統を出し抜き、出島を支配しようと企んでいる。
その第一段階として、古参の最大派閥「恵比寿党」の解体、もしくは吸収を計画している。
この計画が成功すれば、いよいよ本格的な出島支配を開始できるだろう。
 
あなたの【本当の使命】は、恵比寿党の新たな長を失脚させ、最終的に出島の最大派閥になることだ。

凛々丸瑠璃色:出島支配するぞー!うおー!
凛々丸瑠璃色:で、回避は《刀術》か
凛々丸瑠璃色:《拷問術》で代用判定!いきます!
凛々丸瑠璃色:2D6+1+3>=8 (判定:拷問術)
ShinobiGami : (2D6+1+3>=8) → 3[1,2]+1+3 → 7 → 失敗

GM:えええええ
日室重人:凪!
鵲 亨太:Oh……
凛々丸瑠璃色:うわーん!悲しい!
浮浪:よっしゃああ!
凛々丸瑠璃色:凪って何!
GM:逆凪! 忍具もないので…振り直しもできず!
日室重人:ファンブルしたときになるやつ…
鵲 亨太:では接近戦ダメージ2点に、ファンブルしたのでさらに接近戦ダメージ1点!
凛々丸瑠璃色:きゃー!
凛々丸瑠璃色:一気に3点も!
凛々丸瑠璃色:何d6を振ればいいですか、GM
GM:【屍湧】のダメージは射撃戦ですね
GM:なので2D6を振ってもらって
凛々丸瑠璃色:はぁい
GM:そこからさらに好きなところを一つ減らしましょう
GM:ファンブルで即座に凪なので、【悪食】の使用タイミングがない…!
凛々丸瑠璃色:そ、そうか……!悲しい!
凛々丸瑠璃色:とりあえずダメージ振りまーす
凛々丸瑠璃色:2d6
ShinobiGami : (2D6) → 4[1,3] → 4

GM:器術と忍術ですね。
凛々丸瑠璃色:あともう一個か
凛々丸瑠璃色:うーん
GM:特技がない生命分野を優先して減らすと良いでしょう
凛々丸瑠璃色:体術しかないな。体術を潰します。
凛々丸瑠璃色:一気に3点も削られた……!
GM:でかい
GM:では、第二ラウンドは終了……!

浮浪:握っていた手を開く
黒羽:瘴気から象られた黒い蝶が手の平から飛び立ち
黒羽:煤にも似た鱗粉を散らす
日室重人:「っこれは……」
凛々丸瑠璃色:「まずいな。日室さん……!」異様な気配に警戒を強める。
黒羽:視界に紛れ込むその粉は、日室重人の魔眼の作用を鈍らせる。
日室重人:眼球に強い負荷を感じる。このままでは十全にその効果を発揮することはできない。
浮浪:「──■■」
浮浪:黒い蝶は、あくまで文字通りの”目眩まし”
浮浪:本命は
浮浪:……空間が歪む。突如現れた目に見えない何かが、日室と凛々丸の肉体を強く打ち据える
浮浪:どの方向から という訳でもない、空間そのものが弾け飛ぶような衝撃
日室重人:「ぐっ!がは……っ!」
凛々丸瑠璃色:「うぁ……っ!?」表情を歪め、その衝撃をこらえる。
浮浪:──異界侵犯 外戎(ホカエビス)
浮浪:霊獣イサナ
浮浪:「……チッ 流石に殺しきれないか」
日室重人:「そう簡単に、やられるはずも、ないでしょう」
日室重人:「あなたが見て来た背は大きかったでしょう?」
浮浪:「──そうだな」
日室重人:「……私からも流石、と言っておきましょう」
浮浪:「お前は」
浮浪:「見ることのなかった、背中だ。」
日室重人:「………ああ」
日室重人:「それでも、憧憬を抱かずにはいられない」
日室重人:「だから、そこを退いてもらう。そのためにも───」
日室重人:その真黒な眼が、死んだ魚のような白に染まる。
浮浪:──身構える
日室重人:『おまえたちは、邪魔だ』
日室重人:白い目の中が虚になる。
日室重人:同時に、黒い蝶と鵲の体が抉れる。
日室重人:空間をそのまま削り出すように。
凛々丸瑠璃色:思わずゾッとする。手駒にしたと確認したはずの男の、その得体の知れない力に。
浮浪:(───煽りに乗らずに倒せるところから…か。嫌になる冷静さだ)
浮浪:鵲の容態を確認するように視線を向ける
鵲 亨太:「かっ……こほっ………」
鵲 亨太:「前を」
鵲 亨太:「向いてください、浮浪さん。」
鵲 亨太:「視線を外せば……勝てない相手です。」
浮浪:「………」
鵲 亨太:「僕は、大丈夫です。」
浮浪:鵲から視線を外す
凛々丸瑠璃色:一瞬、味方であるはずの日室の力に圧倒されかけたが、二人のやり取りを聞いて我に返る。
凛々丸瑠璃色:「鵲さん。何、強がってるんですか。そんな傷だらけの体で」
凛々丸瑠璃色:「もう立っているのもやっとのはずです。ここで膝をついたとしても、きっと主はお許しになります」
凛々丸瑠璃色:修道服の女の腕が、赤黒く染まる。黒い翼がはためくと、異形の腕が鵲に向かって伸びる!
凛々丸瑠璃色:赤黒い異形の腕が鵲の体を貫こうと迫る!
鵲 亨太:異形の腕が空を切る。
凛々丸瑠璃色:「……っ!?」
鵲 亨太:異形の腕の上に立って、懐から手裏剣を取り出す。
凛々丸瑠璃色:「いったいどこにそんな力が……!?」
鵲 亨太:「忍者は、奥の手を隠すものですよ」
鵲 亨太:(まぁ、奥の手を引きずりだされた、と言った方がいいかもしれませんが。)
鵲 亨太:「”影盗み”」
鵲 亨太:異形の腕は鵲を捉えきれない。
鵲 亨太:まるで実体を持たぬ影を相手にしているかのように。
凛々丸瑠璃色:「だからとて、この距離で真正面……!」男を振り落とそうと吠える。
鵲 亨太:「ああ、そうすると──」
鵲 亨太:ぐ お っ
凛々丸瑠璃色:「ぐ……っ!?」
鵲 亨太:シスターの目線が上がった瞬間、亡者の手に捉えられる。
鵲 亨太:腕の上に乗ったのは視線誘導の為。
凛々丸瑠璃色:「ひゃ……っ!?」思わぬ攻撃に反応が遅れる。
鵲 亨太:天を望む狂信者は、地に満ちる恨みに引きずり落とされる。
凛々丸瑠璃色:「いやだ。やめて、ごめんなさい……っ!」弱々しい悲鳴をあげてもだえる。
凛々丸瑠璃色:「わたしのせいじゃない。わたしのせいじゃ……っ!」体を酷くうちつけて悶えながらうわ言のように呟く。
日室重人:「シスター!!」
凛々丸瑠璃色:「わたしは……」
凛々丸瑠璃色:――わたしを拾って育ててくれた教会のマザー。とても優しくて温かな人だった。
凛々丸瑠璃色:人間も隠忍もなく、全ての人が平等に暮らせる世界を作る。それは、マザーの夢だった。
凛々丸瑠璃色:わたしも、いつかマザーのような立派な人になりたい。そして、その夢を追いかけたい。
凛々丸瑠璃色:――けれど。
凛々丸瑠璃色:ある日のこと。あの優しかったマザーが今まで見たこともないような恐ろしい形相をしてわたしを教会の地下室に引きずりこんだ。
凛々丸瑠璃色:そして、わたしを何度も棒で打ち据えた。騙したなだとか、汚らわしいだとか、そんな言葉で罵りながら。
凛々丸瑠璃色:どうして、マザー。わたし、ずっと良い子にしてきたよ。どれだけ悪いことをしたくなっても必死に我慢したんだよ。
凛々丸瑠璃色:どんな異形にも優しく接してきた彼女も、“悪魔の子”だけは許すことができなかったらしい。
凛々丸瑠璃色:憤怒の形相をした女が棒を振り下ろす。少女の額が割れ、血が流れる。わたしは――。
凛々丸瑠璃色:その直後、マザーは『行方不明』になった。
凛々丸瑠璃色:わたしは、彼女のあとを継いでシスターになった。
凛々丸瑠璃色:わたしは――。
凛々丸瑠璃色:「わたしは、悪くないッ!!」動死体ちゃんを踏みつけ、蹴り飛ばしながら立ち上がる。
凛々丸瑠璃色:「わたしは、悪いことなんてしたくなかったのに。お前たちがわたしを悪魔にしたんだ!」
日室重人:「シスター………」
凛々丸瑠璃色:「まだ、終われない。マザーの夢をわたしが叶えるまで……!」
鵲 亨太:「…………。」
鵲 亨太:(僕と同じ手傷を負っているはずなのに、余力がある…)
鵲 亨太:(殺しきれなかったのは…痛いですね…)
凛々丸瑠璃色:慟哭し。鵲を。浮浪を。睨む。
凛々丸瑠璃色:「みんなが平等で、平和に暮らせる世界を……!」
浮浪:「………」

【第三ラウンド】

GM:プロットお願いします!
Tekey:鵲 亨太がダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:凛々丸瑠璃色がダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:日室重人がダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:鵲 亨太がダイス目を変更しました。(秘匿)
凛々丸瑠璃色:プロットしました!
鵲 亨太:しました!
日室重人:しました〜
Tekey:浮浪がダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:浮浪がダイス目を変更しました。(秘匿)
浮浪:OK
GM:OK
GM:では…公開どうぞ!
Tekey:鵲 亨太がダイスを公開しました。出目は「6」です。
Tekey:鵲 亨太がダイスを公開しました。出目は「5」です。
Tekey:凛々丸瑠璃色がダイスを公開しました。出目は「5」です。
Tekey:日室重人がダイスを公開しました。出目は「4」です。
Tekey:浮浪がダイスを公開しました。出目は「4」です。
Tekey:浮浪がダイスを公開しました。出目は「1」です。
GM:浮浪さんが1!
GM:動死体が5、黒羽が4ですね

6:鵲
5:凛々丸、動死体
4:日室、黒羽
1:浮浪

GM:では…プロット6の鵲さんから! 攻めてるぜ
鵲 亨太:日室さんに【魔琴】で攻撃します
GM:判定どうぞ!
鵲 亨太:2d6
ShinobiGami : (2D6) → 9[3,6] → 9
ShinobiGami : (2D6) → 5[2,3] → 5

GM:あれ、2回判定になってる
GM:まあ上のでいいか!
日室重人:おっけーおっけー
日室重人:シスター!
凛々丸瑠璃色:はい、もちろんです!感情修正!
日室重人:では
日室重人:SG#4+1>=7 (判定:隠形術、指定特技:遊芸)
ShinobiGami : (SG+1@12#4>=7) → 10[5,5]+1 → 11 → 成功

凛々丸瑠璃色:さすが!
日室重人:水晶眼さえあれば
鵲 亨太:だめだー
浮浪:出目が強ぇんだ
GM:出目強い
GM:では、特になければ
鵲 亨太:ではプロット5ですかね
GM:プロット5、1D100どうぞ~
凛々丸瑠璃色:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 60

動死体:1D100
ShinobiGami : (1D100) → 67

鵲 亨太:強すぎ
凛々丸瑠璃色:惜しい……!
GM:動死体から!
浮浪:上取った!
日室重人:シスター頑張って!
凛々丸瑠璃色:わたしに来るとは限らないし
鵲 亨太:シスターに【交叉】お願いします。
凛々丸瑠璃色:そんな……
鵲 亨太:ふんばれー!
鵲 亨太:2d6>=6
ShinobiGami : (2D6>=6) → 4[2,2] → 4 → 失敗

鵲 亨太:ウワー!サカナーギ!
凛々丸瑠璃色:あ、危ない……!!
日室重人:ナイス!!
GM:あらら!
浮浪:げぇ~~~っ
GM:手痛い失敗ですね。
GM:では、凛々丸さんの手番です!
凛々丸瑠璃色:わたしの番!
浮浪:逆凪!逆凪!
凛々丸瑠璃色:【血旋渦】を使用して攻撃!目標は鵲さんです!
凛々丸瑠璃色:《異形化》で判定します!
凛々丸瑠璃色:判定いくぞー
凛々丸瑠璃色:2D6>=5 (判定:異形化)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 8[3,5] → 8 → 成功

GM:成功ですね。
凛々丸瑠璃色:攻撃はなんとか成功!
鵲 亨太:げー
浮浪:成功させやがってよ…
鵲 亨太:ウーン、奥義使います。
鵲 亨太:奥義ってラウンド一回でしたっけ
GM:おお、奥義
GM:そうですね。ラウンド一回です
GM:そして完全成功が奥義破りされると……判定は失敗になりますぜ
鵲 亨太:異形化の判定をするよりは…マシ!
凛々丸瑠璃色:それでしたら奥義破りの判定に挑戦します!
GM:他に奥義破りをする人はいますか?
日室重人:はーい!
日室重人:やります!自動で+1されるぜ
GM:奥義破りは全員の宣言がそろってから全員で行ってもらうことにしています。
凛々丸瑠璃色:えっ、みんなでできるの。仲良しじゃん。
浮浪:奥義破りにより逆凪を誘発する可能性もありますからね
日室重人:この真眼があればな!
GM:つよいぜ
凛々丸瑠璃色:やりましょう
GM:では、凛々丸さんと日室さんですね。判定をどうぞ!
凛々丸瑠璃色:いくよー
凛々丸瑠璃色:わたしは《詐術》で判定します!
凛々丸瑠璃色:2D6>=7 (判定:詐術)
ShinobiGami : (2D6>=7) → 12[6,6] → 12 → スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)

GM:スペシャルだ!
日室重人:指定特技なんでしたっけ
GM:《遊芸》ですね
浮浪:なんでそっちばっかり出目が強いんだよ!
日室重人:OK!ふります
日室重人:SG#4+1>=7 (判定:隠形術、指定特技:遊芸)
ShinobiGami : (SG+1@12#4>=7) → 9[4,5]+1 → 10 → 成功

凛々丸瑠璃色:やる!
GM:つよ~い
鵲 亨太:じゃあ…死にましたね…
日室重人:無事凪らず成功!
日室重人:さらば鵲さん…
凛々丸瑠璃色:こわいよ~
GM:なんか残っている忍具は…使えなかったようだぜ
浮浪:き、キツイよ~~
凛々丸瑠璃色:こっちもギリギリですよ~!
GM:では、鵲さんの脱落が確定。
鵲 亨太:あ、忍具は残ってないぜ
凛々丸瑠璃色:使い切っていたか
GM:そうだったとは
鵲 亨太:2こ全部使ってます
鵲 亨太:死亡して最後の一撃します
GM:!?
凛々丸瑠璃色:ん!!?
日室重人:!!??
日室重人:死ぬの!?
浮浪:か、鵲!!
凛々丸瑠璃色:ラストアクション?!
GM:シノビガミでは……生命力が0になったとき、最後の一撃という行動がとれる!
鵲 亨太:【魔琴】で日室さんを攻撃!
日室重人:P.70!
日室重人:ぎゃー!
凛々丸瑠璃色:ひ、ひええ~!
GM:コストを無視して攻撃忍法を一回使用できるが……成否にかかわらず、そのPCは死亡する……!
鵲 亨太:判定します!
GM:判定どうぞ……!
鵲 亨太:2d6>=6
ShinobiGami : (2D6>=6) → 5[2,3] → 5 → 失敗

鵲 亨太:うわっ
鵲 亨太:じゃあな…
GM:しかし……
GM:逆凪……!
日室重人:鵲さーーーーん!!!!!!
凛々丸瑠璃色:うおおお……!
浮浪:非常過ぎる
日室重人:あ、シスタースペシャルの回復してます?
凛々丸瑠璃色:あ、そうか。体力を回復できるんだ。これは自分で選んでいいのかな
浮浪:どうしてその出目を一つでも…私たちに分けてくれなかったんですか!
GM:あ、そうですね。自分で選んでください
GM:主人が戦闘脱落したのでラウンド終了時に動死体も自主脱落する予定ですが
凛々丸瑠璃色:では、スペシャルの分で器術を回復させます!
GM:【屍湧】の効果は使用者が脱落しても……残りそう 残ります
GM:OK
凛々丸瑠璃色:そ、そんな
日室重人:ファンブルデバフつらい
GM:では、プロット4
GM:1D100どうぞ
日室重人:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 61

浮浪:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 66

GM:では黒羽君から
凛々丸瑠璃色:鳥ちゃんが勝った!
浮浪:どうしようかなー
黒羽:【接近戦攻撃】を凛々丸さんに 指定特技は《飛術》
黒羽:2D6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 9[3,6] → 9 → 成功

凛々丸瑠璃色:ぎゃっ、わたし
浮浪:当たってくれ…
凛々丸瑠璃色:飛術、飛術……
日室重人:体術の下の方!
凛々丸瑠璃色:これだ
凛々丸瑠璃色:一番近いのでも8かぁ
日室重人:修正投げときますか
凛々丸瑠璃色:一応感情修正をもらってもいいでしょうか……!
日室重人:このラウンドは使ってなかったはず!投げます!
凛々丸瑠璃色:ありがとうございます!
凛々丸瑠璃色:では、《瞳術》で代用!回避の判定をします!
GM:どうぞ~
凛々丸瑠璃色:2D6+1>=8 (判定:瞳術)
ShinobiGami : (2D6+1>=8) → 4[2,2]+1 → 5 → 失敗

凛々丸瑠璃色:きゃー!無理!
浮浪:よっしゃぁ!
浮浪:くらいやがれ~~~
凛々丸瑠璃色:やだよ~
GM:接近戦1点ですね
凛々丸瑠璃色:あっ、ランダムか
凛々丸瑠璃色:振ります
浮浪:しかも…ファンブル…?
日室重人:ファンブルですね
GM:あっそうですね!
凛々丸瑠璃色:えっ、これファンブル!?
日室重人:+1だ
GM:即凪適用で…射撃戦ダメージも1点
日室重人:速度5だから!
凛々丸瑠璃色:ほんとだ!
浮浪:行けそうな気がしてきたな(軽率)
凛々丸瑠璃色:きゃー!動死体ちゃんの遺した意志が!
GM:プロット値=ファンブル値です! 先手を取るのはそれだけリスクなのだ
日室重人:凛々丸さん落ちるとまじきついんで何とか生きて!
GM:ではまず1D6振ってもらいましょ
凛々丸瑠璃色:はぁい
凛々丸瑠璃色:1d6
ShinobiGami : (1D6) → 5

GM:戦術すね
GM:そのまま射撃戦ダメージ1点どうぞ どこを削るか選んでください
凛々丸瑠璃色:ええっと。じゃあ、さっき回復したばかりの器術を削ります……
凛々丸瑠璃色:残り体力は2点だけです!
GM:OK
GM:では日室さんの手番です
凛々丸瑠璃色:やれー!日室さん!
日室重人:やります!
日室重人:奥義を使います。範囲攻撃、指定特技は地の利!
凛々丸瑠璃色:きゃー!かっこいい!
日室重人:これで黒羽と浮浪さんを狙う…
GM:では奥義破りする人は宣言を!
浮浪:これ従者も奥義破り出来るんでしたっけ
GM:黒羽もこの奥義を見ているので破りに挑戦できます
凛々丸瑠璃色:従者、そんなことまでできるの!?
日室重人:情報を得てればいいわけですね
浮浪:じゃあ…二人ともします!
日室重人:どきどき
凛々丸瑠璃色:従者は休んでなよ~
浮浪:こっちは《言霊術》から
浮浪:2D6>=8
ShinobiGami : (2D6>=8) → 10[4,6] → 10 → 成功

凛々丸瑠璃色:きゃー!
日室重人:あっやられた
GM:つよい
GM:いちおう黒羽君もふりましょう
黒羽:こちらは《鳥獣術》から
凛々丸瑠璃色:鳥獣っぽいもんなぁ
黒羽:2D6>=7
ShinobiGami : (2D6>=7) → 12[6,6] → 12 → スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)

凛々丸瑠璃色:!!?
浮浪:www
日室重人:wwwww
GM:草
凛々丸瑠璃色:何ですか、その出目!
GM:黒羽君の生命力……2点に!
浮浪:この下級妖魔なに?
日室重人:お前がスペシャルすんのかよ!
凛々丸瑠璃色:中級妖魔を名乗っていいよ
日室重人:妖魔の鎧いる?
黒羽:いぇーい
GM:ではプロット3終了ですね……
GM:プロット1、浮浪さんどうぞ!
浮浪:うす
凛々丸瑠璃色:ふふん、その間合いで何ができるというんだね
浮浪:《集団戦攻撃》を凛々丸さんに 指定特技は《呪術》
凛々丸瑠璃色:できることあった……
浮浪:届いちゃうんだぜ
凛々丸瑠璃色:あ、あの。わたし、逆凪中で……
GM:間合が4あり つよい
浮浪:知らねぇ~~~
浮浪:2D6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 4[1,3] → 4 → 失敗

凛々丸瑠璃色:こわいよ~!
浮浪:金を使います!!
凛々丸瑠璃色:金!!?
GM:ラスト・金!
日室重人:金が!!!!
GM:では命中判定は成功だ!
浮浪:達成値に1足して成功
浮浪:変調を食らいな~~
凛々丸瑠璃色:うわーん
GM:そして、逆凪中の凛々丸さんには命中しますね。
GM:変調表(WT)を振ってもらいましょう。
凛々丸瑠璃色:振ります……
凛々丸瑠璃色:WT
ShinobiGami : 変調表(2) → マヒ:修得している特技の中からランダムに一つを選び、その特技が使用不能になる。この効果は、修得している特技の数だけ累積する。各サイクルの終了時に、《身体操術》で行為判定を行い、成功するとこの変調はすべて無効化される。

GM:マヒか
GM:ではさらに1D6をどうぞ
浮浪:ふむん
凛々丸瑠璃色:うわっ、最悪
凛々丸瑠璃色:1d6
ShinobiGami : (1D6) → 4

凛々丸瑠璃色:4って何ですか?
GM:左上から数えるので
凛々丸瑠璃色:ふんふん
GM:凛々丸さんの場合、《兵糧術》ですね。
浮浪:兵糧術か~~~
浮浪:微妙…
凛々丸瑠璃色:貴重な兵糧術~!
GM:すでに戦術が消えているので使えなくなってはいる
凛々丸瑠璃色:そういやそうだ
凛々丸瑠璃色:じゃあ、関係なかったです。わはは
GM:まあ仮に戦術回復しても《兵糧術》は使えないままではある
凛々丸瑠璃色:悲しい
日室重人:ううーん…つぎどうするかなあ……
GM:では、ラウンド終了です

GM:赤。
GM:出島を見下ろす……紅月の色が浮かぶ。
GM:しかし地下闘技場に、月光は差し込まない。
GM:それは、瞳に重なった血の色なのだと──
GM:戦いが死域に踏み込んだのだと、誰なく理解するだろう。
GM:鮮血が落ちる。
鵲 亨太:先手を取ったのは鵲。
鵲 亨太:限界に近い体を強いて動かし、慮外の速度で手裏剣を投擲する。
鵲 亨太:同時に二つ。
鵲 亨太:古強者の忍者ならば手裏剣それ自体を躱すことはできるだろう。
鵲 亨太:しかし攻撃の本質は手裏剣の間に張られた不可視の鋼糸。
鵲 亨太:比良坂の琴を操る技、【魔琴】である。
凛々丸瑠璃色:目を細めて戦況を観察する。飛来する手裏剣。徐々に削られる戦力。そして、彼の繰り出される魔技が自分の目では追い切れないことを悟る。
凛々丸瑠璃色:「やっぱり速いな。さすが鵲さん。凄腕の忍びだ」
凛々丸瑠璃色:「真っ当にやりあったら、わたしじゃあ到底敵いそうもない」
凛々丸瑠璃色:日室を横目で見る。これ以上の負傷は避けるべきだろう。
凛々丸瑠璃色:「だから、ごめんね」
凛々丸瑠璃色:黒い翼がはばたく。瘴気が満ちる。濁った闇が溢れ、高速で飛ぶ手裏剣を飲み込んでいく。
凛々丸瑠璃色:次の瞬間、女の姿が搔き消え、鵲の目の前に現れる。
鵲 亨太:「────」
凛々丸瑠璃色:赤黒い異形の腕が鵲を刺し貫くべく伸びる。
鵲 亨太:鵲には、二つの道がある。
鵲 亨太:この攻撃は不可避だ。奥義を用いても深手を負うだろう。
鵲 亨太:一つは、全力で攻撃のダメージを軽減して倒れること。
鵲 亨太:戦闘からは脱落する。しかし、死を偽装することでこの島の状況を比良坂機関に伝えることが出来る。
鵲 亨太:比良坂の忍びならそうするべきであろう。
鵲 亨太:しかし────
凛々丸瑠璃色:「鵲さん。あなたは優しい人。できれば死んで欲しくないです。致命傷にはしませんから。どうかそのまま横になっていてください」ごく至近距離。女が囁く。
鵲 亨太:死の際の走馬灯か、あるいは自らの【天眼】が不具合を起こしたのか。
鵲 亨太:浮浪の背が、見えた。
鵲 亨太:(否)
鵲 亨太:(彼の信頼を裏切るくらいなら───僕は、)
鵲 亨太:(比良坂の忍びでなくてもいい。)
鵲 亨太:腕を真っ向から受ける。
凛々丸瑠璃色:わたしとこの男の力量差を考えれば、どの道殺しきれはすまい。ならば、ここでその心を堕とすのが最善だ。女の口元が歪む。
凛々丸瑠璃色:異形のカギ爪を力任せに振り、男の体をえぐらんとする!
鵲 亨太:腕が、肋骨を、心臓を、脊椎を貫いた。
凛々丸瑠璃色:――さあ。堕ちろ。
鵲 亨太:「捉えた。」
鵲 亨太:「もう邪魔立てはさせない。」
凛々丸瑠璃色:「鵲さん……待ちなさい。その負傷で下手に動けば……」
鵲 亨太:浮浪の道を切り開くため、震える手で手裏剣を握りしめる。
鵲 亨太:狙いは、日室重人。
凛々丸瑠璃色:「やめなさい。本当に死にますよ……!」異形の腕に力をこめる。だが、男はびくともしない。
鵲 亨太:「先に失礼します……浮浪さん。」
凛々丸瑠璃色:「鵲さんっ! やめてってば!」
鵲 亨太:「部下になる話、受けとけばよかったなあ。」
鵲 亨太:一矢。
凛々丸瑠璃色:「……っ」動揺する。何を言うべきか。どう動くべきか。頭が混乱し、判断がつかない。
日室重人:しかしその眼は、捉えている。……否。
日室重人:魔眼で見るまでもない一撃だった。それほどに、弱々しく。
日室重人:「鵲さん……」
鵲 亨太:ずる り
日室重人:その手裏剣は、あさってに飛んでいく。
鵲 亨太:男の身体から力が抜け、腕が解放される。
鵲 亨太:横たわった男の背からは、
鵲 亨太:翼のように血が流れ出ていた。
凛々丸瑠璃色:「え。あ…………」
日室重人:「シスター!」
日室重人:「魔になりなさい。ここで腑抜けて勝てる相手ではありません」
凛々丸瑠璃色:「ち、違う。わたしじゃない。わたしはそんなつもりじゃ……」
浮浪:塞がらずに開いた凛々丸の口に
浮浪:異界の瘴気が一気に流れ込む
浮浪:鼓膜の内側から響く羽搏きのような音
凛々丸瑠璃色:「あ゛……んっ……っ!?」混乱していた隙を突かれ、もろにその呪力を浴びる。もがきながら必死に立ち尽くす。
浮浪:聖職者の体を呪いが蝕む
凛々丸瑠璃色:「なに……この音……っ」耳を押さえながら男を睨む。
浮浪:「───」目は逸らさない
凛々丸瑠璃色:「……ありがと。おかげでちょっと落ち着いた」歯を食いしばり、血をぬぐう。
浮浪:遺言と言うにはあまりに事務的で、簡素な言葉ではあったが
浮浪:紛れもなく、血の通った一人の人間としての言葉だった。
浮浪:「………俺の落ち度だよ」
浮浪:「もっと熱心に勧誘しておくべきだった」

【第四ラウンド】

GM:プロットお願いします!
Tekey:日室重人がダイス目を変更しました。(秘匿)
日室重人:プロットしました!
Tekey:凛々丸瑠璃色がダイス目を変更しました。(秘匿)
凛々丸瑠璃色:プロットしました!
Tekey:浮浪がダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:浮浪がダイス目を変更しました。(秘匿)
浮浪:OK
GM:OK
GM:それでは……公開どうぞ!
Tekey:日室重人がダイスを公開しました。出目は「3」です。
Tekey:浮浪がダイスを公開しました。出目は「3」です。
Tekey:浮浪がダイスを公開しました。出目は「6」です。
Tekey:凛々丸瑠璃色がダイスを公開しました。出目は「2」です。

6:浮浪
3:日室、黒羽
2:凛々丸

GM:浮浪さん6!
GM:攻めるなあ
凛々丸瑠璃色:速い。あまりに速い
GM:ではプロット6、浮浪さんどうぞ!
浮浪:うーん…
浮浪:賭けに出るか…
浮浪:【魔笛】を使用します
日室重人:ヒッ
凛々丸瑠璃色:えっ。さらに!?
GM:なるほどね…
浮浪:《言霊術》で判定
浮浪:2D6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 9[3,6] → 9 → 成功

浮浪:よし
GM:うおっ成功している
凛々丸瑠璃色:せ、成功してる!
GM:呼び出すのは何者なんじゃ
浮浪:「火蜥蜴」を呼び出します
日室重人:やだー!
凛々丸瑠璃色:ヒトカゲ!
GM:OK! 次のラウンドから火蜥蜴が参戦します。
浮浪:良かった…
GM:【魔笛】攻撃の代わりに使用なので、浮浪さんの手番は以上。
GM:プロット3、1D100どうぞ
黒羽:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 82

日室重人:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 56

日室重人:うー
凛々丸瑠璃色:黒羽ちゃん早い
GM:先手は黒羽ですね。手番どうぞ!
黒羽:【接近戦攻撃】を凛々丸さんに 指定特技は《飛術》
凛々丸瑠璃色:やめてー!
黒羽:2D6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 12[6,6] → 12 → スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)

凛々丸瑠璃色:!!?
黒羽:www
GM:wwww
GM:こいつやべえって!
浮浪:ヤバすぎ
日室重人:マジかよ
GM:鵲さんの遺志が乗り移ってるよ
凛々丸瑠璃色:上級妖魔を名乗っていいよ
浮浪:俺は何を呼び出したんだ…?
GM:とりあえず日室さんは回避どうぞ……
日室重人:体力が3に戻っちゃった
日室重人:凛々丸さんですね
浮浪:あ、凛々丸さんだぜ
GM:黒羽くん、全快
凛々丸瑠璃色:狙われたのわたし!
GM:失礼しました!
GM:凛々丸さん回避どうぞ
日室重人:スペシャル出そうぜー!
凛々丸瑠璃色:回避は相手がスペシャルでも特に変わらないですよね?
GM:そうですね!
GM:目標値などは特に変わらないぜ
浮浪:今の状態で避けれるもんなら避けてみな
日室重人:感情投げておきましょうか
凛々丸瑠璃色:日室さん、一応感情修正ください!
日室重人:あげます!
凛々丸瑠璃色:わーい!
凛々丸瑠璃色:では、回避判定に挑戦します!
凛々丸瑠璃色:《瞳術》で代用判定!
凛々丸瑠璃色:2D6+1>=8 (判定:瞳術)
ShinobiGami : (2D6+1>=8) → 8[3,5]+1 → 9 → 成功

凛々丸瑠璃色:あ、あぶねー!!
日室重人:よかった
浮浪:あら
GM:8ではないのでは?
浮浪:《飛術》ですよ
GM:《飛術》だから…目標値12ではないでしょうか
日室重人:ん?
凛々丸瑠璃色:あれ。キャラシで《飛術》のところを押すと8になるんですけど、なんか間違ってるかな
GM:あ、もしかして
日室重人:ああそうか
浮浪:器術から忍術まで今全部潰れてるから
GM:器術の左のギャップを埋めてますね。多分
日室重人:生命力のチェックつけてない状態ですねそれ
浮浪:一番近くても12なのだ
凛々丸瑠璃色:あ、そうか。だったら12になるのか。
凛々丸瑠璃色:じゃあ、普通に判定失敗です!
GM:では…回避失敗です 残念!
日室重人:スペシャルだから
日室重人:ダメージが1d6になる…
浮浪:ぐはは
GM:そうですね…! 黒羽くんは1D6どうぞ
黒羽:1d6
ShinobiGami : (1D6) → 5

GM:でっか
日室重人:ぎえー!
凛々丸瑠璃色:きゃー!無理です!無理!
浮浪:お前がシノビガミだよ
日室重人:凛々丸さんいないと普通に勝てねえよ!
凛々丸瑠璃色:まさかあなたが“でうす様”……?
GM:では……凛々丸さん、戦闘脱落です…!
凛々丸瑠璃色:わたしはこれで体力ゼロです!
黒羽:平伏せ
GM:しかしまだ同時行動!
GM:死亡攻撃は……ないよね……
凛々丸瑠璃色:しません。わたしは生きたい
GM:よかったです
凛々丸瑠璃色:生ぎだい゛……!
GM:まだ同プロットの日室さんの行動が残っています。
日室重人:はい
GM:それが終わるまでは脱落ではない 同時行動!
GM:日室さんどうぞ!
日室重人:奥義、範囲攻撃!指定特技は地の利!
日室重人:浮浪さんと黒羽野郎を狙う!
浮浪:二人で奥義破りするぜ
日室重人:たのむ、何も出すな
GM:どうぞ~
浮浪:こっちは罠術から
浮浪:2D6>=8
ShinobiGami : (2D6>=8) → 6[1,5] → 6 → 失敗

凛々丸瑠璃色:おお!
日室重人:凪!
凛々丸瑠璃色:あっ、そうか。しかもファンブルだ
GM:ですね~
黒羽:私は鳥獣術から
黒羽:2D6>=7
ShinobiGami : (2D6>=7) → 4[2,2] → 4 → 失敗

日室重人:ミスれ!
日室重人:やった!
凛々丸瑠璃色:黒羽~!
浮浪:ミスった
GM:通った!
GM:では浮浪さんと黒羽は2点減少です
浮浪:増強分の2点から減らずぜ
日室重人:じゃあ二人とも好きなやつ潰してね
黒羽:1残るよ
日室重人:まだ頑健潰れてなかったんだな……
GM:スペシャルが活きてる……
日室重人:こっからどう勝てば?がんばれ
GM:では……日室さんの行動も終了
GM:凛々丸さんはここで戦闘脱落です…!
凛々丸瑠璃色:落ちます!
GM:それでは、ラウンド終了!

浮浪:「■■■■」
浮浪:黒い蝶が浮浪の周囲に集まる
浮浪:同時、闘技場が火にまかれるように熱を帯びる
浮浪:”何かしようとしている”のは明白だ
日室重人:「また……召喚術ですか!」
浮浪:───正確には、違う。
浮浪:浮浪はあくまで、言葉を交わす事で力を借り受けているだけだ。
浮浪:出島に漂う異界の瘴気
浮浪:その中に住む、目に見えない隣人たちから。
凛々丸瑠璃色:「ああ、そっか。補充は必要かぁ。仲間が減っちゃったもんね」感情を煽るような声色で囁く。
浮浪:「───察しがいいな」凛々丸に返す
凛々丸瑠璃色:男の冷静な返答に苛立つ。
浮浪:「そうだな…俺は意外と、寂しがりやだったのかもしれない」
日室重人:「……ならば、貴方は幸運だ」
日室重人:「そばに必ず誰かがいたのだから」
浮浪:「……フ ハハ」乾いたような笑い声
浮浪:「そうだな、恵まれていたと思うよ」
浮浪:「───こっちに帰ってきてからはな」
凛々丸瑠璃色:「こっち……?」
浮浪:黒い羽の蝶が散る
浮浪:無数の鱗粉と羽音が、凛々丸の周囲を満たす。
日室重人:「───シスター!」
浮浪:無論、か弱い存在であることに変わりはない、すぐ払いのけることは出来るだろう
浮浪:───ただし
浮浪:「感性豊かなのが、お前の欠点だな」
凛々丸瑠璃色:「……っ!」後ずさろうとするが、その時には既に周囲を囲まれている。黒い翼をはためかせ、防ごうと動く。
浮浪:反射的な防御動作、翼をはためかせるという事は、体を開く瞬間があるという事だ
浮浪:蝶の隙間を縫うように、黒い弾丸じみた物体が飛来し、凛々丸の身体を貫く
浮浪:色合いは似ているが、蝶ではない。
浮浪:黒い翼を持つ小鳥だ。
凛々丸瑠璃色:「かささぎ…………」ぼうっとその鳥を視線で追う。
凛々丸瑠璃色:体を撃ち抜かれ、悲鳴にも似た短い叫びをあげる。
日室重人:「く……っ」
浮浪:───凛々丸の身体を貫いた小鳥が、そのまま指先に停まる
浮浪:そして、じっと凛々丸の方を見つめる
凛々丸瑠璃色:「……浮浪くん。最後に聞かせて」倒れ込みながら、浮浪の方に指先を伸ばす。
凛々丸瑠璃色:「お菓子、美味しかった……?……あの人も、美味しいと思ってくれたかな?」
浮浪:「───ああ」
浮浪:「だが、奴の感想については知らん」
浮浪:「墓前にでも供えて自分で聞け。」
凛々丸瑠璃色:「そう……」小さく微笑む。
凛々丸瑠璃色:「日室さん……別に、あいつを殺せなくてもいい……。あなたの気が済むまでやって……それがきっと……あなたの救いになるから」
凛々丸瑠璃色:途切れ途切れにそれだけ言うと倒れ込む。
浮浪:完全に気絶したのを確認して、日室に視線を移す
日室重人:「……」
浮浪:「だそうだが」
日室重人:「では、気が済むまでやるとしましょうか」
日室重人:「……救いというものに興味はない。ただ」
日室重人:「あなたには一矢報いねば気が済まない」
日室重人:再び、目が虚になる。
日室重人:黒い羽もつものと自らの居場所を奪った(少なくともそう信じている)相手。
日室重人:孔が空く。ぽつりぽつりと。
日室重人:「二重に魔の血を持つ私にとって、世界は地獄でしかなかった」
日室重人:「それでもと生きてられたのは単に父の偉大さを知っていたから」
日室重人:「……あなたがそれを知ろうが知るまいが、私は貴方を引き潰していく」
浮浪:「────」身構える
日室重人:気付くだろう。肺の腑に痛みを感じる。
浮浪:「………ッ」
浮浪:呼吸が乱れる
日室重人:「あなたは強い」
日室重人:「勝てるかは知りません。ただ」
日室重人:「我が誇りにかけて。運命を乗り越えてみせる」
浮浪:顔を覆う包帯が、僅かに血に染まる
浮浪:(……恐ろしいよ)
浮浪:(これが、シノビガミの欠片…その力の片鱗か)

【第五ラウンド】

Tekey:日室重人がダイス目を変更しました。(秘匿)
GM:プロットお願いします!
日室重人:プロットしました!
Tekey:浮浪がダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:浮浪がダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:浮浪がダイス目を変更しました。(秘匿)
浮浪:OK
GM:OK
GM:それでは……公開!
Tekey:日室重人がダイスを公開しました。出目は「6」です。
Tekey:浮浪がダイスを公開しました。出目は「1」です。
Tekey:浮浪がダイスを公開しました。出目は「1」です。
Tekey:浮浪がダイスを公開しました。出目は「4」です。
GM:火蜥蜴が1、黒羽が4ですね
浮浪:a
浮浪:すいません、火蜥蜴と黒羽の位置逆だと思ってました…
GM:同じコマにするから…!w
GM:どうしましょうかね
日室重人:私は逆でも構いませんぜ
GM:日室さんの許可が出たので火蜥蜴が4、黒羽が1ということで!
浮浪:すみません…以後気を付けます
GM:いえいえ~

6:日室
4:火蜥蜴
1:浮浪、黒羽

GM:ではプロット6、日室さんの行動どうぞ!
日室重人:ここからは手堅くとか言ってたら追いつかないので攻めます
日室重人:【凶手】
浮浪:おお
GM:おお
日室重人:いくぜ 飛術!
浮浪:黒羽を1に置いたのがミスだった…
日室重人:SG#6>=5 (判定:飛術)
ShinobiGami : (SG@12#6>=5) → 10[5,5] → 10 → 成功

GM:成功している!
浮浪:強い
凛々丸瑠璃色:すげー!
日室重人:それを次で出せよ
日室重人:だがまあ良い!いくぜ
日室重人:【魔眼】
日室重人:こいつで火蜥蜴チャンを殴ります
GM:きたぜ!
GM:判定どうぞ~
日室重人:SG@10#6>=5 (判定:瞳術)
ShinobiGami : (SG@10#6>=5) → 7[3,4] → 7 → 成功

火蜥蜴:あっぶな
日室重人:スペはなし!普通に成功
GM:通常の成功ですね
GM:火蜥蜴は《瞳術》で回避どうぞ~
火蜥蜴:じゅ、11...
凛々丸瑠璃色:高いなぁ
火蜥蜴:《召喚術》で回避します
GM:どうぞ!
火蜥蜴:2D6>=11
ShinobiGami : (2D6>=11) → 9[4,5] → 9 → 失敗

火蜥蜴:無理…だが
GM:命中……! 射撃戦ダメージ1点ですね
火蜥蜴:装備忍法【鬼火】の効果が発動するぜ
凛々丸瑠璃色:な、何だそれは
GM:なんと!
日室重人:ぐっ
日室重人:セルフバーニング!
浮浪:火蜥蜴を狙ったキャラは、攻撃処理後に火術で判定するのだ
日室重人:判定します
浮浪:失敗したら射撃ダメージ1点!
凛々丸瑠璃色:や、やば
日室重人:12…
日室重人:いや、さすがにつらいので、ここで忍具2つめ
日室重人:兵糧丸で器術を回復します
浮浪:やるじゃない
凛々丸瑠璃色:おお。そんなものを持ってたなんて!
日室重人:これでだいぶマシなはず。振ります。
日室重人:SG#6>=7 (判定:針術、指定特技:火術)
ShinobiGami : (SG@12#6>=7) → 3[1,2] → 3 → ファンブル

GM:ああ~っ
日室重人:クゥーン
浮浪:よし!
浮浪:では射撃戦ダメージ1点が入るぜ
日室重人:ウーン
日室重人:やっぱりまた器術をつぶします
GM:了解です。
GM:では……プロット6は終了。
GM:プロット4、火蜥蜴の手番です!
火蜥蜴:【百燐】で日室さんを攻撃 指定特技は《火術》
火蜥蜴:2D6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 7[3,4] → 7 → 成功

日室重人:凪なのでくらいます
浮浪:妖魔が強すぎる
浮浪:射撃戦ダメージ1点だぜ
日室重人:うーんうーん……
日室重人:忍術つぶします
GM:では、プロット4は終了。
GM:プロット1の二人は……できることはありますか?
GM:互いに殴り合うとか……
凛々丸瑠璃色:やれー!
浮浪:俺たちそんなことしないし…
黒羽:うん…
凛々丸瑠璃色:熱い友情……
凛々丸瑠璃色:これは薄い本が出る
GM:了解です。プロット1は終了。
GM:ラウンド終了です。

【第六ラウンド】

GM:プロットお願いします!
Tekey:日室重人がダイス目を変更しました。(秘匿)
日室重人:OK!
Tekey:浮浪がダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:浮浪がダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:浮浪がダイス目を変更しました。(秘匿)
浮浪:OK
GM:OK
GM:では……公開お願いします!
Tekey:日室重人がダイスを公開しました。出目は「4」です。
Tekey:浮浪がダイスを公開しました。出目は「2」です。
Tekey:浮浪がダイスを公開しました。出目は「5」です。
Tekey:浮浪がダイスを公開しました。出目は「1」です。
日室重人:まっず
GM:火蜥蜴が5、黒羽が1!

5:火蜥蜴
4:日室
2:浮浪
1:黒羽

GM:それでは……プロット5の火蜥蜴どうぞ!
火蜥蜴:【百燐】で日室さんを攻撃 指定特技は《火術》
火蜥蜴:2D6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 5[1,4] → 5 → 成功

日室重人:むっ
GM:逆凪です…!
浮浪:運命が変わってしまった
GM:残念
GM:ではプロット5は終了
GM:プロット4、日室さんどうぞ!
日室重人:はい!
日室重人:んんん……
日室重人:火蜥蜴狙おうかとも思ったけど
日室重人:今度は鬼火ほぼ確実に喰らうし
日室重人:奥義ならいけるか…?
凛々丸瑠璃色:従者をまとめて始末する?
日室重人:ありだと思いますね。ここから水晶眼は無理目だけど
日室重人:よし。では奥義・虚眼・範囲攻撃・地の利で、
日室重人:従者2体を攻撃します。
浮浪:黒羽と二人で奥義破りいきまぁす!
GM:あ、浮浪さんは含まないんですね
日室重人:ん?
凛々丸瑠璃色:あ、狙えるの?
日室重人:あ、好きなだけか!
日室重人:2体までだと勝手に思ってた。浮浪さんも狙います。
GM:オス
浮浪:取り敢えずこっちは《罠術》から
GM:では浮浪さんと黒羽くん奥義破りどうぞ
浮浪:2D6>=8
ShinobiGami : (2D6>=8) → 10[5,5] → 10 → 成功

日室重人:あー
日室重人:だめか
黒羽:鳥獣術
黒羽:2D6>=7
ShinobiGami : (2D6>=7) → 8[2,6] → 8 → 成功

GM:しっかり破っている……!
日室重人:出目いいなあ。行動以上です!
GM:プロット4は終了。
GM:プロット2、浮浪さんどうぞ!
浮浪:【集団戦攻撃】を日室さんに 指定特技は《呪術》
浮浪:2D6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 12[6,6] → 12 → スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)

GM:!?
日室重人:はは
凛々丸瑠璃色:こ、ここでスペシャル!?
浮浪:???
日室重人:ははは
GM:えっと……浮浪さんが【頑健】を1点回復で……
GM:日室さんはとりあえず回避をどうぞ
日室重人:SG#4>=8 (判定:瞳術、指定特技:呪術)
ShinobiGami : (SG@12#4>=8) → 8[4,4] → 8 → 成功

日室重人:回避!
GM:おおっ避けた
凛々丸瑠璃色:成功はした!
浮浪:避けられたか…
浮浪:回復してしまった…
GM:ではプロット2も以上ですね
GM:プロット1の黒羽くんはやることありますか?
黒羽:黒羽は行動ないよ!
GM:OK
GM:ではラウンド終了。

【第七ラウンド】

GM:プロットお願いします!
Tekey:日室重人がダイス目を変更しました。(秘匿)
日室重人:しました!
Tekey:浮浪がダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:浮浪がダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:浮浪がダイス目を変更しました。(秘匿)
浮浪:OK
GM:OK
GM:では……公開!
Tekey:浮浪がダイスを公開しました。出目は「2」です。
Tekey:日室重人がダイスを公開しました。出目は「3」です。
Tekey:浮浪がダイスを公開しました。出目は「4」です。
Tekey:浮浪がダイスを公開しました。出目は「3」です。
GM:火蜥蜴が4、黒羽が2ですね

4:火蜥蜴
3:日室、浮浪
2:黒羽

GM:プロット4、火蜥蜴から!
火蜥蜴:【百燐】で日室さんを攻撃 指定特技は《火術》
GM:んん
浮浪:あ」
GM:【百燐】は……間合内の自分以外全員対象です
凛々丸瑠璃色:そんな欠点があったんだ
火蜥蜴:そうだった
日室重人:全て焼き尽くす!
火蜥蜴:変えるのなしですかね
GM:どうしようかな……
浮浪:ダメならダメでいいんですけど
日室重人:私は構いません!
GM:日室さん……!
GM:男だ
GM:では日室さんの許可が下りたので、変更を認めます!
浮浪:懐が深すぎる…ありがとうございます
浮浪:なんでこの人が恵比寿党の党首じゃないんだ…
日室重人:?
火蜥蜴:では改めて
火蜥蜴:【接近戦攻撃】を日室さんに 指定特技は《砲術》
火蜥蜴:2D6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 4[2,2] → 4 → 失敗

火蜥蜴:www
日室重人:凪!
凛々丸瑠璃色:外した……!
火蜥蜴:なんなん?
GM:平和主義者なのかな
日室重人:ひとかげちゃん…
凛々丸瑠璃色:キミは黒羽先輩には敵わないんだ
GM:では……プロット3! 1D100どうぞ!
日室重人:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 41

浮浪:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 21

GM:日室さんから! 行動どうぞ!
日室重人:取る手は決まっている…!
日室重人:凶手!
日室重人:SG#3>=5 (判定:飛術)
ShinobiGami : (SG@12#3>=5) → 2[1,1] → 2 → ファンブル

日室重人:wwwww
GM:うわああっ
凛々丸瑠璃色:ぎゃー!?
浮浪:なんと…
GM:しかしまだ同時行動ですよ!
鵲 亨太:ワオ……
GM:即凪にならないので攻撃は行えます!
日室重人:なるほど!じゃあ攻撃しますね…魔眼!
日室重人:対象は当然浮浪さんだぜ
日室重人:SG#3>=5 (判定:瞳術)
ShinobiGami : (SG@12#3>=5) → 6[2,4] → 6 → 成功

浮浪:《言霊術》から!
浮浪:2D6>=7
ShinobiGami : (2D6>=7) → 9[3,6] → 9 → 成功

GM:回避しとる……
日室重人:だめか!
GM:では、浮浪さんの手番です!
浮浪:では【接近戦攻撃】を日室さんに 指定特技は《罠術》
浮浪:回想シーン使います
凛々丸瑠璃色:こ、ここで回想シーン!
日室重人:なんと
GM:うおおお! 秘密を公開します

PC①の【秘密】 派閥:保守派
あなたは先代である不動丸に、その子どもとして育てられたが、血のつながりはない。
色々と問題も多いこの島だが、幼い頃から暮らしており、ここに住む隠忍たちの生活を大切に思っている。

あなたの【本当の使命】は、「開島派」から出島の住人を守ることである。

浮浪:うおお+3補正!
GM:では……+3修正で判定どうぞ!
浮浪:2D6+3>=5
ShinobiGami : (2D6+3>=5) → 8[4,4]+3 → 11 → 成功

浮浪:なんぼのもんじゃい!
凛々丸瑠璃色:高い!
日室重人:つよお
GM:回避は《罠術》です……!
日室重人:SG#3>=12 (判定:飛術、指定特技:罠術)
ShinobiGami : (SG@12#3>=12) → 4[1,3] → 4 → 失敗

日室重人:無理!
浮浪:接近戦ダメージ1…さらに【飢渇】の効果で射撃戦ダメージ1!
日室重人:そういえばそうだった!
日室重人:じゃあ死ぬじゃん!死!
GM:そうですね…!日室さんの生命力は0に……!
日室重人:遺言します
GM:えっ!?
凛々丸瑠璃色:遺言!?
浮浪:なにっ
GM:遺言……死亡と引き換えに情報を受け渡すことができるあのルールを!?
日室重人:浮浪さんに遺言するよ……私の秘密をよ……!
日室重人:過去のこととか色々伝えて死にます
GM:本気か……了解です
凛々丸瑠璃色:な、なんてこと……
浮浪:日室さん…
GM:処理として、既に全体公開なので、PC3の秘密を公開いたします
日室重人:お願いします

PC③の【秘密】 派閥:保留
あなたは幼い頃、出島から流された「不動丸」の唯一の子どもである。
身寄りのない環境で過酷な幼年期を過ごしたが、忍びの技を身につけ、仲間も集まった。
「恵比寿党」は本当はあなたのものだ。それを取り戻すため、あなたは出島へ戻ってきた。
 
あなたの【本当の使命】は、恵比寿党の偽物の長を倒すことである。そうすれば、恵比寿党はあなたのものになるだろう。

GM:────戦闘終了!

日室重人:「はぁ。はぁ……っ」
浮浪:───熱気が増す
浮浪:戦闘にかける二人の思いによるもの ではない
浮浪:先ほど浮浪が呼び出した妖精によるものだ。
浮浪:”サラマンドラ”と呼ばれている
日室重人:額に汗が滲む。どれだけ自らを鼓舞しようと受けたダメージの蓄積は確実に技の冴えを鈍らせて行く。
日室重人:それに加え、呼び出された妖精。
浮浪:(数の利はこちらにある)
浮浪:(あとは───)
日室重人:「そこを……どけえ!」魔眼でサラマンドラを貫く。
火蜥蜴:その体から炎が噴き出し
火蜥蜴:日室の肉体と視界を覆う
浮浪:(───地の利を奪う)
日室重人:「が……あっ!!」
浮浪:陽炎の中で、3つの黒い影が動く
日室重人:目が灼かれ、吸い込んだ熱気で肺が爛れる。
日室重人:(まずい───)
浮浪:三方からの同時攻撃
浮浪:(魔眼 それは確かに脅威だ)
浮浪:(だが)
浮浪:(お前が人の形をしている以上)
浮浪:(対処を遅らせる方法も、対人相手のもので通じる)
浮浪:熱で乱し、羽音で阻害し、視界を奪う
浮浪:黒い蝶が日室の周囲を覆う
浮浪:───先ほど、凛々丸を穿った一撃と同じ予兆だ
日室重人:───悟る。いや、悟ってしまった。
日室重人:この、戦いの行末を、呪われた眼は視てしまった。
日室重人:知らず、笑い声が口から溢れる。
日室重人:それでも、足掻いてみせろと、
日室重人:己の信念は衝動の如く突き動かす。
日室重人:だからその眼はまだ、黒く輝くのだ。
日室重人:貴様らにも、呪いを見せてやる、と。
日室重人:浮浪と、その眷属たちに虚の闇が襲いかかる。
浮浪:三つの黒い影が、闇に飲まれるようにして崩れ落ちる
浮浪:黒い蝶 黒羽の鳥 火を纏う蜥蜴
浮浪:───一つ、足りない。
浮浪:日室の視界に、黒い布が飛び込んでくる
浮浪:それは浮浪が纏っていたローブであり
浮浪:───初めて、浮浪が日室へと接近する。
日室重人:目を見開く。
浮浪:その視界に
浮浪:低速の手裏剣を放つ
浮浪:弱弱しく、軌道も追える、あまりにも分かりやすい罠であり
浮浪:───妖魔が用いる技ではなかった。

浮浪:俺が知っているのは、俺が見たことのある親父の姿だけだ
浮浪:妖魔としての傲慢さも、苛烈さもなく、日に日に衰え、弱っていく”育ての親”
浮浪:或る日、夜風に当たりながら物思いに耽る親父に、こう聞いたことがある
浮浪:「どうして人の肉を食べない」
浮浪:「ここに」
浮浪:「丁度いいのが居るじゃないか」
浮浪:───”取り換え子”と呼ばれる風習がある
浮浪:隠忍の血統の中でも、”長耳”と呼ばれる種族に見られ、文字通り「人間の子と妖魔の子を取り換える」というものだ
浮浪:取り換えられた親は、何も知らぬまま妖魔の子を育てることとなる───では
浮浪:取り換えられ、異界へと渡った人の子は?
浮浪:”長耳”は、隠忍の中でも社会性の高い種族だ。
浮浪:彼らが独自に築く宮廷社会では、序列と血統が何よりも重んじられる
浮浪:その中に放り込まれた、身分の存在しない異分子が、果たしてどのような扱いを受けるのか、想像に難くないだろう。
浮浪:───浮浪は、異界で育てられただけの、ただの人間である。
浮浪:十数年前に出島で開いた異界の門をきっかけに、こちらへと渡ってきた。
浮浪:妖魔としての居場所もなく、人間としての居場所もない
浮浪:小さなころから、味方なんて居なかった
浮浪:自分の力で生き抜くしかなかった
浮浪:いつか、長い耳の奴らから逃れて
浮浪:ここではないどこかへと帰る。
浮浪:───それだけが、俺の生きる目的だった。
浮浪:……だから、親父にそう聞いた理由は今でもよく分からない。試していたのかもしれない
浮浪:親父は結局、何も言わなかった
浮浪:死ぬまで、俺を食おうとする事もなかった。ずっと傍に置いていたのに
浮浪:───そして
浮浪:親父の傍で手に入れたものが、いつの間にか俺にとっての居場所になっていた。
浮浪:……貰ってばかりだ。
浮浪:何一つ返せてなんかいない。
浮浪:例え親父が、俺を通して、俺ではない誰かを見ていたとしても

浮浪:「───貰った故郷ぐらい」
浮浪:手裏剣に気を取られた死角から、短刀が閃き、日室の肉体を切り裂く
日室重人:「ご ぷ」
浮浪:「自分の力で守りたいんだ。」
日室重人:……目が霞む。
浮浪:「───」振り向きざま、日室と目が合う
日室重人:その眼は
日室重人:爛々と、燃え盛っていた。
日室重人:「……は」
日室重人:「ははははは、いいでしょう、いいでしょういいでしょう!」
日室重人:「あげます、すべて差し上げましょうとも!ですから───」
日室重人:「サービスです、浮浪さん」
日室重人:「”呪い”を、あげましょう」
浮浪:「何を───」
日室重人:その目が一段と昏く燃え上がると、
日室重人:浮浪の中に強烈なイメージ、感情、等々───
日室重人:日室重人が抱いていたものが『流し込まれた』。
日室重人:幼き頃、何の後ろ盾もなく人から疎まれ蔑まれ生きてきたこと。
日室重人:その中で培っていった己の中の闇。
日室重人:ただひとつ、灯火であった『父』の存在。
日室重人:ただ、なんとしても取り戻す。
日室重人:なんとしても『帰る』。
日室重人:……無論、日室に浮浪の過去を知る術はなかった。
日室重人:だから───何か
日室重人:共通点があったとしても、それはただの偶然で。
日室重人:「……背負ってみせ……なさい」
日室重人:その術の為だけに、日室が命を燃やし尽くしたって、
日室重人:もう、それだけが、帰結だった。
浮浪:「…………」頭を押さえていた手を離す
浮浪:「……日室重人」
浮浪:「聞こえていても、聞こえていなくても、どちらでも構わない」
浮浪:「───伝えるべきことを伝える」
浮浪:「───お前の身体には、シノビガミの欠片が宿っている」
浮浪:「…所有者の生命を削る、魔の力」
浮浪:「それを、使わせたくはなかった。」
浮浪:少し間が空いて
浮浪:「──きっと」
浮浪:「それは、親父も同じだった。」
浮浪:「………」
浮浪:「……多分、俺はずっと」
浮浪:「お前のことが羨ましかったよ」
浮浪:ローブを拾い、日室に背を向ける。
浮浪:───鵲の遺体に目を向けて
浮浪:顔を覗き込む
浮浪:「………ふ」
浮浪:「目を開いているのか閉じているのか、よく分からないな。お前は」
浮浪:「………ありがとう。初めて出来た人間の友だったよ」
浮浪:そして、凛々丸の首根っこを掴んで、戦場を後にする
浮浪:事後処理なんかを考えながら
浮浪:自らが根差した故郷へと、帰って行った。

GM:クライマックスフェイズを終了します。

【ED】

GM:──『出島』。
GM:その島は数日前まで、二つの派閥の対立による騒乱の岐路に立たされていた。
GM:後に”開島派”の手の者だと判明した凛々丸瑠璃色と、その配下『漂流会』によるクーデターは、僅かな時間で恵比寿町を手中に収めた。
GM:しかし恵比寿党党首の浮浪は、”何でも屋”鵲亨太の助力の元、凛々丸を撃退。
GM:頭を失ったことで『漂流会』は統率を失い、異類たちによって撃破され、その組織ごと解体された。
GM:凛々丸瑠璃色は逃走。出島は封鎖的活動を続け、抗争は”保守派”の勝利となった。
GM:なお、クーデターには類まれなる戦闘力を発揮する只人の忍び、日室重人の戦闘も確認されていた。
GM:彼の戦力を求める組織もいたが、日室重人の正体と現状は、今も不明なままである。

GM:──恵比寿町・歓楽街
荒れ狂う熊獣人:「おおっ、浮浪の旦那!」
荒れ狂う熊獣人:「見回りですか、お疲れ様です!」
浮浪:「ああ」
煩悩満つる夢魔:「浮浪様のお陰で、安心して仕事ができます……♡」
浮浪:「そうか」
煩悩満つる夢魔:「今夜、ちょっと寄って行かれませんか? お代はいただきませんよ……♡」
浮浪:「悪いが、まだやる事が残ってる。」
浮浪:「気が向いたら行くよ」
浮浪:社交辞令とも取れる、無愛想な返答だ。
住民たち:「浮浪さんだ!」「私たちの頭!」「お帰りなさい!」
住民たち:それでも、住民たちは口々に感謝を述べ、若き党首を歓待する。
浮浪:声には応えるが、頭は下げない
GM:これは一時的なものかもしれない。開島派のすべてが、出島から一掃されることはない。
GM:それでも、自分たちの住処を護ってくれたという信頼は、しっかりと住民たちに根を張ったのだろう。
浮浪:(……まだ慣れないな)
浮浪:賞賛を受けるべき人物は、もう一人居るはずなのに
浮浪:……結局
浮浪:勝つことは出来たが、勝たせてやることは出来なかった。
浮浪:(果たせないままの約束……か。)
GM:人混みの向こうから、声がかけられる。
恵比寿党党員:「浮浪様! お迎えが遅れて申し訳ありません!」
恵比寿党党員:「ほら、散れ散れ! 党首はお疲れだ!」
浮浪:「ご苦労」
浮浪:党員の方に歩み寄る
GM:党員はおずおずと扉を開ける。
GM:重厚な黒い扉の先は、恵比寿党の拠点に繋がっていた。
GM:後ろ手に扉が閉まる。喧騒が去り、紅い月光が差す庭園が広がる。
毛々翁:「──浮浪。邪魔しているよ」
毛々翁:「良い庭だ──ゴホッ」
毛々翁:ずるずると、毛玉のような塊が這い出る。
毛々翁:「鵲も、居心地がいいだろうか」
毛々翁:背後を振り向く。
GM:庭の一角に、腰ほどの高さの黒い石柱が建てられている。
浮浪:「どうだろうな」懐から闘技場のドリンクを取り出し、墓の方に放る。
浮浪:ドリンクは放物線を描いて、墓の傍に直立した。
浮浪:「結局、あいつの事を知る機会はあまりなかった。元々本心を曝け出すタイプでもなかったろうからな。」
浮浪:「忍とはそういうもの と言えばそうなのだろうが。」
毛々翁:「私は──死ぬのであれば、私だと、思っていた」
毛々翁:「君たちは……互いを知る時間も、ゴホッ、まだあっただろうに」
浮浪:「……そうだな」
浮浪:「あいつは──」
浮浪:俺の素性を知ったらどう思うだろうか と言いかけて
浮浪:「机上の空論か。なんでもない」
浮浪:「あんたがますます死ねなくなっただけだ。翁」
毛々翁:「フ、フ……」
毛々翁:「老骨を労わらないか……この”ひとでなし”め……」
毛々翁:ずるずると這い、庭園を後にする。
浮浪:「……ふ」
浮浪:少しだけ嬉しそうに、ローブを脱ぎ
浮浪:党首の私室へと移動、常用している椅子に腰かける。
浮浪:ため息を吐くように天井を見上げた。
凛々丸瑠璃色:その時、しっかりと閉めて出たはずの窓からびゅうと風が吹き込む。
凛々丸瑠璃色:窓際にはいつの間にかショートカットの赤毛の女が立っている。
浮浪:「………お尋ね者が何の用だ」
凛々丸瑠璃色:「失敬な。お墓参りのついでに寄っただけだよ」明るい声で文句を言う。
凛々丸瑠璃色:「似非シスターの祈りでも少しは魂の安らぎになればいいんだけどね」軽く手を組む仕草をする。
浮浪:「まだシスターを続けているのか」
凛々丸瑠璃色:「格好はね。元から真似っこだし、教会もないから今はシスターだと思ってくれる人もいなさそう~」身につけている修道服はあちこちが破れ、体も傷だらけだ。
浮浪:その見すぼらしい姿を見て
浮浪:「そうか。精々背負ってくれ。お前の選択の結果だ」
凛々丸瑠璃色:「うわぁ。嫌味な言い方~」
凛々丸瑠璃色:「浮浪くんこそその後どうなの。彼の遺した“呪いは”?」女はかけている眼鏡のフレームにわざとらしく指先で触れ、浮浪さんをじっと見る。
浮浪:「そうだな…」
浮浪:「……」
凛々丸瑠璃色:「どしたの」
浮浪:「いや、なに」
浮浪:「立場がなければ とも思ったが」
浮浪:「───結局、どちらかが死ぬしかなかったのかもな」
浮浪:「あいつが死んで、俺が残った」
浮浪:「それだけだ」
浮浪:結局、俺とあいつは同じだったのだから。
凛々丸瑠璃色:「そう。いいんじゃないかな。それもあなたの選択の結果、なんでしょ」優しい声で言う。
凛々丸瑠璃色:「神が許さなくても、人々が知らなくても、わたしだけは言うよ。いいんじゃないの、って」
浮浪:「……ふ」
浮浪:「どの立場でそう言っているんだ」愉快そうに笑う
凛々丸瑠璃色:「決まってるっしょ」
凛々丸瑠璃色:「悪魔の立場」猫のようにころころと笑う。
浮浪:「口の減らない……」椅子にもたれかかり、肘掛けを利用して頬杖をつく
浮浪:「………」
浮浪:「…生き辛いか?この土地は」
凛々丸瑠璃色:「生きやすくはなかったね。……わたしみたいなのには」
凛々丸瑠璃色:目を細めて彼の方を見る。
浮浪:「そうか…」
凛々丸瑠璃色:「浮浪くんはさ。これからどうしていくつもりなの?」
凛々丸瑠璃色:そう言ってから改まった口調で言い直す。
凛々丸瑠璃色:「わたしが作る未来を否定した浮浪くんは。これからこの土地を……この世界をどんな風にしていくのかな」
浮浪:「……”線を徒に引き直す真似はよした方がいい”と言われたことがある」
浮浪:「なるほど。秩序を守るために必要な事だ。俺の考え方とも合っている」
浮浪:「…しかし」
凛々丸瑠璃色:「しかし?」小首を傾げる。
浮浪:「これは多分、俺じゃなくても出来る事だ」
凛々丸瑠璃色:「……へえ」少し意外そうな顔をする。
浮浪:「俺は…」
浮浪:「不動丸の息子として」
浮浪:「鵲享太の盟友として」
浮浪:「日室重人の……なりたかった者として」
浮浪:「俺にしか出来ない事がしたい」
浮浪:「………」
浮浪:「……線の上に、立ちたいんだ。」
浮浪:「人と妖魔を隔てる、線の上に。」
凛々丸瑠璃色:「……線の上に」目を見張る。
浮浪:「お前の」
浮浪:「理想論を継いでやる」
浮浪:「そう伝えた。」
凛々丸瑠璃色:「伝えたって、だれに」震える声で問う。
浮浪:「この部屋には俺たちしか居ない」
浮浪:「こんな独り言を言う趣味もない」
浮浪:「自明だろう。凛々丸瑠璃色」
凛々丸瑠璃色:ぽろぽろと涙を流しながらその場に膝を突く。
凛々丸瑠璃色:「御見それいたしました」
凛々丸瑠璃色:「恵比寿党現党首、浮浪様。この島を、世界を。どうかよろしくお願いいたします」
浮浪:「……ああ」
浮浪:背負うものばかりが増えていく
浮浪:「お前が、罪を償った先」
浮浪:先を行くのは、岸の向こうの影法師ばかり
浮浪:「───住みやすい世界になっているよう、祈ってくれ。」
浮浪:だが
浮浪:また新しく、生きる目的が出来た。
凛々丸瑠璃色:「魔の名、バフォメット。人の名を凛々丸瑠璃色。あなた様の作る未来で生きたく思います」修道服姿の女が祈るように男のそばでかしづく。
浮浪:前途は多難、先行きも見えない
浮浪:「ああ」
浮浪:「楽しくなってきたよ」
浮浪:だからこそ、この世界は面白いのだ。

GM:──出島では、現在も尚。
GM:多様な異類たちが、集っている。


『異民街騒乱』