本作品は「矢野俊策」「F.E.A.R」「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
©️矢野俊策/F.E.A.R/KADOKAWA
本編ログ|雑談ログ
PC1:”-”明時ユウグレ:【キャラシート】(PL:マンタ)
PC2:血刀裁判"デッドオアチェスト"刀祢瑞知:【キャラシート】(PL:冬野柚子)
PC3:”シュテルケ”茅嶋伊鈴:【キャラシート】(PL:優水)
PC4:”ブラックタイド”景山稔:【キャラシート】(PL:モッズ)
GM:それでは!迫りくる夏にも負けないクールなセッション、始めるぜ!まずは自己を紹介して頂きましょうか!
GM:PC1はこの方!
【明時ユウグレ】
明時 ユウグレ:いえっさ!
明時 ユウグレ:「……なんだ?俺に何か用か?……何も無いなら仕事に戻っていい?」
GM:可愛い帽子だね……
明時 ユウグレ:現場帽ですが……
明時 ユウグレ:明時(あかとき) ユウグレ、小学五年生!やっていることは……違法就労!!!
GM:早速世知辛い!
明時 ユウグレ:何でそんなことをやってるかと言うと、何やかんやで両親がいなくなった後にカネを稼ぐ必要があったから!
明時 ユウグレ:児童相談所に行け、という真っ当なツッコミはこの小学五年生には思いつかなかったのだ!
GM:どうやって面接通ったのかは……まあいいでしょう!小柄な大人とか、居るしね!
明時 ユウグレ:まあ多分人手不足も相まって多少のことには目をつぶってもらえたんだと思います
明時 ユウグレ:あと少し上げ底の安全靴にもしてます。それでも143cmという小柄ですが……
GM:ちっちゃくて可愛いね……
明時 ユウグレ:そんな小さな体でひーこら働いてたら何か怪しい遺産を掘り出しちゃっても―大変!
明時 ユウグレ:具体的に言うと2日寝込みました、毎日働かないといけないのに……!
GM:日雇い労働者にとって体調不良は天敵……
明時 ユウグレ:ともあれその後からは何かよくわからないけど身体のパワーが上がったり、自分のスコップ「グンソー」の切れ味がよくなったり
明時 ユウグレ:なんかグンソーと手が癒着してコンディションがよくわかるようになったり変な衝動が毎夜襲ってくるようになったりしてるけど
明時 ユウグレ:まあそれなりに頑張って暮らしてます。仕事の能率的にはかなりプラスになったし……いいんじゃないかな!って思ってます
GM:結果オーライ!刹那的に生きていけ!
明時 ユウグレ:以上!あと性能はキュマ/エグの肉体派!手に持ったグンソー(シザーリッパー)と《復讐の刃》でカウンター時実質装甲ガード無視攻撃を行うぞ!
明時 ユウグレ:そんな感じです!
GM:オーライ!頼りになる火力だぜ!そんなユウグレ氏のハンドアウトはこちら!
明時 ユウグレ:倒れてる!
明時 ユウグレ:明日も仕事なんだけどな俺……でも放っておくのも良くないよな……
石留大輔:「明時!飯行くぞ!」
明時 ユウグレ:「うっす」ただ飯は家系的には有り難いのだ。
GM:監督に飯をおごってもらおうか!そんな感じ!よろしくお願いします!
GM:続いてPC2!姿を見せな!
【刀祢 瑞知】
刀祢 瑞知:訳はないけど・・・・・・・アイドル!
刀祢 瑞知:地下アイドル系Y〇uTuberイリーガル女子高生、血刀裁判"デッドオアチェスト"刀祢瑞知(とねみずち)って言いまーす
刀祢 瑞知:やってることは……地下アイドル!…さっきと軽さが違いすぎません?
GM:訳がないとは思えない程の属性数!
刀祢 瑞知:高校デビューでなんかやろうよって友達に誘われて、別に訳はないけどアイドルしてます、むっちゃ地下アイドルですけどー
GM:地下アイドル、創作でしか知らないけど熱量があって良いと思う
刀祢 瑞知:ちっちゃいハコでライブしたり、自分たちのチャンネルで歌ったり企画したり……なんだかんだではまって、楽しくやってるという
刀祢 瑞知:そんな青春と、UGNの血生臭い日常な二足の草鞋を履いたりしてます。
GM:密度MAXの日常
刀祢 瑞知:だって私は根っこが斬りたがりだから……命を懸けて斬り合った相手の血を舐めたい吸血鬼
刀祢 瑞知:たまたま襲われて、たまたまほぼ死にかけても、命をつかみ取って、斬っていい場所を、相手を見つけちゃったのが運の尽き、かなー……
刀祢 瑞知:戦闘スタイルは血で作った刀による斬撃オンリー、斬って吸って、斬られて……あがるー↑
GM:戦闘狂……色んな意味で血気盛んだぜ
刀祢 瑞知:実のところお世辞にもできた剣術ではないんだけどね、型破りではなく型無し。理論でもなんでもない本能の赴くまま
刀祢 瑞知:アイドルも、日常も、斬り合いも、全部が私…今しかできない、今しかない……
刀祢 瑞知:そんな私!シンドロームはブラムストーカー/サラマンダーの白兵アタッカーでした!いぇーい、チャンネル登録よろしくー
刀祢 瑞知:以上!
GM:正しいかは置いておいて、今に一生懸命な女の子!良いですね、そんな貴方のお仕事はこちら!
刀祢 瑞知:節操のない人斬りとか許せないなー(ちゃきちゃき
"バードウォッチャー":「作戦の成否は貴方たちに掛かっています、お願いしますよ」
刀祢 瑞知:「もっちろん、まかせてよ!」
GM:節操のある人斬りと節操のない人斬りのバトル!VSモノですね、よろしくお願いします!
GM:それでは3人目!混沌としたメンバー、次は一体……?現れよ!
【茅嶋伊鈴】
茅嶋伊鈴:「はい。あなたの”シュテルケ”ですよ」
茅嶋伊鈴:フェミニンな執事服を着た美少年…果たしてその正体は
GM:ドキドキ……
茅嶋伊鈴:UGN臨都支部に籍をおくバリバリのUGNエージェント!女ですが全くそういう振る舞いはしません。
茅嶋伊鈴:美少年を自称してるしね。
GM:女性事務員からの人気も高い!(きっと)
GM:バレンタインとかもらうタイプと見ました
茅嶋伊鈴:ある任務の際、家族を守りきれず自らも殺されたが、彼女のレネゲイドが死したままその体を復活。
茅嶋伊鈴:その際、左目の色素は剥がれ落ち、得意としていた肉体変化もおぞましい形で現れるようになった。
茅嶋伊鈴:そんな子です。感覚とかはないし消化器も動いてないぞ。
GM:文字通り目に見える傷って訳だ……
茅嶋伊鈴:バレンタインでもらったチョコは丁寧に食べています。
GM:えらい
茅嶋伊鈴:味はしないけど…
GM:つらい
茅嶋伊鈴:そんな性能は強靭骨格+屍人で体力をあげるサポーター。行動値が低いのがネック。
GM:スタイリッシュな立ち振る舞いでガチガチに肉体強化なの好き
茅嶋伊鈴:攻撃はおまけなんですよ、おまけ
茅嶋伊鈴:まあ…そんな感じで今回も任務をこなしていきましょうか。
茅嶋伊鈴:どんな人でも、私にかかればすぐに虜になりますよ。
GM:スムーズかつスタイリッシュ!敏腕エージェントに叩きつけられた任務とは!
GM:はい、刀祢さんとの合同任務!人斬りを抑えてもらいます
茅嶋伊鈴:おやおや。私たちの追跡を逃れるおつもりですか。
茅嶋伊鈴:これは、少しばかり痛い目を見てもらわなくては。
"バードウォッチャー":『他支部からの応援と聞きましたが……ふふ、アタリを引きましたね?』
茅嶋伊鈴:そうであることを祈りますよ。今回はよろしくお願いします、…レディで、よろしかったですか?
GM:目隠しレディ、バードウォッチャーの指揮下でその美貌と能力を存分に発揮してもらいましょう!よろしくお願いします!
茅嶋伊鈴:よろしくお願いします!
GM:それでは、いよいよ最後!オオトリを飾るのはこの男……!
【景山稔】
景山稔:「ドーモ。“ブラックタイド”だ。景山稔とも名乗らして貰ってる」
GM:やだカッコいい……
景山稔:「好きに呼んでくれ、こっちもそうさせてもらうからよ。ひとつよろしく!」
景山稔:というわけで、UGNチルドレンです。特段固定で所属してる支部とかはなくて
景山稔:お呼びがかかるとあちこち行ってる感じですね
GM:流浪のエージェント、これは腕利きに違いありませんよ奥さん
景山稔:「便利だから言いように遣われてるだけさ。買い被りだよ(ま、そのぶん適切な給料は貰ってるが)」というのが本人の弁ですね
GM:この軽い受け流しがよりベテラン感を演出してて最高ですね、GM個人の癖に刺さっている
景山稔:施設で育ったチルドレンではなく、一般家庭出身で
景山稔:彼だけが能力に覚醒して、UGNから接触を受け、イリーガルではなくチルドレンの道を選びました。
GM:真っ当なルートだ
景山稔:とにかく人生を楽しむことに前向きで、明るく楽しく毎日を過ごすことにしています。
景山稔:能力的にはエンジェルハイロゥ/モルフェウスの複合型。
景山稔:物質やエネルギーを分解・修復・再構成する錬成能力の遣い手。現代の錬金術師ですね。
GM:この出で立ちと能力の組み合わせ、カッコよさの権化かもしれない
景山稔:本来の能力射程は極めて短いところを、射撃に組み合わせて使うことでリーチを補って戦います。
GM:ピンポイントに能力を行使する燃費重視スタイルですか……やりますね……
景山稔:能力で銃弾の軌道を曲げたり、銃弾にトリックを仕込んだり、弾丸が触れた物体を造り変えたりして奇襲を行います。
景山稔:データ的にはものすごくシンプルなステルス射撃型!デスストーカーで盛った火力を敵に叩きつけるぜ~!
景山稔:あと情報収集と味方の支援を《砂の加護》で行います
景山稔:以上!仲良くしてくれると嬉しいデース!
GM:ユーティリティも完備!心強い!そんな景山さんのお仕事はこちら!
景山稔:凍結処理したジャームを解放して回る上に本人も逃げの達人!
景山稔:これは一筋縄ではいかない厄介な相手の予感……!
GM:クク、バッドマナーの顔は登場までお預け!ですがこの街の支部長と連絡を取ってもらいます
石詰渡利:「うーん、間が良いのか悪いのか……君と連絡が取れたことは幸運と言えるかな?」
景山稔:そっちもなんだか大変そう!
景山稔:どうつながって来るのかなあ~ ひとつお手柔らかに…
GM:楽しくやりましょう!よろしくお願いします!
景山稔:よろしくお願いします~
GM:それではトレーラーの再放送をもって開始の合図と致します!
GM:登場は刀祢さんと茅嶋さん。侵蝕をお願いします。
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (37 → 43)
刀祢 瑞知:1d10+34
DoubleCross : (1D10+34) → 9[9]+34 → 43
GM:好調なスタートだ……
GM:─3月23日 PM09:34 夜都角市内 路地裏─
"バードウォッチャー":『……さて、時間ですね』
GM:君たちの耳へ装着されたイヤホンから声が響く。
"バードウォッチャー":『作戦内容を確認します。復唱は不要ですが、お二人も一応聞いておいてください』
GM:声の主は路地裏から120m先、こちらを覗く場所に位置するビルの屋上だ。君たちは視認できないが声の主、バードウォッチャーと彼女が率いる狙撃班が控えているだろう。
茅嶋伊鈴:「……」静かに身を潜める。こういう時は、沈黙が金だ。
刀祢 瑞知:「……」(こくこく頷きながら
"バードウォッチャー":『フェーズ1。まずは該当エリアの封鎖。こちらはバロール、オルクスシンドロームのエージェントによって完了。対象”エンカウントリッパー”がエリア内に居るのも確認済みです』
茅嶋伊鈴:(…成程。地形変化。得意分野ですね)
"バードウォッチャー":『フェーズ2、ここが最も重要です。"デッドオアチェスト"及び”シュテルケ”両名でターゲットの動きを止めてください。理想は一度戦闘不能を確認できるまでダメージを与える事、困難であれば最低2秒間の拘束』
"バードウォッチャー":『シンドロームを含む能力は一切不明、確認できた武装は日本刀。これまでの犯行から見て単独犯です』
茅嶋伊鈴:(さて、鬼が出るか蛇が出るか)
刀祢 瑞知:(ふふ、いいなぁ……刀、不謹慎だけどちょっとアガってきた
"バードウォッチャー":『質問があればここで済ませてください』
茅嶋伊鈴:「戦闘不能。即ち、リザレクト圏まで、ということになりますね」
茅嶋伊鈴:「仮にジャームであれば……次善策。拘束の方を目指すべきでしょう」
茅嶋伊鈴:「私の方は問題ありません。いくらでも絡みつきましょう」
"バードウォッチャー":『その通りです。ジャーム化の判断は……何とも言えません。可能性は考慮しておくべきでしょうね』
刀祢 瑞知:「どっちにしても、斬っていいんだよねー?あんまり拘束って得意じゃないけど」
茅嶋伊鈴:「そちらはお任せを。痛覚のある相手であるならば」
茅嶋伊鈴:「…そうそう、動けは致せませんよ」
"バードウォッチャー":『はい。貴方は正面切って戦う……普段通りですね。隙を見て"シュテルケ"に動いてもらいます』
"バードウォッチャー":『確実性を持たせる為、ファーストコンタクトは"デッドオアチェスト"にお願いしましょうか』
刀祢 瑞知:「それしかできないからね、その分そっちで頑張る!」
茅嶋伊鈴:「任務了解いたしました。是非、色良い結果をお持ちしたいものですね」
茅嶋伊鈴:「”デッドオアチェスト”もよろしくお願い致します」
刀祢 瑞知:「うんよろしくね、シュテルケさん!」
"バードウォッチャー":『……では、説明は以上です。状況開始』
GM:最後に小さく頼りにしていますよ、と言い残して通信は切断された。
茅嶋伊鈴:───静かに行動を開始する。反応速度で劣る自分は隠密が主だ。
GM:動き出した君たちの視線の先には既に対象が見えている。月明りに照らされたその人物は─
"エンカウントリッパー":「…………」
GM:緩やかに歩を進めているが、自分の置かれた状況を理解し始めているのか立ち止まった。
GM:その手には、日本刀─と、呼んでいいのか。異常なまでに薄く、紅色に発光する刀が握られている。
刀祢 瑞知:走りながら手をナイフで裂き、ずるりと流れ出た血が刃へと変わる。
刀祢 瑞知:「へぇいい刃……こんなにも月が奇麗な夜だから、斬り合おう、か!」半ば問答無用、一気に走り抜けて、斬りかかろうとする
"エンカウントリッパー":「─斬り合う?違うな」
GM:突然の襲撃。しかし、一瞬の迷いもなくその刃を打ち払う。
GM:刀同士のぶつかり合い、というよりも縄のようなもので弾かれたような。
茅嶋伊鈴:しゅるしゅるしゅる。片腕を肉の繊維が覆っていく。
茅嶋伊鈴:「”デッドオアチェスト”!止まってください!」
刀祢 瑞知:「わ…お……?え!?な、なにかな!?」弾かれて変な感じながらも、もっかいと思ったところに声をかけられて足を止め
茅嶋伊鈴:その内臓の如き肉塊の腕で───捉える!
茅嶋伊鈴:「あるいはですが……『効いていない』!正面からの攻撃は不利です!」
"エンカウントリッパー":「"お前"はどうしてそんなに弱いんだ?」
GM:どこに向けているのか、不明瞭な言葉を吐きながら。機械のように刀を振るう。
茅嶋伊鈴:挑発に乗る気はない。ぶわりと広がった筋繊維が”エンカウントリッパー”を飲み込む。はずだった。
GM:刀との打ち合いにも耐えうるはずだったその腕。しかし、強烈な"予感"で僅かに鈍る。
GM:打ち合った際の、ほんの切っ先。かすり傷とも言えないその傷からレネゲイドを浸食される感覚。
刀祢 瑞知:「確かに、あれは、鋼の感じじゃないかも。…弱いとか、失礼な!」ちょっぴりむかーっとしながら刀を構える
GM:編み上げられた腕が解けていく感覚を覚える。エフェクトの起動が上手くいかない。
茅嶋伊鈴:「!…ぐ……!」
刀祢 瑞知:「……シュテルケさん、大丈夫!?ちょっと思ってたより厄介かなー!」調子を崩されたのをみて、すこしでも隙を作らせるためにもう一回切りかろう、と
茅嶋伊鈴:「───”バードウォッチャー”!」
茅嶋伊鈴:「不測の……事態です!遮られている……このままでは、我々がやられます!」
茅嶋伊鈴:「撤退許可を!」
"バードウォッチャー":『……ッ!許可を─』
GM:言いかけたその時。
刀祢 瑞知:おお?
"エンカウントリッパー":「幸人……?」
GM:突然、"エンカウントリッパー"の動きが"シュテルケ"の顔を凝視したまま停止する。
茅嶋伊鈴:「───」
GM:その間、僅か2秒。
"バードウォッチャー":『ファイア』
GM:120m先から飛来する鉛の塊がエンカウントリッパーを捉える。
"エンカウントリッパー":『……グッ』
GM:着弾は胸部。物理エネルギーに押し倒されるように地面へと転がる。
茅嶋伊鈴:「───想定外ではありましたが」
茅嶋伊鈴:「求められた役割は、果たせたようです」
"バードウォッチャー":『レネゲイド抑制効果を持つ弾丸ではありますが……早急に拘束を―』
刀祢 瑞知:「うん、このまま拘束、しないと」警戒しながら刃を突きつけに
GM:"バードウォッチャー"の言葉が、通信が切断されたノイズで打ち切られる。
茅嶋伊鈴:「申し訳ございません。少し……『撫で』させてもらいま、」
茅嶋伊鈴:「!」
GM:瞬間、君たちの周辺へいくつかのゲートが"開門"し、狙撃部隊の面々が地面へと転がった。
GM:これは、狙撃部隊へ直接の攻撃があった場合の"保険"。バードウォッチャーの能力だ。
茅嶋伊鈴:奥歯を噛む。彼女に『何かあった』。そう考えるべきだろう。
刀祢 瑞知:「不測の事態、パートツーかな、これは」
刀祢 瑞知:確保するためにもエンカウントリッパーさんの傍に…
???:『アクシデントというのはそう悪い事ではありませんよ?ストーリーのアクセントになりますからね』
GM:通信機からの音声。
茅嶋伊鈴:「新手。どなたでしょうか?」
茅嶋伊鈴:「生憎と、テーブルは一杯でしてね」
茅嶋伊鈴:「マナーを身につけてからいらっしゃることをお勧め致します」
刀祢 瑞知:「そうそう、パーティに参加したいなら名前と所属と好きな武器をどーぞ」
???:『おおこれはお気遣いをどうも。しかし私は提供する側でして、はなから席は必要ありません』
"バッドマナー":「こんにちは。"バッドマナー"と申します。ふふ、マナーなんて知らなくて当然ですね?」
GM:この声は、通信機からではない。背後から響いている。
茅嶋伊鈴:歪んだ肉塊を背後に振り抜く。
刀祢 瑞知:「……マナーの悪いファンはお断りかなー後アクシデントって対応する側むっちゃ困るんだよ、乱入とか特にさ」刃を背後に向ける
"バッドマナー":「おっと、よろしいので?」
GM:振りぬかれた肉塊から身を守るように、意識を失っていると思われる"バードウォッチャー"の体を盾に。
GM:重力操作か、彼女の体は浮遊しておりバッドマナーの意のままに動かせるようだ。
茅嶋伊鈴:繊維を即座にばらばらに解く。
茅嶋伊鈴:「人質とは、ますますもって気に入りませんね」
"バッドマナー":「我々はヴィラン……人好きのする成り立ちではありませんからね」
茅嶋伊鈴:「知ったことですか」
刀祢 瑞知:「ほんと、好きじゃないなー自分で切り合わないとか……それで、わるーいヴィランさんが何の用な訳?」
"バッドマナー":「とは言ってもお二人を相手にしながら彼を持ち帰るのは些か骨が折れる……そこで提案なのですが」
茅嶋伊鈴:「…”エンカウントリッパー”」
茅嶋伊鈴:「目的は、彼のようですね」
刀祢 瑞知:「……持って行かせると思う?」
"バッドマナー":「話が早いですね。"気にいられない"人種でも通す筋はありまして。書きかけの脚本を放り投げるような真似はしたくないのですよ」
"バッドマナー":「……私はこの方をバラバラにしてから仕切り直しても一向に構いませんよ?」
"バッドマナー":「骨が折れる、と言っただけで不可能ではありませんので」
GM:突然、見えない糸に引っ張られたかのよう"バードウォッチャー"の四肢が張り詰め、ミシリと音を立てる。
"バードウォッチャー":「……グッ」
刀祢 瑞知:「……シュテルケさん、これ、どうしようもないね」
茅嶋伊鈴:「……ええ」
茅嶋伊鈴:「善人ぶるつもりは毛頭ございませんが」
茅嶋伊鈴:「彼女を失うのはこれからの作戦継続において、私たちのリスクを上げることにしかならない」
刀祢 瑞知:「すくなくとも、見知った仲間を見捨てられるほど、ダークヒーローにはなれないかなー」
茅嶋伊鈴:「ええ。私も同感です」
茅嶋伊鈴:───嘘だ。
茅嶋伊鈴:別に、何も感じない。そうだろう。
刀祢 瑞知:「……そっちの提案を飲むしかないかな、その代わりバードウォッチャーさんをそれ以上傷つけずに離して」ため息つきながら、しぶしぶ
茅嶋伊鈴:「と、そういう事です。命拾いしましたね」
"バッドマナー":「良かった!私としても荒事は不得意ですので、安心しました。心が痛みますしね」
刀祢 瑞知:「うわぁ、絶対思ってないタイプ―……友達になれなーい」
茅嶋伊鈴:「では、次は私たちが狩りに向かいましょう」
茅嶋伊鈴:「嫌でも荒事から逃げられるなどとは思わないことですね」
刀祢 瑞知:「そうだねー次は脚本家ごと斬る方向で、断筆してもらおう」
"バッドマナー":「それは恐ろしい。それでは私たちは田舎にでも行って慎ましく暮らすと致しましょう」
GM:そう言って、バードウォッチャーの体を空高く放り上げる。意識を失っている彼女はこのままでは地面に激突するだろう。
刀祢 瑞知:「ちょっとおお!!!」ダッシュで受け止めにいくよ!?
茅嶋伊鈴:「そちらは頼みます!」
刀祢 瑞知:「がってんー!!!丸儲けにさせない方向で!」サムズアップしつつ、バッドマナーは任せてちゃんと受け止めにいこう
茅嶋伊鈴:「ふふ、貴方がいてくれて助かりましたよ!」
"バッドマナー":「あはは、私バッドマナーですので。手癖の悪さは随一と自負しております」
GM:周囲に発生した魔眼が、デッドオアチェストを襲う。誰かが彼女をサポートする必要があるだろう。
刀祢 瑞知:ず、ずるいや!
"バッドマナー":「生命力の強いオーヴァードであれば助かるかもしれませんね?賭けて私を追ってみますか?」
茅嶋伊鈴:「ふ」
茅嶋伊鈴:《崩れずの群れ》
茅嶋伊鈴:”デッドオアチェスト”をカバー。その魔眼を身に引き受ける。
刀祢 瑞知:「くっ……ごめんなさい」
"バッドマナー":「お見事。この一瞬でその判断が出来るとは。しかし─」
GM:着弾部位から強烈な重圧。あくまで体の延長線上であるその場所からの重力は、君をこの場に釘付けにするだろう。
"バッドマナー":「では、ごきげんよう。皆様とはもう二度と会わずに済む事を願いますよ」
茅嶋伊鈴:「つくづくマナーのなってないお方ですね」
GM:いつの間にかエンカウントリッパーを抱えたバッドマナーが、空を蹴って昇っていく。
茅嶋伊鈴:「次はもう少し、良い習慣を身に付けられると宜しいかと」
刀祢 瑞知:「……あらひどい、役者をストーリーから締め出そうなんて」
茅嶋伊鈴:「その通りですね。我々にはまだ台本が残っています」
刀祢 瑞知:「ええ、ええ、どちらともきちんと斬り合ってないですしねー」
茅嶋伊鈴:「……ふふ」
茅嶋伊鈴:「対話はいつの世でも称賛されうるべきことでしょう」
茅嶋伊鈴:「……必要がありますね。私たちには欠けているものがいくつもある」
刀祢 瑞知:「ごもっとも、ちょっと色々調べないといけないかな」
茅嶋伊鈴:「さ。まだまだアンコールには早いですよ」
茅嶋伊鈴:「行きましょう」
GM:終了!ロイスのみ可能です
茅嶋伊鈴:"エンカウントリッパー"/心が揺れる:○/猜疑心/ロイス
刀祢 瑞知:"エンカウント・リッパー 斬り合いたいなぁ◎/弱いって言われた
GM:承知!
GM:登場はユウグレちゃんくん!カモン!
明時 ユウグレ:らいらい!
明時 ユウグレ:明時 ユウグレの侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (31 → 34)
GM:穏やかなスタート!
GM:─3月25日 PM08:34 夜都角市 焼き鳥チェーン店内─
GM:「兄ちゃんこっちこっち!」
GM:誰かの陽気な声が上がる。煙とアルコールの匂いと楽し気な笑い声に満ちたその場所は、君にとっては居心地の良い場所とは呼べないかもしれない。
GM:しかし、週末の仕事終わりにここへ足を運ぶのはもはや習慣と言えるものへとなっていた。その原因は─。
明時 ユウグレ:「……」仏頂面を抱えて歩いてくる。
明時 ユウグレ:紫ともピンクとも言えないクシャッとした髪、力の無い目。
明時 ユウグレ:それと、背中のスコップ。青いジャージ。
明時 ユウグレ:……どこにでもいるような、土方の労働者。そう言ったいでたちだ。
石留大輔:「ユウグレ、レバ串食うか?今日安いらしいぞ」
GM:たどたどしい手つきで注文用のタブレットを操作する壮年の男。
明時 ユウグレ:「……いらない、苦いから」
明時 ユウグレ:「カシラにして、後ドリンクバー」
明時 ユウグレ:ぽふん。だがその土方にしては小さい体躯が、アンバランスさを強調している。
明時 ユウグレ:――明時ユウグレ、11歳。それが彼女の年齢だった。
GM:君の事情を深く追求する事なく雇った、土建屋の社長だ。
GM:以前から行き場のない人間を雇っているらしく、君に限らず同僚は変人だらけである。
明時 ユウグレ:俺にとって都合は良かったが、まあ変な人だ。
GM:週の終わりには必ず君を連れてこの店にやってくる。しかし、そこでの会話も他愛のない事ばかりで一度も君の境遇について質問する事は無かった。
石留大輔:「なんだよ、苦いのがうめぇんだがな……ええと焼き鳥セットと……生ビールは……うーん」
明時 ユウグレ:「……そっちの方に書いてあるよ」壁に貼ってあるチラシを指す。
GM:ブツブツと呟きながらパネルを操作している。幾度も訪れているというのに一向に操作に慣れた様子がない。
明時 ユウグレ:「今週は少し安いんだってよ」
石留大輔:「ん?おお、そりゃいいや!腹いっぱい食えよ、今日は良く動いたしな!」
明時 ユウグレ:……事実として、ここ半月位のユウグレはよく働いていた。客観的な数字にしても。
明時 ユウグレ:その理由は、彼女が寝込んだ後に手に入った謎の力のおかげであるが。
GM:一通りを注文し終え、運ばれてきた生ビールに口をつける。君の前にはソフトドリンクが運ばれてくるだろう。
明時 ユウグレ:「まあ、遠慮するつもりは初めから無いけど……」堂々。
GM:些か妙な目線を感じたかもしれないが、店員は何も言わずに去っていく。
明時 ユウグレ:不躾な視線にも慣れたものだ。というよりもされない方が心配になるというか。
明時 ユウグレ:(……そりゃまあ、変だよなあ)
明時 ユウグレ:実際、自身の環境の変さ、という物はよくわかっていた。
明時 ユウグレ:自分自身にそれ以外の選択肢などないにしても、変なものは変である。
石留大輔:「そういや明日の現場は足がないんだよな、迎えに行ってやっから遅れんなよ?」
明時 ユウグレ:「はいはい、分かってますよ社長」
明時 ユウグレ:先んじてきたメロンソーダ……アイスは乗ってないが、を飲む。
石留大輔:「分かってんなら良い。始業も終業もかっちし時間通り、がうちのモットーだからな」
明時 ユウグレ:「耳にタコができるぐらい聞かされましたよ、それで俺がそれを破ったことは……この前の風邪の時ぐらいのもんでしょ」
明時 ユウグレ:ぐびり。
石留大輔:「ああそうだ、それだ。風邪で休むのは構わねえけどよ、連絡が取りづらいんだよなおめぇ」
明時 ユウグレ:「……」少し肩をびくりとする。
GM:そう言って、スマートフォンをごとりと机の上に置いた。やけに小奇麗だ。
明時 ユウグレ:この前の時は公衆電話……探すのにも一苦労の緑のアイツだ……から熱を押して電話した。
明時 ユウグレ:……その後、その公衆電話は壊れてしまった。あの時はわからなかったが、自分の”力”によるものだろうと、今ならわかる。
明時 ユウグレ:おかげで、実際連絡を取るにはどうしようかと悩んでいる所の矢先だった。
石留大輔:「電話が出来りゃ十分だっつーのに、うちの連中が今の若い奴に渡すならこれじゃダメだとかごちゃごちゃぬかしやがってよ……」
明時 ユウグレ:「それに関しては俺も同意だけど……電話が出来れば何でもよくない?」
石留大輔:「知らねーよ!俺がこういうのに弱いと思ってあいつら……」
明時 ユウグレ:ふっと笑う。
明時 ユウグレ:「それに関しては純然たる事実でしょ、社長」
石留大輔:「俺だって通話とメールくらい……メールは……まあ時々できねえけどよ」
GM:たまに出来る時だってあらぁ、と言いながら運ばれてきた焼き鳥を掴む。
明時 ユウグレ:「……」実際、クラスのみんながスマホで色々やってるのを羨ましそうに見ていたのは否定しないが。
明時 ユウグレ:「たまにじゃいけないらしいっすよ、ちゃんと毎回できないと女子に”ださーい”って言われるとか」
石留大輔:「うるせぇよ」
石留大輔:「……本体代は俺持ち、んで毎月の支払いはあのバカ共持ちだ」
明時 ユウグレ:「!」そこまでしてもらうつもりはなかった。当然全部自腹でと考えていた。
石留大輔:「"勝手に渡しといて支払いさせるとか社長鬼ですか?"って言われちゃな」
明時 ユウグレ:「……いいそうな事っすね。……」
明時 ユウグレ:「……ありがとうございます」
石留大輔:「おう。あいつらにも言っとけ。さぞ喜ぶだろうよ」
明時 ユウグレ:「今度やっすいポテチと一緒に籠に入れときますよ」
明時 ユウグレ:「これから暑くなるでしょ、塩分取らないと」
石留大輔:「ブクブク太るのがオチだろうが」
明時 ユウグレ:「良いでしょ、その分働くんだし」
GM:軽口の応酬。石留大輔は年上年下関係なく、常に同じ態度で接する。それ故に嫌われる事もあるが、同僚たちには好かれている。
GM:どうでもいいような会話を繰り返しては息継ぎのように料理に手を付ける。そして、少しずつ時間は過ぎて行った。
明時 ユウグレ:ばりぼりと言わんばかりに食う。――今日は特に腹が減っていた。
石留大輔:「……さて、そろそろ勘定にするか。先出とけ」
明時 ユウグレ:「うっす」
GM:夜もすっかり更け、肌を刺すような冷たい空気が君を出迎える。空調と人々の熱気に当てられた今は心地よく感じるだろう。
明時 ユウグレ:「……」ほう、と短く息をつき、宙を見上げる。
明時 ユウグレ:「…………」星がきらめき、風が頬を撫でる。
明時 ユウグレ:忙しい日々の、合間の休み時間。
明時 ユウグレ:この時間が、ことのほか俺は嫌いじゃなかった。
明時 ユウグレ:「……さて、明日も早いしな」
明時 ユウグレ:ぐっぐっ、軽くストレッチ。
石留大輔:「あんだよ、どっか痛めたか?」
明時 ユウグレ:帰ったらさっさと寝よう。あの体育倉庫の片隅にある、学校の備品を利用したマットで。
明時 ユウグレ:「いや、普通に座りすぎて凝っただけっす」
石留大輔:「ならいいが。気をつけろよ、腰やったらこの仕事はお終いだからな」
明時 ユウグレ:「ああ、この前トメさんがやって大変でしたね……」
石留大輔:「ありゃもう仕事関係ねえよ、いい歳こいて調子に乗るからだ」
明時 ユウグレ:「ま、気を付けますよ……若いからってあんまり無茶しちゃあねえ」
GM:そう言って、帰り道を歩いていく。駅へ向かうその道の分岐点で別れるのがいつもの流れだった。
明時 ユウグレ:「んじゃ、また明日」
明時 ユウグレ:軽く手を上げる。何時も通りの日常。
明時 ユウグレ:昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
明時 ユウグレ:――きっと、明日も、明日と同じ明後日が来るだろう。
明時 ユウグレ:この時の俺は、そんなことを思っていた。
石留大輔:「おう。しっかり寝ろよ……あ?」
明時 ユウグレ:「?何か……」
GM:繁華街から少し離れると、人気のない道。静まり返ったその端に、誰かが倒れているのが見える。
GM:酔っ払いだろうか。それにしては繁華街、駅から離れすぎている。
明時 ユウグレ:「――」ひゅっ、と息が詰まる。
明時 ユウグレ:「だ、誰か倒れてますよ社長」
石留大輔:「……だな、さっそく"ソレ"の使いどころかもしれん」
GM:そう言って君を制して近づいていく。
明時 ユウグレ:「こんな試運転嫌ですよお……」しょうがないのだが。もらったばかりのスマホを取り出す。
GM:「……ッグァ」
GM:倒れた人影が声を上げる。
石留大輔:「おい、大丈夫か?俺の声聞こえてるか?」
明時 ユウグレ:「ええと、110……いや違う違う、119だっけ……」慣れないスマホに手間取る。
石留大輔:「おい、大丈夫か?……チッ、悪いがちょっと動かすぞ―」
GM:手を触れようとしたその時。
GM:空気が、割れる。存在感の暴発。体が竦み上がるような威圧感。
明時 ユウグレ:「――え?」
GM:実際には何も起きてはいない。しかし、それは君"たち"だけに分かる―。
GM:「グァァァァァァァァァァ!!!」
明時 ユウグレ:「これ、って……」そうだ、確か寝込んでる最中に、俺も出したことが何度か――
GM:人影がバネに弾かれたように起き上がる。その姿はいくつもの動物を掛け合わせた合成獣のようで―
明時 ユウグレ:自分がその場の空気を支配するような、よくわからないそう言う感触。
明時 ユウグレ:「――!」その異形を見た瞬間、走り出す。
明時 ユウグレ:「社長ッ!」
石留大輔:「……怠慢だぞ、渡利」
GM:飛び上がった人影の頭を掴み、壁へ叩きつける。
明時 ユウグレ:「――て、え?」
石留大輔:「……ああクソ。間が悪すぎる」
石留大輔:「ユウグレ、お前はそこでじっとしてろ。じきに助けが来る」
明時 ユウグレ:「え、あ、はい?」
石留大輔:「おいじっとしてろっての……ッ」
明時 ユウグレ:頭が混乱している。一体何が起こっている?
明時 ユウグレ:変なバケモノがいて、俺の使うなんかを出して、社長がそれをぶっ飛ばして。
GM:ジタバタと暴れる人影を羽交い絞めにしながら、何とかスマホを取り出そうとしている石留。
GM:"君"だけが、気付いた。
GM:頭上。何者かが石留へ襲い掛かろうとしている。その気配。
明時 ユウグレ:「――」
明時 ユウグレ:――それを見た瞬間、背の軍用ショベルスコップ”グンソー”(学校からパクった)に手を伸ばす。
明時 ユウグレ:「なんだ、テメェ!」
GM:君の名誉の為に言及すると、君に"迷い"と呼べるタイムラグはほぼ存在しなかった。だが、君はこの事態に完璧に対処するにはあまりに"若い"。
"エンカウントリッパー":「"お前"はどうしてそんなに弱いんだ」
GM:ヒュン、と空気を裂くような音と、飛び散る鮮血。
明時 ユウグレ:「――あ」
石留大輔:「……なッ」
GM:飛び散る鮮血を、蛇口を慌てて締めるように首元を抑える。
GM:だが、その動作が致命的な隙を生んだ。ともすれば紙にすら見えるその紅い刃が石留の肉体へ突き刺さる。
石留大輔:「……グァッ」
明時 ユウグレ:「――こ、の――!!!」もはや背のそれを振りぬくことに躊躇は無かった。
明時 ユウグレ:右手が、少しそのスコップと融合する。視る人が見れば特異性の《器物使い》と判定するそれ。
明時 ユウグレ:――しかし、彼女の物は塗りつぶされている。胸に埋め込まれた遺産によって。
明時 ユウグレ:―ージジッ。その特異性は――対抗種。右手の融合から、グンソーにレネゲイドが送り込まれ。
明時 ユウグレ:「なに、してやがんだぁあああ――――ッ!!!」
明時 ユウグレ:通常では考えられないほどの切れ味をスコップが発揮する。
GM:驚くべき出力。おおよそ目覚めたてとは思えないその一撃は、捉えた対象を粉々に砕くだろう。
GM:だが、いなされる。肉体の一部とも呼べる"それ"からゾワリと嫌な感覚を覚える。
明時 ユウグレ:「――」
GM:接触は一瞬だったが、まるで神経を鷲掴みにされて操られたような不快感。
明時 ユウグレ:「なんだ、これ……!」
石留大輔:「ユウグレ!!!走れ!逃げろ!!」
GM:血を飛び散らせながら、かすれ声で叫ぶ。
明時 ユウグレ:「しゃ……社長!何言ってんすか!」
明時 ユウグレ:「そんな、だって首から血が!」
石留大輔:「構わねぇ!!俺ァどうにでもなる!」
明時 ユウグレ:「そんなこと言われても、そうは見えないっすよ!」
明時 ユウグレ:グンソーの先端を相手に向けて威嚇している。
石留大輔:「戦えるからって戦わなきゃいけねぇ道理は何もねぇ!お前は他でも生きていける―ッ」
明時 ユウグレ:「――でも!」
明時 ユウグレ:「よくわかんないけど、今闘えるのは俺だけじゃないっすか!」
明時 ユウグレ:槍のように腰に抱え、相手の出方を見る。
明時 ユウグレ:「だから、俺は逃げませんよ!」
"エンカウントリッパー":「お前は……そうか。お前は、"強い"な」
"エンカウントリッパー":「だから、斬ろう。必ず」
明時 ユウグレ:「ッ……」ぶるっ、と体が震える。今まで生きてきた”理屈”と”世界”が違う。そう感じた。
GM:登場は景山さん!侵蝕をどうぞ
景山稔:36+1D10
DoubleCross : (36+1D10) → 36+5[5] → 41
GM:スタンダード!
GM:─3月25日 PM09:27 夜都角市内 繁華街─
石詰渡利:『うん、だから。君がこの街に来たのはある意味幸運と言えるね』
GM:電話の先で肩をすくめているのが分かりそうな言い回しが聞こえてくる。
GM:彼女はこの街、夜都角市の支部長であり。君が追う"バッドマナー"の行方を掴んだと連絡してきた相手でもある。
石詰渡利:『こちらとしては彼……彼女?のお陰で作戦が台無しになってるわけだし、君には全面的に協力する』
景山稔:「そいつは有難い!」
景山稔:「既に遭遇済みならご存じと思うが、逃げの手を打つことに躊躇いのないヤツでね」
石詰渡利:『ああ……うん。躊躇いはなさそうだね、報告を聞く限り』苦虫をかみつぶしたような"声"。
景山稔:「おまけに、極秘のはずの“保管所”への移送計画を掴んで襲うわ、ラボを荒らすわ好き放題やってくれる」
景山稔:「防諜部の旦那方はこっちに“もぐら”がいるんじゃないかと疑心暗鬼だし、本社も上や下への大騒ぎ。そういうわけなんで」
景山稔:「全面的に協力してくれるってのは本当に有難い」
石詰渡利:『うんうん、本当は私自ら―と言いたいところだが生憎支部から一歩も出れない体でね』
GM:夜都角支部の支部長が全身不随のオーヴァードであるという"特徴"については聞き及んでいる。
石詰渡利:『だから、こちらのチームへ君を加える形で進めたい。"エンカウントリッパー"も"バッドマナー"も辿って行けば終着点は同じはずだ』
景山稔:「了解!この街についてはあんた方がプロだ。任せるよ」
石詰渡利:『クク、随分物分かりが良いんだね?これじゃあ引っ張りだこだろうな』
石詰渡利:『……君の事については連絡を取る前に可能な限りは調べさせてもらった。零細支部には勿体ないくらいの人材だ。期間限定とは言え、こき使わせてもらうぜ』
景山稔:「それはどうも。調べたんなら知ってるでしょうが」
景山稔:「見ての通り、下っ端のフィールド・エージェントだ。好きに使ってくれ。……あ、その分のサラリーはちゃんとお願いしますよ?」
石詰渡利:『多少は色をつけさせてもらうよ、いい機会だ。これくらいは誰も文句は言わんだろうさ』
石詰渡利:『さて、君の端末に支部の位置情報を■■■■』
GM:一瞬。ノイズが混じる。肌を刺す緊張感。
GM:そう遠くない。
景山稔:「あれ?もしもーし?……??」
石詰渡利:『……あー。聞こえるかい?』
景山稔:「おっと。電波は問題ない」
景山稔:「ただ、ちょーっとばかしこっちで問題発生かもだ」
石詰渡利:『……貧乏くじだね。悪いがこちらから人を派遣するのに時間がかかる。先行してくれるかい?』
景山稔:「喜んで。見逃してケガ人でも出ちまったら、そっちの方がよっぽど寝覚めが悪い」
景山稔:応えるよりも先に。
景山稔:端末を握る手とは逆。右手は既に、馴染んだ得物が握りしめられている。
景山稔:神城重工製/9mm自動拳銃/一般エージェント支給用品/標準的な装弾数・威力/威嚇にも殺傷にも最適。
GM:駆ける。握りこんだ重みを手放さないように、駆ける。やがて、"それ"は見えてくるだろう。
"エンカウントリッパー":「お前は……そうか。お前は、"強い"な」
"エンカウントリッパー":「だから、斬ろう。必ず」
GM:血を吹き出し倒れる男。シンドロームキュマイラのジャームと思わしき人影。そして、年端も行かぬ子ども。
GM:刀を構えた男と対峙するその小さな手には、スコップが握られている。
明時 ユウグレ:は、は。と荒い息を突きながら、相手を威嚇していて。
明時 ユウグレ:――その手は少し震えていた。
"エンカウントリッパー":「震えているか、無理もないな。だが、関係ない。強いとは、そういうものだ」
景山稔:この状況。本来、チルドレンが発すべきは警告だ。
明時 ユウグレ:「うるせぇ……!近寄んな!」
明時 ユウグレ:ぎ、と食いしばり、それでも前を向く。
景山稔:ドラマに出てくる警察官のように。銃を突きつけ、声高に叫ぶ。「UGNだ!武器を捨てて投降しろ」と。
景山稔:だが、状況判断は言葉より先に身体を動かした。
景山稔:銃口を妖刀使いへ。ダブルタップ射撃により放たれた銃弾二発。
明時 ユウグレ:「―!?今度は何だ!?」
景山稔:軌道は直線、能力はなし。普通の人間なら、膝を抜かれてうつ伏せに転倒する。
GM:ぴゅん。細い鞭を振るような、空気を裂く音が響く。
GM:しなり、唸りを上げるその刀は銃弾を打ち据える。
GM:射線が読まれている。そう判断するべきだろうか。
景山稔:「そうなるか。白兵屋さんだものなァ……」
明時 ユウグレ:――もしも、ユウグレにもっと戦闘経験があったならその機に乗じることも出来ただろうが。
明時 ユウグレ:「な、なんだ!?」
明時 ユウグレ:この年端もいかない少女には酷というものだ。
景山稔:「オレ?正義の味方ってやつ?」破願して。
明時 ユウグレ:「なんだ…そっちの兄ちゃん……正義の味方ァ?!」
明時 ユウグレ:「胡散臭すぎるんだけども!」
"エンカウントリッパー":「UGNか。存外早いのだな」
景山稔:「あー……一応確認しときたいんだが」
景山稔:「“エンカウントリッパー”?」視線をこちらへ向けた、幽鬼のような男を指して。
明時 ユウグレ:「……?」アホ面をさらしている。
"エンカウントリッパー":「……ああ、そうか。うん、そうだな。お前たちはそう呼んでいる」
景山稔:「で、そっちのキミは……色々省いて、襲われてたって認識で合ってる?」
景山稔:続けて、ユウグレを指す。
明時 ユウグレ:「あ、ああ……って言うか社長が!ヤベーんだよ!」
明時 ユウグレ:「首、首切られてこいつに!」
景山稔:「よかったァ~~~!間違えて味方撃ってたら始末書モンだったよ。恰好つかなくなるとこだった」
景山稔:「………!」
石留大輔:「……」意識も朦朧としているようだが、血は止まりかけている。
明時 ユウグレ:「……え、始末書?いや、そりゃあれ書くの大変だけども……」
明時 ユウグレ:「……正義の味方にしては世知辛すぎる発言じゃないの!?」
景山稔:「かもな。まあ、正義の味方ではあるけどヒーローってわけでもねえんだ、オレは」
景山稔:「そっちの社長サン?なら大丈夫だ。見たとこ出血は止まってる。そっちもオーヴァードかな」
明時 ユウグレ:「……?おーばー?……ああ、わかる、わかる……」
明時 ユウグレ:「……英語だな!?」
景山稔:「正解!……悪いな、景品に飴でも上げられればよかったんだが」
明時 ユウグレ:「よかった、当たった……ドイツ語とかじゃなかった……って」
景山稔:「今は、こっちのこわーいお兄さんがたをどうにかするのが先になりそうだ」
明時 ユウグレ:「そう、それ!」
"エンカウントリッパー":「……逃げないのか。そうか、なら斬ろう」
景山稔:「あー……待った!」
明時 ユウグレ:「……」じり、構えを解かない。
景山稔:「一応これも聞かせてくれねえかな」
"エンカウントリッパー":「……質問の多い奴だな、私の気が短ければそこの男はもう死んでいるぞ」
景山稔:「オレ達は、治療が確立するまでの身の安全と、治療後の生活保障を約束できる」
景山稔:「いま、面倒ごとに巻き込まれてるならその解決もだな。武器を置いて投降してくれればの話だが」
景山稔:「ギブアップする気は?」
明時 ユウグレ:「……」難しいことはわからないので黙っているがスコップだけは構えてる。
"エンカウントリッパー":「……はは。面白い相談だな、それも良い。更生した暁には私の斬った相手の遺族に頭でも下げに行くか?」
"エンカウントリッパー":「それができないから私は此処に居る」
景山稔:「そうかい」
"エンカウントリッパー":「……クク、だが今の質問は久しぶりに愉快だった。新鮮な気分だよ」
"エンカウントリッパー":「では、斬ろう」
明時 ユウグレ:「…!」ぐっ、と身体をこわばらせる。
景山稔:「だよな。そう来ると思った!」
GM:と、一歩踏み出した所で足を止める。
"エンカウントリッパー":「……なんだ」
"エンカウントリッパー":「……黙れ。お前の筋書き通りに動くつもりはない。俺に指図をするな」
"エンカウントリッパー":「……お前は勝手に協力しているだけだ。俺がお前に協力する筋合いは─」
明時 ユウグレ:「…?」(なんだ、来ないのか……?)
景山稔:敵を見据え、不用意に仕掛けることはしない。
"エンカウントリッパー":「……チッ。俺が揺れているとでも言うつもりか?……分かっている、忘れてはいない」
GM:鬱陶しそうに舌打ちをすると、突如振り返りジャームに刀を突き刺す。
明時 ユウグレ:「ぬあっ」
明時 ユウグレ:ビビる。
景山稔:「!」
GM:バキバキバキ。おおよそ刀が立てる音とは思えないような異音を立てながら、刀がジャームを"咀嚼"している。
景山稔:(そっちでカタをつけた?どういうわけだ……?ここに連れてくるのは“計画違い”だったとでも?)
GM:薄べったい刀身が口を開き、肉も、骨も。
明時 ユウグレ:「うぁ……なんだアレ……?」
明時 ユウグレ:(俺がグンソーとくっつくのと同じ?いや、何か違う……さっきの振れた感触……)
GM:その場に残るのは、血だまりのみ。薄紅色の刃が、血に濁る。
明時 ユウグレ:「……食ってる……?」
景山稔:(それ以前に)ジャームを“咀嚼”する刀を目にして(遺産か、そういう症状か?どっちにしてもただの刀じゃねえ。こいつもまた厄ネタ持ちか)
"エンカウントリッパー":「……お前たちを斬る必要はない。何故……忘れているんだ、俺は。……くだらない」
GM:ブツブツと精神病患者めいた様子を見せながら、君たちに背を向けて歩いていく。
明時 ユウグレ:「…………」ビビりながらもそれを見送る。
明時 ユウグレ:「…………」と言うよりも、追いかけたら自分も食われるのではないか、と思ってしまっているのだ。
景山稔:「剣鬼のお兄さんよ。帰るんならお友達にも伝えといてくれねえかな」
GM:僅かに、歩みが緩やかに。
景山稔:「さっきの話だよ。オレ達、こう見えて福祉法人なもんで」
景山稔:「“バッドマナー”だっけ?知り合いだろ。ついでに」
景山稔:「“イヤだってんなら、相応の償いをしてもらうことになる”とも伝えといてくれな」
"エンカウントリッパー":「…………」
GM:答えない。ただ、歩みを早めて角を曲がった。
明時 ユウグレ:「…………」どばっ。という音がするような量の汗が噴き出る。気が抜けたのだ。
景山稔:「行ったか。追っかけてって根こそぎひっ捕らえられればいいんだが……」
景山稔:「そういうわけにもいかんよな。深追いは禁物」
明時 ユウグレ:「……はぁ、はぁ……」やっと息をし始める。
景山稔:「大丈夫……ではないよな」
明時 ユウグレ:「……そりゃ、そうだろ……何なんだよ…一体!」
景山稔:「説明するよ。もうすぐ救急車と一緒に、頼りになる連中も来るはずだし、そこで」
明時 ユウグレ:「頼りになる……?…………あ”」突然。
明時 ユウグレ:どばっ。頭から血が。
明時 ユウグレ:――対抗種のフィードバックだ。
明時 ユウグレ:「な、んだこれ……」
景山稔:「あ」頭からの出血を確認し、間の抜けた声を出す。
明時 ユウグレ:「痛い……なんだこれ、いきなり……」スコップを杖にする。
景山稔:「ありゃー。攻撃されたわけではないよな?そういう能力か。よく今まで平気だったな」
明時 ユウグレ:――ずるり。スコップが容易くコンクリートを引き裂いて下がっていく。
明時 ユウグレ:「あ。やば……切れちまう……」
景山稔:「って、冗談言ってる場合でもなさそうね」倒れそうになる明時さんを受け止めましょう。
明時 ユウグレ:「あ……」ばち、対抗種に触れた時特有のレネゲイドが焼ける感覚。
明時 ユウグレ:「……よくわかんないけど、すまん……」
景山稔:「気にすんな。……よく頑張ったな」
明時 ユウグレ:「……うん」それだけ答えると。
明時 ユウグレ:からん。とスコップが落ちる音がして、気を失った。
景山稔:「寝ちまった。なんつーかこの街……思った以上に抜き差しならない事態か?」
景山稔:《万能器具》で簡易休息できるベンチを造り出し、少女を安全な姿勢に置く。今はとりあえず、チームと救急班の到着が速いことを祈ろう。
明時 ユウグレ:すぅ、すぅと寝息を立てる姿は、どこからどうみてもただの少女そのもので――
GM:【警告】
GM:【警告】
GM:【警告】
GM:Eロイス【予告された終焉】
GM:対象:石留大輔 効果:シナリオ終了までにこのEロイスが解除されなかった場合、このキャラクターは死亡する。
GM:解除条件:不明
GM:ユウグレさん、景山さんはロイスの取得のみ可能です。
明時 ユウグレ:だ、誰に取ろう……やっぱり社長かな……
景山稔:“バッドマナー” 興味/脅威〇
明時 ユウグレ:石留大輔 ◎恩義/食傷 恩はあるけど付きまとわれるのはちょっとうっとおしいな~ってアレ
GM:シーンプレイヤーは明時さん。登場する方は侵蝕をお願いします
明時 ユウグレ:明時 ユウグレの侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (34 → 43)
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (43 → 46)
明時 ユウグレ:昂ってる
景山稔:41+1D10
DoubleCross : (41+1D10) → 41+6[6] → 47
刀祢 瑞知:1d10+43
DoubleCross : (1D10+43) → 10[10]+43 → 53
茅嶋伊鈴:悪くない
刀祢 瑞知:まって私、斬る相手いないのに昂らないで私
GM:血が滾っておられる
GM:夜都角支部は、寂れた商店街にひっそりと看板を出したクリーニング屋の地下に存在する。
GM:夜も更け、僅かな支部員が忙しそうに廊下を行ったり来たりする様子を開かれたドアから眺めながら、"バードウォッチャー"が口を開く。
"バードウォッチャー":「まずは景山さんに感謝を。こちらも如何せん手を伸ばしにくい状況になってしまっていまして。助かりました」
GM:その姿は普段とおおよそ変わりないが、座った椅子の傍には松葉杖が立てかけられている。
景山稔:「どういたしまして」
景山稔:「助かったって言うなら、こっちこそだ。増援がすぐ来てくれたおかげで、色々とラクに片付いた」
茅嶋伊鈴:「まだ無理はしないようにしてくださいね?情報戦メインとはいえ、このようなことも御座いますから」
茅嶋伊鈴:側から見れば美少年にしか見えない、少女…少年?が、首を傾げて声をかける。
刀祢 瑞知:「うんうん、無理はよくない……人手が増えたんだし、余計にね」
明時 ユウグレ:「…………」その端っこの方で居心地悪そうにしている。
"バードウォッチャー":「私の判断ミスで事態が余計に複雑化してしまいました……。すみません」
茅嶋伊鈴:「そうとも言えませんよ。マナーの悪い客は手に負えない…予測もつかない」
石詰渡利:『市内で散発的なR案件が発生している。うちの正規人員はそのせいで出ずっぱり……奴の狙い通りの状況というわけだ』
GM:机の上で開かれたノートPCから音声が響く。
明時 ユウグレ:(……一体何なんだ……あの正義の味方のあんちゃんに、凄い綺麗なにーちゃんに、イカスねーちゃんに、目隠ししたねーちゃんに……)混乱している。
刀祢 瑞知:「あ、そういえば男の人はなんか出来るチルドレンさん?って聞いてた人で……そ、そっちのちっちゃい子は?」ノートパソコンつんつん
茅嶋伊鈴:「”ブラックタイド”…稔のことは私も聞き及んでおります。そちらのお子さんは…覚醒したてでしょうか。UGNのデータベースにはいらっしゃいませんね」
"バードウォッチャー":「……明時さん、でしたか。彼の容態についてお話しても?」
明時 ユウグレ:「……社長は、無事なのか?」
明時 ユウグレ:「よくわかんないけど……普通の人って首切られたら死ぬよな……?」
"バードウォッチャー":「……はい、と言いたい所ですが。安易に首を縦に振る事はできない状況です」
"バードウォッチャー":「外傷については問題ありません。……失礼ですが、貴方にも似たような経験がありませんか?傷の回復が早くなったり」
明時 ユウグレ:「…ある、半月前、熱出して寝込んでから……」
明時 ユウグレ:「仕事で、けがとかしたりしても……すぐ直っちゃうようになって、疑問だったけど便利だからまあいいかって……」
"バードウォッチャー":「それが我々に共通する、驚異的な回復力……"リザレクト"とも呼びますが、本来ならあの程度の傷であれば命に別状はない、筈なのですが」
GM:口を噤む。
明時 ユウグレ:「……」首を触る。試したことはないが、恐らくそうなんだろうとは思っていたが。
茅嶋伊鈴:「…どうやら、その他の要因が存在するようですね」
茅嶋伊鈴:「つまり、単なる外傷ではない」
明時 ユウグレ:「あの、変な……刀?みたいなの持ったアイツの……せいか?」
明時 ユウグレ:「なにか……すごいもしゃもしゃ食ってた……うう」震える。
刀祢 瑞知:「……リザレクトでちゃんと治らない、とかヤバくない?」
景山稔:「だろうな。刃に毒があるか、侵蝕性の細胞片でも埋め込まれたか……」
刀祢 瑞知:「え?刀……刀がもしゃるの?食べるの?」
茅嶋伊鈴:「…ふむ。遺産の類でしょうか?」
明時 ユウグレ:「……あ、そう言うのが一般的なわけじゃないんだ……」
明時 ユウグレ:「みんなあんなだったらどうしようかと思った」
景山稔:「オレ達が見た時はジャームを喰ってたな」
刀祢 瑞知:「うーん、刀とかを通じてちょっと血を啜る位なら珍しくはないんだけど…おもいっきり食事するのは珍しいかなぁ」
茅嶋伊鈴:「ご安心ください。皆が皆…怪物のようではありません。私は、まあ少し…驚かせてしまうかもしれませんね」
明時 ユウグレ:「そう言うのなら結構あるんだ……」(……かっけーなこのにーちゃん……)
刀祢 瑞知:「というか人によって、できることが割と違うんだよね、それによって向き不向きもあるから」
明時 ユウグレ:「そう言うモンなのか……俺、そう言うのよくわかんないから……」
茅嶋伊鈴:「皆が皆、怪力を振るうわけではありません。防御に優れたものもいますし、そうですね…」
景山稔:《折り畳み》を解除。握り込んだ拳を開くと、一口サイズのチョコレートが現れる。
景山稔:「こういう手品みたいなのが軸って奴も少なくないしな。ほれ」
茅嶋伊鈴:「そういうことです」
明時 ユウグレ:「わっ、ありがとな正義の味方の兄ちゃん!……これ長いな」
明時 ユウグレ:もぐもぐ。「甘っ」
刀祢 瑞知:「正義の味方……」
茅嶋伊鈴:「いいですね、一度は言われてみたいものです、正義の味方」
景山稔:「いきなりわけわかんねーとこに放り出されて、検査や何やで疲れたろ?」
明時 ユウグレ:「うん、つっても俺も細かいこと知りたかったし……」ぺろりとすぐ食べ終わった。
刀祢 瑞知:「まぁまぁなりたてだとそういうものだよ。わかんなくても仕方ない」
景山稔:「そういう時は甘いものが一番ってな。……で、社長サンの容態についてだが」
景山稔:「考え次第じゃ、幸運と言えなくもないぜ」
明時 ユウグレ:「……」きゅっ。社長の容態はなんだかんだで心配なのだ。
景山稔:「今ふらついてる原因は、十中八九あの刀だろ?刀じゃなくて、使い手自身の能力かもしれんが」
景山稔:「それがわかってるなら、解決法も見えてるも同然だ」
明時 ユウグレ:「そうだ、あの変なアンちゃん……アイツを、こう、なんか……すればいいのか!?」
景山稔:「そういうことだな」
"バードウォッチャー":「ええ。アレ本人を追う事で解決に向かうのは間違いありません」
"バードウォッチャー":「彼の状態について説明するのは難しいですが……言うならば、リザレクトで"治らない"のではなく、"治りすぎて"いる」
明時 ユウグレ:「……?いいことなんじゃないのか?」
GM:明時の疑問に、ノートPCの音声が反応する。
石詰渡利:『例えばの話だけどさ、私達人間にとって細胞の老化というのは外傷だろうか?』
石詰渡利:『新陳代謝は?日焼けは?』
明時 ユウグレ:「うひゃ、え、ええと……?」
明時 ユウグレ:「お、俺にそんなムズカシー事言われてもわかんねえよ!」
明時 ユウグレ:学校の授業以外では穴を掘っては仕事をしてばかりだ。そんなことを知る由もない。
茅嶋伊鈴:「支部長。幾らなんでもその喩えはこのような子には酷では?」
刀祢 瑞知:「日焼けは実はやけどの一種だっけ、細胞の劣化を傷っていうのはちょっと違うかなぁ…」
明時 ユウグレ:「……???」(み……みんな頭がいい!)
刀祢 瑞知:「確かに、そこそこちっちゃい子には難しすぎるかなー……いくつなのかわかんないけど」
明時 ユウグレ:「俺?俺は11……あっやべ、これ言っちゃいけねえんだ」
明時 ユウグレ:当然11歳で働くのが違法だという事は知っている!
茅嶋伊鈴:「つまり、そうですね…怪我をしたところが治りすぎる。指が切れたらそこからもう一本指が生えてくる、としたらどうでしょう?」
明時 ユウグレ:「うぃ、え、えー……?ゆ、指が沢山動かせて便利……?」
茅嶋伊鈴:「ふふ。そうかも知れませんね」
茅嶋伊鈴:「でも、意外とそう便利ではなかったりするんですよ」
石詰渡利:『面白い考え方だね。けど、私達オーヴァードの再生には限りがある』
明時 ユウグレ:「むむ……つまり指が増えるような事が起こると困っちまう、って事……?」
石詰渡利:『まあ最悪指は増えてもいいさ。問題は、本来私達であれば無視するような体の変化にも反応して再生が起こっているという事だ』
明時 ユウグレ:「ムシスルヨーナ…………」
明時 ユウグレ:ぷすぷす。大分頑張っているが混乱は否めない。
景山稔:「あー……つまり、あれか」
景山稔:「際限なく“リザレクト”が反応し続けてると。些細な回復ってことは侵蝕負担は1とかそれ未満なんだろうが」
茅嶋伊鈴:「……ああ」
茅嶋伊鈴:「傷を治すコストは有限である、ということですね」
刀祢 瑞知:「うーん傷を治すのもそれはそれで疲れる、治さなくていい傷まで治そうとして、めちゃくちゃ疲れる―ヤバい位疲れる―!ってなっちゃってる、みたいな?」
景山稔:「0.5や0.8でも、それが無限に発生してるならコトだぜ」
明時 ユウグレ:「ふむ、ふむ……ええと、つまり治り続けると疲れ果てる?」
明時 ユウグレ:「……じゃあ治りまくっちゃダメじゃん!ヤベーじゃんよ!」
明時 ユウグレ:やっと理解したようだ。
石詰渡利:『そう、コストを使い果たし、疲れ果てる。そうした結果、君が最初に声をかけた倒れていた人物……と同じような姿に変わるってワケだ』
明時 ユウグレ:「ッ……あの、なんかバケモノみたいな……?」
明時 ユウグレ:「……て、え?アレ、人間……?」
茅嶋伊鈴:「そう。元人間、です」
景山稔:「レネゲイドがウイルスで、オレたちがオーヴァードを“感染者”って呼ぶ理由みたいなもんだ」
明時 ユウグレ:「ウイルス……感染者?風邪みたいな……?」
刀祢 瑞知:「……そうだね、ある意味で病気だしね」
景山稔:「風邪の一種だと考えてくれていい。そいつに耐えて生き延びると、神様が素敵なご褒美として超能力を与えてくれるんだが」
景山稔:「あんまり調子乗って使いすぎると、手ひどいしっぺ返しを食うようになってる」
明時 ユウグレ:「……」
明時 ユウグレ:右手を見る。なぜか物をくっ付くようになったりしたその手を。
茅嶋伊鈴:「力の使い過ぎはなんとやら。少年漫画でもよくある話ですね」
明時 ユウグレ:「……っ、じゃあ、使いすぎると……あんな、バケモノになっちまうって事……か?」
刀祢 瑞知:「そうだね……傷が治るのも力の一種、そしてそれぞれできるようになった能力も同じ。使いすぎたら危ない、それは君自身もだから、気を付けないといけないよ?」
明時 ユウグレ:こくこくこくこく。凄い頷いてる。
茅嶋伊鈴:「彼女の仰る通りに考えていただいて結構です。…まあ、心配には及びませんよ。きちんと適切な休息を取りさえすれば」
茅嶋伊鈴:「そうそう化け物にはなりません」
景山稔:「そうそう。現に、今のところは何ともねえ。だろ?」
景山稔:「……ま!なっちまったもんはしょうがねえさ。むしろ、才能の一種と前向きに考えた方がトクだぜ」
明時 ユウグレ:「う、うん……それは確かに……」
明時 ユウグレ:「才能…………」
刀祢 瑞知:「まぁ、11歳の普通の子にいきなり受け入れて、頑張れとは言わないからね」
茅嶋伊鈴:「大丈夫。少しずつ、勉強していきましょう」
茅嶋伊鈴:「私たちも、手伝いますから」
明時 ユウグレ:「う、うん……って、そうだそもそも……なんで社長はその、オーヴァード?だったんだ……?」
景山稔:「そこはオレも気になるところだな」
茅嶋伊鈴:「支部長は何かご存知ないのですか?イリーガルであるのならば把握はしてらっしゃるでしょう」
石詰渡利:『……大輔は元UGNだからだよ。それも、夜都角支部の』
茅嶋伊鈴:「……成程」
石詰渡利:『FHセルとの抗戦が原因で、彼は戦えなくなってしまった。戦いたくなくなった、という方が正しいか』
明時 ユウグレ:「……って事は、社長はその……正義の味方、やってたって事……?」しゃきーん、って感じのポーズ。
石詰渡利:『クク、ああそれはもうお手本のようだったとも』
明時 ユウグレ:「……」むむ、という顔。
刀祢 瑞知:「いい人ほど、戦いたくはなくなる業界だからねー」
"バードウォッチャー":「ともかく、"エンカウントリッパー"も"バッドマナー"も恐らくは同じ目的を掲げて動いている筈。彼を治療する方法もその線で探るしかないですね」
"バードウォッチャー":「勿論、こちらも医療班を動かして治療の糸口を探ります」
景山稔:「了解、了解」
茅嶋伊鈴:「……しかし、”エンカウントリッパー”一人でも厄介でしたが」
茅嶋伊鈴:「”バッドマナー”の妨害が合わさると、こちらでは足りなさすぎます。」
茅嶋伊鈴:「情報も、戦力も」
刀祢 瑞知:「やり口としても最悪でも、エンカウントリッパーだけでも逃がさないようにしないといけないよね」
明時 ユウグレ:「…………なぁ、人手が足りないのか……?」
"バードウォッチャー":「…………」
明時 ユウグレ:「……そこで黙るって事は、そうだって言ってるも同然だぜ」
景山稔:「悲しいかな、人手不足は組織の常でな」あくまで冗談めかして
茅嶋伊鈴:「……彼女に入ってもらうことは可能ですか」
茅嶋伊鈴:そっと、ユウグレの肩に手を置く。
明時 ユウグレ:「ああ、こっちから言いだそうと思ってたけど……」
刀祢 瑞知:「……違法労働させるの?」
明時 ユウグレ:「元からだ」
茅嶋伊鈴:「最早無関係とは言いづらい。このまま放っておくことの方が彼女にも危険でしょう」
茅嶋伊鈴:「……それに」
茅嶋伊鈴:「UGNでは違法ではないでしょう?」笑顔で。
明時 ユウグレ:「それに、このまんまだと社長死んじまうんだろ?なら俺は放っておけねえよ」
明時 ユウグレ:「……それもそれでどうなんだ?正義の味方……違法じゃないなら助かるけども」
"エンカウントリッパー":『お前は斬ろう、必ず』エンカウントリッパーの言葉が記憶の隅でこだまする。
明時 ユウグレ:(……きっとあのアンちゃんは俺を狙ってくる、ならこっちから行ってやってやる)
刀祢 瑞知:「本人が乗り気だとはいえ、さぁ…」
景山稔:「じゃあ、こういう考えならどうだ?」
景山稔:「フィールドエージェントの“ブラックタイド”は任務の最中に“エンカウントリッパー”に襲われた覚醒者を保護」
景山稔:「状況から見て護衛の必要性を提案。オレたちチームで護衛することになりました、と」
景山稔:「その最中に、ユウグレがもし“エンカウントリッパー”や“バッドマナー”を倒したりしても、それは偶然の出来事だ」
明時 ユウグレ:「……なんか、どこでも同じなんだなそう言う言い訳って……」
刀祢 瑞知:「はぁ……チルドレンさんたちのこと考えたら違法じゃないし目をつけられてたら危険なのもみとめまーす」負け負けっと手をあげ
茅嶋伊鈴:「…心配、ですか」
茅嶋伊鈴:瑞知さんに問いかけるように。
茅嶋伊鈴:片方の目は白く、表情は見えない。
刀祢 瑞知:「血は流したい人が流せばいい、が信条だしやりたい子を止める権利はないけど」
刀祢 瑞知:「……年下の子が心配なのは、普通でしょ」その眼をじっと見返す、ちょっぴりむすっとはしているけども
景山稔:「まあ、正直言っておすすめはしねえよ? 死ぬか、場合によってはそれよりひどい目に遭うかも」
明時 ユウグレ:「……」ぐっ、と詰まる。先ほどまでの恐怖とか、痛みとかがせり上がって来る。
景山稔:「とは言っても、このまま目を離して大人しくしてることもねえだろ」
明時 ユウグレ:「……おう、だって」
明時 ユウグレ:「放っては、置けねえよ」
茅嶋伊鈴:「勿論、私も心配でないとは言いません」
茅嶋伊鈴:「ですが、こういう時は」
茅嶋伊鈴:「本人の意志を尊重することの方が…そうですね」
茅嶋伊鈴:「嬉しい、ものですから」
明時 ユウグレ:グンソーを握りしめる。
刀祢 瑞知:「うー…わかってますよーだ!私が口やかましくて子供の気持ちわかんないママみたいなこと言ってるのくらい」
刀祢 瑞知:「怖くても、頑張るのなら、その分護衛してあげればいいんでしょ!」
景山稔:「いんや?お前さんは真っ当だよ。イリーガルに良識があることほど嬉しい話もない」
茅嶋伊鈴:「そうですよ。申し訳ありません、いじめてしまって」
刀祢 瑞知:「……ううん、私のわがままだから、手も足りないのもわかってるし」
茅嶋伊鈴:「……私も、言った以上は無責任なことはしませんとも」
茅嶋伊鈴:「必ず彼女を守りますよ。丈夫なことが取り柄ですから」
景山稔:「あのおっかねえ剣鬼の兄ちゃんと正面から斬り合ったって話だ。そこも併せて頼りにしてるんだぜ?」
明時 ユウグレ:「え、そうなの!?凄ェじゃん!」
明時 ユウグレ:「アイツ、めっちゃ向かい合った時怖くてよお、それと切り合ったって!?」
刀祢 瑞知:「あー…相手の防ぎ方は分からなかったけど、あれは出来るね!アガる」
明時 ユウグレ:「すげー!」
刀祢 瑞知:「んーそうだね、斬り合うことしかできないけど、そこでなら畏れも引きもしないから、まっかせて」
石詰渡利:『話は纏まったかな?こちらは勿論歓迎だ。報酬も……いや、"補助金"も出そう』
GM:被害者な訳だしね、と含み。
明時 ユウグレ:「……え、金出るの」
明時 ユウグレ:「……マジで!?」
明時 ユウグレ:一拍遅れて反応がでる。
景山稔:「出るよ。支部にもよるけど、その辺のバイトよりよほど時給いいんじゃねえかな。たぶん」
茅嶋伊鈴:「我々は歴とした国の組織ですから」
茅嶋伊鈴:「そこはご安心いただいて宜しいかと」
明時 ユウグレ:「…………な、なるほど………」
明時 ユウグレ:「これが……公務員の力って事……か」
明時 ユウグレ:ごくり……
刀祢 瑞知:「……(この子世知辛くない?大丈夫かな?」って考えてる顔
"バードウォッチャー":「では、メンバーの再編はこれで承認。調査を再開しましょう」
茅嶋伊鈴:「…では改めて。宜しくお願いしますよ、ユウグレ」
GM:ロイスの獲得、購入が可能です。
茅嶋伊鈴:どうしょうかなー
明時 ユウグレ:だ、誰に取ろう……(二回目)
茅嶋伊鈴:ユウグレちゃんに取るか
景山稔:ロイスは 明時 ユウグレ 〇誠意/不安でひとまず取得して保留で まだゲームは始まったばかりだぜ~ッ
刀祢 瑞知:まぁユウグレちゃんにだなぁ
明時 ユウグレ:ここはみずちさんかなあ、じっくり一人ずつ取っておこう
明時 ユウグレ:刀祢 瑞知 ◎尊敬/隔意 すげー!って思ってる
刀祢 瑞知:明時ユウグレ ◎守ってあげたい/心配
茅嶋伊鈴:明時ユウグレ/熱意:○/庇護/ロイス
景山稔:購入どうしようかな 社会1だからな……
景山稔:ひとまず応急手当キット
茅嶋伊鈴:えーと購入購入
茅嶋伊鈴:まずはボディアーマー!
明時 ユウグレ:そうねえ、ワンチャンにかけてボデマ!
景山稔:1DX>=8
DoubleCross : (1DX10>=8) → 8[8] → 8 → 成功
明時 ユウグレ:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 6[5,6] → 6
景山稔:ジャスト成功 やったぜ
茅嶋伊鈴:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 10[1,10]+3[3]+1 → 14 → 成功
刀祢 瑞知:応急手当きっと―!(切実
明時 ユウグレ:小学生が買えるわけないだろ!
明時 ユウグレ:おおー
茅嶋伊鈴:やるじゃん!装備
明時 ユウグレ:これはイカス兄ちゃん
刀祢 瑞知:1dx+2>=8
DoubleCross : (1DX10+2>=8) → 1[1]+2 → 0 (ファンブル) → 失敗
明時 ユウグレ:ばくはつしてる
刀祢 瑞知:ああ、応急手当キットに血をこぼしたああ!
茅嶋伊鈴:応急手当てがー!
明時 ユウグレ:えらいこっちゃ
GM:残念無念!まだまだチャンスはあるからね~~
GM:このシーンでは情報収集を行ってもらいます。項目は以下の通り。
GM:☆マークが進行に必要な項目、そして今回は追加項目が1つあります。
GM:以上、相談の上お願いします。
茅嶋伊鈴:ふんふん
GM:では、改めて登場を。シーンプレイヤーは茅嶋さん。判定を行う方は登場を。
明時 ユウグレ:でざるをえんば!
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (46 → 51)
明時 ユウグレ:明時 ユウグレの侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (43 → 45)
刀祢 瑞知:1d10+53
DoubleCross : (1D10+53) → 2[2]+53 → 55
景山稔:47+1D10
DoubleCross : (47+1D10) → 47+9[9] → 56
GM:すみません!NPCカードを忘れていたのでここで開示します!
茅嶋伊鈴:つよい!
景山稔:最強チームメイト
明時 ユウグレ:スンゴォイ……
刀祢 瑞知:助かる…
茅嶋伊鈴:じゃああれです エンカウント・リッパーについて UGNで振ります
茅嶋伊鈴:コネUGN幹部でダイス+2
茅嶋伊鈴:4dx+2>=7
DoubleCross : (4DX10+2>=7) → 8[1,2,4,8]+2 → 10 → 成功
茅嶋伊鈴:危なげなく成功!
GM:お見事!
景山稔:とりあえずこのシーンはユウグレさんに後続を任せるとして
明時 ユウグレ:待ち構えるぜ
景山稔:自分もリッパーの刀について調べた方がいいかな?
景山稔:コネ:UGN幹部を使って振ります
景山稔:3DX+2>=6
DoubleCross : (3DX10+2>=6) → 8[1,5,8]+2 → 10 → 成功
景山稔:成功!これで次の項目が達成値高めでも《砂の加護》を託せるぜ
GM:優秀てぃーむ……
明時 ユウグレ:すごいぜ!
刀祢 瑞知:じゃあ私はバッドマナ”ーについて調べよっか
刀祢 瑞知:コネ噂好きの友人使用 ちょっと教えてアイドル仲間
明時 ユウグレ:コネが凄い
GM:地下アイドルは噂好き……!
刀祢 瑞知:3dx10+1>=8
DoubleCross : (3DX10+1>=8) → 9[1,6,9]+1 → 10 → 成功
刀祢 瑞知:配信とかもしてるからネットとか噂話に強いメンバーがいるんですよ(きりっ
GM:うおお頼りになる先達だぜ
GM:それでは!ちょっと項目名の都合で先に今開けた分を開示しましょうか
GM:続けて、追加項目。
明時 ユウグレ:何だってー!
明時 ユウグレ:ではわたくしめが!コネ:UGN幹部を使って!
茅嶋伊鈴:情報:自由だと
景山稔:これは……バードウォッチャーさんのNPCカードもセットで
明時 ユウグレ:教えてそこのパソコンの人!!!(他力本願寺)
景山稔:+5Dしてもらったらいい感じになるんじゃないかな?
刀祢 瑞知:出来る人を頼る、正しい
明時 ユウグレ:そうかも!
明時 ユウグレ:周りに頼りまくる、これが社会よ……!
刀祢 瑞知:あ、いいですね、抜いておきたいですし
明時 ユウグレ:というわけでもらって+5d!合計で7dだ!食らえーッ!!!
明時 ユウグレ:7dx
DoubleCross : (7DX10) → 10[1,1,2,5,5,9,10]+4[4] → 14
明時 ユウグレ:シャオラ―ッ!
GM:お見事!!!流石だぜ……!!
茅嶋伊鈴:ナイス!
刀祢 瑞知:ナイスゥ
GM:では開示。
GM:と、行きたい所ですがこの項目に関しては情報共有のロールの中で行います。
茅嶋伊鈴:おー
茅嶋伊鈴:了解です!
明時 ユウグレ:アイヨー!
GM:では、進めていきましょう。
GM:─夜都角支部 会議室─
GM:各々が休息を取り、調査を開始して幾分か時間が過ぎた。
"バードウォッチャー":「一度、定期報告……というほどでもありませんが分かったことを纏めましょう」
GM:各々の座席には希望した飲み物が配られている。ペットボトルの紅茶に口をつけた後、"バードウォッチャー"が切り出した。
茅嶋伊鈴:飲み物は、何も置かれていない。
茅嶋伊鈴:「…さて。ならば、まず”エンカウント・リッパー”について話すのが筋というものでしょうね」
明時 ユウグレ:「んっぐ、んっぐ、んっぐ……」ここぞとばかりにいいやつを頼もうか、と思ったが普段通りのスポドリである。
景山稔:「おっ!早速なにか掴んだのか?」
明時 ユウグレ:「ぶはっ、あのアンちゃんか……」
刀祢 瑞知:「おー…茅嶋さん有能」タピオカ黒糖ミルクちびちび
茅嶋伊鈴:「彼は元UGNエージェントです。離反者の討伐任務中に行方不明に」
茅嶋伊鈴:「…ミイラ取りがミイラになった、ということでしょうか」
明時 ユウグレ:「……あのアンちゃんも、その、こっち側だったのか……?」
茅嶋伊鈴:「名は東雲律。優秀な人材であったようですね」
茅嶋伊鈴:「そうですよ。こういうことも、起こり得る世界なのです」
茅嶋伊鈴:「……尚、彼の所属支部は、彼についての回答を拒否。問題行動が目立つ支部であったこともあり、日本支部への報告が推奨」
明時 ユウグレ:「むむう……」難しい貌。
茅嶋伊鈴:「……東雲氏を見つけることは難しくないでしょう。特徴もレネゲイドパターンも上がっていますから」
景山稔:「とびっきりの厄ネタかあ。参ったね」苦笑いを浮かべる。
刀祢 瑞知:「うーん、でも、何か事情があるのかもねぇ、そういうアレな支部っていうなら」(ずずー
明時 ユウグレ:「やらかした社員を切り捨ててるだけじゃねえの?そう言うずさんな管理あるし……」
茅嶋伊鈴:「…彼の刀については、稔に次いでもらいましょうか」
明時 ユウグレ:「あ、刀の方も何かわかったのか?」
景山稔:「ああ。遺産として登録されてた」
明時 ユウグレ:「いさん……………飯食ってないと沢山出るあの」※胃酸。
景山稔:「違う、違う。世界遺産とかの方だ。簡単に言えば、長い年月鍛えられた刀とか槍に、レネゲイドが宿って出来る武器だな」あくまで一例だが、と結ぶ。
明時 ユウグレ:「あ、そっち……」わかってたけどね!みたいな顔をして誤魔化そうとしている。
茅嶋伊鈴:「魔剣みたいなものですね」
茅嶋伊鈴:「あ…あまりファンタジー漫画をお読みでなかったら申し訳ございません」
茅嶋伊鈴:喩えやすいものでつい、と苦笑する。
明時 ユウグレ:「いや、なんとなーくはわかったから大丈夫!」
明時 ユウグレ:(しかし何言ってもそれっぽいなあ……顔がいいってすごい)
景山稔:「“エンカウントリッパー”のそれは“薄紅”の銘で登録されてたが、まさしく妖刀だな」
刀祢 瑞知:「妖刀…?なんか怪しい効果が?」
景山稔:「斬りつけた相手のレネゲイドを乱す能力があるらしい。ウロボロスのそれに近いか?」
明時 ユウグレ:「あ、俺覚えある!さっき切りかかった時にちょっと変だった感じがしたけど、それかな?」
景山稔:「この辺りは直接やり合った瑞知や伊鈴の方が、実感としてわかるところもあるんじゃねえか」
景山稔:「それも、こいつの能力の一端だな」
明時 ユウグレ:「なんかこー、身体の中からなんか吸われるとかそう言う感じの…刀の方だったのか」
茅嶋伊鈴:「…そうですね。レネゲイドが喰われた。そういう感覚がありました」
明時 ユウグレ:手がわーってしてる。
刀祢 瑞知:「私の時は変に弾かれた感じだったからなー、茅嶋さんの方が効果は実感あるかな?」
景山稔:「一応記録映像もコピーして来てるが、けっこうグロいから自己責任で見てくれな」映像端末をテーブルに置いて。
明時 ユウグレ:「ぐ、グロいのかあ……」うえーって顔になる。
茅嶋伊鈴:「申し訳ございません」
茅嶋伊鈴:すまなさそう。
刀祢 瑞知:「ふむふむパクパクするのとかもウロボロスっぽいよね……」(タピオカもきゅもきゅ
明時 ユウグレ:「?なんでにーちゃんが謝るんだ?」
茅嶋伊鈴:「私だからですよ、グロテスクなのが」
明時 ユウグレ:「……?」
明時 ユウグレ:よくわからないので見てみようという顔。
明時 ユウグレ:「……ええとこっちがねーちゃんで、こっちがさっきので……これ!?」
明時 ユウグレ:「なんか……すごいことになってるけど!?身体!」
茅嶋伊鈴:「これが私の身体だからですね」能力、とは言わない。
明時 ユウグレ:「え、ええー……?なんか……ギャップが凄い!」
明時 ユウグレ:「こんなきれーな兄ちゃんなのになあ……」
茅嶋伊鈴:「ふふ、そうでしょう」兄ちゃんと言われて上機嫌そうに人差し指を口に当てる。
刀祢 瑞知:「……ソウダネーキレイダネー」兄ちゃん呼びを訂正しないよねーって面
明時 ユウグレ:能力って色々あるんだなーって思いながら映像を見ている……
景山稔:(シュテルケのことを指したわけじゃなかったが……些か無神経だったな。悪いことしちまった)
景山稔:「まあ、参考資料としてはその辺で」別の記録、寸断されて自壊するジャームの映像が映る前に、端末を取り上げる。
明時 ユウグレ:「おおう」
景山稔:「……で、こいつの逃走を幇助してる“バッドマナー”」
景山稔:「オレはこいつを追って来たわけなんだが、そっちについてはどうだ?」
明時 ユウグレ:「名前からしてもう悪そうなやつだなあ……」
刀祢 瑞知:「乱入したりほんとマナー悪いからね…」
刀祢 瑞知:「うーん、ちょっとわかる範囲だと神出鬼没な存在、オーヴァードの犯罪者、UGNにとってはだいぶ厄介かなー、凍結したジャームの解放やらしてるよね、これまでも」
明時 ユウグレ:「……ジャーム、ってあのバケモノとかの奴だよな?それを解放……?」
茅嶋伊鈴:「当人はジャームではなさそうでしたが、あの様子ですと」
刀祢 瑞知:「そうそう、折角捕まえたりした子をねー……一応目を付けた子がいる間はそれと一緒にいたり、手助けしてるみたい、目撃情報とかを総合すると」
明時 ユウグレ:「め……」
明時 ユウグレ:「滅茶苦茶悪い奴じゃん!」ばーん!机をたたく!
景山稔:「本人もそれを愉しんでるのが手に負えねえやな」
刀祢 瑞知:「なのでそこのイケてるお兄さんが追いかけたりしてるわけだね」
明時 ユウグレ:「なるほど~そりゃ正義の味方だわ……」
明時 ユウグレ:納得した顔。
明時 ユウグレ:「アクシデントがあると納期とかずれるしな……良くないよそう言うのは……」うんうん頷いてる。
茅嶋伊鈴:「納期って11歳の子が言って良い台詞じゃない気がしませんか?」
明時 ユウグレ:「いや、ずれるとマジで辛いから……」何か根本的にずれた返し。
刀祢 瑞知:「それを言ったら全般的に、だと思うよ…」
刀祢 瑞知:「うーん、逃げるのが上手いのは分かってるし、少なくともバロールの能力もちなのは確定。戦闘力は未知数だけど、バードウォッチャーさんの怪我もあるし、ない、とはいえないよね」
明時 ユウグレ:「それもそうか……」
明時 ユウグレ:「んで、後は―……俺の方は見っけたやつが、分かんなかったから……」
明時 ユウグレ:「出来そうな人に丸投げした」
刀祢 瑞知:「わからないならそれは大事、どんなことわかった?」
明時 ユウグレ:「何だっけ、あの……あんちゃんのパソコンに入ってた情報だって」
明時 ユウグレ:「どうなったん?目隠しのねーちゃん!」
"バードウォッチャー":「簡易な暗号化は施してありましたが……問題なく復号できました。隠すのであれば削除すればいい話、恐らくメッセージのようなものだとは思いますが……」
明時 ユウグレ:「メッセージ……誰への……?」
"バードウォッチャー":「中身は確認できていませんが、一応スキャンはかけました。ウイルスその他のトラップの可能性は無いでしょう」
明時 ユウグレ:「じゃあ見てみる方がいいのか?」
"バードウォッチャー":「問題なければ、ここで再生します」
明時 ユウグレ:「俺はオッケー」
茅嶋伊鈴:「少しでも情報が欲しいですからね。どうか再生を」
刀祢 瑞知:「相手を知らない事には、だからね」
GM:備え付けの再生ソフトウェアを開くと、映像はすぐに開始する。ノートPC備え付けのカメラを使用しているのだろうか、少し低い視点が荒めの画質で映し出された。
GM:ごそごそとマイクをなぞる音がしたかと思うと、画面外から座席に座る一人の男性が映りこむ。
東雲 律:「初めまして。貴方たちにどう呼ばれているかは分かりませんが……東雲 律と申します」
GM:容姿こそ変化があるものの、君たちにはそれがあのエンカウントリッパーであると判断ができるだろう。
明時 ユウグレ:「これ……あのアンちゃんか」
茅嶋伊鈴:「随分と…心境の変化があったようですね」
茅嶋伊鈴:或いは、肉体の変化か。
刀祢 瑞知:「なんかだいぶ雰囲気違うというか…」
東雲 律:『本当なら"初めまして"が必要ない事を祈りたかったのですが。恐らく無理でしょうね』
東雲 律:『簡潔にお伝えしますが。恐らく私はこのビデオを撮っている今から数日のうちに"壊れる"でしょう』
GM:壊れる。それがオーヴァードにとって何を意味するかは─
景山稔:「…………」口元から笑みを消し、黙して視聴する。
東雲 律:『私はこれから部下を殺した部下を殺しに行きます。はは、ややこしいですね?』
明時 ユウグレ:「ぅ……」殺伐とした世界の雰囲気を感じ、縮こまる。
東雲 律:『名目は捕縛ですが、体裁を気にして外部への支援を求められないこの状況では、彼は……幸人は捕える事が出来ないでしょう。十中八九殺す事になる』
刀祢 瑞知:「……殺しに行った方、かぁ」
茅嶋伊鈴:「…幸人」
明時 ユウグレ:「……」
東雲 律:『私は恐らくそれに耐えられない。ああ、勿論。このような事態に陥る覚悟はUGNへ入った時からしていました』
東雲 律:『殺す事には耐えられる。しかし、私は』
東雲 律:『この状況を生んだ自分の弱さに耐えられない』
東雲 律:『部下の離反を見抜けない間抜けさ。離反を起こすような支部の状態に口を噤むしかない弱さ。捕らえられず殺すしか手段がない弱さ』
東雲 律:『たった一人離反したくらいで2人も部下を失う弱さ』
東雲 律:『ええ。だから恐らく、確実に。私は壊れるでしょう』
GM:そこまで口にすると、立ち上がって一本の刀を持ってくる。
東雲 律:『だから、私が残すのは。私の殺し方、とでも言いましょうか』
明時 ユウグレ:「……」つばを飲み込む。そんなことを淡々と言えるその恐ろしさに。
東雲 律:『矛盾しているのは百も承知です。ですが……これが私が果たすべき最後の責務だと、信じています』
東雲 律:『薄紅はおおよそ大それた能力を持つ刀ではありませんが、この刀による一撃は致命傷になりうる』
東雲 律:『時間だの空間だのに干渉する力はありませんが、斬られればいずれ死に至るでしょう』
東雲 律:『私を殺し、薄紅に斬られた者を救うチャンスは恐らく一度』
明時 ユウグレ:「一度……」
東雲 律:『私が一つの街にとどまった時です。そこには必ず、アレがある』
東雲 律:『"群青"。薄紅と対になる遺産、日本刀です』
明時 ユウグレ:「……そう言うモンもあるのか……」
茅嶋伊鈴:「”群青”。」確かめるように、復唱する。
刀祢 瑞知:「対の遺産、かぁ…」
東雲 律:『薄紅が敵対するものを打ち砕くために存在する刀とするならば、群青は薄紅そのものを打ち砕くために存在するものです』
東雲 律:『強大な力を持つモノには常に安全装置を。昔から変わりませんね?』
東雲 律:『私が留まる街には必ず群青がある。探すのは簡単な話ではありません』
東雲 律:『薄紅と同じく使い手を選ぶ刀であり、同時に刀としての形を持たないものでもある。刀でないにしろ似た形を取るとは思いますが……』
GM:そこで言葉を切る。
東雲 律:『もしその刀を見つける事が出来たなら、ただ握って名を呼んでやればいい。必ず、私が向かう先にそれがある筈です』
東雲 律:『群青が認めなかった場合は……力技ですね、なんとかしてください』
茅嶋伊鈴:「くす」
明時 ユウグレ:「突然雑」
刀祢 瑞知:「急に雑―!」(がくっ
茅嶋伊鈴:「なかなかユーモアがおありの御仁のようだ」
明時 ユウグレ:「……でも、もうあんなになっちまった……んだよな」
景山稔:「……手札はあるが最後は運、か」
景山稔:「だな。ああなった相手にしてやれることは」
景山稔:「ラクにしてやるか、未来を信じて眠らせるかだ」
茅嶋伊鈴:「黙祷にはまだ早い」
茅嶋伊鈴:「彼も」
茅嶋伊鈴:「…私も」
明時 ユウグレ:「……」きゅっ。
景山稔:「刀さえどうにかすりゃ、身柄を抑えて氷漬けにできるかもしれねえしな?」
刀祢 瑞知:「……自分では弱いというけれど、優しい人だもんね」
刀祢 瑞知:「しかしまーなんであの状態から斬る斬るマンになってるんだろ」
茅嶋伊鈴:「殺戮或いは闘争」
明時 ユウグレ:「…?」
茅嶋伊鈴:「加虐かも知れませんし解放かも知れません」
茅嶋伊鈴:「なんにせよ……最早、正気ではない、ということです」
"バードウォッチャー":「……映像はここまでのようですね。失礼、少し連絡を取る場所がありますので席を外します」
刀祢 瑞知:「はーいありがとバードウォッチャーさん、無理しないでねー」(手ひらひら
茅嶋伊鈴:「……」(日本支部か、あるいは……今の映像で何か心当たりができたか)
茅嶋伊鈴:「お務め、ご苦労様です」
明時 ユウグレ:「……ともかく、そのなんたらって刀を探せば……いいんだな」
石詰渡利:『群青に関してはこちらのデータベースに該当がないな。彼の言う通り地道に足取りを追うしかない』
刀祢 瑞知:「正気じゃない、か……。推定正気なのに、オーヴァードとしての在り方はちんぷんかんぷんな元めっちゃ普通人のバッドマナーといい、世の中複雑怪奇」
茅嶋伊鈴:(正気。正気か)
明時 ユウグレ:「ううん、世の中にはいろんな奴がいるからな……」
明時 ユウグレ:「変なのもいるし、愉快犯とかもいるし、……優しい人だっている」
明時 ユウグレ:「……なんか、そう言う人が損するのは、ちょっとやだな」
刀祢 瑞知:「11歳の子としては大人びすぎててお姉さんちょっと心配……けど、そういうの嫌いじゃないよ」複雑ではあるけど、いい子だと思って、微笑んで
茅嶋伊鈴:「………ユウグレは、優しい方です」
茅嶋伊鈴:「あなたのような方が『選ばれる』のかも知れませんね」軽く頭を撫でて、
明時 ユウグレ:「わぷ」
茅嶋伊鈴:そのまま部屋を後にした。
明時 ユウグレ:「……なんだあ?」自分の頭を触っている。
景山稔:「何はともあれ、まずは宝探しだな。頑張ろうぜ」冗談めかして微笑むと、部屋を後に。
GM:親しい人の不幸、崩壊した日常。迫る脅威。そのどれもが君を追いつめる。
GM:しかし、君が必死に踏ん張った日常で培ったその"優しさ"は今確かに君を生かしている。
GM:強さ、弱さ。どれが正しいかは今は知らなくていい。ただ、生きてさえいれば。
GM:街の平穏を取り戻す為には"エンカウントリッパー"を仕留める必要がある。しかしそれはそれとして、君たちはUGNだ。目の前の課題にだけ集中するというわけにはいかない。
GM:バッドマナーが攪乱の為に解き放ったジャームは、対応を誤ればそれ以上の効果を発揮しかねない。夜都角支部の包囲網を抜けたジャームは、君たちで対応する必要がある。
ジャーム:「ググ……ァァ」
GM:レネゲイドにより変質した獣のような姿をした、"かつて人だったモノ"。薄汚れた路地裏に徘徊するそれは、そう遠くないうちに人を襲うだろう。
明時 ユウグレ:「……あれ、か?」スコップを抱えて小走りで。
刀祢 瑞知:「…そう、私たちの陥る可能性で、だからこそ私たちが止めないといけないモノ」赤い刀を手に少しだけ、先を走る
刀祢 瑞知:「ユウグレちゃん、準備は、いいかな?」心も、身体も
明時 ユウグレ:「……ん、大丈夫……多分」
明時 ユウグレ:ずる、と背負ってる袋からグンソーを抜いて、横に構える。
ジャーム:「ググ……!」殺気か、君の意気込みを察知したのか、ジャームがうろつくのをやめて辺りをうかがう。
明時 ユウグレ:「……」きゅっと強張る。やはりなんだかんだ言っても怖い物は怖い。
刀祢 瑞知:「大丈夫、怖いのが当たり前だよ……傷つくのも、傷つけるのも」だから、その一歩前に立つ
明時 ユウグレ:「ねーちゃん……大丈夫なのか?」
明時 ユウグレ:「……こういう事って、沢山あるんだろ、だから慣れてるんだろうけど……」
刀祢 瑞知:「うーん、たくさんあって、人によっては辛いかな。でも私は人よりちょっとだけこういうこと向きなんだよね」
明時 ユウグレ:「…?」ふと、その顔を見上げる。
刀祢 瑞知:「オーヴァードにはね、それぞれ内に抱えた衝動ってものがあるの壊したいとか、どうしても怖いとか」少しだけ、目をそらしてしまう
刀祢 瑞知:「私は、斬りたい…闘いたい……そんなどうしようもないものが、内にいる」
明時 ユウグレ:「みっ」
明時 ユウグレ:変な声が出た。
刀祢 瑞知:「怖い、よね……ごめんね。でも、貴方の中にも、そういうなにかがいる……それと、きちんと付き合わないといけない」
明時 ユウグレ:「……」
明時 ユウグレ:ぎゅっと自分の胸元を掴む。
刀祢 瑞知:「どういうモノか、能力も、衝動も…理解して、付き合っていかなきゃいけないの」
刀祢 瑞知:「それが、出来なかったら…ああなってしまうから」あたりをうかがうジャームを指し示す
明時 ユウグレ:「う……」ぎゅ、とグンソーを握る。
明時 ユウグレ:「それは……なんて言うか、怖いな」
明時 ユウグレ:「……ああなっちまったら、もう元には戻れない……んだよな」
刀祢 瑞知:「うん……」
明時 ユウグレ:「だから、……殺す、しかない……んだよな」
刀祢 瑞知:「でも、それを怖いと思えるなら、大丈夫」
明時 ユウグレ:倒すとか、やっつけるとか、そう言う言葉は違う気がした。
明時 ユウグレ:”殺す”のだ。
刀祢 瑞知:「うん……命を奪う。ちゃんと、分かってるんだね」振りかえって、ちょっとだけ頭をなでる
明時 ユウグレ:「ん……」ばち、少しだけ対抗種のフィードバックが手を焼く。
明時 ユウグレ:「そう言うのは、見ないフリしたってなくなりはしないから……さ」
刀祢 瑞知:「あたた、そういうのもちだっけ、ひりひりするー」
明時 ユウグレ:「そう言うのらしい?……さて」
刀祢 瑞知:「早熟だなぁ…」
刀祢 瑞知:「慣れろとは言わないよ、でも、いざというときためらわないように……覚悟を覚えて!」心構えも、聞けた、だから、できると思った!戦うときだ!
ジャーム:「ア……ァァァァァ!!!!」会話の途切れを待っていたかのように、咆哮。その視線ははっきりと君たちを捉えている。
明時 ユウグレ:「……!」ざり、腰を落として、横に構えたスコップを振れるようにする。
GM:跳躍。床を、壁を。凄まじい速度で君たちに牙を剥いた!
刀祢 瑞知:「上等!貴方には弁護士を呼ぶ権利はないけど、抵抗する権利はあるんだから!」向かってくる相手を迎え撃とうと握った刀を振るう!
明時 ユウグレ:「……」ざり、ざり。位置を少し調整して、前を任せる。
明時 ユウグレ:打ち合いとか、切り合いとか。そう言う事が出来るような技術は俺にはない。だから殴る事だけ考える。
明時 ユウグレ:「ねーちゃん、俺が行っていいタイミングになったら合図してくれ!」
ジャーム:「グルゥア!」切っ先は確かにジャームを捉えたが、加速した物体の塊はそれでは止まらない。諸共と言わんばかりに壁へと激突する。
明時 ユウグレ:「ッ…!大丈夫か!?」
GM:知性でも、技能でも君が上。しかし、耐久勝負となれば分は悪いと言わざるを得ないだろう。
刀祢 瑞知:「問題ないよっ……傷には、慣れてるから」壁にしたたか打ち付けられたお返しにと刃を突き立てれば、命を少しだけ吸い上げる……けれど、そのままでは分が悪いのは確か
ジャーム:「グ……ググ」僅かに、力が緩まる。踏ん張った足が、ザザリと音を立てて後退した。
刀祢 瑞知:「ダメだよ……傷つけるなら、傷つけられる覚悟をもって。私も、貴方も……ユウグレちゃんも」刃をねじ込んだまま、交代に合わせて踏み込み、その体を捕まえる
刀祢 瑞知:「”今だよ”」
明時 ユウグレ:「ッ、おおっ……!」
明時 ユウグレ:どっ。走る。
明時 ユウグレ:ジジジ。右手がグンソーと癒着・結合して、レネゲイドを送る。
明時 ユウグレ:――今まで試したのはここまで、これを生物にやればどうなるかも、分かっている。
明時 ユウグレ:「――死」それを。下から。
明時 ユウグレ:「ね―――――!!!」首へと。
明時 ユウグレ:ざく、深く刺さり、そのまま――通り抜ける。
ジャーム:「ア……アァ……」その太刀筋は不可避にして確殺。レネゲイドを否定するその一撃は間違いなく、獣の首を刈り取った。
明時 ユウグレ:ばしゃっ。返り血が自分の頬を濡らす。右手が焼けるように熱く、破ける。
GM:勢いに流されるように、斬り飛ばした首が宙を舞う。僅かに、目が合ったような気がした。その眼に込められたものは恨みか、悲しみか、感謝か。君には分からない。
明時 ユウグレ:「……」ただ、今はこの感覚を、忘れないようにしようと思った。
GM:刻み込まれるように。その存在が確かに何かを想い、死んだことだけを君は感じ取った。
明時 ユウグレ:ざく。グンソーを地面に刺した時、ジャームの首が地面に落ちた。
刀祢 瑞知:「……っ!大丈夫?」そういう能力と分かっていても、自分以外が、ましてずっと年下の子が傷つくのは、苦手
明時 ユウグレ:「……ん、痛みは何とか……」右手を握る。開く。多少の傷はあれど行動に支障はない範囲
明時 ユウグレ:「……でも、ヤな気分なのは確か」ごし。頬の血をぬぐう。
刀祢 瑞知:「……うん、やっぱり、それはね。ちゃんとふくんだよ?」ポケットからウェットティッシュを出して渡す
刀祢 瑞知:「血のシミは取れにくいから注意、血とお友達のお姉さんからの忠告だよ」
明時 ユウグレ:「ん」ごしごし。ティッシュで拭いていく。
明時 ユウグレ:「……鉄臭い、なんてーか……うん」グンソーに着いた血は対抗種に焼かれていく。
明時 ユウグレ:「……うん、いい気分じゃあねえな」
明時 ユウグレ:ぺろ。拭いきれなかった血を舐める。
刀祢 瑞知:「自分たちと同じであった人間だったものを手にかけてるわけだし、当然だよ…はむっ」自分の刀についた血を、指先ででなぞり口にする
明時 ユウグレ:「わあ」
刀祢 瑞知:「うん、美味しくはない…けれど、命の味」こくんと飲み干し、自分も指先をティッシュで拭う
明時 ユウグレ:「……命の味かあ」
刀祢 瑞知:「そう、奪った命の味。その分を自分に宿す、みたいな……」
刀祢 瑞知:「私にとっての、だからこれはまぁ、マネしなくていいよ、吸血タイプの衝動とかでもない限り、好き好んで血を吸いたい人はいないから」
明時 ユウグレ:「…………んー、あー」
明時 ユウグレ:ぽりぽり。頬を掻く。
明時 ユウグレ:「なんか俺、入ってるモノのせいでおかしくなってるらしいけど……衝動は吸血だって……」
刀祢 瑞知:「……どんまい!」
刀祢 瑞知:「難儀な衝動だなぁって……乾いて、血が欲しくなるって感じらしいし」
刀祢 瑞知:「あんまり昂ったことがないから、実感がないのかなぁ…?衝動との付き合い方も、ちょっとずつ、ね」
明時 ユウグレ:「その台詞おかしくない!?」
明時 ユウグレ:「……んー、いや、覚えはあるんだけど……おかしいんだよな」
明時 ユウグレ:「寝てる時にさ、たまに来るんだけど……毎回”違う”んだよな……」
明時 ユウグレ:「てーか、この死体……どうやって処理するの?」
刀祢 瑞知:「その辺はね、出来る人にお任せするの」支部の人にLINEぽちぽち
明時 ユウグレ:「あ、なるほど」
刀祢 瑞知:「(目標ジャームチェスト完了、位置情報ここ、あとよろ ぽちぽち」
刀祢 瑞知:「むぅ、かなり珍しいタイプなのかな?その辺りは詳しい人にお任せになっちゃうなぁ…」首をひねる
明時 ユウグレ:「なんか、ガーって壊したくなったり……腹が一気に滅茶苦茶減ったり……」
明時 ユウグレ:「んで、そう言う時にこう……」右手を上げる。
明時 ユウグレ:「手を齧って……自分の血を飲むと落ち着くんだ、だからそう言う衝動らしいんだけども……」
刀祢 瑞知:「話的に、他の衝動が混じってる?もしかしたらちょっと人より制御しにくい、のかもしれないね…対抗種……っていうのも関係あるのかな」
明時 ユウグレ:「うん……簡易的な検査だと調べきれなかったって言ってた」
明時 ユウグレ:「……ともかく、ちゃんとわかっていかなきゃ」
刀祢 瑞知:「そうだね、学校の勉強と一緒だよ。少しずつ、覚えて、進歩していく」
刀祢 瑞知:「大丈夫、一人じゃないから。私たちや、他の先輩も、頼ってね」
明時 ユウグレ:「おう、勉強は……好きじゃないけど、必要があるならするぜ。仕事と一緒だ」
刀祢 瑞知:「うーんこの齢でこのワーカーホリック感、好き勝手してる身にはまぶしいや」
明時 ユウグレ:「ホリックなわけじゃねえやい、働かなきゃ食っていけなかっただけ」
刀祢 瑞知:「ユウグレちゃん…この後ご飯いこっか、おごったげるから」
明時 ユウグレ:「え、いいの?助かるけども」
明時 ユウグレ:ぱあっと少し上機嫌に。
刀祢 瑞知:「うん、何食べたい?無茶苦茶高くなければ、大丈夫だから」放っておけない子だと思いながら、ご飯に連れていくのでした、と
明時 ユウグレ:「そうだなあ………………」真剣に何を頼もうかを考えながらそれについていった。
GM:東雲の伝言を聞き、エージェント達が各々の仕事へ戻った頃。戦闘訓練も兼ねたパトロールに出かけた二人とは別に、君たちは見落とした情報が無いか資料の洗い直しをしている。
GM:沈黙が広がる資料室に、水を打つように秒針の音だけが響く。
茅嶋伊鈴:「………」何度か巻き戻しを押し、再生を押している。
茅嶋伊鈴:その中でも。
東雲 律:『名目は捕縛ですが、体裁を気にして外部への支援を求められないこの状況では、彼は……幸人は捕える事が出来ないでしょう。十中八九殺す事になる』
茅嶋伊鈴:その部分を繰り返し見ている。
景山稔:「よう。新しい発見はあったかい?」
景山稔:会議室の扉をノックし、声を掛ける。
茅嶋伊鈴:「……新しい発見、と言う程のことはありませんが」
茅嶋伊鈴:「”エンカウントリッパー”は、私を見て『幸人』と言いました。それが引っ掛かっています」
景山稔:「それはまた、奇妙なことだな」
景山稔:「戦闘の中で、どこか重なるところがあったか……侵蝕が進んで、過去の人間関係を参照することでしか現実を認識できないとか?」
茅嶋伊鈴:「…そうですね。ジャームには現実認識能力の欠如が見られるケースも珍しくはない」
茅嶋伊鈴:「……どこかしら、『似ている』と感じたのでしょう」
茅嶋伊鈴:「それは、興味深いことであると同時に……」
茅嶋伊鈴:「非常に残酷なことであると、感じてしまいます」
景山稔:「かもなあ。絆を無くしたからこそジャームになったはずだ」
景山稔:「にも関わらず、絆に縛られた在り方をどこかで強いられてる。皮肉なことだぜ」
茅嶋伊鈴:「絆の影、ですね。……もう、幸人はこの世界のどこにも……いえ、彼の世界のどこにもいない」
茅嶋伊鈴:「……よりにもよって、私に影を見るなんて」
茅嶋伊鈴:「哀れです」
景山稔:「……哀れ、か。どうしてまた、そういう風に思うのか聞いてもいいかい?」
景山稔:「あ、いや。その前に!」
景山稔:ぱっ、と掌を突き出して制止。
景山稔:「さっきは悪かった。あんたのことを指して言ったわけじゃなかったんだが」ユウグレに映像端末を指した際の言葉に関する謝罪だ。
景山稔:「無神経だった」
景山稔:「それでもし、今気にしてることが、この無神経さに連なってるのなら」
景山稔:「なんでそう思うかって問いに、答えはなくてもいい」
茅嶋伊鈴:目を丸くして、軽く首を傾げる。寂しそうな笑みを浮かべて。
茅嶋伊鈴:「良いんですよ」
茅嶋伊鈴:「知っていてもらえる人には知っていてもらえた方が気は、楽ですから」
茅嶋伊鈴:「……たとえば、オーヴァードになって」
茅嶋伊鈴:「そのことを誰にも打ち明けられなかったら苦しいでしょう?」
茅嶋伊鈴:「そういうことなんです、私のものは」
景山稔:「そうか。……話を聞く前にもう一個質問させてくれ」《折り畳み》を解除。
景山稔:適温に温められたカップが二つ。
景山稔:「珈琲と紅茶、どっち派だ?」
茅嶋伊鈴:「……『今は』どちらでもありません」
茅嶋伊鈴:「…きっと、以前はどちらかだったと思うのですが」
茅嶋伊鈴:「いけませんね。その辺りの記憶はどうにも劣化している」
景山稔:「それじゃ、オレのお勧めで淹れさせて貰うよ」
景山稔:「きっと気に入る。いい物ってのは単なる味や香りってだけじゃない。魂が覚えるもんだからさ」
景山稔:そう言うと、どこからか取り出したポットから(これも《折り畳み》で適温状態のまま保存したものだ)新鮮な紅茶を注ぎ入れる。
茅嶋伊鈴:片手で頬杖をつき、穏やかに笑っている。
茅嶋伊鈴:「……それでは」
茅嶋伊鈴:そっと、そのカップを手に取り、液体を少しずつ流し込む。
茅嶋伊鈴:適量ずつ。
茅嶋伊鈴:おそらくはこの程度であろう、というタイミングで、口を離して。
茅嶋伊鈴:もう一度口をつける。
茅嶋伊鈴:……早すぎはしなかっただろうか。おそらくは、そんなに熱くない、はずだ。
茅嶋伊鈴:「───ありがとうございます、稔」
景山稔:「礼を言われるようなことは、なんにもしちゃいねえよ」
景山稔:よせやい、と手を軽く振って見せる。
茅嶋伊鈴:ふ、と笑う。
茅嶋伊鈴:……「うまく飲めていましたか?」
景山稔:「もし違ったら、そいつはオレの腕の問題だよ」
景山稔:「見栄張ってマズい茶を出した、オレの責任ってこと」
景山稔:冗談めかして、肩を竦めて見せる。
茅嶋伊鈴:「ぷ。ははっ」破顔して笑う。
茅嶋伊鈴:「ちょっと格好つけすぎですよ。私が言うことでもありませんが」
景山稔:「褒め言葉と受け取っておくよ」
景山稔:「それで?伊鈴先生はなんだってまた、自分と重ね合わせられるのがそうも不幸だと思ったわけ?」
茅嶋伊鈴:くすくすと笑って。
茅嶋伊鈴:「いえ、いいんですよ。だって私は───」
茅嶋伊鈴:「格好良い、謎の美少年。そうでしょう?」
景山稔:「……参ったな」
景山稔:「オレなんかより、よっぽどカッコいいじゃないか」
景山稔:笑みを浮かべると、おどけた仕草でティーセットを仕舞う。《折り畳み》。
GM:登場侵蝕ダイスをすっかり忘れていたぜ!お願いします!
明時 ユウグレ:明時 ユウグレの侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (45 → 52)
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (51 → 57)
刀祢 瑞知:1d10+55
DoubleCross : (1D10+55) → 2[2]+55 → 57
景山稔:1D10+56
DoubleCross : (1D10+56) → 7[7]+56 → 63
GM:高まってまいりました!
GM:それぞれの仕事を終え、定期報告に集まった面々。誰かが口を開きかけたその時、無線が入る。
"バードウォッチャー":『石留さんの意識が戻りました。症状の進行を抑える処置は今も続けていますが……予断を許さない状況です。……しかし』
"バードウォッチャー":『彼が、皆さんとお話したいと。仰っています』
明時 ユウグレ:「…!」
"バードウォッチャー":『医療班の判断では10分が限度という事ですが、如何されますか』
茅嶋伊鈴:「…伝えたい情報があると。そういうことでしょうか」
景山稔:「なら、遠慮してる場合でもないだろうな」
刀祢 瑞知:「その状態でなお言いたいことがあるなら、大事な話だもんね」
明時 ユウグレ:「ああ、そうなんだろうな……」
"バードウォッチャー":『では、医務室へどうぞ。入室許可は必要ありません、こちらで通しておきます』
GM:そう言うと、通信は切断する。
GM:人気も失せた廊下を歩き、目的の医務室へたどり着くと。何やら言い争いをしている声が聞こえてくるだろう。内容までは聞き取れない。
明時 ユウグレ:「……?」ばたばたと小走りになって部屋に入る。
GM:ドアを開き、駆けこんだ君が見たものは─
石留大輔:「いつ死ぬか分からねえ身なんだからけちくせぇ事言うな!一本くらい良いだろうが!」
李 俊杰:「おいもう喋るな、サルだろうと運び込まれたからには僕の患者には違いないがあまりにも不愉快だ!」
明時 ユウグレ:「こらーーーーっ!医者になに迷惑かけてんだこのばかしゃちょー!!」
石留大輔:「うわッ!ユウグレ!良かった、無事だな!」飄々と。
明時 ユウグレ:「誤魔化そうとしてんじゃねー!!!どうせまた煙草吸おうとかしてたんだろ!」ずびし!指差し!
李 俊杰:「おお良かった、日本語が分かる奴が来たか!中国支部からわざわざ日本語を学んできたのに教材を間違えたのかと不安になったよ」
明時 ユウグレ:「煙草に関しては聞かなくていいです!この社長、放っておくとすぐ吸おうとするから!」
明時 ユウグレ:「全部取り上げちゃってください!ズボン後ろ右ポケットと胸ポケット、それに隠し場所のシャツ裏に入ってます!」
李 俊杰:「ほう、良い事を聞いた」パンパンと手を叩くと医療スタッフが駆け寄り全て没収する。
茅嶋伊鈴:「ユウグレ、しっかりしていますね」
明時 ユウグレ:「社長がしっかりしてないから俺がこういうことする羽目になってるだけ!」ぷんすこ!
景山稔:「元気過ぎるのが問題、とは支部長も言ってたが」
景山稔:「なんつうか、思ってたのと違う元気さね」
刀祢 瑞知:「仲良しだね」
茅嶋伊鈴:「……(大切な、関係なのだろうな)」
石留大輔:「畜生……おっさんの生きる楽しみ奪って楽しいか……」
石留大輔:芝居がかった態度で涙を浮かべて見せてはいるが、やはり顔色が悪い。
景山稔:「なら、生きてこそ楽しまねえと。今は毒にしかならねえんじゃねえか?」
刀祢 瑞知:「で、私らは病室のショートコントを見るために呼ばれたのかな…?」
明時 ユウグレ:「何か言う事があって呼んだんじゃないのかテメー!!!」
茅嶋伊鈴:「そうそう。何かお話があるとか」
石留大輔:「……お堅い連中だぜ。っと、ああ話な」
景山稔:些細な怪我にも反応してリザレクトが起こるのなら、ニコチンのような物質に過剰反応してもおかしくはない。
李 俊杰:「……はっきり言って3日後にはジャーム化しててもおかしくない。見た目に騙されるなよ、面会は10分だ」
明時 ユウグレ:「……っ」
GM:そう告げると、部屋から足早に出ていく。それに合わせるように医療スタッフも奥へと戻っていった。
茅嶋伊鈴:「どうぞ、お話しください。彼女にとってあなたは大切な人だ」
茅嶋伊鈴:「まだ、いなくなっていただいては困るんですよ」
石留大輔:「俺が居なくてもこいつは充分……いや、そんな話をするために呼んだわけじゃねえな」
石留大輔:「"エンカウントリッパー"についてだ。俺がUGNに居たってのは……聞いたか?」
明時 ユウグレ:「……大体の所は?」
茅嶋伊鈴:「ええ、教えていただきました」 ね?と皆に視線を送る。
刀祢 瑞知:「その辺りは、一応」こくん
石留大輔:「俺は一度、あいつと仕事をしたことがある」
明時 ユウグレ:「仕事を……?」
石留大輔:「ああ。大したことはねえ、FHとのいざこざの後処理だがな」
GM:そう言って、居心地悪そうに座り直す。
石留大輔:「その時に聞いた話なんだが……あいつの持っている刀は影打がある。調べはついてるか?」
明時 ユウグレ:「影打ち……」
景山稔:「対になる遺産の話は聞いてる」
景山稔:「奴が留まる地点に在る可能性が高いって情報もな」
刀祢 瑞知:「えーっとたしか群青、だっけ、暫定刀かそれに近い」
石留大輔:「俺も名前までは知らんが、"それ"は所有者と認めた者の前に現れる。だが、それだけじゃねえ。そいつが唯人ならオーヴァードに変えちまうのさ」
茅嶋伊鈴:「…一部のエフェクトに見られる効果ですね。FHでは薬品化もされています」
明時 ユウグレ:「ふんふん……そう言う物もあるのか……」
石留大輔:「あんたらの掴んだ情報が確かなら、影打はこの街にある。なら、覚醒者を当たるのが一番妥当だと俺は思う」
明時 ユウグレ:「ふんふん…………なるほど?」
景山稔:「覚醒者、ね」
景山稔:視線がユウグレに。
明時 ユウグレ:「……なんで俺を見るんだよう。そりゃ俺もその枠だけども」
刀祢 瑞知:「うーん可能性ある以上は、ね?」視線をユウグレちゃんに
景山稔:「そりゃ、直近で覚醒者といえば、なあ?」
茅嶋伊鈴:「その筈ですね。他にも覚醒者がいる線は否定できませんが」
茅嶋伊鈴:「直近のデータは集まっているのですか?」
景山稔:「伊鈴の言うように、他にどこかで生まれてる可能性もなくはないが」
明時 ユウグレ:「まだどっかに埋まってるかもしれないじゃねーか……」
石留大輔:「そりゃおめぇ、その可能性もある。だが、もしお前がそれに該当するなら狙われるのはお前だ」
石留大輔:「一度精密検査にかけるくらいはやってみていいんじゃねえか?」
明時 ユウグレ:「そうだな……簡易検査だったしな今までのは」
明時 ユウグレ:「そこまで言うならやってもらおうじゃねえか!」どん!胸を叩く。
石留大輔:「……肝座ったなァお前。行き倒れ見てビビってたくせによ」
明時 ユウグレ:「普通はビビらない方がおかしいと思うんだけどもそれは!?」
刀祢 瑞知:「一般人なら普通ビビるから、ましてやまだ子供だよ!!!」
石留大輔:「……そうか、子供か」すっかり忘れていたように
茅嶋伊鈴:「そう。子供です」
明時 ユウグレ:「ぐむう」
明時 ユウグレ:何も言い返せない。子供であることは事実だからだ。
石留大輔:「……悪かったな。俺ァおめぇを守ってやれなかった」
石留大輔:「あんたも、こいつを助けてくれてありがとう」景山さんへ頭を下げる。
石留大輔:「んで、あんたらは。こいつに色々教えてくれたみたいだな。俺はどうもそういうのが苦手だからよ、すまねぇな」
景山稔:「いいよ。好きでやったことだ」礼を言われるようなことではない、と手を振る。
刀祢 瑞知:「右に同じ、当たり前のことをしただけ」手をひらひら
茅嶋伊鈴:「……積もる話もありますが」
茅嶋伊鈴:懐中時計を開いて。
茅嶋伊鈴:「それは、あなたが無事治ってからにしましょう」
茅嶋伊鈴:「その時に、お礼は受け取らせていただきます」
GM:ミドル戦闘だぜ!登場は全員!侵蝕をおねげえします!
景山稔:63+1D10
DoubleCross : (63+1D10) → 63+2[2] → 65
刀祢 瑞知:57+1d10
DoubleCross : (57+1D10) → 57+4[4] → 61
明時 ユウグレ:明時 ユウグレの侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (52 → 61)
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (57 → 64)
GM:仲良く60到達!
GM:精密検査を終え、三人の待つ部屋のドアがノックされ、開かれる。
茅嶋伊鈴:読んでいた本を閉じ、顔を上げる。
支部員:「お待たせしました。概ね検査も順調に済みましたので皆様へお話しておこうかと」
刀祢 瑞知:「ん、どんなかんじー?」椅子に座って足をプラプラ
支部員:「結論から申し上げますと、ユウグレ様の体内に存在するものは確かに遺産ではあるのですが……"群青"と合致する特徴は見つけられませんでした」
GM:どこか申し訳なさそうに、支部員が資料を読み上げる。
茅嶋伊鈴:「ふむ」
茅嶋伊鈴:「或いは、よかった、のかもしれません」
茅嶋伊鈴:「初めての事件ではあまりに重い」
刀祢 瑞知:「そっかぁ、手がかりなしは残念……とはいえ、無理に因縁つけられないのはいいことだよね」
景山稔:「いやあ、奴さん遺産とは関係なしに斬る気満々だったからな」
景山稔:「因縁つけられずに済むかどうかはちょっと怪しいかもだ」
景山稔:「とはいえ、"群青"は別途探す必要ありとわかっただけでも充分な収穫だろうな」
茅嶋伊鈴:「それでも、ですよ」
茅嶋伊鈴:「向こうの因縁とこちらの因縁では背負うものが違いすぎます」
刀祢 瑞知:「全身全霊狙ってくるか、まぁ狙ってくるかの違い位はあるといいなぁって」
支部員:「ええ、そうでしょうね。確かに、あの年でこのような事件に巻き込まれるのは非常に気の毒だと、私も思います」
刀祢 瑞知:「群青じゃなかったにしても遺産自体は、どう・・・?悪影響とかは」
GM:資料をパラパラと捲りながら。
支部員:「そうですね……。恐らく、"無い"とは言い切れないのではないでしょうか。やはり特殊な遺産である事には違いありません」
支部員:「しかし、私としましては宛てが外れたと言わざるを得ません……」
GM:残念そうに嘆息すると、質問に答えるべく資料に再び目を落とす。
茅嶋伊鈴:「契約の代償は?」
支部員:「ええと……通常のオーヴァードとは違い、代償として様々な衝動に襲われる、と記載がありますね」
刀祢 瑞知:「あー……本人もそういう感じでいってた、色々出るっぽい…」
茅嶋伊鈴:「どの類型にも当てはまらない、か…」
茅嶋伊鈴:「いずれにせよ、重い代償であることに違いはありません」
茅嶋伊鈴:「彼女がうまくそれと付き合うことができると良いのですが」
支部員:「それはそれで個人的には興味深い話ですが……ううん、困りましたね。薄紅の勘も案外アテにならないものだ」
支部員:「この"フック"はここでカタを付けておきたかったのですが」
茅嶋伊鈴:「……?」
茅嶋伊鈴:「あなたは……」
GM:その時。室内に設置された端末から声が響く。
"バードウォッチャー":『皆様、お待たせしました。結果の精査に少々時間がかかってしまい……研究員がすぐに報告に向かいます』
景山稔:「そうか。色々ありがとよ」《折り畳み》解除。
景山稔:銃口を眼前の支部員に。発砲します。
支部員:「うわッ!?」
GM:発砲された弾丸は命中し、もんどりをうって床に転がった。
刀祢 瑞知:「とりあえず斬ってから考えよっかぁ」ナイフを取り出して構える
刀祢 瑞知:「……一応、警告位はしない?」
茅嶋伊鈴:肉体の変異を開始。侵蝕するべく腕を伸ばす。
"バッドマナー":「あはは……ネタバラシの瞬間ってとても楽しいものですから……つい、油断を」
GM:起き上がったその姿は既に変質している。
景山稔:「大丈夫だ。人間はこの程度じゃ死なない」
刀祢 瑞知:「いやいや、人間は死ぬから、オーヴァードはそうでもないけど」
"バッドマナー":「死ななくても痛いものですよ?貴方は酷い人ですね」
茅嶋伊鈴:「ならもっと酷いことをしてあげますね?」
茅嶋伊鈴:しゅるしゅると、ぼこぼこに沸き立つ肉が”バッドマナー”に殺到する。
景山稔:「警告なら、お友達を通して1度してるしな」
"バッドマナー":「良いパーソナリティをお持ちです……ッね!」
刀祢 瑞知:「まぁ、確かに。……じゃあ死なない程度に斬っていいよね」手を斬り、茅嶋さんの攻撃に合わせて、相手の動きに合わせて斬る準備
GM:素早く飛び退き、肉塊を回避すると。周辺へいくつもの魔眼を発生させる。
"バッドマナー":「皆様やる気充分で安心しました。これで役柄を通せるというものです」
刀祢 瑞知:「……役割?サンドバッグ?」
GM:『"警告"支部内、会議室Aにて磁力場を確認。疑似的な空間封鎖と判断。バロール、オルクス能力者は早急に対応を』
茅嶋伊鈴:「…囮、ですか!」
"バッドマナー":「"主人公"がそこにあると言ったんです、"サブキャラ"はそれを信じて差し上げないと」
"バッドマナー":「つまらない幕間ですが……お付き合い願います」
刀祢 瑞知:「つまんない動画じゃ再生数回んないからね、とっととカットで、役者にも降りてもらおうか」
GM:「ではユウグレ様。ここで一度待機をお願いします、簡易検査とは言えお疲れでしょう」
GM:そう言って、研究員の一人が水を手渡す。
明時 ユウグレ:「おう」色々身体を検査されて疲れているのは確かだ。
明時 ユウグレ:「んぐ……」がぼー。と言わんばかりに一気に水を飲み干す。
明時 ユウグレ:「ぷは、すっかり早飯も慣れたもんだ……」
GM:「……体に悪いですよ、よく噛んで食べてください」
GM:僅かに苦笑しながら研究員が小言を口にした時。
GM:『"警告"支部内、会議室Aにて磁力場を確認。疑似的な空間封鎖と判断。バロール、オルクス能力者は早急に対応を』
明時 ユウグレ:「噛まない方が腹持ちも……んあ?重力場!?」
GM:『侵入者を検知。エージェント3名が交戦中と見られます、至急応援を』
明時 ユウグレ:「侵入者、って……」がっ。すぐさまグンソーを持って立ち上がろうとする。
GM:「ユウグレ様!」
GM:研究員の一人が声を上げた。
明時 ユウグレ:「なんだ!止めたって俺は行くぞ!?」
明時 ユウグレ:「巻き込まれたからって、仕事を途中でホッぽりだすような教育は受けてねェんでな!」
GM:「……石留様は我々が命に代えても繋ぎ留めます。ご無事で!」
GM:その視線は、可哀想な子供に向けるものではない。同じ場所に立ち、同じものに向かう仲間を見る─。
明時 ユウグレ:走る。走る。走る。「会議室、会議室A……」
明時 ユウグレ:途中にある見取り図を見る。「……こっちか!」
GM:支部内はそれほど広くない。すぐに目的地へたどり着くことができるだろう。
GM:会議室の扉の周辺は、空間が歪んでいるかのようにねじ曲がって見える。
GM:そして。
明時 ユウグレ:だん、どん。キュマイラに由来する筋力で走ればそう遠い物ではないが。
明時 ユウグレ:「――」
"エンカウントリッパー":「……来たか」
明時 ユウグレ:「……また、会ったな」
GM:刀に身を預け、座り込んでいた"エンカウントリッパー"が顔を上げる。
"エンカウントリッパー":「ああ」
"エンカウントリッパー":「今度こそ、斬ろう。お前も、群青も。諸共だ」
明時 ユウグレ:「……、」震える。恐ろしい物は恐ろしい。それは当たり前のことだ。
明時 ユウグレ:だが。
明時 ユウグレ:ど ん。気合を入れるために、一つ足を踏む。
明時 ユウグレ:「斬らせねえ」
明時 ユウグレ:「俺も、社長も、エージェントのみんなも、何も関係ない人たちも、全部、全部!」
明時 ユウグレ:「俺を切ってからにしやがれ!」
"エンカウントリッパー":「……ああ。お前を斬る事が出来た時、俺は完成する」
明時 ユウグレ:彼女の身体に埋まる遺産:"集積回路/対抗因子"が真に唸りを上げる。今までのような通常起動ではない。
"エンカウントリッパー":「さあ、死合おうか」
明時 ユウグレ:「当然だ……かかってきやがれ!」
明時 ユウグレ:それを表す機械音声が、鳴り響く。
明時 ユウグレ:『Impulse's:_War_monger』
明時 ユウグレ:「俺と、お前の。闘いの時だ!」
GM:それでは!今回の戦闘は特殊な形となっていますので説明を!まずはエンゲージはこちら!
GM:扉は疑似的なエンゲージ封鎖のような役割を果たしており、ミドル戦闘終了条件を満たさない限り扉を越えてエンゲージを移動することはできません
明時 ユウグレ:ほうほう……
GM:また、扉で視界が遮られている為、扉の向こう側へ射程:視界の攻撃を行う事は出来ません
GM:シーン攻撃は可能です。
GM:本戦闘の終了条件はバッドマナーが一度でも戦闘不能に陥る事。終了後、扉が破壊され即座にクライマックスへ移行します。
GM:しかし、クライマックスに移行してもエネミーのHPはその時点での値を参照する為エンカウントリッパーへダメージを与える事が無意味な訳ではありません。
明時 ユウグレ:つまり……倒してしまっても構わんのだろう!
GM:そう!倒してしまっても全く構わない!
GM:そして、NPCカード更新!
明時 ユウグレ:!?
GM:一度きり!よく考えて使うのじゃぞ~~
明時 ユウグレ:パワーがある人が使うのがええやろな……
茅嶋伊鈴:ははあ
刀祢 瑞知:使いどころ大事
茅嶋伊鈴:自分は火力出るタイプじゃないからな
刀祢 瑞知:景山さんかな、やっぱり
茅嶋伊鈴:景山さんかなー
GM:相談の上、バシッと決めちゃってください!
GM:ではでは、スタートしていきますぞ~~!
GM:それでは戦闘を開始します。まずはセットアップ。宣言のある方はどうぞ
明時 ユウグレ:なしのつぶて!
刀祢 瑞知:なし!
景山稔:なしだぜ!
茅嶋伊鈴:なしなし!
景山稔:この先も……このタイミングで切るエフェクト・アイテムはないぜ!
明時 ユウグレ:んだんだ!
GM:OK!
"バッドマナー":「では少し失礼をば……」
"バッドマナー":<灰色の庭+コズミックインフレーション>行動値-9。
明時 ユウグレ:エッグ
刀祢 瑞知:うへええ!?
明時 ユウグレ:ピュアか亜純血もちか
茅嶋伊鈴:ひでえ
景山稔:行動値13→4に低下
茅嶋伊鈴:行動値0だよ
刀祢 瑞知:0だわ
"バッドマナー":それでは私の手番ですねぇ!
明時 ユウグレ:あ、その前に!イニシアチブで!
GM:おっと!
明時 ユウグレ:《異形の転身》、エンカウントリッパーにエンゲージします!
明時 ユウグレ:明時 ユウグレの侵蝕率を5(→ 5)増加 (61 → 66)
茅嶋伊鈴:おお!
GM:OK!
GM:刀祢・茅嶋・景山-5m-バッドマナー -扉-エンカウントリッパー・明時
GM:では改めて!
"バッドマナー":<黒の鉄槌+魔王の理+黒星の門+因果歪曲+コンセ>
明時 ユウグレ:ぬおー範囲!
GM:対象はこちら側に固まっている3人!
GM:リアクションを!
茅嶋伊鈴:まず判定を!
GM:そうでした!
"バッドマナー":9dx+3@7
DoubleCross : (9DX7+3) → 10[2,4,4,6,7,8,8,9,10]+10[2,2,2,5,8]+10[10]+5[5]+3 → 38
茅嶋伊鈴:結構回すなあ!ドッジを見てからカバー入ります
刀祢 瑞知:一応ドッジ・・・
景山稔:ドッジ
茅嶋伊鈴:素ガード。ガード値6、装甲8
刀祢 瑞知:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 8[2,5,5,7,8]+1 → 9
景山稔:2DX+1>=38
DoubleCross : (2DX10+1>=38) → 10[9,10]+7[7]+1 → 18 → 失敗
茅嶋伊鈴:んー、景山さんかな
茅嶋伊鈴:《崩れずの群れ》
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を2(→ 2)増加 (64 → 66)
茅嶋伊鈴:屍人はダメージが出た後に!
GM:OK!それではダメージ
GM:4d10+12
DoubleCross : (4D10+12) → 17[3,9,2,3]+12 → 29
GM:GMで振っちゃったけどまあええか……
茅嶋伊鈴:ん?
刀祢 瑞知:ぎゃあ半端に1残ったぁ…!!!
茅嶋伊鈴:これは普通にダメージですよね?
GM:ダメージです!
茅嶋伊鈴:14減らして15、倍にして30
茅嶋伊鈴:30-3d10
DoubleCross : (30-3D10) → 30-16[4,2,10] → 14
茅嶋伊鈴:まちがい!
茅嶋伊鈴:30-2d10
DoubleCross : (30-2D10) → 30-3[2,1] → 27
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴のHPを27(→ 27)減少 (31 → 4)
茅嶋伊鈴:まあ4残ったしええやろ…
刀祢 瑞知:HP1・・・
GM:では続いては……
"エンカウントリッパー":俺だな。斬ろうか
明時 ユウグレ:うおー!5でPC優先なら俺じゃないの!
GM:あっそうだ!ユウグレ氏は範囲外でしたね。失礼失礼
GM:改めてユウグレさんお願いします
明時 ユウグレ:まあどのみち殴るしかないけどね!マイナー無し!メジャー!
明時 ユウグレ:全力フルスイング:《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》:7dx8-2(11dx7-2):単体・攻撃14+2d・相手の最も高い装甲一つ無視:侵蝕+5
明時 ユウグレ:当然目の前のエンカウントリッパーを殴る!
"エンカウントリッパー":来い。
明時 ユウグレ:8dx8-2
DoubleCross : (8DX8-2) → 10[1,3,3,3,3,4,6,10]+10[9]+3[3]-2 → 21
明時 ユウグレ:よし、C値8でも回った!
"エンカウントリッパー":む。回避を試みようか
"エンカウントリッパー":8dx+1
DoubleCross : (8DX10+1) → 10[1,2,4,5,5,6,10,10]+2[1,2]+1 → 13
明時 ユウグレ:回さないで!?怖いよー!
GM:だがヒット!ダメージを!
明時 ユウグレ:ともあれ命中じゃ!ウオーッ対抗種で+2d込み!
明時 ユウグレ:3d10+14+2d
DoubleCross : (3D10+14+2D10) → 10[2,6,2]+14+6[1,5] → 30
明時 ユウグレ:装甲一枚無視!
明時 ユウグレ:明時 ユウグレの侵蝕率を5(→ 5)増加 (66 → 71)
GM:なにぃ……
GM:あ、ちなみに装甲値は5です。1枚。
明時 ユウグレ:はーい!
GM:では次こそエンカウントリッパー!
明時 ユウグレ:来いーッ
GM:マイナー。
"エンカウントリッパー":<オーバースロット>攻撃力+10
明時 ユウグレ:なんだあっ
"エンカウントリッパー":<アームズリンク+アタックプログラム+コンセ>
明時 ユウグレ:ぬおー!ブラッグドッグ来いッ
"エンカウントリッパー":12dx+11@7
DoubleCross : (12DX7+11) → 10[1,4,4,4,5,8,9,9,9,9,10,10]+10[1,2,3,3,6,10,10]+3[2,3]+11 → 34
明時 ユウグレ:うおおお、リアクションを放棄して
明時 ユウグレ:ブッ飛べ!:《復讐の刃》:5dx9-2(8dx8-2):リアクション放棄して使用:白兵攻撃でカウンター:攻撃14+2d・相手の最も高い装甲一つ無視:侵蝕+6
明時 ユウグレ:反撃!
明時 ユウグレ:明時 ユウグレの侵蝕率を6(→ 6)増加 (71 → 77)
GM:なにぃ……!
明時 ユウグレ:6dx9-2
DoubleCross : (6DX9-2) → 10[5,5,5,7,7,10]+6[6]-2 → 14
明時 ユウグレ:達成値は大したことなくても必中だから問題ない!
GM:ダメージはこちらが先に出しましょうか
明時 ユウグレ:はーい
"エンカウントリッパー":4d10+15
DoubleCross : (4D10+15) → 32[7,9,6,10]+15 → 47
明時 ユウグレ:2d10+14+2d
DoubleCross : (2D10+14+2D10) → 13[8,5]+14+13[9,4] → 40
明時 ユウグレ:装甲もガードも無いので死!リザレクト!
"エンカウントリッパー":やるじゃないか……
明時 ユウグレ:明時 ユウグレのHPを1d10(→ 6)に変更 (31 → 6)
明時 ユウグレ:明時 ユウグレの侵蝕率を6(→ 6)増加 (77 → 83)
"エンカウントリッパー":【Eロイス:予告された終焉】対象:明時ユウグレ
明時 ユウグレ:んでこの後に対抗種のHPロス-3、残り3点に
明時 ユウグレ:なんだあっ
明時 ユウグレ:明時 ユウグレのHPを-3(→ -3)増加 (6 → 3)
GM:HP確認!ここで一つ解説!エンカウントリッパーから1点でもダメージを受けた人にはこのEロイスをプレゼントするぜ!
明時 ユウグレ:ひええ
GM:解除条件については不明ですが石留さんのものと同じです
明時 ユウグレ:理解!
GM:では手番進んで……景山さん!
景山稔:マイナー《陽炎の衣》侵蝕+3
景山稔:メジャー《Cモルフェウス》+《見えざる死神》侵蝕+4
景山稔:対象は“バッドマナー”命中判定前に
景山稔:【武装:フォールンピストル】のユニーク効果。リアクション側のCR値+1。
GM:何ッ!?
景山稔:クリティカル11になる場合、実質クリティカル発生不能です。
GM:えーん
GM:妨害等はありません、どうぞ
景山稔:8DX7+3
DoubleCross : (8DX7+3) → 10[1,1,2,3,4,9,9,9]+3[2,3,3]+3 → 16
GM:避けられそう……ワンチャン避けられそうなのに……
"バッドマナー":う、うおおおお何もできねえ!無意味なガードをするぜ!
景山稔:8+9+《デスストーカー》20+2D10
景山稔:8+9+20+2D10
DoubleCross : (8+9+20+2D10) → 8+9+20+12[8,4] → 49
景山稔:装甲・ガード値は有効です。
"バッドマナー":ク……ガード装甲、共にありません。だが……
"バッドマナー":<ワームホール>
GM:そのダメージ、そのまま返すぜ!
景山稔:望むところよォ~(侵蝕が上がってDBが増えると振れるダイスが増えるため)
景山稔:リザ!
景山稔:72+1D10
DoubleCross : (72+1D10) → 72+6[6] → 78
景山稔:しかし8出ず まあ継戦能力確保できたしヨシ!
景山稔:こっちの行動は以上。次は行動0値組かな?
GM:ですね、同値は相談の上でお願いします
茅嶋伊鈴:では、私から!
GM:OK!
茅嶋伊鈴:マイナーから!
茅嶋伊鈴:▼異界侵蝕:《骨の剣》素手データ変更
茅嶋伊鈴:攻撃16、命中-1、ガード12
茅嶋伊鈴:メジャー。
茅嶋伊鈴:▼痛覚愛撫:《コンセントレイト:エグザイル》+《伸縮腕》
茅嶋伊鈴:5dx8
DoubleCross : (5DX8) → 10[8,8,8,9,9]+10[1,8,8,9,10]+10[6,6,7,9]+1[1] → 31
茅嶋伊鈴:回りました
"バッドマナー":ググ……ドッジ!
GM:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 9[1,4,5,6,9]+1 → 10
茅嶋伊鈴:あ、しまった
茅嶋伊鈴:100%行ってないと伸縮腕のダイスペナが効いてますね
GM:おや?
GM:ああなるほど
茅嶋伊鈴:こちらの判定のみ差し戻させていただいても宜しいでしょうか
GM:うーん……まあ、そうですね!公正に行きますか
茅嶋伊鈴:ドッジはそちらはそのままで大丈夫です!
茅嶋伊鈴:と言うわけで改めて
茅嶋伊鈴:4dx8
DoubleCross : (4DX8) → 7[1,2,4,7] → 7
茅嶋伊鈴:外れました
"バッドマナー":肝が冷えた……
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を7(→ 7)増加 (66 → 73)
GM:では刀祢さんの出番です!
刀祢 瑞知:はーい…そのマスター、きわめてみみっちい相談なのですが
刀祢 瑞知:そ、そのナイフは演出用なので装備してない今素手って申告しちゃ、ダメ?
GM:ああなるほど!今理解しました、全然構いませんよ
刀祢 瑞知:良かった、無駄に命中マイナス踏まなくて
刀祢 瑞知:んー…よし、殴ろう
刀祢 瑞知:マイナーで5m移動、バッドマナーにエンゲージ
刀祢 瑞知:メジャーで渇きの主+コンセントレイト:ブラムストーカー 浸食6 当たれば4点回復
"バッドマナー":私の血を啜ろうというのですね……!
刀祢 瑞知:5dx8+4 チェストアイドル手刀!
DoubleCross : (5DX8+4) → 10[2,4,7,7,10]+2[2]+4 → 16
"バッドマナー":躱して見せましょうとも!
"バッドマナー":5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 10[1,5,5,6,10]+7[7]+1 → 18
GM:えっ
刀祢 瑞知:ぎゃああまじでよけられたあああ!!!
刀祢 瑞知:行動終了…
"バッドマナー":言ってみるものですね……
茅嶋伊鈴:こ…こいつ…!
"バッドマナー":「さて、間延びした展開は好きではありませんが─」
GM:突如、君たちの周囲を緩やかな重力の流れが覆う。
GM:動けないわけではない。だが、まるで泥の中でもがいているかのような、酷く緩慢な動き。
景山稔:「!」自身の動きが……否。
景山稔:空間全体を覆う重力の流れが、泥のように粘化し、間延びしていく!
刀祢 瑞知:「あ……やば、身体が重い」…周囲にかかる力に不快そうに
茅嶋伊鈴:「……これは」
茅嶋伊鈴:「…ふむ」そもそも反応速度は鈍い。それでも、泥濘に絡みつかれるごとき重さはわかる。
"バッドマナー":「ふふ、私にとっても久しぶりの舞台上です、力を尽くすとしましょうか」
茅嶋伊鈴:(意識を集中させなければ)
茅嶋伊鈴:(……演じるものなら、やり切って見せろ)
"エンカウントリッパー":「……始まったか」ちらりと、扉の向こうへ視線を送る。
明時 ユウグレ:――どん。一歩目は決意と共に。
明時 ユウグレ:どん。二歩目は恐怖と共に。
明時 ユウグレ:三歩目は、何を考えたんだったか、今でも覚えていない。
明時 ユウグレ:――たったそれだけでたどり着く、切っ先三寸の決死圏。
"エンカウントリッパー":「─速いな。あの時より遥かに」
明時 ユウグレ:《死の眼光》「――来い……!」全てを抑え込んだ、その眼が。
明時 ユウグレ:真っすぐに。ぶつかり合う。
"バッドマナー":「全く……最後の最後まで、私に心を開いてくれませんでしたね」
"バッドマナー":嘆息すると、扉から君たちへ視線を戻す
"バッドマナー":「だからこそのジャーム。だからこその人間の到達点」
"バッドマナー":「ああ、私ってなんて健気なんでしょうか!……うーん、こういう役回りは似合いませんかね」
茅嶋伊鈴:「……人間の到達点」
茅嶋伊鈴:「そう言う考え方もあるのですね」
刀祢 瑞知:「あれを、そういう風にとらえるかぁ」
"バッドマナー":「ええ、ええ!人は忘れる生き物です。失った悲しみ、怒り。恨み。それらすべてを忘れては─」
"バッドマナー":「"乗り越えた"、"新しい絆"。悲しいかな……貴方たちは忘却に名前を付けて仕舞いこんでしまう」
GM:君たちを包む重力が変質する。緩慢だった圧迫感は急速に深く、重く。
GM:練り上げられた圧力は、君たちを磨り潰そうと唸りを上げた。
"バッドマナー":「─虚ろの淵より滅びが至る」
景山稔:「空間自体に干渉するタイプとなれば」
景山稔:「当然、こういう芸当もできるか……!」みしり。音を立てて腕がひずみを上げる!
茅嶋伊鈴:「失礼、稔」
茅嶋伊鈴:その重力を遮るように立つ。
茅嶋伊鈴:「それはこちらで引き受けます」
茅嶋伊鈴:その体は容易く捻じ切れて。
茅嶋伊鈴:血は流れず、そして気がつけばまた同じように彼女は立っていた。
刀祢 瑞知:「う…くぅ!忘れること、は全部じゃない……新しいものが生まれても、ちゃんと残ってる…」軋む身体でも、倒れない、膝をつかない、睨む
刀祢 瑞知:「悲しいから、怒るから……それを繰り返さないために頑張るの」
茅嶋伊鈴:「忘れるわけ、ないじゃないですか」
茅嶋伊鈴:「こんなにも、ここにあるのに」
茅嶋伊鈴:「……ああ」
茅嶋伊鈴:「お莫迦さん、なのですかね?」にっこりと”バッドマナー”に微笑む。
"バッドマナー":「新しいモノ!それは素晴らしい!それを亡くしたらまた次を探すと良いでしょう、素敵ですね?」
GM:目を輝かせて両手を合わせ。茅嶋へ向き直る。
"バッドマナー":「貴方の"ソレ"はまだ新しい。忘却を語るならもう少し生きてみると良いでしょう」
茅嶋伊鈴:「ふ!ふ!」
茅嶋伊鈴:「愚かしいものを見ていると」
茅嶋伊鈴:「抑えがたい感情が表れるものですね?」
茅嶋伊鈴:「とても愛くるしい方だ、貴方は」
"バッドマナー":「アハハ!そのように見えますか?であればとても嬉しい。世界中の人々に好かれるのが私の夢ですから」
"エンカウントリッパー":痛む。悼む。傷む。
"エンカウントリッパー":あの日から、時間が進まない。理解している。全ては終わった。だが─
明時 ユウグレ:「――お、ォッ!」裂帛の気合。打ち鳴らす刃金と刃金の音。
明時 ユウグレ:自らの気合か、その胸に宿る器物のおかげか、或いはほかの何かか。
明時 ユウグレ:――少なくとも、ユウグレはエンカウントリッパーと打ちあえていた。
"エンカウントリッパー":「お前は、何故強い」幾度も太刀筋を交えながら、囁くように。
明時 ユウグレ:「ッ……」だが、当然の如く技量の差は歴然。寧ろこれだけやれていることが奇跡的だ。
明時 ユウグレ:スコップの裏を使い丸みではじく、柄を回転させていなす、そんな曲芸が何時までも続くものではない。
"エンカウントリッパー":「弱いものも、強いものも、愛するものも、憎いものも」言葉のたびに、苛烈な一撃がユウグレを襲う。
明時 ユウグレ:「ぐ、ぶっ……!」
"エンカウントリッパー":「全て、平等に。同じ速さで剣が振るえたなら」
"エンカウントリッパー":「俺はきっと、"強い"」
明時 ユウグレ:「こ、の……!」
GM:隙のない太刀筋。だが、この男は、揺れている。
GM:僅かな揺らぎ。本来ならば針の1本すらも通らぬその隙間を、死に晒された君の本能は嗅ぎ取って見せた。
明時 ユウグレ:――その一瞬がスキだ。ぎゅるん。空中にグンソーを投げ捨て、一回転させておく。
明時 ユウグレ:――ばじ、左手で肩を掴み、癒着させる――器物使いとしての能力。
明時 ユウグレ:「強いとか、弱いとかァ……そんなこたァ!」ぐあっ。そして、そのまま頭を後ろに引き――
明時 ユウグレ:ご ぉ ん !!!
明時 ユウグレ:思い切りたたきつける!所謂頭突きだ!
"エンカウントリッパー":「ガ……ッ!?」
明時 ユウグレ:「俺には、どうだっていいんだよッ!」ぶしゅっ。血が噴出。構うものか。
明時 ユウグレ:「強くたって、弱くたって……」
明時 ユウグレ:ぱし。宙を浮かせていたグンソーを再び手に取る。
明時 ユウグレ:「大事なモン守れりゃ、それでいいんだよ!!!」
"エンカウントリッパー":「……弱ければ守れない。強く在らねば斬れない。その大事なモノが壊された時、お前は同じことが言えるか」
GM:体勢を崩していた"エンカウントリッパー"が、不自然な挙動で復帰する。表皮を、雷が這った。
景山稔:壁を隔てた此方では、弾丸に係る抵抗を減らし、直線・歪曲射撃を織り交ぜて弾幕を展開している。しかし。
景山稔:(さすがと言うべきか?恐るべし、と言うべきか。軽口を叩いてる間も、空間に張られたレネゲイドの制御には一分の揺らぎもねえ)
"バッドマナー":「貴方……お会いするのは初めてですが。幾度かお姿を見かけましたね!私に会いたければそうおっしゃってくださればいいのに」
GM:視線をよこす事もなく捌き続けていた"バッドマナー"が突如振り返る。
景山稔:「悪いな。照れ屋なもんで」言葉を弄して動揺するような手合いではない。仕掛けるならば───
景山稔:《万能器具》。
景山稔:黒い筒状のコートに、ガンスリンガーハット。
景山稔:髑髏めいた全頭マスク。
景山稔:外套に跳ねる白波模様だけが、ファイアパターンのように彩を結ぶ。
"バッドマナー":「……!」何かに気付いたように、重力の向きを変更しようと─
景山稔:小首を傾げると、人差し指を口元へ。ハッシュサイン。
景山稔:重力の加圧へ逆らわず、従うように。背中から水面へ身を投げ出すよう、身体を仰け反らせる。その姿が。
景山稔:───と ぷり
景山稔:水中に沈むかの如く、闇に掻き消える。《壁抜け》の応用による地中潜航!
"バッドマナー":「優先順位を違えた……!妙な技をお使いになられるのですね」周囲を注意深く見渡すが、当然見つけることなどできない。
景山稔:影は重力の楔が支配する空を抜け、闇を泳ぐ。
景山稔:ず るっ
景山稔:影が躍り出るように、死角から這い出る。頭上!
"バッドマナー":「……少し乱暴ですが」腕を掲げる。地面に潜ったのであれば地面を丸ごと捲りあげてしまえば─
"バッドマナー":「なッ……!」
景山稔:重力制御が偏ずるよりも速く。
景山稔:───チャッ カキッ
景山稔:どうっ どうっ どうっ どうっ どうっ
景山稔:銃口が跳ね、吐き出された弾丸が連続着弾!
"バッドマナー":「カ……ハッ!」吐血。肉を抉った金属の塊は、幸い体を貫通したが……
"バッドマナー":崩れかけた姿勢を重力操作で支え、微笑みを返す。
"バッドマナー":「おやおや……傷物にされてしまいました。責任はとってもらいますよ?」
GM:視線は景山の背後。
茅嶋伊鈴:「稔!防御体制を!!」
茅嶋伊鈴:恐らくは無意味な警告。それでも発さずにはいられなかった。
GM:空間を捻じ曲げる重力によって繋がったワームホールが、"バッドマナー"を貫いた弾丸をそのままの速度で返す。
景山稔:「……ッ!」降り注ぐ“鉛の雨”が装束を貫き、血が噴き出す!
"バッドマナー":「人を呪わば穴二つ……人を撃ったので穴は五つですね!ふふ」
刀祢 瑞知:「ブラックタイドさん!大丈夫!?」
景山稔:「冗談はオレも好きだぜ。その上で、初対面の相手にその手の冗句は些かどうかと思うがね!」
景山稔:髑髏の仮面越しに、いつもの調子で軽口を。
景山稔:銃士は帽子に手を当て、自身を案ずる声に“なんてことない”とでも言わんようにジェスチャーで返す。
刀祢 瑞知:「……うん」心配、戦ってるなら当然だけど、大丈夫でも、やっぱり
茅嶋伊鈴:「───瑞知は優しいですね」
茅嶋伊鈴:「ここは、優しくない私がお先に頂きましょうか」
茅嶋伊鈴:そう言って前に進み出る。
"バッドマナー":「ハハ……全く。忙しいな」
GM:血を拭った手袋を脱ぎ捨てる。
茅嶋伊鈴:「そう仰らずに。始めたのは貴方でしょう?」
茅嶋伊鈴:服の繊維を取り込みながら、異形化しつつあった腕を、更に侵蝕させる。
"バッドマナー":「……綺麗ですね」ふっと、零すように口にすると。周囲の重力の流れが変質する。
茅嶋伊鈴:「……うふ」陶然と笑んで。
茅嶋伊鈴:「気持ち良くしてあげますね」
茅嶋伊鈴:ずるずると、その腕は振られることすらなく、伸びていく。
茅嶋伊鈴:びちびちと、神経が覗いている。
"バッドマナー":「魅力的なお話ですが如何せん私……」
"バッドマナー":「女性にしろ男性にしろそういった経験がありませんので……ふふ、内気なせいですかね?」
茅嶋伊鈴:「おやおや。それは残念です」その無数の蠢く繊維が、”バッドマナー”を捉えた……かに見えた。
"バッドマナー":「ですのでやはり─」
GM:急速に、バッドマナーの体躯が後退し、重力に引きずられるように、射程外へ滑り出た。
"バッドマナー":「気恥ずかしいです。ふふ」
茅嶋伊鈴:「……全く、残念ですね?」
茅嶋伊鈴:(……重い、のか)
茅嶋伊鈴:(肉体が沈んでいる。まだ侵蝕が必要だ)
茅嶋伊鈴:「……瑞知。あちらのお方はシャイなようですから」
茅嶋伊鈴:「丁寧に、エスコートしてあげてください。勿論、貴女のマナーでね?」
刀祢 瑞知:「ファンサは好きだけど、貴方みたいに奇麗なエスコートは難しいかなぁ」
刀祢 瑞知:「ふぅ、あぁきっつい……刀は、無理か」息を整え、さっきからの重さにさらされた身体の調子を確認すると刃を絞り出す分の血が、否、命が足りない……
刀祢 瑞知:傍の二人も、扉の先で戦う相手のことも考えて、すぐにも斬らなければと逸る感情とは裏腹に命を削るのを身体が拒否してしまう
刀祢 瑞知:「あーもう……、ていうかさっきの、思い出したらむかむかしてきた!」状況に、情けなさに歯噛みする、けれどできない事よりすべきこと、重い身体で一歩を踏み出す
刀祢 瑞知:拳を握って、気に食わない相手に向かって駆けだす
刀祢 瑞知:「亡くしたら次を探せばいいとか、世の中そんな代わりがあればいいってことばっかじゃないでしょ」
"バッドマナー":「貴方達は"次"へ向かわなければ壊れてしまう生き物でしょう?」
GM:重力の向きが変質。足元へ、濁流のような斥力を生み出した。
刀祢 瑞知:「こ、の…!失ったら、欠けたら、埋めたくなる、足りないものは求めちゃうけど」
刀祢 瑞知:「それだって今までがあるから!今あるものが、大事だから!忘れてないからだから……ほんとに欲しいのは次じゃないの、今なの!」
刀祢 瑞知:思いを吐き出すように必死で握りしめた拳を、その顔にぶつけに行く、が
刀祢 瑞知:足元を、掬われる
GM:すんでのところで、届かない。"バッドマナー"はただその様子を微笑みながら見下ろしていた。
GM:では2ターン目!セットアップでござい!
刀祢 瑞知:なし!
景山稔:なし!
"バッドマナー":<灰色の庭+コズミックインフレーション>行動値-9。
茅嶋伊鈴:なしですわ!
刀祢 瑞知:お、おのれぇ・・・(行動値0
"バッドマナー":だんだんやる事が無くなってきましたね~~
明時 ユウグレ:なしももんが!
景山稔:引き続き行動値4!
GM:ではイニシアチブ!
GM:まずはバッドマナーが!
"バッドマナー":<魔眼槍>攻撃力+12の武器を生成
"バッドマナー":メジャー、<巨人の斧+瞬速の刃+コンセ>
GM:対象は刀祢さん!
刀祢 瑞知:はーい
バッドマナー:7dx+1@7
DoubleCross : (7DX7+1) → 10[2,3,4,5,8,9,9]+10[3,5,7]+2[2]+1 → 23
刀祢 瑞知:ガード
"バッドマナー":ダメージ!
"バッドマナー":3d10+21
DoubleCross : (3D10+21) → 11[6,3,2]+21 → 32
刀祢 瑞知:蒸発、リザレクト!
刀祢 瑞知:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4
刀祢 瑞知:HP4の侵食71!
GM:OK!
GM:では続いてユウグレ氏!
明時 ユウグレ:へい!
明時 ユウグレ:マイナー無し、メジャー!
明時 ユウグレ:全力フルスイング:《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》:7dx8-2(11dx7-2):単体・攻撃14+2d・相手の最も高い装甲一つ無視:侵蝕+5
明時 ユウグレ:当然殴る!エンカウントリッパー!
"エンカウントリッパー":来い!
明時 ユウグレ:9dx8-2
DoubleCross : (9DX8-2) → 10[1,1,1,2,4,6,8,9,9]+4[3,4,4]-2 → 12
明時 ユウグレ:やはりな
"エンカウントリッパー":当然ドッジを狙うぞ!
"エンカウントリッパー":8dx+1
DoubleCross : (8DX10+1) → 10[1,2,3,3,8,8,8,10]+8[8]+1 → 19
明時 ユウグレ:ギャアーッ!!!
明時 ユウグレ:明時 ユウグレの侵蝕率を5(→ 5)増加 (83 → 88)
明時 ユウグレ:外したので対抗種のバックファイアは無し、ある意味ではいいんだが……
GM:では……エンカウントリッパーが動きましょう
明時 ユウグレ:来いーッ!
"エンカウントリッパー":隠し玉を……切らせてもらう!何故ならユウグレ、貴様が強いから!
明時 ユウグレ:なにィ
"エンカウントリッパー":<アームズリンク+アタックプログラム+ブレインハック+コンセ>
明時 ユウグレ:ゲゲ―ッブレインハック!?
"エンカウントリッパー":行くぞ!ユウグレ!
明時 ユウグレ:この……エグザイル交じり!!!
明時 ユウグレ:来いーッ
"エンカウントリッパー":12dx+11@7
DoubleCross : (12DX7+11) → 10[1,2,2,5,6,6,8,8,10,10,10,10]+10[2,4,4,6,9,10]+10[2,7]+4[4]+11 → 45
明時 ユウグレ:避けられるわけねえー!!!ので当然《復讐の刃》!
明時 ユウグレ:明時 ユウグレの侵蝕率を6(→ 6)増加 (88 → 94)
明時 ユウグレ:7dx9-2
DoubleCross : (7DX9-2) → 8[3,3,3,5,6,8,8]-2 → 6
明時 ユウグレ:しょっぱい出目でも当たりは当たりじゃい!
"エンカウントリッパー":ダメージだ!
明時 ユウグレ:1d10+14+2d10
DoubleCross : (1D10+14+2D10) → 9[9]+14+7[5,2] → 30
"エンカウントリッパー":5d10+5
DoubleCross : (5D10+5) → 25[7,7,4,3,4]+5 → 30
明時 ユウグレ:なかよしか?
明時 ユウグレ:耐えられるわけないのでリザ!
明時 ユウグレ:明時 ユウグレのHPを1d10(→ 5)に変更 (3 → 5)
明時 ユウグレ:明時 ユウグレの侵蝕率を5(→ 5)増加 (94 → 99)
明時 ユウグレ:バックファイアで-3,残りHP2!
明時 ユウグレ:明時 ユウグレのHPを-3(→ -3)増加 (5 → 2)
GM:うーん命を削っておる
GM:では景山さん!
景山稔:マイナー《陽炎の衣》侵蝕+3
景山稔:メジャー《Cモルフェウス》+《見えざる死神》侵蝕+4/デスストーカー起動
景山稔:対象は“バッドマナー”
景山稔:8DX7+3
DoubleCross : (8DX7+3) → 10[1,2,2,2,3,3,7,10]+6[5,6]+3 → 19
"バッドマナー":C値制限なんて無かった!では回避!
"バッドマナー":5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 6[1,5,6,6,6]+1 → 7
茅嶋伊鈴:よっし!
"バッドマナー":まあこれが普通だよね
景山稔:ダメージ!
明時 ユウグレ:コロセー!
景山稔:8+9+20+2D10
DoubleCross : (8+9+20+2D10) → 8+9+20+15[6,9] → 52
"バッドマナー":これ……は!
景山稔:安定して出るぜ
明時 ユウグレ:power!!!
茅嶋伊鈴:行ったか!
"バッドマナー":耐えられない!
刀祢 瑞知:つよつよ
茅嶋伊鈴:やったぜ!
"バッドマナー":<蘇生復活>を使用しますが、勝利条件は満たしました!
GM:おめでとう!君たちの勝利だ!
茅嶋伊鈴:まだ生きてるのかこのヤロー!
刀祢 瑞知:いきぎたなーい
刀祢 瑞知:1d10 シーン終わリザレクト
DoubleCross : (1D10) → 1
茅嶋伊鈴:シーン最後のリザレクトをさせていただきます!
刀祢 瑞知:HP5の侵食72
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (73 → 79)
明時 ユウグレ:こっちもこそっと
明時 ユウグレ:明時 ユウグレの侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (99 → 104)
明時 ユウグレ:明時 ユウグレのHPを5(→ 5)増加 (2 → 7)
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴のHPを10(→ 10)に変更 (4 → 10)
茅嶋伊鈴:あ!
茅嶋伊鈴:あとロイス処理もさせていただいても!
GM:あ。そうだな……描写の後にしようかと思ったけどここでやってもらいますか
茅嶋伊鈴:あ、そういえば描写はまだだった…!
茅嶋伊鈴:じゃあ描写中にやっちゃおうかな 失礼しました!
GM:はいさ!
"バッドマナー":「いい加減……ここらが、限界ですかね」
"バッドマナー":柔らかい微笑みを浮かべてはいるものの、見て取れるほどに息は激しくなっている。
茅嶋伊鈴:「やはり直接戦闘には慣れていらっしゃいませんか」
茅嶋伊鈴:”バッドマナー”にロイスを取得:”バッドマナー”/興味:○/愚者/ロイス
刀祢 瑞知:[それなら諦めて一回斬られてから捕まってくれると助かるんだけどなぁ…]
"バッドマナー":「ふふ、それはもう少し─」
GM:周囲を漂う重力の流れが、掲げた手に集中する。
GM:本来不可視のそれが、余りの過密具合に空間を歪めた。
GM:言うならば、それは一本の槍。
"バッドマナー":「踏ん張りをきかせてからに致しましょう。窮地に奮い立つキャラクター性は魅力的でしょう?」
GM:それそのものが加速する重力の塊。技量も膂力も必要はない。ただ、それを人に振るう狂気さえあれば。
GM:周辺の力場を巻き込みながら、刀祢へ刃が迫る。
刀祢 瑞知:「そういうのは応援したくなる相手だから映えるんだよ」見えない攻撃に相対し、相手だけを見据える
刀祢 瑞知:見えないし……避けられない、なら受け止める顔だけ守って、あえて受ける
GM:肉を、骨を。気を抜けば存在ごと削ぎ取ってしまいそうな程の衝撃。
"バッドマナー":「私では役不足、ですね。元々スポットライトを浴びるのには向いていませんので」
"バッドマナー":「容姿は魅力。自らの魅せ方をよく分ってらっしゃる」
GM:床ごと抉り飛ばした不可視の槍は、急速に"バッドマナー"の手元へ戻った。
刀祢 瑞知:「顔に傷つけて帰ったら、身内に引かれちゃうからね」身体を襲う衝撃に、少し血を吐きながら笑ってみせる
刀祢 瑞知:「サブキャラも満足に出来ない大根役者なら、編集だけしてるのがお似合いじゃないかな」
"バッドマナー":「はは!仰る通り!表舞台に顔を出したのは─ええ、久々の失態です」口端から僅かに血を流し、苦笑した。
GM:君のレネゲイドが、制御不可能な渦のように体中を駆けまわるのを感じる。原因は分かり切っている、あの刀だ。
"エンカウントリッパー":「─苦しいか」
明時 ユウグレ:「くそ、ったれが……!苦しくなんか、あるもんか!」嘘だ。今にも身体が爆裂しそうな感覚。
"エンカウントリッパー":「お前も直に死ぬぞ。群青はどうした」
明時 ユウグレ:全く嫌な事だが、胸のこの”遺産”で慣れていなければとうに爆発していたのだろう。
明時 ユウグレ:「うるせえ!んなもんなくたって…!」ぎゅあっ。腰から振る。目の前の”エンカウントリッパー”の太刀筋を真似て。
明時 ユウグレ:皮肉なことに、この鉄火場において急激に彼女の資質は開花しつつあった。だが。
"エンカウントリッパー":「鈍いな。痛みに耐えながら戦う術は知らないか」
GM:凄まじい速度で打ち払われ、体勢が崩れる。
明時 ユウグレ:「ッ」当然、自分が使う太刀筋など見切るのは容易かろう。当然の帰結。
"エンカウントリッパー":「だが─。薄紅は確かにお前を警戒している」
GM:呟くと、"エンカウントリッパー"の持つ刀が震えたように見えた。
明時 ユウグレ:「くそ、……ったれが!」打ち払われたまま、体勢を戻しきれない。
"エンカウントリッパー":「お前の言葉の真偽は考える意味が無い。一欠けらも残さず斬れば、良い」
GM:体表を走る稲妻に、筋線維が膨張する。間違いなく、この仕合で最も早い一太刀。
明時 ユウグレ:「――」来る、とわかっていても避けられなどしない。
GM:あっという間に懐に潜り込まれ、その小さな体躯を深々と切り裂く。
明時 ユウグレ:「――」ぎち、歯を食いしばる。
"エンカウントリッパー":「追いつめれば開花するか。それとも─」
明時 ユウグレ:――めき。深々と突き刺さったそれを―抑え込む。身体に癒着させて!
明時 ユウグレ:「ぐ、……来るってわ、かってんなら……耐えればいいことだろ……!」
明時 ユウグレ:「喰らえッ!」――そしてそのまま、繋がったそれに流し込む。今自分の身体で荒れ狂うレネゲイド。
明時 ユウグレ:それを。
"エンカウントリッパー":「チッ……!グ、アァァァァ!!」
明時 ユウグレ:「ぐあああああああっ!」当然タダでは済まない。ぶちりと肉が付いたまま刀がはがれる。
"エンカウントリッパー":「ハァ……ハ、面倒な……だが。刻んだぞ」
明時 ユウグレ:「ひゅー……ぐ、ふ……」左手で脇を抑える。肋骨が露出しているそれに肉が纏わりつく。リザレクト――
明時 ユウグレ:(――まずい、これが”最後”のだ)
GM:思考の混濁。レネゲイドを否定せよ、目の前のオーヴァードを否定せよ、全て、全て。
GM:例え、それで身が滅びようとも。
明時 ユウグレ:「くそ、うるせ、うるせえ、ウルセエよどいつもこいつも……」頭に熱が上る。傷を受け過ぎた。次の再生はない。切られたらそのまま死ぬ?
明時 ユウグレ:ガ ン ッ。その全てを否定するように、地面にグンソーを叩きつける。
明時 ユウグレ:「うるせえんだよ!どいつも……こいつも!お前も!」
GM:五月蠅い。煩い。
GM:まだ呼ばないのか。もう耐えられない。薄汚い紅が、ひりつくような視線を向けてくるのを感じる。煩い。黙れ。
明時 ユウグレ:「うるさい、うるさい、くそ……呼べってなんだよ……!」
"エンカウントリッパー":「─何を……」
"バッドマナー":「ハ……ハァ……まだ、ですか。もういい加減限界も良い所ですよ、私」
"バッドマナー":「裏方の非戦闘要員にしては良く動いた方だと思うのですけれど……」扉の向こうへ視線を送る
景山稔:「向こうが余程心配みたいだな」
"バッドマナー":「当然……ですよ。私の大事なメインキャラクターですから」
"バッドマナー":「こんなところで擦り切れてもらっては困る。まだオープニングなんです……」
景山稔:「いちいち胸の悪くなる答えをどうも!お楽しみを邪魔するようで恐縮だが」
景山稔:「グランギニョルはここで幕引きだ。カタをつけさせてもらうぜ」
"バッドマナー":「私の脚本は特注品です……見世物小屋と同じにしてもらっては困る」
GM:斥力の槍を構え、狙いを定めるような仕草を見せた。
景山稔:軌道変化・弾速変化射撃を織り交ぜた、威嚇射撃が“バッドマナー”を狙う。
"バッドマナー":「……!」
GM:反応は良好。周囲を円を描くように回転した槍が威嚇射撃を弾き飛ばして見せた。
景山稔:弾丸はあえなく斥力の槍に弾かれ、あらぬ方向へ着弾!
景山稔:「ありがとうよ」射撃を外したというのに、笑みを以て応える。
景山稔:「信じてたぜ。そうしてくれるってな」簡単な、選択肢の問題だ。白兵屋の性とでもいうべきか。
"バッドマナー":「何を─」
景山稔:ナイフ。剣。槍。得物はなんでもいいが、白兵武器を手にしたオーヴァードは必然、飛来物を逸らし、弾こうとする。そこに「狙い」が生じる。
景山稔:トスッ
"バッドマナー":「……これ、は」
景山稔:“バッドマナー”の動きを捉えるように、四方から長槍が突き刺さる。視線をやれば、それは床から───逸らした弾丸が弾いたコンクリ床を“造り換え”て精製されたものと確認できる。
景山稔:「手で払うのは結構だが、危険物は触る前にちゃあんと確認しねえと。な?」
景山稔:クルクルッ シャッ
景山稔:ガンスピン/握りしめた拳銃に付与していた能力を解除/自動拳銃の擬態が剥がれる/馴染んだ得物/リボルバーが姿を現す。
"バッドマナー":「は……はは。優秀な射撃手だとばかり……とんだ役者だ」
景山稔:とどめの一撃。50口径の大質量が、斥力と空気の摩擦を無視し、音速を超えて真っ向から“バッドマナー”の胸に突き刺さる!
"バッドマナー":「グ……ッ!ア……」
GM:喀血。重力制御から解き放たれた肉体は、急速に落下し床に叩きつけられた。
"バッドマナー":「……私に役者の才はやはり、無さそう、ですね」
GM:これにてミドル戦闘は終了!すぐさまクライマックスに移行しますが、GMのポカで1回分の購入をやり忘れてたのでここで行います
GM:ロイスもどうぞ
明時 ユウグレ:ロイロイ!
茅嶋伊鈴:いえいいえい
刀祢 瑞知:わぁい
茅嶋伊鈴:じゃあ頑張ってブルーゲイル狙います 応急手当ても欲しいが…
明時 ユウグレ:やっぱこれだなー "エンカウントリッパー" ◎尊敬/憤懣 凄いけど何でこんなことやってんだって感じのアレ
茅嶋伊鈴:3dx+1>=20 頑張って
DoubleCross : (3DX10+1>=20) → 10[1,3,10]+4[4]+1 → 15 → 失敗
茅嶋伊鈴:あーおしい
明時 ユウグレ:おしい……
刀祢 瑞知:”バッドマナー” 感服/◎侮蔑 すごいけど、好きじゃない
茅嶋伊鈴:加護もらっとくんだったな 忘れていた…
茅嶋伊鈴:あとはロイス!
明時 ユウグレ:ではわたくしめが!DBが3で5個も触れるぜ
明時 ユウグレ:ブルゲ!
茅嶋伊鈴:すごい!
明時 ユウグレ:5dx
DoubleCross : (5DX10) → 10[2,6,6,6,10]+2[2] → 12
明時 ユウグレ:おこづかいがたりない。(財産ポイント2)
刀祢 瑞知:ブルーゲイルいっとくかー
景山稔:茅嶋伊鈴 〇連帯感/不安
刀祢 瑞知:コネ:手配師 つかいーの
刀祢 瑞知:5dx+2>=20
DoubleCross : (5DX10+2>=20) → 9[1,1,4,8,9]+2 → 11 → 失敗
刀祢 瑞知:流石に無理、終わり
茅嶋伊鈴:景山稔/気障?:○/隔絶/ロイス
景山稔:ブルーゲイル……やってみる価値はあるか!
景山稔:とはいえ固定値がないのだよなあ 加護はやめておく
景山稔:3DX>=20
DoubleCross : (3DX10>=20) → 9[1,8,9] → 9 → 失敗
明時 ユウグレ:地球が駄目になるかならないかの瀬戸際なんだ!やってみる価値はありますぜ!
景山稔:加護以前の問題!
明時 ユウグレ:(オーバーロードで自壊)
茅嶋伊鈴:地球〜〜〜ッ!!!!
茅嶋伊鈴:みんなありがとうな…
GM:残念!地球はこれにてお終い!
明時 ユウグレ:達成値20には勝てなかったよ……
GM:ではクライマックスフェイズへ移行します。シーンは継続となります。ミドル中に受けたバッドステータスはメモしておいてください。生成した武器とかも!
明時 ユウグレ:はーい
刀祢 瑞知:きゃー
景山稔:あ、ちょっと待って!
GM:ほい!
景山稔:シーン継続扱いだと《陽炎の衣》の使用回数は……回復しない……?
GM:あ、書きかたが不味かった!ええと、ステータス変動とかはそのままですがエフェクトの使用回数は回復しておいてください!
景山稔:よかった!了解です
GM:その、生成した武器とかが消えるのは時間経過とかだと思うので、そのままにしててね~という解釈です
茅嶋伊鈴:じゃあ骨の剣は継続!
茅嶋伊鈴:了解ですー
GM:ここで仕舞ったりするのおかしいしね!
茅嶋伊鈴:たしかに!
刀祢 瑞知:それはそう!
GM:バッドマナーが倒れ伏したことで、部屋を覆っていた力場が消滅する。
"バッドマナー":「……」
GM:"バッドマナー"は生存してはいるようだが、動く気配はない。
刀祢 瑞知:「今ならでれる、まずは外!」そっちも気になるけど、まずはユウグレちゃんを気にして出ようとするよね
明時 ユウグレ:<ぐあああああああっ!丁度悲鳴が聞こえるぐらい!
景山稔:「恐るべき生命力だな。まったく……まあいい。こいつには聞きたいことも多いしな」《万能器具》足枷を造り出し、壁と繋ぎ拘束。
景山稔:「行くか」悲鳴の響いて来た方向へ剣呑な視線を向ける。
刀祢 瑞知:「弁償は、後でするから!」悲鳴聞こえたら扉蹴り倒してでも出るわよ!?
GM:蹴り飛ばした扉の先には、刀についた血を振り払うエンカウントリッパーと。何かにうなされるように頭を抱えるユウグレが見えるだろう。
GM:だが。エンカウントリッパーは無傷ではない。確かに、戦闘の跡が見て取れる。
茅嶋伊鈴:「ユウグレ…!」
明時 ユウグレ:「ぐううううううう……」頭を抱える。右脇腹に裂傷。――白い物、肋骨が見て取れる。
明時 ユウグレ:リザレクト限界の証だ。
茅嶋伊鈴:(……ここから先は、絆を焼べる戦い)
茅嶋伊鈴:(少しでも、私が盾にならなければ)
景山稔:「待たせたな、ユウグレ!……よくやった」
刀祢 瑞知:「……っ!シュテルケさん、守ってあげて!ブラックタイドさん、援護よろしく!」まずい状況にうろたえる暇も無い、出来ることの少ない自分は、とりあえず、危険な相手を殴りに行く!
茅嶋伊鈴:「……承りました、”デッドオアチェスト”」
景山稔:「任された!」瑞知の言葉に応えると、素早くリロード。リボルバーを構える。
明時 ユウグレ:「っ、」は、っと顔を上げる。
明時 ユウグレ:「…にいちゃんたち、そっちは……ぐぅ……終わったのか?」朦朧とする頭と痛々しい身体を引きずり、それでもまだ右手で構える。
茅嶋伊鈴:「あの狂言回しは今は出てこられないでしょう。今は目の前の敵を」
景山稔:「後で何でも好きなモン奢ってやるからよ。もうちょっとだけ、頑張りどころだぜ」
"エンカウントリッパー":「"バッドマナー"は逝ったか?」ゆっくりと、屍人のように振り返る。
茅嶋伊鈴:「……さて。あの人の生命力次第でしょうね」
刀祢 瑞知:「さぁてねっと。ユウグレちゃんいじめたのは、許さないからね」振り返った顔に、技巧も何もない、ただ怒った、それだけの拳をたたきつけに
"エンカウントリッパー":「そうか。ならいい」
"エンカウントリッパー":「……時間切れ、だ」
GM:突如、周辺を覆っているワーディングが変質する。拒絶から、殺意へ。悲哀から、憤怒へ。
GM:薄紅から血管を思わせる管が飛び出し、"エンカウントリッパー"の腕をはい回る。
景山稔:「野郎、まだ隠し玉を持ってたか……!」
GM:やがてそれは、皮膚の下へ深々と突き刺さり。どくん、どくんと脈動し始めた。
茅嶋伊鈴:「……遺産が……目覚めた?」
刀祢 瑞知:「……なに、それ」流石にそこまで変だと警戒する
明時 ユウグレ:「……ッ…」
"エンカウントリッパー?":「……不愉快だ。弱き者よ」
"エンカウントリッパー?":「お前はもはや薄紅の銘に泥を塗るだけだ」
"薄紅":「契約は終わり、時も過ぎた。群青を見つけられなかった以上、お前の体は貰い受ける」
茅嶋伊鈴:「……そう言う『契約』……」
GM:血管は、全身へ。
"薄紅":「群青。よもやそこまで腑抜けたか」ユウグレに視線を向ける。だが、それはどこか別なものを見ているようだった。
明時 ユウグレ:「身体が……浸食されて…?」
明時 ユウグレ:「……だからなんだそいつは!俺はそんな名前じゃあねえッ!」
刀祢 瑞知:「遺産側が、乗っ取った…?」
茅嶋伊鈴:「残念です。貴方がまだ残っているうちにお話ししてみたかった」
景山稔:「参ったな。こういうのの相手、ナイトフォールの仕事なんだけどなぁ!」
GM:迸る激情は、濁流となって君たちの精神を飲み込む!衝動判定だ!
明時 ユウグレ:うおー!
明時 ユウグレ:4dx+2
DoubleCross : (4DX10+2) → 8[1,2,3,8]+2 → 10
GM:難易度は9!
明時 ユウグレ:耐え!
明時 ユウグレ:104+2d10
DoubleCross : (104+2D10) → 104+12[6,6] → 116
明時 ユウグレ:よし、いい位置!
明時 ユウグレ:明時 ユウグレの侵蝕率を14(→ 14)増加 (104 → 118)
明時 ユウグレ:2多いわバカメ
明時 ユウグレ:明時 ユウグレの侵蝕率を-2(→ -2)増加 (118 → 116)
茅嶋伊鈴:2dx+3>=9
DoubleCross : (2DX10+3>=9) → 10[9,10]+3[3]+3 → 16 → 成功
茅嶋伊鈴:OKOK
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を2d10(→ 10)増加 (79 → 89)
景山稔:3DX>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 10[1,8,10]+1[1] → 11 → 成功
景山稔:85+2D10
DoubleCross : (85+2D10) → 85+8[5,3] → 93
景山稔:よしよし、1回はリザできる
刀祢 瑞知:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 9[6,8,9] → 9 → 成功
刀祢 瑞知:2d10+72
DoubleCross : (2D10+72) → 10[1,9]+72 → 82
刀祢 瑞知:上々
GM:さて、それでは。
"薄紅":【Eロイス:予告された終焉】対象:刀祢、茅嶋、景山
明時 ユウグレ:ウワーッ纏めて!
景山稔:いきなり来た!
GM:ちゃんと人数分!傷つける必要がない強化版だ!
刀祢 瑞知:強制お前を殺す…こ、こんちくしょう
GM:ではセットアップから行きましょう。
刀祢 瑞知:なし!
明時 ユウグレ:こっちはなし!
GM:と思ったけどこいつ無いじゃん!
明時 ユウグレ:なにも……なかった!(ドン!)
GM:ではイニシアチブだが……
"薄紅":<鼓舞の雷>イニシアチブにメインプロセスを行う
GM:動くぜ!
景山稔:動いた!
"薄紅":マイナー、<オーバースロット>攻撃力+10
GM:おっと!エンゲージを明記していませんでした
GM:こちらになります
刀祢 瑞知:了解
GM:では改めて。
"薄紅":<アームズリンク+アタックプログラム+異形の祭典+伸縮碗+コンセ>
GM:対象は纏まっている3名。
茅嶋伊鈴:異形!
"薄紅":12dx+11@7
DoubleCross : (12DX7+11) → 10[1,2,3,3,4,4,7,8,8,9,10,10]+10[1,2,4,5,6,10]+3[3]+11 → 34
刀祢 瑞知:リアクション特技など無い!回避!
茅嶋伊鈴:ガードを選択。
景山稔:回避選択
景山稔:3DX>=34
DoubleCross : (3DX10>=34) → 9[1,4,9] → 9 → 失敗
景山稔:回避失敗!
刀祢 瑞知:5dx10+1>=34
刀祢 瑞知:5dx10+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 10[1,2,5,9,10]+3[3]+1 → 14
茅嶋伊鈴:《崩れずの群れ》
刀祢 瑞知:はいあたり!
茅嶋伊鈴:瑞知さんをカバー。
GM:OK!
"薄紅":ではダメージだ。
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を2(→ 2)増加 (89 → 91)
刀祢 瑞知:助かります
"薄紅":4d10+15
DoubleCross : (4D10+15) → 14[1,6,4,3]+15 → 29
茅嶋伊鈴:ガード12、装甲8
茅嶋伊鈴:9の倍の18から2d引く
茅嶋伊鈴:18-2d10
DoubleCross : (18-2D10) → 18-9[6,3] → 9
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴のHPを9(→ 9)減少 (10 → 1)
景山稔:意外と大人しいダメージ!しかしHPが6しかないぜ
景山稔:リザレクト
明時 ユウグレ:生きてるー!
茅嶋伊鈴:1残りました
景山稔:93+1D10
DoubleCross : (93+1D10) → 93+9[9] → 102
刀祢 瑞知:いきてるううう
GM:ではイニシアチブ通り。景山さん!
景山稔:やることは決まってる!マイナー《陽炎の衣》侵蝕+3 残りシーン1/3回
景山稔:メジャー《C:エンハイ》《見えざる死神》侵蝕+4 デスストーカー起動
景山稔:“フォールンピストル”効果発動 残り2/3回 リアクション側C値+1
GM:出たな邪悪なC値増加……!
明時 ユウグレ:ウオオーッ!コロセー!
景山稔:10DX7+3
DoubleCross : (10DX7+3) → 10[3,3,3,7,8,8,8,9,9,10]+10[3,4,4,5,6,8,8]+5[4,5]+3 → 28
茅嶋伊鈴:良い目!
景山稔:30行かなかったのは惜しいけどダイス2回爆ぜた
"薄紅":ガードだ!だがなぁ……!
"薄紅":あ、先にダメージをお願いします(真顔)
景山稔:オーライ!
景山稔:8+12+20+3D10
DoubleCross : (8+12+20+3D10) → 8+12+20+20[5,7,8] → 60
景山稔:装甲・ガード有効です
明時 ユウグレ:つよっ
茅嶋伊鈴:固定値高すぎるだろ!
GM:うわっ!
刀祢 瑞知:ダメージすご
"薄紅":や、やるしかない!
"薄紅":<電磁反応装甲>HPダメージ-20
明時 ユウグレ:あっくそブラッグドッグボスの嗜み!
茅嶋伊鈴:うわっ良いの持ってやがる!
景山稔:いいエフェクト持ってんねえ!
刀祢 瑞知:いいもんもってるねぇ
"薄紅":×3枚だ!あっという間に在庫切れ!
明時 ユウグレ:あっという間だ
茅嶋伊鈴:切らせた!ナイス!
景山稔:よし、全部剥いだ!
刀祢 瑞知:紙のように剥ぎ取られ取る
"薄紅":畜生……
GM:では次!刀祢さん!
明時 ユウグレ:やれーッ
刀祢 瑞知:はーい
刀祢 瑞知:とはいHPが……
刀祢 瑞知:マイナーで赫き剣+氷の回廊 HP1点消費 攻撃力9の武器作成 して薄紅にエンゲージ 侵蝕4
刀祢 瑞知:メジャーでチェスト審議中(コンセントレイト:ブラムストーカー+渇きの主+鮮血の一撃) HP2点消費 当たれば4点回復 侵蝕8
刀祢 瑞知:10dx8+4
DoubleCross : (10DX8+4) → 10[3,3,4,4,6,7,7,8,9,9]+10[3,6,8]+2[2]+4 → 26
"薄紅":くっ!厳しそうだが回避を狙おう!
"薄紅":8dx+1
DoubleCross : (8DX10+1) → 10[1,2,2,4,6,6,7,10]+1[1]+1 → 12
"薄紅":まあ、当然だな。
茅嶋伊鈴:よしよし
刀祢 瑞知:3d10+9 装甲値無視
DoubleCross : (3D10+9) → 18[8,7,3]+9 → 27
刀祢 瑞知:27点、ひっかえめー装甲値無視…
"薄紅":だが結構痛い……!装甲無視了解!
茅嶋伊鈴:出目はいいぞ!
刀祢 瑞知:差し引きHPは7侵蝕は94
GM:次!同値優先でユウグレ氏!
明時 ユウグレ:あい!んー……
明時 ユウグレ:侵蝕調整のためにイニシアチブで《異形の転身》、100%超えてるから回数が増えた
明時 ユウグレ:明時 ユウグレの侵蝕率を5(→ 5)増加 (116 → 121)
明時 ユウグレ:リッパーの5m後ろに言ってすぐマイナーで戻ってきます
明時 ユウグレ:そんでメジャー
明時 ユウグレ:全力フルスイング:《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》:7dx8-2(11dx7-2):単体・攻撃14+2d・相手の最も高い装甲一つ無視:侵蝕+5
"薄紅":こい!
明時 ユウグレ:100%を超えたのでやっとC値7だ!食らえーッ!!!
明時 ユウグレ:11dx7-2
DoubleCross : (11DX7-2) → 10[2,2,4,5,5,6,7,7,8,9,9]+10[4,6,6,9,10]+6[2,6]-2 → 24
明時 ユウグレ:それなり!
"薄紅":当然回避だ!
"薄紅":8dx+1
DoubleCross : (8DX10+1) → 10[1,4,5,7,7,8,9,10]+10[10]+10[10]+3[3]+1 → 34
明時 ユウグレ:は?!
"薄紅":??????
茅嶋伊鈴:???
景山稔:やば
茅嶋伊鈴:なにを?
明時 ユウグレ:つ……強!
"薄紅":ええ……?
明時 ユウグレ:明時 ユウグレの侵蝕率を5(→ 5)増加 (121 → 126)
刀祢 瑞知:ふぁー!?
明時 ユウグレ:なすすべなく避けられます……
GM:このおバカ!調子に乗るんじゃないよ!
GM:どういうこったよ……し、仕方ない。薄紅のターン
"薄紅":イニシアチブに!
"薄紅":<フルインストール>ダイス+lv×3個
明時 ユウグレ:わーっ!!!
茅嶋伊鈴:ダイスをこれ以上増やすのかい!
刀祢 瑞知:ひえっ
GM:対象はやはり、そこの3名かな……?
GM:うん、そうですね
"薄紅":<アームズリンク+アタックプログラム+異形の祭典+伸縮碗+コンセ>
GM:あ!マイナー宣言
"薄紅":<オーバースロット>攻撃力+10
GM:対象は刀祢茅嶋景山の三名
茅嶋伊鈴:親切
"薄紅":24dx+11@7
DoubleCross : (24DX7+11) → 10[2,3,3,3,3,4,4,5,5,5,5,5,6,6,6,6,8,10,10,10,10,10,10,10]+10[5,7,7,8,8,9,10,10]+10[3,4,4,7,7,7,10]+10[1,2,5,8]+4[4]+11 → 55
明時 ユウグレ:ひゃー!
GM:長いなぁ
景山稔:ぶん回してきた!
刀祢 瑞知:エンゲージ離れてても殴れるn体はさぁ・・・!
茅嶋伊鈴:跳ねる!
茅嶋伊鈴:今回は景山さん庇いにいこ 流石にこっちはリザるだろう
景山稔:4DX>=55
DoubleCross : (4DX10>=55) → 9[3,6,9,9] → 9 → 失敗
景山稔:ドッジ……
景山稔:できねえ!
刀祢 瑞知:一応ドッジ…
刀祢 瑞知:6dx10+1
DoubleCross : (6DX10+1) → 10[1,4,5,7,10,10]+5[3,5]+1 → 16
刀祢 瑞知:辺り!
"薄紅":ではダメージ。
"薄紅":6d10+15
DoubleCross : (6D10+15) → 26[7,2,2,4,8,3]+15 → 41
刀祢 瑞知:1d10+94 リザレクト!
DoubleCross : (1D10+94) → 2[2]+94 → 96
茅嶋伊鈴:遅くなりましたが《崩れずの群れ》
茅嶋伊鈴:で景山さんを!
GM:OK!
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を2(→ 2)増加 (91 → 93)
茅嶋伊鈴:んー、42は20引いてもダメ!リザレクト!
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (93 → 96)
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴のHPを3(→ 3)に変更 (1 → 3)
GM:よし、それでは次。茅嶋さん!
明時 ユウグレ:行けーッ
茅嶋伊鈴:おっけい!
茅嶋伊鈴:まだ100には届かないな…ともあれ
茅嶋伊鈴:5mだったのでユウグレたちのエンゲージに入ります。
明時 ユウグレ:てけてけ
茅嶋伊鈴:えーと、今は
茅嶋伊鈴:かな?
景山稔:ですね
刀祢 瑞知:かと
茅嶋伊鈴:おっけ!
明時 ユウグレ:です!
GM:感謝!
茅嶋伊鈴:で、殴りですが
茅嶋伊鈴:起点エフェクトが他にないので
茅嶋伊鈴:ダイスは減りますが
茅嶋伊鈴:▼痛覚愛撫:《コンセントレイト:エグザイル》+《伸縮腕》
明時 ユウグレ:あるあるな光景
茅嶋伊鈴:5dx8 当たるといいなあ
DoubleCross : (5DX8) → 10[2,3,8,9,10]+5[3,4,5] → 15
茅嶋伊鈴:よわよわ
明時 ユウグレ:ぐむう
"薄紅":ど、ドッジを……
"薄紅":8dx+1
DoubleCross : (8DX10+1) → 7[3,4,5,5,5,5,6,7]+1 → 8
"薄紅":ほっ
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を4(→ 4)増加 (96 → 100)
明時 ユウグレ:や……やった!当たった!
刀祢 瑞知:よっし
茅嶋伊鈴:侵蝕もピッタリ!
茅嶋伊鈴:ダメージ!
茅嶋伊鈴:2d10+16
DoubleCross : (2D10+16) → 16[8,8]+16 → 32
茅嶋伊鈴:いいぞ
明時 ユウグレ:良い出目
刀祢 瑞知:ナイスです
"薄紅":ググ、痛い
"薄紅":「"群青"、お前が自らの役目を果たすつもりが無かろうが、斬る事に変わりは無い。だが─」
GM:扉を抜けてきた三人へ視線を向ける。
"薄紅":「その前に、有象無象には退場願おうか……ッ!」
明時 ユウグレ:「ッ………」またこっちに来る、と考え身構えたが。
GM:雷鳴。筋線維を刺激する程度だったそれは、眩い光となって辺りを照らす。
GM:僅かな視界の遮断。だが、それで充分。
明時 ユウグレ:(しまった、狙いは俺じゃない――)
"薄紅":「……シッッッ!!」
GM:その腕を喰らうように一体化した刀は幻覚ではなく、実際の現象として大きくその長さを変える。
GM:張り巡らされた蜘蛛の糸のように、三人を捉えた。
刀祢 瑞知:「目を奪われたにしても…不覚……!」
刀祢 瑞知:「斬られたのはわかるのに、どう斬られたのか、わかんない…これじゃあ、物足りない」
茅嶋伊鈴:「おやおや」
茅嶋伊鈴:痛覚はない。ただ、致命的な何かが掠めたことはわかる。
茅嶋伊鈴:「あまりスマートではありませんね。もう少し、マナーを身につけないと」
茅嶋伊鈴:「あのお方のようになってしまいますよ?」
刀祢 瑞知:「ごめんね、シュテルケさん、迷惑かける」
茅嶋伊鈴:「私は、何も」
茅嶋伊鈴:「ただ、そうですね」
茅嶋伊鈴:「今のから貴方たちを守れなかったのは私の過失ですから」
茅嶋伊鈴:「どうか、斃してください」
景山稔:「……!」振るわれた刃が横薙ぎに煌めき、鮮血が噴き出す!
景山稔:(速い、な……それに)切り口を眺める。傷の再生が平時よりも素早い。
景山稔:(奴の毒を埋め込まれたか!幸い、今はまだ干渉を抑え込めるが……時間との勝負だな。これは)
刀祢 瑞知:「いやぁ、もう少し見切れれば、命を見なきゃ行けない人を減らせるからね、それが出来ないから、さ」
"薄紅":「俺は刀だ。貴様らのくだらない価値観を当てはめるな」
茅嶋伊鈴:「はは!」
茅嶋伊鈴:「くだらないと言う傲慢、笑えますね」
茅嶋伊鈴:「私たちも貴方たちも等しく無価値かもしれないでしょう?」
刀祢 瑞知:「価値観は人それぞれ、まぁお互いにね…何が大事か、だよ」
"薄紅":「それが下らんと言っているんだ……己一つで完結できない欠陥生物め」
茅嶋伊鈴:「くく、『刀』こそ己一つで完結できないものでしょうに」
茅嶋伊鈴:「まあ好きにすればいいですよ。せいぜい斬ってみれば良い」
景山稔:拳を軽く開いて、握り込む。調息。レネゲイドの制御感覚を自身の下へ取り戻す。
景山稔:同時に、自身の身体を駆け巡る能力の状況を確認する。
景山稔:弾倉を開放、漆黒の魔弾を装填。銃口を“薄紅”に。乾いた音が空気を切り裂く!
景山稔:放たれた弾丸に込められた仕掛けは、シンプルな破壊命令。ただしそれは、限界まで研ぎ澄まされた一射だ。
景山稔:モルフェウスが持つ錬成能力の極点──《魂の錬成》。魔弾に込められた権能は、その真逆。
景山稔:触れたものの法則を、熱量を、魂を破壊する接触致死の一撃!
"薄紅":「……暴走を抑えるだけで精いっぱいだろうに。見事な制御力だ」
"薄紅":「だが─殺気で射線が駄々洩れだぞ?」
GM:蜘蛛の巣の如く張り巡らされた薄紅。その刀身が砕いた瓦礫が、磁気に引き寄せられて収束、一つの盾を構成する。
GM:弾丸を1発も漏らす事なく、防いで見せた。しかし。
"薄紅":「……ム」
GM:砕けた瓦礫の盾が、薄紅の頬を掠める。
"薄紅":「出力不足……いや、"使わされた"か」
GM:忌々し気に頭を振ると、元の姿へ戻った刀を構え直す。
景山稔:(流石に目だけでなく動きも良い……とはいえ、手札を一枚切らせた)
景山稔:「ナイトフォールなら破壊より確保を優先するんだろうが……生憎畑違いなもんでな。次はその刀身を叩き砕いてやるぜ」
"薄紅":「……追いつめたつもりか。不愉快な」
明時 ユウグレ:(……すげ、何やってるかよくわかんねえ……)
刀祢 瑞知:「えーと薄紅さん、でいいのかな……貴方は、刀として、これからどうするの?」どうあるのか、人でも、オーヴァードでも、EXレネゲイドでも意思がある以上それはきっと大事だと思う
"薄紅":「刀に、斬る以外の意思があると思うか?"それ"に意味を見出そうとするのはお前たちだけだ」
"薄紅":「俺は、斬り続ける。そうして……そうだな、"強く"在ろう」
刀祢 瑞知:「うん、刀は、振るわれるだけのもの、だからこそそうでなくなったら、斬る者を選べるのかなって思ったの」
刀祢 瑞知:「目につく者、振れる者、全部、斬れたら強いってことかな?」
"薄紅":「ああ、そうだな。斬るものを選別すれば、迷いに繋がる。それは弱さだ」
刀祢 瑞知:「そっか……迷わず斬る、か」
"薄紅":「斬る。それ以外に俺には何も必要ない」
刀祢 瑞知:「貴方が自分をそういう刀というなら……私は斬る者として、貴方を折らなきゃいけない」
刀祢 瑞知:「理屈じゃなくて、感情の問題だけどね。刀は刀斬るもの……人である以上、人として思う正しい振るい方を目指す」
"薄紅":「それでいい。俺は人間の考え方になど興味は無い。お前たちの価値観に振り回されるのはもう、うんざりだ」
刀祢 瑞知:「うん、わかり合えないんだとおもう、間違ってるとかじゃなくて違う、だけだから」意識を集中し先に刺激された衝動に流されるのではなく、波長を合わせる。やりたいことと、やるべきことを重ねる
刀祢 瑞知:―斬る―
刀祢 瑞知:血が沸き立ち……少女の胸元が裂けて、刃が内側から生えてくる
明時 ユウグレ:「…!」確かあのねーちゃんは”血を使うようなだけなら珍しくない”って言ってたけど――
明時 ユウグレ:「あんなでっかくなるのか…!」
刀祢 瑞知:「これは私、私という刀」その刃を握って、引きずり出す。周囲に血を蒔きながら、くるりと回し、その手に握るのは、紅い日本刀
刀祢 瑞知:「【私を殺すか、私に斬られるか】”デッドオアチェスト”刃にかけて、私を証明する」静かにそう宣言する
GM:もはや、言葉は必要ない。ただ、刀を構えて君を見据える。
刀祢 瑞知:刀を右肩に担ぐように構えると、そのまま足を踏み出し、おのれの蒔いた血を踏みつける
刀祢 瑞知:踏みつけた瞬間、その血が爆ぜて、一気に身体を押し出し、距離を詰める!
"薄紅":(─速いッ!)
刀祢 瑞知:「ちぇす、とぉ!」ただの踏み込みとの速度の差を利用して強引に生んだ隙、そのまま薄紅の刀身を狙って袈裟に斬りつける
GM:反応は出来た。だが、体が追い付かない。
"薄紅":「……ッグォォォアァ!!」
GM:鮮血。迸る血潮が、壁を紅に染める。
刀祢 瑞知:「一太刀、だよ」
"薄紅":「……借りは、返す、ぞ」
明時 ユウグレ:――見る/視る/観察する。
明時 ユウグレ:何時も俺はそうやって物事を覚えてきた。誰も丁寧に教えてなんてくれなかったから。
明時 ユウグレ:だけども。(――ダメだ、全然参考にならねえ)
明時 ユウグレ:各個人の”能力・資質”に左右させるようなものをやったことなどなかった。
明時 ユウグレ:「ッ、ちぃ……!」結果真似できるのは、目の前の男の見せた太刀筋。その程度だ。
明時 ユウグレ:スコップの先端を向けて、突く。
"薄紅":「温いッ!!」スコップの先端をなぞり上げるように刀で弾く。
明時 ユウグレ:「っ、くそ……!」だんだんと見切られ始めているのを自分でも感じる。手札が足りない――
"薄紅":「猿真似で捉えられると思うなよ、小僧」
明時 ユウグレ:(――くそ、何か。何かもっと何か、無いか――――)
GM:頭痛が、する。
明時 ユウグレ:「ッって……」
GM:だが、痛みで強制的に再起動させられた思考が一つの事実に気が付いた。
GM:レネゲイドが、まるで穏やかな水面のように落ち着きを取り戻している。先ほどまで感じられた濁流のような"暴走"の予兆は感じられない。
明時 ユウグレ:(……なんだ?血と一緒に色々抜けたか?)
GM:ただ、スコップを握りこんだ掌が熱い。
GM:名を。名を呼べ。俺は唯ひたすらにそれを待っているのだ。
GM:俺が"選んだ"のではない。初めて、お前が俺を"選んだ"のだ。
GM:群青?違う。俺の銘は、そのようなモノではない。
GM:俺の名は、お前の手にある限り、ただ一つ。
明時 ユウグレ:「ッ、そりゃ、そうだろ…!お前の名前は、俺が付けたんだから――よ」
明時 ユウグレ:「さっきから、うるさいんだよ――グンソー!!!」
GM:脈動。周囲に展開されたワーディングをすさまじい勢いで歓喜が塗りつぶす。
"薄紅":「これは─ッ」
明時 ユウグレ:「――クソ、道理でおかしいわけだよ……」
明時 ユウグレ:血が、止まる。
明時 ユウグレ:「”こっち”の方も、まさかそんな、なあ!」
GM:"群青"……いや、"グンソー"は。使用者に特別な力など、与えはしない。
GM:特別を、否定するモノ。紅を、拒絶する。ただ、否定の為に生れたのだ。
明時 ユウグレ:「――何でよりにもよって、”二つ”も来るんだよ!同時に!わけわかんなくなるじゃねーかそりゃ!」
GM:周囲を包んでいた歓喜がやむと、気が付くと。薄紅によって乱されたレネゲイドが穏やかな水面のように。静まり返っているのを感じる。
明時 ユウグレ:――頭痛が、止んだ。横に、切り裂くように振りぬいた相棒の名前を呼ぶ。
明時 ユウグレ:「――行くぜ、グンソー」
GM:【Eロイス:予告された終焉】解除条件:グンソーの名を、薄紅の前で呼ぶ
"薄紅":「……下らん。お前も唯人の価値観に振り回されるか。刀の本分を、忘れたか」
明時 ユウグレ:「――舐めたことを抜かしてんじゃねえ、ただの刀でしかいられなかったくせに」胸を張る。堂々と。腕を組み!
明時 ユウグレ:「――”俺たち”を、誰だと思ってやがる!」
"薄紅":「ならば……俺たちがそうであるように、ただ斬るのみだッ!!」
GM:凄まじい電圧に、空気が裂ける。油断すれば肉まで裂けてしまいそうな、ひりつき。
GM:薄紅が激情を覚えたのは確かだ。しかし、思考は冷え切った鉄のように冷静だった。
"薄紅":「─なんてな」
GM:怒りに任せて、刀を床へ突き刺した、かのように見えた。
GM:直後、離れた位置に固まっていた三人の足元が振動する。
刀祢 瑞知:「この状況でこっち狙う!?」警戒していないわけではない、それでも、狙う相手を見誤った
茅嶋伊鈴:「───」その動きを見るや。
茅嶋伊鈴:その腕で、稔の身体を放り上げる。
茅嶋伊鈴:細身の体に似合わぬ───いや。その異形の腕には似つかわしい、膂力でもって。
景山稔:「うおっ!?」宙へ投げ出され、咄嗟に《万能器具》でアンカーフック精製。
景山稔:天井へ撃ち込み、支部の天井部供給管へ捕まる。
茅嶋伊鈴:「手荒で失礼。貴方の侵蝕状況を鑑みました」
景山稔:「助かった!とはいえそっちも無理すんなよ!」
茅嶋伊鈴:「ふ。私はやっと」
茅嶋伊鈴:「温まってきたところ、ですよ」
GM:一人は逃れた。だが、地に立つ者はそうはいかない。樹が成長するように地面から突出した刀は、肉体を貫いた。
刀祢 瑞知:「い…たぁいなぁ」来る、とはわかってもタイミングはつかめなかった。咄嗟に刀で弾いて、致命的な部分は避けるも腹を裂かれて
刀祢 瑞知:「……それでいいよ。私も斬る、貴方も斬る、それでこそ、だから」傷をなでれば塞がる、動くのに支障が無ければ、いい
景山稔:(下手に潜って避けようとしてたら八つ裂きだったな。伊鈴の判断に助けられた)地より迫る奇襲斬撃を確認し、次の一手を勘案する。
茅嶋伊鈴:「さて───」異形化していない指を口元に。
刀祢 瑞知:「シュテルケさんは、問題ない?」
茅嶋伊鈴:「全く。私は謎の美少年ですから」
明時 ユウグレ:頭がすっきりして、周りが見える。次何をするべきかも。
明時 ユウグレ:つ、一歩避け、道を開ける。
明時 ユウグレ:(向こうも冷静だが、やっぱり俺を警戒してるのは間違いない。なら暫く俺の役割は囮――)
茅嶋伊鈴:「”薄紅”。私は貴方と言うものが、律の人格を斯くも容易く破壊してしまったことについて」
茅嶋伊鈴:「まあ、不愉快に思っているわけです。ええ、私の都合ですよ?」
"薄紅":「ほう。お前とこの男は敵対関係では無かったか……情でも湧いたというのか?」
茅嶋伊鈴:「敵対関係であることに情は左右されない。それはヒトのサガ、と言うやつです」
"薄紅":「ふん、難儀な生き物だな」
茅嶋伊鈴:「ジャーム化は一つの死ではありますが。それでも連続性を有している」
茅嶋伊鈴:「ほら───」肉の繊維から骨が覗く。その刃で、もうひとつの腕を魚のように開いて見せる。
茅嶋伊鈴:「このように、私が私を破壊しても、私が私であることに変わりはないわけです」
茅嶋伊鈴:「貴方がしたことは」
茅嶋伊鈴:「その『私』を違うものに入れ替えた」
"薄紅":「……人の残滓に、本物を視るか。それとも、お前はまだこの男に語り掛けているのか?」
GM:理解を放棄するように、首を振る。
"薄紅":「この男はとっくの前に終わっている。アレはもはや影法師に過ぎない」
茅嶋伊鈴:「ふふふ!ならば───」
茅嶋伊鈴:「”此れ”を受けても、何も感じない筈ですね?」
茅嶋伊鈴:「影法師の影なのですから───!」開かれた腕が、一斉に”薄紅”に殺到する。
"薄紅":「チッ!」素早く背後に飛び退くが、範囲が広すぎる。
茅嶋伊鈴:それは、”神経”を繋げ”痛覚”を送り込むわざだ。当然、無機物に効くべくもない───その、ハズだった。
茅嶋伊鈴:屍人故の特異性とも、言えるだろう。
茅嶋伊鈴:一切の感覚を失ったが故に、『相手に一切の感覚を持たせる』
茅嶋伊鈴:「ほら───わかりますか。貴方を抱いていますよ、”薄紅”」
茅嶋伊鈴:「感じなさい。これは」
茅嶋伊鈴:「東雲律の、痛みです」
"薄紅":「ハ、ハハ!!成程これは─」
GM:初めて。薄紅の表情が歪む。
"薄紅":「……耐えがたい、な。こんなものを抱えて生きているのか、お前たちは」
"薄紅":「どうしようもない、欠陥生物だ」
茅嶋伊鈴:「うふ、ふ!」
茅嶋伊鈴:「それがどうしようもなく愛おしく、優れているのですよ───貴方には、わからなかろうが、ね!」
茅嶋伊鈴:何も抱えぬ少女は笑う。
GM:さて、それでは2ターン目です。セットアップは無し。
GM:イニシアチブ参照。景山さんのターンです。
明時 ユウグレ:コロセー!
景山稔:マイナー《陽炎の衣》侵蝕+3
景山稔:メジャー 《Cエンハイ》+《見えざる死神》侵蝕+4
景山稔:命中判定前に最後の“フォールンピストル”効果発動!C値+1!
"薄紅":ぐおおおおお邪悪なッ!
"薄紅":妨害は無い!
景山稔:10DX7+3
DoubleCross : (10DX7+3) → 10[4,4,4,5,5,7,7,7,8,8]+10[1,2,3,7,8]+10[7,9]+4[2,4]+3 → 37
景山稔:よし、回った!
"薄紅":つ、強い……どのみち回避は無理!ガードを選択するぞ
景山稔:8+12+20+4D10
DoubleCross : (8+12+20+4D10) → 8+12+20+10[1,7,1,1] → 50
"薄紅":ぐえーっ強すぎ!
"薄紅":か、かなり効いたが……まだ生きているぞ!
GM:次だ!刀祢さん!
刀祢 瑞知:待機!
GM:OK!
GM:ではユウグレさん!
明時 ユウグレ:殴る!いつものコンボ!
明時 ユウグレ:全力フルスイング:《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》:7dx8-2(11dx7-2):単体・攻撃14+2d・相手の最も高い装甲一つ無視:侵蝕+5
明時 ユウグレ:今度こそ当てる!食らえーッ!!!
"薄紅":来いヤー!!
明時 ユウグレ:11dx7-2
DoubleCross : (11DX7-2) → 10[1,2,2,3,4,4,8,9,9,9,9]+10[2,3,5,6,10]+5[5]-2 → 23
景山稔:あ、ちょっと待った!
明時 ユウグレ:a,
明時 ユウグレ:へい!
刀祢 瑞知:加護る?
GM:お!
景山稔:《砂の加護》飛ばします
明時 ユウグレ:わあい!
景山稔:+4DX振り足しどうぞ
明時 ユウグレ:もらいます!
明時 ユウグレ:4dx7-2
DoubleCross : (4DX7-2) → 10[4,5,7,9]+10[7,10]+10[7,9]+3[1,3]-2 → 31
明時 ユウグレ:回った!凄ェ!
"薄紅":ええッ!?
明時 ユウグレ:達成値は31!リアクションどうぞ!
明時 ユウグレ:明時 ユウグレの侵蝕率を5(→ 5)増加 (126 → 131)
"薄紅":や、やってやる……!ドッジだ!
"薄紅":8dx+1
DoubleCross : (8DX10+1) → 10[1,1,8,9,9,9,9,10]+10[10]+4[4]+1 → 25
明時 ユウグレ:なんで二回も回してんだよ!!!
刀祢 瑞知:あっぶねえええ
明時 ユウグレ:怖すぎるよ!!!
GM:何なんだよお前は
茅嶋伊鈴:こええええ
明時 ユウグレ:加護無かったら2差で避けられてる出目じゃねーか!!!
刀祢 瑞知:元の達成値だときっちり避けてるの草なんだけど
景山稔:というか
景山稔:振り直しじゃなくて追加で振ってるので達成値31じゃなくてもっと上じゃないです
明時 ユウグレ:いや、始め部分だからこれであってる!はず
GM:ま、どちらにしてもヒットですな
明時 ユウグレ:ではダメージだ!
"薄紅":カモン!
明時 ユウグレ:4d10+14+2d10
DoubleCross : (4D10+14+2D10) → 30[5,9,6,10]+14+13[5,8] → 57
明時 ユウグレ:うらーっ!
"薄紅":これ……は
"薄紅":耐えられない!ダウン!しかし─
明時 ユウグレ:よし!
刀祢 瑞知:GOOD
"薄紅":<蘇生復活>
明時 ユウグレ:ぬおーやはり
景山稔:わっ 生き返った
"薄紅":HP1点で復活だ!イニシアチブ参照!
茅嶋伊鈴:持ってたか
"薄紅":行くぞ……!
明時 ユウグレ:来いーッ
"薄紅":<アームズリンク+アタックプログラム+ジャイアントグロウス+コンセ>
茅嶋伊鈴:ジャイグロ!
明時 ユウグレ:グロロ~ッ
刀祢 瑞知:むぐぅ
"薄紅":俺とエンゲージしてる3名を……狙う!……合ってるよね??
明時 ユウグレ:在ってるよ!景山さんいがい!
景山稔:エンゲージ合ってます!
GM:OK!感謝!
GM:では判定!
"薄紅":12dx+11@7
DoubleCross : (12DX7+11) → 10[1,3,4,5,5,6,6,7,9,10,10,10]+10[4,5,7,7,10]+10[4,6,10]+1[1]+11 → 42
明時 ユウグレ:つよ
GM:ほんとによく回すなコイツ……
茅嶋伊鈴:《崩れずの群れ》
茅嶋伊鈴:で、ユウグレちゃんをカバー。復讐ならばリアクション放棄ではありますが…
刀祢 瑞知:こっわい
茅嶋伊鈴:その点の記載でダメやでってのが見つからんかったので
茅嶋伊鈴:GM裁定優先と相成ります。
明時 ユウグレ:そういうことです!ということで
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を2(→ 2)増加 (100 → 102)
GM:その通り!俺様がルールだ!
明時 ユウグレ:ブッ飛べ!:《復讐の刃》:5dx9-2(8dx8-2):リアクション放棄して使用:白兵攻撃でカウンター:攻撃14+2d・相手の最も高い装甲一つ無視:侵蝕+6
GM:来いッ!
明時 ユウグレ:復讐だ!食らえーッ!!!
明時 ユウグレ:明時 ユウグレの侵蝕率を6(→ 6)増加 (131 → 137)
明時 ユウグレ:9dx8-2
DoubleCross : (9DX8-2) → 10[1,1,2,5,6,6,7,7,9]+3[3]-2 → 11
刀祢 瑞知:ガード、もうガードよ
明時 ユウグレ:2d10+14+2d10
DoubleCross : (2D10+14+2D10) → 8[1,7]+14+2[1,1] → 24
明時 ユウグレ:さっきの景山さんかな???
GM:1がいっぱいだぁ
"薄紅":先にダメージを出すぞ!
"薄紅":7d10+5
DoubleCross : (7D10+5) → 31[1,10,8,4,1,1,6]+5 → 36
"薄紅":わぁ1、僕1大好き
刀祢 瑞知:10もだしとるやろがーい
"薄紅":さあ、HPを減らしな!
刀祢 瑞知:1d10+96 リザレクト
DoubleCross : (1D10+96) → 9[9]+96 → 105
茅嶋伊鈴:一応計算しておこう
茅嶋伊鈴:んー
茅嶋伊鈴:32-2d10
DoubleCross : (32-2D10) → 32-15[7,8] → 17
茅嶋伊鈴:やはりきついな。エンカウントリッパーのロイスをタイタスにして復活。
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴のHPを15(→ 15)に変更 (3 → 15)
GM:OK!ではユウグレさんの復讐パンチを処理すれば─
GM:薄紅、力尽きます。
明時 ユウグレ:勝った!第三部完ッ!
刀祢 瑞知:いえす!
GM:おめでとう!クライマックス勝利条件を満たした!今度こそ君たちの完全勝利だ!
景山稔:ヤッター!
茅嶋伊鈴:やったやった
景山稔:(微かな殺意でも読み取って対応する反射速度)
景山稔:(それに加えて物質融合・肉体操作を交えての柔剛自在の殺人剣)
景山稔:(まったくもって厄介な相手だ。だが……)脳裏によぎるのは、“シュテルケ”の攻撃に見せた反応
景山稔:「最後に一度だけ確認するぞ。東雲律!お前はもうそこには居ないんだな!」
"薄紅":「……しつこい連中だな。奴は死んだ!俺は薄紅だ!」
景山稔:「そうかい!そいつを聞けて良かった」
景山稔:反転・跳躍!天井を蹴りつけ、自身を弾丸に見立てるように“薄紅”へ飛び掛かる!
"薄紅":「……ッ!血迷ったか!」
GM:嘲笑。しかし、先ほど与えられた一撃が薄紅の思考をよぎる。
GM:この男は、無策で突っ込むような愚かしい存在だろうか。
"薄紅":「否だッ!」電磁波で己の筋力を一時的に増強し、素早く飛び退く。
"薄紅":(さあ、次はなんだ。何を仕掛けてくる─)
景山稔:「参ったな。流石にいいカンしてやがる。だが」
景山稔:つう、と。
景山稔:“薄紅”の口から、液体がこぼれ出す。
"薄紅":「……何?」思わず口元へ手をやる。
景山稔:嗅覚が残っていれば、甘い果実の匂いを感知することができるだろう。
"薄紅":「これは……」。
GM:嗅覚を得たのは久方ぶりだが、知識はある。あるが、理解が及ばない。
GM:借り物、あるいは盗品の体。ゆえに、変化に気付くのが遅れた。
景山稔:数拍遅れて、“薄紅”は……東雲律の肉体は、不随意に膝を突く。
景山稔:同時に、全身の倦怠感。鼻と口から、まるで血液の逆流のように先ほどの液体が噴き出る。
"薄紅":「毒か……ッ」
"薄紅":「この期に及んで……一体どこから!」
景山稔:「違う、違う。もっと単純なモンだ。つっても、わかんねえよな?果物ジュース」
"薄紅":「……?」
景山稔:実のところ、“ブラックタイド”の能力は、人体を壊すのに、特別な現象はさほど必要としない。
景山稔:もっと単純で、確実で、残忍な手品がひとつ、あればいい。
景山稔:「血液だよ。ジュースに“造り換え”させてもらった。レネゲイドの射程に収まったのはほんの一瞬だったからごく僅かな時間だが」
景山稔:「ふざけてると思うよな。だが」
景山稔:「かなりマジだぜ」実際、普通なら即死級の攻撃だ。
茅嶋伊鈴:「おやおや。なかなかに猟奇的ですね」
"薄紅":「ク……舐めた……真似を……するなァッ!!!!!」
GM:突然、痙攣するように刀を振るう。それは、景山ではなく己の首を切り裂いた。
GM:液体が噴き出すと同時に、辺りに甘い香りが漂う。
"薄紅":「ゴハ……ッ」
明時 ユウグレ:「ぅ、そこまで、やるかよ……!」
GM:身体の急激な損傷に、レネゲイドが反応する。血液の増産。しかし、当然ながら完全に元通りとはいかない。
GM:首も、己の付けた傷であろうと損傷は損傷だ。
刀祢 瑞知:「……そろそろ限界じゃない?」片手で先の傷を押さえながら、切っ先を向けて牽制する
"薄紅":「黙れ……俺は、負けてはならない……負けてはならんのだッ!!」
明時 ユウグレ:「――残念だけどよ」ざん。
明時 ユウグレ:「それは叶わねえ、何故なら――俺”たち”が、勝つからだ!」
明時 ユウグレ:――さて。右手に頂く”グンソー”の性能は前述された通りだ。では。
GM:掌に握りこんだ柄が、応えるように発熱する。
明時 ユウグレ:――胸に埋め込まれた、それの性能も、説明しておくべきだろう――"集積回路/対抗因子"。
明時 ユウグレ:「――行くぞ、グンソー」じじじ。じじじじじ。
明時 ユウグレ:――制作時期:不明/制作目的:不明/対応する遺産コード:アンノウン。
明時 ユウグレ:――つまり何もわからない、という事だけがよくわかった。が。
明時 ユウグレ:「――俺と、お前となら、行ける気がする!」
明時 ユウグレ:――少なくとも、それが”何”を起こすのかという事だけは――今。
明時 ユウグレ:じじじ、じじじじじ。ユウグレと、握りしめたグンソーが――
明時 ユウグレ:”発熱”する。――それがどれほどの異常事態か、彼女は知らない。
明時 ユウグレ:知らないからこそ、全く疑うことなく、それが行えた。
明時 ユウグレ:"集積回路/対抗因子"、そのうちに眠るのは12の衝動。
明時 ユウグレ:――12のシンドローム。
明時 ユウグレ:合わせて、144の業。
明時 ユウグレ:それは、UGNの区分コードにおいて――
明時 ユウグレ:『Syndrome:Salamander_Liberation』
明時 ユウグレ:――”アージ”の名を冠する者たち。
明時 ユウグレ:『_』
明時 ユウグレ:『_HEAT_SHIFT』
明時 ユウグレ:「おおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」ゴウン!!!足元が爆発するほどの踏み込みと、熱量。
"薄紅":「群青……いや。明時ユウグレ……俺はお前を斬って─」
明時 ユウグレ:ガ オ ッ 。その熱量と、運動量。素早く動くには身体の熱が必要。だから作った。
明時 ユウグレ:「そうは、ならねえ!」そして、その熱をグンソーが受けとめ、赤熱。
GM:間違いなく致死の一撃。グンソーの持つ特性や彼女自身の出力を鑑みれば、それは死を意味する行動だった。
GM:だが。薄紅は、その一撃に対して己から踏み込んだ。
明時 ユウグレ:再び出血。すぐに蒸発。
"薄紅":「オォォォォォォォアァァァ!!!!!!」
GM:破損、損壊、断裂、陥没。
明時 ユウグレ:「ッ」『Overheat』ぶしゅぅぅ。赤熱が止まる。
明時 ユウグレ:(長くは持たん――当然か。よくわかんないけど、これ相当の無茶やってるな……!)
GM:千切れ、砕け、抉れ。だが、それでも。刀を振るう。意識が一瞬途切れた。それが何を意味するかは理解している。だが、その太刀筋は止まらない。
"薄紅":「俺は……俺は強く在らねばならない!!!!決して、誰にも負けはしない!!!」
"薄紅":「お前の命も、守るべき者も!!すべて俺が斬り捨ててやろう!!」
明時 ユウグレ:「く、」動きが止まる。
明時 ユウグレ:(もう一度、別のを――いや、間に合わねえ!)
GM:ここまでの戦いで、最も鋭い一撃。薄紅の視線を意にも介さずに、衝撃が辺りへ広がる。濁流のような感情を再現するかのように、周囲を紅色の刃が包む。
GM:それはまるで、多くの枝を付けた大木を思わせた。
明時 ユウグレ:「く、そ」流石にこれを食らえば、どうなるかわからない。だが、絶対に――
刀祢 瑞知:「やらせるもんか!」おのれの傷など意識しない、血を回す、命を振り絞る、普段以上の身体能力でその刃の前に身を投げ出す
明時 ユウグレ:「っ、ねーちゃん!」
茅嶋伊鈴:「───助かります」
茅嶋伊鈴:「瑞知が刀を受けてくれる。だから私は───」
明時 ユウグレ:「にーちゃんも!」
茅嶋伊鈴:「貴方が攻撃する隙を、作ることができる!」
刀祢 瑞知:「大丈夫、刀の相手なら望むところ」その迫る刃を叩き落とす、それでも足りぬなら身体で止める!
明時 ユウグレ:「ッ……」言いたいことはあった。――痛くないかと。痛いに決まってるだろう。
明時 ユウグレ:――でも、それは”今”やるべき事じゃない。
茅嶋伊鈴:ば っ !
茅嶋伊鈴:それは開かれた醜い肉の塊。その、裏のめくれた桃色の皮膚すら見える。
茅嶋伊鈴:だが、今だけは大輪の花となろう。
茅嶋伊鈴:この少女の、道行きを示す、ために!
茅嶋伊鈴:「行きなさい、ユウグレ!!」
茅嶋伊鈴:「あの刀の亡霊を、終わらせて差し上げるのです!」
明時 ユウグレ:「――当然、だ!」
刀祢 瑞知:「そうだね、あえて言おうか」この、一度の戦いで、ずっと強くなった貴方ならもう……無くても大丈夫だと思うけど
刀祢 瑞知:「”今だよ”」今回位は、格好つけておきたいかなって、思って笑った
明時 ユウグレ:がっ。肉の花に足を引っかけ、更に飛ぶ!
明時 ユウグレ:「――グンソー、踏ん張れ……!行くぞ!」
明時 ユウグレ:じじ、じじじ。グンソーの先端が、”黒く”染まる。否――
明時 ユウグレ:『Syndrome:Balor_Animus』
"薄紅":「(来い……ッ!)」声の代わりに、喉から濁った血液が噴き出す。
明時 ユウグレ:――重力場発生、重力場発生。会議室A付近に重力場が――
明時 ユウグレ:その、黒い星を。
明時 ユウグレ:『_』
明時 ユウグレ:『_BLACK_MALEFIC』
明時 ユウグレ:「お、らああああああああああああああああ―――――ッ!!!」
明時 ユウグレ:ず っ 。
明時 ユウグレ:ご ぉ お お お お ん !!!
明時 ユウグレ:叩きつけた。
"薄紅":「………ッ!!!!」
GM:声にならない叫びをあげながら、返す刀で受け止める。しかし─
GM:みしり。
GM:その薄い刀身に、ヒビが入り。
"薄紅":「…………クソ」
GM:ぱりん。
明時 ユウグレ:「――――――――!!!」そのまま、更に押し込む。
GM:まるで、ガラスでも割れるような音を立てて、真っ二つにへし折れた。
GM:勢いを殺しきれず、一撃は薄紅の肉体へ深々と突き刺さり。
"薄紅":「俺、は─俺は……強く、強く在らね、ば」
"薄紅":「……ああ、全く。もう、うんざり、だ」
明時 ユウグレ:「っ、はーっ、はーっ、はーっ……」重力場消失、重力場消失。会議室A付近の職員は速やかに報告を――
GM:地面へ倒れ伏した薄紅の肉体に走っていた枝は、灰のように崩れ去り。
GM:もはや再生する事もない、東雲律の体だけが横たわっていた。
刀祢 瑞知:「……お休み、二人とも」目を閉じて、少しだけ黙祷を捧げて
茅嶋伊鈴:「然様なら。……」
茅嶋伊鈴:「それでも、強くありたいものですか。そうですね」
茅嶋伊鈴:独り言のように呟く。
景山稔:「………………」
景山稔:歩み寄ると、その死を確認。
景山稔:瞼に手を当て、瞳を閉じる。
GM:クライマックスを無事に終えた─
GM:ではあとは帰ってくるだけ!!!バックトラックのお時間ですぜ!
明時 ユウグレ:うおーっ!!!
刀祢 瑞知:全部1でも帰れるんだよなぁ…
GM:まずはEロイス!【予告された終焉】×5
GM:侵蝕はもうちょっと突きつけても良かったネ……
明時 ユウグレ:ふるふる!
明時 ユウグレ:137-5d10
DoubleCross : (137-5D10) → 137-14[2,7,1,1,3] → 123
明時 ユウグレ:出目ェ!!!
刀祢 瑞知:下げないをせんたくしまーす
茅嶋伊鈴:下げませんー
茅嶋伊鈴:えーと、それでまずは5D
茅嶋伊鈴:5d10
DoubleCross : (5D10) → 26[2,10,1,3,10] → 26
景山稔:Eロいっぱいあって嬉しいけど
茅嶋伊鈴:10を1に。つまり-9
景山稔:全部振ると下がり過ぎる気がするから今回はナシで
明時 ユウグレ:屍人の弱点だ
景山稔:自前のロイスが5本
景山稔:112-5d10
DoubleCross : (112-5D10) → 112-36[6,9,6,10,5] → 76
刀祢 瑞知:自前が5
景山稔:帰還!
刀祢 瑞知:105-5d10
DoubleCross : (105-5D10) → 105-29[6,3,4,10,6] → 76
茅嶋伊鈴:茅嶋伊鈴の侵蝕率を17(→ 17)減少 (102 → 85)
茅嶋伊鈴:こうです
明時 ユウグレ:自前が5、最後に一つロイス取ります
茅嶋伊鈴:難なく帰還!5点です
明時 ユウグレ:グンソー ◎相棒/もうちょっと良い名前付けてやればよかったかな?
GM:きっと気に入っている!ロイス了解
明時 ユウグレ:これで6個、ミスりたくないし倍降り!
明時 ユウグレ:123-12d10
DoubleCross : (123-12D10) → 123-72[7,5,8,10,3,1,8,2,8,5,6,9] → 51
明時 ユウグレ:かえり!3点!
GM:OK!それではいつもの5点、Eロイス5点、シナリオクリア10点!
景山稔:5点帰還に経験点をいただきまして
景山稔:20点もらいます!
明時 ユウグレ:20+各自侵蝕かな?
刀祢 瑞知:25ちゃう?
GM:ですね!モリモリ食べて育つのじゃよ~~
明時 ユウグレ:では23!
茅嶋伊鈴:25!
GM:ではEDへ!
GM:「さて、喋れるようにはしたが……妙な真似はするなよ」
GM:尋問官が口枷を外すと、"バッドマナー"は軽く息を吐き出す。
"バッドマナー":「はは……このように拘束されていてはしたくても難しいですよ」
GM:「後遺症は見られないんだ、当然の処置だ。……質問は一つ。お前の出生についてだ」
GM:資料を捲りながら、尋問官は眉間に皺を寄せる。
"バッドマナー":「それについては既に調べがついておられるのでは?今更私からお伝えする事はありませんが」
GM:「調べがついたから、聞いてるんだ」
GM:席を立ち、窓際に背を預けると資料を閉じる。
GM:「平凡な家庭に生れ、■■■小学校卒業、■■中学校卒業、■■■高校卒業。■■大学在籍中だが……休学届が出されている」
GM:「住居は─夜都角市■■」
"バッドマナー":「はい、素晴らしい調査力です……UGNに向けてこれは逆に侮辱になりますかね?」
GM:「確かに記録はある。だがな。お前を見たことがあると話した人間は一人も居ないんだよ。在籍した記録はあるのに、担任ですら覚えていない」
"バッドマナー":「おや、それは寂しい。影の薄いタイプでしたからね……」
GM:軽口には答えない。
GM:「該当住所にも、確かにお前の名前の表札がかかった一軒家がある。だが、誰も住んじゃいない」
GM:「週に1度、雇い主の顔も見たことのないホームヘルパーが掃除をしにやってくるだけだ」
"バッドマナー":「………………」
GM:"バッドマナー"はただ、微笑みを浮かべて尋問官の話を聞いている。
GM:「……お前は」
GM:何か悍ましいものに見られているような気がして、思わず背を向ける。
"バッドマナー":「そこまで……お調べになったなら。もはやお分かりでは?」
GM:取調室が、水をうったかのように静まり返る。僅かな空白の後、"バッドマナー"が口を開いた。
"バッドマナー":「"バッドマナー"なんて存在しない」
GM:「……ッ!」
GM:振り返る。だが、そこには変わらない笑みを浮かべる■■が居るだけだ。
GM:「……一時休憩だ。3時間後に再開する」
■■■・■■■■:「はい、お待ちしております」
GM:─"バッドマナー"自殺の知らせが入ったのはそれから2時間後の事だった。
GM:都心部から離れ、少し歩くと落ち着きとどこか昔を思わせる家屋がちらほらと見え始める。
GM:仕事を終えた君は、本来あるべき場所へと帰るのが道理だ。
茅嶋伊鈴:だが、
茅嶋伊鈴:彼女にあるべき場所も帰るべき場所もない。
茅嶋伊鈴:彼は神出鬼没の謎の美少年。それが役割(カヴァー)だ。
茅嶋伊鈴:(次の任務まで、さて、何をしようか)
茅嶋伊鈴:(エージェントらしく情報収集に勤しむのが恐らくは理想的でしょうね)
GM:殆どルーティーンともいえる情報収集。端末には今回の事件でなく、レネゲイド関連の情報がいくつも錯綜する。
茅嶋伊鈴:己の所属支部のデータベースにアクセスする。
茅嶋伊鈴:臨都。悪くはない場所だ。最近事件が多いきらいもあるが。
茅嶋伊鈴:「……」少し、気になる情報を見つける。
茅嶋伊鈴:そう遠くない支部での部隊長失踪。ジャーム化の疑い有り。
茅嶋伊鈴:そして、
茅嶋伊鈴:『ジャームになること』を史上の目的として掲げるあるセルの情報。
茅嶋伊鈴:さて。
茅嶋伊鈴:勿論あの人物が過ったことは否めない。
茅嶋伊鈴:だが、ここに書かれているセルは、数ヶ月前に壊滅した筈だ。『同一ではない』。
茅嶋伊鈴:「……まったく」
茅嶋伊鈴:「なぜ皆こうも人でなくなりたがるのか」
茅嶋伊鈴:自分の体を抱く。何も感じない。そのことにぞくぞくとした、昏い感情を抱く。
茅嶋伊鈴:「………ああ」
茅嶋伊鈴:「全く、莫迦みたいですね、私は」
GM:「お待たせしました、アイスコーヒーです」
GM:季節にようやく追いついてきたような日差しと、対照的な涼し気な風。
GM:日差しを遮るパラソルのお陰で、君は快適な清涼感を堪能する事が出来た。
景山稔:「ドーモ。ありがとう」テーブルにコーヒーを置いて去る店員に軽く会釈。
GM:その言葉に笑顔を浮かべ、店内へ戻っていく店員。ふと、路上へ視線を向けると知った顔を見つける事が出来るだろう。
茅嶋伊鈴:その清涼感のある空気にあまりにもよく馴染む、すずしげないでたち。
茅嶋伊鈴:曰く、”謎の美少年”───”シュテルケ”茅嶋伊鈴。
茅嶋伊鈴:風を楽しむように歩いている。
景山稔:「ん?……おっ」テラス席からその姿を見かけ、声を掛ける。
景山稔:「おーい、伊鈴!」
茅嶋伊鈴:少し首を傾げて、一拍遅れて君に気づく。
茅嶋伊鈴:君の席に歩いて来ると、恭しく一礼。
茅嶋伊鈴:「はい。あなたの伊鈴ですよ」
景山稔:「帰りか?」よ、と軽く手を振って応えて尋ねる。
景山稔:まあ立ち話もなんだし座んなよ、と座席を指して。
茅嶋伊鈴:「いえ、何と言うこともなく。どこへでも行きますし、どこからでも現れます」
茅嶋伊鈴:それって謎の美少年っぽいでしょう?と笑って、
茅嶋伊鈴:「では」と座席に座る。
景山稔:「いいね。身軽なのはいいことだ」頷きつつ、再びやってきた店員から抹茶のフロマージュを受け取る。
GM:「お連れ様の方はお飲み物などは?」にこやかに尋ねながら、皿をテーブルへ置く。
茅嶋伊鈴:「ああ、いえ」
茅嶋伊鈴:「私は大丈夫です。そうですね、お冷をいただけるのであれば」
GM:「かしこまりました。少々お待ちください」
GM:笑顔を崩すことなく店内へ戻り、水をテーブルへ置くと礼をして去っていく。
茅嶋伊鈴:ありがとうございます、とウエイターが羨みそうな笑顔で見送る。
景山稔:「こっちは本部から要員が来たんでお役御免なんだが」
景山稔:「そのまま帰るってのもそっ気ねえだろ?支部で聞いたら、ここのケーキが美味いって話が出てね」
茅嶋伊鈴:「それはいいことです」
茅嶋伊鈴:「人”生”を豊かにしてくれる」
景山稔:「現場要員の特権つうか、醍醐味みたいなもんだな」
茅嶋伊鈴:「ふふ」
茅嶋伊鈴:「羨ましい」
茅嶋伊鈴:それは、油断のようなものだったかもしれない。
茅嶋伊鈴:自然と、漏れた言葉だった。
景山稔:「そうかあ?」
景山稔:「伊鈴にだって、大なり小なりあるんじゃないの?別に食うことに限らずよ」
茅嶋伊鈴:立てた人差し指が、傾けた頬に添えられる。
茅嶋伊鈴:「さて。そうですね」
茅嶋伊鈴:「日常、というものは難しいものです」
茅嶋伊鈴:「ほんのささやかな楽しみ。趣味ですとか」
茅嶋伊鈴:「私にとってはこの出立ちがそうであると言えるでしょう」
茅嶋伊鈴:趣味です、と笑ってみせた。
茅嶋伊鈴:「それと同時に───」
茅嶋伊鈴:「楔は、脆い」
茅嶋伊鈴:「いらっしゃったでしょう?マナー違反の方が」
茅嶋伊鈴:「私は、寧ろあちらに近いとも言えるのでしょう」
茅嶋伊鈴:「……それでも、ここにいます」
茅嶋伊鈴:一息にそれだけ言って、一気に水を呷る。
景山稔:珈琲を飲む。口中に満ちていたほのかな甘味を、ほろ苦さと酸味が心地よく押し流す。
景山稔:「そうだとしても」
景山稔:「こっち側にいる時点で、お前さんとあいつは別物だよ」
景山稔:「オレたちの事も護ってくれたしな」
景山稔:「単純に仕事だからそういう使い方をしたってワケでもないだろ?」
茅嶋伊鈴:眦がツンとするのは錯覚だ。
茅嶋伊鈴:感情に引っ張られても、肉体がそれを示すことはない。
茅嶋伊鈴:「……私が『仕事』を」
茅嶋伊鈴:「ここにいるのは」
茅嶋伊鈴:「『強く』ありたいからです」
茅嶋伊鈴:かの刀と同じように。
茅嶋伊鈴:「後悔だけが支えている。それが脆いことだってわかっています」
茅嶋伊鈴:そして、幾許かの、オーヴァードとしての、快楽。
茅嶋伊鈴:「偶々です」
茅嶋伊鈴:正義の側にいると言う感覚が自分を支えている。
景山稔:「偶然だったかあ!」
景山稔:的外れな指摘をしてしまった気恥ずかしさを誤魔化すように軽く仰ぐ。
景山稔:「じゃあ、あれだな。勝手だけど、願ってるよ」
景山稔:「その偶々が積み重なって、当然になる日が来るのを」
茅嶋伊鈴:「……」少し、間があって。
茅嶋伊鈴:穏やかに、微笑んだ。
GM:支部のモノとは違う、仄かな消毒液の香り。白衣の人影と幾度もすれ違いながら君は歩いている。
GM:石留大輔の容態は概ね安定し、支部が抱える市内の病院へ移送されていた。
明時 ユウグレ:(……うーん、見舞いの品ってこれでいいのかなあ?)病院への見舞いなど初めてだ。
明時 ユウグレ:とりあえず入った給料……もとい”慰謝料”でおいしそうな羊羹を買っては来たが。
GM:面会の受付に居た看護師同様に、幼く見える君を怪訝な眼をしてみるものが幾人かいるが、声をかけてはこない。
明時 ユウグレ:(……ま、そりゃそうか。)――厚底はやめた。今は自分の身長そのまま、138cm。
明時 ユウグレ:安全靴であることは変わらないが、身長を偽る必要もなくなるからだ。
GM:視線をいくつか躱すと、目的の病室へたどり着く。当然のように─個室だ。
明時 ユウグレ:「おーっす、社長―入りますよー」がらがら。ノックもせずに開ける。
石留大輔:「あ」
GM:扉を開くと、入院着の隙間から煙草の箱を取り出す姿が見えるだろう。
GM:スリッパに足を突っ込んでいるところを見ると、どこかで隠れて吸うつもりだと見える。
明時 ユウグレ:「…………」当然背負ってるグンソーを持ち出し、柄の方でべしっと箱を取り上げる。
明時 ユウグレ:「呆れた……」
石留大輔:「何しやがるユウグレ!」
明時 ユウグレ:「”何しやがる”じゃねーよ!!!当然だろ!!!」
石留大輔:「俺ァもう入院の必要はねぇって言ったのによ……必要のない禁煙だぜ、ちくしょう」
明時 ユウグレ:「……結局、治りはしたんだろ?でもいい機会じゃねーか、休めて」
明時 ユウグレ:箱を取り上げたまま横の椅子に座る。
石留大輔:「んなお気楽な事言ってられるかよ……。あのバカ共が俺のいない間に何をしてるかなんて考えたくもねえや」
明時 ユウグレ:「あー…………」それはそうだな、と職場の――否。
明時 ユウグレ:”元”職場の様子を浮かべる。
石留大輔:「……ユウグレ、おめぇはその……」
明時 ユウグレ:「……ま、それはともあれお土産はいらない?」すっといいとこの羊羹を出す。
石留大輔:「……美味そうじゃねえか」
明時 ユウグレ:「そりゃそうよ、旨いの買ってきたんだから」
明時 ユウグレ:「でもこんな煙草吸うようじゃな~要らなさそうだしな~俺が全部喰っちゃおうかな~???」
石留大輔:「おい、病人イジメて楽しいか!」
明時 ユウグレ:「煙草なんて吸おうとしてる方が悪いんだろー!」
明時 ユウグレ:ばさばさ包みを剥がして置いて行く。
石留大輔:「……」その様子を、黙って見つめていた。
明時 ユウグレ:「…………」
明時 ユウグレ:「……なぁ、社長。」その、どことなく重い空気の中。
石留大輔:「……おう」
明時 ユウグレ:「…………」きっと、二人とも分かってる。だからこれはただの確認だ。
明時 ユウグレ:――ただの確認が、こんなにも口が重い。
明時 ユウグレ:「…………俺」
明時 ユウグレ:「……俺さ……」
石留大輔:「怪我ァ、すんなよ。風邪もひくな」
明時 ユウグレ:「…」
GM:遮るように。短く言い放つ。
明時 ユウグレ:「……しねえよ、多分」
明時 ユウグレ:ぐし、顔をぬぐう。
石留大輔:「おう、なら良い。おめぇはちいせぇけど根性だけは大人にも負けねえんだ」
石留大輔:「……………………しっかりな」
明時 ユウグレ:「…………ぉ”」
明時 ユウグレ:――何事も無いように返そうとした。でも。
明時 ユウグレ:「……お”う”……!」
明時 ユウグレ:溢れる涙は、止められなかった。
石留大輔:「…………全くよ。意地はるなら最後まで通さねえか」
明時 ユウグレ:「っ、だ、だって……だって……!」ぐず、ぐず。
明時 ユウグレ:「俺、俺は……俺、頑張るから……死にもしないから!」
明時 ユウグレ:「だから、だから……な、長生きしろ!社長も……!」
明時 ユウグレ:ぼた、ぼた、ぼた。
石留大輔:「……」スッと、ユウグレの手から煙草の箱を取り返す。
明時 ユウグレ:どんどん、後から、後から。言いたいこととか、涙とか、後悔とか感謝とか色んなことが漏れ出てきて。
GM:そして、ぐしゃりと握りつぶすと。病室のゴミ箱へ放り投げた。
石留大輔:「おう。約束だ」
明時 ユウグレ:「……」ずび。鼻水をすする。
明時 ユウグレ:――ずびー。ぶし。
明時 ユウグレ:「おう、約束だ」――涙は拭き取られて、その後をわずかに残すのみ。
GM:大衆向けの回転寿司。家族連れからおひとり様まで、幅広いニーズを満たす店内は夕飯時には少し早い時間帯にも関わらず盛況で、心地よい騒がしさを保っている。
GM:4人掛けの座席に通される。眼前では様々な種類の握りずしが我こそはと競い合うように目の前を通り過ぎていく。
明時 ユウグレ:「お………………」その様を眼で追う。
明時 ユウグレ:「おお………………本当に回ってる…………」
刀祢 瑞知:「ふふ、どれでも食べて良いんだよー」
明時 ユウグレ:「マジなんだな……ただの噂だとばかり……」
明時 ユウグレ:おろおろ動揺している。
刀祢 瑞知:「えっと、き、きたこと、ない?かな?な、何食べたい?」
明時 ユウグレ:「ま、まって待って……そんなすぐに決められなウワーッ茶碗蒸しがある!?」
明時 ユウグレ:大興奮だ。
刀祢 瑞知:「茶碗蒸し、麺類、デザートカレーポテト……よりどりみどりだよ」ふふーん
明時 ユウグレ:「す……寿司以外も凄いんだな……」ごくり……
刀祢 瑞知:「いきなりなのに大変な仕事、よく頑張ったんだから、このくらいはね」
明時 ユウグレ:――ユウグレの処遇が決まり、各支部への派遣要員――即ち定住せず色んな所を回る事となり。
明時 ユウグレ:そうなる前の、最後の日だった。
明時 ユウグレ:「まあ、確かにな……」
明時 ユウグレ:「ええと、お茶……はこれだっけ」手際よく上のプラ湯呑を取り、お茶の粉を入れていく。
刀祢 瑞知:「そうそう、入れすぎないようにね、あ、注文はタッチパネルでもでいるよ?分かる?」
明時 ユウグレ:「タッチパネルはわかるぜ……スマホと同じだろ?」
明時 ユウグレ:どことなくドヤ顔。
刀祢 瑞知:「ユウグレちゃん……UGNで、働くんだね…」そうするのは、知ってる
明時 ユウグレ:UGNとしても、遺産一つでも監視対象であるのに、それが二つなどという人物を遊ばせておくわけにもいかないのだろう。
明時 ユウグレ:「……ああ、別に強制されたわけじゃねえよ?俺が自分で、色々考えて決めたんだ」ずず……
明時 ユウグレ:「……あっつ!!!」お茶が熱かった。
刀祢 瑞知:「わ、わ、だ、大丈夫!?」どや顔可愛いなとか、アンニュイ、とかしてる場合じゃなかったー!
明時 ユウグレ:「舌やけどした……」べー。ってなってる。
刀祢 瑞知:「うん、わかってる。何も分からないほど、子供じゃないって。そういうことするのはちょっとはしたないけど」もうっなんて指をさし
明時 ユウグレ:「ぐむ」
明時 ユウグレ:「……昨日さ、墓参りに行ってきたんだよ」
刀祢 瑞知:「……お墓?誰の?」
明時 ユウグレ:「……”エンカウントリッパー”、或いは東雲さん?もしくは……あの持ってる刀?」
明時 ユウグレ:「……もしくは、その全部」
明時 ユウグレ:ふーふー拭きながらまた飲む。「あち……」
刀祢 瑞知:「そっか……出来れば、忘れないであげてね」
明時 ユウグレ:「……うん、きっとああするしかなかったんだ、って言うのはわかる、でも」
刀祢 瑞知:「あの人も、他のジャームになってしまった人たちも……生きてたから」
明時 ユウグレ:「……俺が、殺したんだって事だけは、忘れないようにしたい。うん」
明時 ユウグレ:ぐ。右手を握る。
明時 ユウグレ:――容易く只人を殺せるようになったその右手を。
刀祢 瑞知:「そうだね、気に病みすぎるのは良くない…けど、それを忘れないことも、きっと時には……日常に立ち返る力になるから」
明時 ユウグレ:「うん、俺の、ケジメってやつだよ」
明時 ユウグレ:「……はい、しめっぽいのここまで!」ぱん。
刀祢 瑞知:「そうだね、じゃあ」
明時 ユウグレ:「とりあえず俺はマグロからにするわ!」
刀祢 瑞知:「……ユウグレちゃん、その前に大事な話があります」真剣な顔で机に両肘を立てて、組んだ手に寄りかかり、口元を隠す
明時 ユウグレ:「お?はい?」すでに廻ってる奴に手を伸ばしかけてた。
明時 ユウグレ:よりより……耳を寄せる。
刀祢 瑞知:「あ、とっていいよ」ポーズだけなのでこそこそしてる
明時 ユウグレ:「おっと」逃しかけたマグロを急いで取った。
刀祢 瑞知:「オーヴァードとして働くに辺り!貴方のコードネームを決めよう!」
刀祢 瑞知:(どんどんぱふぱふー
明時 ユウグレ:「こ……」
明時 ユウグレ:「こうどねえむ……英語な事しかわからん……」
明時 ユウグレ:おお……何という事だ。ユウグレはそう言う所の成績はあまりよろしくなかった!
刀祢 瑞知:「んー簡単に言うとオーヴァードとしての識別名かな」
明時 ユウグレ:「……あー、それこそ”エンカウントリッパー”みたいな奴か!」
明時 ユウグレ:ぽん。合点がいったと手を叩く。
刀祢 瑞知:「私で言うと、デッドオアチェスト、茅嶋さんならシュテルケ、景山さんはブラックタイド」
刀祢 瑞知:「あ、そうそうそれそれ」
明時 ユウグレ:「かっこいいのはわかるけど……意味合いが全然わかんない奴!」
明時 ユウグレ:「確かに何か書けって言われてたな……」
明時 ユウグレ:な~んも考えてなかったな~~~~って雰囲気を漂わせる。
刀祢 瑞知:「実は私もよくわかってないけど、多分、個人情報保護、とかかな……敵、とかも居るから」
明時 ユウグレ:「……うん」こくり。そうだ、これから働く世界はそう甘いものじゃない。
刀祢 瑞知:「でも、大事だからね、基本ずっとよばれるから……」
明時 ユウグレ:「ず、ずっとかあ……」
明時 ユウグレ:うーんうーん。「なんか……いいのを考えねえと……」
刀祢 瑞知:「”グンソー軍曹”の明時ユウグレとか、なのりたくないでしょ」
明時 ユウグレ:「…………」
明時 ユウグレ:「それはそれで」
刀祢 瑞知:「いいの!?」
明時 ユウグレ:「いや、俺が闘えるのは自分だけじゃなく……」ひょこり。横に置いた自分の相棒を見る。
明時 ユウグレ:「……こいつのおかげだから、さ」
刀祢 瑞知:「ふふ、そっか、だったらそういうのも織り込んでみても良いかもね」相棒を、大事にしてるんだと、微笑んで
明時 ユウグレ:「だからそう言うのならいいかなって……お?」
明時 ユウグレ:グンソーを撫でていた。
刀祢 瑞知:「自分の能力や、どういう風に在りたいのか……そういうのを、込めてあげると良いよ」
明時 ユウグレ:「な、なるほど……難しいなあ!」
明時 ユウグレ:「ある意味闘うより難しいかもしれん……うむむむ」
刀祢 瑞知:「あはは、そうだね、横文字が基本だったりすると中々ね…スマホで調べてみたりするのもいいかな?」
明時 ユウグレ:「おう、そう言えばそう言う使い方も出来たんだったっけ……」もらったばかりなので慣れていない。
明時 ユウグレ:「ん、でも……参考になった。ありがとなねーちゃん」
刀祢 瑞知:「ううん、もう、私に出来るのはこれくらいだから」少しだけ寂しそうに、首を振って
明時 ユウグレ:「……」そうだ、お別れなのだ。
明時 ユウグレ:「……色々、ありがとうな。皆にも言ったけど……」
刀祢 瑞知:「お礼を言われるほどじゃないよ、訳も分からないまま、一番頑張ったのはユウグレちゃんだし」
刀祢 瑞知:「ちょっとだけ、妹が出来たみたいでうれしかった」
明時 ユウグレ:「それでも多分、分かんないままがんばってこられたのは景山のにーちゃんと、伊鈴のにーちゃんと、……瑞知のねーちゃんのおかげだから」
明時 ユウグレ:「……俺も」
明時 ユウグレ:「ちょっと、そんなこと思ってたよ」
明時 ユウグレ:ふいっ。言った後照れて顔を隠す。
刀祢 瑞知:「……」ちょっと驚いて
明時 ユウグレ:「……なんでもねえ!」
刀祢 瑞知:「そ、そっか、うん、迷惑じゃなかったなら、うれしい、かな」しどろもどろに
刀祢 瑞知:(兄ちゃんからは耳をそらす
明時 ユウグレ:「お、おう……ともかく、食おうぜ!」
明時 ユウグレ:ぎくしゃく。
明時 ユウグレ:「それに……これが永遠の別れってわけじゃ、ないだろ」
刀祢 瑞知:「……そうだね、好きなだけ食べて?」
明時 ユウグレ:「おう、食べる」
明時 ユウグレ:「沢山食ってデカくなる」
刀祢 瑞知:「うん、私は……ここにいる。おっきくなって、帰ってきたら、また会いに来て」
明時 ユウグレ:「……おう、仕事……任務か?その辺でも会えるかもしれないだろ」
明時 ユウグレ:「……そう言う事はない方がいいのか?まあいいや」
刀祢 瑞知:「あーイリーガルだと、遠征するとプライベートとの両立がねー」
明時 ユウグレ:「あー、そう言う問題もあるのかー……」
明時 ユウグレ:「……うん、なら」
明時 ユウグレ:「近くに来たら、会いに行くよ」
刀祢 瑞知:「ユウグレちゃんも、UGNに入っても、日常は大事にしてね」
明時 ユウグレ:「ん……頑張る」
刀祢 瑞知:「うん、気長に待ってるから」
刀祢 瑞知:「がんばろ、お互いに」
明時 ユウグレ:「おう!」「……なあなあ、このエンガワって何?初めて見るんだけど……?」
明時 ユウグレ:「魚……魚なのか?これも……?」
刀祢 瑞知:「ああ、それはね………魚の……背びれ、だったかな」ちょと必死でスマホで調べてる
明時 ユウグレ:「尾ひれ!はえー……色々あるんだなあ……」
刀祢 瑞知:そんな風に、ほんの少しだけ出来た妹と、一緒に食事をして……サヨナラを
刀祢 瑞知:けれど、いつかまた、会えますように、マタネ
明時 ユウグレ:――朝が来た。
明時 ユウグレ:昨日は早めに風呂に入って(風呂に入れるのは有り難い)から八時辺りにはもう寝た。
明時 ユウグレ:「…ふぁ、あ……」
明時 ユウグレ:目覚めは良好。目覚ましを見る。遅刻も無し。
明時 ユウグレ:「……よし」ばさ、ばさ。青いジャージを着ていく。傍らのグンソーも、しっかり昨日の夜にメンテしておいた。
明時 ユウグレ:「飯はコンビニで買うか」とん、とん。手早く30秒ほどですべて準備が整う。
明時 ユウグレ:「よし、初仕事……」
明時 ユウグレ:グンソーを背負う。買い直した安全靴を履く。解けないようイアンノットで結ぶ。
明時 ユウグレ:――身長138cm。何時も通りの俺。
明時 ユウグレ:「うし」ぱんぱん。頬を叩く。
明時 ユウグレ:――きっと。これからも。
明時 ユウグレ:俺は、辛い事や、嫌な事や、――死ぬような目にだって合うんだろう。
明時 ユウグレ:でも、きっと後悔はしない。
明時 ユウグレ:――走り出した思いは今でも。
明時 ユウグレ:――この胸を確かに叩いてるから。
明時 ユウグレ:「……緊張してるな俺、よし、一発言っとくか」
明時 ユウグレ:「――”ヘリックスコップ”、行ってきます!」
PC1:”ヘリックスコップ”明時ユウグレ:【キャラシート】(PL:マンタ)