『見えなくなるまで見つめてて』 GM:自動

本作品は「矢野俊策」「F.E.A.R」「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
©️矢野俊策/F.E.A.R/KADOKAWA

本編ログ|雑談ログ

登場PC

PC1:”スペースグレイ”根色こんじきみぞれ【キャラシート】(PL:黄色の月)
PC2:”紅更紗”明石周あかし・あまね【キャラシート】(PL:めかぶ)
PC3:”ウイ”西園寺由耶さいおんじ・ゆや【キャラシート】(PL:立川)
PC4:”黒の檻”入間誠時いるま・せいじ【キャラシート】(PL:優水)

誰の絵だ、と尋ねた。
彼女は笑って、私を描いたのだと言った。
そうではなく、誰が描いたのかともう一度訊くと、妹なのだという。
美しい形を描いた、美しい絵だった。

目次

プリプレイ

GM:はい、ではセッションをはじめていきましょう
GM:PCナンバー順に自己紹介をしてもらいまーす。
GM:まずはPC1、根色くんから。
灰色の影(?):はーい。
【キャラシート】
GM:誰だ!
GM:顔がない!怖い
灰色の影(?):…あ!ごめんなさい!ちょっと待ってね……(ごそごそ)
根色みぞれ:ぱちっ(任意のライトアップ)
GM:あ、顔が出てきた!
根色みぞれ:「うん、それじゃあ改めて自己紹介すると…」
根色みぞれ:「僕は根色みぞれ。UGNの人的に言うとイリーガルらしーね」
根色みぞれ:こんじき みぞれ。影が薄くて着込みは厚いありふれた高校二年生!
GM:しっかり着込んでね
根色みぞれ:父と母の三人暮らしでしたが家族ともどもジャームに自宅を襲撃され、
根色みぞれ:彼だけOVへ覚醒して生き延びたというありふれた過去を持ちます。
GM:そんなことがありふれた世界、許せねえ!
根色みぞれ:玄関にて力尽きている所を救助され、目が覚めた彼は自分だけが死に損なった事と
根色みぞれ:灰色に染まる髪と影が後遺症として残った事を知りました。
根色みぞれ:退院後は本人の希望もあって家は引っ越さずに転校し、学業の傍らイリーガル活動に打ち込んでいます。
GM:おうちはそのままなんだ
根色みぞれ:思い出もあるし、出来ればって感じだったけど。良く計らってもらえたことには本当感謝してます。
根色みぞれ:切り替えて行こう!性能としては隠密型範囲サブアタッカー!
GM:隠密だ!
根色みぞれ:ダイス確保用のオーバーウォッチを味方にばら撒きつつ
根色みぞれ:原初赤で取った死神を混色範囲化して隠密・Killします。
根色みぞれ:80%オーバー後にはフラッシュゲイズで妨害&対ドッジ命中保障力もUP!
GM:おおー、優秀!
GM:さっきの影の姿はそのときのか
根色みぞれ:そういうこと!(どろん)
根色みぞれ:これで命中が大事そうな場面のサポートも出来ちゃうってワケ!
GM:すごい!
GM:今回はそんな不思議な姿であることをきっかけに話をしていくよ。
根色みぞれ:(ぼふん)そんなかんじでグレーゾーンどっちつかずの存在として、日々夜の街を灰色に染めたりしてます。
根色みぞれ:なにっ(?)
GM:じゃじゃーん そんなわけでハンドアウトです

PC1:根色みぞれ シナリオロイス:高砂逢(たかさご・あい)
推奨感情:幸福感/不安
あなたはUGNに協力できる立場のオーヴァードだ。
ある日、あなたは絵画を学んでいる友人・高砂逢から誘われ、若手画家たちの展覧会に赴いた。
そのうち、とあるひとつの絵画。「瞼の裏」という作品が、あなたの足を留まらせる。
そしてその理由を逢に語ることはできない。
レネゲイドの力により異形と化したあなたの姿が、そこには描かれていたからだ。
誰が、どのような経緯でこの絵を描いたか。あなたはそれを知らなくてはならない。

GM:セイッ
GM:こういうことが起きる!
根色みぞれ:なにっ これは明らかに肖像権違反
GM:www
GM:でもそんなことは…みんなには内緒ってわけです
高砂逢:クラスメイトの私とかね
根色みぞれ:えへへ……がっぽり慰謝料せしめないとな……(※こんなことは言いません)
GM:そんなわけでいろいろ頑張ってもらいます!
根色みぞれ:あっ君は高砂さん!転校後の僕をちょいちょい引っ張ってくれてる絵が趣味の同級生!
高砂逢:引っ張っていくよ!
根色みぞれ:きゃ~(ずりずり)
GM:かわいい
根色みぞれ:けふん!気を取り直して……白黒はっきり見極めつつ謎の絵を追って行きたい所存です。
根色みぞれ:宜しくお願い致します!
GM:よろしくお願いします!

GM:では次はPC2、明石くん!カモン
【キャラシート】
明石周:きました!
GM:綺麗な目
明石周:あかし・あまねです。コードネームは《紅更紗》。
明石周:高校二年生、UGNエージェント。童顔で、特に目が大きいのが特徴的な顔立ちをしています。
明石周:性格は真面目で素朴な感じ。
明石周:かなり口下手でのほほんとした性格のため、積極的に振り回されていきたいと考えています。
GM:cute boy.
明石周:ワァッ…
明石周:お父さんがUGN本部で活躍している実力者で、その父から贈られた弓を愛用しています。
明石周:その弓には「外すと異世界が崩壊する」というド重い逸話があるのですが、
GM:ヤバ!
明石周:自身の「武器と通じ合える」という能力を活かして弓と対話し、馬鹿正直にその逸話を信じることにしました。
GM:えらいな~
明石周:外したら知らん異世界が壊れちゃうので、なんとしても必中せねばというキャラです。
明石周:能力としてはモルフェウス/ノイマン。遺産『必中の弓』を《水晶の剣》で強化しつつ、装甲無視の単体攻撃を行います。
明石周:ダメ押しで《勝利の女神》も搭載しているので、いざとなれば支援も可能!良い感じにやっていけたら幸いです。
GM:これが強いんだよな
明石周:へへっ…今回はPC2ということで、PC1の根色くんを支えつつやっていけたらいいなと思っています!
明石周:以上です。どうぞよろしくお願いいたします!
GM:よろしくお願いします!
根色みぞれ:よろしくねー!
GM:ではそんな真面目な明石くんへのシナリオロイスは デデンデンデデン

PC2:明石周 シナリオロイス:高砂茜(たかさご・あかね)
推奨感情:誠意/無関心
あなたはUGNエージェントだ。
その日のあなたの任務は、FHエージェント《メイポール》による事件を目撃し、記憶処理を施される少女の護衛だった。
彼女は高砂茜という売れないモデルで、自分の記憶や処遇には無頓着な様子だった。
あなたに対してはどこか興味を惹かれるらしい彼女は、あなたに言う。
「事件のこと、まだ話してないことがあるの。だから、その記憶処理とかってやつ、ちょっと待ってよ」

GM:これだ!
明石周:おお!
高砂茜:目撃者でーす
明石周:ぎゃ…ギャルだ!
明石周:ノリが軽い!振り回される未来しか見えない
高砂茜:記憶処理とかいうのをされる前らしいです
GM:いろいろなんか…仕事をしていきましょう
GM:そういうかんじです
明石周:はーい!こちらもインタビューを仕返し、仲良くなっていきたい所存です!
明石周:がんばります!
GM:聞き上手の周さん!ありがとうございましたー

GM:では続いては紅一点
GM:PC3の西園寺さん!
西園寺由耶:はーい!
【キャラシート】
西園寺由耶:「こんなの、初めて……!」
西園寺由耶:西園寺 由耶(さいおんじ ゆや)。お嬢様です。
GM:初稼働だもんな
西園寺由耶:www
西園寺由耶:初めてだった
西園寺由耶:お嬢様らしく、朗らかで礼儀正しく人当たりが良くて距離感が近いです。
西園寺由耶:世間知らずであることを自覚しており、未知の体験に対して好奇心を露にする性格です。こんなの初めて……!
GM:(距離感が近いのはお嬢様関係ないのでは?)
西園寺由耶:お嬢様は距離感が近いものだと、そう教育を受けてきたので…
西園寺由耶:遺産「欲望の姫君」を継承したことで、完全記憶能力を得ました。ですが、その記憶は1年しか保ちません。
西園寺由耶:結果として、「思い出の品」としてどんな無価値なものでも収集するようになってしまいました。悲しみ。
GM:悲しい…!
GM:せめてたくさん集めて欲しい
西園寺由耶:片方だけの軍手とかも喜んで収集しちゃう…
GM:wwww
西園寺由耶:また、遺産は記憶を司るものであり、肉体的接触を図ることで、「自身の記憶の共有」「他者の記憶を呼び起こす」等も可能です。
GM:おお、すごいぜ
西園寺由耶:やりたい放題するぜ!
西園寺由耶:性能はピュアノイマン。ミドルは生き字引で頑張ったり、戦闘時は装甲無視範囲攻撃をバラ撒きます。
西園寺由耶:今回は紅1点として、姫プレイしていきたいと思います
西園寺由耶:合言葉はシリアス!よろしくお願いします!
GM:姫プしてこリアス!
GM:そんな西園寺さんのハンドアウトはー

PC3:西園寺由耶 シナリオロイス:柳麻衣耶(やなぎ・まいや)
推奨感情:興味/隔意
あなたはUGNに協力できる立場のオーヴァードだ。
ある霧雨の日、あなたは雨宿り先で柳麻衣耶という女性と知り合う。物静かな風情の彼女はこれから美術展に赴く予定なのだと語り、あなたに芸術は好きかと尋ねる。
「私はね、絵画が好きなんです。目に見えるものが好きだし、同じものを人と見るのが好き」
そこであなたと柳は別れた。あなたがFHエージェント《メイポール》の捕獲任務を受ける前日のことだった。

GM:初めての出会い!
西園寺由耶:こんなの初めて…!
GM:積み重ねていきましょう 初めてを
西園寺由耶:一緒に始めてしていこうねっ!
GM:よろしくおねがいします!

GM:ではではラスト!PC4の入間さんどうぞ!
【キャラシート】
入間誠時:はい!
入間誠時:「あー、何アイサツいんの?入間誠時、何でも屋。フリーランスで食ってる」
入間誠時:いるま・せいじです。使い続けて早9年。何でも屋の青年です。
GM:キャーー♡
入間誠時:幼い自分に目の前で父が母を殺したりしましたが、なんか色々あって、色んな因縁もケリを付けました。
入間誠時:長いこと根無草だったのもあり、本当に何でもやるのですが、彼なりのこだわりはある模様。
GM:人生だ
入間誠時:Life…
入間誠時:強烈な加虐衝動持ちで、敵が苦しむところを見るのが大好き。それは昔も今も変わりませんが、以前よりはそんな自分も受け入れられるようになった様子。
入間誠時:何だかんだで根はいい奴なのでうまくやれるんじゃないかなあと思っています。
GM:うんうん あたしはわかってるからね…
入間誠時:えへへ
入間誠時:性能は《黒の鉄槌》メインのサブアタッカー。160だと範囲装甲無視もあるのでそこそこ火力の足しにもなるはず。
入間誠時:本領はご存知《時の棺》。いやらしい攻撃を止めてみせるぜ。
入間誠時:あと、《妖精の手》もレベル1ですがあります。
入間誠時:以上、よろしくお願いします!
GM:うーん強い
GM:さすが何でも屋
入間誠時:へへへ
入間誠時:何でもやるぜ
GM:ではではそんな陰のある色男の入間さんのシナリオロイス!
GM:じゃない ハンドアウト!

PC4:入間誠時 シナリオロイス:美作哲之助(みまさか・てつのすけ)
推奨感情:好奇心/警戒
あなたはフリーランスのオーヴァードだ。
ある日あなたは美作哲之助という退廃的な雰囲気の男から依頼を受ける。
「高砂茜」という少女を探しており、自分に引き渡してほしいというのだ。
だが、あなたは己の直感、報酬の不足などなんらかの理由でそれを断った。
そして後日受けたUGNの任務において、あなたは「高砂茜」という名前を発見する。

入間誠時:退廃!!
美作哲之助:依頼をする人です
入間誠時:ワオ
美作哲之助:あとなんか…クールな雰囲気を出したりします
入間誠時:クール
入間誠時:こっちも負けじとクールします
GM:この依頼は最終的に断ってもらいたいので、そこもなんとかしていきましょう。
入間誠時:なんとかするぜ
入間誠時:気に入らないんだろうな、なんか
GM:やったね
GM:では、みんなのハンドアウトを配り終えたところで
GM:トレーラーを流し、はじめていきましょう!
根色みぞれ:ぴーぴー!
入間誠時:はーい!
西園寺由耶:wow wow!
明石周:おす!

きみを見せて。

とある絵画、そこに描かれた姿。
記憶処理される少女の護送。
怪物を生み出す怪物の願い。
それらが絡み合ったひとつの事件。

全てはとうに終わったはずの出来事。
そして終われなかった出来事。
瞼の裏に焼き付いて、離れないもの。

ダブルクロス The 3rd Edition『見えなくなるまで見つめてて』
目に見えるものすべてが、私を裏切る現実だったとしても。

GM:では、よろしくお願いします!
明石周:よろしくお願いします!
西園寺由耶:よろしくお願いします!
入間誠時:よろしくおねがいします!
根色みぞれ:よろしくお願い致します!

OP1:根色みぞれ:瞼の裏

GM:根色くんのオープニング。
根色みぞれ:ぼく!
GM:浸食をセイヤッとして登場してね!
根色みぞれ:根色みぞれの侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (37 → 45)
GM:緊張
根色みぞれ:フッ ホットスタートですね……
GM:では、このシーンでは逢と展覧会に行き、絵を見
GM:これ俺じゃね!?ヤバ!となって UGNにもまあいちおう報告とか、調べないとな!とか決意してもらいます
根色みぞれ:了解しました!覚悟の準備をして行きます
GM:そこでシーンエンドというイメージですかね。時は休日でいいかな?午前授業とかの学校終わりでもいいですが
根色みぞれ:休日でいいと思います!新しい友達とも仲良くしたいし!
GM:おしおし!了解です。では描写していきますね~。

GM:それは先週と変わらないようなとある日曜日。
GM:街の片隅にある、小さな美術館の前に、あなたは友人といる。
GM:転校してあまり経っていないあなたに、どこそこと紹介しては連れて行きたがるお節介な少女。
高砂逢:「よく考えたら、根色くんってこういうとこ退屈じゃない?」
GM:スポーティな私服姿、肩に届かない程度の黒髪。展覧会の看板を前に、見上げる。
根色みぞれ:「ほへえ……んえ?」案内されながらぼけーっと絵を眺めている。
高砂逢:「ほら、美術館とかさ~」
高砂逢:「私は好きだからあれなんだけど、だいじょぶ?」
根色みぞれ:「や、高砂さん」フードを被った状態でちっちと指を振る。
高砂逢:「なにさ」
根色みぞれ:「たしかにこういうのは興味なかったほーだけど、むしろいい機会だったと思うね。」
根色みぞれ:「僕一人じゃこういう所に入る機会も無かったし。分かんないなりにけっこう楽しーよ!」
根色みぞれ:目立たない黒いパーカー、薄青のジーンズ。被ったフードからは灰色の髪が覗いている。
高砂逢:「おお」首を傾ける。「いい機会すか」にこにことする。
高砂逢:「じゃあよかった。全然こう…ピカソ!モネ!みたいなあれじゃないけど」
高砂逢:「根色くんうるさくないし、行けたらいいなーって思って!」
根色みぞれ:「いーとおもう!」にこにこ。
根色みぞれ:「一から始めるんだし、こういうのを高砂さんに聴けて良かったよー」
高砂逢:あなたがどのような事情で転校してきたかは当然知らない。
高砂逢:なにか訊こうとするが、考えて辞め。会場に足を踏み入れる。
根色みぞれ:ちらほらとすごそうな絵に目移りしつつ、高砂さんの先導について行っている。
根色みぞれ:知ってか気づかずか。優しい微笑みを浮かべている。
GM:油絵が中心の、県内作家を中心とした展示である。
GM:画風はさまざまだが、あまり高名な作家…というのはいない。
根色みぞれ:「ちなみにさ。折角僕を連れて来たからにはなーんかあるんでしょ?」
根色みぞれ:「ピカソ!モネ!程じゃなくても……イチ押しの一枚!って奴!」
高砂逢:きょとんとし、ちょっと笑う。
高砂逢:「あるんだけど……」
高砂逢:「それこそ、んー」
高砂逢:「どうなのかなあ。こういうの、皆が好きなのかとかは、分かんないんだけどさ」
高砂逢:灰色の毛先を少し見遣って。
根色みぞれ:「んー?」首を傾ける。電灯から素肌が隠れる向きへ。
高砂逢:「なんか、この人にこれ教えたいってあるじゃん。音楽でも、映画でも…」
根色みぞれ:「あるよね。布教したいヤツ」
高砂逢:「布教」「ま、大げさなものじゃない、けどね」
高砂逢:「あった」
根色みぞれ:「僕はもっぱらゲームとかだけどさ……」「?」
GM:それぞれの絵を照らすようなライティングの中。
高砂逢:「これ」
GM:一枚の絵画がある。
GM:鮮烈な原色。赤、青、緑、白、黒。
GM:藻掻くような荒れ狂う筆致。どこともつかぬ光景。
GM:そしてそこに、人影。
GM:他は黒い影の中、一人だけが灰色の。
根色みぞれ:「────」見慣れない筆致だ。そして。
根色みぞれ:「!……」見慣れてしまった、自らの足元に生える色。
高砂逢:あなたの様子に気づかず、絵をじっと見ている。
高砂逢:「不思議な絵だよね」
根色みぞれ:「す」「すごい絵?って感じなのかな。ふーけー画っていう奴だっけ?」
根色みぞれ:ちょっと目を逸らしつつ。こっそりと指を足元の地面にかざす。
高砂逢:「うん、うん…あー、いや?これはこの、グレーの影がメインなんだってさ」
高砂逢:「えーっと、自分の瞼の裏にうつる、怪物?だとかなんとか」
根色みぞれ:一人だけ仲間外れの影と。(……同じ『灰色』だ)僕の影と。
根色みぞれ:「……」高砂さんの評価を聞いて。
根色みぞれ:「怪物かぁ」冷や汗が浮かぶ頬に、少しだけ自然な微笑みが戻る。
高砂逢:「…でも、人型だよねえ…」首を傾げてから、あなたを見る。
高砂逢:「どしたー?」
根色みぞれ:「う!?」思いっきり作者欄を覗き込もうとしてた。
GM:作者名は読んでいただいて構いません。
根色みぞれ:「えへへ……ごめん、マジでドキドキする絵だったからさ。」
GM:タイトルは「瞼の裏」。作者は「美作哲之助」。そう書かれている。
根色みぞれ:「描いた人が気になっちゃって……美作さんって人?」
高砂逢:「ん?そだよー。あんま有名な人じゃないけど…」
高砂逢:「この絵くらいしか私も展示で見てないかも」
根色みぞれ:「そーなんだ……他の絵とかあったら僕も見てみたいけどなあ」
高砂逢:「おお」嬉しそうにする。「じゃあ探しとくねっ」
高砂逢:「嬉しいな。まわりであんま、絵とか紹介して興味持ってくれる人いなかったから」
根色みぞれ:「あ、やった!折角だし僕も探してみよっかな。」
根色みぞれ:「まあ僕も気になっちゃ来てるけど、現状シロートだしねぇ…」
高砂逢:「ふふー。『布教』のかいがあるってもんよ」
根色みぞれ:「僕で良ければって感じだけど。もーちょい布教されたさもあったり!」にこりと微笑みつつ。
高砂逢:あなたの様子や、伸びる影の色に気づくことなく、楽しそうなままだ。
根色みぞれ:ポケットに戻した手は……僅かに震えている。
根色みぞれ:(……偶然であってほしいなあ)思う。
根色みぞれ:が。この『灰色』を偶然で描き上げたのなら。それはそれでスゴイって物だ。
根色みぞれ:(一人じゃ限界もあるし、一回UGNへ相談するべきだよなあ。)(──けど。)
根色みぞれ:(なんて言えばいーんだろうなあ……)ふう。
根色みぞれ:小さく零した溜め息は、無色の空気へと難なく溶け込んでいった。

GM:シーン終了。
GM:ロイス取得のみ可能です。
根色みぞれ:ロイス!シナリオ指定もされてる高砂さんヘ。
高砂逢:やったー
根色みぞれ〈仲良くしてくれてる人〉高砂逢:○誠意/不安で取得!
GM:ありがとうございます!Pだ
根色みぞれ:いい人なんだよね……(しみじみ)
GM:てれるぜ
GM:ではシーンは以上!うおお

OP2:明石周:聞き、知る時間

GM:明石くんは侵蝕をエイヤッとして登場してね!
明石周:明石周の侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (34 → 36)
明石周:エイヤッ
GM:クールガイじゃん
明石周:今だけですよ(ダメな宣言)
GM:ww
GM:では、このシーンでは記憶処理前の人の聞き取りとか…そういうのをするよということで部屋に入ってもらい
明石周:部屋~
GM:いろいろなんか言ってくるやつがおり
GM:いろいろ言ってくる女が最終的にけっこう重要そうじゃん…ということになり、支部としての見解などもあり保留となるというシーンです。
明石周:ふむふむ
GM:通信で現地オペレーターもいるので、気まずすぎる場合は助けを求めたりしてください。
明石周:頼りになる!理解です
GM:では描写していきまーす
明石周:はーい

GM:某市支部。
GM:近頃《メイポール》なるFHエージェントの活動が活発に報告され始めた、小さな街。
GM:その被害者の処理に追われる中、比較的軽度な被害者や目撃者の記憶処理もまた必要とされており。
GM:あなたはその一件の聴取をたまたま依頼されていた。
GM:ドアの前、通信が入る。
ミラ:「えっと、聴取っていってもあれだね」
ミラ:明るい女の声。現地のオペレーションを行っている支部員である。
明石周:黒髪、童顔。大きな琥珀色の瞳。学ラン姿の少年が一人。
ミラ:「記憶処理前にこう、いろいろまずい行き違いとか、あと参考情報をちゃんと知っとこうねーみたいな」
ミラ:「そういう時間。最初は私たちでしてたんだけど」
ミラ:「一回それで襲撃されたりとかあったらしくてさー。気を付けてね!」
明石周:「しゅうげ……」静かに聞いていたが、さすがに面食らったように瞬きする。
明石周:「《メイポール》にですか」
ミラ:「そうそう!そこのセルがめっちゃ多かったときね!あ、すぐ対処できて大ごとじゃなかったんだけど…」
ミラ:「ま、ともあれなんか気になったら連絡してね~」
明石周:「え、あ、はい」一拍遅れる。こくこく頷く。
明石周:(いま差し迫った危険があるわけじゃないけど)
明石周:(たとえば、敵に動向を監視されてる可能性もある…)
明石周:しっかり仕事をしなくちゃ、と思い、むっと気合いを入れる。
明石周:気合いを入れたので、部屋に入ります。行儀よく3回ノック。「失礼します」
高砂茜:「はぁーい」
高砂茜:向かい合う形の机と椅子。その片方に座っている。
高砂茜:少女と女性の中間、どちらとも見えそうな年頃。長い黒髪にニットワンピース。
高砂茜:「学ランじゃん」あなたを見て薄く笑う。
明石周:向かい合った椅子に姿勢よく座る。瞬き。
明石周:「学生だから…」
高砂茜:「学生もこういうことさせられんの?大変だね~」
高砂茜:「歳いくつ?」手持無沙汰そうに、爪で机をたたく。
明石周:「17…」
明石周:「《紅更紗》です」 長い爪を見やり、それから目の前の女の顔を見る。
高砂茜:「へー」言っておいて興味なさげに返す。
明石周:「高砂茜さん」
高砂茜:「そうですよー」
明石周:「はい」頷く。「高砂さんは、いくつですか」
高砂茜:「19」
明石周:「おお」瞬き。
高砂茜:「歳関係あんの?」
高砂茜:「ふふ、スマホとか持って入れないって言われてさあ、超暇なんだよね」
明石周:「…記憶の処理が終われば、すぐに解放されると思います」
高砂茜:「ふうん。これ、みんなこんなことされてんの」
明石周:「俺たちのことは、民間人には、秘匿することになってるので」
明石周:「巻き込まれた方には、えっと…だいたい。こんなことをしてます」
高砂茜:「秘密なんだぁ。日常の平和な世界を守る的な」笑う。
明石周:「そうです」特に表情も変えず、当然だと思っていて、そう頷く。
高砂茜:「楽しーの?」
明石周:「楽しいとか、じゃない…」
明石周:「できることをしてます」
明石周:瞬き。「……あの」
明石周:「高砂さん」
高砂茜:どこか目を細めるような顔で、あなたを見ている。「んー?」
明石周:「話聞くの、あの、俺じゃない」
明石周:「あなたの話を聞く時間なので、これは……」
高砂茜:「ふふ。真面目~」
高砂茜:「できること、できることねえ」
高砂茜:「特別なことをできる人が、特別なことをしてるだけ…」転がすように呟いて。
明石周:「………」 少しおろおろしつつ、探るように女の顔を見ている。
高砂茜:「私もね、見たよ」
明石周:「見た」
高砂茜:おろおろしててウケる、と笑っていない声で言う。
明石周:「……してないです」ちょっとムッとする。
高砂茜:「してますけど。何言ってんの」今度は笑う。
明石周:「何を見たんですか」
明石周:ムッとしつつ返す。
高砂茜:「……きみたちが、追っかけてて、倒さないとっていう、あいつの」
高砂茜:「中身」
明石周:「中身?」怪訝な顔をする。
高砂茜:「んー」
明石周:「えっと」
高砂茜:「メイポールって言ってたでしょ?」
明石周:「あ、はい」頷く。
明石周:「俺、メイポールがどんな外見だか、知らないです」
高砂茜:「そんな名前じゃなくて、誰なのか」
明石周:「高砂さんは……」言いかけて口を噤む。
高砂茜:「外見も見ちゃった」
明石周:「……」瞬き。
明石周:「それは……えっと」
明石周:「まだ、他の人に話してないことですよね」
高砂茜:「べつに言っても…なんかなあって感じだったし、ここって胡散臭いし、言ってなかっただけ」
高砂茜:あっけらかんと言う。
明石周:そうだ。この聴取が行われる前に受けた説明からは、そんな情報は出ていなかった。
明石周:(だからミラさんも、簡単に雑談するような形でいいって…)瞬き。
明石周:「言ってもいい、って、思ってくれた…」
明石周:「あの」
明石周:「知りたいです、それ」ぽつぽつした言い方。「教えてください」
高砂茜:「あは。うん、はい、はい」
高砂茜:「あれならちゃんと話すけど…一個聞いていい?」
明石周:「?」
明石周:「はい」
高砂茜:「きみは、できることをするだけって言うけど」
高砂茜:「ああいう変なの相手にするだけの生活が、きみみたいな人には『日常』なの?」
明石周:「いえ」
明石周:「そうだったら…あの」
明石周:「制服、着ないです」
明石周:「学校も…休みがちだけど、行ってるし」
明石周:「楽しいんで」
高砂茜:あなたの姿をしげしげと見て。「へー、偉いじゃん」
明石周:「高砂さんは」そのまま聞く。
高砂茜:「はあい」
高砂茜:「学校は高校までだよ」
明石周:「モデルしてるって聞きました」
高砂茜:「……」
高砂茜:「……まーね」
高砂茜:それきり、今度は急に不機嫌そうに黙り込む。
明石周:「………」瞬きする。
明石周:「それが、あなたの日常だと思うので……」
明石周:「…………」
明石周:「………周です」
高砂茜:「ん」
明石周:「明石周です。俺の名前」話題を変える。
明石周:「長くなると思うので」
明石周:「呼んでください。それで……いろいろ聞かせてください」
高砂茜:「かわいい名前~」
明石周:「かわ………」
高砂茜:少し機嫌を直したように言う。
明石周:「……いくはないです」ちょっとムッとする。
高砂茜:こうして見ると、17って、そんなもんか……と、息を吐くように呟く。
明石周:「……」どっちの意味だろう、と思った。実の年齢より、子供に見えるのか、大人に見えたのか。
明石周:それを聞く時間は、そして同じことを伝え返す時間は、これから、生まれそうだった。

GM:シーン終了!
GM:ロイスを取得できます。シナリオロイスは高砂茜で、いちおう推奨感情:誠意/無関心。
明石周:ハイ!取得します!
明石周高砂茜/誠意:〇/親近感 こちらで取得します
GM:ははー 親近感Nなるほどね
明石周:なんか似てるな~という印象を受けました
GM:あらーーー
GM:あらーじゃない 鎮まれ

OP3:西園寺由耶:こんなの、初めて

西園寺由耶:西園寺由耶の侵蝕率を1D10(→ 4)増加 (39 → 43)
GM:優秀!
西園寺由耶:クール!
GM:ではこのシーンでは、そうだな 柳という人と出会い少し交流し別れるというシーンなんですが
西園寺由耶:はい!
GM:場所どうします?カフェでスコーンでも食べますか?
西園寺由耶:wwwww
西園寺由耶:スコーン、そうですね…!
GM:カフェにあっておかしくないものだぞ!
西園寺由耶:やりましょう!スコーンを!
GM:了解です、では描写していきましょう

GM:某市市外、カフェ『自由落下』。
GM:本場イギリスのティースタイルが楽しめるこの店は、普段ならテラス席が人気だった。
GM:だが今日はあいにくの霧雨。この店に来るのが初めてかそうでないかは分からないが、あなたはともあれ、店内でお茶を楽しんでいた。
西園寺由耶:わくわくしたり、そわそわしたり。落ち着かない様子で店内にいます
西園寺由耶:(雨の中でお茶を楽しむなんて、ドラマみたい…!こんなの、初めて…!)
GM:普段より座席が少ない関係上、店内がいつもより込み合っている。
柳麻衣耶:「ううん。相席なら空いている…ですか」
西園寺由耶:「??」
柳麻衣耶:新しく来た客の一人が、困ったように入店してくる。
西園寺由耶:「あ、あの」
西園寺由耶:「良ければご一緒に……いかがです?」
柳麻衣耶:席を見るが、周囲は連れ合いが多い。困った顔を和らげ。
柳麻衣耶:「まあ」
柳麻衣耶:「いいんですか?」
西園寺由耶:「ええ。私もちょうど、誰かとお話ししたいなって思っていたところなの」
柳麻衣耶:眼鏡をかけた、落ち着いた印象の女性だ。「嬉しいな」
柳麻衣耶:「では、失礼しますね」
柳麻衣耶:あなたの向かいに座る。
柳麻衣耶:「ふふ、相席なんて初めてだなあ」
西園寺由耶:「何か頼まれます?ここ、スコーンと紅茶がとっても美味しくて…」
柳麻衣耶:「そうなんですか。じゃあそれにしようかな」微笑む。
西園寺由耶:「ふふっ。私も、こんなの(相席)初めて」両掌をぽんっと叩いて。
柳麻衣耶:では西園寺さんと同じ、スコーンと紅茶を注文します。
西園寺由耶:ウェイターが注文を取っていったのを見届けて。
西園寺由耶:「生憎の雨で残念ですね」
西園寺由耶:世間話に興じる。
柳麻衣耶:「そうなんです。私、実はここに用事があったわけじゃなかったんですけど」
西園寺由耶:「??」
西園寺由耶:じゃあ、雨宿りかなぁ? だなんて思ったりをする。
柳麻衣耶:「あ。ほら、ここから少し先に、小さい美術館があるでしょう?」
西園寺由耶:「あ、220m直進してコンビニを斜め右方向に右折してそのまま道なりを真っすぐに行ったところにある…」
柳麻衣耶:目を見開く。
西園寺由耶:完全記憶。まるでカーナビのように応える。
柳麻衣耶:「すごい。そうです。距離はわかりませんが」
柳麻衣耶:「ずいぶん詳しいんですね」
西園寺由耶:そう言われて素直に嬉しそうだ。
西園寺由耶:「そちらの美術館に御用が?」
柳麻衣耶:「ああ…いま、展示会をしていて」
西園寺由耶:「まぁっ!素敵っ!」
柳麻衣耶:「好きな絵が出展されていたので、見に行こうと」
柳麻衣耶:「ね、素敵ですよね」
西園寺由耶:(良いなぁ。私も後で行ってみようかな……)
柳麻衣耶:「あなたは…失礼、お名前を聞いていませんでしたね」
西園寺由耶:「あっ、ごめんなさい。私は」
西園寺由耶:「由耶。西園寺由耶って言うの。……貴女のお名前も、聞かせてくださる?」
柳麻衣耶:「私は柳麻衣耶っていいます」
西園寺由耶:「素敵なお名前ですね」
柳麻衣耶:「由耶ちゃんですか。よし、覚えました」
柳麻衣耶:「ありがとうございます。改めて名乗ることなんてめったにないから、新鮮だな」
西園寺由耶:「ふふっ。私もです。こんなの、初めて」
柳麻衣耶:初めて?と首を傾げる……が、そのまま続けて。
柳麻衣耶:「由耶ちゃんは絵画って好きですか?」
西園寺由耶:「絵画、ですか」んーっと斜め上方向に視界を泳がせる
西園寺由耶:これでも資産家の令嬢だ。”本物”の芸術に触れる機会は数多くあった……はずだ。
西園寺由耶:「……好きです。古典も現代美術も。キュピリズムだって好き。それに、何より」
西園寺由耶:「絵は、その一瞬をいつまでも残しているから。いつまでも色あせないでその時を閉じ込めているから。だから、好き」
柳麻衣耶:その言葉に、花を見つけたように微笑む。
柳麻衣耶:「…素敵なお話」
西園寺由耶:「柳さんは? 絵のどういったところが好きですか?」
柳麻衣耶:「私はね」
柳麻衣耶:「いま、同じものを人と見ているんだって実感できるのが、好きなの」
西園寺由耶:「……素敵」
柳麻衣耶:「描いた人、見ている私、他の見ている誰か」
柳麻衣耶:「そう…同じ一瞬を見ている。すごく、幸せな気持ちになる」
西園寺由耶:「……例えば」
西園寺由耶:「例えば、何百年も昔。同じ絵を見て、同じ想いを抱いた人がいるってことですよね」
柳麻衣耶:「そう、そう」
西園寺由耶:嬉しそうに、両掌をぽんっと叩いた。
GM:……そして、同じ紅茶と、同じスコーンが運ばれてくる。
西園寺由耶:「わぁっ」
西園寺由耶:「美味しそうでしょう?さっそくいただきましょう?」
GM:美しい琥珀色の水面、花柄のティーセット。
GM:そして焼き立てのスコーンにはクロテッドクリームと、木苺のジャム。
西園寺由耶:すっきりした香りが鼻腔をくすぐる。
柳麻衣耶:「はい」ティーカップを手に取る。
西園寺由耶:「ふふっ」嬉しそうにこちらもカップを手に取り。
西園寺由耶:「今日は、とっても良い日」
柳麻衣耶:あなたの嬉しそうな顔をじっと見て、微笑む。
西園寺由耶:カップを僅かに傾けると、唇がほんのりと濡れる。――――外は霧雨。
西園寺由耶:2人の時間は雨に流されることはなく。はっきりと焼き付いたままに。
西園寺由耶:「私ね。今日のこと、忘れないわ」そう笑顔で微笑んだ。
GM:……それは、あなたがFHエージェント《メイポール》についての任務を受ける前日のことだった。

GM:シーン終了。
GM:ロイス取得だけできます。シナリオロイスは柳麻衣耶。
GM:推奨感情は興味/隔意です。
西園寺由耶柳麻衣耶/〇親近感/隔意
西園寺由耶:これかな
GM:やったー
GM:スコーンもおいしかったことでしょう!
西園寺由耶:あと、ごめんなさい、モノロギのあとに一言だけ追加させてください
GM:あ、はーい!
GM:修正タブに入れて頂けたらきっと
西園寺由耶:あ、なるほど。
GM:叶えてくれる
GM:他力本願寺

OP4:入間誠時:まだ見えないもの

GM:入間さんは侵蝕をウオッとして登場してね!
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (37 → 45)
入間誠時:ウオッ
GM:オウオウ
GM:このシーンでは、美作なる男の依頼を…まあ断ってもらい
入間誠時:はいはい
GM:最後にちょっとだけ依頼を受けるシーンもしましょうかね
入間誠時:はーい
GM:あ、まぎらわしいな UGNからの依頼を受けるシーン です
入間誠時:大丈夫!
入間誠時:UGNはお得意さんなんでね
GM:場所は…地下のカフェバーみたいな…とことかって行くのかな
入間誠時:余裕で行く
GM:ヤッター!ではそうしましょう。
入間誠時:はーい
GM:描写も軽くしていくね

GM:カフェバー「マリ・アンリ」。
GM:小さなビルの地下に位置する店は、ときおり光のもとではできない密談にも用いられる。
GM:あなたにとって、そういう場所は珍しくはないことであり。
GM:眼前の男もまたそうであるようだった。
美作哲之助:「何でも屋ってのは」
美作哲之助:特に吸っていいかは聞かず、煙草の箱を開けて火をつけて吸っている。
美作哲之助:「どういう依頼でもやるもんなのか?俺はそのあたり、よく知らないんだが」
入間誠時:薄い酒をちびりとやる。
入間誠時:「ま、基本的には何でもやる。そこら辺はやってる奴によるんだろーが」
入間誠時:「俺は比較的頓着しない方さ」
美作哲之助:「評判通りで有難いことだ」
美作哲之助:「探しているものがある」
入間誠時:「ふウん。失せ物かい?」
美作哲之助:写真を取り出す。
入間誠時:視線をそちらに。
GM:長い黒髪、少女と女性の中間くらいに見える。
GM:伏し目がちの整った容貌。
美作哲之助:「茜という」
入間誠時:「へえ、きれーなおじょーさんじゃん」
入間誠時:「娘さん?」
入間誠時:へらりと笑って適当なことを言う。
美作哲之助:「一緒に寝たことがある程度だ」
美作哲之助:「あとは、描いた」
入間誠時:「ああ、そっちの」
入間誠時:肩を竦める。
美作哲之助:「……高砂。高砂茜」
入間誠時:「たかさご、あかね」確認。復唱する。
美作哲之助:「絵なんかのモデルにしてたが」
美作哲之助:「まあ…なんだ。もういい」
美作哲之助:煙草の灰をとんとんと落とす。
入間誠時:「うん?」
美作哲之助:「いや。互いに不要になって、逃げられたが。逃げられちゃ困るんでな」
美作哲之助:「手元に戻したい」
美作哲之助:「そういう依頼だ」
入間誠時:「弱みでも握られてんの?」
入間誠時:「不要なのに欲しいって?」
美作哲之助:表情の薄い顔をゆがめるようにする。「そんなもんだ」
入間誠時:「ふゥン……」写真を改めて眺める。
入間誠時:そして、目の前の男を。
入間誠時:(弱み。弱みねぇ)
入間誠時:(いくらでも言い訳なんてきくよな)
美作哲之助:暗い目で見返す。
入間誠時:「……手元に戻したい、ってコトはさ」
入間誠時:「あんたが勝手に相手を欲しがってる……ってコトだよな」
美作哲之助:「そうだろうな、たぶん」
入間誠時:「たぶん、ねえ」
美作哲之助:「向こうは知らん。逃げられたからには、何かあったんじゃないのか」
美作哲之助:「他人の見えていることなんぞ俺には分からないし、どうでもいい」
入間誠時:ふ、と笑う。
入間誠時:「自分の見てるものにしかキョーミねーって口ぶり」
美作哲之助:「不満か?」
入間誠時:「んー?や、不満とかじゃなくてさ、忠告」
入間誠時:「危ねーぜ、自分の目しか信じねーでいると」
入間誠時:「それで破滅したやつを知ってるんでね」認識を惑わされて異形になった知人のことを思い出して
美作哲之助:「……」
美作哲之助:「……あんたはえらく整った顔をしてるが」
入間誠時:「だろ」笑う
美作哲之助:「こんなところにいるからには、中身はそうでもないんだろう」
美作哲之助:「そういう話だと、思っておこう」
入間誠時:「うん。そりゃな」
入間誠時:「………まあ、いいや」
美作哲之助:「どうした」
入間誠時:「……スマートじゃねーよな、って思ってさ」
美作哲之助:「何がだ?」
入間誠時:「んー。アンフェアだ、って話」
入間誠時:「つーと、『裏』っぽくない、なんて思われるだろーが」
入間誠時:両手の指と指を合わせて、ぐるぐるしている。
入間誠時:「……相手のご意向を無視すんのはいただけないね」
美作哲之助:「……随分と、どっちつかずなことを言うな」
入間誠時:「そりゃどーも」
入間誠時:そういう見た目だろ?と笑う。
美作哲之助:は、と煙を吐き出す。白い煙が溶けるように広がる。
美作哲之助:「分かった」
美作哲之助:「では、この件はいい」
入間誠時:「悪いね」
入間誠時:「モデルにならいくらでもなってやっていいけどな」
美作哲之助:「あんたは合わないな。少なくとも、今は」
入間誠時:「そりゃ残念」
入間誠時:「……さっきはああ言ったが」
美作哲之助:男はあなたを再度じろじろと見て、そう言った。「あ?」
入間誠時:「俺も自分の『視る』ものにゃあ拘りがある」
入間誠時:「あんたは悪くないぜ」
入間誠時:(敵に回ってくれんなら)
入間誠時:(それが一番だな)
美作哲之助:返事の代わりに、煙が広がる。視界を濁らせるような白。
入間誠時:「は」
入間誠時:「お誘いならいつでもどーぞ」
入間誠時:煙に応えて。
入間誠時:残りの酒を飲み干した。

GM:…それからしばらくののち、あなたは別件でUGNの依頼を受けた。
GM:報酬も待遇も一般的。FHエージェントへの対処という、ありふれたUGNらしい任務だった。
ミラ:「……ええ、というわけで、資料送っときました…けど」
入間誠時:「うん」
ミラ:「何かあればご質問くださ~い…あはは~」妙にソワソワした様子の女が言う。
GM:該当エージェントにまつわる資料。
GM:それを見ていけば、被害者リストにも行きあたるだろう。
入間誠時:「………」
GM:目撃者も含めた、その中に、音で聞いたきりの名がある。
入間誠時:「たかさご、あかね」
入間誠時:小さく呟く。
入間誠時:(……大アタリ)
入間誠時:依頼を受けなかったこと。そして。
入間誠時:願わくば。
入間誠時:(あんたのキズ、見れればいいな?)
入間誠時:「…質問は都度聞いてくよ。よろしくな、おじょーさん」
ミラ:「……あ、あはは!」
ミラ:変な笑いで支部員の女が頷いた。

GM:シーン終了。
GM:ロイス取得が可能です!
GM:シナリオロイス:美作哲之助 推奨感情:好奇心/警戒ではあります
入間誠時依頼人/美作哲之助/期待:○/猜疑心/ロイス にします!
GM:あらあら
GM:いいですね期待
GM:がんばっち

ミドル1:出会いは加法混色

GM:全員登場!
GM:おいでやす
明石周:明石周の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (36 → 46)
西園寺由耶:西園寺由耶の侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (43 → 46)
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (45 → 51)
根色みぞれ:根色みぞれの侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (45 → 48)
GM:このシーンは全員での顔合わせのシーンになります。
GM:自己紹介とかしてもらうのがメインで、最後に支部員のミラがちょっと説明するんで、やるぞ!おーみたいな感じで終わっていくといいかな。
入間誠時:はーい!
西園寺由耶:おー!
明石周:は~い!
根色みぞれ:おっけー!
GM:みぞれくんは絵の話はしなくても大丈夫ですが、次は情報収集になり、まあそこで話しても大丈夫かと。
GM:そのへんは任せます
明石周:PC1なんですししてもらいましょうぜ!
明石周:どんどんみんなの話題の中心になってもらお!
根色みぞれ:了解です!流れでぼんやり決めて行きます(ガバガバ月)
西園寺由耶:だぜ!
GM:やったぜ
GM:では描写していきまーす

GM:某市支部。
GM:その一部屋、ミーティングなどに使われる会議室。
GM:そこにあなたたちは集まっていた。
入間誠時:机の上に肘から上を置いて、斜めに座って茶を飲んでいる。
根色みぞれ:──EE:〈異形の痕〉、適用中。
根色みぞれ:支部内という事で普段着のフードを外し、煩くならないようにスコーン(ソルティキャラメル味)をつまんでいる。
西園寺由耶:「あのね?私は西園寺由耶って言うの。皆さんの名前も教えてくださる?」室内の中央に歩いて行って。好奇心旺盛に少女が口火を切る。
入間誠時:視線を気怠げに西園寺さんに向ける。
根色みぞれ:「んえ。僕ですか?」ぽりぽりとスコーンを放り込む少年。
根色みぞれ:その手元を照らす影は、奇妙な灰色に染まっている。
西園寺由耶:にこにこと微笑んでいる。お嬢様社交術だ。
明石周:「自己紹介…」一番遅れて入ってきて、座ったところ。姿勢よく背筋を伸ばしている。
明石周:「明石周です。高校二年」
入間誠時:「入間誠時。何でも屋」
入間誠時:短く告げる。
根色みぞれ:「えーっと……根色みぞれっていいます。高校二年生。」「こっちは僕用のスコーン」
明石周:「スコーン…」大きな瞳で、お菓子をじっと見ている(気になる)
根色みぞれ:「あ、ふきょー用に未開封の奴もあります。」ごそごそ
根色みぞれ:やみつきバーベキュー、とろけるクアトロチーズなど、色々なスコーンを持参したバッグから取り出している。
入間誠時:「熱心だな」
西園寺由耶:「周に、誠時に、みぞれ、ね。うん、覚えたっ!……えっ?スコーンがあるの?」
根色みぞれ:「おじょ―さんも明石君といるま(漢字イメージがわかんなかった)さんも、良かったらどうぞ!」ふんす。
入間誠時:(…ん。アマネ)
入間誠時:聞き覚えのある名前に少し眉を上げる。
明石周:ふいっと入間さんと視線が合う。「あの」
明石周:「年齢、いくつですか」そのまま聞きます。
入間誠時:「……23?」のような。明石くんに答える。
明石周:瞬き。「大人…」
西園寺由耶:「大人…」
根色みぞれ:「大人……!」
入間誠時:笑って「そーでもないさ」
入間誠時:「ああ、でも」
入間誠時:「階段は早めに登ったな」
入間誠時:くくっと笑う。
西園寺由耶:「??」
根色みぞれ:「???」
明石周:「……」
西園寺由耶:ご実家が2階建てなのかな?等と考えている
入間誠時:「まあ、いいや。俺もスコーンもらうな」
根色みぞれ:「どうぞー!」にこにこ。
入間誠時:ひょい、ひょいぱく。
明石周:「あ…」そわそわしながら、西園寺さんを見ます。
西園寺由耶:「これもスコーンなんだ……こんなスコーン、初めて……」
根色みぞれ:「コイ○ヤブランドだよ!」謎の自慢である。
西園寺由耶:「?? なぁに?」 周くんの視線に気づいて。
明石周:「あ、いや」
明石周:「どうするかなって思って」
入間誠時:「そういやまだ聞いてねーな、おじょーちゃんの名前」
西園寺由耶:「由耶。西園寺由耶だよ。よろしくね?……どうするって?」
根色みぞれ:「西園寺さん!」※今度は名前の当て字イメージができた。
明石周:「あ、女子、こういうのいらないって言ったりするから…」
根色みぞれ:さくさくぽりぽり。「あ、口に合わないとかあったら残しちゃっていいからね!」
西園寺由耶:「ふふっ。私、こういうの好きだよ?」
西園寺由耶:「こんな珍しいスコーン食べるの、初めてだもの。一つ頂いても良い?」
西園寺由耶:そう言って、一つまみ。
根色みぞれ:「どうぞどーぞ!」食べやすそうなキャラメル味を渡す。
西園寺由耶:「美味しい…!こんなの、初めて…!!」
根色みぞれ:「きぎょー努力のたまものだね!」得意げ。
明石周:西園寺さんに微笑まれて、瞬きしている。
入間誠時:「明石くん、あんま女のコ慣れしてない方……っぽいな」
明石周:「なれ…」
入間誠時:「ああ、そう構えなさんな」
入間誠時:「肩の力抜いてこーぜ」
明石周:「む…」瞬きする。「…はい」
明石周:「入間さんは、慣れてそうですね」
入間誠時:「ま、それなりにはな」
根色みぞれ:「クールだ……!」
西園寺由耶:「周と誠時はもう打ち解けたのね。素敵」
入間誠時:「お二人さんも、仲良くやろーぜ。これから同じ仕事だもんな」
明石周:「ふたりは、どうですか」
明石周:「あ、えっと」付け足す。「任務の経験」
西園寺由耶:「うんっ!私も、皆と仲良くなれたら嬉しいな。……任務は、それなりにやってきた……みたいなの」
根色みぞれ:「んー……」指を折って数えている。
根色みぞれ:「いざって時の訓練とかもしたけど、まだそんなには?って位かなあ」
明石周:「あ、じゃあ、何かあったら、言って…」根色くんに。
根色みぞれ:「うん!」力強く頷く。灰色の影を椅子へ落としながら。
明石周:「…?」西園寺さんに首を傾げる。「みたい?」
西園寺由耶:「うんっ!私ね」
西園寺由耶:「記憶が保たないの。1年間しか。……だから、”みたい”」
明石周:「えっ」目を丸くする。
根色みぞれ:「そうなの?という事は……」
根色みぞれ:「まさか僕が西園寺さんに会ったけどド忘れとかしてないよね……?」
根色みぞれ:急に不安になる。※初対面です。
入間誠時:「………」
入間誠時:「それは、レネゲイドのなんか?」
西園寺由耶:「遺産……って知ってる?」よね?
入間誠時:「ああ……代償だいしょーをヨーキューするっていう、あれ」
明石周:「あ、俺も、所持者」
入間誠時:「まじか」
根色みぞれ:「いっぱいある!」※遺産はUGN講習を聞いたぐらいです
西園寺由耶:「そうなの。私ね、1年間で記憶を失っちゃう代わりに、1度見たり聞いたりしたものは絶対忘れないんだぁ……周も、所有者なの?」
明石周:「でもそんな」ちょっと焦っている。「そんな…記憶を失うような代償じゃない」
明石周:「うん…」頷きます。「こっちは、別にたいしたものじゃない。えっと、だから…」
明石周:「大変だ」西園寺さんに。
西園寺由耶:「優しいんだね、周。ありがとう」
根色みぞれ:「結構大変そーだもんね……」ちょっと欲しくなった内心をこっそり収める。
明石周:「そういう、根色も」視線を根色くんに。
明石周:「大変そうだけど」足元の影を見る。
根色みぞれ:「ん?……まあそうかも。」”一部が”灰色に染まっている足元へ目を下ろす。
入間誠時:「みんな苦労してんね……若いのにさ」ため息をつく。
入間誠時:自分がそのぐらいの年齢の時にヤバかったのは棚に上げている。
根色みぞれ:「でも隠せばだいじょーぶだし、今んとこはナントカなってるよ!」スポンとフードを被る。
根色みぞれ:フードに隠れた素肌の部位を示す灰色が、黒い影に覆い隠された。
明石周:おお、と小さく言いながら、影を見つめている。
明石周:「でも、根色」
明石周:「あの……なんか、相談に来たって聞いたけど」
入間誠時:「ん?そーなん?」
根色みぞれ:「あ、うん……ちょっと話聞いてもらったらここの部屋に通されたんだよね。」
根色みぞれ:「なんというか……これ気にしてたらキリがないんじゃないか?って位なんだけど。」
明石周:「?」首を傾げる。
西園寺由耶:相談されるなんて初めての経験にわくわくしてしまっている
根色みぞれ:「この前友達に連れてってもらった展覧会で。上手いけどヘンな絵を見たんだよね」
入間誠時:「絵」
根色みぞれ:フードを脱ぐ。「気のせいって言われたら…それまでなんだけども。」
西園寺由耶:「どんな絵だったの?」
根色みぞれ:「この影と『同じ色』の影をした人が、人ごみに混ざってる絵?というか……」
根色みぞれ:「タイトルの方が調べやすいかも。『瞼の裏』って名前だった。」
入間誠時:影を見る。
灰色の影:白でも黒でもない、中間のグラデーション。
灰色の影:じっと眺めていると、さっきよりも濃淡がブレて、また戻るような。不安定な色をした影だ。
入間誠時:「………それ」
入間誠時:「まさか、作者、美作ってやつ?」
入間誠時:依頼にあたって相手の情報は調べていた。
根色みぞれ:「あ!その人かも!」
根色みぞれ:「高砂さんって友達がお気に入りの絵だったから、作者さんも覚えておいたんだ!」
入間誠時:「あー……マジかよ」
西園寺由耶:「……お知り合いなの?」
入間誠時:「ん」
入間誠時:「依頼がそいつから来てさ。断ったんだが」
明石周:「依頼…」
入間誠時:「……あー。今回の仕事にカンケーありそうだから言っちまうけどさ。人探し?つーか」
入間誠時:「女のコを手元に戻したいって」
入間誠時:「そのコの名前が、今回の目撃者のリストにあった」
入間誠時:「高砂、茜」
明石周:「え」
明石周:きょとんとした顔で、入間さんと根色くんを交互に見ます。
西園寺由耶:「え?」明石くんを見る
根色みぞれ:「えっ」
入間誠時:「え?」今度はこちらが意外そうな顔をして
明石周:「さっき、俺、話してた…あの」
明石周:「根色もいま、高砂って言った」
根色みぞれ:(えーっと……逢さんだから、茜さんって名前ではないよね。)
明石周:その顔色を見る。「茜じゃない、別の高砂か」
根色みぞれ:「なんか……俄然繋がって来てるね?」ちょっと目を逸らし、また戻す。
根色みぞれ:※一瞬高砂さんの名前がブレてももーし訳なかったため。
明石周:「うん」頷く。「こっちは、高砂さん、目撃者だから。事件の情報を聞くって、ことで、話してて…」
明石周:「《メイポール》の正体を知ってるって言ってて」
西園寺由耶:「え」
入間誠時:「マジかよ。大アタリじゃん」
西園寺由耶:「凄い…!私のお仕事、もう終わっちゃうのかも」
根色みぞれ:「西園寺さんも追ってる人なんだ?"メイポール"さんって」
西園寺由耶:「そうなのっ!私のお仕事は、その"メイポール"さんの調査なんだ」
明石周:「………」きょとんとする。「あの」
明石周:「根色も、《メイポール》の調査任務メンバーになったんじゃないか」
明石周:「ここ呼ばれたってことは…」
根色みぞれ:「……そうなんだ?」※わかってなかった。
明石周:「任務の説明、これからあるって話だから…」
明石周:「あっ」付け足す。「ここで」
ミラ:「そうですよ~」ドアが開いて、巻いた髪の女性がひょいっと顔を出す。
根色みぞれ:「とゆーことは、この後に来る人から教えてもらうって流れかな」ぽへー。
ミラ:「なのですなのです」
根色みぞれ:「ワァ」うわさをすれば。
明石周:「ミラさん」背筋を伸ばす。
ミラ:いくつか資料を持って入室。「こんにちは~。みんなもうお話しててえらい!」
入間誠時:「どーもどーも」
入間誠時:足を組んで片手を上げる。雑な姿勢!
根色みぞれ:あわてて僕用スコーン(ほぼ空)をバッグに突っ込み直す。「お疲れ様でーす!」
ミラ:「そうです、《メイポール》の対処をするために」
ミラ:「エージェントの明石くん、フリーランスの…い、入間さんと、イリーガルの西園寺さん、根色くんを」
ミラ:「お呼びしたというわけですね」
入間誠時:(俺のトコだけどもったな……)
ミラ:こほんとし、キリリとします。
根色みぞれ:「そうでしたとは。」ぱっぱと机の上のスコーン紛を拭いている。
ミラ:「《メイポール》は乱暴な手段を選ばないFHエージェントです」
ミラ:「一般人の覚醒を狙ったり、レネゲイドの存在を広めたり…」
入間誠時:「これぞFHって感じだな」
ミラ:「はい。うちでも早く対処をしたい存在です」
ミラ:「ですので、皆さんよろしくお願いしますね!」
根色みぞれ:「んー……それは確かに大変なやつ。」ぺらりぺらりと資料が捲れている。
根色みぞれ:「分かりました!僕もがんばります!」にこり。
明石周:「はい」こくこく頷く。
西園寺由耶:ミラさんの持ってきた資料をパラララとめくって、元の場所に戻す。全部覚えた
西園寺由耶:「はぁいっ!」元気に返事。
入間誠時:「よろしく」
根色みぞれ:返事をして、視線を下ろす。灰色に染まった影が資料に触れている。
根色みぞれ:少年の指は動いていない。灰色の影に染まった資料が勝手に捲れているだけだ。
根色みぞれ:……EE:〈闇夜の烏〉
根色みぞれ:適用中。

GM:おし、シーン終了!
GM:ロイスと購入のあれそれができるよ!
西園寺由耶:あれやそれや~
入間誠時:ロイスロイス
根色みぞれ:あれこれ!
明石周:うお~っ!
入間誠時:どんどこ取りたいが
根色みぞれ:まずはロイス!だれからにしよっかな
GM:スポーツカーを買ったら道を走っていいですよ
西園寺由耶:狙うしかない…!
GM:www
根色みぞれ:ナンバーワンホスト御用達の……!
入間誠時仕事仲間/明石周/誠意:○/もしかして…?/ロイス
入間誠時:こっから
明石周:こっから…!
根色みぞれ:よーし西園寺さんからとっちゃお!
入間誠時:購入どうしよっかなー
入間誠時:まずは無難に
明石周西園寺由耶/尽力:〇/大変そう/ロイス これで~
入間誠時:応急手当
西園寺由耶入間誠時/〇好感/時々難しいことを言う…… これで!
入間誠時:3dx+3>=8
DoubleCross : (3DX10+3>=8) → 3[1,3,3]+3 → 6 → 失敗

入間誠時:おま…まじかよ
入間誠時:失敗です
入間誠時:以上!
明石周:こっちも応急手当にしよう
明石周:2dx+1>=8
DoubleCross : (2DX10+1>=8) → 5[2,5]+1 → 6 → 失敗

明石周:同じだw 以上です
根色みぞれ〈ド忘れしてないと良いな……〉西園寺由耶:○尊敬/ちょっとうらやましいかも で取得!
西園寺由耶:なかよしw
西園寺由耶:ド忘れw
西園寺由耶:じゃあ、私も応急狙おうっと
西園寺由耶:2dx>=8
DoubleCross : (2DX10>=8) → 9[8,9] → 9 → 成功

根色みぞれ:購入は何しよっかな スニーキングスーツにするか
入間誠時:優秀!
西園寺由耶:お嬢様財力! 入間さんにパスするねっ!
根色みぞれ:1dx+4>=10 えいっ
DoubleCross : (1DX10+4>=10) → 5[5]+4 → 9 → 失敗

入間誠時:わーい!
根色みぞれ:うーん……買っちゃうか!財産点1出して購入!
根色みぞれ:装備して隠密ダイスに+1しつついじょうです
GM:はーい!
西園寺由耶:ハイネックスニーキングスーツだ

ミドル2:歌うこと、語ること

GM:情報収集のシーン。調べたい人はおいで!
西園寺由耶:出る出る~
西園寺由耶:西園寺由耶の侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (46 → 47)
根色みぞれ:行くか~(フニャフニャ)
根色みぞれ:根色みぞれの侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (48 → 51)
明石周:明石周の侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (46 → 52)
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (51 → 61)
入間誠時:たかいよ〜
GM:では情報項目をだしまーす
GM:デデン!

・高砂逢について 〈情報:噂話〉難易度5
・高砂茜について 〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉難易度6
・美作哲之助について 〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉〈知識:アート〉難易度7
・《メイポール》について 〈情報:FH〉〈情報:UGN〉難易度6

西園寺由耶:これは、それぞれ関係するやつを狙う感じにします?
明石周:そうしましょうか!
根色みぞれ:おっけー!
入間誠時:はい!
入間誠時:待ってろよ美作
GM:ドキッ
西園寺由耶:www
明石周:・高砂茜について 〈情報:UGN〉でコネを使い判定します~
根色みぞれ:ではコネ:噂好きの友人を使いつつ・高砂逢について 〈情報:噂話〉を判定!
明石周:4dx+2>=6
DoubleCross : (4DX10+2>=6) → 10[1,3,7,10]+5[5]+2 → 17 → 成功

西園寺由耶:すごい!
明石周:バッチリ!
GM:すごい
根色みぞれ:3dx≧=5
入間誠時:コネ:噂好きの友人で美作について情報:噂話!
西園寺由耶:《メイポール》について調べます。 《生き字引》も使う!
根色みぞれ:3dx>=5 えいえいっ
DoubleCross : (3DX10>=5) → 8[3,5,8] → 8 → 成功

GM:ノイマンだ
西園寺由耶:ヤッター!
入間誠時:5dx+1>=7
DoubleCross : (5DX10+1>=7) → 8[3,4,5,6,8]+1 → 9 → 成功

西園寺由耶:ヒュー!
根色みぞれ:ヨシ!(ふんす)
入間誠時:よしよし
明石周:みんな順調~!
西園寺由耶:7dx+1>=6
DoubleCross : (7DX10+1>=6) → 10[3,6,7,7,7,10,10]+6[2,6]+1 → 17 → 成功

明石周:おおっすごい
GM:かしこい
入間誠時:かしこい!
西園寺由耶:ノイマンパワー!
西園寺由耶:47→48
根色みぞれ:てんさい!
入間誠時:あ、ダイスボーナス忘れてた。でも成功だったのでよし
GM:あるある
明石周:まだ本気を出せるというのか…!
GM:では情報を貼っていくね!
西園寺由耶:あと変身を3回残している…だと…?
西園寺由耶:情報ヤッター!
明石周:どうぞどうぞ

・高砂逢について
根色みぞれの友人。高砂茜という姉がおり、奔放な姉である彼女と家族を取り持ったりと苦労している。
自分でも絵を描いており、その作風は怪奇幻想的。他人からは不気味がられることもあるセンスのため、周囲にはあまり見せない。
根色みぞれに酷似した影が描かれた『瞼の裏』を目撃したが、思い当たるものはなかったようで、レネゲイド的干渉も見られなかった。

GM:最後のはつまるところ「絵自体はレネゲイドアイテムとかではない、マジでただの絵だよ」ということですね
明石周:なるほど~
西園寺由耶:はは~
根色みぞれ:つまり……絵を描いた人が!?
GM:では姉のほう!

・高砂茜について
売れないファッションモデルの少女。美作哲之助の捜し人。
FHエージェント《メイポール》の事件による被害者のひとり。怪我はほとんどなかったが、事件を目撃したため記憶処理のために護送される最中だった。
《メイポール》についてはっきりと記憶しているようで、その人物像を知っているのだという。

→トリガーシーン。高砂茜に話を聞きに行くイベントが発生する。

GM:高達成値ボーナスとして、明石くんは茜がどうやら自分がモデルとしてぱっとしていないことを気にしている、ということを、知るなり察したりしていいです。
GM:高達成値ボーナスはとくにシナリオに関係のないおまけです。
明石周:うお~ありがとうございます!
明石周:めちゃくちゃ地雷踏んだときの顔されたので察することができました
GM:www
西園寺由耶:www
GM:そうです
GM:つづいて美作。
根色みぞれ:つらいやつだ

・美作哲之助について
芸術展に出展していた画家のひとり。入間誠時に依頼をした男。
画家としては若手の部類であり、初期の『瞼の裏』のみ高い評価を得たが、他の作品はとくに評価されてはいない。強烈な色彩を用いた幻想的な作風が特徴。
『瞼の裏』が描かれた時期の根色みぞれの行動記録、美作哲之助の動きを調査し参照することで、接点が見いだせるかもしれない。

→次回の情報収集判定で【過去の事件記録】を調査できます。

根色みぞれ:いやん……
西園寺由耶:なんだと!隠された接点が…
GM:絵じゃないので描いた人を調べようということですね
GM:で、メイポール

・《メイポール》について
FHエージェント。シンドロームはバロール/ソラリス/ブラム=ストーカーの魔眼使い。
活動期間は長く、非オーヴァードの覚醒やレネゲイドの周知を目的とする典型的なFH思想の持ち主。
一般人を標的とした覚醒目当ての襲撃も多い。
活動頻度の高さからもジャーム化していると見られ、UGNでは優先的に身柄を追っている。
また、近年では協力者を得ているとみられる動きがある。

西園寺由耶:なんだって…!
入間誠時:ジャーム!
明石周:危険だ~~
GM:こっちも高達成値ボーナスとしてシナリオに関係ない情報。
西園寺由耶:やった!なんだろ
根色みぞれ:ヤバいぜ!
GM:《メイポール》は元はセル所属のエージェントだったが、壊滅後も活動を続けている状況。
西園寺由耶:なるほどね
明石周:好きな女の子のタイプじゃなかった
西園寺由耶:www
GM:ミラが明石君に話したヤバげな状況はセル当時のもので、いまはとにかくこいつがバリバリ動いててヤバいというわけです。
西園寺由耶:理解!
明石周:は~い!
根色みぞれ:早くボコボコにしないとね……
GM:こんな感じで共有してもらおうかな
入間誠時:OK!
西園寺由耶:はーい!
明石周:場所どこにする~?
GM:支部でもいいし、店なども生やせます
入間誠時:カラオケでも行く?突然
西園寺由耶:いいですね!
西園寺由耶:カラオケなんて初めて…!
根色みぞれ:庶民の遊びだ
GM:こんなの(情報共有)初めて…
明石周:行きますか!
西園寺由耶:www
根色みぞれ:よーし僕85点出しちゃうぞ~(微妙に低い)
GM:では冒頭だけ描写してあとはまかせまーす

GM:カラオケ店「招かれた犬」。
GM:他に人が入らない個室があるということで、あなたたちはここの一室を借りている。
入間誠時:「…と、ゆーわけで」
入間誠時:「ここは俺のオゴリっつーことでどーか」
入間誠時:運ばれてきたドリンクを配膳して。
明石周:「えっ」目を丸くする。「大人…」
明石周:コーラを受け取っています。他の二人にも配る。
西園寺由耶:「大人…」コーラありがと!
根色みぞれ:「大人だ……」ぽちぽちBGMになりそうな曲をリモコンで打ち込んでいる。
根色みぞれ:コーラも受け取る。
西園寺由耶:「わぁっ、素敵……」勿論カラオケボックスは初めてです。
入間誠時:「何、いーってこと」
入間誠時:お金には困っていないので。
西園寺由耶:『冷たい水をくださいできたら愛してください 僕の肩で羽を休めておくれ~♪』 突然なるBGMにビクっと身体が跳ねる。これがカラオケボックスなのね
明石周:「西園寺、慣れてないのか」その様子を見やる。
西園寺由耶:「うんっ!こういう所に来たの、初めて。だから」
西園寺由耶:「色々、教えてね?」
明石周:「いろいろ…」呟くように小さく言う。何故か照れている。
根色みぞれ:「あ、煩かったら音量下げるね!」ぽぴぴぴ……
入間誠時:「ん」
入間誠時:「じゃあ、誰から行く?歌じゃなくて、調査結果」
入間誠時:「西園寺くんからがいいかな」
入間誠時:「調べたんだろ、《メイポール》」
明石周:「メイポールについて」頷く。「聞きたい」
西園寺由耶:「あっ、はいっ!」手に持ったマイクを背中に隠して。
根色みぞれ:「うん、僕も気になってた。」こくこくと頷く。
西園寺由耶:「えっとね」
西園寺由耶:「《メイポール》は皆も知っての通り、FHで活動していたエージェントだったの。でも」
西園寺由耶:「元はセル所属のエージェントだったけど、今はもうそのセルは壊滅しちゃってたみたい。それで」
西園寺由耶:「……どうやら、協力者もいるみたいなの」
明石周:「協力者…」
西園寺由耶:「《メイポール》はもうジャームみたいだけど……その協力者のことは、今はこれ以上は分からなかったかな」
西園寺由耶:そう言って、自分の情報を共有する。した。
入間誠時:「ふーん…」
根色みぞれ:「……ナントカ見つけておきたいね。できるだけ早く」
入間誠時:「ああ。だから」
入間誠時:「目撃者についても話を聞きたい。だろ?」
入間誠時:明石くんに
明石周:「あ、はい」引き取るように頷く。
根色みぞれ:血流をちょっと意識してこめかみを揉む。
明石周:「さっき話したときは…、そういう、《メイポール》を知ってるなんてことは、初めて言われて」
明石周:「詳しいこと聞く前に、時間無くなって、俺、こっちの打ち合わせに入っちゃったんで」
明石周:「これから時間つくったんで、あの、皆で聞きに行きましょう」
入間誠時:頷く。
明石周:「ちょっと、あの」まごつく。「強めの人なんで」
明石周:「根色と西園寺は、その…何言われても気にしなくていいと思う」
根色みぞれ:「つよめ……」ムキムキの高砂さんを思い浮かべている。
根色みぞれ:発想が雑だ。
西園寺由耶:「つよめ……」筋骨隆々の高砂さんを思い浮かべている
入間誠時:「俺はー?」
明石周:「入間さんは…」
明石周:きょとんとしたように入間さんを見つめる。「大丈夫そう」
根色みぞれ:「大人だから……?」
西園寺由耶:「誠時も、脱いだらスゴイってこと…?」筋骨隆々イメージ
入間誠時:「おい」
入間誠時:「うら若き乙女がそーゆーコトゆーんじゃありません」
入間誠時:戯けて返す
明石周:「ぬい……」
明石周:「……あ」
明石周:「その高砂さん、モデルやってるって…あんま、言いたくなさそうだったけど」
入間誠時:「ふんふん」
根色みぞれ:(うっかり聞かないよーにしないとな……)
明石周:「そうらしいから、それで、美作さん…画家だから、モデル……で、知り合いになったのかも」
明石周:「絵の、なんか」あんまり分かってないような顔。「絵の…モデル…」
入間誠時:「ああ、モデルって言ってたな」
入間誠時:「美作サンのコトもこっちで調べといた」
入間誠時:端末ぽちぽち
根色みぞれ:「モデル。ピカソやモネの描いてる人みたいなのだよね?」
明石周:「たぶん…」美術に詳しくないのでよく分かってない。
西園寺由耶:端末を覗き込む
根色みぞれ:おっかけて覗く。
明石周:遅れて覗き込む。
入間誠時:「そーだなあ。こーゆー、激しい色使いが得意らしい」
入間誠時:映し出された絵を示して
根色みぞれ:「『瞼の裏』っぽい……なんかぶわーっとした絵が一杯ですね」
根色みぞれ:(僕の『灰色』はないっぽいけど……)
明石周:「色が多い…」よく分かってない人の感想。
入間誠時:「ああ。でも、そいつ以外は鳴かず飛ばずだったらしい」
入間誠時:「だから、『瞼の裏』はそんだけ特殊ってこった」
根色みぞれ:「うーん。流石になんか関係ありそーだなぁ」
明石周:「この人が、オーヴァードかどうかは、分かってるんですか」
入間誠時:「そいつぁ、まだわかんねー。なんせバーで《ワーディング》するよーな非常事態でもなかったしな」
根色みぞれ:「僕の心当たりは現状イマイチなんだけども……」うんうんと悩む。
西園寺由耶:「その絵……。いつ頃に描いたのかなぁ」記憶を失っている身として、そういった部分も気になってしまう
入間誠時:「西園寺くん、いいトコに目をつけた」
西園寺由耶:素直に受け取る。嬉しい
入間誠時:「それだ。こいつが描かれた頃」
入間誠時:「根色くんが何をしてたのか。美作サンが何をしてたのか」
入間誠時:「それをこの後調べていく」
根色みぞれ:(……僕の『灰色』を知っているのなら。)
根色みぞれ:「上手く行けば……時期は大分絞れそうですね。」少なくとも、二~三年以内だ。
入間誠時:「……ああ。そんで、繋がりがあれば、そいつを引っ張る」
明石周:「あの……」おずおずと聞く。
明石周:「根色、何にも心当たりないのか」
根色みぞれ:「うーん……一応友達の方の高砂さんにもそれなりに調べてもらったけど。」
根色みぞれ:ごそごそと自分のたぶれっとを見せる。
西園寺由耶:覗き込む。近い
入間誠時:覗き込まない。それで見える。
明石周:西園寺さんがごそごそ近くなってむしろ避ける。
根色みぞれ:「モデルの方の高砂さんがお姉さんで間違いないって事と、自分でも絵を描いてるぐらいには好きってコトと……」
根色みぞれ:最低限のしりょーを見せつつ、最近撮影させてもらった作成途中の絵(高砂さん作)を見せる。
根色みぞれ:「個人的にはけっこー好きな絵を描いてる、って位かなあ。」
明石周:「え」驚く。「姉妹」
明石周:「すごい偶然…」
入間誠時:「さて」
入間誠時:「どっちかがどっちかの影響受けたのかも知んないぜ」
入間誠時:「美作サンをどっちも知ってるワケだ」
明石周:「……」おお、と感心しながら、入間さんの顔を見やる。
入間誠時:絵の方は、バッドトリップした時みたいだなあ、と思う
根色みぞれ:「美作さんか。ここで結ばれて来たなー……」
西園寺由耶:「この絵と、さっきの美作さんの絵。雰囲気が似てるね」頭の中で絵を照合。どちらも幻想的な雰囲気がある。
明石周:「西園寺は」聞きます。「こういうの、好きなのか」
根色みぞれ:「上手いよね!高砂さん!」ふんす!
明石周:「根色は好きそうだ」おお…としています。
西園寺由耶:「嫌い、じゃないけど……。人物とか、風景画の方が好きかな」
入間誠時:「へえ」
根色みぞれ:「そーなの?」
明石周:「詳しそう」きょとんとしている。
西園寺由耶:『冷たい水をくださいできたら愛してください 僕の肩で羽を休めておくれ~♪』 気づけば、同じ曲が20曲連続で入っている。
西園寺由耶:楽しくなって何度も端末をいじっていた結果だ。
明石周:「……」閉口する。「……あの」
根色みぞれ:「……一旦キャンセルしとく?」
入間誠時:肩を竦める。
西園寺由耶:「楽しいねっ!うちにも欲しいなぁ、カラオケルーム」機材ではなく部屋ごと欲しい
明石周:「うん…」静かに頷く。
根色みぞれ:「おっけー。」ぽちぽちと30曲分まで入っていた予約を全消去する。
根色みぞれ:ついでに自分用で『POP S○NG』も入れておいた。
明石周:端末をいじる様子を覗き込む。
明石周:「…あの」
明石周:「面会時間まで、まだ時間あるから…」
根色みぞれ:「んえ?」顔を上げる。
根色みぞれ:「明石君も入れる?ついでにやっとくよー!」
明石周:上手い具合に気を遣ったことを言おうとして、出てこない。まごつく。「あ」
明石周:「うん」頷く。
根色みぞれ:「うん!」手を留める。
根色みぞれ:リクエストを聞きたいからだ。
明石周:「えっと……」根色くんの顔を見ます。
根色みぞれ:「……?」
明石周:ランキング上位の、定番ソングを見つける。それを指さす。
明石周:「ひとりで歌うの、あの、恥ずかしいから」
明石周:「一緒に……」
根色みぞれ:「えーっと……これね!わかった!」にこにこ。
明石周:「うん」照れます。「根色、リラックスしてて、良いな」
明石周:「あの」言葉を探す。「任務、頑張ろう」
根色みぞれ:『KICK BA○K』が入った。
根色みぞれ:「ん!僕も結構ドキドキしてたけど。」
根色みぞれ:「こーやって……同じぐらいの人とワイワイやるのも久しぶりだったからさ」
明石周:そうなのか、と小さく言って、きょとんとそのまま根色くんを見る。
根色みぞれ:「明石君が……えーと。きんちょーせず頑張れそうなら」「僕も何よりだよ。」
根色みぞれ:にこりと微笑む顔は。自然さが増していた気がした。
明石周:うん、と返して、こっちも自然と小さく笑う。
GM:それから、いくつもの音楽が順番に機体から流れはじめることだろう。
GM:小さな箱の中で、あなたたちはしばし気軽に芸術に興じたのだった。

GM:シーン終了!
GM:ロコ(ロイスと購入ができます)
入間誠時:ロコロコ
西園寺由耶:どうしようかな。とりあえずロイホしておこうかな
根色みぞれ:ロコ~
明石周:これは根色くんにロイスを取るしかないってばよ
根色みぞれ:僕も明石君に取っちまうか~
入間誠時:私もロイホ〜
入間誠時:悩ましい
入間誠時:ブルーゲイルチャレンジ
入間誠時:《紡ぎの魔眼》
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を1(→ 1)増加 (61 → 62)
明石周根色みぞれ/友情:〇/疎外感/ロイス
入間誠時:6dx+3>=20
DoubleCross : (6DX10+3>=20) → 9[4,4,7,9,9,9]+3 → 12 → 失敗

明石周:まだ聞いてないけどなんか絶対いろいろあったじゃろ……の察しの疎外感です
西園寺由耶:惜しい…
入間誠時:あー…買えなくはないがちょっと遠いな
入間誠時:ここは失敗で。以上!
根色みぞれ〈……いい人だよなぁ〉明石周:○誠意/ちょっと不安 で取得!
明石周:ちょっと!
西園寺由耶:ちょっと!
GM:カラオケ不慣れだからか
西園寺由耶:ww
根色みぞれ:影の事明かせてる分の補正も込みですね…
西園寺由耶:(大丈夫かな?流行ってる曲知ってるかな?)っていう不安…?
明石周:www
明石周:それは危ないかも
明石周:購入は応急手当るます!
根色みぞれ:そもそもデュエットが久しぶりの為……
明石周:2dx+1>=8
DoubleCross : (2DX10+1>=8) → 8[5,8]+1 → 9 → 成功

西園寺由耶:おお!
明石周:買えた!所持します
西園寺由耶:じゃあ、ブルゲチャレンジ!
根色みぞれ:購入は応急か武器だなあ
西園寺由耶:2dx>=20
DoubleCross : (2DX10>=20) → 3[1,3] → 3 → 失敗

西園寺由耶:ぜんぜんだめ!以上です
入間誠時:あっ
入間誠時:またダイスボーナス忘れてる!
入間誠時:ダメ元で振り足していいですか
明石周:さらにすいません!ここで《水晶の剣》を2回使用していいでしょうか
根色みぞれ:着実にアップデートしていこう。ショットガンに挑戦!
根色みぞれ:1dx+4>=11
DoubleCross : (1DX10+4>=11) → 2[2]+4 → 6 → 失敗

根色みぞれ:ウーン!財産点も足りないし見送りだな
GM:いいよ!
根色みぞれ:いじょうです!
GM:かけちゃえ
入間誠時:はーい!
明石周:うす!
入間誠時:1dx+3>=20
DoubleCross : (1DX10+3>=20) → 1[1]+3 → 0 (ファンブル) → 失敗

入間誠時:うん
明石周:ああっ
西園寺由耶:oh…
根色みぞれ:かなしい
入間誠時:そう都合良くはいかない!以上です
明石周:ではこちらすみません!必中の弓とストライクチップに使用します それぞれ攻撃力+6
明石周:明石周の侵蝕率を8(→ 8)増加 (52 → 60)
明石周:以上です!
GM:さらに強くなってる…
GM:はーい!

ミドル3:用無しの女神

GM:シーンプレイヤー制度を忘れていました 明石くんです。でも全員出て欲しいです
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (62 → 67)
明石周:明石周の侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (60 → 68)
西園寺由耶:出ます
西園寺由耶:あ、ボタンが消えてる
西園寺由耶:手動でやろ
西園寺由耶:48+1d10
DoubleCross : (48+1D10) → 48+7[7] → 55

根色みぞれ:でるぜ!
根色みぞれ:根色みぞれの侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (51 → 60)
GM:はーい!
根色みぞれ:急に盛ってくるじゃんね?
西園寺由耶:興奮してるの?
明石周:ピュアな顔でえらいこと聞いてくる
入間誠時:ええ…
西園寺由耶:ww
GM:このシーンでは、高砂茜から話を聞きだす感じです。興奮もしてていいですが
明石周:だめだろ!
根色みぞれ:そうかも……(侵蝕率が)
GM:いや しないほうがいいな
入間誠時:www
GM:しないほうがいいです。
西園寺由耶:www
根色みぞれ:しないことになりました。
明石周:よかった
入間誠時:ほっ
GM:では描写で…まあ部屋に茜がいるんで入ってもらう感じで行きましょう

GM:場所はふたたび支部。
ミラ:「年下にパシられました!」茜に飲み物などを差し入れたらしい。
入間誠時:「お疲れさーん」
明石周:「年下…」
根色みぞれ:「おつかれさまでーす!」年下。
明石周:「なんですね」大人の年齢差をよく分かってない。
ミラ:「あっ…私は大人ですよ!」大人である。
西園寺由耶:「大人……!」
入間誠時:「わかってるわかってる」
ミラ:「なら、まあ、いいですが…」
明石周:「で、あの」きょとんとしている。
ミラ:「ともあれ、けっこうめんどくさい人っぽいので」
根色みぞれ:「めんどくさいんだ……」ぐるぐる眼鏡をかけた高砂さんを思い浮かべている。
根色みぞれ:なんか難しいこと言いそう。
明石周:「あ」口ごもる。
ミラ:「あ、なんだい明石くん」にこにこする。
明石周:「あ。いえ」慌てます。「入っていいか、聞こうと思って」
ミラ:「ああ、大丈夫だと思うよ!」
ミラ:「早く帰りたがってるから、むしろいいと思う。任せましたよ皆さん」
入間誠時:「へーい。任されましたよっと」
根色みぞれ:「ノックは要りそーですかね?」ちゃっちゃと髪の癖を確認している。
明石周:「要らないと思うけど…しないと」
明石周:「それはそれで文句言う」
明石周:「と思う」
入間誠時:「…じゃあ」
入間誠時:こん、こん
入間誠時:率先する。大人…なので?
根色みぞれ:「なるほど……!」はらはらとノックを見守る。
西園寺由耶:待っている。普段、扉を開けてもらうのが身に沁みついているからだ。
高砂茜:「はぁーい」
入間誠時:「入るぜ」
入間誠時:扉を開けて、明石くんに頷く。
根色みぞれ:「失礼しまーす!」入間さん(漢字教えてもらった。)につづく。
明石周:入間さんに頷き返しながら、みんなに椅子を勧める。
高砂茜:「増えてるし」ペットボトルの紅茶を飲んでいる。入間さんの見た写真通りの容姿。
西園寺由耶:「お邪魔しますっ」後に続く。
入間誠時:「はは。増えてますよっと」座る。
根色みぞれ:「ちょっと増えた方です……」明石君の後ろに隠れて座る。
明石周:先導して。「高砂茜さん」
明石周:「えっと…さっきの話。メイポールの話。みんなで聞きに来ました」
高砂茜:「ああ」
高砂茜:「学生ばっかだぁ」ウケている。「んー」
高砂茜:「そうだなあ。これさあ、たぶん」
高砂茜:「あっちは私を逃がしたなあって思ってるんじゃないかな」
入間誠時:「ん」
入間誠時:少し気になるが、耳を傾ける。
根色みぞれ:「そうなんですか?」首を傾ける。
明石周:「あっちって…メイポール?」
高砂茜:「そ。向こうも私を知ってるから」
高砂茜:「んで、別に死んでもいいって思ってるだろうし、いろいろ、コソコソしてたし」
明石周:「知ってる」きょとんとする。
入間誠時:「あー…」
入間誠時:自分の思ってるやつか、どうだろうなあ、と思っている。
明石周:入間さんを一瞥。視線を高砂さんに戻す。
高砂茜:「つーか…だから来たんだよね、私」
根色みぞれ:「来たって……UGNにですか?」
高砂茜:「そ。善良な市民を守ってくれるらしいじゃん?」
高砂茜:「しかも、記憶を忘れさせてさあ」
西園寺由耶:「……」
明石周:「あの、高砂さん」
明石周:「順に聞きます」
高砂茜:「んー?」
高砂茜:「いいよ」笑う。「順に話してないもんね」
高砂茜:「何が知りたいんだっけ」
明石周:「あなたは」笑いもせず、ぽつぽつ聞く。
明石周:「メイポールの正体を知ってるって言った」
根色みぞれ:(と言うか、まだ話してなかったんだ……)流石に口にはしない。
高砂茜:「うん」
明石周:「知り合いが《メイポール》だったのか」
明石周:「《メイポール》が、知り合いになったのか…えっと」
明石周:「どっち」
高砂茜:「前の方かなあ?」
根色みぞれ:「…………」
根色みぞれ:(前者と後者でどう違ったんだろ…?)微妙に理解が遅れている。
明石周:「なんて人ですか」
高砂茜:「あいつが連れて来た」
入間誠時:じっと茜を見る。
西園寺由耶:息を呑み、見守っている。
高砂茜:「麻衣耶って女」
西園寺由耶:「えっ!?」ガタッ!
明石周:「わ」ちょっと驚く。
入間誠時:「ん」
入間誠時:少し驚いて西園寺さんを見る。
高砂茜:西園寺さんにぎょっとする。「何」
西園寺由耶:「その人って……柳 麻衣耶さんですか…?」
根色みぞれ:「知り合い?」
西園寺由耶:「うんっ……。先日、カフェでご一緒したの……」
高砂茜:「ああ、そうだったかな……哲之助は名前でしか言ってなかったし」
高砂茜:「眼鏡のヘラヘラした女?」嫌そうに笑う。
西園寺由耶:ヘラヘラはしていなかったけど……、と反論する言葉を飲み込む。
入間誠時:「あー」
入間誠時:「やっぱり美作サンもカンケーしてんのか」
根色みぞれ:「んー、世間は狭いなぁ……」
根色みぞれ:(高砂さんの推しと高砂さんのお姉さんが知り合いだとは。)
高砂茜:「なに、哲之助までバレてんだ…ウケる」
入間誠時:「ウケるよな」
入間誠時:「あんたを手元に戻したいだってさ」
高砂茜:「は!キモ」笑う。
高砂茜:「あの女が来たあたりから、おかしくなったんだよね」
明石周:「美作さんが、その…麻衣耶さんって人を連れて来た」
明石周:「おかしくなった?」
高砂茜:「あ、そうそう。連れて来たの」
根色みぞれ:「でえーっと……麻衣耶さんが"メイポール"と。」
高砂茜:「そのあたりから。私の絵を描かなくなった」
入間誠時:(『もういい』、か)
根色みぞれ:「えっ」どきり。
明石周:「それまでは、描いてもらってた…」
高砂茜:「あー…そうじゃん。そう。言ってなかったっけ?なんだっけああいうの」
高砂茜:「ミューズ?的な」
明石周:「ミュー……」分からなかったので、分かりそうな西園寺さんの方を見ます。
西園寺由耶:その視線を受けて応える。
根色みぞれ:「その……幻想ファンタスティック、的なやつですかね?」
高砂茜:「囲われ的な」
西園寺由耶:「ギリシア神話の詩と音楽の女神。ギリシア語でムーサMusa。その系譜と数については異伝が多い。一般的にはヘシオドスに従って、ゼウスとムネモシネ(記憶の女神)の娘で9人姉妹とされる。古くはテッサリアのピエリア地方、そしてボイオティアのヘリコン山に崇拝の中心地をもっていた。彼女たちは詩人や楽人に霊感を与えた反面、おごれる歌人を罰することも多かった。トラキアの楽人タミリスがミューズたちにも負けないと高言したとき、彼女たちは怒ってタミリスの視力を奪い、さらに歌と竪琴(たてごと)の技をも失わせた。また、マケドニアのペッラの王ピエロスの娘で歌自慢の九姉妹が彼女たちに挑戦したとき、女神たちは九姉妹を負かしたうえ、罰として彼女らをおしゃべりなカササギに変身させた……」まるでwikipediaを見てきたかのようにつらつらと話す
高砂茜:「何?」
根色みぞれ:「わぁ」「どうしたの西園寺さん」
入間誠時:「長い長い」
明石周:「うん…」頷く。
高砂茜:「なにこいつ…」と西園寺さんから目を背ける。
根色みぞれ:「えーっと……そうだ!パトロン!」※多分違います。
入間誠時:「要はさ」
入間誠時:「インスピレーション元ってやつだろ」
西園寺由耶:「インスピレーション元……そういう事だったのね……」その意味を知ったのは初めてだった。
入間誠時:「女神サマ、なワケだ」
高砂茜:「もー用なしだけどねぇ」
根色みぞれ:「うーん。スランプになっちゃったんですかねえ……」
明石周:「その…」
明石周:「美作さんは、何を描くようになったんですか」
明石周:「あなたを描かなくなってからは」
高砂茜:「つかたぶん…絵が変わったんだな」ひとりごちてから。
高砂茜:「キモい絵だよ。なんか…へんな化け物みたいなのとか」
高砂茜:「そうだ、最初の、賞とったやつもそんなやつ」
入間誠時:「………」視線は茜に向けたまま。
入間誠時:ただ。《地獄耳》
入間誠時:根色くんの様子を見ている。
根色みぞれ:「……『瞼の裏』、ですか?」
高砂茜:「そうそう」
根色みぞれ:発汗器官や血流の脈拍は大きく乱れてはいない。
根色みぞれ:「たぶん……その絵に関係あるかもって呼ばれた?のが。僕なんですよね」
根色みぞれ:眉尻はちょっと下がっている。「と言っても」
根色みぞれ:「現状は色合いだけなんですけど……」黒いパーカーの袖を捲り、素肌の腕を電灯に翳す。
根色みぞれ:照らす影は、腕の途中から中途半端に灰色に染まっている。
高砂茜:うわ、と小さく言う。
高砂茜:怯える…というよりも、不気味がるような、嫌悪感に近い目で、それを見て。
根色みぞれ:静かに微笑む。「あの絵と僕以外で」
根色みぞれ:「この色の見覚えって……あったりしますかね?」
高砂茜:「こんなの見たら、忘れないでしょ」
高砂茜:「ないよ。少なくとも、私はね」
明石周:「……あの」口をはさみます。
明石周:「整理します」
根色みぞれ:「ありがとうございます」腕を戻す。「うん。明石君」黒い影が覆い隠していく。
高砂茜:「真面目~」鮮やかな色のネイルがたんたんと机を叩く。
明石周:「俺たちは、メイポールを追ってます。悪いやつ…で、オーヴァードなんで」
明石周:「メイポールは、麻衣耶って人」
高砂茜:興味なさげに頷く。
西園寺由耶:「……」
明石周:「美作さんが、麻衣耶って人に影響されて、絵が…えっと…変わった」
入間誠時:「……」首の後ろを叩く。
明石周:「美作さんが、オーヴァードのこととか知ってるかどうか、わかりますか」
高砂茜:「知らないことはないんじゃない?」
高砂茜:「あいつらが、UGNがどうの、言ってたの聞いた」
根色みぞれ:「むーん……」整理点を覚えている。
明石周:「美作さんが、オーヴァードになっているかどうかは」
高砂茜:「それはわかんないけど…」明石くんをじっと見上げる。
高砂茜:「でも」
明石周:そのまま目が合う。きょとんと瞬きする。
高砂茜:「あいつは変わったと思う」
明石周:「……、……」入間さんをまた見ます。
入間誠時:「……で」
入間誠時:「あんたも、美作サンの……」
入間誠時:「美作のことは、要らなくなったのかい?」
高砂茜:「私をいらない人はいらない」すぐに答える。
入間誠時:「さっぱりしてて結構」笑う
根色みぞれ:「おお。」(わかりやすい。)
高砂茜:「なんかな~」
高砂茜:「前は、すごい特別な奴だと思ってたのにな。全然…」
高砂茜:「……こんなもんか」あなたたちオーヴァードを見て。笑う。
入間誠時:「意外とそーゆーもんさ」
入間誠時:「『こんなもん』ばっかだよ」
根色みぞれ:「地続きではあるんですよね。やぱし」
明石周:「……麻衣耶って人は」
明石周:「『こんなもん』…って言い切れる存在じゃなくなってる」
西園寺由耶:「……」
高砂茜:嫌そうにする。モデルの話をしたときに近い。
高砂茜:「……」
明石周:「メイポールっていうなら、そうだ」ジャーム、とは言わずに言う。「印象は」
高砂茜:「哲之助は」
高砂茜:「特別なものを描きたかった」
高砂茜:「あの女は、それを持ってこれたんでしょ」
根色みぞれ:「……」手の影は、まだ灰色だ。
高砂茜:「それがあんなキモいもんかよってね」嘲笑するように言う。
明石周:瞬きする。「特別…」
入間誠時:(さてね)心の中で言う。
入間誠時:「……別に」
入間誠時:「欲しがってた特別を持ってきたとも限んないだろ」
西園寺由耶:「……貴女の目には、麻衣耶さんはどう映ったか。……聞かせてくださる?」
高砂茜:「そーだね」両方にそう言う。
高砂茜:「ふふ」そして、西園寺さんの言葉に笑う。
高砂茜:「ちょうどさあ、あの女もよく言ってたの」
高砂茜:「どう見えるかって。あなたには、あいつには、どう映るか、どう見えるか…」
高砂茜:「知らないよ、あの女のことなんか。知りたくもない」
西園寺由耶:「……」いま、同じものを人と見ているんだって実感できるのが、好き。彼女がそう言っていたのは、はっきりと覚えている。
西園寺由耶:「……そう。分かった」
根色みぞれ:「その位がいいですよ。」唇の端を歪める。
高砂茜:みぞれくんのことを見る。相変わらず、どこか嫌そうに。
根色みぞれ:「なんかヘンな物を見たなって、寝て起きたら忘れてるくらいでいい。」
高砂茜:「……忘れるよ。忘れさせてくれる、みたいじゃん?ここは」
高砂茜:明石さんを見る。「守ってくれるんでしょ?市民をさ」
明石周:「む」虚を突かれる。
明石周:「んん…えっと」
明石周:「まあ、そうだけど……」
西園寺由耶:「……」高砂茜を不思議そうに見る。”忘れたい”と思う気持ちは、西園寺由耶には理解が出来ないものだからだ。
高砂茜:「逃げたくてさ」笑う。
高砂茜:「目撃者って言えば、匿ってくれるって…そういう感じで。あいつらが話してたから」
明石周:「……あの」
高砂茜:「うん?」
明石周:「しばらく、このまま、こっちに保護してもらってた方がいい。そういう風にする」
入間誠時:「…だな」
高砂茜:「やったー」
明石周:「記憶処理は、事態が落ち着いたあと」
西園寺由耶:「……そう、だよね」
西園寺由耶:UGNとして記憶処理をするのが適切だ。そうだと分かっている。だからこそ、口を噤む。
根色みぞれ:「うん。僕も異議なし!」
明石周:「うん。メイポールが高砂さんを知ってるって言うなら……」口を噤む。
明石周:「大丈夫か、西園寺」
高砂茜:「はあい。スマホだけでも返してほしいんだけどな…」言いながら、不思議そうに西園寺さんのほうを見ている。
西園寺由耶:「うん。……心配してくれて、ありがとう」だから、記憶を消すという行為に口を挟む真似はしまいと思う。覚えてはいないけれど、こんなことはきっと初めてではないのだから。
明石周:「……ん」深追いせず頷く。
根色みぞれ:「…………」微笑みは浮かべたまま。西園寺さんに頷く
入間誠時:「……明石くん」
入間誠時:「聞きたいことは大体聞けたかい」
明石周:「……」ちょっと考える。「はい。えっと」
明石周:「麻衣耶さん、って人。あと、美作さん。そっちを調べましょう」
高砂茜:「ちなみに、捕まるとどうなんの?あいつらは」
根色みぞれ:「んー……」
入間誠時:「さて。現場判断、てヤツかね」
根色みぞれ:「法律にのっとった裁判とかはあると思う。」
根色みぞれ:「酷い事とかしてたらけーむしょとか入っちゃうかも……です」
根色みぞれ:『大人しく捕まったら』の話だけど。
根色みぞれ:これは流石に言えなかった。
入間誠時:「捕まる場合もあるし」
入間誠時:「……ま。それ以外で逃げられなかった場合のことは」
入間誠時:「お察しください。ってヤツ」
高砂茜:「あはは。わかりましたぁ」
明石周:「行きましょう。お話、ありがとうございました」高砂さんに会釈。
高砂茜:「はぁい」
高砂茜:「がんばってー。『特別な』人たち」
根色みぞれ:「失礼しましたー!」ぺこりとお辞儀をし、去っていく。
入間誠時:「んじゃ。お疲れさーん」片手だけをひらひらと。
西園寺由耶:「……お話し聞かせてくれて、ありがとう」ぺこりとお辞儀をして。
明石周:最後にもう一度高砂さんを見返し、退室していく。
GM:…残されるは一人。
高砂茜:(……制服ばっか)
高砂茜:学生ばかり。舌打ちして。彩られた爪で、机を叩いた。

GM:シーン終了。
GM:ロイス購入もろもろできるぞ!
根色みぞれ:ロイホ!
入間誠時:ロ〜〜
入間誠時:保!
根色みぞれ:購入はなにしよっかな
明石周:ロイスは保留にします!
西園寺由耶:ロイホ!
入間誠時:購入は……
西園寺由耶:スポーツカー?
入間誠時:ブルーゲイル!
明石周:あっ防具もってない!
根色みぞれ:ショットガン再挑戦!
入間誠時:《紡ぎの魔眼》
明石周:UGNボディーアーマー確保にいそぎます
入間誠時:7dx+3>=20
DoubleCross : (7DX10+3>=20) → 9[1,2,3,3,7,9,9]+3 → 12 → 失敗

根色みぞれ:2dx+4>=11 侵蝕補正も乗り!
DoubleCross : (2DX10+4>=11) → 10[10,10]+9[6,9]+4 → 23 → 成功

入間誠時:まわんねえーーー
明石周:やばっ
入間誠時:みぞれくんやば
明石周:3dx+1>=12
DoubleCross : (3DX10+1>=12) → 7[1,5,7]+1 → 8 → 失敗

根色みぞれ:フルオート買えたね…………
明石周:失敗ナリ~
西園寺由耶:じゃあボデマチャレンジしよう
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を1(→ 1)増加 (67 → 68)
入間誠時:うーん……
西園寺由耶:2dx>=12
DoubleCross : (2DX10>=12) → 10[8,10]+5[5] → 15 → 成功

入間誠時:買おう。財産8!
入間誠時:入間誠時の財産点を8(→ 8)減少 (11 → 3)
西園寺由耶:買えたので明石くんにボデマをパス!
西園寺由耶:おお!お金持ち!
根色みぞれ:ウェポンケースを手裏剣からショットガンにチェンジ!して以上です!
入間誠時:ブルーゲイルゲット
明石周:あっありがたすぎる!もらいます!
入間誠時:以上!
明石周:根色くんショットガンに水晶の剣します?
西園寺由耶:こちらも以上!
根色みぞれ:おお!良ければ貰っちゃいたいかも!
明石周:は~い!では《水晶の剣》を根色くんのショットガンに!
根色みぞれ:後は搦手用のスタンガン買う位だったので……
明石周:攻撃力+6だよ~
GM:うおおー
明石周:明石周の侵蝕率を4(→ 4)増加 (68 → 72)
GM:水晶の剣が効いていく
根色みぞれ:わぁい!
明石周:イエイ!以上です!
入間誠時:かわいい…
西園寺由耶:かわいい男子sだぜ
GM:おす!ではここは以上だ!

ミドル4:ありふれた痛みは

GM:ハンバーガーを食べたい奴は出てきな!
西園寺由耶:ww
西園寺由耶:西園寺由耶の侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (55 → 56)
明石周:明石周の侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (72 → 73)
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (68 → 75)
GM:盛り上がれよ!
西園寺由耶:wwwww
明石周:ww
根色みぞれ:根色みぞれの侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (60 → 64)
GM:ハンバーガーだぞ!
入間誠時:こいつが一番テンション上がってる
西園寺由耶:かわいいww
根色みぞれ:こんなの初めて……!(塩対応されるハンバーガー)
西園寺由耶:www
GM:では、ここは自由会話シーンです。そして食べてください
西園寺由耶:ガツガツ!

GM:ハンバーガーチェーン『あとで名前を入れる』。
西園寺由耶:ww
GM:高砂茜が保護となったことで、少し時間のできた君たちは。
GM:こうして食事がてら店に足を運んだのだった。
根色みぞれ:店内に入り、ぱさりと日傘を閉じる。「着いたー!」
入間誠時:「はーいお疲れ」
西園寺由耶:物珍しそうにキョロキョロしている。ハンバーガーチェーン『あとで名前を入れる』は全国的にも有名なチェーン店だが、当然訪れたことなどない。
明石周:「好きなの頼もう…」メニュー表を眺めている。
根色みぞれ:「モバイルオーダー使う?」自分のたぶれっとを操作し始めている。
入間誠時:端末を操って限定メニューを頼んでいる。
ミラ:《シークレットトーク》。ある程度の会話を非OVに聞こえなくさせながら。
西園寺由耶:「周……」袖をくいくい
明石周:「ん?」くいくいされます。
西園寺由耶:「私ね?こういうの、分からないんだ……。この、『あとで名前を入れる』バーガー?で良いのかな?」
明石周:「初めてなのか」袖を掴まれて、ちょっとどぎまぎする。「ん、これが一番有名なやつ」
明石周:「セットで、ポテトと飲み物つけられるけど」
明石周:「量多くない?」
ミラ:「あ、根色くんあたしのも…!」
ミラ:BLTバーガーをおねがいしています。
根色みぞれ:「おっけー!後でけーひに付けます!」注文額は既に4桁の領域へ突入している。
ミラ:「つけちゃえつけちゃえ」
西園寺由耶:「ポテト…?」ポテトとは?
西園寺由耶:飲み物とは?いや、流石に飲み物は知ってる。
明石周:「えっ」
入間誠時:「ポテトをご存知ない」
ミラ:「え!」
根色みぞれ:「パーティナゲットも付けちゃうか~」ハミング。
根色みぞれ:「えっ……じゃがいもだよ!?」
西園寺由耶:「ナゲット…?」投げっと?
入間誠時:「いやいやいや」
入間誠時:「ミューズの時の知識量は?!」
根色みぞれ:「なんてことだ……まさか1年の消え行く記憶の中にナゲットとポテトが!?」
西園寺由耶:「あれは、事前に知ってたものだもん。……初めてのことは知らないよぉ…」
入間誠時:「何食って一年生きてきたんだよ!!」
西園寺由耶:ひぃん、の顔
ミラ:「じゃがいもは美味しいのに…」
明石周:「あ、えっと……」
明石周:「残っても、俺、食べるから」
ミラ:「まあ食べよう」そそくさ受け取っている。
ミラ:ポテトのカロリーは高い。サラダに置換している。
根色みぞれ:「こちらでーす!」器用に影を隠しつつ受け取っている。
入間誠時:「あー。その。悪い」
入間誠時:西園寺さんに
入間誠時:「大声出しちまった」
西園寺由耶:「それじゃ、余ったら誠時も食べてね?それなら許します」
入間誠時:「食う食う」
入間誠時:「俺あんま肉つかねーし」
西園寺由耶:そう言ってみんなが食べるのを見守る。否。記憶せしめんと視界に収める
根色みぞれ:「僕も手伝うね!」シェイクをちゅうちゅう吸っている。
明石周:「うん」頷く。ハンバーガー3つとポテトとドリンク。
入間誠時:食べる辣油バーガーを食べている。
ミラ:「…なんかみんな…細めだな?」
明石周:「ミラさんも、別に…」
根色みぞれ:「食べ盛りらしいので!」ポテトはLサイズである。
ミラ:「大人はそうはいかないんです」入間さんをさりげなく例外にしながら着席。
西園寺由耶:(こう、かな……?)成程、この包みをはがすのね。覚えた。完璧に覚えた。
西園寺由耶:…ソースが手でベッタベタになる。覚えているからと言って出来るとは限らないからだ。
入間誠時:ソースのついた自分の親指を舐めとる。
明石周:静かに食べている。美味しい。美味しいので楽しい。
明石周:「大丈夫か、西園寺」
西園寺由耶:「難しいんだね……ハンバーガーって……」
根色みぞれ:ナプキンで塩気の残る指を拭いている。
西園寺由耶:見よう見まねで、こちらもナプキンで指を拭く
明石周:「あの、えっと」
明石周:「西園寺って、記憶どうこうっていうか……その」
明石周:「お嬢様…みたいな」
西園寺由耶:「まぁっ!ふふ、ありがとう」
明石周:微笑まれて照れる。
根色みぞれ:「あ、西園寺さんも新しいの使う?」そっと追加のナプキンを手渡す。
西園寺由耶:「あっ!ありがとう、みぞれ」ナプキンを受け取る
明石周:「仕草とか、話し方とか、そういう感じ…」
西園寺由耶:「愛いやつってこと?ふふっ」
ミラ:(時代劇?)
根色みぞれ:「確かに……というかそれでハンバーガーに縁がなかったの?」
入間誠時:「育ちがいいって感じだよな、西園寺くん」
入間誠時:「俺とは大違い」
入間誠時:口元を指で拭く。行儀が悪い。
明石周:(愛い…)否定するタイミングすら逃す。
西園寺由耶:「お父様が許してくださらなくて。……そんなこと言っちゃダメだよ?誠時」
西園寺由耶:「誠時がとっても素敵な人だって。私はもう覚えちゃったんだから」
入間誠時:「………そりゃ、どーも」
入間誠時:「でもあんまり誰にでもそーゆーこと言ってっと」
入間誠時:「取って喰われちゃうぜ?おじょーさま」
根色みぞれ:「わ」「悪い大人だ……!」
西園寺由耶:食べられちゃうの……? 宗教上、そういう部族がはるか昔にあったっていうのは知ってるけど……
明石周:「……」若干半目になる。
入間誠時:「そーゆー悪い奴もいるってコト」首を竦める
明石周:「……あの、西園寺」話題を変えます。
西園寺由耶:「?? なぁに?周」
明石周:「言いづらいかもだけど…柳麻衣耶さん、に、出会ったのは」
明石周:「どんな感じだったんだ」
西園寺由耶:「……」
西園寺由耶:「……えっと、ね?」
明石周:「うん」頷く。
西園寺由耶:そう言って、明石くんの額に己の額を当てる。同じように、入間さん、みぞれくん、ミラさんにも額を重ねた。
根色みぞれ:「うんうん…ん?」促し、当てられる。
入間誠時:「わ」
明石周:「…」されるがまま当てられる。
西園寺由耶:すると
西園寺由耶:君たちの脳内に、柳麻衣耶さんとの邂逅の記憶が流れ込む事だろう。
入間誠時:「っ───」
入間誠時:映像が流し込まれるのと似た感覚。少し嫌なことを思い出す。
入間誠時:あれはもう過ぎたことだ。気を取り直して、今の記憶に焦点を当てる。
根色みぞれ:「ほええ……!」麻衣耶さんと交わした話の内容とスコーンが頭に入っていく。
根色みぞれ:「これがちゃんとしたスコーン……!」謎の感動である。
明石周:「……おお」驚いたように目を丸くする。
ミラ:「ほえー」
西園寺由耶:「麻衣耶さんに会ったのは偶然。だけど、私は茜さんが言うような人には思えなかったの」
入間誠時:「ん………」
西園寺由耶:「……ねぇ、誠時?誠時は、”何でも屋さん”なんだよね?……”何でも屋さん”は、”何でも”してくれるの?」
入間誠時:「ああ。何でもするぜ?」
入間誠時:「家事のお手伝いから汚れ仕事、何でもさ」
入間誠時:「……ま。FH連中からは断るけどな」
西園寺由耶:「お金は、アルバイトをして払う。足りなければ、私に出来ることは何でもする。だから」
西園寺由耶:「……麻衣耶さんが本当はどんな人なのか。……知りたいの」
入間誠時:「………何でもする、ってなあ」
入間誠時:「それじゃ立場が逆だろ、西園寺くん」
入間誠時:「いーんだよ。金は取れるトコから取るしな」
入間誠時:「ご依頼確かに引き受けました、お嬢様」恭しく頭を下げて、「ただ」
入間誠時:「………ホントのコトってのは時に残酷だ」
西園寺由耶:「……」
入間誠時:「慕ってた相手が。なんて素敵な人だろうって思った相手が」
入間誠時:手をくるりと翻して。
入間誠時:「ある日、突然バケモンに変わる」
入間誠時:「そんなことが、山ほどあるのがこの世界だ」
入間誠時:「初めてだろーが、覚えときな」
西園寺由耶:「うん……」そんなことは初めてではないだろう。覚えてはいないけれど
西園寺由耶:だから。いつだって、この胸の痛みは初めてだ。
西園寺由耶:「……ありがとう、誠時」
西園寺由耶:自分を気遣ってくれるその優しさに、心から笑顔を贈った。
入間誠時:「ありがとう、ね」
入間誠時:笑って
入間誠時:「もう食わねーの?もらっちまうけど」西園寺さんに
西園寺由耶:「あっ!意地悪……!食べます、食べます~」
西園寺由耶:小さく口を開けて。ぱくり
西園寺由耶:「……!! 美味しい…!こんなの、初めて……!!」
西園寺由耶:「これ、とっても美味しい!みんなも食べて?」
入間誠時:「だってさ。ホラお前らも食え食え」
入間誠時:若人たちに勧める。
根色みぞれ:「えへへ……それじゃー遠慮なく!」まふまふ!
明石周:「うん」素直に頷き、もらっていく。
ミラ:(若い)ひっそり食べている。
明石周:「……」ポテトを一気に数本もらいながら、視線を入間さんに。
入間誠時:「ん?」今度は何だろう。
入間誠時:「どした、明石くん」
明石周:「今言ったこと、あの…そのまま」
入間誠時:「うん」
明石周:「入間さんにも。なんていうか……」
明石周:「当てはまることなんじゃないかと思って」考えながら言う。「美作さんのこと、気にしてますか」
入間誠時:「ん〜〜〜〜」首を傾ける。「ん〜〜〜〜〜〜……」
入間誠時:「あいつなー。どーなんだろーな?ショージキ、仕事のハナシされて、それ蹴ったぐらいだし」
入間誠時:「……悪人だとウレシーなってぐらい」
根色みぞれ:「どーなんでしょうね。手遅れだと流石に申し訳なさが乗って来るけど。」
根色みぞれ:「高砂さんのお姉さんに」最後のポテトをかじる。
入間誠時:「いいヤツだな、キミ」根色くんに。
根色みぞれ:「……そーですかね?」ちゅうちゅう。
明石周:「ううん」
入間誠時:視線を明石くんに戻す。
明石周:「悪人だとは、思わなかったんですね、入間さん」
明石周:「たぶんその…高砂さんが言うところの、"変わった"後に、会ったんでしょう」
入間誠時:「……」口をぽかんと。虚を突かれた、という顔をする。
入間誠時:「……いいな」くつくつと笑う
明石周:それを見て、こっちも虚を突かれたようにする。「え」
入間誠時:「キミ、いいな、明石くん」
明石周:「? あ、えと」
明石周:「…?」照れる。
入間誠時:「思ってた以上に、視点がさ」
入間誠時:「鋭いっつーのかな。今、いいヒョーゲン出て来ねーけど」
根色みぞれ:「視点……?」あんましピンとは来ていない。
入間誠時:「いや、そーだな。あんまり考えてなかったんだよな」
入間誠時:「あいつが悪人だと思わなかった、ってヤツ」
入間誠時:「そーなのかもな、って思ってさ」
入間誠時:「でも」
入間誠時:「……悪人だと良いってのはそう言う意味じゃないんだぜ」
明石周:「違うんですか」
入間誠時:漆黒の目が見る。
入間誠時:「つまりさ」
明石周:大きな琥珀色の瞳が見返し、「はい」
根色みぞれ:「つまり。」灰色の髪が揺れる。
入間誠時:「ブチのめすのが申し訳ないから『悪人だと良い』んじゃあない」
入間誠時:「ブチのめしたいから・・・・・・・・・『悪人だと良い』んだ」
明石周:「…」手を止め、入間さんをそのまま見つめる。
根色みぞれ:「……」「はっきりしないのは、悩みますよね。」
根色みぞれ:少年の黒い瞳は、余り揺れ動いてはいない。
明石周:「入間さん」
明石周:「UGNに協力していてください」
入間誠時:「……心配すんな、明石くん」
入間誠時:「もう、そこは通った・・・・・・。俺は」
入間誠時:「ダチも。日常も。傷つけるつもりはねー」
明石周:瞬きし、頷く。「わかりました」
明石周:「じゃあ、俺、信頼します」
入間誠時:「ん」
入間誠時:「サンキュな」
入間誠時:「……俺も今の内に言っとけて良かった」
明石周:「なら、聞けて良かった」微かに笑う。
根色みぞれ:「僕も!」ふんすっ
明石周:「うん。西園寺もだ」根色くんにこくこく頷く。
西園寺由耶:頷く。
ミラ:多くの人にとっては日常で慣れたハンバーガーをまた一口食べ。
ミラ:「美味しいなら良かった」と四人を見て頷いた。

GM:シーン終了!
GM:ロイス購入!
根色みぞれ:ロイス!入間さんに!
入間誠時:周くんちょっと変えるか
明石周:取るぜ!入間さんに
西園寺由耶:どうしようかな
入間誠時誠意:○/もしかして…?→愉しい:○/純朴…?
入間誠時:こうするか
明石周入間誠時/信頼:〇/不信感/ロイス こうだな…!こうです
入間誠時:で、西園寺さんに
根色みぞれ〈悪いけどそんな悪くない大人だ……!〉入間誠時:○感服/そんなにいいヤツかなぁ? で取得!
明石周:良い感情だな~
入間誠時依頼人/西園寺由耶/おじょーさま:○/ポテトは知っとけ/ロイス
西園寺由耶:ww
入間誠時:N感情嬉しい
根色みぞれ:購入は……買います 搦手の射出式スタンガンを
GM:いいなあ
明石周:応急手当もう一個調達しとこ~
西園寺由耶明石周/〇信頼/思ったよりたくさん食べる
明石周:わあい たべます!
入間誠時:購入どうするかな〜
西園寺由耶:たべて~
明石周:3dx+1>=8
DoubleCross : (3DX10+1>=8) → 10[4,5,10]+2[2]+1 → 13 → 成功

入間誠時:メイド服遅くなるからじつは好きではない
根色みぞれ:2dx+4>=9
DoubleCross : (2DX10+4>=9) → 7[3,7]+4 → 11 → 成功

明石周:かえました!2個目確保しておきます!
入間誠時:なんか、照準器とか使います?>明石くん
根色みぞれ:無事購入!装備して以上です
明石周:あっあれば嬉しいです!
入間誠時:じゃあ挑戦します
入間誠時:今回は省エネで
西園寺由耶:あ、じゃあこちらも照準器チャレンジしよ
入間誠時:4dx+3>=15
DoubleCross : (4DX10+3>=15) → 8[1,2,2,8]+3 → 11 → 失敗

根色みぞれ:次は皆のアプデだな……()
入間誠時:うーん失敗
明石周:惜しい~!
西園寺由耶:2dx>=15
DoubleCross : (2DX10>=15) → 10[10,10]+4[1,4] → 14 → 失敗

GM:必ず当たるのにそんな!
GM:いいだろもう!
入間誠時:www
明石周:わかんないじゃないですか…!
西園寺由耶:財産1ッ点使って購入!周くんにパスします!
入間誠時:ナイス!
明石周:さすがですお嬢様…!ありがとうございます!
西園寺由耶:純金の照準器です。
明石周:必中の弓に装備して射撃の命中判定の達成値+1します!
明石周:ヒッ
根色みぞれ:おかねだ
GM:こんなの初めて
西園寺由耶:www
入間誠時:あっ以上!
西園寺由耶:あ、こちらも以上!
明石周:こちらも以上!
GM:はーい!

マスターシーン:天啓、あるいは

GM:自分の絵は、偽物だという気がしていた。
GM:それでも描きたくて、描き続けて、やはり嘘だと思った。
GM:茜はいつも退屈そうに、「私を何度描いても満足しないんだ」と笑った。
GM:……だが。ある日、突然に、描けてしまった。

ミドル5:見えないままで見つめてる

GM:全員登場!
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (75 → 81)
明石周:明石周の侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (73 → 81)
根色みぞれ:根色みぞれの侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (64 → 69)
西園寺由耶:1d10+56
DoubleCross : (1D10+56) → 2[2]+56 → 58

GM:一時帰宅する茜の護衛をしていたら、《メイポール》が襲撃してくる!というシーンです。戦闘もあるよ。
西園寺由耶:なっ!
根色みぞれ:たいへん!
明石周:あわわ
入間誠時:ひえー
GM:最初に一時帰宅している茜の描写をちょっと入れます。それをみんなで護衛がてら見守ってもらって…からという感じで。
明石周:は~い
GM:ちょっとしっかりめに描写しちゃうんで、しばしー。
西園寺由耶:見守り!

GM:高砂茜は当分の間、UGNの保護下となった。
GM:あなたたちは、一時生活周りの処理をしたいということで、帰宅する彼女の護衛をすることとなる。
GM:ところは某市、アパート。
GM:あなたたちが護衛・監視しながら隠れられる距離に、高砂茜と。
高砂逢:「もー!めちゃくちゃ心配したよ私!!何してたの!!」
高砂茜:「えー、来いって言ってないけど…」
GM:心配で来たらしい妹の高砂逢が会話をしている。
高砂茜:「てか、ごめんって言ったじゃん。またちょっと出るから、部屋掃除しといて」
高砂逢:「は~?」
高砂茜:「服適当なの貰ってっていいからさー」
高砂逢:「むむ…いいけど、今度はちゃんと連絡しなね!」
GM:そのような感じで、一度逢は帰宅していく。
高砂茜:溜め息をつき、あなたたちの方を見る。「ごめん、妹来てたわ。帰した」
根色みぞれ:「はいー。」ひょこんとアパートの軒上から顔を出す。
入間誠時:「ん」《地獄耳》で監視していた。
入間誠時:引き続き領域は展開しておく。今が一番危険だからだ。
西園寺由耶:(姉妹だけあって、やっぱり似てるなぁ)高砂逢の顔を視界に収め、記憶した。
明石周:横から顔を出す。「妹、あの、友達って…」根色くんに聞きます。
明石周:「同級生?」
根色みぞれ:「うん。『瞼の裏』も高砂さんに教えてもらったんだ」
根色みぞれ:「美作さんの事、いもーとさんには秘密にしてるんです?」器用に屋根の上で日傘を差している。
高砂茜:「秘密にしてるって訳じゃないけど」
高砂茜:「あいつが置いてった絵くらいは見せてたけど、別にちゃんと言うほどでもないし。」
高砂茜:「私も逢に彼氏いたとしても知らないし、そんなもんじゃないの?」
根色みぞれ:「そんなもんなんだ……」※一人っ子だった。
明石周:そんなもんだなあと思う。
入間誠時:そんなもんだよな、と思う。
西園寺由耶:そんなもんだよね、と思う
根色みぞれ:(……いるのかな、彼氏。)(いるのなら仲がいい方がいいけど)
高砂茜:あなたたちを不気味そうにし、部屋から適当に荷物を引っ張り出し、戻ってくる。
高砂茜:「んー、後は別にいいけど…」
根色みぞれ:返事もそこそこに、視線を屋根の上に戻している。
GM:…そうして女が部屋に鍵をかけ、あなたたちの方へ歩いてこようとしたとき。
GM:ころん、と近くに黒いものが零れるのを、入間さんは感じとっていい。
入間誠時:「!」
入間誠時:「何か来たぜ」
明石周:「む」ぱっと入間さんを見る。
西園寺由耶:「えっ?」
GM:それは掌に収まるほどの球体で。
入間誠時:「………魔眼だ」
GM:落ちる。落ちる。それは空間に空いた黒い裂け目から。
柳麻衣耶:「あ、茜ちゃん、いました!」
柳麻衣耶:ふと人込みから知り合いを見つけたように、中から女が現れる。
入間誠時:柳麻衣耶。
入間誠時:西園寺の記憶で見たのと同じ姿。
西園寺由耶:「!!」
柳麻衣耶:《ディメンジョンゲート》。「あら?」
柳麻衣耶:「お客さん…と、あれ、由耶ちゃんだ」
入間誠時:「あちらさんから来たぜ、西園寺くん」
入間誠時:「調査、どうする?この場合」
西園寺由耶:「……」入間さんの袖をくいっと握る。不安な心を隠し通すように。
入間誠時:「ん」その肩をぽん、と叩く。
根色みぞれ:茜さんの黒い影。
根色みぞれ:その手前が、灰色に染まる。
根色みぞれ:EE:〈異形の痕〉──強制適用。
根色みぞれ:軒上から柳さんメイポールの前へ着地し、立ち上がる。
高砂茜:「……う」嫌そうな顔で、見ている。
明石周:「高砂さん」大きな声で呼びかける。可能ならそのまま傍に寄ります。
根色みぞれ:「高砂さん」「あの人は…目にしたくはないですか?」
高砂茜:寄られる。「……そーね」
高砂茜:「こんなの、ふつう、忘れたいでしょ」
根色みぞれ:「りょーかいです!」灰色に染まった影のまま、明石君へぐっとハンドサインを送る。
明石周:それに微かに頷く。
明石周:「高砂さん」
明石周:「守ります」《ワーディング》を発動。
高砂茜:「なに」と答える前に、昏倒する。
明石周:周囲からこの一帯の空間を切り取る。この場にいるオーヴァードならざる者の意識を奪う。
柳麻衣耶:「まあ…」
明石周:倒れた彼女を受け止めて、柳さんの様子を見やる。
根色みぞれ:「……」ポケットに手を突っ込み、改めて出てきた柳さんを見る。
入間誠時:「サンキュ、明石くん」
入間誠時:「……あんたが柳サン」柳さんを見て
柳麻衣耶:「ああ、はい…そちらで呼ばれるのは、とても久しぶりです」
柳麻衣耶:「由耶ちゃんが教えてくれたんでしょうか?嬉しいです」
西園寺由耶:「麻衣耶さん…」眼前で笑う彼女は、あの日と変わらない笑顔で微笑んでいる。
入間誠時:「ああ、じゃあそうか」
入間誠時:「……別の名前がある、ってコト」
根色みぞれ:日光に晒された影は、服で隠せていた筈の『灰色』が剥き出しになっている。
根色みぞれ:「”メイポール”さん。」
柳麻衣耶:「えっと…でも、こちらも困っているんです。いろいろ、探し物があって…」そして、みぞれくんの言葉に反応する。
柳麻衣耶:「はい。こちらを名乗るのは」
柳麻衣耶:「めったになくもないですね」笑って。
西園寺由耶:「……」
西園寺由耶:>高砂茜:「こんなの、ふつう、忘れたいでしょ」 今だけは、ちょっとだけ高砂茜の気持ちが分かった気がした。
根色みぞれ:「高砂さんに、何か用事がありましたか?」
柳麻衣耶:「用事というか、友達がね、探してるんですって」
柳麻衣耶:「持って帰ってほしいって。だから、持って帰ります」
入間誠時:「友達。美作か」
柳麻衣耶:「そうです、そうです」微笑んで。
入間誠時:「ふゥん。じゃあ、あんたの方の都合じゃないんだな」
柳麻衣耶:「私の都合、は…ううーん」
柳麻衣耶:「うーん。たぶんね、あなたたちを、えいっとすれば」
柳麻衣耶:「叶うみたい、なんです」
明石周:「俺たちが誰か」
明石周:「分かってる……」呟くように言う。
入間誠時:「西園寺くん」
入間誠時:「大丈夫か?」
西園寺由耶:入間さんの袖を握る手に力が籠る。それが返答なのだろう。
根色みぞれ:「申し訳ないが。それは彼女の領域を冒す行為だ」
根色みぞれ:「貴女の一存だけでは受けかねます。UGNへちゃんとした申し込みをお願いしたいですね。」端的に告げる。
柳麻衣耶:「うーん。わかりました」「では、私も、助けてもらいます。そうしたら一存じゃないですね」
柳麻衣耶:「助けて」と虚空に呼ぶ。
GM:黒い粒子に目元を覆われた…誰でもない人間が、よろよろと歩み寄る。
GM:灰色の線を踏み越えて。
柳麻衣耶:「さっきお願いしててよかったです」一般人を操作している、ということが、あなたたちにはわかる。
根色みぞれ:メイポール。
根色みぞれ:境界線/灰色は。貴女の前に立っている。
根色みぞれ:「決裂と見なします。」「残念だ」フードを被り込み。
根色みぞれ:足元の影へ手を伸ばす。/足元の『灰色』が伸び、握り返す。
柳麻衣耶:「灰色だ。美作くんもきっと、喜んでくれますね!」
入間誠時:「チッ」
入間誠時:「……ちいと我慢しろよ、どっかの誰かサン」
西園寺由耶:その無害な一般人に害を与える姿を見て、覚悟を決める。
西園寺由耶:「誠時。……依頼します」
西園寺由耶:「えいって、して」
入間誠時:「ああ」
入間誠時:「お望みのままに」
"スペースグレイ":灰色が少年を包み。人型となり。
"スペースグレイ":貴女の前に、立つ。
"スペースグレイ":「貴女が白というその行為へ、僕は死んでも染まることはできない。」
"スペースグレイ":「ここで諦めるか。ここでくたばって頂く」
柳麻衣耶:「あら…じゃあ、違う色ですね」困った顔をする。
"メイポール":「同じものを見られないなんて」
"メイポール":「悲しいです」

GM:ミドル戦闘を始めます。エネミーは《メイポール》と、トループ《盲信者》が二体。
GM:勝利条件は、《メイポール》を一度でも戦闘不能にさせることです。
入間誠時:了解!
GM:エンゲージはこう!
"スペースグレイ":ブチくたばらせ!

メイポール[12]・盲信者×2[5]
(5m)
西園寺[11]・根色[11]・明石[9]・入間[7]

GM:何か質問があれば!
明石周:大丈夫です~
入間誠時:大丈夫!
西園寺由耶:大丈夫です!
"スペースグレイ":多分OKです!
GM:了解!ではやっていきましょう。
GM:セットアップ!
"スペースグレイ":ウオオ
盲信者:こいつらはありません。
明石周:なし!
西園寺由耶:無しです!
入間誠時:なし!
"スペースグレイ":《オーバーウォッチ》を宣言!対象は至近エンゲージ内のみんなに!
西園寺由耶:ありがと~!
GM:何が起きるってんだい!
"スペースグレイ":僕含めたみんなが行うメジャー判定ダイスをラウンド間+3個してね!
明石周:きゃ~!ありがとう~!
"スペースグレイ":侵蝕73へ!
"メイポール":コンボ『瞼の裏には同じ暗闇』/《小さき魔眼》《増加生産》。
"メイポール":ソラリスのエフェクトを組み合わせた判定のダイスを+3し、バロールのエフェクトを組み合わせた攻撃のダメージを+6する。
西園寺由耶:ヒエー!
GM:以上かな。
"スペースグレイ":むーん!めんどくさそう……!
GM:では最速が"メイポール"。
"メイポール":はーい
"メイポール":がんばります!マイナーはなし。
"メイポール":メジャーでコンボ『パノプティコンの四阿』/《コンセントレイト:バロール》《黒の鉄槌》《増加の触媒》《封印の呪》《血の宴》。
"メイポール":範囲(選択)のRC攻撃です。対象はPC全員。命中した場合、皆さんの次の判定のC値を+1するよ。
"メイポール":ちなみにこのコンボは同エンゲージ不可かつシナリオ三回です。
西園寺由耶:ギャー!
入間誠時:嫌すぎる!
"スペースグレイ":めんどくさっ!
明石周:いやん!
"メイポール":えいっ
入間誠時:えいってすな!
西園寺由耶:ww
"メイポール":14dx7+4
DoubleCross : (14DX7+4) → 10[1,1,2,3,4,4,4,5,7,8,8,10,10,10]+10[1,3,3,3,7,9]+4[2,4]+4 → 28

GM:えいってしました!
西園寺由耶:ヒィィィ!
西園寺由耶:ドッジ!
明石周:ぎゃ~
入間誠時:ドッジ!
入間誠時:3dx+1>=28
DoubleCross : (3DX10+1>=28) → 10[9,10,10]+9[1,9]+1 → 20 → 失敗

入間誠時:ウワーッ!?
西園寺由耶:惜しい…!
明石周:ドッジします!
西園寺由耶:1dx+1>=28
DoubleCross : (1DX10+1>=28) → 7[7]+1 → 8 → 失敗

"スペースグレイ":いかんフラッシュゲイズは未解禁だよ ドッジ!
明石周:3dx>=28
DoubleCross : (3DX10>=28) → 7[3,5,7] → 7 → 失敗

明石周:だめ!
GM:入間くんすげえな
GM:ではダメージ!
"スペースグレイ":1dx>=28
DoubleCross : (1DX10>=28) → 4[4] → 4 → 失敗

"スペースグレイ":むり!
"メイポール":3d10+27
DoubleCross : (3D10+27) → 7[5,1,1]+27 → 34

"メイポール":諸々有効!
入間誠時:固定値だけで死ぬんだよな!
入間誠時:リザ!
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (81 → 86)
西園寺由耶:し、死んでしまいます!リザ!
西園寺由耶:西園寺由耶の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (58 → 68)
"スペースグレイ":HP25の装甲2だね、死ぬ!
入間誠時:入間誠時のHPを5(→ 5)に変更 (25 → 5)
"スペースグレイ":リザレクト!
"スペースグレイ":根色みぞれの侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (73 → 77)
明石周:諸々有効!
"スペースグレイ":まあまあいい感じ。HPは4に!
明石周:装甲値8なので、26点を受け、HP2!
明石周:生き残ります!
西園寺由耶:おおー!
西園寺由耶:タフガイ!
明石周:あっちがうとこ見てた
明石周:嘘つきました 倒れます
入間誠時:周ーッ
明石周:リザレクトしよ~
西園寺由耶:あっ…
明石周:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4

GM:うおお
明石周:明石周の侵蝕率を4(→ 4)増加 (81 → 85)
明石周:HP4点で復活!
GM:では演出するねー
GM:あ、てかセットアップ演出 みぞれくんする?
"スペースグレイ":あ、じゃあやっちゃお
西園寺由耶:してしてー
GM:続いてこいつの演出いれるんで。じゃあしてもらお

"スペースグレイ":──灰色の影が溶け込むように足元より拡がり、皆の影の輪郭を浮き彫りにする。
"メイポール":「わあ、綺麗」絵を見るように、女はそれを見ている。
"スペースグレイ":明石君は特にわかりやすいかもしれない。『得物』の結びつきが強まるのを感じる。
明石周:「…」瞬きする。影がかたちを明確にする。
"スペースグレイ":「ブレを減らしたりうっかり離れづらくする位だけど。」影への緩い形状補正。
"スペースグレイ":「ないよかマシ……だと思う!」表情は見えないが、ちょっと不安そうに見える気がする。
入間誠時:手を開いて、握りしめる。
入間誠時:「いいね」
明石周:「当てやすくなる。ありがとう」
西園寺由耶:「綺麗……」
"メイポール":「素敵です。よく見ておかなくちゃ」歌うように。
"メイポール":女の周囲を黒い球形がいくつも浮遊する。中央に切れ込み。開く。
"メイポール":それは、ひとつひとつが瞳孔や虹彩を持つ、眼球である。
入間誠時:「ははあ」
"メイポール":「見て、見て。綺麗です」
"メイポール":無数の目が黒い涙をぼろぼろと零す。
入間誠時:「そんなに言わなくても」「見てるよ」
入間誠時:「───散々な!」
"メイポール":涙は硬質化し、無数の黒槍となり、あなたたちのもとへ落ちていく。
西園寺由耶:「これが……麻衣耶さんの世界…!」
入間誠時:「ははっ!そう来なくっちゃな!」貫かれながら
入間誠時:「こーゆーの、自分では中々食らえないからさ!」
西園寺由耶:「ッ!!」槍に貫かれ、髪留めが弾けると、艶のある髪が顕わとなる。
"スペースグレイ":「うぐえぐえぐ」影と一体化した異形へ、次々に刺さっていく。
"スペースグレイ":魔眼たちはぞぶぞぶと灰へ呑み込まれ、影も残らない。
明石周:「っ……根色、大丈夫か…」
"スペースグレイ":「だいじょーぶ!ヤバくなったら分かりやすくなるから!」
明石周:「分かりやすくな……」瞬き。
"スペースグレイ":むくりと姿勢を戻す。足元は異形になってから灰色の地面と一体化している。
明石周:「……無理するなよ」

GM:次は行動値11。西園寺さんと根色さんですね。
GM:どっちからいきますか?
西園寺由耶:僕です(アカデミアより
"スペースグレイ":がんばってー!
GM:君か!
西園寺由耶:アカデミアじゃない
"メイポール":カモンベイビー!
西園寺由耶:では、マイナーでエンゲージします
GM:うおお
西園寺由耶:メジャー

メイポール[12]・盲信者×2[5]・西園寺[11]
(5m)
根色[11]・明石[9]・入間[7]

西園寺由耶:コンボ名は忘れた。 《コンセントレイト(ノイマン)》+《砂の刃》+《虚構のナイフ》
GM:こんなの初めて!?
西園寺由耶:メイポールを攻撃します
西園寺由耶:ww
"メイポール":うおお来い!
西園寺由耶:12dx9+4
DoubleCross : (12DX9+4) → 10[2,4,4,4,6,6,6,8,8,8,9,10]+8[5,8]+4 → 22

"メイポール":ドッジ!《アドレナリン》を使用し、振るぞ!
西園寺由耶:ギニャー!?
"メイポール":このためにデバフをかけたのだ
"メイポール":唸れ!
"メイポール":12dx+1
DoubleCross : (12DX10+1) → 10[1,1,1,2,3,3,3,4,10,10,10,10]+10[1,4,7,10]+2[2]+1 → 23

GM:!?
入間誠時:うわーっ
入間誠時:しまった
西園寺由耶:!?
"スペースグレイ":妖精……いけますか!?
西園寺由耶:!?
GM:何かふり直したりしてもいいかもしれません
GM:そんな手段があればだがな!
入間誠時:妖精今からやってもいいのかい!?
GM:フハハ
GM:いいですよ!
入間誠時:感謝!ならば!
明石周:や…やさしい
入間誠時:《妖精の手》
西園寺由耶:やさしい…!
GM:なぜなら私も聞き忘れてたからね。
西園寺由耶:ありがとう、誠時!
入間誠時:最後の5を10に!
"スペースグレイ":やさしさ……
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を4(→ 4)増加 (86 → 90)
GM:しかし私には計算は出来ない。
西園寺由耶:24+1dx9
GM:値は…教えてください
西園寺由耶:1dx9+24
DoubleCross : (1DX9+24) → 3[3]+24 → 27

GM:くっ
西園寺由耶:あ、ダメージ出します
GM:おいで!
西園寺由耶:18+1d10+3d10
DoubleCross : (18+1D10+3D10) → 18+2[2]+13[8,2,3] → 33

GM:根色みぞれのHPを33(→ 33)減少 (4 → -29)
GM:ミスった
西園寺由耶:ww
入間誠時:みぞれくんがw
GM:まってね戻すわw
"スペースグレイ":グエーーー!!!?
明石周:これが本当の巻き込み事故
入間誠時:フレンドリーファイア
GM:根色みぞれのHPを33(→ 33)増加 (-29 → 4)
GM:"メイポール"のHPを33(→ 33)減少 (0 → -33)
"スペースグレイ":たすかった!
GM:すいません、皆今の記憶失くしてください
西園寺由耶:www
GM:記憶処理!ウオオオ!!!!
西園寺由耶:……ハッ!一体なにが…??
盲信者:Bが《献身の盾》。行動放棄カバーします。
明石周:何ィ~~!
"スペースグレイ":うーんうーん、今33ダメージを受けた気がしたが気のせいだったようだ
盲信者:そしてHP25…死ぬ
明石周:ああーーっ!
西園寺由耶:ヤッター!
入間誠時:盲信者〜!
"スペースグレイ":しんでる!!!
盲信者:まだ一体残ってます!
盲信者:まだ助けられます!
"メイポール":嬉しい!
西園寺由耶:感動しちゃった
明石周:いけませんよお客様!
西園寺由耶:侵蝕:68→76
GM:演出もどうぞ!
西園寺由耶:はーい!

西園寺由耶:降り注ぐ槍に足を貫かれる。再生速度が追いつかない
西園寺由耶:「……私一人じゃ、ダメなの……??」
入間誠時:「西園寺くん」
入間誠時:「依頼があったよな?」
西園寺由耶:「誠時…!」
入間誠時:平面の大きな目が、西園寺の背に開く。
入間誠時:「かましてやれ」
西園寺由耶:「はいっ!」
"メイポール":大きな目を見返す。
西園寺由耶:開いた目が西園寺由耶の行動を支援する。降り注ぐ槍が、その大きな目で見える。ならば、避けることは容易い
西園寺由耶:接近。エンゲージ。柳麻衣耶の頬を両手で挟み、額をコツんと当てる。
"メイポール":「…?」無防備にそうされる。
"メイポール":「どうしましたか、由耶ちゃん…?」
西園寺由耶:記憶が流れ込む。それは
西園寺由耶:先ほど西園寺由耶の肉体を貫いた槍の記憶。その痛みの記憶だ。
"メイポール":「……っ、」
西園寺由耶:まるで自らが体験したかのように、柳麻衣耶の肉体を痛みが襲うだろう。
"メイポール":「……ああ、これ、これは…」
"メイポール":「あなたの」
西園寺由耶:「私の記憶。貴女と共有したかったものはこんな記憶じゃなかったけれど」
西園寺由耶:「自分の能力の痛みを受ける。……そんなの初めて、でしょ?」
"メイポール":「……ええ!」
"メイポール":「ああ、これがあなたと同じ景色なんですね」
"メイポール":「初めてです」
"メイポール":「もっと、もっと見ていたいな」
盲信者:その痛みに。代わりに、近くの人間が昏倒する。
西園寺由耶:その痛みで、柳麻衣耶の髪留めがはじけ飛ぶだろう。共有するかのように。
"メイポール":「あれっ…?」不思議そうに。人影と、あなたの髪を見ている。

GM:では根色くんの手番!
"スペースグレイ":ウオオ!
"スペースグレイ":マイナーで《陽炎の衣》使用!隠密状態になります
"メイポール":見えなくなっちゃった

メイポール[12]・盲信者[5]・西園寺[11]
(5m)
根色[11]・明石[9]・入間[7]

"スペースグレイ":侵蝕80へ上がりつつメジャー!
明石周:【根色支援】メジャー判定ダイスラウンド間+3 【明石水晶】根色くんショットガンの攻撃力+6
明石周:【メイポデバフ】次の判定のC値を+1する。 気をつけてね~
GM:ありがたい
"スペースグレイ":コンセ3+原初の赤:見えざる死神+混色の氾濫!/コンボ:影絵ノンフィクション
"メイポール":きなさーい!
"スペースグレイ":範囲(選択)に変更し、対象はメイポールと盲信者!
盲信者:ウウッ
"スペースグレイ":ドキドキの一瞬!ショットガンをオートで装備し判定GO!
"スペースグレイ":11dx8+3 スニーキングスーツ補正込み!
DoubleCross : (11DX8+3) → 10[1,2,3,3,5,5,7,8,8,9,10]+10[4,7,8,10]+3[1,3]+3 → 26

"スペースグレイ":リアクションどうぞ!
"メイポール":ドッジ!《アドレナリン》を使用!
"メイポール":12dx+1
DoubleCross : (12DX10+1) → 10[1,2,2,3,5,7,7,7,7,10,10,10]+7[4,6,7]+1 → 18

GM:チッ!
盲信者:《献身の盾》。行動放棄カバーします。
西園寺由耶:あぶなっ!
"スペースグレイ":フゥ……!
"スペースグレイ":ではダメージ!
"スペースグレイ":なんてこと 一発で楽にしてあげるからね
"スペースグレイ":3d10+11+9 装甲有効!
DoubleCross : (3D10+11+9) → 18[8,1,9]+11+9 → 38

盲信者:クゥーン
盲信者:死にます
盲信者:さようなら…これでトループはゼロ
"スペースグレイ":二倍付けだぜ。侵蝕80→87へ!
"メイポール":のこります
GM:演出もお願い!

"スペースグレイ":「でもまー」「えいっとフッ飛ばしておきたい…!」ひゅ ん
"スペースグレイ":灰色の腕を振り、触手の様に伸びた影が『電柱』を捉える。
"メイポール":「…?」
"スペースグレイ":地面に溶け落ち、灰色へ染まり行く電柱の影に繋がる『線』が独りでに動き/じ じじっ
"メイポール":「……まあ、まあ」わくわくと見ている。無数の目もそれに従い、灰色を追う。
"スペースグレイ":電柱から離れた『電線』の影が、残った盲信者達の足元を次々になぞっていく。
"スペースグレイ":──ば つんっ!
盲信者:「あ、あ」
"スペースグレイ":影は……その物体がその場所にある、という何よりの証だ。
"スペースグレイ":その影の方が歪められたのならば。『そういう形』であったという事だ。
盲信者:その因果が、実体に忍び寄る。
"スペースグレイ":灰色に歪められた影を追うように電線が千切れ
"スペースグレイ":寸断されて火花を上げる高電圧が盲いた者達を感電させていく!
盲信者:一瞬の衝撃。それから痛みなく、昏倒していく。
"メイポール":「……思い出しました、この影。あの絵ですね」感激を示す。
"メイポール":「すごいなあ。数年前に見た絵なのに。もうとっくに」
"メイポール":「こんな、荒々しいことに、慣れてしまったなんて…」
"スペースグレイ":「あ。やっぱり心当たりあります?」なんかむむっとしてそう。
"メイポール":「はい。絵に見ました。私、あの絵が大好きなんです」笑う。
"メイポール":「早く教えてあげたいなあ。きっと美作くんも喜んでくれますね」
"スペースグレイ":「…………しょーぞーけん侵害ですよ。」
"スペースグレイ":掌握された電線は、灰色の人影を取り巻く。
"メイポール":にこにこと、人影の間で、女は笑う。
"メイポール":影と視線だけが、まだそこに。

GM:次は行動値9!明石さんの手番
明石周:はあい~
明石周:マイナーでストライクチップ起動。判定ダイス+2。
明石周:メジャー。《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》で射撃攻撃します。対象はメイポール!
"メイポール":来なさい!バフデバフも忘れずにね。
明石周:(7+2+3)dx8+5+10 ダイス+3とC値+1!
DoubleCross : (12DX8+15) → 10[1,1,3,5,6,7,7,8,9,9,9,10]+10[4,5,5,8,9]+5[1,5]+15 → 40

"メイポール":?
入間誠時:おお
西園寺由耶:つよい!
"メイポール":うおおおそれでもまだ未来はある
"メイポール":ドッジすれば、「無」!
"メイポール":《アドレナリン》を使用し、振るぞ!
明石周:何ィ~ッ
"メイポール":12dx+1
DoubleCross : (12DX10+1) → 9[2,3,5,6,7,8,9,9,9,9,9,9]+1 → 10

"メイポール":エーン…
明石周:よっしゃ~~!!ダメージいきます!
"スペースグレイ":フラッシュゲイズは要らなかったようだな……
"メイポール":もう人々もいません
"メイポール":かなしい ダメージどうぞ
入間誠時:人々…
明石周:5d10+11+7+6+6 装甲値有効です
DoubleCross : (5D10+11+7+6+6) → 31[8,8,7,4,4]+11+7+6+6 → 61

GM:多い多い多い
西園寺由耶:つ、つええええーーー!
GM:"メイポール"のHPを61(→ 61)減少 (0 → -61)
"メイポール":ハァ ハァ
"スペースグレイ":勝ったね(確信)
"メイポール":マジで死にかけですが
"メイポール":マジで死にかけですが、首の皮一枚です
明石周:やるじゃねえか…!
明石周:明石周の侵蝕率を5(→ 5)増加 (85 → 90)
GM:演出もどうぞ―!
明石周:はあい~

明石周:「……先に」
明石周:「聞こう。メイポール」
"メイポール":「…はい?」
明石周:「あなたは、何か目的があって行動しているのか」
"メイポール":不思議そうにして、言う。
"メイポール":「うーんと」
"メイポール":「私。同じものを人と見ているんだって実感できるのが、好きなんです」
"メイポール":「でも…なんだか、だめなんですよねえ」
"メイポール":「全然、同じ風に、悲しくなれないの」
明石周:「悲しく…」
西園寺由耶:「……」
"メイポール":「痛かったり、失くしたり、したんですけど」
"スペースグレイ":「……人には向き不向きってのがありますが。」
"メイポール":「不向きってものなんでしょうか?」笑う。
"スペースグレイ":「自分が痛くても分かんないなら。無理に探さなくても良かったんじゃない?」
"メイポール":「あっ。でもね!たまに見られますよ!」
"メイポール":「ううん。ううん、違うんです」嬉しそうに。
"メイポール":「人のレネゲイドがブワッと広がって、持っていた絆を失って…そういうとき、同じ景色になる」
"メイポール":「悲しくなれない景色が、同じになります」
"メイポール":絵を見るように、女は言う。
明石周:「あなたと同じ景色か」
"スペースグレイ":「そんな変われなくなった色。」
"スペースグレイ":「押し付けるもんじゃないと思うよ」
"スペースグレイ":灰色の人影に……眼と呼べそうなものは浮かんでいない。
"メイポール":「ううん…灰色はそうなんでしょうか?」
"メイポール":「私は、もっと鮮やかな色の方が好きなんですが…」
"メイポール":無数の目が、何かを探すように視線を彷徨わせている。
明石周:「……」眉を寄せる。「じゃあ」
明石周:「見ろよ」
明石周:手を翳す。
明石周:無彩色の空間を、あるいは踏み躙るかのような、まばゆい極彩色の光が乱舞。
"メイポール":目が蠢く。犇く。…それを追う。
明石周:古びた洋弓が現出。
明石周:それは所々に虹色の硝子が鱗のように張り付いていて、古美術品のようにも見える。
明石周:鷹揚な仕草で弓を構え、狙いを定める──大きな琥珀色の瞳が、瞬きもせず、じいと女を見つめた。
"メイポール":女はぼんやりと虹を見ている。「綺麗」
"メイポール":「あなたはいつも、これを見ているんですか?」
明石周:「ああ」
明石周:「いつも色を変える」
明石周:「万華鏡の光」
明石周:矢を放った。
"メイポール":変わる、変わる、一秒ごとに、姿を留めぬ色彩。
"メイポール":無数の目が女を庇うように這って、それさえ裂け。
"メイポール":……女は残り、絶え絶えにそれを、それでも見つめている。
明石周:真黒い球体を打ち破る、一筋の虹色の軌跡。女の胸元に突き刺さる。
"メイポール":「…ふふ」
"メイポール":「ううん、綺麗だなあ」
"メイポール":崩れそうな足で、まだ女の一対の目は、見ている。
明石周:「……根色」灰色の影に声を掛けます。
"スペースグレイ":「うん?」混じっている無彩色を照らされ続けている。
明石周:「みんな、いるから。協力して…やろう」
明石周:「無理するな」もう一度言う。
"スペースグレイ":「……うん。」
"スペースグレイ":頭の部分が少しだけ傾ぎ、また戻った。

GM:行動値7
GM:入間くんの手番です!
入間誠時:はい!
入間誠時:幸いにしてエンゲージすることはなさそうなんでマイナーなし。
入間誠時:メジャー。コンボ▼視線維 《コンセントレイト:バロール》+《黒の鉄槌》/《紡ぎの魔眼》
入間誠時:ダイス+3、C値+1
GM:あ、えらい…
入間誠時:Rコンも乗っけます。ダイス+5
入間誠時:17dx8+4
DoubleCross : (17DX8+4) → 10[1,2,2,3,3,3,4,5,5,7,7,8,9,9,9,10,10]+10[4,4,7,8,9,10]+6[4,5,6]+4 → 30

西園寺由耶:回った!
GM:ウ、ウウー!
入間誠時:頼むぞ!
明石周:良い感じ良い感じ!
"スペースグレイ":ブッコロセー!!!
"メイポール":《アドレナリン》でドッジ!私は諦めません
"メイポール":12dx+1
DoubleCross : (12DX10+1) → 10[1,1,4,4,5,6,7,8,9,9,9,10]+5[5]+1 → 16

"メイポール":ニャーン
"メイポール":ダメージどうぞ
入間誠時:ほっ
入間誠時:4d10+12
DoubleCross : (4D10+12) → 16[1,2,4,9]+12 → 28

入間誠時:入間誠時の侵蝕率を4(→ 4)増加 (90 → 94)
入間誠時:うーん?
明石周:充分では…!?
"メイポール":グ、グググ
"メイポール":私の残りHPは…実は1でした
入間誠時:wwwww
西園寺由耶:www
明石周:すごっ
入間誠時:まじか!!!
西園寺由耶:本当に首の皮だったw
"スペースグレイ":なそ
"スペースグレイ":にん
"メイポール":首の皮一枚なんだよ!
入間誠時:1だったわ
"メイポール":オートで《不死不滅》。復活しますが、戦闘としてはここで終了します。
入間誠時:はーい!
西園寺由耶:フギャー!
入間誠時:じゃあ行きます
明石周:おああ~
"スペースグレイ":勝った!(ぶい)
GM:どうぞ!

入間誠時:「西園寺くん」領域が背中に広がる。無数の黒い目の平面。曼荼羅。
入間誠時:「……好きにやってもだいじょーぶかい?」
西園寺由耶:「誠時」
入間誠時:「うん」
西園寺由耶:「……お願いします。えいっ、て」彼女はもう戻れないと理解したから。……空を見上げて告げた。下を向くと、零れ落ちてしまうから。
入間誠時:「……りょーかい!」
入間誠時:ゔ、う
入間誠時:目が一斉にメイポールを見る。その目からは視線が伸び始める。
入間誠時:「メイポールさんよ」
入間誠時:「俺は性格が悪いんでね」
入間誠時:「あんたの望む景色なんざ、見せるつもりはねー」
入間誠時:「代わりに───」
入間誠時:「俺の好きな景色を、見せてもらうぜ!」
"メイポール":「…あら。なんでしょう」
入間誠時:視線が、放たれる。それは重力の繊維。体を穿ち、痛めつけるための。
入間誠時:「悲しくなくても、痛がれるんだろ?」
"メイポール":「……う、」
"メイポール":痛みに目を細める。「痛い、痛い…!」
明石周:(強い)目を見張る。
西園寺由耶:「麻衣耶さ……」言葉を飲み込む。
入間誠時:「…は」
入間誠時:脳に心地よい信号が走る。
入間誠時:「いいぜ、あんたの傷」
"スペースグレイ":「……」灰色の影は、静かに佇んでいる。
"メイポール":「傷なんて、見えないわ…」
"メイポール":その身体が崩れ落ちていく。
入間誠時:「……ん」
入間誠時:警戒する。
入間誠時:「終わり、なわけぁ、ねーよなァ」
明石周:「む……」その言葉に、弓を構え直す。
"スペースグレイ":浮かんでいる電線からは、火花が上がる。
GM:黒い目が消え。
GM:代わりに、白い煙が。
GM:広がる。
美作哲之助:《ケミカルスモッグ》 《ワールウィンド》。シーンに登場します。
入間誠時:「は!あんたもかい」その姿をいち早く認め。
明石周:「誰…」
"スペースグレイ":(……見覚え。ない筈だよな)
入間誠時:「美作哲之助」
入間誠時:「話題の人のおひとりさ」
明石周:「!」
美作哲之助:霧のように舞う煙が視界を濁す。「……なんだ」
美作哲之助:「多いな。麻衣耶もこうなる訳だ…」
美作哲之助:そして、周囲を見渡す。
明石周:「オーヴァード……だったなら、根色の絵も描ける…」呟くように言って、男を見る。
美作哲之助:一人一人の姿を認め、昏倒した茜を平然と通りすぎ。
美作哲之助:「……」
美作哲之助:灰色を見た。
西園寺由耶:(みぞれを……?)
美作哲之助:「……、」
美作哲之助:「ああ」
"スペースグレイ":「初めまして、ですかね。」
"スペースグレイ":「たぶん」
美作哲之助:「ああ、やはり」
美作哲之助:「居たのか、本当に…」
"スペースグレイ":周辺の侵蝕を止め、灰色の影が異形の足元へ戻っていく。
美作哲之助:灰色の、異形の影を見て。
美作哲之助:自嘲するように笑う。「怪物なんて」
美作哲之助:「どこにでも、いたんだな……」
入間誠時:領域を解いていない。眼は、美作を追う。
明石周:「……その言い方…、根色を知ってたわけじゃない…」訝しげに呟きつつ。
西園寺由耶:「それじゃ、どうやってあの絵を描いたの……?」独り言のように呟く
美作哲之助:「根色。知らん、知らない、どうでもいい…」
"スペースグレイ":「見ましたよ。『瞼の裏』」
美作哲之助:「…」みぞれくんを見返す。
"スペースグレイ":「あの灰色を、初めて僕の足元以外で見た。」
美作哲之助:「いや。あれは、きっと」
美作哲之助:「おまえだったんだろう」
美作哲之助:「……俺のものじゃなかった」笑う。
"スペースグレイ":「……それなら」
"スペースグレイ":「よかった。」色のない言葉が、零れた。
美作哲之助:そして、メイポールを抱え上げる。高砂茜には、明石さんが受け止めていて、届くことを諦めて。
美作哲之助:「なにがいいものか」
美作哲之助:「なにが……」
明石周:「…動かないでください」美作さんに言います。「あなたも拘束する」
"スペースグレイ":「こんな奴」「僕以外に居て堪るかってんだ」
美作哲之助:何かを返しかけ。
入間誠時:「……茜くんのことはもういいのかい」
美作哲之助:「いい。それよりも、…それよりもだ」
美作哲之助:「次の絵だ!」《ケミカルスモッグ》 《ワールウィンド》。
美作哲之助:白い煙が渦巻いて掻き消される。
明石周:「待て…、……」
"スペースグレイ":「……」気配が消えたことを理解し。灰色の腕らしきものを頭部に当てる。
根色みぞれ:べりっ
根色みぞれ:襤褸切れのように灰色が剥がれ。少年の顔が覗いた。
明石周:「根色」心配そうにその顔を見やる。
明石周:「大丈夫か」
根色みぞれ:「……んー」「ちょっと考えてた。」
根色みぞれ:「高砂さん、あの絵好きだったらしいからさ。」
根色みぞれ:「申し訳ないことになりそうだな……って」
根色みぞれ:足元に戻った影は、陽光に照らされて灰に染まったままだ。
明石周:「………」手元から弓が、極彩色が消える。
明石周:「……申し訳ないことに、なるとしても」
明石周:「俺も、一緒に……したいから……」
明石周:「お前ひとりで背負いこむことじゃない」
明石周:「背負いこみそうなら、話して欲しい。聞くから」
根色みぞれ:「えへへ。」「マイったね、これは」
根色みぞれ:「一緒にいるだけで心強いのにさ。こりゃー確かに頼れちゃうな」
根色みぞれ:微笑みは、自然に浮かんだ。
明石周:「頼ってほしいんだ」それを見て、嬉しそうにする。
西園寺由耶:髪を結い直し、2人を見ている。
入間誠時:「西園寺くん」
入間誠時:傍らの少女に声をかける。
西園寺由耶:その声に振り向いて。
入間誠時:「……あー」
入間誠時:「俺、あーゆー奴だから」
入間誠時:「優しく、とかできねーんで」
入間誠時:「……悪い」
西園寺由耶:「……ごめんね、誠時」
西園寺由耶:「……お願いしたのは私なのに……麻衣耶さんが無事だって分かって、私、ホッとしちゃったの」
入間誠時:「うん」
西園寺由耶:「だから、ごめんなさい。それと」
西園寺由耶:「ありがとう」
入間誠時:「次は、無事で済ませられねーけど」
入間誠時:「……それが終わった時に、全部言ってくれよ」
入間誠時:「謝罪も、礼もな」
西園寺由耶:「うんっ」
入間誠時:そして。
入間誠時:少年二人に近づき、言う。
入間誠時:「……茜くんのことなんだけどさ」
明石周:「はい」頷く。
根色みぞれ:「はい……」どきどき。
入間誠時:「………どー思った?さっきのアレ。美作の」
明石周:「もういいって、言ってましたね」
入間誠時:「ああ」
根色みぞれ:「んー……」意図を考えて。
根色みぞれ:「新しい絵にレネゲイドを使い出したら、あの人はジャームでいいと思います」
明石周:「…その絵のモデルに、高砂さん…茜さんを選ぶと思うか」
明石周:根色くんに聞きます。
根色みぞれ:「こだわりってのは中々変わりません。そして」
根色みぞれ:「変わるんじゃなくて歪み始めたこだわりは、際限なく蠢き出します」
根色みぞれ:「だから。高砂さんのお姉さんは逆にひと段落着いたんじゃないかなあ…と」
根色みぞれ:「思います……たぶん……」どきどき。
明石周:「うん」頷く。「俺も同感」
入間誠時:「……そうだろーな」
入間誠時:「そこは、良かったかもしんねーけど」
入間誠時:「俺は、ショージキムカついてる」
入間誠時:「ヒトに『手元に戻したい』なーんてさ。所有物みたいに扱っといて、あれだもんな」
明石周:《ワーディング》を解除。意識を失っている茜さんをやおら背負う。
明石周:「………」入間さんの表情を見つめ、言葉を聞き、考えるように黙る。
高砂茜:「…あ」覚醒する。酷い頭痛に似た感覚に、背負われたまま眉を顰める。
根色みぞれ:「あ」「高砂さん起きた。」
高砂茜:「ダル」そのまま再度、黙り込み身を任せる。
根色みぞれ:「寝た。」
明石周:「ふ」微かに笑う。「………」
明石周:「だったら尚更」ぽつりと言う。「守って、家に帰します」
入間誠時:「………そだな」
根色みぞれ:「うん。しっかり守んないとだね!」ふんす。
明石周:「……」もう一度入間さんを見ます。ひとつ聞きたくなって、今じゃないなと思う。
入間誠時:「ん?」
明石周:「あ、いえ」慌てる。「あとで…。…あの、支部、戻りますか」
入間誠時:「……りょーかい。そうだな、戻ろーか」
入間誠時:「西園寺くんも。ホラ」
西園寺由耶:「うんっ!帰りましょう」
西園寺由耶:闘いは終わったと言うのに。入間誠時の袖を掴んだままに。
根色みぞれ:「戻りましょー!」懐にしまった日傘を開く。「あっ」
明石周:「?」茜さんを背負いながら、その様子を見ている。
根色みぞれ:「……帰ったら予備さがそ。」魔眼が刺さった時の被害を、日傘の影に入った『灰色』が教えていた。
GM:《ワーディング》は解かれ、ただし傷跡は確かにそこに残されたまま。
GM:傘が閉じ、影は小さくなった。

GM:シーン終了!ロイス購入もろもろ!
明石周:ロイスはそのままで!
明石周:応急手当を使用します
明石周:2d10+4
DoubleCross : (2D10+4) → 13[8,5]+4 → 17

入間誠時:ロイス保留
入間誠時:応急手当買います
根色みぞれ:ロイスは維持!購入は応急手当だな~
西園寺由耶:ロイヤルホスト!
明石周:2d10+17 もいっこ
DoubleCross : (2D10+17) → 17[7,10]+17 → 34

明石周:HP25で全快!
根色みぞれ:3dx+4>=8
DoubleCross : (3DX10+4>=8) → 7[4,7,7]+4 → 11 → 成功

入間誠時:5dx+3
DoubleCross : (5DX10+3) → 10[2,2,3,5,10]+3[3]+3 → 16

入間誠時:高いなー!
根色みぞれ:よし買えた!欲しい人にパスできます!
西園寺由耶:ブルーをゲイルしてみようかな
西園寺由耶:3dx>=20
DoubleCross : (3DX10>=20) → 8[4,6,8] → 8 → 失敗

入間誠時:とりあえず応急手当いっこめ
明石周:自分で使ってもいいんだよ~
根色みぞれ:じゃあセルフで
西園寺由耶:ダメ…!以上です
根色みぞれ:2d10+4 !
DoubleCross : (2D10+4) → 16[10,6]+4 → 20

入間誠時:入間誠時のHPを2d10(→ 10)増加 (5 → 15)
根色みぞれ:かなり回復した。HP20!
明石周:じゃあこっちも応急手当!
入間誠時:もいっこ
入間誠時:入間誠時のHPを2d10(→ 14)増加 (15 → 25)
明石周:4dx+1>=8 調達
DoubleCross : (4DX10+1>=8) → 9[5,7,9,9]+1 → 10 → 成功

入間誠時:全快!
明石周:やったぜ 西園寺さんにパスします
入間誠時:以上!
西園寺由耶:あっ!嬉しい!ありがとう、周!
西園寺由耶:ではいただいた応急手当(ハンバーガー味)を使用します
GM:みんなが回復していくでゲスー!
西園寺由耶:10+2d10
DoubleCross : (10+2D10) → 10+8[5,3] → 18

西園寺由耶:たいぶ回復できた!こんなの初めて!
GM:初めての応急手当
西園寺由耶:今まで私に傷をつけたやつはいないのだ
GM:くっ では以上!

ミドル6-A:きみのことを知る

GM:ミドル6。ここは侵蝕なしでいいです。かわりに購入もない。
入間誠時:おお
入間誠時:りょかいです!
根色みぞれ:やったぜ
西園寺由耶:助かる
明石周:おお!かしこまりです!
GM:そーだな。じゃあメインを根色・西園寺、サブを明石・入間でいきましょうか。
入間誠時:はあい!
西園寺由耶:はぁ~い
明石周:了解です~
GM:んじゃ導入だけ軽く。
根色みぞれ:かしこまり!

GM:メイポールとの戦闘後、負傷の治癒や休息のための時間が、あなたたちには与えられた。
根色みぞれ:某支部──仮眠室。
根色みぞれ:事後処理班などが良く寿司詰めになっていたりする、簡易ベッドや寝袋などが設置される部屋だ。
根色みぞれ:「……」めずらしく人気のない部屋には、頭までパーカーを被り込み、包帯を巻いた少年が1人。
根色みぞれ:「ぐぅ。」爆睡していた。
西園寺由耶:では、そんな君の安眠を妨害するかのように。
西園寺由耶:何やら音が聞こえることだろう。
西園寺由耶:ピーガタンッピーガタンッピーガタンッピーガタンッピーガタンッピーガタンッピーガタンッピーガタンッピーガタンッ
西園寺由耶:音は、室内に設置された自動販売機から聞こえてくる(支部の自動販売機は無料でいくらでも飲み物が出てくるのだ)
根色みぞれ:ピーガタンッピーガタンッピーガタンッ「……」ピーガタンッピーガタンッピーガタンッピーガタンッピーガタンッピーガタンッ
根色みぞれ:「フガっ」顔に被せていたフードをずらす。「……西園寺さん?」
西園寺由耶:「あっ、みぞれ?ごめんね?起こしちゃった?」
西園寺由耶:「凄いの。これ、押せばいくらでも飲み物が出てくるの!こんなの初めて!」
西園寺由耶:「おひとついかが?」
根色みぞれ:「自販機壊したかと思ったよぉ……?」寝ぼけ眼を擦り、歩みよっていく。
根色みぞれ:「んじゃ、コーラでも貰おっかな」ぱちり。
西園寺由耶:ピーガタンッ! 排出されたコーラを君に手渡して。
西園寺由耶:せっかくだから、とベッドに腰掛ける。
根色みぞれ:20本くらいある缶・瓶から目を逸らしつつ、ベッドに戻る。
西園寺由耶:「怪我は……大丈夫?」
根色みぞれ:「うん。リザレクトもあるし、大体塞がったと思う」
根色みぞれ:「西園寺さんこそ大丈夫だった?多分一杯聞かれてるかもしれないけど…」
西園寺由耶:「私?私は、……うん、大丈夫。身体の傷は何ともないもの」身体の傷は。
根色みぞれ:ぷしゅりと空けたコーラの中身を飲む。
根色みぞれ:炭酸が眠気を飛ばしていく。
西園寺由耶:「ねえ、みぞれ」
根色みぞれ:「……うん?」
西園寺由耶:「……あの人哲之助は、どうやってみぞれの絵を描いたのかなぁ」
西園寺由耶:「……知り合い、ではないのでしょう?」
根色みぞれ:「……うん。」少女の眼に、痛みが浮かんでいる。
根色みぞれ:「少なくとも僕からは初対面だね。そうするとあの姿をどっかで観た、って事になるんだろうけど……」
西園寺由耶:「あの姿…」目に浮かぶは灰色の怪物の姿
根色みぞれ:「西園寺さんも」「メイポール…さんの事。やっぱ気にしてる感じ?」
西園寺由耶:「……うんっ。……私、まだ、麻衣耶さんのことを信じたい気持ちが残ってるのかも」
西園寺由耶:「……割り切らないと、ダメなんだけどね」
根色みぞれ:ぱくりと口を開け。「……」
根色みぞれ:閉じて開きなおす。「迷っちゃうよね、流石に。」
西園寺由耶:「……こんなことなら、私も記憶処理を受けちゃおうかな」
西園寺由耶:「ねぇ、みぞれ」
西園寺由耶:「……みぞれは、忘れたいこととかって、ある?」
根色みぞれ:「うーん……」「まあ流石にあるにはあるけども」
根色みぞれ:「『キリがなくなる』からいーや、って感じになるかなあ」
西園寺由耶:「なら」
西園寺由耶:「……忘れたくないこと、は?」
根色みぞれ:「そうだねー……」指を折って数える。フリをする。
根色みぞれ:(…………いいか。西園寺さんになら)
根色みぞれ:「パッと思いつくのはー……父さんと、母さんと、あと一個だけ」
根色みぞれ:「今の家に片付けてないものがある事。」
西園寺由耶:「……」その言葉で察する。彼の身に起きた悲劇を。
西園寺由耶:「……」片付けていないもの。それが何かを聞いていいものか。言葉に詰まっている。
根色みぞれ:「……ごめん。」「やっぱ重いよね、これ……」
西園寺由耶:「……そう受け取ってほしいなら、そうする。でも」
西園寺由耶:「私”たち”は……みぞれに何があったとしても、距離を置こうとしない。そう思うの」
根色みぞれ:「……うん。」「気を遣わせたのはごめんね。西園寺さん」
根色みぞれ:「上手く説明できるかわからないってのもあったんだけど……ちょっとやってみるよ。」
西園寺由耶:目の前の少年の言葉に、静かに耳を傾けている。
根色みぞれ:「片付けてないものは……何というか」
根色みぞれ:「死体なんだ。」根色が今も過ごしている家には、彼が保護された時にUGNの調査が入っている。
根色みぞれ:そうした物は見つかっていないと結論が出たから、彼は今も住めている…と
根色みぞれ:聡いものであるならば、この場でそれを見抜けても不思議ではない。
西園寺由耶:「……見つかってはいないのでしょう?」
根色みぞれ:「うん」「僕しかわからないし、多分僕しかそう思ってないやつ。」
西園寺由耶:「……でも、みぞれにははっきりと分かってる」
西園寺由耶:「……忘れちゃダメだよ」
根色みぞれ:「それはだいじょーぶだと思う。」
根色みぞれ:「忘れられたら…もうちょっと、気楽に暮らせてそうだし」
西園寺由耶:「……それって、えっと……」彼が言っている死体。それが誰の者か、聞いて良いものが。
根色みぞれ:「…あ、ゴメン西園寺さん。」あわあわ
根色みぞれ:「勘違いしてたら申し訳ないんだけど…父さんと母さんのじゃないんだ」
西園寺由耶:「えっ?」
根色みぞれ:「もうちょっとヘンな考えなんだよね。なんというか……」
根色みぞれ:「えーと」指を立てて、自分に向ける。
根色みぞれ:「『僕』なんだ。その片付けたい死体」
西園寺由耶:「……君の心が未だその家に囚われているということ?それとも……」言葉通りの意味?
根色みぞれ:「…………なんというか……多分………前者だと思う。」
根色みぞれ:「『あそこで死んだ』って言う実感が、未だにある感じ。」
根色みぞれ:「寝てても、ブラブラ散歩してても。イリーガルの任務に参加してても…」
根色みぞれ:「僕の半分があの家で死んでいる」
根色みぞれ:「……そんな感じ。きっと……」しどろもどろしている。
根色みぞれ:「いや、マジでまとまってないなこれ……西園寺さんにも付き合わせちゃってる。」
西園寺由耶:「……」その気持ちは理解出来る。1年を周期にその記憶がリセットされる西園寺由耶。それは、ある種死と同義だ
西園寺由耶:「でも」
根色みぞれ:「うん?」
西園寺由耶:「みぞれは、そうやって私を気にかけてくれる。とても優しい人」
西園寺由耶:「そんなことがあったのに笑っていられる強い人」
西園寺由耶:「……みぞれ自身の強さもあると思う。でも」
西園寺由耶:「そう変われた切っ掛けになる人が……いるんじゃない?」
根色みぞれ:「……そうだね。」
根色みぞれ:「そう在れたらと思うし。そうなれるようには頑張ってるつもりだよ。」
西園寺由耶:「私には、そう”見える”」
西園寺由耶:「みぞれが、そうである姿は。はっきりと、覚えているもの」
根色みぞれ:「なら」「引き続きしょーじん有るのみ、だね。」微笑みが戻った。
西園寺由耶:返すように微笑む。手に持った紅茶が温くなってしまったが、それは些細なことだ。
根色みぞれ:コーラの炭酸は抜けたが、温い手触りが残っている。
根色みぞれ:「……折角だし、新しいの空けちゃう?西園寺さん」
西園寺由耶:「うんっ!……まだ残ってるのに新しいものに手を付けちゃうだなんてはしたないけど」
西園寺由耶:「こんなの、初めて」

入間誠時:某支部・治療室。
入間誠時:先程の戦闘で負傷した入間誠時はここに治療に来ていた。
入間誠時:「ッつつつ……」
入間誠時:痛みには慣れているが、治療の時の痛みは苦手だ。
明石周:そこに、コンコンと行儀正しい3回ノック。
入間誠時:「ん」
入間誠時:「どーぞー」
明石周:「失礼します…」顔を覗かせる。「あ」
明石周:「入間さん。よかった」
入間誠時:「おー、明石くん」
入間誠時:「よかった?何だ、探してたのか?」
入間誠時:礼儀正しいなーとか思っている。
明石周:「あ、はい。話したくて…」治療中の様子を見やる。
明石周:「巻きますか。包帯」
入間誠時:「え、いいの」
入間誠時:「じゃあお言葉に甘えちまいますか」
明石周:「はい。これでも、エージェントです」向かいに座る。
明石周:「ひととおり、処置はできます」
入間誠時:「さすが」
入間誠時:「そんで、話って?あんまりそーぞーつかねーけど」
明石周:腕を借り、包帯を巻いてゆく。年上の男の、均整の取れた体。
明石周:「……さっきの話。美作さんと、茜さんのこと」
入間誠時:「……うん」
明石周:「入間さんって」ちらりと見上げる。
入間誠時:「はい」
明石周:「誰かに、所有物のように扱われたこと、ありますか」
入間誠時:「ああ、そりゃまー」
入間誠時:「あるよ。あるある」
入間誠時:目を閉じてうんうん頷く。
明石周:「……なんか」
明石周:「だから怒ってるのかなって……」
入間誠時:「そだなあ」
明石周:「そんな言い方だったから」瞬きする。
入間誠時:ぴ、っと自由な方の手の人差し指を上げて。
明石周:ついっ、と、そちらに瞳が動く。
入間誠時:「まず、ひとつ」
明石周:「はい」
入間誠時:「俺は、『相手に判断させない』っつーやつが気に要らねー。例えば、抵抗できねー子供に」
入間誠時:「………疵を、植えつけたりとかな」
明石周:「………」
明石周:「はい」頷く。「その痛みを知ってるから、ですか」
入間誠時:「…はは」
入間誠時:「そーだよ」
入間誠時:口元を緩めて薄く笑っている。
明石周:「………」くるりと包帯を巻く。華奢すぎるほどではないが、太くはない。
入間誠時:「選択できねーのに、勝手にジンセー壊される奴の身にもなれってハナシ」
明石周:「そういうときに…」
明石周:「反抗することは、できないんですか」
入間誠時:「ん……反抗かー」
入間誠時:「できなかったな、俺は」
明石周:「……」瞬きする。話題を少し変える。「……肩は」
明石周:「まだなら、診ますけど」
入間誠時:「ああ、じゃ頼む」肩を差し出す。
明石周:「はい」裂傷を消毒していく。
入間誠時:「ん……」顔を顰める。アドレナリンが出ていない時にはやはりきつい。
明石周:「……それだけじゃない」話題を戻します。
明石周:「まず、ひとつって。言ったでしょう」
明石周:長い黒髪から、白い肌が覗いている。それを引き裂く傷。
入間誠時:「そう」
入間誠時:「さっき言ったよーに、所有物として扱われたこともある」
明石周:「……はい」
入間誠時:「……俺がそーなるのは全然いんだよ」
入間誠時:「でもさ」
入間誠時:「それは俺がそーされたいからってだけ」
明石周:「……」瞬き。「……はい」
入間誠時:「いや、まあ。そーされてもいい、つった方がいいか」
入間誠時:笑う。
入間誠時:「でも、他のタイテーの奴は違うだろ、たぶん」
入間誠時:「それを……」
入間誠時:「他の奴が向けられてんの、ムカつくんだよな」
入間誠時:「勝手に踏み込むなよってさ」
明石周:「………」
明石周:「茜さんは、どう思ってるのか」
明石周:「まだ、分かりません。俺は、入間さんのように、自分のことみたいに思って、怒ったりできない」
明石周:「だから…聞けて良かったと、思っています」
入間誠時:「……そだな。あのコがどー思ってるかはほんとのトコわかんねーから」
入間誠時:「俺が勝手に怒ってるだけなんだよな」
入間誠時:「……そーか?」
明石周:「はい」薄く微笑み、傷の上から、包帯を巻いていく。
明石周:「入間さんって、俺の知り合いに似てる」
入間誠時:「………」
入間誠時:「んー」
入間誠時:「あかし、あまねくん」
明石周:「? はい」
明石周:背中側から、きょとんと頷く。
入間誠時:「三木鴇生ってやつに心当たりある?」
入間誠時:「いや、知らなかったら忘れてくれていい」
明石周:「えっ」巻きかけていた包帯が解ける。
明石周:「あっ」
入間誠時:「おっと」包帯を押さえる。
明石周:「あっ……、すみません」慌てながら。瞬きを数回。「………」
明石周:「いま言った、知り合いが…」
明石周:「そいつです」
入間誠時:「……やっぱ、そーか」
入間誠時:「世間せめーなあ」
明石周:「えっと…」
入間誠時:「仕事一緒にやったんだよな、三木くんとは」
明石周:「ああ」得心したようにする。
入間誠時:「んで、仕事終わりに一杯飲んでさ」
入間誠時:「そん時きみの名前だけ聞いてた」
明石周:「身内みたいなものです」改めて包帯を巻き直しながら。「それは…あの、お世話になりました」
入間誠時:「はは。まあ俺はサポートだったし」
明石周:「変なことしてないですか」
入間誠時:「うぐっ」
明石周:「えっ」
入間誠時:少し咽せる。
入間誠時:「いや、してないしてない」
入間誠時:手をぶんぶん
明石周:「なら…良かったですが……」頷く。
入間誠時:「……まあ。似てるよな、あいつとは」
明石周:「なんとなく、ですけど…」
明石周:「……入間さんの方が、話しやすいし、優しいです」
明石周:「入間さんの方が、大人です」
入間誠時:「はは。そりゃ、どーも」
入間誠時:三木くんの方が年上だった気がすんだけどなあ……とは、言わなくていいか、と思う。
明石周:一通りの処置を済まして、向かいの椅子に腰かける。
入間誠時:「ん。サンキュ」腕を軽く回す。
明石周:「はい」頷く。「……入間さん」
入間誠時:「うん」
明石周:「美作哲之助は、ジャームだと思いますか」
入間誠時:「うーん……」唸る。
入間誠時:「最初直接話した印象ではそこまで破綻してる感じはなかった。でもそれはいくらでも繕える。《メイポール》もそうだった」
明石周:「はい」
入間誠時:「あいつの行動原理は、絵を描くこと」
入間誠時:「…『瞼の裏』にレネゲイドは使われてなかったが」
入間誠時:「それも、まあ判断材料にはならん」
入間誠時:「レネゲイドの拡散が目的かどーか。こっちはわからんからな」
明石周:「もっと、何か…。個人的な目的で動いてるように、思います」
入間誠時:「うん」
明石周:「メイポールだって、個人的な欲望が、FHの目的に噛み合っていただけだし…」
入間誠時:「……それは、そうだ」頷く。
明石周:「……」
明石周:「さっき」
入間誠時:「うん」
明石周:「入間さんが、他の人が…所有物のように扱われているのが許せないって言ったとき」
入間誠時:「……うん」
明石周:「嫉妬をするからかと思いました」
明石周:「あいつならそういうことを言うんです」
明石周:「自分以外が、そういう目に遭っているのが、だから許せない……」静かに言って、それから入間さんを見る。
入間誠時:「嫉妬かあ」口元に人差し指と親指を当てて考える仕草。
明石周:「ジャームなら、ジャームだからって理由で、止められます」
明石周:「ジャームじゃなければ、話が通じてしまうから」
明石周:入間さんを見る。「そっちに惹かれないでくださいね」
明石周:「描かれたい、とか…」
入間誠時:「……んー……そうねえ……」
入間誠時:「別に、そこまででもねーかなあ」
入間誠時:「それよりは」
明石周:「はい」
入間誠時:「俺が視たい」笑って「それもどーかってハナシなんだけどさ」
入間誠時:「……ほんとに」
入間誠時:額に手を当てて。
入間誠時:「きみの言うのが正しいよ、明石くん」
入間誠時:「俺はUGN側に繋がれてたほうがいいんだ」
明石周:「…」微かに笑う。「自分でそうまで言えるなら、大人です」
入間誠時:「そいつは嬉しいね」
入間誠時:「だから、俺のことは悪人だと思っててくれていい」
入間誠時:「それでも側にいてくれるっつーなら」
入間誠時:「……友人だと思ってくれてもいいさ」
明石周:「悪人じゃない方が、嬉しいです」
明石周:「俺にとっては」
明石周:「……側にいますよ。見せてはやりません」
入間誠時:「うん。それでいい」
入間誠時:「俺も、する気ねーから」
入間誠時:「……それだけが」
入間誠時:息を吐いて、「いや、悪い」
入間誠時:「今のナシ。あんま自分のコト話しすぎるのやめたんだった」
明石周:「はい」微かに頷く。「俺も、出しゃばったことを言いました」
入間誠時:「いいよ」
明石周:「……高砂さんに会ってきます」やおら立ち上がる。「入間さん」
明石周:「お大事に」
入間誠時:「……サンキュー」
入間誠時:「明石くんもな」
入間誠時:「ファイト」
明石周:はい、と頷いて、治療室を出て行く。

ミドル6-B:これは好意、優しさ、それとも

GM:場所はふたたび支部の一室。
GM:ワーディングを受けて倒れていた高砂茜には、あなたの支えもあり特に怪我などはなかったようだ。
高砂茜:「んーー…」
高砂茜:用意された部屋で、持ってきたマニキュアを塗っている。シンナーくさい臭い。
明石周:「話をしに来ました」その向かいに腰かける。
高砂茜:「おお」
高砂茜:「怪我なくなってるし」
明石周:「はい」頷く。
明石周:「怖いですか」
高砂茜:「怖いつーか、キモい?」
高砂茜:「私ホラーもあんま見ないんだよね」
高砂茜:「ホーンテッドマンションは好きだけど…」中指に赤いマニキュアを伸ばしている。
明石周:「気持ち悪い存在だから、隠されてるんです」
明石周:マニキュアを見ている。「美作哲之助さんも、オーヴァードに感染したようです」
高砂茜:視線を上向ける。「動じないな」
高砂茜:「そっかあ…」
高砂茜:「なんかそういう、なんか…もう違うよなーって気はしてたわ」
明石周:「……前の美作さんが、好きだったのかなって」
明石周:「思いました」
高砂茜:「好き?」笑う。
高砂茜:「そう見えた」
明石周:「見えました」頷く。
高砂茜:「生意気ー」
高砂茜:「……んーー…」
高砂茜:「んーー……そういや、考えたことなかったな」
高砂茜:「でも、前は、きっと私を欲しがってたから、あげようかなって、思ってたかも」
高砂茜:「つか、周はそういうのわかる人なんだ?」
明石周:「そういうの…」
明石周:「……多分」若干気まずそうにする。「見かけよりは…」
高砂茜:綺麗に赤が十個塗られた爪を、退屈そうに眺めて。「見えねーもんね」
明石周:「……あなたの記憶が無くなる前に」
高砂茜:「ん」
明石周:「美作哲之助が、《メイポール》のように、すでに、話が通じなくなってしまった存在なら…」
明石周:「あなたが、再び彼と出会うことはできなくなる」
明石周:「俺たちは、そうする。……だから」
高砂茜:「あは。やさしー」
明石周:「優しくないです」
高砂茜:挑むようにあなたの顔を見返す。
高砂茜:「じゃあ、何?」
明石周:「あなたが美作さんに、伝えたいことがあるのなら、伝える」
明石周:「それだけです。……俺は、別に」
明石周:「まだ、あなたを可哀想とも思ってない」
明石周:「優しくしたいと思って、言ってはないです」
高砂茜:ふ、と息を吐く。吐いて、それから、可笑しそうに。
高砂茜:「そーね、そうだろうね……」けらけらと、指が机を叩く。
高砂茜:「うん、うん」
高砂茜:「伝えたいことはないよ」
明石周:「伝えたくないことは」
明石周:「ありますか」
高砂茜:「超あるな」
高砂茜:「そっちばっかだ」
明石周:「ふ」ちょっと笑って。「そんな感じ…」
高砂茜:「そんな?」楽しそうに。
高砂茜:「なんだよ。急にわかった感出すじゃん」
明石周:「わかっ…」
明石周:「出してないです」
高砂茜:「どっちでもいいですけど~」
高砂茜:「そういうことばっかだよ、私は」
高砂茜:「これが好きかも、決めてやんないし、教えてもやらない」
明石周:「……」
明石周:「…………あの」
高砂茜:「ん?」黒髪を揺らす。
明石周:「あなたに、似てるような似てないような知り合いがいて」
高砂茜:「どっちだよ」
明石周:「そいつが、そういうことを言い出したら、俺は」
明石周:「勝手にしろって返す」
高砂茜:「……ふ」
明石周:「俺に決めさせるな」
明石周:「教えてもらいたがるな……」
高砂茜:「ふ、ふふ!」
明石周:「………」高砂さんを見る。「あなたがどうでもいいって言い続けるなら、俺は勝手にやります」
明石周:「俺は、あなたには決して、優しくない」
高砂茜:「やだなあ」と答えて、そのままじっと見る。
明石周:「それすらも、どうせ、忘れます」
高砂茜:「そうなんだよね」笑う。
高砂茜:「だから、私はやっぱり、こう言うよ」
高砂茜:「私は私を欲しくない人はいらないって」
高砂茜:「勝手にして。…勝手にする人は嫌いじゃなかったし」
明石周:「はい」見る。「…いま」
明石周:「あなたのことを、可哀想だと思いました」
高砂茜:「うっさいなあ」嫌そうに、女は笑った。
明石周:「……妹さんが、あなたを心配してる」
明石周:「無事に、家まで、送り届けます」
明石周:「そう約束します」
高砂茜:「勝手に?」
明石周:「勝手に、で……」
明石周:「そう言えば」
明石周:「あなたは安心しますか」
高砂茜:「どっちでもムカつくだけ」
明石周:「ふ」
明石周:「じゃあ、勝手にやります」
明石周:「美作哲之助さんも」ぽつりと言う。
明石周:「すべてが確定しているわけではありません」
明石周:「救えるのならば、救える方法を、できる限り模索します」
高砂茜:どうとも答えず、赤い爪を見ている。
明石周:返事がないのは分かっていた。誰かを求めていて、独りよがりになっている女を、
明石周:どんな救いを求めているのかも察することはできて、それはせず、
明石周:彼女にとって特に都合の良くないだろうことばかり並べて、それからその横顔を、覚えるように見つめた。

GM:某市高校。
GM:ところは晴れた昼休みで、あなたがおそらく忌避する日光の差さない、窓から遠い教室で。
高砂逢:「根色くーん」
根色みぞれ:「なーにー?」むくり。
根色みぞれ:フードをかぶった少年が体を起こす。
高砂逢:「あーいや…用事ってか…最近あんま喋ってないなーと思って」笑う。
高砂逢:「そんだけなんですけど」
高砂逢:「…だけでもないかもですけど…」
高砂逢:セーラーの制服姿の少女。青空を背に、あなたを影にするように立っている。
根色みぞれ:「そーお?まあ美作…さんについてワチャワチャ調べてたしなぁ」
高砂逢:「めっちゃ調べてんじゃん」
根色みぞれ:「うん!ジュンチョーに進んでるよ!」私服登校が可能な高校が、少年が過ごす為の前提条件だった。
高砂逢:「…あ、そう、そう」
高砂逢:「だけでもないかで、その話」かすかに首を傾げる。
根色みぞれ:「やった!ドンピシャで行けたね」ふんす!
高砂逢:「言ったっけ?私、お姉ちゃんがいるんだけど」
根色みぞれ:「あー…………聞いたかもね、それ。」「何してるんだっけ?」
高砂逢:「よく分かんない!モデルとかもたまにしてるよ」
高砂逢:「そう、それでね、前に、画家のモデルしててさ」
高砂逢:「その絵がこないだ掃除してたら出てきて!」
根色みぞれ:(そんなもんだった。)答え合わせができた。
根色みぞれ:「エッ!?お姉さんモデルしてたの?」
高砂逢:「あ、ごめんごめん、茜ちゃん…姉さんのね」
高砂逢:「私はそんな柄じゃないし…茜ちゃんは美人だからな~」照れ。
根色みぞれ:「はへー。茜ちゃんさんかあ」
根色みぞれ:「でも高砂さんもモテたりしないの?」「今日も髪型の調整完璧だしさ」
高砂逢:「……お、おおーー」目を泳がせる。「あざす…嬉しいです」
高砂逢:「モテては…ませんけど…いいの、いいのそれは」こほん。
高砂逢:「たぶんそれが、美作さんの絵っぽいんだよ!」
根色みぞれ:「いいんだ。」(いつ見てもお強い人だあ…)
根色みぞれ:「そんで……絵だっけ?美作、さんの」
高砂逢:スマホを開く。鮮烈な色彩で描かれた黒髪の女の絵を見せる。
根色みぞれ:「ほへー……。」『瞼の裏』とは、全く違う画風。
根色みぞれ:「何というか……はっきりしてるね。」
高砂逢:「なんかねえ、でも、私」
高砂逢:「そう…そうなんだけど」
高砂逢:「だけど…」
根色みぞれ:「だけど?」こくこくと頷きつつ。
高砂逢:「『瞼の裏』のが、好きなんだよね」
高砂逢:じっと画面に映る色彩を見て、そう言う。
根色みぞれ:「ぬねーん……」唇がもにゃもにゃしている。
高砂逢:「なにその顔」ウケるー、とあなたを見て笑う。
根色みぞれ:「最近はあの画風で描いてるって聞いたけども。やっぱり『瞼の裏』がイチ押しな感じ?」
高砂逢:「んーー…」
高砂逢:「私さ、ホラー好きなんだよね」
高砂逢:「私にはわかんない、不思議な世界がどっかにあるって、ワクワクするじゃん」
根色みぞれ:「そうなの?」フードのずれをこっそり直す。
高砂逢:「非日常っていうかね」
高砂逢:「特別な感じがして、好きなんだ。『瞼の裏』は、そういう絵だと思うの」
根色みぞれ:「見えてなかったり、気づいてないだけで」
根色みぞれ:「案外オバケな人らは『隣』にいるかも……?みたいな感じかぁ」
高砂逢:「あはは!そうそう!」
根色みぞれ:「そういうタイプならまあ……僕も落ち着いて観られる方かな。」
根色みぞれ:「びっくりさせる系はマジでダメだけども」ぷえー。
高砂逢:「え、そーなんだ」
高砂逢:「そういえば根色くんのことも、まだ知らないこと多いや」
根色みぞれ:「そーだよー!静かな所から急にバーン!みたいなやつとか!」
高砂逢:「ジャンプスケア!」
根色みぞれ:「逃げるしかできなくて殴り返せないとかもケッコー怖い!」
高砂逢:「えー、でも凄腕霊能者とか出ると醒めるんだよねえ私…」
高砂逢:「…」ふ、とあなたを見て。
高砂逢:「あのさ」
根色みぞれ:「マジで強いれーのーしゃは、確かにねえ……」「んえ?」
高砂逢:「この流れで言う?って感じなんだけど」
高砂逢:「根色くん、絵のモデルしません?」
根色みぞれ:「……モデルぅ?」 どきり
高砂逢:「あ、今じゃなくて、えー、お暇なときに?お手すきのさいに?なんですけど…」
高砂逢:「私が…描くやつね」
根色みぞれ:「この前……見せてもらったみたいなやつ?」
高砂逢:「そうです」
高砂逢:「なんか前から描きたいな~とは思ってたんだけど、こういうの頼むの、ほら、わりとさあ…あれじゃん」
根色みぞれ:「おおー。確かに緊張の一瞬だもんね。」
高砂逢:「キモくない?とか考えたんだけど…絵、けっこうハマってくれたみたいだし、とか思いまして…」
根色みぞれ:「どうしよっかなー。」くるりと椅子を回す。/答えは決まっている筈だろう?
高砂逢:フードから覗く、灰色の髪を見ている。
根色みぞれ:わかってるよ。「ちょっと……体型とかモーコハンとか?不安だけども。」わかってるけどさあ。
高砂逢:「あ、その!脱がせますとかじゃないからね!?」
根色みぞれ:ダメならダメで良いんじゃないか?「えへへ。んじゃあ」こういう時の備えでUGNに居るんじゃないか。
根色みぞれ:「──一つだけ」「条件があるかも」
高砂逢:「そういうモデルではなし!」あなたの心の中は見えない。必死で言いながら、きょとんとする。
高砂逢:「うん?」
高砂逢:「なんでしょう!」
根色みぞれ:「……日向ぼっこしながらやりたいんだよね。」
根色みぞれ:「高砂さんが良ければだけども。外でモデルになりたいな」
高砂逢:わあ、と顔を綻ばせる。
高砂逢:「似合うよ!」
根色みぞれ:「えへへ。」「日焼けし過ぎないように準備はしていくつもりだけども」
根色みぞれ:「高砂さんの都合が悪くなったら、何時でも言ってね。」
高砂逢:「日焼けどめ、いいの持ってるよー。茜ちゃんの家からこないだパクったやつ…」楽しげに言う。
高砂逢:「ううん。根色くんこそ。いつでもいいけど、絶対、私は描きたいな」
根色みぞれ:いやな打算だなあ、と思う。僕は期待しているからだ。
根色みぞれ:僕がオバケであることを示した時、高砂さんが拒絶する事を。
根色みぞれ:高砂さんのお姉さんの様に。
根色みぞれ:「ふふん。キューティヘアー用に『灰色』絵の具の準備もおわすれなく!」
高砂逢:「もちろんさ。根色くんのチャームポイントだし」
高砂逢:「ちゃーんと用意しとくからさ」
高砂逢:「だから、覚えててよ!」
根色みぞれ:「勿論」「忘れないさ」静かな微笑みを返す。
根色みぞれ:君から貰った厚意位は、ちゃんと返したいとおもう。
根色みぞれ:でも……グレーゾーンどっちつかずぼくなりにはって。言い訳が付いちゃうよなあ。
根色みぞれ:困ったけど。断れないよこんなの。
根色みぞれ:白/死者にも染まれないし、黒/生者には受け止める事しかできないんだから。

GM:シーン終了。
GM:ロイス取得または変更のみできます。
入間誠時:周くんのを再度変更しよう
明石周:わ~い
根色みぞれ:しちゃうか Sロイス指定
根色みぞれ高砂さんのロイスをネ……
西園寺由耶:おおっ!
GM:や、やったー!
明石周:おお~!
明石周高砂茜/誠意:〇/親近感/ロイス ⇒ 高砂茜/誠意:〇/無関心/ロイス 変更します~
西園寺由耶:無関心…!
GM:正直謎の興奮があるが…
入間誠時仕事仲間/明石周/愉しい:○/純朴…?/ロイス→友人/明石周/感服:○/脅威/ロイス
入間誠時:こうかな
明石周:ヒエッ 恐縮です…!
GM:よかった 茜の分まで優しくしてくれ
西園寺由耶根色みぞれ/〇庇護/不安 これがラストロイス!
根色みぞれ:軽蔑、されたいよね(自傷衝動並感)
入間誠時:www
入間誠時:純朴であるものかよ、みたいな気持ちもこもっています
明石周:照れる
GM:へへ
入間誠時:以上!
GM:おしおし
西園寺由耶:以上~
根色みぞれ:あとは西園寺さんのロイス感情変更だな
GM:お、きになる
西園寺由耶:なんだろう、純愛かな
入間誠時:www
GM:wwww
明石周:Sロイス取得を見た後での姿勢か?
西園寺由耶:www
高砂茜:私も周に純愛にしてもらいたかったな
明石周:こいつ……
西園寺由耶:茜っ!w
入間誠時:周呼びw
GM:私は嫌です
入間誠時:分裂してる
西園寺由耶:ww
根色みぞれ西園寺由耶:○尊敬/ちょっとうらやましいかも→から尊敬/○僕の事も忘れてくれるよね。 に変更。
西園寺由耶:アバッ
入間誠時:うわーーーーっっ!!
GM:こ、こいつ…!
西園寺由耶:み、みぞれ……
入間誠時:劇物を……!
明石周:こいつ……!
西園寺由耶:なんなのこのセッション。劇物セッションなの?
GM:くっ 激動のロイス変更を終えます

マスターシーン:ただの記憶

GM:二年前。
GM:何度描いても、あれ以上はなかった。
GM:描くほどに、あの日描いたものを失っていくような気がしていた。
GM:劣化していく映像記録のように、あの姿を忘れていく。
GM:それは妙だ。あれは自分の絵。自分の発想の産物であるはずだ。いや……。
GM:焦燥のまま時は過ぎ、やがて、その女と出会った。
"メイポール":「あなたの目」そこに咲いていた花に気づいたという調子で、女が言う。
"メイポール":「何かお探しですか。見えない何かを。すごく必死で…気になって」
美作哲之助:「は」後ずさる。女が顔を覗き込む。
"メイポール":「きっと、私、見えるし…見せてあげられそうです」
"メイポール":「私たちは怪物らしいんですよ。あなたもなってくれたら、きっと」
美作哲之助:きっと。分かっていた。
美作哲之助:分かっていた。俺は忘れている。そして俺は知らないのだ。
美作哲之助:この世界の本当の姿を。
"メイポール"Eロイス【超越者の戯れ】を使用します。同意した対象に任意のEロイスを取得させ、対象がジャームでない場合はジャーム化させる。
美作哲之助:同意します。現状としては、「日常 安心/〇嫌気」「高砂茜 〇執着/偏愛」「芸術 〇傾倒/不安」の3つのロイスを所持しています。
美作哲之助:これらをタイタスにして昇華します。
美作哲之助:取得Eロイスは【原初の恐怖】
"メイポール":男の瞼を閉じさせ、眼を皮膚越しに撫でる。
"メイポール":女の背後で、幾つもの眼が瞬き、凝視する。
"メイポール":男にDロイス【記憶探索者】を使用。対象は既に復元できるロイスをジャームとなって所持していないため、失敗。フレーバーのみ適用し、不完全に彼の記憶を再現します。
美作哲之助:「……ああ、これだ、これが」
美作哲之助:「思い出した」
美作哲之助:男は声を噛むようにすすり泣いている。
美作哲之助:「俺の絵は、俺自身のものですらなかった」
美作哲之助:その声が涙交じりの笑い声に変わっていく。
"メイポール":「まあ、まあ。…良かったです!」
GM:美しい女を描いた、美しい絵を思い出す。
GM:その常たる美しさは、もう、自分にとって意味を持たない。永遠に。
GM:それでよかった。

GM:シーン終了。

ミドル7:特別を、もう一度

GM:情報収集から。共有しクライマックスへ向かいます。
GM:登場してね!
西園寺由耶:西園寺由耶の侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (76 → 84)
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (94 → 104)
入間誠時:wwwww
根色みぞれ:根色みぞれの侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (87 → 89)
明石周:明石周の侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (90 → 92)
西園寺由耶:誠時…!
入間誠時:いやさあ!
根色みぞれ:わッ……!

GM:では情報項目を提示するよ!

・美作哲之助について② 〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉〈知識:アート〉難易度8
・《メイポール》について② 〈情報:FH〉〈情報:UGN〉難易度9
・【過去の事件記録を参照する】 〈情報:UGN〉〈知識:UGN〉難易度8

GM:現時点ではこの三つについて判定できます。成功することで増える追加情報が1つあります
入間誠時:哲之助かな…
根色みぞれ:どれ行こうかな……(ぼんやり)
西園寺由耶:私、コンセ+生き字引があるので、追加される情報やろうかな
明石周:みぞれくん、過去の事件記録やってみます?
明石周:自分に関わることだし
根色みぞれ:……そうだね。やってみるよ
GM:がんばれみぞれ
入間誠時:噂好きの友人使って噂話で判定
入間誠時:8dx+1>=8
DoubleCross : (8DX10+1>=8) → 9[1,1,2,2,7,8,9,9]+1 → 10 → 成功

入間誠時:おけおけ
GM:ご存じだ!
西園寺由耶:ヤッター!
根色みぞれ:該当コネなし!素振りで判定!!!
根色みぞれ:3dx≧=8
根色みぞれ:3dx>=8
DoubleCross : (3DX10>=8) → 9[3,7,9] → 9 → 成功

GM:お、おおすごい!
西園寺由耶:ヒュー!
入間誠時:やるー!
GM:コネなかったのに!
根色みぞれ:抜けた!(ふんす)
明石周:おお!すごい
明石周:ではメイポールについて調べます~ 情報:UGNでいくぜ コネ使うぜ
明石周:6dx+2>=9
DoubleCross : (6DX10+2>=9) → 9[1,1,3,5,6,9]+2 → 11 → 成功

GM:すごいぜ
明石周:ヤッタ~
GM:安定感だ
西園寺由耶:すごいぜ!
GM:ではひとまず提示していきますね!

・美作哲之助について②
オーヴァードであり、ジャーム化していると判断できる。《メイポール》と協力関係にあり、彼女の行う他者のジャーム化に力を貸していた。
高砂茜とは覚醒する前からの関係。以前は所謂ミューズとして偏愛していたが、ジャーム化にしたがって興味を失った。しかし柳が異能を操ること、FHであることを知っていた上で逃亡したため、口封じも兼ねて捜索を入間誠時に依頼した。

→【美作哲之助の目的について】が調査可能となります。

GM:そしてネクスト!

・メイポールについて②
本名は柳麻衣耶。過去に美作哲之助をジャーム化させた張本人。彼女が一般人を覚醒させることを目指す行動原理は、自身がジャームとなり、人間とは同じような精神を持てなくなったことに由来する。
他者もジャームにさせてしまえば、己と同じように絆なき世界を見る他者が生まれる。自分と同じ視点の他者がいてほしい、同じものを見てほしい。それが《メイポール》の欲望であり衝動である。

GM:つづいて。

・過去の事件記録
"スペースグレイ"根色みぞれのUGNでの活動記録を調査した結果、二年前の事件に美作哲之助の名前を見つけることができる。
当時は非オーヴァードであった美作は、"スペースグレイ"が戦闘員として参加した事件の際たまたま居合わせ、UGNによって《ワーディング》を行使される前にそれを見てしまった。小規模な事件であったためすぐ鎮圧化、被害者は怪我無く解決し、美作も記憶処理を受けた旨が記載されている。

GM:で、残るがこうなりました。

・美作哲之助の目的について 〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉難易度10

西園寺由耶:やります
入間誠時:頼んだぞゆやちゃん!
西園寺由耶:任せて!
根色みぞれ:がんばえー!
西園寺由耶:《コンセントレイト(ノイマン)》+《生き字引》
西園寺由耶:9dx8+1>=10
DoubleCross : (9DX8+1>=10) → 10[2,3,4,5,5,7,7,8,9]+7[6,7]+1 → 18 → 成功

西園寺由耶:むん!
明石周:さすが~!
入間誠時:つよつよ
GM:さすがすぎ!
西園寺由耶:84→87
GM:では貼ります!

・美作哲之助の目的について
美作哲之助の目的はオーヴァード、とりわけ根色みぞれのジャーム化である。美作はかつてR事件に巻き込まれ、そこで見た根色みぞれの姿を朧げな記憶で「夢の中の怪物」として『瞼の裏』に描き、評価を受けた。
そして現在も『瞼の裏』に等しい作品を描きたいと望み、固執している。そのためにはかつて描いたものーーオーヴァードを、さらなる特別な異形、ジャームに仕立てるしかないと考えた。
『瞼の裏』に描いたものが根色みぞれだと知った以上、根色みぞれにロイスを失わせた上で侵蝕を引き上げ、ジャームに変えることを目的とするだろう。

根色みぞれ:ふーん。
GM:そうなのです。
GM:で、共有前にちょっとシーンの流れを提示しますね
GM:このまま共有してもらうんですが、美作の居場所がわかったぜ~とミラとかが頑張って見つける…という風になる、んですが
GM:そこで一回マスターシーンが挟まります。
西園寺由耶:えらい
入間誠時:ふんふん
明石周:ほほ~
根色みぞれ:ふむふむ
GM:これは同じ時系列の出来事で、それからまた普通のシーンに戻る…という
GM:ちょっとややこしいんですがそう言う感じ。
入間誠時:了解です!
西園寺由耶:了解です!
GM:NPCで誘導していくんで、途中でなんか入るなーとだけ思っておいてもらえたらいいです。
明石周:はーい
西園寺由耶:はーい
GM:ではやっていきましょう!
根色みぞれ:うおうお!

GM:支部、会議室。
ミラ:呑気な彼女にしては珍しく、難しい顔でノートパソコンを開きながらそこにいる。
ミラ:「皆さん、戦闘からそんな経ってないのにすみません」
入間誠時:「ヘーキヘーキ」
入間誠時:コーヒーを飲んでいる。
入間誠時:その前には印刷された資料。
根色みぞれ:「進展あった感じです?」どきどき。
根色みぞれ:午後の紅茶(ミルクティー)を頂いている。
根色みぞれ:脇にはファイリングされた『R事件関与民間人(※記憶処理済)』の資料。
明石周:「メイポールと美作哲之助について、再調査の結果がまとまったと…」
明石周:「聞いてます」姿勢正しく座っている。
入間誠時:「うん」
入間誠時:ぱさり、と資料の束を手に取る。
入間誠時:「さっき取ったデータの分析結果」
入間誠時:「美作はジャームだってさ」
明石周:「!」目を見開く。
明石周:「……、西園寺は知ってたか」視線を横に流す。
西園寺由耶:ふるふると首を横に振る。だが、想像していなかった訳ではない
根色みぞれ:「……まあ、あり得る領域でしたね。」少しだけ資料を見る目が鋭くなっている。
明石周:「俺は…」「…そうじゃないといいなと思ってた」
入間誠時:「茜くんのことがあるから?」
明石周:「はい。…それに」
明石周:「なんであれ、ジャームじゃないに越したことはないと思います」
入間誠時:「それはまあ、そうだ」
根色みぞれ:「そーだね」「取り返しがつくかもって言うのは、やっぱり大事だ」
西園寺由耶:「そうだよね……」ジャームじゃないに越したことはない。それは、柳麻衣耶にも言えることだろう。
入間誠時:「……そんで。更に悪いことには、《メイポール》が行う他人のジャーム化に力を貸してたんだと」
入間誠時:「茜くんの捜索は口封じのため。まあ、想像通りだ」
入間誠時:資料を乱雑に放る。
入間誠時:「ったく。やんなくてセーカイ」
根色みぞれ:資料の影を灰色に染め、程よく纏まる軌道へ調整する。
明石周:「《メイポール》の協力者は、美作哲之助…」
明石周:「《メイポール》が他人をジャーム化させるのは、それが彼女の欲望と一致するからでしょう」
明石周:「戦闘の際に言っていたとおりです」
明石周:「自分と同じ状態になれば、その人と同じ景色を見られる…」
西園寺由耶:「同じものを人と見ているんだって実感できるのが、好き……」
根色みぞれ:(勘弁してほしいよな……)小声で零す。
入間誠時:「やれやれ」
入間誠時:「やり切れんな」
入間誠時:頬杖をついて。
西園寺由耶:無理やりにでも笑う。
明石周:西園寺に視線を移す。「……立ち向かえるか、西園寺」
西園寺由耶:「……この能力(完全記憶)も、便利なことばっかりじゃないんだね」
西園寺由耶:「あの時……私たちを攻撃してきた麻衣耶さんの目も、表情も。全部覚えちゃってるんだ」
西園寺由耶:「……ありがとう、周。……でも、私は大丈夫。大丈夫だもの」
入間誠時:横目でちらと見る。
根色みぞれ:「……」一年前の西園寺さんも、そういう事を思っていたのかもしれない。
根色みぞれ:(やり切れないが重なるなぁ……)しかも、最低あと一つ。
根色みぞれ:「悪いニュースかもですけど……僕もそんな感じの話になりそーです。」
明石周:「別に、大丈夫じゃなくても……」言いかけて黙る。
明石周:「なんだ」根色くんに聞きます。
根色みぞれ:「真面目に調べた結果」「僕と美作さんはビミョーな面識があった事が分かりました。」
根色みぞれ:ぺらりとR事件のまとめを開く。作成日時は二年前ぐらい。
西園寺由耶:「面識って?」
根色みぞれ:「この頃は僕が灰色の影を隠して生活できるかなー、みたいな日常生活の訓練受けてたんだけどね。」
明石周:「てことは…覚醒したばかり?」
根色みぞれ:「そうそう。その時に一回だけトラブルがあったんだ」
明石周:「む」
根色みぞれ:「一回お使いに行ってみよう!って試験の時に、街中で下水道から魚みたいなジャームがいきなり出て来てさ?」
入間誠時:「お使い…」
根色みぞれ:「そん時は僕へ付いてたエージェントさんも居たから、そいつを速攻でボコボコにできたんだけど」
西園寺由耶:「ボコボコに……」
根色みぞれ:「流石に僕も!って感じで鎮圧に参加したからさ。」
根色みぞれ:「〈ワーディング〉をしてもらう前に『あの姿』は結構みられてたかもーって言われて、」
入間誠時:「ははあ」
西園寺由耶:「そっか、覚醒したばっかりだから《ワーディング》を張るところまで気が回らないもんね」
根色みぞれ:「念のため、巻き込まれた人は記憶処理を受けてもらうことになったらしい。」
明石周:「そこに、美作さんが?」
根色みぞれ:「うん。」名簿リストに、鉛筆で線が引かれている。
名簿帳57行目:──美作哲之助
明石周:「む…」覗き込んで、眉を寄せる。
根色みぞれ:「『瞼の裏』を見る限り」「念のための懸念は正しかったっぽいね」
根色みぞれ:ちょっと両眉が下がっている。
明石周:「……西園寺は、記憶を操る能力者だよな」
西園寺由耶:「え?う、うん」明石くんを見返す
明石周:「記憶処理を行っても、処理されたはずのことを思い出すような…」
明石周:「『瞼の裏』」「そういう風に、絵に描くようなことって、有り得るのか」
西園寺由耶:「……可能性は、ゼロじゃないと思うの」
西園寺由耶:「すべての記憶が”完全”に無くすのは難しい。……そう思う」
西園寺由耶:それは、自分自身にも言い聞かせるように。
ミラ:「記憶に干渉する能力の人自体は、そこそこいますしね…」
入間誠時:「………」
西園寺由耶:「普通なら忘れちゃうけど、芸術家ならではの強い執着心があれば、」
西園寺由耶:「絵のアイデアとして無意識に覚えててもいたしかたないかもしれぬ」
西園寺由耶:「……しれぬ?しれぬ!」
根色みぞれ:「しれぬ……?」
明石周:「お、おお」
入間誠時:「大丈夫か?」
入間誠時:心配している。
根色みぞれ:(……まさかとは思うけど)
根色みぞれ:(一年以上前の西園寺さんも全く同じこと考えてたからグーゼン浮かんだとかないよね……?)
西園寺由耶:「だ、大丈夫!今のは、ほら、私は元気だって伝えたくて……和ませようと思って…」お嬢様JOKEだ
根色みぞれ:(そういうものじゃなかった)よかった。
明石周:「そうか…」おろおろ頷く。「ええと」
明石周:「とにかく、美作さんは、根色を認識して『瞼の裏』を描いて」
明石周:「そしてまた、別の絵を描きたがってるんだよな」
入間誠時:「そうなるな」
西園寺由耶:「それが…」
西園寺由耶:>入間誠時:「……そんで。更に悪いことには、《メイポール》が行う他人のジャーム化に力を貸してたんだと」
西園寺由耶:「他者を……ジャーム化させることに関係がある?」
根色みぞれ:「メイポールが協力するよーな絵って事?」
入間誠時:「……モデル」
入間誠時:「絵のモデル、か」
明石周:「美作さんが、ジャームを描きたがってるなら」
明石周:「メイポールと目的は一致するな」腕組をする。「ふたりとも、ジャームが見たいんだ」
根色みぞれ:「一体どんな」絵と言おうとして。
根色みぞれ:言葉が引っかかった。
明石周:「……」根色くんを見る。「根色」
西園寺由耶:「『瞼の裏』の……さらに深いところ……」言葉に詰まった。
根色みぞれ:「……うん」
根色みぞれ:「本気でヤバいかもね、これ」
根色みぞれ:「もっと精度が高い『灰色』のジャーム候補なんて」
根色みぞれ:「──僕しかいないじゃん」
根色みぞれ:立ち上がる。
明石周:「美作さんは、『瞼の裏』を越える絵を描こうとしている?」
明石周:「根色。どうするつもりだ」
根色みぞれ:「…………大事な約束をした人がいる」
根色みぞれ:「オーヴァードを本当に『殺したい』なら、僕ならその人を狙うと…思う」
入間誠時:「───根色くん」
入間誠時:呼びかける。
根色みぞれ:「……はい。」心拍数が上がっている。
入間誠時:「手放すなよ。……大事なやつも」
入間誠時:「きみ自身も」
入間誠時:「……絆は、簡単に書き換えられる」
入間誠時:「何かあったら」
入間誠時:「俺らを頼れ」
根色みぞれ:「やれるだけはやってみます。約束です」「なんで」
根色みぞれ:「……しっかり見ててください」「流石に、不安なのもあって。」
ミラ:「…」そこで液晶に目を向ける。
ミラ:「美作哲之助の居場所、レネゲイド反応」
根色みぞれ:「!」ミラさんヘ向き直る。
ミラ:「…反応ありました!」

マスターシーン:スタンダールの病

GM:某市公園。湖のほとり。
GM:少女がひとり、スケッチブックを広げている。
高砂逢:「灰色って…そういえば絵の具で買ったことないな。いつも作ってるや…」
GM:呟く少女の後ろ、黒い影が落ちる。
美作哲之助:「きみが『逢』か」
高砂逢:「…?」見上げる。
美作哲之助:「……絵を描くんだったな」
GM:湖の絵を見て、男は言う。
高砂逢:「あ、あなたは。……会ったこと、ありましたっけ?」
美作哲之助:「きみを探していた」
高砂逢:何かを言おうとする。
美作哲之助:白い煙が、靄のように広がる。
美作哲之助:「……殺してしまえば早いと思っていた、が」呟く。
美作哲之助:《治らずの病》。
GM:このエネミーエフェクトは付与する病の詳細をGMが決定できるため、今回は以下の内容にします。
GM:『美作を倒さずにクライマックスを終了した場合、高砂逢はレネゲイドウイルスに感染する。』
美作哲之助:「麻衣耶なら、作れるんだが。αトランスとかいう…俺は下手でな。うまく効いたとしても、だいぶ後になる」
美作哲之助:「運が良ければ、君も見られるはずだ」
高砂逢:煙に蝕まれ、倒れる。激痛ののち、体の力が失われていく。
高砂逢:「……見られる、なに、を」
美作哲之助:「きみの絵は。もっと本当のことを描ける」
美作哲之助:「……根色みぞれの、本当の姿を知りたくはないか?」
GM:落ちた灰色の絵の具が、黒い影の上に落ちる。
高砂逢:思い当たることは、ないでもなかった。不思議な男の子。
高砂逢:いつも何かを隠して、真似しているみたいに、困ったように笑っている。
高砂逢:「……知ってる、よ」
高砂逢:その向こうに、ホラーみたいな、ワクワクするかもしれない秘密の裏が、なんて。
高砂逢:(でも)
高砂逢:朦朧としながら、落ちる意識の中。
高砂逢:「私が見てる、きみが、私のほんとだもん」

GM:少女が倒れた湖。彼女が持っていたスマートフォンが鳴っている。名前の表示を見て、ロックをしていない画面を開ける。
高砂茜:「逢?スマホ戻ってきたんだけど、こないだ…」
美作哲之助:「茜か。久しぶりに声を聴いたな」
高砂茜:「……哲之助」
高砂茜:「なんで」
美作哲之助:「……昔、おまえの妹が描いた、おまえの絵を見たことを。いま思い出したが」
美作哲之助:「きっと。次の絵は、もっといい絵だ」
美作哲之助:「そういう風に、世界が見える。そうできる」
高砂茜:「は?ちょっと、ねえ、なんで逢の……!」
GM:着信を切る。電子音と沈黙が残され、煙が晴れていった。

GM:シーン終了。

ミドル8:普通を、あなたに

GM:「高砂さん、ちょっと、だめですって!」「うるさい!逢が、あいつ……!」
GM:ミラの声を遮るように、部屋の外で、支部員と聞きなれた声が言い争っているのがわかる。
根色みぞれ:声が耳に入り。仮説は確信に変わった。
GM:ドアが乱暴に開き、憔悴した様子で高砂茜が現れる。黒髪は乱れ、手にはスマートフォン。
入間誠時:立ち上がる。
高砂茜:「逢が」
高砂茜:あなたたちを見る。
高砂茜:「たぶん哲之助、あいつが…!」
根色みぞれ:意識して、こめかみの血流を確認する。「……ミラさん」
根色みぞれ:「場所は」早い。
根色みぞれ:とても。
ミラ:「その前に、現状報告をします」
ミラ:「……通信です。美作哲之助らしきレネゲイド痕跡と、被害者の少女」
ミラ:「遅効性の。αトランスに似た状態の感染確認。現在確保し、治療に移ります」
ミラ:「おそらくソラリスシンドローム由来です。感染源を無力化させれば、間に合うかと」
根色みぞれ:「………………」息を吐く。吐いている途中に足は動けない。
高砂茜:…明石さんの方を見る。
明石周:「覚醒すれば、ほぼ確実に、そのままジャーム化する…と思う」
明石周:「あなたの妹が、美作さんやメイポールと、同じ状態になる」
明石周:言って、茜さんを見やる。
高砂茜:口を開き、閉じ。「……ダサいのも勝手なのもわかってる。…いや、こんなの、どうでもいいな。建前だ」
高砂茜:「頼ませて。頼んでもいいって」
高砂茜:「思えてる、からさ」
根色みぞれ:それでいい。フードを脱ぐ。『灰色』が増える。
根色みぞれ:吐く。静かに吸って。頭に言葉を叩き込む。
高砂茜:「逢は、違うじゃん」
高砂茜:「…逢を、助けてほしい」
明石周:「……好きなものはないと言ってた」ちょっと笑い、茜さんを見つめる。
明石周:「そうじゃなくて良かった」
高砂茜:「……好きとか、そういうのの、前だっつの」
高砂茜:「当たり前なんだよ、私の」
入間誠時:「ああ」
入間誠時:「それが、何より……」
根色みぞれ:「うん。」静かに頷く。
入間誠時:「うん。大事なんだよな」独り言のように。
高砂茜:「……ふ」不細工に笑う。
明石周:「高砂さん」
明石周:「あなたは、それくらい、普通の人だ」
高砂茜:嫌そうな顔を浮かべていただろうことを、俯くように聞いている。
明石周:「……頼まれなくても助ける。勝手にやる」
明石周:「必ず、あなたを妹さんの元に返します」
高砂茜:「……お願い」
明石周:「はい」頷く。「ここで待っていてください」
ミラ:「居場所も、レネゲイドを追跡して特定できそうです」
明石周:「妹さんについているのが、いいと思う…」そう言ってから、他の面々に視線を移す。
西園寺由耶:「そう、だよね……。当たり前を……当たり前の日常を守る。それが、私たちだもん……」だから戦える。日常を脅かす存在となるのであれば……それが親しみを感じた相手であっても、だ。
根色みぞれ:(ヘンな物を見たって位、忘れてもいい小さな悪夢に)
根色みぞれ:(しなくてはいけない。)
入間誠時:「……見る必要のないものは見なくたっていいんだ」
入間誠時:「フツーに生きるのが一番いい」
入間誠時:「……仕事の時間だな」
根色みぞれ:「……任せてっていうのは、ちょっと頼りないかもですけど。」
高砂茜:不気味がっていた灰色の髪を、静かに見上げている。
根色みぞれ:「必ず──逢さんを還します。」「普通の生活に」
根色みぞれ:微笑む唇は少し引きつっていて、それでもしっかりと浮かんでいた。
ミラ:「場所は地点025、…散乱した画材も確認しました」
ミラ:「あるいは、アトリエなのかも…だったのかも」独り言ちて。
ミラ:「みなさん、行けそうですか?」
入間誠時:「とーぜん」
根色みぞれ:「勿論!」フードを被り直す。
明石周:「いつでも」頷く。
西園寺由耶:「はいっ!」

GM:シーン終了。

GM:購入してもいいよー!ロイスもしてもいいよ。
入間誠時:どーすっかな
入間誠時:みぞれくんに。
根色みぞれ:じゃあ固定ロイスの感情替えとこ!
GM:おおー!
根色みぞれジャーム:完殺/○隔意の感情強調をP反転し、ジャーム:○完殺/隔意へ。
根色みぞれ:殺すが…………
入間誠時瞼の裏/根色みぞれ/親近感:○/不安/ロイス
GM:殺意だ!
西園寺由耶:うーん、ロイスはこのまま!
明石周:ロイスはこのままで~
GM:了解です!
西園寺由耶:何を買おうかな
西園寺由耶:スポーツカーでアトリエ乗り込もうかな
根色みぞれ:購入は何しやしょ。他の人の希望とかあったらそっちにも寄るかな
根色みぞれ:無かったら……応急!
入間誠時:ボディアーマーでも買おっと
入間誠時:6dx+3>=12
DoubleCross : (6DX10+3>=12) → 9[1,4,5,5,6,9]+3 → 12 → 成功

入間誠時:ぴったし。装備〜
西園寺由耶:ピッタリ!
明石周:ぴったり!
根色みぞれ:カンカン!
明石周:とりあえず欲しい物は揃ってるのでこちらは大丈夫です!どうしようかな
西園寺由耶:うーん。ブルゲ狙ってみよ
西園寺由耶:4dx>=20
DoubleCross : (4DX10>=20) → 9[1,1,5,9] → 9 → 失敗

西園寺由耶:ダメ……以上です
根色みぞれ:ではセルフ用応急で行こうっと
根色みぞれ:3dx+4>=8
DoubleCross : (3DX10+4>=8) → 10[3,9,10]+8[8]+4 → 22 → 成功

明石周:おおっ
西園寺由耶:つよ!w
明石周:じゃあこっちも狙ってみますブルゲを
明石周:4dx+1>=20
DoubleCross : (4DX10+1>=20) → 8[4,8,8,8]+1 → 9 → 失敗

根色みぞれ:ホワイトハーブ買えたな……まあいいか、セルフ使用!
明石周:だめだった~
西園寺由耶:チャレンジしてくれてありがとう~!
根色みぞれ:2d10+20
DoubleCross : (2D10+20) → 6[3,3]+20 → 26

根色みぞれ:HP25で全快!以上です

クライマックス:見えなくなるまで見つめてて

GM:登場侵蝕を振ってね!
西園寺由耶:西園寺由耶の侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (87 → 90)
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (104 → 111)
明石周:明石周の侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (92 → 94)
根色みぞれ:根色みぞれの侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (89 → 90)
根色みぞれ:おちつき……
GM:では、アトリエっぽいところの描写をしていくので なんか来てもらう感じで…
明石周:なんかしていこう
根色みぞれ:なんか!
西園寺由耶:なんらか
入間誠時:はーい
GM:いい感じの登場をしてください
GM:描写だけしまーす

GM:燃えるような夕陽が差す廃墟。立ち込める匂いは、油性の画材特有のもの。
GM:破損し、汚れた失敗作のカンバスが積み上がり、血を纏うように赤く照らされて。
GM:黒い眼の女と、白い煙の男はそこにいた。
入間誠時:その積み上がったカンバスの上に、忽然と長髪の男が現れる。
入間誠時:「……やれやれ、ひでー有様」
"メイポール":蠢く無数の眼がそれを見た。「あら」驚く。
美作哲之助:男が視線を巡らせる。
明石周:《ワーディング》が空間を包む。アトリエが隔絶される。
明石周:弓を構えた学ラン姿の少年が一人。「UGNです」
美作哲之助:「ああ…あのときのか」
"メイポール":「虹の人です!綺麗だったんですよ」美作に言う。
西園寺由耶:「お願いします。……もう、こんなことは止めてください」
"メイポール":「こんなこと…」
美作哲之助:「それしかない。それでいいんだ。そうだろ、麻衣耶」
根色みぞれ:──黒く染まる闇が。
根色みぞれ:彼らを紛れ込ませ、覆うはずの影たちが
根色みぞれ:灰色へと染まり行く
根色みぞれ:夜闇より眩しく。陽光よりも昏い。はぐれた色へと
根色みぞれ:「"メイポール"。美作哲之助。」
"メイポール":「はあ…はい?」誰の言葉もぴんとこないように首を傾げる。
根色みぞれ:「頭だけ死んだしろのアンタ達を」「体だけ死にかけてるはいいろの僕が」
根色みぞれ:「埋め尽くし/ねむらせに来たよ。」
美作哲之助:「……ああ、この色」
美作哲之助:「この色だ」
美作哲之助:「…埋もれる前にすることがある。俺にはまだ手が残っている」
美作哲之助:白い煙が、広がる。
根色みぞれ:「そうか。」けふ、と咳き込む。灰色は拡がっている
根色みぞれ:「じゃあ……早めに描くと良い」ポケットに手を突っ込み。
根色みぞれ:「手が」腹部が濡れ、灰色のなにかを引きずり出す。
"スペースグレイ":「影が」腹部より零れ落ち、溶け込んだまま。立ち上がる
"スペースグレイ":「……残っているうちに。」灰色の人影が立ち
根色みぞれ:少年も。傍らのキャンパスに寄りかかっている。
"スペースグレイ":少年の足元は傍らの灰色に染まり。延びる人影のラインは少年の腹部へと繋がっている。
GM:それを見る目が笑う前に、煙は濃く深く、すべてを覆うように。
美作哲之助:「ああ。もう一度だけでいい。俺に描かせてくれ」
美作哲之助:「あれがたった一度の偶然でしかないなんて、そんなことはないんだと」
美作哲之助:「俺に見せてくれ」

GM:衝動判定。そしてこのタイミングで美作がEロイス【原初の恐怖】を発動します。
西園寺由耶:ギャー!
GM:今回の侵蝕は1d10+【覚醒時の侵蝕】となります。
GM:根色くんが18(死)。明石くん・西園寺さん・入間さんは17(素体・忘却)が覚醒侵蝕です。
入間誠時:はあい
GM:とりあえず判定から。〈意志〉で難易度は9です。
西園寺由耶:はーい!
入間誠時:6dx>=9
DoubleCross : (6DX10>=9) → 10[5,8,8,8,9,10]+10[10]+4[4] → 24 → 成功

西園寺由耶:8dx+1>=9
DoubleCross : (8DX10+1>=9) → 10[1,1,1,4,4,6,9,10]+1[1]+1 → 12 → 成功

明石周:よりによってゲロ高い奴の人しかない
入間誠時:すげー
"スペースグレイ"
   死
\テテーン/

入間誠時:入間誠時の侵蝕率を1d10+17(→ 26)増加 (111 → 137)
西園寺由耶:鉄壁の意思!
明石周:5dx+1>=9
DoubleCross : (5DX10+1>=9) → 8[1,2,3,8,8]+1 → 9 → 成功

入間誠時:んふふwww
入間誠時:9じゃんw
明石周:1d10+17
DoubleCross : (1D10+17) → 5[5]+17 → 22

"スペースグレイ":5dx+2>=9
DoubleCross : (5DX10+2>=9) → 10[2,4,9,9,10]+10[10]+9[9]+2 → 31 → 成功

西園寺由耶:ヤバww
明石周:明石周の侵蝕率を22(→ 22)増加 (94 → 116)
西園寺由耶:90+1d10+17
DoubleCross : (90+1D10+17) → 90+6[6]+17 → 113

"スペースグレイ":意思の化身じゃん
"スペースグレイ":90+1d10+18
DoubleCross : (90+1D10+18) → 90+8[8]+18 → 116

"スペースグレイ":わッ……!
GM:おし、確認しました

黒い眼は白い煙で遮られ。何も見ることはない。
全てはとうに終わったはずの出来事。
そして終われなかった出来事。
目に見えるものすべてが、私を裏切る現実だったとしても。

ダブルクロス The 3rd Edition『見えなくなるまで見つめてて』
瞼の裏に焼き付いて、離れないものがある。

GM:クライマックス戦闘を始めます。エネミーは《メイポール》と美作哲之助。
GM:勝利条件はエネミー二体とも撃破することです。エンゲージはこう。

メイポール[12]・美作[4]
(5m)
西園寺[11]・根色[11]・明石[9]・入間[7

GM:不確定な切り札くんもニッコリの5mだ。質問とかはないかな?
入間誠時:ないです!
西園寺由耶:大丈夫です!
"スペースグレイ":こちらもだいじょーぶ!
明石周:大丈夫です!
GM:でははじめていきましょう!

GM:セットアップ!
西園寺由耶:無しです!
"メイポール":コンボ『瞼の裏には同じ暗闇』/《小さき魔眼》《増加生産》。
"メイポール":ソラリスのエフェクトを組み合わせた判定のダイスを+3し、バロールのエフェクトを組み合わせた攻撃のダメージを+6する。
明石周:ありません~
美作哲之助:コンボ『瞼の裏には何も見えない』/《アクセル》《限界突破》。
入間誠時:やっぱりか
美作哲之助:行動値+12。《限界突破》対象には《盲目の羊》を指定。これによりラウンド2回《盲目の羊》を使用しダイスデバフを付与できるぞ。
根色みぞれ:《オーバーウォッチ》シナリオ二回目!
入間誠時:だがブルーゲイル!
入間誠時:行動値+5
根色みぞれ:僕の至近エンゲージ内全員にラウンド間判定ダイス+3!
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を5(→ 5)増加 (137 → 142)
GM:早すぎて見えねえ
入間誠時:入間誠時のイニシアチブを12(→ 12)に変更 (7 → 12)

美作[16]・メイポール[12]
(5m)
入間[12]・西園寺[11]・根色[11]・明石[9]

GM:こう。演出ある人はしちゃって!
入間誠時:やります!
"スペースグレイ":やっちゃお!

入間誠時:手慣れた動きでアンプルを首の後ろに突き刺す。賦活剤、注入。
入間誠時:───煙に覆われた瞬間、瞼の裏にあの時・・・の『目』の群れが広がった。
入間誠時:それがどうした。……今はもう、あの時ではない。
入間誠時:「よし」「やろうか」
根色みぞれ:零れた灰色は静かにアトリエを染めていく。
"スペースグレイ":夕日に照らされた影へも灰色が輪郭を与え、あるべき形を補正させていく……!
根色みぞれ:「……さっきの補正。またやってますんで」
根色みぞれ:「違和感あったらおせーてね。」
"スペースグレイ":灰色の影共々ぱちんとウィンクをした。気がした。

GM:では、行動値16!美作!ゆけ
美作哲之助:はい!
西園寺由耶:ww
"スペースグレイ":ヒィ―ッ!
美作哲之助:マイナーで移動。PCたちのエンゲージへ行きます!
入間誠時:ギャーっ
西園寺由耶:こっちくんな!
GM:メイポール[12]
(5m)
美作[16]・入間[12]・西園寺[11]・根色[11]・明石[9]

明石周:いっぱいいる
美作哲之助:メジャーでコンボ『スタンダールの病巣』/《アシッドボール》《メルトアウェイ》《アースシェイカー》《悪食の大風》《ポイズンフォッグ》《援護の風》《ウインドブレス》。
"スペースグレイ":ぎゅうぎゅう
入間誠時:効果は!
美作哲之助:範囲(選択)のRC攻撃です。対象はPC全員。命中するとシーン中のあらゆる判定ダイスを-4個。対決に失敗するとシーン中自分のあらゆる判定ダイス-3個になる。
入間誠時:……ちょっと待ってね
西園寺由耶:ンギャー!
"スペースグレイ":つまり……失敗のさせ時ッ!
入間誠時:相談終わり!みぞれくん!
GM:なにかあるというのかーーーッ
"スペースグレイ":《フラッシュゲイズ》を宣言!その判定ダイスを-8Dしてもらうぞーーーッ!
"スペースグレイ":侵蝕119へ!
西園寺由耶:《インタラプト》
西園寺由耶:C値を+1します
GM:ナニーーーッ
GM:くっ 受けます!
GM:異形に生まれていればデビルストリングができたのによ
西園寺由耶:113→121
根色みぞれ:どっちの妨害が酷いか……勝負だッ!
西園寺由耶:勝負だ!
GM:おし、本来なら
入間誠時:な、なんだ!
GM:11dx10+12だったが…いまこれをうけたので
"スペースグレイ":わッ……!
西園寺由耶:固定値高いっ!
GM:ふります。デバフをうけて
入間誠時:おう…
美作哲之助:3dx11+12
DoubleCross : (3DX11+12) → 9[4,8,9]+12 → 21

西園寺由耶:回すじゃん
明石周:それでも大分高い
GM:ンンーー
入間誠時:それでも高いんだよ
"スペースグレイ":高いって!!!
GM:まだやれたはずだ
美作哲之助:ハイ…
西園寺由耶:ww
入間誠時:www
GM:リアクションどうぞー!
入間誠時:ドッジ!
明石周:うおお避けてやるぜ ドッジします
西園寺由耶:ドッジ!
入間誠時:5dx+1>=21
DoubleCross : (5DX10+1>=21) → 9[2,4,6,7,9]+1 → 10 → 失敗

入間誠時:回らん!
西園寺由耶:ooh…
明石周:入間さんに《勝利の女神》します!
"スペースグレイ":ドッジ!
西園寺由耶:女神!!
入間誠時:やった!周くん大好き!
GM:ナニーーー
明石周:達成値+18!28にして!
GM:いろんな意味で許せねえ
西園寺由耶:www
入間誠時:28!ではドッジ成功!
西園寺由耶:4dx+1>=21
DoubleCross : (4DX10+1>=21) → 8[1,2,7,8]+1 → 9 → 失敗

西園寺由耶:ダメ!
明石周:明石周の侵蝕率を4(→ 4)増加 (116 → 120)
明石周:4dx>=21 ドッジ!
DoubleCross : (4DX10>=21) → 6[3,4,4,6] → 6 → 失敗

明石周:ダメ!
"スペースグレイ":4dx>=21
DoubleCross : (4DX10>=21) → 10[2,8,9,10]+2[2] → 12 → 失敗

根色みぞれ:だめかー!
GM:がんばりやどもめがーーーッ
美作哲之助:ではダメージ。また、ダメージはガード-10・装甲値-5での算出となります。
美作哲之助:3d10+34
DoubleCross : (3D10+34) → 23[8,9,6]+34 → 57

GM:よくやった!
入間誠時:ダイス高!
"スペースグレイ":死ぬね!リザレクト不可!
明石周:殺意が満々じゃん
西園寺由耶:間違いなく死ぬ!
"スペースグレイ":ジャームへのロイスをタイタス昇華して即復帰!
"スペースグレイ":HP11へ!
西園寺由耶:お父さんのロイスをタイタス昇華して復活!
明石周:倒れます!入間さんへのロイスをタイタス昇華して復活。HP11です!
西園寺由耶:HPは11!
GM:オスッ では軽く演出します

美作哲之助:白い煙は男の姿を歪めることなどなく、ただ、視界をすべて塞ぐ。
美作哲之助:赤い夕陽も、地に落ちる影も、無数の眼も。
美作哲之助:地に這うようにしてから立ち昇り、実体を得て。
美作哲之助:あなたたちの足元に絡みつき、レネゲイドを貪る毒を与えるだけだ。
西園寺由耶:「ッッッッ!!」
"スペースグレイ":「……こりゃ、あんまり食らいたくはないかも」ざわざわと灰染めの床が白く濁っていく。
入間誠時:それを『閉じ』ようとする前に。
入間誠時:灰色の影が動くのを感じる。
根色みぞれ:もう一度大きく咳き込み、紅も灰色へ混ざった。
根色みぞれ:密度の薄い影は足元へ沁み込み、浮き上がる煙の幾らかを抑えている。
入間誠時:(行けるか───)
入間誠時:だが、抑えられた煙は尚も蠢いている。
入間誠時:「やべ……!」回避行動。間に合わない───
西園寺由耶:コマ送りのように煙の触手の軌道は見える。だが、肉体反応が追いつくことは出来ず。----入間誠時の窮地が、その目に――――。
西園寺由耶:「誠時っ!!」
明石周:その目の前を通り過ぎるように、一瞬、白い煙を覆い尽くすような虹色の光。
美作哲之助:目を細め、眩しげに。灰色と虹色、その一瞬で煙が弱まった。
明石周:天井のコンクリート、壁際に並ぶカンバスや画材が積まれた棚が次々と崩れ、実体を持つ煙を圧し潰すように落下する。
入間誠時:「明石くん!!」
明石周:「入間さん」叫ぶ。古びた洋弓を構え、矢を放った少年。「この隙に…」
入間誠時:後方に飛び退く…ことが、できた。ごろごろと転がり、膝を立てて起き上がる。
根色みぞれ:「明石君……!」ぐい、と口元の血を拭う
西園寺由耶:「凄い!凄いよ、周! まるで、勝利の女神様みたい!」
明石周:「しょ………」
明石周:「めが………………」
根色みぞれ:「……女神なら、西園寺さんじゃないの?」」
"スペースグレイ":不安定に揺らめく。
入間誠時:「まだ来てるぞ!!避けろ!!!」
入間誠時:「俺ばっかにかまけててもしょーがねーだろ!!」
GM:煙が遮られ晴れた先には、無数の眼がゆらめいて。

GM:では行動値12、入間さんの手番。
入間誠時:はい!
入間誠時:マイナーで《縮地》。エンゲージを離脱して5m後方へ移動。
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を2(→ 2)増加 (142 → 144)
入間誠時:メジャー。コンボ▼視線維 《コンセントレイト:バロール》+《黒の鉄槌》/《紡ぎの魔眼》 対象は《メイポール》。
"メイポール":うむ!
入間誠時:Rコントローラーを使用。さらにオーバーウォッチのバフを適用。
入間誠時:ダイス+8
GM:多い
入間誠時:何もなければこのまま振るぜ
GM:盲目も至近いいないのでふれない。かなしみ
"メイポール":カモンです!
入間誠時:そういえば至近だった
入間誠時:行きます!
入間誠時:19dx7+4
DoubleCross : (19DX7+4) → 10[1,1,3,4,4,4,4,4,4,5,5,5,6,7,9,9,10,10,10]+10[1,2,5,6,9,9]+3[1,3]+4 → 27

入間誠時:うん…?
入間誠時:妖精してもいい?
明石周:しちゃおうしちゃおう!
西園寺由耶:しちゃえしちゃえ!
"スペースグレイ":ブッコロセー!!!
入間誠時:ありがたく!《妖精の手》最後の1を10に!
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を4(→ 4)増加 (144 → 148)
入間誠時:1dx7+34
DoubleCross : (1DX7+34) → 2[2]+34 → 36

GM:ムーッ
入間誠時:まわんねえ…!対応どうぞ!
"メイポール":ドッジ!《アドレナリン》を使用し、振る!
入間誠時:頼むーーー!
"メイポール":12dx+1>=36
DoubleCross : (12DX10+1>=36) → 10[1,2,2,3,6,7,7,8,9,9,10,10]+9[1,9]+1 → 20 → 失敗

西園寺由耶:あぶなっ!
入間誠時:こわあ!
GM:がんばった
明石周:妖精しててよかった!
"メイポール":へへ
入間誠時:ではダメージ!
入間誠時:4d10+14 諸々有効
DoubleCross : (4D10+14) → 24[6,1,10,7]+14 → 38

GM:こい!
入間誠時:あと2ぐらい欲しかった
"メイポール":ギニャ!残りHPは《不死不滅》で30しかなかった…!戦闘不能。ただし!
明石周:ただし~!?
"メイポール":《アクアウィターエ》。復活します!これが最後の切り札!
入間誠時:まさか…?!
入間誠時:ウワーッ!
西園寺由耶:ギニャー!
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を4(→ 4)増加 (148 → 152)
明石周:クソ~~ッ…服を犠牲にしてまで…!
西園寺由耶:wwww
明石周:良い覚悟だ…《メイポール》…!
GM:確定させてくるな!!!!
入間誠時:www
"スペースグレイ":おもしれえ!僕と脱衣バトルで勝負だ!
入間誠時:じゃあ演出かな
GM:演出してもいいし入間さんは脱いでもいいよ
GM:お願いします!
入間誠時:脱がない!
西園寺由耶:シュン

入間誠時:領域が足元から円形に、広がる、広がる、広がる。
入間誠時:その中心に大きな目が開き、その周囲にぐるりと目が開き、更にその周囲に、
入間誠時:ばち。ばちばちばちばち。
入間誠時:それは、掌握する。あたり一帯を視線の領域で。
入間誠時:青年の姿が掻き消える。更に後方。距離をとって。
入間誠時:「あんたらみたいなジャームを知ってるよ」
入間誠時:静かに、二人のジャームに向けて言う。
入間誠時:「人のコト、思い通りに変えようとするさ」
"メイポール":大きな目を見返す。
美作哲之助:白い煙でその目を見ることはできない。「…」
入間誠時:「ワカル?」トントン、と自分の頭を人差し指で叩く。
"メイポール":「わかりません…思い出をよみがえらせてあげることと、違うんですか?」
入間誠時:「はは!ンなもん、相手をジャームに変えなくたってできるだろうよ」
入間誠時:「あんたは自分と同じモンを人に見せたいんだろ?」
"メイポール":「はい」
入間誠時:「覚えがあるのさ」
入間誠時:「俺も見せられた・・・・・
"メイポール":「まあ」大きな目を見て。「…よくあるお話なんですね」
入間誠時:「そうさ、よくあるオハナシ」
"メイポール":「その人とあなたは、同じ気持ちになれたのかな…」
入間誠時:「は!」
入間誠時:「部分的にはそーかもな!」
入間誠時:愉しそうな声と共に、領域の視線が《メイポール》に向く。
入間誠時:対象のより痛いところ・・・・・・・を貫く重力の繊維。細かく肉を引き裂き、楔のように抜けない。
"メイポール":『見つめられた』。重く縛り付ける視線から。「う」
入間誠時:「ほら!この景色・・!!俺の中にもずっとある!」
入間誠時:「そーだよ!人はカンタンに怪物になれる!こんな風に!!だから!」
入間誠時:「そーゆー奴を、これ以上増やさせるわけにゃあいかねー!」
西園寺由耶:「誠時……!」
根色みぞれ:揺らめく視線たちを、細めた眼で見ている。
"メイポール":引き裂かれるように体がほとんど力を失い、無数の眼の半数が溶けるように落ちていく。
"メイポール":「ああ、見たのに、あなたは違う景色を望むんですね…」
入間誠時:「ああ」
入間誠時:「お前は一人で見てろ」
明石周:「倒した…いや」
明石周:(まだ動く)

GM:ではメイポールの手番!まだ生きろ!
"メイポール":がんばります!
西園寺由耶:ww
"メイポール":マイナーなし!
"メイポール":メジャーでコンボ『パノプティコンの四阿』/《コンセントレイト:バロール》《黒の鉄槌》《増加の触媒》《封印の呪》《血の宴》。
"メイポール":範囲(選択)のRC攻撃です。対象はPC全員。命中した場合、皆さんの次の判定のC値を+1する。
入間誠時:全員?
"スペースグレイ":ウワーッ!一杯載ってる!
GM:ミスった
GM:コピペミスです。
入間誠時:どんまい!
西園寺由耶:記憶を失ったのでセーフです
"メイポール":では高校生のみんな
"スペースグレイ":幸いC値は100%越えで踏み倒せるが……!
入間誠時:止める?止めない?
西園寺由耶:あ、そうなんだ
"メイポール":根色さん、明石さん、西園寺さんが対象ですよ!
明石周:む 無理しないでね?!
西園寺由耶:棺、大丈夫?帰ってこれる?
入間誠時:まあ、基本コンボはクソ軽いから…
"スペースグレイ":160オーバー、たいへん
GM:よくかんがえてきめていいよー
入間誠時:これ終わったらそんなに上がらない…はず……
入間誠時:よし、決めました
入間誠時:《時の棺》止めます!
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を10(→ 10)増加 (152 → 162)
"メイポール":!?
GM:バカナーッ
"メイポール":はい、ではメイポール、立っています…
GM:手番は以上!演出もしちゃいましょう。
入間誠時:OK!

"メイポール":無数の眼が黒い粒子となって溶けていく。
"メイポール":それらは形を失っていくことを嘆くように、瞼を開き。
"メイポール":黒い涙を流す。…それは槍となってあなたたちのもとへ、降り注ぐ、
西園寺由耶:「あっ……」降り注ぐ涙を避ける術は無い
根色みぞれ:(耐えられるかな……)灰色に浸りながら、動かない。
"スペースグレイ":というよりは、動くほどの余力がない
入間誠時:それを───
入間誠時:飲み込むように、『眼』が包む。
"メイポール":「あ」
入間誠時:眼が閉じる。閉じる。その現象はなんの結果も齎さない。
"メイポール":「見えない」
入間誠時:「はは」
入間誠時:「見えねーでやんの」
入間誠時:先程の挑発に絡めて言う。
入間誠時:「───明石くん!西園寺くん!根色くん!」
入間誠時:「後、よろしく!」
明石周:「…はい」視線を敵に定めたまま。
西園寺由耶:「うんっ!」その雄姿をしっかりと見て。確かに記憶に留めた
根色みぞれ:あの物量を抑え込む負担。「……はい!」これ以上の無茶はさせられない!

GM:では行動値11。根色くんと西園寺さんですね。
明石周:【デバフ】根色・明石・西園寺:シーン中のあらゆる判定ダイスを-4個
明石周:注意だよ~
根色みぞれ:フッ……ここは先のりふれいんと行きましょう
美作哲之助:ありがとう明石…
西園寺由耶:ギャー!
入間誠時:www
根色みぞれ:西園寺さん!引導を渡しておくんなまし!
西園寺由耶:ありがとう!みぞれ!
西園寺由耶:では、私の手番!
GM:ウオーッ
西園寺由耶:エンゲージされているのでマイナーは無し!
西園寺由耶:メジャー!
西園寺由耶:コンボ名は忘れた。 《コンセントレイト(ノイマン)》+《虚構のナイフ》+《砂の刃》+《クリスタライズ》
西園寺由耶:メイポを攻撃します!
"メイポール":ム!来なさい!
西園寺由耶:11dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,2,2,3,4,5,6,6,8,9,10]+10[4,6,10]+2[2]+4 → 26

美作哲之助:あ!できることがある
西園寺由耶:なっ!
GM:すまん宣言忘れてた
西園寺由耶:良いよ!
入間誠時:許します…
GM:スマン…!
"スペースグレイ":どうぞだぜ!
美作哲之助:オートアクションで《盲目の羊》。判定ダイスを-4させる!
西園寺由耶:ギニャー!!
GM:ここで使わないと…
GM:もう使えないんだ!
西園寺由耶:では、振り直します…
西園寺由耶:7dx7+4
DoubleCross : (7DX7+4) → 10[2,5,8,8,9,10,10]+10[6,6,7,9,10]+10[2,8,9]+5[5,5]+4 → 39

西園寺由耶:??
入間誠時:やったね
GM:なんで増えてんだよ!!!!
明石周:あ、上がってる
根色みぞれ:すごいぜ!
"メイポール":こんなの、はじめて…!
西園寺由耶:www
"メイポール":ドッジ!《アドレナリン》を使用します!
"メイポール":12dx+1>=39
DoubleCross : (12DX10+1>=39) → 10[2,3,3,4,5,5,5,6,6,10,10,10]+6[1,3,6]+1 → 17 → 失敗

入間誠時:よし!
"メイポール":グヌーーー
西園寺由耶:よし!
西園寺由耶:ダメージ出します!
西園寺由耶:34+1d10+4d10
DoubleCross : (34+1D10+4D10) → 34+6[6]+25[7,5,6,7] → 65

GM:ヤバイヨー
西園寺由耶:装甲無視!
明石周:出目ヤバ~~
入間誠時:ひゅー!
"メイポール":残りHPは30。復活も無し!
"メイポール":こいつはここでアデューです!
入間誠時:よし、まずは1人!
西園寺由耶:ヤッター!
GM:演出もお願いしますっ
根色みぞれ:オッケェイ!
西園寺由耶:はーい!演出!
GM:どぞ!

西園寺由耶:――――柳麻衣耶は忘れるだろう。ロイスを結ぶことの出来ない彼女は、いずれ西園寺由耶のことは記憶から失われる。
西園寺由耶:西園寺由耶は忘れるだろう。遺産に苛まれた彼女は、いずれ柳麻衣耶のことは記憶から失われる。
西園寺由耶:似た者同士の2人。だが。
西園寺由耶:――――柳麻衣耶が視界に入る。遍くものを吸い込むような黒い瞳も、口角を上げた表情も、私に向けた笑顔も。
西園寺由耶:入間誠時を目で追ってしまう。遍くものを吸い込むような黒い瞳も、口角を上げた表情も、私に向けた笑顔も。
西園寺由耶:似た者同士の2人。だが!
入間誠時:その視線に気づいている。
入間誠時:「どーしたよ。熱烈だな、西園寺くん」
入間誠時:いつもの軽口だ。
西園寺由耶:その言葉に微笑みを返す。
西園寺由耶:――――私たちは、絆を結ぶことが出来る。故に私たちは、1人ではない。
西園寺由耶:その絆は――――入間誠時のその目は、表情は、声は。こんなにも私に力を与えてくれる!
西園寺由耶:(こんなの、初めて……!)
西園寺由耶:そのまま、メイポールの額に己の額を合わせる。
"メイポール":その、彼女の表情の意味がわからないまま。
"メイポール":そうされて、視線が合う。
西園寺由耶:「私ね、麻衣耶さん」
"メイポール":「はい…?」
西園寺由耶:「貴女が言った、みんなが同じ景色を見れるって、本当に素敵なことだと思ったの。でも」
西園寺由耶:「ごめんなさい。一緒には見られないの」
西園寺由耶:こつん
西園寺由耶:視線で抉られた肉の痛みが、再度メイポールを襲う!
"メイポール":その痛みに、今度こそ、無数の眼は霧散していく。
"メイポール":「……なんでかな。そう言う気がしていました」
"メイポール":「見えないな」
"メイポール":「いまのあなたの顔が見られないのは、残念……」
西園寺由耶:倒れ行くメイポールから、静かに視線を切った
西園寺由耶:121→133

GM:では次、根色さんの手番!
GM:あ、表だすね
根色みぞれ:はーい!

美作[16]・西園寺[11]・根色[11]・明石[9]
(5m)
入間[12]

"スペースグレイ":マイナーで《陽炎の衣》!隠密状態になります(とぷん)
"スペースグレイ":侵蝕126へ上がり……メジャー!
GM:見えない
"スペースグレイ":コンセ4+原初の赤:見えざる死神4!/コンボ:影絵ノンフィクション
美作哲之助:盲目できない!くそっ
根色みぞれ:対象は貴方だ、美作哲之助。
美作哲之助:来いー!
"スペースグレイ":えーっと基礎が4D、判定ダイス補正が-4で+3+1+1+3だから……計8D!
"スペースグレイ":8dx7+3 行くぞーッ!!!(C値補正はコンセ4で相殺!)
DoubleCross : (8DX7+3) → 10[1,2,2,3,4,5,5,9]+2[2]+3 → 15

"スペースグレイ":???????????
美作哲之助:こいつはガードを選択します!
美作哲之助:クリスタルシールドを使用し、ガード値12です。ここで先にいっとこ わすれそう
"スペースグレイ":よ、よかった ダメージ!
GM:【明石水晶】攻撃力+8
"スペースグレイ":2d10+12+13+2 ショットガン補正込み!
DoubleCross : (2D10+12+13+2) → 14[5,9]+12+13+2 → 41

"スペースグレイ":ガード装甲有効!侵蝕131へ!
GM:ダメージはやりおるな 水晶のやつ足してるっけ?
"スペースグレイ":13ダメージ分が水晶補正込みショットガン想定です!
美作哲之助:C(41-12)
DoubleCross : c(41-12) → 29

GM:美作哲之助のHPを29(→ 29)減少 (0 → -29)
GM:生きてます!
GM:演出もどうぞー
根色みぞれ:…流石に入りは甘いかぁ。
GM:まだしねない

根色みぞれ:瓦礫の落ちた天上から白煙が逃れ、夕陽がアトリエへ差し込む。
"スペースグレイ":照らされた影達は、灰の輪郭と共に壁へと移り始める。
美作哲之助:眩しげに目を細めながら、影の姿を追う。
根色みぞれ:「メイポールは倒れた。」「後は貴方だ」
美作哲之助:「彼女には感謝している」
美作哲之助:「だから――あの少女にもした」
"スペースグレイ":影は。その魂へ付随する第二の魂である。
根色みぞれ:……という話を聞いたのは、一体どこだったか。
根色みぞれ:或いは聞いていたからこそ「そうかよ」
"スペースグレイ":「先ずは」こんなことも「その頭の死に具合から調べてやる」出来るようになったのかもしれない。
根色みぞれ:指を赤い夕陽へ翳す。握るのは(明石君から貰った)ショットガンの弾。
明石周:「……」気付く。彼の行動を見ている。
根色みぞれ:目の前の美作/死者に向けるには、見当違いとしか言えない方へ向けられた指。
美作哲之助:「銃か」
根色みぞれ:頷く。「かちっ」
"スペースグレイ":(とっておきだ)壁に映る黒い影へ。
"スペースグレイ":横に立つ灰色が──影絵の銃を突き付けている。
美作哲之助:身を守るように、煙を呼び戻すが。
美作哲之助:「ああ……こんな絵/光景は。俺には思いつかないな」自嘲するように笑う。
:っ   ぱぁ ん
:突きつけた灰色の銃が動き、黒い影が吹き飛ぶ。
根色みぞれ:「──ばん。」傷一つ無い手に握られた弾は、いつの間にか弾け飛んでいる。
"スペースグレイ":黒い影が吹き飛ぶ。/軌道から外れている筈の頭部へ、散弾が炸裂する。
美作哲之助:「っ、」衝撃がやってくる。
美作哲之助:常人ならぬその身体は。撃たれた部分を白い煙で再生しながら。
美作哲之助:「平面の絵かと思ったら。現実に還してみせる力か」
根色みぞれ:「…………あの『瞼の裏はいいろ』では満足できないというのなら」
"スペースグレイ":「アンタの頭を灰浸しにするしかなくなるよ。」
"スペースグレイ"/根色みぞれ:美作哲之助。
美作哲之助:羨望に満ちた目で見返す。「やればいい。それ以外の色など、もう俺は」
美作哲之助:「ずっと知らんままだ」
美作哲之助:黒い眼が、爛々と、忘れないように風景を見つめたまま。
"スペースグレイ":揺らめく灰の影が間延びする分、少しだけ小さく見えた。

GM:では行動値9。明石君の手番。

明石周:「…そうまで言わせるのは」
明石周:「何故だろうな」大きな瞳が、琥珀色の瞳が、男の様子を伺っている。
明石周:「あなたに、根色でなければならない理由なんて、あるのか」
美作哲之助:「理由。さあ…いや。きっと無いんだろう」
美作哲之助:「偶然だ。こんな出来事は、偶然で、おまえたちには、よくあることなんじゃないのか」
美作哲之助:「だが、俺には一度きりだった」
美作哲之助:「あの絵を描いて気づいたんだ。俺のそれまでがすべて」
美作哲之助:「すべて、ただの口裏合わせの嘘に過ぎないと。」
"スペースグレイ":「……」人影の揺らめきが増している。
明石周:「……嘘に過ぎない」怪訝な顔をする。
根色みぞれ:「けふっ」口から零れる血は、少し濁り始めている。
美作哲之助:「…なんだ」その明石くんの怪訝な顔に、苛立たしげな表情を浮かべる。
明石周:「根色」一瞥する。心配の色が浮かぶ。
"スペースグレイ":軽く、腕らしき影を振り返す。
明石周:「…いや」
明石周:「………よくあることとか」
明石周:「勝手に決めるな」
根色みぞれ:「……そうだよ。」
根色みぞれ:「アンタの物言いは何一つ理由には足りやしないんだ」
根色みぞれ:死に損ねてる僕と。「逢さんを襲っていい理由には……何一つ」
根色みぞれ:「足りやしない。くだらない死人のわがままだ」
"スペースグレイ":例え、この言葉が死にぞこないのわがままと言われても。
美作哲之助:煙で盲いた男は。
美作哲之助:「……ああ、なんだ。じゃあ、何を決める」琥珀色の瞳を見返せない。
明石周:「……。…根色」
根色みぞれ:「…………」向き直る。
明石周:「まだ、誰も、死んでない」
明石周:「俺たちが相手にしてるのがジャームでも」琥珀色の瞳が男を見つめる。「引き戻す可能性はまだ、どこかにある…」
根色みぞれ:「……」言い返す事は無く。アトリエの主へ向き直る。
明石周:「……そういうことを」
明石周:「信じるって決める」
明石周:弓を構えた。

明石周:マイナーでストライクチップ起動。判定ダイス+2個します
明石周:コンボ『射止める』:《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》、オートで《天の業物》。
明石周:美作さんに射撃攻撃いくぞ~!
美作哲之助:デバフが…効かないんだよなあ!
明石周:必中の弓を持っているとデバフが効かないらしい メイポールのダイスデバフも無効化します
明石周:なんだこの武器…
GM:なにその弓?
GM:判定どうぞ!
明石周:外すと暴走する怖い武器だよ 判定します!
明石周:(7+3+3)dx6+5+10
DoubleCross : (13DX6+15) → 10[1,1,2,2,4,4,6,7,8,8,8,8,9]+10[3,4,4,5,6,7,10]+10[3,3,8]+2[2]+15 → 47

美作哲之助:が、ガードです…
美作哲之助:ダメージもどうぞ…
明石周:うおおおいくぞい
明石周:5d10+11+7+8+8 ガード装甲有効
DoubleCross : (5D10+11+7+8+8) → 14[2,1,1,2,8]+11+7+8+8 → 48

明石周:ウワッひどすぎる出目 48ダメージ諸々有効です~
明石周:明石周の侵蝕率を9(→ 9)増加 (120 → 129)
美作哲之助:C(48-12)
DoubleCross : c(48-12) → 36

美作哲之助:クリシー分を引く!
GM:美作哲之助のHPを36(→ 36)減少 (-29 → -65)
GM:痛いが…まだ生きています!
明石周:ひえ~~
入間誠時:このやろー!
西園寺由耶:ヌアー!
GM:デバフを代わりに殺されてるからね
GM:演出もどうぞ!
明石周:はーい
"スペースグレイ":ウヌーッ!

明石周:「………まあ、でも」根色に再び視線を戻す。
明石周:「でもさ」
明石周:「ただ、単に」
明石周:「ムカつくよな」
"スペースグレイ":「!……」こてんと首らしき部位が傾く。
根色みぞれ:「──へへ。」「マジでそれ!」
明石周:「ふ」場違いに笑う。
入間誠時:その二人の会話を聞いて、口角を上げる。
明石周:緩い体勢から、重心を定め、弦を引く。時間は要さない。男はそこにいて、狙いやすかった。
美作哲之助:煙の盾が白く覆う。
明石周:(そうだ、気に食わない)同じものを見たいからとか、あの光景をもう一度見たいとか、
明石周:確かにそれを見ないと信じられないみたいな物言いが。
明石周:嘘かまことか分からなくても、夢みたいな存在を、焦がれて、疑って、それでも信じてみることを───
明石周:(俺は)
明石周:(そうすることを決めた)
明石周:矢を放つ。
明石周:夕陽、白煙、灰影。それらすべてを塗り潰す、鮮やかな万華鏡の光が、アトリエを覆った。
明石周:虹色が白煙を打ち砕き、男の胸を穿つ。その箇所から虹色の硝子が溢れだし、その体を浸食していく。
明石周:ぴきぴきぴきぴきぴきぴき。色彩が広がって、ぱりんと砕ける。
美作哲之助:色彩に塗り潰され、壊れる。
美作哲之助:その矢は、その色彩に惑わされるほどに見ることができない。
根色みぞれ:照らされた灰色を虹色が彩り。その影へ色合いが少しだけ溶け込む。
美作哲之助:「こんな色も、俺は、描いたことも…これまで見たこともないさ」
美作哲之助:硝子に浸食された、不自由な手を動かす。筆を握ることはできない動きで。
美作哲之助:「だからまだ俺は、終わらない。終わってたまるか」
明石周:「……だとしても」琥珀色の瞳が、男を諫めるように見つめる。
明石周:「だとしてもだ」
明石周:(それは本当に、こうならなくちゃ、描けなかったものなのか)
明石周:言っても無駄だと分かる問いかけは、言葉にならない。虹色の光が消え、再び灰色の影が空間を包みだす。
根色みぞれ:(そんな訳はない)
"スペースグレイ":(そうなる前に、僕は『瞼の裏』に気づいたのだから)

GM:クリンナップ!ないはず
入間誠時:行動値が
入間誠時:元に戻るぜ!
GM:あ、そうか
"スペースグレイ":こちらはなし!
入間誠時:入間誠時のイニシアチブを7(→ 7)に変更 (12 → 7)
GM:そうですね。入間さんが7、美作が4に。
西園寺由耶:なにもなし!
明石周:ないよ~
GM:各種バフデバフも一回クリアにね。
GM:ではラウンド2へ
西園寺由耶:ハーイ!

GM:セットアップ!
西園寺由耶:なし!
根色みぞれ:《オーバーウォッチ》3回目!
入間誠時:なしだぜ
明石周:なしだぜ~
美作哲之助:再度、コンボ『瞼の裏には何も見えない』/《アクセル》《限界突破》。
美作哲之助:行動値+12。意味がないのがバレたが《限界突破》もする、対象は《盲目の羊》!
根色みぞれ:明石君と西園寺さんとボクに判定ダイスバフ+3個するね!侵蝕135へ!!!

美作[16]・西園寺[11]・根色[11]・明石[9]
(5m)
入間[7]

西園寺由耶:ありがと~!
入間誠時:がんばれ若人〜!
明石周:ありがとう~~!
美作哲之助:俺のデバフがほぼ消されるーー!
根色みぞれ:正直僕もギリギリなんだよね!!!
GM:クッ
GM:では…今回も行動値最速は美作!ゆけ!
美作哲之助:はい!
美作哲之助:マイナーはなし。
美作哲之助:メジャーでコンボ『スタンダールの病巣』/《アシッドボール》《メルトアウェイ》《アースシェイカー》《悪食の大風》《ポイズンフォッグ》《援護の風》《ウインドブレス》。
美作哲之助:範囲(選択)のRC攻撃です。対象は西園寺・明石・根色。命中するとシーン中のあらゆる判定ダイスを-4個。対決に失敗するとシーン中自分のあらゆる判定ダイス-3個になる。
明石周:おそろしいぜ~
西園寺由耶:ww
"スペースグレイ":じゃあ使いどころないしするか……《フラッシュゲイズ》……
美作哲之助:さっき3つ足されてたの見たぞ
GM:はーい!
根色みぞれ:判定ダイスを-8Dしな!侵蝕138へ!
GM:西園寺さんはしますか?インタラプトは
西園寺由耶:やめておきます!
西園寺由耶:固定値タイプには意味が無いから…
GM:ノイマンだな…
GM:では判定
美作哲之助:3dx10+12
DoubleCross : (3DX10+12) → 10[7,8,10]+2[2]+12 → 24

"スペースグレイ":ちょっと回してんじゃねーよ!!!
西園寺由耶:ww
入間誠時:ちょっとだけ回ってる
GM:えらい
明石周:ちょっとだけね…
美作哲之助:へへ
西園寺由耶:ドッジ!
明石周:ドッジするよ~
明石周:4dx>=24
DoubleCross : (4DX10>=24) → 8[5,7,8,8] → 8 → 失敗

"スペースグレイ":ウオオダメ元ドッジ!
"スペースグレイ":5dx>=24
DoubleCross : (5DX10>=24) → 10[1,4,5,5,10]+6[6] → 16 → 失敗

西園寺由耶:5dx+1>=24
DoubleCross : (5DX10+1>=24) → 6[1,1,2,5,6]+1 → 7 → 失敗

"スペースグレイ":おちい
入間誠時:んー
入間誠時:いや、無理だな…静観
GM:誠時…そんな子供たちのために無理はしなくていいのよ
入間誠時:そんな?!
明石周:ちょっとまってね
西園寺由耶:誠時…!
"スペースグレイ":見守っててね……!入間さん!
明石周:よし!根色くんに《勝利の女神》!
明石周:達成値+18
根色みぞれ:なにっ
明石周:C(16+18)
DoubleCross : c(16+18) → 34

GM:クソーーッ女神が強すぎる
明石周:34になって回避できるぞ!
根色みぞれ:つまり……24を超え、ドッジ成功だ!
明石周:明石周の侵蝕率を4(→ 4)増加 (129 → 133)
美作哲之助:ちっ!西園寺さんと…実質西園寺さんだけじゃねえか!シーン中のあらゆる判定ダイスを-4個。
西園寺由耶:エーン
GM:ダメージをとりあえず出す 1000000出します
明石周:よりによって一番命中判定のダイスが多い西園寺さんに…!
明石周:こいつ…!卑劣!
美作哲之助:3d10+34
DoubleCross : (3D10+34) → 26[9,7,10]+34 → 60

美作哲之助:ガード-10,装甲値-5でダメージだしてね
西園寺由耶:つ、つよい!
GM:※デバフはみぞれくんにも載ってました
GM:ダメージはもらっていって!
西園寺由耶:ドカーン! 倒れます!
明石周:たおれま~す!
GM:爆発オチみたいになってんなこいつら…
"スペースグレイ":協議の結果ドッジ成功は継続!あぶねえ!(ぴょいーん)
西園寺由耶:固定ロイスの”過去”をタイタス昇華復活!
GM:か、過去が
入間誠時:過去ーッ!
西園寺由耶:もう振り向かない。前だけを見るから
根色みぞれ:わァ……!
明石周:う~~ん迷うが西園寺さんのロイスをタイタス昇華!HP11で復活です。
GM:軽く演出。

美作哲之助:色彩の名残がまだ消えないうちに、硬直しかかった手を動かす。
美作哲之助:【ありえざる存在:天使の絵の具】。
美作哲之助:本来、男のレネゲイドではできない、絵を。白く煙る空間に描こうとして。
美作哲之助:描きあがる前に、煙はより深く白くなり、毒となり、広がっていくだけだ。
美作哲之助:あとはあなたたちの身を縛り、苛むためだけに、その白はある!
"スペースグレイ":「ちぇ。」「灰色こっちが見えてねえんだもんな……!」ずぶずぶと白が影に混じっていく
西園寺由耶:「……コフッ」毒を吸い込み、肺から血を吐く。白に一片の紅が混ざる。
入間誠時:その様子を、『眼』で見た。
入間誠時:巡らせて、
入間誠時:今の自分には───
根色みぞれ:ぴ、と手で制する。
根色みぞれ:「……見守っててください。入間さん」
入間誠時:「───!」
根色みぞれ:身へ上がる煙を影で抑え込みながら、静かに見据えている。
明石周:「根色」複数の矢をまとめて、無理やり引っ張る。
明石周:「時間つくる。…見せてやればいいだろ」
根色みぞれ:「え──うわ!?」引っ張られちゃう。
明石周:「お前の色」虹色の光が明滅し、軌跡を描く。
明石周:矢を放つ。白煙を穿ち、美作の動きを制するように命中。
美作哲之助:ひび割れるように動きが鈍る。白い煙が揺らぎ、流れない。
"スペースグレイ":(無茶言うなあ……)追随するように、煙から引きずり出ていく。(──でも)
"スペースグレイ":「応えなきゃね。友達の振り位には!」

GM:行動値11。根色くん・西園寺さん同値。
根色みぞれ:やろう!(ふんすっ)
"スペースグレイ":マイナーで《陽炎の衣》!隠密状態に!
美作哲之助:見えない
根色みぞれ:ふふ~ん
"スペースグレイ":侵蝕141になってメジャー!コンセ3+原初の赤:見えざる死神4!/コンボ:影絵ノンフィクション
根色みぞれ:対象は美作で!判定GO!
"スペースグレイ":9dx7+3 130越えなので……ダイスボーナスも増えた!
DoubleCross : (9DX7+3) → 10[1,4,5,5,7,7,7,9,10]+10[4,5,10,10,10]+10[1,2,8]+10[10]+5[5]+3 → 48

GM:こーい
"スペースグレイ":急に回るじゃん
入間誠時:やるー
根色みぞれ:ダメージ!
明石周:いけいけ~!
美作哲之助:ガード。クリスタルシールドを使用し、ガード値12。
西園寺由耶:倒せ~!
入間誠時:いけー!
"スペースグレイ":5d10+12+15 ガード装甲有効!
DoubleCross : (5D10+12+15) → 34[9,4,10,8,3]+12+15 → 61

入間誠時:ヒュー!!
西園寺由耶:つえー!
GM:うわっ!回しおる
根色みぞれ:大台!(ふんすっ)
明石周:すごいぜ!
美作哲之助:C(61-12)
DoubleCross : c(61-12) → 49

GM:美作哲之助のHPを49(→ 49)減少 (-65 → -114)
GM:だいぶ死が近いが…命はある!
入間誠時:くそー!
西園寺由耶:ンギィー!
明石周:かったいな~
"スペースグレイ":しぶといよ~~~~~!!!
"スペースグレイ":侵蝕146へ!
GM:演出どうぞ!

根色みぞれ:「いててて……」むくりと起き上がる。黒い影が灰色の周りに集っている。
"スペースグレイ":(…………止めるやり方。正直気は引けてたけど)少年よりも先に、灰の人影がゆらりと起き上がる。
根色みぞれ:(やってみるか)灰色が拡がり、アトリエ内の影を浮き彫りにする。
美作哲之助:黒い色を眉を顰めるように見て、灰色と相対する。
"スペースグレイ":……一人の影の傍らに、ゆらりと灰色が立ち上がり直し。
"スペースグレイ":腕らしき部位の灰色が、黒の/美作哲之助の人影へと伸び。
:べ りり
美作哲之助:「……随分と荒涼とした絵だ」クロッキーじみた無彩色の風景の中、気づく。
"スペースグレイ":シールを剥がすかのように持ち上げ。
美作哲之助:足元を見る。
"スペースグレイ":ひしゃげた影は、『まだ』反映されていない。
根色みぞれ:「……言ったよな。美作さん」懐から取り出すのは、小さな剣のキーホルダー。
美作哲之助:「何をだ」
根色みぞれ:「手が」小さな剣をあてる。光へ。
"スペースグレイ":「影が」繋がった影を伸ばす。掴みやすい腕の部分を。
根色みぞれ:「残っているうちに描け。って」空を切る。小さな剣が。
"スペースグレイ":延びた影が紙細工のように切れる。影絵の巨大なる剣によって。
美作哲之助:その影を、見た。
美作哲之助:さながら童話の怪物のごとく、大剣によって斬られる――
"スペースグレイ":掴まれた部位から離れた影は、ゴム紐のように元々の魂の持ち主へ戻り。
"スペースグレイ":歪に断ち切られる。結晶に染まりながらも、貴方が最も頼りにする手段が。
美作哲之助:「……は」
美作哲之助:「ははははは!」
美作哲之助:哄笑する。それはほとんど、死に等しい。
美作哲之助:少なくとも、人間だったころの彼にとっては。
根色みぞれ:「目を逸らしてんじゃねえよ」
美作哲之助:「逸らしている?これのどこがだ?」
"スペースグレイ":「白じゃなくて、灰だ」「今の僕の色は」
美作哲之助:「見ているさ。見ていたさ。灰色の影」
美作哲之助:「瞼の裏に」
美作哲之助:そして彼はもはや人間ではない。
"スペースグレイ":「だったら──早く見せろよ」
根色みぞれ:「僕の目の前に」少年の白い肌は汚れでくすんでいる。
根色みぞれ:足元に広がる灰色の影を。白煙が濁している。
美作哲之助:遺されたのは、怪物だ。あれほど執着した手を失っても、生きてしまえる。

GM:続いては西園寺さんですが。
西園寺由耶:待機します。
西園寺由耶:周……!お願いっ!
GM:そんな弓でなにが
GM:何が…!明石さんの手番に…!
明石周:うお~!やったるぜ!
明石周:マイナーでストライクチップ起動!ダイスを2個増やし
明石周:メジャーで《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》!美作さんに射撃攻撃です。
明石周:(7+3+3)dx7+5+10 とうっ
DoubleCross : (13DX7+15) → 10[2,2,3,3,5,5,5,5,6,6,9,9,10]+10[5,10,10]+10[7,10]+6[5,6]+15 → 51

美作哲之助:が、ガードです…
入間誠時:ほう……いい数字だ
明石周:あなたは…!?
入間誠時:《妖精の手》
GM:セイジード仮面様!?
入間誠時:持っていきな!最後の5を10に!
入間誠時:www
西園寺由耶:www
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を4(→ 4)増加 (162 → 166)
明石周:感謝します!
明石周:1dx7+40+15
DoubleCross : (1DX7+55) → 5[5]+55 → 60

根色みぞれ:い……入間さん!貴方って奴はーッ!
西園寺由耶:おお!!大台に乗った!
入間誠時:ダイス上がった!
明石周:やった~~
西園寺由耶:そして、哲之助のリアクションに合わせて《インタラプト》
根色みぞれ:やったっ!
GM:やべ ダメージだと思ってたわ
GM:あ、この男は…ガードするけど大丈夫か!?
西園寺由耶:この《インタラプト》は、支援演出したいだけのやつなので大丈夫です
GM:えーそれならドッジしてみるか
西園寺由耶:ww
GM:したくなってきた
入間誠時:www
西園寺由耶:133→141
美作哲之助:4dx11
DoubleCross : (4DX11) → 7[2,3,7,7] → 7

入間誠時:哲之助……
GM:ふん…
西園寺由耶:お前…!
明石周:がんばったね
"スペースグレイ":がんばってる
GM:寄越すがいい ダメージを
明石周:うおおおおお
明石周:7d10+11+7+8+8 ガード・装甲有効
DoubleCross : (7D10+11+7+8+8) → 32[1,6,3,1,1,10,10]+11+7+8+8 → 66

西園寺由耶:ヒュー!!
根色みぞれ:トドメヲサセーッ!
入間誠時:いけー!
GM:美作哲之助のHPを66(→ 66)減少 (-114 → -180)
明石周:なんだかんだ平均値くらい!!66ダメージ諸々有効です!
美作哲之助:HPは144だった!
GM:ので…
入間誠時:おお
美作哲之助:死ぬ!復活なし!
西園寺由耶:ヤッター!!
入間誠時:よっしゃーーー_!!!
明石周:やった~~~!!
GM:ガードしててもどうせ死んでるじゃねーかおまえ!
美作哲之助:ハイ…
西園寺由耶:ポケモンww
明石周:明石周の侵蝕率を5(→ 5)増加 (133 → 138)
根色みぞれ:勝ったッ!クライマックス完ッ!
GM:演出など!

西園寺由耶:「誠時。周の……力になってくれる?」額をこつん
西園寺由耶:――――それは数枚の写真。先ほどまで見ていた、美作哲之助が煙を撒く挙動の静止画が入間誠時の脳に流れ込んでくる。彼ならば、この”記憶”から活路を見出すことなど造作もないはずだ。
入間誠時:それを、視る。記憶の中の映像は、何度でも何度だって視ることができる。
入間誠時:得意分野だ。
"スペースグレイ":そして──残った美作哲之助の影は灰色で浮き彫りにされ、『抑え』られている。
入間誠時:平面の眼が、宙に開く。
入間誠時:無数に開いたそれは、美作哲之助の行動を予測するかのように───
入間誠時:「───塗りつぶしてやれ、明石くん!!」
明石周:「はい」弦を引く。虹色の硝子が散った古びた洋弓が、夕陽を浴びて輝く。
明石周:アトリエ中に散乱したキャンパス、その乱舞する激しい色彩のなかに。
明石周:何が描かれているのか。何を描こうとしたのか。その中の一枚でも、彼がかつて焦れた女神少女の姿を見ることができるのか。
明石周:(何もかも、手放してしまった)
明石周:彼が彼として存在しうる、最後のひとつまでも、失ってしまう前に。
明石周:弓を射る。
明石周:虹色の光、それは決して揺らぐことはなく、男の胸を再度射る。
美作哲之助:ない手が迷う。散乱したキャンバスに、…ひとり、思い出す。
美作哲之助:あのとき病を与えた少女の、湖の絵を。
美作哲之助:あのとき茜に見せて貰った、女の絵を。
美作哲之助:あれは、美しかった。だからきっと――あの少女の、絵が。
美作哲之助:羨ましくて仕方がなかったのだ。
美作哲之助:そして、最後の最後。
美作哲之助:男の眼が、灰色の髪の少年を捉える。
明石周:男の身体を色彩が呑み込み、溢れて、男の足元を超えて周辺の地面にまで浸食していく。
明石周:ただし、灰色の影だけは侵せない。
明石周:鮮烈な原色。一つだけが灰色。
明石周:奇しくもそれは、あの絵に似ていた。
根色みぞれ:白煙が散り。虹彩に溢れ。それらすべての原色が混ざり込んで。
根色みぞれ:それでも……彼の足元は、不安定な灰色のままだ。
美作哲之助:それは、あの日の絵に…どこまでも似て。
美作哲之助:「は、はは」
美作哲之助:「…これのどこが」
根色みぞれ:生と死。人と怪物。白と黒。そのどちらでもない、ダブルクロスどっちつかず
美作哲之助:その、鮮烈でない少年を見て笑う。
美作哲之助:「これのどこが。  に見えたんだか、俺は」
美作哲之助:そして、その目は、閉じられた。
根色みぞれ:「……案外大変なんだよね」微笑みを浮かべた。
根色みぞれ:「答えを考え続けるってのも、さ」寂しそうな目で。
GM:白い煙が晴れ、鮮やかな夕陽すら消えるまでの、それはひとときの出来事だった。

バックトラック

GM:Eロイスは以下の3つです。

・《メイポール》【超越者の戯れ】
・美作哲之助【原初の恐怖】【ありえざる存在:天使の絵の具】。

GM:ふりたい人は振ってね!
根色みぞれ:3…………!(はらはら)
入間誠時:振ります
西園寺由耶:振ります!
入間誠時:166-3d10
DoubleCross : (166-3D10) → 166-12[4,6,2] → 154

根色みぞれ:振らない奴は自殺志願者 貰います!
入間誠時:こわいこわい
明石周:138-3d10
DoubleCross : (138-3D10) → 138-13[4,4,5] → 125

根色みぞれ:146-3d10
DoubleCross : (146-3D10) → 146-20[1,10,9] → 126

西園寺由耶:141-3d10
DoubleCross : (141-3D10) → 141-16[8,3,5] → 125

入間誠時:ロイス全残り、倍振り
入間誠時:154-12d10
DoubleCross : (154-12D10) → 154-45[2,7,1,4,4,7,2,7,1,6,3,1] → 109

明石周:ロイス残り4つ!倍振りします~
GM:つ、追加もどうぞ
入間誠時:キー!
入間誠時:追加!
西園寺由耶:誠時…!
入間誠時:109-6d10
DoubleCross : (109-6D10) → 109-38[6,10,1,9,3,9] → 71

明石周:おおお
西園寺由耶:良かった~!!!!!
明石周:よかった…!
GM:追加やべえな
入間誠時:ぜえぜえ 帰還です
根色みぞれ:1ロイス1出目計算に基づき……2倍振りします。生還者補正も込み!
GM:よかった・・・・・・・・・
根色みぞれ:あんしん…………
明石周:125-8d10
DoubleCross : (125-8D10) → 125-44[9,3,3,6,5,2,10,6] → 81

西園寺由耶:お帰り!!
明石周:オッケイ!
西園寺由耶:ロイス残り4つ!売振り!
西園寺由耶:125-8d10
DoubleCross : (125-8D10) → 125-34[5,5,6,3,6,6,2,1] → 91

西園寺由耶:ただいま!
根色みぞれ:126-13d10 残ロイス5!
DoubleCross : (126-13D10) → 126-66[8,7,1,2,2,4,10,1,9,8,6,2,6] → 60

GM:ウオオオオオ
GM:おかえり!!!!
根色みぞれ:ナントカ灰色に戻った(3点!)
西園寺由耶:おかえり!!!
西園寺由耶:全員帰還!!
明石周:やった~~~!おかえり~!
入間誠時:おかえりー!!!
西園寺由耶:ハラハラした…w
根色みぞれ:ただいま!!!!!
GM:おかえり…!

エンディング1:合同:手渡して、受け取って

GM:某市市外、カフェ『自由落下』。
GM:本場イギリスのティースタイルが楽しめるこの店は、テラス席が人気であり。
GM:青空と大きな白いパラソルの下、あなたたちは…人によっては初めての経験かもしれないが、
GM:アフタヌーンティーを楽しんでいたのだった。
ミラ:「こ、こんなの初めて…」
ミラ:高そうなカップを手に震えている。
根色みぞれ:「テーブルマナーがわかんないよ~~~!」ぷるぷる。
根色みぞれ:影はパラソルで隠れているが、ある意味それ以前の問題である。
西園寺由耶:ありがとう、と給仕の方に静かに告げて。
西園寺由耶:「みんな、こういうのは初めて?」
明石周:「たくさん食べるものがある」ティースタンドに並べられた軽食やスイーツを嬉しそうに見つめている。
入間誠時:クロテッドクリームをスコーンにたっぷり。ジャムなどは自分の皿に取り分けている。
ミラ:「もっとパチモンみたいなお茶しかしたことがないよ…」
入間誠時:「そーでもないかな」
根色みぞれ:「こんなの……初めて!スコーンもこういう所で飲む紅茶も!」
明石周:「女子に、カフェ連れてかれることは時々あるけど…」
西園寺由耶:「あるんだ…」
ミラ:「えっ」
明石周:「こういう高級なとこは…えっ」
根色みぞれ:←あるの!!!???と言いたげな顔をバッと向ける。
入間誠時:「意外や意外。おにーさんは経験あるんですねえ」
明石周:「でも、ほんと、学校近くの、普通のとこだから」慌てる。
ミラ:「えーっ彼女に…?」
西園寺由耶:「彼女にー?」
明石周:「ちがう、ちがう。クラスの女子…」
明石周:「それなら、入間さんの方が、慣れてるのが気になる」
入間誠時:にこにこと笑っている。
根色みぞれ:「なんだ、クラスの女子か……」※逢さんとよく遊ぶため。
西園寺由耶:聞き耳を立ててしまっている。
入間誠時:「そりゃ、顧客に上流階級の方々もいらっしゃいますから」
入間誠時:「一通りはな」
ミラ:ひえーとスコーンを食べながら聞いている。おいしい。
明石周:「おお」
根色みぞれ:慎重に紅茶を飲んでいる。程よい熱さだ。
根色みぞれ:「ほへぇ」
西園寺由耶:(一通りは……)
西園寺由耶:なぜだか紅茶をぐいっと飲みたくなった。ぐいっ
入間誠時:「でも肩肘張んのは苦手。育ちは悪いんでね」
入間誠時:やれやれ、のジェスチャー。
ミラ:西園寺さんを見て謎の微笑みを浮かべながらケーキを食べている。
西園寺由耶:「このお店のね。スコーンが美味しいの。あっ、でも」
西園寺由耶:「みぞれに貰ったスコーンも美味しかったなぁ~」(クアトロチーズ味)
根色みぞれ:「フッ……僕のお勧めはやみつきバーベキュー味だよ!」ふんす。
根色みぞれ:ちゃんとしてるスコーンを見よう見まねで食べてる。おいしい。
入間誠時:「ここを、こう、割ってと……」
入間誠時:もぐもぐ。
根色みぞれ:(そして入間さんのれくちゃーもありがたい……!)わりわり。もふもふ。
ミラ:「てかみんな、甘いのけっこういけるんだね」
入間誠時:「あ、俺は甘いの大好き」
入間誠時:「行きつけのケーキ屋あるしな」
西園寺由耶:「周は?」甘いの
明石周:「甘いの好き」静かに嬉しそうにスコーンを手に取っている。
明石周:「このセット、いろんなのたくさん食べれるから、楽しい」
西園寺由耶:両手いっぱいにスコーンを持っている明石くんを見て、微笑む
根色みぞれ:「僕も結構好き!」「太っちゃうのも嫌だからたまーにだけど」もふ。
明石周:「根色は…」
明石周:「妹の方の、高砂さんとこういうとこ来ないのか」
入間誠時:根色くんの方を見る。
西園寺由耶:ドキドキしながら音色くんを見る
明石周:目がきらきらしている。「仲良いんだろ」
根色みぞれ:「うーん……ここまでりっちな所は流石に無いかなあ」急に注目が寄っている。
根色みぞれ:「ミスドとかドトールとか……たまにコメダでシロノワールチャレンジする位?」
入間誠時:「おー」
西園寺由耶:「おー」
明石周:「おお」身を乗り出す。
根色みぞれ:「おぉ?」ピンとは来ていない。
入間誠時:なんだかハモったのでけらけら笑う。
明石周:「だって、気になるよな」西園寺さんに。
西園寺由耶:「気になる気になる!だって、恋をするって、素敵なことじゃない?」
入間誠時:紅茶を飲んでそんな二人を横目に。
明石周:「うん、うん」頷いている。
根色みぞれ:「まあ……わかる!」こくこく!
明石周:「お前の話だぞ」
根色みぞれ:「きゅーん……」ちょっと小さくなる。
明石周:「高砂さんと、そういう感じじゃないのか」
根色みぞれ:「んー……」「僕はまあ大事な人だけど、実際どーなんだろ?」
入間誠時:「おお」
根色みぞれ:「放課後とかたまの連休とかに呼ばれて一緒に遊ぶぐらいだし……」どきどき。
明石周:「呼ばれるって…」
明石周:「ふたりで?」
根色みぞれ:「たまに高砂さんの友達と一緒に呼ばれるね。」しれっと。
明石周:「そっか…」瞬きする。「でも、それでも充分、良い感じな気がする」
西園寺由耶:「うんっ!とっても素敵だと思う」
入間誠時:「うんうん」
西園寺由耶:「……」
根色みぞれ:「うんうん。」ぎらり。
西園寺由耶:チラチラと。気になる相手に視線を向けてしまう。
明石周:「な、西園寺…」言おうとまた西園寺を見て。きょとんと視線が止まる。
根色みぞれ:「……明石君もさ、そーゆーカンジなクラスや学校の友達っているの?」
明石周:「あ、俺? 俺は今はいない…」
入間誠時:「………」ふむ、と言う顔。
ミラ:(「今は」!)聞き耳。
根色みぞれ:「そうなの?結構モテてそうな感じもするけどな~」くぴくぴ。
明石周:「なんか、俺、UGNこっちの仕事のこと、隠すの下手で」
明石周:「だから…隠しながら女子と付き合うの、むずいと思う」
根色みぞれ:「なるほどぉ……それだと確かに納得かも」ちらり。
明石周:「うん」瞬きする。「…入間さんは」
根色みぞれ:「色々ボロが出そうな不安はわかるもんね」……ちらり。
入間誠時:「うん?」
西園寺由耶:「……」思わず視線を向けてしまい、直ぐに逸らす
明石周:「そういう、隠しながら付き合うとか、うまくやれてましたか」
入間誠時:「あー」
入間誠時:「正式に付き合ったりとか、そーゆーのなかったから」
入間誠時:手をひらひら。
根色みぞれ:←それはそれでちょっと気になる視線が入間さんへ向く。
西園寺由耶:「あっ」
西園寺由耶:「そ」「そうなんだ……」
明石周:「なかった……」
明石周:「……」
明石周:「………」(こいつ…?)という顔をする。
ミラ:(おお…)おお…!
根色みぞれ:(大人……!)どきどき。
西園寺由耶:ティースプーンで紅茶をくるくるかき回してしまう。はしたない
入間誠時:「ええっと」
明石周:「じゃあ、今も?」
入間誠時:「んー」
入間誠時:「絶賛、片想い中〜。はは」さもおかしい冗談だとでもいうように、笑う。
明石周:「おお………」目を丸くする。
根色みぞれ:「大人の恋愛……!」思わず口から零れる。
明石周:そして思わず西園寺に視線を向ける。
根色みぞれ:はっ!しまった!と思ってそうな顔を慌ててスコーンで隠す。
西園寺由耶:「……」回していたティースプーンがピタリと止まる
西園寺由耶:「……」周くんに微笑みを返して。
西園寺由耶:「……とても素敵な恋をしているのね、誠時」
入間誠時:「ん〜〜?そーか?」頬杖。マナーを守るのをやめている。
西園寺由耶:「あっ、こら~。マナー違反だよ?」
入間誠時:「へいへーい」両手を上げて降参のポーズ。
西園寺由耶:よろしい、と無駄にお嬢様ぶって。紅茶は既に冷めてしまっている。
明石周:「……」二人の様子を見つつ。話題を逸らす。「ちなみに」
明石周:「ミラさんは、付き合ってる人、いるんですか」
ミラ:お茶をちょっとずつ飲んでいた。「へ」
ミラ:「いや……」
根色みぞれ:「か!」ぐりんと顔が向く。
明石周:「好きな人でもいいです」聞くのは聞くので楽しい。身を乗り出す。
ミラ:「いません……が…というか…出会いもないですが…」
ミラ:「たまにカッコいい人が来るとお得みたいな気持ちで生きてますが…」
入間誠時:「UGN関連のヒトは範囲外みたいな?」
ミラ:「そんなことはないんだけど…」
ミラ:「なんかね、そういう…そうならないんだよね」遠い目。
入間誠時:「ま、わかる」紅茶を一口。
根色みぞれ:「お」「大人の眼だ……!」せんりつ。
明石周:「大人だったな……」頷く。
西園寺由耶:「大人だったね……」頷く
ミラ:「通りすがりの霧谷さんにプロポーズされたら受ける覚悟はあるんですけどね…」
入間誠時:「すごい望みが高い」
根色みぞれ:「僕が訓練受けてる時に一回見かけたぐらいだなあ……」ぼんやり。
西園寺由耶:「日本支部長婦人……」
西園寺由耶:「あの、ミラさん」
西園寺由耶:「……人を好きになるって、どんな時ですか?」
ミラ:「はい…?」と、ふと。「うーん。カッコいいなってのは、いっぱいありますけど」
ミラ:「まあでもやっぱり」
ミラ:「気が付いたらその人を目で追って…みたいなのが、好きになるときな気が…」
西園寺由耶:(……)
ミラ:「って、語らせないで~!」ぶんぶんとし、マカロンを食べ、誤魔化す。
明石周:ミラさんを見て、質問した西園寺を見る。
根色みぞれ:ちらり。どきどき。
入間誠時:「………?」
西園寺由耶:(……)
西園寺由耶:(……あっ)
西園寺由耶:(……そういう、事なの、かな)
明石周:「西園寺は」聞きます。
西園寺由耶:「…えっ、なぁに?」
明石周:「そういうの、気になるのか」
西園寺由耶:「あら。そういうのが気にならないと思った?」
西園寺由耶:「……気になるよ。……私だって、女の子だもん」チラッと。特定の人物を目で追ってしまう。
西園寺由耶:「女の子はみんなそうだと思う」
西園寺由耶:「私も、逢さんも、それに」
西園寺由耶:「茜さんも」
明石周:「……」
根色みぞれ:「そうなんだ……」(もう居た場合でも、仲いいと良いなぁ……)
入間誠時:「…………」視線を感じた。
入間誠時:(……あー)
入間誠時:(どうすっかな……)首の後ろを叩く。
西園寺由耶:「ねぇ、周。……美作さんの絵、なんだけど」
明石周:「ん」
西園寺由耶:「……やっぱり、茜さんに持っていて欲しいって思う」例え、それが、彼女にとって無価値になってしまうとしても
明石周:「………」
根色みぞれ:「……そうだね。」「僕も、異論はないかな」
入間誠時:「ん」
明石周:「そうか」微かに頷く。「分かった」
明石周:「支部にかけあって、できそうなら、本人に伝えてみる」
西園寺由耶:「ありがとう、周」
入間誠時:「………」
明石周:「ううん」微かに笑う。「友達の頼みだ」
根色みぞれ:「僕からも……ありがとね、明石君」
明石周:「いいよ」根色くんにも言って。「俺も、根色に頼みたいこと、あるし」
根色みぞれ:「んえ?」ぱちぱちり。
根色みぞれ:「できることならまあ、って感じだけど。どんなの?」
明石周:「高砂さん…逢さんに、また、会うんだろ」
根色みぞれ:「あー…そうだね。個人的な約束もあるし」
明石周:「病気治って、良かったって」
明石周:「俺ら、言えないから」
明石周:「代わりに、根色に、預ける。そういう気持ち」
根色みぞれ:「…………」なんとなく。見えないけれど。それ故に
根色みぞれ:しっかりとした物を「わかった!忘れないで伝えるよ。」……受け取った気がした

エンディング2:西園寺由耶・入間誠時:星を見上げるように

GM:西園寺さん、入間さんのエンディング。

GM:市街地。路地。
GM:カフェでおしゃべりとお茶を楽しんだり、遊んだりして、すっかり空は暗くなり。
GM:星がちらつく道を、送っていくという男と、家へと帰る少女はふたり。
GM:ただ、歩いている。
西園寺由耶:「エスコートしてくれるの?ありがとう」
入間誠時:「まあ、ね」
入間誠時:「こんだけ暗いと流石に危ねーだろ」いくらオーヴァードでもさ、と小声で言う。
西園寺由耶:「素敵。ふふっ、ねえ?こういうの、ドラマみたいで素敵じゃない?」
入間誠時:「ドラマねえ。俺、ほとんど見ねーのよな」
西園寺由耶:「え~?そうなの?絶対見た方が良いよ」
入間誠時:ポケットに両腕を突っ込んで。白い息を吐きながらちらりと空を眺める。
入間誠時:「はいはい」笑う。
入間誠時:「俺はさー」
西園寺由耶:「なぁに?」
入間誠時:また、空を見て。
入間誠時:「星が好きなんだよな」
西園寺由耶:隣に立って、空を見上げる。同じ星を見ている。
西園寺由耶:「何で?って、聞いても?」
入間誠時:「……まだ年齢ねんれーが一桁の時」
入間誠時:「あれだけ遠くに光るものがあるって言うコトが不思議でさ」
入間誠時:「…色々、教えてもらったなあ……」目を細める。
西園寺由耶:「……誰に、って」「聞いても……?」
入間誠時:「ん」「……父さん」
入間誠時:それ以上は語らない。……かつては誰にでも話していたその記憶を。
西園寺由耶:「……」静かに、目の前の青年を見つめている。
西園寺由耶:その姿を見て思う。すぐ近くにある光が、やけに遠くに感じる。
西園寺由耶:「……誠時は」
入間誠時:「うん」
西園寺由耶:「お父さんのことが、好き?」
入間誠時:「………それは」
入間誠時:暫しの沈黙。言葉を探しているのがわかる。
入間誠時:「大好きだったよ」
西園寺由耶:……ああ、そうか。
西園寺由耶:その姿と、その言葉と、その言葉に込めた気持ちで。ようやく、分かった気がした。
西園寺由耶:彼は、誰よりも過去を積み重ねてきたのだ。
西園寺由耶:悲しいことも辛いことも、誰よりも。
西園寺由耶:だから……過去の無い自分は、だから、彼に憧れて。
西園寺由耶:彼に、恋をしたのだろう。
西園寺由耶:「……ねぇ、誠時」
西園寺由耶:>柳麻衣耶:「いま、同じものを人と見ているんだって実感できるのが、好きなの」
西園寺由耶:>柳麻衣耶:「そう…同じ一瞬を見ている。すごく、幸せな気持ちになる」
西園寺由耶:「私ね。麻衣耶さんの言っていたこと、本当に素敵だなって思ったの。……私も」
西園寺由耶:「あなたと……誠時と同じものを見たい。……そう、思ったの」
入間誠時:きみを見る。視線があう。
入間誠時:「………オススメしかねるね」
西園寺由耶:きみを見る。視線があう。
西園寺由耶:「……」言葉を待つ
入間誠時:「……俺が見て来たものは」
入間誠時:「何にも素敵なモンじゃない」
入間誠時:「寧ろ毒だ」
入間誠時:「忘れられるなら忘れちまいたいことだらけさ」
西園寺由耶:「忘れたくない」
西園寺由耶:「……忘れたくないよ。誠時のこと」
入間誠時:「………」さっきから、考えていた。
入間誠時:この少女の視線の意味を。
入間誠時:そんな視線を、誰かに向けたことはなかったし、
入間誠時:過去に向けられていたとしても何も気付くことはなかっただろう。
入間誠時:「やめとけ」
入間誠時:だから、簡潔に答えを告げる。
西園寺由耶:……分かっていた。彼の心に入る隙間なんて無いってことは。
西園寺由耶:……分かっていた。彼の心は、既に別の誰かに満たされているってことは。
西園寺由耶:でも。
西園寺由耶:初めての恋を。初めて抱いた気持ちを伝えたいと思った。
西園寺由耶:だから。
西園寺由耶:彼に告げよう。
西園寺由耶:「誠時。……依頼します」
入間誠時:「……なんだい。西園寺くん」
西園寺由耶:あなたの事を忘れさせてください。……そんな言葉は飲み込もう。彼の困った顔は見たくないから。
西園寺由耶:「どうか、……健やかに」離れていても。同じ星の下にいられればと思った。
入間誠時:「………ああ」
入間誠時:「確かに」
入間誠時:………彼女は、いずれ自分のことを忘れるだろう。
入間誠時:詩的な意味ではない。そう言う代償だと聞いた。
入間誠時:それを知りながら、彼女はどんな思いで。
入間誠時:………懐いたのだろう。その、自分に向ける心を。
入間誠時:忘れない唯一の方法は知っていた。
入間誠時記憶のギャップを作らないこと・・・・・・・・・・・・・・
入間誠時:覚え続けていれば忘れない。常に記憶は更新される。だが。
入間誠時:「───西園寺」
西園寺由耶:視線は、真っすぐに。
西園寺由耶:目の前の青年を見つめる。
入間誠時:「俺は、こういうことでテキトーなことは言いたくねー」
入間誠時:「だから。……忘れろ」
入間誠時:その次の瞬間、
入間誠時:青年の姿は掻き消えていた。
入間誠時:そこには最初から、誰もいなかった、とでも言うように。
西園寺由耶:………西園寺由耶は、いずれ入間誠時のことを忘れるだろう。
西園寺由耶:詩的な意味ではない。そう言う代償だ。
西園寺由耶:その遺産は、1年しか記憶を保持出来ない。
西園寺由耶:春に芽吹く桜も。夏の太陽の日差しも。秋に色づく紅葉も。冬の真っ白な雪も。
西園寺由耶:何もかもが初めてだ。
西園寺由耶:全ての経験が初めて。それはある種、生まれ変わったと言ってもいいだろう。毎回が違う人生を歩み、違う道を選び、違う誰かと絆を育む。
西園寺由耶:でも。
西園寺由耶:好きになる人は、きっと、同じ。
西園寺由耶:――――入間誠時をSロイスに指定します。そして
西園寺由耶:このロイスは、セッション中に取得したロイスであるため
西園寺由耶:セッション終了後に消去されます。
GM:許可します。
西園寺由耶:――――暗闇を見つめる。ぽっかりと、穴の空いたような暗闇を。
西園寺由耶:入間誠時のことは忘れるだろう。だからせめて。その残滓が
西園寺由耶:見えなくなるまで見つめてても――――良いですか?

入間誠時:一人で夜道を歩いていた。
入間誠時:「……ちぇ。夜道は危ねーって言っといて」
入間誠時:「決まらねーの」
入間誠時:……逃げ出した、つもりはない。
入間誠時:今のうちに夢にしてしまった方がいい。そう、思ったからだ。
入間誠時:(……わかんねーよ。一緒に過ごしたヤツに好きになられた時どうするか、とか)
入間誠時:モテるかどうかで言えば、モテた方だろうと思う。
入間誠時:でも大抵は関係の浅いヤツばかりだ。
入間誠時:行きずりの関係とか。慣れたものだったが。
入間誠時:明らかにこれは温度が違っていて。
入間誠時:(………そーだよな)
入間誠時:(叶わぬ恋ってのはさ)
入間誠時:一方的な思い。それは、画家がモチーフに対して熱狂を懐いたように。
入間誠時:星を見る。手を伸ばす。
入間誠時:「つらいとか。苦しーとか。そんなんカンケーなくて」
入間誠時:「どーしよーもなくどーしよーもないモンだって」
入間誠時:「……わかってんだよな。俺も、きみも」
入間誠時:謝罪は、最後まで口にしなかった。
入間誠時:───どうか、健やかに
入間誠時:「きみもな」
入間誠時:そう、呟いて。
入間誠時:夜の黒に、青年は溶けていった。

エンディング3:明石周:見つめられた私は

GM:周さんのED

GM:支部、中庭。
GM:彩度の低い空の下、寒椿の赤が鮮やかな。
GM:そんな風景が見渡せるベンチが支部にあることを、記憶処理を目前にして茜は気づいたらしい。
高砂茜:その赤色をぼんやりと見ている。
明石周:椿の木をかき分けるように、黒い学生服が現れる。
明石周:大きな琥珀色の瞳。瞬き。「高砂さん」
高砂茜:伏し目がちな目がそちらへ向く。「ん」
明石周:「えっと」歩いてくる。「話…したくて」
高砂茜:「いいよ」
高砂茜:「結局、ずっと制服だったな」と、少し笑って。
明石周:きょとんとする。
高砂茜:「なんか、そういう話してたじゃん」
明石周:「ああ」茜さんの前に立つ。「高砂さんにとって、俺は」
明石周:「17より、子供に見えましたか」
高砂茜:「……んー。あのときはね」
明石周:「今は、違う」
高砂茜:「逢も17だし。あいつよりは、ボケッとして見えたけど」
高砂茜:「あんまボケッとしてなかったわ」
明石周:「よかったです」上手く返せず小さく言う。
明石周:「高砂さんは、19歳って聞いて」
高砂茜:「上に見えた?」
明石周:「考えてました、けど」
高砂茜:「今は違う、の『けど』だ」
高砂茜:気を悪くしたふうでもなく言う。
明石周:「…年上の人だと、判断が難しいから」
明石周:「俺が19歳になるまで、分からないなって」
明石周:「そう思いました」
高砂茜:「……どーなんだろな」
明石周:「………」目の前に座る女を見る。最初に話したときよりはよほど、普通の女のように見える。
高砂茜:「二年後のことなんか…わかんないよ」
明石周:「……あなたは」
明石周:「自分で何かを決めたくない」
高砂茜:「うん」
明石周:「美作哲之助さんが、あなたを求めているときは、楽だったでしょう」
明石周:「そうするままに、生きればよかったから」
高砂茜:「直球に言う……ん。楽だったよ」
高砂茜:「必死だったしね、あいつ」
明石周:「………」女を見る。
高砂茜:「軽蔑する、って顔でもないな」あなたを見返す。
明石周:「……あなたに、前に、美作哲之助さんを好きだったかどうか、聞きました」
高砂茜:「聞いたね」
明石周:「その逆について、考えたこと、ありますか」
高砂茜:「……」
明石周:「美作哲之助さんは、あなたの絵を描きながら、あなたを描いていたのか」
明石周:「あなたが好きだから、あなたの絵を描いているのか」
明石周:「本当は、誰でもよくって」
明石周:「たまたま、自分を拠り所みたいに選んでるだけなんじゃないのか」
明石周:ぽつぽつ、ひとりごとみたいな声色で言って、茜さんの隣に腰を下ろす。
高砂茜:「……考えたよ」
高砂茜:「聞いても、どうせ、…そういうの、うまく言える柄でもないやつで」
高砂茜:隣に座ったあなたの方を見ずに、風景を見ながら。
明石周:「はい」
高砂茜:「でも、こうなってみてやっと分かったな」
高砂茜:「なくなった、変わった、って思うくらいには、あったみたい」
明石周:「……好きかどうかって」
明石周:「そういう、綺麗な言い回し、したくなくて」
明石周:「それよりも、もっと」
明石周:「そっちから始めたくせに、そっちから居なくなるのかって、そういう…」
高砂茜:あはは、と、声を出して笑う。
高砂茜:「なんだよ、……」
明石周:「……今のは」その表情を覗き込む。
明石周:「俺の話です」
高砂茜:口を開けて笑った顔を、隠すこともなく。「そんな女拾ったの?」
明石周:「拾ってません。勝手に居ついたんです」
明石周:「でも、だから」
明石周:「そいつが居なくなりたいと思っても、俺のです」
高砂茜:「…やっぱ、全然…はは。全然、違ったな!」
明石周:ふっと笑う。「あの、高砂さん」
高砂茜:「……私はそうは思えなかったもん」小さく呟いて。「どした」
明石周:「でも、こういうの。俺たちみたいな、立場になったとき」
明石周:「傍から見ると、その人の事が好きみたいに見えるんだなって」
明石周:「そういうことを……俺は、今回で、知りました」
明石周:持っていた紙袋から、いくつかのキャンバスを取り出す。
高砂茜:琥珀色の目を、横目に見て、手元へ。
高砂茜:「これ…」
明石周:初期から中期にわたる、美作哲之助の絵。椿にも負けない鮮烈な色。
明石周:「あなたに、持っていてほしいと」
明石周:「仲間に託されました」
高砂茜:神経質な描線で描かれた、長い黒髪、伏し目がちの女。
高砂茜:向き合って、手に取る。
高砂茜:「……お節介」言いながら、キャンバスを見ている。
明石周:「始めたのはそっちです」
明石周:「勝手に、見つめ始めたのは、そっちで…」
明石周:「……見つめられた側ばかりが、取り残される」
高砂茜:「……忘れられたって、残ってんだもんなあ」
明石周:景色を見ている。茜さんを一瞥する。「悔しいですね」
高砂茜:「そうね…そうだな」
高砂茜:「周」
明石周:「はい」
高砂茜:身を乗り出す。眼差しではなく唇が無感動に触れて、過ぎ。
明石周:「………」
明石周:「…」
高砂茜:「おー、動じないじゃん」
明石周:唇に感触。通り過ぎた女の匂い。ぽかんとする。「え」
明石周:「えっ」一拍遅れる。
高砂茜:「忘れるとしたら、いま、最後があいつになるんだよね」
高砂茜:「それは悔しいなって」
明石周:「な………」
高砂茜:「周も言ってやりなよ」
明石周:「なにを………」
高砂茜:「そっちばっかじゃねーよって」
明石周:「………」
明石周:「…はい」考えるように瞬きし、茜さんの表情を再び覗き込む。「……それは」
明石周:「俺にとって、あなたのこともです」
高砂茜:「私も」
明石周:「……」大きな琥珀色の瞳で、女をただ見ている。「特別じゃなくても…」
明石周:「よくあることだって、済ませられないです」
明石周:「こうして話して、忘れられるのは、寂しいです」
高砂茜:「…ん。そうだろうね」そう信じている声で、そう返す。
明石周:「はい」ふっと笑う。
高砂茜:「ふふ。いいな。寂しがられるのは、好き」
高砂茜:「見られるよりも、そっちのが好きだった」
明石周:「寂しい気持ちで、いますから」
明石周:「だから…きちんと忘れて、元の生活に帰ってください」
高砂茜:「はあい。そうすることにします」
明石周:「…」「茜さん」
高砂茜:「ん」
明石周:手を伸ばして、指先で唇に触れる。
明石周:「ふふ」嬉しそうに笑う。「お返しです」
明石周:「されてばっか、悔しいから」
高砂茜:「…うっさいな」
高砂茜:そう言いながら、特に振りほどきもせず。拒みもせず。
高砂茜:いずれ忘れるであろうその感触も、風に消えた。

GM:それから少し後。
GM:その女は、記憶処理のリストに名前を残した。
明石周:カヴァーストーリーによって真実は覆い隠されても、幸い彼女は手元に彼の絵を残しているという。
明石周:良かった、と思う。そうやって、その時の感情を切り取って残すような絵は描けないけれど、その時に交わした言葉は覚えている。
明石周:そっちばっかりじゃないから。見つめられたと思った時、本当に自分を見ているのかと、いつだって、少し寂しい。
明石周:街中。これから来るだろう彼女の姿を、人知れず確認するのが、今日の自分に託されたことだ。
明石周:見てやろうと思う。見えなくなるまでなんて、長い間じゃなくても。
明石周:(そっちばっかりじゃなくて)
明石周:そこにいる自分あなたを、見ようと思っているし、見て欲しい。そういうことばかり、考えている。

エンディング4:根色みぞれ:灰色のままで

GM:みぞれくんのエンディング。

GM:その日は、良く晴れた日だった。
GM:色の薄い、しかし確かに青い空が広がって、空気は澄んでいて。
GM:その、最近でもいっとう青空がきれいな日を、逢は選んだ。
高砂逢:鉛筆を取り出し、イーゼルに固定したキャンバスを見つめて。
高砂逢:「いつでもどうぞ、モデルさん」
高砂逢:言ってから照れたように笑う。
根色みぞれ:「よ」「よーし……」まだ日傘をさしている。
高砂逢:「まだ差してる」
高砂逢:「モネのオマージュでもする?」
根色みぞれ:「やっぱキンチョーするもん~」焦りながらそれっぽいポーズを組み。
高砂逢:「ふふ。まあそうだよね~」
高砂逢:「自然体でいいよって思うけど…そう言われてもだよねえ」
高砂逢:「意識せずにでいいよっ」
根色みぞれ:「とか言ってもヘンに考えるよかいいだろうしなあ……よし、これで!」
高砂逢:「お」
根色みぞれ:風景が見渡せるベンチに膝を組んだスタイルで座りこみ。
根色みぞれ:「……お手柔らかにね。」「逢さん」日傘を畳む。
根色みぞれ:EE:《異形の痕》──強制適用。
根色みぞれ:ベンチに落ちる等身大の影が……無彩の灰へ染まった。
高砂逢:それを見る。
高砂逢:「……すごい」
根色みぞれ:どきどきしている。下手したら素っ裸よりもかも……?
根色みぞれ:「そ」「そーお…?」
高砂逢:その影を見て。その灰色を見て。
高砂逢:「きれいだ」
高砂逢:「……灰色って」
根色みぞれ:「!……」ぴくり、と影が動く。
高砂逢:「黒と白の間なら、どれでも灰色じゃない?」
根色みぞれ:「んー……たしかにそうかも。」
高砂逢:「でも、その間って、すごく広くて…」
高砂逢:「いろんな灰色があって」
高砂逢:「彩度がないのに、豊かな色だって思うんだよね」
根色みぞれ:「むええ」珍しく頬の血流が増している。
高砂逢:「なに」笑って。
高砂逢:「見せてくれて、ありがとうね」
根色みぞれ:「いや……まあこんな騒ぎになった分、ちゃんと話もしたけどさ。」
高砂逢:「うん、うん」
根色みぞれ:「──灰色それでもいいって言ってくれるのは、嬉しいもんだね。やぱし」
根色みぞれ:気恥ずかしそうに頬を掻く。
高砂逢:「あはは。…よかった」
高砂逢:「きっと、話してくれたことも、ほんとはちゃんと理解できてないし。…忘れるし」
高砂逢:「でも、そう思ったし、思うよ」
根色みぞれ:「うん。」頷く。だからこそ、この姿で約束を守れたともいえる。
根色みぞれ:「またどこかで……境界線が近づいてたらって感じだけど。」
"スペースグレイ":「この灰色があったら……僕は必ず傍に居るから。」
高砂逢:鉛筆を、キャンバスに滑らせ始める。
高砂逢:白に黒が走って、濃淡を、境界線を。
根色みぞれ:「だからまあ……安心って言えるほど、しっかりはしてないかもだけどさ。」
高砂逢:「んー、でも根色くん、けっこう頑固そうだしなあ…」
"スペースグレイ":「しばらくは、隣に居させてくれると嬉しいな。」
高砂逢:「ふふ。しばらく、」
根色みぞれ:微笑む。「むえん……」眉も歪む。頑固の否定も正直出来なかった。
高砂逢:「ね、根色くん」
根色みぞれ:「なーに?」こてんと首を傾ける。
"スペースグレイ":灰色の影も、それに応じて頭部が揺らぐ。
高砂逢:「私はきっと、いまのこの絵を描いたこと、忘れるじゃない?」
高砂逢:「そしたらきっと、私はまた言う」
高砂逢:「きみの絵を描きたいって」
高砂逢:「だってけっこう前から、思ってたし……」
根色みぞれ:「……それは、コーエーだね。」ちょっとフードを被り込む。
高砂逢:「あ、フード!」
根色みぞれ:「ふふーん」「今度は屋内になりそうだけど、僕はいつでもオッケーだよ!」
"スペースグレイ":ちょっぴり色が濃くなったが、まだまだ全身灰色である。
高砂逢:「おおー、灰色がちょっと変わった…」影を見て。
高砂逢:「ほんと?そしたら、まず、しばらくがちょっと伸びるし」
高砂逢:「それに」
根色みぞれ:「それに?」フードを戻す。
高砂逢:「きっと、一回で。満足する絵なんて、描けない」
高砂逢:「……今でもね? 完成させた!うまくできた!って思っても、次の日見たら全然だったりするんだよ」
根色みぞれ:「……そうなんだろうね。」凄い絵を描いて、みんなからもそう思われて、ほめられて。
根色みぞれ:だからこそ。もっと良いものを描きたくなる。
根色みぞれ:衝動/欲望とは……そういうものだ。
高砂逢:「私が見たのはもっと、きれいで、素敵だったのにって」
根色みぞれ:「という事は」「こっそりと灰色モデルの解禁もひつよーになったりするのかな……?」どぎまぎ。
高砂逢:「えー、何度目かで解禁あり?」
高砂逢:「超描きたいです」
根色みぞれ:「むえ~~~ん。どうしよっかなーん?」ふよんふよん指と影を躍らせる。
"スペースグレイ":微妙に残っていた落ち葉が、影を灰色に染めて再び舞い出す。
高砂逢:「え~、今度いいカフェつれてくから…なんちゃって」
高砂逢:落ち葉の灰色を見て、目を細める。
根色みぞれ:「んーふふ。美味しースコーンも楽しみだな~」くるりと指を回し。落ち葉の灰色が小さくなり。
高砂逢:それも描き加えれば、つられるように指が動いて。
根色みぞれ:高さへ合わせるように、ふわりと落ち葉が寒空へと上がっていく。
高砂逢:「えっ。もしかして知ってるの!?」
高砂逢:「『自由落下』!ちょっと高くない、あそこ…?」
根色みぞれ:「ふふーん。UGNのほーしゅーは左うちわなのだ~!」ふんす!
高砂逢:「えーー!いや、まあ、大変そうだしな…」
根色みぞれ:「くろてっどクリーム?を付けて食べるとさらにおいしーよ!」※入間さんの耳寄り情報である。
高砂逢:「えー、いいないいな」
根色みぞれ:「見様見真似だけど、テーブルマナーもれくちゃーしちゃうもんね!」
根色みぞれ:からからと楽しそうに笑う。
高砂逢:「そういうのも問われるの…!?」
高砂逢:慌てて、それから、その笑いにつられて笑う。
根色みぞれ:「まあ流石に僕と逢さんだったらそこまでヘンな目では見られないと……思う」
根色みぞれ:「たぶん。」
高砂逢:「……そーかも」
高砂逢:「……みぞれくん」下の名前で初めて呼ぶ。
根色みぞれ:どきり。「……なーに?」
根色みぞれ:支部にいる間はずっと呼んでいる。「逢さん」下の名前で。
高砂逢:「これも、きっと、忘れても、そう思うことで…」
高砂逢:「だから、次、次も…っていうか」
高砂逢:「みぞれくんがそう言ってくれたら、嬉しいこと」
高砂逢:「また下の名前で呼んで、呼ばせて」
高砂逢:「…って、今度はそっちから言ってくれると…私は…嬉しいな~」
高砂逢:な~、の語尾を上げながら、せっせかと手を動かし、キャンバスに隠れる。
根色みぞれ:「……ふーん?」により。
高砂逢:「笑ったな!」
根色みぞれ:頬は少しばかり赤く。「笑うよう」足元の灰色が、静かに広がっている。
根色みぞれ:「だってさあ。」
根色みぞれ:「逢さんが退院したらやりたいなーって思ってた事。ドンピシャで当てられるんだもんね」
高砂逢:「む」キャンバスから目元をひょいっと出し。
高砂逢:「……」
高砂逢:「おお……」
根色みぞれ:「……」ちょっとそっぽを向く。
根色みぞれ:耳も赤くなっている。
高砂逢:「……」戻る。「それは」
高砂逢:「嬉しい」
根色みぞれ:「……そっか。」「よかった」
高砂逢:「…うん。忘れたって、したいからね。覚えててね…」
根色みぞれ:「大丈夫、僕は忘れ物が苦手でさ」静かに微笑む。
根色みぞれ:「貴女から……この境界線/灰色が見えなくなっても」
根色みぞれ:「僕/非日常はきっと見えている。」
根色みぞれ:「お互い、のんびり居られる所の広さがズレてるだけなんだ。」
高砂逢:「…どっちも灰色なんだ」
根色みぞれ:「そゆこと!重なれば、こーして一緒に居られるし」「僕だって。逢さんしか知らない事にビックリし通しさ」
高砂逢:キャンバスには、白と黒、その間の濃淡が広がって。まだ色づく前のまま、広がっている。
根色みぞれ:「今回は僕/非日常の方でちょっぴりメーワクかけちゃったけども……」あせあせ。
高砂逢:「『自由落下』以外の名店も教えちゃるぜ」笑って。
根色みぞれ:「おほー!」わくわく。「……あ、そうだ!」
高砂逢:「ううん。メーワクとか…」
高砂逢:「ないし。なんだいみぞれくん」
根色みぞれ:「ならよかった!こっちも今更な確認なんだけども」
根色みぞれ:「今描いてる絵の……タイトルはもう決まってるのかなーって。」
根色みぞれ:「ちょっと気になっちゃって来た感じ」
高砂逢:「あーー…どうしよ!実は私、タイトル普段ぜんぜんつけてないんだよね。日付とかですませちゃってて」といいつつ。
高砂逢:「……んー。これ、忘れる前に、みぞれくんに、あげちゃっていい?」
根色みぞれ:「いいのぉ?キョーシュクだな……!」わくわく。
高砂逢:「そしたら、私、きっとまだ描いてないから…もっと約束したくなって」
高砂逢:「約束が続いたら、しばらくなんかじゃなくなる」
根色みぞれ:「……それは」頬を掻く。
根色みぞれ:「嬉しいな。」どっちつかずの灰色のままで、共に居られる。
"スペースグレイ":日光だけではない…あたたかい物に浸っている、奇妙な実感があった。
根色みぞれ:「じゃあ僕も、次の約束に備えてぼでーを引き締めとかないとね!」
高砂逢:青空。寒椿の赤。まだ残る緑の芝生。目を凝らせばいくつもある色彩の中に。
根色みぞれ:等身大の少年と、等身大の灰色。無彩色の影が境界線を染めていく。
高砂逢:灰色を捉えて、その無彩の濃淡を、嘘にならないノンフィクションように、残す。
根色みぞれ:例えこの日が見えないものフィクションになっても。切り取られた画は、忘れない。
高砂逢:「…そうだな。じゃあ、題名、こうしよう」
根色みぞれ:「どーぞ!」わくわく!
高砂逢:「『見えなくなるまで』!」そしてこの絵を、彼女は忘れる。だから。
高砂逢:その日がいつかなんて、誰にも見えやしない。
根色みぞれ:見つめていて。「うひょー!凄そうなやつ!」僕の灰色が、瞼の裏に焼き付くほどに。
根色みぞれ:僕は刻むよ。貴女から受け取るであろう、その眼と、その絵と、この日を。
根色みぞれ:誰からも忘れ去られたとしても……灰色の境界グレーゾーンはそこにあって、僕達は触れている。
根色みぞれ:「さて」「多分もう一回いう事になるけど……逢さん。」
高砂逢:それとはまた違う灰色を、少女は描きながら。「はーい」
根色みぞれ:「退院おめでとう。改めて、元気になって本当よかった!」
高砂逢:「こちらこそありがとね」はにかむ。キャンバスには、境界で生み出された、形がある。
根色みぞれ:灰色と黒色の人影を──陽光は静かに見下ろしていた。

Double Cross The 3rd Edition『見えなくなるまで見つめてて』
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