阿嘉橋コウ(PL:さささ)
興津和沙(PL:中村)
:当セッションはダブルクロスのシステムをベースに
GM:当セッションはダブルクロスのシステムをベースに
GM:デートだけするセッションがしたい欲望を叶えるためのシステム
GM:「ハニーデイ・ハニーナイト」を使用しています。
GM:ルールは進めながら説明していきたいと思います。
GM:判定も存在するので、130点のキャラシートをお手元にご用意いただければと思います。
GM:このセッションでは、オープニング〜ミドルの侵蝕率は一律80%となります。
GM:オープニングは…待ち合わせ!
GM:待ち合わせの時点からデートは始まっています。
興津和沙:きゃっ
GM:今回は意志判定。早く起きられるか、どっちが先に着くか!
GM:時刻通りに着くための難易度は…6にしましょうか。
阿嘉橋コウ:意志以外と低いんですよね
GM:なお、達成値に応じてプライズポイントが貯まります。
GM:名付けて、デートポイント!
GM:これがたくさん溜まるとスペシャルなイベントが…?
阿嘉橋コウ:イベントが!
GM:なんか…ロマンチックないいことが起こります!
興津和沙:頑張る!
阿嘉橋コウ:やっていきます
GM:では、まずは早起き判定をどうぞ!
興津和沙:うおー
GM:侵蝕ボーナスも忘れずに!
興津和沙:3dx+1>=6
DoubleCross : (3DX10+1>=6) → 5[3,4,5]+1 → 6 → 成功
阿嘉橋コウ:3dx+2>=6 思い出の一品 80%
DoubleCross : (3DX10+2>=6) → 7[3,6,7]+2 → 9 → 成功
興津和沙:あぶない
阿嘉橋コウ:ふふ
GM:やった!二人とも時刻通りに着くことができます。
GM:コウくんの方が先についていました。
GM:そんな感じで、ロールをどうぞ!
阿嘉橋コウ:定刻よりもきっかり30分早く目が覚めたのだけれど、準備にも時間がかかってしまった。
阿嘉橋コウ:駅前のよくわからないポーズをした像の前で、きっちり姿勢良く立って人を待っている。
阿嘉橋コウ:(……五分前行動はできたから、多分大丈夫)
阿嘉橋コウ:(あっでも、姫が来た時のシミュレート、ちゃんとできてないなあ……)
阿嘉橋コウ:(ええと、お家はあっちの方だから……)きょろきょろし始める。
興津和沙:その視界に金髪の少女の姿が映る
阿嘉橋コウ:「あ」
興津和沙:「ごめん!遅くなっちゃった!」
阿嘉橋コウ:「姫だあー」ふにゃっと表情を崩してから。
興津和沙:後ろ手に纏めた金色の髪を尻尾のように揺らしながら自分を待つ人に近づいていく
興津和沙:「姫だよー!」
阿嘉橋コウ:「ええと、大丈夫。時間ちょうどだから」時計を確認する。
興津和沙:「そして君はコウくんだ。」
興津和沙:両手を広げて君を抱きしめようとするけれど
興津和沙:人目もあることに気づいてそれは自重する
阿嘉橋コウ:「え、うん。……まさか」
阿嘉橋コウ:「確認が必要な事態が勃発している……?」
興津和沙:「しています。」
阿嘉橋コウ:少しだけ真剣な顔でその様子を見ている。
興津和沙:「何故なら私はコウくん以外の男の子とデートをするわけにはいかないからです。」
阿嘉橋コウ:「わあ」
阿嘉橋コウ:「そうだよ、それは困るよ……!」
阿嘉橋コウ:「"アル・ニヤト"阿嘉橋コウ、星辰館高校1年、破風の会書記」
阿嘉橋コウ:「……姫の彼氏です」
阿嘉橋コウ:しっかりと自己紹介をする。
興津和沙:「よかった。やっぱりコウくんだ。」
阿嘉橋コウ:「えへへ」
興津和沙:真剣に自己紹介をしてくれる愛しい人の様子を見て子供みたいに微笑む
興津和沙:「じゃあ、私も。」
興津和沙:「興津和沙。星辰館高校1年。渾名は"姫"で。」
興津和沙:「コウくんの、彼女……です。」
興津和沙:少し言葉に詰まって
興津和沙:「あはは。コレ、少し恥ずかしいね」
阿嘉橋コウ:「だって必要だて言うから……」
阿嘉橋コウ:「でも、姫が来て良かったー」
阿嘉橋コウ:嬉しそうにしてから、そっと手を差し出す。
興津和沙:そうしてくれるのが分かっていたように、待っていたように
興津和沙:それなのに、気持ちを抑えきれないように
興津和沙:コウくんの手をぎゅっと握ります。
阿嘉橋コウ:「ええと、この辺は少し混んでるし」
阿嘉橋コウ:「待ち合わせが目的なので、完遂した僕たちは移動をした方がいいかなって」
阿嘉橋コウ:前は気付かなかったけれど、周囲にはきっと大事な誰かを待っているのだろう人たちがいて。
興津和沙:「そうだね。そうしよっか。」
阿嘉橋コウ:その人たちが、自分たちとおなじくらいに幸せな待ち合わせをできるのなら。
阿嘉橋コウ:きっとそれはすごくいいことだ。
阿嘉橋コウ:姫の手をぎゅっと握り返す。
阿嘉橋コウ:「じゃあ、あの、はぐれないようにね」
阿嘉橋コウ:「はぐれたら落ち着いて連絡手段を探そうね」
阿嘉橋コウ:「合流できなかった場合は学校を待ち合わせ場所にして……」
阿嘉橋コウ:防災訓練みたいに説明をする。
興津和沙:「はーい。ちゃんとスマホを持って来てるから大丈夫です。」
阿嘉橋コウ:「うん!」
興津和沙:「ふふ。」
興津和沙:「今日も素敵にエスコートしてね。」
阿嘉橋コウ:もう一度、離れないようにぎゅっと手を繋ぐ。
阿嘉橋コウ:「がんばる……!」
興津和沙:「期待してるよ、王子様」
阿嘉橋コウ:「じゃあ」ちょっと手を持ち上げて。
阿嘉橋コウ:「行きましょうか、姫」
GM:ミドルは2シーンを想定しています。
GM:まずは場所チャートをROCして
GM:場所に応じた判定をしていただきます。
GM:もちろん得意な技能でもいいけれど、その場合GMを納得させるだけの
GM:どうやってその技能を使うか!を説明してください。
GM:いい感じの理由づけができたらボーナスがつくぞ。
阿嘉橋コウ:わおわお
GM:今回もプライズが溜まります。
GM:ちなみに現在は1ポイント!
GM:なお、今回はハプニングチャートは用意してませんが
GM:任意のハプニングを起こしていただいても構いません。
GM:(はぐれたり、ちょっと体調不良になったり)
GM:そういう
GM:シチュエーション選定含めて楽しんでね。
GM:では、場所チャート!
GM:さあ、どこにする!
阿嘉橋コウ:映画館でお願いしたいです
GM:おっけー!
GM:では、判定をやってみましょう。
GM:どんな技能を使いますか?二人で違う技能で挑戦可能です。
GM:難易度は特になし!プライズを稼ごう!
興津和沙:どうしようかな…
阿嘉橋コウ:じゃあですね、回避。人混みを避けていきたい
GM:おお、いいですね。
興津和沙:うまい。
GM:じゃあコウくんは回避!
阿嘉橋コウ:RCの理屈付けはどうしてもむずかしかった
GM:そうね…
GM:決まったら振ってもらって大丈夫!
阿嘉橋コウ:はーい、じゃあお先に
阿嘉橋コウ:7dx+1 80%
DoubleCross : (7DX10+1) → 9[1,5,6,7,7,8,9]+1 → 10
阿嘉橋コウ:まあこんなものか
GM:おお、10行った
GM:姫はどうします?
興津和沙:じゃあ、情報:UGNで
興津和沙:UGNの知り合いから映画デートの作法とか、教わる。
GM:おおー
阿嘉橋コウ:いいなー
GM:いいと思います!やってみよう。
興津和沙:緒環さんとか。
阿嘉橋コウ:わお
興津和沙:コネ:UGN幹部を使用し
興津和沙:5dx+2
DoubleCross : (5DX10+2) → 9[3,3,7,8,9]+2 → 11
阿嘉橋コウ:おおー!
興津和沙:やった
GM:やったやった
GM:これ、二人とものポイント加算の方がいいな
GM:最初のを2にして
GM:今回4ポイント
GM:デートポイント6!
阿嘉橋コウ:やったー
興津和沙:わーい
GM:じゃあ、判定内容を踏まえて
GM:シーンを演出していきましょう。
GM:映画館。
GM:休日の映画館は人混みに溢れていた。
興津和沙:「わあ、混んでるねー」
阿嘉橋コウ:「ほんとだ……こっちこそはぐれないようにしないと」
阿嘉橋コウ:「えっと、あと、飲食物をちゃんと手に入れて」
阿嘉橋コウ:「チケットを見せて、席を確保して」
阿嘉橋コウ:「ミッションがいっぱいあるなあー」
興津和沙:「大変だ。」
阿嘉橋コウ:順番を確認しながら、姫の手は離さないでいる。
興津和沙:「でも、まだちょっと時間はあるよね。」
興津和沙:「二人共ちゃんと時間通りに来れたから」
阿嘉橋コウ:「ええと、うん」
阿嘉橋コウ:「ほんとだ。余裕を持って動けるね」
阿嘉橋コウ:「よかった。じゃあ、ゆっくり行こうねえ」
興津和沙:「そうだねー。」
興津和沙:「ついでにちょっと相談していい?」
阿嘉橋コウ:「姫は何か……相談?」
阿嘉橋コウ:「なんだろう、えっと、僕にできることならなんでも!」
阿嘉橋コウ:「僕も、ポップコーンとホットドッグ、両方買うか片方がいいか相談したいなあ」
興津和沙:「ふふ、ありがとー。」
興津和沙:「私はポップコーンだけでいいかな。今日はご夕飯も一緒に行く予定だし?」
阿嘉橋コウ:「じゃあそうする」こくこく。
興津和沙:「で、私の相談は。」
阿嘉橋コウ:「うん」
興津和沙:「映画見ている間」
興津和沙:「手は繋いでてもいい?」
阿嘉橋コウ:「え、えっと」繋いだままの手を見る。
阿嘉橋コウ:「ペアチケットだから、席はお隣だし、繋いだままでいられると思う……」
阿嘉橋コウ:きゅっ。
阿嘉橋コウ:「このままだと、嬉しいなあ……」
興津和沙:「やった。私もその方が嬉しい。」
阿嘉橋コウ:「あ、でもこのままの手の繋ぎ方で席に行くには、僕が左側を取らないといけないから」
阿嘉橋コウ:「座り方に注意しようねえ」
阿嘉橋コウ:「通路、狭いから、入れ替わるのはちょっと大変だよ」
興津和沙:「ふふ、そうだねえ。」
阿嘉橋コウ:一度手を離そうとか、そういう発想はあまりない。
興津和沙:「あと、もう一つ。」
興津和沙:「コウくん、この映画見るの初めてだよね?」
阿嘉橋コウ:「うん。楽しみだから、あらすじもあんまり読まないで来た」
興津和沙:「そっか。そうだよねえ、集中してみたいよねえ。」
興津和沙:少し頬を赤らめて
阿嘉橋コウ:「……?」
興津和沙:「それじゃあ。」
興津和沙:君に耳元に唇を寄せて
興津和沙:──キスとかしたくなっても、我慢したほうがいい?
興津和沙:と小さく囁く
阿嘉橋コウ:「…………」
阿嘉橋コウ:「…………!?」
阿嘉橋コウ:さすがに少し赤くなって、口をぱくぱくさせている。
阿嘉橋コウ:「あの、あのね、姫」
興津和沙:「はい。」
阿嘉橋コウ:「あの、えっと、その発想が全然なくて、その……」
阿嘉橋コウ:「そこを、全く、考えていませんでした……」
阿嘉橋コウ:「ちょっと、ちょっと待ってね……」
興津和沙:「うん、大事なことだから真剣に考えよ?」
阿嘉橋コウ:腕を組んでじっと考えている。
阿嘉橋コウ:「……席と席の間隔が多分これくらいで」
阿嘉橋コウ:「スクリーンの光があって……」
阿嘉橋コウ:「あとは、映画館内でのマナー……? でもダメとは書いてないかなあ……?」
阿嘉橋コウ:「えっと」
阿嘉橋コウ:姫に向き直る。
興津和沙:「じゃあ我慢したほうがいいかなあ?」
興津和沙:じっとコウくんを見つめる
阿嘉橋コウ:「総合的に考えて、少し我慢してもらった方が、その、安心かなとは思う……」
阿嘉橋コウ:「けど」
阿嘉橋コウ:「あのね、貯蓄?をしてもらってもいい?」
興津和沙:「貯蓄?」
阿嘉橋コウ:「後で、その、ちゃんと受け取るので」
阿嘉橋コウ:「我慢させちゃった分、全部……」
興津和沙:「ホントに全部受け取ってくれる?」
阿嘉橋コウ:「えっ」
興津和沙:「い~っぱい、我慢しちゃうかもしれないよ?」
阿嘉橋コウ:「あっ、そうか。利子もつくんだ……」
阿嘉橋コウ:視点がずれている。
阿嘉橋コウ:「うー」
阿嘉橋コウ:「我慢させちゃうのが僕なら、でも、僕がもらわないと」
阿嘉橋コウ:「と、えっと、思いました」
阿嘉橋コウ:「ください」
興津和沙:「ふふ、流石コウくん、かーっこいい。」
興津和沙:「それなら私もちゃんと我慢します。」
興津和沙:「私はえらいお姫さまなので」
阿嘉橋コウ:「か、かっこいいのかなあ。その、だって」
阿嘉橋コウ:手を少し引いて、軽くしゃがんでもらう。
阿嘉橋コウ:「だって、ただ姫のこと好きなだけだよ」耳元で。
興津和沙:耳を揺らすその響きを嬉しそうに味わって
興津和沙:「知ってる」
興津和沙:愛しい人の頬に優しく口づけをする
阿嘉橋コウ:「わ」
阿嘉橋コウ:「姫、我慢ー!」
興津和沙:「我慢するって約束したのは映画を見てからだったもん。」
阿嘉橋コウ:わたわたと繋いだ手を揺さぶっている。
阿嘉橋コウ:「そうだけど……! そうか……そうだった……」
阿嘉橋コウ:「そしたら、えっと、じゃあ、まず、ポップコーン!」
阿嘉橋コウ:ホットドッグはぐっと我慢をして。
興津和沙:「そうだね、その後チケット交換して。」
阿嘉橋コウ:「席について、あ、僕が左側の席で」
阿嘉橋コウ:「で、スマホは切って、映画!」
阿嘉橋コウ:「楽しみだねえー」にへーっと笑う。
興津和沙:「うん、いっぱい楽しみ。」
興津和沙:「楽しい映画だといいねえ。」
阿嘉橋コウ:「うん。僕にもわかる内容だとすごくいいなあ」
阿嘉橋コウ:(……あと)
阿嘉橋コウ:(二時間繋ぎっぱなしっていうのは……ドキドキするなあ)
阿嘉橋コウ:(多分新記録だと思う)
GM:そして、映画が始まり───
GM:君たちは、手を繋ぎながら二人で鑑賞した。
興津和沙:コウくんと手を繋ぎながらスクリーンを見ている。
興津和沙:だけど、どうしても時折隣の愛しい人の横顔を覗いてしまう。
阿嘉橋コウ:その顔は、びっくりするくらい真剣に映画を見つめている。
阿嘉橋コウ:時折、手に力がかかったり、緩んだり。姫に感情を伝えてくる。
興津和沙:真剣な顔はいつも見ている。さっきの私の質問にも真面目に考えてくれていたし
興津和沙:ジャームやFHと戦う時もこの子は誰よりも本気で相手と向き合っている。
興津和沙:だけど、今のこの表情は闘いの時の真剣さと違ってどこか少し穏やかで。
興津和沙:こんなコウくんも、素敵だなあって。
興津和沙:そんな想いがいっぱいになって、スクリーンの中のかっこいい男の人よりずっと夢中になってしまう。
興津和沙:(でも、大丈夫。ちゃんと我慢できるよ?)
興津和沙:(だから、この後いっぱい褒めてね)
興津和沙:ぎゅっとコウくんの手を握って、再びスクリーンに視線を移しします
阿嘉橋コウ:……スクリーンに向き合って、物語に集中しながら。今握られた手のことを思う。
阿嘉橋コウ:きちんとこういう文化に触れて、楽しめるようになったのはつい最近になってからの話。
阿嘉橋コウ:それだけの穏やかさを手に入れられるようになったのが、そもそもここしばらくの話。
阿嘉橋コウ:思えば、そんな時間にはずっとひとりの女の子が今みたいに寄り添っていてくれた。
阿嘉橋コウ:(……僕は、なんにも知らないし、これからたくさん勉強しないといけなくて)
阿嘉橋コウ:(さっきの相談への答えも、あれでいいのか全然わからなくて)
阿嘉橋コウ:(でも、我慢するって言ってくれた姫のことがすごく大事だって、そう思ったんだ)
阿嘉橋コウ:(手、繋いだままで良かったな)
阿嘉橋コウ:(何もなかったらきっと、不安で仕方がなかったと思う)
阿嘉橋コウ:(もう少しだけ待っててね、姫)
阿嘉橋コウ:人差し指でとん、と軽く手の甲を叩いて。またスクリーンに集中する。
GM:───そして
GM:上映終了。
阿嘉橋コウ:「うー……」目元が赤い。軽く涙ぐんでいる。
興津和沙:「はい、ハンカチどうぞ。」
阿嘉橋コウ:「最後は良かったけど、悲しいところは悲しかったねえ……」
興津和沙:白いシルクのハンカチをコウくんに差し出す
阿嘉橋コウ:素直にハンカチを借りて、とんとん、と目尻を叩く。
阿嘉橋コウ:「わ、これ、布地がつるつるしてる」
阿嘉橋コウ:「綺麗なものなのでは……?」
興津和沙:「コウくんのデートなので気合を入れてきたのです。」
阿嘉橋コウ:「これが気合い……。僕も参考にするね」
阿嘉橋コウ:ハンカチを返し、うんうんとうなずいている。
興津和沙:「でも、面白かったね。」
阿嘉橋コウ:自分は、ちょっとクラスの友達に服を買いに行くのを手伝ってもらったくらいだ。
阿嘉橋コウ:「うん」
阿嘉橋コウ:「うん、あの、面白いし、こう、あの、真面目なところはちゃんとしてて」
阿嘉橋コウ:「もしかすると歴史の勉強とかすると、もっとわかるのかなあ」
阿嘉橋コウ:「姫は歴史好きだし、僕よりわかったのかも」
興津和沙:「そうだね。知識が増えれば楽しみも増えると思うよ。」
興津和沙:「だけど私も西洋史はあんまりだから、今回の楽しみポイントはコウくんと変わらないかも」
阿嘉橋コウ:「そうかあー。次は中国のやつも観ようねえ」
阿嘉橋コウ:「でも今日のも、自分がどこで泣いたのかなあ、とか調べたいから、また繰り返し観たいなあ」
興津和沙:「ふふ、そっちなら私もコウくんに解説できるかも」
阿嘉橋コウ:「姫の解説だ。すごい!」
興津和沙:「そうだねー。でも」
興津和沙:「今度見る時は、ブルーレイとか借りて見るのもいいかもね。」
阿嘉橋コウ:「あ、一時停止とかができる!」
興津和沙:「それに、二人きりにもなれる。」
阿嘉橋コウ:「…………」
興津和沙:誘うように微笑む
阿嘉橋コウ:「我慢させちゃったの、つらかった?」
阿嘉橋コウ:心配そうに。
興津和沙:「も~」
興津和沙:「……ちょっとだけ、だよ?」
阿嘉橋コウ:「……うーん」
阿嘉橋コウ:「あのね」
阿嘉橋コウ:「僕も実は、我慢をしてたかもしれない」
阿嘉橋コウ:「しれないんだけど、まだよくわからなくて」
阿嘉橋コウ:「その辺ちゃんと確認するには、もうちょっと何回もデートが必要なんじゃないかと思う」
阿嘉橋コウ:「また映画も、他のことも、たくさんしようね」
興津和沙:「嬉しい。」
興津和沙:「私もコウくんと、いっぱいしたいな。」
阿嘉橋コウ:「姫が嬉しいと僕も嬉しいのは、もうわかってるから、安心」
阿嘉橋コウ:「ねー」
興津和沙:「ね?」
興津和沙:「そうだ。ディナーの前だけど、喫茶店にでも入ってお茶しようよ。」
興津和沙:「座りながら映画の話しよ?」
阿嘉橋コウ:「わ、やった。お腹空いちゃった」
阿嘉橋コウ:「話したいねえ。映画の後ってお話がしたくなるんだね!」
阿嘉橋コウ:「隣にいたのに、ずっと黙ってたからかなあ?」
興津和沙:「そうかもね。それに面白いものを見たらいっぱいお話をしたくなるのかも。」
GM:シーン終了。なんと購入ができます。
GM:相当品のおみやげが購入可能!(応急手当キット→お菓子のように)
GM:なんか買ってみたりしよう。
GM:話題の種になるかも!
阿嘉橋コウ:じゃあうーんと、何がいいかなー
興津和沙:どうしようかな。
興津和沙:伸縮性警棒相当の
興津和沙:パンフレッt
興津和沙:パンフレット
阿嘉橋コウ:じゃあ自動巡回ソフト(サントラ)やってみましょうか
興津和沙:3dx+1>=5
DoubleCross : (3DX10+1>=5) → 2[1,1,2]+1 → 3 → 失敗
興津和沙:ひどすぎ
阿嘉橋コウ:4dx>=5
DoubleCross : (4DX10>=5) → 8[2,5,6,8] → 8 → 成功
GM:サントラが買えた!
阿嘉橋コウ:サントラは買えた
興津和沙:流石コウくん…!
阿嘉橋コウ:以上です
GM:では、次のシーンへ。
GM:今回は場所は喫茶店かな。
阿嘉橋コウ:良さそうですね
GM:なんか盛り上げるための判定!
GM:アイテムを使ってみてもいいです。ボーナスがつくよ。
GM:本来の効果とは別に、で
阿嘉橋コウ:おお
興津和沙:ほほう…!
阿嘉橋コウ:じゃあサントラ買ったし、情報:噂話かなあ
GM:うんうん
阿嘉橋コウ:自分の技能はないが……映画の話題
GM:いいですね。ボーナス+2でどうぞ!
阿嘉橋コウ:さらに自動巡回ソフトの効果ダイス+1個で大丈夫でしょうか
GM:はい、いいですよ!
阿嘉橋コウ:ありがとうございます! じゃあ振る
阿嘉橋コウ:5dx+2
DoubleCross : (5DX10+2) → 9[1,1,3,4,9]+2 → 11
阿嘉橋コウ:ナイス固定値!
GM:ナイス!
阿嘉橋コウ:サントラ買ってよかった
興津和沙:流石だ
興津和沙:じゃあ、僕も情報噂話で映画の話題を
GM:はーい!
興津和沙:5dx
DoubleCross : (5DX10) → 8[1,4,7,7,8] → 8
興津和沙:おしい。
GM:デートポイントは9になりました!
阿嘉橋コウ:わー
GM:会話がいい感じに弾むぞ!
GM:では喫茶店へGOしましょう!
興津和沙:「うー。」
興津和沙:「パンフレット売りきれちゃってた~」
阿嘉橋コウ:「混んでたものねえ」
阿嘉橋コウ:「僕もパンフレットの方買ってくればよかったかなあ」
阿嘉橋コウ:サントラのCDだけは入手できた。
興津和沙:「でもサントラは買えてよかったね。」
興津和沙:「音楽綺麗だったもんねえ」
阿嘉橋コウ:「うん、あの、主題歌だけは聴いたことあったんだけど」
阿嘉橋コウ:「実際にかかったらうわーってなるからすごいよねえ」
阿嘉橋コウ:「相乗効果……えっと、そんな感じの……」
興津和沙:「ねー、やっぱり映像と合わせてみると違うよね」
興津和沙:「映画ってホント色んな人が力あわせて作ってるんだなーって思うよ」
阿嘉橋コウ:「うんうん」
阿嘉橋コウ:「配信でもきっと売ってるんだけど、解説がついてるのが嬉しいし」
阿嘉橋コウ:「あと、あのね」
阿嘉橋コウ:「ちゃんと記念品があると、今日のこと思い出せていいかなって思って」
興津和沙:「わあ」
阿嘉橋コウ:「姫と一緒に観たなあって、覚えておこうと思うんだ」
興津和沙:「じゃあ、これ、私とコウくんのデートの記念品なんだ」
阿嘉橋コウ:「そうだよお」
興津和沙:「そう思ったら、もっと大事なものに思えてきちゃった。」
阿嘉橋コウ:「不思議だよねえ、価格は同じなのに」
興津和沙:「どうする?サインとかしちゃう?」
阿嘉橋コウ:「サイン!」
興津和沙:子供のように嬉しそうに笑いながら
阿嘉橋コウ:「サインは……あの、こっちがいいな」メモ帳を取り出す。
阿嘉橋コウ:「こっちの方がちゃんと取っておけるから」
阿嘉橋コウ:少し年季の入ったメモ帳で、リフィルが交換できるタイプ。
興津和沙:「コウくんもいいもの持ってきてるねー」
阿嘉橋コウ:中を開いた時にちらりと、びっしり丁寧なメモが残されているのが見える。
阿嘉橋コウ:「うん、高校に入った時に支給されたんだ」
興津和沙:「UGNからもらったんだ。」
阿嘉橋コウ:「うん。いろんなこと全部、残して学びなさいって」
阿嘉橋コウ:「途中から日記みたいになっちゃってるけど……」
興津和沙:「どんなこと書いてあるの?」
阿嘉橋コウ:「ええっ、本当にいろいろだよう」
興津和沙:中身を読んでみたいけど、読ませてとは言わない。
興津和沙:コウくんの口から出る言葉を聞いたほうがもっと素敵なものだと思えるからだ
阿嘉橋コウ:「下駄箱の場所を間違えないように、とか」
阿嘉橋コウ:「あと、よく会う人の顔と名前はちゃんと一致させておかないと、とか」
興津和沙:「うんうん、大事なことだ。」
阿嘉橋コウ:「……だんだん慣れてきて」
阿嘉橋コウ:「誰がどんな人で、何が好きか、とかまで考えられるようになって」
阿嘉橋コウ:「ひとり1ページのはずだったんだ」
阿嘉橋コウ:「姫のところだけ、はみ出しちゃった」
興津和沙:「………」照れたように笑う
阿嘉橋コウ:ページそのものは、恥ずかしくて見せられないが。
興津和沙:「会長よりもいっぱい?」
阿嘉橋コウ:「うん」
興津和沙:「特別だから?」
阿嘉橋コウ:「うーんとね」
阿嘉橋コウ:「知りたくなったから」
阿嘉橋コウ:「知りたくなって、たくさん書いておいて、そしたら特別になってたんだ」
興津和沙:「もう」
興津和沙:ツン、とコウくんの頬を突く
阿嘉橋コウ:「ひゃ」
興津和沙:「ほんとにかわいいんだから。」
阿嘉橋コウ:「ええー?」
阿嘉橋コウ:「さっきはかっこいいって言ったのに……?」
阿嘉橋コウ:首を傾げる。
興津和沙:「かっこよくて、可愛いの。」
阿嘉橋コウ:「両立かあ」
興津和沙:「つまり、大好きってこと。」
阿嘉橋コウ:「……一緒だあ」
阿嘉橋コウ:「姫もかわいいし、かっこいいし、すごく強くて、綺麗で、素敵だよ」
阿嘉橋コウ:「あ、これは、僕が言われたからじゃなくて、ずっと思ってるよ」
阿嘉橋コウ:「ちゃんとメモのところにも全部書いてあるし……」
興津和沙:「ふふ、照れちゃうよ。」
興津和沙:「でも、もっと言って?」
阿嘉橋コウ:「えっと、そのままリピートすると芸がない感じになると思われるので……」
阿嘉橋コウ:「可憐で、勇ましくて、美しくて、最高のお姫様」
阿嘉橋コウ:「僕の!」
興津和沙:「そう、コウくんの。」
興津和沙:「だから、大事にしてね?」
阿嘉橋コウ:「……うん。映画ばっかり見ててごめんね」
阿嘉橋コウ:「今、その分姫のこと見てるからね」
阿嘉橋コウ:じいっと顔を見つめている。
興津和沙:「んーん、私こそ。」
興津和沙:「映画のときにコウくんのことばっかり見ててごめん。」
阿嘉橋コウ:「えっ」
阿嘉橋コウ:「そんなに」
阿嘉橋コウ:もじもじしている。
興津和沙:「だってコウくんの真剣な顔が大好きなんだもん。」
興津和沙:「主役の人よりずーっと素敵。」
阿嘉橋コウ:「主観により美意識が左右されるやつ……!」
阿嘉橋コウ:「わああ、それはすごく、照れる感じがする……」
興津和沙:「私も照れさせられたからお返しー」
興津和沙:楽しそうに笑いながらそう言います
阿嘉橋コウ:「えええ」もだもだしている。
興津和沙:「あ、そうだ。もう一つコウくんに教えてあげる。」
阿嘉橋コウ:「もう一つ?」
興津和沙:「最近私ね。」
興津和沙:「コーヒーをブラックで飲めるようになったんだよ?」
阿嘉橋コウ:「……!」
興津和沙:自慢気にアイスコーヒーを口元に運ぶ。
興津和沙:「ちょ~っと…大人になってしまったのです。」
阿嘉橋コウ:「すごい……!」
興津和沙:「大事なことだからこれもメモっといて?」
阿嘉橋コウ:「うん……! すごく大事」
阿嘉橋コウ:さらさらとペンを走らせる。
阿嘉橋コウ:『コーヒー、ブラック。大人な感じ』
阿嘉橋コウ:『すごい。それから』
阿嘉橋コウ:『僕もがんばらないと』
阿嘉橋コウ:ぱちん、と音を立ててボールペンのペン先をしまった。
GM:購入判定が可能!
興津和沙:何を買おうかな…
阿嘉橋コウ:わーい
興津和沙:伸縮性警棒
興津和沙:3dx+1>=5
DoubleCross : (3DX10+1>=5) → 10[1,5,10]+8[8]+1 → 19 → 成功
阿嘉橋コウ:すごい
興津和沙:いっぱい買えた
GM:傘が買えた!
阿嘉橋コウ:じゃあレインコート(UGNボディアーマー相当)を。
阿嘉橋コウ:4dx>=12
DoubleCross : (4DX10>=12) → 9[1,4,4,9] → 9 → 失敗
GM:あー
阿嘉橋コウ:こっちは失敗ー
阿嘉橋コウ:でも傘に入れるね
GM:相合い傘じゃん
阿嘉橋コウ:入れてー
興津和沙:いいよー
阿嘉橋コウ:やったー
GM:ではクライマックスにいきましょう
GM:デートのクライマックスです。
GM:侵蝕は100固定で
GM:好きな技能の達成値またはダメージまたは装甲値またはガード値
GM:一番得意なもので高得点を叩き出そうというものです。
阿嘉橋コウ:おおー
興津和沙:うおー
GM:それに応じてポイントが溜まるという噂です。
阿嘉橋コウ:達成値かダメージかは先に選ぶ感じでしょうか
GM:んー、どっちか高いのにしましょう!デートだし!
GM:楽しいもん勝ち!
阿嘉橋コウ:やったー
阿嘉橋コウ:太っ腹!
GM:大体、得意なやつの
興津和沙:優しいGM!!
GM:10の桁+1ぐらい?
GM:のポイントになります。プライズと一緒!
阿嘉橋コウ:やってやるぜ
興津和沙:白兵をどう理屈付けよう…w
阿嘉橋コウ:ナイフとフォーク?
阿嘉橋コウ:こっちはキャンドルに火をつけるので……
興津和沙:天才
興津和沙:では
GM:あ、無理に理屈つけなくてもいいよ!笑
興津和沙:コンセ+アタックプログラム+爪剣
GM:クライマックスなのでな
阿嘉橋コウ:わーい
興津和沙:11dx7+9
DoubleCross : (11DX7+9) → 10[1,1,3,4,4,5,6,6,7,8,10]+10[1,4,10]+6[6]+9 → 35
興津和沙:てやー!
阿嘉橋コウ:ひゅー!!
興津和沙:ダメージ
興津和沙:4D10+21
DoubleCross : (4D10+21) → 29[9,6,8,6]+21 → 50
GM:6ポイント!
興津和沙:キリが良い!
阿嘉橋コウ:つよーい!
GM:つよーい!
阿嘉橋コウ:こっちも!
興津和沙:あ、嘘。
興津和沙:爪剣分のダメージ+12があるので62です!
阿嘉橋コウ:やばい
阿嘉橋コウ:ではこっちも振ります
GM:じゃあ7ポイントだ!
阿嘉橋コウ:コンボ『空焦がす火柱』《コンセントレイト:サラマンダー》《魔獣の本能》《災厄の炎》
阿嘉橋コウ:11dx7+9
DoubleCross : (11DX7+9) → 10[2,2,3,4,5,5,6,7,7,7,9]+10[6,8,8,8]+10[1,8,8]+10[7,10]+10[1,7]+10[10]+4[4]+9 → 73
阿嘉橋コウ:!?
阿嘉橋コウ:いつもこういう時振るわないコウくんが……
GM:えっやば…
阿嘉橋コウ:だ、ダメージ
阿嘉橋コウ:8d10+18
DoubleCross : (8D10+18) → 55[10,10,9,3,10,8,3,2]+18 → 73
阿嘉橋コウ:!?
GM:同じだ
阿嘉橋コウ:なに?
GM:やばい
GM:えっと、8ポイント…
興津和沙:かっこいい
阿嘉橋コウ:わあい……
GM:デートポイント24ですね。
GM:スペシャルイベントに必要なのは18だったので…
GM:余裕のクリア!
阿嘉橋コウ:やったー!
興津和沙:わーい!
GM:スペシャルなイベントは、会議の末決定されました
GM:さて、何が起こるのかな…?楽しみに待とう!
GM:では、ディナータイム!
興津和沙:「あはは、少しのんびりし過ぎちゃったかな」
興津和沙:「まんまと雨に降られちゃった」
阿嘉橋コウ:「でも、傘が買えてよかったねえ」
興津和沙:「ね。大きい傘があってよかった。」
阿嘉橋コウ:「姫、大丈夫? 濡れちゃってない?」
阿嘉橋コウ:「冷えたら風邪引いちゃうから、ちゃんとあったかくしてね」
興津和沙:「大丈夫だよー」
興津和沙:「コウくんもいっぱいくっついてくれたしね。」
興津和沙:と嬉しそうに笑う、
阿嘉橋コウ:「僕ねえ、体温が高いから」ちょっと照れくさく笑って。
興津和沙:「相合い傘って初めてだからドキドキしちゃった。」
阿嘉橋コウ:「僕も! 僕も初めてだった」
阿嘉橋コウ:「……あのね」
阿嘉橋コウ:「もうちょっとしたら、えーと、三年生くらいになったらね」
興津和沙:「うん」
阿嘉橋コウ:「傘はね、僕が持つからね」
興津和沙:「えー、でも私のほうがおっきいよー?」
興津和沙:ちょっと悪戯っぽく微笑んで、コウくんをみつめる
阿嘉橋コウ:どうしても、今は視線が少し上に向く。背の高い姫は大好きだけど。
阿嘉橋コウ:「今はそうだけど、あの、まだ可能性は残されてるし」
阿嘉橋コウ:「すぐには無理でも、うーん、もうちょっと……」
阿嘉橋コウ:背があまり高くないこと。やっぱり、前はそれほど気にかけてはいなかったのだが。
阿嘉橋コウ:(だって、体格が即影響するような戦い方じゃないし)
阿嘉橋コウ:(高いところの本が取れないくらいしか、困ることはなかったんだけど……)
阿嘉橋コウ:「もうちょっとは、伸びるといいなあ……」
興津和沙:「ふふ、じゃあ楽しみに待ってるね。」
阿嘉橋コウ:追い越すまではいかなくても、もう少しだけ。近い目線で話せればいいと思うのだ。
興津和沙:「でも、そうなるとちょっと困っちゃうかなー」
阿嘉橋コウ:「困るの?」
興津和沙:「背の高い男の人が好きな女の子って結構多いから」
興津和沙:「それでコウくんが人気者になっちゃったら、ちょっと寂しいかなって」
阿嘉橋コウ:「高学歴、高収入、高身長……」
阿嘉橋コウ:聞きかじったことを思い出す。
興津和沙:「有り体に言うとヤキモチしちゃうかも。」
阿嘉橋コウ:「わあ」
阿嘉橋コウ:「あのね、えっと、もし仮にね」
阿嘉橋コウ:「仮に、僕が背が高くなって、えっと、万が一人気が出たとするでしょ」
阿嘉橋コウ:「それで姫がヤキモチを焼いちゃったとするでしょ」
興津和沙:「うん。」
阿嘉橋コウ:「でも、僕が好きなのはヤキモチ焼いちゃってる姫だけだよ」
阿嘉橋コウ:「他の人が来ても、関係ない……と思う」
阿嘉橋コウ:うん、とうなずいて。根拠は何もないが。
興津和沙:「ありがと」
興津和沙:「でも、10点減点」
阿嘉橋コウ:「ええっ」
興津和沙:ツンと、コウくんの鼻の頭をつつく
興津和沙:「そこは「…と思う」じゃなくて「絶対」って言ってくれないと。」
阿嘉橋コウ:「ああー、そこかー……」
阿嘉橋コウ:「可能性を加味するような表現をすると、減点対象になりやすい……」考えている。
阿嘉橋コウ:「でも、減点されちゃうかもって変に考えちゃうのも、ダメな気がする……」
興津和沙:でも、そんな風に真剣に考えてくれるこの人が大好きで
興津和沙:頬杖をついて嬉しそうに彼の顔を眺めてしまう
阿嘉橋コウ:「次は気をつけます」真面目にそう言った。
GM:そこで、料理が運ばれてくる。
阿嘉橋コウ:「わあー」顔がぱっと輝く。
興津和沙:「美味しそうー」
阿嘉橋コウ:「一緒に食べようねえ」
興津和沙:「コウくんは私の知らないお店いっぱい知ってるから。」
興津和沙:「すごく楽しいよ。」
阿嘉橋コウ:にこにこしながら、さっそくナプキンを用意して、サラダから。
阿嘉橋コウ:「えへへ」
阿嘉橋コウ:一生懸命に口コミを探し、候補を絞り込み、実際に様子を見に行って。
阿嘉橋コウ:ここなら絶対確実、というところを探り当てたのだ。
阿嘉橋コウ:「美味しいのは、嬉しいからねえ。姫も嬉しいといいなあって」
興津和沙:コウくんにならってサラダから口に運ぶ。
興津和沙:瑞々しい野菜が口の中でシャクリシャクリと爽やかな音を奏で、優しい甘みとほのかな苦味が舌を包む
興津和沙:「美味しいのも嬉しいけど。」
興津和沙:「コウくんがそう思ってくれるのが一番嬉しい。」
阿嘉橋コウ:ドレッシングに砕いたくるみが入っているのが、食感を引き立てて美味しいなあ、などと思っている。
阿嘉橋コウ:「じゃあ、僕も嬉しい」
興津和沙:「でも」
興津和沙:「これはちょっと苦手かも。」
阿嘉橋コウ:「えっなになに」
興津和沙:と言ってサラダの中のプチトマトをフォークで撫でる
興津和沙:別にホントは食べられないわけではないけれど。
興津和沙:少し甘えたい気分なのだ。
阿嘉橋コウ:「そうなんだ!」
阿嘉橋コウ:「わあ、僕トマト大好き。じゃあ、代わりに食べる?」
興津和沙:「そうしてくれると、嬉しいな。」
阿嘉橋コウ:「あ、交換で……じゃあ、こっちの付け合わせのにんじんかブロッコリーをあげるね」
興津和沙:「じゃあ、人参で、人参のほうが甘くて好き。」
興津和沙:嬉しそうに微笑んで
阿嘉橋コウ:よいしょ、と手を伸ばして皿の上のプチトマトをこちらの皿に移す。
阿嘉橋コウ:「はあい。にんじんどうぞ」
阿嘉橋コウ:代わりににんじんのグラッセをプレゼント。
興津和沙:「ありがと。」
阿嘉橋コウ:「どんどん食べようね。あったかい方がおいしいしねえ」
興津和沙:「スープも飲んで、体を温めないとね」
阿嘉橋コウ:プチトマトは美味しくて、姫にありがとう、と、一緒に食べられたらよかったのになあ、とが同時に来る。
阿嘉橋コウ:「うんうん。雨はもう止んだみたいでよかったね」
阿嘉橋コウ:窓の外の綺麗な夜景を眺める。
興津和沙:夜の光を移して輝くコウくんの瞳を見つめてから
興津和沙:彼と同じように夜景を見つめる。
興津和沙:「綺麗だねー。」
阿嘉橋コウ:(『夜景が綺麗』って口コミ、そうなんだってくらいに思ってたけど)
阿嘉橋コウ:(姫が喜んでくれるなら、やっぱりここにしてよかったなあ……)
GM:と、その時。
GM:ちかっちかっとあかりが瞬いて
GM:フッ、と真っ暗になる。
阿嘉橋コウ:「!」
阿嘉橋コウ:ぱっと警戒体勢になって。
阿嘉橋コウ:「……姫?」声をかける。
阿嘉橋コウ:「大丈夫、かな。これ、一般的な停電……みたいかな」
興津和沙:返事の代わりに、コウくんの手に自分の手を重ねる。
興津和沙:「普通は、そうだと思うけど。」
興津和沙:ワーディングとかの気配もなかったし。
阿嘉橋コウ:「そっか。よかったあ」ほっと胸をなで下ろし。
阿嘉橋コウ:警戒は怠らない、そのつもりだけど。
阿嘉橋コウ:次の瞬間、テーブル越しに身を乗り出していた。
阿嘉橋コウ:重ねた手を少し引っ張るようにして、姫の方に。
興津和沙:何もない。一時的な停電だとわかってはいるけれど。
興津和沙:何故か心臓がどきどきしてしまっているのがわかる。
興津和沙:これはきっと今自分の手を引いてくれている彼のせいで
興津和沙:だから、このドキドキも凄く心地が良くて
阿嘉橋コウ:……頬に一回。暗闇で位置を確かめるように、軽く唇を当てて。
阿嘉橋コウ:それから、少しずれたところ、口の端に、もう一回。
阿嘉橋コウ:明かりが戻ってしまったら、と思って少し慌てた動きになってしまったけれど。
阿嘉橋コウ:「……ごめんね。さっき、我慢させちゃったから」
阿嘉橋コウ:「ちょっとだけ」
阿嘉橋コウ:耳元で、小声で呟く。
興津和沙:一度目のキスより、
興津和沙:二度目のキスの方が、少女の体に熱が灯っていたことが君には分かる
阿嘉橋コウ:(……僕は体温が高いと思ってたけど)
阿嘉橋コウ:(姫も、あったかいな……)
阿嘉橋コウ:身を引いて、それから、思い直したように。
阿嘉橋コウ:重なっていた手を持ち上げて、そっと。
阿嘉橋コウ:温かな手の甲に、もう一度だけ。
阿嘉橋コウ:王子様みたいなキスをした。
興津和沙:「………」
興津和沙:そこで、やっと思い出したように息が出来るようになって
興津和沙:「あの…ね」
阿嘉橋コウ:「あ」
興津和沙:「もっと…」
興津和沙:「もっと、欲しいな。」
興津和沙:「もっと、たくさん、愛して?」
興津和沙:その声はいつものお姫さまのような女の子ではなく。
興津和沙:君の前でだけで見せる恋する少女の色が乗っていて
興津和沙:「…はしたない…かな、お姫さまなのに」
阿嘉橋コウ:「えっと」周りを見る。「あの」
阿嘉橋コウ:「…………」
GM:…その時。
GM:ドォ………ン
GM:そして、窓から照らす光。
興津和沙:「わ…」
GM:見れば、花火が上がっていた。
GM:夜に咲く大輪の花。
興津和沙:花火の光が、切なげに瞳を潤ませた少女を照らす
阿嘉橋コウ:綺麗だな、と思って。一緒に見ているのが姫で良かったな、と思って。
阿嘉橋コウ:姫が、綺麗だな、と思って。
阿嘉橋コウ:今なら、多分、誰も見ていないな、と思って。
興津和沙:「あはは、得しちゃったね。こんなキレイな花火が見れるなんて」
阿嘉橋コウ:もう一度。
阿嘉橋コウ:言葉を途中で飲み込むようなタイミングで、唇を奪った。
阿嘉橋コウ:「はい」
阿嘉橋コウ:少しして、身を離して。
阿嘉橋コウ:「これでよかったかなあ」
阿嘉橋コウ:「和沙」
GM:ちかっちかっ
GM:電力が戻る。
興津和沙:「…………」
興津和沙:そこには顔を真っ赤にした少女が居て
興津和沙:「……内緒!」
興津和沙:短くそう言うのが精一杯のようだった
阿嘉橋コウ:その目の前の少年も、実際のところ耳まで真っ赤になっている。
阿嘉橋コウ:でも、恋人の言葉に少しだけ首を傾げて。
阿嘉橋コウ:まだまだ難しいなあ、と熱に浮かされたように思っていた。
興津和沙:夜の風が火照った体を冷ましてくれている。
興津和沙:あれからコウくんと一緒にご飯を食べたことはしっかり覚えているけど。
興津和沙:どんな話をしたか、どんな味がしたかもよくわからなくて。
興津和沙:でも、コウくんの唇の熱さと柔らかさだけははっきりと体に残ってて
興津和沙:こうして手を繋いで帰ってる今も、頭の中がごちゃごちゃにしてて、何を話していいのかわからない。
阿嘉橋コウ:(……お肉、美味しかった、けど。そうじゃなくて)
阿嘉橋コウ:ぼうっとした顔で、手を繋いで歩いている。
阿嘉橋コウ:(あんなに美味しかったのに、もっと覚えてるのはそっちじゃなくて)
阿嘉橋コウ:(こんなに心臓が揺れることってあるんだなあとか)
阿嘉橋コウ:(マナー違反になってなかっただろうか、とか)
阿嘉橋コウ:(……違う、そうでもなくて)
阿嘉橋コウ:「……姫」
阿嘉橋コウ:隣の相手にそっと話しかける。
興津和沙:「…え、えっと。は、はい。」
興津和沙:手をぎゅっとして君の声に応える
阿嘉橋コウ:「…………」目をぱちぱちさせて。
阿嘉橋コウ:「姫も、緊張してた?」
阿嘉橋コウ:「あ、『も』というのは、僕がちょっと緊張をしていたからなんだけど、えっと」
興津和沙:「………」コクリ、とその言葉に頷く
阿嘉橋コウ:「ちょっとではなくて、いっぱい」
興津和沙:「私も、いっぱい」
阿嘉橋コウ:「あの……」何を言っていいのか、少し悩んで。
阿嘉橋コウ:「僕もね」
阿嘉橋コウ:「我慢しきれてなかったみたい、で」
阿嘉橋コウ:「映画は見てて良かったし、その時は気付いてなかったんだけど」
阿嘉橋コウ:「さっき姫がずっと隣にいたんだなあって思ったら、なんか……」
興津和沙:「……なんか?」
阿嘉橋コウ:「ぎゅってなって」
興津和沙:「私は。」
興津和沙:「私は、今もぎゅってなってるよ?」
阿嘉橋コウ:「今は……今はええと」
阿嘉橋コウ:「きゅーって」
阿嘉橋コウ:「胸のところから、頭の方まで、苦しい感じがする」
興津和沙:「きゅーって」
興津和沙:君の手首を握って
興津和沙:その手を自分の胸元に持っていく。
阿嘉橋コウ:「わ」
興津和沙:滑るように手触りの良いシルクの生地
興津和沙:その先から感じる大きく柔らかな胸の感触
興津和沙:そしてその更に奥から強い胸の高鳴りが君の手に届く
興津和沙:「こんな感じかな?」
阿嘉橋コウ:ぽかんと口を開けたまま、手を動かしもできずにいて。
阿嘉橋コウ:鼓動の速さが、姫と同じ速度に塗り替えられていく。
阿嘉橋コウ:「た、ぶん、こんな感じ、だけど……」
興津和沙:「ふふ、じゃあ、おんなじだ」
阿嘉橋コウ:「あの」
興津和沙:ぎゅう、とコウくんの体を抱きしめる
興津和沙:「うん」
阿嘉橋コウ:「だ、だめだよ。さっきみたいなの、外で……外だと」
阿嘉橋コウ:「ちゃんと、誰もいないとこで、安心なところで」
阿嘉橋コウ:「ゆっくり」
阿嘉橋コウ:「僕は、和沙を、大事にしたい」
興津和沙:「うん…」
阿嘉橋コウ:「ね」ぎゅ、と抱き締め返す。
興津和沙:君を抱きしめる力が強くなる
興津和沙:「でも、ね。」
興津和沙:「私は……」
興津和沙:「私は、コウくんになら、いい…って……思ってるから。」
阿嘉橋コウ:「うん」
阿嘉橋コウ:「ずっと、受け取ってる」
興津和沙:「コウくんにね、全部あげたいの。」
阿嘉橋コウ:「うん」
興津和沙:「大好き、だから。」
阿嘉橋コウ:ぎゅっと目を閉じて、また開けて。
阿嘉橋コウ:世界一の彼女がそこにいることを確かめて。
阿嘉橋コウ:「大好きだよ」
興津和沙:「和沙」
興津和沙:「もう一回、和沙って呼んで。」
阿嘉橋コウ:「うん」
阿嘉橋コウ:「大好きだよ、和沙」
興津和沙:「愛してる…コウくん…」
阿嘉橋コウ:背中に回した手に、ゆっくりと強く力を込めて。
興津和沙:自分より小さな体の恋人に
興津和沙:自分の全てを預けるように彼の体を抱きしめて
阿嘉橋コウ:「……ずるいなあ」小さく。
阿嘉橋コウ:「和沙は僕よりいろんなことを知ってるから」
阿嘉橋コウ:「いっつも、言葉で先に行かれちゃうんだ」
阿嘉橋コウ:体温と、重みと、苦しいような気持ちと、全部受け止めて。
興津和沙:ふふ、と微笑んで
興津和沙:いつもより少しだけ、大人のキスをした
興津和沙:本当は全部あげたいけれど、コウくんが自分を大事にしたいと言ってくれるなら、その気持も大事にしたい。
興津和沙:だけど、それでも、やっぱりちょっとだけ我慢が出来ないから。
興津和沙:いつもより、少しだけ、コウくんと深く繋がりたくて
阿嘉橋コウ:本当は、もう、頭の中がごちゃごちゃになっていて。
阿嘉橋コウ:どうしてここで全部受け止めてあげられないのか、と悔しくて仕方がなくて。
阿嘉橋コウ:でも、それでもやっぱり、全部捨ててしまうことはしちゃいけない、とそれだけは繋ぎ止める。
阿嘉橋コウ:そういうものが自分であるのが、誇らしくて、辛かった。
阿嘉橋コウ:だから、姫から受けたキスだけはきちんと返そうと思って。
阿嘉橋コウ:(……姫は、ちょっとはびっくりしてくれたかな)
阿嘉橋コウ:(……和沙は)
阿嘉橋コウ:(そうだったら、いいな……)
阿嘉橋コウ:唇と唇が離れるまで、夢見心地でいた。
興津和沙:甘い吐息を漏らして、君の唇から離れていく。
興津和沙:二人を繋ぐ銀の糸が名残惜しげに夜に溶けて
興津和沙:「待ってるから、ね。」
阿嘉橋コウ:「……うん」
興津和沙:「コウくんが、全部貰ってくれるの、ずっと待ってるから」
興津和沙:「でも」
興津和沙:「できるだけ早い方が、嬉しいかな?」
興津和沙:そう言っていつものお姫さまに憧れる少女のように、君の手を握る
阿嘉橋コウ:ほう、と熱い息を漏らし、その言葉を聞いている。
阿嘉橋コウ:「……んっと」
阿嘉橋コウ:「そんなに遅くはならない、と、思う」
阿嘉橋コウ:「僕もきっと、すぐ、我慢できなくなると思う、から」
阿嘉橋コウ:はにかむように笑って、その手を握り返す。
興津和沙:「ふふ、じゃあ今日はこのまま泊まっちゃう?」
阿嘉橋コウ:「えっ、それは、その」
阿嘉橋コウ:「早、くない?」
阿嘉橋コウ:「あっでも、早い方がって……えっと」
阿嘉橋コウ:「あっ、準備、お泊まりの準備が……」わたわたとしている。
興津和沙:「泊まるだけだよう」
阿嘉橋コウ:「ほ、ほんとに?」
阿嘉橋コウ:「お家の方にご挨拶もしないと……!」
興津和沙:「雨に濡れちゃったから、温かい抱き枕があったら嬉しいなって」
阿嘉橋コウ:「抱き枕……」
阿嘉橋コウ:「……動いて、しゃべるし」
阿嘉橋コウ:「姫のことが大好きなんだけど」
阿嘉橋コウ:「そういう抱き枕でも、いいですか」
興津和沙:「いいよ?」
興津和沙:「そっちのほうが、嬉しい。」
興津和沙:「私のこともぎゅっとしてくれそうだもん。」
阿嘉橋コウ:「……うん!」
阿嘉橋コウ:……待っててね。姫。
阿嘉橋コウ:いつか、いつか絶対に。
阿嘉橋コウ:世界中のどんなお姫様ももらったことがないような、最高の目覚めの口づけを。
阿嘉橋コウ:君に、プレゼントするからね。