本編ログ|雑談ログ
GM:では、セッションを開始します。まずは自己紹介をしていただきましょう!
GM:PC1から!
GM:斑鳩想 (PL:めかぶ)
斑鳩想:はーい!斑鳩想(いかるが・そう)、12歳の小学生です。
斑鳩想:可愛い服が好きで、可愛い服が似合う自分も大好きな、男の子です!
斑鳩想:UGNチルドレンで、幼少期はFH絡みで色々あったようなのですが、
斑鳩想:引き取られた先のUGN支部長が人間味のある人で、
斑鳩想:なるたけ普通の子のような生活を送らせたいという風に色々慮られており
斑鳩想:普通に学校に通ったり、精神構造もわりと利発的な感じです。
GM:よかったよかった
斑鳩想:UGNとFHの共闘セッションですので、その辺のなんか、公平性とか、中立性みたいなのを
斑鳩想:重視いけたらいいなと思っております。
斑鳩想:あとPC2の佐倉井さんと知り合いです!
GM:やったー!
GM:いっぱい絆を深めたりしてね!
佐倉井ほたる:やったぁ!
斑鳩想:はーい!
斑鳩想:シンドロームはオルクス・ハヌマーン。ドッジダイスを減らして、サイレンの魔女雨粒の矢を当てたいという設計です。
GM:こわい
斑鳩想:がんばるぞ!
斑鳩想:そんな感じです。以上です!
GM:よろしくお願いします!
GM:では、こちらが斑鳩くんのハンドアウトです。
PC1…斑鳩想
シナリオロイス:佐倉井ほたる
君は、その日、とある用事で出かけていた。
君が歩いていると、突然辺りの様子が変わる。
空は黄昏色に、そして振り返っても元の道はない。
どうしたものか、と考えている君の前に見知った顔が現れる。
佐倉井ほたる。彼女は、この地帯の異常を解決するためやってきたのだという。
GM:思いがけず変なところに迷い込んじゃったよどうしよう!
斑鳩想:どうしよう
GM:と思ったら知り合いに会えたよー、という感じです
斑鳩想:ほうほう、そして相手がなにやら事情を知っていそうという
斑鳩想:頼るしかねえ!
GM:頼ったりしよう!
斑鳩想:そうしよう!
GM:イエー!
GM:では、PC2に参ります。
GM:佐倉井ほたる (PL:嗣子)
佐倉井ほたる:はぁいっ!
佐倉井ほたる:「ゆーじーえぬ、のエージェント(見習い期間中)。”しゃるらっはろーと”、佐倉井ほたる、と申します。どうかお見知りおきを」
佐倉井ほたる:ぺこり、と一礼。
佐倉井ほたる:元々はどこかの魔術とか神様を祀ってる一族で人身御供として生まれ育ちましたが、
佐倉井ほたる:UGNに最後の儀式の途中で救出。そのままUGNに所蔵…じゃない、所属しております。
佐倉井ほたる:なんとその時に助けて貰ったのが、pc1の斑鳩くんなんだぜ!
佐倉井ほたる:と言う訳で、今回は張り切って行きたいところ。
GM:ひゅーひゅー!
佐倉井ほたる:データ上は遠隔カバーと単体15m攻撃、守護者の巨壁があるだけです。
佐倉井ほたる:貧弱だけど、頑張っていきます!以上!
GM:カバー存在は頼れる!攻撃もできる!
GM:では、そんなほたるちゃんのハンドアウトはこちら!
PC2…佐倉井ほたる
シナリオロイス:斑鳩想
α町一帯が空間異常に巻き込まれている。
先立って旅立った諜報部隊の連絡はなく、内部がどうなっているかはわからない。
君は、事態の調査と解決という任務を受け、未知の空間へと旅立つ。
そこにはかつての恩人、斑鳩想がいた。彼は偶然この空間に迷い込んだのだという。
君は彼の助けになるためにも、この事態を解決しようと決意する。
佐倉井ほたる:誰も帰らぬ街。…彼らも助けねば。
GM:なんか空間異常が起きてるらしいので、調査任務です。
GM:気負いすぎずがんばってほしい!
佐倉井ほたる:そしてそれとして斑鳩くんがいるとは…。なんかこう、髪とかおかしくないでしょうか。
GM:大丈夫、かわいいかわいい!
GM:ふふふ、GM応援しちゃいます。
GM:では、PC3!
GM:烏紫青 (PL:藤)
烏紫青:オウイェー!
烏紫青:「你好(どうも)。貧道は〝活無常(かつむじょう)〟の烏紫青(ウー・ツーチン)、う・しせいで良い」
※貧道(ひんどう)……一人称「拙僧」の道教版。
烏紫青:「貧道などと称するように、しがない在家(ざいけ)道士をやっている。まあ、破戒僧みたいなものだな」
烏紫青:「それに、貧道は活無常。冥府の使い走り、いわば死神という奴だ。間違っても徳の高い坊主ではないさ」
肩をすくめた。
烏紫青:データ的には、遺産継承者:イフリートの腕と、エンブレム・ミセリコルデを持つ、台湾系華僑で構成されるFHセル〝天烏般黒〟の始末屋、兼、道士です。
GM:道士始末屋!
烏紫青:相手が復活エフェクトとか使うと、Dロイスで得たリアクション不能ダメージをぶち込みます。
GM:こわい…
烏紫青:戦闘は基本的に精神白兵するノイマン・オルクス。バックスタブつきで火力もあるぞ。
烏紫青:あとはお経を唱えることで、自分以外を一人、バッドステータス解除が出来ます。腐っても坊主!
烏紫青:基礎侵蝕高めなのが不安ですが、がんばるぜ!
GM:状態異常回復!僧的!
GM:あ、バックスタブ関連で卓裁定を先に説明しておきましょう。
GM:当卓では、《縮地》によるエンゲージ離脱を『エフェクトの効果』と解釈します。
GM:よって、メジャーアクションで行う離脱とは別扱いとし、
GM:《縮地》で離脱→別エンゲージに入ることを『可能』である、と裁定します。
GM:これはGM個人の解釈による裁定ですので、どうぞよろしくお願いします。
烏紫青:ありがとうございます!
GM:はい!そんなわけで破戒僧な烏さんのハンドアウトはこちら!
PC3… 烏紫青
シナリオロイス:"ダスクメイカー"
ある町が「黄昏」に包まれた、という。その現象に、君は心当たりがある。
FHの実験体であり、賢者の石の適合実験の対象だった女性−−
かつて廃棄実験体の処分依頼を受け、訪れたセルで君は彼女に出会った。
彼女は言った。「いつか、世界が黄昏色で満ちたらいいのにな」
…その出会いは、君に特別な感情を抱かせた。
彼女に会うために、君はこの街を訪れた。
烏紫青:かつて出会った彼女……言葉をかわした時間は短い。
烏紫青:もしもその地にいるのなら、今は何を想っているのだろう?
GM:OPでは、軽くその時の回想をしようかと考えています。
烏紫青:了解です。
GM:よろしくお願いします!
GM:では、ラスト、PC4!
GM:貴崎世怜 (PL:みつ)
貴崎世怜:はーい
貴崎世怜:「あ、えっと、ども……貴崎世怜っす。いちおう、その、呪い師なんかやってるっすよ、にひひ」
貴崎世怜:どこぞの呪術師一族、貴崎一族の血を引いている呪い師です
貴崎世怜:胡散臭いし煙草臭い22歳女子
貴崎世怜:呪い師としては二流だし、オーヴァードとしても大したことないよ!
貴崎世怜:まあ、なんかこう、あんまり見ないDロイスの輪廻の獣を積んでいるので
貴崎世怜:要するにそういうアレです
貴崎世怜:暴走……したくない……
GM:暴走したくないね(某エフェクトから目をそらしつつ)
貴崎世怜:性能的にはミドルはふつうのRC攻撃でペチペチします
GM:ぺちぺち
貴崎世怜:100越えてから本気出すタイプなので、なんとか上手いことやっていきたいです
GM:高まるほど強まる!
貴崎世怜:あと、成長に伴い、原初の黒:力の法則で支援能力も得ました!
貴崎世怜:力を合わせて絆だぜ
GM:だぜ
貴崎世怜:という感じでよろしくおねがいします
貴崎世怜:なんか今回は御綿さんがいるらしいね……?
貴崎世怜:わくわく
GM:よろしくお願いします!そんな世怜ちゃんのハンドアウトはこちら!
PC4… 貴崎世怜
シナリオロイス:御綿笹霧
近頃、自らの中の「獣」が力を増しているのを感じている君は、
「獣」のルーツや、その手がかりを求めて行動している。
そんな折、手にした「黄昏の街」の情報。
君は迷うことなく、街の中へと向かう。
果たしてそこにはかつて共に戦ったボディガード、御綿笹霧の姿があった。
GM:御綿さんがいます。
貴崎世怜:居たぜ~
GM:なんかしらんけどいます。
GM:何しにきたんでしょうね〜
貴崎世怜:仕事かなあ
GM:まあなんだかんだで再会だ!お話ししたりとか色々しなさい!したい!
貴崎世怜:したいぜ!
貴崎世怜:イチャイチャしてやるもんねー!
GM:ねー!
GM:というわけでよろしくお願いします。
貴崎世怜:よろしくおねがいします!
烏紫青:よろしくお願いします!
佐倉井ほたる:よろしくお願いいたしますっ
斑鳩想:よろしくお願いします~
GM:PC間ロイスは…どうしようか……
GM:今回PC1とPC2が相互ロイスなので
GM:PC1→PC3→PC2→PC4→PC1って感じにしましょう
貴崎世怜:キャッキャ
佐倉井ほたる:了解ですー。世怜さんに取る感じか
GM:取得は会ってからで大丈夫ですので、枠を空けておいてくださいませ!
烏紫青:はーい!
斑鳩想:ほうほう。あけておきます!
佐倉井ほたる:了解しましたっ
貴崎世怜:空けだぜ!
GM:では、トレーラーを貼って開始して行きましょう。
貴崎世怜:(拍手)
そこは、時の止まった空間。
静寂に包まれた、黄昏の街。
広大なその空間で異常の原因を探しながら、
君たちは数日を静かな街で過ごすことになる。
あるものは大切な者と語らうかもしれない。
あるものは己の内側を見つめるかもしれない。
黄昏は、境界を曖昧にする。
だから、それを望んだ者がいた。
ダブルクロス3rd Edition 『終わらない黄昏の街』
ダブルクロス--それは裏切りを意味する言葉
GM:PC1とPC2のオープニングは合同となります。
佐倉井ほたる:了解ですー。登場!
佐倉井ほたる:1d10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 4[4]+36 → 40
GM:想くんの視点からやっていきますね。
斑鳩想:1d10+32
DoubleCross : (1D10+32) → 4[4]+32 → 36
斑鳩想:はーい
GM:α町近辺。
GM:君は、とある個人的な用事で今、このあたりに来ています。
GM:というわけで、色々描写をどうぞ!
斑鳩想:空高く、こうこうと輝く太陽に目を細めながら、とある公園に立つ小学生がひとり。
斑鳩想:上等そうなワンピース姿、つやつやとした長い髪の、少女に見える。
斑鳩想:「あっつう!曇りって言ってたじゃん、天気予報」
斑鳩想:「帽子被ってくればよかった……。かわいい帽子売ってないかな」
GM:空に、雲は影も形もない。
斑鳩想:公園で行われているフリーマーケットに来ているのだ。
GM:公園内はなかなかの賑わいを見せている。
斑鳩想:「ふむふむ」人ごみの中を、パンプスの靴音も高らかにひょこひょこと歩いていく。
GM:手作りアクセサリー、リサイクルでアレンジが加えられた洋服など
GM:色々なお店が並んでいます。
GM:そんな中に、帽子屋さんがあるのが見つかります。
斑鳩想:「お」
店主:「あら、いらっしゃい。お嬢さん、今日はデート?」
店主:足を止めた君をみて、そんな風に声をかけて来ます。
店主:店先には、ファンシーな女性向けの帽子から、紳士向けの帽子まで、様々な帽子が並んでいます。
斑鳩想:「ちっがうよー。今日はひとりで買い物なの」そう言いながら、リボンのついた麦わら帽子を被る。
店主:「そっか、ごめんなさい。……まあ」
店主:「とてもよく似合ってるわ。どう?他にも見る?」
斑鳩想:「えへ、だと思った! かっわいいもん、これ。僕に似合うって……」「あ」
斑鳩想:「ちがうちがう!ちがうの! 今日はそういう買い物じゃないんだった」
店主:「あら」目を細める。
店主:「じゃあ……あなた以外の誰かに、かしら」
斑鳩想:「そうそう。今度、誕生日会があってさー。みんなプレゼント用意しなさいって言われたの」
斑鳩想:「なんていうか…」言いあぐねる。「弟? みたいなやつに。なんだけど」つまりはUGNチルドレン仲間だ。
店主:「素敵じゃない。そうね……じゃあ」
店主:ひとつ、帽子を取る。水兵帽風のかわいいやつだ。
店主:「こんなのとか、どう?」
斑鳩想:「わ! かわいい!」
店主:「あなたより下の年頃の男の子なら、似合うと思うわ。カッコイイ系もあるけれど…」
斑鳩想:「これ、もしかしてお姉さんの手作り?」
店主:「ええ、そうよ。まだまだ駆け出しだけれどね」微笑んで答える。
斑鳩想:「へえー」こっちもぽわぽわと笑う。「へへへ、気に入りました」
斑鳩想:「これくださーいな」水兵帽を買うことにします!
店主:「ありがとう。」値段を告げて、
店主:「誕生会、きっと良いものになるわ」
店主:お代を受け取ったら水兵帽を可愛いギフト包装で包んで手渡します。
斑鳩想:「えっへへ、ありがと! 早くあいつに渡したくなっちゃった!」
店主:手を振って見送ります。
斑鳩想:にこにこと手を振り返す。プレゼントを小脇に抱え、公園を出ていきます。
GM:空は、よく晴れている。
斑鳩想:「喜んでくれるかなあ」首をかしげる。
斑鳩想:「ぼくら、誕生日会なんて盛り上がるのかなって思うけど…。まったく、のんきな支部長だよねえ」
斑鳩想:「…でも、こういうことできるチルドレン、すっごく珍しいんだろうし」
斑鳩想:「……」この間、任務で出会ったあの女の子は、その後元気にしているだろうか。そんなことを考えながら、
斑鳩想:街を歩いていく。
GM:光の色が変わる。
斑鳩想:「……」「……ん、」
GM:強い日差しは柔らかい橙色に。しかし、夕日は見当たらない。
GM:空は−−
GM:黄昏色に、染まっていた。
斑鳩想:「———あれ?」
GM:佐倉井ほたるは、今、黄昏で覆われた街にいる。
GM:それは、UGNの任務だ。
GM:数刻前、UGN支部−−
GM:映像の中から、穏やかな表情の男性が語りかける。
佐倉井ほたる:姿勢よく立って言葉を聞く。
霧谷雄吾:「−−α町一帯が空間異常に巻き込まれています」
GM:−−霧谷雄吾。UGN日本支部長。
GM:彼は、静かに続ける。
霧谷雄吾:「これは大規模な異常です。早急に解決する必要があります。しかし……」
霧谷雄吾:「既に向かった先遣隊からの連絡は途絶えています」
佐倉井ほたる:「異常空間に、囚われてしまったか、それとも…」日本支部の長が態々一エージェントに直接、ともなれば。何か特別なものが出てくるものか。
霧谷雄吾:「……彼らは情報収集能力に長けていました。戦闘準備もさせてはいましたが……」
佐倉井ほたる:「…。いえ、言葉が過ぎました。続きを」言葉にしてしまうのは憚られる。
霧谷雄吾:「いいえ。これは我々のミスです。あの異常の脅威を見誤った」
霧谷雄吾:「…広域に作用する能力」
霧谷雄吾:「かつてUGNから脱走した、S級災害ジャームである可能性もあります」
佐倉井ほたる:「…一つの町を自身の場にしてしまえる」それは、一種古くは”カミ”とも言われた者たちだろう。
霧谷雄吾:頷く。
佐倉井ほたる:「脅威度は、理解いたしました。…それほどのものなら、わたしだけではとても討伐できる、とはいえません」
霧谷雄吾:「勿論、これは危険な任務です。あなたひとりで行かせるつもりはありません」
霧谷雄吾:「既に、腕利きのものを派遣しておきました」
霧谷雄吾:「……連絡を取るのは随分骨でしたが」
佐倉井ほたる:「それはありがたいです。…それで、どなたかお伺いしても?」その様子に首を傾げながら。
霧谷雄吾:「……"シロフォン"。それが、『彼』のコードネームです。必ず、あなたの力となってくれるでしょう」
霧谷雄吾:その名を告げた一瞬、霧谷の目が遠くを見る。
佐倉井ほたる:「”しろふぉん”、さまですか。了解いたしました。かの方と協力して、良い結果をもちかえります」ぴしりと背が伸びる。
佐倉井ほたる:「…?なにか、大変なご事情を抱えたお方なのでしょうか?」
霧谷雄吾:「……はい。くれぐれも自分の命を大事にしてくださいね」
佐倉井ほたる:「…?もちろん、わたしはわたしだけの身ではありませんから」様子がおかしいけれど、何か昔にあった人なのだろうか。
霧谷雄吾:「……いいえ、貴方は何も心配する必要はありません」
霧谷雄吾:「トラッキング及びサポートのために、GPSと通信装置を荷に加えておきます。」
佐倉井ほたる:「ありがたく頂戴いたします。体質のお陰でかんたんに使えるものをお願いしますね」器物使いとしての融合に対応したものがいい。
霧谷雄吾:「特に操作は必要ありません。できるだけ身につけておいていただければ結構です」
霧谷雄吾:「そこは、専門のものに用意させますので、ご心配なく」
佐倉井ほたる:「出過ぎたことを申しました」ぺこり。
霧谷雄吾:「では……気をつけて。」
佐倉井ほたる:「はい。”しゃるらっはろーと”、佐倉井ほたる。任務に出立いたします」下手な敬礼とともに支部から出発する。
GM:そうして、準備を済ませて出立し……「空間異常」の中に入り込めば、
GM:そこは黄昏に覆われた街だった。
GM:人の気配もなく、とても静かだ。
佐倉井ほたる:「………。たそがれ、誰彼。相手がだれかもわからない…」
佐倉井ほたる:そういう、類の異常だろうか。「それにしても。…誰にも、会わないですね」
佐倉井ほたる:「…参りました。じつは、ひとりひとりに無限迷宮を用意して一生彷徨えという”のろわれた阿蘭陀人”たいぷでしたか?」
佐倉井ほたる:「………」歩く。「…………」ひたすら歩く。
佐倉井ほたる:そうして音もない中で歩けば。ふと、懐かしい顔を思い出す。こんな、無限に続くだけの、静かなだけの日々から連れ出してくれた。
佐倉井ほたる:それほど昔でないはずなのに、なぜか妙に懐かしく思い出される。
佐倉井ほたる:「…いま、どこにいるのかな。ねえ、」ぽつり。気付けば、言葉が零れてくる。
佐倉井ほたる:「…いかるがくん」
斑鳩想:「はーい。呼んだ?」
佐倉井ほたる:「えっ?」いま、何か聞こえるはずのない声が聞こえたような。
佐倉井ほたる:ぱちぱち。目をしばたたかせる。ゆっくり、声が聞こえる方へ振り向こうとして。
斑鳩想:「ふふ」その小さな体の後ろから手を伸ばし、両目を隠す。「だーれだ」
佐倉井ほたる:「ふわっ?!…って、わたしにそんなことするの、ひとりしか知らないよ」
佐倉井ほたる:「…いかるがくん、だよね」そっと、目を隠す手に、自分の手を重ねる。
斑鳩想:「うん、大正解」クスクス笑いながら手をはずす。
斑鳩想:「ほたるちゃんの、最初の友達。でしょ?」
佐倉井ほたる:「……」頬が赤くなる。「……ともだちなら、いかるがくんの他にもいるもの」むぅ、と頬を膨らませる。
斑鳩想:「でも、今は一人なの? どうしたのさ。君がいるってことは、やっぱり何か事件なんだろうけど……」
斑鳩想:「怖くて泣いてた?」
佐倉井ほたる:「…む、むむむ」一瞬、他の町にいるはずの彼がここにいた理由を考えたりしたのだけど。
佐倉井ほたる:「そ、…。そんなわけ、ないもの!怖くて泣くことなんてしたことない!」むがーっ。
斑鳩想:「そっかあ、かわいそかわいそだねえ」聞いてない。
佐倉井ほたる:「そう、ここにいたのは任務。ここの空間異常の調査だよ!霧谷支部長から指名だってされて……っ、聞いてない!」
斑鳩想:「ふんふん、空間異常。なるほど」空を見上げる。歩き出す。
佐倉井ほたる:「あ、ちょっと。ひとりだと危ないよ!」むぐ、と睨んでいたが慌てて追い出す。
斑鳩想:「うん、これからどこ行くの?」
佐倉井ほたる:「とにかくここを調べて、できれば解決するの。それに、前に来てもどってない調査隊のひとたちも探さないと」てて、と走りつつ。
佐倉井ほたる:「だから、すごく危ないんだよ。いかるがくん、ほんとは休みでしょ?だから、」
斑鳩想:「だから、ほたるちゃんと一緒にいなくっちゃ」
佐倉井ほたる:目がまあるくなる。
佐倉井ほたる:「え、っと。……、あの、」目が綺麗にラッピングされた包みに行く。「いいの…?」
斑鳩想:「ひとりじゃ危ないって言ったの、ほたるちゃんじゃん」くるりと振り向く。
斑鳩想:「早く帰んなきゃいけないとか、だって巻き込まれてるし、とかさ。まあ、あるけどさ」
佐倉井ほたる:「ぅ…。わ、わかった。で、でもね!」
佐倉井ほたる:「あんまり危ないこと、しないでね!」それが、なんとか絞り出した妥協点だった。
斑鳩想:「………」ぱちぱちと瞬き。
佐倉井ほたる:指を差しつつ。反応がないのでだんだんと頬が赤みを増す。
斑鳩想:「ほたるちゃんがぼくのこと守ってくれるんでしょ?」
斑鳩想:「大丈夫だよ。行こ!」
斑鳩想:スタスタと歩いていってしまいます。
佐倉井ほたる:「あ、そ、そうだけど!それにも限度が…って、待ってよ、もう!」慌てて追いかける。コンパスが違うから、少し早足だ。
GM:少年と少女が、黄昏の街を歩く。
GM:淡い橙色が、二人の影を長く伸ばしていた。
GM:ロイスのみ可能です。
佐倉井ほたる:ロイス!
斑鳩想:ロイス!!
佐倉井ほたる:”いかるがくん” 斑鳩想 〇憧憬/傾倒 で。
斑鳩想:友達/佐倉井ほたる/好意:○/不安/ロイス で!
GM:オーケー……いいもん見せてもらったぜ……
GM:シーンカットです。
佐倉井ほたる:すごいたのしかった…。ありがとうめかぶさん、GM…
斑鳩想:こちらこそ…こちらこそです………
GM:−−それは、数ヶ月ほど前のこと。
GM:君は廃棄実験体の処分依頼を受けて、とあるFHセルに来ていた。
GM:その『仕事』が今、終わったところだ。
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+4(1D10->4)した(侵蝕率:43->47)
烏紫青:『逍遥として蓬莱の島に遊び、山には神仙がいて常に老いず、玉京山上の万年桃……』
烏紫青:朗々たる歌声は読経の声。
烏紫青:台湾で伝統的に話されるビン南語を、〝道韻〟という専用の節を付けて唱えるものだ。
烏紫青:『小有洞中の千年の春、願わくは孤魂が回心して早く好いほうに向かい、今宵経を聞き道を悟ることを……』
烏紫青:それは中国人でも、台湾人でも、内容を聞き取ることは困難である。
烏紫青:音としては、アアエエー♪ エエー♪ アアー♪ みたいな歌に聞こえると思います(You Tubeで聞いた印象)
烏紫青:本来なら指で訣を結ぶ、礼をする、米をまくといった儀礼が入るが、今は読経のみで済ませる。
烏紫青:これは今、己が殺めたものへ送る、せめてもの手向けである。
烏紫青:裏切り者、あるいは廃棄実験体。そうした輩を〝始末〟するのが、活無常たる己の役目。
烏紫青:『行くように行くように、逢うことがあっても馬から下りず、各々前に向かって走るように——』
烏紫青:ちりん、手提げの鐘を鳴らし、読経を終えた。
烏紫青:「……さ。帰るか」
烏紫青:きびすを返し、後はもう、二度と振り返らない。
GM:『廃棄場』を後にした君の前に、長い廊下が伸びている。その脇には実験体を収容する部屋が設えられている。
烏紫青:近場だが、悲鳴(こえ)は届いていなかっただろう。そう願いながら廊下を行きます。
GM:このセルは、『研究熱心』な者たちが築いたもので、常に何らかの実験が行われている。処分体がでることも日常だ。
GM:いくつかの収容室を通り過ぎ、曲がり角が見えた頃、
烏紫青:「……ん」
GM:『展示収容室』に、見慣れない女性がいることに気づきます。
烏紫青:(いつ見ても悪趣味な名前の部屋だな……)
GM:『展示収容室』は珍しいサンプルを観察しやすいようにこちら側から中を伺うことができる収容室です。
GM:マジックミラーみたいになっていて、中から外は見えない作りです。
烏紫青:観察の基本的な感じですな。
???:「………」
烏紫青:(あの部屋にいるということは、それなりに貴重なサンプルという証)
烏紫青:(ならば、あの女性はしばらくは長生きできるだろうな……)
GM:一見、活発そうにも見える格好のその女性は、ベッドに身を起こし、ぼんやりと前を見つめている。
GM:部屋の中は、病室のような雰囲気です。ただ、いつもと違い、壁が橙色に塗りたくられている。
烏紫青:部屋の模様替えまでされるとは……よほど特別なサンプルに違いない(ごくり
GM:その女性が、ふと首を巡らせて君の方を向く。
GM:中からは見えていないはずだ。
烏紫青:ぎくり、と体の表面がかすかに震える。
烏紫青:今しがた、彼女と同じ実験体を始末してきた、その後ろめたさがそんな錯覚をおぼえさせるのだろうか?
???:「………気のせいかな。」
???:「ねえ。そこに、誰かいる?」
烏紫青:「啊!?」
GM:声は壁に阻まれくぐもってはいたが、そう聞こえた。
烏紫青:びっくりして声が出てしまった。ぐぬぬ。
???:「……ああ、やっぱり。誰か、いるんだね?」
GM:部屋の中の彼女は淡く微笑む。
烏紫青:(感知系のオーヴァードか? 嫌なタイミングで声をかけられるものだ)
烏紫青:「なに、ただの通りすがりだ」気を取り直して。
???:「良かったら、少し話し相手になってくれないか?」
???:「退屈とは言わないけれど、誰かいるなら……さ」
烏紫青:少し、躊躇する。仕事の帰り、気は重い。だが。
烏紫青:(……ま、これも徳を積むつもりで行くか)
烏紫青:「あい分かった。仕事帰りなので、長居はできんがな」
GM:君が部屋に入ると、女性は傍にある椅子を手で示します。
烏紫青:あ、入室OKなんですね。じゃあおじゃましまーす。
???:「こちらもお茶は出せないけどね。とりあえず座るといいよ」
烏紫青:「失礼する」では現れるのは、長い黒髪と、奇妙な着物姿の青年だ。
烏紫青:黒髪は道士としてマゲを結うため、着物は仕事用の道服(道士衣装)である。
???:「……ああ、綺麗な『イロ』をしてるね。素敵だ」
???:「やっぱり、『先生』たちとは違った」
???:女性の胸元には、結晶が埋まっている。
???:それは、どこか歪だ。
烏紫青:イロ。色と言ったか? 独自の感知能力を持つのだろうか。何にせよ。
烏紫青:「異なことを。貧道はただの暴力坊主よ。一頁書とはいかん」
※一頁書(いっこうしょ)……台湾の大人気人形劇「霹靂布袋戲」シリーズの主要人物。正義の心を持つヒーローだが行動は果断。
烏紫青:結晶体に気づいて、目を細めます。
烏紫青:あれはこの女性の能力、いや、おそらく実験と関係があるのだろう。
???:「いっこーしょ?」首をかしげる。その仕草は、成熟した外見に反して、幼い。
烏紫青:「ん、ああ、日本人はあまり知らなんだか。貧道と違って、正義の暴力坊主が、そういう名前でな」
???:「ああ、正義の味方。そうじゃない……ってことは、あれだ」
???:「ダークヒーロー系かな?」
???:くすくすと笑う。
烏紫青:「さて、そんな格好のいいものであれば、まだ救われるのかもな?」肩をすくめる。
烏紫青:「ちなみに貧道は台湾人だ」
???:「そうなんだ……へえ……ここじゃない場所……」
烏紫青:「こんな場所に居たら、さぞかし窮屈であろうな」部屋を見回す。
???:「窮屈……窮屈かは、わからないけど」
???:「僕はね。ええっと……名前……なまえ、なんだっけ」
烏紫青:あ、女性が幼い感じなのは把握してますが、実験体だしなで流しています。
???:首を巡らせて、ベッドの傍の棚から、ファイルらしきものを取り出します。
"ダスクメイカー":「あった。"ダスクメイカー"、それが僕の名前なんだって」
烏紫青:「黄昏を造る、か。ああ、だからここは、黄昏色に塗られておるのだな」
"ダスクメイカー":「うん。僕が塗ったんだよ」
"ダスクメイカー":「落ち着くんだ。黄昏の色って」
烏紫青:「そうか。いい仕事だ」微笑む。
烏紫青:「申し遅れたが、貧道は烏紫青。しせい、だ」
"ダスクメイカー":「シセイ。うん、多分初めて聞く名前だ」
"ダスクメイカー":「ありがとう、褒めてくれて」
"ダスクメイカー":「僕はね、もっと塗り潰せるって。『先生』たちが言ってたんだ」
烏紫青:「ほう」
烏紫青:少しくすぐったい気がして、曖昧に相槌を打つ。
"ダスクメイカー":「実験して、そういうことができるようになったんだって」
"ダスクメイカー":「その前のことは全然覚えてないけど、でも」
"ダスクメイカー":「でも……」
"ダスクメイカー":呟くと、肩を抱えるようにうずくまる。
烏紫青:「……辛いのなら、無理に話さなくとも良い」
"ダスクメイカー":「……黄昏ってさ。誰が誰だかわからなくなるんだって」
"ダスクメイカー":「ううん。わからなくなるんだ」
"ダスクメイカー":「だから、僕は黄昏が好き」
"ダスクメイカー":「何だかわからないけどさ、そういう……曖昧なものが、許されるみたいで」
烏紫青:「……奇遇だな。貧道も好きだ」
"ダスクメイカー":「わ。……わー」
"ダスクメイカー":「あ、なんか。うれしーなあ。ちょっと。自分でも意外だけど。うれしい」
烏紫青:「そうか」
烏紫青:言いつつ、何だか気分が部屋に入る前より和らいでいる自分がいる。
"ダスクメイカー":「そういう人、ここにはいないからね。だから……かな」
烏紫青:「貧道がいる場所も、そうだな」
"ダスクメイカー":「そっかあ……」
"ダスクメイカー":「……きみみたいな人と、一緒にほんものの黄昏を見られたら、きっと素敵だな」
烏紫青:「〝世の中のカラスはみんな同じように黒い〟と言う。カラスにも色々いると言うのに」
烏紫青:「ああ。夕焼け空を飛ぶカラスには、赤いのも金色なのも、色々いて、一羽だって黒一色ではない」
烏紫青:「みんな、元の色が何か、誰が誰だか、分からなくなる。いい眺めだ」
"ダスクメイカー":「ああ……ああ。それって、とっても……とっても素敵だ!」
"ダスクメイカー":「……僕……やってみたいな」
烏紫青:ちくりと、胸が痛む。彼女が外へ出される確率は、一体どれほどあると言うのだろう?
"ダスクメイカー":「黄昏色に、全部塗りつぶすの。こんな、狭い部屋じゃなくってさ」
"ダスクメイカー":「それで、いつか本当に−−」
"ダスクメイカー":「世界が、黄昏色で満ちたら。きっと、とても素敵だ」
"ダスクメイカー":「そしたら、きみにもプレゼントするよ、シセイ」
烏紫青:「はは。では、お返しを用意しておかないとな」
烏紫青:「ん……前払いに、こんなものはどうだ?」
烏紫青:懐から、金紙で折られたカラスを取り出します。
烏紫青:道教では、死者があの世で使うお金を送るため「冥銭」というものを火にくべるのですが
烏紫青:この冥銭(金紙)で折ったもので、さっき仕事で使ったやつの残りです。
烏紫青:「黄昏色のカラスだ」
"ダスクメイカー":「わ……すごい。すっごい」
"ダスクメイカー":目をまんまるくして見入っている。
"ダスクメイカー":「すごい、素敵だ。本当にもらっていいの………?」
"ダスクメイカー":そう言いながらも、手を伸ばしてくるようなことはしない。
烏紫青:「あいにくと、手持ちがこれしかなくてなあ」
烏紫青:伸ばしてる腕を少しさまよわせ、部屋の中をみまわします。ベッドがありましたね?
烏紫青:そっと立ち上がって、そちらの上に置きましょう。
烏紫青:「入り用なら、持っていってくれ」
"ダスクメイカー":「ああ……ありがとう」
"ダスクメイカー":「ほんとうに。」
"ダスクメイカー":「……きみに、いつかかならず贈るよ」
"ダスクメイカー":「世界いっぱいの、黄昏を……」
烏紫青:「ああ。楽しみだ」
烏紫青:久しぶりに、力を入れずに笑顔になれた気がする。
GM:カツ、カツ、カツ
GM:部屋の外から足音が聞こえる。ここの研究員だろう。
烏紫青:(……時間か)
"ダスクメイカー":「…もう、行かなきゃだね」
"ダスクメイカー":「なんだか、ひさしぶりに……ひさしぶり?わかんないけど」
"ダスクメイカー":「楽しかったよ」
烏紫青:「いやはや、思いのほか長居してしまったな。いかんいかん」
烏紫青:「楽しかったよ、ダスクメイカー」
烏紫青:「黄昏で待とう」
"ダスクメイカー":「ああ。」
"ダスクメイカー":「またね、シセイ」
烏紫青:では、手を振って退室します。
GM:袖を触れ合うことすらない、短い逢瀬だった。
GM:……ここでの彼女の時間に比べると、あまりにわずかな。
GM:君は、この後、研究員に一通りの説明を受けます。
GM:彼女が『賢者の石』の適合実験の被験体であること。その実験により、既にジャーム化していること。
GM:ジャーム化はしたものの、『賢者の石』の力を宿すことには成功したので観察を続けているが、
GM:いずれ、そう遅くない時期に、処分されるであろうこと。
烏紫青:「……」
烏紫青:その時、研究員になんと返事をしたのか、烏紫青は覚えていない。覚える価値もないだろう。
烏紫青:同じ程度に、己の後悔に価値はない。もし、その時が来たら。
烏紫青:せめて彼女に、手向けの読経を……手向け?
烏紫青:彼女を焼いて、その火の中に、あの黄昏色のカラスを投げ込み、お題目を唱える。自分の役目だ。
烏紫青:当たり前のことだ。遺産〝火化臂〟を継いだものとして、至極、当然の。
※火化臂……イフリートの腕
烏紫青:「……っ……」
烏紫青:それでも。
烏紫青:「夢を見させたのは……オレの責任だ……ッ」
烏紫青:拳が震える。喉が震える。違うだろう。震えているのは、烏紫青、お前のすべてだ。
烏紫青:彼女に、黄昏を。空いっぱいの黄昏を。
烏紫青:「……ダスクメイカー」
烏紫青:火化臂を受け継ぐ者は、怒りか悲しみ、どちらかの感情を徐々に失っていくと言う。紫青の場合は、悲しみだ。
烏紫青:それでも、今胸を貫く気持ちが怒りでないのなら。
烏紫青:「オレに涙が残っているなら、お前にくれてやる。だから、黄昏で逢おう。ダスクメイカー」
GM:−−それが、数ヶ月前の出来事。そして、今。
GM:君の耳に、ある情報が届いた。「街が黄昏に包まれた」−−と。
GM:それは、街に飲み込まれたFHエージェントがエフェクトで無理矢理に飛ばした情報だったらしい。
烏紫青:耳にして、すぐ分かった。〝彼女だ〟と。
烏紫青:「……外へ、出れたんだな」
烏紫青:龍頭(セルリーダー)に休暇を願わなくてはならない。何、知り合いに会いに行くだけのことだ。
烏紫青:幇(セル)の名は天下乌鸦一般黑(ティエンシア・ウーヤー・イーパンヘイ)……略して「天烏般黒」。
烏紫青:世のカラスはみな同じく黒く、ゆえに、どこの悪人も皆同じように悪い。そういう中国のことわざから来ている。
烏紫青:……その名前が、嫌いだ。
烏紫青:「さて。黄昏色のカラスを探しに行くとしようか!」
GM:ロイスの取得が可能です。
烏紫青:ダスクメイカー ●P:一人にしない/N:憤怒
烏紫青:で、取得します!
GM:びゃーー
GM:ありがとうございます
GM:こちらからはロイス取得できないけどありがとうございます…
烏紫青:また追記として、遺産「イフリートの腕」の効果で、基本的にN感情は憤怒で固定しておりますこと、ご了承ください。
烏紫青:どうもどうも
GM:はーい
GM:では、シーンカット!
GM:世怜さんのオープニングです。
GM:登場をお願いします。
貴崎世怜:はい
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:35->38)
GM:近頃、君は自分の中の「獣」が力を増してきているのを感じている。
GM:それ故、そのルーツや手がかりを追い求めている。
GM:……君は今、バス停にいる。
GM:空はよく晴れた青空だ。
貴崎世怜:近くに灰皿もなく、手持ち無沙汰だ。
貴崎世怜:なので、特に何をするでもなく、青い空をぼうっと眺めている。
GM:そんな君の隣に、半袖のワイシャツ姿の男が並ぶ。
男:「−−行き先は決まりましたか?」
GM:君は彼のことを知っていても知らなくてもいい。
貴崎世怜:「えっ、あ。いや、まあ。待ってるんすよ、バス」知らない顔だ
男:「そうですか。では、バスが来る前に、面白い話をお聞かせしましょう」
貴崎世怜:「面白い……はあ」とりあえず聞いてみる姿勢だ
男:「今、『我々の世界』ではα町のことで持ちきりです」
貴崎世怜:仮にもオーヴァードの端くれなので、そちらの話であることは察する
男:「ここ数日、連絡が通じないんですね。UGNさんが一所懸命隠してるみたいですが」
貴崎世怜:「……それは、また」
男:「どこから聞いたのか、中は『黄昏の街』になってるって噂で持ちきりですよ」
貴崎世怜:「昼間でも、夜でも?」
男:「そうです」
男:「黄昏……影が、長い時間ですよね」
男:男は、ハンカチで汗をぬぐっている。
貴崎世怜:ざわり、と足元が波打つ……ような気がする。
男:まるで世間話をするように話している。
男:「あなたがご興味を持たれるかはわかりませんが……」
貴崎世怜:「いや、あ、あはは。面白い、話ですね」無理やり打ち切るように
男:「……ええ。」
男:「この情報が気に入りましたら……」
男:「どうぞ、ご贔屓に。あなたの知りたいことも、見つかるかもしれません」
男:そう言って、横から名刺を渡す。
貴崎世怜:「……か、考えておきます。あはは」冷や汗が一筋。
貴崎世怜:名刺をもらう
男:情報屋と思しき名と、偽装された連絡先。
男:「では、またいずれ」
男:「−−貴崎世怜様」
貴崎世怜:目を見開く
GM:男の姿は掻き消えている。
貴崎世怜:何故、わたしのことを知っている?いや、あの情報屋が知っているのは
貴崎世怜:「こいつのこと、か……」足元に落ちる影
貴崎世怜:頬を指でかく。どのみち、乗るバスは変わらない。
貴崎世怜:「α町、ねえ」
貴崎世怜:時刻表と時計を見合わせる。煙草を吸うほどの時間もなさそうだ。
貴崎世怜:とにかく、"獣"のことはどうにかしないといけない。ただ、そんな気がするだけだけど、
貴崎世怜:こいつは間違いなく、力を強めてきている
貴崎世怜:「予定変更、かなあ」バスが近づいてくるのを見ながら、つぶやく
GM:−−数刻後。
GM:君は黄昏色に染まった街にいた。
GM:淡い橙が影を長く伸ばす。
貴崎世怜:バス停のベンチに一旦座り、煙草に火をつける。
貴崎世怜:「ほんとに黄昏の街って感じだなあ」紫煙を燻らせながら
貴崎世怜:いわゆるレネゲイド関連とか、そういう事件なのだろう。UGNの名前も出ていた。
貴崎世怜:来たはいいけど、だから何をするというのだろう。
貴崎世怜:「……とりあえず、誰か居るか、探してみるっすかねえ。はあ」
貴崎世怜:短くなった煙草を、影の上に落とす。影はタールのように波打って、吸い殻を飲み込んでいく。
???:「−−こんな人気のない街で、探し物かな?」
???:いつの間にか、男が隣に座っている。
貴崎世怜:「……えっ」
貴崎世怜:「うわっ、えっと」
???:白い長髪をたなびかせ、手にはステッキを携えている。
御綿笹霧:君は、彼を知っている。
貴崎世怜:「み、御綿さん!」
御綿笹霧:「やあ。久しぶりだね世怜。奇遇だ、と言った方がいいかもね?」
貴崎世怜:「ど、えっ、なんでここに」
GM:御綿笹霧。以前、とある事件で共に戦ったボディガードだ。
貴崎世怜:「お、お久しぶりっすね、あ、あはは」
貴崎世怜:頬を指でかく。軽く混乱している。
御綿笹霧:「それはこっちのセリフだよ!どうして君がこんな危ない場所に来てるんだい?ここは言わば、ジャームの腹の中だよ?」
貴崎世怜:「どうしてって、あー、その……」
貴崎世怜:「ちょっと、調べ物というか……」目線が影に落ちていく
御綿笹霧:「そうか。まあ、私も似たようなものだけれどね」
御綿笹霧:「ああいや。一応仕事だよ。うん」
御綿笹霧:両手で、ステッキの柄を弄ぶ。
貴崎世怜:そういえば、出ることを考えていなかったことに気づき、自分の浅慮さに軽い目眩を覚える。
貴崎世怜:思い立ったとおりにして、後悔したことは今まで何度もあったのに。
貴崎世怜:「仕事……また誰か、守ってるんすね」
御綿笹霧:「そうだね。……合流は、これからだけれども」
貴崎世怜:「そうっすか……じゃあ、えっと」わたしはこれでと言いかけて、この街が普通の街じゃないことを思い出し、急に心細くなる。
御綿笹霧:「ああ、だけど世怜、君は幸運だ。なんたって、ここでこうして私に出会えたのだからね!」
貴崎世怜:「あっ、いやっ、でも御綿さんお仕事あるんじゃ、いやそのわたしはっすね」
貴崎世怜:曰くジャームの腹の中。街一つを飲み込むほどの力。
貴崎世怜:「あ、その……」
貴崎世怜:「邪魔にならないように、するんで……その」
貴崎世怜:その中で、これほど頼りになる人が、目の前にいる。
御綿笹霧:ふふ、と目を細めて笑う。
御綿笹霧:「大丈夫。人手は多いに越したことないさ」
御綿笹霧:「それとも、私は君をここで放って行くほど薄情なヤツに見えていたのかい?ショックだなあ」
貴崎世怜:「……よかった。その、よろしくおねがいするっす。にひひ……」にへら、と笑う
貴崎世怜:「えっ!?そ、そんな!いや!そんなことは!」
御綿笹霧:「ふふ、冗談だとも。それじゃあ、共にお姫様を助けに行こうじゃないか!」
御綿笹霧:立ち上がり、大げさに手を広げて。
貴崎世怜:「お姫様……」
貴崎世怜:「力になれるよう、頑張るっす」
御綿笹霧:「うん。助かるよ」
貴崎世怜:以前会った時は、恥ずかしいところを見せてしまったから、今回はせめて、力になれるよう。
貴崎世怜:また影がざわめく。世怜しか気づくことはないだろうが。
御綿笹霧:黄昏色の街を眺め。歩き出す。
貴崎世怜:(まだ、わたしは渡さないぞ)影をじっと見る。
御綿笹霧:「……《ワーディング》が『濃い』場所がある。多分、他の者も気づくだろう」
御綿笹霧:「先ずは、そこに行こう」
貴崎世怜:「……そっちに向かえば、その『お姫様』もいる、と」
御綿笹霧:「恐らくは、ね」
貴崎世怜:「お姫様……」
御綿笹霧:「……世怜?どうしたんだい?」
貴崎世怜:「あ、いや。別に、なんにも、ないっす。」
御綿笹霧:少し考えるような仕草をして、
御綿笹霧:「そう言えばここにもお姫様はいたんだったね」
御綿笹霧:くす、と笑みを見せ
貴崎世怜:「へっ」声が裏返る
御綿笹霧:「じゃあ行くとしようか、お姫様」手を差し伸べる。
貴崎世怜:「えっ、いやっ、あの」
貴崎世怜:顔が赤い。頬に手を当てる。少しだけ熱い
貴崎世怜:「よ、よろしく、おねがいします……」
貴崎世怜:手をとる
御綿笹霧:「ふふ。よろしく」
貴崎世怜:手の温かさを感じる。
貴崎世怜:まだ、感じる。
貴崎世怜:自然と握る力が強くなる。
貴崎世怜:はぐれないように。−−あの時みたいに離さないように。
御綿笹霧:−−手を握る。
御綿笹霧:これはもう、性分と言うよりは呪いのようなものだ。
御綿笹霧:危ういものを、放っておくことができない。
御綿笹霧:もうすぐ、手が届く。過去になってしまったものに。
御綿笹霧:それでも。
御綿笹霧:ここで手を放すのはアイツへの裏切りだ。
御綿笹霧:(……護る。必ず)
御綿笹霧:(細雪、お前を。そして、これから手の届くすべてを)
御綿笹霧:黄昏に広がる街。
御綿笹霧:"広域能力"。
御綿笹霧:それは、過去の影のようなもの。
御綿笹霧:……振り切って、歩く。
御綿笹霧:これから私は、影ではない過去に逢いに行くのだから。
GM:ロイスの取得が可能です。
貴崎世怜:御綿笹霧 P:安心感◎/N:不安で取得します
GM:アンビバレンツ!
GM:あ、NPCからもロイスを取得します。
貴崎世怜:人の感情は不安定なもの……
貴崎世怜:えっ
貴崎世怜:やったー
御綿笹霧:影/貴崎世怜/庇護:○/悔悟/ロイス
貴崎世怜:悔悟
GM:そんなかんじでシーンカット!オープニングは以上となります。
貴崎世怜:はい!
佐倉井ほたる:お疲れさまでしたー!
GM:シーンプレイヤーは紫青さんになります。
GM:まずは紫青さんの描写をして、皆さんはいいところでかっこよく乱入してください
烏紫青:では登場侵蝕をば。
斑鳩想:かっこよくw
貴崎世怜:かっこよく……
GM:敵の気配があるかもしれない
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+5(1D10->5)した(侵蝕率:47->52)
佐倉井ほたる:スタイリッシュに…
GM:『黄昏の街』。
GM:内部は、その名の通り黄昏に満ちていた。
GM:閑静な住宅街。立ち並ぶ電柱。遠くには病院だろうか。大きな建物も見える。
GM:人の気配はない。
烏紫青:草履で歩く町並みは、一見、何の変哲もない。日が暮れるには早すぎる、ということを別にすればだが。
烏紫青:それにこの人けのなさ……人がいない、と言うよりは。
烏紫青:(消された……か?)
烏紫青:(いや。元々人がいない空間として、まるごと造られた可能性もある)
烏紫青:〝彼女〟が言っていたことを思い出す。塗りつぶす、というその意味を。
烏紫青:「他に誰かいればいいのだがな……」
烏紫青:誰そ彼。影を見かけても、それはヒトとは限らないだろうが。
烏紫青:「猫の子一匹、カラス一羽見当たらん、と来た」
烏紫青:※イージーエフェクトでドクター・ドリトルを持っているので、動物と多少言葉もかわせる感じです。
烏紫青:「しかし」足を止めて、空を見上げる。
烏紫青:「いい色に染まったものだな」
烏紫青:まばゆい黄金と、緋色と、夜の間際で踏みとどまるような、あらがいの陽光が、幾重にも。
烏紫青:「綺麗だ、と褒めてやらなくてはな」
烏紫青:微笑んで、それから少し眉をしかめる。
烏紫青:「いや、それだと単純すぎか? もっとこう……女性が喜ぶ……うーむ?」
烏紫青:「……ま、まあいい。会ってからの方が、良い言葉も浮かぼうさ!」
烏紫青:てくてくあるき出す。
GM:そんな紫青の眼前、上方に。
GM:ぼんやりと光が走り、影を成し。
GM:それはやがて、一人の女性の像を結んだ。
烏紫青:「……!」
"ダスクメイカー":「ああ。来てくれたんだ」
烏紫青:「無論だ」
"ダスクメイカー":映像の彼女は言う。少しはにかんだ笑みを浮かべて。
"ダスクメイカー":「うん、僕も待ってた。」
"ダスクメイカー":「これが僕の大好きな黄昏の世界。そして、」
"ダスクメイカー":「きみにプレゼントするって約束した黄昏」
烏紫青:「ああ。とても綺麗だ、あの部屋のときよりも、更に」
烏紫青:「一面がまばゆく燃えている」空を見上げながら。
烏紫青:「このままきらきらと、光が降ってきそうな……そんな心地にさせられるな」
"ダスクメイカー":「そうでしょ、そうでしょ」
烏紫青:「思ったより早く会えてよかったよ」
烏紫青:本体ではないようだが、と口の中でつぶやきつつ。
"ダスクメイカー":「ふふ。僕も、すぐ見つけられて良かった」
"ダスクメイカー":「ああ。シセイ。やっぱりきみを……」
"ダスクメイカー":「……ねえ、シセイ。聞いて」
"ダスクメイカー":その表情が、真剣味を帯びる。
烏紫青:黙って耳を傾けます。
"ダスクメイカー":「この……少し先。」映像の指が道の先を示す。
"ダスクメイカー":「交差点になってるところ。そこら辺、少し変わった感じがすると思うんだけど」
烏紫青:前のOPで言われてた、ワーディングの濃い所、ですか?
GM:ここからでも感覚としてわかります。《ワーディング》が張られているような…それとは少し違うような、妙な感覚。
烏紫青:ほほう
GM:その通りです。同じ場所を指しています。
烏紫青:「ああ。実際、妙な感じがあるな」
"ダスクメイカー":「……気をつけて。それは、罠だから」
烏紫青:「近づくな、ということか? それとも、お前の敵がいるのか?」
"ダスクメイカー":「そこに行くと、ぼくの作った"子"たちが襲ってくる。きみだろうが、関係なしに」
烏紫青:「なるほど。確かにそういう護り手も必要だろうさ」
"ダスクメイカー":「…できれば、近づいて欲しくない。でも、多分この街を見て回るなら避けて通れないから」
"ダスクメイカー":「だから、気をつけて」
烏紫青:「なあに、貧道は暴力坊主よ。鉄火場ならお手の物だ、滅多なことにはならん」
"ダスクメイカー":「きみは……きっとぼくよりずっと強いひとだから、大丈夫だと思うけど」
烏紫青:まあ精神白兵なんで、肉体的にはひ弱なんですが
烏紫青:「ははっ」
"ダスクメイカー":「……うん。なら、きっと安心だ」
"ダスクメイカー":「僕は………」
"ダスクメイカー":「………シセイ」
"ダスクメイカー":「また、会いにくるよ」
"ダスクメイカー":泣きそうな、笑ってるような複雑な顔を見せて
"ダスクメイカー":その映像は消えてしまう。
烏紫青:「うむ、次はこちらから会いに行くさ」
烏紫青:「……すぐに見つけるとも」
烏紫青:さて、近づくなーとは言われましたが
烏紫青:街を見て回るなら避けて通れないってことは、そういう要所にある訳ですし。
烏紫青:敵が無限沸きするかもしれませんが、いっちょ下調べ的に突っ込んでいくのもアリですよねえ~?
GM:ですね〜〜!!
烏紫青:では交差点へ向かいますドスエ!
GM:イエス!
GM:交差点にやってくると、そこは異様な気配に満ちています。
GM:普通に調査に来るなら、真っ先にここが心臓部であると疑うことでしょう。
烏紫青:「やれやれ、瘴気というやつだな、これは」苦笑い。
GM:−−かたかた。からから。
GM:音が、する。
GM:球が、容器の中で転がるような、そんな音。
烏紫青:す、とそちらへ眼を向けます。
黄昏の人形:からからと。音を立てて異形の人形が現れる。
黄昏の人形:一体、二体、三体……更に、多くの人形が交差点の四方からやって来る。
烏紫青:「木偶か」懐から道教の経文を取り出す。
黄昏の人形:一体が、接近して紫青に掴みかかる。
烏紫青:「おっとっと」口調はおどけるがわりと痛い。
黄昏の人形:また別の一体が手を伸ばして来る。
烏紫青:だが、足元は敵のすねを絡め取っている。引き倒し!
烏紫青:「ちっ、次から次へと……」
黄昏の人形:倒された人形はその場で壊れ、砂となる。
烏紫青:けとばし!「動きはともかく、数が多いのは面倒だな」
烏紫青:いざという時は撤退できるよう囲みの隙間をうかがいながら、立ち回る。
GM:そう、人形たちの動きはとても緩慢ですが
GM:数がとにかく多い。
烏紫青:「……やはり生身のままではいかんか」諦めてエフェクトを使う。
烏紫青:開いたお経を読み上げます。『私は今から四十九の衛兵を遣わし、三十六天の魔王を監督させよう』
烏紫青:ふ、とその姿が消え、
烏紫青:『魔王は降って来て、誓って言うだろう』
烏紫青:人形たちの背後を取り、その手が飴細工のように、人形を叩き割った。
烏紫青:『今から後、道なる太上の口より発せられた命令に従い、もし下役の鬼どもに戒めをせず』姿が消える。
黄昏の人形:ぱきん。叩き割られた人形は軽い音を立て、霧散する。
烏紫青:『罪もないのに囚われ、ゆえなくして死ぬ者を出させるようなことがあったなら』姿が現れ、人形が砕かれる。
黄昏の人形:ぱきん。
黄昏の人形:ぱきん。ぱきん。
烏紫青:『その時は我々魔王がまず罪を問われねばならないと』ばりん、ばりん、涼やかに、冷たく、耳障りに。
烏紫青:「ええい! 多いぞ!」
烏紫青:悪態が口をつく。この身に宿る力は、少なからず己を蝕み、理性を削る。
GM:紫青の技の前にあっさり倒れる人形たちだが、まだ、沢山の数が押し寄せて来る。
烏紫青:(……そろそろ、潮時だな)撤退しようとするが、運悪く囲みを突破しづらい布陣だ。
烏紫青:「くっ……!」
GM:その意識の隙から、人形の手が−−
佐倉井ほたる:ではそこに。場違いな、榊の枝と鈴が擦れる音。神事(かみごと)を為す、爽やかな風が吹く。
佐倉井ほたる:「あまたのつみけがれ、まがごとをはらひたまひきよめたまへ——」ぎじ。ぎりぎりぎりり---
佐倉井ほたる:短い詠と共に伸び来たりた幾重もの刃が、周囲の人形を斬り砕き壁を為す!
烏紫青:「哎呀(おお)!?」
佐倉井ほたる:「そこのかた!ご無事ですか!?」
烏紫青:「仔細ない!」
佐倉井ほたる:ふわり。軽く、茨めいて刃を連ねる和装の少女が降り立つ。
御綿笹霧:その反対方面。人形たちの層が、次々に削られて行く。
烏紫青:「あちらにも誰か……」
御綿笹霧:白い杖を、旋風のように操り、巧みに一体一体、打ち壊してゆく。
佐倉井ほたる:「もんだいありません、味方の方です!」
御綿笹霧:やがてその白い風は、紫青の側に立つ。
御綿笹霧:「やあ、パーティーに出遅れてしまったかな!それとも、」
御綿笹霧:背後の人形に向け、軽く体をひねり一撃を加える。
御綿笹霧:「これからが本番かな?」
御綿笹霧:「そしてナイスカバーだほたる!」
佐倉井ほたる:「ふふ。こちらこそありがとうございます、”しろふぉん”さま」
烏紫青:「君はほたると言うのか。貧道は烏紫青、通りすがりの暴力坊主だ」
烏紫青:「しろふぉん……コードネームのたぐい。まあ、場所が場所だけに、その筋の方々だな?」
御綿笹霧:「なぁに、私はただのボディーガードさ!そこのお嬢さんの護衛を頼まれてね!」
佐倉井ほたる:包囲は薄くなった。「…、あう。はい、わたしは佐倉井ほたると申します。どうかよろしく、台湾島の僧侶さま」
貴崎世怜:御綿笹霧の来た方より後ろ、残っていた人形が次々と糸の切れたように倒れて行くのが見えるだろう。
烏紫青:「おや、どこかでお会いしたかな?」>台湾
佐倉井ほたる:「?詠がきこえましたもの。ですから、その筋の方なのかと…。あっ」倒れ行く人形の方を見て一瞬目を輝かせる。
烏紫青:「はは、なるほど。さといことだ」にっこり(よく聞き分けられたなーとか思ってる)
貴崎世怜:それも、自らの影に何かを吸い取られるように、かたりかたりと倒れていく。
貴崎世怜:その奥に、息を切らした眼鏡の女が見える。
烏紫青:「そして、あちらにももうひとりか」世怜さんを見ます。
佐倉井ほたる:「世怜さん!大丈夫ですか?」
貴崎世怜:「はぁ、ま、待ってくださいって……」
貴崎世怜:体力は、ない!
御綿笹霧:「世怜、良いフォローだ!でも無理はしないようにね!」
貴崎世怜:「だ、大丈夫っす。はい」なんとか息を整えつつ
貴崎世怜:「あっ、えへ……じゃなくて。む、無理はしてないっすから」
烏紫青:(セレン、しろふぉん、ほたる。もしや三つともコードネームか……)
佐倉井ほたる:「いえ、世怜さんのおかげで、だいぶ間が空きました。これなら…!」
斑鳩想:そのとき、黄昏の空に、場違いな雨が降る。
斑鳩想:ぽつぽつ、ぽつぽつと。人形たちに、細かな雨粒が降り注ぐ。
斑鳩想:「いまー、わたしのー、ねがーいごとがー」「かなーうなーらばー」
斑鳩想:場違いな歌声もひとつ。「つばーさーがー、ほしーいー」
斑鳩想:そして次の瞬間、降り注ぐ雨粒が『横』に揺らぎ、散弾銃のように弾け飛ぶ!
黄昏の人形:弾け飛んだ雨粒に砕かれ、多くの人形が崩れ去る!
斑鳩想:「これなら……皆やっつけたかな?どう?」
烏紫青:「いやはや、あたりがさっぱりしたものだ」拍手
御綿笹霧:「いや、すごいな。想くんのおかげで殆ど片付いたよ」
貴崎世怜:「うわ、すっごい……」
佐倉井ほたる:「あいかわらず、すっごい威力…。でも、斑鳩くんのって歌う必要あったっけ…?」
御綿笹霧:「あとは、んー、ざっと、4グループってところかな。」※4トループ
御綿笹霧:「一つは私が受け持つから、残りを皆に頼もうかな」
烏紫青:「ふむ、ではもう一働きするとしようか」
佐倉井ほたる:「ありがとうございます。此方もはやく片付けてしまいましょう!」
斑鳩想:「はいはーい。ほらほら、世怜ちゃんもがんばろ!」
貴崎世怜:「へっ、あっがんばる。世怜ちゃんがんばるっす」
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:38->41)
斑鳩想:1d10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 7[7]+36 → 43
佐倉井ほたる:40+1d10
DoubleCross : (40+1D10) → 40+1[1] → 41
佐倉井ほたる:よし、侵食低めだぜ
GM:では、ミドル戦闘です。
貴崎世怜:ヒヒヒ……戦闘じゃ……
GM:敵は、黄昏の人形が3トループ。
GM:全て同じエンゲージで、PC達との距離は5mです。
GM:では、セットアップから。
GM:エネミーからは何もなしです。
佐倉井ほたる:セットアップなしです。
烏紫青:セットアップないです
貴崎世怜:原初の黄:得意領域 侵蝕+3 ラウンド中〈RC〉ダイス+3 使用します
斑鳩想:ないです!
貴崎世怜:侵蝕41→44
GM:では、イニシアチブ。紫青さんから!
烏紫青:うーん、侵蝕は抑えたいが、やはりバックスタブをやらずんば
烏紫青:マイナー移動
烏紫青:オート|禹歩(うほ)>《縮地》:侵蝕+2
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+2した(侵蝕率:52->54)
烏紫青:一番手近な人形とエンゲージします。三番かな。
烏紫青:コンボ|勾魂手(こうこんしゅ)>《コンセントレイト:ノイマン》+《コントロールソート》:侵蝕+4
烏紫青:(8+0+0)dx+4@8
DoubleCross : (8R10+4[8]) → 10[1,3,5,6,8,8,9,10]+10[5,6,6,9]+10[10]+1[1]+4 → 35
烏紫青:どうだっ!
GM:うおー
黄昏の人形:ドッジします。
黄昏の人形:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 9[1,3,4,5,9]+1 → 10
GM:ダメージどうぞ!
烏紫青:ではダメージを出します。ガード装甲有効、この火力固定値には《バックスタブ》の効果が乗ります。
GM:イエス!
烏紫青:4D10+21
DoubleCross : (4D10+21) → 24[3,10,2,9]+21 → 45
GM:あ、そのダメージは落ちます。
GM:3番撃破!
貴崎世怜:ヒューッ!
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+4した(侵蝕率:54->58)
烏紫青:では演出します!
烏紫青:北斗七星の形に歩む、呪術的ステップ。禹歩、と呼ばれる術は、空間の隙間へ潜り込む。
烏紫青:空間から隙間へと動く時、空間が元に戻ろうとする力を、そのまま引っ掛ける小技が彼は得意だった。
烏紫青:「一粒變河沙本處孤魂來受納!」
烏紫青:(一粒が河の砂のように多くなり、本処の孤魂は来て受納する)
烏紫青:勾魂手とは、冥府から遣わされて魂を持っていく官吏だと言う。
烏紫青:ゆえに、確実に命を奪うこの手は、そのように呼ばれる。
烏紫青:いつものように——眼の前の人形たちは、砕けて砂に変わった。
烏紫青:いじょうです!
GM:ヒュー!
GM:では、次は世怜ちゃんor想くん!
斑鳩想:ぼくからいきたい!
貴崎世怜:いえい!
貴崎世怜:どうぞ!
GM:OK!
斑鳩想:はい!
斑鳩想:「(あのお兄さん強そうだな……)」横目に見つつ、歌は続く。
斑鳩想:マイナーアクションはなしです。メジャーアクション、《雨粒の矢》《サイレンの魔女》《惑いの一撃》。
斑鳩想:敵トループすべてに攻撃します。
斑鳩想:4dx+4
DoubleCross : (4R10+4[10]) → 10[6,7,10,10]+9[6,9]+4 → 23
斑鳩想:わっやった! 《惑いの一撃》効果で、ドッジダイスが−4個です。
黄昏の人形:-4!
黄昏の人形:1個だけ振れるので頑張ります。
黄昏の人形:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 5[5]+1 → 6
黄昏の人形:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 6[6]+1 → 7
黄昏の人形:かなしみ
黄昏の人形:ダメージどうぞ!
斑鳩想:いえい
斑鳩想:3d10+25
DoubleCross : (3D10+25) → 26[9,8,9]+25 → 51
斑鳩想:装甲値不可だぞ!
GM:???
GM:??????
GM:何だこの出目
GM:しかも装甲無視
GM:こわっ!!
烏紫青:固定火力も凄いけど出目がやばい
GM:当然どちらも落ちます。
貴崎世怜:殺意がすごい
斑鳩想:ビギナーズラックかな…!
斑鳩想:演出します!
GM:どうぞ!
斑鳩想:紫青さんの攻撃の合間、合間。雨粒の散弾銃が、容赦なく敵を貫く。
斑鳩想:人形の操り糸を叩ききるかのように、一体、一体。地面に叩きつけられていく。
斑鳩想:「——あれ」
斑鳩想:「もう終わり?」
黄昏の人形:人形達は答えない。いや、
黄昏の人形:もう、人形だったものは全て、砂となって消え失せた。
GM:戦闘終了です。
御綿笹霧:もう一方でも、人形達は片付いている。
御綿笹霧:「やあ、みんな無事かな?無事だね!」
御綿笹霧:振り返り、微笑む。
佐倉井ほたる:「…。えっと。いまのところ、みんな片付いたみたいですね。みなさま、おつかれさまでした」ぺこり。
斑鳩想:「無事だよーっ」歌声とともに雨は止む。
御綿笹霧:「うん。どうやらこれで打ち止めみたいだね。お疲れ様!」
烏紫青:懐から手提げの鐘を取り出し、軽く鳴らして、またしまいます。
貴崎世怜:「……ふぅ、いやあ、すぐ終わったみたいで……。よかった」ほっとしている
佐倉井ほたる:ぞわり、と。伸びた刃が着物とその奥へまとめられ納められる。
貴崎世怜:「でも、想くんすっごいっすねぇ。一網打尽って感じで」
烏紫青:(最後の彼女だけ戦闘力が見れなかったな……支援専門でもなさそうだが)世怜さんを見てます。
斑鳩想:「えーっ、そんなことないよ。こんなにカヨワイのにっ」ぶりっ子ポーズ。
佐倉井ほたる:「ふふ、斑鳩くんはすごいんですよ」にこにこしながら。
御綿笹霧:「頼りになるかよわさだなあ」
斑鳩想:「や、やめてよこの空気! ほたるちゃんめ!」
佐倉井ほたる:「ふふふ。さっきのおかえし、です」
烏紫青:「はは。どうやら部外者は貧道だけのようだな」
斑鳩想:「あっ、お兄さん。ケガとかは…してなさそうだね」てくてくと紫青さんに寄ろう。
烏紫青:「日頃鍛えておるからな」
烏紫青:やられるまえに やった !
貴崎世怜:「そういえば、なんなんすかねぇ、あの人形」人形達のいたであろう場所を見つつ
斑鳩想:「お兄さんも、人形を調べに来たの? それともただ巻き込まれた人?」
佐倉井ほたる:「倒れてしまえば、すぐに砂になりましたね…」斑鳩くんの言葉と共に烏さんを見る。
烏紫青:「ああ、【人形を調べに】来た」
烏紫青:嘘はいってない。
御綿笹霧:「ここに入り込んだオーヴァードを始末する機構というところだろうね」
御綿笹霧:紫青さんに視線を向ける。
佐倉井ほたる:「防人、というわけですね。では…あまり一か所に留まるべきでないかもしれません」その視線に気づかずに。
御綿笹霧:「………うん。私もほたるに賛成だ。場所を移そう」
御綿笹霧:「そして、今後の方針について考えて行くのがいいだろうね」
斑鳩想:「そしたらぼくらと行動したらいいよ! ぼくらもここを調べにきたんだ」
烏紫青:「その方がこちらもありがたい。さきほどは少々、危うかった」
貴崎世怜:「数は多いほうが、いいって言いますしねぇ」
佐倉井ほたる:「…?」なにかあったのだろうか。「って、斑鳩くん、いきなりは…うっ」あっさり受け入れられてちょっと出花が挫かれる。
斑鳩想:「ほたるちゃんだって、『あそこに襲われてる人がいます!』ってまっさきに駆け出したじゃん」
斑鳩想:「一緒に行動した方が安心だよ。みんなで行こ行こ、別の場所…」
佐倉井ほたる:「うっ…、ま、間に合わなきゃどうしようもなかったですから…っ」顔を背ける。すこし首筋が赤みを帯びてる。
御綿笹霧:「ここから少し離れた場所に、大きめの家があった。そこにお邪魔させてもらうのはどうだろう?どうも、商店の類が見つからないからね」
貴崎世怜:「さすがに不法侵入になったりとか……しないっすよねぇ。人の気配も、これっぽっちもないし」
貴崎世怜:ちょっとビビっている
烏紫青:「この場の特異性からして、おそらく誰もおらん空き家であろうしな。落ち着ける場所だろうさ、賛成だ」
佐倉井ほたる:「ぅう…。わ、分かりました!じゃあそこにお邪魔させて頂きましょう!!」誤魔化すように気持ち大きい声で。
斑鳩想:「そういうことでー」ほたるちゃんの隣でにこにこしている。
貴崎世怜:(あー、癒やされるなあこのふたり)見ながらにこにこ
GM:ロイスと購入なんかが可能です。
GM:PC間ロイスも、今取っちゃうといいかもしれない。
GM:PC1→PC3→PC2→PC4→PC1
GM:なのでよろしくなのだ
佐倉井ほたる:ロイスは…。うーん世怜さんだけとっちゃおう。
烏紫青:ほたるちゃんに取るとします
烏紫青:ET
DoubleCross : 感情表(90-6) → 好意(こうい) - ○脅威(きょうい)
貴崎世怜:PC間ロイスだけ取っときます 想くんだ
烏紫青:●P:好意/N:憤懣で取得します。あー、いい子だなーって感じ。
佐倉井ほたる:貴崎 世怜 〇庇護/共感 で。普段ちょくちょく危なっかしいので気にしてるし、どこか似通ってる所を感じる。
貴崎世怜:女子小学生に心配されてる……
斑鳩想:紫青さんに取ります。 好奇心:○/猜疑心 で。ただ者ではないな~という感じです
佐倉井ほたる:生意気で申し訳ないぜ…w あ、購入で何か必要なものとかありますかい
佐倉井ほたる:能力訓練:社会があるので結構4dx+3くらいで触れる
斑鳩想:すごい
烏紫青:まずは自分でボディアーマーに挑戦してみます!
烏紫青:(2+0)dx+1@10>=12 <調達>
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 2[2,2]+1 → 3 → 失敗
貴崎世怜:斑鳩 想 ◎好意/脅威で取得しましょう いい子だけどすごい力だ……
烏紫青:おっと財布からお金をおとしたようだ!
斑鳩想:ボディアマッ
斑鳩想:3dx>=12
DoubleCross : (3R10[10]>=12) → 10[1,6,10]+5[5] → 15 → 成功
佐倉井ほたる:強い
斑鳩想:えっやったあ
佐倉井ほたる:私もぼであま。
佐倉井ほたる:能力訓練:社会起動、器物使いで一体化。
貴崎世怜:つよい
佐倉井ほたる:4dx+4=<12
DoubleCross : (4R10+4[10]<=12) → 9[7,7,8,9]+4 → 13 → 失敗
貴崎世怜:成功してる……
佐倉井ほたる:成功してるけど式間違えてる!!
GM:不等号が逆だ
烏紫青:あ、ほんとだDXじゃなくて足し算
烏紫青:違うか
佐倉井ほたる:なんかボケてて申し訳ない!ボデアマ烏さんいるなら渡すよ!
貴崎世怜:応急手当でもチャレンジしてみようかと思ったけど……HP減る局面あるかなあ
烏紫青:でもHPは私頑丈なほうだからなあ
烏紫青:また再挑戦するゆえ今は大丈夫です!
佐倉井ほたる:了解です。ではわたしで装備しておきます
貴崎世怜:とりあえずダメ元ボディアーマー
貴崎世怜:1dx+1>=12
DoubleCross : (1R10+1[10]>=12) → 6[6]+1 → 7 → 失敗
貴崎世怜:当然の失敗
GM:では、シーンカットです。
GM:シーンプレイヤーはほたるちゃん。
GM:登場自由です。
佐倉井ほたる:わあい、出るぞ
斑鳩想:出ます!
GM:みんなで自己紹介したり情報共有するシーンですね
佐倉井ほたる:41+1d10
DoubleCross : (41+1D10) → 41+5[5] → 46
斑鳩想:1d10+54
DoubleCross : (1D10+54) → 8[8]+54 → 62
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+9(1D10->9)した(侵蝕率:58->67)
斑鳩想:ぐいぐいあがる
GM:高い・・・
烏紫青:ゴフッ
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:44->54)
GM:みんな高い!
貴崎世怜:ウワーッ
佐倉井ほたる:みんな高くない??
貴崎世怜:たっかい……
烏紫青:侵蝕ボーナスが増えたよ! やったね!(やったか?)
GM:住宅街にある、大きな屋敷。
GM:今、そこに人の気配はない。
GM:なんか良い感じに広いお屋敷なので、皆さんの都合で部屋を生やしたりして大丈夫なやつです
斑鳩想:自由な発想!
斑鳩想:廃墟というわけではないんですよね
GM:はい、綺麗なおうちです。
GM:ぴかぴか!
佐倉井ほたる:あめりか富豪てきなぷーるとかあるのかもしれない
烏紫青:水回りや電気や食料は使える感じでしょうか?
GM:使えて良いでしょう!サバイバルは今回の趣旨ではない!
貴崎世怜:書斎とか隠し地下牢とかありそう
佐倉井ほたる:それは実家でしょ世怜さん
貴崎世怜:えっこわい……そんな地下牢あるの……
佐倉井ほたる:えっないの…?
烏紫青:貴崎家……
貴崎世怜:座敷牢ならありそう
烏紫青:食料はありがたし!
貴崎世怜:食料やったー!
烏紫青:自己申告しておくと、芸術:調理があるので、普通の家庭料理(台湾寄り)が出来る感じです。
斑鳩想:たよれるう
烏紫青:感覚は1なのですごく美味しいわけではなく、こう、おばあちゃんちの素朴な家庭料理みたいな……感じ……
貴崎世怜:イケ僧侶!
佐倉井ほたる:いえーい出来るひとだーっ
斑鳩想:じゅうぶん美味しそう…
烏紫青:じゃあ台所とか冷蔵庫とか確認して
烏紫青:「食事が必要になったら、多少慣れがある」とPCとしても宣言しておきます。
烏紫青:「ただ、貧道は日本でも中華街住まいだからな、日本人の食習慣はよく分からん」
御綿笹霧:「それはありがたい!大丈夫、中華料理が嫌いな日本人はそういないさ」
御綿笹霧:こちらはざっと屋敷の部屋などの確認をして来たところ。
烏紫青:「とりあえず一日三食、朝は粥と付け合せで良いか?」
※中華圏の朝はとても軽い。
烏紫青:多分ガチの中華食材とかは置いてないだろうから、合わなさすぎるなんかになったりはしないでしょう
貴崎世怜:「中華!へぇ~」ちょっと興味がある
佐倉井ほたる:「用意していただく側ですし、よろこんで。お手伝いが出来ることがあるなら仰ってくださいね」にこにこ。
斑鳩想:「ええっ、さっさと解決して、今日中に帰るんじゃないのぉ?」
御綿笹霧:「お茶なんかがあるといいね。ほら、そこのリビング、良い感じのソファーとテーブルがある」
御綿笹霧:「そこでまずは自己紹介や現状確認をしようじゃないか」
烏紫青:「そうだな、よそ者は貧道だけのようであるし」苦笑
貴崎世怜:「なかなか今日中ってわけには行かないんじゃないっすかねぇ」
佐倉井ほたる:「まだなにもわからないんですから…。ほら、ああ言われてますし」
烏紫青:くいしんぼなので食事の心配から入ってしまった。
佐倉井ほたる:食事は大事だぜ。
御綿笹霧:「早く解決するに越したことはないけどね。この街の異常は広域に渡っている。ある程度は腰を据えた方がいいと思うな!」
御綿笹霧:そんな風に言いながらソファに腰掛けます。
貴崎世怜:「あっ、そうだ自己紹介!」
貴崎世怜:「貴崎世怜って言う者っす。その、ま、呪い師なんかをやってます」よろしくおねがいしますと会釈する
斑鳩想:「世怜ちゃん、あわてんぼさんで可愛いよねえ」
斑鳩想:ソファにぽすっと座る。「ぼくも、世怜ちゃんとは今日初めましてなんだよ!」
佐倉井ほたる:「斑鳩くん…からかっちゃいけませんよ」じと目。
貴崎世怜:「あわてっ……いや、大事っすよ想くん自己紹介は!」
烏紫青:「おや、全員が全員というわけでもなかったか」早とちり
斑鳩想:「からかってないもーん」からかってる顔。
烏紫青:なごむなー、という顔
佐倉井ほたる:「ほんとうですかあ…?よくそんなことするから、気を付けてくださいね世怜さん」
御綿笹霧:「だ、そうだよ。気をつけなさい、世怜」
貴崎世怜:「気をつけるっす……」頬をゆびでかく
斑鳩想:「えっとー、ぼくとほたるちゃんが知り合いで、ほたるちゃんと世怜ちゃんと御綿さんが知り合いで…」
斑鳩想:「で、ぼくの名前は斑鳩想!」紫青さんに。
烏紫青:「イカルガ、锡嘴雀……だな」
斑鳩想:「こっちはほたるちゃん」隣のほたるちゃんを指差す。
烏紫青:「うむ、先ほど自己紹介された。この流れだと、二つ名ではなく本名のようだな?」
佐倉井ほたる:「む…、佐倉井ほたる、と申します」ぺこり。ちょっと繰り返しになっちゃうかな。
佐倉井ほたる:「そうですね、ちゃんと一族から与えられた名前ですから」
烏紫青:ふむふむと頷いてる
烏紫青:この子めっちゃお辞儀して丁寧だなあとか恐縮してる。
斑鳩想:「で、御綿さん」さらに隣の御綿さんを指差す。
御綿笹霧:「うん」
御綿笹霧:「御綿笹霧だよ。ほたるのボディガード兼、世怜の保護者役だ」
貴崎世怜:「保護者……」
御綿笹霧:「あと、言うまでもないけどみんなオーヴァードだね」
烏紫青:「ミワタ・ササギリ……聞き覚えがある」
烏紫青:「そうか、しろふぉんは二つ名であったか」
御綿笹霧:「そう、そっちはコードネーム。本名の方が有名って言うのも、変な感じだけどね」
烏紫青:「確か、FHでも何度か仕事をしておっただろう。良い護衛だと評判の」
御綿笹霧:「うん。FHにも色々お世話になってるよ。敵対することもあるけど……まあ、フリーだしね。」
烏紫青:「名が売れるというのも、不如意なものよ。しかしこちらとしては助かる、FHセル・天烏般黒の〝活無常〟だ」
烏紫青:「ま、休暇中のFHだがな」休暇中、を強調する。
斑鳩想:「む」
貴崎世怜:「えっ、FHって……」
御綿笹霧:「天烏般黒……か。うーん、聞いたことあるような、ないような」
佐倉井ほたる:「ふぁるすはーつ…の方だったのですか」びっくり。目がまるくなる。
斑鳩想:「ぼくらのこと襲わない?」可愛らしく首をかしげる。
烏紫青:「今の所、そうする理由はないな」肩をすくめて。
烏紫青:「むしろ危ういところを助けられた恩がある。仮に敵対するとしても、一度はこちらも容赦しよう」
御綿笹霧:「FHっていうのはね。別に人に害なすことを目的とした集団ではないんだよ」
御綿笹霧:紫青さんをフォローするように口を開く。
御綿笹霧:「ただ、目的のためには手段を選ばなかったり、レネゲイドのことを公にすることをためらわなかったり、というだけのことなんだ」
御綿笹霧:「だから、ひとくちにFHと言っても、色んなひとがいる」
佐倉井ほたる:「……。わたしは、通信も通じないこの閉じ込められた状況ですし、敵対しないなら平気ですけれど」
佐倉井ほたる:ちらり、と。世怜さんと斑鳩くんを見る。
貴崎世怜:「まあ……悪い人では……なさそうっすもんね」
斑鳩想:「容赦……戦わないってことだよね。ほたるちゃんのおかげだねえ」ほたるちゃんを見返す。
斑鳩想:「ぼくは敵対する気なんかないよー」
佐倉井ほたる:「…むぅ」ちょっと褒められたようで嬉しいけれど。無理は、してないかな。
烏紫青:「まあFHセルという言い方で悪ければ、オーヴァードによる台湾マフィアと思ってもらって結構」
烏紫青:くっ、挟まれる少年少女の甘酸っぱい感情。
佐倉井ほたる:「ああ、だから台湾島の…。そうですね、さっぱりしたひとのように思います」
御綿笹霧:「…私も、彼は共に戦うことができる人だと感じているよ」
御綿笹霧:「そもそも、敵意があるのだったらここで素性を明かす必要はないだろうしね」
烏紫青:「逃げ場もないしな」はっはっは
御綿笹霧:「ま。万が一があっても私が君たちのことは護るから、安心しなさい」
御綿笹霧:ウインクしながら。
斑鳩想:「きゃあ、かっこいーっ」あくまで能天気そうに足をバタつかせる。
佐倉井ほたる:「ん。信用させて頂きます」霧谷支部長が態々用意した方だ。
貴崎世怜:御綿さんは頼りになるなあと思っている
貴崎世怜:表情は緩い!
佐倉井ほたる:(…実際。あの縮地法…あれなら、奇襲も闘争も容易いでしょうし)
烏紫青:とても戦いになりそうにもない緊張感だ……!
烏紫青:はい、敵対するようなら縮地で全力逃走する予定ですね。
佐倉井ほたる:「では、まずみなさま呉越同舟と行きましょう」それならそれで、自分が守ればよいだけ。
御綿笹霧:「で。自己紹介も済んだところでさっくりと情報交換と行こうか」
御綿笹霧:「特に紫青くんはUGN側では知らない事情を知ってる可能性があるしね」
烏紫青:「情報と言っても……貧道は知り合いに会いにここへ来ただけだからな」
御綿笹霧:「へえ」片眉を上げる。
貴崎世怜:「知り合いって、他に誰か居そうにはないっすけど……?」
佐倉井ほたる:「台湾島の方がこちらに?どなたかお伺いしてもよろしいですか?」探すのを手伝えるかもしれません、と。
烏紫青:「まあ、大方この異変の原因であろう、という所だよ」
烏紫青:ほたるちゃんに笑いかけて。「いや、台湾から……というのは、こちらにも分からんのだ」と付け加える。
御綿笹霧:「………うん。そうか。うんうん」
御綿笹霧:「それなら、逢いに行かないといけないね」
御綿笹霧:涼やかに笑っている。
佐倉井ほたる:「それは、また…。ずいぶんすごい知り合いなのですね」なんとか絞り出す。その、境遇は…。
斑鳩想:「なになに御綿さん、ひとりで納得しちゃって」
御綿笹霧:「ああ………大切なひとなのだろう、と思ってさ」
烏紫青:「……ほんの、ちょっとした知り合い。それだけだ」
御綿笹霧:「……名前と特徴を聞いても?」
烏紫青:ふところには、まだ折られてない金紙がある。
烏紫青:「名前は、〝ダスクメイカー〟。他の名は知らん」
烏紫青:「言動は幼く無邪気だが、見た目は成人女性だ。この空の色を好いている」
御綿笹霧:「"ダスクメイカー"、か……」
御綿笹霧:「この空のために……ね。そうか……」
烏紫青:「他は……胸に埋められた、いびつな結晶体。それが目立つだろうな」
御綿笹霧:「それは……賢者の石かな。あるいは愚者の黄金か」
烏紫青:「さて、それがどちらかは判断がつかん。賢者の石に適合させようとしてはいたが、それが成功したかどうかは」
御綿笹霧:「いずれにせよ、強力なオーヴァードだろう」
烏紫青:「違いない。その力がどこまで及んでいるのかは、これからの調査待ちだな」
御綿笹霧:「……非人道的な実験、というのはどこの組織にもあるんだよね」少し遠い目をしながら
御綿笹霧:「FHのものがよく知られているけど、UGNだって全くやっていないわけじゃない」
烏紫青:「……」そこには答えず。
烏紫青:「貧道も少々侮りすぎた。ここで同行者が得られたのは僥倖よ」とみんなの方を見ます。
斑鳩想:「実験のハナシはまあいいじゃん!」割って入る。
斑鳩想:「とにかく、ダスクメイカーってひとがこの変な場所を作っちゃってるんでしょ」
貴崎世怜:「紫青さんの話を聞く限り、そうっぽいっすね」腕を組みつつ
佐倉井ほたる:「そうですね。いつまでも、空間をこのまちに広げさせていくわけにはいきません」
佐倉井ほたる:テーブルの上にあった、土産物や写真を見つめる。
貴崎世怜:「街の人達も、どうなってるかわからないっすもんね」
佐倉井ほたる:「それに。そのかたも、きっと待っていらっしゃるでしょうから」烏さんへ。「まちぼうけなんてさせないで、会いにいかなきゃいけません」
烏紫青:「うむ」ちょっと照れる
佐倉井ほたる:その顔をみてふふりと微笑む。
斑鳩想:「……」そんな二人を見ている。
貴崎世怜:「想くん、焼きもちっすか」小声で
烏紫青:きゃっ
斑鳩想:「ちがうよっっ」
佐倉井ほたる:「わわっ、な、なにかありましたか?」びっくり。
斑鳩想:「もーっ、なんでもないっ。世怜ちゃんのばかっ」ばたばたする。
斑鳩想:「ちなみに、ぼくは、ただ巻き込まれただけだからね! 世怜ちゃんもそうでしょ?」
貴崎世怜:うふふと微笑ましげに
貴崎世怜:「へっ、ああ、まあそうっすね。巻き込まれたというかなんというか……」
貴崎世怜:「巻き込まれに行ったというか……」どんどん小声になる
佐倉井ほたる:「せ、世怜さんあぶなっかしいとは前々から思ってましたけど…」ここまで重傷だったのかという顔で見ている。
烏紫青:重傷ww
烏紫青:「あー、てっきり調査隊と思っていたのは貧道の早とちりだったか」
烏紫青:「となると、他にもオーヴァードが迷い込んでいるかもしれんな」
貴崎世怜:「うう……」巻き込まれたことにしとけばよかったと頭を抱える
佐倉井ほたる:「そちらは、わたしと御錦さまですね。…以前のUGNの調査隊も、来られていたはずですし」
御綿笹霧:「…さて。その辺りも調査して行かないとならないね」
斑鳩想:「調べなきゃいけないことが多いねえ」
烏紫青:「こちらでも、以前送り込まれたエージェントが消息を断っている。何が起きたのやら……」
佐倉井ほたる:「でも、千里の道も一歩から。ひとつひとつ、片付けていきましょう!終わりがないものなんてないんですから」
烏紫青:「そう、日は落ち、また昇る。黄昏は……永遠には続かんのだ」
烏紫青:くすくすと、薄く笑った。
GM:そんな感じで、情報収集です!
GM:現在調査可能な項目はこちら!
GM:まずはこれだけ!
烏紫青:ふーむ、どちらも気になるが……難易度的に、自分はまず街の方かな
烏紫青:だが社会は2だ
貴崎世怜:調べるなら技能もコネもある街の方……だけどコネって使えるんすかね
佐倉井ほたる:これならシーン一発ですが5dx+4でいけるなあ
貴崎世怜:どこに居るんだよ噂好きの友人
GM:つかえますよー
GM:どこにいるかはわからないけどゲーム的には使えるので問題ない
佐倉井ほたる:呪術の演出をつければ…(震え
斑鳩想:OPにでてたよ!
烏紫青:使えるんだ……!(だがFHコネはFHのDロイス持ってないので使えないのだ)
貴崎世怜:やったー!ありがとう何処ともしれぬ所にいる噂好きの友人!
佐倉井ほたる:あっありがとうございますGM!
貴崎世怜:あんな情報屋友人じゃないやい!
GM:なんか…縁が力を貸してくれるんだよ…
貴崎世怜:絆だぜ……
佐倉井ほたる:力…。
佐倉井ほたる:あ、ではダスクメイカーの方行ってみますね
斑鳩想:おねがいします!
烏紫青:GOGO!
貴崎世怜:いえーい!
烏紫青:ほたるちゃんの器物使いが頼りになるぜ
佐倉井ほたる:能力訓練:社会と一体化。情報収集チーム起動。計:+3d+3.
佐倉井ほたる:5dx+4=>11 UGNで。
DoubleCross : (5R10+4[10]>=11) → 10[1,2,7,9,10]+2[2]+4 → 16 → 成功
佐倉井ほたる:よっしゃ。
GM:ヒューッ
佐倉井ほたる:情報収集チーム3→2.
斑鳩想:さすが!
貴崎世怜:やったー!
烏紫青:強い!
佐倉井ほたる:では町どうぞーっ
GM:行きますか!
GM:まとめて!
貴崎世怜:街行っていいでしょうか!
斑鳩想:おねがいします!
烏紫青:頼もしいぜ!
佐倉井ほたる:お願いいたしますっ
貴崎世怜:〈情報:噂話〉でコネ:噂好きの友人使用でダイス+2して3個で振ります
貴崎世怜:3dx+3
DoubleCross : (3R10+3[10]) → 5[2,2,5]+3 → 8
佐倉井ほたる:ぴった成功だ!
GM:成功!
貴崎世怜:ギリギリ……!
GM:では、二つとも開示します。
貴崎世怜:噂話3でよかった……
斑鳩想:えらいえらい!
GM:を調査可能になりました。
GM:以上です。
佐倉井ほたる:あ、GM。追加情報もこのシーンで振れますでしょうか
GM:はい、未判定のひとは振れますよー
斑鳩想:じゃあ振ります!
佐倉井ほたる:ありがとうございます。
GM:どうぞどうぞ!
烏紫青:やったー!
斑鳩想:紫青さんに、弱点についてをお任せして、ぼくは居場所を調べたいな
烏紫青:ではダスクメイカーにロイスがあるので、弱点について判定したいです。
斑鳩想:そういうことで!
斑鳩想:"ダスクメイカー"の居場所について、情報:UGNで判定します。コネ使用。
斑鳩想:6dx+1>=7
DoubleCross : (6R10+1[10]>=7) → 10[1,2,4,7,8,10]+4[4]+1 → 15 → 成功
烏紫青:つっよい
佐倉井ほたる:斑鳩くんつよい
GM:すごい
斑鳩想:やったー!
貴崎世怜:おおすごい
烏紫青:よーし私も。さすがに難易度5で失敗したくはないぞ。
烏紫青:(2+1)dx+1@10>=5 <情報:FH> そういえば侵蝕ボーナスあるんでした。
DoubleCross : (3R10+1[10]>=5) → 10[5,7,10]+4[4]+1 → 15 → 成功
GM:すごい成功!
貴崎世怜:つよい
烏紫青:紫青、おめーわかりやすく気合入れてんなあ
GM:絆の力…
斑鳩想:ひゅうひゅう
GM:では、開示します。
GM:「装置」の探索を次シーンから行うことが可能です。
貴崎世怜:すごい装置っぽさを醸し出してるんだな
GM:そ、装置〜〜!って感じです。
斑鳩想:なるほどなるほど
烏紫青:怪しい装置を探すぜぇ~
貴崎世怜:装置「メカっ、メカカッ」
佐倉井ほたる:探す…探す…
烏紫青:【肉体】……なんてことだ、ここで精神白兵マンの弱点が!
GM:精神白兵でもいいですよ!
貴崎世怜:〈白兵〉ならオーケーなのでは!
佐倉井ほたる:わたしにおまかせを(しゅばっ
GM:肉体か白兵、ですね
烏紫青:あ、肉体か白兵、なのですね
烏紫青:はい
佐倉井ほたる:あ、ほんとだ
GM:情報項目は以上です。
烏紫青:OP2で触らなかったのはこのためか……
佐倉井ほたる:了解ですー
斑鳩想:ふんふん
貴崎世怜:ほほほう
GM:調査ロールをしてもいいし、情報への反応ロールだけでもいい…
烏紫青:反応ロール入れたいけど、追加情報を開けた格好だから、最初に出た情報についてロールあるなら見ておきたい感じかな
GM:単独で反応ロールしても良いのですよ!
GM:他の方の情報を聞いた体で
斑鳩想:まざります!
GM:どうぞどうぞ
烏紫青:カモン!
斑鳩想:じゃあ、全員でこれらの情報を共有した後、すこし解散となったところで
斑鳩想:紫青さんのもとに近づいていきます。
烏紫青:退室しようとして足を止めます。「おや、貧道に御用かな?」
斑鳩想:「うん、お兄さんに聞きたいことがあってねー」
斑鳩想:「ダスクメイカー、ジャームになってるって、知ってたの?」
烏紫青:「だから、会いに来た」
斑鳩想:「それって」
斑鳩想:「殺すってこと?」
烏紫青:ふ、とまぶたを伏せる。
烏紫青:それも一瞬のこと。「言葉を飾らなければ、そういうことだ」と目を開ける。
斑鳩想:「そっか」
烏紫青:「貧道は、道教の祭祀を司る。肉食妻帯……いや独身だが……人を殺す、暴力坊主でもな」
烏紫青:「せめて、弔う者ぐらいいても、良かろうと思ってな」
斑鳩想:「お兄さんがさ、ダスクメイカーと出会った瞬間、ぼくらを裏切ったらどーしよっかなって考えてて」
斑鳩想:「そうじゃないなら、良かったや」
烏紫青:「頼もしいことだ」
斑鳩想:「裏切らないでね」顔を覗き込む。
烏紫青:視線を真っ向から受け止めて笑う。
烏紫青:「叛徒消失吧(裏切り者は消えろ)」
斑鳩想:「……」「???」
烏紫青:「オレはな、この世で三つ、どうしても許せないものがある。その一つが、裏切りだよ」
烏紫青:ぎしり、と。口の端がきしんで歪んだ。
烏紫青:「少なくとも、お主らには先も言った恩義があるしな」ぱっと、元の愛想のいい顔になります。
斑鳩想:「そればかりは、ほたるちゃん様様だなあ」こちらも、にこにことした表情に戻る。
烏紫青:「うむ、あれはいい子だ」
烏紫青:「お主も大切にしてやれよ?」ニコニコ
斑鳩想:「んーー? ふふ」くるっと背中を向ける。「あのね」
斑鳩想:「ぼくのどうしても許せないものは『非人道な実験』ってやつだから、たぶん、あなたのことも許せないんだけど」
斑鳩想:「ほたるちゃんの前にいるときはね、良い子でいるって決めてるから」
斑鳩想:「ひどいことしないでね」
烏紫青:「別に許す必要もなかろうよ」
烏紫青:ダスクメイカーを実験したのは、天烏般黒ではない。しかし、〝失敗した実験体〟を始末してきたのは自分だ。
烏紫青:直接にせよ間接にせよ、大した違いはない。言い訳にもならないだろう。
斑鳩想:「……やっぱ関わってんじゃん」
斑鳩想:「サイアク!裏切り者っ」冗談めかして言って、表情を見せぬままぱたぱた離れていきます。
烏紫青:「……叔父上が気に入りそうな少年だ」目を細めてそれを見送ります。
烏紫青:だから。裏切り者が、嫌いなのだ。
烏紫青:口の中でつぶやいて、その場を去っていきました。
GM:ロイス・購入が可能です。
烏紫青:斑鳩くんに取りたいです!
斑鳩想:紫青さんにロイス取得します!
佐倉井ほたる:ろ、ロイスは保留で
烏紫青:イフリートの腕効果でネガ感情が憤懣固定だが、それはさておき
斑鳩想:あっちがうわPC間ロイスで取得してるじゃんね
烏紫青:そういえばそうでした
斑鳩想:感情変更します!
斑鳩想:好奇心:○/猜疑心 ⇒ 好奇心/不安:○ です。
烏紫青:斑鳩想 ●P:一目/N:憤懣 で!
烏紫青:今のメンバーの中から、突出して凄いやつだぜ、みたいな印象で「一目」です
斑鳩想:や、やったあ~~~~!!
烏紫青:あ、もう七枠埋まってしまった。しょうがないね。
GM:紫青さん、ほたるちゃんだぶってません?
貴崎世怜:まだ一枠残ってませんか
佐倉井ほたる:本当だ!私二つありますね
烏紫青:あっほんとだ、メモがコピペミスになってました! あと残り一枠!
烏紫青:ありがとうございます。
貴崎世怜:さくらいほたる弐号機
佐倉井ほたる:そ、それでは購入だ!能力訓練は使ったから使えないし
佐倉井ほたる:コピーほたる、FHあたりが作ってそう
斑鳩想:だ、だめっ
佐倉井ほたる:うーん2dx+3なのでボデアマは難しいかな…
佐倉井ほたる:www
佐倉井ほたる:ボデアマかハードコート狙おうと思いますが皆さまどうでしょう
貴崎世怜:ほたるちゃんの都合のいい方優先でいいと思います!
烏紫青:私も自力でボデま挑戦します。侵蝕ボーナスもあるし。
佐倉井ほたる:ありがたく…!
佐倉井ほたる:ではハードコートを。
佐倉井ほたる:2dx+3=>9
DoubleCross : (2R10+3[10]>=9) → 4[2,4]+3 → 7 → 失敗
佐倉井ほたる:むぐぐ。失敗。
貴崎世怜:ふふふボディアーマー……
斑鳩想:アルティメイド服でも狙ってみよう
斑鳩想:4dx>=20 判定します!
DoubleCross : (4R10[10]>=20) → 7[1,2,6,7] → 7 → 失敗
斑鳩想:はい!駄目!
烏紫青:(2+1)dx+1@10>=12 <調達> ぼでま!
DoubleCross : (3R10+1[10]>=12) → 7[4,6,7]+1 → 8 → 失敗
烏紫青:お前情報収集の時の根性どうした! だめです
貴崎世怜:1dx+1>=12 UGNボディアーマー!
DoubleCross : (1R10+1[10]>=12) → 1[1]+1 → 2 → ファンブル
貴崎世怜:今着てる服が脱げるまである
GM:み、みんな…
烏紫青:御綿さん! 毛布を!
御綿笹霧:(素早く毛布をかける)
佐倉井ほたる:世怜さん…w あ、わたしは以上です
貴崎世怜:(ぬくぬく)
斑鳩想:購入判定でいちゃつくとは…
GM:何も手に入らない時もある…
斑鳩想:へい!以上だよ!
烏紫青:こちらも以上で!
GM:オーケー!
GM:シーンカット!
GM:まず、登場していただく前に探索パートのルールを説明します。
貴崎世怜:説明だぜ
GM:ボスの居場所を見つけるために、『装置』とか言う奴を探すわけなのですが
GM:その探索は、以下の8エリアからひとつ選んで行なっていきます。
GM:一回の探索につき、登場侵蝕は1d5。
GM:3箇所探索を行うと、1日が終わります。
GM:1日の終わりに休憩パートがあり、ここでは登場侵蝕1で登場することができます。
GM:エンジョイお泊まり。
GM:また、探索開始時に1d10を振り、これで1が出た場合、『黄昏の人形』との簡易戦闘が発生します。
斑鳩想:エンジョイ!
GM:<白兵><射撃><RC>のいずれかでで難易度13の判定を行い、失敗で2d10のダメージになります。
烏紫青:あ、簡易戦闘なのですね
GM:イエス。エフェクトをギリギリ使わないで行けるか行けないか程度…のはず。
貴崎世怜:ふむ……2d10はもらうと意外に痛い……
GM:そして、『装置』の発見は初回のみ難易度12の<知覚>あるいは<知識:レネゲイド>の判定を必要とします。
斑鳩想:初回のみ?
GM:なんとなく装置っぽいとはわかっているものの、まだ明確に形状の情報がないためですね。
GM:一回見つけた後は難易度6の判定になります。
GM:なので正確には「装置を初めて発見するまで」は難易度12、ということですね。
斑鳩想:場合によっては同じ場所を数回探索しないといけなくなるかもなのだなあ
GM:そう言うこともありうる…
GM:判定に成功することで「エリア内の装置の有無」がわかる、という形になります。あるところもあるし、ないところもある。
佐倉井ほたる:ほほう
斑鳩想:装置が何個あるかは分からないもんね
GM:装置を止めるとその周囲は黄昏化から解放されるので、
烏紫青:ふむふむ
GM:そうやってボスの居場所を狭めていこう、ということですね。
佐倉井ほたる:陣取り合戦だー
貴崎世怜:空の色が変わっていくわけだ
烏紫青:なるほどなあ……
斑鳩想:マップの絵が変わっていくやつだ!
烏紫青:空の色が変わった場所は「外」で、「脱出可能」になったりはしますか?
GM:そこに関してなんですが、
GM:実は少し悩んでいます!
斑鳩想:おお
佐倉井ほたる:おおう
烏紫青:ほほう
貴崎世怜:黄昏の空が減るほど力が弱まる的な感じなのでしょうか
GM:一時的に脱出可能な方が良いか、装置止めてすぐ外に出られるわけではないか
GM:どちらがいいのか、まだ決められていないのですが
佐倉井ほたる:ううん特にすぐ脱出させる必要がある護衛対象とかいるわけでもないし私は出られなくても大丈夫かな
GM:何かロール上外に出たい!とかありますか?
貴崎世怜:PL的には出られなくていいかなあと思います
貴崎世怜:ロール上も……ない!です!
佐倉井ほたる:ロール上もないです!
烏紫青:紫青は目的を果たすまでは、一切外へ出る必要はないですね!
斑鳩想:脱出可能だとしても、脱出しない面子だと思うので
斑鳩想:むしろ、「脱出できる」設定だからこそ、「脱出しない」ロールができるなあとは思いました
佐倉井ほたる:ははあなるほど…。
貴崎世怜:なるほど……!
GM:うむ
烏紫青:さすがだぜ……
斑鳩想:世怜ちゃんとか、そっちのが美味しくないですか?どう?
GM:それは…とても、良いと思います!
佐倉井ほたる:実際縮地使いとかいますし、そこらへんはエフェクト的に無理すればいけなくもない、という感じもいけそうですね
貴崎世怜:確かに……
貴崎世怜:おいしい……
斑鳩想:なんでそんなに自分から巻き込まれにいくんだいって聞かれたくない?
貴崎世怜:聞かれたい……
GM:(おいしい…)
GM:聞いてみて良かった……
斑鳩想:悪魔のささやきをしてしまいました
GM:では、脱出は『可能』ということにします。設定面ではそちらの方が自然なのでありがたし……
斑鳩想:はーい!ありがとうございます!
佐倉井ほたる:逆転大勝利だ
GM:そんな感じで、全装置を回収したらクライマックスに移行、と言う感じです。
斑鳩想:了解です!
GM:そして、
GM: NPCの力が使えるようになります。
貴崎世怜:おおっ
斑鳩想:おお
GM:1シナリオに1回ずつ効果を使用できるNPC!
烏紫青:わぁい
佐倉井ほたる:おお…伝説の…
貴崎世怜:えっ21
GM:各効果を、このシナリオ内でそれぞれ1回ずつ使用することができます。
佐倉井ほたる:つっよ…
斑鳩想:攻撃以外の判定ってなんだろう
GM:フルパワー時の数値です。
貴崎世怜:未行動もつっよ……
烏紫青:これもしかして、ボスの弱点判定でのフォローも入ってる感じですね
烏紫青:強い……
GM:はい、その通りですね。
GM:ボスの弱点をつく機会を作ったりできる。
貴崎世怜:あと、人形との接敵時に使うというめちゃくちゃ贅沢な使い方もある……
佐倉井ほたる:もったいなさすぎない??
GM:勿論できる!
貴崎世怜:御綿さんがかっこよく捌くだけという
貴崎世怜:あまりにも贅沢な使い方
GM:御綿さんのかっこいいところが見たい時にどうぞ
貴崎世怜:欲求に負けたら見学室で相談しよ……
GM:説明は以上となります!
佐倉井ほたる:ありがとうございます。
GM:質問などありますでしょうか!
GM:勿論この後も都度質問受け付けております。
烏紫青:ひとまず今はないです!
貴崎世怜:今のところは大丈夫です
佐倉井ほたる:今のところ大丈夫です!ありがとうございます
斑鳩想:大丈夫です~
GM:OK!
GM:あっいけない忘れるところだった
GM:購入判定は、1日の終わりの休憩パートでのみ可能!
GM:としましょう。
貴崎世怜:了解です!
斑鳩想:はいー
佐倉井ほたる:了解ですー。メモにも反映させましたっ
GM:ありがとうございます!
烏紫青:了解です!
GM:では、最初の探索パート!
GM:シーンプレイヤーはほたるちゃん。1d5での登場をどうぞ。
佐倉井ほたる:了解ですッ
佐倉井ほたる:46+1d5
DoubleCross : (46+1D5) → 46+4[4] → 50
佐倉井ほたる:半分でよかった
GM:他登場自由です。探索場所は決めてから出ても出てから決めても大丈夫!
佐倉井ほたる:どうしますー?侵食アレですし私一人でチュートリアル言ってきてもいいですがw
斑鳩想:しょうじき一度お休みたいので、様子見させていただきたく…
佐倉井ほたる:ミドル戦闘も前のシーンも頑張ってたしね…wおやすみなさい
斑鳩想:すやすや
烏紫青:私もしばしお休みを……
佐倉井ほたる:ゆっくりおやすみ…
貴崎世怜:出ます!
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+2(1d5->2)した(侵蝕率:54->56)
貴崎世怜:半額、お安い
佐倉井ほたる:安い安い実際安い…
GM:では、どこを探索しますか?
佐倉井ほたる:どうしましょうか。おススメあった公園とか行きます?
貴崎世怜:公園か学校は想くんとほたるちゃんに譲りたい気持ちが、なくはない……!
佐倉井ほたる:ありがたいぜ…
貴崎世怜:なんかこう、見たい……
佐倉井ほたる:じゃあ一杯ある住宅街行きます?
貴崎世怜:それか、とりあえず高台とか……?
貴崎世怜:全体が見えそうだなあ的な
佐倉井ほたる:ふむん
貴崎世怜:実際見えるかは置いておいて、なんとなく全景を見に行けそうな場所に
貴崎世怜:行きそうかなあと
佐倉井ほたる:高台は烏さんに取っておきたいかなって。空が一番見えるから
貴崎世怜:アッ確かに
GM:エモ…
佐倉井ほたる:実際二人で一面の空を見て欲しいじゃん…。
貴崎世怜:とりあえずチュートリアル的に住宅街ですかね
貴崎世怜:みてほしい……
佐倉井ほたる:まあでもこれから欠けさせに行くんですけど
GM:www
貴崎世怜:黄昏もいつかは終わる……
佐倉井ほたる:じゃあ無難に住宅街1から行きましょうか!
貴崎世怜:屋敷の近くから的な感じで行きましょう!
GM:オーケイ!
佐倉井ほたる:では人形ダイス!
GM:はい!
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9
GM:セーフ!
貴崎世怜:ふぅ
佐倉井ほたる:きょ、極端だなあw
貴崎世怜:ダイスってやつはまったく
GM:では、『装置』捜索判定ですね。<知覚>か<知識:レネゲイド>で難易度12の判定!
佐倉井ほたる:サーチレーダーと一体化。知覚で判定します。
貴崎世怜:やったれーい
佐倉井ほたる:4dx+1=>12 回ってくれ・・・・!
DoubleCross : (4R10+1[10]>=12) → 8[4,5,8,8]+1 → 9 → 失敗
佐倉井ほたる:二ギャーッ
GM:失敗…!
貴崎世怜:フッ、しょうがないっすね……
貴崎世怜:大人パワーを見せてやるっすよ
貴崎世怜:〈知識:レネゲイド〉で判定します 技能は1ある……!
GM:どうぞ!
貴崎世怜:4dx+1=>12
DoubleCross : (4R10+1[10]>=12) → 7[1,3,7,7]+1 → 8 → 失敗
貴崎世怜:ダメ!
貴崎世怜:何が大人パワー!
佐倉井ほたる:デートしただけになっちゃった
貴崎世怜:小学生以下……!
GM:では、何も発見できない!そしてないと言う確信も持てない!
貴崎世怜:どれがどれだかわからない……
佐倉井ほたる:や、役立たず
GM:二人は住宅街を見て回りました…
GM:屋敷の近くの住宅街。景色として流す分には気にならないが、いざ何かを探そうとすると、どこも同じに見えてくる。
佐倉井ほたる:「……」目を閉じ、己の内側に同化させた人形より導き出そうとするが。
佐倉井ほたる:「…だめですね。やっぱり、きかいは苦手です…。世怜さんはどうでしたか?」
佐倉井ほたる:PCがトラブルになると薬を持ってくる女に機械は難しすぎた。
貴崎世怜:「うーん、なんというかこう」キョロキョロと見て回っているが
貴崎世怜:「それっぽいのは見当たらないっすねぇ」
貴崎世怜:顎に手を当てつつ首をかしげる
佐倉井ほたる:「…ううん。全然ダメですし、一度川岸を変えないと…」
佐倉井ほたる:からころと。誰もいない住宅街に、下駄音を響かせながら歩く。
貴崎世怜:「一回見つかってしまえばあとは簡単な気がするんすけど、ねえ」
佐倉井ほたる:「資料とかしゃしんとかそういうものは無いですしねえ…」
貴崎世怜:「それに、こう……『これですよーっ』て感じで、見つかりやすいところに置いてくれてる訳じゃなさそうだしなあ」
佐倉井ほたる:「うーん…。よし!あまりうんうん唸っていても仕方ありません。ちょっと気分転換にお話しながら歩きましょう!」
佐倉井ほたる:「相手も当然、重要だと分かってますしね」
貴崎世怜:「……そうっすね!なんかお話して気分とかを変えたらこう、なんか見つかる……かも」ぐっと背伸び
佐倉井ほたる:「そうです、そうです。あまり緊張しすぎてもだめだってせんせいがいってました」
佐倉井ほたる:そして、下駄音と靴音がしばらく響く。
貴崎世怜:「せんせいかぁ~」なんだかんだ小学生だもんなあと勝手に納得する「そういえば、ほたるちゃんと喋るのも久々っすねぇ」
佐倉井ほたる:「ですねえ。前の洞窟のとき以来ですから…」指を折々数える。
佐倉井ほたる:「もうこんなになるんですね。…とはいっても」一転、すこし半目となって世怜さんを見る。
貴崎世怜:「洞窟……カニ……そんな前だったか……」
貴崎世怜:目が合う
佐倉井ほたる:「わざわざ自分から危険だって分かる場所に突っ込むなんて、ほんとに危なっかしいところは変わりませんね」
佐倉井ほたる:※小学生が大学生くらいの女性に言ってる台詞である。
貴崎世怜:「えっ、あっ、ああ」小学生に説教されてうろたえる成人女性の図
貴崎世怜:「いやまあ、それは、ほら、わたしにもいろいろ……ねえ」
佐倉井ほたる:「ただでさえ不安定なものを抱えてるんですから、もっと自分を大事にしないといけないですよ、もぅ」ふくり、と頬をわざとらしく膨らませる。
貴崎世怜:「それを言うなら」
佐倉井ほたる:「?」こてり。首を傾げる。
貴崎世怜:「ほたるちゃんだって、無茶しちゃダメっすよ。真面目でがんばり屋でしっかりしてるから、なんかいろいろ抱えちゃったりしないかお姉さん心配っすよ」
佐倉井ほたる:「いやいや。わたしは結構抜けてるっていわれますし、そんなでもないですよ」冗談かな、とちょっとくすりと笑いつつ。
貴崎世怜:「ずいぶんしっかりしてると思うけどなあ……」小学生なのになあと腕組みしつつ
佐倉井ほたる:「それに、わたし。本当に世怜さんより頑丈ですからね。その分頑張りますよっ」む、と力瘤を作るようにした腕が金属の鱗を纏う。
貴崎世怜:「いや、そういう……頑丈とかじゃなくってっすねぇ」
佐倉井ほたる:「??」?マークが頭に浮かんでいる。
貴崎世怜:「まあ、その、程々に休んだり友達と遊んだりするんすよっていう……うん、そういうことをっすね」
佐倉井ほたる:「だって、世怜さんや他の方が受けたら大怪我ですけど、わたしなら平気ですぐ”直り”ますし…」
貴崎世怜:「じゃなくって」目線をあわせて肩に手を添える
佐倉井ほたる:「ええっと、UGNのほうのせんせいにも言われたことまた…。むむむ…」
貴崎世怜:「任務とか、多分、大事なんだと思うけど……その、大怪我はしない方がいいに越したことはないんすよ」
佐倉井ほたる:「む、むぅ…」
貴崎世怜:「どれだけ治ったって、痛いものは痛いし……」
貴崎世怜:「いつも取り返しがつくとは、限らないんすからね」
佐倉井ほたる:「…はい。ありがとうございます、世怜さん」本当は。
佐倉井ほたる:わたしは大丈夫ですよ、もっと出来るんですよって。そんなわたしより、貴方が心配なんですよといいたいのに。
佐倉井ほたる:「…もっと、気を付けるようにしますね。でも、そんなことを言う世怜さんはどうなんですかぁ~」そういた想いを隠して、からかうように言ってみる。
貴崎世怜:「うぇっ、あっ、いや、わ、わたしはほら、気をつけてるっすよ大人だし。うん、大人だもん」
貴崎世怜:女子小学生からの不意打ちでしどろもどろになる成人女性
佐倉井ほたる:「真っ当な大人は平日ふらっとこんなところ来ないと思います」
貴崎世怜:「うっ」
佐倉井ほたる:ふふり、とその様子に微笑んで。うん、あまり変に重たくしない方がいい。彼のようにはなかなかできないけれど。
貴崎世怜:「今のはだいぶ効いた……そうだよなあ……」独り言のように
貴崎世怜:「……よし、これでおあいこっすねほたるちゃん。うんうん」
佐倉井ほたる:「ふふふ。わたしも日々成長してるのですよ。…じゃあ、ちょっと長くなってしまいましたし」
貴崎世怜:「一旦帰りますか」
貴崎世怜:ふふふ、と笑いかける
佐倉井ほたる:「お待たせしてる、御綿さんのもとまで早く戻りましょう!競争ですよーっ」にこっと笑いつつぱーっと走り出す。
佐倉井ほたる:黄昏の、淡いオレンジの中を。からりと、淡い色の和装が翻る。
貴崎世怜:「あっちょっ、ほたるちゃーん!?」
貴崎世怜:なんとか走って追いかける
佐倉井ほたる:「ふふふ…!わたしが勝ったら、気になってた御綿さんとどんなかんけいなのか聞かせてもらいますねーっ」
貴崎世怜:「えっ」
貴崎世怜:「えっえっいや」
貴崎世怜:足がなんとはなしに速くなる
佐倉井ほたる:「…えっその反応もしや。まさか本当に…」
貴崎世怜:「いやっ、べつにっ、そういうんじゃっ」走りながらで息も絶え絶え
GM:ロイスのみ可能!
佐倉井ほたる:ロイス感情変更…します!
佐倉井ほたる:庇護/共感から、 ”ともだち” 貴崎世怜 〇思慕/共感 へ!
貴崎世怜:ともだち……!
GM:ヒュー!
貴崎世怜:ほたるちゃんにロイスだ
佐倉井ほたる:ふふーん友達はちゃんといるんですよ!!
貴崎世怜:佐倉井ほたる/◎慈愛/不安/ロイスでとります
佐倉井ほたる:いえーいっ
GM:わおわお
GM:では、シーンカット!
貴崎世怜:ロイとも!(ロイス友達の意味)
GM:シーンプレイヤーは想くん。
GM:他、登場自由です。
斑鳩想:1d10+62
DoubleCross : (1D10+62) → 5[5]+62 → 67
斑鳩想:おお
佐倉井ほたる:1d5+50
DoubleCross : (1D5+50) → 4[4]+50 → 54
GM:1d5ですよーっ
佐倉井ほたる:また4だ
斑鳩想:あっ
斑鳩想:すみませんつい癖で
GM:想くんは振り直しOKです
斑鳩想:ありがとうございます!
貴崎世怜:DXプレイヤーの性……
斑鳩想:1d5+62
DoubleCross : (1D5+62) → 4[4]+62 → 66
佐倉井ほたる:おなじ!
GM:4同士だ
斑鳩想:キャッ
GM:デートスポットは何処!
斑鳩想:学校はまだとっておきたいなあ
佐倉井ほたる:デート。
GM:ほほう
佐倉井ほたる:どうしましょうか。判定厳しいしなあ
佐倉井ほたる:うーん私はどこでもOKかなあ
斑鳩想:じゃあ公園にしましょう!
佐倉井ほたる:了解っ
GM:OK!
GM:公園。
GM:橙色の光が、滑り台やブランコ、シーソーなどの遊具を照らしている。
GM:あ、ロールの前に判定がいいですね
GM:それと人形ダイス
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1
GM:うわっ
佐倉井ほたる:ゲエーっ
斑鳩想:わあ
斑鳩想:イチャつきチャンスだ!
佐倉井ほたる:一応器物使い込なら8dx+5では触れる
佐倉井ほたる:エフェクトなしです
GM:<白兵><射撃><RC> 難易度13!
GM:どうぞ!
斑鳩想:正直こちらダイスが不安なので、ものすごく頼れる…
佐倉井ほたる:うーんありでもいいかな
佐倉井ほたる:いやスネークブレードだから-1あるな
斑鳩想:こちら、先に素振りしてみていいですか?
佐倉井ほたる:あっすみませんお願いします
斑鳩想:はいー。〈RC〉で判定します。素振り。
斑鳩想:5dx+4>=13
DoubleCross : (5R10+4[10]>=13) → 8[1,1,8,8,8]+4 → 12 → 失敗
斑鳩想:ムッ
GM:惜しい…!
佐倉井ほたる:うわーっ1足りない
佐倉井ほたる:では失敗するわけにはいくまい。オートでスネークブレードを抜き、一体化。≪コンセントレイト:エグザイル≫≪貪欲なる拳≫。
佐倉井ほたる:12dx8+4=>13
DoubleCross : (12R10+4[8]>=13) → 7[1,1,2,2,2,3,4,4,5,6,6,7]+4 → 11 → 失敗
佐倉井ほたる:マジかよお前
斑鳩想:何ーーっ
GM:なんですって
佐倉井ほたる:侵食+5して59.
佐倉井ほたる:GMこれカバーしても大丈夫ですか!
GM:む、OKにしましょう。
斑鳩想:これは、難易度13を達成するまで判定し続けるのでしょうか?
GM:その方が美味しそうなので。
佐倉井ほたる:≪崩れずの群れ≫を発動、斑鳩くんをカバーします。
GM:では、ほたるちゃんは4d10のダメージを受けることになります。
斑鳩想:ワーーー
佐倉井ほたる:侵食+2、61へ。
GM:あ、エフェクトはなくても大丈夫です!
佐倉井ほたる:ガード値は無効ですか?
佐倉井ほたる:アッ了解です
佐倉井ほたる:では取消。
GM:無効ですね。直接ダメージです。
佐倉井ほたる:了解ですー。
GM:4d10
DoubleCross : (4D10) → 20[8,5,2,5] → 20
佐倉井ほたる:HP31→11へ。生存です!
GM: 人形フェイズはこれで終わり!
斑鳩想:ロールとしては、辛くも追い払った、というような感じでいきます
佐倉井ほたる:ぐえーっ。コンセやっぱり3にしねーとダメだな!
GM:はい!
佐倉井ほたる:了解です!
GM:探索判定!<知覚>か<知識:レネゲイド>で難易度12です。
佐倉井ほたる:知覚で。サーチレーダーと一体化。
佐倉井ほたる:4dx+1=>12
DoubleCross : (4R10+1[10]>=12) → 6[2,3,4,6]+1 → 7 → 失敗
佐倉井ほたる:おまえさあ!!
佐倉井ほたる:ホントダメダメだな…w
斑鳩想:どんまい、どんまいだよ
GM:うおー
斑鳩想:〈知識:レネゲイド〉で振ります
斑鳩想:5dx>=12
DoubleCross : (5R10[10]>=12) → 10[1,7,8,8,10]+1[1] → 11 → 失敗
GM:ウワーッ
斑鳩想:財産P!財産Pはダメですか
佐倉井ほたる:ぐええ
GM:うーん、本当は知識なので使用できないんですが
GM:進行のこともあるし、特別にOKとしましょう
斑鳩想:ありがとうございます!
佐倉井ほたる:ありがとうございますGM!やさしい…
斑鳩想:ではお言葉に甘え、財産Pを消費し、達成値12にします!
GM:では成功!
斑鳩想:よかった、よかった
佐倉井ほたる:なんかぼろぼろだあw
GM:君たちは公園の砂場に埋められた装置を発見できる。
GM:画像出ておりますが、こう言う感じの…円筒のやつです
佐倉井ほたる:やったぜ
GM:公園。どこからともなく、再びあの人形が姿を現した。その、交戦中。
黄昏の人形:人形の、絡みつくような手が想くんに襲いかかろうとしていた。
佐倉井ほたる:呼出した日本刀では埒が明かない。一度、槍へ換装しようとしている。「とんぼのとびきたりて、にわかにふれて……ッ!」
佐倉井ほたる:溶けた鉄が棒状にに固形化しつつある。伸ばすのでは間に合わない。
斑鳩想:夢中で黄昏の空に雨粒を注ぎ、さざなみのように弾丸を破裂させる。
佐倉井ほたる:--普段のやり方じゃ、間に合わない。
佐倉井ほたる:(なら)
斑鳩想:歌い続ける。
斑鳩想:「(ぼくが)(守らなきゃ——…)」だから、敵の攻撃に気づかない。
斑鳩想:「——っ」気づいたときには、迫りくる異物。自分の背丈より大きな敵。
佐倉井ほたる:(”普段”じゃないやり方だっ)棒を溶かし。それを推進剤に変えて。
佐倉井ほたる:自分自身の肉体で、遮る盾に代える。
黄昏の人形:「−−」かたかた。ころころ。
斑鳩想:「っ、ほたるちゃ………!」
佐倉井ほたる:「ぅ、ぐ…!さ、わ、る、なァァぁあ!!」
佐倉井ほたる:ずぶりと、身体に異物が埋まる感覚。随分と久し振りだな、と無駄に気楽な考えが過る。
黄昏の人形:歪な手で、引き裂く。だけど、その抵抗に動きを取られて。
佐倉井ほたる:「ぁ、…、きに、しないで!まわりの、さき、に!」袂から抜いた日本刀で人形を斬り倒す。
黄昏の人形:さらさらと。砂へと還る。
佐倉井ほたる:「----ッ」その動きでさらに大きく傷が開く。零れる赤は、ひどく金属質のにおいがする。
斑鳩想:「………っっ」眼前の景色に、思考が止まる。口の中が一瞬で渇く。
佐倉井ほたる:ぎり、と歯を食いしばる。残りの一体。先程薙ごうとした人形、彼に触れようとするものを太刀筋など考えず叩き斬る。
佐倉井ほたる:「ぐ、は、はぁっ、は、は……」血塗れで、常人よりさらに酷い金属臭に苛立ちつつ。
佐倉井ほたる:「…よかった」彼の傷一つない姿に、口が綻んだ。
斑鳩想:「なんにも良くない!」
佐倉井ほたる:目を見開く。
斑鳩想:ほんの一瞬だけ泣きそうな顔をして、すぐに眉間にぎゅっと皺を寄せる。
斑鳩想:「なんにも、良くないよ」
佐倉井ほたる:「ぇ、えっと、だ、だいじょうぶだよ。これくらいなら、すぐ…っ」器物使い。≪物質変化≫。強引に傷を身体を操作し、埋める。
佐倉井ほたる:「…ほら。りざれくとにだって、頼ってないから」
佐倉井ほたる:だから大丈夫だよ、と続けようとして。
斑鳩想:「………」「ばか」
斑鳩想:体を引き寄せる。その小さな肩口に、自分の顔を埋める。
佐倉井ほたる:「…、え、あれ、えっと」なにか言おうとして。その身体の熱に硬直。
佐倉井ほたる:「わ、わわダメだよ!服汚れちゃうし、金物臭くなっちゃうから!そんなに綺麗なのに…っ」
佐倉井ほたる:熱の温かさに一瞬、気を奪われて。自分の金属の血が、彼を汚すのに気付いてぞっとする。
斑鳩想:「汚れないもん、臭くもならない、違う…そうじゃなくて」
斑鳩想:「そんなこと言わないでよ、そういう…そういうことするの、『前』のほたるちゃんのままで、嫌だよ…」
佐倉井ほたる:「で、でも…」反論しようとして。その声に続きが声に出せなくなる。
斑鳩想:パッと体を離す。
斑鳩想:「『守ってくれるんでしょ』って、言ったの、ぼくだ。ごめん」
佐倉井ほたる:「え、あ…。あ、ちが、わたし、そんな」
佐倉井ほたる:「そんな、そんなことじゃ、…」言葉が出てこない。
佐倉井ほたる:そんな顔、させたかったわけじゃないのに。
佐倉井ほたる:「わたし、そんなつもりじゃなくてっ。危ない目に、合わせたり傷つけたりしないように、って」
斑鳩想:「それはっ、ぼくじゃなくて!」
斑鳩想:大声を出して、そんな自分にびっくりする。感情が抑えきれてない。
佐倉井ほたる:びくっと震える。涙が目に溜まっていく。
斑鳩想:「あ……、ご、ごめん。変だ、ぼく。ごめん」
佐倉井ほたる:そんなに悪いことをしてしまったのだろうかと、どうしようもなく自分が震えて。
佐倉井ほたる:「ち、違うよっ。わたし、わたしがわるかったんだ…っ!」
斑鳩想:「………」
佐倉井ほたる:なにが悪いのかなんてわかってもいないけど。それでも、自分が何かいけなかったのだ。その筈だ。
斑鳩想:「…………」ぱちん! と、自分の両頬を思い切り両手で叩く。
佐倉井ほたる:「ぇうっ」
斑鳩想:「いたい」
佐倉井ほたる:「だ、だいじょうぶ?」
斑鳩想:「お返し!」ほたるちゃんの両頬を、両手でふにふにとひっぱる。
佐倉井ほたる:「ひにゅっ、ひきゃっ…っちょ、ちょっとにゃに、なにしゅるの?!」
斑鳩想:「あはっ、おまんじゅうみたい」
佐倉井ほたる:分からない。全然わからない。え、さっきまでのは何で今どうしてこうなってるの?
佐倉井ほたる:「にゃ、にゃにがおかしいの」ぐにゅぐにゅ
佐倉井ほたる:「い、いきにゃりへんにゃこと、して。にゃに、にゃんにゃの?」
斑鳩想:「……ほたるちゃんが痛いと、ぼくが嫌なの」
斑鳩想:「でも、ぼくが痛かったら、ほたるちゃんだって嫌でしょ」
斑鳩想:「ぜんぶ半分こできないかなって思って」
佐倉井ほたる:「……………うん」
佐倉井ほたる:「……それがどうしてほっぺぐにぐにするのに繋がるの」ひたい。
斑鳩想:「お互い痛い思いしたから、これで仲直りだよ~、みたいな……」「どう?」
佐倉井ほたる:「……いたい」
斑鳩想:「ご、ごめん」
佐倉井ほたる:「…………」きゅ、と。頬に手を当てて。「…こんなの、はじめてされた」
佐倉井ほたる:「………」刺される痛みも、裂かれる熱さよりも。
斑鳩想:「……もっといろんな初めてがあるよ」
佐倉井ほたる:「……」無言のまま、そっといかるがくんの手に自分の手を寄せる。
佐倉井ほたる:「わたしにとっては、ほんとにはじめてだったもん」
斑鳩想:「じゃあ、もっとたくさん、教えてあげなくちゃ」
佐倉井ほたる:自分からは握れない。そこまでの勇気はさかさまにしてもでてこない。
斑鳩想:すこしためらって、間が空いて、それでもぎゅっと握る。
佐倉井ほたる:「…うん。もっと、おしえて」その手の熱に、押されたように。「いろんなこと、しりたいよ」
斑鳩想:「…………うん」
佐倉井ほたる:その肯定に、思わずふわりと。夕暮れに咲く花のように、微笑みが零れて。
斑鳩想:「(ぼくなんか通り越して、世界にはもっとすごく素敵なことがあるんだって、思っちゃえばいいのに)」
斑鳩想:「(そしたら、こんなところで、傷つくこともないのにな)」
斑鳩想:そう思うけど言わない。ほたるちゃんに笑い返す。
斑鳩想:「たとえば、自販機で売ってるコンポタがおいしいとか!」
佐倉井ほたる:「…ありがとう」どきどきと胸がはずむ。何を聞きたいとかではなくて。きっと、もっと一緒にいたいあなたに近くいられるから。
佐倉井ほたる:「…こんぽた」急に。切り替わるなあ…。
斑鳩想:「缶のコーンをうまく出す方法、ぼく知ってるからね!」あっけらかんと笑うのは、話を変えようとしているときだ。
佐倉井ほたる:「…こんぽた」……。…………。いや、べつに。べつに、いいんだけれど。それも、美点のひとつだし。
佐倉井ほたる:「…わかった。じゃあ、それから教えて、」溜息をつくようにして。
佐倉井ほたる:「ね」流し見るように、移り気な彼を見る。
斑鳩想:「まかせてまかせて」あははと笑う。
斑鳩想:泣きそうになる表情を見せたくないので、自販機まで先導して引っ張っていく。
佐倉井ほたる:「…うん、お願い。そんなに言うくらいなんだよね?」その笑みを見て。これ以上は出来ないから。真似るようにして、その話へ乗り換える。
佐倉井ほたる:…ここで。御綿さんとか烏さんみたいな大人ならどうだろう。世怜さんなら。
斑鳩想:「もちろん……」小銭を出しながら、そしてそれに気づいた。「あれ」
GM:砂場の中に、何か光るものがある。
佐倉井ほたる:「…?小銭足りないの?」
斑鳩想:「ちがうよーっ。あそこ、なんだか気になるものない?」それを指差します。
佐倉井ほたる:「……あっ」これ、もしかして。
GM:近づいて見るとすぐわかるだろう。
GM:砂を除けると、円筒型の何かが埋まっている。
佐倉井ほたる:「これが、”装置”…?」
斑鳩想:「そうみたい、だねえ」
佐倉井ほたる:「…おてがら、だね」なんだかさっきまですごくばたばたしてたのが、ばかみたい。
佐倉井ほたる:「…ふふふ」くすくすと笑いが零れてきた。
GM:レネゲイドに反応して動作するようだ。
GM:想くんなら簡単に動作を止められるだろう。
斑鳩想:「ここに来て、すごいあっさり見つけちゃって、なんかばかみたいじゃない…?」
佐倉井ほたる:「ふ、ふふ。しょうがないよ、みつけちゃったんだもん」
斑鳩想:「んもー、なんで笑うのさ」 言いながら、小さな破裂音。装置の動きを止める。
佐倉井ほたる:「ふふ、ふふふ。、あー、おかしいっ!」くすくす笑いが止まらない。
GM:空が、徐々に色を変えていく。
斑鳩想:「えーーー、なんか納得いかないーーー」
GM:黄昏から、青へと。
斑鳩想:空を見上げる。
佐倉井ほたる:「ふふふふ。それ、わたしが最初に会ってからずっと思ってたことだよ」くすくす笑いながら。
GM:公園の景色も揺らぐ。
GM:元の空間へと、戻っていく。
佐倉井ほたる:地を見下ろす。
斑鳩想:「……戻ったみたいだね」
佐倉井ほたる:「うん、ここは戻せたんだ」
斑鳩想:「なるほど。じゃあ、どんどん装置を見つければ、ダスクメイカーを追いつめられるね!」
佐倉井ほたる:「うん、これで解決の道筋が付いた」さらりと、赤金色を孕んだ黒髪が流れて。
佐倉井ほたる:「一緒に来てくれて、ありがと。いかるがくん」
斑鳩想:「友達だからね、ほたるちゃんの」
斑鳩想:「ふふん、ぼくは忙しいんだから。後輩のお誕生日会に出なくっちゃいけないし」
佐倉井ほたる:ふふ、と笑みを零して。「人気者だねえ」
斑鳩想:「そうなの! だからさっさと解決しなくっちゃ。行こ行こ!」
佐倉井ほたる:「待ってってば!もう、いつも先に行っちゃうんだから…!」そして。ちょっと、そのいつもどうりでいようとする姿に。(もっと。わたしの方を--)
佐倉井ほたる:一瞬過った考えを、首を振って打ち消して。今度こそ後を追って走り出す。
"ダスクメイカー":「ああ−− 欠けちゃった、な」
"ダスクメイカー":「………寂しいな。……」
"ダスクメイカー":「でも」
"ダスクメイカー":「−−待つよ」
"ダスクメイカー":「シセイ」
GM:ロイス感情変更等ありましたら!
斑鳩想:大丈夫です!変わらずです。
佐倉井ほたる:ロイスな~…。まだ変更はなし!まだ憧れのが強い!
GM:OK!ではシーンカット!
GM:シーンプレイヤーは紫青さん。他登場自由です。
GM:登場侵蝕は1d5です。
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+2(1D5->2)した(侵蝕率:67->69)
烏紫青:よっし
烏紫青:せっかくなので、高台を目指してみようかな
GM:OK!
GM:では、とりあえずは紫青さんだけ、ということで
烏紫青:人形出現の判定いいですか?
GM:判定します。
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9
GM:セーフですね。
烏紫青:そうだ振るのはGMだ。セーフ!
烏紫青:では、ロールの前に装置探しの判定をば。
GM:<知覚>か<知識:レネゲイド>で難易度6
GM:ですね!どうぞ!
烏紫青:(8+1)dx@10>=6 知識技能は道教しか持ってないのだ。
DoubleCross : (9R10[10]>=6) → 10[2,3,5,6,7,7,7,10,10]+10[3,10]+4[4] → 24 → 成功
GM:すごい
烏紫青:?(こてん
GM:すごい…
烏紫青:なんで
烏紫青:まあとりあえず装置は見つけた!
GM:12の二倍!6の四倍!余裕!
GM:じゃあ高台の…街灯とかベンチの近くに埋まるようにあるかんじかな。
烏紫青:では青龍、白虎、朱雀、玄武の四聖獣や六十四卦が書かれた、方位磁石が埋め込まれた板を持ち出します。
烏紫青:風水羅盤という占い道具であたりをウロウロしてー
烏紫青:「……ここか」
烏紫青:街を一望できる高台、そこに置かれたベンチの傍で、円筒状の機械を見つける。
烏紫青:羅盤を懐にしまい、拾い上げる。後はこれを壊せば……。
"ダスクメイカー":「−−止めて、しまうんだね」
烏紫青:「やあ。来ると思っていたよ」
"ダスクメイカー":傍から声。"ダスクメイカー"の映像が浮かんでいる。
"ダスクメイカー":「……この黄昏。とても、大変だったんだ。ここまで育てるの」
"ダスクメイカー":「その装置も、一朝一夕で作れたわけじゃない」
"ダスクメイカー":「…いや、そんなことじゃなくて」
"ダスクメイカー":「シセイは……ここにいるの、やっぱりいやかい」
烏紫青:「まだ来たばかりだ、そう簡単においとませんさ」
烏紫青:街を眺める。「黄昏に沈む、いい景色だ。何もかも影絵みたいで」
"ダスクメイカー":「…………」
烏紫青:「誰もいなくて、静かで、のっぺらぼうの、影法師」
"ダスクメイカー":「そう。そうだよ」
"ダスクメイカー":「そんな世界で、やっとぼくは生きていられる」
"ダスクメイカー":「あの実験場は、息苦しくて、怖くて仕方がなかった」
"ダスクメイカー":「黄昏だけが、ぼくを守ってくれる」
烏紫青:過去の記憶がないはずの彼女でも、実験場のことは、やはりそう思うのか。
烏紫青:それとも、この黄昏こそが、彼女の消えた過去から伸びる、長い長い影法師なのだろうか。
"ダスクメイカー":「何もないぼくがいたっていい場所。誰が誰だって構わない場所」
"ダスクメイカー":「でも……」
烏紫青:「でも?」
"ダスクメイカー":「きみと話してた時、ぼくは……そう、安らぎみたいなものをかんじたんだ。黄昏と、同じ」
"ダスクメイカー":「……もしかしたら、きみなら……」
烏紫青:「……カラスは黒くなくていい」
"ダスクメイカー":顔を上げる。
烏紫青:「何もないなら、何になってもいい。黄昏は、金色でも、赤色でも、黄色でもないから」
"ダスクメイカー":「……うん」
烏紫青:「けれど、君はまだ〝ここ〟にいないだろう?」
"ダスクメイカー":「…………」
烏紫青:「君を見つけて、会いに行く。だから、この装置は一旦お預けにさせてくれ。すまん」
"ダスクメイカー":「………黄昏を、奪われるのは、いやだ」
"ダスクメイカー":「だけど」
"ダスクメイカー":「ぼくも、きみに会いたい」
"ダスクメイカー":「怖いけど、ううん、怖いから」
"ダスクメイカー":「だから………」
"ダスクメイカー":「……きみが黄昏を壊すのに協力はできない、でも」
烏紫青:じっと耳を傾けている。
"ダスクメイカー":「………きみが会いにきてくれるんだって思うなら」
"ダスクメイカー":「欠けていく黄昏にも、少しは耐えられるかもしれない」
"ダスクメイカー":「………ねえ?シセイ」
"ダスクメイカー":「こわいんだ。なにもかもが」
"ダスクメイカー":「ぼくから、奪って欲しくない。今すぐにでも止めたい」
"ダスクメイカー":頭を掻き毟る。
烏紫青:「けれど、耐えようとしてくれている」
"ダスクメイカー":「……きみに、……逢いたいんだ………」
烏紫青:「……ああ」
烏紫青:「前に渡した、金紙のカラス。あれは、太陽の象徴でもある」
烏紫青:「燃え尽きていく途中の太陽、つまり夕日だ」
烏紫青:「オレは太陽ではないが、自分が燃え尽きようとしていく毎日の中で、君に出逢った」
烏紫青:「君があの実験室の中で燃え尽きる前に言葉を交わせたように。日が落ちるまでに、もう一度」
烏紫青:燃え尽きていく、自分の中の〝悲しい〟と感じる心が、人間性が。
烏紫青:命をすり減らしていく実験室の中で、踏みとどまり続けた彼女に、そんな自分が何か出来るのならば。
烏紫青:「またすぐ、後で」
"ダスクメイカー":「 」
"ダスクメイカー":彼女は、何かを言ったかもしれない。
烏紫青:装置を停止させた時、その言葉は届かなかった。
烏紫青:————「サイアク!裏切り者っ」————
烏紫青:あの少年の言葉が脳裏によみがえる。そう、自分は裏切り者だ。
烏紫青:再会した時、自分は彼女を殺すつもりでいるのだから。
烏紫青:「それでも……」
烏紫青:約束は、守らなければ。
GM:ロイス感情変更などありましたらどうぞ。
烏紫青:ロイスはこのままで大丈夫です!
GM:では、シーンカットします!
GM:休憩パートになります。
GM:シーンプレイヤーは世怜ちゃん。他登場自由です。
貴崎世怜:わおシーンだぜ
佐倉井ほたる:調達とかあるし出る!
烏紫青:休憩パートだし顔出しておこうかな
斑鳩想:みんなと絡みたいので出るー
烏紫青:全員集合ですな
GM:侵蝕は1固定!
佐倉井ほたる:侵食は59+1で60へ!DB!
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+1した(侵蝕率:56->57)
烏紫青:70%! 侵蝕ボーナスが増えたよ★
貴崎世怜:カウンターリモコン、便利だあ
貴崎世怜:紫青さんいきて
烏紫青:ぜいぜい
斑鳩想:66+1で,67です!
GM:70%はまだ増えなかったのでは…!ともかくお気をつけて!
GM:カラダニキヲツケテネ!
烏紫青:あ、次は80%でしたね。失礼しました。
GM:では、提案がありましたので最初に購入判定をしましょう。
斑鳩想:はい、すいません!応急手当キットを買いたくて
GM:手当!
斑鳩想:4dx>=8
DoubleCross : (4R10[10]>=8) → 8[3,4,5,8] → 8 → 成功
烏紫青:ぼでま!
斑鳩想:買えた! これをほたるちゃんにプレゼントします。
烏紫青:(2+1)dx+1@10>=12 <調達>
DoubleCross : (3R10+1[10]>=12) → 8[3,6,8]+1 → 9 → 失敗
烏紫青:だめ
佐倉井ほたる:あわわ
貴崎世怜:ぼでいアーマー!
佐倉井ほたる:使ってもいいですかGM!
GM:もちろん!
貴崎世怜:1dx+1>=12
DoubleCross : (1R10+1[10]>=12) → 10[10]+5[5]+1 → 16 → 成功
GM:手当シーンとかやるといいよね
貴崎世怜:uwa
佐倉井ほたる:やりたいぜ…
佐倉井ほたる:11+2d10
DoubleCross : (11+2D10) → 11+15[9,6] → 26
佐倉井ほたる:めっちゃいいやつじゃん
斑鳩想:やった~~~!!
貴崎世怜:あっ紫青さんボディアーマーいりますか
烏紫青:あ、まだもう一回挑戦してみますので今は大丈夫です!
貴崎世怜:了解です!じゃあもらっとこう
佐倉井ほたる:じゃあ私も一応応急を買おう。能力訓練:社会と一体化。
佐倉井ほたる:5dx+3=>8
DoubleCross : (5R10+3[10]>=8) → 9[1,4,5,6,9]+3 → 12 → 成功
佐倉井ほたる:よしよし。取っておきます。
GM:では、皆さんは色々物資等を調達して、拠点となる屋敷に戻ってきました。あるいは屋敷にあったものもあるかもしれません。
GM:紫青が装置を止めた時、変わった空の色はもう暗くなりかけていたと聞く。ならば、今は外では夜なのだろう。
斑鳩想:ソファにほたるちゃんと並んで座って、怪我の手当てをしています。
佐倉井ほたる:眉を下げて、なんだか申し訳なさそうに、でもどこか嬉しさを隠し切れない様子。
佐倉井ほたる:腹部で受け止めたので、着物の帯を緩め少し肌蹴ています。その上に上掛けを羽織って隠している。
烏紫青:ご飯とか作るぜ
御綿笹霧:ソファに凭れ掛かり、天井を見ている。彼も周囲の警戒、装置の探索に当たっていた。
烏紫青:ぐつぐつことこと
烏紫青:キャベツ、卵、豚肉を混ぜてー、鉄板で焼いてー
佐倉井ほたる:「烏さん、すみません。手伝いもせず…」
貴崎世怜:怪我してるほたるちゃんを心配しつつ二人の様子から何か言い出せず
烏紫青:これを四角く切り……「さて、大阪焼きだ」
佐倉井ほたる:「おおさかやき?」
烏紫青:「ああ、何、怪我をしたんだ、ゆっくりしているといい」にっこり
烏紫青:「日本のお好み焼きに近いB級グルメだな。多分、皆の口にも合うと思うぞ」
烏紫青:台湾の屋台とかで売ってるやつ
佐倉井ほたる:「おこのみやき。………うん、おいしそうですね」よくわからないが、美味しそうな匂いと熱が伝わってくる。
貴崎世怜:「おーっ、なんか美味しそうっすねぇー!」ともかく、気持ちを切り替える意味も込めて、ちょっと明るく振る舞う
佐倉井ほたる:「あ、配膳手伝いますね」とことこ歩き出して手伝おうとする。
斑鳩想:「はい、終わった。もう無理しないでね」包帯を巻いて、救急キットを片付けはじめる。
烏紫青:紫青、ほたるちゃんが日本の一般的B級グルメを知らないことなど、気づくはずもなかった……!
斑鳩想:「あっ、もう」唇をとがらせる。
貴崎世怜:「配膳はわたしが手伝うっすから、ほたるちゃんは座って座って」
佐倉井ほたる:「ん、ありがとう、斑鳩くん。…。……、」なにか続けようとして、全然続けられず。手伝いにぴゅーっと小走りに
佐倉井ほたる:「あうっ」
烏紫青:あとデザートに蜜地瓜(さつまいもの蜜煮)をつけておこう。
貴崎世怜:「はいはい座った座った」椅子をささっと用意する なけなしのお姉ちゃん力だ
烏紫青:ちょっと炭水化物多めになったかな……
御綿笹霧:「そうしていると、姉妹みたいだねえ」
御綿笹霧:ほたるちゃんと世怜ちゃんを見ながらふふ、と笑う。
佐倉井ほたる:「うううっ…。姉妹,ですか?」ぽてんと座らせれる。
烏紫青:わかるわかると無言で同意しながらご飯とかよそってます>姉妹
貴崎世怜:「わたしの妹のほたるちゃん……なるほど」
佐倉井ほたる:よく分かっていない。「…せれんおねえちゃん?」同級生のマネをしてみる。
貴崎世怜:「ウッ」
佐倉井ほたる:「ああっ大丈夫ですか世怜さん!?」
斑鳩想:「わー、ジゴロ~」
貴崎世怜:「眩しい……」眼鏡を外して天井を見る
貴崎世怜:「持って帰りたい……ほたるちゃんうちのこにならない……?」
烏紫青:いいのかなーと思いながら、斑鳩くんには気軽に話しかけられないので黙ってます。
佐倉井ほたる:「ええっ急になにを言ってるんですか…?!」びっくり。
御綿笹霧:「こらこら。」ぽん、と世怜ちゃんの肩を叩いて笑いながら自分も席につきます。
佐倉井ほたる:「そして斑鳩くんなに言ってるかはわかりませんが、それは違いますからね!」びしっとさしつつ。
貴崎世怜:「じょ、冗談っすよ、にひひ」
烏紫青:ジゴロは通じる……!
御綿笹霧:「まあ、世怜はどちらかというとさらわれる側だろうしねえ」
烏紫青:「おや、そうなのか?」御綿さんに。
佐倉井ほたる:「まあ、攫われたり危ない目にあってる方が想像しやすい方ですけど」半目。
御綿笹霧:「見ててそう思わないかい?警戒心とか、そう言ったものがあまりないんだ。」
貴崎世怜:「へっ、いやいや、さすがにわたしでもそんなホイホイとついて行ったりは……」
貴崎世怜:「しないと……思うっすよ……?たぶん……」
佐倉井ほたる:ほんとぉ?って目で世怜さんを見る。
御綿笹霧:「スレてない、と言うべきかもしれないね。我々の世界では稀有な存在だと思うよ」
烏紫青:「……ああ、それは、まったく」目を細めて。
烏紫青:出会って間もないが、彼女はとても……カタギっぽいというか、なんというか。
烏紫青:どうもこの世界に入って日が浅いという訳でもないようだが、不思議なものだ。
烏紫青:(案外と、こういう人間こそが芯の強いものよな……)
貴崎世怜:「とっ、とにかく!冷めないうちに!食べるっすよ!」ごまかすように
御綿笹霧:「そうさせてもらおうかな。いただきます」手を合わせる
烏紫青:ほい、タレは普通にお好み焼きソースですぜ。
GM:そうして、ひとときの団欒が過ぎ去り。
GM:みなは、思い思いに時間を過ごしていた。
貴崎世怜:屋敷のすぐそばにあるベンチ。屋内で煙草を吸うのは気が引けるので、そこで一服する。
貴崎世怜:ポケットから煙草を取り出す。銘柄はいつも変わらない。……値段は少々上がってしまったけど。
貴崎世怜:火を灯し、口をつける。肺いっぱいに吸い込んだ煙を、ゆっくりと吐く。
貴崎世怜:「身体にはよくないよなぁ、やっぱり」煙の影が、黄昏色の陽に照らされてゆらゆらと揺れる。
斑鳩想:「よくありませんなあ」いつの間にか後ろに立っている。
貴崎世怜:「って、うわっ、想くん!びっくりしたぁ」
斑鳩想:「えへへ、びっくりさせちゃった」にこにこしている。
斑鳩想:「世怜ちゃん、タバコ吸うんだね。なんか意外な感じ」
貴崎世怜:「もう、危ないっすよ、火を持ってる人驚かしちゃあ」携帯灰皿に吸いかけのものを突っ込む
貴崎世怜:「いやあ、まあ、意外ってよく言われるっすね」
斑鳩想:世怜ちゃんの隣に腰掛けます。ふうん、とその横顔を仰ぎ見る。
斑鳩想:「どういう気持ちになったときに吸うの?」
貴崎世怜:「どういう……うーん」腕組みをして考え始める
貴崎世怜:「今は別に……吸いたいなーって思ったから、吸ってるんすよね」
貴崎世怜:癖みたいなもんすよ、と誤魔化すようにわらう
斑鳩想:「ふうん……。さみしいとか、つらいとか、そういう気持ちじゃない?」
貴崎世怜:「あー……えっと」煙の香り。思い出すのは、兄の面影。
貴崎世怜:「そういうときも、ある、かも」
貴崎世怜:「けど、今日はみんながいるし、寂しかったりはしないっすよ。えへへ」
斑鳩想:「あ」
貴崎世怜:「?」
斑鳩想:「違うよ、あのね、世怜ちゃんって、ここに来たの本当に巻き込まれただけって言ってたから」
斑鳩想:「本当は、脱出したいんじゃないのかなと思って!」
貴崎世怜:「っ……」
斑鳩想:「そういうの内緒にしなくていいと思うんだよ」うむうむとひとり頷く。
貴崎世怜:「んーと……」
貴崎世怜:迷ったように空を見上げ
貴崎世怜:「ちょっとだけ……いや、半分くらい、帰りたいかもしれない」独り言のようにつぶやく
斑鳩想:「うん」一緒に空を見上げる。
貴崎世怜:「正直、こわい。ほたるちゃんだって大怪我したし、みんながずっと無事でいられるかも、わからない」
斑鳩想:「……そだね」
貴崎世怜:「でも、その……だからってわたしだけ帰るのは、違うんすよ」
貴崎世怜:「それは、違う」
斑鳩想:「違うの?」
斑鳩想:「ぼく、悪いとは思わないよ」
貴崎世怜:「ふふふ」優しく微笑む
貴崎世怜:「悪いとか、悪くないとかじゃ、なくて。わたしがそうしたいなって、思ったから」
貴崎世怜:「こわいけど、それ以上に、そうしたいなって」
斑鳩想:「そっか」瞬き。世怜ちゃんに視線を移す。
斑鳩想:「そしたら、ぼくと同じだね」
貴崎世怜:「想くんと?」目を合わせる
斑鳩想:「ぼくもね、本当は忙しいんだけど。後輩のお誕生日会に出なくちゃいけないんだよ」
斑鳩想:「でもさあ、ほたるちゃんもいたし…。なんかさ、自分だけ帰るのって違うよねって」
斑鳩想:「そう思ったから、ここにいるんだ」
貴崎世怜:「……ふふふ、確かに、同じだ」
斑鳩想:「まーったく、さっそくケガしてるし、嫌になっちゃう」
貴崎世怜:「あっ、そうだ。言ったそばからだもんなあ……」
斑鳩想:「本当だよねー」
貴崎世怜:「確かにその……頼りにはなるけど、ちゃんと休んだり美味しいもの食べたりしなきゃいけないっすよ、ほたるちゃんは」
貴崎世怜:「それで……自分をちゃんと、大事にしてほしいなぁ」
斑鳩想:「……」
斑鳩想:「世怜ちゃんも、タバコ吸っちゃだめなんだよ」
貴崎世怜:「……あはは、それを言われると」目をそらして頬をかく
斑鳩想:「世怜ちゃんってさー……。うーん」首をかしげる。「…やっぱ、いいや」
斑鳩想:「ぼく行くね。ばいばい」ぴょんっと立ち上がります。
貴崎世怜:「あ、わたしもちょっとしたら戻るから、心配しないでって」
貴崎世怜:「聞かれたら伝えといて欲しいっすよ」
斑鳩想:「御綿さんに?」くるっと振り向いて言う。
貴崎世怜:「そう御綿さん……っ、とか!に!」ちょっと顔が赤くなる
斑鳩想:「わはっ」
斑鳩想:「あはははっ!ばいばーい!」
斑鳩想:ぱたぱた駆けていきます。
貴崎世怜:手をへなへなと振り
貴崎世怜:「かなわないなあ……」ベンチに座り直す
貴崎世怜:影が長く伸びている
貴崎世怜:影から目をそらしながら、また一本火をつける
GM:ダイニングとキッチン。
GM:片付けが終わり、落ち着いた空気が流れている。
佐倉井ほたる:「ふぅ、皿も全部片付きましたね」
御綿笹霧:キッチンのスペースのこともあり、洗い物には参加せずダイニングテーブルで寛いでいる。
烏紫青:「わざわざすまんなあ」明日のお米とか食材を確認してます。
烏紫青:しらすとか発見してる。
佐倉井ほたる:「構いませんよ、一番手間なところをお願いしていますし」
烏紫青:「まあ、食事は大事だからな」炊飯器のタイマーをぴっ
烏紫青:明日の朝には白米ともち米のおかゆが炊きあがります。
佐倉井ほたる:「ええ、そうですね。きちんと食べると身体の動きが違います」昔の食事(金属)を思い出す。
烏紫青:金属
佐倉井ほたる:金属。
烏紫青:ガッチャンは美味しそうに金属食べてたけど、美味しくなさそうだなぁ!
佐倉井ほたる:おいしくはないですね…。
烏紫青:せやろな……
烏紫青:朝ごはんにリクエストあったら言っていいのよ……!
佐倉井ほたる:「と、明日の分まで。ありがとうございます」
烏紫青:ちなみに食習慣として、朝はお粥と付け合せだけなので
佐倉井ほたる:ありがたいぜ…
烏紫青:本当にそれだけで大丈夫かい……! と心配する中の人
烏紫青:ええとそうだ、人数多いから足りないとかでもう一品つけよう
烏紫青:それはさておき
佐倉井ほたる:「まあ、この家の持ち主には悪いですが、すこし足りなければ拝借させて頂きましょう!」
烏紫青:「てっきり人形の材料にされとるかと思ったからなあ。まあ、緊急時だ」たはは、と苦笑い。
佐倉井ほたる:「……。そうですね。あくまで、アレはおーばーどが素材でした」
烏紫青:「今日は装置を二つ回収した。それだけ誰かが助かったのだろうさ。大きな進捗だ」
佐倉井ほたる:「…烏さん。不躾かもしれませんが、お伺いしてもよいですか?」
烏紫青:「なにかな?」
佐倉井ほたる:「あなたが会いに来たのは、この空間のあるじたる、”だすくめいかー”でお間違いありませんか?」
烏紫青:「いかにも」
佐倉井ほたる:その答えを聞いて、一瞬目を閉じる。
御綿笹霧:黙って、二人の会話に注意深く耳を傾けている。
佐倉井ほたる:「……あなたと彼女に、なんらかの縁があるのは分かりました」一瞬、息を吸って。「彼女を、どうされるおつもりなのです?」
佐倉井ほたる:脱走を手助けした、というには。討伐さえ行うUGNの己らに友好的なのが分からない。
佐倉井ほたる:「…ただ回収に来た、というには。あなたは休暇中だと言うし、わたしたちにも友好的です」
烏紫青:「そうさな……知人に会いに来た、と言うには簡単すぎるな」
佐倉井ほたる:静かに烏さんを見やる。戦闘には、多分ならない。…もしなった時のために、御綿さんに無理をいい、二人がいないタイミングを選んだ。
烏紫青:「正直に言えば、彼女を殺すつもりでいる」
烏紫青:「その点では、皆と利害は一致しているだろう。友好的な点にはご納得いただけたかな?」
佐倉井ほたる:「…なぜですか?」思わず零れた。彼の様子からすれば、憎からず思っているように見えるのに。
烏紫青:「……ふむ」
佐倉井ほたる:「…利害は、ありがとうございます。でも、わたしは…」
佐倉井ほたる:「それだけじゃない、あなたの赤心を聞きたい」彼女の境遇。断片的なものでしかないけれど。それでも、ひどく。
佐倉井ほたる:”見覚えがある”ようにさえ、感じられたから。
烏紫青:「まっすぐだな、おぬしは」
烏紫青:「最初に名乗った時、貧道は〝活無常〟と言っただろう? ミセリコルデと言い換えれば、御綿氏はご存知ではないかな」
佐倉井ほたる:「…むぅ。他にやり方をしらないだけです」むすっとする。
佐倉井ほたる:その言葉を聞いて、御綿さんへ視線を。
烏紫青:活無常は、単体のコードネームではない。FHセル天烏般黒での、役職だ。
御綿笹霧:「……なるほど。」
御綿笹霧:「執行人、というわけだね。きみは」
烏紫青:「そう。ある実験体を廃棄する仕事の時、貧道は彼女に出会った」
烏紫青:「あの場に居たということは、遠からず自分の手にかけることもあるだろう、と思ったのに、言葉を交わしてしまった」
佐倉井ほたる:「…、廃棄、ですか」わたしも。もしあのとき、彼に手を引かれていなかったなら--
烏紫青:魔が差した、と言うには。間違いが、大きすぎて。
烏紫青:「その出会いのすぐ後に、すでにジャームになっていると聞かされて、な」
烏紫青:「……彼女にとって、出来ることを一つでもしたい。そう思ったまでのこと」
佐倉井ほたる:「…あなたは、」
佐倉井ほたる:「それで、いいのですか」
御綿笹霧:顔を上げ、紫青さんを見る。
御綿笹霧:その目から感情はうかがい知れない。
烏紫青:「この黄昏の街で、彼女とバカンスが楽しめるならいいが、そうもいかんだろう」
佐倉井ほたる:「…言葉を交わすのが、たのしいはずです。なにをするでもなく、ただとなりにいるだけで」
佐倉井ほたる:「それだけで、胸があたたかくなるような。そんな相手なのに。…役目だけで、そうするのは」
烏紫青:「隣り合ったとして、その時我々が足元に踏みつけてるものは、何になる?」
烏紫青:「この街は、黄昏の下に、多く営みが塗り込められて眠っている。長引けば、それがそのまま黄泉の下になろうさ」
烏紫青:まるで正義漢のような物言いに、思わず吹き出しそうだった。
佐倉井ほたる:「……。そう、ですね。UGNとしては、それがただしいのです」
烏紫青:「……FHには、らしくないか?」
佐倉井ほたる:「…そうですね。もっと、自分のやりたいことに、正直な方ばかりだと思っていました」
佐倉井ほたる:「実際、”こーるどすりーぷ”、でしたか。未来に望みを託す道も、あると思いますから」
烏紫青:「欲望(やりたいこと)には、正直なつもりだよ」
佐倉井ほたる:「…ひとは、いろいろしたいことがあると思いますけれど」
烏紫青:「……コールドスリープ?」
御綿笹霧:「……ん、ああ。ジャームの処置のひとつだね」
御綿笹霧:「UGNではジャームの治療と研究を進めている。そのためにウィルス効果を鎮めて、収容施設に送るんだが…」
御綿笹霧:「その収容方法のひとつとして、コールドスリープされるものもいる」
御綿笹霧:「私も、収容施設には何度も出向したからね。そのあたりはよく…知ってる」
烏紫青:「……それは、どの程度有用なものなのだ?」
御綿笹霧:「治療の成功例は、今までひとつもない」
御綿笹霧:「それでも、UGNは手を尽くし続けている」
佐倉井ほたる:「あしたのことは、わかりませんよ」
御綿笹霧:「……そうだね」
烏紫青:「日は落ちなければ、昇らない……」小声で。
烏紫青:「明日は良いことがある、か……」
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるは、そう信じている。だって。
佐倉井ほたる:「わたしだって、ずっとずっと、ずっと待って。もう何を待ったのさえ分からなくなって…」
佐倉井ほたる:「それでも、助けにきてくれたひとがいましたから」淡く微笑む。
烏紫青:「UGNはてっきり、ジャームはすべて殺していると思ったのだがな」肩をすくめる。
烏紫青:でなければ、ジャーム扱いされる不死者が、FHに多く所属してるはずもない。
御綿笹霧:「そうでもないんだよ、実はね」
御綿笹霧:「緊急性が高い時、相手が危険すぎて余裕がない時。そう言ったときは倒すしかない時もある」
烏紫青:「では異変の原因となったジャームを殺さず、回収する。そういう方針を取ることも可能なのか?」二人に問います。
佐倉井ほたる:「それでも。…わたしは、できうるかぎり、そうしたいと思います」
御綿笹霧:「うん、回収することは可能だよ」
烏紫青:「……では、一つ勘違いを訂正しておこう」
佐倉井ほたる:「?」首を傾げる。
烏紫青:「佐倉井お嬢。貧道はミセリコルデという役目だから、命じられたから、殺しに来たと思っていたようだが」
烏紫青:「貧道は〝休暇中〟なのだ。彼女を殺そうと、自分の意志で決めたからここに来た」
佐倉井ほたる:「……。あっ。なるほど…。休暇中だからといって、職務をわすれないものだと思っていました」目を丸くする。
烏紫青:「そういうことだ」
烏紫青:「貧道は、彼女に……けじめを付けたい、と思った。余計な希望を与えてしまった、と」
佐倉井ほたる:「…余計だと決めるのは、彼女ですよ」
佐倉井ほたる:「ほかのだれだって。それを決められはしないんです」
烏紫青:「…………ッ」
烏紫青:それは、少し、考えてもいなかった。
烏紫青:FHはジャームであっても便利であれば使う。だが脱走した実験体を、快くは思わんだろう。UGNにとっても、害獣でしかなかろうと予想した。
烏紫青:どこにも逃げ場はない彼女を、せめて他の誰かに殺させるぐらいならばと。
烏紫青:だが、それは——ただの傲慢だったのではないか?
烏紫青:「……ははっ」
烏紫青:「そうか、そうか……ははっ。ふふふっ!」
烏紫青:「あー……いかんいかん、少し、視野が狭くなっていたようだな」首を振る。
佐倉井ほたる:「えっ」急に笑い出したのを見て。
烏紫青:「そうだ、彼女は確かに……あの時、喜んでくれたんだ」
烏紫青:「オレは、分かっていなかった。分からないまま殺しに来たか、ははは! 活無常の名折れだな?」
佐倉井ほたる:「…。ん。わたしの言葉が、お役に立てたならばさいわいです」眉根を緩める。
烏紫青:「貸しが一つだ、佐倉井お嬢。お主が何か貧道に頼みたいことがあれば、一つだけ、なんでも承ろう」
佐倉井ほたる:「ふふ、ありがとうございます。…なにか、考えておきますね」
御綿笹霧:「……彼女を殺すにしろ、そうでないにしろ」
御綿笹霧:「決めるのは、きみ自身の心だ。それを、大切にしなさい」
佐倉井ほたる:そして、御綿さんの言葉に。…彼もまた、抱えるものがあるのだろうかと。心にかかった。
烏紫青:「御綿氏。……ジャーム・ダスクメイカーの確保とコールドスリープ。可能ならばご助力願いたい」
御綿笹霧:「……そうだね。まず、殺さないように無力化させなければいけないけれど」
御綿笹霧:「それができたら、私から霧谷日本支部長に掛け合ってみるよ。……彼も、嫌とは言わないだろう」
烏紫青:「無力化か……ああ、やってやるさ。やってやるとも」
烏紫青:「必ず、な」
烏紫青:ほたるちゃんへのロイスを変更します。
佐倉井ほたる:烏さんへロイスを取得します。
烏紫青:●P:好意/N:憤懣 から、●P:敬意/N:憤懣 へ!
佐倉井ほたる:”協力者” 烏紫青 〇共感/忌避 を。
斑鳩想:すいません、世怜ちゃんにロイスを取得します。
GM:どうぞどうぞ
斑鳩想:連帯感:○/不安 で。
貴崎世怜:わあい
GM:購入判定は今回はもう終わっているので
烏紫青:忌避……ドキドキする
GM:他に何もなければカットいたしますね。
烏紫青:こちら特にありません。
佐倉井ほたる:OKです!
斑鳩想:だいじょうぶです!
貴崎世怜:ロイスは残り一枠ゆえ保留!
貴崎世怜:OKです!
GM:はい、ではシーンカット!
GM:シーンプレイヤーは世怜ちゃん。登場侵蝕は1d5です。
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+2(1d5->2)した(侵蝕率:57->59)
GM:残りロケーションはこう!
GM:どこへいきますか!
貴崎世怜:どうしよう!
烏紫青:出ます出ます
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+4(1D5->4)した(侵蝕率:70->74)
貴崎世怜:というわけでロケーションは交差点をセレクトします!
GM:はい!
GM:では、先に諸々の処理をしてしまいましょう。
GM:まずは人形出現判定。1d10
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7
貴崎世怜:セーフ
GM:セーフですね!
烏紫青:やったぜ!
GM:装置判定!<知覚>か<知識:レネゲイド>で難易度6です。
烏紫青:シーンプレイヤー世怜さん、お願いします!b
貴崎世怜:はい!
貴崎世怜:4dx+1 <知識:レネゲイド>で判定します まだダイスボーナスがない……
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 9[1,8,9,9]+1 → 10
GM:成功!
貴崎世怜:やったぜ!
烏紫青:やったぜ!
GM:では、ここには装置がないことがわかります。
GM:絶対にない!
貴崎世怜:探し回ったぜ!
GM:どうやら交差点はレネゲイドが濃い、釣り場のようなものだったようです。
烏紫青:あ、そういえば最初にここで戦闘したんじゃなかったっけ!?
貴崎世怜:ですね、最初の戦闘はここだったはず
烏紫青:んー、装置はないけどここは黄昏空なんですよね
烏紫青:交差点だから、他のエリアの装置が緩衝して染まっているのかな……
GM:あ、それは
GM:装置の影響範囲が単純に広いだけですね
貴崎世怜:装置、すごい
烏紫青:ははー、そういうことか
GM:なので、あるエリアもないエリアもあるのです。
貴崎世怜:なるほどなあ
GM:便宜上、今まで装置を発見したエリアのみ進入不可となっていますが
GM:実際にはそれ以上のエリアが黄昏から解放されています。
烏紫青:綺麗にパチパキ対応してるわけじゃないんだなあ
烏紫青:(これは夜とか朝とか休憩時に、ほたるちゃんあたりがメモ書いてまとめてくれてるに違いない……)
GM:そういうことです。
貴崎世怜:ゲームのマップ的なのをぼんやり想像しています
GM:ちなみにですね、
GM:昨日の晩に、御綿さんから報告がありました。
貴崎世怜:なんと
烏紫青:おお(拝聴
GM:曰く、「自分も装置を見つけたので止めておいた」とのことです。
貴崎世怜:さすが御綿さんっすね!
GM:GMからは以上です!
GM:お話とかすると良い!
烏紫青:となると、思ったより探索はまだそんなにシーンかからない感じなのだなあ
烏紫青:はい
貴崎世怜:「はぁ、ここはハズレみたいっすねぇ」探し回ってちょっと疲れた様子
烏紫青:「なかなか大したものよな。あの装置、思ったより広範囲に影響が及ぶ……」
烏紫青:「日本のことわざでは、〝足がストイックになる〟と言うのだったかな?」棒と間違えてます。
貴崎世怜:「すといっく……あ、スティック。棒っすね。棒」
貴崎世怜:「うーん、人形めっちゃいたから、ここにもあるかなあと思ったんすけどねえ」
烏紫青:「おっと、いかんいかん」ドクター・ドリトルだってまちがえる!
烏紫青:「レネゲイドも濃いしな。騙されやすいというか、誘いをかけるスポットというか」
貴崎世怜:「誘いかあ……あの"ダスクメイカー"ってひとがやってるんすかね」
烏紫青:「ここの空間の主だからな……そういうことになろう」
貴崎世怜:徐ろに空を見上げる
貴崎世怜:「見た目はきれいな空なんすけどねぇ」
烏紫青:「……そうだな」あの子が丹精込めた、美だ。
貴崎世怜:「……知り合い、なんですっけ」
烏紫青:「以前、数時間話した程度の、な」
貴崎世怜:「……それでも、わざわざ遠くから会いに来るほどの、でしょう」
烏紫青:「そうさな……約束を、したからな。放っておくわけにはいかんかった」
貴崎世怜:「約束かぁ……、なんというか、わたし、FHの人のこと誤解してたかもしんないっすね」
烏紫青:「うちはFHセルとはいっても、基本は幇(パン)……台湾マフィアというやつだからな。約束は重いよ」
貴崎世怜:「なるほど……」仁義とかそういうヤクザ映画的なイメージを思い浮かべる
貴崎世怜:「聞いていいのかわかんないんすけど……なんでまた、その、FHに?」
烏紫青:「生まれつき……というのが近いか。五つ六つの時分に、父に連れられて日本に来てな」
烏紫青:「貧道が属するFHセル・天烏般黒は、少なくとも父子三代続いている。それがここ二十年の内に、FHと手を組み、取り込まれたというか」
烏紫青:「天烏を率いる叔父上の考えだな」
貴崎世怜:「家ごとFHに入ったーって感じなんすね」
烏紫青:「それぞれが生きるために、職業選択の自由で選んだ。その程度の道だよ」
烏紫青:「と言っても、セルの中で実働要員として働いている連中は、それなりに〝欲望〟を掲げておるわけだが」
烏紫青:※セルに属してても、地元の中華街で普通にお店やってる非戦闘員とかいます。
貴崎世怜:「欲望……。いろいろあるんすね、FHにも」
烏紫青:自分の欲望については、まだ語る余地を持たないので口を閉ざす。
貴崎世怜:「こういっちゃなんですけど、漠然と悪い人たちの集まり、みたいなイメージがあったんで」
貴崎世怜:「紫青さんみたいな人もいるんだなぁって」
烏紫青:「FH抜きにしても、マフィアなんだからそれであまり間違ってはいまい?」くすっと
烏紫青:「オレオレ詐欺のグループとて、詐欺と関係のないところでは良い人間なのではないかな」
貴崎世怜:「あっ、いやあ、なんというか、あはは……」
烏紫青:「しかし、それを言ったらお嬢も不思議だな」
貴崎世怜:「へっ?」
烏紫青:「UGNでもFHでもなく。御綿氏のようなフリーのオーヴァードではあるが、呪い屋だとか?」
烏紫青:「貧道、曲がりなりにも道教の徒だ。呪術絡みの話は興味も沸く」
烏紫青:「なんというか……〝呪い〟からは一見遠いところが、特に」
貴崎世怜:「あはは、いやまあ、大したもんじゃないんすけどね……一応家が代々やってたみたいで」
貴崎世怜:「他にやれることもないし、結局ズルズルと……」
烏紫青:「んん……そ、それは大丈夫なのか? 惰性で呪いを続けると、畢竟、破滅しかねんぞ?」真面目に心配そうな顔!
貴崎世怜:「あ、いやあ。たいていはお悩み相談みたいな感じで終わっちゃうんで。そんなにガッチリやったことは数えるほどしか……」
烏紫青:「そちらとは体系が違うが、もしその方面で何か問題が置きたら相談に乗るぞ……?」坊主らしいこと言い出した。
烏紫青:しせいしってる、だいじょうぶじゃないひと、みんなそーいう
貴崎世怜:「ああ、今のところは別に、大丈夫っすよ?あははは」若干目そらし
烏紫青:「うむ……」だといいなあ、などと思いながら横顔を見つめた。
貴崎世怜:自分の影のことを会ったばっかりの人が聞いてもしょうがないよなあ、と思っている
貴崎世怜:「……その」自分の影を見る
貴崎世怜:「"ダスクメイカー"ってひとは」
烏紫青:「ん」
貴崎世怜:「ジャームなんすよね」紫青さんの方を見る
烏紫青:「……ああ。そこは、間違いない」
貴崎世怜:「……じゃあ、きっと苦しいんだろうなあ、今も」また空に向き直る
烏紫青:黙って一緒に空を見上げる。恐怖に苛まれ、自分を必死で守ろうと黄昏で耐える彼女。
烏紫青:「……そうだな」けれど、耐えてくれると言ってくれたのだ。
貴崎世怜:「……終わらせてあげないと、いけない」
烏紫青:「……ああ」小さくうなずいて。
烏紫青:「貧道も、最初はそのつもりで来たのだが、な」
烏紫青:「必ずしも、そうする必要はないやもしれぬ」口調がやわらいだ。
貴崎世怜:紫青さんの顔を見る。心底驚いたような顔で
烏紫青:「あー、なんというか、うむ。気が変わったのは、つい昨夜のことなのだが」
ちょっと照れたように頭をかきつつ。
烏紫青:————「…余計だと決めるのは、彼女ですよ」
「ほかのだれだって。それを決められはしないんです」————
烏紫青:「良い言葉を、聞かせてもらったのだ。清水を顔に浴びせられた気分だった」
烏紫青:「彼女はもう袋小路なのだと、そう決めつけるのは、ただの己が傲慢だったのではないか、とな」
貴崎世怜:息を呑む。何か言おうと唇だけが動くが、声は出ない。
烏紫青:「ダスクメイカー。貧道は彼女の名前すら知らぬ。それでも、何か一つでも出来ることがあるならば」
烏紫青:「それは、殺すよりも、それ以外の方が、出来ることは多いに決まっているだろうさ! ははは!」
烏紫青:晴れやかな気持ちで、ついまた、年甲斐もなく笑い声を上げてしまう。
貴崎世怜:影のざわつきを感じる。口の中が渇く。そんな、それじゃまるで。
貴崎世怜:(わたしが、間違っているみたいじゃないか)
烏紫青:「おっと失礼……こういう事態の中で、少々はしゃぎすぎ……?」
貴崎世怜:伸ばされた兄の手を。自身を覆い尽くしたドロドロの影を。白い仮面の奥の赤い目を。
貴崎世怜:今でもこびりついて離れない光景が。
烏紫青:「お嬢? 具合でも悪そうだが……もう戻るか?」
烏紫青:なんだか彼女が倒れそうに見えて、思わず肩に手を伸ばす。
貴崎世怜:「っ!」伸ばされた手を払いのけてしまう。
貴崎世怜:「いや、その……」
烏紫青:「おっと……はは、これは失礼。貧道も馴れ馴れしかったか」
烏紫青:「だが、本当に顔色が悪い。一度拠点へ戻ろうではないか」
貴崎世怜:「先に!」かすれたような声で叫ぶ「行っててください……」
貴崎世怜:「……すぐ、戻りますから」
烏紫青:「……分かった」彼女の中のどんな傷に触れたのかは分からない。きっと、知り合ったばかりでは、どうにもならぬことなのだろう。
烏紫青:世怜の傍を立ち去って、少し離れた所にいる御綿のほうへ向かう。
烏紫青:「御綿氏、先に戻る。世怜嬢は少々具合が悪いようなので、少し一人になりたいようでな」
烏紫青:「貧道よりは付き合いが長かろう? 彼女を少し見てやって欲しい。貧道では駄目だ」
御綿笹霧:「いいとも。…あとは任せておいてくれ」
烏紫青:「頼む」
烏紫青:軽く会釈して、拠点へ向かいます。
御綿笹霧:拠点へ向かった紫青さんと逆の方向−−世怜のいる方へ向かう。
貴崎世怜:植え込みの近くでへたりこんでいる。
御綿笹霧:近づいて、そばにしゃがみ込んで声をかける。
御綿笹霧:「世怜」
御綿笹霧:ひと声かけて、様子を伺う。
貴崎世怜:涙の滲んだ目で御綿さんの方を見る。嘔吐したのか、口の周りが少し濡れている。
御綿笹霧:「−−ああ。苦しかったね。……ほら、拭きなさい」ハンカチを取り出して、涙を軽く、そして口元を拭う。
貴崎世怜:「……ごめん、なさい」眼鏡をかけなおす
御綿笹霧:「どうして謝るんだい?感情に翻弄されることは、ひとならば誰にでもあることだ」
御綿笹霧:「きみの、せいではないさ」
貴崎世怜:「でも……でもっ……!」
貴崎世怜:どうしてだろう、以前のときのように、希望が持てないのは。
貴崎世怜:どうして、こんなにも、"ダスクメイカー"を羨ましく思えてしまうのだろう。
貴崎世怜:影のざわつきが収まらない。
貴崎世怜:確実に以前よりも、力が増している。
御綿笹霧:そのままの姿勢で、彼女の背を撫でる。
御綿笹霧:「世怜。……世怜。今、この時に意識を集中するんだ。ほら」もう片方の手で、彼女の手を握る。
貴崎世怜:「……っ」手を握り返す。……まだ、感覚はある。
御綿笹霧:「きみは今、ここにいる。私に護られている」
貴崎世怜:「ちゃんと……握れてますか」
御綿笹霧:「ああ。握れているとも」
御綿笹霧:「大丈夫だよ、世怜」
貴崎世怜:ゆっくりと息を吸い、吐く。
貴崎世怜:そのまま身体を預ける。
御綿笹霧:注意深く、受け止める。
貴崎世怜:涙が頬を伝う感覚がする。手が握られているのを感じる。
貴崎世怜:まだ、まだだいじょうぶ。
貴崎世怜:「みわた、さん」
御綿笹霧:「うん」
貴崎世怜:「あったかい」
貴崎世怜:しばらくすると、そのまま気を失う
御綿笹霧:「……………おやすみ」そっと、頭を撫でる。
御綿笹霧:しばらく、そうして。その華奢な体を背負って、歩き出す。
御綿笹霧:黄昏色が、濃い影を作る。
御綿笹霧:その表情は、見えない。
GM:ロイスのみ可能です。
烏紫青:世怜さんに取得します。
貴崎世怜:わあい取られ!
烏紫青:貴崎世怜 ●P:いたたまれない/N:憤懣
烏紫青:「理由はよくわからないが、なにか傷に触れるようなことをしてしまったらしい。申し訳ないな……」という気持ちです。
烏紫青:これにて七枠埋まりました。
貴崎世怜:烏紫青/誠意/隔意◎ で取ります
烏紫青:わぁい!
貴崎世怜:ちょっとの時間喋っただけの人と遠くからわざわざ約束守りに来るなんてすごいひとだなあというP感情ですね
貴崎世怜:Nの方は言わずもがな……
烏紫青:うふふ
GM:では、このシーンはこれでカット!
GM:では、シーンプレイヤーはほたるちゃん。登場侵蝕は1d5です。
佐倉井ほたる:出るぜ!
佐倉井ほたる:60+1d5
DoubleCross : (60+1D5) → 60+1[1] → 61
佐倉井ほたる:よっしゃ
斑鳩想:出ます!
斑鳩想:1d5
DoubleCross : (1D5) → 3
斑鳩想:侵蝕率70になりました。
GM:うおー
佐倉井ほたる:か、格差—
GM:では、諸々処理していきましょう!人形ダイス!
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9
GM:セーーーフ
GM:よかった
佐倉井ほたる:っぶない
GM:装置!<知覚>か<知識:レネゲイド>で難易度6の判定をどうぞ!
GM:あっちがう
GM:場所!
佐倉井ほたる:回想ですし、住宅街あたりがいいですかね
GM:一応バツのところでもいけますが探索は進みません
佐倉井ほたる:ちょっと山がちなところとかで、昔を思い出す…な感じから行くとか
斑鳩想:うん、そんなのがいいですね
佐倉井ほたる:じゃあ中途半端になってる1に行きます?
斑鳩想:同じことを言おうとしていました!そうしましょう
佐倉井ほたる:よし!では住宅街1へ参ります!
GM:了解です!
GM:では改めて、判定をどうぞ!
佐倉井ほたる:知覚で。サーチレーダーと一体化。
佐倉井ほたる:5dx+1=>6
DoubleCross : (5R10+1[10]>=6) → 10[1,8,8,9,10]+2[2]+1 → 13 → 成功
佐倉井ほたる:む、無駄に回りやがって…w
斑鳩想:おー
GM:大成功!
GM:えー、では、大変申し訳ないのですが…
GM:このエリアは外れ!装置はありません!
佐倉井ほたる:なんと!
斑鳩想:残念!
GM:住宅街にいい雰囲気のロケーションを見つけてお話とかしましょう。
斑鳩想:じゃあ、「何もない」ことを確認し、歩いているところにしましょうか
佐倉井ほたる:了解ですー。
佐倉井ほたる:とつとつと歩きながら、体に”同化”させた人形と、ヒヒイロカネの反響に耳を澄ませる。
斑鳩想:「うーん。ここには装置は無さそうだねえ」いつものように、ほたるちゃんの前を歩く。長い髪がさらさらと揺れる。
佐倉井ほたる:「…、……。です、ね。”声”も、あまりしませんし…」その後ろ姿が、自然と視界の中心に。
斑鳩想:「…声かあ……」
佐倉井ほたる:かつん。「ううん、本当にただのおうちがあるところなのかな…」かつ。
GM:よくある住宅街。大きな家などもあるが、基本的には似た規格の家が並んでいる。
佐倉井ほたる:「?」首を傾げる。”声”、というのは彼女が蔵する金属の反応を、五感によって捉えている表現だ。
斑鳩想:「これだけ歩き回って、なんにも見つからないんだもん。無いでしょー」
佐倉井ほたる:「でも、いっぱい建物がありますから。もしかしたら、おくの座敷に隠してあるかもしれませんよ?」くすり。
佐倉井ほたる:ひょい、と。両手を広げて。くるりと一回転。袂がふわりと、風を孕んで。
斑鳩想:「ふふ。奥の座敷?」「……ほたるちゃんはさ、どんな風にこの世界を見てるのかなーって」
斑鳩想:「どんな”声”を聞いてるんだろーって。こういうこと考えるの、あの時以来」
佐倉井ほたる:「…、わたしからすると、ものごころついた時にはいつも聞いてましたから。寧ろ、無い方がよくわからないなあ」
佐倉井ほたる:「でも、この空が綺麗なのは分かりますし…」ひたすらに、胸に迫るような想い。
斑鳩想:踊るようにくるりと回る彼女に、目を細める。
佐倉井ほたる:「斑鳩くんが、綺麗な髪をしているのも、よくわかりますよ」
斑鳩想:「え?」ぱちぱちと瞬き。「なに、突然」
佐倉井ほたる:柔和に微笑む。「ふふ。よく手入れしてるってわたしも分かるようになったんです」
斑鳩想:「そう。…ありがとう、うん」
佐倉井ほたる:「ねえ、いかるがくんには。どんな風に見えているんですか?」
斑鳩想:「ぼく?」
佐倉井ほたる:「くらべてみれば、違いも分かる気がするんです」
斑鳩想:「……」目の前の少女を見る。彼女の過去を知っている。彼女が生まれた世界を知っている。
佐倉井ほたる:無邪気に笑いながら、問いかけを投げる。この姿だけを見るなら、よくいる子供のように笑っているようにしか見えないだろう。
斑鳩想:彼女が、その内に抱えたものを知っている。
佐倉井ほたる:「ああ。今思えば…、ぜんぜんわたし、あなたのことを知らないです。あなたは、わたしをよく知ってるのに」
斑鳩想:だって、彼女を暗闇からこの世界に連れ出したのは、自分なのだ。
斑鳩想:「…うん、ぼくは…知ってる。たくさん、ほたるちゃんのこと」
斑鳩想:「でも、分からないことだらけだよ」
佐倉井ほたる:「そうなんですか?いかるがくんは、なんでも知ってるみたいなのに」
佐倉井ほたる:目を丸くする。だって、いつもそうだった。そう、出会ったときも。初めて、外に出た時も--
佐倉井ほたる:こんな、西日に燃えるような。夕暮れのとき。いつだって、彼はわたしの前にいて--
斑鳩想:思い出す。黄昏の空。二人で歩く街中。そして、あの場所。
◆
佐倉井ほたる:霧がけぶる、山の奥地。こここそ佐倉井--いや、神秘の鍛冶師たち”櫻井”の聖域。
佐倉井ほたる:”カミ”のマヨヒガ。天目一個神を祀る、祭祀の奥殿にして。
佐倉井ほたる:今は、一人の少女がただその身を捧げんと、精進潔斎を勤る神のみやしろである。
佐倉井ほたる:「……。きょうの、おつとめは。おわりましたね」食むべき金代も終えた。掃除も、すべて終わっている。
佐倉井ほたる:「…………」なにも、やることがない。
佐倉井ほたる:いつもなら。もう”同化”も終えた、退屈な読書か、ただぼうっと山の先を見つめるだけなのだけど。
佐倉井ほたる:「たまには、いいでしょう」ふらりと、このマヨヒガの周縁へ散歩にでも出かけることにした。
佐倉井ほたる:--きっと。
佐倉井ほたる:もしも、運命なるものがあるのなら。
佐倉井ほたる:この日この時、偶々出かけることにしたことこそが、そうなのだと信じている。
佐倉井ほたる:目を丸くしている。心臓が撥ねる感触。…そういえば、随分久しぶりの感覚を。”それ”、否。
佐倉井ほたる:その”人”を見つけたときに覚えた。
斑鳩想:「きみは……」「えっと。ここの人、だよね」
佐倉井ほたる:「ぇ、え。えっと、はい…?」
佐倉井ほたる:その感覚は、驚きというものなのだと。今は分かる。
佐倉井ほたる:「あ、あなたは…?」一族のものなら、必ず鳥居を通る。そもそも、仮面もつけず素顔など神域で晒すものはいない。
斑鳩想:「あー……えっと。どうしよう…任務…じゃなくて、迷って…?うーんと…えっと」着慣れない着物が、居心地の悪さを誘う。
佐倉井ほたる:それこそ。神へ捧げるために、カミへ顔を憶えてもらわねばならぬ己を除いて。
斑鳩想:「つまり……」沈黙。「……おなか空いた……」
佐倉井ほたる:「…えっと。まよっちゃったんですね?なら、むかえがくるまで。わたしのところでまちましょう」
佐倉井ほたる:「………。え、あー…あたたかいお湯なら、だせます」
斑鳩想:「え、いいの? わあ、ありがとう!」
佐倉井ほたる:目がまた丸くなる。「……、なんだかすごいえんりょがないなあ」普通のひとって、儀式がないとこんなものなのかな。
斑鳩想:「ねえ、きみさ。ずっとここにいるって本当?」ひょこっと顔を覗き込む。
佐倉井ほたる:「?そうですよ。えっと、わたしがうまれてすぐだから…」指折り数えて。
佐倉井ほたる:「ことしで、じゅうねんめです」
斑鳩想:「そっか。十年間、きみは何かになろうとし続けてるんだね」
佐倉井ほたる:「ええっと…、まあ、そうなるのでしょうか。なろうというか、かみさまにおりてきてもらうための。うけざらというか」
佐倉井ほたる:「さくらいのいちぞくが、かみさまにもういちどあいしてもらうために」
佐倉井ほたる:「わたしが、そのおもいをとどけにいくんです」ほわりと笑う。
斑鳩想:「そっか。うんうん」こちらもにこにこしている。
佐倉井ほたる:もういちどこのひとをよく見る。…、やっぱり、見覚えがないような。
佐倉井ほたる:「えっと。いまさらですけど。おなまえを、おうかがいしてもいいですか?」
斑鳩想:「うん。ぼくの名前は、斑鳩想」
斑鳩想:「きみが、神様のもとに行く前に。きみに世界を知ってもらうために、ここに来ました」
佐倉井ほたる:「え、ええ?」いったい、何を。
斑鳩想:にこにこと笑う。「ねえ、きみの名前は?」
佐倉井ほたる:「な、なな」と驚愕に身を震わせて。「、こ、こほん。さくらい。さくらいの、ほたるです」
佐倉井ほたる:「わたしは、かみさまのはなよめですので。あまり、ふしだらなまねはしませんからね!」きりっと眉根を建てて。
斑鳩想:「さくらいほたるちゃん!」
佐倉井ほたる:「は、はい」
佐倉井ほたる:なんだか。その振舞いに、すごく怪しいと思ったし。すごく困ったのだけれども…
斑鳩想:「ふふ。そう言ってられるのも、今だけなんだから」
佐倉井ほたる:どうしてか。ついつい、目で追ってしまう。その言葉に、困惑しながら。どこか惹かれてしまうのを感じたことを、今でも鮮やかに思い出せる。
◆
GM:ロイスのみ、可能です。変更などは大丈夫ですか?
斑鳩想:だいじょうぶです!
佐倉井ほたる:大丈夫です!
GM:OK!ではシーンカット!
GM:シーンプレイヤーは世怜ちゃん。侵蝕1d5をどうぞ。
貴崎世怜:はーい
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+3(1d5->3)した(侵蝕率:59->62)
貴崎世怜:ダイスボーナス
GM:行きたいロケーションを選ぶがよい
貴崎世怜:ん~~~~~
貴崎世怜:住宅街の2に行きましょうか
GM:OK!
GM:人形ダイス
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9
GM:セーフですね。
貴崎世怜:セーフ
GM:<知覚>か<知識:レネゲイド>で難易度6で装置判定をどうぞ。
貴崎世怜:ほいさ
貴崎世怜:〈知識:レネゲイド〉で振ります
GM:どうぞー
貴崎世怜:(4+1)dx+1 ダイスボーナスが入った
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 6[2,4,4,5,6]+1 → 7
GM:クリア!
貴崎世怜:ダイスボーナスありがとう……!
GM:ここに装置は……
GM:ありました!
貴崎世怜:ヤッター!
GM:好きな感じで止めたりするとよい
GM:住宅街。
GM:先程御綿に連れられ、拠点に戻っていた世怜だったが、
GM:目が覚めるとすぐに探索に出かけようとした。
貴崎世怜:「……」見回しながら無言で歩いている。あまり浮かない表情だ。
GM:それを心配してついてきた御綿と、二人で歩いている…それが今この状況だ。
貴崎世怜:心配されている……
御綿笹霧:心配するさ!
御綿笹霧:「……本当に良かったのかい、すぐに出てきてしまって」
貴崎世怜:「……体調はもう、大丈夫っすから」
御綿笹霧:「あまりそうは見えないけどね」
貴崎世怜:できればひとりになりたかった……とは、この人の前では言えないだろう。
貴崎世怜:「心配しすぎなんすよ。わたしだってその……まあ一応、大人だし」
貴崎世怜:「自己管理くらい、こう……まあ……ねえ」
御綿笹霧:「オーヴァードには大人も子供もないよ」
御綿笹霧:少し、その声のトーンは普段よりも冷たく聴こえた。
御綿笹霧:「そして、自己管理ができていると言いたそうだけどね」
貴崎世怜:「……」御綿さんの方を向く
御綿笹霧:つ、と指を額に突きつける。
貴崎世怜:「んっ」
御綿笹霧:「正直、元専門家から見て、できているとは言い難いな!」
御綿笹霧:「自分の限界を超えて無理することを」「自己管理とは」「言わない」
御綿笹霧:「いいかい?」
貴崎世怜:「うっ……」
御綿笹霧:「きみは、特に気をつけなければならない。きみ自身のために」
貴崎世怜:「そ、そんなこと……。わかってるっすよ」こころなしか目をそらしてしまう
御綿笹霧:「……また、護れないなんてのはごめんだ」小さく呟く。
御綿笹霧:「わかっているなら、もっと十分な休息を取りなさい」
貴崎世怜:「……」口を開きかけ、また閉じる。
御綿笹霧:「別に、きみを縛ろうという気はない。きみの意志は尊重されるべきだと、私は思う。でもね、世怜」
御綿笹霧:「きみが自分を傷つけようとしているならば別だ」
貴崎世怜:「……別にね、御綿さん」ぽつりぽつりと、口を開く。
貴崎世怜:「そんな、自分を傷つけるようなつもりは、なかったんすよ」
御綿笹霧:「……」
貴崎世怜:「ただ、いろんな事がわかんなくなりそうで」
御綿笹霧:静かに耳を傾ける。彼女の思いを逃さないように。
貴崎世怜:「……"ダスクメイカー"を、あの人を生きたまま捕らえるんすよね」
御綿笹霧:「−−紫青くんは、そうしたいと願っているようだね」
貴崎世怜:「それがいいとか、わるいとかじゃなくって」努めていつもよりも落ち着いた、平坦なトーンで続ける
貴崎世怜:「わたしはそれを、選ぶ権利すらなかったんだって」
貴崎世怜:「あの時のわたしには、選べなかったんだって」
貴崎世怜:「どうしようもないのに、どうしようもないってわかっているのに」
御綿笹霧:「…………」
御綿笹霧:目を伏せる。
貴崎世怜:「ほんの少し前なら、こんなこと思いもしなかったのに。御綿さんと初めて会った時の、あの子の時みたいに」
貴崎世怜:「どうして、素直に希望を持てないのか、とか。もうなにもかもわかんなくって」
御綿笹霧:「……翔一くんか」
貴崎世怜:こくりと頷く。
御綿笹霧:「…きみは彼と交流を持った。そして、救われて欲しいと願った」
御綿笹霧:「なんの思い入れもない他人に、情を傾けるのはそう簡単ではないさ」
御綿笹霧:「……希望、か」
御綿笹霧:「選んだ末が、袋小路の絶望だってこともある」
貴崎世怜:「……妹さん、っすよね」
御綿笹霧:頷く。
貴崎世怜:「御綿さん、言いましたよね。それでも彼女の隣に立つって。護り続けるって」
貴崎世怜:「あの時わたし、羨ましいって、思っちゃったんすよ」
御綿笹霧:「うん」
御綿笹霧:「それは……私に対して、かな」
貴崎世怜:「……」これ以上は答えない。
貴崎世怜:御綿さんの妹に対して、羨ましいと思ってしまったことを、口に出してしまったら。
御綿笹霧:「………ねえ、世怜」
御綿笹霧:世怜が答えないと見て取って、口を開く。
御綿笹霧:「約束をしよう」
貴崎世怜:「……約束」
御綿笹霧:「うん」
御綿笹霧:「私は、ごく個人的な…『私情』ってやつでもって」
御綿笹霧:「きみのことを護ろうと思う」
御綿笹霧:「『たとえ何があろうと』ね」
貴崎世怜:「……っ」
御綿笹霧:「それが、約束だ」
貴崎世怜:「……呪い師との約束は」
貴崎世怜:「破ったりできないんすよ、御綿笹霧さん」
御綿笹霧:「うん。そうだね」
御綿笹霧:「それでも……」
御綿笹霧:「自分で、自分を呪い続けることを思えば、どうということはないさ」
貴崎世怜:「そんなことを、サラッと言わないでくださいよ」少しだけ、くすりと笑う
御綿笹霧:きっと。
御綿笹霧:目の前の子を護ることができなかったら。再び失うことになったら。
御綿笹霧:己をまた、呪わずにはいられない。
御綿笹霧:それであれば、彼女の呪いを受ける方がずっといい。
御綿笹霧:「…少し、重くしすぎてしまったからね」
御綿笹霧:「私は軽いぐらいでちょうどいいのさ!」
御綿笹霧:大げさに手を広げて。
貴崎世怜:「……むう」
貴崎世怜:「……御綿さんだって」
御綿笹霧:「ん?」
貴崎世怜:「自分のこと、大切にしてくださいよ」
御綿笹霧:「……そうだねえ……」
貴崎世怜:「わたしからの、お呪い」
御綿笹霧:「………」
御綿笹霧:そうできたらいいんだけどね、と言う思考は、その言葉に絡め取られて、落ちる。
貴崎世怜:「……わたしだって人のこと、全然言えないけど」
貴崎世怜:あなたが傷つくのは、きっとわたしも苦しいんだよと。
御綿笹霧:「……安心しなさい、世怜。私はそう簡単に傷ついたりしないさ」
御綿笹霧:「私が無事でなければ……護るべきものを、護れないのだから」
貴崎世怜:「……嘘をついたら、その、怒るっすよ」
御綿笹霧:「ふふふ。こわいなあ」
GM:そうやって、会話をしながら。
GM:ふと、『それ』が世怜の目に入った。
GM:−−想たちから聞いていた特徴と一致する、場違いな物体。
GM:それが、家の門の影にひっそりと刺さっていた。
貴崎世怜:この街の、空を塗りつぶす装置。
貴崎世怜:じっと、見る。「やれ」と誰かが言っている。影から声なき声がする。
御綿笹霧:するりと、その影を遮るように風が吹いた。
御綿笹霧:気がつけば装置は御綿の手の中にあり。
御綿笹霧:「はい、完了だ」
貴崎世怜:「あ……」ざわりと一瞬だけ影が泡立ち。そのまま元の静けさが戻る。
GM:その機能は停止させられた。
GM:空が、今とは少しだけ違う夕焼けに塗り替えられていく。
貴崎世怜:じっと影を見る。空には一つも目もくれず。
貴崎世怜:時間がない、そんな気がする。
御綿笹霧:「さ、帰ろう」
貴崎世怜:「……うん」
御綿笹霧:ぽん、と世怜の肩を叩き、歩き出す。
貴崎世怜:《シャドウダイバー》 侵蝕+2 62→64
貴崎世怜:ずるい、とわかっている
貴崎世怜:けれど、どうしても、知りたくなってしまった
貴崎世怜:あなたは今、どう思っているのですか、と
御綿笹霧:まず、流れ込んできたのは安堵の感情。
御綿笹霧:それは、装置を見つけたことかもしれないし、世怜に影を使わせずに済んだ、という思いかもしれない。
御綿笹霧:だが、そのあとに。
御綿笹霧:混沌とした感情の塊が流れてきた。
御綿笹霧:それは、諦め。絶望。決意。喜び。願い。
御綿笹霧:それらが混じり合い、凪のようになっている。
貴崎世怜:今それを知っているのは、わたしだけだ
御綿笹霧:−−笹霧は、軽やかに歩き、軽やかに微笑む。
御綿笹霧:それは『偽りではない』。
貴崎世怜:わたしだけが知っていることが、ほんの少し、嬉しく思えた。
GM:御綿さんから世怜ちゃんへのロイスをSロイスにします。
貴崎世怜:こちらも御綿さんへのロイスをSロイスに指定します
GM:オーケー!!
貴崎世怜:よっしゃい!
GM:共犯…
貴崎世怜:よさみ……
GM:では、シーンカットです。
GM:休憩シーン!侵蝕上昇は1!
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+1した(侵蝕率:64->65)
佐倉井ほたる:でます!侵食61→62へ。
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+1した(侵蝕率:74->75)
斑鳩想:70+1
斑鳩想:あっいやいや。すいません。出ます。
斑鳩想:侵蝕率71になります。
GM:はーい
GM:では、皆さんはそれぞれ探索を終えて拠点の前に戻ってきました。
GM:空は変わらぬ黄昏で、皆の顔にも陰が差しています。
御綿笹霧:「やあ、みんなお疲れ様!こちらは成果ありだったよ」
佐倉井ほたる:「こちらは、結局見つかりませんでした」
貴崎世怜:御綿さんの後ろを黙ってついてきている
烏紫青:「こちらも特には。まあ、夕食を用意するには頃合いだな……」
斑鳩想:「やった、ぼくもうお腹ペコペコだよ」
GM:そうやって、皆が顔を合わせて声をかけあっているところで。
GM:世怜ちゃんはふと、自分の方に伸びる影に気づきます。
貴崎世怜:「……ん?」影の方をみる
黄昏の人形:人形が一体。じっと、君の方を見ている……いや、向いている。
佐倉井ほたる:「…?世怜さん、なにか」ありましたか、と言おうとして。
貴崎世怜:「っ、人形が」
貴崎世怜:指をさそうとする
黄昏の人形:それは、かたかたと震えるようにして
烏紫青:「ここにも出たか!」
斑鳩想:「うわ、みんな離れて——」
黄昏の人形:……そのまま、破裂します。
黄昏の人形:砂には、還っていない。影だけ、そのまま残されている。
貴崎世怜:「……な、なにか、変な気が」残った影を見る
佐倉井ほたる:「…、なにが」身構えたまま。実体がないのに、影のみが。
GM:Eロイス:衝動侵蝕。これはダスクメイカーのEロイスです。
GM:貴崎世怜を捉えた影が、沸き立つ。
GM:対象は世怜ちゃんのみ。
烏紫青:「お嬢……!」
貴崎世怜:「あ……あ?」理解したときにはすでに遅い
佐倉井ほたる:「!世怜さん、さがって…!」遮ろうと金属の腕が伸びるが、その下を悠遊と影が摺り抜けいく。
貴崎世怜:後ずさりしようにも、身体が言うことを聞かない
GM:衝動判定が発生します。難易度は9。そして。
黄昏の人形:まだこちらは機能を失っていない。《盲目の羊》を世怜ちゃんに使用。
烏紫青:念入りにそんなものまでーっ!
黄昏の人形:ダイスマイナスは6個です。
黄昏の人形:なお、演出でこの人形にとどめをさすことができます。
貴崎世怜:振れない!0個!
GM:では暴走だ!衝動は恐怖!
貴崎世怜:暴走してしまった!
烏紫青:なんとぉーっ!
貴崎世怜:2d10+65
DoubleCross : (2D10+65) → 12[10,2]+65 → 77
御綿笹霧:「世怜!!」
御綿笹霧:警戒は、していた。しかし−−
貴崎世怜:息を呑む。足元から影がせり上がる。ほんの一瞬の事だが、時間が引き伸ばされたようにゆっくりと迫ってくるように感じる。
御綿笹霧:それが、止められないことを見てとると、世怜の側に立つ。
御綿笹霧:影に包まれてゆく手を取る。
貴崎世怜:「だ 」全身が影に埋もれる僅かに前、助けを求めるような目を御綿さんに向けていた
御綿笹霧:もう片方の手でステッキを構え、牽制するように切っ先を周りに向ける。
御綿笹霧:(……すまない)
貴崎世怜:黄昏に照らされる、ゆらめく人型の影がぼうっと立っている
御綿笹霧:「……来てはならない。来ては駄目だ、みんな」
佐倉井ほたる:「世怜さん…!」彼女の暴走は見たことがある。構わず、そのまま駆け寄ろうとして。
御綿笹霧:「…ほたる!」
佐倉井ほたる:「すぐ、しずめないと…!これ以上は、影が”近く”なりすぎます!」
烏紫青:「これは……!」ゆらめく影に息を呑む。
御綿笹霧:「『今は』……駄目だッ!!」
貴崎世怜:"輪廻の獣"は、ぼんやりと立っている。獣の白い仮面の奥に、赤い瞳が輝く。
貴崎世怜:表情は、見えない
貴崎世怜:「 、 」
佐倉井ほたる:「…、それでも!すぐに戻さないとだめです!」前に立つ。危険は理解しているつもりだ。
烏紫青:「多么是事情(なんだと)!?」
貴崎世怜:ざわりと全身が波打つと、獣の一部と化した影が人形へと伸び、瞬く間に呑み込んでいく。
佐倉井ほたる:「世怜さん、聞こえますか…!世怜さん!」呼び掛ける。
佐倉井ほたる:いつもなら、話せずともこちらの声は聞こえているはず…。
貴崎世怜:「 、 。 」禍々しいノイズ混じりの、声にもならぬ呪詛の塊
貴崎世怜:ほたるちゃんの方を向く
御綿笹霧:「………世怜!!!」
斑鳩想:「ほたるちゃん!」状況は読めない。が、いやな予感がした。
斑鳩想:彼女に向かって手を伸ばす。
佐倉井ほたる:「返事をして…!”呪い”に、飲み込まれますよ!!」
烏紫青:「輪廻獣(リンホイショウ)……また、これを目にすることになるか」
烏紫青:「——必须杀(ころさねば)——ッ」
烏紫青:「……違う!」自分で自分の言葉を否定し、吐き気を覚える。
烏紫青:頭を振り、眼の前の現実に向き合う。「佐倉井のお嬢、そこは近すぎる! 少し下がった方がいい!」
佐倉井ほたる:手を伸ばす。危うかろうが、今なら。「はやく、こたえて。世怜さん…!」
御綿笹霧:このままでは拙い。
御綿笹霧:すぐに、その手に持った杖で、影の獣の首のあたりを叩く。
貴崎世怜:「 ! 」よろめく……が、それだけだ。
貴崎世怜:影がほたるちゃんへと伸びていく
御綿笹霧:「……引き剥がせないか、こんなものでは……当たり前だなッ!!」
佐倉井ほたる:影が触れる。
貴崎世怜:影が黒い油のように身体を浸食していく
佐倉井ほたる:「ッ…、」一瞬、漏れかけた悲鳴を押し殺す。”食われる”感触。
佐倉井ほたる:それは、焼けた湯を飲むより、金属を詰め込み膨れるよりもおぞましい。
御綿笹霧:手を伸ばす。
佐倉井ほたる:「せ、れん、さん…、おき、て」歯を食いしばる。強引に同化で対抗する。
烏紫青:「ええい……ままよ!」経文を取り出す。
斑鳩想:細かな霧雨の弾丸が、世怜ちゃんに降り注ぐ。
御綿笹霧:「駄目だ………!」
御綿笹霧:庇うように、遮るように。その体が影の獣を…世怜を覆う。
御綿笹霧:守るように、その影を抱く。
烏紫青:読経によって多少なりともレネゲイドを鎮めることが出来るのだが、どうも効いている気がしない。
※《リカバリー》の演出
斑鳩想:「————ッ」叫ぶ。一瞬でも、世怜ちゃんの動きを止めることができないかと。
貴崎世怜:「 ーーーっ!」影の中から、ほたるちゃんを弾き飛ばすような……誰かの手に押されるような力が働く
佐倉井ほたる:手を伸ばす。影を掬い上げて、その奥にまで/影を飲み込んで、その奥にまで。
佐倉井ほたる:そうして。その奥から、弾かれるように、ころりと転がった。
斑鳩想:「———ほたるちゃん!」ほたるちゃんを受け止めます。一緒にもんどりうって倒れる。
御綿笹霧:「世怜!!お前はまだ、ここにいる、ここにいるだろう!」
御綿笹霧:触れたらどうなるかなど、どうでもいい。二度と取り零すものか。
貴崎世怜:影は、触れた者をゆっくりと浸食していく。
貴崎世怜:が。
貴崎世怜:また一度、ざわりと全身が波打つ。そのまま、波が引くように、影がゆっくりとほどけていく。
貴崎世怜:「あ、ああ……わたし……また……」
御綿笹霧:その身体を、崩れないように支えて。そっと背をさする。
御綿笹霧:「大丈夫……お前は、ここにいる」
貴崎世怜:「う、うあ……」顔を手で覆う。感じたのは、底の見えない恐怖。
貴崎世怜:一人ぼっちの、誰も居ない光景。黄昏色に塗りつぶされた、何もない世界。
GM:−−その時。
GM:その、皆のいる地点から少し離れたところに、「彼女」が現れていた。
"ダスクメイカー":「……こっちには、来ないんだ。そっか」
斑鳩想:「……あの子」
"ダスクメイカー":「なんだか……とても、僕の世界に馴染んでいたから……」
"ダスクメイカー":「誘って、みたんだけど」
烏紫青:「…………」読経をやめ、そちらを黙って見やる。
GM:その声は、皆に聞こえます。
御綿笹霧:「……」表情を消し、じっとその女を見ている。
佐倉井ほたる:「っ、く…、は、…。ま、だ。まだ、ですよ。急いては、ことを仕損じるもの、です」息が荒い。
貴崎世怜:腕の中で身体を震わせながら、"ダスクメイカー"の方を見る
佐倉井ほたる:「世怜さんは。まだ、黄昏/よみの向こうにいくには、まだ早いんですから」
"ダスクメイカー":「……そう」
"ダスクメイカー":「でも、ね。きみたちが……僕を追い詰めようというなら」
"ダスクメイカー":「みんな……みんな。連れて行くから」
"ダスクメイカー":「融けてもらうからね」
"ダスクメイカー":厭世的に、笑む。
佐倉井ほたる:「させ、ませんよ。まだ、まだ。溶けても、また型にはめて。打ち出すのが、われらが業です」
佐倉井ほたる:額に汗を浮かべ、それでも。笑ってみせる。
烏紫青:「とけて、たゆたって、渦の中へ、か」
烏紫青:誰に聞かせるでもなく、ぽつりと。
"ダスクメイカー":その呟きに、紫青の方をちら、と見やり
斑鳩想:ほたるちゃんの肩をぐいと抱く。これ以上無理をさせる訳にはいかない。
佐倉井ほたる:そのまま身を任せる。だれより信頼していて、どこより安心できる場所だ。
御綿笹霧:「……きみの望む世界はそれか。……ああ、構わない。構わないとも」
御綿笹霧:「…でも、彼女たちに手を出すなら……覚悟はしておいてもらうよ」
烏紫青:暴走した世怜の姿には、見覚えがある。以前、活無常として殺した、別の〝輪廻の獣〟。
烏紫青:いや、獣自体は逃げ、自分が手にかけたのは依代のほうだ。
烏紫青:同じ姿の彼女を見たとき、「殺さねば」と感じ、ダスクメイカーの顔が脳裏によぎった。
烏紫青:自分は——何の都合で、ひとを殺している?
"ダスクメイカー":「シセイ」
烏紫青:「君が道連れを欲するならば、その供をするのも、やぶさかではない」
烏紫青:「ただ……一人には、させたくないのだ」
烏紫青:彼女の方を見上げて、今度は聞こえるように言った。
"ダスクメイカー":少し考えるように、手を口許において。
"ダスクメイカー":「違うよシセイ。道連れが欲しいんじゃないんだ」快活な笑みを向ける。
"ダスクメイカー":「一人だって全然構わない。この黄昏の中に居られるなら、それはとても幸せなことだ」
烏紫青:その笑みに少し、目を見張る。
"ダスクメイカー":「だって−−みんな、他人だもの」
"ダスクメイカー":「どこまで行っても別の存在で−−どこまでいっても交わらなくて−−」
"ダスクメイカー":「そんなの、耐えられない」
烏紫青:「だとしても」
烏紫青:「昼と夜の間にしか黄昏が存在しえないように、人間(ヒト)は人と人の間にしかいない」
烏紫青:「オレも、君も、誰も彼もが、最初から影法師だ。みな燃え落ちて、夜に溶けるその時まで」
"ダスクメイカー":「ここには、ある」
"ダスクメイカー":「昼もない、夜もない。そんなもの、必要ないんだよ。そんなものなくったって、僕の黄昏はここにある」
"ダスクメイカー":「人間だって………要らないさ」
烏紫青:「ああ、そうだな。ここは、そもそもがそういう場所だ。夢の世界だ」
烏紫青:「まどろみに溺れて、窒息するような、心地の良い夢」
烏紫青:「でもな、名前も知らない君」
烏紫青:「オレは、君に新しい朝の空気も、夜の冷たい空気も、もう一度知ってほしいと……思う」
烏紫青:「今は、ただ怖くて分からないかもしれないが」
"ダスクメイカー":それを聞いて何かを思い出したのか、怯えるように首を振る。
"ダスクメイカー":「いやだ」
"ダスクメイカー":「いやだ……!!」
"ダスクメイカー":そう叫んで、女の幻影は消え失せる。
烏紫青:「そうだな。君は、おぬしは、……そうだろうな」
烏紫青:消えた幻の向こうに、断絶の影がくっきりと浮かんで見えた。
烏紫青:「ゆえに、ジャームは殺せと……貧道は活無常の名を賜ったのだ」
斑鳩想:「………」じっと消えた影を見ている。
御綿笹霧:「……中に入ろう」
御綿笹霧:「みんな……消耗している。早く休んだほうがいい」
御綿笹霧:そのまま、世怜を抱きかかえる。
貴崎世怜:「……」すでに落ち着いた様子だが、抵抗することなく抱きかかえられる。
御綿笹霧:(…何も、護れていないな……僕は)
御綿笹霧:(昔も、今も)
烏紫青:「鶏排(チーバイ)を作ろうと思ったが、簡単なものにするか……」※フライドチキン的なものです。
佐倉井ほたる:ぜいぜいと荒い呼吸をなんとか抑え。「斑鳩くん、どうかしました、か?」
斑鳩想:「どうかしたことばっかり」
佐倉井ほたる:「あ…。えっと。その…」さきほどの無茶を思い出す。
佐倉井ほたる:「………ご、ごめんなさい」小さい声で謝った。
斑鳩想:「んもー! ほたるちゃんめ。今度ばかりは……」「……」
佐倉井ほたる:「……、やっぱり。ダメですね。身体が、動いちゃいました」眉根を寄せて本当に困った顔で。
斑鳩想:「そうだよね」目を伏せる。長い髪が、ほたるちゃんから表情を隠す。
佐倉井ほたる:「いかるが、くん?」おそるおそる手を伸ばし、そっと髪に触れる。
斑鳩想:「…どうしてなんだろ」
佐倉井ほたる:「え、え?」
斑鳩想:「きみがそういう風にしちゃうの…」
佐倉井ほたる:何かを言おうとして、続かずに閉じる。…そんなこと、考えたこともなかった。
佐倉井ほたる:それは、自分にとって。モノを取り込み、それそのものとなれるように。当たり前のことだから。
佐倉井ほたる:「…ぇ、あ」それでも、なにか口から絞り出そうとして。何も出てこないことに、どうしようもなく苦しくなる。
佐倉井ほたる:応えられないことが、どうしようもなくくるしい。
斑鳩想:「……ほたるちゃんに、この世界を知ってほしかったんだ。ぼくは…」
斑鳩想:「………」本当は戦ってほしくなんかないとか、そんなことばかり言いそうになって口をつぐむ。
斑鳩想:「ごめん。ちょっとお散歩してくるね」
佐倉井ほたる:「あ、」一瞬、その声に息が詰まって。
斑鳩想:パッと立ち上がって、踵を返します。
佐倉井ほたる:「…。いっぱい、いっぱい。教えてもらったよ」アイスクリームの甘さも。町の灯も。
佐倉井ほたる:ともだちだって、できた。
佐倉井ほたる:手を中途半端に伸ばして。
佐倉井ほたる:そのまま、ゆっくりおろす。
佐倉井ほたる:「…なにが。なにか、」胸に手を当てる。「たりないものが、あるのかな」だから。応えられなくて。
佐倉井ほたる:こんなにも、胸がいたい。
◆
佐倉井ほたる:…かつてのことを語ろう。
佐倉井ほたる:といっても、そんなに大したおはなしではない。
佐倉井ほたる:とあるひとりの、箱入り娘が。外からやってきた、嵐のような少年に。振り回されながら、初めて外を知るお話だ。
佐倉井ほたる:「………。ひ、引っ張られるままついてきてしまいました」どんより。
斑鳩想:「もー、せっかくだから一緒に可愛い格好しようと思ったのにー」
斑鳩想:「着物ばっかりじゃつまらなくなーい?」
佐倉井ほたる:「し、しりません!わたしはかんなぎですから、この服装以外ほんとは着ちゃいけないんです!」
佐倉井ほたる:普段の地味というより、もはや古臭い紺色の袴ではない。
佐倉井ほたる:ぎゅーっと脱がされた着物を抱き締める。
斑鳩想:「そんなのバカみたいだよ! 服装くらい誰も気にしてないって」
佐倉井ほたる:「むう。天網恢恢疎にして漏らさず!かみさまはみております!」ふしゃーっ
斑鳩想:「そうだねえ」にこにこ。「すっごい可愛いって喜んでると思う~、その浴衣!」
佐倉井ほたる:「う」「うううーっ」顔が赤くなっていく。恥ずかしさで真赤だ!
斑鳩想:「本当は甘ロリ双子コーデに挑戦したかったところだけども、今回は『夏祭りを楽しむ仲良し浴衣コンビ』というテーマで」
斑鳩想:「良しとしようじゃない!」
斑鳩想:というわけで二人で浴衣姿です。夏祭りにやってきています。
佐倉井ほたる:「な、ななな」「なにがなかよしこんび、ですかぁーっ」むぐぐ、と言いつつ着せられた浴衣ごと体を抱き締めている。
斑鳩想:「りんご飴と、アイスクリーム、どっちにする?」話を聞いていない。
佐倉井ほたる:ヒトがたくさんいる。周囲の近くにこんな人口密度なのは初めてなので、猫のごとく毛が逆立つ。
佐倉井ほたる:「…、あいす、くりーむ、ですか?」林檎飴は本で見たけれど。
斑鳩想:「うん、おいしーよー。冷たくて、甘くて」
佐倉井ほたる:「つめたい」冷たいものというと…、やめよう。
佐倉井ほたる:ヒトに慣れていない獣のような目。警戒心が覆っているけれど、その奥に好奇心がわずかに見える。
斑鳩想:「……みんな、お祭りに夢中で、いるだけで楽しくって、ぼくらのことなんか誰も気にしてないよ」
佐倉井ほたる:「……。むむ…」
斑鳩想:「こんなにたくさん、人がいるんだから。神様だって、見逃しちゃうよ」
佐倉井ほたる:「…おまつりはカミさまへの捧げものです」むすっ
佐倉井ほたる:「…なので。まつりにあるものなら、わたしも手をだしていいと思っただけです」顔を背けつつアイスクリームを頼みたい。
斑鳩想:「…ふふっ」
佐倉井ほたる:「なんですかなにかおかしいところがありましたっ!?」むがーっ
斑鳩想:「ううん。一緒に頼もうよ、アイスくださいって」
佐倉井ほたる:「え、」人と話すのは、一方的な通達を除けば。目の前のひとが初めてで。
佐倉井ほたる:「…あなたが、すればいいじゃないですか」
佐倉井ほたる:無様な様子を晒したくない。
斑鳩想:「だーめ! これは修行なのだ」
斑鳩想:「あははっ、言ったでしょ、誰もぼくらのことなんか気にしてないって」
佐倉井ほたる:「むむ…。どうしてわたしが…」ぶつぶつ言いながら。
佐倉井ほたる:それでも。このひとに、おいていかれるのは。本当に嫌だった。
佐倉井ほたる:「…分かりました!たのめばいいんでしょう!」
佐倉井ほたる:ずず。なんとか屋台に並ぶ。…ヒトが近い。
佐倉井ほたる:……。周りの熱気。自分より、ずっと大きい人たちばかり。
佐倉井ほたる:「…っ」
佐倉井ほたる:拳を握る。丹田に力を込める。
斑鳩想:隣に並んで、そんな彼女を見守っている。目を細める。
佐倉井ほたる:(へいきだ、こんなの。…すこしまえの、剣舞と鍛冶の奉納より…っ)視線を感じる。
佐倉井ほたる:「、す、すみませんっ!あいす、ふたつください!」掠れてはいるけれど、思ったより大きい声が出て。
佐倉井ほたる:…。今思えば、われながら随分とまあ。がちがちで、ひどいものだと思う。
佐倉井ほたる:でも。
佐倉井ほたる:彼は、斑鳩くんは。ばかにしないで、見ていてくれた。 それだけで、わたしは一歩ではあるけれど。自分で歩けたのだと思う。
佐倉井ほたる:もくもく。
佐倉井ほたる:もくもくもくもく。
佐倉井ほたる:「…つめたい」
斑鳩想:「冷たいねえ」
佐倉井ほたる:「……………あまい」
斑鳩想:「甘いねえ」
斑鳩想:「ね。おいしいでしょ~」
佐倉井ほたる:もくもく。
佐倉井ほたる:「…。……」もく。「…………。…ぅん」ぼそ、と。ほんとうにちいさく、零した。
斑鳩想:「ねー」神社の境内にちょこんと並んで、アイスを舐める。
斑鳩想:お揃いの、色違いの浴衣。
佐倉井ほたる:「…うん」今度は、ちゃんと普通に聞こえる大きさで。
佐倉井ほたる:ぺろり、と。コーンに溶けたアイスを小さく舐めとる。
斑鳩想:「あ、そうそう。さっきの射的の商品さ、ほたるちゃんと分けっこしよ」
斑鳩想:「ミサンガ。残念賞だけどねー」けらけら笑う。
佐倉井ほたる:「…いかるがくんが取ったんだから、貴方のものでいいのに」
佐倉井ほたる:「…くみひも?」
斑鳩想:「だって二つ入ってるんだもん。分けっこしようよ」
斑鳩想:「ミサンガ! 手につけるの」
佐倉井ほたる:「両手につけるんじゃないの…?」と言いつつ、ミサンガに目が固定されている。
斑鳩想:そう言って、するっとほたるちゃんの手首に装着させてしまいます。
斑鳩想:「片方ずつだよ! これでお揃いだもん」
佐倉井ほたる:「ぁ」
斑鳩想:きゅっと、結ぶ。
佐倉井ほたる:「……、うん」
佐倉井ほたる:本当なら。
佐倉井ほたる:余計な装飾などはつけるべきではない。
佐倉井ほたる:神との儀礼において、作法とは厳格そのものだ。
佐倉井ほたる:でも…。「……ありがとう」 「はじめて、だから。なんていえばいいのかな…」
佐倉井ほたる:きゅ、と。もう片方の手で、そっとミサンガを包む。
斑鳩想:「ん? どういたしましてー」
佐倉井ほたる:「…うれしい」ふわり。まるでほころぶ花のように。自然と、微笑む。
斑鳩想:「……ん、」その微笑に虚を突かれて、珍しく軽口を叩けなくなって、ただ魅入る。
佐倉井ほたる:どうしてだろう。別に、大した謂れも。なにか特別なもので、作られているわけでもないのに。
佐倉井ほたる:このちいさな紐が、とても暖かく感じた。
佐倉井ほたる:「…あ」そうして、どれくらいたったのだろう。
佐倉井ほたる:胸の内が、こうも暖かくなったことなんて初めてで。
佐倉井ほたる:だから
佐倉井ほたる:自分が、どうしようもなく冷たいブリキの人形なのだと。神様の熱で動くだけの金型なのだと、忘れてしまっていたのは。
佐倉井ほたる:「…ごめんなさい。もう、かえらなきゃ」
斑鳩想:「ほたるちゃん…?」様子が変わったことに気づく。
佐倉井ほたる:北極星が高く昇っている。明るい月が、南中より旅立とうとしている。
佐倉井ほたる:「……。うん。色々振り回して、引っ張られて。大変だったけど」
佐倉井ほたる:声が詰まる。自分でも驚くくらい、この先を言いたくないのだと思い知る。
佐倉井ほたる:「…はじめてのことばっかりで、びっくりしたりしたけど」
佐倉井ほたる:「…外のこと、いっぱい教えてくれて」……「本当に、楽しかった」
佐倉井ほたる:微笑む。先とは違い。どこか強張った笑み。
斑鳩想:「………」
斑鳩想:「待って。君は、戻る必要なんかないよ」
佐倉井ほたる:「……」
斑鳩想:「このまま、もっと色んなことを…知らなくちゃいけないんだよ。ぼく、一緒にやるから」
斑鳩想:手を伸ばす。
佐倉井ほたる:その言葉が、うれしい。…うれしいからこそ。胸が刺されるようだった。
佐倉井ほたる:「ごめんなさい…」
佐倉井ほたる:ぎゅ。自分の体を巻き付けるように抱き締める。そうしないと。
佐倉井ほたる:みじめに、泣き出してしまいそうだったから。
斑鳩想:「ほたるちゃん、あのね、君の言う神様なんてさ、本当はどこにも———」
斑鳩想:「………、行こうよ! この場所から、どっか別のところにさ…!」
佐倉井ほたる:くしゃりと。その言葉に、ぎゅっと眉を寄せて堪える。
佐倉井ほたる:「ごめんなさい、それは出来ない。だ、っ、て--」がくん。
佐倉井ほたる:嘘。
佐倉井ほたる:まだ、時間があるはずなのに。
斑鳩想:「ほたるちゃ———」
佐倉井ほたる:全身が燃え上がったように。「ぜ、ひゅ--」
佐倉井ほたる:「だ。…。だ、から。だめ、で」ごほ、と金属臭が混ざる赤黒い何かが口から零れる。
佐倉井ほたる:「…、こん、なの。みせ、たく…、な、」げほ、と咳き込む。
佐倉井ほたる:--とても、単純な話。
佐倉井ほたる:たとえ、器物と同化するレネゲイドの力の一端を引き出せようが。
佐倉井ほたる:ただの人間が、金属と水だけで生きていくことなどできない。
佐倉井ほたる:それこそ、”カミの奇跡”でもなければ。
佐倉井ほたる:ゼンマイねじが切れれば。人形は止まるというだけの、当然の話だ。
佐倉井ほたる:…そんな中で。
佐倉井ほたる:手首に巻いた、ちいさなミサンガを。土と、己が零す血に汚さないように。
佐倉井ほたる:もう片方の手で、確りと握りしめながら。
佐倉井ほたる:少女は、意識を沈めた。
◆
GM:屋敷の一室。
GM:一人用の寝室と思しき部屋のベッドの傍らの椅子に、御綿笹霧は座っている。
GM:今、そのベッドには貴崎世怜の姿がある。
GM:明かりはスタンドライトのものだけが、柔らかく光っている。
貴崎世怜:まだ目は覚まさないが、寝顔は安らかだ。
御綿笹霧:ただ静かに見守っている。
御綿笹霧:起こさないように。音を、立てないように。
貴崎世怜:寝返りを打とうとしたのか、手がベッドの横へと伸びる。
御綿笹霧:「……、」
御綿笹霧:膝に触れた手を見つめる。
御綿笹霧:どうしたものか、少し思案して。
御綿笹霧:そっと、触れるか触れない程度に、手を重ねた。
貴崎世怜:「……ん」うっすらと目が開く
御綿笹霧:「…ぁ……」
貴崎世怜:「……えへ」無防備な笑顔。また目が閉じ……
御綿笹霧:目が閉じたのを見て、息を吐く。
御綿笹霧:(……全く。もう少し危機感を持ったほうがいいと思うのだけどな)
貴崎世怜:指と指が触れる。
御綿笹霧:「……っ」
御綿笹霧:手を引こうとする。が。
貴崎世怜:触れた指を、弱々しく握ろうとする。
御綿笹霧:「………」
御綿笹霧:それが、何か、救いを求める手のように錯覚して。
御綿笹霧:気がつけば、自らその手を握っていた。
貴崎世怜:きゅっと握り返す。
御綿笹霧:「ぅ……」
御綿笹霧:はあ、と大きな息が漏れる。少し下げた眦と、笑み。
貴崎世怜:「……あったかい」微睡みの中で、つぶやく。
御綿笹霧:「………うん」
貴崎世怜:再度、目が開く。ゆっくりとまばたきをする。
貴崎世怜:「……あれ」
御綿笹霧:「……あ」
貴崎世怜:「……」
貴崎世怜:長い白髪のシルエットが、視界にぼんやりと浮かぶ。
貴崎世怜:「……手、大きいんですね」と言いつつ、顔をシーツで隠そうとする。手は握ったまま。
御綿笹霧:「………」どう声をかけたものか逡巡する。これは……起こしてしまった、のだろうか。
御綿笹霧:「……それは、まあ、ね」
御綿笹霧:男性と女性では手の大きさも当然違う、などと軽口を叩く気には、ならなかった。
御綿笹霧:……あまり、意識させたくない。
貴崎世怜:隣に居てくれたこと、寝顔を見られた事が少し恥ずかしいこと、……先程の自分が引き起こしたことが頭の中で混ざり合う。
御綿笹霧:「……もう、皆休んだようだよ。お前ももう少し寝ていなさい」
御綿笹霧:実際のところは、他のものがどうしているかは知らない。
貴崎世怜:「さっき……」思い出す。空に溶け合うような感覚。自他の境界を失う感覚。そして、
貴崎世怜:その全てが混ざり合う黄昏の中で、白く温かい光を、確かに見た。
御綿笹霧:「…いいんだ。もう、大丈夫だから」
貴崎世怜:「……ほたるちゃんは、無事ですか」
御綿笹霧:「ああ。元気にしている」
貴崎世怜:「よかった。……本当に、よかった」心から安堵する。
御綿笹霧:「……お前は、いい子だね」そっと、頭を撫でる。
御綿笹霧:かつて、妹はこうされたら嫌がっていたものだな、とどこか遠くの思考で思う。
貴崎世怜:「ん」撫でられるままにする。
貴崎世怜:「……あの人、"ダスクメイカー"は」ぽつりぽつりと
貴崎世怜:「本当に、怖がりな人なんだと、わかったんです」
貴崎世怜:侵蝕してくる衝動は、他に何もかも存在しない黄昏色の世界を見せた。
御綿笹霧:「……ああ」
貴崎世怜:「怖くて怖くてしようがないから、全部塗り替えてしまおうとした」
貴崎世怜:「もしかしたら、わたしはああなるのかもしれないって。ほんの少し、思ったんです」
御綿笹霧:「…………きっとね、世怜」
御綿笹霧:「私たちは、みな、そうなんだよ。オーヴァードは皆」
御綿笹霧:「世界を侵蝕するモノに、いつか成り果てるかもしれない」
貴崎世怜:「……」黙って聞いている
御綿笹霧:「そこまで行ったら、戻ることはできない。何をどうしようと、決して」
御綿笹霧:UGNとFHが、かつて共同で研究したことがあった。
御綿笹霧:それも、元はジャームを元に戻すためだったという。
御綿笹霧:「だから……ちゃんと、帰る場所を大切にするんだ。家とかではなくね」
御綿笹霧:「心の帰る場所を、作っておくんだよ」
貴崎世怜:「……」握る力が、ほんの少し強くなる
御綿笹霧:「……私はね。さっき、思ったよ」
御綿笹霧:「あの子は……"ダスクメイカー"は、死したほうが良い、と」
御綿笹霧:軽く肩をすくめて、
御綿笹霧:「殺さないよう…助力してくれ、とは言われたのだけどね」護ってくれ、とは言われていないから。
貴崎世怜:「……わたしも、そう思ってます」天井を見る
貴崎世怜:「これ以上、怖い思いをしつづけながら生きるのは、きっとよくない」
貴崎世怜:影に呑まれるたびに、獣に成り果てるたびに、思うことがある。
貴崎世怜:この果てに着いてしまったら、きっとわたしは戻れない。
貴崎世怜:もしも戻ってこれたとして、それが『このわたし』であるはずがない。
貴崎世怜:「……わたしは、ここに居ます」
貴崎世怜:「ここに、居る」
御綿笹霧:「……うん」
御綿笹霧:「お前は、ここに居る」
御綿笹霧:「今も、これからもね」
貴崎世怜:「……うん」
貴崎世怜:手を、ぎゅっと握り、少しだけ引き寄せる
御綿笹霧:「………世怜」
貴崎世怜:「……もうちょっとだけ、居てください」
御綿笹霧:「………うん。……いいよ」
御綿笹霧:ほんの少しだけ、いつもより幼さのある微笑みで、
御綿笹霧:その手を握り返した。
貴崎世怜:えへ、と笑って、手を握ったまま目をつぶる。
御綿笹霧:「−−おやすみ」
貴崎世怜:自分がここに居るということを、この人が護ってくれるということを。
貴崎世怜:その手に感じて、眠りに落ちる。
GM:ロイスとか購入判定とかが可能です。
佐倉井ほたる:むむむ。残ってた応急手当使ってもいいですか!
GM:いいですよ!
佐倉井ほたる:ありがとうございます!
佐倉井ほたる:26+2d10
DoubleCross : (26+2D10) → 26+10[8,2] → 36
佐倉井ほたる:よしよし。31になり全快。
斑鳩想:よかった~!
佐倉井ほたる:ボデアマとか射撃武器とか欲しいものあるひといます?
斑鳩想:アルティメイド服に挑戦してみようかな。
佐倉井ほたる:そうだメイド服
貴崎世怜:男子小学生にメイド服……
烏紫青:絶対似合うやつじゃん……
斑鳩想:4dx>=20 えいや
DoubleCross : (4R10[10]>=20) → 8[1,4,8,8] → 8 → 失敗
斑鳩想:ぜんぜんだめです!
佐倉井ほたる:能力訓練:社会と一体化。メイド服チャレンジだ
斑鳩想:ひゃあ!いいのかい!
佐倉井ほたる:6dx+3=>20
DoubleCross : (6R10+3[10]>=20) → 10[3,4,5,6,8,10]+10[10]+5[5]+3 → 28 → 成功
GM:すごい
佐倉井ほたる:ぱわ…
斑鳩想:おひゃあ
佐倉井ほたる:マジかよ
貴崎世怜:うおお
GM:何が何でもメイド服を着せるという意気込みを感じる
烏紫青:スッゲ
佐倉井ほたる:ほたるがヒヒイロカネを使って頑張って用意したぞ。外見は…どんなのだろう
貴崎世怜:"""意志"""だ
佐倉井ほたる:斑鳩くん、どうぞー
貴崎世怜:和メイドとか
斑鳩想:うわーい!ありがとうございます!
佐倉井ほたる:外見は好きに決めてくれ!ロイスはなし、異常!
斑鳩想:こちらもロイスはありません、以上です。
貴崎世怜:ロイスは埋まりもうした
GM:購入などは大丈夫ですかー
貴崎世怜:購入……
貴崎世怜:とりあえず応急きっとだけでも
貴崎世怜:応急手当キット買っときます
烏紫青:ロイスはなしでー、購入だけ挑戦します
烏紫青:(2+1)dx+1@10>=12 <調達> ぼでま!
DoubleCross : (3R10+1[10]>=12) → 7[3,7,7]+1 → 8 → 失敗
烏紫青:だめでした
烏紫青:以上!
斑鳩想:そしたら、ぼくが装備していたぶんを紫青さんにお譲ります
斑鳩想:お下がりじゃぞ
烏紫青:購入チャンス、あともう一回ぐらいあると思うので、それで駄目ならでいいですか?
斑鳩想:おっ、了解です!
烏紫青:へへ、お気遣い感謝……!
貴崎世怜:ほたるちゃんを更に硬くするハードコートにチャレンジしてみるかな
貴崎世怜:2dx+1>=9
DoubleCross : (2R10+1[10]>=9) → 4[1,4]+1 → 5 → 失敗
貴崎世怜:全然駄目!
GM:うおー…
貴崎世怜:世怜は寝てた……
GM:では、シーンカットです。
GM:シーンプレイヤーは紫青さん。登場侵蝕は1d5。他、登場自由です。
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+1(1D5->1)した(侵蝕率:75->76)
烏紫青:わぁい
佐倉井ほたる:裏で話した通り出ます
佐倉井ほたる:62+1d5
DoubleCross : (62+1D5) → 62+2[2] → 64
斑鳩想:1d5+71
DoubleCross : (1D5+71) → 1[1]+71 → 72
佐倉井ほたる:よしよし
斑鳩想:うむうむ
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+3(1d5->3)した(侵蝕率:77->80)
烏紫青:探索場所は病院に向かいたいと思います!
烏紫青:拠点の救急箱は使い切ったんだぜ! 具合の悪い人もいるから、おくすりなんかを補充したいぜ!
佐倉井ほたる:家のヒト、申し訳ない。
GM:イエーイ
貴崎世怜:生きるためには仕方なかったんだ……
烏紫青:まあフレーバーですが、そういう理由で病院を目指しましょう
貴崎世怜:びょいんびょいん
GM:(実は、この空間内のものは現実には影響しないのですが)
貴崎世怜:まあほら、心情的に!
GM:(ちゃんと言えなかったGM)
佐倉井ほたる:いいんですよ!
GM:みんないい子だな…
GM:というわけで、判定等先に済ませましょう。
貴崎世怜:律儀の塊
GM:人形さん。
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7
烏紫青:そうだったのか……>空間のもの
佐倉井ほたる:よしよし
烏紫青:人形回避、やったぜ!
貴崎世怜:助かり~
斑鳩想:うれしい~!
GM:では、装置判定ですね。<知覚>か<知識:レネゲイド>で難易度6、どうぞどうぞ。
GM:病院広そうだけどまあ四人もいるしいいよね
佐倉井ほたる:知覚。サーチレーダーと一体化。
佐倉井ほたる:5dx+1=>6
DoubleCross : (5R10+1[10]>=6) → 9[1,2,3,7,9]+1 → 10 → 成功
斑鳩想:5dx>=6 〈知識:レネゲイド〉でえいっ
DoubleCross : (5R10[10]>=6) → 10[1,3,3,10,10]+3[2,3] → 13 → 成功
烏紫青:(1+1)dx+0@10>=6 <知覚>
DoubleCross : (2R10+0[10]>=6) → 4[1,4] → 4 → 失敗
斑鳩想:わーっ、やったやった
烏紫青:(頭を抱える)
佐倉井ほたる:斑鳩くんつよい
烏紫青:……知識で判定すればよかったんじゃん!?(しまった
佐倉井ほたる:うっかり烏さんww
烏紫青:そんな日もある……!
貴崎世怜:6dx+1>=6 〈知識:レネゲイド〉
DoubleCross : (6R10+1[10]>=6) → 9[2,3,5,7,8,9]+1 → 10 → 成功
GM: 紫青さん以外成功!
烏紫青:てへへ
GM:ここには装置がありました。ピンポン!
貴崎世怜:やったぜベイビー!
斑鳩想:よかったよかった!
GM:じゃあそんな感じでお話ししたりしましょう。
GM:君たちは全員で病院を探索している。
GM:病院は、なんの変哲も無い総合病院だ。広さもそれなりにある。
佐倉井ほたる:きょろきょろと周りを見渡している。検査や、UGNの施設で一時的に世話になったことはあったが。やはり見慣れない。
御綿笹霧:「ほたる、機材などにつまづかないようにね」
佐倉井ほたる:「むう…。さすがにそこまでそそっかしくありませんよ、もう」むす、と表情を変えつつ。
GM:…そして、その中で今、二手に分かれて探索している。
GM:こちらがほたると笹霧。
斑鳩想:「世怜ちゃん、休んでなくて大丈夫なの?」顔を覗き込む。
貴崎世怜:「ああ、もう平気っす。いやあ本当にご心配をお掛けしまして……」
貴崎世怜:えへへ、と申し訳なさそうに笑う
烏紫青:そのやり取りを、やや気まずい思いで少し後ろから見てます。
GM:−−そして、こちらが想、世怜、紫青の三人である。
烏紫青:それは、世怜に手をはねのけられた理由が、少し分かってしまったからでもあり。
烏紫青:また別の、苦々しい思いがあるからでもあり。
斑鳩想:「んー、そうならいいけどねえ」唇をとがらす。「んもー、お兄さんも。さっきからダンマリでさー」
烏紫青:「……んむ。いや、お嬢が大事無いのは僥倖ではあった」
烏紫青:「ただ……考えることが、多すぎてな」
斑鳩想:「むー? なんだか昨日から、みんな、ぼくの知らないところで色々あった感じがして、フクザツー」
斑鳩想:「考えることって、なあに? ダスクメイカーのこと?」
烏紫青:「それもある。が、そうだな……裏切らない、というおぬしとの約束のことでもある」
烏紫青:「今さら翻意が生まれた、というわけではないぞ。念の為な」
斑鳩想:「ほんい……」瞬き。「でも、やっぱり殺さないことにしたんでしょ?」
烏紫青:「ああ、そこは変わらん。彼女を殺したくないという気持ちはな」
烏紫青:「ただ……」苦々しく言いよどむ。腐れた水草でも含んだように。
貴崎世怜:「……」ちらちら見ながら黙って会話を聞いている
斑鳩想:「……?」首をかしげる。生まれた沈黙の間、なんとなく世怜ちゃんを見る。
烏紫青:「貴崎嬢」世怜に水を向ける。
貴崎世怜:「……」想くんと目が合う
貴崎世怜:「うぇっ、な、なんでしょう」
烏紫青:「おぬしが昨日、持っていかれかけた時の、あの姿。貧道は見覚えがある」
烏紫青:「我らの間では、輪廻獣(リンホイショウ)と呼んでいた。日本語で言えば、輪廻の獣、だな」
貴崎世怜:「……っ、ああ、そう、言うっすね」
烏紫青:「御綿氏かほたるのお嬢から聞いたかもしれんが、貧道はセルの裏切り者や、ジャームを処分することを役目としておる」
烏紫青:「その中に、あの獣もいた」
貴崎世怜:「……他にも居るんすね、はは」少し強がるように笑う
烏紫青:「つまり、な」
烏紫青:「殺したのだよ、貧道は。あなたと同じ種類のものを」
烏紫青:「主命に従って、あまりに多くのものを葬ってきたものだ。その中で……」
貴崎世怜:紫青さんを真っ直ぐに見る
烏紫青:「その中で一人、黄昏のあるじを助けたいなどと抜かして、今ここにいる」
烏紫青:「……お嬢には、ずいぶんと酷な話を聞かせてしまったな」昨日のことを言っている。
烏紫青:過去、自身が相対した獣は既に堕ちていて。殺してやることが救いだと思ったから。
烏紫青:ため息をつく。
貴崎世怜:「わたしこそ、その……」
貴崎世怜:「……」大きく息を吸い、吐く
貴崎世怜:「どっちを選んでも、わたしはきっと後悔すると思うんす」
貴崎世怜:「……けれど、ひとりぼっちで後悔するわけじゃないから」
斑鳩想:「なんで後悔するの?」
斑鳩想:「どっちって何?」
貴崎世怜:「……"ダスクメイカー"を、その」
貴崎世怜:「……殺すか、どうか」
烏紫青:「……そうだな」
斑鳩想:「……。世怜ちゃんは、嫌なの? ダスクメイカー、助けること」
斑鳩想:「お兄さんは、ジャームになった子を助けようって、言ってるんでしょ…。世怜ちゃんなら、協力するって思ってた」
貴崎世怜:「……あ、えと」言いよどむ
貴崎世怜:「……本当に、助かるのかな」
斑鳩想:「んん」
貴崎世怜:「あの人は、"ダスクメイカー"は、ずっとずっと、今でもずーっと、怖がってる」
斑鳩想:「そしたら、だめなの?」
貴崎世怜:「怖い思いをずっと抱えたまま、普通に戻れると思う?」
斑鳩想:「それって」
斑鳩想:「世怜ちゃんの話でもある?」
烏紫青:「……程度による、などという問題でもなかろうな」
貴崎世怜:「……はは」
貴崎世怜:「そう、なんだと思う」これは、わたしの事だと。
斑鳩想:「そりゃまあ、ジャームだからねえ」腕組みをする。
斑鳩想:「世怜ちゃんは、でも…。殺したりなんか、しちゃだめだよ。そんな事、だめ」首を振ります。
貴崎世怜:「……」想くんの方を見る
貴崎世怜:「……想くんは、いい子だ」
斑鳩想:「悪い子じゃないよ!」
貴崎世怜:「ふふふ。うん、」
貴崎世怜:「知ってるよ」優しく微笑む
斑鳩想:「殺したりなんか、したら、忘れられないよ。そんな事、似合う人じゃないよ、世怜ちゃんは」
貴崎世怜:「……だから、どっちも後悔するって言ったの」ただ、優しい口調で、言う
斑鳩想:「違うよ!」
斑鳩想:「もう、助けてるじゃん、少なくとも、ひとりの男の子のことはさ!」
斑鳩想:「ジャームになりかけてた男の子のこと、助けてるでしょ!」
貴崎世怜:「……っ、あれは」
斑鳩想:「ぼくに、後輩がいてさ、今度お誕生日会するんだけど」
斑鳩想:「帽子をかぶった、メガネをかけた女の子に助けてもらったって、言ってたの」
貴崎世怜:「……え」目を見開く。
斑鳩想:「翔一くんを助けたの、世怜ちゃんと…御綿さんでしょ」
貴崎世怜:「しょういちくん……」
斑鳩想:「ダスクメイカー、殺したいとか、考えてもいいけどさ…」
斑鳩想:「そういうこと、忘れないでよ」
貴崎世怜:「……はは、そっか、あはは」
貴崎世怜:あの場で一番諦めが悪かったのは、わたしじゃないか。
斑鳩想:「むん! お兄さんも、やりたいことあるなら流されちゃだめだよ!」
斑鳩想:一人でプンスカ怒っている。
烏紫青:昔何かあったのか……と蚊帳の外で話を聞いていたら、突然水を向けられびくっとする。
烏紫青:「お、おう」
斑鳩想:「ダスクメイカーちゃん、助けたいんでしょ!」
烏紫青:「無論」
烏紫青:「ただ……己の身勝手さに、少々嫌気がさしておっただけだ」
斑鳩想:「…ダスクメイカーちゃんが何考えてるかなんて、誰もわかんないよ」
烏紫青:「ああ。心を決めるのは、彼女自身だ」
烏紫青:「だから、貧道は貧道のやりたいように、彼女に手を伸ばしたい」
貴崎世怜:「うん」窓越しに斑になった黄昏色の空を見る
斑鳩想:「うん。そうしようよ」
斑鳩想:「そうしたらね、きっと、手を伸ばしてくれるから」
斑鳩想:世怜ちゃんの視線にあわせて、自分も空を見る。黄昏色。
貴崎世怜:「綺麗な色してるなあ、空」
烏紫青:「彼女が丹精を込めた空。それももうすぐ終わるだろうが」
貴崎世怜:「……夜が来ないと、朝も来ないっすから」
烏紫青:「そう、それぞれの家に帰って、新しい朝日を見ねば」
烏紫青:「なあ、貴崎のお嬢。お嬢は……自身が思っている以上に強いよ」
貴崎世怜:意外そうな顔で紫青さんを見る。
貴崎世怜:「……そんなこと、ないっすよ」
烏紫青:「恐怖を抱えたまま、日常に戻れるか聞いただろう?」
烏紫青:「そんな獣を道連れにしたまま、お嬢は誰よりも、ただびとのようだ。既に、貴女はそれを成している」
烏紫青:「もっと、自分を誇っていいのではないかな?」
貴崎世怜:「……な、なんか、照れくさいっすね、えへへ」
斑鳩想:「ふふふ。すごいすごーい」にこにこしている。
貴崎世怜:「な、なんすかもう!」照れる
貴崎世怜:「ほ、ほら!装置!装置探さないと!」照れ隠しだ
烏紫青:「うむ、行こう行こう」
烏紫青:声を弾ませてて同意する。
斑鳩想:「あははっ! 待って待ってー」二人の後ろを、軽やかに追いかける。
GM:一方その頃。
GM:ほたると笹霧の二人は、病棟を探索して、休憩室にたどり着いた。
GM:素晴らしく上質、ではないとしても、良い座り心地のソファーもある。
佐倉井ほたる:「ふう…」いろいろ機材があったり、薬品を扱う場所なのですこし気を張っていた。
御綿笹霧:「何か飲むかい?」自販機の前から
佐倉井ほたる:「ありがとうございます。それなら…」ざっと見て。「ぺっとぼとるのお茶でお願いします」
御綿笹霧:ほたるにはペットボトルのお茶を渡して。自分は缶コーヒーを開けている。
佐倉井ほたる:「ふー…」
佐倉井ほたる:少しの間。
佐倉井ほたる:そう言えば。本来なら、今回の仕事はこの人と行うはずだったのだと思いいたって。
佐倉井ほたる:「…いろいろと、御綿さんにはお世話をおかけしていますね」
御綿笹霧:「そうかな。随分と今回は私にしては……うまくないんだけど」
御綿笹霧:「昨晩も、きみを危険な目に遭わせてしまった」
御綿笹霧:世怜の暴走時のことを言っている。
佐倉井ほたる:「…アレは、わたしから突っ込んだのですし。責はわたしにあります」
御綿笹霧:「それを、止めきれなかったからね」
佐倉井ほたる:影に触れ、食まれ相食んだ右手を見る。
佐倉井ほたる:「そこまで気に負う必要はないとおもいますけれど…」
佐倉井ほたる:ばつが悪い。
御綿笹霧:「これでも、自分の仕事にはこだわりがあるからね」
佐倉井ほたる:「ぼでぃーがーど、でしたか?」
御綿笹霧:「……護ると決めたものは、護り抜く。それが、私の目的であり……能力の保証でもある」
御綿笹霧:「実際、全然向いてはいないのだけどね」
佐倉井ほたる:「己ひとりで、その生業で生計をたててみせているのですから。そう卑下されることはありません」
御綿笹霧:「んー。結構、評判ばかりが先歩きしちゃってるところはあるんだよね」
佐倉井ほたる:「人の口に戸は立てられぬもの。それほど評されているのですから、お客様にとってよい仕事をされたのでしょう」
御綿笹霧:「そうだね。うん」
御綿笹霧:「私は依頼人がどんな立場であろうと仕事は受けるし、脅威は排除する」
御綿笹霧:「そのことが評価されたんだろう」
佐倉井ほたる:「どんな立場でも、ですか」そう言えば、FHの烏さんも知っていた。
御綿笹霧:「そう。だからUGNと敵対したこともある」
佐倉井ほたる:「ああ…、よろしければ。実際、どのように仕事をされてきたか、お伺いしてもよいですか?」
佐倉井ほたる:「FHの烏さんもご存じでしたしね。わたしは、見ての通り世に疎いので。お教え頂ければ、幸いです」
佐倉井ほたる:ぺっとぼとるに口を付ける。別に、UGNがすべてよきものではないだろう。それこそ、佐倉井の一族も似たようなものだった。
御綿笹霧:「……そうだね。FHでは、研究者の護衛なんかをよくやってたかな。」
佐倉井ほたる:「研究者、ですか?」あまり前線に出たり、荒事に関わるいめーじがない。
御綿笹霧:「うん。ジャームのデータを取るときにね。研究者って非力だろう?だから、もしもの時のために護衛を雇っておくのさ」
御綿笹霧:「それは、捕らえたジャーム、作られたジャームなんかもそうだし、どこかで暴れてるジャームの細胞を採取しに行くこともあった」
佐倉井ほたる:「…、そういうの、安全を取って後方にいるものと思いますが、そこまで用心がひつようなのですねえ」
佐倉井ほたる:UGNに入ってからの、能力試験を思い出せば。分厚い金属扉やガラスの向こうにいたはずだ。
佐倉井ほたる:「細胞のさいしゅ、ですか。なんだかまるでげーむみたいです」支部のひとたちがやっていた、化け物狩りのゲームを思い出す。
御綿笹霧:「自分の目で見ないと気が済まないっていう人が結構いるんだよ。ジャームが発するレネゲイドの感覚、扱う能力、そういうものを」
御綿笹霧:「FHは特に、自らの『欲望』を掲げた組織だから。それだけ貪欲なんだろうね」
佐倉井ほたる:「ああ…、れねげいどはまだまだ数字だけでは表せないものがある、と聞きました」
佐倉井ほたる:「欲望、ですか」
御綿笹霧:「………そうさ。数字だけで表せていたのなら、どれだけ楽だったことか」
佐倉井ほたる:「数字も、ヒトがつくったものですし。その公理系におさめられないということですね」
御綿笹霧:「私は……数学はかじった程度だけれどね。数の世界にも未知の部分は数多くあるんだよ」
御綿笹霧:「…っと。いけない、脱線してしまった」
佐倉井ほたる:「いえ、興味深いです」くす、と笑みをつくる。
御綿笹霧:「……色んな世界、色んな人々、色んな未知があるからね」微笑を返す。
佐倉井ほたる:一度、唇を湿らせる。
佐倉井ほたる:欲望。FHが重視するもの。…「なにをしたいか、か」
佐倉井ほたる:「…これ以上は、不躾かもしれませんが。御綿さんは、どうしてボディーガードをされているのです?」
佐倉井ほたる:どうして、”護る”ことに拘るのか。そこを聞きたかった。
御綿笹霧:「護りたいものがあったからだよ」笑う。「シンプルだろ?」
佐倉井ほたる:「普通人の、社会の安定を目指すなら。UGNでいいでしょう。他の目的があるなら、ひとがあつまる組織に属した方が楽だと思います」
佐倉井ほたる:「なぜ、ひとりで立って、ひとりで為そうとするのか。…ただでさえオーヴァードは、ヒトとのつながりが重要ですし」
御綿笹霧:「……ああ、言ってなかったかな」
御綿笹霧:「私は、UGNを抜けたんだよ」
佐倉井ほたる:「…なぜかを、聞いても?」
御綿笹霧:「UGNにいる限り、私の救いたいものは救えなかったからさ」
佐倉井ほたる:「”救いたいもの”が、何なのかお伺いしても?」
佐倉井ほたる:不躾を通り越して、攻撃されても仕方ない無礼だな、と思いつつ。それでも、知っておきたかった。
御綿笹霧:「私の妹だよ」
御綿笹霧:「双子の、妹。御綿細雪」
佐倉井ほたる:「いもうと、さんですか」家族。…わたしとは、縁がないけれど。
佐倉井ほたる:「いまは、どちらに?」
御綿笹霧:「……どこかなあ。いや、目星はつけたんだけどね」
御綿笹霧:「明確には答えられないかな」
佐倉井ほたる:ああ。
佐倉井ほたる:「…そうですね。UGNにいるわたしには、聞かせられないことでした。すみません」
御綿笹霧:「ん?それはそんなに心配してないよ。遅かれ早かれ、UGNにも見つかるだろうから」
御綿笹霧:「ただ、その時の任務にきみがいなければいい、とは思うね」
佐倉井ほたる:「それでも、です。少しでも、長く。ともにいる時間があった方がいいでしょう?」
佐倉井ほたる:「…さあ。わたしは、仕事を選べる立場でも。気質でもありませんから」
佐倉井ほたる:もし、その妹さんが。町を、道行く人を、ただそこに生きる人たちの生活を脅かすなら。わたしは剣を向けるだろう。
御綿笹霧:「……少しでも、か」
佐倉井ほたる:「ええ」
佐倉井ほたる:「わたしは、あまり分かりませんが。やっぱり、ともに過ごすことはとても、大切なことなようなので」
御綿笹霧:「………ふふ」
佐倉井ほたる:ふう、と息を吐く。…参った。本当は、ダスクメイカーの件をどうするつもりかを確認しておくつもりだったのだけど。
佐倉井ほたる:「…やっぱり、向かないことをするものじゃありませんね」
御綿笹霧:「向かないこと?」首を傾げる。
御綿笹霧:「なんだい、もしかしてまだ聞きたいことがあったのかい?」
佐倉井ほたる:「…話を通じて、御綿さんが”ダスクメイカー”にどうするつもりかを確認して。出来れば味方か、中立をかちとろうと思っていたのですが」
佐倉井ほたる:「やめです」
佐倉井ほたる:「わたしにそんな高度なことができるわけありませんでしたので、これは放棄です」ぽーい、と放る仕草。
御綿笹霧:「………ふふっ」その仕草を見て、思わず笑う。
御綿笹霧:「そんなに私はあの子を殺しそうに見えていたかな」
佐倉井ほたる:「不穏な雰囲気でしたね。わたしと烏さんの手前、そこまであからさまではなかったですけど」
御綿笹霧:「……まあ、そうか。私も交渉や腹芸が得意なわけではないし」
佐倉井ほたる:「まあ、結局。烏さんが助けるつもりなら、わたしが自分でどうにかすればいいだけでした」
佐倉井ほたる:「自分で言い出して、ヒトを誑かしたのです。わたしが責任を取るべきでしたので、コレはもうここまでです」
佐倉井ほたる:甘えていました、と息を吐いて。
御綿笹霧:「−−きみは、ジャームを救えると思っているかい?」
佐倉井ほたる:「今は、無理でしょうね」
佐倉井ほたる:「”いつか”なら、月に手が届いたように。届くかもしれないから…」
御綿笹霧:「そうか。きみは、希望を持っているんだね」
御綿笹霧:「……いつかは、来ることはない」
御綿笹霧:「決して」
佐倉井ほたる:「そうですか?…わたしは、もっとひどいことを言っているんですよ?」
佐倉井ほたる:「”今はできない。でも、いつかできるかもしれないから、どうか諦めないで戦い続けろ”って」
佐倉井ほたる:「ひどい詐欺です、われながら」
御綿笹霧:「………」
御綿笹霧:「ふふっ、あははは!」
御綿笹霧:「……うん、そうだね、ひどく残酷だ」
御綿笹霧:「戦い続けた人間にとっては、これ以上ないくらいにね」
御綿笹霧:にこにこと、笑っている。
佐倉井ほたる:「…賽の目は、一天地六。ここまでやっておいて、もっとひどい結果にもなることだって当然あるでしょうしね」
佐倉井ほたる:「でも…」くしゃ、と困ったようにも見える笑いを浮かべて。
佐倉井ほたる:「振らなければ、賽の目は出ないんです。こまったことに」
御綿笹霧:「ほたる」
佐倉井ほたる:「なんでしょう?」
御綿笹霧:「その辺りにしておいて欲しいな」
佐倉井ほたる:「…そうですね、ごめんなさい」
御綿笹霧:背を向ける。
御綿笹霧:「賽を振り続けたよ。ずっと、ずっと」
御綿笹霧:「振り方を変えた。賽そのものを変えた。賽を投げる器を変えた」
佐倉井ほたる:「………」言葉は紡がない。これは、ひとりの人間の慟哭だ。
御綿笹霧:「………今だって、振り続けている。もう、なにも書かれていないような賽を」
佐倉井ほたる:「…………、」目を閉じる。
御綿笹霧:「……きみには、まだ見ることのできていない世界がある」
御綿笹霧:「それを……自覚しなさい」
御綿笹霧:振り返らずに、立ち去ろうとする。
佐倉井ほたる:「……、はい。御言葉、甘受します」
佐倉井ほたる:そこで、去ろうとするその背に。
佐倉井ほたる:「ごめんなさい、厚かましいにもほどがありますが、最後に」
佐倉井ほたる:「世怜さんのこと、守ってあげてください」
御綿笹霧:「……まさか、人に頼まれるとは思ってなかったな」
佐倉井ほたる:「わたしじゃ、きっと力にも心の支えにもなれないから、」影の触れた手を見る。
佐倉井ほたる:「今でも戦い続けている、貴方に。お願いいたします」深く頭を下げる。
御綿笹霧:「……護るよ。あいつのことは必ず」
御綿笹霧:「もう、二度と……」
御綿笹霧:そのあとの言葉は聞こえない。
佐倉井ほたる:「…ごめんなさい、重なる無礼と侮辱のことを。謝罪いたします」
御綿笹霧:顔を見せないまま、立ち去る。
佐倉井ほたる:頭を下げたまま、去るまで降ろしたまま。…無防備な姿で、頭を晒す。
佐倉井ほたる:「…やっぱり。わたし、ダメなんですね」はあ、と。魂まで出るかのような深い溜息。
GM:その後。
GM:装置が見つかり、これもまた止めることに成功して。
GM:病院は−−黄昏の空とともに、消えて行った。
GM:ロイスのみ可能!
斑鳩想:なしですー
佐倉井ほたる:ロイスはこれ取らないと嘘だろ!!
烏紫青:世怜さんに取得します!
烏紫青:貴崎世怜 ●P:敬意/N:憤怒
烏紫青:で、七枠そろいました!
佐倉井ほたる:”先達” 御綿笹霧 〇罪悪感/嫌悪 です。
GM:ヒュウーッ!
GM:じゃあお返しに
佐倉井ほたる:やっちまったという罪悪感と、わたしはそうなっちゃいけない、という嫌悪です。
御綿笹霧:護衛対象/佐倉井ほたる/感服/隔意:○/ロイス
御綿笹霧:で取得しましょう。
佐倉井ほたる:ありがたく!まあ隔意いだかれますよね!!
貴崎世怜:ロイスは埋まってました!
GM:怒りより諦めが大きい隔意…
GM:では、シーンカットです。
GM:シーンプレイヤーは想くん。侵蝕率は1d5です。
斑鳩想:はーい
斑鳩想:1d5+72
DoubleCross : (1D5+72) → 3[3]+72 → 75
佐倉井ほたる:出ます
佐倉井ほたる:64+1d5
DoubleCross : (64+1D5) → 64+5[5] → 69
佐倉井ほたる:これでも一番低い
GM:ロケーションを聞こうっ!
佐倉井ほたる:シーンプレイヤーの斑鳩くんどうでしょう
斑鳩想:うーん、探索しなくてもいいかなあって…
斑鳩想:正直…
佐倉井ほたる:勧めなくてもいいなら、最後終わる前に景色を見るために高台とか…?
佐倉井ほたる:回想クライマックスも山の中ですし
斑鳩想:あ、いいですね!
斑鳩想:二人で高台に行きましょう
GM:高台は…消えたのだ…
GM:黄昏領域から解放されたので
斑鳩想:き、消えた…
GM:高台はもう存在しないのです…
佐倉井ほたる:なん…だと…
斑鳩想:踏み入ることもできなくなるのですね
GM:そうですね
GM:内側から外には出られませんし
GM:高台だったところがそのまま高台とも限らない
佐倉井ほたる:こわい
GM:そうだな……
斑鳩想:うーん、そしたら、とりあえず、回想からはじめてしまいます?
GM:病院で装置を止めたので、一時的に街の外には出られます
佐倉井ほたる:ふむふむ
斑鳩想:現在の時系列に戻って会話したかったら、そのとき考えるというのは、いかがでしょう
佐倉井ほたる:了解ですーっ
GM:なので、街の外から眺めるという形で探索を行わないというのもありかなあ
斑鳩想:GM、それでいいですかね
GM:んー……もし回想だけをするのでしたら、侵蝕率上昇は一旦なしにしましょう
斑鳩想:ええっっ
佐倉井ほたる:いいんですか?!
GM:過去のことですし、ゲーム的には進んでいないので
GM:探索の3回制限とも別になります。
斑鳩想:おお……
佐倉井ほたる:あ、ありがとうございますGM
斑鳩想:で、では、お言葉に甘えさせていただきます
斑鳩想:侵蝕率は75から72に戻しまして、回想だけ、します!
GM:というわけでミドル5-2改め回想シーン、どうぞ!
◆
佐倉井ほたる:
佐倉井ほたる:--しゃん。
佐倉井ほたる:鈴の音と、空を裂く榊の枝。
佐倉井ほたる:此は神域、マヨヒガにして迷異臥。迷い異なるものが臥すところ。
佐倉井ほたる:『高天原に神留まり坐す。皇が親神漏岐神漏美の命以て八百万神等を--』
佐倉井ほたる:その中心。
佐倉井ほたる:朱の台座にて、その主を迎えんとする神薙が。詔を告げていく。
佐倉井ほたる:『神集へに集へ給ひ。 --豊葦原瑞穂国を安国と平けく知食せと事依さし奉りき』
佐倉井ほたる:『此く依さし奉りし。国中に。荒振神等をば神問はしに問はし給ひ。神掃へに掃へ給ひて--』
佐倉井ほたる:(…なんだろう)
佐倉井ほたる:口は止まらない。鈴を縫い付け、金糸と銀糸に縁どられた、白無垢も。その神楽舞を止めるに足らぬ。
佐倉井ほたる:(どうして。…待ちに待った、最後の本番なのに)
佐倉井ほたる:『天の御蔭日の御蔭と隠り坐して安国と平けく知食さむ国中に成り出む。天の益人等が過ち犯しけむ』
佐倉井ほたる:左腕を見る。その手首に、赤と青の痣めいた痕がある。
佐倉井ほたる:『種種の罪事は天津罪国津罪許許太久の罪出む此く出ば--』
佐倉井ほたる:ああ、かみさま。
佐倉井ほたる:『焼鎌の利鎌以て打ち掃ふ事の如く遺る罪は在らじと。祓へ給ひ清め給ふ事を』
佐倉井ほたる:どうか、このわたしをおゆるしください。
佐倉井ほたる:巫女であるわたしが、神の口にして腕足らねばならぬこの身が。
佐倉井ほたる:こんな、このような傷痕を。
佐倉井ほたる:じく。
佐倉井ほたる:『此く気吹放ちては根国底国に坐す。速佐須良比売と伝ふ神。持ち佐須良比失ひてむ此く佐須良比失ひては』
佐倉井ほたる:じくり。
佐倉井ほたる:『今日より始めて罪と伝ふ罪は在らじと』
佐倉井ほたる:『今日の夕日の降の大祓に祓へ給ひ清め給ふ事を諸々聞食せと宣る--」
佐倉井ほたる:いたい。
佐倉井ほたる:いたいよ。
佐倉井ほたる:灼けていく音がする。
佐倉井ほたる:何も考えられなくなる。
佐倉井ほたる:現世の縁を、罪穢れとして”祓い清め”られていく。
佐倉井ほたる:とうぜんだ。必要なのは、器なのだから。
佐倉井ほたる:中身は、この十年。ただ、このマヨヒガにヤドリギのように寄生していただけのモノだ。
佐倉井ほたる:用がなくなれば、焼いてくべて、神よ降りよと捧げものにするが道理。
佐倉井ほたる:--でも。
佐倉井ほたる:神楽舞が続く。口から零れる祝詞が、もう己の耳からさえ聞こえない。
佐倉井ほたる:ほんの、24時間にさえ満たない。一夜が胸から離れない。
佐倉井ほたる:--いたい。……。
佐倉井ほたる:--いやだ。
佐倉井ほたる:--もっと、たのしいことがあると言っていた。
佐倉井ほたる:--もっと、きれいなものがあるんだ、と言っていた。
佐倉井ほたる:そのとき、彼はどんな顔していたか。それが、焔で焼かれていくのが恐ろしい--
佐倉井ほたる:目に、涙がたまる。熱さと運動によるものか。
佐倉井ほたる:それが、最後。北斗の七星、その天頂を踏み抜く動作とともに、きらりと零れる。
佐倉井ほたる:--それは、ただの目の保護機能か。
佐倉井ほたる:それとも。
斑鳩想:「———きみを、神様のもとになんか、行かせない……!」
佐倉井ほたる:『--ぁ、』声に、奇妙なエコーがかかる。
斑鳩想:その空間に、空なんてあるわけもない空間に、雨粒が、さざ波のように降り注ぐ。
斑鳩想:目の前に広がる景色に、自分が立ち向かえるのかすら分からない。
斑鳩想:けれど。
斑鳩想:「ほたるちゃん!」
佐倉井ほたる:熱されて赤熱した体と髪が、その雨に白煙を上げて。
斑鳩想:手を伸ばす。
佐倉井ほたる:それでも、ずっとずっと、この神域の中では崩れなかった神薙の顔が崩れる。
佐倉井ほたる:『--、た』
佐倉井ほたる:『たすけて、そうくん--!!』手が、応えるように伸ばされる。
斑鳩想:「………っ!」
斑鳩想:大丈夫。大丈夫だよ。ほたるちゃん。きみを連れていく。外の世界を教えてあげる。
斑鳩想:きみを焼く炎なんて、ぼくの雨がすべて消してしまうから、そのためにぼくは来たんだから、
佐倉井ほたる:その雨と、焔の結ぶ白煙の中。
佐倉井ほたる:ずるりと。
佐倉井ほたる:世界の位相がずれる音がする。
佐倉井ほたる:--其は、別次元にあるもの。
佐倉井ほたる:--信仰と、祈りと願いの行き着く果て。
佐倉井ほたる:燃える赤金。少女から溢れるものより、何倍も何十倍も大きい金属板が、螺旋を描いて顕現する。
佐倉井ほたる:中心に、身より溢れさせた金属球に封じられた少女を抱いて。
斑鳩想:「…なっ、」 本能で感じる、知ってはいけない『何か』が、目の前に現れたことを。
斑鳩想:事態を理解する間もなく、『それ』が戦慄く。身が焦げる。空間が飲まれる。
佐倉井ほたる:ごおん。ただ動くだけで、空間が捩れるような圧が襲う。
斑鳩想:喉が焼ける、皮膚が溶ける、暑い、熱い、痛い、
天目一個神:”それ”は、ただそこにあるだけで世界を侵していく。
天目一個神:君達になど、認識さえしているかどうかという今でさえ、これだ。
斑鳩想:任務が失敗したことを悟る。
天目一個神:逃れること自体は難しくはない。”ズレ”が大きすぎるため、君達を認識さえしていない。
斑鳩想:これが神様。人間が、喜んで人間を捧げようとするような存在。
斑鳩想:神様のために生きていると言っていた。哀れ、行ってしまった。神様のもとに。
斑鳩想:あっけなく、死んでしまった。
斑鳩想:神様のために。
斑鳩想:こんな————くだらないものの、ために!
斑鳩想:「ふざ、けんなっ……!」「何が神様、何が花嫁だよっ、こんな、こんな事のためにっ」
天目一個神:ごおん。螺旋を描く赤金の板。球を中心に回るのは、まるで花のように。
斑鳩想:「楽しそうに、お祭り、見てたくせにっ」一歩。「なんにも、知らないくせにっ」一歩。
斑鳩想:進む。進むたび全身が悲鳴を上げる。そんなの彼女の痛みに比べればどうってことない。
斑鳩想:こんな結末は許さない。そんな綺麗な顔して、誰かの勝手な計画や理想に巻き込まれて終わりだなんて、
斑鳩想:絶対に許さない。
斑鳩想:進む。雨がざあざあと音を立て、波を打ち、弾丸となって炎と踊る。
斑鳩想:「ほたるちゃん!」叫ぶ。
斑鳩想:連れて行く。絶対に。
斑鳩想:「聞こえてるんでしょ———! 届いてよ!」手を伸ばす。
天目一個神:応える声はない。--
斑鳩想:物言わぬ彼女に、それでも。
斑鳩想:「きみは、ただの女の子だってこと、たくさん、思い知らせてやるんだから!」
斑鳩想:「ほたるちゃん、ぼくは、だって——ぼくはっ」
斑鳩想:「きみと、もっと、もっと……一緒に、いろんなこと、するんだ……!」
斑鳩想:炎に飲まれ、それでも力を振り絞り、伸ばした手のひらが。
斑鳩想:触れる。
佐倉井ほたる:それは、固い金属の感触--いや。
佐倉井ほたる:ほんのわずかに、どことなく。あなたが幾度か触れた、少女の掌のような。ほのかな柔らかさと熱。
斑鳩想:「起きてよ」囁くような声。
斑鳩想:「遊びに行こ、ほたるちゃん。楽しいことがたくさん、待ってるから」
佐倉井ほたる:『--。----っ-』エコーに隠れて、ほとんど聞こえないような。
斑鳩想:「うん」
佐倉井ほたる:『……』それでも。あなたには、その声が届くだろう。ほんのわずかに。
佐倉井ほたる:でも、たしかにまだそこにいる。
斑鳩想:だって、きみがいなくなることなんて、ぼくが決して許さない。
斑鳩想:「きみは、佐倉井ほたるちゃん」
斑鳩想:「ぼくの友達」
斑鳩想:手をにぎる。握り締める。
斑鳩想:球体から、神様から、その小さいからだを引きずり出し、柔らかな体温を、しっかりと抱きしめた。
佐倉井ほたる:『け、ほっ…。、』
斑鳩想:「おはよう」
佐倉井ほたる:「…。……、ぅ、ん。あり、がと」強張った表情に。それでも笑みを浮かべて。
佐倉井ほたる:「いかるが、くん」その体を。わたしより確かな厚みがある彼に、任せて。
佐倉井ほたる:ぎゅ、と。左手首の痕の熱にせかされるまま、抱き締める。
斑鳩想:右手首に、同じ痕を残して。それでもなんだか希望が溢れて、
斑鳩想:大丈夫だよと、強気に笑った。
◆
斑鳩想:はーい。
斑鳩想:1d5+72
DoubleCross : (1D5+72) → 3[3]+72 → 75
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+1(1D5->1)した(侵蝕率:76->77)
斑鳩想:住宅街3がいいかな?
烏紫青:ではそれで!
GM:OK!
GM:では、まずは粛々とシステム処理を。
GM:人形
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 10
GM:うーむとても出ない
GM:装置判定:<知覚>か<知識:レネゲイド>で難易度6
斑鳩想:知識で判定しまーす
斑鳩想:4dx>=6
DoubleCross : (4R10[10]>=6) → 9[3,5,7,9] → 9 → 成功
斑鳩想:おっ
烏紫青:(8+1)dx@10>=6 同じく。技能がないので精神素振り!
DoubleCross : (9R10[10]>=6) → 10[2,2,3,5,8,9,10,10,10]+9[5,7,9] → 19 → 成功
烏紫青:待ってv
斑鳩想:おおー!
GM:君たちすごいやる気だな!?
烏紫青:前回はポンコツ知覚だったんだけどなあ。とても探し、見つけたぜ。
斑鳩想:前回の反省が生かされてる…
GM:はい、ここには装置が…ありました。
GM:君たちはこれをまだ止めなくてもいいし、止めてもいい。
斑鳩想:どうしましょうねえ
GM:止めるのを選択したらトリガーシーンを経てクライマックスなのだ。
斑鳩想:シーンの最後に決めましょうか?
烏紫青:ですねえ。探しながら会話してロールしてって感じで。
GM:シーンに出てない人も希望どんどんいってね!
斑鳩想:これを踏まえつつロールしていきましょうかあ
GM:あ、そうです、これが最後の装置です
烏紫青:最後の装置を見つけたら、か……(どきどき
GM:まあ、好きなタイミングでクライマックスに行ける、と考えてください。
烏紫青:はーい
斑鳩想:シーンの始まりはどうしましょう、三人で探索しているところからでしょうか
GM:それで良いと思います。
烏紫青:ですねえ。まだ探してない所にアタリをつけてーって
GM:装置を見つけるところから始めても
GM:話のきっかけにできるかも
斑鳩想:御綿さんとしてはどうですか?
御綿笹霧:上記GM発言そのままのイメージかな!
斑鳩想:じゃあ、装置を見つけたところからにしましょうか
烏紫青:了解!
GM:OKです。
GM:黄昏に広がった住宅街も、今ではその規模を狭めている。
GM:そして、まだ探索の手が入っていなかった住宅街。
斑鳩想:「……あった」
烏紫青:「お。無駄足にならずに済んで僥倖僥倖」
御綿笹霧:「うん、流石だ」
御綿笹霧:「さて……その装置、早速止めよう、と言いたいところだけど……」
御綿笹霧:「少し、その前に、いいかな」
斑鳩想:街路樹でしゃがみこんで、二人を振り返っている。大きな桜の木。
斑鳩想:「うん?」
烏紫青:「なにか?」
御綿笹霧:紫青さんの方を振り返る。白い髪に、橙が落ちる。
御綿笹霧:「確認しておこう。きみは、"ダスクメイカー"をUGNの施設に送ろうと思ってる。そうだね?」
烏紫青:「それで間違いない」
御綿笹霧:「……うん。」目を、軽く伏せる。そして、目を開け、まっすぐに紫青さんを見る。
御綿笹霧:「覚悟は、できてるかい?」
烏紫青:言いよどむ。即座にあると答えるのは、あまりに軽率に思えて。
斑鳩想:瞬き。二人を見ている。
烏紫青:施設に放り込んで終わりなどとは思ってはいない。相手がUGNであれ、彼女をそこへ送るなら、これからも続けるということだ。
烏紫青:それこそ、この黄昏の中にいるような後悔を。だが。
烏紫青:「出来る出来ないではなかろう? 覚悟するさ、それを選ぶ以上は」
御綿笹霧:「……未来永劫、彼女は戻ってくることができないとしてもかい」
御綿笹霧:「その確率の方が、遥かに……高いとしても」
御綿笹霧:「何かの拍子に目覚めた彼女と、通じ合えないとしても」
烏紫青:「……さすが詳しそうだな」
御綿笹霧:「詳しいとも。私は『ずっとジャームを元に戻す研究をしてきた』のだから」
御綿笹霧:「UGNでも、UGNの外でもね」
烏紫青:「さもありなん。であれば、さぞかし貧道の行いは、愚かに見えもするであろうな」
御綿笹霧:「愚かだなんて言えるわけないだろう?」
烏紫青:「そうだな」
烏紫青:「だがね、御綿氏。貧道は少し、あなたが思うよりも愚かだ」
烏紫青:「これを……希望だと、そう思う」
烏紫青:「殺してしまえば、終わり。終わりなのだ。レネゲイドビーイング、転生体、そんなものがいるとしても、命は一つ一つ違う」
烏紫青:いくつもの命を葬り、送ってきた、その実感として。
烏紫青:「例え目覚めなくとも、通じ合えなくとも。決して悔やみきれない終わりを迎えるよりは、後悔し続けることが……許されるのではないか?」
烏紫青:「そもそも。生きていれば、ジャームでなければ、通じあえるという保証がどこにあるのだ?」
御綿笹霧:「そうだね。保証なんてどこにもない。でも、それはジャームが元に戻るよりも遥かに高い確率だ」
御綿笹霧:「……いや。いや…」
御綿笹霧:「……きみは、きみ自身を犠牲にするだけの覚悟は決めている」
御綿笹霧:「だけどね。私が聞きたいのは」
御綿笹霧:「………彼女を、踏みつけにする覚悟のことなんだよ」
烏紫青:じっと耳を傾けている。
烏紫青:「さて。貧道のわがままが、いずれそうしてしまうのかも、な」
斑鳩想:「紫青さん、踏みつけてるの?」
御綿笹霧:「…昨晩のことは、覚えているかい」
斑鳩想:首をかしげる。「んん?」
御綿笹霧:「紫青くんはあの子と言葉を交わしていた」
烏紫青:「……ああ」
御綿笹霧:「…あの子の世界を。望みを。否定しなかったと、言えるかい」
烏紫青:「否定してしまうから、ここに来た。そう告白すべきであっただろうな」
御綿笹霧:「あの子の望みは、歪んでいる。ジャームゆえに」
御綿笹霧:「……それは、本来のあの子ではないのかもしれない。でも、今のあの子にとっては、それがすべてなんだ」
烏紫青:「独り歩きした断片、影法師のようなものよな」ため息
烏紫青:「人は様々にバラバラな欠片で出来ているかもしれぬ。だが、欠片だけになっては生きてはおれん」
烏紫青:「だから……会いに来ようと思った」
御綿笹霧:「元々は終わらせるために……そうだね?」
烏紫青:「ああ。最初は殺すつもりであったからな」
御綿笹霧:「それがあの子にとっての救いであろうと。そう考えた……と思っていいのかな」
烏紫青:「いかんせん、貧道は他の処置を知らぬ。殺すことが役目であったゆえ」
御綿笹霧:「では、彼女を……収容するのは、『彼女にとっての救い』だろうか?」
烏紫青:「殺し、葬り、弔う。それが活無常であり、道士たる我が役目」
烏紫青:「生きてもらわねば、何が救いか、彼女に確かめることも出来ぬ」
御綿笹霧:「それは、彼女にとって耐え難い痛み、恐怖かもしれないよ?」
斑鳩想:「御綿さん、何が言いたいの?」首をかしげる。
斑鳩想:「ダスクメイカー、殺さずにいるの、嫌なの?」
御綿笹霧:「……私はね。想くん」
斑鳩想:「ん?」
御綿笹霧:「彼女を生かすなら、彼女の世界に寄り添ってやってほしいと。そう、望んでるんだよ」
御綿笹霧:「これは、ワガママみたいなものだから、それをしろとは…言えないけど」
斑鳩想:「んん……」
斑鳩想:「ぼくとしては、十分、寄り添ってると思うけど…」
御綿笹霧:「私はそうは感じなかった」
御綿笹霧:「あの子は、こわがっていたよ」
烏紫青:「なるほど、中々お主も無茶を言う」苦笑いして。
烏紫青:「……ああ。否定されることを、うすうすと気づいているのだろう」
御綿笹霧:「うん、無茶なんだ。だから、本当に伝えたいのは」
御綿笹霧:「彼女にとって、それが痛みを伴うものだとしても、自分のためにそれをできるのか」
御綿笹霧:「……きみが思ってるような、幸せな結末ではないかもしれない、ということを言いたかったんだよ」
御綿笹霧:「それでも、いいのかい?」
烏紫青:「最初から、そんなものがあるなどと思っておらんよ。選べるのは、少しでもマシな道だけだ」
烏紫青:「それがたとえ毛の一筋ほどの差であろうとも、な」
御綿笹霧:「……マシ、か」
御綿笹霧:「きみは、そう感じているのだね」
烏紫青:「ま、種類が違うだけで甲乙つけがたし、ということもあるやもしれん」肩をすくめる
烏紫青:「貧道は、貧道に出来ることをするまでだ」
御綿笹霧:「………そうか」
烏紫青:わがままを重ねている、とは分かっている。
烏紫青:後悔することすら出来ないよりは、後悔出来る方を。死なせるよりは、生かすほうを。
烏紫青:けれど、これが自分に残された、精一杯の人としての情だと感じている。
烏紫青:この、胸の奥でしみるように痛む気持ちが悲しみならば、彼女を悼めるのは今しかないのだ。
烏紫青:受け継いだ遺産にまつわる呪い。いつか悲しみの感情をすべて無くしたら、こんなふうにはきっと振る舞えない。
烏紫青:寄り添うなど、夢のまた夢。
烏紫青:「年長者としては、若人の前ではもっと明るく希望に満ちた話をすべきなのであろうが」
烏紫青:再び、苦笑い
斑鳩想:「むん」
烏紫青:「御綿氏には、ご満足いただけたかな?」
御綿笹霧:「きみの気持ちは……わかったよ。知ることができた」
御綿笹霧:「きみにとって、その希いがそれだけ大切なものならば、いいんだ」
斑鳩想:「ぼくは、心配されなくっても、明るくって希望に満ち溢れてるから、大丈夫~」
斑鳩想:能天気に笑う。
御綿笹霧:「……きみは、強いな」想くんを見て、呟く
烏紫青:「はは、それは確かに」ちょっとほっとしたような微笑。
斑鳩想:「御綿さんがね、心配性なんだよ」
御綿笹霧:それには言葉を返さず。ただ、悲しげに微笑む。
GM:その時、黄昏の空間にノイズが入る。
GM:割り込んでくる、オレンジ色のドレスを着た、胸に結晶を抱いた女性。
"ダスクメイカー":『−−こんにちは』
斑鳩想:「!」
烏紫青:「やあ。ごきげんよう」
"ダスクメイカー":『ぜんぶ、見つかっちゃったみたいだから。今のうちに挨拶しようかなって』そして、
"ダスクメイカー":首を傾げて笹霧の方に視線を向ける。
"ダスクメイカー":『そういえば。……どこかで見たことあるなあって思ってたけど』
御綿笹霧:「……やあ」軽く微笑んで、手を振る。
"ダスクメイカー":『やっぱりそうだ。お兄さん、あのとき僕を出してくれた人でしょ』
烏紫青:「……!?」ぎょっとして御綿さんを見ます。
御綿笹霧:「……それを選んだのは、きみ自身だ。私は、自分の目的のために障害を排除したに過ぎない」
斑鳩想:「どういうこと?」
御綿笹霧:「うん。説明してなかったね」
御綿笹霧:ちょっと待っててくれるかな、と軽くダスクメイカーを手で制して
御綿笹霧:「私は、『広域能力者』に関する情報を集めていてね」
烏紫青:じっと尖った眼で御綿さんを見ている。
御綿笹霧:「彼女のいた実験場は、人工的な広域能力の使い手を生み出そうとしてた」
斑鳩想:「………」
御綿笹霧:「……その産物が、彼女だ」
御綿笹霧:「それで、そこにあった研究データが私には必要だった。当然、そこには研究員やら傭兵やらがいるわけで」
御綿笹霧:「うん、もちろん実験体もね」
烏紫青:「つまり。意図して逃したわけではなく、不可抗力、であったと?」
烏紫青:一言一言、確認するように区切りながら訊く。
御綿笹霧:「私は潜入なんて器用なことはできないから、みんなには眠ってもらった」
御綿笹霧:「その過程で……彼女が逃げ出す隙ができたんだろうね」
斑鳩想:「隙ができた?」「作ったんじゃなくて?」
御綿笹霧:「…………」息をついて、空を見て。
御綿笹霧:「思うところが何もなかったと言えば、嘘になるね」
烏紫青:「……你是个骗子(食わせ者めが)!」
"ダスクメイカー":『……あれ、もしかして、僕すごいまずいこと言った…?』
烏紫青:「頭の痛い話だ……」
烏紫青:「いや、今のは御綿氏がすべて悪い。今のはな」
"ダスクメイカー":『お兄さん悪い人なの?』警戒する。
御綿笹霧:「うん、悪い人だとも」
"ダスクメイカー":『…………』映像を紫青さんの後ろあたりに表示されるようにする。
烏紫青:後ろに隠れる感じなんですねw
"ダスクメイカー":そうですw
烏紫青:気を取り直して。「あー……それで、用向きのほうをうかがおうか?」
烏紫青:>ダスクメイカーちゃんに
"ダスクメイカー":『うん。その、きみたちが今見つけた装置。それが今僕が作っておけた、最後のやつだよ』
斑鳩想:「……」拾い上げる。
烏紫青:「……なるほど。全部で5つか」
"ダスクメイカー":『で、きみたちはそれを壊すでしょう?……そしたら、僕、もう逃げられないでしょう?』
斑鳩想:「きみは」ダスクメイカーに言う。
"ダスクメイカー":『……うん?』
斑鳩想:「逃げられなくなって、うれしいの?」
"ダスクメイカー":『………こわいよ』
"ダスクメイカー":『すごく、すごくこわい』
"ダスクメイカー":『今だって、息が詰まりそう』
斑鳩想:「きみを殺したりなんか、しないよ」
烏紫青:「少なくとも、君が死を望まないのであれば」付け加える
"ダスクメイカー":『……殺されるからこわいんじゃないよ』
"ダスクメイカー":『世界が、僕じゃない世界が、増えていく。僕じゃないひとたちが、いて』
"ダスクメイカー":『僕のそばに来ると思うと……』
"ダスクメイカー":きゅっと、自分の体を抱くように縮こまる。
"ダスクメイカー":『こわくて、しかたない』
斑鳩想:「でも、きみ、こうしてぼくらに会いに来たじゃん」
"ダスクメイカー":『だって、そばにいるわけじゃないから』
"ダスクメイカー":『……ビデオレター、みたいなものだし……』
斑鳩想:「…ビデオレターじゃ、一方通行だよ」
"ダスクメイカー":『きみたちが「そこにいる」って、実感できてるわけじゃない』
"ダスクメイカー":『僕は、映像を通してきみたちを見てるだけだから』
"ダスクメイカー":『そこにほんとうにきみたちがいるって思わなくてもいいんだ』
斑鳩想:「…自分が否定されるのが怖い? ゴミみたいに扱われるのが嫌?」
斑鳩想:「もうこれ以上、傷つきたくない?」
烏紫青:(……彼女は。もしかしたら、誰もそこにいないかもしれない、と思いながら話してる?……)
"ダスクメイカー":『傷つきたくないから、この黄昏をつくってるんだ』
斑鳩想:「そっか」
斑鳩想:「他人なんて、何を考えてるかわかんないし、みんな敵みたいに見えるかもだけど」
斑鳩想:「怖いけどさ。でも、向こう側は、きみに手を伸ばしてるんだ」
"ダスクメイカー":『……』
"ダスクメイカー":少し、その姿が震える。
"ダスクメイカー":肩を、抱いている。
烏紫青:「……」
斑鳩想:「お兄さんは、君のために来たんだ」
斑鳩想:「どんなに怖くたって、前を向かなきゃ、知らないままだ」
"ダスクメイカー":『………わかんない』
"ダスクメイカー":『わかんない、わかんない、わかんない、わかんないよ!』
斑鳩想:「そりゃそうだよ」」
斑鳩想:「わかんないことは、わかんない」
烏紫青:「ダスクメイカー……」
斑鳩想:装置を振り上げて、地面に叩きつける。
"ダスクメイカー":『どうしてそんなこ』
"ダスクメイカー":映像が消える。
烏紫青:「思い切ったな」ちょっとびっくりしつつも、まあそうだろうなあという顔。
斑鳩想:「えへ」
烏紫青:空を見上げます。
御綿笹霧:「………」痛みをこらえるかのように、目を伏せ、俯く。
斑鳩想:「ぼくさあ」
GM:黄昏が、晴れていく。
斑鳩想:「ちっちゃい頃、自分はゴミみたいに捨てられるんだって、その順番を待ってたの」
烏紫青:色の変わる空を見ながら、斑鳩くんの語りを聞きます。
斑鳩想:「こーんな痛いことが終わるんだったら、はやく捨ててほしいなあって、ずっと思ってた」
斑鳩想:「んだけど、終わんなくって、いまは、明るく、希望に満ち溢れた毎日を送っているから」
斑鳩想:「ダスクメイカーちゃんもさ、そういうこと、知ってほしいなーって」
烏紫青:「なるほど、な」
烏紫青:斑鳩くんの過去をなんとなく察する。
斑鳩想:「だから、お兄さんもがんばってよね!」
烏紫青:視線を地上、すぐそばの少年に戻して。
烏紫青:「実に頼もしいお言葉、痛み入る」にこりと笑う。
御綿笹霧:「……他の二人に、伝えてくるよ。準備をするように」踵を返す。
御綿笹霧:「それと紫青くん。良ければ、私に依頼をしておいてくれ」
御綿笹霧:「『"ダスクメイカー"を護れ』ってね」
烏紫青:きょとん、として。
烏紫青:「……ああ!」喜んで頼みます。
御綿笹霧:「…うん。承った。必ず護るとも」
御綿笹霧:「それじゃあね」
御綿笹霧:そう頼まなければ、抑えられそうになかった。
御綿笹霧:−−すべてを救えるならば、何故、と思う。
御綿笹霧:手を振り。顔を見せないまま、去っていく。
斑鳩想:「……怒っちゃったかな?」そんな御綿さんを見ながらつぶやく。
斑鳩想:「御綿さんは、なんだかわからないけど、何かを諦めちゃったんだねえ、きっと」
烏紫青:「本人も、できれば諦めたくなかったであろうな」
斑鳩想:「でも、そんなの、ぼくら、知ったこっちゃないよ!」
烏紫青:「彼なりに、我らの行く末を案じているのだろうさ」
烏紫青:「あいにくと、その忠告を聞くわけにはいかんかったわけだが」肩をすくめる。
斑鳩想:「聞いちゃったら、終わっちゃうもんね」うむうむと頷く。
斑鳩想:「……んん、でもなあ」首をかしげる。
斑鳩想:「ぼく、昨日、ほたるちゃんとケンカっぽいのしちゃったから…。
斑鳩想:「気まずいなあ」
烏紫青:「それは……辛いな……」
斑鳩想:「……」
烏紫青:「彼女の元へ行けば、おそらくエフェクトを使ってぶつかり合うこととなろう。そうなる前に、一度話し合ったほうがいいのではないか?」
烏紫青:「心の乱れはレネゲイドに影響する。それは往々にして命取りだ」
斑鳩想:「うん、そうだよね。…そうなんだけど」
斑鳩想:「お兄さん、実は良い人だよね。FHなんて辞めて、UGNに入っちゃいなよ」
烏紫青:「いや、FHというか、我がセルはつまりは一族郎党であるからな……」
烏紫青:「故郷まるごと捨てるには、あそこには色々と愛着がありすぎる」
烏紫青:「何なら一度、地元の中華街に遊びにきてくれても構わんぞ。食事が美味でな」
烏紫青:牡蠣オムレツとかそういう
斑鳩想:「えっ」動揺。「行きたいけど行きたくない!」
烏紫青:「そ、そうか」ちょっと残念
斑鳩想:「……うーん、じゃあ、UGNを休みたくなったら、行くね」
烏紫青:「無理せずふらっと、気が向いたら、程度でいいさ」からからと笑う
斑鳩想:「む…。そうだね、なんといっても」「いろんな世界、見せなくっちゃだしなあ」
烏紫青:しっかりほたるちゃんも連れてくる前提だ
斑鳩想:内緒よっ
烏紫青:はぁい
GM:ロイスのみ、可能です。
烏紫青:七枠全部埋まってるし、斑鳩くんに対しての感情「一目」はそのままですね
御綿笹霧:こちらから、想くんに。
烏紫青:空いていたら御綿さんにも取りたかったが、致し方なし
斑鳩想:ダスクメイカーに取得します
御綿笹霧:"主人公"/斑鳩想/羨望/断絶:○/ロイス
斑鳩想:懐旧/憐憫:○/ロイス
斑鳩想:うん!まあ、しょうがないね!
御綿笹霧:これでロイスは後一枠のはず(あまり意味はない)
GM:では、探索フェイズ終了です。
GM:今回のシーンは、前シーンの裏側になります。
GM:一方その頃…と言うやつだ!
GM:同時刻、ということなどもあり、管理しやすさも鑑みて、
GM:今回も侵蝕は1d5とします。
貴崎世怜:半額セール!
佐倉井ほたる:出ます!GMありがとう
GM:そんなわけで、今回のシーンプレイヤーは、ほたるちゃんだ!
GM:どうぞー!
佐倉井ほたる:1d5+64
DoubleCross : (1D5+64) → 4[4]+64 → 68
GM:存分に…女子会をするがよい!
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+2(1d5->2)した(侵蝕率:80->82)
GM:GMは棒とか出す
貴崎世怜:棒が落ちてる
佐倉井ほたる:お願いしますぜ
GM:小学校。
GM:黄昏の街にあった、病院とは別の大きな施設。
GM:グラウンドや校舎に、橙色の光が落ちている。
GM:それは、もちろん、教室の中も。
GM:そして、人のいない静寂の校舎に今、二人の女の子の姿があった。
佐倉井ほたる:ふわふわと、西日に照らされて。埃がきらきらと輝く。
佐倉井ほたる:赤色と、橙が混ざるような。その光の中で、眩しさに目を細めながら町を眺める。
佐倉井ほたる:「…綺麗ですね」ぽつりと、思わず言葉が零れる。
貴崎世怜:学校というものを懐かしく感じ、あっちこっちを見回す。
貴崎世怜:「……そうっすね」ほたるちゃんに言われ、窓を見る。「本当に綺麗な空だ」
佐倉井ほたる:「ええ…、まるで燃えて落ちているみたい」
佐倉井ほたる:誰も、この町にはいない。今入り込んだ、自分たちと此の夕暮れの主以外には。
貴崎世怜:「……煙草の火みたいだな、なんだか」
佐倉井ほたる:「そうなんですか?わたしは、まるで炉の中の炭や、溶けた鉄みたいにおもえます」
佐倉井ほたる:燃えて落ちる前の、儚くも燃え上がる炎のように。どろりと溶けて、形を失うその前の様に。
貴崎世怜:「いやあ、なんというか……最後には消えるんだなあって思うと」へへ、と照れ隠しのように笑う
佐倉井ほたる:「…そう、ですね」
佐倉井ほたる:「…わたしたちが。いいえ」首を振って。「わたしが、消してしまう景色なんですね」
佐倉井ほたる:窓ガラスに手を添える。硝子の一枚板の外、近いはずの景色があまりに遠い。
貴崎世怜:「……ほたるちゃん」隣に佇む、小さな背中を見やる。彼女はいったい、どれほど重くて大きなものを背負っているのだろう。
佐倉井ほたる:ふふ、と笑みを浮かべて。「そんな、心配しないでください。…なんて言って、これからお話することも重たいんですけど」
佐倉井ほたる:とん、とんと。雪駄を滑らせ、身体をくるりと回して。世怜さんの方を向く。
佐倉井ほたる:「ねえ、世怜さん。わたし、本当にひどいことをしたんです」
貴崎世怜:「重たい話かぁ。わたしでいいんすかね」なんて言いながら、聴く姿勢になる。
佐倉井ほたる:「世怜さんだから、ですよ。…お世話をおかけしちゃいます」
佐倉井ほたる:「…烏さんが、ダスクメイカーを生かし続けたいと申されたと思います」
貴崎世怜:「……そうっすね」
佐倉井ほたる:「それですね、わたしがけしかけちゃった…というと失礼ですね。わたしが、そのことを決めるきっかけを作っちゃいました」
佐倉井ほたる:微笑みを浮かべ続ける。苦笑いになってしまうのは、仕方ない。
貴崎世怜:相槌を打つ。
佐倉井ほたる:「そうしてさらに、そのことで。御綿さんの過去にも触れてしまいまして。非常に悪い想いをさせてしまったのです」
貴崎世怜:「……うん」
佐倉井ほたる:「…怒らないんですか?」
佐倉井ほたる:正直。自分でも、引っ掻き回すだけ回して、どうしようもなくしてしまったような、そんな感覚がある。
貴崎世怜:「……怒らないっすよ」優しい口調で
佐倉井ほたる:「…ひどいことをしたり、失敗したら。怒ってもらえるんだと思ってました」
貴崎世怜:「……というか、怒ろうにも、こう……うーん」腕組みをして考える。
貴崎世怜:「ほたるちゃんが間違えたわけでは、ないっすからねぇ」
佐倉井ほたる:じ、と。世怜さんを見続けている。「…あんなに傷つけたり、迷惑をかけたのに、ですか?」
貴崎世怜:かがんで目を合わせ、肩に手を置く。
佐倉井ほたる:びく、と。一瞬震えた。
貴崎世怜:「……そりゃ、傷つけたり、迷惑かけたりするのは、わたしだって嫌っすけど」
貴崎世怜:「でも、誰かと生きるって、そういうことだったりするんすよ」
佐倉井ほたる:「そう、なんですか?」目が丸く、大きく見開いて。
貴崎世怜:「考え方が違ったり、よく知らないのに偉そうに言っちゃったり……わたしもちょいちょいあるっすよ、あはは……」
佐倉井ほたる:「…世怜さんでも、あるんですね。そういうこと」
佐倉井ほたる:「…もっと長く生きていって。いっぱい人と接したら、何か。正解があるんだって、そう思ってました」
貴崎世怜:「弟となんかしょっちゅう……。じゃなくて」
貴崎世怜:「正解」
貴崎世怜:「うーん……確かに、あったらいいんだけどなあ。なかなか見つからないんすよ。特に、人と人との間の事は」
佐倉井ほたる:「…斑鳩くんとか、すぐ他のひととも仲良くなったりできますから」
貴崎世怜:「得意不得意もあるからなあ……」うんうんと自分で納得する。
佐倉井ほたる:「そういうものが、あってくれるんだって。…勝手な、勘違いだったんだ」
貴崎世怜:「……でも、多分、探しに行くことは、間違いじゃない……と思う」
佐倉井ほたる:「…ないのに、探すんですか?」
貴崎世怜:「なんというか……自分なりの、半分くらいの正解……?みたいなものは、多分、見つけられると思うんすよ」
貴崎世怜:「けど、一人だけだとどこまで行っても半分止まりになるんだろうなあって」
佐倉井ほたる:「半分の…。ひとりだけだと、そこどまり」
佐倉井ほたる:「むずかしい、ですね」くしゃ、と。崩れた表情で。
貴崎世怜:「うん……難しい」
貴崎世怜:「……この街に来る前、実はちょっと、自棄になってたんすよね、わたし」
佐倉井ほたる:「!」
佐倉井ほたる:「…世怜さん」
貴崎世怜:窓から入る陽に照らされ、伸びる影をちらりと見る。
貴崎世怜:「ずーっと一人で、どうにかしなきゃって思ってて、ぜんぜん上手く行かなくって」
貴崎世怜:「なんか、怪しい宗教に入っちゃう人の気持ちがちょっとわかっちゃう、みたいな」冗談めかして言う。
佐倉井ほたる:「……」だから、ここに入り込む、なんて無茶をしたのだと気付く。「…宗教だって、ヒトの知恵ですよ。そう邪険にするものじゃありません」
貴崎世怜:「世の人には、ありがたい知恵を罰当たりに使う輩もいたりするんすよ……」
貴崎世怜:「って、そうじゃなくって」
佐倉井ほたる:「……そうですね」ふ、と。すこし哀し気に微笑んだ。
貴崎世怜:「……最初っから、一人でどうにかしようとするのが、遠回りだったんだなって」
佐倉井ほたる:「……………」
佐倉井ほたる:「…でも、その遠回りしたんだ、って。ちゃんと気付いているだけ、世怜さんはすごいですよ」
貴崎世怜:「ほたるちゃんにも、気付けるよ」
佐倉井ほたる:独りじゃ。ただの遠回り。…酷く、自分のしたことにも刺さってくるようで。
佐倉井ほたる:「ありがとう、ございます。…世怜さんに、話してみて。よかった」
貴崎世怜:「……わたしは、そんなに強くなれないし、自分のことで精一杯だけど」
貴崎世怜:「……でも、自分の手の届くところにあるなら、それはきっと離しちゃいけない」
貴崎世怜:「ほたるちゃんにだって、あるはず」
佐倉井ほたる:「……」少し、堪えるように微笑む。
貴崎世怜:頭をそっと撫でる
佐倉井ほたる:「…そんな風に、自分の出来るコトを、手にするものをきちんと掴める人は」
佐倉井ほたる:「絶対、弱くなんて、ないですよ」
貴崎世怜:「あはは……」頬を指で掻く。「……だいぶ前に一度、掴み損ねたから」
佐倉井ほたる:ほふ、と撫ぜていく手の熱を思う。
佐倉井ほたる:…、手の届くところ。ああ。それなら。
佐倉井ほたる:「…どうしようもなく、遠くまで見えてしまうのに。どうして、わたしの手はこんなに」
佐倉井ほたる:小さくて。あんまりにも、短すぎるんだろう。
佐倉井ほたる:ば ぢ っ
佐倉井ほたる:燃える様に赤い髪と目と、同じ色をした”なにか”が伸びる。
佐倉井ほたる:最初は、背にした椅子に。机に。床へ。扉へ--
佐倉井ほたる:壁へ。階段へ。硝子へ。鐘に、そしてその先の校庭へ。
佐倉井ほたる:≪器物使い≫。
佐倉井ほたる:学校と同化します。
貴崎世怜:「……っ、ほたるちゃん」おそるおそる呼びかける
佐倉井ほたる:--器物使いという特異体質は、モノと”繋がる”ことができる。
貴崎世怜:モノと一体化するとは聞いていた、けれど。
佐倉井ほたる:それこそ。別位相にさえ繋がれるほどなら、”この程度”の範囲など。
佐倉井ほたる:「ぁ」
佐倉井ほたる:学校。ダスクメイカーが映し出した、嘗ての過去にあった映し身。
佐倉井ほたる:そこから、かつての在り様を。その過去と今が、魂に押し寄せる。
佐倉井ほたる:かつての日々が見える。
佐倉井ほたる:ここで、34人とひとりの教師が、授業を行う風景が見える。
佐倉井ほたる:その中で、一人一人の表情がわかる。…あまりにつまらなそうにしていたり。メモ紙で、こっそりとやり取りをしている様子も。
佐倉井ほたる:その隣の教室は、体育なのか着替えが乱雑に散らかっていて…
佐倉井ほたる:校庭で、ドッジボールをしている子がいる。その後ろで、木々が花を咲かせイチョウがその葉を黄色く染める。
佐倉井ほたる:そうして。
佐倉井ほたる:…その風景を、どこか遠くにあるもののように、届かないもののように眺めている、ひとりの女の子が--
貴崎世怜:「……ほたるちゃん!」必死に肩を揺すっている。
佐倉井ほたる:「、ぅ、あ。…ごめん、なさい。ちょっと、制御が。ぶれ、ちゃって」
貴崎世怜:何も言わずに抱きしめる
佐倉井ほたる:「…大丈夫ですよ。いつも、いつだって。見ようと思えば、すぐ見えるんです」
佐倉井ほたる:ずる。ゆっくりと、身体にヒヒイロカネが戻る。同化を解除していく。
佐倉井ほたる:「…あの実家にだって、制御法は叩き込まれてますから。暴走だって、ほとんどしないんですよ、わたし」
貴崎世怜:何も言わない。ただ、抱きしめる力が少し強くなる。
佐倉井ほたる:「…ああ。心配しないで、世怜さん」「でも…」
貴崎世怜:「ほたるちゃん……」
佐倉井ほたる:「ああ。やっぱり…」「あんな風に、”見え”ちゃうと。この外でも、誰もかれもが」
佐倉井ほたる:「この世界の中で、喜んだり怒ったり、退屈したり悲しんだりして。生きてるって、分かるから」
佐倉井ほたる:「…ねえ、世怜さん」
佐倉井ほたる:「この世界って、綺麗ですよね」
貴崎世怜:「……うん」
佐倉井ほたる:「みんな、ひとりひとり。生きていて…。ともだちがいたり、恋人がいたり」
佐倉井ほたる:「お兄さんとか、お姉さんとか。弟とか、妹とか。いたりするんですよね」
貴崎世怜:「……うん、そうだね」ほんの少し、声が震えている
佐倉井ほたる:「…わたし、見えるだけで。とても、手が届かないことばっかりだけど」
佐倉井ほたる:「みんな、しあわせにいてくれたらいいのになあ」
佐倉井ほたる:最後。
佐倉井ほたる:同化の中、羨むように、憧れるように学校の景色を見ていた、あの少女を思い出す。
佐倉井ほたる:その顔は、数年経てば。
佐倉井ほたる:この黄昏の主、”ダスクメイカー”の顔になるだろう。
佐倉井ほたる:「…ごめんなさい、世怜さん。わたし、我儘な子だから。ひとりでも、手を伸ばしたくなっちゃうんです」
佐倉井ほたる:「…届かないって、分かってるのに」
貴崎世怜:「……」
佐倉井ほたる:「…わたし。結局。どうしようもないって分かったら。助けるって言った口で、後ろから斬ることだってするくせに」
佐倉井ほたる:「……。ごめんなさい、言うつもりなんて、だれにもなかったのにな」
貴崎世怜:抱きしめたまま、頭を撫でる。
佐倉井ほたる:くすぐったそうにしつつ、自分もそっと抱き締め返す。
貴崎世怜:「……ねえ、ほたるちゃん」
佐倉井ほたる:「…なんですか、世怜さん?」
貴崎世怜:「ひとつ。ひとつだけ、約束をしよう」
佐倉井ほたる:「…、はい。世怜さんとなら、いくつでも」
貴崎世怜:くすり、と少し笑う。
貴崎世怜:「わたしたち、一番大事なものだけは、きっと離さないようにしよう」
佐倉井ほたる:「……」
貴崎世怜:「わたしたちが、この綺麗な世界に居るために、きっと必要なことだから」
佐倉井ほたる:「そうですね。いちばん、大事な。もの、だけは。きっと、離したりなんて、しませんよ」
佐倉井ほたる:そっと手を伸ばす。
佐倉井ほたる:ほっそりした小指を。その中で立てて。
貴崎世怜:手を差し出し、小指を絡める
佐倉井ほたる:「嘘つーいたら」
貴崎世怜:「はりせんぼん」
佐倉井ほたる:「のーますっ」
貴崎世怜:「指、きった」
佐倉井ほたる:ぴぃん、と指が離れる。
貴崎世怜:「にひひ、呪い師との約束だから、すっごく重いっすよ」
佐倉井ほたる:「ええ。もちろん分かっていますし、世怜さんこそ」
佐倉井ほたる:「カミさまを降ろしたこともある、巫女の言葉ですからね。破れば、カミさまから罰があたりますから」
佐倉井ほたる:ふふ、と嬉しそうに笑う。
貴崎世怜:「かみさまからの罰は怖いなあ」
佐倉井ほたる:「守って、くださいね?」
貴崎世怜:「あはは、これは破るわけにはいかないっすねえ」
佐倉井ほたる:「ふふ…、いけないんでしょうけど。ちょっと、よかったって思っちゃいます」くすくすと笑いつつ。
貴崎世怜:「呪い師と巫女の約束かあ……なんだかおかしいなあ」同じように笑う
佐倉井ほたる:「いいんですよ。こんな、誰も見ていない空の下なんですから」
佐倉井ほたる:「きっと、誰だって文句を言えないはずですっ」
貴崎世怜:「それもそっか……ふふ、そうだなあ」窓を見る
佐倉井ほたる:そこには、夕暮れの赤と橙が広がっている。
佐倉井ほたる:それは、何もかもがその赤の中に溶け行くようで。
佐倉井ほたる:「…ああ。綺麗ですね」一人の女の子の。積み上げられた想いと世界を、崩す罪深さに内心の震えを憶えながら。
貴崎世怜:「……でも、そろそろ、終わる」夕焼け小焼けで、日が暮れて。
GM:黄昏色が、晴れていく。
GM:それと一緒に、学校の存在も朧になって。
GM:気がつけば、君たちは青空の下にいる。
GM:少し離れた空に、ぽつんと橙が浮かんでいる。
佐倉井ほたる:目を閉じる。…どうしようもないと、分かっていても。
佐倉井ほたる:「…ごめんなさい、名前も知らない貴女。わたしは、貴女の想いを知ったうえで」
佐倉井ほたる:「この空/世界を、壊しにまいります」小さく、懺悔するように零す。
貴崎世怜:"ダスクメイカー"を助ける事はできないだろう。
貴崎世怜:あの時の−−翔一くんの時とは違う。彼女と繋がった一瞬の事を、ずっと考えていた。
貴崎世怜:彼女はもう、手の届かないところにいる。それが、どうしようもなく、わかってしまう。
貴崎世怜:「終わらせる。もう、怖い思いはさせない」
貴崎世怜:ただ、自分が、貴崎世怜で在ることは、諦めないでいよう。
貴崎世怜:せめて、手の届いた人のために。手の届くところにいる人のために。
GM:ロイス感情変更等、ありましたらどうぞ!
佐倉井ほたる:ロイスを変更します。
佐倉井ほたる:”ともだち” 貴崎世怜 〇思慕/共感→”やくそく” 貴崎世怜 〇敬愛/共感 へ。
佐倉井ほたる:敬うべき貴方に、どうか行く先へ祝福がありますよう。
貴崎世怜:こちらもロイス変更します
貴崎世怜:妹のような子/佐倉井ほたる/◎慈愛/不安/ロイス→ 約束/佐倉井ほたる/◎敬愛/不安/ロイス
GM:約束。
GM:…では、シーンカット!
GM:トリガーに入る前に、もう少しイチャイ……交流パート欲しいよね、ということで
GM:急遽用意されたフェイズです。
貴崎世怜:イチャイチャヤッター!
GM:戦いの前のマインドセットなので侵蝕も1だけだぞ。
斑鳩想:最の高フェイズ!
佐倉井ほたる:ありがとうございますGM!
烏紫青:GMのサービスがとどまるところを知らない
貴崎世怜:全方位感謝太郎……
GM:(ひかっている)
GM:というわけで、シーンプレイヤーは世怜ちゃん。登場をどうぞ!
貴崎世怜:わあい
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+1した(侵蝕率:82->83)
貴崎世怜:実際安い
GM:"ダスクメイカー"の領域に踏み込む、その前。
GM:恐らく避けられないであろう戦いの前に、各々で休息を取ろう、という提案がなされた。
GM:そして、黄昏の外、青い空の下の街中。
貴崎世怜:空を見上げ、登っていく紫煙を目で追う。煙草を吸う時は、たいてい上を見てしまう。
御綿笹霧:その視線の先。
御綿笹霧:軽く覗き込むようにして、その姿が現れる。
御綿笹霧:「やあ」
御綿笹霧:にこ、と笑う。
貴崎世怜:「……あ」
貴崎世怜:軽く微笑み返す。
貴崎世怜:ポケットから携帯灰皿を出して、火を消そうとする。
御綿笹霧:その笑みはいつもと変わらないように……見える。
御綿笹霧:「構わないよ。私は気にしないから」
貴崎世怜:「……じゃあ、お言葉に甘えて」手に持った煙草は、まだ半分以上残っている。
御綿笹霧:後ろからベンチの前に回り込み、隣に腰掛ける。
御綿笹霧:両手を白の杖に軽く添えて。
貴崎世怜:御綿さんの手をぼんやりと見る。
貴崎世怜:そのまま、横顔を見る。
御綿笹霧:目を軽く細めて、遠くを見て微笑んでいる。
貴崎世怜:「……あの」
御綿笹霧:「うん」
貴崎世怜:「ほたるちゃんと、喋って。……いろいろ聞きました」
御綿笹霧:「そうか」
貴崎世怜:言葉を選ぶように、口を開けては閉じる。
御綿笹霧:「私は……大人気ないかもしれないね」
御綿笹霧:ぽつりと、呟く。
御綿笹霧:「子供たち相手に、ムキになることでもないだろうに」
貴崎世怜:「……ほんのちょっと、意外だったかも。御綿さんにも、そういうことあるんだって」
御綿笹霧:「意外と、そう感じてもらえるなら良かったよ」
貴崎世怜:「いつもは、ほら、その、か……大人の余裕みたいな、感じじゃないっすか、ねえ」
御綿笹霧:「ふふ」
御綿笹霧:「そうだね。私は、そんな感じだ」
御綿笹霧:「でも。昔は、そうでもなかったんだよ」
貴崎世怜:「……イメチェン、みたいな」とぼけたことを言っている自覚はある。
御綿笹霧:「うん。いいね、イメチェン!そんな感じだ」
御綿笹霧:「まあ、殆どはオーヴァードになったからかな。視力も回復したしね」
貴崎世怜:「いいんだ……」ふふふ、と少しだけ笑う。
貴崎世怜:「覚醒の影響とかなんとか……そういう?」レネゲイドのことは少ししか知らない。
貴崎世怜:眼鏡の御綿さんを想像して、ちょっと似合うなと思ったことは口には出さない。
御綿笹霧:「というか……環境の変化かな。UGNをやめて……インドアからアウトドアになったからねえ」
御綿笹霧:「自分の足で、世界を歩くには変わらざるを得なかった」
貴崎世怜:「なるほど」視線が白い杖へ向く。
御綿笹霧:杖の上の指を、遊ばせながら、柔らかい笑みを浮かべている。
貴崎世怜:「……ずっと」
貴崎世怜:「ずっとひとりで、歩いてたんですか」
御綿笹霧:「んん……」
御綿笹霧:「どうだろう。色んな人に会って、力を貸してもらったからなあ」
御綿笹霧:「ひとり、なんて言えないんじゃないかな……」
貴崎世怜:「……失礼、かもだけど」
貴崎世怜:「わたしには、あなたが寂しそうに、見える」
御綿笹霧:少し、驚いたような
御綿笹霧:だけど、安心したような、そんな顔をして。
御綿笹霧:「……世怜は……いつも、ぼんやりしているように見えるのに」
御綿笹霧:「ときどき、ひどく本質を突くね」
貴崎世怜:「……」少しだけ狼狽える。「まあ、呪い師の端くれですし。……人のことは、よく見てるつもりっすよ」
御綿笹霧:「…そうか。そうだね」
御綿笹霧:「………ジャームとなった者を受け入れたい、なんて奴とは、さ」
御綿笹霧:「実際、あまりみんな関わり合いたくなかったんじゃないかな」
御綿笹霧:空を見上げる。高かった空は、少しだけ近くなっている。
貴崎世怜:横顔をじっと見る。口をつけないまま、煙草の火は消えている。
御綿笹霧:「今でも、完全には諦められない」
御綿笹霧:遠くを、見ている。永遠に失われたものを。
御綿笹霧:「あいつを取り戻すことができるなら……私はなんだってする」
御綿笹霧:「そう……誓って。本当に何でもやった」
御綿笹霧:「そのすべての結果が可能性をひとつひとつ閉ざして」
御綿笹霧:「それでもまだ、諦められないから……」
御綿笹霧:「あいつを生かし続けたい」
御綿笹霧:世怜に視線を返して、ふ、と笑う。
御綿笹霧:「世界の敵になってでもね」
貴崎世怜:「……」
貴崎世怜:「そうやって、これからも」
貴崎世怜:「ひとりで歩いていくんですか」少しだけ、泣きそうな顔で。しっかりと目を見て、言う。
御綿笹霧:「そうなったって、」構わない、と言葉を継ごうとして。
御綿笹霧:その表情に、痛みを覚えた。
御綿笹霧:「……駄目だよ、世怜」
御綿笹霧:「きみは、私と共に歩んではいけない」
貴崎世怜:「……護るって、約束したくせに」
貴崎世怜:言うつもりがなかったのに、ついつい口に出してしまった。
御綿笹霧:「護るよ。でも、それは……」
御綿笹霧:「……きみに、健やかで、幸福であって欲しいからだ」
貴崎世怜:「約束、したじゃないですか。わたしと」止まらない。止められない。
貴崎世怜:「ずっと、そうやって、ひとりで」
貴崎世怜:「ずっとずっと、自分を呪い続けるんですか」
御綿笹霧:「…………」口を開いて、閉じる。
御綿笹霧:言葉を塞がれたような感覚に、惑う。
御綿笹霧:「………きみを」
御綿笹霧:「喪いたくはないんだ。だから……」もう、二度と。
御綿笹霧:「私は……」
御綿笹霧:自分がどうなろうと構わない。構わない、はずなのに。
貴崎世怜:何も言わずに、腕に抱きつく。
御綿笹霧:「……世怜」
貴崎世怜:「呪い師との約束は、破ったりできないから」
貴崎世怜:「お願いだから」涙声になっている。視界がぼやける。
貴崎世怜:「ひとりで、どこかに行ったりしないで」
御綿笹霧:−−ここまで来て漸く気づいてしまう。
御綿笹霧:自分が、してしまったことに。
御綿笹霧:護る、という言葉で。相手のための優しさで。
御綿笹霧:惹き付けてはならないものを、惹き付けてしまった。
御綿笹霧:「……どこにも」そして、気付いていながら新たな過ちを犯す。
御綿笹霧:空いたもう片方の手で、帽子越しにその頭を撫でてやる。
御綿笹霧:「行ったりしないよ」
貴崎世怜:顔を上げる。抱きつく力が強くなる。
貴崎世怜:唇を結び、涙を堪えている。
御綿笹霧:ばかなことをしている、と思う。本当ならば、突き放さねばならないのに。
御綿笹霧:どうしても、できない。
御綿笹霧:「世怜」
貴崎世怜:「はい」
御綿笹霧:「私は、歩みを止める気はない。だけど……」
御綿笹霧:「……お前の、傍にいるよ」
貴崎世怜:「……約束、ですよ」
御綿笹霧:「勝手にいなくなったりは、しないさ」
貴崎世怜:「もう、放したり、しませんよ」
貴崎世怜:涙をこぼしながら、なんとか笑ってみせる
御綿笹霧:ぽんぽん、と軽く頭を叩いて。
御綿笹霧:「姫の御心のままに」
貴崎世怜:じっと、顔を見る。
御綿笹霧:「ん?」
貴崎世怜:そのまま、腕を引き寄せて
貴崎世怜:唇を重ねた。
御綿笹霧:「ッッ………」
貴崎世怜:「……や、約束だから」
貴崎世怜:すぐに顔をそむける。腕には抱きついたまま。
御綿笹霧:それが、あまりに予想外で、だけどそんなこともなかったとも思えて、
御綿笹霧:「あ………、うん」
御綿笹霧:とても、間抜けな声しか出せなかった。
貴崎世怜:答えを聞いて、腕を放す。
貴崎世怜:顔は見られないし、見せられない。
御綿笹霧:「…………」口を押さえている。頬が熱くなるのを感じるのは何年ぶりだったか。
貴崎世怜:自分の唇を指でそっと撫でる。
御綿笹霧:「……ふふっ」過ちを、犯した。
貴崎世怜:「……えへへ」呪いをかけた。
御綿笹霧:「では、行こうか」
貴崎世怜:「……行くっすかね」
御綿笹霧:あの街で、すべきことは果たした。
御綿笹霧:あとは幕を閉じるだけ。
貴崎世怜:青い空を見上げ、帽子をかぶり直す。
貴崎世怜:終わらせるために、前を向く。
GM:歩き出す。
GM:黄昏に向かう影は、二人分。
GM:二人が、歩いていく。
GM:ロイス感情変更とかそういう
貴崎世怜:したい
GM:のだけできます、購入はなし
GM:どうぞ〜〜
御綿笹霧:共犯/貴崎世怜/呪い:○/情愛/Sロイス
貴崎世怜:頼れる人/御綿 笹霧/◎安心感/不安/Sロイス→共犯/御綿 笹霧/◎幸福感/執着/Sロイス
GM:ではシーンカット!
GM:前回に引き続き幕間シーン!侵蝕は変わらず1!
GM:今回のシーンを彩るプレイヤーは…想くん!
GM:思う存分お話とかしなさい
佐倉井ほたる:68+1→69になります。
斑鳩想:光栄です!侵食率は76になりました
佐倉井ほたる:わぁい
斑鳩想:場所、どうしましょ。時系列は前回シーンの直後ですかね
GM:幕間その1と同時刻か、その前後でOKだと思います。
斑鳩想:では、幕間その1と同時刻がいいかな~
佐倉井ほたる:了解ですーっ。場所は元学校のところかなあ
GM:黄昏はあとはもうボスのところにしか残っていないので、好きなところですごしてね
佐倉井ほたる:わぁい
斑鳩想:じゃあ、元学校のところで!ありがとうございます!
GM:OKです!
GM:そこは、先程まで黄昏空の下の学校だった場所。
GM:今は、様々な残骸がまばらに散らばる空き地となっている。
GM:人けはない……この、少年と少女以外は。
斑鳩想:「———−」何かを言おうとして、黙る。目の前の少女を見て。
佐倉井ほたる:その、空き地の中心で。
佐倉井ほたる:さきほどまで、自分と世怜さんしかいなかったけれど。それでも、確かにそこに在った”もの”に、想いを馳せる。
佐倉井ほたる:組んだ腕。その手の中で、赤々と。燃えるように、夕暮れの西日の様にちろちろと。
佐倉井ほたる:「………」膝をついて。祈る手の中で、その消えた過去を僅かにでも手繰り寄せる。
斑鳩想:「……」少しためらう。「ほたるちゃん」
佐倉井ほたる:≪物質変化≫。
佐倉井ほたる:組んだ手を解けば、その中に。垣間見た、学校を、羨ましそうに見ていた女の子の持っていた本に挟まった栞。
佐倉井ほたる:「く、ふ…、は…、ふー…。あ、ごめんなさい、斑鳩くん…」
斑鳩想:「…何してるの?」複雑そうな表情。とことこ、ほたるちゃんに歩み寄ります。
佐倉井ほたる:「…やっぱり。殆ど、遺せないなあ」
佐倉井ほたる:「…ちょっと、ね。見えちゃったから…ちょっとでも、記録に残せるようにって」
佐倉井ほたる:その栞は、どこか淡い夕暮れのような橙と燃える赤をしている。
斑鳩想:「見えちゃった…」先ほどまで見てた空と同じ色。その栞に目を落とす。
佐倉井ほたる:「少しでも、あんな綺麗さを残したかったんだけど」苦笑しつつ。
佐倉井ほたる:「…ダメだね。私だと、本当に少ししか掬えない」
斑鳩想:「…ほたるちゃんだから、できないっていうか」
斑鳩想:「ほたるちゃんは、んっと」考えながら言う。「ダスクメイカーのこと、知ろうとしたんだ?」
佐倉井ほたる:「…?だって、これから倒して、彼女の願いを挫いてしまうでしょう?だったら、せめて少しでも憶えていないと」
佐倉井ほたる:「…なんというか、消えて、それで。おしまい、なんて。そんなことはできないよ」
斑鳩想:「ぼく達、彼女を殺さないでしょ。お兄さんと、そう話したじゃん」
斑鳩想:「消えたりなんか、させない……」
佐倉井ほたる:「でも、あの空は。もう二度と映されないよ」「…それは、わたしたちがさせないんだから」
斑鳩想:「………」
佐倉井ほたる:掌の上にある栞を見る。「…ここに、学校があったんだ」
佐倉井ほたる:「あのひとが、ああなる前に。ずっとずっと、通いたいって。憧れていた場所が」
斑鳩想:『こわい』と言った、彼女の言葉が脳裏をよぎる。
斑鳩想:手を伸ばすことが、彼女を救えることだと、そうしたいと思う。思っている。
佐倉井ほたる:「…なにかあったの、斑鳩くん?」
斑鳩想:「ん、え」瞬き。「ぼく?」
佐倉井ほたる:「うーん…?何か、ちょっと。少し。気になったから」
佐倉井ほたる:「あ、何もないならいいんだよ!気にしないで」わたわたと手を振りつつ。
斑鳩想:「……んと…。ほたるちゃんに、前に言ったでしょ。ぼく、分からないことばっかりだよって」
佐倉井ほたる:「…うん、言ってたね」こくり、と頷きつつ。
斑鳩想:「分からないことばかりなの。…だからさ、自分で、正しいと思えることをしてればいいやって、」
斑鳩想:「そういう風に決めてたんだけど…。でも」
斑鳩想:「間違ってるのかなって」とことこ歩いて、空き地に放り出されたベンチに座る。
佐倉井ほたる:「…そうなの?正しいって、そう思えるようなことなのに?」
斑鳩想:「…ほたるちゃんにはね、本当はね、UGNなんか入ってほしくなかった」
斑鳩想:「そんでね、学校に通ってね、普通になっちゃえばいいなーって」
斑鳩想:「ぼくがこういうこと思うの、ほたるちゃん的に、うれしい?」
佐倉井ほたる:「…普通、に」全然考えたことさえなかったことで。
佐倉井ほたる:息を吸う。「でも…」「うん。それって、わたしに傷ついたりとか、」
佐倉井ほたる:一瞬。黄昏の続く、箇所を一瞥して。「…ああいうふうに、なってほしくなかった、から?」
斑鳩想:「……当たり前じゃん」
斑鳩想:「そうじゃなきゃ、ぼく、ほたるちゃんがケガする度にあんなに怒んないもん…」
佐倉井ほたる:「…そうなんだ」…その言葉を聞いて。
佐倉井ほたる:何だか、驚くくらいに力が抜けて。ふぅ、と。くすくすと笑みが勝手に浮かんでくる。
斑鳩想:「え、え。何、笑うとこ? なんで笑うのさ」
佐倉井ほたる:「…。ふ、ふふ」「ごめん、ちょっと。他のひとに言われたら、わたしきっと怒ってたんだけど」
佐倉井ほたる:「なんでだろうね…、ふふ。ふふふ…」「いかるがくんが、わたしに言ってるって、そう思うと。なんでだろ」
佐倉井ほたる:「なんだか、身体がぽかぽかするし、なんだか空に浮かんでるみたい」
斑鳩想:「え、ええ」
佐倉井ほたる:くすくすと。なんだか笑いが止まらない。
佐倉井ほたる:「ねえ、こんな気持ちのこと。なんて言うのかな?」
斑鳩想:「な……っ」その表情を見て、魅入られてしまって、鼓動が早くなる。
佐倉井ほたる:くす、と微笑みつつ。ちょっと動揺した姿に、なんだか可愛いなあなんて。
斑鳩想:「ばか、ばかじゃないの。そんなの、ぼくに聞かないでよ」
佐倉井ほたる:「…ふふふ。ほんとだ、いかるがくんも知らないことだねえ」
佐倉井ほたる:そのまま、何だか浮ついた気分のまま。彼の目を、もっとずっと近くで見たくなって。
斑鳩想:「も、もう! ぼくはまじめに、ほたるちゃんのことを心配して…」
佐倉井ほたる:「…うん、ありがとう。本当に」とん、と。髪先が触れ合うほどの距離で。
佐倉井ほたる:「想くんに、そう思ってもらえて、ほんとうにうれしい」
斑鳩想:「っ、」困ったような、泣きそうな、表情で、頬を火照らせて。
斑鳩想:いつも隠してしまう表情が、暴かれる、見られてしまう。
佐倉井ほたる:綺麗な目だな、と思う。髪だって、自分の金属で重いそれとは違いふわりとたなびいている。
佐倉井ほたる:「…そんな顔しないで。こんなに綺麗なんだから」花が咲くように微笑みながら、そっと手で振れる。
佐倉井ほたる:「…あ、でも。わたしになら、見せてもいいよ」
斑鳩想:「ば、」
斑鳩想:「ばかじゃ、ないの………」真っ赤な顔で、もごもごと言う。
斑鳩想:「ぼく、ぼくはさ…本当に。ほたるちゃんに、いろんな世界を知ってほしくて」
佐倉井ほたる:「いいでしょう?わたしだけが、人気者の想くんのこんな顔を知ってる」
佐倉井ほたる:「…いろんな所を見るのもいいけど」
佐倉井ほたる:「想くんと、一緒がいいな?」ふふ、と悪戯っぽく。
斑鳩想:「そんなこと言っちゃ、だめだよ」
佐倉井ほたる:「なんで?」きょとん、とした顔で。
斑鳩想:「ぼくと一緒じゃ…それだけで終わっちゃうなんか、もったいないのに。良くないことなのに」
斑鳩想:「ぼくが、一緒にいたくなっちゃうから、だめ」
斑鳩想:ぼそっと付け足す。
佐倉井ほたる:「酷いこと言うね」むす。
佐倉井ほたる:「…なんなの、わたしと一緒なのはいやならそう言えばいいのに」
佐倉井ほたる:「………」
斑鳩想:「………」
佐倉井ほたる:「…素直じゃない」
斑鳩想:「……ほたるちゃんに言われたくない…」
佐倉井ほたる:斑鳩くんの顔を、両の手で挟む。
斑鳩想:「うえ」
佐倉井ほたる:「一緒にいて、それだけなんて言わないで。…そんなこと言うなら、」
佐倉井ほたる:「わたしが想う、貴方のことはどうなるの?」
佐倉井ほたる:透徹とした目。普段は、どこか遠くを見ている瞳の焦点が、キミだけに合わさる。
斑鳩想:「ほたるちゃ——」
佐倉井ほたる:「…これだけ答えて」
斑鳩想:「……」
佐倉井ほたる:「…わたしのこと、どう思っているの?」
佐倉井ほたる:頬に触れた手が、目にかかる睫毛が。少し、震えていることに。キミは気付くかもしれない。
佐倉井ほたる:「嫌いなら、そう言って。遠くにいて欲しいなら、そう言ってほしいよ」
佐倉井ほたる:その通りにするから。
斑鳩想:「……なんでそうなるのさ…」
佐倉井ほたる:「はっきり、させたいの。前みたいに、気持ちをはっきりさせないと」
佐倉井ほたる:「大事なモノなんて、わからなくなっちゃうよ」声が、言葉につれて震えていく。
斑鳩想:「———」
佐倉井ほたる:”やるべき”ことに、埋もれていってしまって。何もかも、分からなくなって。ただ目の前のものに手を伸ばすために走り続ける。
佐倉井ほたる:「…おねがい」目を閉じる。
斑鳩想:かつてゴミのような扱いを受けていた自分なんかじゃ、彼女を引っ張りあげることがせいぜいだって、
斑鳩想:もっと広い世界に行けば、もっともっと楽しいことが待ってるよって、そう言うことが「正しいこと」だって。
斑鳩想:そう思ってた。
斑鳩想:手を伸ばして、すぐに手を離して、それが本当に「正しいこと」なのかって、
斑鳩想:(そうじゃないんだ)
斑鳩想:「…おねがいは、ぼくの方」
斑鳩想:「ぼくと、一緒にいて。ぼくを離さないで」
佐倉井ほたる:「…分かった。わたしのことも、離さないでね」
佐倉井ほたる:ぎゅぅ、と。そのまま強く抱き締める。
斑鳩想:「うん。あのね」
佐倉井ほたる:「…ぅん」
斑鳩想:「大切なの。きみのことが」
佐倉井ほたる:「わたしだって、そうだよ」
佐倉井ほたる:ずっとずっと。最初に会った、あの日から。
斑鳩想:「そんなの、知ってる」
佐倉井ほたる:「……ようやく、言えた」
佐倉井ほたる:「…知ってたなら、もっと前から。助けてくれたときみたいに、攫っていってくれればいいのに」
佐倉井ほたる:「いじわる」
斑鳩想:「そんなこと、……」「いいかもね。しちゃう、かもね」
佐倉井ほたる:「むぅ…あんまりしたら、ひどいからね」
斑鳩想:「うん。…うん」肩口に頭をうずめる。
佐倉井ほたる:「…ちょっとなら、しょうがないから。わたしが許してあげる」ぎゅう。彼の身体の熱が、どうしようもなく恋しくて。
斑鳩想:ごめんね、ありがとう、好きですと、浮かんだ言葉は結局言えなくて、ただ彼女に身をゆだねた。
佐倉井ほたる:そっと。彼の耳のそばに口を寄せて。
佐倉井ほたる:「…すき」
佐倉井ほたる:「すきだよ、そうくん」
斑鳩想:「…うん」真っ赤なまま、小さい声で返す。「ぼくもです」
佐倉井ほたる:大輪の花が咲くように。純粋で、綺麗な微笑みで。
佐倉井ほたる:「…知ってたよ!」
GM:ロイスを色々いじることが可能です。
佐倉井ほたる:斑鳩くんのロイスをSロイスに指定し、感情を変更したいと思いますがどうでしょう。
GM:やっちゃえ!
佐倉井ほたる:いえい!
斑鳩想:はああ
斑鳩想:こちらもほたるちゃんのロイスをSロイスに指定します…!
佐倉井ほたる:”いかるがくん” 斑鳩想 〇憧憬/傾倒→Sロイス ”想くん” 〇慕情/傾倒 へ。
GM:想くん、感情変更とかは大丈夫かい!なにかやるかい!
斑鳩想:友達/佐倉井ほたる/好意:○/不安/ロイス→ 好きな人/佐倉井ほたる/執着:○/不安/Sロイス
GM:フワーーーーー
斑鳩想:ごめんなさい、ちょっと悩んじゃいまして…!こちらです!
佐倉井ほたる:ひええ
GM:強火…
斑鳩想:ひええ…
佐倉井ほたる:執着…
GM:OKです……ありがとうございます……
GM:(拝)
斑鳩想:恐れ多いっす・・・光栄っす…
佐倉井ほたる:私こそ恐れ多い…
GM:では……シーンカット!
GM:全員登場です。いざ行かんというシーンです。
GM:侵蝕はいつも通りに戻るよ!
佐倉井ほたる:69+1d10 出るぞっ
DoubleCross : (69+1D10) → 69+9[9] → 78
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+2(1D5->2)した(侵蝕率:77->79)
斑鳩想:76+1d10
DoubleCross : (76+1D10) → 76+1[1] → 77
斑鳩想:おお
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:83->88)
烏紫青:すいません! 侵蝕数字戻してフリ直しますね。D5のままでした。
GM:あっ了解です!
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+8(1D10->8)した(侵蝕率:77->85)
烏紫青:うい
GM:最後の、黄昏空がほんの少し離れた上空に残っている。消し忘れた絵のように。
GM:君たちは、その領域の前にいる。
御綿笹霧:「みんな、準備はいいかな?忘れ物とかしてないかい?」
佐倉井ほたる:最後の黄昏。彼女の、最後の空。
佐倉井ほたる:一度、目を閉じて。「ええ、わたしは問題ありません。皆さまは?」
烏紫青:「委細なし、といったところだな」
斑鳩想:「大丈夫だよー」ひらひら両手を振る。
貴崎世怜:「何もないっすね。うん」確かめるように頷く。
御綿笹霧:「うん、大丈夫そうだね。それじゃあ、行こうか」何の気負いも見せない、いつもの微笑みを浮かべている。
烏紫青:御綿さんの背を見て、「……」何か声をかけようか迷って、やめた。
貴崎世怜:自然と御綿さんの隣に立つ。
斑鳩想:「んむ」
斑鳩想:瞬きしてその様子を眺める。
佐倉井ほたる:ぱちぱち。距離が近くなっている。
御綿笹霧:隣に立つ彼女を、ごく自然に受け入れている。
斑鳩想:「これはほたるさん」横のほたるちゃんにアイコンタクト。
斑鳩想:「もしやですかな」
佐倉井ほたる:「そうですね解説の斑鳩くん。もしやなのでは」
烏紫青:なんか空気が違うなーと思いながら、小学生二人の会話を聞いて把握する(だが何も言わない!)
斑鳩想:「なのですなー」
佐倉井ほたる:「いやはや。仲よきは美しきかな」
烏紫青:(知らん顔の成人男性)
貴崎世怜:「……? 内緒話っすか?」振り返って二人に
佐倉井ほたる:「いえ、仲がよいようで大変よいことでは、と」
御綿笹霧:「?」首を軽く傾ける。
貴崎世怜:「……? ……はっ」顔を赤らめる
御綿笹霧:「……ああ」得心がいったという顔
佐倉井ほたる:にこにこと眺めている。
斑鳩想:にまにましています。
御綿笹霧:「そうだね、世怜がいてくれて、とても助かっているよ」
御綿笹霧:少し悪戯っぽい笑みを浮かべて。
貴崎世怜:「はっ、えっ、いや、あの」わたわたする
佐倉井ほたる:「わあ」大人だなあ、と目を開きつつ。
烏紫青:「戦いの前に憂いがないようで何よりだ」にこにこ
貴崎世怜:「……まあ、その。わたしも、助かってるっす。ハイ……」帽子を目深にかぶる
御綿笹霧:「…きみたちの方も、良い話ができたんじゃないかな」
御綿笹霧:小学生二人に。
御綿笹霧:「ふたりとも、さっきよりずっと肩の力が抜けている」
佐倉井ほたる:「…ふふ。ありがとうございます」くすり。
斑鳩想:「えう」照れて唇をとがらす。
御綿笹霧:にっこりと笑って、前を向く。
斑鳩想:「御綿さん、御綿さん」そんな御綿さんを、ぴょこぴょこ呼びかけます。
御綿笹霧:「うん?何だい?」
斑鳩想:「あのね、あのね」
斑鳩想:「さっき、ほたるちゃんと話してさ、ぼくがやってることが全部正しいんじゃないんだなーって、思ったの」
斑鳩想:「でも、ぼくのやれることは、やっぱり、手を伸ばすことだから」
御綿笹霧:「……ん」
斑鳩想:「御綿さんも、御綿さんのやりかたで…ダスクメイカーを護ってあげてほしいなあって」
御綿笹霧:目を細めて、微笑む。
斑鳩想:「どうかなあ……」首をかしげる。
御綿笹霧:「……きみがやりたいことも、そのやりかたも、きっときみの言うように常に正しいとは限らないだろう」「でもね」
御綿笹霧:「それが間違いなんてことはない、と私は思っているよ」
斑鳩想:「ん……」
御綿笹霧:「だから……それに、私は応えよう」
御綿笹霧:「私にできることは、してみせるさ」
斑鳩想:「うん!ありがと」微笑む。
斑鳩想:「よっ、かっこいー!」
御綿笹霧:ふっ、と笑う。そこに先ほどの憂いはない。
御綿笹霧:「きみも、かっこいいところを沢山見せるチャンスだよ」
御綿笹霧:「お互い、頑張ろうじゃないか」
烏紫青:「いまや彼女の黄昏も、我々の黄昏も、ことここに果てり、だ」
烏紫青:「家に帰るまで、気を抜かずに……行くとしよう」
斑鳩想:「うん、ふふ」紫青さんに振り返る。「一緒に帰るんだもんね……」
烏紫青:うなずく代わりに、小さく微笑み返しました。
GM:そして君たちは踏み入れる。
GM:黄昏の果てに。
GM:最後の購入判定チャンス!
佐倉井ほたる:戦闘用きぐるみに挑戦します!
佐倉井ほたる:能力訓練:社会と一体化。
佐倉井ほたる:6dx+3=>14
DoubleCross : (6R10+3[10]>=14) → 10[1,1,4,6,8,10]+8[8]+3 → 21 → 成功
烏紫青:ちゅよい
GM:すごい
佐倉井ほたる:よし。めっちゃなんか調子いいぞ。
貴崎世怜:つよつよほたるちゃん
斑鳩想:かわいい
烏紫青:では最後の正直で、ボデマチャレンジしてみます
佐倉井ほたる:戦闘用きぐるみを装備。ぼであま余りました!以上です
烏紫青:(2+2)dx+1@10>=7 <調達>
DoubleCross : (4R10+1[10]>=7) → 10[2,5,8,10]+4[4]+1 → 15 → 成功
烏紫青:わあ、買えたぞ
斑鳩想:おー!!
斑鳩想:よかった
貴崎世怜:やったぜ!
斑鳩想:うーん、こちらは大丈夫かな。
貴崎世怜:ブルーゲイルとか……要らないよね
佐倉井ほたる:ううん私は大丈夫かなあ
斑鳩想:です…!
佐倉井ほたる:自分用のメイド服に挑戦するとか…?
貴崎世怜:メイド……!
GM:普段着用…?
烏紫青:可愛さ……
貴崎世怜:アルティメイド服、ちゃれんじします
貴崎世怜:3dx+1>=20 〈調達〉
DoubleCross : (3R10+1[10]>=20) → 8[2,5,8]+1 → 9 → 失敗
貴崎世怜:しってた
烏紫青:かなしさ
佐倉井ほたる:かなしい
御綿笹霧:ぽふぽふ
斑鳩想:おいらも挑戦してみるぜ、姉御!
貴崎世怜:想くん……!
斑鳩想:4dx>=20 アルティメイド服
DoubleCross : (4R10[10]>=20) → 9[5,6,7,9] → 9 → 失敗
斑鳩想:同値でした
貴崎世怜:かなしい
斑鳩想:以上です…
GM:世怜ちゃんメイド化計画・続く
貴崎世怜:続くんだ
烏紫青:野望……
GM:終わってしまっては夢がない…
GM:というわけで、ミドルフェイズ終了です。
GM:全員登場です。
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+5(1D10->5)した(侵蝕率:85->90)
斑鳩想:77+1d10
DoubleCross : (77+1D10) → 77+10[10] → 87
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:88->94)
斑鳩想:ヌッ
佐倉井ほたる:78+1d10 出るぞッ
DoubleCross : (78+1D10) → 78+2[2] → 80
GM:最後の領域に足を踏み入れた君たちを待っていたのは、朱く照らされた広場だった。
GM:書き割りの背景のように、影になった建物が遠くに見える。
GM:だが、ここには何もない。
GM:ただ、その中心に、ぽつんと。
GM:黄昏の主が、背を向けて立っていた。
佐倉井ほたる:「……」瞑目は一瞬。ここに何もないのは、それ以外を壊したからではないか、という思いを胸の奥へしまい込む。
"ダスクメイカー":「………ああ。来ちゃったんだ、ほんとうに」
烏紫青:「おやおや、約束をすっぽかす男と思われては、貧道はさびしい」おどけたように。
"ダスクメイカー":「そうだね。ほんとうにきみはここにいた」
"ダスクメイカー":「これでやっと……」
"ダスクメイカー":振り返る。
"ダスクメイカー":「きみを手に入れることができる」
御綿笹霧:杖を構える。既に戦闘態勢に入っている。
烏紫青:「まるで求婚のようだな、君」
烏紫青:「……だが、そういうつもりではないのだろう」
"ダスクメイカー":「そうかな。これ以上ない愛の告白じゃない?」
烏紫青:「相違ない。だが、一つ違うとすれば、そうだな」
"ダスクメイカー":彼女の少し前の地面が隆起し、何かが生成されようとしている。
烏紫青:「額縁のあるなしだ。君がオレを手に入れた時、それは即座に過去になる。生きたオレ自身ではなく、物言わぬ思い出の写真に」
"ダスクメイカー":「なんだ。ちゃんとわかってくれてるじゃない、僕のこと」
"ダスクメイカー":「だって、僕のそばにいるにはそうするしか……」
ダスクタレット:その地面から現れたものは、太陽のごとき火をたたえた砲台となる。
"ダスクメイカー":「ないんだからさ」
貴崎世怜:帽子を目深に被る。影が俄にざわつく。
御綿笹霧:そっと、その肩に手を置く。頷いて、すぐに元の態勢に戻る。
佐倉井ほたる:「…ほんとうに、そうしないといけないのですか?」無駄と分かっている。
"ダスクメイカー":「ほんとうに、って何」
"ダスクメイカー":「僕のこと、嘘つきだと思ってる?怖いのなんて、全部まぼろしだと思ってる?」
佐倉井ほたる:それでも。「…それだけ、って。決めつけるのは早過ぎる。そう思っただけです」
佐倉井ほたる:左目が熱を孕む。燃えるように赤々と。
佐倉井ほたる:「…あなたのことを、侮辱するつもりはありませんでした。そう思わせてしまったなら、申し訳ありません」
"ダスクメイカー":「ぜんぶが。ぜんぶぜんぶぜんぶがこわいのに」
"ダスクメイカー":「なにを、しろって言うのさ、僕に」
"ダスクメイカー":「もっと、もっともっともっともっと」
"ダスクメイカー":「こわい思いをしろっての?」
GM:黄昏が、燃えている。
佐倉井ほたる:「……」応えられない。その言葉に、返すべき応えがみつからない。左目の熱が、髪にも伝う。
烏紫青:「だが、君はこれまで、怖さに耐えてくれた。だから我々はここに来た」
烏紫青:「ありがとう、ダスクメイカー」
烏紫青:ごくかすかに微笑んで。
"ダスクメイカー":「………そんなの、」
"ダスクメイカー":「そんなの、耐えたかったわけじゃ、ない」
烏紫青:「ああ。すまない」
"ダスクメイカー":「違う、違う。僕は、きみを、きみを、きみを、おまえを」
"ダスクメイカー":『どこにもいかせたくなかっただけだ』
"ダスクメイカー":ごう、と空気が揺れる。
"ダスクメイカー":声が何重にもぶれて、反響したようにきみたちの耳に届く。
烏紫青:「……っ」
御綿笹霧:「揺らされるな、紫青くん!」
御綿笹霧:「決めたんだろう、きみは!なら、」
御綿笹霧:「そのまま信じて貫くんだ!」
御綿笹霧:如何に愚かしく、如何にその先に救いがなくとも。痛みしか待っていないとしても。
御綿笹霧:己の心だけは、裏切れないのだから。
烏紫青:「これしき、承知の上!」叫び返す。
"ダスクメイカー":『みんな。みんな。みんな。みんな。』
"ダスクメイカー":『黄昏になれ。黄昏になれ。朱く染まれ。茜に沈め』
"ダスクメイカー":呪詛のように、呟く。レネゲイドが濃くなっていく。
斑鳩想:「…そんなに怖いんだ」黄昏色が降り落ちる。あかい光に、体が包まれる。
斑鳩想:「だから」
斑鳩想:「わかんない。きみの気持ち。わかんないものは、わかんない」
斑鳩想:「分かり合わなくちゃ」
斑鳩想:あかい空に、雨を降らそう。
GM:空は、静かに茜色をたたえたまま。
GM:君たちには、"ダスクメイカー"の力が、重く降り注ぐ。
GM:衝動判定、難易度は9です。
佐倉井ほたる:思い出の一品と一体化。判定します。
烏紫青:(8+2)dx+1@10>=9 <意志> 思い出の一品使用。
DoubleCross : (10R10+1[10]>=9) → 10[3,6,8,8,8,8,9,9,10,10]+9[8,9]+1 → 20 → 成功
烏紫青:バリガッツリ
佐倉井ほたる:6dx+4=>9
DoubleCross : (6R10+4[10]>=9) → 10[2,2,4,7,9,10]+5[5]+4 → 19 → 成功
GM:つよっ!!
佐倉井ほたる:よし。
斑鳩想:6dx+1>=9
DoubleCross : (6R10+1[10]>=9) → 10[5,6,7,7,10,10]+6[4,6]+1 → 17 → 成功
斑鳩想:まわった!
GM:えっ
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+6(2D10->5,1)した(侵蝕率:90->96)
GM:君たちの意志力すごくない?
佐倉井ほたる:80+2d10
DoubleCross : (80+2D10) → 80+11[9,2] → 91
斑鳩想:すごい
烏紫青:やるぜやるぜ
貴崎世怜:6dx+1>=9
DoubleCross : (6R10+1[10]>=9) → 8[2,4,4,5,8,8]+1 → 9 → 成功
佐倉井ほたる:いよっしゃ!皆強いぞ!
斑鳩想:87+2d10
DoubleCross : (87+2D10) → 87+10[4,6] → 97
貴崎世怜:ギリギリ……
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+15(2d10->10,5)した(侵蝕率:94->109)
GM:オーケー。では戦闘開始…の、前に!
GM:リマインド&補足!
GM:まずは弱点ルールについて!
斑鳩想:はい!
烏紫青:はい!
GM:ボスに直接手などで触れることによって、ボスの補助効果を打ち消すことができます。
GM:これは、【肉体】または<白兵>で判定し、ボスのリアクション(<回避>)を上回った場合、成功します。
GM:そして、この行動が行えるのは1ラウンドにつき1回まで、となります。
GM:タイミングを見計らって弱点をついたりしよう。
GM:次に、NPCルール!
GM:この効果をそれぞれ1回ずつ使用することができます。
GM:使用タイミングは、イニシアチブプロセス。
GM:弱点ルールと合わせてご活用ください。
GM:以上!
佐倉井ほたる:GMありがとうございます。
GM:では、改めて戦闘開始です。
GM:エンゲージは、
(PC)--5m--(ダスクタレット3体)--5m--("ダスクメイカー")
となります。
GM:セットアップ。
佐倉井ほたる:なし。
烏紫青:なかとです。
斑鳩想:なしです!
GM:エネミーはいずれもなし。
貴崎世怜:コンボ:呪典之弐"丑之刻・外典" 《原初の黄:得意領域》《ヒュドラの怒り》 侵蝕+7 暴走 メジャーアクションダイス+3 攻撃力+18
貴崎世怜:つかいます
貴崎世怜:侵蝕109→116
GM:演出などあればどうぞ!
貴崎世怜:「……わたしは、そっちにはまだ行けない」影が"立ち上がる"。そして、足元から世怜の身体を包んでゆく。
御綿笹霧:言葉はない。彼女を信頼している。
貴崎世怜:奥歯を噛みしめる。飢餓感、空虚感、そして、寂しさが心に巣食っていく。白い煙が形を為し、仮面のように顔に張り付く。
貴崎世怜:貴崎世怜は、影を纏う。"輪廻の獣"が、そこに立つ。
貴崎世怜:「 」
GM:では、イニシアチブプロセス。
"ダスクメイカー":いきなりですが
貴崎世怜:ひっ
斑鳩想:ひゃあ
烏紫青:くるか
"ダスクメイカー":《加速する刻》を使用します。メインプロセスを行う。
"ダスクメイカー":マイナー。《アーマークリエイト》+《シールドクリエイト》。
貴崎世怜:かたい
"ダスクメイカー":装甲を+21、ガードを+17します。これは、Dロイス:錬金術師を含む数値です。
斑鳩想:なにい
烏紫青:うおう
佐倉井ほたる:ぎゃーっ
"ダスクメイカー":更に、メジャー。《砂の鎧》+《仮初の器》+《高速錬成》をダスクタレット3体に使用します。
"ダスクメイカー":対象の次のメジャーアクションのダイスを+6。
"ダスクメイカー":更に、装甲を+10します。
貴崎世怜:かたいんじゃが
烏紫青:うごごごご
"ダスクメイカー":《砂の鎧》はシーン間継続ですね。
貴崎世怜:うげえっ
斑鳩想:かたい……
佐倉井ほたる:ひぎぃ
"ダスクメイカー":手をかざす。
"ダスクメイカー":その髪が、服が。するすると繊維のようになり、その身体を覆っていく。
"ダスクメイカー":『誰も』
"ダスクメイカー":『触れさせない』
"ダスクメイカー":顔も覆われ、しかしその声は君たちに届く。
"ダスクメイカー":同時に、3体の砲台も、黄昏色の兵装で包まれていく。
GM:ボスの1回目の手番は以上、そして、
GM:その次のイニシアチブプロセスで、
"ダスクメイカー":Eロイス:怯えのまなざしを使用します。
"ダスクメイカー":これは、"ダスクメイカー"にロイスを取得しているキャラクターを暴走させます。その、恐怖を伝播させることによって。
斑鳩想:なにい!
佐倉井ほたる:なんてことを
"ダスクメイカー":こちらが見てるもの、感じてるものを全部ロイスを持ってる相手に送りつける!
烏紫青:はっはっは
烏紫青:判定するのかどうなのかなって確認しようかと思ったけど、よし! 判定必要でもあえて受けるわ!
貴崎世怜:ほほう
"ダスクメイカー":紫青さんと想くんだな!
"ダスクメイカー":ちなみに判定などはないですね
斑鳩想:受けてやりやすぜ!
"ダスクメイカー":黄昏色に覆われた顔に開いた空洞が、君たちを−−紫青と想を見る。
"ダスクメイカー":その瞬間。君たちの中に、たとえようのない恐怖が流れ込んでくる。
"ダスクメイカー":すべて。「個」を持つ全てに対する恐怖。
"ダスクメイカー":他者が存在し、それは自分ではない。
"ダスクメイカー":すべてに置いていかれたような……絶対的な孤独のもたらす、大きな恐怖だ。
斑鳩想:「———−あ、」ぬるりと、虚無が、心に入り込む。
烏紫青:「噢唷(ああ)……ッ!」
烏紫青:がりがりがりがり、頭の奥底で、不快感が掘削音になって響く。がりがり、がりがり。
斑鳩想:見ないでほしい。来ないでほしい。いないでほしい。一人にしてほしい、一人にしないでほしい。
斑鳩想:こわい、こわいこわいこわい。こわい。
烏紫青:それは、手の平から生える奥歯のような。骨の中からあふれる種子のような。血の中から沸く虫のような。
烏紫青:そこにあってはいけないもの。絶対に間違っているもの。ありえない、おぞましい、そこにそれがあることが、耐えられない。
烏紫青:あれはなんだ。誰だ。誰? 「誰」とは、「他人」とは?
烏紫青:他人? ほかのひと? そんな、そんな「おそろしいもの」が、ずっと自分の直ぐ側にあったのか。
烏紫青:「嗐(あ)……嗐、嗐。嗐」
斑鳩想:「………っ!」頭をかきむしる。いやだ。こんな感情、ぼくは知らない、忘れた、嫌い、こわい、
斑鳩想:なくなれ、なくなってしまえ、すべて、何もかも………
"ダスクメイカー":『僕は』指で示す。『"その"中にいる』
烏紫青:「……ッ……我很害、怕(こわ、い)」
烏紫青:こわい、こわい、こわい、こわい
烏紫青:「ああ。わかった、よ」
斑鳩想:「……わかった」小さく呟く。
烏紫青:目を上げる。恐怖は、ざわつくレネゲイドが呼び覚ました、別の衝動に飲み込まれていく。
烏紫青:胸に穿たれた穴に、ざらざらと違和感も、嫌悪も、おぞましさも、逃げ出したく生る恐怖も打ち棄てられ、飲み込まれて、焼ける。燃える。怒りの火で。魔神なる腕の火で。
烏紫青:「……すまぬな、ダスクメイカー。お主の恐怖を知ってもなお、貧道は止まる訳にはいかんのだ」
烏紫青:震えていた歯の根が合う。すっと言葉の温度が下がる。怒りを押し殺した口調。
烏紫青:その衝動は飢餓。怒りしか残らなくなっていく身の上で、怒り以外の感情を求める切実である。
烏紫青:「貧道の悲しみも、涙もくれやてる……そんなおぞましいものは、焼き尽くしてくれる!!!」
GM:では、紫青さんの手番です。
烏紫青:マイナー、移動。
烏紫青:オート|禹歩(うほ)>《縮地》:侵蝕+2
烏紫青:ダスクメイカーにエンゲージします。
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+2した(侵蝕率:96->98)
"ダスクメイカー":Eロイス:絶対拒絶。
烏紫青:なぬっ
"ダスクメイカー":自分にエンゲージしたキャラクターは即座に侵蝕率が1D10上昇する。離れて再びエンゲージした際も同様。
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+10(1D10->10)した(侵蝕率:98->108)
烏紫青:ここで初めて10かよ! よかろう!
"ダスクメイカー":彼女に近づいた者は、彼女と同質の存在へと近づいていく。
烏紫青:北斗を踏む足取りで、空間の隙間、陰陽の文目をたどり、黄昏の主のかたわらへ。
烏紫青:そこへ踏み入った瞬間、ずしり、と全身に負荷がかかるのを感じる。
烏紫青:胃の腑がすべて羽虫になって飛び立つような怖気に、吐き気がした。
烏紫青:「——許されよ」
"ダスクメイカー":『……ぇ』
"ダスクメイカー":瞬時に間合いに踏み入られ、声が揺れる。
烏紫青:宣言! 王真月のロイスをタイタスにし、即時昇華。次の判定をC-1します。
烏紫青:コンボ|勾魂手(こうこんしゅ)>《コンセントレイト:ノイマン》+《コントロールソート》:侵蝕+4
GM:来ませい!
烏紫青:(8+2+0)dx+4@6 対象、ダスクメイカー。彼女の「弱点」に挑む!
DoubleCross : (10R10+4[6]) → 10[1,2,2,3,5,5,6,7,7,10]+10[1,4,4,8]+10[6]+10[6]+10[7]+4[4]+4 → 58
斑鳩想:うおおおう
烏紫青:もちろん技能は白兵だ
貴崎世怜:いえーい!
GM:ひええ
佐倉井ほたる:キャーッ烏さーん!
"ダスクメイカー":6dx 回避するわけですよ
DoubleCross : (6R10[10]) → 7[1,2,5,5,6,7] → 7
"ダスクメイカー":無理に決まってるわけですよ
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+4した(侵蝕率:108->112)
斑鳩想:ですよ…
貴崎世怜:ですよ……
烏紫青:これ弱点判定なので、ダメージロール不要という認識でOKですか?
GM:そうですね。
GM:ダメージは発生しません。
烏紫青:了解。では「触れる」ロールいきます。
烏紫青:物心ついた時からの友達がいた。王真月、年上の、いわゆる幼馴染というやつで。
烏紫青:その彼が、ある時幇を抜けようとした。こんな生き方はしたくない、と。
烏紫青:紆余曲折の果て——天烏は彼を許さず、紫青に「裏切り者」の始末を命じた。それが自分の初仕事。
烏紫青:あの時、友と一緒に焼いたはずの傷が痛む。体のどこにも残らない、だから誰も知らない傷が。
烏紫青:その傷の痛みごと、目の前の女に叩きつける。これはすべて我欲、悟りなどちゃんちゃらおかしい、畜生道にも劣る外道魔道の所業。
烏紫青:「見よ、黄昏の。烏紫青はここにいる。オレはここにいる」
烏紫青:「ここにはお前がいて、オレがいる! 二人がいる! 一人ではない!」
烏紫青:「一人にはさせない! 他者が! ここにいるのだ!」
烏紫青:その胸に、そっと手を当てた。
"ダスクメイカー":『−−−−−−ッッッ』
"ダスクメイカー":『うあぁあぁあアああアっっッッ!!あァアァあああぁあああああああ!!!!』
"ダスクメイカー":『やめろ!やめろ!!やめろ!!!やめろ!!!!』その身を鎧うもの、全てを使って、
"ダスクメイカー":払いのける。その、体の周囲の空間に張り巡らせる。
"ダスクメイカー":『さ、わるな………触るな、アァアア!!!』
烏紫青:抵抗せず、そっと一歩下がる。
"ダスクメイカー":慟哭する、女の姿のものが一匹。
"ダスクメイカー":『…えてやる………ぜんぶ、おまえらぜんぶ………』
"ダスクメイカー":『僕の黄昏に、変えてやる!!』
GM:では、そのまま"ダスクメイカー"の手番。
"ダスクメイカー":どうすっかな…
"ダスクメイカー":いや、いいや。ここはやるだけやろう。
"ダスクメイカー":《アーマークリエイト》+《シールドクリエイト》を再度使用。更に、
"ダスクメイカー":《錬成の掟》でガード値を更に+5します。
烏紫青:このガチガチに防御高めるのは恐怖ゆえなんだろうなあ。
"ダスクメイカー":ですね。
"ダスクメイカー":そして、メジャーで離脱を宣言。
烏紫青:ああ、エンゲージはそりゃ嫌がるよね
"ダスクメイカー":とりあえず、5mほど、タレットと逆方向に移動しましょう。
烏紫青:だいぶみんなから遠くなったなあ
GM:(想、ほたる、世怜)--5m--(ダスクタレット3体)--5m--(紫青)--5m--("ダスクメイカー")
"ダスクメイカー":『はぁ、ハァ、はぁ、ハァ』
"ダスクメイカー":手負いの獣のように、後方へと飛びのく。
"ダスクメイカー":その身体を、再び茜色の鎧が包んでいく。
"ダスクメイカー":全てを、拒絶するように。
GM:"ダスクメイカー"の手番は以上。
GM:イニシアチブから、次の手番は世怜ちゃんです。
貴崎世怜:はあい
貴崎世怜:まあここは普通にタレットをボコボコにするのです
貴崎世怜:マイナー、暴走解除はできないのでなし!
貴崎世怜:メジャー コンボ:呪典之参"五寸釘" 《コンセ:エグザイル》《無機なる四肢》《異形の祭典》 侵蝕+6 対象は3体 ドッジダイス-1
貴崎世怜:タレット3体を対象にします!
GM:来い!
貴崎世怜:14dx7+3
DoubleCross : (14R10+3[7]) → 10[1,2,4,4,6,6,8,8,8,9,10,10,10,10]+10[1,2,3,7,7,7,10,10]+10[1,3,4,5,10]+4[4]+3 → 37
貴崎世怜:ドッジダイス-1!
ダスクタレット:なんか、タレットがドッジしてもアレなので
貴崎世怜:それもそうだ
ダスクタレット:ガードします。ガード値とかないけど…
GM:ダメージどうぞ!
貴崎世怜:4d10+6+18
DoubleCross : (4D10+6+18) → 22[6,4,10,2]+6+18 → 46
貴崎世怜:ていっ
GM:いてえ…
貴崎世怜:諸々有効です!
ダスクタレット:装甲でカットして36。なかなかのダメージです。
斑鳩想:やる!
貴崎世怜:侵蝕116→122
GM:演出とか…どうぞ!
貴崎世怜:夕陽に照らされ、影が長く長く伸びるように。
貴崎世怜:輪廻の獣の纏う影が、タレットへ向けてじわりじわりと伸びていく。
貴崎世怜:足元に来た影が、ふわりと持ち上がり、するりと通り抜けていった。ただ"それだけ"だった。
貴崎世怜:「 、 」獣は人の形を、少しずつ取り戻す。
ダスクタレット:砲台が、軋みをあげる。
ダスクタレット:自律型のEXレネゲイドで、あろうと。
ダスクタレット:その呪いからは逃れられない。
GM:では、次は行動値5!PC優先で想くんの手番だ!
斑鳩想:はい!
斑鳩想:まずマイナーで暴走解除します。
斑鳩想:メジャーアクションで《雨粒の矢》《サイレンの魔女》《惑いの一撃》。
斑鳩想:ダスクメイカーおよびタレットすべてに攻撃。
GM:来い…!
斑鳩想:6dx+4+2 エンブレム使用により命中判定+2!
DoubleCross : (6R10+4+2[10]) → 8[1,2,2,6,7,8]+6 → 14
斑鳩想:ドッジダイスは−4個です!
GM:全員ガードします、そして、ダメージロール直前に
"ダスクメイカー":《ディスマントル》。
斑鳩想:なにそれ!
貴崎世怜:何ィ
"ダスクメイカー":これは、ダメージを-21します
烏紫青:ひえーっ
斑鳩想:なにい!
貴崎世怜:ピュアモルのディスマントルえげつねえ
"ダスクメイカー":HR.P.81!
貴崎世怜:これがラウンド一回ですよ奥さん!
"ダスクメイカー":この文章だと、おそらくダメージそのものが対象になると思われるので
"ダスクメイカー":つまり…全体のダメージ量が減る!
貴崎世怜:攻撃する人が対象になるんだこれ
GM:では、ダメージロールを!
斑鳩想:なにーっ
貴崎世怜:やっべえぞ
貴崎世怜:ダメージロール直前に《原初の黒:力の法則》 侵蝕+6 対象のダメージダイス+5D 対象は想くんじゃい!
斑鳩想:はい!ありがとうございます!
貴崎世怜:侵蝕122→128
斑鳩想:では、ダメージロール
斑鳩想:2d10+5d10+25
DoubleCross : (2D10+5D10+25) → 3[2,1]+31[3,10,6,9,3]+25 → 59
斑鳩想:装甲値無視、で、ここから−21点!
斑鳩想:なので、38点!
GM:38点!
GM:ど、どうしようかな
GM:んんん
斑鳩想:どうにでもして…!
GM:通しましょう
斑鳩想:おおお、わああああはい!
烏紫青:きゃーっ
GM:ダスクタレット、3体、かなりギリギリになるぞ。
GM:あ、そうだ!
貴崎世怜:まだ倒れないか……
ダスクタレット:そう簡単に倒れるわけにゃいかんのだ!
ダスクタレット:ダスクタレット3が、《蒼き悪魔》を使用します。
斑鳩想:ひい
貴崎世怜:ウワーッ!
ダスクタレット:ガード時、攻撃して来たキャラクターに15点ダメージ!
斑鳩想:ひいい
斑鳩想:HP26⇒11になります。
GM:それ以外のオートはありません
斑鳩想:はい!では演出いきますね
GM:好きに吹っ飛ばすが良い
斑鳩想:世怜ちゃんの伸ばした影に寄り添うように、ぽたり、ぽたりと、雨粒が落ちる。
斑鳩想:黄昏の空に、雨が降る。
斑鳩想:能天気な歌声とともに。
斑鳩想:「——いーつまでも、たえるーことなくー」「とーもだちでー、いようー」 声を媒介に、雨を降らせて、
斑鳩想:それを弾丸に変える。
斑鳩想:ダスクメイカー、そしてタレットに、無差別な雨の弾丸が降り注ぐ。
斑鳩想:「あーすのひをー、ゆーめみてー」「きぼうのー、みちをー」
貴崎世怜:雨粒の作り出す影がまた、新たな雨粒となって"下から"降り注ぐ。
斑鳩想:鎧がはじいた雨粒が、“影”の雨粒となって、連撃を食らわす——!
"ダスクメイカー":『………』さほど応えた様子はない。
"ダスクメイカー":タレットの周りに網のようなものを張り巡らせ、勢いを殺す。
烏紫青:「守りは幾重にも万全。なるほど、考えてみれば至極当然よな」
ダスクタレット:二つの雨に打たれて、その砲台に大きなヒビが入る。
ダスクタレット:その内の一体が、反応する。
ダスクタレット:攻撃者を感知し、その方向へ炎を放つ。
斑鳩想:「っあ!」攻撃中は無防備だ。もろに炎を受ける。
斑鳩想:「……はは、痛い、けど」こわいけど。「こんなものじゃ、ないんでしょ…!」
GM:タレットの手番。
GM:一体ずつ行動が違うのですが、演出は後でまとめてやります。
ダスクタレット:1。《コンセントレイト・オルクス》+《棘の縛め》+《完全なる世界》+《焦熱の弾丸》+《要の陣形》
ダスクタレット:choice[想,ほたる,紫青,世怜]
DoubleCross : (CHOICE[想,ほたる,紫青,世怜]) → 世怜
烏紫青:世怜さんがんばってー!
ダスクタレット:世怜ちゃん以外の三人を対象にします。
貴崎世怜:ウワーッって思ったけどそうだよね!
斑鳩想:あっそうでしたかっ
斑鳩想:ああっ
貴崎世怜:要の陣形入り!
ダスクタレット:10dx7+2
DoubleCross : (10R10+2[7]) → 10[1,1,2,2,6,6,6,7,8,9]+4[1,3,4]+2 → 16
ダスクタレット:うん
佐倉井ほたる:≪守護者の巨壁≫。対象をわたしひとりに変更。
佐倉井ほたる:侵食+6、96へ。
烏紫青:キャーホタルチャーン!
GM:了解です。リアクションはどうされますか?
佐倉井ほたる:97でした!
佐倉井ほたる:オートでスネークブレードを装備、一体化しガードを選択します。
ダスクタレット:では、ダメージロール。
ダスクタレット:2d10+16
DoubleCross : (2D10+16) → 9[1,8]+16 → 25
ダスクタレット:ダメージで硬直!
佐倉井ほたる:装甲12、ガード値3+5で8.合計20.
GM:うわっ硬い
貴崎世怜:かったい
佐倉井ほたる:5点ダメージを受けます。HP31→26へ。
烏紫青:さすがめたるちゃん
佐倉井ほたる:メタルゥ
ダスクタレット:うぬぬ。だがまだ2体残っているぞ!
佐倉井ほたる:来い!
ダスクタレット:2!《コンセントレイト・オルクス》+《棘の縛め》+《完全なる世界》+《焦熱の弾丸》+《プラズマカノン》!
貴崎世怜:うひえプラズマカノン
ダスクタレット:対象は、ほたるちゃん!
斑鳩想:うひええ
佐倉井ほたる:よし、来い!ガード!
ダスクタレット:10dx7+2
DoubleCross : (10R10+2[7]) → 10[1,1,3,3,4,5,7,8,9,10]+10[5,9,10,10]+10[2,4,10]+4[4]+2 → 36
ダスクタレット:回った!
佐倉井ほたる:キッツいww
ダスクタレット:すでにガード宣言が出てるので、このままダメージ行きます。
ダスクタレット:4d10+34
DoubleCross : (4D10+34) → 18[6,2,4,6]+34 → 52
ダスクタレット:さすがはプラズマカノン
ダスクタレット:諸々有効です
佐倉井ほたる:装甲ガードで20点マイナス。32点ダメージ。…全快でも死ぬ!リザレクト!
佐倉井ほたる:97+1d10
DoubleCross : (97+1D10) → 97+1[1] → 98
GM:まじで
佐倉井ほたる:よっしゃあ!
貴崎世怜:すごい
斑鳩想:すげえ
貴崎世怜:さすがはめたるちゃん
ダスクタレット:まだまだあ!3!《コンセントレイト・オルクス》+《棘の縛め》+《完全なる世界》+《焦熱の弾丸》!
ダスクタレット:対象は想くん!
斑鳩想:ほあちゃー!
ダスクタレット:10dx7+2
DoubleCross : (10R10+2[7]) → 10[1,3,3,3,3,4,4,8,8,9]+10[1,1,9]+6[6]+2 → 28
斑鳩想:ドッジしてみるぞい!
斑鳩想:4d10+1
DoubleCross : (4D10+1) → 20[9,1,9,1]+1 → 21
斑鳩想:あっ、ちがう、ちがう、すいません
GM:あっびっくりした
斑鳩想:4dx+1 振りなおし!
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[5,6,7,10]+7[7]+1 → 18
斑鳩想:結構がんばった… ダメージどうぞ!
佐倉井ほたる:≪崩れずの群れ≫。想くんをカバーします!侵食は100へ。
GM:了解です。
斑鳩想:メッチャありがとうございます!
ダスクタレット:では、ダメージを!
ダスクタレット:3d10+16
DoubleCross : (3D10+16) → 15[7,6,2]+16 → 31
佐倉井ほたる:寧ろこちらこそありがとう…!同じくガード!
佐倉井ほたる:11点で死ぬ!初期ロイスの梁田支部長のロイスを昇華、復活します!
ダスクタレット:くっ……!タレットの攻撃は以上!
ダスクタレット:ところでめっちゃタレットにかかったダイスバフを忘れていました。
GM:では、攻撃演出をまとめて行います。
ダスクタレット:橙の砲台が、それぞれ、君たちにその口を向ける。
ダスクタレット:ばちばち、と音がして、まとわりつくような炎が発射される!
ダスクタレット:一体は広範に渡る砲撃を、別の一体はほたるを、もう一体は想を、それぞれ狙う!
佐倉井ほたる:瞑目。「--すぅ」自身より生んだ剣が溶けるほどに。己の炉心(からだ)の温度を上げる。
斑鳩想:「———っ」先ほど受けた攻撃のダメージが残っている。避けきれない。
佐倉井ほたる:「あめのいわとわけのみことに。かしこみかしこみもうしたてまつる--」
佐倉井ほたる:連ねる刃が、溶けて落ちる。その赤を、墨のように筆のように。
佐倉井ほたる:「「へだて」--「わかち』----『とおざく』」門の神。そは境界にして、護りの神。その一端を”よび”、結び上げる。
佐倉井ほたる:ヒヒイロカネの朱墨を以て。血の如き赤を以て。陣を描き磐座をここに。
佐倉井ほたる:金切る音と共に、一瞬。周囲一体を”隔離”し、攻撃を遮断する。
佐倉井ほたる:『だいじょうぶ。--きみに、傷なんて。誰にだって、つけさせるもんか』
佐倉井ほたる:明々と燃え上がる髪と目。その赤色は、黄昏にに似通っていても。どうしようもなく交わらない。
GM:では、クリンナッププロセス。
GM:状態異常は、ほたるちゃんが硬直を、紫青さんと世怜ちゃんが暴走を受けていますね。
※編注:ほたるちゃんの手番を失念しています※
貴崎世怜:受けてますね暴走
佐倉井ほたる:つらい…
烏紫青:ばるんばるんですね(暴走)
GM:で、ちょっとNPCロールを挟みます。
烏紫青:カモン!
貴崎世怜:わあい
斑鳩想:おお!
佐倉井ほたる:おお
御綿笹霧:その、攻防の間で。
御綿笹霧:白い風が駆け抜けた。
御綿笹霧:そしてそれは、砲台と黄昏の主の狭間で止まる。白い杖を、敵へと示して。
御綿笹霧:「……怖いだろうね。私には、それを理解できる、などとは言えないが」
御綿笹霧:「それがあることを……どうしようもない恐怖を、認めよう」
御綿笹霧:「その上で。此方のエゴを、通させてもらうよ」
御綿笹霧:「−−ほたる、攻撃を!」
GM:というわけで、ほたるちゃんの手番!
佐倉井ほたる:いくぞー!
斑鳩想:ひゅーひゅー!
佐倉井ほたる:ではマイナーで硬直を解除。
佐倉井ほたる:そして、オートで≪異世界の因子≫を起動!世怜さんの異形の祭典をコピーします。
貴崎世怜:うおーっコピられ1
佐倉井ほたる:侵食+5.
佐倉井ほたる:メジャー≪コンセントレイト:エグザイル≫≪貪欲なる拳≫≪異形の祭典≫!タレット三体を攻撃します!
GM:カモン!
佐倉井ほたる:侵食+8、計13.113へ。
佐倉井ほたる:おっとオートでスネークブレードの射程を15mへ。
佐倉井ほたる:15dx7+4
DoubleCross : (15R10+4[7]) → 10[1,1,2,2,3,4,6,6,6,7,7,7,8,9,10]+10[1,4,6,7,8,10]+10[7,10,10]+5[1,2,5]+4 → 39
佐倉井ほたる:悪くない!
ダスクタレット:タレットどもはガード!
ダスクタレット:ダメージどうぞ!
佐倉井ほたる:4d10+8 装甲等有効!
DoubleCross : (4D10+8) → 15[3,3,6,3]+8 → 23
佐倉井ほたる:低くない??
GM:それは、ちょうど落ちます!
斑鳩想:おおーー!
佐倉井ほたる:やったぜ!!
貴崎世怜:やったー!!
ダスクタレット:3体とも戦闘不能!そして、
ダスクタレット:《蘇生復活》を3体とも使用します。HP1で復活。
貴崎世怜:やだー!
佐倉井ほたる:げええ
烏紫青:おきあがりこぼしめ!
烏紫青:クリメイト、単体なんだよねえ
ダスクタレット:がんばってたえている
GM:一体落とすのも手ではありますよ!どうしますか!
烏紫青:まあタレットならダスクメイカーちゃん本人じゃないしな……
烏紫青:よし、では発動します。
烏紫青:オート|送喪火(そうそうか)>《クリメイト》:侵蝕+4
烏紫青:対象は、タレット3(蒼の悪魔持ち)で!
ダスクタレット:OK!
烏紫青:シーン一回、リアクション不能ダメージを与えます。
烏紫青:1D10+2 ダメージ!
DoubleCross : (1D10+2) → 9[9]+2 → 11
烏紫青:殺意
ダスクタレット:死!
GM:タレット3は、そのまま破壊されます。復活はありません。
GM:では、ほたるちゃんからのロールをどうぞ!
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+4した(侵蝕率:112->116)
佐倉井ほたる:では行きます
佐倉井ほたる:御綿さんの言葉に応えるように。赤々と、更に髪の火が噴くように舞い上がり。
佐倉井ほたる:--それでも。まるで手枷のように、左手首の傷痕だけは。冷え切ったまま。
佐倉井ほたる:「ふるたま、いくたま、ちがえしのたま--」ふわり。右手を翳す。
佐倉井ほたる:影と相食んだ、その手を。
佐倉井ほたる:「おおまがつひのかみ、やそまがつひのかみ。かのかみらにふしてこふ」--世怜さん、少し。”お借り”します。
佐倉井ほたる:ぞわ。影の黒が、溶けた赤金の火の粉とまざり。「--”わけみたま”」
佐倉井ほたる:伏すがごとき低姿勢より、数間先の砲台へ。踏み込む姿、その数”三つ”。
佐倉井ほたる:逆胴。逆風。袈裟掛けに。三筋、三体の影が違わずに剣を這わす。
佐倉井ほたる:ぱんっ。
佐倉井ほたる:いつのまにか、その姿は一つに戻り。元の位置に戻っている。
ダスクタレット:がががっ。
ダスクタレット:金属や石材が擦れるような音がして、
ダスクタレット:砲台が崩れる。いや。
ダスクタレット:崩れたそれは、僅かに再生して、ギリギリのところで立っている。炎を残して。
ダスクタレット:だが−−
烏紫青:世界の温度が変わる。
烏紫青:生物が呼吸をするのにふさわしい常温から、一転、灼熱地獄のそれに。あらゆる命の存在を許さぬ業火の熱が満ちる。
烏紫青:けれどそれは、虚ろな熱だ。死者の魂だけをさらっていく葬送の送り火。
烏紫青:それが焦点を結び、ダスクタレットの一体を狙い撃つ。
烏紫青:「——好去好去、相逢不下馬、各自奔前程」
【行くように行くように、逢うことがあっても馬から下りず、各々前に向かって走るように】
ダスクタレット:その送り火に包まれ、その一体は静かに崩れ去る。
烏紫青:これが〝天烏般黒〟にて、活無常たる者が受け継ぐ力。その一端である。
烏紫青:本来ならば、この力で彼女を討つつもりだった。だが、今はもう違う。
烏紫青:(……葬るためにではなく。道を開くために使ったのは、これが初めてかもしれんな)
烏紫青:そう思うと、少しだけ可笑しみがこみ上げて、こんな時に愉快であった。
GM:では、クリンナップ!
GM:世怜ちゃんのヒュドラの怒りが解けるのかな。
貴崎世怜:効果だけ解けて暴走は解けない感じですね
GM:はーい。
GM:では、ラウンド2!
GM:セットアップ!
佐倉井ほたる:なし。
貴崎世怜:もう一発行っとこう コンボ:呪典之弐"丑之刻・外典" 《原初の黄:得意領域》《ヒュドラの怒り》 侵蝕+7 暴走 メジャーアクションダイス+3 攻撃力+18
GM:エネミーはなし。
貴崎世怜:128→135
烏紫青:セットアップなしです!
烏紫青:リカバリーじゃ暴走はどうせ解けないしな……(ほたるちゃんの硬直はさっき解けたし)
佐倉井ほたる:すまない…
烏紫青:いいのよ
斑鳩想:《絶望の領域》をダスクメイカーに使用します。
斑鳩想:このラウンドにおけるあらゆる判定ダイスが−4個されるぞ!
GM:オーケー!タレットの方は無しで大丈夫ですか!
斑鳩想:あっこれシーン選択じゃんね!
GM:そうなんですよ!
貴崎世怜:そうだぜ!
斑鳩想:すいません!タレットの皆様も対象に含ませてください!
GM:OK!タレットのみなさんも領域入り!
烏紫青:わぁい!
貴崎世怜:やったぜベイビー!
GM:ロールなどあればどうぞ!
斑鳩想:ごうごう。ごうごうと。雨風が吹きすさぶ。ごうごう。
斑鳩想:その中心で、小さな声で歌い続ける。
斑鳩想:雨粒の散弾を乱れうち、敵の動きを阻害し続ける。
GM:敵は、その動きを鈍くしている。侵害された領域で、思うように動くことが叶わない。
貴崎世怜:獣を覆う影はさらに輪郭を明瞭にしていく。徐々に不定形の人型から、人間の、貴崎世怜のシルエットが薄っすらと浮かび上がる。
GM:では、イニシアチブ。効果使用がなければ紫青さんの手番です。
烏紫青:特になければ、このままダスクメイカーちゃんの方へ動こうと思います。
GM:はーい
烏紫青:マイナー、移動。
烏紫青:オート|禹歩(うほ)>《縮地》:侵蝕+2
烏紫青:ダスクメイカーとエンゲージします。
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+2した(侵蝕率:116->118)
GM:(想、ほたる、世怜)--5m--(ダスクタレット2体)--10m--("ダスクメイカー"、紫青)
"ダスクメイカー":絶対拒絶発動。
"ダスクメイカー":侵蝕率を1d10上昇させてください。
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+7(1D10->7)した(侵蝕率:118->125)
烏紫青:結構きついな。このラウンドでそろそろ動けなくなるか。
烏紫青:コンボ|勾魂手(こうこんしゅ)>《コンセントレイト:ノイマン》+《コントロールソート》:侵蝕+4
烏紫青:対象ダスクメイカー。
烏紫青:(8+3+0)dx+4@7
DoubleCross : (11R10+4[7]) → 10[1,2,3,4,4,5,8,9,9,9,10]+4[1,2,3,3,4]+4 → 18
烏紫青:ぇwww
烏紫青:んー、ロイス切るか!
GM:ちなみにダスクメイカーちゃんはダイスが-4されてるよ!
烏紫青:うーん
烏紫青:しかしこの出目はなあ
烏紫青:いやまあ、これだけだと+1Dでもあまり伸びないか。このままいきます、リアクションどうぞ!
GM:了解しました!
"ダスクメイカー":では、ドッジを……って違う違う
"ダスクメイカー":ガード値あるんだからガードだった
"ダスクメイカー":ダメージどうぞ!
烏紫青:2D10+21 諸々有効だぜ!
DoubleCross : (2D10+21) → 10[5,5]+21 → 31
"ダスクメイカー":これは……弾く!
烏紫青:うおーっ全く通らない! じゃあロールいきます!
GM:どうぞ!
烏紫青:「我讓立刻打發四十九衛兵《われただちにえいへいをつかわし》、讓監督三十六天魔王吧《さんじゅうろくてんまおうをかんとくす》」
烏紫青:すとん、と。はじめからそこに居たもののように、ダスクメイカーの隣へ現れる。
烏紫青:「根据比稱爲道的太上的口現在以后被發出了的命令《いまからのち、みちなるたいじょうからはっせられためいにしたがい》」
烏紫青:「首先必须被我们魔王问罪的话《われわれまおうがつみをとわれねばならないと》!」
烏紫青:数珠を振り、打ち鳴らす。
烏紫青:それを通す手が、灼熱したように赤く輝くのははたして目の錯覚か。
烏紫青:顕現する魔神の腕。その手を、黄昏の主に伸ばす。
烏紫青:(……とどけ)
烏紫青:そう思いながら、体がずしりと重い。拒絶の力が自分を蝕んでいるのがよく分かる。
烏紫青:だから、だろうか。
"ダスクメイカー":『……ふれるな/ふれるな/ふれるな/ふれるな……』
"ダスクメイカー":異形の鎧をまとったソレは、レコードを流すように、拒絶を繰り返している。
"ダスクメイカー":そして……伸ばされたその腕は、
"ダスクメイカー":鎧に触れた瞬間、弾き飛ばされる。
烏紫青:「…っ…」
烏紫青:指が折れなかったのは僥倖か。じわり、と滲むような痛みと共に、血が滴る。
烏紫青:「この程度では足りんか。いや」
烏紫青:ぎり、と傷ついた拳を強く握る。
烏紫青:「このように迷っていては、おぬしを止められんということだな」
烏紫青:すう、と息を吸って。
烏紫青:セルリーダー・烏孤晴(う・こせい)のロイスをタイタス化。即時昇華し、暴走を解除します。
GM:おお…
烏紫青:「幇も、活無常も、もはや関係ない! オレは! ただ一人の烏紫青という人間として、お前を止める、ダスクメイカー」
烏紫青:「だから……このような衝動に、飢餓に、迷いに、いまさら惑わされている暇があるものかよ」
烏紫青:「次は、お前をつかまえる。つかまえてみせる」
藤(肉球):烏紫青の侵蝕率を+4した(侵蝕率:125->129)
"ダスクメイカー":『………シセイ。シセイ・シセイ・シセイ…………』
"ダスクメイカー":『きみのいろが……ほしい』『きみいろのたそがれが』
GM:"ダスクメイカー"の手番。
"ダスクメイカー":マイナーは特に無し。
"ダスクメイカー":メジャーで《仮初の器》+《高速錬成》+《ヒール》+《異能の継承》をタレット2体にかけます。
"ダスクメイカー":メジャーD+6。
"ダスクメイカー":5d10
DoubleCross : (5D10) → 18[6,4,4,1,3] → 18
"ダスクメイカー":+1で、19回復。
"ダスクメイカー":で、《異能の継承》で渡すのは《魂の錬成》。レベルは1です。
"ダスクメイカー":のそりと、ぐるぐるに黄昏の包帯で覆われた手を上げる。
"ダスクメイカー":壊れかけたタレットに向けて。
"ダスクメイカー":それは、瞬く間に修復されていく。元どおり、とは行かないが。
"ダスクメイカー":それでも、これ以外に攻撃法を持たないこのジャームは、そうするしかない。
"ダスクメイカー":なんどでも、なんどでも、作り直す。
GM:では、イニシアチブ。
GM:何もなければ世怜さんのターンです。
貴崎世怜:待機します!
GM:了解!
GM:では、想くん!
斑鳩想:はい!マイナーアクションなし。
斑鳩想:メジャーアクションで《雨粒の矢》《サイレンの魔女》《完全なる世界》します。
斑鳩想:ダスクメイカーちゃんおよびタレット二体に攻撃。
GM:来ませい!
斑鳩想:11dx+4+2 とうっ
DoubleCross : (11R10+4+2[10]) → 9[2,4,4,5,5,5,6,6,6,9,9]+6 → 15
GM:敵は全員ガードします。
斑鳩想:まわんないのかよ……
GM:ダメージをどうぞ!
斑鳩想:2d10+44
DoubleCross : (2D10+44) → 10[7,3]+44 → 54
斑鳩想:装甲値無視、54点です。
ダスクタレット:タレットどもは沈黙!からの《魂の錬成》!
"ダスクメイカー":此方はいいダメージをもらいます。
斑鳩想:よっしゃ!
烏紫青:さすが!
佐倉井ほたる:流石です…
貴崎世怜:すごい!
GM:演出あればどうぞ!
斑鳩想:ダスクメイカーの鎧を。タレットの修復されかけたその身を。
斑鳩想:上から下から右から左から、途切れなく、雨を、撃つ、撃つ、撃つ。
"ダスクメイカー":ふ、と。
"ダスクメイカー":一瞬戸惑ったかのように緩慢に顔を上げる。
斑鳩想:「———……♪」歌声は途切れなく続く。歌いながら、ダスクメイカーを見ている。
"ダスクメイカー":タレットを作り直すことに注力していて、その防御を、忘れる。いや、
"ダスクメイカー":その歌が。
"ダスクメイカー":その目が。
"ダスクメイカー":ざわめかせる。遠い、遠い、失った、何かが。
斑鳩想:「(ダスクメイカー、いや、違うでしょ。本当は。……きみは)」
斑鳩想:「(いつかみたいに)(きみが、きっと、そうしていたように)(一緒に、歌おうよ)」
"ダスクメイカー":何か、焦がれていたものに、とてもよく似ているようで−−
斑鳩想:手を伸ばす。
"ダスクメイカー":−−でも、その絆は燃え尽きている。
"ダスクメイカー":遠くの自分が、置いて来た少女が手を伸ばしている。
"ダスクメイカー":でも、『僕』は わから な い
"ダスクメイカー":ただ呆然と、立ち尽くす。
斑鳩想:「………っ!」
斑鳩想:頭がずきずきと痛む。先ほど流れ込んだ感情が消えない。
GM:イニシアチブ。
GM:何もなければタレット2体の手番になります。
斑鳩想:はい!ここで御綿さんのNPC効果をつかいます!
GM:OK!
斑鳩想:行動済みのPCを未行動へ。対象はぼくです!
GM:OK!ヤッチマイナー!
斑鳩想:御綿さんの演出とかあります?
GM:じゃあ、先にやりましょう!
斑鳩想:わああい!!
御綿笹霧:ドンッッ………と、鈍い音がする。
御綿笹霧:"ダスクメイカー"に肉薄していた、笹霧がその杖を厚い鎧に突き立てている。
斑鳩想:「…!」
御綿笹霧:「………ッッ」レネゲイドの侵蝕が激しくなるのを感じる。
御綿笹霧:それでも。
御綿笹霧:「今……の、内だ!」
御綿笹霧:「想くん!!」
斑鳩想:「———っ!」「うん!」
斑鳩想:それでも、ぼくは、やれることをやるしかないって、この人にそう言った!
斑鳩想:マイナーアクションはなし!メジャーで《雨粒の矢》《サイレンの魔女》《完全なる世界》。
斑鳩想:対象は敵全員。さきほどと同じ!
GM:OK!カマン!
斑鳩想:11dx+4+2
DoubleCross : (11R10+4+2[10]) → 10[1,1,1,2,7,7,8,8,8,10,10]+6[5,6]+6 → 22
斑鳩想:まわったーー!!
GM:ひゅー!
GM:敵陣は変わらずガード!
貴崎世怜:やったー!
GM:オートは今はなし。
GM:ダメージをどうぞ!
斑鳩想:3d10+44
DoubleCross : (3D10+44) → 17[8,3,6]+44 → 61
斑鳩想:61点装甲値無視だぞー!
ダスクタレット:タレット二体、粉砕!!
ダスクタレット:復活はありません。
斑鳩想:やっったーー!!!
貴崎世怜:うおーっ!!
佐倉井ほたる:やったぁ!!
烏紫青:やったぜ!!
"ダスクメイカー":此方もだいぶいいダメージをもらっています。
斑鳩想:しかしまだ倒れない…!むむん!
GM:ガード値があるからね…!
斑鳩想:演出いきます!
GM:どうぞ!
斑鳩想:雨粒が蠢き、少年を中心とした波のヴェールと化す。
斑鳩想:ごうごう。ごうごうと、ヴェールが龍のように敵を食らい、飲み込み、内から弾ける!
斑鳩想:「それでも……っ!」
斑鳩想:「何度だって!」「ぼくは、きみのことを、教えてほしいんだって、」
斑鳩想:「分かり合いたいんだって……っ!」ダスクメイカーの、その瞳を、見る。
"ダスクメイカー":痛み。
"ダスクメイカー":恐怖に似ているようで似ていない、懐かしい痛み。
"ダスクメイカー":『おしえる……?』
"ダスクメイカー":僕のことを?でも、僕って
"ダスクメイカー":………思い出せない。ただ、その空洞に恐怖が流れ込んでいく。
"ダスクメイカー":『わからない わからない わからない わからない』
"ダスクメイカー":『僕は……………僕は、誰なの………?』
"ダスクメイカー":『教えて………誰か………いやだ……ちがう………』
"ダスクメイカー":『僕が誰かになるなんて…………こ、こわい、いや、いや、いや』
"ダスクメイカー":崩れそうになる。今打てる手も……わずかしか、ない。
斑鳩想:「ちがう、ちがうよ……」首を振る。諦めたくない。けど。
GM:では、ほたるちゃんの手番です。
佐倉井ほたる:では、マイナーで5m前進し。メジャー白兵で弱点判定を。
佐倉井ほたる:≪コンセントレイト:エグザイル≫≪貪欲なる拳≫。
佐倉井ほたる:15dx7+4
DoubleCross : (15R10+4[7]) → 10[1,2,3,4,4,6,6,6,7,7,9,9,9,9,10]+10[1,1,3,6,7,8,10]+10[1,10,10]+10[9,10]+10[2,8]+5[5]+4 → 59
佐倉井ほたる:本気出しよった
GM:ひい
貴崎世怜:さすほた
烏紫青:さすほた!
"ダスクメイカー":2dx 私の回避を喰らえー!!
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[6,10]+9[9] → 19
佐倉井ほたる:侵食+5、118へ。
佐倉井ほたる:ま、回ってやがる
GM:当然避けられるわけがない!強化解除されます。
佐倉井ほたる:あ、ではGM!一つ提案なのですが。
GM:はい!
佐倉井ほたる:手で触れるのではなく。≪器物使い≫で同化を試みる、という方向でもいいですか!
GM:おお、なるほど
佐倉井ほたる:以前作った栞もあるし…!
GM:彼女の恐怖にアプローチするのとはまた違う形になりますが、OKとしましょう。
GM:面白いので!
佐倉井ほたる:ありがとうございます!
佐倉井ほたる:ではロールに。
佐倉井ほたる:目を閉じる。斑鳩くん--想くんの声が聞こえる。
佐倉井ほたる:…声では届かない。わたしでは、どうあってもできないのなら。
佐倉井ほたる:袂に仕舞っていた、黄昏色の栞を取り出す。
佐倉井ほたる:彼女自身を、彼女に届けよう。
佐倉井ほたる:栞から。赤金が繋がる。交わらぬ赤から、ゆっくりと溶けるような茜色。
佐倉井ほたる:「…お願いです、どうか」かみさま。どうか、わたしの声が。まだ、届くのなら。
佐倉井ほたる:茜色が、そっと。纏った繊維/戦意が破けた箇所から、彼女へと。
"ダスクメイカー":その、隙間から入り込むもの。
"ダスクメイカー":それは………そうだ、わかる。自分だったものだ。
"ダスクメイカー":同化した茜が、するすると、その鎧を溶かしていく。
"ダスクメイカー":だけど。その、少女のような女はその顔を恐怖に引きつらせていた。
"ダスクメイカー":『い、や』
"ダスクメイカー":『わたしは、僕は、ちがう、ちがう、ちがうちがう」
"ダスクメイカー":「"茜"じゃない……茜じゃない…………!」
"ダスクメイカー":「僕は、黄昏なんだ!黄昏の中に溶けたんだ!もう、誰でもないんだ、ない、ない、ない……!」
佐倉井ほたる:「……っ」自分がしたことが、なにか。触れるべきでないものに触れたような。とてつもない残酷を、今してしまったような。
佐倉井ほたる:ぎり、と。歯を噛み締める。同化を続ける。拒まれるまでは。
"ダスクメイカー":ただ、叫んでいる。同化に阻まれて、鎧を纏うことができない。
GM:イニシアチブ。待機していた世怜ちゃんの手番になります。
GM:NPC効果使用はありますか?
貴崎世怜:御綿さんの攻撃効果、使いたいです
GM:OKですよ!
貴崎世怜:やったー!
GM:攻撃対象はダスクメイカーでよろしいか!
GM:いや、それしかいないけど敵!
貴崎世怜:ダスクメイカーで!
GM:OK!
御綿笹霧:では、判定します。攻撃力は11。
御綿笹霧:21dx7+1
DoubleCross : (21R10+1[7]) → 10[1,3,3,4,4,4,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,8,8,9,9,10]+10[1,1,2,3,3,5,5,5,8,10]+6[5,6]+1 → 27
御綿笹霧:kanasii
斑鳩想:そんなーっっ
佐倉井ほたる:哀しみ…
貴崎世怜:フッ……ここは、するしかないようだな
貴崎世怜:共同作業ってやつを……!
GM:するか…!
"ダスクメイカー":此方はガードが剥がれたので一応ドッジを試みます。
"ダスクメイカー":2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[9,10]+6[6] → 16
貴崎世怜:こわい
貴崎世怜:《原初の黒:力の法則》 侵蝕+6 対象のダメージダイス+5D 対象御綿さんだ!
貴崎世怜:侵蝕135→141
GM:受理!
御綿笹霧:8d10+11 ダメージ!
DoubleCross : (8D10+11) → 55[10,2,9,9,6,8,10,1]+11 → 66
貴崎世怜:おお
GM:ダスクメイカー、落ちます。
佐倉井ほたる:ダメージダイスがめっちゃいい
貴崎世怜:落ちた!
"ダスクメイカー":復活エフェクトは……『使用しません』。
貴崎世怜:なんと……
"ダスクメイカー":もう、抵抗する手段がない。
御綿笹霧:慟哭する女を見て。目を、一瞬だけ伏せて。
御綿笹霧:「誰でもないきみ。その、苦痛と、恐怖から、ひと時だけ遠ざけよう」
御綿笹霧:「でも………生きてて欲しいという者がいる」
御綿笹霧:「だから、これは、きみを生かすための、"剣"だ」杖を構える。
"ダスクメイカー":「あ」「あ」「あ」「あ」「あ」
御綿笹霧:その姿が白い風になる。
御綿笹霧:風の速さで、打撃を打ち込んでいく。
御綿笹霧:(……なんて、嘆きだ。思うように体を動かせない)
貴崎世怜:手を添えるように、影がまとわりつく。
御綿笹霧:「あ」
貴崎世怜:「 これ、で。どうか」影を伸ばす。手を伸ばす。赤い目が、白い風と黄昏の主を見つめる。
御綿笹霧:「……ああ。行こう」
御綿笹霧:「ありがとう、世怜」
御綿笹霧:影に支えられて、風は速度を上げる。黄昏を、搔き消すように。
"ダスクメイカー":「うあ」「いたい、」「ああああっっ……!」
"ダスクメイカー":痛みなど、さした問題ではない。ただ、
"ダスクメイカー":黄昏が、こぼれていく。消えていく。維持できない。
"ダスクメイカー":わたし、は−−
御綿笹霧:−−その風が止んだ時、そこには黄昏の主が倒れていた。
御綿笹霧:「これで、もう動くことはできない筈だ」
御綿笹霧:「お疲れ様、みんな」
GM:戦闘終了です。
佐倉井ほたる:「…く、は…っ」同化を解除する。「…ありがとう、ございます。御綿さん」
貴崎世怜:膝をつく。影が解けていく。
御綿笹霧:紫青とすれ違うように"ダスクメイカー"から離れていく。
御綿笹霧:「…紫青くん。私にできることはしたよ。後は君の思うようにするといい」
烏紫青:「……貸しができたな」
烏紫青:「護衛の依頼料は、また後日」肩をすくめて、彼女のもとへ。
御綿笹霧:「………」軽く目を伏せ、世怜の下に向かう。
烏紫青:ダスクメイカーの様子はいかがですか?
GM:うつぶせに倒れています。今は意識を失っていますが、軽く揺すれば取り戻すでしょう。
烏紫青:……つまり「さわる」ってことですね。
GM:うん……
GM:どこかに運ぶにしても、肉体的接触なしにはできないでしょう。手頃な道具もないので。
佐倉井ほたる:道具なら作るぞ!
GM:そのあたりの行動はお任せします。
烏紫青:くっ、こんな時ハヌマーンなら、声で揺さぶれたものを(しばらくキャラシ眺めてたが駄目だな)
烏紫青:「……君」
烏紫青:声をかける。出来るだけ大きく。触るのを遠慮しながら。
烏紫青:何度か繰り返して、すぐに、それだけでは無理だと知る。
烏紫青:着物の袖に手を引っ込めて、布越しに彼女の肩をつかみ、ゆさぶる。
"ダスクメイカー":「ぅ………」
"ダスクメイカー":軽く、身じろぎする。
烏紫青:「やあ」
烏紫青:「オレは、相変わらずここにいるよ。……気分はどうだ、なんて、まあイヤミもすぎるが」
"ダスクメイカー":ゆっくりと、開いた目は、
"ダスクメイカー":そのまま、ひきつるように大きく見開かれる。
"ダスクメイカー":その目に映るのは、紫青の姿と、
"ダスクメイカー":消えゆく黄昏。青く染まりゆく空。
"ダスクメイカー":「は………、は、あ………!!」
GM:次の瞬間、君は強い衝撃を感じる。突き飛ばされたのだ、と、間をおかず知る。
烏紫青:へた、と。何の抵抗もなく尻もちをついた。
"ダスクメイカー":「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ」
"ダスクメイカー":地べたに座りながら、小刻みに震えている。
"ダスクメイカー":「いや」「いや」「いや」「いや」「いや」
"ダスクメイカー":うわごとのように繰り返しながら、焦点の定まらない目を泳がせる。
烏紫青:先ほど彼女に教えられた〝恐怖〟の味に思いを馳せる。そう、あんなもの。耐えたくて耐えるものではない。
烏紫青:それを知ってなお、こうして対峙するのは、喉元を過ぎたからか、よほど情がないからか。
"ダスクメイカー":そして、懐から、黄金色に光る紙のようなものを取り出し、握り潰すと−−
御綿笹霧:「−−紫青くん!−−−−!−−!!」
御綿笹霧:何かを叫ぶ、その声は遠い。
"ダスクメイカー":それは、歪な短剣となり、そのまま胸に光る結晶へと、
"ダスクメイカー":打ち下ろされた。
烏紫青:カバーリング可能ですか!?
GM:カバーリングは、できません。
GM:すぐに駆け寄ったならば止められたかもしれませんが、
烏紫青:んんんん、使えるエフェクトもアイテムもない!
GM:(突き飛ばされてから)
烏紫青:ゲェーッ
GM:…それができるような状態ではなかった。
烏紫青:「……等待(まて)!」
烏紫青:意図に気づき、声を上げる。それしか出来る行動はなかった。
"ダスクメイカー":その目は、何も映さない。その耳は、何も聞き取らない。
"ダスクメイカー":結晶は、砕ける。
"ダスクメイカー":その、命とともに。
烏紫青:言葉も、声もない。何も出来なかった。
烏紫青:ただ手は、慣れた様子で経典を開き、帝鐘を取り出していた。
烏紫青:「逍遙遊蓬莱島、山有神仙常不老、玉京山上萬年桃……」
烏紫青:「小有洞中千歳春、願孤魂回心早好向、今宵聞經悟道」
烏紫青:「 大聖聞經悟道天尊……」
烏紫青:親指と中指の訣を結び、三方に礼。鐘を振り鳴らし、置き、ずっと持っていた米を撒く。
烏紫青:出来る限り、正式な弔いの儀だ。
烏紫青:「汝等孤魂…… 道官施…供」
烏紫青:「一粒變河沙本處孤魂來受納。」
烏紫青:「一粒變河沙本處孤魂來受納、」
烏紫青:「一粒變河沙本處孤魂來受納……」
烏紫青:「好去好去、相逢不下馬、各自奔前程」
烏紫青:ちりん——と、帝鐘を鳴らし、最低限の葬送を終える。
烏紫青:結局、自分が彼女にしてやれることは、この程度だったのだろう。気に病むことはない。いずれ、今胸をしめつける感情も燃えて消える。
烏紫青:みな燃える、灼けて朽ちて焦げて崩れて、胸に穿たれた穴の底へ。そして、何一つ還らない。
烏紫青:それでも。
烏紫青:「——对不起」
烏紫青:日本語で言わばすまない、か。ダスクメイカーが日本人なら、不親切なことだ。いや、それなら先ほどの経も。
烏紫青:けれど、今は。
烏紫青:「……少しだけ、こうさせてくれ」
烏紫青:その場に座って、男はしばらく、じっとうつむいていた。
GM:少しずつ、空間の侵蝕がほどけていく。
GM:真っ先に色を変えた空とは裏腹に、緩やかにそこは元の空間へと溶けていく。
GM:そこは様々な役目を終えた道具たちが眠る、廃品置場だった。
斑鳩想:「………こんなところで」むっつりと眉間にしわを寄せ、つぶやく。
斑鳩想:紫青さんのそばで、そっと立ち止まる。倒れた彼女をじっと見つめて。
斑鳩想:「こんなところでなら、落ち着いて、…一人でいられたのかな」
烏紫青:「……であれば、いいのだがな」
斑鳩想:「そんなのっ」
斑鳩想:「う」
斑鳩想:「ううう」
斑鳩想:溢れた涙を、ごしごしぬぐう。
烏紫青:「あー……使うか? 新しいぞ」
烏紫青:と、少年に手ぬぐいを差し出す。
斑鳩想:「うううーーー……!」力強く手ぬぐいを奪う。
佐倉井ほたる:その横から、おずおずと。
佐倉井ほたる:「…烏さん、その」なんと言葉を掛けようかと、詰まりつつ。
烏紫青:「うむ。一応の弔いは済ませた。彼女の宗派が分かれば良かったのだがな」
烏紫青:落ち着いた口調で返す。
佐倉井ほたる:「……」目を閉じる。「…彼女のことが、わかってないのですから。それは気にしないでください」
佐倉井ほたる:「…それより。このまま、野晒しにするのは。あまりに気の毒ですから」
佐倉井ほたる:…他のことは、一度。すべて棚に一度、上げる。まずは。彼女を。
烏紫青:「そうさな。まずはどこか保管出来る場所に運べれば……」
烏紫青:周りを見渡す。
佐倉井ほたる:跪く。腕を組む。「大悲闡提、一切衆生済度の請願を果たさずば、菩薩界に戻らじと決めし、地蔵菩薩に希い奉る」
佐倉井ほたる:「オン・カカカ・ビザンマエイ・ソワカ/地に戻りし慈悲深き。地蔵菩薩に帰依し奉る」
佐倉井ほたる:ぞわ。赤より茜に変じ、黄昏の色をした金属の繭が。棺の様に彼女を覆う。
佐倉井ほたる:「…略式ではありますが。わたしからも。迷い子の救い主、地蔵菩薩へ。その魂が、安楽の内にあることを」
御綿笹霧:口を噤み、消耗した世怜の身を支えながら、その儀式を見ている。
烏紫青:「棺か……これはありがたい」
烏紫青:「このあたりなら、探せば台車かなにかもあろう。探してくる」
烏紫青:立ち上がり、廃品の山へと向かいます。
佐倉井ほたる:「…あ、それなら…」伸ばした手が、ぽとりと落ちる。
佐倉井ほたる:「…結局。わたし」酷いことをしただけではないだろうか。「…なにも、できなかったんだな」
貴崎世怜:「……せめて」支えられながら、弔いの様子を見ている。「あの人が、安らかであることを。祈るしかない」
御綿笹霧:「……祈り、か」
貴崎世怜:「……それくらいっすよ。残された人ができることなんて」
御綿笹霧:寂しそうに、笑う。
御綿笹霧:「安らかであって欲しいね」
御綿笹霧:残されたもののための、祈り。自分達に、聞かせるための。
GM:青空は、少しずつ傾いて。
GM:やがて本物の黄昏が来る。
GM:今回のEロイス!
GM:すっかり暗くなった道を、笹霧と世怜は歩いている。
御綿笹霧:「随分と遅くなってしまったね」
貴崎世怜:「あはは、怒られるかも……」
御綿笹霧:「そうか……ご家族はさぞ心配しているだろう」
御綿笹霧:「数日間何も言わずに留守にしたとあってはね」
貴崎世怜:口うるさく説教してくる弟を想像し、ため息が出る。
貴崎世怜:「……まあ、その、大丈夫っすよ。……たぶん」
御綿笹霧:「きみも、大人だものなぁ」
貴崎世怜:「過保護というかなんというか……」あはは、と困ったように笑う
御綿笹霧:「きみが危なっかしい、というのは、わかるけれどね」
貴崎世怜:「会う人みんなに言われるような」
貴崎世怜:「……その」
御綿笹霧:「うん」
御綿笹霧:穏やかな、微笑み。
貴崎世怜:立ち止まる。
御綿笹霧:歩みを止める。
貴崎世怜:「約束、忘れないでください……ね」少しだけはにかんだように、言う。
御綿笹霧:「憶えているとも」
御綿笹霧:彼女の後頭部に手を置いて、軽く抱き寄せる。
御綿笹霧:「置いていったりしないよ」
御綿笹霧:甘い調べを、囁く。本当に私は悪い男だ、と内心では自嘲しながら。
貴崎世怜:胸に顔を埋める。この、風のようなひとは、本当にここに居続けてくれるのだろうか。
貴崎世怜:ただ、今は、こうしていたい。
御綿笹霧:その、約束を果たすことができなくとも、
御綿笹霧:それでも、この温もりが己の心の錨であってくれればと
御綿笹霧:願ってしまう。浅ましいと、知りながらも。
御綿笹霧:黄昏の街から持ち帰った『荷物』の重みが、突きつける。
御綿笹霧:もう時は幾ばくもない、という事実を。
御綿笹霧:「……傍に、いるとも」
御綿笹霧:男は嘘を吐く。呪いを被ると、知りながら。
貴崎世怜:「……約束、だから」
貴崎世怜:念を押すように。絡め取るように。呪いの言葉をかける。それでも、この人は。
GM:−−風が、吹く。
御綿笹霧:その手を、ゆっくりと離す。
御綿笹霧:「帰ろう」
貴崎世怜:「……」何も言わずに、ただ頷く。
貴崎世怜:家に着かなければいいのにと、ほんの少しだけ、思った。
GM:葬いを終え、一通りUGNへの連絡を済ませた後。
GM:UGNの到着より前に、その場を後にしようとした者がいた。
GM:"活無常"烏紫青。所属−−ファルスハーツ。
烏紫青:「…………」何も告げず。その場に背を向けている。
烏紫青:もはや事ここに相成った。彼女の亡骸の処理も済ませた以上、残る意味はなし。
烏紫青:休暇ももう、終わりだ。
御綿笹霧:「紫青くん」
御綿笹霧:去ろうとするその背に、声がかかる。
烏紫青:足を止めて振り向くが、言葉は発しない。
御綿笹霧:「………すまなかった」
御綿笹霧:「彼女を、護りきることができなかった」
烏紫青:軽く目を見開く。「何と思えば」
烏紫青:「……それはこちらこそ。エゴを貫くはずが、貧道は手を止めてしまった」
烏紫青:「彼女が嫌がるだろうと、触れずに、近づかずにいたが。それを振り切って前へ出ておれば、あるいは」
烏紫青:「だが、それも既にせんなきことだ」
烏紫青:「そもそも。最初にここへ来たのも、こうして弔いを上げるため。ならば、なに、最初の目的は果たしたのだ」
御綿笹霧:「……私には、予想できていたはずだったんだ。あの子がああするだろうことが」
烏紫青:「……」
御綿笹霧:「わかっていたんだよ。でも、その可能性に目を背けていた。そうでなければ」
御綿笹霧:「…彼女を、そのまま殺してしまっていた」
御綿笹霧:「あんな思いを皆にさせることもなかったんだよ」
烏紫青:「……難儀なことだな、お互い」
烏紫青:「やりきれんことではあるさ。だが……我々はみな、生きている」
烏紫青:「当初の目的を果たし、自身もこうして生き延びた。これ以上を求めることが、そも贅沢なのだ」
烏紫青:「手を伸ばして、叩き落とされた。それだけのことさ」
烏紫青:「……っ」
烏紫青:ぎり、と自分で自分の言葉に歯噛みするように唇を噛みしめる。
御綿笹霧:「……そうだね」
御綿笹霧:「それを……覚悟の上だった」
烏紫青:「それでも、おぬしが殺さないことを一度は選び、護ろうとした覚悟は尊いことだよ」
烏紫青:「時として、挑戦は成功よりも人を助ける」
御綿笹霧:「きみの、覚悟さ。紫青くん」
御綿笹霧:「きみだって、彼女に手を伸ばすと決めた時、覚悟をしていた」
烏紫青:「ふふ。それもある」微笑みながらも、表情は固い。
御綿笹霧:「……本当はね。止めたかったんだ。私は」
烏紫青:「何にも挑まず、望まぬ生は、死者のごとく躍動に欠ける。止められたところで、苦労をかけたであろうな」
烏紫青:「……いや、気が変わったのは、ほたるお嬢と話してからだが」少し口元がゆるんだ。
御綿笹霧:寂しそうに笑う。
御綿笹霧:「挑み、望み続ける死者もいる」
御綿笹霧:「それでも、きっと……きみには、この体験が必要だった」
烏紫青:片目をしばたく。
御綿笹霧:「きみが、考え、思い、選び………その結末が、望みのものでなかったとしても」
御綿笹霧:「きみは、きみとしてこの街で生きた。それは、きっと得がたいことだ」
御綿笹霧:「この先、どのようにきみが生きていくとしても……」
御綿笹霧:「それは、残り続ける。それは、呪いでもあり、祝福でもあるんだ」
御綿笹霧:「少なくとも私は自分の選んだ道を後悔していない」
烏紫青:「大したものだよ、おぬしは」様々に迷った末、そう返した。
烏紫青:「今回のことをどう受け止めるにせよ、貧道の中では当分寝かすしかあるまい。生きているのだからな」
御綿笹霧:「ああ。」
御綿笹霧:「簡単に乗り越えろ、などとは言わないさ。ゆっくり時間をかけるといい」
烏紫青:「花が咲く色を選べぬように、カラスも望んで黒くはならない」
烏紫青:「経験の土が、そこに生きるものをどう色づけるか、わかったものでもない」
烏紫青:「次に会う時は敵かもしれんが、な。今は、礼を言う。御綿笹霧」
御綿笹霧:「……大丈夫さ」わらう。
御綿笹霧:「きっと、ね。次に私が戦うのは、ほたるや想くんのいる所だから」
烏紫青:「それは困ったな」たは、と笑う。
烏紫青:「お嬢には借りがある、一度だけ彼女の頼みを何でも聞くと約束した」
烏紫青:「敵として出会っても、約束を果たさんうちに自らの手にかけるわけにはいかん。いやあ、まいったまいった」
烏紫青:ははははは。
烏紫青:「……しかし貴崎のお嬢はいいのか?」おや、と首をかしげる。
御綿笹霧:「……あいつには、関わらせないさ」
烏紫青:「貧道知ッテル。ソレ、絶対怒ラレルヤツ」イントネーション!
御綿笹霧:「えっ、なんだい急に………ええ……?」
烏紫青:「真面目な話、彼女はおぬしが思っている以上にしたたかであろうよ」
烏紫青:「お互いにお互いを不幸にしたくはないのだろうが、お互いがお互いを頼ってほしいと思っているというか」
烏紫青:「いやさ、短い付き合いで言うのもなんだが、貧道、宗教家だからな?」相談事とか受けるのよ
御綿笹霧:「はは。……参ったな。」
烏紫青:「……だから、水の匂い……ではなかった、水臭いマネをすると、一生恨まれかねんぞ」
御綿笹霧:「………それなら、きっと」
御綿笹霧:「命をかけたぶつかり合いに、なってしまうのだろうね」杖に、体重を傾けながら言う。
烏紫青:「陰陽の和合は命の躍動であるからして、それは必定というものよ」うなずいて。
御綿笹霧:「…ままならないな」
御綿笹霧:ふふ、とわらって。
御綿笹霧:「すっかり話し込んでしまったが、そろそろUGNの処理班が来る」
御綿笹霧:「すまないね、引き止めてしまって」
烏紫青:「いや、中々気が紛れたよ。どうせゆっくり話す機会も、そうあるまいし」
烏紫青:「世話になったな」
御綿笹霧:「また……いずれ」
御綿笹霧:手を振って、見送る。
烏紫青:軽く手を振って、それ以上は何も告げず、語らず、きびすを返す。
烏紫青:北斗を踏めば千里万里を駆ける足。
烏紫青:瞬く間に消えるその歩みは、けれど、先の見通せない未来へは、一歩一歩踏みしめて近づくしかないのだ。
烏紫青:烏紫青の姿は、忽然と消えて、なくなった。
GM:事件から、数週間ほど経ったある昼下がり。
GM:古風な喫茶店に、青年と少女の姿があった。
佐倉井ほたる:普段とは異なり、シックな黒いブラウスに赤いスカート姿。カップを傾ける姿も、違和感はないだろう。
烏紫青:その向かいに座る青年も、ニット・セーターにスヌードとカジュアルな装いである。誰も彼が道教の司祭とは思うまい。
佐倉井ほたる:--きみの元へ、一通の便箋を書き連ねた手紙が届いたのは、かの町のことから左程立っていないときのこと。
佐倉井ほたる:『夕暮れの似合う、あの方のことで。お伝えしたいことと、お渡ししたいものがございます』
佐倉井ほたる:丁寧な文面と、近況の報告の後に。そう結ばれるように、その言葉と今日の日のことを綴った誘い。
烏紫青:そんな風に書かれたらば、やってこないわけにはいかず。
烏紫青:まあ、中華街に遊びに来たらどうかと言っておきながら、ちゃんと場所を伝え忘れたなという負い目もあったのだが。
佐倉井ほたる:ことり、と。ソーサーへ紅茶のカップを戻す。
佐倉井ほたる:「…突然の不躾なお誘いに来ていただき、ありがとうございます」
烏紫青:「いやなに、お嬢には借りがあるからな」
佐倉井ほたる:「いいえ。結局……」一度、ぎゅ、と眉根を結び。「わたしは止められず、結局無為にさせてしまいました」
佐倉井ほたる:「借りというなら、わたしの方が。返すべきものが多いと存じます」
烏紫青:「では、それは己に担保しておくといい。貧道に返すことはないさ」
佐倉井ほたる:「…烏さんは、優しい方ですね」くす、と。すこし表情を緩める。
烏紫青:「気に病むなとは無茶も良いところだろうが、何もかも無意味だったわけではないさ」
烏紫青:ずず、とコーヒーを飲む。
佐倉井ほたる:「…意味があった、ではなくて。もっと実りあることを…」「いえ。詮無いことですね」
烏紫青:「ももくり三年かき八年、成果を急げば根が枯れる。お嬢は貧道より若いのだ、もっとゆったり構えても遅くはないさ」
佐倉井ほたる:「…あまりお待たせするのも、失礼でしょうから。およびした用事を」ぱら、と。紙の資料を取り出す。
烏紫青:「ああ。本題に入ろう」
佐倉井ほたる:「気が急いて仕方がないのが、若さというものでは?」…「ええ。こちらが、”彼女”について。わたしが集められた資料になります」
佐倉井ほたる:黄昏の彼女。”ダスクメイカー”としか、知れなかった、あの女性のことについての資料を烏さんに渡します。
GM:そうして、差し出された書類の束。
GM:そこには、彼女の顔写真と、名前。略歴、趣味など−−
GM:人間としての彼女の姿が描かれていた。
GM:『姓名:鵲 茜(かささぎ・あかね)』
GM:『幼少期より病弱で、長い入院生活を余儀なくされる。学校も、大半は直接通うことがかなわなかった』
GM:『−−読書が好きで、空想の世界に思いを遊ばせることの多い少女だったという』
GM:…
烏紫青:資料に一通り、目を通す。
烏紫青:「……ありがとう、お嬢。借りが一個では足らんくなりそうだ」
佐倉井ほたる:「いいえ。…最初、貴方の背を押したのはわたしです。その責を取る一環ですから」
烏紫青:「人間としての彼女を知ることが出来た。それだけでも、ああ」
烏紫青:「これでオレは、彼女をきちんと弔える」
烏紫青:名前のない死者のままでは、あんまりだったから。
佐倉井ほたる:人間としての。その言葉を聞いて。思わず。
佐倉井ほたる:「…ほんの、少しだけですが。垣間見えるかもしれません」
佐倉井ほたる:あのとき。最期に、鎧を引き剥がしその死への道筋を引くことに使ってしまった、一枚の栞を取り出す。
烏紫青:「栞か……」そういえば詳しく由来を聞いていなかったな、と思い出す。
佐倉井ほたる:「わたしの自己流ですが。ひとかけらだけ、あの黄昏と同化して。掬い上げたものです」
佐倉井ほたる:「これを通して、貴方と同化させれば…僅かでも、見れるかもしれません」
烏紫青:「中々荒療治だな」
烏紫青:「だが、オレはやめておくよ。死者の墓を暴くまねはしたくない」
佐倉井ほたる:本来。人間や生物相手への同化は、UGNに強く禁じられている。あまりに感度が高すぎるためだ。
佐倉井ほたる:「…いいのですか?」
烏紫青:「彼女のことは知りたいとは思う。ここでその栞を拒絶するのは逃げかもしれない」
烏紫青:「けれど、貧道は道士だ。祭祀を司る。死者を安易にもてあそぶことは、道理にもとるのだよ」
烏紫青:「んー……そうさな」
烏紫青:「死後、勝手に自分が書いた日記を見られて喜ぶやつは、あまりおらんだろうさ」
佐倉井ほたる:「…ふふふ。そうですね、たしかに。それはいやですね…」
佐倉井ほたる:瞑目。「では、烏さん。この栞は、貴方がお持ちになって下さりますか」
烏紫青:「ふむ。いいのか?」
烏紫青:「何なら、彼女と一緒に埋葬して返してやりたいところなのだが」
佐倉井ほたる:「其処も含めて。貴方の扱いに任せます。…最もあの人に、茜さんに真摯に向き合っているのは、貴方ですから」
佐倉井ほたる:そっと。死者の心を暴き、その過去を突きつけるために使ってしまったその淡い黄昏色の栞を。机の上に。
烏紫青:「わかった。では、貧道は部外者だからな……これはUGNのおぬしに渡すよ」
烏紫青:「手間をかけるが、これを彼女のもとへ。よろしく頼みたい」
佐倉井ほたる:「任されました。櫻井の後継、”天目一個神”の巫女として。その任を果たします」
GM:−−鵲茜の遺体は、UGNの処理管轄だ。
GM:本来であれば、それは検体のひとつとして、解剖され、実験のサンプルになっていただろう。
GM:だが、そこに御綿笹霧という、元UGN研究者の口利きがあった。
GM:それを受けて、霧谷日本支部長も、彼女の遺体を丁重に葬るよう、現場に指示を出したという。
佐倉井ほたる:そっと。その栞を、確りと仕舞う。
烏紫青:「事が済んだら、うちの地元に遊びに来るといい。美味しい中華がおごろう」
烏紫青:そう言って、住所を書いたメモを置き、伝票を取って立ち上がります。
烏紫青:「次に会うのが戦場ではなく、オレの地元であることを願うよ、巫女さま」
佐倉井ほたる:「ええ。ありがとうございます、烏さん。…ええ。わたしもそうであればいいと思いますよ」
佐倉井ほたる:「ああ、そうだ。茜さんの墓所も、またお知らせしますから。…お参り、いってあげてください」
烏紫青:「……うむ、かさねがさね痛み入る」
佐倉井ほたる:ふふ、と微笑み。
烏紫青:できるだけ彼女には迷惑をかけない形で、と心に決めて。喫茶店を去っていった。
佐倉井ほたる:その背を見送りながら。ゆっくりと空を見上げる。
GM:カササギのつがいが、青い空を舞う姿が見えた。
佐倉井ほたる:そこは、見惚れるくらいに澄んだ青空で。そこを、白と蒼の鵲が飛んでいる。
佐倉井ほたる:--鵲の番は、一生。決めた相手と添い遂げるのだという。
佐倉井ほたる:ああ。なら、せめて。
佐倉井ほたる:その鳥の名を持つ彼女が、寄り添い合える誰かと、ともに在れる日が来ますよう。
佐倉井ほたる:そう祈る空の上で、一瞬。
佐倉井ほたる:つがいの片方の羽が、茜色に染まったように見えた。
GM:事件直後、UGN支部。
GM:それは、任務のブリーフィングの時と同じ一室で、
GM:あの時と同じように、映像の中には霧谷雄吾の姿がある。
霧谷雄吾:「まず、今回はお疲れ様でした、"シャルラッハロート"。とても大変な任務だったと報告を受けています」
佐倉井ほたる:静かに姿勢よく立っている。和装は、いくつか繕ったような跡がわずかに見える。
佐倉井ほたる:「いえ。霧谷支部長が付けて下さった”しろふぉん”御綿様、それに現地で合流した協力者の方々のお陰です」
霧谷雄吾:「数日にも渡る空間異常の調査。敵対ジャームの、処置。どれも一筋縄では行かなかったでしょう」
佐倉井ほたる:処置。…そうだ。ただ相手を人間として、人格として捉えなければ。それが正しい。
霧谷雄吾:「……ええ、現地で協力者を得られたのは幸いでした。こちらからの通信はすべてシャットアウトされていましたから……十分なサポートができず申し訳ありません」
佐倉井ほたる:「…いいえ。空間異常はありましたが、現地で食料等も調達できました。サポートは、空間異常なのですから、それこそそこまで気になさらずに」
佐倉井ほたる:事実、そのこともあるからこそ。有機物に変化させることも可能な己が選抜されたのだと思っている。
霧谷雄吾:「それは良かった。食料は重要ですからね。本当に。ええ」
霧谷雄吾:「ええ、ですが、通信機の方に録音は残っていました」
佐倉井ほたる:「はい」
佐倉井ほたる:UGNという組織として。好ましからざる言動をしていたという自覚はある。
霧谷雄吾:「"シロフォン"との会話ログも、聞かせていただきました」
佐倉井ほたる:「………」
佐倉井ほたる:「…はい」
霧谷雄吾:「あなたは、彼と話して何を感じましたか?」
佐倉井ほたる:「なにを、ですか」
佐倉井ほたる:ああ。そういえば。きちんと、謝ることさえできていない。なぜか、そんなことを思って。
佐倉井ほたる:「…板挟みにある方なのだと。そう思いました」…「わたしも、いずれ患うかもしれない葛藤を抱えた方だと」
佐倉井ほたる:もし。
佐倉井ほたる:もしも。
佐倉井ほたる:わたしに近しい人が、ジャームと化したなら。
佐倉井ほたる:同じクラスのひとなら。同じ支部のひとなら。
佐倉井ほたる:…世怜さんなら。そして…。斑鳩くんなら。わたしは、どうするだろう。
霧谷雄吾:「……そう。その葛藤に、私たちはどうしても向き合わざるを得ません」
霧谷雄吾:「私たちがオーヴァードである限り。そして、レネゲイドを秘匿する存在である限り」
佐倉井ほたる:「…わたしは。もし、そうなったとしても」
佐倉井ほたる:「戦うことは、出来ます。打ち倒し、葬ることも」
佐倉井ほたる:「…でも。その後」…その、後。わたしは…。
佐倉井ほたる:烏さんの様に。それでもと。立ち続けることが出来るだろうか。
霧谷雄吾:「……彼は」
霧谷雄吾:「御綿笹霧さんは、『戦う』以外の方法を見つけ出そうとしていました」
佐倉井ほたる:「……ジャーム化の、治療ですね」
霧谷雄吾:「そうです。現在もホワイトハンドが中心となって研究を進めていますが、治療の目処は立っていません」
霧谷雄吾:「そしてやがて、外部組織に足を伸ばし、活動を続けました」
霧谷雄吾:「……手段を選ばなくなった、とも言います」
佐倉井ほたる:「…ええ。FHの依頼なども受けられていたと」
霧谷雄吾:「私には、それを糾弾する権利はありません」
霧谷雄吾:「ただ、彼が……人々の暮らしを脅かそうとした時」
霧谷雄吾:「私たちは彼を止めなければなりません」
佐倉井ほたる:賽を何度も、何度も。それこそ幾通りにも変えて。振り続けたと、血を吐くように話した彼の姿を思い出す。
佐倉井ほたる:「はい。…止める、ことだけなのですね。出来る事は」
霧谷雄吾:「彼は、本当に色々なものを見たのでしょう」
霧谷雄吾:「UGNにいるだけでは、見えないものを」
霧谷雄吾:「そうして、彼が固めて行った決意は、生半なことでは覆せません」
霧谷雄吾:「……私には、その道筋は見えませんでした」
佐倉井ほたる:「……」目を閉じる。…こういう時に。自分の余りの小ささに、嫌気が差す。
佐倉井ほたる:「…わたしたちが、ただ最後に止める事しかできないのだとしても」
佐倉井ほたる:「それでも。…それでも、きっと。望みはあるのだと、わたしは信じます」世怜さんを、気遣う姿を思い出す。
霧谷雄吾:「ええ。そう、信じましょう」
霧谷雄吾:ディスプレイの向こうで、微笑む姿が見える。
佐倉井ほたる:「わたしたちだけで、何もかも。出来ないのですから…、もう半分は、きっと」
佐倉井ほたる:ぺこり。頭を深くさげて礼をする。
霧谷雄吾:「あなたも、きっと自分の答えを見つけられるようになります」
霧谷雄吾:「多く学び、多く遊んでくださいね、佐倉井ほたるさん」
佐倉井ほたる:「ありがとうございます、霧谷支部長。…ええ。わたしは、色々と。見せてくれると約束してもらいましたから」
佐倉井ほたる:ふ、と。僅かに表情を和らげて。
霧谷雄吾:「……ええ。また、元気な姿を見せてくださいね」
霧谷雄吾:「では」
霧谷雄吾:映像が切れる。
佐倉井ほたる:くすり。「霧谷支部長こそ、睡眠時間はきちんととって下さいね。…、あ」
佐倉井ほたる:「…忙しいのかな」
GM:きみは、後輩のチルドレン−−翔一くんの、誕生会の帰り道を歩いている。
斑鳩想:軽やかな足取りでスカートを翻させて、鼻歌混じり。
斑鳩想:「ふ、ふふーん」街中を歩く、小学生がひとり。
斑鳩想:「(いやあ。盛り上がりましたなあ。いいこといいこと)」
斑鳩想:彼の過去を、詳しく知っている訳ではないけど。彼を窮地から救い出した人たちのことを知っている。
斑鳩想:これから先、彼が、ずっと幸せだと約束できる訳ではないけど。
斑鳩想:今日くらい、何も考えず、笑ったっていいじゃないかと、
斑鳩想:「めでたしめでたし」の先にあるものが、ひとつでも多く、喜べることだと良いなと、
斑鳩想:そういうことを、祈っている。
斑鳩想:「………」こういうことを考えると、浮かぶ顔がある。
斑鳩想:立ち止まる。自分の影を見る。
斑鳩想:「…いま、何してるんだろ。…」気づけば、言葉が零れてくる。
斑鳩想:「…ほたるちゃん」
佐倉井ほたる:そこに。きみの影に、重なる影がもうひとつ。
佐倉井ほたる:「なぁに、そうくん?」そ、と。楚々としてある草花のように。きみの傍らに。
斑鳩想:「…え」ぱちぱち、と、瞬きをして。
佐倉井ほたる:ドレスブラウスに、蒼のスカート。普段とはまるで異なる出立で。
斑鳩想:当然のように隣にいる、自分より小さなその存在を、見て。
佐倉井ほたる:「…ぇへへ。会いたくなっちゃったから、来ちゃった」いたずらっぽく笑う。
斑鳩想:「ええっ、ほたるちゃ……ほたるちゃん!?」
斑鳩想:「か、か、か……かーわいい! うわあ、洋服着てる! すごい!」
佐倉井ほたる:「そうだよ、佐倉井のほたるなのです。…ふふん」ちょっと自慢げ。
斑鳩想:「わあわあ」目がキラキラしている。「あんなに着物以外の服を嫌がったほたるちゃんが…」
佐倉井ほたる:くるりと、一瞬回れば。後ろで二つ結びとポニーにまとめた髪が靡く。
佐倉井ほたる:「まあ、あまり毎回目立つのもよくないだろうし…」目を逸らす。
佐倉井ほたる:「それに」ずずいっとさらに一歩近くへ。
斑鳩想:「理由なんて何でもいいよ……、うえっ?」
佐倉井ほたる:「この服なら、貴方と一緒に歩いても。全然変な顔されないんじゃないかな…」…「って」
斑鳩想:「………」
佐倉井ほたる:すこし紅に染まった頬を掻きつつ。
佐倉井ほたる:「……………な、なにかいってよぉ」
斑鳩想:「う、うんと。うんと」頬が真っ赤になっている。
斑鳩想:「変な顔する人なんか、なんにも気にしなくていいけど、でも」
佐倉井ほたる:こちらもつられるようにどんどん頭に血が昇ってきている。
斑鳩想:「うれしい」
斑鳩想:「…でした」
佐倉井ほたる:「えへへ…!やったっ」
佐倉井ほたる:ぴょい、とその勢いで腕に抱き付く。
斑鳩想:「うひゃ」さっきからドキドキしっ放しだ。
佐倉井ほたる:「ふふふふ…」ぐりぐり、と。上腕に頭を押し付ける。すごく顔がゆるゆるだろう。
斑鳩想:「へへ、ふふふふふ」つられて笑い出す。「こーんな所に突然現れて、どーなっちゃうか分かってる?」
佐倉井ほたる:「どうなるの?」抱き付いたまま、見上げる。
斑鳩想:「ほたるちゃんがね、これからしばらく、任務とか仕事とかなんて考えたくないってくらい、」
斑鳩想:「すっごいすっごい、楽しい気持ちにさせてしまいます」
佐倉井ほたる:「ふふふふ…、そんな目に遭っちゃうんなら、わたしそのまま付いていっちゃうなあ」
佐倉井ほたる:そのまま彼の、まだ細いけれど。それでもわたしより広い肩に頭を預ける。
斑鳩想:「何しよっか。まだまだ、日は暮れないからね」
佐倉井ほたる:「………」目を閉じる。斑鳩くんを、想くんがここにいるとその感触と熱が、なによりも教えてくれる。
佐倉井ほたる:「…うん。想くんと一緒なら、どこにだって、」「どんなところだって…わたしはきっと好きになるよ」
佐倉井ほたる:霧谷支部長の話を思い出す。ジャーム化のこと。御綿さんのこと。…そして、あの”黄昏”の女性のことを。
佐倉井ほたる:「もしも、か」もしもそうなったとして。それでも寄り添うか、死者として弔うか。
斑鳩想:「責任重大だなあ」その責任を、誰かに渡すことが『正しい』ことだと思った日もあるけど。
斑鳩想:今は、それが、心地よい重みだ。
斑鳩想:「ん、何?」
佐倉井ほたる:でも。ひとつだけ、はっきりしていることがある。
佐倉井ほたる:「ううん、なんでもないよ。…あ、やっぱりあった」
斑鳩想:「んん?」
佐倉井ほたる:「斑鳩くん--ううん、想くん。やっぱり、わたしはね」
佐倉井ほたる:「あなたのことが、ほんとうにほんっとうにね」艶やかな花が咲くように。
佐倉井ほたる:「大好きなんだってこと!」
佐倉井ほたる:悩みはある。先を思えば、気がかりなことや手が届かないことに、泣いて絶望することだって絶対にある。
佐倉井ほたる:でも。
佐倉井ほたる:それでも。
斑鳩想:「な、何を、とつぜん———」ぱくぱくと口をさせ、彼女の微笑みに魅入られ、これ以上の問答は野暮だと直感。
斑鳩想:「……えっと」だから、言えるのは、こんな言葉だ。
斑鳩想:「これからも、よろしくね」
佐倉井ほたる:このひとと、一緒にいる。それだけで。「ふふふ。その”これから”、絶対にあなたにとっても」
佐倉井ほたる:「今までとこれからの、どんな不幸も吹き飛ぶくらい。幸せにしてあげるっ」
佐倉井ほたる:だってわたしは。あなたと一緒にいるだけで--それだけで、空も吹き飛ばせるくらいに幸せなんだから。
斑鳩想:「そんなの……お互い様。お互い様だよ」
斑鳩想:そうやって、生きていく。
佐倉井ほたる:ぎゅぅ。その言葉に応えるように、腕を抱き締めて掌を絡める。
斑鳩想:好きな服を着て、好きなところに行って、したいことをして、笑って、そんな風に。
斑鳩想:どちらともなく笑い出して、とりとめもないことを話しながら、二人、歩いていく。
GM:黄昏は−−
ダブルクロス3rd Edition 『終わらない黄昏の街』 終幕
GM:皆様お疲れ様でした!
GM:というわけで経験点配布のお時間です。
佐倉井ほたる:わいわい
烏紫青:やんややんや
GM:・セッションに最後まで参加した 1点
斑鳩想:いえいいえい!
GM:皆様最後までありがとうございました!全員に1点!
貴崎世怜:ひゅっひゅー!
GM:・シナリオの目的を達成した
GM:今回は大ボリュームだったこと、様々に道を模索したことなど…
GM:めっちゃ頑張っていただきました。ありがとうございます。
GM:と言うわけで大盤振る舞いだ!全員に10点贈呈!
佐倉井ほたる:キャーッGM素敵ーっ!
斑鳩想:宇和あーーーっ!ありがとうございます!
斑鳩想:誤変換!
烏紫青:最高値だ! ヒューッ!
GM:さらに、Eロイス+Dロイスで7点加算!
貴崎世怜:わあいわあい!
GM:Eロイスはバックトラック参照、Dロイスはダスクメイカーの「錬金術師」と「賢者の石」です。
GM:ここまで18点!
烏紫青:ん、19点では?
GM:1+10+7ですよ〜
烏紫青:……あ、上の宣言と進呈とが同じ項目だから+2じゃなくて+1か! 失礼しました!
斑鳩想:18点!
貴崎世怜:18!
佐倉井ほたる:いっぱい!
GM:次!
GM:・よいロールプレイをした
GM:・他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行った
GM:まとめていきましょう!
GM:自薦他薦どんどんするべし
佐倉井ほたる:めかぶさんにはロール上のパートナー役として本当に助けて頂きました…!
斑鳩想:こちらも、嗣子さんのほたるちゃんがいたからこそ、こちらもキャラクターを確立することができました!
烏紫青:めかぶさんとは数度ご一緒させていただいているのですが、今回も他人のロールを引き出す、立てる動きが上手いですよね。いつも助かっております!
貴崎世怜:めかぶ先生……!引っ張ったり入り込んだりする感じが非常にありがたかったですね……!
烏紫青:他PCのキャラを立てつつ、自分のキャラも立てていくWin-Winなロールプレイ、安心感が強い
佐倉井ほたる:想くんも本当にカッコいいし可愛いしで本当に魅力的で…!中々でない光を見せて頂いて本当に助かりましたしとてもよかった…!
佐倉井ほたる:巧いですよねそこの互いのキャラを立てて行くのが…すごい
烏紫青:ヒーローとしての強さと優しさを見せつけつつも、まだ小学生であるという幼さ、弱さも見せる多層的で魅力的なキャラクターですよね、想くん
GM:場を作っていく想くんはまさにPC1の風格でしたね!
烏紫青:もちろん、ほたるちゃんとのラブでコメなドラマも大変美味しゅうございました。
GM:小学生という年齢設定も効いていました。
斑鳩想:お褒めもぐもぐ…ありがたいことです
貴崎世怜:想くんはカッコよかった……ほんとに……
佐倉井ほたる:こんな子に助けて貰えてるって思うだけでとても…!翔一くんの設定もまさかそうくるとはと大分不意を打たれました
佐倉井ほたる:めっちゃビックリしたからね…
烏紫青:そうそう、翔一くんの件は本当にファインプレイでしたね!
烏紫青:驚いた……そしてログ読んでおいてよかった、うれちい
斑鳩想:とつぜんのお声がけにも関わらず快諾してくれたCAT兄貴とGMにスペシャルサンクスっす!
貴崎世怜:翔一くんのくだりほんとにビビり倒しましたからねぼく
貴崎世怜:「ホワーッ」って声出ましたからね
烏紫青:(流れるエンドロールに名前を記されるCATさん)
GM:Spetial Thanks…CAT
GM:スペルが違う
佐倉井ほたる:(ヴァルアリス様もよろしく!)
GM:書籍化おめでとうございますCATさん!
貴崎世怜:予告編が流れてるやつだ
烏紫青:ヴァルアリス様の名前を見るだけでもうお腹が減る敗北者です
GM:想くんを支えた、ほたるちゃんも良いヒロインでしたねえ
佐倉井ほたる:はわわ
烏紫青:ほたるちゃん、話が進むとともにどんどんやばい情報が出てきてびびりましたね
貴崎世怜:ほたるちゃんよかった……
斑鳩想:そう!まず超かわいいじゃないですか?
貴崎世怜:あんな業の深い器物使いはじめて見た
烏紫青:でもそのヤバさに対して、今はこんなに……普通の女の子みたいに……奏くんと笑って……というとうとさがある
GM:危うさを抱えながらも、少しずつ人間として成長しようとしてるのがとても素敵ですね
貴崎世怜:超かわいいんですよね……
佐倉井ほたる:クソ重事情ガンガン載せ捲っていって、負担をおかけしてしまいましたが皆さまありがとうございます…!
烏紫青:と、思ったら! というタイミングで再びヤバさがぶち込まれる振り幅、嗣来子さんの手の平で転がされているようでしたぜ1
佐倉井ほたる:えへへへ…。想くんがねすごいカッコいいしどんどん連れ出してくれるから…!想定以上に可愛くできたようでとてもよかった
烏紫青:なんか想くんとほたるちゃんのエピソード、劇場映画っぽさがあって凄い
佐倉井ほたる:でへへ(褒められ過ぎて溶けそう
貴崎世怜:嗣子さんがめっちゃ強かった……
GM:茜ちゃんの過去を垣間見てくれたのが結構GMは嬉しかったです
佐倉井ほたる:あれは許可いただけて本当にありがとうございました
斑鳩想:データと設定のつなげ方がとても上手いですよね!器物使いは最たるところだと思うんですけど
斑鳩想:あと心情描写がすごく丁寧で、女の子らしさもあって、ハハア~~って惚れ惚れしていました
佐倉井ほたる:きゃーっありがとうございます
GM:情景描写もとても好きです
斑鳩想:わかりますわかります、詩的で素敵
貴崎世怜:そう、描写がすごい綺麗で……
佐倉井ほたる:お褒めに預かり恐悦至極…!
烏紫青:嗣子さんの口からどんどんポエットが出てくる
貴崎世怜:地の文もさることながらほたるちゃんの使うことばもまた綺麗
GM:祝詞いいよね
貴崎世怜:いい……
佐倉井ほたる:巫女さんとして綺麗でいさせたかったから、できてたならよかったです!
烏紫青:しかし後半、だんだん嗣子さんがほたるちゃんを「嫌な奴」評価してたのは意外なようなねじれていたような感もあり
烏紫青:なんかそこが、REALな生きてる感が出てきたなって思います
烏紫青:リアル(逆噴射プラクティスの影響)
貴崎世怜:R・E・A・L
GM:紫青さんは、この卓を象徴するような立ち位置で、とても美しかったですね。おかげで設定が固まっていった面もあります。
佐倉井ほたる:良い子でいようとする分、そのやってることが、こう…とあって評価いただけて嬉しい…!
貴崎世怜:紫青さんカッコよかった……
佐倉井ほたる:烏さんは本当にね…!大人としてすごい格好いいし、それでも滲む感情がさ、本当に鮮やか…!
烏紫青:HOやトレーラーでキーワードっぽいの拾ったような記憶があるんですが、思った以上にマッチしてて自分でも驚きました。
斑鳩想:ダスクメイカーちゃんとのOPでのやりとりがすごく良かったですよね…!
貴崎世怜:こう、フィット感的なものがあって、全体的にしっくり来たんですよね紫青さん
GM:名前に色が入ってて黄昏と対になってるのがすごい好きです
佐倉井ほたる:冥銭のところとか、烏と黄昏のところとか本当にすきです。
貴崎世怜:そこ素敵でしたね……
烏紫青:ちょっと単純過ぎないかな? と迷いつつもモチーフ重ねていったんですが、正解だったようでw
烏紫青:ウレシイ……ウレシイ……
斑鳩想:シリアスな事情を抱えつつ、FHという立場でありつつ、飄々とふるまう姿が格好良かったですね…!
斑鳩想:烏と黄昏、すごい良いモチーフでしたよ!
佐倉井ほたる:ちょくちょくお茶目なところとかもあって、神職としてのハッキリとした意識といいとても芯がしっかりされておられた…
佐倉井ほたる:本当によかったしモチーフすぐ気付けなかった…w
貴崎世怜:ストレートなモチーフだからこその力強さみたいな感じでしたね
GM:わかりやすいぐらいでいいんですよモチーフなんて!
GM:美しく描き切れれば勝ちっすよ!
烏紫青:ですねー。分かりづらすぎると、気づいてもらえない!
佐倉井ほたる:そして明確に美しく描きとおしてみせて頂けて本当によかった…
GM:紫青さんのエンディングも直近だけどめっちゃよさがありのありで
佐倉井ほたる:進行上も色々とお助け頂いたり、回想とか重たいのガンガン入れてしまっても助けて頂いて本当にありがとうございました…
GM:なんつーかいい男っすね……
貴崎世怜:いい男だらけの卓
GM:ジャームじゃなかったら恋して逃亡してた
佐倉井ほたる:本当に素敵な人だったぜ…
貴崎世怜:せつない
烏紫青:ジャームじゃない茜ちゃんか……
斑鳩想:駆け落ちルート見たかった~~~~
烏紫青:(うっ辛い)
佐倉井ほたる:見たい~~~
貴崎世怜:えふっえふっ(嗚咽)
GM:エンドラインとかでやるー?
烏紫青:エンドラインだとうちのセルどうなるんだろう……w
佐倉井ほたる:わー
貴崎世怜:エンドラインそうほた、あまりにも厄そうでは?
烏紫青:こっわ
烏紫青:エンドライン世怜さんはなんか設定ありましたっけ?
佐倉井ほたる:普通にFHセルリーダーとかやってるよほたる
烏紫青:きゃあ
佐倉井ほたる:セルリーダー>ご神体と読む
貴崎世怜:特に設定決めてないですけど兄貴は死んでそう
GM:ひええ
烏紫青:ああー
貴崎世怜:ご神体……
佐倉井ほたる:に、にいさーん!
貴崎世怜:兄貴はRW時空でしか生きられないんや……
斑鳩想:つらいことばかり…
GM:世怜ちゃんはかわいい
烏紫青:やっぱりRW、一番明るい世界線だなあ
佐倉井ほたる:UGNで追われてるから逃亡者を匿うルートか…
斑鳩想:世怜ちゃんも!本当に、この卓にいてくれてよかった!
GM:そういう流れだと思うので言いますが世怜ちゃんはかわいいんですよ
貴崎世怜:あわわ
佐倉井ほたる:そうそう世怜さんは本当に本当にかわいいし
GM:ちょっとほっとけない庇護欲煽るもう、もー!
斑鳩想:等身大の女の子らしさ、やさしさが溢れていて、単純にロールで話しかけやすくて…!
佐倉井ほたる:めっちゃ普通のひとでいつづけてくれるからすごいロール上も助けて貰いました
佐倉井ほたる:約束シーンとかマジでありがたかった…!
佐倉井ほたる:データ上もコピーありがとうございます
貴崎世怜:世怜、普通の人だからこう、やりやすさとやりにくさが両面でありました
烏紫青:この卓、重い事情背負った人ばかりだけど、オーヴァードってそういうもんだよねという事実でもあり
烏紫青:だからこそ、そんな中でも「普通の人」らしさを失わない世怜さんが鮮やかに対比として浮かび上がってきますよね
佐倉井ほたる:もどかしいところもあっただろうに、それでもそのままで居続けることができるのは強さですよね
貴崎世怜:御綿さんが居てくれるから……
斑鳩想:うんうん、そして、「普通の人」だからこそ、御綿さんと惹かれあう姿が危うくありいじらしくあり
佐倉井ほたる:御綿さんとの関係もねー
斑鳩想:とにかくみわせれ良かったね…
烏紫青:御綿さんなー、すごい茨の道だけど、なー
烏紫青:応援したいよね
佐倉井ほたる:本当にねー…。呪いを掛けるところとか、すき
御綿笹霧:庇護の塊のような存在にぶつけられたらweakに決まってるじゃないか
貴崎世怜:本当にみわせれできて大変良かったですよ今卓
佐倉井ほたる:オラーくっつけ!!ってなってしまう
GM:みわせれ たのしかた
佐倉井ほたる:GM!大丈夫です!!?
烏紫青:有利相性だったか……。
GM:みわせれのために開いた卓だったのがすごいことに
GM:大丈夫大丈夫!
斑鳩想:開いてくれてありがとう……
佐倉井ほたる:本当にありがとうございます
貴崎世怜:なんというかアレですね?世怜、ぼくが思っている3倍位はヒロインヒロインしてるな?
貴崎世怜:本当にありがとう……
GM:ヒロインだよ
佐倉井ほたる:GMも御綿さんに茜ちゃんといいとてもよかった…
佐倉井ほたる:世怜さんがヒロインじゃなかったら世のヒロインの大部分はヒロインじゃないよ…!
烏紫青:本当だよ!
貴崎世怜:そうほたもよかった……紫青さんと茜ちゃんもよかったよかった……みわせれもよかった……
貴崎世怜:そんなに
烏紫青:そりゃ紫青も別れ際に「もうちょっと世怜さん大事にしなよ(大意)」言いますよ
佐倉井ほたる:もっと大事にされるべき。
GM:世怜ちゃんのヒロイン度もわかったところで!!
烏紫青:(宗教家キャラだと、多少人の事情に首つっこみやすい。ふじはおぼえた)
GM:二項目合わせて全員に2点です!!!!
貴崎世怜:ヤッター!
斑鳩想:わーーー!!
佐倉井ほたる:ありがとうございますー!
烏紫青:やったー!
GM:・セッションの進行を助けた
GM:みんな相談とか色々ありがとうございました!
GM:全員に1点!
貴崎世怜:相談、だいじ
貴崎世怜:やったー!
佐倉井ほたる:GMも本当に色々と便宜をお諮り下さりありがとうございます…!
佐倉井ほたる:やったあ
斑鳩想:ありがとうございます!
烏紫青:ありがとうございます!
烏紫青:Discordで打ち合わせしたのも懐かしいですねえ
GM:・場所の手配、提供、連絡や参加者のスケジュール調整などを行なった
佐倉井ほたる:調整さんの準備ありがとうございます…!
GM:長い日程にもかかわらず、みなさん日程調整ありがとうございました!
GM:全員に1点!
貴崎世怜:やったー!
GM:ここまでで…22点!
佐倉井ほたる:ありがとうございます!!
貴崎世怜:ありがとうございます!
斑鳩想:わあいわあい!
烏紫青:うおううおう
GM:あとは、最終侵蝕率による経験点!
佐倉井ほたる:男性陣が5点、女性陣が4点!
GM:イエス!
佐倉井ほたる:なのでわたしが26点!
斑鳩想:ありがとうございます!
斑鳩想:27点だ
貴崎世怜:26点!
烏紫青:ほたるちゃん説明ありがとう! 27点になったよ
GM:そして、GMは場所手配とかを含めて、36点!
佐倉井ほたる:わぁいやったぁ
貴崎世怜:Sロイス(小声)
GM:みなさん、どうぞお受け取りください!
GM:あっ!
GM:Sロイス!!
斑鳩想:ああ!
GM:とった人は5点!
佐倉井ほたる:あっ
烏紫青:ふ、ふふ……
烏紫青:実はSロイス、今回取りそこねたんですよね……
佐倉井ほたる:想くんに取ったので+5!31です。
GM:Oh…
貴崎世怜:共犯Sロイスで31点
佐倉井ほたる:おお…
斑鳩想:そしたら27+5で32点!
斑鳩想:おう……
貴崎世怜:おお……
烏紫青:まあでも……ロイスはまだ持っているし
GM:そしたらGMは41点だ!
烏紫青:GM、できれば〝ダスクメイカー〟鵲茜のロイスを、リビルドの際にメモリーとして取得しても構いませんか?
GM:いいですよ!
烏紫青:ありがとうございます!
佐倉井ほたる:思い出になったのだなあ…
GM:変わらぬ思い出…
貴崎世怜:黄昏色の空が日常へ帰してくれる……
佐倉井ほたる:うう…
烏紫青:次のセッションに出るまでの間に、彼の中で整理をつけた、ということでしょう……
貴崎世怜:また意味合いが反転したの、とてもエモい……
GM:といったところで、10/18-12/20で行われた「終わらない黄昏の街」、全行程終了となります
佐倉井ほたる:誰彼なのだなあ…
GM:お疲れ様でした!
佐倉井ほたる:お疲れさまでした!皆さま、本当にありがとうございます!
貴崎世怜:ながい……すごい……
貴崎世怜:お疲れ様でした!
貴崎世怜:たのしかった……よかった……
斑鳩想:長い探索でした…!おつかれさまでした
烏紫青:長い間、本当にお疲れ様でした——っ!
GM:完走できて本当に良かった!ありがとうございました!
佐倉井ほたる:二か月、セッション日数にして20回、皆さまお付き合い頂きありがとうございました…!
斑鳩想:皆様とこの卓で遊べて本当に楽しかったです…!
貴崎世怜:楽しかった……本当にありがとうございました……!
佐倉井ほたる:本当によかったですー。また機会があればご一緒できれば幸いです…!
烏紫青:そ、そんなになるのか——>20回
貴崎世怜:20回、すごい
佐倉井ほたる:わたしもびっくりした…
貴崎世怜:ログのファイル数がどえれえことになってた……
GM:今夜中にログはまとめるので
GM:みなさんどんどん宣伝などするといいです
佐倉井ほたる:GMもログを毎度素早くお纏め頂きありがとうございます
斑鳩想:GMのログ編集の迅速さにはとても感謝しております…!
貴崎世怜:宣伝する……
貴崎世怜:本当にありがたい限りです
烏紫青:凄いぜ優水さん!
佐倉井ほたる:宣伝しよ…。
GM:Strong!
佐倉井ほたる:(とつぜんあらわれる獣将軍リリ)
烏紫青:あのコマほんと可愛いですよね(元気が出る)
貴崎世怜:かわいい
GM:おきにいりです
GM:「勇者、辞めます」コミカライズも好評発売中!
貴崎世怜:その前の可愛がられる獣将軍リリのコマもめっちゃすき
烏紫青:やはりコミカライズは強い!
烏紫青:竜魔神姫ヴァルアリスの敗北もよろしく!
GM:よろしくな!!
貴崎世怜:CMだ
GM:そんな番組終了後のCMを挟みつつ
GM:本ログを締めたいと思います。
GM:また会おうね!
烏紫青:まったねー!
斑鳩想:また会いましょー!
貴崎世怜:また会う日まで!
佐倉井ほたる:どうかまたお会いいたしましょう!どうかよろしく!