マイ・リトル・ストーン・ハート GM:優水

本編ログ|雑談ログ

プリプレイ

GM:では、セッションを始めて行きます。よろしくお願いいたします。
GM:まずは自己紹介からなのだ。
GM:PC1、高井戸庵さん!
GM【キャラシート】
高井戸庵:「高井戸庵、刑事。所属、レネゲイド関連事件担当独立捜査課。種別、サイボーグ」
高井戸庵:「私は半機械なので人心の機微とかそういうものには疎いのだが、よろしくお願いする」
高井戸庵:一度死に瀕しオーヴァード覚醒、その際実験により半身を機械化した刑事。
高井戸庵:顔面も改造されているため無表情で無機質な口調で話すが、別に脳は機械化されておらず、半分は本人なりのジョークである。
高井戸庵:(あんまり受けたことはない)
高井戸庵:本人の美学によりロングコートとマフラー装備。夏は暑い。
高井戸庵:シンドロームはブラックドッグ/ノイマン。Dロイス実験体。行動値が高いのがチャームポイントです。
GM:美学なのだ。
高井戸庵:感覚ガン振り、単体攻撃の射撃型で、《マルチウェポン》で両腕に装着したリニアキャノンをぶっぱなします。
高井戸庵:80%過ぎたら《バリアクラッカー》《MAXボルテージ》も使える。
高井戸庵:なお、社会はたいそう弱いですがコネを取ったのでどうにかがんばります。
高井戸庵:そんな感じでよろしくお願いできたらと!
GM:バリアクラッカー…強いぞ!
GM:はーい!サイボーグ刑事!宜しくお願いします!
GM:では、ハンドアウトを確認しましょう。

PC1:高井戸庵用ハンドアウト

君はR事例を主に担当するサイボーグ刑事だ。
君の管轄する地域で顔をなくした変死体が上がる。
本格的な捜査に乗り出そうとしたところで、被害者の娘、金井樹里と出会う。
彼女は親の死にも表情一つ変えず、君に言う。
「ぬいぐるみがいなくなったので探して欲しい」と。

高井戸庵:幼女(多分)だ!
GM:謎の事件…そして幼女!
GM:多分幼女!
高井戸庵:幼女と絡むために身長設定を10cm高くしたので
高井戸庵:望むところです
GM:やったね。
GM:では、幼女と交流したりしなかったり頑張ってください!
高井戸庵:がんばります!
GM:NEXT!
GM:PC2、立木桐人くん!
GM【キャラシート】
立木桐人:立木桐人!典型的なUGNチルドレンです。
立木桐人:とにかく任務には真面目!警察庁の介入とかはゆるさないぞ。
立木桐人:能力も性格も非常にクールな男で、イケメン度も普段の珪素キャラの30%増しと考えてください。
立木桐人:常にマフラーで口元を隠しているタイプのキャラで、なぜかヘッドホンを愛用している。
GM:クールイケメン!
立木桐人:そして、愛で戦う男だ!Dロイス想い人の力を受けるがいい……!
GM:愛…っ!眩しい…!
立木桐人:誰でも気軽に火力を確保できてしまう悪魔のパワー《ライトニングリンク》で攻撃固定値を稼ぎ
立木桐人:クライマックスには一回だけ《インフェルノ》をブチ込むこともできます。あと、《加速装置》でそこそこ速くなれる。
立木桐人:社会はたいそう弱いですが、コネと財産点を取ったのでどうにかがんばります。
立木桐人:以上です!
GM:加速装置も!…これはうかうかしてられないぜ。
GM:では、ハンドアウトを確認しましょう。

PC2:立木桐人用ハンドアウト

君はこの町のUGNに所属するチルドレンだ。
この町では今、奇妙な現象が拡大している。
「貌なし病」と呼ばれるそれに罹ったものは、
一律に同じ容貌になり、表情と言葉を失う。
その異常さから、何らかのレネゲイド存在が関係していることは間違いない。
患者はUGN直属の病院で収容し、情報の統制も行っているが、
このままでは限界があるだろう。
君はこの現象の早急な原因究明と解決を命じられることになる。

GM:なんかやばいことになってるらしいです。
立木桐人:UGNとして絶対に見過ごすことはできない……
立木桐人:人々を救う組織として使命感に燃えています!
GM:そう、見過ごせないのだ。
GM:熱い!頼りになるぜ!
GM:解決に向けて頑張ってください!
立木桐人:ゆっぴーのために頑張る……
GM:ではラスト!
GM:PC3!光通常さん!
GM【キャラシート】
光通常:私だよ
光通常:光通常はUGNに所属する支部長、また、日本の人名
光通常:感覚キャラらしくクールな感じのキャラを目指しています。
光通常:実験体で五感を強化しているので、とても感覚が高いぞ。そのせいかはわからないけど肌触りのいいものが好きだぞ。
光通常:あとすごい観察力とかあるからえもうまい。趣味だし。
GM:感覚の高さを生かした趣味だ。
光通常:性能は実験体で高くした感覚をいかして高い固定値で攻撃したり、先制で範囲を叩きこんだりします。これが文明の力だ。
光通常:でも同エンゲージに来られたら大変なので、そこだけは勘弁な!
光通常:あとエンブレムパワーで他人の火力も高くできるので、欲しかったら言ってね。シナリオ3回までだけど。
光通常:クールパーティーの紅一点として頑張りたいと思います。よろしくな!
GM:わーい!高火力範囲!強いぞ!こわいぞ!
GM:そんな紅一点の通常さんのハンドアウトはこれ!

PC3:光通常用ハンドアウト

君はこの町のUGNの支部長だ。
この町で今起こっている厄介な事象への対処に追われている。
そんな中、気分転換に少ない時間を割いて趣味の風景画を描いていた君は、
風景の一部がまるで作りもののようになっていることに気付く。
どうやら、厄介ごとは知らないうちに増えていたようだ。

光通常:困ったなあ
GM:高い感覚で気づいたが困ったことだ。
光通常:実際勝手に変えられるのはとても許せないので
光通常:許さず倒す
GM:許せないぜ
GM:原因を見つけ出し、倒すのだ!
光通常:知覚が高いしきっと見つけられるハズさ
GM:イエス!
GM:では、最後にトレーラーを貼って本編を開始していきます。

トレーラー

ほんのちいさな嫉妬があった。
ほんのちいさな願いがあった。
ほんのちいさな愛情があった。

ほんのちいさな心が、
奪う。奪う。奪う。

風景は歪み始め、人々は顔を失くす。
笑わない少女は大切なものを追い求める。

終わらぬ石の心に終止符を打て。

ダブルクロス The 3rd Edition 『マイ・リトル・ストーン・ハート』
ダブルクロス——それは裏切りを意味する言葉。


GM:では、宜しくお願いします!

オープニング01 - 高井戸庵

GM:まずは高井戸さんのオープニングになります。
GM:登場ダイスを振るのだ
高井戸庵:1d10+39
DoubleCross : (1D10+39) → 5[5]+39 → 44

高井戸庵:うむ
GM:-----
GM:君は、レネゲイド関連事件担当独立捜査課として今とある現場に来ている。
GM:割といい所のお屋敷だ。
高井戸庵:ほほう
GM:何でも、家の主人が変死したということで
GM:捜査に来ています。
GM:捜査には先輩警部の木野崎さんという人も一緒だ。
高井戸庵:では、コートとマフラーを翻しながら歩き、現場を調べています。
GM:現場には特に争った形跡はない。持ち主を失った美しい調度品が不気味に佇む。
高井戸庵:変死の状況を知りたいなあ。
GM:はい。
GM:被害者は、金井泰宏。家の使用人が部屋で倒れているのを見つけました。
GM:遺体は仰向けで、顔の部分がくりぬかれたようになくなっていたそうです。
高井戸庵:ひゃー
高井戸庵:遺体はもう移動してますかね。
木野崎:「…以上が被害者の状況だ。遺体はすでに病院に搬送済みだ」
GM:と、警部の木野崎さんが教えてくれるぞ。
高井戸庵:「なるほど、理解しました」姿勢正しく答える。
木野崎:「後で遺体の状態も確認しておくといい…既に連絡は通してある」
高井戸庵:あ、木野崎さんにはサイボーグバレしていても問題ないでしょうか。
GM:問題ないと思います。木野崎さんは非オーヴァードですが、レネゲイド関連のことには理解があります。
高井戸庵:どうもです!
高井戸庵:「私はサイボーグなので特に感慨というものはありませんが」
高井戸庵:「なんというか、しばらく食事メニューに影響の出そうな状況ですね」無表情で呟く。
木野崎:「うん、俺もだよ。遺族の心中察するに余りあるな」
高井戸庵:サーチレーダーの仕込まれた視野で辺りを見渡す。何か奇妙なものはないだろうか。
GM:ふーむ、そうですね
GM:では、<知覚>で難易度9の判定に挑戦してみてください。
高井戸庵:はい。サーチレーダー使用します。
高井戸庵:8dx+3=>9
DoubleCross : (8R10+3[10]>=9) → 8[2,3,4,6,7,7,7,8]+3 → 11 → 成功

高井戸庵:やったね
GM:安定!では、高井戸さんは部屋の調度品にどこか違和感を覚えるでしょう。
高井戸庵:「む」調度品に目を留める。調べてみたいです。
GM:はい。調度品は、それぞれ違うものがあるのですが(ランプや花瓶など)
GM:どれもが、どこか似ています。材質などに違和感はないのですが、どれも「均質に」見えます。
GM:そういう、言語化しづらい違和感ですね。
高井戸庵:「……? 木野崎さん。これらはどこか妙だと思いませんか」花瓶に触れないよう近寄りながら。
木野崎:「む?そうか?どの辺りがだ?」
高井戸庵:「サイボーグである私がこう曖昧な物言いをするのは気が引けますが……カンに引っかかる」
木野崎:「お前のカンに、か。それは妙だな。」
高井戸庵:「どれも似たような雰囲気を持っている……そういった感想です」
木野崎:「ふーむ…?」
木野崎:首をひねっている。
木野崎:「わかった。気に留めておこう。……あっ、お嬢ちゃん、まだだめだよ入って来ちゃあ!」
高井戸庵:「何か、今回の事件と関わりがある可能性も考えられます」律儀にアナログ手帳に書きこんでおく。
高井戸庵:「お嬢ちゃん?」
GM:部屋の入り口を見た木野崎さんが誰かに呼びかける。
GM:見ると、入り口には10歳前後だろうか、の少女が立っている。
金井樹里:「……でも。」
高井戸庵:「木野崎さん。彼女は」問いかける。
木野崎:「ああ、彼女は被害者の娘の、金井樹里さんだ。この家では唯一の家族だな」
高井戸庵:「なるほど。理解しました」つかつかと大股で少女の元に歩いていこう。
木野崎:「とにかく、今はダメなんだよ。ちゃんと、部屋で待って…、高井戸?」
高井戸庵:「ここは現在捜査中だ」しゃがんで声をかける。
金井樹里:「………」じっと、高井戸さんを見る。
金井樹里:「…おじちゃん、テイを、しらない?」
高井戸庵:「お父さんのことが心配なのはわかるが、私たちがどうにかしている。どうか協力してほしい……」
高井戸庵:「テイ、とは」
金井樹里:「私の、たいせつなぬいぐるみ。ともだち、なの」
金井樹里:表情を変えずに淡々と言う。
高井戸庵:「ぬいぐるみ……」こちらも表情を変えずに部屋を見回す。ここにありますか?
GM:ここにはぬいぐるみらしきものはありませんね。
高井戸庵:「この部屋には見当たらないようだ。他を当たるといい」ポケットからごそごそと何かを取り出す。
高井戸庵:「ちょうどキャラメルがある。ひとつあげよう」
金井樹里:「…キャラメル」
金井樹里:「ありがとう」
金井樹里:無表情で受け取る。
高井戸庵:「うむ。糖分の補給はリラックスには重要な要素だ」生真面目な顔で頷く。
金井樹里:「…おじちゃん、テイが見つかったら教えてね」
高井戸庵:「ああ、こちらでも可能な限りサーチを試みよう。参考までに、どんなぬいぐるみだろうか?」
金井樹里:「あのね。私とお揃いなの」
高井戸庵:「お揃い」
金井樹里:「お顔が、ないの」
高井戸庵:「……顔が?」不審に思い、少女の顔を凝視しよう。何か変わった点はありますか?
金井樹里:少女も、高井戸さんをじっと見つめている。
GM:少女の顔のパーツに異常はありません。お人形さんのような顔立ちの可愛らしい子だ。
GM:ただ、喜怒哀楽を一切浮かべていないことに気づいてもいいでしょう。
高井戸庵:ぬいぐるみ、名称テイ。顔がない。メモをして、手帳をまたポケットに戻す。
金井樹里:「………お願いね」
高井戸庵:表情がない、ことの何か子供なりの表現だろうか?などと思いながら。
金井樹里:そう言うと踵を返して、とことこと歩き去っていきます。
高井戸庵:「了解した」敬礼。
高井戸庵:その背中を見つめながら。自分の顔に軽く手をやる。
高井戸庵:思うように動かない、表情を浮かべることのない、人造の顔に。
高井戸庵:「失礼しました。木野崎さん。捜査を再開します」こちらも部屋の中に振り返る。
木野崎:「フゥーっ…いいや、ありがとうよ。俺は、ああいう小さい子の相手は苦手でな」
高井戸庵:「私も別段得意分野ではありませんが」少し目を細める。「子供は、好きです」
木野崎:「そうか。そりゃいい」
木野崎:「じゃあ、ここはあとは俺がやるから、お前は病院の方に向かってくれ。」
高井戸庵:「了解しました。高井戸庵、病院に向かい遺体の確認に移ります」
高井戸庵:ドアの方に向かおう。
木野崎:「おう。頼りにしてるぜ、サイボーグ」
木野崎:冗談めかした口調で。
高井戸庵:「はい、私の人工頭脳は変調なく明晰です」頭脳は特に置換していない。
高井戸庵:(……ぬいぐるみ、か。父親を亡くし、やはり寂しいのだろうか?)などと思いながら屋敷を後にする。
GM
:では、高井戸さんが屋敷を出たところでシーンを終了したいと思います。

GM:ロイスの取得が可能です。
高井戸庵:では、金井樹里に○庇護/不審でロイスを取得します。
GM:了解です。
GM:では、シーン終了。

オープニング02 - 立木桐人

GM:次は、立木くんのオープニングです。
立木桐人: 立木桐人の侵蝕率を+1(1D10->1)した (侵蝕率:35->36)
GM:支部で、状況の確認と説明を行うシーンですね。
GM:UGN支部の一室。
GM:部屋の外はいつも以上に慌ただしい。
GM:今、君は待機中だ。
立木桐人:「……フン」腕を組んで目を閉じ、簡素なパイプ椅子に腰を下ろしている。
立木桐人:外の状況は気になるが、自分は戦闘員だ。
立木桐人:出撃命令が出るまで戦闘に備え休息することも任務のうちだと認識している。
GM:しばらくすると、女性のエージェントが息を切らせながら部屋に入ってくる。
エージェント:「お待たせ…、いたしまし、た。任務について、ご説明させていただきます」
GM:エージェントは君の前で書類を不器用にめくりながら話し出す。
立木桐人:「……」酷薄な瞳を向けるのみだ。
立木桐人:重苦しい沈黙……!
エージェント:「……!」すこしだけ緊張した表情を見せる。
エージェント:「え…っと。現在、この街で起きている現象…『貌なし病』については、ご存知でしょうか」
GM:君は知っていても知らなくてもいい。
立木桐人:「概要のみを聞いている」
立木桐人:「具体的な症状、規模、推定される原因、現時点で可能な対応策の説明を受けるためにここに居る」
エージェント:「は、はい…!」
エージェント:「これに罹患したものは、皆一律に同じ容貌になります。それと同時に表情筋は一切の動きをなくし、発話機能も失われます」
立木桐人:「画像資料はあるのか」
エージェント:「はい。こちらになります」そう言って、資料をペラペラとめくり、写真の映ったページを立木君に見せる。
立木桐人:冷たい眼差しのままで、患者たちの写真を眺めていきます。
立木桐人:既存の特定人物に似た顔ではありませんよね?
GM:はい。言ってみればマネキンのような、
GM:特徴のない整った顔、を想像していただければ。
立木桐人:「フン……」
立木桐人:「ブリーフィングの続きを」
エージェント:「…はい。規模の方は確認できているだけで現在十数名。いずれもUGN直属の病院に収容させていただいております」
立木桐人:再び不機嫌そうにパイプ椅子に座り込んでいる。
エージェント:「そして、いずれの患者からも顔の部分にレネゲイド反応が見られます。」
立木桐人:余計な意見は挟まず、エージェントを注視している。
エージェント:「…詳しいことはまだ不明ですが、なんらかのオーヴァード。またはジャームの関与が疑われています」
エージェント:「"グレートパージ"。あなたには、この現象を引き起こしているものの究明、及び、解決…原因が排除できるものであれば排除、をお願いします」
立木桐人:「了解」
立木桐人:ガシャン
立木桐人:立てかけていた巨大剣を背負い、立ち上がる。
立木桐人:「“スターダストコンダクター”はどこにいる」
エージェント:「は…はい!支部長なら、今は自室の方におられるかと…!」
立木桐人:「今後の指揮権は彼女にあると考えて良いか」
エージェント:「…はい、そうなります」
立木桐人:「R要因による異常疾病の原因調査、及び排除」命令を復唱する。
エージェント:こくこく、と頷く。
立木桐人:「この件に関する再説明は必要ない。“グレートパージ”、行動を開始する」
立木桐人:ケースに入ったままの大剣を背負ったまま、廊下へと退出する。
エージェント:「はい!…よろしく、お願いします!」そう言うと大げさにお辞儀をして見送る。
立木桐人:「……」ギロリ、と肩越しにエージェントを睨む。
立木桐人:「甘い」
エージェント:「ひ…?!」
立木桐人:「貴様は甘い……!」
立木桐人:それだけ言い捨てて、廊下を歩いていきますねw
エージェント:「…!?!?」
エージェント:震えながら困惑してその場に立ち尽くします。
立木桐人:(見ていてくれ)カツカツと廊下を歩きながら、
立木桐人:懐のロケットを開く。中には一枚の写真。
立木桐人:(俺を見ていてくれ。ゆっぴー)
立木桐人:神/ゆっぴー/信仰:○/偏愛 をSロイスに指定します。
立木桐人:以上です!
GM:Sロイス!
GM:了解です!

オープニング03 - 光通常

GM:では、光通常さんのオープニング。
光通常:やーってやるやーってやる
光通常:35+1d10
DoubleCross : (35+1D10) → 35+7[7] → 42

光通常:おごー
GM:高め…
GM:-----
GM:光通常さんの部屋。
GM:今は大変な事件が起こっているが、それでも休息は必要だ。
光通常:はい。一部ではブラック企業と言われているUGNだが、この支部では極力支部員にも十分な休息を与えるようにしています。
GM:いい支部だ
光通常:勿論支部長もちゃんとそれに従うぞ。一番上が超人だからといってその下にいる人々も超人だとは限らないのです。
GM:えらい…
光通常:どこかのN支部とは違うんですよ
GM:N…
光通常:ということで、仕事が一段落した所で時間通り小休憩に入りたいと思います
GM:はい。小休憩!入ってください。
光通常:肩をストレッチでほぐして、空気を入れ替えるために窓を大きく開けたりしてから
光通常:スケッチブックを取り出して、窓から見える風景をササーッと描いていきます
光通常:そして描きながら今回の事件について思いを馳せたりするのです
GM:窓からはなんかいい感じの風景が見えています。
GM:見えているのですが…
GM:あなたはふと、違和感に気づきます。
光通常:あ、ちょっとモノローグを挟んだりしてから気づきたいと思います
GM:了解です。
光通常:(貌なし病。顔、声。人を判別する特徴が皆失われる病。間違いなく尋常の物ではない。レネゲイドが絡んでいる。)
光通常:(調査は進めているが、進展はあってないようなものだ。これはただの異変なのか、それともこれを人為的に起こしている誰かがいるのか、それすらもわからない。)
光通常:(前者のほうがいいのか、後者のほうがいいのか。前者ならば、悪意がない分、大事にはなるまい。だが、被害にあった者たちの治療には時間がかかるだろう。原因の究明、治療法の確保)
光通常:(どれも専門の知識と、相応の研究が必要になる)
光通常:(後者ならば、大事になる可能性はあるが、自体の収集は早く済む。この異変を起こしている現況を叩けば、これ以上被害が出ることも無い。原因もすぐに分かる。)
光通常:(……何より私の手で解決できる。あまりいい感情ではないかもしれないが、できることなら、この街はやはり私の手で守りたいものだ)
光通常:(そう、この街は……ん?)
光通常:と、そんなことを考えながら絵を描いていましたが、違和感に気づき、筆をピタッと止めます
GM:…風景の一部が明らかに「違う」。
GM:異物が紛れ込んでいるような感覚だ。
光通常:目を細めて、その違う部分を注視します
GM:それは一本の木だ。どこからどう見ても木のようではあるが…
GM:あなたにはわかる。『あれは明らかに木ではない』。
GM:木によく似せて作られた、作り物だ。
光通常:個々の部屋は何回でしょう
光通常:何階
GM:1階ですね。
GM:直接木のところに行こうと思えば行けます。
光通常:ではそのまま窓を乗り越えて木のほうに向います
GM:『木』は、ただそこにたたずんでいる。
光通常:机の上には一応不在ですみたいな札を置いておきます
光通常:少しの間木を観察して
光通常:道に落ちている小石を拾い上げ、木に向かって放る
GM:小石が木に当たり、木の表面に傷がつく。
光通常:小石に変化はありませんか?
GM:近づいてよく見ると、小石も先ほどとは様子が違う。
GM:『木』と同じようななにかになっています。
光通常:「なるほど。これはまた、随分と物騒なものが近所にできた物だ。」
光通常:ではもう一つ、別の石を拾い上げ、変化した小石にぶつけます
GM:ぶつかる瞬間。
GM:変化していない小石の一部が抉れ、
GM:そこに新たに小石を装ったものが現れた。
光通常:「……恐ろしいな。もしも私が触れていたらどうなっていたんだ。」
光通常:携帯を取り出し支部員に連絡を取ります。
光通常:「光通常だ。EXレネゲイドか、恐らくそれに相当する、相当危険なオブジェクトを発見した。これを中心とした数十mを立ち入り禁止にしてもらいたい。」
光通常:「オブジェクトには接触するな。命に関わる危険性がある。オーヴァードでも、間接的な接触も禁止だ。」
光通常:「今画像をおくる。他の支部員にも通達し、このオブジェクトと似た材質の物がないか、至急調査を頼む。見つけ次第同じ処置を。」
光通常:あ、そうだ。木をもう少し観察したいんですけど
GM:はい
光通常:葉っぱとかって落ちたりしていますか?
GM:葉っぱは落ちていませんね。
光通常:よかった。葉が散って自動的にこんなのが増えていったら大変なところだった
GM:よく観察すればわかるかもしれないのですが、葉っぱは木に完全にくっついています。
GM:切り離し可能になってない感じですね
光通常:なるほど、ではその旨も伝えて、同じような『木』があったらやはり対処するように伝えます。
GM:了解です。指示は速やかに支部員に伝えられます。
光通常:「接触しなければ害はないとは思うが、小型のものでも脅威度は変わらない。十分警戒して対処しろ。報告は以上だ。」
光通常:そこまで連絡して通信を切る。目の前には『木』と『小石』。
光通常:「まさか、気づかぬ内にこんなものが、私の街に現れていたとはな。やってくれる。」
光通常:「いや、誰かがやったと決まったわけではないが。」
光通常:「……同じものになる、か。「貌なし病」も個性と言える物がなくなっていく現象。何か関わりがあるか……?」
光通常:と、今後の心配をしながら、支部員の到着を待ちます。という感じで
GM:はい。では、そんな感じでシーンを終了しましょう。
光通常:他に何かなければ、シーンを終了していただけるとありがたい気がします
光通常:おっすおっす!
GM:ロイスのみ可能です。
光通常:『木』にとるわけにもいくまい
光通常:ということでロイスは無し!
GM:了解です!

ミドルシーン01 - 君の機械でない部分は、熱い心を持っている

GM:次のシーン。シーンプレイヤーは高井戸さんです。
高井戸庵:1d10+44
DoubleCross : (1D10+44) → 3[3]+44 → 47

GM:高井戸さんが遺体の確認に病院を訪れるシーンですね。
高井戸庵:はい!
GM:病院はUGN傘下の病院で
GM:R案件と思しき遺体などはここに運び込まれたりします。
GM:連絡をして、高井戸さんが病院に向かうと、UGNエージェントであり高井戸さんの友人でもある小竹木さんが出迎えてくれます。
小竹木龍之介:「ああ、久しぶり高井戸くん。待ってたよ」笑顔で出迎えます。
小竹木龍之介:ふわふわの髪にメガネをかけた穏やかな感じの青年だ。
高井戸庵:「小竹木さん」軽く礼をする。目を細める。
高井戸庵:「久しぶりだな。こんな機会だが会えて嬉しい」
小竹木龍之介:「ふふ、それは僕の方こそ。って言ったら不謹慎かな。でも嬉しいよ。」
小竹木龍之介:「じゃあ、早速こっちに来てもらえるかな」
小竹木龍之介:そう言って歩き出します。
高井戸庵:「了解」小竹木さんについていきましょう。
小竹木龍之介:病院の人とかに話をつけて、そのまま霊安室へ歩いて行くぞ。
小竹木龍之介:難しそうな顔をしている。
高井戸庵:「……遺体の頭部に損壊が見られる、とのことだが」歩きながら。
高井戸庵:「小竹木さんももう確認はしたのだろうか」
小竹木龍之介:「うん。…あれは、結構ひどいよ。僕もさすがに気分が悪くなった」
小竹木龍之介:「普通の人の手でできるものじゃない、ってことはわかったけど…」
小竹木龍之介:そうやって話していると、目的の部屋につきます。
高井戸庵:「普通の人間では、か」
高井戸庵:「つまり、その辺りがR案件の可能性ということだな」
小竹木龍之介:「うん」扉を開けます。
GM:部屋の中は冷たく、部屋の真ん中に寝台が置いてあり、袋に入れられた遺体が安置されています。
高井戸庵:少し神妙な気持ちになる。
高井戸庵:「それでは、さっそくになるが確認をさせてもらおう」
高井戸庵:寝台まで歩いていき、静かに手を合わせてから袋をゆっくりと開ける。
小竹木龍之介:静かに頷く。
GM:遺体の顔の部分。
GM:綺麗に、顔面がくりぬかれている。
高井戸庵:「……っ」もし表情があれば、顔をしかめていただろう。
高井戸庵:「なるほど。これは……酷いな」
小竹木龍之介:「…うん。どうも、凶器が判然としないらしい」
高井戸庵:「こうも一気に抉られているとなると……確かに、そうだな。尋常のものではなさそうだ」
高井戸庵:サーチレーダーを働かせ、あちこちをじっくりと確認する。
小竹木龍之介:「頭骨も一緒に、だからね。相当の出力のある何かでないと」
高井戸庵:(あの子は、この遺体を見たのだろうか)先ほど会った少女のことを思い浮かべる。
高井戸庵:(痛ましいことだ)
小竹木龍之介:「…でも、……『顔がない』…か…」
高井戸庵:「?」その言葉を耳にし、小竹木さんの方を見る。
小竹木龍之介:少し考え込むような仕草を見せるが、顔を上げて、言う。
高井戸庵:「何か関連事象でもあったのだろうか」
小竹木龍之介:「…僕がこれから言うのは…独り言だと思って欲しい」
小竹木龍之介:「僕は高井戸くんを信頼している。そして、この件と関連がありそうな事象も知っている」
高井戸庵:「ふむ」
小竹木龍之介:「あるいは、この件と合わせて調べたほうが双方の解決は早いかもしれない」
高井戸庵:『独り言』にじっと耳を傾ける。
小竹木龍之介:「だけど、僕の知っている事象は一般には知られてはならないことだ」
小竹木龍之介:「…今、UGNはとある現象の対応に追われている。通称『貌なし病』」
小竹木龍之介:そう言って、立木くんのオープニングで伝えられたのと同じようなことを口にする。
高井戸庵:(貌なし病……か)無意識に自分の顔に触れる。
小竹木龍之介:「顔の部分に異常が現れている、という点では今回上がった死体も同じだ」
小竹木龍之介:「元の顔は、どちらにも存在しない」
高井戸庵:「……こちらも独り言だが、この死体とその現象との間の関連を調べる必要がある、と」ぼそりと呟く。
小竹木龍之介:「そう。そして、それを高井戸くんがしてくれたら助かるんじゃないか、と僕は思っている」
高井戸庵:「なるほど、理解した。だが、実際のところ私単独では少々不安があるのも確かだ」
高井戸庵:「目標は定めることができた。あとは……協力者が欲しい」
小竹木龍之介:「…うん。何とか、渡りをつけてみたいと思ってる」
小竹木龍之介:「簡単にはいかないかもしれない。警察に立ち入られることを快く思わない子も多いからね」
高井戸庵:「何せ私はサイボーグなので、苦手分野が多い……人との折衝だの、なんだの」肩を竦める。
高井戸庵:「ああ、それはよく知っている」
小竹木龍之介:「でも、今回は、ほんの少しの情報も取りこぼしたくない。…協力は、必要だよ」
高井戸庵:「緊急事案のようだな。わかった。こちらはできる限り協力しよう。事件解決に繋がるのなら、尚更だ」
高井戸庵:ちらりと遺体を見る。
高井戸庵:「……私は半機械だが。感情はそうは動かないが……こんな冒涜を見せられてそう大人しくしていられる方でもないからな」
小竹木龍之介:「うん。知ってるよ」
高井戸庵:「そうか」頷く。
小竹木龍之介:「…君の機械でない部分は、熱い心を持っている。よく、知ってる」
高井戸庵:「そ」
高井戸庵:「そういう言い方をされると、その、照れてしまうので……」軽く目を逸らす。
小竹木龍之介:「ふふ。大丈夫、リラックスリラックス」
高井戸庵:「まあ、その。刑事として、オーヴァードとして。この件、私に任せてほしい」
小竹木龍之介:「…うん。頼りにしてる」
高井戸庵:「必ず」樹里の顔が浮かぶ。「必ず解決してみせよう。変死事件も、病に関しても」
小竹木龍之介:こくり、頷く。
小竹木龍之介:「じゃあ、そろそろ時間だよ。確認しそびれたこととかはないかな」
高井戸庵:ちなみに遺体に他に何か変わった点などはありませんか?
GM:目で見た限りではわかりませんね。
高井戸庵:なるほど。そういえば遺体からレネゲイド反応って見つかったんでしょうか。
GM:これは、病院の調査で見つかっています。丁度くり抜かれた断面の部分から強い反応が出ているようです。
高井戸庵:おお、まるきりR案件だったわけか。了解です。
高井戸庵:では、そっと遺体袋を閉めてまた手を合わせましょう。
GM:そうですね。これは最初の時点でわかっててもよかった、すみません!
高井戸庵:いえいえー
小竹木龍之介:高井戸さんが退室したのを確認してから、部屋の明かりを消して、扉を閉める。
GM:そんな感じで、シーンを終了したいと思います。何かあればどうぞ。
高井戸庵:大丈夫です!
GM:ロイス、購入が可能です。
高井戸庵:ロイスはなし。
高井戸庵:購入は無理っぽいけどUGNボディアーマーをいってみましょうか
高井戸庵:1dx+1=>12
DoubleCross : (1R10+1[10]>=12) → 9[9]+1 → 10 → 失敗

高井戸庵:ああっ、いい感じだったけど財産点がないので失敗
高井戸庵:以上です!
GM:了解です。
GM:では、シーン終了。

ミドルシーン02 - 全く違うものに見える

GM:次のシーン。シーンプレイヤーは立木くんです。光さんとの合流シーンです。
立木桐人: 立木桐人の侵蝕率を+9(1D10->9)した (侵蝕率:36->45)
光通常:1d10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 4[4]+42 → 46

GM:-----
GM:好きなロケーションを指定可能です。支部の研究室とかかな。
光通常:うーん。どうしようかな。石を持ち帰ったりしたら支部がどんどん置き換わっていったり、そもトングとかで掴んでもトングのほうがかわったりしそうだし
光通常:さっきの木と石がある場所でいいんじゃないでしょうか。
GM:では、そうしましょう。
立木桐人:ならば、呼ばれてやってくることでしょう。
光通常:呼びました。
立木桐人:処刑剣を背負ってうっそりと立っている。
立木桐人:「“グレートパージ”。到着した」
光通常:「ご苦労。先ほど連絡した通り、ここにある木が例の物だ。」
立木桐人:「……」ギロリ
立木桐人:目を細めて木を睨みつけます。違和感はこちらにも感じ取れますか?
GM:そうですね、<知覚>難易度9に成功、ぐらいで感じ取れるものとしましょう。
立木桐人:無理そうw
立木桐人:1dx>=9
DoubleCross : (1R10[10]>=9) → 7[7] → 7 → 失敗

GM:では、見たところ何の変哲もない木に見えます。
立木桐人:「俺の見解を述べても構わないか……」
光通常:「他の木とは材質が違う。木の形をしているが、既に別のものだ。よく出来た彫刻に近い。」
光通常:「ああ、構わない。気づいたことは何でも指摘してくれ。」
立木桐人:「異常性は感じられない。“コンダクター”の側が何らかの認識災害の影響を受けているのではないか?」
立木桐人:「……」微動だにせず木を眺め続けています。
光通常:「なるほど、その可能性も視野にいれておく。だが結論を出す前に、次は葉の動きに注視してみてくれ。しばらく経てばわかると思うが、枝から離れるものが一つもない。」
GM:こちらについては、光さんの指摘通りで、立木くんにもしばらく見ていればわかります。
光通常:「周囲の状況を見ても、この『木』からは葉が落ちた痕跡がない。他の木の状況を鑑みても、これは異常だとは思わないか。」
立木桐人:「……」不機嫌そうに様子を見ている。
立木桐人:「その点に関しては、異常性を把握した……」
立木桐人:「今後の方針はどうなる。この現象の感染性についての実験を行うのか」
光通常:「ああ、そうなるな。果たしてこれは生物にも有効なのか、その中でもオーヴァードには有効なのか、非生物でも、液体ならば、気体ならばどうか。」
立木桐人:木との距離を測りつつ話す。異常であるかぎり、このオブジェクト自体がいつ襲ってこないとも限らない。
立木桐人:「見解の続きを言うならば、この周辺の物体で、この『木』一本が突然このような性質を帯びたとは、俺は考えづらい……」
光通常:「それに応じて危険度もまた変わる。……私もそう思っている。だからこの一体を立入禁止にした。」
立木桐人:「フン……了解」ギロリと周囲を眺める。
光通常:「可能なら同じ物がどれだけあるかも平行して調べたかったが、どうやら異常を感知するのはオーヴァードでも難しいようだ。」
立木桐人:「だが、俺は今回の案件——『貌なし病』の操作のために配置を受けているぞ」
立木桐人:「こちらの調査はどうなる、“コンダクター”」
光通常:「"グレートパージ"はそちらを優先してくれ。こちらは私が調査しよう。だがこの二つの件が無関係だとは限らん。」
立木桐人:「確かに」怒ったような顔のまま頷きます。
立木桐人:「——だが、その方法では人員が二手に分かれてしまうだろう」
光通常:「例えばこの木に触れた人間が『貌なし病』に掛かるのかもしれない。均質化という点では両者は似た現象だ。」
立木桐人:「俺と“コンダクター”の協働なら、関係機関への接触も容易いと考えたが……」
立木桐人:「……俺は……その……」
立木桐人:「…………戦闘以外が不得手だ」
光通常:「ふむ。それは難しい問題だな。このオブジェクトの捜査は恐らく私か、それに近しい知覚能力の持ち主が必須だ。私が離れるわけにもいかない。」
立木桐人:「それも、一理ある」頷く。
立木桐人:「『葉の脱落がない木』のような明確な差異が起こりえない……」
立木桐人:「例えば、石や砂といったオブジェクトにこの異常性が作用した場合、俺ではそれらを判別することができないだろう」
光通常:「ああ。そして恐らく他の人員についても同じだ。」
光通常:「上に報告すれば追加の人員が手配されるかもしれないが、時間が掛かる。ふむ……。」
立木桐人:「……」剣を背負ったまま沈黙している。
光通常:「……『貌なし病』に関しては、情報隠蔽関連で警察にも話が行っている。そちらから人を回して貰うのが速いかもしれないな。」
立木桐人:「……」
立木桐人:「……警察庁だと……」
光通常:「ああ。上はあまり良い関係を築けていないようだが、今はそれを気にしている場合でもあるまい。」
光通常:「警察の手配が有れば、先ほど懸念していた関係機関の協力もより得やすく成るだろう。」
立木桐人:「……」立木は兵隊であまり上の事情とは関係ないが、それでも嫌いなのだ!
立木桐人:「……指揮には従う。だが交戦に至った場合」
立木桐人:「連中の一人ひとりまで守る保証はできない」
立木桐人:「警察連中はオーヴァードではない。何より」
立木桐人:「奴らは……甘い」
光通常:「誰が同行しても保証はできまい。可能な限り交戦は避けるように。それでダメならば仕方あるまい。」
立木桐人:「……了解した。“グレートパージ”、警察機関と協働し異常疾病の調査にかかる」
GM:ではその辺りで
立木桐人:「調査に伴い敵対的存在と遭遇した場合、同行警官と共に回避を優先。不可能な場合、交戦し撃破」
GM:支部長に連絡が入ります。
光通常:「それでいい。では、私は一度戻り、警察へ連絡を……」といった所で連絡を受けます。
光通常:「失礼。」と立木さんに断りを入れてから端末を取ります。
立木桐人:直立不動のまま見ています。
光通常:「こちら"スターダストコンダクター"、そちらは。」
小竹木龍之介:『支部長。こちら"ドラウナラッグ"です。『貌なし病』の調査の件なんですが、こちらで警察の協力者を紹介したいと思っているのですが…』
小竹木龍之介:そう言って高井戸さんのことを話します。
立木桐人:「……私達の向かう……道の……」支部長の電話中は、なにかをボソボソと呟いている。
光通常:「そうか。それは調度良かった。こちらも協力を打診したいと考えていた。一つ厄介事が増えてな。」
光通常:と言ってこちらはこの木やら何やらに関することを報告しておきます。
光通常:「高井戸庵、オーヴァードか。"ドラウナラッグ"から見て、戦力としてはどの程度期待できる?」
小竹木龍之介:『はい。ブラックドッグとして強力な武器を扱い、また高い知覚能力も有しています。…支部長ほどではありませんが』
小竹木龍之介:『過去に共闘したこともありますが、戦力として不足はありません』
光通常:「承知した。命令内容を変更するかな。……いや、こちらの話だ。」
小竹木龍之介:『では、その様に彼には伝えておきます。間も無く支部の方に到着するでしょう』
小竹木龍之介:『こちらからは以上になります。僕も速やかに帰投して調査を続行します』
光通常:「ああ、よろしく頼む。こちらも一度顔を合わせてから調査を再開する。」
小竹木龍之介:『では、失礼します』通信が切れる。
光通常:こちらも電話を切るよ。
光通常:「"グレートパージ"。」直立不動の立木くんに声をかけるよ
立木桐人:「……いつも見ている……」
立木桐人:「……。はい」ややテンポが遅れて答える。
光通常:「事情が変わった。警察からの協力者だが、オーヴァードが送られるそうだ。名は高井戸庵、コードは"ワイズクラック”。」
立木桐人:「……警察が、オーヴァードを?」
立木桐人:「フン」あからさまに鼻で笑うのだ!
立木桐人:「ならば交戦規定は、原則として俺の判断、ということで良いか……」
光通常:「そのようだ。"ドラウナラッグ"がうまく話をつけてくれたのだろう。」
光通常:「そうだな、そこは自由にしていい。戦力としても申し分ないそうだからな。」
立木桐人:「警察庁のオーヴァード戦力が、『どの程度』のものか。フッ……」
立木桐人:「俺としても、その程を見てみたいものだ」
光通常:「戦力の把握は重要だからな。彼はもうすぐ支部へと到着するそうだ。私も一度顔を合わせてから調査を再開する。“グレートパージ"も同行してくれ。」
立木桐人:「了解」相変わらず不機嫌そうだが、これが彼の素だ。
光通常:「それと、知覚能力も一定水準に達しているという。"グレートパージ"と行動を共にする事が多いだろう。仲良くするんだぞ。」
立木桐人:「……了解……」
光通常:そう言って立木くんを引き連れて支部の方へ戻ります。
光通常:途中、一度立ち止まって『木』の方を振り向き
光通常:「……やはり、私には、全く違うものに見える。」そう呟いて再び支部へと歩き出します
GM:では、シーンを終了します。
GM:ロイスと購入が可能だぞ。
光通常:折角だから立木くんにロイスを取ろうかなあ
立木桐人:通常さんにロイスを取ります。
立木桐人:上司/光通常/信頼:○/隔意/ロイス
光通常:部下/立木桐人/P:好奇心○/N:隔意/ロイス
光通常:購入は拳銃でも買おうかな。近距離用に。
光通常:いや、手裏剣買います。
光通常:1dx+4
DoubleCross : (1R10+4[10]) → 8[8]+4 → 12

光通常:買えた。
立木桐人:すごいじゃん
GM:おお
立木桐人:私はどうしようかなあ。UGNボディアーマーでも買おうかな
立木桐人:1dx+3>=12
DoubleCross : (1R10+3[10]>=12) → 6[6]+3 → 9 → 失敗

立木桐人:ダメダメ!
GM:では、シーン終了!

ミドルシーン03 - するすると万国旗が

GM:次は合流シーンです。シーンプレイヤーは光さん、全員登場です。
光通常:出るます
光通常:1d10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 9[9]+46 → 55

高井戸庵:47+1d10
DoubleCross : (47+1D10) → 47+9[9] → 56

立木桐人: 立木桐人の侵蝕率を+10(1D10->10)した (侵蝕率:45->55)
高井戸庵:みんな一気に上がった
GM:全体的に高い
GM:-----
GM:UGN支部、会議室。
GM:小竹木さんの紹介を受けてやってきた高井戸さんを出迎える感じですね。
立木桐人:壁際で腕を組んで寄りかかる例のポーズ
高井戸庵:では、ドアをノックして会議室に入ってくる感じでいいでしょうか。
光通常:どうぞどうぞ
高井戸庵:「失礼する」がちゃり、とドアを開けて背の高い無表情の男が入室してくる。
高井戸庵:「紹介にあずかっているとは思うが。高井戸庵。警察庁レネゲイド関連事件担当独立捜査課所属。刑事だ」
高井戸庵:二人を見てからびしりと敬礼をする。
光通常:では、椅子から立ち上がって
高井戸庵:「本件に関して協力体制を築くということで、こちらに伺った。よろしく願いたい」
光通常:「ああ。ご協力感謝する。私はこの街のUGN支部長を務めている、光通常だ。コードは"スターダストコンダクター"。」
立木桐人:「……“グレートパージ”」申し訳程度の会釈。
高井戸庵:「おっと。コードネームを名乗り忘れていた。あまり使用する機会が無いもので。"ワイズクラック"という」
高井戸庵:ちらりと立木くんの方を見……近寄っていきましょう。
高井戸庵:手袋をはめた右手を差し出す。「よろしく」
立木桐人:「……」口元はマフラーで隠れて見えない。この季節には不自然なほどの厚着だ。
立木桐人:「…………」嫌々ながら握手を返します。
立木桐人:目とか逸らしてる
高井戸庵:ガコン。右手が突然外れる。
立木桐人:「何ッ……!!?」
立木桐人:ザザザザザ!ガシャン!!
高井戸庵:外れたところからするすると万国旗が伸びたりする。
光通常:その様子を冷静に見ているよ。
立木桐人:一瞬にして飛びのき、重い処刑剣を床にめり込ませる!
立木桐人:「こ、これは」
立木桐人:「これは……貴様ァァ……ッ!!」グシャリと万国旗を握りつぶす!
高井戸庵:「私はサイボーグなのでこういうことも……と」リアクションに少し驚く。
立木桐人:「“コンダクター”……!俺は指揮に従う、だが」
高井戸庵:「いや、済まない。ちょっとしたジョークのつもりだったのだが」
立木桐人:「警察庁のオーヴァードとの協働は、やはり不本意だ……!」
高井戸庵:「花の方が良かったかな……」呟きながら手を回収する。
立木桐人:「なんてふざけた男だ……」憤慨!
光通常:「そう言うな。……"ドラウナラッグ"から優秀なオーヴァードだと聞いている。」高井戸さんに近づいていくよ
光通常:「組織の違いはあるが、未だ糸口の見えぬ事件。ともに協力し事件を解決に導こう。よろしく頼む。」そう言って左手を差し出します。
高井戸庵:「ああ。こちらこそよろしく頼む」左手で握手だ。
立木桐人:「了解……くっ……」少し肩を落とす。
光通常:「……」少し握手のまま高井戸さんの顔を見つめ
光通常:「ふんっ」と言ってぐいっと手を引いてみます
高井戸庵:「あっ」ガコン、と今度は左手が外れ、なんだかキラキラした細いモールが出てくる。
立木桐人:「何ィィィ————ッ!!?」
立木桐人:戦闘態勢!!
光通常:「やはりこっちも外れるのか。」と外れた左手を見て言います
高井戸庵:「いや、今のは私がやったのではなく……一度滑ったのを繰り返すのは気が引けるし……」一応弁解をする。
立木桐人:「ふ、ふざけやがって……!とんでもない男だ!」
立木桐人:血走った目で剣を構え、息が荒い。
高井戸庵:「ともあれ、わかってもらえたろうか。私はサイボーグ。この両腕は兵器だ」両手を上に上げる。
光通常:「落ち着け立木。戦力確認の一環だ。」立木くんの方をなだめるよ
高井戸庵:「戦闘訓練を受けたUGNの人員に比べればいささか頼りないかもしれないが、これでも戦闘能力は持ち合わせている」
立木桐人:「ハァ……ハァ……!"コンダクター"、正体不明の……正体不明のレネゲイド戦力の可能性がある以上、こういったことは……!」
光通常:「そのようだな。ちなみに、ワイヤーなどが見当たらないが、両方外れた時はどう戻すんだ。」と、両手を見つめながら言うよ
高井戸庵:「こちらとしては穏便に協力体制を築きたい」
高井戸庵:「ああ、それは、もう仕方ないので他人に拾ってもらうしかないな」通常さんに。
高井戸庵:「あとは、こう、上手く嵌るように頑張る……」
立木桐人:「ふざけた性能だ……!」
光通常:「そうか。ではそうならないように気をつけよう。」
立木桐人:クールなままだが、明らかに怒っている!
高井戸庵:「それは私を実験体にした研究者に言ってもらいたいな」
立木桐人:「ハーッ、ハーッ……ゆっぴー……俺の心に、救いを……ブツブツ」
高井戸庵:通常さんに小声で「……彼には後で謝っておいてもらっていいだろうか。ああまで怒らせるとは思わなかったので」と囁く。
立木桐人:「…………」マインドセットを終える。「……今後の……捜査方針を……確認したい」
光通常:「了解した。私としても良好な関係を築いてもらいたい。引き受けよう。」ひそひそ。
光通常:「ああ、了解だ。」
光通常:「今、この街では二つの異変が起きている。」
光通常:「一つは"ワイズクラック"も知っている『貌なし病』事件。もう一つは今日判明した……そうだな。なんと名付けるか。」
光通常:「単純に『均一化』事件と呼んでおこう。物品や物体が、姿形はそのままに、別の、特定の材質に置き換わるというものだ。」
立木桐人:「……『均一化』についても、警察の捜査力を使うという方針で構わないか」
立木桐人:「街のどこか別の地点でも、『均一化』が発生・感染している可能性があると?」
高井戸庵:「ああ、そのような異常が起こっているというのならば、この際だ。同時に捜査しよう……しかし、均一化、か」
高井戸庵:「……もしかすると、それは」先ほど屋敷の調度品に感じた違和感について話しておきましょうか。
光通常:「その可能性は十分に考えられる。あの『木』が起点ならばいいが、あの木も別のものに感染させられて変化したのかもしれん。」
光通常:話されます
立木桐人:「……何だと?」ギリッ
光通常:あ、顔がえぐれた死体の話も聞いていいですかね
高井戸庵:「聞く限り、どうにも似た現象のように思える」
高井戸庵:話します!
立木桐人:「その屋敷自体が大規模感染源と化しているんじゃないのか……?街に現象が拡大したらどうする!」
高井戸庵:「そして、私がその屋敷を訪れた理由というのが、貌なし病に関わるかもしれない事件だ」例の事件について共有!
光通常:「そしてその屋敷で見つかった、顔のえぐれた死体か、ふむ。」
立木桐人:「“コンダクター”、俺の見解を言わせてもらえば……すぐに対象区画の隔離を行うべきかと思う」
光通常:「そうだな、支給手配する。」
高井戸庵:「よろしく頼む」同僚や樹里があの調度品に触れていた場合、大変なことになるかもしれない。
光通常:「恐らくだが、顔がえぐれた死体はその調度品が原因だろうな。」と、端末を操作しながら言います
立木桐人:「どこの、どんな輩か……物体か、知らんが……!」
立木桐人:「ゆっぴーに害が及んだらどうする……!」
高井戸庵:「……ゆっぴ—? とは、人名か?」
立木桐人:「……。…………知らないのか?」表情を消す。
立木桐人:つかつかと高井戸さんに歩み寄り
立木桐人:胸ぐらを掴む!「おい……!」
立木桐人:「知らないのか!?」
光通常:実は私も気になっていた、と言おうとして
高井戸庵:「すまない、私はサイボーグなので交友関係も限られており……」掴まれる。
光通常:立木君の様子を見て口をつぐむよ
立木桐人:「ゆっぴーといえば、貴様……!!」
立木桐人:「ACODES(アコーズ)のゆっぴーに決まってるだろうが!!!」
光通常:「アコーズ」
高井戸庵:「アコーズ……」電子頭脳ではないので検索機能はない。
立木桐人:「貴様、音楽番組は見ないのか!?アイドル誌もか!?」
立木桐人:「ACODESのゆっぴーだよッッ!くらたんきゅりゆっぴーなるなるの、ゆっぴー!」
高井戸庵:「最近の音楽はさっぱり」首を振る。
立木桐人:「ふざけやがって……!“コンダクター”!やはりこのような男との協働は不快だ!」
高井戸庵:「推察するに、君が愛着を抱いているアイドルグループのメンバーということか」そろそろ苦しいぞ。
光通常:「落ち着け、"グレートパージ"。あこーずのユッピーはお前にとって大切な存在かもしれないが」
立木桐人:高井戸さんを突き飛ばします。「ゆっぴーを知らんだと……!?信じられない……!」
光通常:「あっ突き飛ばした」
高井戸庵:「ぐは、げほ」机にぶつかる。
立木桐人:「ハーッ、ハーッ……」
光通常:「協力者に対するこの態度は看過できん。ゆっぴーを守るたいと思うならば、協力するのが最善だとわからないのか。」
立木桐人:「……くっ!」苦悩の声!
光通常:「すまない、"ワイズクラック"、怪我は。」近寄って高井戸さんを助け起こそうとするよ
高井戸庵:「いや……私も不用意に彼の聖域に踏み込んだようだ」起き上がる。
立木桐人:「確かに……確かに、こんな……激情に振り回され、人に危害を加える俺の姿を知ったら……」
立木桐人:「ゆっぴーはどう思うだろうか……!常に、感情を抑えようと……努力……努力しているのにッ……!クソッ!!」
高井戸庵:「申し訳ないことをしたな。今度ウェブで検索を試みよう」
立木桐人:「……ゆっぴー、俺の心に光をくれ……!許しへの道筋を……ハーッ、ハーッ……!」
光通常:「重ね重ね済まないな。私からも頼む。」
立木桐人:「……ボクの唇に触れたリンゴの味が、少し甘くて……♪」呪文めいた語句を口ずさむ。
立木桐人:常時ヘッドホンで流し続けているACODESの楽曲に意識を集中させているのだ!
立木桐人:「……。済まなかった。“ワイズクラック”。本当に……許してもらえるか、分からないが」
立木桐人:深く一礼する。「この通りだ……済まない。ゆっぴーを知らない人間がこの日本に存在するとは思わなかったんだ」
高井戸庵:「ああ、いや、その」少し助けを求めるような目で通常さんを見て「私も無知で失礼をした。サイボーグゆえ、情緒面には疎い」
光通常:「すまない。この無礼は我々の成果を持って償うと約束しよう。」こちらも一緒に頭を下げるよ。
高井戸庵:三人で頭を下げる格好になる。
立木桐人:「“コンダクター”も、申し訳ない……!配属早々に、こんな失態を、俺は……!」
光通常:「これにはサイボーグは関係ないと思うが……。そう言ってくれるならばありがたい。」
立木桐人:唇を噛み締め、打ち震えています。
光通常:「いや、いい。事前に戦闘以外は不得手だと聞いていた。見込みの甘かった私の責だ。」
光通常:「その分、戦果には期待している。頼むぞ。」ぽんぽんと肩をたたいて立木くんを励ますよ。
光通常:「さて、では本題に戻る。これからの指針だが」
立木桐人:「了解……必ず、ゆっぴーに誓って」
高井戸庵:「うむ」頭を上げる。
光通常:「"ワイズクラック""グレートパージ"の両名は『貌なし病』の調査を主に進めてくれ。『均一化』については私があたる。」
立木桐人:「了解。屋敷周辺から捜索に当たりたい」
高井戸庵:「了解した」
光通常:「『均一化』した物質は非常に危険だ。迂闊に触れればオーヴァードでもどうなるかわからない。存在が予想される場合、私も同行する。」
光通常:「私の推測だが、恐らく例の屋敷での死体は『均一化』した物質が原因だ。『均一化』した小石に別の小石をぶつけようとした時、後者に抉れるような破壊が確認できた。」
立木桐人:「……同様の現象が人体にも起こった、と」
高井戸庵:「なるほど……」酷い遺体の様子を思い出す。
光通常:「その通りだ。屋敷に行く場合は私も同行する。」
高井戸庵:そして、ふと、樹里のことを思い出す。『あのね。私とお揃いなの』『お顔が、ないの』
高井戸庵:喜怒哀楽のない顔。
高井戸庵:「……支部長。付け加えるべき情報がもうひとつあった。あの屋敷の住人は、『貌なし病』に罹患している可能性もある」
高井戸庵:「重点的に捜査する必要があるという点には、機械的に賛成したい」
光通常:「わかった。何方にしよその屋敷に行くのが最優先だな。」
立木桐人:「住人は優先して保護、聴取すべきというのが俺の見解だ。“コンダクター”に決定を任せる」
光通常:「そうだな。だが、その前に。"ワイズクラック"、それとは別に確認したい点が一つある。」
高井戸庵:「私に? 何だろうか」
光通常:「被害者のえぐられた先の顔は見つかっているのか。」
高井戸庵:見つかってないですよね?
GM:はい。見つかっていません。
高井戸庵:「いや、そういう話は無い。行方不明だ」
光通常:「私が確認した限り、破損した小石の後には、それを模した、『均一化』されたオブジェクトが新たに発生した。」
立木桐人:「……すると、消滅したか。あるいは」
光通常:「そうだ。もしも同じ現象が起こったと仮定するなら」
立木桐人:「何者かに、持ち去られたか」壁に寄りかかったまま、陰鬱に呟く。
光通常:「屋敷の人間からの聴取は必要だ。だが、そのやり方は考える必要があるかもしれないな。」
高井戸庵:「……」頷く。
光通常:「最悪、荒事が起こるかもしれない。準備と覚悟はしておいてくれ。」
立木桐人:「異常収束に必要とあらば……いや……」
高井戸庵:「了解した。戦闘準備は怠らず……」左手に挟まっているモールの端を見、ぶちりとちぎる。
立木桐人:「……破壊の方が楽でいい。『そいつ』が人類とゆっぴーに対する敵である限りは」
高井戸庵:「……怠らず、事態に備えよう」
GM:では、シーンを終了します。
GM:ロイスと購入が可能です。
立木桐人:では、ブリーフィング終了後に高井戸さんに一言だけ話しかけていいですかね。
GM:どうぞ!
立木桐人:「……“ワイズクラック”」
立木桐人:腕を組んだまま、無表情に声をかける。
高井戸庵:「ああ。何だろうか」立木くんを見る。
立木桐人:「本当に……『夜カジ』も聞いたことがない……?」
立木桐人:「『ミューT』も購読していないのか……?」
高井戸庵:「……すまない。芸能関係には機械化前から疎く……」
立木桐人:「くっ……!」歯軋り!
立木桐人:「……悪かった。任務に……集中しよう」
立木桐人:以上です!
高井戸庵:夜カジ、ミューT、要検索のこと。手帳に記しておく。
高井戸庵:こちらも以上で。
立木桐人:あ!高井戸さんにロイス!
GM:はい!では改めてシーン終了です。
立木桐人:協力者/高井戸庵/誠意:○/激怒/ロイス
光通常:協力者/高井戸庵/P:好意/N:不安/ロイス
高井戸庵:立木くんへのロイスを○連帯感/恐怖心で取得します。
光通常:サイボーグジョークとか面白い人だなーと思っているので好意だよ
光通常:購入はどうしようかなー。ボディーアーマー狙うか。
光通常:1dx+4
DoubleCross : (1R10+4[10]) → 6[6]+4 → 10

光通常:ダメー
光通常:おわり
高井戸庵:ボディアーマー狙います。
高井戸庵:1dx+1=>12
DoubleCross : (1R10+1[10]>=12) → 9[9]+1 → 10 → 失敗

立木桐人:ボディアーマーだ。
高井戸庵:ぬおー
立木桐人:1dx+3>=12
DoubleCross : (1R10+3[10]>=12) → 3[3]+3 → 6 → 失敗

立木桐人:へっへっへ。ダメー
高井戸庵:以上です。
GM:では、シーン終了!

ミドルシーン04 - おにいちゃんは、いじわるなのね

GM:では、次のシーン。シーンプレイヤーは立木くん。
GM:屋敷を調べつつ情報を集めたりしていただきます。
立木桐人: 立木桐人の侵蝕率を+9(1D10->9)した (侵蝕率:55->64)
光通常:1d10+55
DoubleCross : (1D10+55) → 1[1]+55 → 56

高井戸庵:1d10+56
DoubleCross : (1D10+56) → 3[3]+56 → 59

GM:金井家、屋敷。
GM:速やかな手配により、既に区画はUGN関係者以外立ち入れなくなっている。
GM:使用人や娘の樹里には近くの仮設住宅に退避してもらっている状態だ。
GM:話を聞きに行こうと思えばいつでも行けるだろう。
光通常:なるほど
立木桐人:「まずはこの家宅から……」季節にそぐわない、分厚い防寒装備のチルドレンだ。
立木桐人:「“コンダクター”が直接『感染規模』を直接見るということでいいか」
高井戸庵:「私はここを訪問するのは二度目だが」こちらもコートにマフラー姿。
高井戸庵:「例の現象についてはほぼ知見を持たない。ぜひ意見を聞かせてほしい」
光通常:「もしも異質化がこの中で起こっているなら、相当危険だ。接触がトリガーだとすると、既に広範囲に感染が広がっている恐れもある。」
立木桐人:目つきが細まる。「……『感染源』はここか?」
光通常:「まだ何とも言えんな。二人は私の後に続き、許可が無い物には触らないようにしろ。」
高井戸庵:「了解した」辺りを眺めながら。
光通常:もう入っちゃって大丈夫かな?
GM:大丈夫ですよ
立木桐人:「了解」陰鬱に答える。
光通常:「では行くぞ。」ということで屋敷の中に踏み込みたいと思います。警戒しながら。
立木桐人:何かの入った長大なケースを肩に背負い、後に続く。住宅街だ。
GM:では、屋敷内。
高井戸庵:最後尾、金属音を微かに立てながら続く。
GM:屋敷内は静かだ。
立木桐人:「……。“ワイズクラック”。貴様は“コンダクター”の後ろにいろ」最後尾の高井戸くんに難色を示すぞ。
高井戸庵:「? ああ。構わないが」立木くんと順を入れ替わりましょうか。
立木桐人:殿を務めます。警察は甘い!信頼できないのだ。
光通常:「まずは遺体のあった部屋を見ておきたい。どの部屋だ、“ワイズクラック”」いれかわった高井戸さんに。
高井戸庵:「あちらになる」戦闘態勢に入った際の動きの問題だろうか、などと考えながら部屋を指す。
高井戸庵:部屋、入れますか?
光通常:ではそちらの部屋に行きましょう。
GM:入れますね。
高井戸庵:行こう行こう
GM:遺体発見現場となった書斎。
GM:部屋の様子は高井戸さんが捜査したときから変わっていない。
光通常:ドアを半開きにし、足を踏み入れずに見れる範囲をチェック。異常がなければ部屋に入ります。
GM:見れる範囲には異常はありません。
高井戸庵:「以前から目立った変化はないようだ」おかしかった調度品もそのままでしょうか
GM:調度品もそのままですね。
GM:『感染』が広がっている様子はない。
高井戸庵:「妙だと感じたのはこの部屋の調度品だ。どうだろうか、支部長」
立木桐人:「……。“コンダクター”の目でなければ信用できない」
光通常:調度品がおかしいかどうかはわかりますかね?
GM:通常さんなら判定なしでわかるでしょう。
立木桐人:「埃や砂礫を媒介にして『飛沫感染』が発生している可能性もゼロではない」
光通常:「確かに、均一化しているな。この部屋で感染が起こっているのはあの品だけのようだ。」
立木桐人:「『均一化』した物質を焼却するとどうなる?灰や煙で感染が広がるのか……」
光通常:「ある程度の大きさがなければ感染は起こらないのかもしれないな。最悪、空気や液体まで変わるのではないかと危惧していたが。」
高井戸庵:「やはりか……」呟く。
立木桐人:「いずれ処理の手段が必要だ」
光通常:「気になるところだが、試すわけにもいかんな。相当厳重な設備が必要になるだろう。」
立木桐人:「……。ならば、逆」
立木桐人:「たとえば凍結なら?」一刻も早く破壊したい様子だ!
高井戸庵:「変質後、元に戻るという可能性はないのだろうか」
光通常:「疑問は尽きないな。だが今やるべきはそれではない。」
立木桐人:「……」やや不満気に剣のケースを下げる。
光通常:「他の部屋も見て回ってみよう。他に感染している物品はないか?確かめておかねばならない。それと……この調度品がどこから来たのかも、調べる必要がある。」
光通常:「こいつが感染源だとするなら、解決の手立てがそこにあるかもしれないからな。」
高井戸庵:「了解した。確認に入ろう」
立木桐人:「了解」
光通常:ということで他の部屋も同様に調べたり、書類などからこの物品の出処を探ったりしたいですね。
GM:了解です。
高井戸庵:使用人。樹里。出入りした警察関係者。彼らは、これらの変質した物品に触れただろうか? と憂鬱になる。
立木桐人:何が見つかるのか楽しみだなあ
GM:では、他の部屋を調べてみると、ほとんどの部屋では異常が見られないのがわかります。ただ、一箇所を除いて。
高井戸庵:おっ
光通常:むっ
光通常:らいすっ
立木桐人:パスタ
高井戸庵:カレー
GM:おいしそう
GM:異常が見られた部屋は、金井樹里の部屋。この部屋では、天井や床などの建材以外のほぼすべてのものが『均一化』しています。
高井戸庵:うひゃー
光通常:ではその部屋の扉を開いた瞬間、二人に止まれのサインをだします
立木桐人:「!」バチン!
立木桐人:重心を落とす。留め金の外れる音。
高井戸庵:立ち止まり、腕を構える。
光通常:「落ち着け、戦闘じゃない。だがここに入るのは不味い。……驚いたな。この部屋の中の殆どの物が『均一化』している。」
立木桐人:「“コンダクター”に何かがあった場合、困るのは俺達だ」
高井戸庵:「……この部屋は」ちらりと覗き込む。樹里の部屋だということはすぐわかりますか?
立木桐人:「感知ユニットは“コンダクター”しか居ない」
GM:小さめの机、小さめの椅子。可愛らしいクッション、など、
GM:見た感じで子供部屋だな、とわかるでしょう。
GM:ごちゃごちゃといろんなおもちゃもあるが、ぬいぐるみや人形など、『顔のあるもの』は一つもない。
光通常:「わかっている。……ベッド、クローゼット、時計……カーテンや絨毯に至るまで全てだ。恐らく壁や床を残した家財すべてが……。」
高井戸庵:「おそらく、あの子の部屋か。……金井樹里。先に話した、『貌なし病』の疑いのある子供だ」
立木桐人:「だが、空気や液体を介しては媒介しない。フン」
立木桐人:「……ならば既に『均一化』されたものが、動きまわったということだろう。この部屋で」
高井戸庵:「……そして、今は屋敷の外部に居る」
立木桐人:「決まりだな。ならばその金井樹里が『感染源』の第一容疑者ということだろう。捕獲尋問し、侵蝕測定にかける」
高井戸庵:「……尋問?」立木くんの方を見る。
立木桐人:「当然だ」ギロリと睨む。
高井戸庵:「保護と隔離の必要はあるだろうが、まだ子供だ」
光通常:「私も、容疑者というところには賛成だが、捕獲は慎重にすべきだ。媒介に成ったのがその金井樹里なら、捕まえようとした我々も感染する恐れがある。」
立木桐人:「甘い。“ワイズクラック”、貴様も……“コンダクター”も」
立木桐人:「子供だからこそ、危険だ。レネゲイド能力は年齢も経験にも左右されない力だと知っているだろう」
立木桐人:「俺は徹底できる。ゆっぴーの世界を汚させはしない」
高井戸庵:「……君は先ほどから、……」言い淀む。「いや」
光通常:「わかっている。子供は自制が効かない分、力を無軌道に使い、ジャームとなりやすい。」
高井戸庵:「……そうかもしれないな」軽く肩を落とす。
立木桐人:「……俺の見解だ。判断は指揮系統に従う」
立木桐人:「“コンダクター”、方針を」
光通常:「危険だという意見は私も同じだ。金井樹里に会いに行く。」
立木桐人:「……」
高井戸庵:「……従おう」
高井戸庵:「可能であれば、彼女から状況について話が聞きたい。尋問ではなく」
GM:金井樹里に会いに行くことはこのシーン内で可能です。
光通常:「そうだな。完全に無自覚とも思えない。まずは対話だ。それが困難な場合は、立木の言っていた案で行く。」
立木桐人:「フン……ならば、まずはお手並み拝見といこうか、警察」腕を組む。
立木桐人:「貴様の対話とやらで情報を聞き出してみせるといい」
高井戸庵:「……ああ。向かおう」無機質な眼で立木くんを見つめる。
高井戸庵:「私は半機械だが……子供と話すことは、嫌いではないからな」
光通常:という感じで会いに行きますか。
高井戸庵:(……樹里。探していたぬいぐるみは、見つかっただろうか)
高井戸庵:行きましょう
立木桐人:「つくづく甘い奴だ……金井樹里に接触する」
GM:では、近郊の仮設住宅。
GM:警備・護衛を務めるエージェントに事情を話し、リビングに金井樹里を呼んでもらいました。
金井樹里:ちょこんとテーブルの席に座っている。
立木桐人:少女を威圧してしまわないように、目立たないような部屋の隅っこに立っています。
光通常:そうしてもらえると助かる。
立木桐人:「Love me Love me そっちじゃなくて……♪」
立木桐人:小声で何かをブツブツと呟いている。
金井樹里:高井戸さんの姿を見つけると表情を変えないまま手を振る。
高井戸庵:こちらも無表情で手を振り返す。
高井戸庵:「覚えていてくれたか」
金井樹里:「うん。おじちゃん、テイはみつかった?」そう言って首をかしげる。
光通常:高井戸さんの斜め後ろ辺りに控えていよう。
高井戸庵:「いや、すまない。まだ見つからないようだ」首を振る。
金井樹里:「そっかあ…」声のトーンだけ残念そうだ。
高井戸庵:「……私たちは君に、少し聞きたいことがあってこうして来た。こちらの二人は、えー、お友達だ」少し目が泳ぐ。
金井樹里:「おともだち」
金井樹里:「聞きたいことって、なあに」
高井戸庵:通常さんに目配せをする。
光通常:「はじめまして、私は光通常と言う。厚労省という場所から来た、警察さんの仲間だ。」よろしく頼む、と一礼。
金井樹里:「はじめまして、通常さん。かない、じゅり、です」ぺこり
光通常:「ああ、少し君の家について聞かせてもらいたくてね。」と言いながら、ちらりと樹里ちゃんの座っている椅子や、服が『均一化』していないかチェックします。
GM:服や椅子に異常は見られない。
金井樹里:「おうち…?」
光通常:「ああ。少し君の部屋を見せて貰ったんだが、普通の部屋とは少し様子が違うように見えてね。」
金井樹里:「そうなの?普通と、違う…?」不思議そうに首を傾げている。
光通常:「どの家具も同じ材質で出来ているような、そんな印象を受けたんだ。心当たりはないかい。」
金井樹里:「同じ、ざいしつ。……ううん、いすは木で、ベッドは布のはずよ」
光通常:「そうか。それじゃあ、私の気のせいだったかもしれないな。失礼した。」頭を下げながら。
金井樹里:「ううん。いいの」
高井戸庵:腕を組みながら話を聞いている。
光通常:「高井戸さん、少し席を外してもいいかな。確かめたいことがある。」
高井戸庵:「? ああ、構わないが」
立木桐人:「俺もか?」
光通常:「いや、立木はここに居てくれ。私一人で十分だろう。」
光通常:ということで席を立ちます。もしも可能なら、この仮設住宅にある樹里ちゃんの部屋も確認したいです。
GM:OK!
GM:仮設住宅の樹里ちゃんの部屋は、ごく普通の部屋です。『均一化』したオブジェクトは見つかりません。
光通常:なるほど、ではそれを確認してから戻ってきましょう。
高井戸庵:ではこちらは樹里ちゃんと軽く話している感じで。
光通常:あ、じゃあ
高井戸庵:机の上に飴玉を出してあげたりしている。
光通常:戻ってきたタイミングで丁度ぬいぐるみの話をしていてくれると
光通常:ありがたいかもしれないですね
高井戸庵:了解!
高井戸庵:「……ぬいぐるみの話だが、君が所持しているのはテイだけなのだろうか?」流れで。
立木桐人:「ああ、絡まる時計の歯車が……♪」2番サビ
金井樹里:「うん。そうよ。ぬいぐるみはテイだけなの。私の宝物よ」
金井樹里:「あ、おねえさん、おかえりなさい」高井戸さんとお話ししていたが、通常さんに気付いて
高井戸庵:「なるほど、そのテイがいなくなれば、寂しいだろうな……ああ」振り向く。
光通常:「突然席を立ってすまなかったね。ぬいぐるみが宝物か。私も子供の頃は大切にしていたよ。」
高井戸庵:「私は専ら超合金だった」
金井樹里:「ちょう…ごうきん…男の子がよくあそんでるやつ…」
高井戸庵:「どうやらそのぬいぐるみを失くしてしまったらしく、捜索を頼まれている」通常さんに。
金井樹里:「そうなの。テイ、いなくなっちゃったから。おねえさんも探してくれる?」
光通常:「ああ、わかる気がするよ。高井戸さんが超合金好きなのは。……ふむ。」
光通常:「……勿論だとも。ちなみにテイが居なくなったのは、いつごろの話かな。」
金井樹里:「…あのね。おとうさんが倒れちゃったの」
金井樹里:「それでね、その日に、気付いたら、いなくなってたの」
立木桐人:「父親が死んでも、ぬいぐるみの心配か?」
金井樹里:「……?」
高井戸庵:「……」
光通常:「立木。」咎めるような声で。
立木桐人:唐突に口を挟む。温度の低い眼差しだ。
立木桐人:「“コンダクター”。金井樹里から答えを聞きたい」
金井樹里:「お父さんはね。倒れてからは、樹里にいじわる言わなくなったの」
金井樹里:「いじわる言わないお父さんなら、もっとおうちにいてくれてもいいのに、どこか行っちゃった」
立木桐人:「フン。いじわるを言う父親なら、家にはいらないか」侮蔑の笑い。
高井戸庵:「立木くん」
高井戸庵:「それで、これが君式の尋問とやらだろうか?」
立木桐人:「……」
立木桐人:「そうだ。俺の聞きたかったことは、これだけだ」
立木桐人:「その、ぬいぐるみとやらが、父にも勝る金井樹里の心の光だったのか。それとも……」
立木桐人:「ただの、家族を軽んずる子供だというだけなのか」
高井戸庵:「君の判断はどちらだ」微かに顔を歪めている。
金井樹里:「……」無表情のまま、首を傾げている
立木桐人:「彼女の父は、娘に冷たい態度を取る悪党だったのだろう。そう思ってやるがいい、“ワイズクラック”」
立木桐人:腕を組んで、再び壁際に下がる。
高井戸庵:「答えになっていないが。そうだな。私はそちらを取りたいものだ」
高井戸庵:「……ああ、済まなかった。別に喧嘩ではない」樹里の方を見て。
金井樹里:「…………おにいちゃんは、いじわるなのね」
高井戸庵:「そうは言ってやらないでくれ。彼には彼の思うところがあるのだろう」
立木桐人:「……」
金井樹里:「そうなの。…じゃあ、おにいちゃんとも仲良くなれるかな」
高井戸庵:「それは……」首を傾げ、「まあ、状況次第だろうか」
光通常:「……そうなるな。だが、テイを探す事は約束する。テイの特徴を教えてくれるかな。」
金井樹里:「ありがとう、おねえちゃん。あのね、テイはくまのぬいぐるみで、お顔がないのよ」
光通常:「顔がない。それは確かに特徴的だ。毛の色と大きさは?」
金井樹里:「えーとね、きらきら光る茶色なの。大きさはねえ…このぐらい」手で輪郭を描くように大きさを示す。彼女の腕に収まるぐらいの大きさだ。
光通常:「丁度君の手に収まるくらいの大きさだな。よし、判った。我々で探すと約束しよう。突然伺ってすまなかったね。」
金井樹里:「ううん。お話ししてくれてありがとう。テイのこと、おねがいね」
GM:少女はそう言って手を振る。
光通常:「ああ。また何かあったら来るかもしれない。その時はまたよろしく頼む。それじゃあ、我々はこれで。」と言って二人に退室を促します。
高井戸庵:「君の現状についても、一刻も早く改善できるよう努力する。それでは」軽く手を振り、部屋を出よう。
立木桐人:無言のまま後に続いて退室。巨大ケースを背負っていく。
光通常:部屋を出てから、二人に向かって話しかけます。
光通常:「金井樹里は恐らく白だな。彼女の座った椅子や服、それと新しい部屋を見てきたが、均一化は起こっていなかった。」
立木桐人:「彼女自身はどうだった?俺の知覚では常人と違うようには見えなかった」
高井戸庵:「そうか。それは……よかった」無表情のまま息をつく。
高井戸庵:「いや、もちろん私はサイボーグなので、一個人にそれほど思い入れることはないのだが」
光通常:「わかっている。私も、オーヴァードには見えなかった。ただ、いやに無表情だったな。」
高井戸庵:「ああ、最初からあの通りだ」
立木桐人:「『貌なし病』とも『均一化』とも異なるが……」
立木桐人:「……嫌な符合だ」
光通常:「そうだな。何か影響を受けているかもしれない。家にアルバムなどがあったら、その表情を確かめておこう。」
光通常:「それと、気づいているとは思うが。彼女の言っていたぬいぐるみ。テイが感染源だろうな。」
高井戸庵:「やはりか」
立木桐人:「……チッ」
立木桐人:「結局、ぬいぐるみを探してやらなければならないわけか」苛立つ。
光通常:「彼女に『均一化』を起こす力がないなら、彼女がよく持ち歩いていたもの、それも今はない物がそうだろう。」
高井戸庵:「私は最初から依頼されていたからな。何も問題はない」
光通常:「彼女に返すかは別だがな。嫌か、立木は。」
立木桐人:「——ならば、彼女自身に『均一化』が及んでいないことはどう説明する」
立木桐人:「やはり金井樹里が本体で、そうした伝染性の影響を付与している可能性はある……それに」
立木桐人:「……それに、そうだな……不快だ」
光通常:「そうだな。そこは説明がつかない。監視は続けて行う。」
光通常:「私の考えでは、既に影響を受けているか、テイが意識的に彼女を除外したかの何方かだと思っている。」
立木桐人:「『意識的に』?」
光通常:「ああ。彼女は居なくなったと言っていたが、その通り、私はテイが自分から居なくなった可能性を考えている。」
立木桐人:「……!レネゲイドビーイングか……!」
高井戸庵:「なるほど。偶然見つからないのではなく、自らの意志で移動を行った……」
立木桐人:「仮にそうだとすれば、やはり屋敷周辺の捜索が先決だと……俺は、考える」
高井戸庵:「厄介だな」
光通常:「彼女の父親に関しても、テイが手を下したのかもしれない。好きな相手のことを思い、それを傷つける相手を……と言うのは考えられる話だ。」
立木桐人:「『均一化』の影響は危険だが、同時に足跡であるともいえる」
光通常:彼女の話を信じるなら、だがね。と付け足して。
高井戸庵:(『お父さんはね。倒れてからは、樹里にいじわる言わなくなったの』)
高井戸庵:(『ぬいぐるみはテイだけなの。私の宝物よ』)
立木桐人:「むしろ厄介なのは、ぬいぐるみを……意志持つ『別の何者か』が持ち去ったか、隠蔽したパターンかもしれないな……」
高井戸庵:「……なるほど、そういうことも、考えられるな……」
高井戸庵:「探そう。どちらにせよ、屋敷近辺だ。少しでも手がかりが欲しい」
立木桐人:「……“コンダクター”。支部周辺の感染の件もある。だが」
立木桐人:「痕跡を追うには“コンダクター”の知覚が必要だ。どちらを優先するか、判断を仰ぎたい」
光通常:「こちらを優先させてもらう。時間が経ったら追跡が困難になるかもしれない。」
立木桐人:無言で頷く。
高井戸庵:「了解した」
GM:では、そろそろシーンを終了します。なにかありましたらどうぞ。
光通常:「では引き続き捜査を続けよう。もう一度、屋敷に戻るぞ。」
光通常:あ、こんな感じで大丈夫です
立木桐人:高井戸さんのロイスを変えます。ネガティブの激怒。やはり許せないやつ!
高井戸庵:きたー
GM:激怒!
高井戸庵:こちらは通常さんにロイスを取ります。○信頼/隔意
高井戸庵:あと樹里ちゃんへのロイス感情を○庇護/不安に変更しておきます。
立木桐人:そうだ、金井樹里にも取ってやるぜテメェ~!
光通常:取ろうかなー
立木桐人:容疑者/金井樹里/共感/侮蔑:○/ロイス
高井戸庵:共感が気になるー
光通常:要注意人物/金井樹里/P:庇護○/N:悔恨/ロイス
GM:購入も可能だよ!
高井戸庵:UGNボディアーマーいきます
立木桐人:わっちもボディーアーマーじゃ
高井戸庵:1dx+1=>12
DoubleCross : (1R10+1[10]>=12) → 5[5]+1 → 6 → 失敗

光通常:んー。
立木桐人:2dx+3>=12
DoubleCross : (2R10+3[10]>=12) → 8[5,8]+3 → 11 → 失敗

光通常:ボデあまー
立木桐人:ムム
高井戸庵:全然だめ
立木桐人:財産1使おう
光通常:1dx+4
DoubleCross : (1R10+4[10]) → 6[6]+4 → 10

光通常:ダメ—
立木桐人:装甲8!これで39点まで耐えられると思えば安いものよ
GM:なかなかの耐久力…!
光通常:つよいのだ
立木桐人:財産は3。以上です
光通常:私も以上!
高井戸庵:以上です!
GM:OK!

ミドルシーン05 - 光を見つけているお前が特別なんだ

GM:では、次のシーン。
GM:情報収集したりお話ししたりしてもらうプランです。
GM:シーンプレイヤーは通常さん。
光通常:する!
光通常:1d10+56
DoubleCross : (1D10+56) → 4[4]+56 → 60

立木桐人: 立木桐人の侵蝕率を+8(1D10->8)した (侵蝕率:64->72)
高井戸庵:1d10+59
DoubleCross : (1D10+59) → 1[1]+59 → 60

高井戸庵:ジャスト
GM:立木くん…
GM:では
GM:-----
GM:君たちは屋敷に戻り、ぬいぐるみの足跡や気になることを調べることにした。
光通常:調べる
立木桐人:当然影のように支部長を護衛だ
高井戸庵:ついていく
GM:さて、情報収集項目ですが
光通常:はい!

・金井樹里について 難易度8 情報:警察、噂話
・ぬいぐるみ、テイについて 難易度9 情報:噂話
・貌なし病について 難易度8 情報:UGN、裏社会

ざっとこんな感じです
立木桐人:UGNは支部長にまかせるとして
立木桐人:私はぬいぐるみが良さそうかな
立木桐人:侵蝕も高いからピュアソラ並に振れるぜもう
高井戸庵:警察があるし樹里についてですかね
光通常:かおなしびょうしかないぜ
立木桐人:「要人への貸し」を活用して「ぬいぐるみ、テイについて」を判定。
光通常:振る!判定!
立木桐人:5dx>=9
DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 8[1,4,5,7,8] → 8 → 失敗

光通常:もちろんコネを使うぜー!
立木桐人:フッ、財産1を使って成功。残り財産は2だ。
光通常:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 10[5,7,10,10]+9[7,9]+3 → 22

高井戸庵:4dx=>8 〈コネ:警察官〉使用。貌なし病について。
DoubleCross : (4R10[10]>=8) → 9[4,5,9,9] → 9 → 成功

光通常:ヒャッハッハッハッハ!
高井戸庵:よっし
GM:あ、高井戸さんは樹里ちゃんですね
高井戸庵:まちがえた!
高井戸庵:失礼しました。
GM:では、全員成功。一つずつ開示していきます。

・金井樹里について
物心ついた時より表情を見せない子供だった。非オーヴァード。
表情が作れないことに強いコンプレックスを抱いており、また、そのことで父親より心ない仕打ちを受け続けていた。
貌なし病の最初の発病者と接触している。

高井戸庵:そうだったのか
光通常:かわいそう
光通常:おかあさんはどうしたんだろう
GM:彼女が6歳の時に死別していますね。
光通常:そっか……
立木桐人:悲しい物語
GM:次の情報。

・ぬいぐるみ、テイについて
金井樹里が5歳の時に母親より贈られたぬいぐるみ。
金井樹里の手によって、顔が剥ぎ取られている。
金井泰宏が死亡した時より消息が不明になっている。

光通常:剥ぎとったの君だったの!?
GM:新項目、

・テイの現在と居場所について 難易度12 情報:UGN、裏社会

が現れました。
光通常:怖いよ!
高井戸庵:なんかそういうぬいぐるみなのかと思ってたよ!
立木桐人:こいつはそういうことをするやつだと思ってたぜ!
高井戸庵:もしくはレネビ化でなんかなったとかそういう
立木桐人:紫色の血のサイコパスだ!
GM:では、次の情報。

・貌なし病について
顔が無機質なマネキンのようなものになる現象。
顔の部分のみが『均一化』している。
身体はEロイス:血の花嫁によって動かされている。
発病者の居住区域では『均一化』した物質が確認された。

GM:以上です。
高井戸庵:Eロイスー!
光通常:うわっ
立木桐人:既に死んでるというわけか!
立木桐人:これじゃあブチ殺せねェー!
光通常:まっまじかよ……死んでんじゃん……
光通常:っていうか全員ジャームじゃねえか
高井戸庵:ほんとだ
高井戸庵:こええ……
光通常:殺処分だな……
GM:顔の部分がくりぬかれてそこに顔がはまっているイメージですね
高井戸庵:ひゃー
光通常:うわっ
光通常:やべえ
光通常:それじゃあそうですね
光通常:立木君とぬいぐるみの話をして
光通常:そのあと、あれはいけないぞーぷんぷんって話をして
光通常:電話で顔無病についてのあれを受け取ることにしましょう
高井戸庵:了解っす
GM:了解です。
立木桐人:イエスだぜ
光通常:多分支部員に画像解析とか頼んでたんだろうきっと
立木桐人:では、家のアルバムなどを探って得られた程度の情報を報告に向かいましょう。
立木桐人:高井戸さんは周辺住民に金井家の家族関係とかについて聞き込んでろ!
高井戸庵:了解した
立木桐人:「“コンダクター”」連絡待ちの支部長のところにのっそりと現れます。
立木桐人:「アルバム類を遡った。テイという名のぬいぐるみを金井樹里が所持していたのは事実らしい」
立木桐人:「……これが5歳の写真。顔が剥がされたとしたら——」
立木桐人:何歳頃のお話でしょう?
光通常:「そうか。そこから確認するべきだったな。私はすっかり信じ込んでいた。」
GM:6歳、母親が死んだ頃ですね。
立木桐人:「この写真との間。6歳頃というのが俺の見解だ……」
光通常:「……最初から顔がなかったのではなく、顔を剥がされていたのか。……やったのは樹里本人か……?」
立木桐人:「家族が、わざわざこんな不気味な加工を施すものか?……俺は、奴本人の仕業だと考える」
光通常:「素直そうに見えたが、思ったよりも深い心の闇を抱えていそうだな。少し恐ろしい。」
立木桐人:「……恐ろしい?」
光通常:「宝物だ、大事にしていると言っていたものを自ら傷つけていたと思うとな。私にはその気持がわからない。わからないものは恐ろしいだろう。」
立木桐人:「宝物ではなかったのだろう」
光通常:「そうかもな。もしくは、顔をはいでから宝物に成ったのか。何方にしろ、私にはわからないが。」
立木桐人:「現状、事件解決のために『わかる』必要があるのは」
立木桐人:「この人形の行方だけだ。……金井樹里の動機は、行方を探す役には立たない」
光通常:「そうかもしれないな。だが、立木。先ほども思ったが。」
光通常:「お前の言葉には棘が多いな。いや、自覚はしていないのかもしれないが。」
立木桐人:「……」ぎゅっと、ヘッドホンを押さえる。
立木桐人:「自覚はしている。だが……これを直すべきなのか?」
光通常:「していたか。私は直しておいたほうが良いと思うぞ。」
立木桐人:「直す、というより……俺の場合は」
立木桐人:「……激情を抑えて、どうにかこういう形に押し留めている」
光通常:「そうか。それは……難儀だな。」
光通常:「これ以上どうこうするのは難しいということか。」
立木桐人:「……“ワイズクラック”に最初に会った時の俺を見ただろう」
光通常:「ああ、ゆっぴーさんの……」
立木桐人:「だから明かせるようなものだ……本当ならば、こんな努力をしていること自体を、知られたくない」
立木桐人:「……だが、それでも、俺はマシになろうとしている」
立木桐人:「俺の意見は間違っていたか?俺は……指揮系統には、従う」
立木桐人:「任務の上で支障があるなら、それを改善する指示をくれ、“コンダクター”」
光通常:「いや、お前が努力しているというのなら、治せと言っても今すぐには無理だろう。」
光通常:「その姿勢は間違っていない。だが、そうだな。もしもその激情が落ち着いて、余裕ができたら、相手に謝っておいたほうがいいだろうな。」
立木桐人:「……俺は、“ワイズクラック”も……金井樹里も、好きではない」
光通常:「間違ったと思った点についてだけでもいい。棘のある面ばかり見せていては、相手は離れていくだけだからな。」
立木桐人:「……ゆっぴーなら……」遠くを見る。
立木桐人:「ゆっぴーなら、こんな気持ちの時にどうするだろうか……」
立木桐人:「……もしかしたら、俺の考えが間違っているのかもしれない。その時には、そうしよう」
立木桐人:「ゆっぴーもきっと、そうするだろうから」
光通常:「そうか。ゆっぴーさんはお前にとっての憧れなんだな。」
立木桐人:マフラーの内側で恥ずかしそうに笑う。
立木桐人:「神だ」
光通常:「神だったのか……。」
立木桐人:「……“スターダストコンダクター”。そんなコードネームをしているのに、神について考えたことがないのか?」
光通常:「私のコードは能力からつけられたものだからな。あまり考えたことはない。」
立木桐人:「暗闇の中にある時ほど、心を導く光が必要だ。」
光通常:「だから、あの時樹里にも光について尋ねたのか。」
立木桐人:「……」頷く。
光通常:「お前なりに理解しようとしていたんだな。」
立木桐人:「俺は子供を軽んじたくない。俺が7歳の時には……」
立木桐人:「どうやって殺すかを考えていた。その能力があった。子供でも、人間だからだ」
立木桐人:「金井樹里にも人格があり、考えているのだろう」
立木桐人:「舌足らずな喋り方をすれば、誰かが同情してくれるか」
立木桐人:「ぬいぐるみの顔でも剥げば、感情移入できるか」
立木桐人:「父親が死んだ、今」
立木桐人:「奴が語ったのは、愛よりも憎悪が先だ。それだけのことだ」
光通常:「なるほど、理解した。私はそこに同情したが、お前はそこが好きではなかったと。」
立木桐人:「そうだ。喋りすぎたな……」
立木桐人:マフラーの中に鼻まで埋めるように俯く。
光通常:「しかし、困ったな。なにかアドバイスでもして、どうにか仲を取り持てないかと思っていたが」
立木桐人:「……。俺は」
光通常:「ここまでしっかり考えていたとなると、いうことが見つからないな。」
立木桐人:「……いや、いい……こんなことは不可能だと……わかっている」
光通常:「なんだ、気になるじゃないか。」
立木桐人:「………………」
立木桐人:「……もしもACODESの、話が……できれば……」
光通常:「たしかにそれは大変そうだな。」
光通常:「だがまあ、試しに話してみればいいんじゃないか。たとえあちらは知らない話でも、お前が歩み寄ろうとしていることは伝わるだろう。」
立木桐人:「そうだろうか……?」不信感
立木桐人:「どうせ奴も同期の連中と同じだ」
立木桐人:「クソッ、チルドレンじゃなければ……話ができると思ったのに……!」壁を叩く。
立木桐人:「オリコン3位も取ったのに……もうマイナー地下アイドルじゃないんだッ!」
光通常:「すごいな。それはなんて言う曲なんだ。」
立木桐人:「『空ナミ』に決まってるだろう……!去年の11月!第2週!」
光通常:「それは過去の話だから、決まってはいるのだろうが……。」
立木桐人:「CMでも流れてたんだ!『傷口かっらー♪ 熱く 熱く ハートの よっう、な♪』」
立木桐人:軽く振り付け付きで歌います。
光通常:「あ、知ってる。知ってるぞそのフレーズ。私も見た。」
立木桐人:「ここまでやっても知らないか!?“コンダクター”!『空の 空の 星のっ雨♪』」
立木桐人:「あれが!ACODESなんだよ!あれを歌ってたのが!」
光通常:「分かった、わかった。一旦落ち着け。」
立木桐人:「ちなみに今の『空の空の』が、ライブでは大体ゆっぴーのソロになるんだ」
光通常:「なんとなくわかってきたが、どうやらお前は自分が知っていることを相手も知っていないと気がすまないようだな。」
立木桐人:「……それは、そうかもしれない……俺の欠点なのか……くっ」顔を手のひらで押さえる。
立木桐人:「だが、ACODESだぞ……!?」
光通常:「立木、お前がアコーズを知ったのはいつなんだ。」
立木桐人:「……きっかけなら、R事例を解決した時、関係者にすごい熱意でチケットを……いや」
立木桐人:「長くなる。12歳の頃だった。8月だ。Q町文化会館ホール……第5回公演!」
光通常:「いや、そこでいい。12歳の時だったんだな。」
立木桐人:「勿論その時は、きゅりの髪も今みたいなセミロングじゃなかった。なるなるも臨時メンバーで——」
立木桐人:「……っ」止まる。
立木桐人:「……12歳だ」
光通常:「いいか、立木。他の、アコーズに詳しくない人間のことは、12歳より前の自分だと思うんだ。」
立木桐人:「……12歳より前の、俺……」
光通常:「お前はその時に光を見つけたのだろうが、世の中にはお前の言う光を見つけられない人間のほうが多い。見つけていたとしても、それが光だと気づかない人間のほうがほとんどだろう。」
光通常:「光を見つけていない人間が劣っているんじゃない。光を見つけているお前が特別なんだ。」
立木桐人:「……。ああ、分かっている……俺は、幸せなんだ」
立木桐人:床に座り込む。「……だが、そうだとしても」
立木桐人:「俺にはACODESと戦闘しかない……他に何の話ができる」
光通常:「すればいいじゃないか、アコーズの話を。相手が知らないなら、お前が教えてやればいい。」
立木桐人:「……やってみよう」
光通常:「もしかしたら、お前が、第五回公演に成れるかもしれない。」
立木桐人:「……それは、すごい」目を強く閉じる。
立木桐人:「途轍もない、話だ……」
光通常:「うむ。検討しておいてくれ。」
高井戸庵:では、そのあたりでコンコン、とノックの音。
高井戸庵:「失礼する」入室。
光通常:「“ワイズクラック”か。調査、ご苦労だった。」
高井戸庵:「金井樹里個人について調査を行った。結果を報告したい」姿勢を正す。
高井戸庵:立木くんにはちらりと視線をやるだけにしておこう。
光通常:「ああ、頼む。こちらも、テイについてわかったことがある。」
高井戸庵:「そうか。ぜひ共有したい」
立木桐人:何故か今は座っています。立てた剣を片手に抱えるようにして報告を聞いている。
高井戸庵:「彼女は非オーヴァード。例の無表情については、今回の貌なし病とはどうも異なるようで、幼い頃からのものらしい」僅かに睫毛を伏せる。
高井戸庵:「彼女の言葉通り、父親から心無い仕打ちを受けていたことは事実のようだ。そして」一瞬言葉に詰まる。
高井戸庵:「貌なし病の最初の発病者と……接触していた、という記録がある」
高井戸庵:「以上だ」
光通常:「……そうか。やはり早急にテイを見つけなくてはならないな。」
高井戸庵:「そちらの、テイについての情報とは」
立木桐人:「ぬいぐるみの顔を剥いだのは金井樹里本人だ」
高井戸庵:「……なんだと」瞬きをする。
立木桐人:「こちらで調べた限りでは、母の形見か何からしいな。フン」
光通常:「五歳から六歳の間に剥ぎ取られたらしい。母親が死んだ頃と一致する。」
高井戸庵:「……」顔を伏せる。「……お揃い、か」
光通常:「彼女の心中を察するのは難しいな。」
立木桐人:「だから父からも虐待を受けたか」
立木桐人:「心を……」マフラーを押さえる。
立木桐人:「……心を伝達するものがないからな」
立木桐人:冷たい眼差しのまま、淡々と言う。
高井戸庵:「顔、表情か」
高井戸庵:「私は……」自分の顔を軽く押さえる。首を振る。
光通常:「それともう一つ、わかったことがある。今支部員から連絡があった。」
光通常:そう言って端末を取り出す。
立木桐人:「別件の調査結果か……!?」立ち上がる。
光通常:「ああ。貌なし病患者について調べていたが」
高井戸庵:「進展があったか」
光通常:「やはりこれは『均一化』と同じ現象だったようだ。貌なし病患者は、顔の部分だけが『均一化』しているらしい。」
光通常:「発病者の居住区から『均一化』した物品も見つかった。間違いないだろう。」
立木桐人:「……だが、『貌なし病』と『均一化』は違う」
立木桐人:「『均一化』は生命体に作用した場合、その本来の機能を失わせる性質だっただろう」
立木桐人:「顔面の機能を喪失して、『貌なし病』患者のように生きていられるはずがない」
光通常:「ああ。その通りだ。」
高井戸庵:「その通り。とすると」
光通常:「『貌なし病』患者は既に死んでいる。」
立木桐人:「何だと……ッッ!?」
高井戸庵:「……!」
光通常:「似た事例がUGNのデータベースにも存在した。そしてその死体が何者かによって動かされている。」
立木桐人:「だが、奴らは生きていた!」
立木桐人:「動く死体……ジャームか……!!」
高井戸庵:「ジャームだと。確か、十数名が罹患していたという話だが」
高井戸庵:「それだけの数のジャームが……」
立木桐人:「発話もしない。表情も動かさない」
光通常:「思った以上にまずい状況というわけだ。動かしているものもジャームだろう。」
立木桐人:「ただ、生きているように見せかければいい……それだけの操作か……!」
立木桐人:壁に拳を叩きつける。
立木桐人:「“コンダクター”!ここまで来れば明らかだ!これは、何者かが意図して起こしている現象だ!」
立木桐人:「ジャームが街に潜んでいるッ!」
光通常:「ああ。その何者かがその気になれば、患者全員を操り街を破壊することもできるだろうな。」
立木桐人:「所在不明の、顔なしのぬいぐるみ!あるいはそれを持ち去り、感染性を付与した者!」
高井戸庵:「そうなる前に、警察に警戒を要請したい。構わないだろうか」
立木桐人:「誰だ!?発見次第破壊しないと……!」
高井戸庵:「事態は、一刻を争う」無表情だが、声には熱がこもっている。
光通常:「こちらも支部員を派遣しよう。」
光通常:「だが、ジャーム相手だ。相手の出力もわからない。気休め程度だな。」
光通常:「立木の言う通り、早急に大本を発見し、破壊する他無い。」
高井戸庵:「だが、何もしないわけにはいくまい。警察の使命は、社会の治安を守ることだ」
高井戸庵:「もちろん、私はそのように動く。原因となった者を叩く」
立木桐人:「……俺は、そうするしかない」
高井戸庵:「私はサイボーグである前に、刑事だからな」
立木桐人:「ゆっぴーのために出来る、ただ一つの役割だ……!」
光通常:「私も同じ気持だ。この街は我々の街だ。好きにさせる訳にはいかない。必ずテイを見つけ出すぞ。」
高井戸庵:「ああ」頷く。
立木桐人:(ゆっぴー)剣の柄に額を当てたまま念じる。
立木桐人:(俺の力を、あなたの世界のために使わせてくれ)
光通常:そう言って二人を引き連れて、テイの行方を探しに行きます。
光通常:恐らく監視カメラのチェックとかそういうのだよ
GM:では、そろそろシーンを終了します。何かありましたらどうぞ。
立木桐人:高井戸さんのロイスはまだ変えない。で、応急手当を用意しておこう。
立木桐人:2dx+3>=8
DoubleCross : (2R10+3[10]>=8) → 9[2,9]+3 → 12 → 成功

立木桐人:いいね~
光通常:ボデアマ!
光通常:2dx+4
DoubleCross : (2R10+4[10]) → 9[7,9]+4 → 13

光通常:買えたー
高井戸庵:ロイスは変更なし、ボディーアーマー買います
高井戸庵:2dx+1=>23
DoubleCross : (2R10+1[10]>=23) → 6[5,6]+1 → 7 → 失敗

高井戸庵:23てなんだ とにかく失敗!
GM:では、シーン終了!

ミドルシーン06 - 顔がないからだ

GM:次のシーンです。
GM:シーンプレイヤーは高井戸さん。残りの情報収集をしたりとかしましょう。
高井戸庵:1d10+60
DoubleCross : (1D10+60) → 3[3]+60 → 63

光通常:残りは一個でしたっけ
GM:はい!
光通常:UGNで難易度12か……結構キツイな。私も出ましょう。
光通常:1d10+60
DoubleCross : (1D10+60) → 9[9]+60 → 69

GM:というわけで残っている情報項目はこちら

・テイの現在と居場所について 難易度12 情報:UGN、裏社会

高井戸庵:じゃあ裏社会で振ってみたいです
GM:どうぞどうぞ
高井戸庵:4dx+1=>12 コネ:情報屋使用
DoubleCross : (4R10+1[10]>=12) → 8[4,7,7,8]+1 → 9 → 失敗

高井戸庵:あがー
光通常:UGN!
光通常:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 10[4,8,9,10]+10[10]+9[9]+3 → 32

光通常:うおっ
高井戸庵:すご
GM:…?
光通常:成功です
高井戸庵:すごいww
GM:はい
GM:では、開示いたします。

・テイの現在と居場所について
テイは現在、レネゲイドビーイングのジャームとなり、
分裂して少しずつ町のものに成り代わっている。これが『均一化』の正体である。
成り替わる際、元の物質を「取り込む」ことで己の質量を増やしている。
「自分にないもの」を取り込んでおり、人間を対象とした場合顔が取り込まれる。

本体もまた《物質変化》により何かに擬態していると考えられる。
『均一化』の足跡を追えば、現在の居場所を絞り込むことが可能だろう。

立木桐人:凶悪!
高井戸庵:おお……
GM:以上!
光通常:うわーっ
光通常:なり変わっているということはあの木とかも全部テイになっているのか
GM:そんな感じですね。ただ、主体はあくまで本体にあるようです。
光通常:つまり意思を持って動いたりできるのは本体だけか
GM:そうですね…イメージとしては分体は手足みたいな。
光通常:なるほよー
高井戸庵:こわいぜ
光通常:ではそうですね、均一化した物質を侵蝕値チェックとかしてみたら
光通常:全部同じくらいでジャームクラスだったから、多分そうだろうなみたいな感じで行こうかな
GM:OKです。
光通常:では、街を歩きながら連絡を受けて、高井戸さんに内容を話し始めます。
高井戸庵:こちらは情報屋にぬいぐるみの話をしたら鼻で笑われました。
高井戸庵:なぜだろう。
GM:なぜ・・・
光通常:「『均一化』について、更に詳しい結果が出た。『均一化』の正体はテイによる成り代わりだ。『均一化』された物質は、テイの一部に置き換わっている。」
高井戸庵:「……」無表情だが真剣に話を聞いている。
光通常:「『均一化』された部分から異常な高さの侵蝕値が検出された。恐らく間違いない。増えた質量はそのまま元の物質を取り込むことで補っているのだろうな。」
高井戸庵:「つまり分裂してあちこちに遍在している、ということか」
光通常:「そういうことになる。それと、一部の布や綿は均一化されなかった。主にぬいぐるみに使用されている種類だ。」
光通常:「取り込んでいるのはテイが持っていない物だろうな。人間の顔が消えるのも、テイに顔がないからだ。」
高井戸庵:「なるほど……」頷く。
光通常:「この分だと、本体も別の物質に擬態しているかもしれん。やはり『均一化』の足跡を追うことがテイの発見に繋がりそうだ。」
高井戸庵:「了解した。それならばなおのこと調査を急がねばならないな」
光通常:「ああ。それも我々がやらねば。通常の手段で均一化を判別するのが困難なように、擬態を見破るのも我々でなければ難しいだろう。」
高井戸庵:「ことに、支部長の知覚力が頼りだ。私も可能な限りのことをするが……どうもレネゲイドに関する調査では遅れを取ることが多い」
高井戸庵:「警察にはデータが少ない。やはり、協力体制を築いたのは正解だった」
光通常:「それはこちらのセリフだ。我々の人員だけでは、『均一化』された区画の封鎖や関係者の管理は難しかっただろう。礼を言う。」
高井戸庵:「いや……」少し考え、「立木くん……"グレートパージ"も、そう思ってくれているだろうか」
高井戸庵:「どうも私は彼とは相性が悪いようだな。私としては穏当に調査を行うつもりなのだが、激怒されてばかりだ」目を細める。
光通常:「警察との協力については、あまり快く思っていないようだな。だが、そこについては“グレートパージ”自身も悩んでいるようだった。激情を抑えることができないと。」
高井戸庵:「そうか。彼自身も、か」
高井戸庵:「時間が許せばだが……彼とは少し話をしたい。このままではあまりいい結果を生めるとは思えない」
光通常:「ああ。彼も、君とはいい関係を築きたいと言っていた。だが、そのやり方がわからないとも。」
高井戸庵:「そうなのか」通常さんの顔を見る。
高井戸庵:「それはこちらも同じだ。何か……きっかけになるような話題でもあればいいのだが……」
光通常:「アコーズと戦闘しか、自分は知らないと。チルドレンは幼い頃からレネゲイドのコントロールばかりを教えられると聞く。真実なんだろうな。」
光通常:「……もし良かったらだが」
高井戸庵:「何だろうか」瞬きをする。
光通常:「君から“グレートパージ”……立木にアコーズの話題を振ってもらえはしないか。誰かに話したくて仕方がない、といった様子だったからな。」
高井戸庵:「はあ!?」思わず声を上げ、慌てて口を閉ざす。
光通常:「その話題を共有できれば、二人の距離も縮まるとかんがえられる。」
高井戸庵:「いや、私に? アイドルグループの話を?」
高井戸庵:「……まあ、確かに確実に彼が興味を持つ話題、では、ある、が」
高井戸庵:「……善処したい」
光通常:「そうだ。戦闘の話でもいいかもしれないが、やはりそちらのほうがいいだろう。アコーズの存在は、彼にとって日常の象徴のようなものだ。」
光通常:「心が安らぐのは、非日常にある戦いの話ではなく、日常にあるアコーズの話であると私は信じている。」
高井戸庵:「日常の象徴、か。守るべきもの……そういう存在であると判断していいだろうか」
高井戸庵:「それであれば、こちらも少しは会話ができるかもしれない」
光通常:「その考えで間違いない。……先ほど立木から教えてもらった曲だ」そう言って、携帯で先ほど教えてもらった『空ナミ』のPVを流し始める。
光通常:「どうやらこの曲がお気に入りのようだった。CMでも流れていたらしい。なにか、話題を振る切欠にでも使って欲しい。」
高井戸庵:「……ああ、そういえば、サビは聴いたことがあるかもしれない」目を細める。「深夜テレビのCMで」
高井戸庵:「これが、彼の守るべきものか」
高井戸庵:「わかった。大変参考になった。支部長。私はサイボーグだが、感謝の気持ちは常に忘れないようにしている」
光通常:「そのようだな。先ほど驚いた時の声は、サイボーグらしからぬ、中々に可愛らしい声だった。」アコーズの話題を振ってくれ、と頼んだ時の事だ。
高井戸庵:「いや、あれは……その」目を逸らす。「忘れてくれるとありがたい。エラーのようなものだ」
光通常:「難しいな。だが、秘密にはしておこう。」ふっ、と、柔らかい笑みを見せて。それから口を閉じ、歩く速度を早くする。そろそろ、立木も合流する頃だ。
GM:では、そこで、高井戸さんの端末が鳴ります。金井樹里のいる仮設住宅の警備エージェントからだ。
高井戸庵:応対しよう。
高井戸庵:「もしもし。こちら高井戸だが」
警備エージェント:「もしもし!金井事件担当の高井戸さんですね?至急、至急報告が…」
高井戸庵:「何だろうか。手短に話してもらいたい」ただならぬものを感じ、声が強張る。
警備エージェント:「金井樹里が…いなくなりました」
高井戸庵:「何……」
警備エージェント:「確かに、部屋にいたはずなんです。しかし…忽然と…」
光通常:「どうした、“ワイズクラック”。」足を止めて高井戸さんに問いかける。声の強張りを察し、こちらも緊張感のある声で。
高井戸庵:「金井樹里が姿を消した」通常さんに早口で告げる。
高井戸庵:「……了解した。おそらく警備チームを責めても仕方がない話だ。だが、捜索は念入りに行ってもらいたい」通話に戻る。
光通常:「……そうか。自分の意志で出て行ったのならいいが、そうではないだろうな。」
高井戸庵:端末を耳に当てたまま頷く。
警備エージェント:「はい…はい、申し訳ございません…こちらでも、引き続き捜索をいたします」
高井戸庵:「こちらでも調査と同時に彼女を探す。何かあればすぐに連絡を頼む」
警備エージェント:「はいっ、了解いたしました!…それでは、失礼いたします!」
警備エージェント:通話が切れる。
高井戸庵:通話を終了し、ふう、と息をつく。
光通常:「しかし、私が見た時は均一化は起こっていなかった。そうなると、直接出向いたか、それとも手駒を使ったか。」
高井戸庵:「どちらにせよ、彼女の身が危険だ」
高井戸庵:「……立木くんの力も必要だろう。合流を急ごう」つかつかと大股で歩いていく。
光通常:「そうだな。テイも彼女には執着しているだろう。行ったり来たりと大変だが、また様子を見に行かねばならんな。」僅かにまゆをひそめながら、その後をついていくよ。
GM:では、そろそろシーンを終了します。
光通常:お願いします!
高井戸庵:はい!
GM:ロイス、購入などありましたらどうぞ!
光通常:購入!うーむ
光通常:高井戸さんようにボデーアーマーでも買おうか。
光通常:おらっ
光通常:2dx+4
DoubleCross : (2R10+4[10]) → 6[5,6]+4 → 10

光通常:うーんダメ
高井戸庵:でもありがとうー
高井戸庵:ロイスは保留、自分でUGNボディーアーマーを購入します。
高井戸庵:2dx+1=>12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 9[1,9]+1 → 10 → 失敗

高井戸庵:このー
高井戸庵:以上です!
GM:はーい
GM:ではシーン終了!

ミドルシーン07 - マスターシーン:ずっといっしょ

GM:次はマスターシーンになります。
GM: 
GM:金井樹里、5歳の誕生日。
樹里の母:「お誕生日おめでとう、樹里。ほら、プレゼントよ」
金井樹里:「なんだろう… わ、あ。ぬいぐるみ。」
GM:にっこりと笑う、クマのぬいぐるみだ。
樹里の母:「テディベア、っていうのよ。…どうかな?気に入った?」
金井樹里:「…うん。とっても素敵。嬉しいよ、お母さん」無表情のまま、だけど手振りも交えて喜びを表現する。
金井樹里:「ええっと…テディ…テデイ……うーん、テイでいいや。よろしくね、テイ」
GM: 
GM:1年後。
GM:樹里の母は、この世を去った。
金井樹里:「……お父さん」
GM:父は、背を向けて、酒を飲んでいる。
金井樹里:「ねえ、お父さん」抑揚のない声で、再び呼びかける。
樹里の父:「…うるさい!」
樹里の父:壁に小物が投げつけられる。
樹里の父:「お前は…お前は、悲しくないのか!?いっつも…いっつもおんなじような顔しやがって」
金井樹里:「お父さん…、私は」
樹里の父:「あれだけ、あれだけ母さんに大切にしてもらったくせに…この、恩知らずめが…」
金井樹里:「ちがうの、私、顔が…」
樹里の父:「ああ、そうだったな。お前は表情が作れない。わかっちゃいるさ。でもな、そんな顔、ないのと同じだ」
樹里の父:「おれにとっちゃあ、不気味でしかない!お前がそばにいると、イラつくんだよ!!」
樹里の父:「わかったら、さっさと行け!おれを一人にしてくれ!」
金井樹里:「………ごめんなさい」
GM: 
GM:少女は、とぼとぼと自分の部屋に向かう。目に入るのは、母に貰ったぬいぐるみ。
金井樹里:「……あのね。私、顔がないんだって」
GM:少女は、ぬいぐるみに語りかける。
金井樹里:「…本当はすごくかなしいのに、かなしいって顔にならないの」
GM:ぬいぐるみはこたえない。
金井樹里:「…ねえ。なんであんたは笑ってるの?」
金井樹里:「私は笑えないのに。なんで。なんであんたは笑うの」
金井樹里:「おかしいよね?そんなの、おかしいよ」
金井樹里:「いっしょじゃなきゃやだ。あんたは、私といっしょじゃなきゃ…」
金井樹里:「でないと……私、ひとりに…なっちゃう…」
金井樹里:はさみを、片手に握る。
金井樹里:それを、ぬいぐるみの顔に突き立てる。
GM:ぶすり。
GM:ぶすり。
GM:ぬいぐるみは、なにもいわない。
金井樹里:目はちぎる。鼻はなくす。笑った口なんて、ぜんぜんいらない。
金井樹里:ばちん。
金井樹里:ばちん。
GM:…ぬいぐるみに、顔はもうない。
金井樹里:「……うん」
金井樹里:「これで、私たちおそろいだ」
金井樹里:「だから、ずっといっしょ」
金井樹里:「ずっといっしょだよ、テイ」
GM:その時、
GM:ぬいぐるみは、目覚めた。
GM: 
GM:マスターシーン終了。

ミドルシーン08 - “ワイズクラック”はウッヨーカー

GM:次のシーン。
GM:樹里ちゃんを探したりするといいでしょう。シーンプレイヤーは引き続き高井戸さん。
高井戸庵:1d10+63
DoubleCross : (1D10+63) → 9[9]+63 → 72

立木桐人: 立木桐人の侵蝕率を+10(1D10->10)した (侵蝕率:72->82)
高井戸庵:あがった
立木桐人:死にそう
GM:やばい
光通常:んー。んー。
光通常:まあ緊急事態だし出たほうがいいのかなあ
光通常:いや、しかし!ここは別行動ということであえて出ないというのはどうだろうか?
光通常:二人っきりにして仲を深めるのだ……
GM:様子見でも良いですよ!
光通常:やばそうなら出ます!
GM:では、樹里ちゃんを探したりしましょう。
高井戸庵:しよう!
GM:判定は…そうですね、
GM:<知覚>か<情報:>で9以上で見つけることができるとしましょう。
高井戸庵:よし、知覚で判定します
立木桐人:情報で判定しよう……要人への貸しを使用します。
高井戸庵:9dx+2=>9 サーチレーダー使用
DoubleCross : (9R10+2[10]>=9) → 10[1,3,5,7,7,7,8,10,10]+10[3,10]+7[7]+2 → 29 → 成功

高井戸庵:わあい
GM:オーバーキルすぎない?!
高井戸庵:びっくりですよね
立木桐人:4dx+1>=9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 10[2,3,3,10]+2[2]+1 → 13 → 成功

立木桐人:同期の雲居廉太郎くん(ブラックドッグ/ノイマンの後方エージェント)に探ってもらった。
GM:廉太郎くん優秀だぜ
GM:では、君たちは調査により、誰かに連れられて一緒に歩いている樹里ちゃんを見つけ出すことができるでしょう。
GM:いきなり見つけてもいいし、見つける前にお話とかしてもいい
高井戸庵:お話とかしたいですね。
立木桐人:じゃあ、待ち伏せ箇所で合流ですかね
高井戸庵:あ、お話って立木くんとということで合ってます?
GM:ですです
立木桐人:では、電柱の影に立っていましょう。この時期に冬服で、剣呑な眼差しのため、非常に目立つ。
高井戸庵:ではそこに、こちらもコートの裾を翻して現れる。樹里を探してきたのだ。
高井戸庵:「……立、"グレートパージ"」声を掛けよう。
立木桐人:「!」反射的に剣を構える。「……っ、“ワイズクラック”か」
立木桐人:「……」グッ
立木桐人:「……申し訳ない。我々のエージェントが、金井樹里を逃した」
高井戸庵:「ああ、私だ」両手を軽く上げる。
立木桐人:「まだ甘い連中が居たのか……それとも、敵や金井樹里の能力に想定外の部分があったのか……」
立木桐人:防寒手袋の親指を噛むようにして苦悩する。
高井戸庵:「起こってしまったことは仕方がない。今出来ることを進めるのみだ」
立木桐人:「とにかく、我々の落ち度だ。くそっ」頭を下げたままだ。
高井戸庵:「君は、よくよく甘い連中が苦手と見えるな」
立木桐人:「……性分だ」顔を上げて、どうにか無表情に戻す。
高井戸庵:「それも、君が優秀な人材だから起こることかもしれないが」
立木桐人:「何か、原因があるわけでもない。どうしても自分や他人に欠けた点ばかりが目につく」
高井戸庵:「自分に対してもか。……厳しいんだな」
高井戸庵:「……」耳にしているヘッドホンをじっと見る。
立木桐人:「自分に対して厳しかろうが、結局……直せていなければ、甘いのと同じことだ」
高井戸庵:「……なるほどな」頭を軽く掻く。
立木桐人:「……だから、俺の役目だけは、必ず果たす」
高井戸庵:「頼りにしている」頷く。
立木桐人:「見張りの連中の甘さは、俺が補えばいいだけの話だ……!金井樹里……必ず捉える……!」
高井戸庵:「……ところで、立、"グレートパージ"。つかぬことを聞くが……そのヘッドホン、今も聴いているのか?」
高井戸庵:「あの、アコーズの曲を」
立木桐人:「……聞いている」陰鬱に答える。
立木桐人:「今流しているのは『TWIST TAPE』。本来ならPVでくらたんのダンスを堪能したいところだが」
立木桐人:「問題なく脳内再生可能だ」
高井戸庵:「そうか。あの後たまたま、『空ナミ』?を聴く機会があった。私もCMで耳にしたことがあったようだ」
高井戸庵:「記憶以上にメジャーなユニットだったようだな。その節は気付かず済まなかった」
立木桐人:「……!そうか。いい……曲だっただろう」
高井戸庵:「ああ、サビが印象的で、それで覚えていた」頬を掻く。「……あー」
高井戸庵:「立木くんは相当……多分、俺が思っている以上に彼女らが好きなんだな」口調をやや崩す。
立木桐人:「もちろん、ACODESは……『空ナミ』……『空頼みの涙』だけじゃない。ただ、一般層に一番受けたのはそれだというだけの話だ」
高井戸庵:「なるほど。色々と聞かせてくれると嬉しい」そこらの塀に寄り掛かる。
立木桐人:「勿論……!空ナミ以上にゆっカルトとして勧めたいのは『人造メアリー』に収録されてる『肺』が……その」言葉が減速する。
立木桐人:「……いや、こんなことをいきなり言い始めても……」
立木桐人:「……伝わらないか。くそっ、“コンダクター”に言われたことなのに、俺は……」
高井戸庵:「どうした? 好きなんだろ?」手を広げる。
高井戸庵:「俺はその話を聞くつもりで君に話しかけたんだ。時間が許す限りは喋ってくれていい」
立木桐人:「だが、何から……何から話したらいいのか……好きすぎて」
立木桐人:「……わかった」
高井戸庵:「そうだな……」無表情で考え「メンバー紹介、とか」
立木桐人:無骨な背嚢の中から、まったく似合わない、色鮮やかな雑誌を引きずり出します。
立木桐人:「『Music sweeT』だ」
高井戸庵:「ふむ」本屋で見たことがあるようなないような。
立木桐人:「『ミューT』……どの本屋でも扱っている。アイドル誌じゃない、どちらかというとメジャー志向の雑誌だが」
立木桐人:「恐らく、編集部に重度のコーダーがいる……俺達にも負けないほどの」
立木桐人:「結果的に、ACODESの記事の作りこみは、他のどのアイドル誌よりも『ミューT』がいい」
高井戸庵:「コーダー……いや、ニュアンスはわかる。続けてくれ」
立木桐人:「……わかった」
立木桐人:地面にミューTを置くと
立木桐人:自然と、あるページが開いた状態になります。
立木桐人:「ACODES特集だ」
立木桐人:「左から、くらたん。こっちが、きゅり……」一つ飛ばす。「……なるなる」
高井戸庵:「おお……」しげしげと覗き込む。
立木桐人:「…………」深呼吸をする。
立木桐人:「ゆっぴーだ」
高井戸庵:「君の、アイドルだな」
立木桐人:「俺のじゃない。みんなの……」
立木桐人:「ゆっぴーは、皆に光を与えてくれる……神だ」
高井戸庵:「神か」記事の写真と立木くんを見比べる。
立木桐人:冷酷な表情は見る影もなく、ゆるみきっている。
高井戸庵:「少し、誤解していたみたいだな。俺はてっきり、君はもっと独占欲の強いファンだと思ってたんだが」
高井戸庵:「そうか、みんなの神か」目を細める。
立木桐人:「……“ワイズクラック”」
立木桐人:「気を使わずに、素直な感想を述べて欲しい」
高井戸庵:「素直な感想……」顎に手を当てる。
立木桐人:「第一印象だ……4人の中だと、誰が推しなのか」
高井戸庵:ショートカットの子はいますか。
立木桐人:ショートカットはなるなるですね
高井戸庵:「そうだな、この子が可愛いんじゃないか?」では、なるなるの写真を指で差します。
立木桐人:「……!なるなる。“ワイズクラック”はウッヨーカーか!」
高井戸庵:「何?」さすがに聞き返す。
立木桐人:「あっすまない……!なるなる推しはウッヨーカーと呼ばれているんだ」
高井戸庵:「どこからウとヨが来たのか全然わからん」
立木桐人:「そうだな……倉騎士団やキュリストと違って由来が少々複雑なんだ」
立木桐人:「水底に沈んで……手も、届かなーいー……果て♪」突然歌い出す。
立木桐人:「きっみの 冷たい唇 が ああ 笑う っよー♪」
高井戸庵:「すみません、大丈夫です。はい、お気になさらず」通行人に頭を下げる。
立木桐人:「『ブルー・ブルー・ハルシオン』のなるなるソロのところだ……!」
高井戸庵:「率直に言ってびっくりした」
立木桐人:「この、『うっよー』のところが……これは実際曲名を聞いて欲しいのだが……」
立木桐人:「ここにやられたコーダーが大量に居た!初期はどちらかというとマニア人気だったなるなるだが……!」
立木桐人:「恐らく、コーダーの中でも意見は一致しているだろう。いずれ彼女はACODESから独立して、世界を狙える」
高井戸庵:「な、なるほど……」
立木桐人:「ACODESの中でも最も……歌のうまい子なんだ!目の付け所がいいぞ!」高井戸さんの手を取って喜びます。
高井戸庵:「ああ、ああ、ありがとう。そうか。聴いてみたいな」
立木桐人:「すまない。ヘッドホンは、任務の際にはゆっぴーのセットリストにしていて……」
立木桐人:「もちろん俺も『ブルー・ブルー・ハルシオン』は大好きだ。最高の名曲だ」
高井戸庵:「いや、自分で検索しよう」手帳に書き込む。なるなる。ブルー・ブルー・ハルシオン。
高井戸庵:「話を聞いてみると、情報量が凄まじいということがわかった。君の思い入れのほどもな」
立木桐人:「……そ、そうだ」
高井戸庵:「これ以上は、自分で確認しないとわからない世界、という感じだ」
立木桐人:「Q町文化会館ホールの頃から、ACODESを……ゆっぴーを見てきた」
立木桐人:「俺は、ずっと、見ての通りの、世界の影の存在だが」
立木桐人:「俺達が応援してきたACODESが今、メジャーシーンに出て」
立木桐人:「皆に光を……希望を、与えてくれる。それが何よりも嬉しい……」
立木桐人:「……ゆっぴーに恥じない存在でありたい。俺は」
高井戸庵:「君の支えなんだな」
立木桐人:「……。自分を支えるのは、自分自身だ。誰であっても」
立木桐人:「もしも明日ACODESが解散したとしても、俺は歩いていける」
高井戸庵:「……」
立木桐人:「進むべき道が……目指す光が、心にあるからだ」
高井戸庵:「完全にわかったとは言えないな。だが、少し君のことを知ることができた」
高井戸庵:「……立木くん。俺は君の聖域に立ち入った。だから、今度は俺の聖域の話をしてもいいか?」
立木桐人:「……もちろんだ」頷く。
高井戸庵:「『鉄甲刑事メタルジャスティス』。知ってるか?」
立木桐人:「知らない……」
立木桐人:「……そうだ、知らない。“コンダクター”に言われて、あらためて自覚したことだが」
高井戸庵:「まあ、知らないよな。来年15周年のBlu-rayボックスが出るから、俺が12歳の時のアニメだ」
立木桐人:「俺は、音楽の他は、ACODESを知らないお前と同じだ。“ワイズクラック”……」
立木桐人:「……そんなに昔なのか」
高井戸庵:「そうか。じゃあお揃いだ。情報交換といこう」
高井戸庵:「ああ、まあ、他愛のないアニメといえばそうなんだ。主人公のジャスティス刑事は一度死んで、サイボーグになって復活して、犯罪を取り締まる」
立木桐人:「教えてほしい」手袋に包まれた両指を組む。
高井戸庵:「でも俺は夢中になって見てた。他の奴らはそろそろアニメは卒業してたけどな。……24話。忘れられないセリフがある」
立木桐人:「何だ」
高井戸庵:「『私はサイボーグだ。笑うことはできない。だが、同時に私は刑事だ。人々の笑顔を守ることはできる』」
高井戸庵:無表情で言う。
高井戸庵:「俺はこのセリフが忘れられなくて、刑事になった。なってからも、このセリフはずっと俺を導いてくれた」
高井戸庵:「それで、何の因果か本当にサイボーグになっても、このセリフは俺を動かしてくれる」
立木桐人:「笑顔か……フン。甘いことを言う」
高井戸庵:「ああ、言うと思ったさ」肩を竦める。
立木桐人:「俺自身が誰かを笑わせようなど、考えたこともなかった」
高井戸庵:「立木くん」
立木桐人:「貴様は、そうしていたのか……」外れた義手から出てきた万国旗を思い出す。
高井戸庵:「君がACODESの話をした時、俺はずっと笑っていた。見えなかったかもしれないが」
立木桐人:「……」
立木桐人:「そうか……」
高井戸庵:「楽しかったからな。もちろん知らない世界だが、君が楽しそうだったから、俺はずっと笑っていたんだ」
立木桐人:「……そうか」
高井戸庵:「君も、話しながら笑っていただろう」
立木桐人:「……ああ、そうだ」自分の顔に触れる。今は無表情だが——
高井戸庵:「笑顔とは、単に表に出てくるものだけではないと、俺はこんな身体になって思い知った」
立木桐人:「笑っていた。ACODESの……話だったから」
立木桐人:「……」
高井戸庵:「事件の話に戻すが。金井樹里は君が言う通り、単純に可哀想な子供というわけではないのかもしれない」
高井戸庵:「彼女には表情がない。こちらから感情を推し量るのは難しい。だが、それでも」
高井戸庵:「彼女の中には笑顔が眠っていると、俺は信じたい。裏切られてもいいのさ。ただ、信じたいんだ」
高井戸庵:「……これも、甘いかな」首を傾げる。
立木桐人:「……憎むことができるなら、笑うこともできる」
立木桐人:「俺は最初から、奴に感情がないなどとは考えていない」
立木桐人:「……だから、そうしてやるといい。それがお前の光の道なら」
高井戸庵:「……ああ」
立木桐人:「だが」処刑剣を担いで、立ち上がる。
立木桐人:「俺は甘くないぞ。敵にも、金井樹里にも」
立木桐人:「それでも笑顔を与えたいのなら、その時は、俺を突破してみせろ」
高井戸庵:「わかっている……いや、そうでなければ困るんだ」
高井戸庵:「チームとは、互いを補い合わないといけない。そういうものだろ?」
立木桐人:「……」頷く。
高井戸庵:「俺の甘さの尻拭いは、存分に君にやってもらうさ」
立木桐人:「そうさせてもらう。“ワイズクラック”……!」
高井戸庵:「何せ私はサイボーグなので。融通が利かなくて自分でも困り果てているところだ」
高井戸庵:「よろしく頼む。"グレートパージ"」右手を差し出す。
立木桐人:ためらわず、握手を返す。
高井戸庵:右手は外れない。しっかりと握手を返す。
立木桐人:「もうじきだ」マフラーを口元まで引き上げる。
立木桐人:「確度の高い筋から情報を得ている。発見次第、同時に金井樹里と接触する」
高井戸庵:「ああ。了解した」口調を戻す。
GM:では、君たちは得た情報と、様々な痕跡から、街の公園にたどり着く。
GM:金井樹里は、ブランコを漕いでいる。その周りには…
GM:数人の、人影。
立木桐人:「……脱走は奴の意思か?」小声でつぶやき、背中の剣に手をかける。
高井戸庵:「…………」無言で構える。
立木桐人:特に動きがないようであれば、ワーディング展開と同時に突入したいです。
GM:どうぞ!
立木桐人:後ろ手でカウントを減らしていく。3、2、1。
高井戸庵:小さく頷く。
立木桐人:《ワーディング》。立木桐人を中心に、白く薄い霜が周囲に走る。
立木桐人:「UGNだ」カツ カツ カツ
金井樹里:ブランコをこぐ動きが止まる。
GM:人影達が一斉に君たちを見る。
立木桐人:「抵抗しなければ危害は加えない。貴様らの所属と目的を言え」
GM:そして、ゆらりと立ち上がる。その顔は、みな、同じものだ。
高井戸庵:立木くんに続く。人影に見えない角度で、自分の左の手首を右手で掴む。
立木桐人:ババババチン!!
立木桐人:磁気を走らせ、ケースの留め金を一斉に弾く。巨大な処刑剣が出現する。
立木桐人:「……破壊する!」
高井戸庵:手袋をはめた左手を地面に投げ捨て、中の銃身をぴたりと人影のひとつに向ける。
高井戸庵:「……樹里!」
GM:シーン終了!
GM:ロイスのみ可能!
立木桐人:高井戸さんのロイスをポジティブに!協力者/高井戸庵/誠意:○/激怒/ロイス だ!
高井戸庵:立木くんへのロイスを○感服/隔意に変更します。
高井戸庵:以上です。
GM:OK!

ミドルシーン09 - ゼロ距離射撃になるな

GM:次のシーン!ミドル戦闘だ!
GM:シーンプレイヤーは高井戸さん。
高井戸庵:1d10+72
DoubleCross : (1D10+72) → 3[3]+72 → 75

立木桐人: 立木桐人の侵蝕率を+3(1D10->3)した (侵蝕率:82->85)
光通常:でようかな
光通常:1d10+69
DoubleCross : (1D10+69) → 6[6]+69 → 75

GM:では、早速戦闘開始!
GM:エンゲージは
GM

|
10m
|
高井戸、立木
|
10m
|
貌なし3トループ

GM:という感じになっております。
GM:では、セットアップ!
光通常:こちらはなし
高井戸庵:特になし!
立木桐人:《加速装置》。
立木桐人:立木桐人の侵蝕率を+2した (侵蝕率:85->87)
貌なし:こちらもなし
立木桐人:剣を取り出し、迷いなく距離を詰める。
立木桐人:——バキッ!ガキギキッ
立木桐人:靴裏で、何かが凍りつく音が響き、次の瞬間には磁力反発で加速している。
立木桐人:行動値は16に。
GM:了解です。
GM:では、イニシアチブ。
貌なし:《異形の転身》で三体とも高井戸さんたちのエンゲージへ。
光通常:おお
光通常:珍しいエフェクトだ
高井戸庵:わー
貌なし:ぐっ、と体を反らせると、
貌なし:バネのように体をしならせ、高井戸たちの元へ!
貌なし:神経から肉体が侵蝕されているのだ。
GM:そして、光さんの手番に!
立木桐人:駆け出しのタイミングと同時、激突する勢いで距離が詰まるのを感じる。
立木桐人:(接)(——敵)僅かに握りに力を込めたその時……
高井戸庵:「……!」手首から先の外れた腕を構えたまま、近づいてきた貌なしたちを見据える。
光通常:マイナーでグレネードランチャーを使用。メジャーで《コンセントレイト:ハヌマーン》《鉄風乱舞》《小さな塵》。貌無し3体を攻撃します。
GM:来い…
光通常:15dx8
DoubleCross : (15R10[8]) → 10[1,1,2,4,4,5,6,6,6,7,7,9,9,9,10]+10[1,7,8,8]+5[3,5] → 25

光通常:まずまず
貌なし:三体ともドッジ。
貌なし:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[1,4,4,6,6,9,10]+10[10]+2[2] → 22

貌なし:うわあ
光通常:ビビる
貌なし:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 9[3,3,4,6,8,8,9] → 9

立木桐人:強いぞこいつら!
貌なし:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[2,2,2,4,9,9,10]+8[8] → 18

立木桐人:こいつはあまり強くないやつ
立木桐人:こいつは全力でまあまあ
光通常:ではダメージ
光通常:3d10+25
DoubleCross : (3D10+25) → 9[2,2,5]+25 → 34

光通常:うおっ出目悪いな
貌なし:結構大ダメージだ
光通常:34ダメージです
立木桐人:ほんとだ3つ振って9
貌なし:まだ倒れぬぞ!
立木桐人:「!」——ザ ギャリリリリリ!!
立木桐人:衝突寸前で、スケートのように急激に滑り、大きく円を描くように貌なしを避ける!
立木桐人:背後からの射線を開けたのだ。
光通常:立木が減速した直後。轟音とともに射出された擲弾が貌なし達の足元に着弾し、爆発する。
光通常:「リリース」
光通常:同時に、能力を解除。擲弾に仕込まれていた物質化した光が、元のエネルギーの状態へと戻り、輝きながら貌なし達の体を焼き払う。
高井戸庵:飛来する擲弾の音を聞いた瞬間、飛びすさり巻き込まれるのを避ける。
貌なし:「……!」表面が焼かれ、焦げる。真っ黒になりながら、まだ、動いている。
光通常:「“グレートパージ”。訓練通りのいい動きだ。ご苦労。」
立木桐人:「“ワイズクラック”!!」群れを大きく回りこむよう機動しつつ、追撃タイミングを知らせる!
高井戸庵:「ああ、わかっている。続こう」応える。
GM:高井戸さんの手番!
高井戸庵:マイナーはなし。
高井戸庵:メジャー、コンボ『まあこんなものだろう』《コンセントレイト:ブラックドッグ》《マルチウェポン》《アタックプログラム》。
高井戸庵:対象は貌なし1。
高井戸庵:命中判定します。
GM:どうぞ!
高井戸庵:9dx8+4
DoubleCross : (9R10+4[8]) → 10[1,1,3,3,4,5,8,10,10]+7[2,3,7]+4 → 21

貌なし:ワンチャンドッジ
貌なし:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[2,2,4,4,6,8,10]+9[9] → 19

高井戸庵:うおお
貌なし:ワンチャン…!
GM:ダメージどうぞ!
高井戸庵:3d10+16
DoubleCross : (3D10+16) → 20[8,10,2]+16 → 36

GM:さすがに堪えられない!1、戦闘不能!
高井戸庵:よかった……
高井戸庵:「ゼロ距離射撃になるな」腕を伸ばしたまま呟く。「ロマンだ」
高井戸庵:左手の外れた跡から黒い銃身が覗き、そこにバチバチと電磁の火花が散る。
高井戸庵:「さすがにこれなら当てる自信は」弾丸が高速射出!「ある」
貌なし:至近で撃たれた貌なしは、そのままどさりと倒れ、動かなくなる。
GM:次は立木くんの手番です!
高井戸庵:「後は頼んだ。"グレートパージ"」
立木桐人:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《ライトニングリンク》。
立木桐人:2番を狙います。
立木桐人:10dx8+8
DoubleCross : (10R10+8[8]) → 10[1,2,3,6,7,7,7,8,8,9]+10[5,7,10]+4[4]+8 → 32

貌なし:ドッジ。
貌なし:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[4,6,7,7,8,9,10]+6[6] → 16

貌なし:半分か…!
立木桐人:4d10+23
DoubleCross : (4D10+23) → 12[2,3,5,2]+23 → 35

立木桐人:立木桐人のHPを+-5した (HP:32->27)
GM:堪えられない…2番も落ちる!
立木桐人:——ゴ ギ !!
立木桐人:閃光榴弾の煙の中から、黒い刀身が突如突き出し、貌なしの一体を砕いた。
立木桐人:ジャリ! ジリリリリリリリッ
立木桐人:側面を回りこんだ立木桐人は、姿勢を低く、敵の群れの背後にまで回り込んでいた。
立木桐人:「……一体残った!」苛立ったように叫ぶ。
貌なし:黒焦げになった貌なしは緩慢に動いて、その腕を伸ばす。
立木桐人:公演の地面に、白い円を描くように霜の軌跡が残っている。
立木桐人:立木桐人の侵蝕率を+8した (侵蝕率:87->95)
GM:では、貌なし3の手番!
GM:マイナーで《骨の剣》を使用。
GM:choice[高井戸,立木]
DoubleCross : (CHOICE[高井戸,立木]) → 高井戸

高井戸庵:ぐえー
GM:メジャー、《コンセントレイト:エグザイル》+《オールレンジ》で高井戸さんを攻撃!
貌なし:9dx8+1
DoubleCross : (9R10+1[8]) → 10[1,1,3,4,4,6,6,7,8]+2[2]+1 → 13

高井戸庵:ドッジします
高井戸庵:3dx+1=>13
DoubleCross : (3R10+1[10]>=13) → 10[7,8,10]+9[9]+1 → 20 → 成功

高井戸庵:うおお!?
貌なし:ゲェーッ
GM:では、回避成功!
光通常:おおっ
貌なし:最後の一体は、その腕を伸ばし、高井戸に襲いかかる!
高井戸庵:が、伸ばされた腕は空を切る。そこには既に相手はいない。
貌なし:首が180度曲がり、相手の姿を探す。
高井戸庵:サーチレーダーの仕込まれた視界が動きを捉え、機械義足の脚が跳躍。
高井戸庵:コートの裾がなびく。やや離れた地点に着地。
貌なし:首が高井戸の姿を捉えると、体もそれに合わせて回転する。
高井戸庵:「すまないが、私はサイボーグなので」体勢を立て直す。「その程度の動きには既に対応している」
GM:では、クリンナップを経て、第1ラウンド終了!
高井戸庵:あ、先ほど侵蝕値を上げ忘れていたので、今上げます。
GM:はーい
高井戸庵:7上昇します。失礼しました。
GM:了解です!
光通常:私も侵蝕をあげます。7上がって82
GM:第2ラウンド!
GM
:セットアップ!

立木桐人:今回は加速しないです。行動値は4
高井戸庵:なしです
貌なし:なし
光通常:なし
GM:では、イニシアチブ。光さんの手番です。
光通常:後方、身を隠していた2階のテラスから身を乗り出して銃を構える。
光通常:まあ結構ダメージも食らっていると予想して
光通常:《コンセントレイト:ハヌマーン》《鉄風乱舞》。貌なし3を攻撃します。
GM:OK!
光通常:16dx8
DoubleCross : (16R10[8]) → 10[4,4,5,5,6,6,6,7,8,9,9,9,9,10,10,10]+10[5,6,6,6,9,9,10,10]+10[4,6,9,9]+5[2,5] → 35

光通常:うむ
GM:ひええ
貌なし:が、ガード
光通常:4d10+23
DoubleCross : (4D10+23) → 25[4,9,10,2]+23 → 48

GM:あ、無理だ
光通常:今度はいいぞ。
立木桐人:支部長つよーい
高井戸庵:すごーい
GM:つよい!
GM:貌なし3も落ちる!
光通常:「制圧完了」銃弾を打ち込み、まだ動く貌なし3にとどめを刺す。
貌なし:少しずつ、傾ぎ。
貌なし:樹里の方に手を伸ばしたまま、倒れる。
GM:戦闘終了です。
光通常:建物から飛び降り、二人に合流する。
立木桐人:マフラーに口元を埋めたまま、確保目標の金井樹里から目を離さないでいる。
高井戸庵:「助かった」通常さんに短く言ってから、樹里の方へと近づく。
光通常:「いや、それはこちらもだ。“グレートパージ”、よく連携してくれた。連絡したかったが、敵に感づかれる恐れがあったからな。」
高井戸庵:まだワーディングはかかってますか?
立木桐人:「問題ない。“ワイズクラック”には、撃ち漏らしたことを謝罪する」
高井戸庵:「それはこちらもだ。同時に複数対処するほどの余裕がなかった」
立木桐人:「金井樹里を確保する」
金井樹里:ブランコに座ったまま意識を失っている。
光通常:「気をつけろ。本人は無事だろうが、『均一化』した物質が周りにないとも限らん」
立木桐人:「……感知を。“コンダクター”」剣はまだ抜いたままだ。
光通常:どうでしょう、ブランコや服やらは無事ですかね
GM:ブランコと服は無事です。
GM:ただ、周囲の木々に所々均一化したものが混じっているのが見えます。
光通常:「彼女を回収するには問題ない。だが、周囲の木の幾つかが『均一化』している。」
光通常:「そちらを警戒しろ。テイが擬態を行っているということも考えられる。」
立木桐人:「了解」迷いなく、一直線に近づいて樹里ちゃんを背負いにいきたいです。
金井樹里:抵抗なく、背負われます。
立木桐人:「確保完了。元の収容に戻すか?」ギロリと支部長を見る。
立木桐人:「手段は不明だが、一度突破された以上、同じ手で脱走される可能性もある」
高井戸庵:樹里が確保されたのを確認し、ひとまず地面に投げ捨てた自分の左手を拾う。
光通常:「私も同意見だ。もとより厳重な環境に置かざるを得まい。」
高井戸庵:「……ああ、そうだな」頷く。
光通常:「しかし何方にせよ話は聞かねばな。一度支部に戻るぞ」
高井戸庵:「了解した」左手を手首にはめる。木々を睨む。
GM:ざわ、と木々が揺れる。
高井戸庵:「私も、彼女の話が聞きたい」
立木桐人:「了解」
GM:木々がざわめく。何かを、どこかに伝えるように。
GM:シーン終了。
GM:ロイス、購入が可能です。
立木桐人:応急手当キット!
立木桐人:3dx+3>=8
DoubleCross : (3R10+3[10]>=8) → 9[2,2,9]+3 → 12 → 成功

立木桐人:やったね。使っちゃおうっと
立木桐人:立木桐人のHPを+10(2d10->9,1)した (HP:27->37)
立木桐人:最大値は32なので全回復だね。
光通常:おう!
高井戸庵:ロイスは保留。UGNボディアーマーを購入トライします。
光通常:じゃあグレネードランチャー狙おうかな
高井戸庵:2dx+1=>12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 6[3,6]+1 → 7 → 失敗

光通常:3dx+4
DoubleCross : (3R10+4[10]) → 5[1,2,5]+4 → 9

高井戸庵:ぐーえー
光通常:ダメっぽい
高井戸庵:以上ー
GM:では、次のシーンへ!
光通常:頼みます!

ミドルシーン10 - 友達になりたいと思ったんだ

GM:次のシーン、シーンプレイヤーは引き続き高井戸さん。樹里ちゃんとお話しするシーンですね。
立木桐人:はーい
高井戸庵:はーい
立木桐人:私は休んでおこう。侵蝕が大変だ……
高井戸庵:1d10+82
DoubleCross : (1D10+82) → 10[10]+82 → 92

光通常:シナリオロイスだしここは任せようかな—
高井戸庵:げえ
GM:-----
GM:光さんの支部。
GM:その一室に、金井樹里は通されていた。
高井戸庵:では、その部屋にノックしてから入室したいです。
GM:ノックすると、小さい声で「どうぞ」と聞こえます。
高井戸庵:支部長に頼んで先に話をさせてもらった感じで。
高井戸庵:「失礼する」がちゃり、とドアを開け、室内に入る。
高井戸庵:内部に変わった部分や、均一化したものはありますか?
GM:室内には、小さな机とソファ。金井樹里と、彼女を監視するエージェント。
GM:均一化したものはありません。
高井戸庵:そのまま無表情でつかつかと樹里の近くまで行く。エージェントに軽く会釈。
GM:エージェントは軽く会釈を返します。
高井戸庵:「樹里。疲れているかもしれないが、少し私に話を聞かせてほしい」しゃがんで目線を合わせ、話しかける。
金井樹里:「……おはなし。なんのおはなし?」首を傾げる。
高井戸庵:「先ほどのことだ。君は、いつの間にか姿を……いなくなっていた。その間に何があったのか」
金井樹里:「あのね。お出かけしてたの。おともだちと」
高井戸庵:「お出かけ」目を細める。
高井戸庵:「つまり、君は自分で脱走……出ていったということか」
金井樹里:「おともだちがね。手伝ってくれたの。テイに会いに行こうって」
高井戸庵:「おともだちとは、公園で一緒にいた、あの貌なしたちのことだろうか」
金井樹里:「かおなし?は、わからないけど、公園でいっしょにいた子たちよ」
高井戸庵:「……」しばし考える。
高井戸庵:「樹里。もし次にそのようなことがあったら、付いて行ってはいけない」
高井戸庵:「私たちは、君を守りたい。それで、このように保護をしている。窮屈かもしれないが」
金井樹里:「なんで?」首をかしげる。
高井戸庵:「テイは……今、非常に危険な状態にある。君が会った場合、何が起こるかわからない」
金井樹里:「危険… テイ、危ないめにあってるの?」
高井戸庵:「逆だ。危ない目に遭わせている。人々を、物を」
高井戸庵:「君の命や、尊厳までが奪われるかもしれない。私たちは、それを見過ごすわけにはいかない」
金井樹里:「……テイは、そんなことしないよ」
金井樹里:「テイは、そんなことしない。守ってくれてたもの。ずっと」
高井戸庵:「守ってくれた」瞬きをする。
高井戸庵:「それは、もしかすると……」父親のことだろうか、と言いかけ、口をつぐむ。
金井樹里:「そうよ。ずぅっといっしょにいてくれたの。お友だちができない、って言ったら、お友だちを作ってあげる、って言って」
高井戸庵:「それで、できたのがあの、公園の」背筋が冷たくなるのを感じる。
金井樹里:「…ひとりだけでいいから、ぼくを誰かとあくしゅさせて、って言ったの」
高井戸庵:『貌なし病の最初の発病者と接触している』得た情報がフラッシュバックする。
高井戸庵:「それで、君は、そうしたのか」
金井樹里:「そう」頷く。
高井戸庵:「それで……何も知らない人間を、ジャームに」後半は声が掠れる。
金井樹里:「………じゃむ?」
高井戸庵:「なんでもない。忘れるといい」
金井樹里:「……うん」
高井戸庵:「……だが、君がしたことは、君が思っているよりも、ずっと、ずっと、重いことだ」
金井樹里:「おもい…?」
高井戸庵:「……もうひとつ、聞きたいことがある。君のお父さんのことだ。いいか」
金井樹里:「おとうさんのこと。」
金井樹里:「うん」
高井戸庵:「君は、お父さんが倒れたと言った。他に、気付いたことはなかったろうか」
高井戸庵:「テイは、その時どうしていたか。覚えていないか」
金井樹里:「その時の、テイ…」
高井戸庵:「君に何か言っていなかったか」
金井樹里:「…『もう、辛いことは何もなくなるよ』『大丈夫。ぼくはどこにでもいるから』って」
高井戸庵:「……ッ」
高井戸庵:表情があれば、きっと酷く歪んだ顔になったろう。
高井戸庵:それを樹里に見せられなかったのは、不幸か、幸運だったか。
金井樹里:「おじちゃん?」
高井戸庵:「樹里……。君のお父さんはもう戻っては来ない。君がテイと握手をさせた人間も、もう戻っては来ない」
高井戸庵:「そのことを、君はわかっているか?」
金井樹里:「…………わかってるわ」温度のない声で言う。
金井樹里:「お父さんのお顔も。あの、『はじめてのおともだち』のお顔も。どこか、行ってしまったもの」
高井戸庵:「そうか。わかっていて、君は自分で選んだのか」立木くんの顔が脳裏に浮かぶ。
金井樹里:「そうよ。だって」
金井樹里:「私とテイには、顔がないんだもの」
高井戸庵:「おともだちにも、顔があってはいけない、そういうことか」
金井樹里:「…みんなのお顔も、なくなってしまえばいいの」
高井戸庵:「……では」
高井戸庵:「なおさら、君をテイと接触させるわけにはいかないな。樹里」
高井戸庵:顔を上げる。真っ直ぐに樹里の目を見る。
金井樹里:「……みんなを、傷つけるから?」少し怯んだようにしながらも見つめ返す。
高井戸庵:「それもあるな。だが、もうひとつ」
高井戸庵:「未来の君が、きっと傷付くからだ」
金井樹里:「え……っ?」
高井戸庵:「世界中の人間の顔を失くし、全員が君のともだちになったとして、そのうち君は大人になる」
高井戸庵:「そうしたら、きっと自分のしたことの本当の意味を知り、後悔するだろう。私はそれを止めたい」
高井戸庵:「君のやったことは、やろうとしていることは、それくらい大きくて重いことだ。どうか、それをわかってくれ」
金井樹里:「………後悔なんて、」
金井樹里:「こうかい、なんて………」
高井戸庵:真っ直ぐに、視線を樹里から離さない。
金井樹里:「……だって、私には、テイが……」
高井戸庵:「私ではだめか」
金井樹里:「…え?」
高井戸庵:「私が、君のともだちになろう。それではだめだろうか」
金井樹里:「…おじちゃんが?」
高井戸庵:「ああ。一応、高井戸庵という名前がある」
高井戸庵:「私は君をずっと、可哀想な子供だと思っていた。君の本当の気持ちに気づかなかった。今、それを聞けた」
金井樹里:じっと高井戸さんを見つめている。
高井戸庵:「そうして、友達になりたいと思ったんだ」無表情のまま、右手を差し出す。
金井樹里:「…ともだちに?なりたいの?…私と?……そんな、」
高井戸庵:「君は少し間違いを犯した。だが、まだ取り戻せる。我々がどうにかする」
金井樹里:「だって。お父さんも、学校のみんなも。気持ちわるいって。」
高井戸庵:「樹里。私を見ていて気付かなかったか? 私にも表情はない」頬を軽くつまむ。
高井戸庵:「全くではないかもしれないが、同じだ。気持ちが悪いなどと思うはずがない」
金井樹里:「……ぁっ……」
金井樹里:「…そう…なのね……」
金井樹里:「一人じゃ… 私だけじゃ……」表情を変えずにつぶやく。
高井戸庵:頷く。
高井戸庵:「だから、もうあんな形でおともだちを増やすことはないんだ」
金井樹里:「…………」少し、下を向く。
金井樹里:「あのね。おじ…高井戸さん。」
高井戸庵:「ああ」
金井樹里:「テイは、ね、悪気はないの。」
高井戸庵:「おそらくは、そうなのではないかと思っていた」
金井樹里:「だから、テイに会ったら、めっ、って叱ってあげてほしいの。私にしたみたいに」
高井戸庵:「叱って……」
高井戸庵:(テイは既にジャームと化している、そう聞いた)
高井戸庵:(だが……)
高井戸庵:「わかった。やってみよう。それで聞いてくれるとありがたいが」
金井樹里:「…うん。ありがとう。それからね…」
金井樹里:「テイに、伝言。」
高井戸庵:「聞いておこう」
金井樹里:「『あなたの顔をなくしたのは本当は私でした。ごめんなさい』」
高井戸庵:「……了解した」
高井戸庵:手帳に書き込んでおく。
金井樹里:「……テイのこと、『お願いね』、高井戸さん」そう言って、高井戸さんの手を、両手で握る。
高井戸庵:「ああ。『任せて』ほしい」機械の義手は、小さな手の温かみを伝えない。だが、確かに感じた。
GM:シーン終了。
GM:ラスト購入チャンス!
高井戸庵:ロイス、金井樹里への感情を○友情/不安に変更します。
高井戸庵:そしてUGNボディアーマーを今度こそ
高井戸庵:3dx+1=>12
DoubleCross : (3R10+1[10]>=12) → 8[1,5,8]+1 → 9 → 失敗

高井戸庵:はいだめ以上
GM:高井戸さん…!
GM:では、以上!

クライマックス - 思うことは、その尊さであれ

GM:クライマックス!全員登場お願い致します!
立木桐人: 立木桐人の侵蝕率を+6(1D10->6)した (侵蝕率:95->101)
光通常:おっしゃ!
立木桐人:100超えちゃった~
高井戸庵:1d10+92
DoubleCross : (1D10+92) → 9[9]+92 → 101

光通常:1d10+87
DoubleCross : (1D10+87) → 3[3]+87 → 90

高井戸庵:おわ
GM:-----
GM:『均一化』の痕跡。
GM:それは、まばらながらも、足跡のようにテイの居場所を記し。
GM:町外れの廃ビル郡へと続いていた。
GM:おそらくはこの場所にテイがいるのだろう。
GM:君たちは、そこへと急ぐ——
GM:——廃ビル群
GM:『均一化』の痕跡は、一つのビルへと続いている。
光通常:痕跡をたどり歩みを進めていたが、そのビルの前で立ち止まる。
高井戸庵:コートとマフラーを翻し、その後に続く。立ち止まる。
光通常:「痕跡はこの中へ続いている。恐らくこの中にテイが居る。」
立木桐人:「……あか、しっろ、すみれ、あお……♪」
立木桐人:「……」詠唱を止め、呟く。「突入か?」
高井戸庵:「問題がないようであれば、即時突入したい。どうだろうか」気が急くような様子で、通常さんに。
光通常:「少し落ち着くんだ。屋内と屋外では能力の脅威度が違う。」
光通常:「奴の能力は物に擬態するものだ。屋内では警戒しなければならない場所が格段に増える。」
高井戸庵:「……ああ、すまない。焦っているようだ。彼女に、頼まれたので」
立木桐人:「……確かに、壁材や床が全て『均一化』の影響で覆われていれば」
立木桐人:「奴のフィールドか」
高井戸庵:(……私はサイボーグだ。落ち着け。心を乱すな)息を吐く。
立木桐人:「生きている人質が存在するのか?そこが重要な問題になるな——」放火するつもりだ!
GM:では、そこで光さんは気付きます。
GM:目の前のビル… 『それ自体』に、違和感がある。
光通常:「奴にそれほどの知性が残っているとは考えにくい。そうだな、それも視野に考えて……」
光通常:そこまで言いかけた所で、それに気づきます。
高井戸庵:「支部長?」
光通常:「……“グレートパージ”“ワイズクラック”武器を構えろ。」
立木桐人:バチチチチッ!!
立木桐人:ケースの留め金がはじけ飛ぶ。「了解」
高井戸庵:「……!」腕を腰だめに構え、いつでも手を離脱できるようにする。
光通常:「人質の事は気にしなくて良くなった。……そのまま突入したら全滅していたな。ぬいぐるみという言葉から、小さいとばかり考えていたが」
光通常:「他のものを取り込んでいるんだからな。想定しておくべきだった。」
立木桐人:「……!」
高井戸庵:「……何? まさか」頭上を仰ぐ。
立木桐人:「“コンダクター”」
立木桐人:「つまり、それは」
光通常:「ああ。この中に奴が居るんじゃない。」
光通常:「この巨大なビルが、奴の本体だ。」ジャキッ!ウェポンケースからグレネードを取り出す。臨戦態勢だ。
GM:ビルが、『身じろぎ』すると、その擬態が解ける。
GM:現れたのは、巨大な熊のぬいぐるみ。その顔は、抉れ、黒く蠢いている。
テイ:「おおお客さんだ……すすすすごいなああああ…ぼくを見つけるななんててて」
高井戸庵:「……テイ」呟く。
テイ:「ねえ、ねええ、何しに来たののの?ぼぼぼく、もっともっと増えないといけないいいいんだだだ」
高井戸庵:「我々は。君を……叱りに来た」声を張る。
テイ:「ししししかりりりり…?」
高井戸庵:「樹里に頼まれた。君は良くないことをしている。止めねばならない」
テイ:「じゅじゅじゅ樹里りりがががが?たた頼んだ??」
高井戸庵:「沢山の人の命を、尊厳を奪った。それをこれからも続けるつもりなら……」
テイ:「う、ううう嘘だだだだ」両腕を伸ばす。両隣の建造物に触れる。
高井戸庵:「我々が処理する。だが、その前に、悪い子は叱らねばならない。そうだろう!」叫びながら目を細める。
GM:建造物の破壊。そして、そこから新たに『生える』
テイ:「ぼぼぼぼく、悪い子じゃなななない。だって、ずっと樹里をををを」
テイ:「…樹里を守って来たんだ」
高井戸庵:「……めっ、で済めばそれでよかったが」二人を見る。「やはりジャームだ。聞き入れる様子もない」
立木桐人:「……貴様が」
立木桐人:「貴様が、稼ぎ、働き、樹里に住居と食事を与えたのか?」
高井戸庵:ガコン、音を立てて両手が地面に落ちる。跡には黒い銃身が生えている。
立木桐人:「金井樹里には家族がいた」
立木桐人:ガヅン!
立木桐人:黒い墓標のような処刑剣の重量を、地面に叩きつけながら下段に構える。
立木桐人:「……破壊する!」それしかできることはない。
テイ:「かかか家族。家族はぼくだ。ぼくがいればいいいいいいいい」
テイ:「邪魔をををおおおおおしないででええええええええええ」
光通常:「それはできない。君が家族を守らねばならぬように、我々にも守らねばならないものがある。」
光通常:「安心しろ。金井樹里もその一人だ。」シュコン。グレネードに特殊弾頭を装填する。
テイ:「うああ、うああああああああ!!樹里は、樹里はああああああ」
テイ:「樹里はぼくのものなんだあああああああああああああ!!!」
GM:顔のないぬいぐるみが吠える。同時に両隣の建造物も奇妙に歪んだぬいぐるみに変わる。
GM:その威圧感が君たちのレネゲイドを震わせる!
GM:衝動判定、難易度は9!
立木桐人:5dx>=9
DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 9[2,2,6,8,9] → 9 → 成功

高井戸庵:6dx+1=>9
DoubleCross : (6R10+1[10]>=9) → 10[5,5,7,9,9,10]+10[10]+1[1]+1 → 22 → 成功

高井戸庵:わお
立木桐人: 立木桐人の侵蝕率を+6(2D10->2,4)した (侵蝕率:101->107)
光通常:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[1,8,8] → 8

立木桐人:おお!
光通常:あ、失敗。
高井戸庵:101+2d10
DoubleCross : (101+2D10) → 101+5[4,1] → 106

高井戸庵:うむ
光通常:2d10+90
DoubleCross : (2D10+90) → 12[8,4]+90 → 102

GM:では…戦闘開始だ!
GM:エンゲージ!
GM
(分身1,テイ,分身2)
|
10m
|
(高井戸、立木、光)

GM:という至ってシンプルなものです
GM:では、セットアップから参りましょう
光通常:オッス!
光通常:セットアップはなし。
高井戸庵:こちらもなし
テイ:《ワイルドグロース》《完全獣化》
立木桐人:《加速装置》。行動値は20に。
立木桐人:立木桐人の侵蝕率を+2した (侵蝕率:107->109)
テイ:「渡さないいい…渡さないいいい……」
テイ:ぬいぐるみの表面を突き破って、有機的な組織が生えてくる。
テイ:「樹里は…樹里はあああ……ずずずずっとぼくと一緒なんだだだだ」
テイ:顔の中の黒く蠢くものが寄り集まり、目に、口に、擬態する。
テイ:それは、いびつな戯画のようなものだ。
立木桐人:「哀れなジャームめ……!」巨体故に遠い。攻撃を受ける前に距離を詰められるか。
立木桐人:「貴様のような奴こそ救われるべきだろうが、もはや不可能だ」——ジャッ!
立木桐人:氷が擦れるような音と共に加速!突撃する!
GM:イニシアチブ!光さんの手番ッ!
光通常:「“グレートパージ”が奴らを足止めする。我々は状況を見て後ろから攻撃を加え、対象を破壊する。」
高井戸庵:「了解した。射撃を行う」
光通常:レネゲイドが衝動を喚起する。だが、訓練は受けている。完全に押さえ込むことはできずとも、衝動の方向をコントロールすることは可能だ。あのデカブツをまずは破壊する。
光通常:マイナーで《オプティカルレンズ》
光通常:メジャーで《コンセントレイト:ハヌマーン》《鉄風乱舞》《小さな塵》
光通常:そうですね、まあ分身から落としていきますか。
光通常:14dx7
DoubleCross : (14R10[7]) → 10[1,1,2,2,2,5,5,5,5,6,6,7,9,9]+3[1,2,3] → 13

光通常:うおっ
光通常:マジか
立木桐人:こんなに振ってるのに!
GM:これはドッジワンチャンでは
光通常:ダイスボーナス分があった
光通常:降田してもいいですかね
GM:おっと
GM:振り足しどうぞ!
光通常:と言っても3個だ
光通常:3dx7
DoubleCross : (3R10[7]) → 4[1,4,4] → 4

GM:…Oh
光通常:うーん振るわない!ダイスは多いのに!
GM:では分身はドッジ。
GM:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 9[1,3,3,4,5,6,8,9] → 9

GM:おしい
GM:ダメージどうぞ!
光通常:ほーっ
光通常:ダメージ出します!
光通常:2d10+41
DoubleCross : (2D10+41) → 14[10,4]+41 → 55

光通常:装甲有効です
GM:うわっ
GM:なにその固定値…いや知ってたけど…
GM:うん、分身では無理ですね。落ちます。
光通常:侵蝕は10上がって112になりました。
光通常:スイングの部分を回し、擲弾を選択。先ほどと同じように打ち出し、能力を解除する。
光通常:「今度は収束光だ。」分身の一つが、巨大な光の柱に包まれて消える。
テイ:「う……ううう?」
テイ:「せっかく…せっかかかかくくく増やしたたたのににに…」不可解そうに有機質がざわめく。
光通常:物質化した波長の同じ光を束ね、擲弾に込めてある。開放すれば、莫大なエネルギーを持ったレーザー光に還元されるのだ。
光通常:「減らすのが我々の仕事だ。すまないな。“グレートパージ”。」
GM:では次は高井戸さんor立木くんだ。
立木桐人:私がやります!
GM:どうぞ!
高井戸庵:ゴー!
立木桐人:沈んだ分身体を横目で見ながら、地面を滑走し、もう片方の分身へ!
立木桐人:マイナーで戦闘移動。テイと分身2のエンゲージに接敵します。
立木桐人:(あの重量で攻撃が来る。懐に潜り込んだからといって——)
立木桐人:(——先に、当てられるか)処刑剣を肩に背負うような、剣術ではない独特の構え。
立木桐人:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《ライトニングリンク》《炎の剣》。対象は分身2。
立木桐人:12dx7+8
DoubleCross : (12R10+8[7]) → 10[2,3,6,7,7,8,8,8,8,9,9,10]+10[1,1,1,5,5,6,6,9,10]+6[1,6]+8 → 34

光通常:あっと、攻撃の前に
立木桐人:あ、支援お願いします……!
光通常:ユニークアイテムの《キリングハウス》を使っておきます。攻撃のダメージを+14。
GM:OKです!
立木桐人:殺ったぜ。
GM:分身2はドッジ。
GM:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 10[1,2,5,6,6,7,9,10]+8[8] → 18

GM:回ったけど…
GM:命中!
立木桐人:(否)
立木桐人:(当てる)磁力反発で旋回。剣の重量そのものを凶器とする。
立木桐人:(この俺には)
立木桐人:4d10+31+14
DoubleCross : (4D10+31+14) → 18[2,2,5,9]+31+14 → 63

GM:ウワーッ
立木桐人:——ゴ シャ ! !
立木桐人:白い空気の霜が一瞬にして伝播し、凍結粉砕破壊!
立木桐人:(ゆっぴーの加護がある)
立木桐人:建造物ほどに巨大な分身体を、一直線に切断しました。
GM:切断された個々にもまだ力が残っている。
GM:その腕を振りかぶり、立木へと襲いかかろうとする——
光通常:その一つ一つを、立木の後ろから放たれた閃光が貫く。
立木桐人:その様子を見上げ、憎々しげに歯軋りする。が、
立木桐人:「……”コンダクター”!」
立木桐人:自分には到底不可能な精度で、断片の全てが撃ち落とされるのを見た。
光通常:「問題ない。いい動きだった、“グレートパージ”。“ワイズクラック”。本体を。」光を使い果たし、空になったケースを捨てながら。
立木桐人:「……続行する!」援護射撃の隙に体勢を立て直し、二度目の突撃姿勢に入る。
高井戸庵:「ああ」短く頷く。
立木桐人:(——『均一化』。こいつらに機能中枢と呼べるものはない)
立木桐人:(公園の爆破攻撃で分かっていたことなのに、俺は……くそっ!)
GM:次は高井戸さん!
高井戸庵:はい!
立木桐人:立木桐人の侵蝕率を+10した (侵蝕率:109->119)
高井戸庵:マイナーで5m後方に移動。エンゲージから離れます。
立木桐人:立木桐人のHPを-5した (HP:32->27)
高井戸庵:メジャー、コンボ『全開で対処しよう』《コンセントレイト:ブラックドッグ》《マルチウェポン》《アタックプログラム》《バリアクラッカー》《MAXボルテージ》。
高井戸庵:対象はテイ。侵蝕値13上昇。
高井戸庵:命中判定します
高井戸庵:10dx7+7 相手のドッジダイス-4個、ガード不可
DoubleCross : (10R10+7[7]) → 10[3,3,5,5,6,6,7,9,9,10]+10[3,5,8,8]+3[1,3]+7 → 30

テイ:むむ。ドッジします。
テイ:10dx
DoubleCross : (10R10[10]) → 10[1,2,3,5,5,6,7,7,10,10]+10[4,10]+1[1] → 21

テイ:惜しい
高井戸庵:あぶねえ
高井戸庵:ダメージ出します
高井戸庵:4d10+26 装甲値無視
DoubleCross : (4D10+26) → 22[9,5,2,6]+26 → 48

GM:なかなかのダメージ!
高井戸庵:後方に下がり、両腕を構える。テイの巨体がよく見える。
高井戸庵:二人は即座に分身を仕留めた。ならば、狙いはひとつ。
高井戸庵:「大事なメッセージがある。しっかりと"両手で"届けなければならないな」呟く。 露出した銃身からは、既にバチバチと火花が散っている。
高井戸庵:「テイ! 君に、樹里からの伝言を届ける!」叫びとともに両腕から弾丸を同時射出。直撃。
テイ:「樹里…のののの……?」巨体を緩慢に動かす。表面の目のようなものがずるりと動く。
高井戸庵:「『あなたの顔をなくしたのは本当は私でした。ごめんなさい』とのことだ」構えは解かない。
テイ:「……………」直撃を受けた場所から、ぼろぼろと有機質のくずがこぼれる。
テイ:「きききききみ、なななな何言ってるるるの…?」
高井戸庵:(……まだ浅いな。言葉も……届かない、か?)口元を歪める。
テイ:「ぼぼぼくははは、生まれたときからこここうなんだだだだ。じゅじゅ樹里が何かしたなんてことととと」
高井戸庵:(ならば、何度も。何度でも!)
テイ:「あああありえないいいい」ぬいぐるみの腕が地面に打ち付けられる。地団駄を踏むように。
高井戸庵:「樹里はそう言っていた。私の役目は君を叱ることと、この言葉を届けること。そのふたつだ」
GM:では、テイの手番。
光通常:来なっ!
テイ:「うう嘘だ、嘘だだだだだだ」
テイ:マイナー、《破壊の爪》+《ハンティングスタイル》+《オリジン:ミネラル》
テイ:ハンティングスタイルならばエンゲージ間の移動も可能…光さんのエンゲージへ!
テイ:そして装甲値も追加だ
テイ:ぬいぐるみの腕の先から、4本の指状のものが生え出てくる。
光通常:「こちらへ来るか。」衝撃に備える
テイ:メジャー、《コンセントレイト:エグザイル》+《オールレンジ》+《死神の精度》+《過剰反応》+《ジャイアントグロウス》で光さんに攻撃だ
テイ:26dx7+6
DoubleCross : (26R10+6[7]) → 10[1,2,3,4,4,4,4,4,5,5,6,6,6,6,7,7,7,7,7,8,8,8,8,10,10,10]+10[1,2,3,5,6,7,8,8,8,8,9,9]+10[3,6,6,7,7,9,10]+10[1,4,5,8]+10[7]+10[9]+2[2]+6 → 68

光通常:たけえよお
光通常:暴走中なのでダメですな
テイ:ダメージを出します。
テイ:9d10+37
DoubleCross : (9D10+37) → 62[6,5,6,3,7,10,7,8,10]+37 → 99

光通常:カマンッ!
光通常:いってーええー!
テイ:なんかごめん…
光通常:3回死んでる
光通常:4回だ
光通常:体にロイスをとってすぐ昇華するかな
光通常:テイ/P:同情/N:脅威○/ロイス
光通常:これを昇華して、立ち上がります
テイ:ぬいぐるみの足が、地の表面を滑るように這う。
テイ:足の表面からは取り込んだ有機物や無機物が生え出してその動きを助けている。
テイ:そして、高井戸の方を向きながら、その線上にいる光めがけて——
テイ:その巨大な腕を振り落とす!
テイ:その腕は触れたものを直ちに侵食する。
テイ:——『均一化』の元凶だ。
光通常:「……この規模で均一化を起こせるのか。この街程度なら、一晩で飲み干せそうだな」
光通常:ジャケットを使い、直接腕に触れるのを避けているものの、衝撃自体はどうすることもできない。血を吐きながら瓦礫の中から起き上がる。
光通常:「応援も間に合わんだろう。やはりここで、破壊するしかない。」新たな擲弾を込めて、テイを眺める。
テイ:「ききききみも、ぼぼぼぼくにににに…」黒の戯画化された目が一つ、増える。
GM:では、クリンナップ!
光通常:なにもないです!
高井戸庵:特になしです
立木桐人:ありません!
GM:そしてセットアップだ
高井戸庵:なし
テイ:Eロイス:血の焦がれを使用。
テイ:全員のHPを2d10
テイ:こちらで振った2d10点分減らし、その分こちらは回復する寸法だ
高井戸庵:ぐえー
テイ:2d10
DoubleCross : (2D10) → 7[6,1] → 7

光通常:痛いよう
立木桐人:立木桐人のHPを-7した (HP:27->20)
光通常:残りHPは4店だ用
立木桐人:まだまだ元気イッパイだぜ……!
高井戸庵:残り21になりました
テイ:こちらは21点回復!
テイ:徐ろに地面に片腕を突き刺す。
テイ:地面の中を、テイの体組織が侵食し、
テイ:君たちの足元に出現する!
立木桐人:「……地面にすら、伝播できるのか!」
テイ:細かい触手のようなそれは君たちの身体の一部をかすめ、侵食する!
立木桐人:セットアップで《加速装置》。行動値を20に。影響を受けた細胞を自ら凍結しながら、損傷と引き換えに辛うじて逃れる。
立木桐人:「おのれ……!」
高井戸庵:「ッ!」飛びすさり、避ける。が、頬に微かに触手がかする。
立木桐人:急激な機動で回避したが、脛から流れ出た血液が凍っている。
立木桐人:立木桐人の侵蝕率を+2した (侵蝕率:119->121)
高井戸庵:両手は無い。細かなことはできない。だから、銃身で皮膚を抉った。鋼鉄の骨格が下から覗く。
高井戸庵:「……困ったな。また損傷の件で怒られてしまう」肩を竦める。
テイ:黒目が、高井戸の顔の方を見ている…ように見える。
光通常:足の一部が侵食されている。だが、対処する素振りは見せない。致命的になる前に、破壊する。
テイ:「君たちももも…ともだちちち…樹里のともだちになってててて…」
GM:イニシアチブ、光さん!
光通常:OK
光通常:マイナーで《オプティカルレンズ》
光通常:メジャーで《コンセントレイト:ハヌマーン》《鉄風乱舞》《小さな塵》。武器は手裏剣の方を使います。固定値が下がっちゃう。
GM:来やれー
光通常:17dx7+1
DoubleCross : (17R10+1[7]) → 10[2,3,4,4,5,5,6,7,7,7,7,7,7,8,8,8,9]+10[2,3,4,5,7,9,9,9,9,10]+10[1,2,3,5,7,10]+6[1,6]+1 → 37

光通常:まずまず
テイ:ドッジ!
テイ:14dx
DoubleCross : (14R10[10]) → 10[1,1,3,4,5,5,5,6,6,6,7,8,9,10]+9[9] → 19

テイ:命中です。
光通常:4d10+34 ダメージ!装甲は有効です
DoubleCross : (4D10+34) → 17[9,1,4,3]+34 → 51

GM:痛い!だがまだ立っているぞ
立木桐人:巨体にふさわしいHPだ……!その上回復まで入っているし、固い!
光通常:「この距離で銃は使えんな」懐から光の詰まったケースを取り出し、放る。先ほどの分身を屠った光の柱が再び現れ、テイを襲う。
テイ:まだぬいぐるみの形を保っている部分が光に包まれ、消える。
光通常:侵蝕値は10上がって122に。
テイ:破壊された部分を補うように有機状の体組織がその間をつなぐ。
光通常:「しぶといな。いや、この巨体を思えば当然か。」
テイ:「あああああ……こここわれるるるる……まだだだだだ…まだぼくは…」
テイ:異形の存在が軋み、音をあげる。
GM:NEXT、行動値20組!
光通常:「ストックが保つかな。」
立木桐人:「……」いつもの如くマフラーに口元を隠したまま、身を低く構えている。
立木桐人:このまま突撃をかけるのが最善。
立木桐人:「……テイ!貴様ッ!!」剣を地面に突き立て、その場で叫ぶ。
立木桐人:「済まない、“コンダクター”……!だが、俺は!」
立木桐人:「やはり、黙ってこいつを破壊するわけにはいかない!」
テイ:「うう…うううう?」黒目が表面を滑り、立木を睥睨する。
立木桐人:足を止めたまま、怒声を続ける。
立木桐人:「貴様は、救えない存在だ!だが、末期の心の痛みを止めたいのならば聞け!」
光通常:「……。」テイの気を引かないように、黙ってそれを聞いている。相手の思考能力は高くない。立木に気を取られて止まってくれるなら、それはそれで悪くはない。
立木桐人:「貴様は、金井樹里に恥ずかしくはないのか!」
テイ:「じゅじゅ…樹里りりににににに…?」
テイ:忙しなく、『目玉』が動く。
立木桐人:「……金井樹里は、貴様の心にとってのゆっぴーだったはずだ!貴様が付き従い献身を捧げるに足る光であったはずだ!」
立木桐人:「最初の心を思い出せッ!いいか……貴様!」
立木桐人:「ただ、無秩序に『仲間』とやらを増やし、憎悪で家族すらをも抹殺する」
立木桐人:「それが貴様の愛する金井樹里の姿だったか!なぜ貴様は金井樹里を愛する!!」
テイ:「ぼぼぼぼくははは」
立木桐人:「ジャーム!!この俺の言っていることが分かるか!?」
立木桐人:「愛の話だ!!」
テイ:「ぼくはぼくはじゅじゅ樹里をををを愛しているるるるる」
テイ:「じゅ樹里はははは、顔のないぼくををををずっといっしょだよってててて」
テイ:「ぼぼぼくはみじめで愛されない存在だったはずなのににに」
立木桐人:「……孤独な者に、寄り添う心か!!」
テイ:「そそそそうだだだだ」
テイ:「だからだからだから…」
テイ:「樹里がひひひとりにならななないように……ぼくは…ぼくはああああ…」
立木桐人:「……ならば、それだ。憎悪でも恐怖でも復讐でもない」
立木桐人:「最後に貴様の思うことは、その尊さであれ!」
立木桐人:敵/テイ/同情:○/殺意/ロイス
立木桐人:「ここから見える星のひとつひとつが——」静かに目を閉じ、後ろ手に剣を構える。
立木桐人:マイナーで戦闘移動。テイのエンゲージに接敵し、攻撃!
光通常:攻撃前に《キリングハウス》を使用します
光通常:攻撃のダメージを+14!
立木桐人:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《ライトニングリンク》《インフェルノ》。
立木桐人:《炎の刃》も!
立木桐人:12dx7+8
DoubleCross : (12R10+8[7]) → 10[1,3,3,5,5,7,7,7,7,7,7,10]+10[1,4,4,4,6,6,9]+5[5]+8 → 33

テイ:ドッジ…するしかない
テイ:14dx
DoubleCross : (14R10[10]) → 10[1,1,2,3,5,5,5,6,6,7,7,7,10,10]+9[6,9] → 19

テイ:ダメ!ダメージください!
立木桐人:「——みんなのくれた」
立木桐人:「輝きだ」
立木桐人:「から!!」
立木桐人:詠唱と共に攻撃!Dロイス「想い人」を使用!
立木桐人:4d10+31+14
DoubleCross : (4D10+31+14) → 23[6,7,3,7]+31+14 → 68

GM:それは…無理だ!一旦倒れる!
テイ:《魔獣の証》で復活…!
立木桐人:白い刃のように空中に飛び出し、体ごと一閃!硬度を無視する凍気の刃で、テイの首を切断!
立木桐人:——ゴキ ン!
テイ:立木の言葉が、何かを迷わせたのか、
光通常:同時に、放られたケースが刃で切り裂かれ、その中身が辺りにばらまかれる。振りまかれた粒子が光に還り、テイを焼きながら立木の姿を照らしだす。
テイ:触れることによる『均一化』は起こらない。
立木桐人:地面に落着すると同時に、背後で嵐のように光子爆発!
立木桐人:立木桐人の侵蝕率を+14した (侵蝕率:121->135)
光通常:「……やったか?」
GM:爆煙が晴れていく。
GM:そこには、身体を失い、首から上だけになってもなお動こうとする怪物の姿。
GM:ぬいぐるみの面影は、もう、ない。
テイ:「うううう…ううううう…」
立木桐人:「……ハーッ、ハーッ……!」背を向けたまま膝をつく。
立木桐人:巨大標的に対する冷気の大規模発動と、この距離の跳躍。もはや消耗が多大だ。
テイ:「樹里いいいい……樹里いいいいいいい……」頭部が様々に形を変えながら呻く。
GM:では…高井戸さん!
高井戸庵:はい!
高井戸庵:マイナーはなし。
高井戸庵:メジャー、コンボ『全開で対処しよう』《コンセントレイト:ブラックドッグ》《マルチウェポン》《アタックプログラム》《バリアクラッカー》《MAXボルテージ》。
光通常:支援いるかい!
高井戸庵:もらいましょう!
光通常:《キリングハウス》!攻撃のダメージを+14!
高井戸庵:ありがたや!
高井戸庵:対象はテイ。侵蝕値13上昇。132に。
高井戸庵:では命中判定!
高井戸庵:10dx7+7 相手のドッジダイス-4個、ガード不可
DoubleCross : (10R10+7[7]) → 10[3,4,4,7,7,8,8,9,9,10]+10[1,1,2,2,3,5,7]+5[5]+7 → 32

テイ:10dx ドッジ
DoubleCross : (10R10[10]) → 8[2,2,3,5,6,7,7,7,8,8] → 8

テイ:うむ!
高井戸庵:よしよし
高井戸庵:ダメージいきます
高井戸庵:4d10+26+14 装甲値無視
DoubleCross : (4D10+26+14) → 25[6,3,7,9]+26+14 → 65

GM:ああ。それはダメですね。
GM:倒れます。
高井戸庵:やったー
高井戸庵:「テイ。君は俺と同じだったのかもしれないな。樹里を、ただ守るべき無垢な子供と思い込んでいた」
高井戸庵:皮膚の下、機械部分を一部露出した顔でなおも呼びかけながら、蠢くテイに向け両腕を構える。
高井戸庵:最後の一撃。込められた弾丸は、支部長から渡された特別製。撃ち漏らすわけにはいかない。
高井戸庵:「あいにく! 彼女は一人の人間だった。憎むこともする。時には罪もないぬいぐるみに、理不尽な仕打ちだってするだろう」火花がひときわ大きく宙に散る。
高井戸庵:膝をつく立木くんを見る。彼は、とっくに気付いていたことだったのに。
高井戸庵:「今度は俺の言葉を伝える。樹里は君のものではない。誰のものでもない」
高井戸庵:「彼女自身のものだ!」
テイ:「う…あ。」
高井戸庵:無機質な顔を精一杯歪め、叫ぶ。最大の力で、弾丸を高速射出!
テイ:「うあああああああああああああ」頭部が開き、黒く蠢く内部を露わにして、高井戸に襲い掛からんとする、が、
高井戸庵:両腕から撃ち出された弾が、光に包まれる。テイに真っ直ぐに向かう。
テイ:そこに光に包まれた弾が撃ち込まれる。内部からの破壊。
テイ:「ぼ、く は」
テイ:「………樹里、『顔のある』きみが」
テイ:破壊されながら、音が、ばらばらに呟く。
テイ:「ぼくを………」
高井戸庵:「……」反動を抑えながら、その音を聞いている。
テイ:その続きは訪れない。『テイ』を構成する、『テイ』の意識を備えるすべての組織は燃え尽きる。
GM:…それと同時に、『均一化』した物質も崩壊を始める。
高井戸庵:「……樹里は、ただの可哀想な子供じゃない。君も、もう罪もないぬいぐるみじゃない」見届け、息を吐く。己に言い聞かせるように。
高井戸庵:「俺は刑事だ。犯した罪は償わねばならないことは、誰よりもよく知っている」目を細める。
GM:戦闘終了です。
光通常:うむ……
高井戸庵:お疲れ様です

バックトラック

GM:では、バックトラックに移ります。
GM:今回のEロイスは、4つ。
光通常:4つ!多いぜ
GM
テイ
「血の花嫁」
「血の焦がれ」

テイの分身×2
「悪夢の鏡像」×2

立木桐人:振る振る—っ
高井戸庵:振ります!
立木桐人: 立木桐人の侵蝕率を-31(4D10->9,10,4,8)した (侵蝕率:135->104)
立木桐人:すっごいいい出目!
高井戸庵:132-4d10
DoubleCross : (132-4D10) → 132-26[5,10,8,3] → 106

光通常:ふろうかな
高井戸庵:よっし
光通常:122-4d10
DoubleCross : (122-4D10) → 122-21[5,3,8,5] → 101

光通常:うむ、いい感じだ
GM:おお、みんないい感じ
立木桐人:これなら十分1倍 1倍レペゼンしてるぜ
高井戸庵:一倍でいきます
立木桐人:というかロイス全部残ってるしね。振ります
立木桐人: 立木桐人の侵蝕率を-28(6D10->2,1,7,8,5,5)した (侵蝕率:104->76)
光通常:1倍ぶりします。
高井戸庵:106-5d10 一倍
DoubleCross : (106-5D10) → 106-35[6,10,7,5,7] → 71

立木桐人:よし、5点!
光通常:101-4d10
DoubleCross : (101-4D10) → 101-20[2,8,5,5] → 81

高井戸庵:よーし
光通常:グッド、5点です。
GM:やった!みんな5点!
GM:では、バックトラック終了です。

エンディング01 - 我々は誰かを照らすことができる

GM:エンディングフェイズに移ります。
GM:まずは立木くんと光支部長から。
GM:一連の事件が終わり、支部は徐々にではあるが、落ち着きを取り戻し始めていた。
立木桐人:では、支部から返却された処刑剣のケースを運んで
立木桐人:階段に座り込んで、一息つきます。
立木桐人:リザレクトで肉体の損傷は回復するとはいえ、体内の侵蝕率はそうはいかない。
立木桐人:ようやく、武器を取れる程度のコンディションに戻った程度だ。
光通常:廊下の向こうから、足音が聞こえてくる。支部長である光通常だ。高侵蝕圏で傷を受けたため、その腕にはまだ包帯が巻かれている。
立木桐人:「……“コンダクター”」マフラーに埋もれた顔で会釈する。
光通常:「立木か。傷の方はもういいようだな。こちらは、これから休憩だ。少し話してもいいか?」
立木桐人:「俺は、構わん」ヘッドホンのボリュームを少し下げる。
光通常:「そうか。では失礼。」と言って立木くんの横に腰掛けるよ。
立木桐人:「……“コンダクター”。やはり俺は未熟だった……」剣の柄に額を預けるように俯いている。
立木桐人:「戦闘の最中で、分かっているのに、あんな無駄口を……」
光通常:立木君を直接見ずに、それを聞いている。
立木桐人:「いつまで経っても、俺は激情を制御出来ないままだ」
立木桐人:「負傷は……」
立木桐人:「……回復できる傷なのか、“コンダクター”……」包帯を気にするように横目で見る。
光通常:「ああ、問題ない。いずれ癒える。このことは気にするな。誰かが傷を負わざるを得なかった。たまたまそれが私だったというだけだ。」
立木桐人:「ならば、たまたまそれが、ゆっぴーだったかもしれない」
立木桐人:「いつも、そう考えている。……そう考えるだけで俺は、自分の甘さが許せない」
光通常:「そうならないために我々が動き、ゆっぴーさんや、他の人々のかわりに、私が傷ついた。いずれ傷を癒せる者が。そう考えれはしないか?」
立木桐人:「……そうかもしれない。俺は強欲すぎるのかもな——」
立木桐人:「“コンダクター”。俺に話というのは」
光通常:「ああ。先の任務の中で、気になることがあってな。」
光通常:「貌なし達と戦闘になる前、高井戸と二人に成っただろう。その時、話をしたのか気になってな。」
立木桐人:「……。話を……した」
立木桐人:「“コンダクター”の助言通りに、やれた。俺は一歩、マシになれたのかもしれない……」
立木桐人:「ACODESの話をして、奴も聞いてくれた」
立木桐人:「……奴は鉄甲刑事メタルジャスティスという番組が好きだそうだ」
光通常:「メタル・ジャスティス。」
立木桐人:「サイボーグとして蘇った刑事が……犯罪者を取り締まるんだ」
光通常:「サイボーグの刑事か。高井戸も、そうだったな。」
立木桐人:「奴は憧れの存在になったというわけだ。羨ましいことだな」
立木桐人:「俺は到底アイドルにはなれそうにない」
光通常:「どうだろう、ちょっと違うような気もするけど……」
光通常:「……なりたいのか、アイドルに。」
立木桐人:「……ゆっぴーは、俺や金井樹里などよりも、遥かに辛い過去を乗り越えてステージに立っている」
立木桐人:「10歳の頃に、両親が離婚したんだ……弟と離れ離れになって、それでもアイドルを目指した」
立木桐人:マフラーの奥で笑う。
立木桐人:「辛い過去に甘えているような、甘い、連中には」
立木桐人:「到底想像もできないような、光だ」
立木桐人:「そうしたくとも、俺にはできそうもない」
光通常:「そうか。私には、そんな過去はないからな。同じだ。想像できない。」
光通常:「では、他の方法で光になるしか無いな。我々は。」
立木桐人:「……そうだ。俺は俺のやり方で、戦える」剣の柄を握る手に力を込める。
立木桐人:「ジャスティス刑事は、サイボーグだから笑うことはできなくなってしまったが」
立木桐人:「誰かの笑顔を守ることはできたそうだ」
立木桐人:「俺もそうでありたい」
光通常:「なれるさ。」
光通常:「テイと戦っていた時。たしかに、戦況を考えたら、あそこで対話を求めるのは悪手だっただろう。」
光通常:「だがあの時の言葉で、テイは救われたと思う。絆を失った化物だとしても、最後に金井樹里のことを思い出して、消えることができたと思う。」
立木桐人:「……」
光通常:「あれは私にも、高井戸にも、きっとゆっぴーさんにもできない、お前だけの持つ光だった。」
立木桐人:「俺の光……か。俺にはまだわからない」
光通常:「まだ、若いからな。私も、自分の持つ光が何なのか、探している最中だ。」
光通常:「もしかしたら、自分以外の光を見つけるよりも難しいかもしれない。それでも、それは確かにあるんだ。」
光通常:「その光を失わない限り、我々は誰かを照らすことができる。笑顔を守ることができる。きっとな。」
立木桐人:「“スターダストコンダクター”。そんな名前をしているのに……フッ」
立木桐人:「光を探している最中なのか……」
立木桐人:「ありがとう。支部長も、俺たちを正しく導いてくれた」
光通常:「指揮者は、奏者を輝かせるのが仕事だからな。」
立木桐人:「言ってくれる」
光通常:「私も、お前と任務にあたれてよかったと思っているよ。」
光通常:「それにしても、今日は暑いな。飲み物でも買ってくるとしよう。立木もなにか飲むか。奢るぞ。」
光通常:そう言って階段から腰を上げます。
立木桐人:「……コーラがいいな」
立木桐人:こちらも、支部長の後に続くように立ち上がり、その場を離れる。
光通常:「よし、コーラだな。買ってくるよ。私は何を飲もうかな。」自販機の方へ歩いていきます

エンディング02 - 忘れないでいてほしい

GM:では、高井戸さんのエンディングです。
GM:事件の中心人物であった金井樹里。
GM:彼女が一般人であること。今後の彼女の情操面のためにも、彼女には記憶処理が行われることになった。
GM:——その、処理が行われるためにUGNのエージェントが彼女の仮住まいを訪れる、少し前。
GM:彼女の元を訪れた者がいた。
高井戸庵:いつものコートとマフラー姿。顔の傷は修復され、跡も残っていない。
高井戸庵:「樹里」右手を上げる。あの戦闘の後、両手は二人に拾ってもらった。
金井樹里:「高井戸さん」椅子に座っていたが、高井戸の姿を見て立ち上がろうとする。
高井戸庵:「座ってもらっていて構わない。今日は、少し話をしに来た」
金井樹里:「ん。お話ね。いいわ」椅子に座り直し、高井戸を見上げる。
高井戸庵:樹里の前に立ち、少し考え、軽くかがむ。
高井戸庵:「テイに、君の言葉を伝えた」
金井樹里:「……そう。」目を瞬かせる。首を少し上に向けて。じっと高井戸を見る。
高井戸庵:「テイは、混乱していたようだった」
金井樹里:「混乱…していたの。……そう…」
高井戸庵:「それから、最後に何か言っていた。『ぼくは、樹里、『顔のある』きみが、ぼくを』」
高井戸庵:「意味のある言葉なのか、私には判別がつかなかった。だが、君に伝えるべきだと思った」
金井樹里:「………」少し、口を開けて。それから、下を向く。
高井戸庵:「『覚えていて』やっていてくれないか」
高井戸庵:それが、無意味な願いであることはよくわかっている。
金井樹里:「…………テイ。」ぎゅっ、と胸の辺りを掴む。
金井樹里:口を、固く結ぼうとする。するだけで、口の表情は変わらない。
高井戸庵:それを、じっと機械的な眼差しで見ている。
金井樹里:「私は、きっとあの子にとてもとてもひどいことをしたのね」
高井戸庵:「それでも」
高井戸庵:「テイはずっと、君のことを愛していた」
金井樹里:「……私はずっと、あの子の存在に甘えていたのに」
金井樹里:「なのに……」
金井樹里:伏せようとした目は、そのまま閉じられる。人形のような顔。
金井樹里:しばらくして、目を再び開く。じっと、高井戸の目を見る。
高井戸庵:目を、見つめ返す。正面から。
高井戸庵:「友人として、君に頼みがふたつある」
金井樹里:「はい」
高井戸庵:「ひとつ目だ。君がしたことをずっと忘れないでいてほしい」
高井戸庵:この頼みは、すぐに破られる。自分はそれを知っている。
金井樹里:こくり、と頷く。
高井戸庵:「ふたつ目。どうか、幸せになってほしい」
金井樹里:「幸せに…」
金井樹里:目を瞬かせる。
高井戸庵:「これから話すことは、絶対という話ではない。祈りのようなものだ」
高井戸庵:訥々と、考えながら話す。
高井戸庵:「君の行く道は、普通の人間よりもきっと険しいものになるだろう」
高井戸庵:「それでも、君が伝えることを諦めない限り、いつか人が君を理解してくれる時が来る」
金井樹里:「つたえることを、あきらめない…」
高井戸庵:「伝えること……感じたこと、考えたこと。それから……好きな物のこと」
高井戸庵:立木くんとの道端の会話を思い出す。もう随分前のことのようだ。
金井樹里:「好きなもの」
高井戸庵:「ああ。それを続けていけば……きっと、君にもまた友達ができる」
高井戸庵:「君のことを好きだと言ってくれる人が、いつか現れる」
金井樹里:「………覚えておくわ」
金井樹里:「…あなたが、友達になってくれたから」
高井戸庵:「そうしてくれ」
金井樹里:「…あきらめないで がんばって、みる」
高井戸庵:頷く。緊張で喉が渇くが、表情には出ない。
高井戸庵:「君は、幸せになれるんだ」また甘い、と言われるだろう。構うものか。
金井樹里:「……うん」
高井戸庵:「私の頼みは、これくらいだ。忘れないでいてほしい」
高井戸庵:立ち上がる。
金井樹里:「高井戸さん」
高井戸庵:「うん?」
金井樹里:「…テイのこと。ありがとう」
金井樹里:「そして、私のことも」
金井樹里:「ありがとう。…忘れないわ」
高井戸庵:「ああ。私もだ」サイボーグだからな、と付け加えはしなかった。
高井戸庵:目を細める。一番、笑顔に見えなくもない顔を作る。右手を差し出す。
金井樹里:小さな両手で、しっかりとその手を握る。
高井戸庵:右手は外れない。両手を確かに受け止めた。
GM:-----
GM:小さな心は、忘れるだろう。側にいた、顔のないぬいぐるみのことを。
GM:小さな心は、忘れないだろう。伝えることを、あきらめないことを。
GM:そして、「友達」が、自分の固まった心を見つめ、呼びかけてくれたことを。
GM: 
GM:ダブルクロス The 3rd Edition 『マイ・リトル・ストーン・ハート』 Fin.

経験点配布

GM:以上でセッション終了となります!
高井戸庵:お疲れ様です!
GM:最後に、簡単に経験点の配布を済ませましょう。
立木桐人:お疲れ様でした!
GM:「シナリオの目的を達成した」シナリオ経験点は6点。それに、Eロイス4つ分でプラス4点。
GM:「セッションに最後まで参加した」「良いロールプレイをした」「他のプレイヤーを助ける発言や行動を行った」「セッションの進行を助けた」「スケジュール調整など」これら全てほんとうにありがとうございました!合わせて5点になります。
GM:「Sロイスがタイタスにならなかった」5点。
GM:それに、最終侵蝕率による経験点を足して…
GM
ささささん:20点
珪素さん:25点
ぺんさん:20点

GM:以上、ご査収ください!
光通常:ヒューッ!
光通常:もらいます!ありがとうございます!
高井戸庵:いただきます!
光通常:いや、楽しかったです!
高井戸庵:ありがとうございましたー
立木桐人:これが……ゆっぴーへの愛の力だ!
立木桐人:すごく完成度の高いシナリオでした……!ありがとうございます!
光通常:雰囲気も凄い出ていたし、ちゃんとなんというか、現象から現況までが辿れる感じで
高井戸庵:本当に楽しかったです……
GM:ちなみにGM 経験点は22点!ありがとうございました!
高井戸庵:どうぞどうぞ!
GM:わーい!ありがとうございます!
光通常:珪素さんの言っている通り、筋の通った完成度の高いシナリオだったと思います……!高井戸さんの無表情ってところともかかってて、ぐっときました。ラストも綺麗だし……
光通常:ありがとうございました!たのしかったです!
高井戸庵:こんな私に美味しいシナリオいいの!?って何度も思いました。ありがとうございます!
GM:ありがたや…ありがたや…(拝む)
立木桐人:PCにも活躍の機会をたくさんくださって……参加できてよかったぜ~~
高井戸庵:自分はPC1になると結構シナリオロイスにかかりっきりになっちゃうので
高井戸庵:あれこれ絡んでもらえたのもとても助かりました
高井戸庵:全員にありがとう!
GM:ほんと、みなさんとっても良かったです
GM:それぞれの立場で真摯に向かい合ってくださったのがとても良かった…
GM:ありがとうございました、お疲れ様でした…!
高井戸庵:お疲れ様です! いやー、いいセッションでした
立木桐人:お疲れ様でした!
光通常:でしたー!
光通常:ログ楽しみー
高井戸庵:楽しみー