『Vice City~闇の秩序~』 GM:すかいはい(桜子)

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本編ログ|雑談ログ

プリプレイ

GM:それでは裏社会入門セッション始めていきましょう。
藍夕顔:よろしくお願いします!
ニナ・ブラント:よろしくお願いしまーす!
切名弓人:よろしくおねがいしまーす!
GM:今回の舞台はいつも違う架空の都市「Z市」です。
七竃オリエ:よろしくお願いします!
GM:ギャングに牛耳られているこの街は治安が悪く犯罪も多い。
GM:一方、UGNやFHの勢力も非常に弱いです。
切名弓人:ほうほう
GM:そんな裏社会するためだけに用意されたような街が舞台です。
藍夕顔:オーヴァードギャングの天下というわけね……
切名弓人:裏社会…一体どんな社会なんだ…
GM:そう、オーヴァードギャングたちが大手を振って利益を貪りまくっているのです。
GM:そんなわけで世界観は用意してみましたが案外ぼんやりしていたりしますので、何か疑問などがあったらいつでも聞いてください。
切名弓人:了解です!
ニナ・ブラント:はーい!
七竃オリエ:はい!
GM:では、早速PCの自己紹介から始めていきましょう。
藍夕顔:はーい!
GM:まずはPC1、切名弓人さん。お願いします。
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY9cfJGQw
切名弓人:「どうもはじめまして。切名弓人です。お気軽に弓人って読んで下さいね。」
切名弓人:背の低い美少年高校生。黒髪で、多少長めの前髪に短い後ろ髪。いつも学生帽を被っている。
切名弓人:……その実体は男装少女であり、本名は切名ゆみ子。本人はその名前を嫌っている。
切名弓人:女子人気が高く、ありがたくも食傷気味。
切名弓人:性能はピュアオルクス射撃型。早めの攻撃で放心付加という地味な性能!
GM:地味だが堅実!
切名弓人:しかし、妖精と支配の領域をそれぞれ取っているのでダイス目は思うがままだ。
GM:なかなか厄介な性能だ。
切名弓人:今回は裏社会に入門して行きたいと思います。よろしくお願いします。
藍夕顔:よろしくお願いします! 頼もしい……
GM:よろしくお願いします
GM:それでは、ハンドアウトも確認しておきましょう

PC①用ハンドアウト
ロイス:組織(名前はキミが自由に決定してよい) 推奨感情 P:有為/N:恐怖
キミはZ市内の高校に通う普通の学生だ。ある日、いつも通り学校から帰ろうとしていたキミの前に黒服の男たちが現れる。
男たちはキミが組織のボスの子どもであると告げる。そしてキミに組織の新たなボスになって欲しいのだと語った。
ボスは死んだことによって組織は危うい状態にあり、組織の者たちはキミをトップの座に据えることで当面の間の危機を回避しようと考えているようだった。
果たして、ボスの子であるキミが選ぶ道は——。

切名弓人
:なんてことだボクはボスの子どもだったのか

GM:と、いうわけでしょっぱなにしてキミはギャングのボスになる!
切名弓人:ボクに務まるのだろうか…
GM:ちなみに組織名は付けてもいいし、付けなくてもいいです
切名弓人:組織名…
切名弓人:どういうのがスタンダードなんだろう(ぼんやり
藍夕顔:中華マフィアなら、とりあえず恐ろしげな名前に幇(パン)ってつければ何でもいけそうですが
ニナ・ブラント:おお、かっこいい
GM:その辺はGMにもさっぱり分かりませんが、何か横文字っぽい感じになるのではないでしょうか
藍夕顔:何系のギャングかはよくわかりませんしねえ
切名弓人:横文字!
GM:皆さんの組織名にもなるので、全員で相談してもいいですよ
藍夕顔:つまりパッショーネ(情熱)とかボンゴレ(アサリ)とかですか
切名弓人:みんなで相談して決めたいですね。
GM:そうそう。「パッショーネ・ギャング」みたいな
ニナ・ブラント:今、決めます?
GM:じゃあ、決めるのは自己紹介の最後にしましょうか
藍夕顔:はーい
ニナ・ブラント:了解です!
GM:それまでぼんやり考えておいてください
切名弓人:はーい!
GM:次はPC②。ニナ・ブラントさん。お願いします
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY3pnSFgw
ニナ・ブラント:「私は、ニナ・ブラント——ボスの駒。戦い、果てることが私の役割」
ニナ・ブラント:UGNチルドレンならぬギャングチルドレン、ニナ・ブラントです。17歳。
ニナ・ブラント:スラブ系の顔立ちをした、海外生まれです。
GM:おお、スラブ系の外国人だ。
ニナ・ブラント:スラブ系っていう響きが格好良かったので、選ばれました。
GM:そんな理由!?
ニナ・ブラント:幼少期からZ市の非合法研究施設で人体実験に巻き込まれ、地獄のような日々を送っていましたが、
ニナ・ブラント:ある日ボスに助けられ、それ以来ボスに心酔。彼の組織に所属しています。
ニナ・ブラント:組織に加入した当時はオドオドしたところも多かったのですが、
ニナ・ブラント:ボスに気に入られるために色々と模索した結果、クールに振舞うことを決めました。
ニナ・ブラント:普段は金髪をツーサイドアップにして、レースやフリルのついた、小洒落た格好をしています。
ニナ・ブラント:これは決してお洒落しようとした結果、PC3の七竃オリエに影響されたとか、そういう事ではありません。
藍夕顔:かわいい
ニナ・ブラント:別にアイツのことなんか何とも思っちゃいませんから。アイツなんかどうでもいいです。本当ですよ。
藍夕顔:やだかわいい
七竃オリエ:へー?(にやにや)
ニナ・ブラント:う…うるさい!
GM:ボスは見かけで人を判断しない公明正大な人だが、その努力は評価しよう。
ニナ・ブラント:シンドロームはモルフェウス/ノイマン。白兵型です。
ニナ・ブラント:二振りの両手剣を《水晶の剣》で強化して、二刀流で戦うぞ。
ニナ・ブラント:今回は、裏社会にデイズをクランブルするセッションですからね。クールで無感情な王道PC2を目指します!
ニナ・ブラント:以上です。よろしくお願いします!
GM:そんなデイズがクランブル話だったかは分かりませんが、よろしくお願いします
GM:では、ハンドアウトです

PC②用ハンドアウト
ロイス:ボス 推奨感情 P:尊敬/N:悔悟
キミは組織に所属するギャングだ。かつてキミはボスに拾われて組織の一員となり、大きな恩を受けた。
生前のボスがキミに語ったことがあった。自分には子どもが1人いる。もしも自分に何かあった時にはその子のことをよろしく頼む、と。
ボスはもういない。今こそその恩を果たす時だ。キミはボスの子である弓人を守るため死力を尽くすことにした。
ボスの遺した組織と弓人を守る。それこそがキミに与えられた任務だ。

GM:ボスは死にました。
ニナ・ブラント:しんじゃった!
GM:ニナさんがその子にどういう反応をするのか、とても楽しみですね。
ニナ・ブラント:クールで無感情にキメてやりますよ!
GM:クールなんだ!では、よろしくお願いします
ニナ・ブラント:お願いしまーす!
GM:次にPC③、藍夕顔。よろしくお願いします
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYzpqHGgw
藍夕顔:「藍夕顔(ラン・シーイェン)よ。セキガンでもユウガオでも構わないわ、楽にしてちょうだい」
藍夕顔:「組織のナンバー2として働いているけれど、荒事はあまり好きでなくてね。何事も血を流さず解決できるなら、それが一番。そう思わない?」
藍夕顔:「人呼んで鬼望月花(グイワンユエファ)。シンドロームはノイマンのピュアブリードだけど、自分で戦う力はからっきしないの」
藍夕顔:「こんな私も、昔はだらしのない時期があってね……恥ずかしいから詳しくは言えないけれど、ボスのおかげでスッパリ自分を変えられたわ」
藍夕顔:「その恩義を返すためにも、この組織を守っていくことが私の使命。戦う必要があったならば、皆の戦いを支援します。どうか、力を貸して頂戴ね」
藍夕顔:というわけで、ブラックマーケット・常勝の天才・戦術などで味方を強力に支援する、サポート型ノイマンです。
藍夕顔:お買い物、情報、火力は任せろーバリバリ!
藍夕顔:若いころはドラッグにはまっていたダメダメチャイニーズでしたが、オーバードーズで死にかけて覚醒しました。
ニナ・ブラント:やめて!
藍夕顔:ふふふ
藍夕顔:ボスと出会ってからヤク中人生から足を洗ったので、深い忠誠をいだいていたのでした、まる
GM:とてもいいチャイニーズ美人ギャングですね。
GM:では、ハンドアウトを見ていきましょう

PC③用ハンドアウト
ロイス:ダブルフェイス 推奨感情 P:感服/N:脅威
キミは組織においてボスの右腕だった存在だ。ボスの死後、組織の立て直しを図る時間を稼ごうと、
キミは他の3つのギャング組織のトップと休戦協定を結ぶための会談に臨むことになった。
提案に対しアルルカン、梟の2人は了承したものの、残る1人、ダブルフェイスは決して首を縦に振らず交戦を臭わせる発言をした。
ダブルフェイスが何か仕掛けてくる前になんとしても組織の新たなボスを用意しなければならない。

GM:しばらくはボス代行として頑張ってもらうことになるようです
藍夕顔:組織の新たなボス! くっ、たとえばボスの隠し子とか——そんな素敵な人材はいないものか!
藍夕顔:あ、右腕というか勝手に解釈してナンバー2と名乗ってしまったけれど大丈夫でしょうか
GM:もちろんオーケーですよ
GM:キミがナンバー2だ!
藍夕顔:ありがとうございます! そして今はボス代行! なんとしてもこの組織を守ってやるぜー!
GM:よろしくお願いします!
藍夕顔:よろしくお願いします!
GM:では、最後にPC④。七竃オリエさん。お願いします
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY0dmsGAw
七竃オリエ:「七竃オリエ。なんだよ、アタシの格好に何か文句あるっての?」(銃口を向けながら)
七竃オリエ:「ファミリーの頼みならなんでも聞くよ。アタシを裏切んなきゃの話だけどね!」
七竃オリエ:ふわふわしたツーテイルに、吸血鬼をイメージした(本人談)ゴスロリを身に纏った少女。
GM:思ったより言葉遣いが悪い!
七竃オリエ:見た目は優雅だが口調や態度は粗暴。
七竃オリエ:組織の中では殺し屋など汚れ仕事を任されていた。銃の腕前はかなりのもの。
七竃オリエ:自分を拾ってくれたボスを親のように慕っている……というあたりで、ニナさんとは張り合うところも多いようです。
七竃オリエ:あの金髪女、ちょっと若くてかわいいからって……(ぶつぶつ)
ニナ・ブラント:ふふん
七竃オリエ:とはいえ、口は悪いけどファミリーは大事にするタイプですね。なのでボス死後も組織に残った感じ。
七竃オリエ:シンドロームはモルフェウス/ブラム=ストーカー。射撃しかできません! 社会も1!
七竃オリエ:素早く装甲値無視で撃つ形になると思います。
七竃オリエ:以上かな。よろしくお願いしますー
GM:生粋の戦闘員だ
藍夕顔:よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします!
GM:それでは、ハンドアウトです

PC④用ハンドアウト
ロイス:ジャック 推奨感情 P:連帯感/N:不安
キミは組織に所属するギャングの1人だ。ボスの死によって組織は大いに揺れており、組織内でも離反者が相次いでいる。
キミの友人のジャックもその1人だ。組織を去る前、ジャックはキミにも声をかけた。
裏社会の武器流通を牛耳るダブルフェイスの組織ならばこの機会により勢力を拡大、今後も強くなり続ける。俺と一緒に来ないか、と。
だが、キミはその提案を跳ね除けた。キミはこの組織で戦い続ける道を選んだのだった。

GM:ボスが死に、組織が弱体化したので当然離反者も相次いでいるのですね。
GM:ジャックはいつもハンチング帽にダッフルコートを着た少年で、キミの顔見知りのギャング構成員ですね
七竃オリエ:あっ少年だったんだ。青年でイメージしてた
七竃オリエ:イメージ修正!
GM:18歳くらいなので少年です
GM:18歳は少年でいいよね・・・?
七竃オリエ:ギリギリ少年かな?
藍夕顔:法的には少年
GM:ギリギリでした。
七竃オリエ:18歳了解です!
GM:では、オリエちゃんも弱体化していく組織を見捨てず頑張ってください。
GM:さて、これで自己紹介は全員が終わりましたが
GM:キミたちの所属する組織の名前はどうしましょうか?
切名弓人:藤さんの案をちょっと縮めてフェイタル・ストリングスとかどうでしょう
ニナ・ブラント:異議なしですよ!
藍夕顔:なるほど、レッドまで入れると長ったらしかったですしね
GM:おお、オシャレでいいと思います
藍夕顔:いいと思います!
七竃オリエ:良いと思います!
切名弓人:じゃあそれでお願いします!
GM:では、キミたちギャングの組織名は「フェイタル・ストリングス」に決まりました!
ニナ・ブラント:イエーイ!
切名弓人:やったぜ。
藍夕顔:フェイタル・ストリングス・ギャング!
七竃オリエ:わーわー
GM:それでは最後にもう一度トレーラーを読み上げてからセッションに入っていきましょう

トレーラー

腐敗と娯楽の都、Z市。
互いにしのぎをけずる4つのギャング組織によって裏側から支配されているこの街。
一歩路地裏に足を踏み入れれば、そこはあらゆる犯罪の坩堝だ。
しかし、そんな闇の世界も4つのギャング組織の危うい均衡によって辛うじて秩序が保たれていた。
……そう、ヤツが死ぬまでは。
組織を辣腕でまとめ上げ、わずか一代で巨大なものとした男。
ボス。偉大なるボスと呼ばれた男。
その男が死んだ。
1人の男の死によって今、再び闇の秩序が崩壊を始める。


ダブルクロス The 3rd Edition 『Vice City~闇の秩序~』
ダブルクロス——それは裏切りを意味する言葉。


GM:ダブルクロス The 3rd Editionシナリオ 『Vice City~闇の秩序~』!始めていきたいと思います!
GM:よろしくお願いします!
切名弓人:よろしくお願いしまーす!
ニナ・ブラント:よろしくお願いします!
七竃オリエ:よろしくお願いします!
藍夕顔:よろしくお願いいたします!

オープニング01 - 藍夕顔

GM:まずはオープニングフェイズからです。
GM:最初のオープニングは藍夕顔のシーンから。
GM:登場して侵蝕率を上げてください。
藍夕顔:おお、一番手。
藤(肉球):藍夕顔の侵蝕率が3上昇。(侵蝕率:34->37)
GM:Z市にある中華レストラン。そのVIPルーム。
GM:権力を持った者たちだけが通ることのできる部屋だ。
GM:大きな円卓には3人の男が席に着き、それぞれの背後に黒服の男たちが控えている。
GM:給仕をする店員たちも緊張を隠せない様子である。
藍夕顔:落ち着いたたたずまいで、着席している。
GM:キミはこの3人のギャングのトップたちと休戦協定をまとめることになった。ボスが死んだ後の組織を守るために。
藍夕顔:(あの人が遺した、フェイタル・ストリングス……そう易々と失わせるわけにはいかないわ)
GM:モザイク色の覆面で顔の上半分を覆った男がニヤついた口元で言う。
アルルカン:「それで、これはどんな集まりなんだい?お誕生日会でも開くのか?」
GM:男の名はアルルカン。ギャング組織のリーダーで、裏社会の違法カジノを取り仕切っている。
藍夕顔:「あらあら、道化(アルルカン)を名乗るのに、今日はジョークの切れが悪いようね」
GM:この男の部下は全員が、男と同じモザイク色の覆面を付けている。
藍夕顔:不気味だなあ
アルルカン:「おやおや、こいつは手厳しい。お誕生日会よりも、葬式の方が好みだったかな?」
藍夕顔:「催し物がご希望なら、いつでもどうぞ。あなたのお葬式を予約でもなさる?」
藍夕顔:「生前葬というのも、なかなか乙なものよ」
アルルカン:「ハハハハハハハハ!それも面白いが、結構だ。道化は死なんのさ」愉快そうに笑う。
GM:梟のような頭部をした男が感情の読み取れない声で言う。
:「早く始めようじゃないか。このあとすぐに別の商談もあるものでね」
GM:男はその見た目通り“梟”と呼ばれている。Z市での麻薬の流通を一手に取り仕切っている。
藍夕顔:「ふふ、生も死もすべてがペテン、というところかしら。——あら、失礼」
藍夕顔:梟に一瞬、複雑な視線を向けつつ、すぐそれを打ち消した。
藍夕顔:孔雀扇を広げ「本日お集まりいただいたのは、ほかでもありません」
藍夕顔:「我が“フェイタル・ストリングス・ギャング”首魁が、不慮の死を遂げられたこと、耳聡い皆様は、もうご存知でしょう」
アルルカン:「ああ、あれは傑作だった!まさかあの男も死ぬのかと思ったね!」
アルルカン:「……ああ、失礼。ジョークさ」
藍夕顔:「億年の寿命を持つ星も、落ちる時が来るものですわ」瞑目
GM:精悍な面持ちの男はキミに挑発的な視線を向けて言う。男の顔の左半分は硬質な仮面で覆われている。
ダブルフェイス:「我々にとってみれば、チャンスでしかないがな」
GM:男の名はダブルフェイス。Z市で武器を売りさばき、その金で武装ギャングを組織している。
藍夕顔:(ダブルフェイス……おそらく、この場でもっとも油断ならないのは、この男ね)
藍夕顔:臆さず、胸を張り
藍夕顔:「我らフェイタル・ストリングスは、首魁を偉大なるボスと仰いでおりました」
藍夕顔:「故人への敬意を表し、しばし喪に服す時間をとるため、あなた方と休戦協定を結びたい——というのが、本日お集まりいただいた主眼です」
藍夕顔:場を睥睨。
GM:アルルカンはニヤニヤとした笑いを浮かべ、ダブルフェイスはキミを睨みつける。
GM:真っ先に口を開いたのは“梟”だ。
:「私は……キミの提案に乗ってもいいと思っている」無感情な声だ。
藍夕顔:相手の言葉を待って、梟を見つめる。
:「私の目的はギャング同士で潰し合うことではない。お互い争った結果が共倒れなどになっても都合がよくない」
:「私の組織は休戦を受け入れよう」
藍夕顔:「ご理解いただき、恐悦至極ですわ」嫣然と微笑み、一礼。
アルルカン:「奇遇だな!オレもそうさ、鳥頭の旦那!」
GM:アルルカンは大袈裟な身振りを交えながら言う。
アルルカン:「今すぐにお嬢ちゃんたちをやっつけちまってもいいが……それじゃ、てんでつまらん!」
藍夕顔:「ふふ、おもてなししたいのは、こちらとしても山々なのですが」
アルルカン:「すぐにまた誰かがトップに踊り出るだけ。それならオレはいっそ今の状況を楽しみたいね」
藍夕顔:「ええ、喪が明けましたら、改めて楽しむといたしましょう」ぺこりとアルルカンにも一礼。
藍夕顔:これで三者のうち二名の言質をとった。だが全員の合意を得ても、そううまくはいくまい。
アルルカン:「話の分かる女は好きさ!」
GM:ダブルフェイスは苛立たしげな様子で成り行きを見守っている。
GM:その時、店員の1人がダブルフェイスの服に運んでいた水をこぼしてしまう。
藍夕顔:建前は休戦中でも、裏ではまだまだ暗躍の火種はくすぶる。その対処に自分は追われるだろう。
藍夕顔:だが——それは、この男が、休戦を承知すれば、の話だ。
店員:「きゃっ!?すみません!すぐにお拭きします!」
GM:ダブルフェイスは冷たく言う。
ダブルフェイス:「大丈夫だ。気にしていない。だが、お前がどうなるかは運次第だ」
ダブルフェイス:「表なら許す。裏なら死だ」
GM:ダブルフェイスはコインを弾く。
GM:コインが落ちたのと同時に、ダブルフェイスは短剣を投擲。店員は死亡する。
藍夕顔:眉をひそめる。
藍夕顔:「——ずいぶんと両極端なことをなさるのですね、ミスター」
ダブルフェイス:「裏だ。運がなかったな」
ダブルフェイス:「両極端?違う。これだけがこの世で唯一公平なものだ」
藍夕顔:「裏と表は、この世で最も近く、そして最も遠いものですよ。だから、両極端なのです」
アルルカン:「アハハハハハハハハ!」アルルカンは手を叩いて大笑いする。
:「……?」梟は首を傾げて不可解そうにその様子を見ている。
藍夕顔:「我々は法の保護下にない日陰のもの。だからこそ、暴力はいつも最後の手段ではなくて?」
GM:ダブルフェイスは立ち上がって店員の体に刺さった短剣を抜く。刃の片側は研ぎ澄まされ、逆側はボロボロに刃こぼれした短剣だ。
ダブルフェイス:「だからこそ秩序が必要だ。闇の秩序が」
ダブルフェイス:「暴力はそのための装置だ」
藍夕顔:「あなたの主義には敬意を払いますわ、ミスター」
藍夕顔:「そして私の主義は、先ほど述べた通りですの」
ダブルフェイス:「ああ、さっきの話の続きだったな」
藍夕顔:「ええ」
ダブルフェイス:「休戦協定だと?俺は断固拒否する」
藍夕顔:「……ッ」かろうじて動揺を顔に出すことを抑える。
藍夕顔:くすくすと笑ってみせ、「それも、私の“運”が悪かったから、ですかしら?」
ダブルフェイス:「弱い組織は弱いうちに潰す。俺の組織が全てを束ね、裏側の社会の秩序となる」
ダブルフェイス:「そうだな。コインで決めるか、レディ?」
藍夕顔:(……この男……ここまでの狂犬とは……ッ)
藍夕顔:「あら、嬉しい。では、表が出たら、休戦、というのは?」
藍夕顔:(もっとも、そんな言葉は、今更信じられないけれど)
ダブルフェイス:「表ならば休戦、裏ならば抗争」
GM:男はコインを弾く。
ダブルフェイス:「話は、終わりだ」
藍夕顔:「——」落ちたコインを見つめる。
GM:落ちたコインは傷でボロボロになった裏側だ。
GM:男はチャイニーズレストランを後にする。
藍夕顔:ふう、とため息をついて。
:「では、私もこれで」
藍夕顔:「……死者に敬意を払わぬものは、よき終わりを迎えられませんことよ」
アルルカン:「気を悪くするなよ、お嬢ちゃん?あいつはジョークの分からないやつなのさ!」
藍夕顔:深くお辞儀する。
藍夕顔:他の参加者に向きなおり。「皆様、本日はお集まりいただき、ありがとうございました」
藍夕顔:アルルカンに軽くお辞儀をしながら、内心歯噛みする。
藍夕顔:誰もいなくなったVIPルームを後にして、リムジンに乗り込み、座り心地の良いシートに身を投げ出す。
藍夕顔:「出してちょうだい」
藍夕顔:すべるように動き出すリムジンの中、まとめてあった髪をほどいた。
藍夕顔:「——やはり、厳しい道は避けられないようね」
藍夕顔:(……ボス、あなたの組織。必ず守ってみせます……)
藍夕顔:窓の外は、きらめくネオンを抱く夜の街。
藍夕顔:それを見つめながら、誓いを新たにした。
GM:では、夕顔さんのオープニングはここで終了。

オープニング02 - 七竃オリエ

GM:次はオリエさんのオープニングです。
七竃オリエ:はーい
GM:まずは侵蝕率を上げてシーンに登場してください。
七竃オリエ:34+1d10
DoubleCross : (34+1D10) → 34+1[1] → 35

GM:Z市の裏路地。夜。
GM:キミはある任務についていた。
GM:組織の金を持ち逃げしようとした男がいたらしく、そいつを始末して金を奪い返すというのが任務だ。
GM:そして、今キミは裏路地に男を追い詰めたところだった。
チンピラ:「クソ、行き止まりか!」アタッシェケースを抱えた男は毒づきながら振り向く。
七竃オリエ:愛用の古い銃を片手に、男の元に進んできます。
チンピラ:「た、頼む!見逃してくれ!どうしても金が必要だったんだよ!」
GM:男は震える声で懇願する。
七竃オリエ:「そ。行き止まり。アンタの運命とおんなじさ」
七竃オリエ:「あのねえ、アタシには仕事を途中でサボる趣味はないの」カチリ、銃を男の額に向けます。
チンピラ:「クソ!だったらテメエも殺ってやる!」
GM:男はキミに銃を向ける!
七竃オリエ:「はあん? 馬鹿馬鹿しい」男の手に狙いを変え、発砲!
チンピラ:「ぎゃあああー!?」
GM:男は手を撃たれ、銃を取り落とす
七竃オリエ:「テメエごときにアタシがやられてたまるかよっての!」威嚇するように言ってから、再度額に銃口を向け。
七竃オリエ:「じゃあね。覚えとくから」
チンピラ:「ち、ちくしょう!なあ、待ってくれ!病気の妹がいるんだ!」
七竃オリエ:「それ、先週も他の奴に聞いた」引き金にかけた指に力を込め。
七竃オリエ:パン。
七竃オリエ:破裂音。
GM:男の頭部が吹き飛び、死亡する。
七竃オリエ:「やれやれ、どうしてこうみんな似たり寄ったりの言い訳するのかね」つかつかと歩いていき、アタッシェケースを拾い上げます。
GM:そこに路地の影から1人の少年が現れる。
ジャック:「よお、オリエ。相変わらず大した腕前だな」少年は口笛を吹く。
GM:ボロボロのダッフルコートに、穴の空いたハンチングをかぶっている。
七竃オリエ:「誰。……ってアンタ……」
GM:組織の中の末端構成員で、キミの顔見知りだ。ジャックと呼ばれている。
ジャック:「あっ、俺まで撃つなよ。まだ死にたくねェんだ」
七竃オリエ:「何だよこんなとこで。手柄ならアタシのもんだからな! やらねえよ」
ジャック:「手柄なンているか。こんな組織で出世したって仕方ないだろ」
七竃オリエ:「あっそ」
ジャック:「ボスは死ンだ。フェイタル・ストリングスももう終わりだろ?」ハンチングのツバを下げて言う。
七竃オリエ:「……アンタそれ、本気で言ってんの?」アタッシェケースを抱えながら。
ジャック:「誇りだとか信頼だとかも大事だけどさ、俺はまず生きなきゃならねェ」
ジャック:「へへへ、俺はダブルフェイスのとこに行くぞ。ヤツの組織は金だって持ってるし、これからますます強くなる」少年は鼻頭を擦りながら言う。
七竃オリエ:「……あいつが信用できるかよ」
ジャック:「何だよ。力ならあるぜ。梟やアルルカンよりもよっぽど」
ジャック:「どうだい、お前も一緒に来ないか?ボスはもう死ンだ。この組織にいたって未来はないぜ」
七竃オリエ:「黙んな」銃を構えます。
ジャック:「エッ」
七竃オリエ:「誇りだの、信頼だのない人生なんて野良犬と同じだね。アタシは……フェイタル・ストリングスの、ファミリーなんだ」
ジャック:「よく言うよ。お前だってこんなとこまで身を落としてる癖に、何が誇りだ。何が信頼だ」
七竃オリエ:「アンタのことはよく知ってる。撃たないでおいてやるけど……」唇を噛み。
ジャック:「……本当に一緒に来ないのか?」淋しげにハンチングのツバを下げる。
七竃オリエ:「出てくなら出てけ。でも、アタシは行かない。アタシは好きでこうしているんだ」
ジャック:「そうかい。あばよ」
七竃オリエ:「……ジャック」
ジャック:「……達者でな」
七竃オリエ:最後に、一言だけ声をかけます。
七竃オリエ:「アンタ、出世するつもりなら、その服なんとかしなよね」
ジャック:「う、うるせえ!それこそ余計なお世話だ!」
七竃オリエ:「ハッ」薄く笑い。
ジャック:「……大事なもンなんだ。けど、直す金もねェ」
ジャック:「今度こそ本当に最後だ。じゃあな」
七竃オリエ:「そ。じゃあ、ダブルフェイスの野郎によろしく」
七竃オリエ:軽く左手を振ります。
GM:ジャックはそれには応えず、再び路地裏に姿を消す。
七竃オリエ:「……くそっ」厚底の靴で、路地の壁を蹴り飛ばします。
七竃オリエ:暗い夜空を見上げ、首を振ると、アタッシェケースを持ち直してその場を後にします。
GM:では、シーン終了。
七竃オリエ:以上で!
GM:シナリオロイスはジャックに対して取っておくとyいでしょう。
七竃オリエ:了解です!

オープニング03 - 切名弓人

GM:では、次は弓人くんのオープニングです。
切名弓人:アイサー!
切名弓人:1d10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 1[1]+36 → 37

GM:Z市公立高校。
GM:この日も授業が終わり、終業のチャイムが鳴る。
切名弓人:「…ふぅーっ……」軽く伸びをする。
GM:すると、キミのもとに2人の少女がやってくる。
切名弓人:腕をゆっくり下ろしながら二人の方に顔を向ける
甘田粋香:「おっつかれー、ゆーみん!今日も授業は退屈だったねー」
GM:明るく元気な少女がキミにくっつきながら言う。
切名弓人:「お疲れさまです、甘田さん。…っとと。くっつきすぎですよ…もう」
紫島ひびき:「……そのあだ名、切名さんの許可は取ってあるのよね?」
GM:少し離れたところでハスキーな声の少女が言う。
甘田粋香:「えー、いいじゃん!くっついても!」
切名弓人:「…ええと…出来れば弓人と呼んで欲しいといつも言っているのですが、中々… 紫島さんもお疲れさまです」
紫島ひびき:「……聞いてないし。はいよ、お疲れさま」
切名弓人:「ほら…みんな見ていますよ、甘田さん」
切名弓人:困ったように笑いかける。
甘田粋香:「見せ付けてやってもいいんだけどなー」ぶーぶー言いながら離れる。
紫島ひびき:「だから、それが迷惑だって言ってんのよ」
紫島ひびき:「ごめんね、切名さん。いつもいつも」
切名弓人:「本当に、仕方のない子ですね。また、今度にしましょう。ね?」甘田さんの頭を撫でる
甘田粋香:「うーん、仕方ないなー」
切名弓人:「いいんですよ。ボクもこう…甘くしてしまう所がありますので」
紫島ひびき:「まあ……そうみたいね」
甘田粋香:「授業も終わったし、早く帰ろうよ、ゆーみん」
切名弓人:「そうですね。帰りましょうか。後、弓人にして下さい」
甘田粋香:「か、悲しい……」おいおいと鳴き真似をする。
切名弓人:鞄を手に持って肩に軽く乗せる。
甘田粋香:「さーて、今日はどこに寄って帰ろうかなー」歌うように言う。
紫島ひびき:「……どうして寄り道することが前提になっているんだ」
切名弓人:「そうですね… 今日は早めに帰って勉強をしたい所ですが…少しなら付き合えますよ」
切名弓人:「どこにします?」にこり。
甘田粋香:「やったー!ゆーみん、だーいすき!」
GM:キミに抱きつく。
切名弓人:ぽんぽん。バランスを崩しながらも肩を叩いてやる。
紫島ひびき:「これは私も行かなきゃダメな流れかー」ため息をつく。
切名弓人:「そういえば紫島さんはなにかボクにご用事でもあるのですか?」
紫島ひびき:「ああ、私はこの子の保護者みたいなものだから一緒にいるだけ」
紫島ひびき:「色々見てないと心配でしょ、この子?」
切名弓人:「ああ…なるほど。納得です」
甘田粋香:「それじゃー、とりあえず繁華街にレッツゴー!」
切名弓人:「繁華街…」
切名弓人:「……これは、しっかりお姫様を護らないといけなさそうだ」
紫島ひびき:「……頼りがいのあるナイトがいて何よりだよ」
甘田粋香:「きゃーん、王子さまー!」
紫島ひびき:「ま、お姫様はこんなんだけど」
切名弓人:「ふふ。それじゃあ行きましょうか」
甘田粋香:「おー!」
GM:では、キミたちはそうしてワイワイと話しながら帰路に着きます。
甘田粋香:「聞いてよ、ゆーみん!今週の爆光少女プリズム・ガオーの話!」
切名弓人:「ああ…そういえば、すごい展開だったとか聞いていますが。どうなったんです?」
甘田粋香:「正義の少女プリズム・ガオーが奇跡の力を取り戻すんだけど、その時の月光のナイトさまが格好良くて!」
切名弓人:「へええ。そんなに格好良かったのか… それは見ておけば良かったかな…」
紫島ひびき:「切名さん、よくこいつの話に付き合う気になるなー」
紫島ひびき:「始まると長いでしょ、こいつの話」
切名弓人:「長いですね。でも、いつも楽しませてもらってますよ」
紫島ひびき:「はー、こりゃこいつも惚れるわけだ」
切名弓人:「ボクのささやかな楽しみのひとつです」
甘田粋香:「た、楽しみって言ってくれた……!」
GM:甘田は瞳を輝かせてキミを見る。
切名弓人:にこにこと微笑んでいる
GM:では、その時。
切名弓人:(……うん。悪くない。この時間が、ボクは好きだ)
GM:キミたちのそばに一台の黒塗りの車が止まる。
切名弓人:その車に視線が向く。
甘田粋香:「何だろう、あれ?」不安そうにそちらを見る。
紫島ひびき:「警察、呼んだほうがいいかも」
切名弓人:「…大丈夫ですよ。貴方達には何もさせません」
GM:車からは黒服の男たちが降りてくる。
GM:そして、キミのもとへとやってくる。
切名弓人:「そうですね……」携帯を取り出そうとする
切名弓人:…が、その手を止める。
黒服の男:「切名弓人さん、ですね」
切名弓人:男達をじ、っと見上げる
切名弓人:「そうです。…ボクに何か御用ですか」
黒服の男:「大切なお話があります」
甘田粋香:「あ、あたしたち、先に行った方がいいかな」
切名弓人:「…見知らぬ方に大切な話をされるような心当たりはありませんが…」
切名弓人:二人をかばうように立っている。
黒服の男:「お父上が亡くなられました」
切名弓人:「………え?」
切名弓人:(父さん。…もう殆ど、覚えてない)
切名弓人:(ずっと、傍にいなかった… …いなくて当然のものだと思っていたのに)
切名弓人:「…父が……死んだ……」
紫島ひびき:「ごめん、切名さん。私、こいつのこと連れて先に帰るね」
紫島ひびき:「危なくなったらすぐに警察呼んで」
切名弓人:「は、…はい。そうしてください。…くれぐれも、お気をつけて」
甘田粋香:「え、でも、でも!?」
切名弓人:「甘田さん。ボクは大丈夫です。貴方達になにかさせるわけにはいかない」
切名弓人:「…それに。ボク。…結構、強いんですよ」にこっと笑いかける
甘田粋香:「……弓人くん。気を付けてね」
紫島ひびき:「ほら、行くよ!」
GM:そういって紫島は甘田の手を引っ張っていく。
切名弓人:(…頼んだよ、紫島さん)
GM:黒服の男はそれを見届けると口を開く。
黒服の男:「お父上は我々の組織のトップでした」
切名弓人:「……組織……?社長、ですか?」その言い方に引っかかりを覚えながら言う
黒服の男:「ある意味では、そうとも言えますね。しかし、世間一般では、ギャングと呼ばれているようです」
切名弓人:「え」
黒服の男:「あなたのお父上はそのボスでした」
切名弓人:ギャング。非現実的な響きに息を呑む。
切名弓人:「…父が……そんな」
黒服の男:「事実です。お父上の名前は切名雅人。間違いありませんね?」
切名弓人:「…間違い、ありません」
黒服の男:「我々からのお話というのは」
黒服の男:「あなたに、組織の新しいボスになっていただきたいのです」
GM:ここでの申し出は断っても受けてもどちらでも大丈夫です。
切名弓人:「なるほど。ボスに……」
切名弓人:「…え?!」
切名弓人:「…あの。ボク、ごくごく普通の、とてーーーも普通ーーーーの、高校生ですよ?」
黒服の男:「組織は今、存亡の危機を迎えています。この窮地を乗り切るためには新たなボスが必要です」
切名弓人:「カリスマ性も組織をまとめる手腕も何もない」
黒服の男:「それは、承知しています」
切名弓人:「……急に、そんな…」
切名弓人:(ずっと、ボクたちを放ったらかしにしたままで)
切名弓人:「今更…」
黒服の男:「ですが、あなたには血筋がある。ボスの子というだけで、十分に求心力になるのです」
切名弓人:「……ですが。ボクはその組織に対して…なんの思い入れもない。どうなったとしても…関係がない。そう思えます」
切名弓人:じっと黒服の男を見据えながら、言葉を選んで行く。
黒服の男:「我々、フェイタル・ストリングスのボスになるかどうか答えは今でなくても構いません」
黒服の男:「ですが、あまり時間はありません。どうかお考えください」
切名弓人:「…少し、考えさせて下さい」
黒服の男:「分かりました。また、近いうちに伺います」
GM:男はそう言うとキミに向かって頭を下げる。
切名弓人:こちらも、頭を下げます。
切名弓人:ボスでも何でもないので。まだ。
切名弓人:「父のこと…教えて下さって、ありがとうございました」
切名弓人:「それでは…また」
黒服の男:「はい。突然のことで驚かせてしまって申し訳ありませんでした」
黒服の男:「失礼します」
GM:男は再び、黒塗りの車に乗ると、その場から去る。
切名弓人:車が去ったのを見届けてから、踵を返し、家への道を歩く。
切名弓人:その足取りは、ややおぼつかない。
切名弓人:…家に着き。物置を探して、1つの箱を取り出す。
切名弓人:その箱には、赤い糸のマークが記されていた。
GM:では、シーン終了。
GM:シナリオロイスは“フェイタル・ストリングス”に対して取得しておいてください。
切名弓人:興味:○/恐怖 で取得します。
GM:了解です。

オープニング04 - ニナ・ブラント

GM:では、最後にニナさんのオープニングです。
ニナ・ブラント:はーい
GM:まずはシーンに登場して侵蝕率を上げてください。
ニナ・ブラント:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 4[4]+37 → 41

GM:まずはニナが組織に拾われたところの回想からです。
GM:せっかくなので夕顔とオリエも回想の中で登場してもらいましょう。ただし、回想なので侵蝕率は上げなくてもいいです。
藍夕顔:はーい
七竃オリエ:はーい
GM:何年か前。
GM:ボスに率いられた夕顔とオリエは他のギャングが所有する研究施設を襲撃することになりました
GM:研究施設では逃げ惑う研究員たちに混じった黒服の男たちがキミたちに向けて銃を乱射してくる。
ギャング:「フェイタル・ストリングスのやつらか!1人残らず仕留めろ!」
GM:銃弾が飛び交う!
藍夕顔:扇子を振り、配下に指示を飛ばす。「ボスを守れ!」いざとなれば、自らも盾になる覚悟である。
七竃オリエ:「ハッ、仕留められるのはそっちだっての!」愛用の銃を連射!正確な射撃で一人一人倒していく。
GM:キミたちとともに行動しているスーツを着た長髪の男は高速移動でもしているのか、一瞬で1人の黒服を殺すと次の瞬間には別の男の首元に銃口を当てて殺害する。
藍夕顔:「くっ——みんな! よく狙って!」《戦術》で支援を飛ばす。
七竃オリエ:「ボスに夕顔姐さんは、アタシの後ろに隠れてるといいよ!」撃ちながら胸を張ります。
藍夕顔:「ありがとう、頼りにしてるわ」オリエちゃんにウィンク。
ボス:「頼りにしているぞ、ユウガオ、オリエ」
GM:その長髪の男——ボスはキミたちに言う。
GM:その時、施設の奥からさらに黒服の男たちがやってくる!増援だ!
七竃オリエ:「……えへへ。頑張る……頑張ります」
GM:ボスは視認できない速度でギャングの胴を切断する。
ボス:「ユウガオ。オリエ。ここは任せるぞ」
藍夕顔:「ボスに続け!」さっき忘れたけれど《常勝の天才》も飛ばすぞ!
藍夕顔:「はっ」とかしこまってボスに一礼
GM:ボスは命令を下すと、施設の奥へと進んでいく。
七竃オリエ:「アイサー!」物陰でリロードし、銃口にキスをするとさらに連射!
GM:施設の奥。
GM:そこでは白衣を着た小太りの男が檻を開けようと悪戦苦闘している。
プロフェッサー・デス:「せっかく苦労してダブルフェイスに取り入ったんだ!こんなところで実験を台無しにされてたまるか!」
GM:男が揺らす汚くて狭い檻に閉じ込められているのがニナだ。
GM:ニナさんはここで登場になります。
ニナ・ブラント:両手で頭を抱えて、檻の隅に縮こまっています。
プロフェッサー・デス:「お前は貴重なサンプルだ。もっと実験を重ねる必要がある!」
ニナ・ブラント:状況がわからないので、歯を食いしばって堪えている。
GM:鉄格子の向こうから粗野な声がキミに浴びせかけられる。
GM:実験——という言葉で、これまでキミの体に施されてきた数々の非人道的な実験の数々の記憶が蘇ることだろう。
ニナ・ブラント:びくりと体が震える。罵声を聞くたび、全身にある傷跡が開くような心地がして、いっそう体を縮こまらせる。
プロフェッサー・デス:「私の計画はまだこれからなのだ!……よし、空いた!」
GM:男が檻の扉に手をかける。
ニナ・ブラント:「(こわい、こわいこわいこわい、こわい)」
ニナ・ブラント:「!」
プロフェッサー・デス:「さあ、一緒に来い!」
GM:男はキミに醜く太った手を伸ばす。
ニナ・ブラント:「……」嫌そうに身じろぎする。目を逸らす。
プロフェッサー・デス:「ええい、早くするんだ!」
GM:男はキミの体を無理矢理につかむ。
ニナ・ブラント:「っ…」だが、逆らえない。
プロフェッサー・デス:「待っていろ、次の施設ですぐに新しい実験を……」
GM:その瞬間、キミの目の前で男の頭部が吹き飛ぶ。
GM:プロフェッサー・デスの背後に立ったスーツ姿の長髪の男が死体をどかし、キミの前にしゃがみ込む。
ニナ・ブラント:呆けた顔をしています。
ボス:「怖い思いをさせたな。もう、大丈夫だ」
ニナ・ブラント:「——っ、あ」怯える。
ボス:「大丈夫だ。私は何もしない」
ニナ・ブラント:「……っ!」踵を返して、逃げようとします。
ニナ・ブラント:少し走ったところで、足をもつれさせてすっ転ぶ。
GM:ゆっくりと歩き、手を伸ばす。
ニナ・ブラント:「(やだ、こわい、こわいこわいこわい)」
ニナ・ブラント:「(だれも、信用しちゃだめ、こわい、知らない、いたい、さむい、やだ)」
ボス:「怖い思いをしたんだな。すまなかった」
GM:ボスはその体を優しく抱きしめる。
ニナ・ブラント:「……っ」
ニナ・ブラント:目の前の男の思わぬ行動に動揺して、暴れだします。
ボス:「もう怖いことは何もない。だから大丈夫」
ニナ・ブラント:「………」それも、やがて収まっていく。
GM:それを気にも留めず、大きく、優しい手で背中を擦る。
ニナ・ブラント:「……あ、……」何を言っていいかわからず、ぽかんとしている。
ボス:「これからはずっと家族(ファミリー)がお前と一緒だ」
ニナ・ブラント:「ファミリー……」
ボス:「そう、ファミリーだ」
GM:ボスはキミを抱きかかえたまま檻から出る。
ニナ・ブラント:「どこにいくの」
ボス:「行く当てはないんだろう?だったら一緒に来ないか」
ボス:「家族の家だ」
ニナ・ブラント:「……」じっとボスの顔を見る。
ニナ・ブラント:「……」だんだんと、自分が置かれた状況を理解する。
GM:ボスはキミに不器用そうな微笑みを見せる。
ニナ・ブラント:手をのばして、ボスの服の裾をきゅっと掴む。
ニナ・ブラント:コクンとうなずく。
GM:ボスはキミの頭を優しく撫でると、そのままキミを抱きかかえたまま歩いて行く。
ニナ・ブラント:「………」掴んだ手は離さない。
GM
:それから数年後。

GM:キミはギャング組織の構成員となっていた。
GM:今はここがキミの家だ。
GM:キミはこの日も任務を終えてボスのもとへと帰還した。
GM:簡単な殺しの任務だった。
ニナ・ブラント:体躯に似合わぬ長刀を二振り携え、表情は微塵も崩さず、いつもどおりに帰還します。
ボス:「ご苦労だった、ニナ」
GM:椅子に座ったボスはいつものようにキミにねぎらいの言葉をかける。
ニナ・ブラント:「………」小首をかしげて、唇の端を震わせるようにして、少しだけ微笑む。
ニナ・ブラント:「ただいま」
ボス:「ああ、おかえり」
GM:ボスはキミに微笑みかける。
ニナ・ブラント:コクンとうなずく。
GM:ボスは少し考え込むようにしてから言う。
ボス:「ニナ。戻って早々ですまないが」
ニナ・ブラント:「うん」
ボス:「キミに一つ話しておきたいことがある」
ニナ・ブラント:「?」
ニナ・ブラント:「うん。聞く」
ボス:「これは、あまり他のものに話したことはなかったが」
ボス:「私には1人子どもがいる」
ニナ・ブラント:もともと人形のように動かない体が、一瞬だけ猛烈に強張る。
ボス:「ちょうどキミと同じくらいの年頃だろう」
ニナ・ブラント:こつこつこつと小走りにボスのそばにやってきて、足元にぺたんと座る。
ニナ・ブラント:「知らなかった」
ボス:「ああ。言えば、その子に危険が及ぶと思った」
ニナ・ブラント:「大切にしているのね」
ボス:「……それは、なんとも言えないな」
ニナ・ブラント:「…?」ボスの顔を見上げる。
ボス:「これは、もしもの話だが——」
ボス:「もし、私に万が一のことがあったら、その子のことをニナに頼みたい」
ニナ・ブラント:「……私なの?」
ニナ・ブラント:「オリエじゃなくて。夕顔じゃなくて」
ボス:「そうだ。ニナにしか頼めない」
ニナ・ブラント:「………」椅子に座るボスの足に、寄りかかるようにしてそっと額を寄せる。精一杯甘えている。
ニナ・ブラント:「………うん」
GM:ボスはキミの頭を撫でる。
ニナ・ブラント:「………」じっとしている。幸福な時間をかみ締める。
ボス:「頼まれてくれるか」
ニナ・ブラント:「…断る理由、ない」
ボス:「そうか。いい子だ」
ニナ・ブラント:「うん。私は、ボスのものだから」
ボス:「そうだ。私たちは家族だ」
GM:ボスは優しくキミをハグする。
ニナ・ブラント:「……っ」ぴくりと体が震える。慣れない。
ニナ・ブラント:「ボス。だめ。だめだよ」
ボス:「……すまない」
ニナ・ブラント:「違うの、そうじゃなくて、…ちがくて」
ボス:「……?」
ニナ・ブラント:「……」視線を落としている。
ニナ・ブラント:「とにかく、だめ」
ボス:「そうか。じゃあ、ハグはまた今度。ニナが許してくれたらにしよう」
ニナ・ブラント:「それは…」
ニナ・ブラント:「……」
ボス:「それは?」
ニナ・ブラント:うつむいたまま、手がきゅっと握り締められている。
ニナ・ブラント:「…なんでもない。内緒」
ボス:「そうか、秘密か」優しく笑う。
ニナ・ブラント:「……」
ニナ・ブラント:「うん」
GM:それからしばらく経った頃だった。
GM:ボスが死んだのは。
藍夕顔:——夕顔の執務室にて。
藍夕顔:「いらっしゃい、ニナ。別に叱責などではないから、楽にしてかけて頂戴」と椅子をすすめます。
藍夕顔:テーブルの上には飲茶の用意もある。
ニナ・ブラント:「……」コクンとうなずいて、素直に椅子に座る。
藍夕顔:豆沙包子(あんまん) とか、マーラーカオとか、杏仁豆腐とか、甘味中心だ。
ニナ・ブラント:平常通り振舞おうとしているが、やはり憔悴している。
ニナ・ブラント:飲茶には手をつけず、じっと座っている。
藍夕顔:「温かいうちに、どうぞ」とりあえず、話は食べてから、と身振りでします。
藍夕顔:示す
ニナ・ブラント:「うん」
藍夕顔:なお飲茶にはいろいろと作法がありますが、この際不問としておりますのでご安心だ。
ニナ・ブラント:よ、よかった!
藍夕顔:彼女が食べやすいよう、自らは芒果布丁(マンゴープリン) に手を付けます。
ニナ・ブラント:じゃああんまんを手に。ちぎって少しずつ口に運ぶ。
ニナ・ブラント:「……」じっと夕顔を見ている。
藍夕顔:ではプリンを置いて。「話が気になって、それどころじゃない、って顔ね」
ニナ・ブラント:「……」否定しない。
藍夕顔:「では、良いニュースと悪いニュースがあるわ。どっちからがお好み?」
ニナ・ブラント:「…」小首をかしげて思案。
ニナ・ブラント:「良いニュース」
藍夕顔:「では、朗報よ。ボスには一人、実の子供がいたの。その子を、見つけることができたわ」
藍夕顔:「あなたと同じくらいの年の、“男の子”よ」
ニナ・ブラント:「……」ぱちぱちと瞬き。
ニナ・ブラント:「そっか」
ニナ・ブラント:「……そっか」
藍夕顔:(複雑そうな顔ね……ニナは深くボスを慕っていたし、いろいろ思うところもあるのだろうけど……)
ニナ・ブラント:目を細めて、得心したようにもう一度つぶやく。
ニナ・ブラント:「うん。…それは、良いニュース」
藍夕顔:「ええ。彼の存在は、フェイタル・ストリングスにとっては希望の光よ」にこり
藍夕顔:「あなたも知っての通り、今の組織は私がボスの代理として動かしているわ」
ニナ・ブラント:「……」
藍夕顔:「でも、しょせん代理は代理、あの方に成り代わることなどできないし、私もそのつもりはない」
ニナ・ブラント:「(…ボスは、自分の子供を、皆に秘密にしてた)」
ニナ・ブラント:「(そのことの、意味)」
ニナ・ブラント:「…じゃあ、夕顔」
藍夕顔:「なあに?」
ニナ・ブラント:「その子を、連れてくるのね。私たちの家族に、するのね」
藍夕顔:「その通りよ」
ニナ・ブラント:「……そう」
藍夕顔:「……私はね」ややためらって
藍夕顔:「ボスの血を受け継ぐ彼に、——組織の長として、その後を継いでもらいたい、と。私は考えているわ」
ニナ・ブラント:「……」
藍夕顔:「それに、私たちが彼を見つけたように、他の組織も、目をつけているかもしれない」
藍夕顔:「危険が及ぶ前に、保護できたら、とも考えているわ」
ニナ・ブラント:「うん」
ニナ・ブラント:「わかる。言いたいこと」
ニナ・ブラント:「夕顔、あせってる」
藍夕顔:少し図星を突かれて、苦笑いする。
藍夕顔:「さて、ここからが悪いニュースなんだけれど」
ニナ・ブラント:「うん」
藍夕顔:「使いを出して、彼に父親のこと、組織のことなどを伝えたわ」
藍夕顔:「跡継ぎになることについては——『考えさせてください』と、まあ色よい返事ではなかったそうよ」
藍夕顔:「まあ、青天の霹靂でしょうから、無理もないでしょうね」
ニナ・ブラント:「うん、それもわかる」
藍夕顔:「そこで、ニナ。あなたにお願いがあるの」
ニナ・ブラント:「なに?」
藍夕顔:「彼に会って、話をしてきてほしいの」
ニナ・ブラント:「………」
ニナ・ブラント:「…ボスが亡き今。私は夕顔のものだから」
ニナ・ブラント:「あなたの命令は、絶対」
ニナ・ブラント:「だから、お願いじゃなくて、いいの」
藍夕顔:「ありがとう、ニナ」しみじみと瞑目する。
ニナ・ブラント:「……」じっとしている。
藍夕顔:「では、命令するわ。——ボスの息子、切名弓人さんに会い、説得してきなさい」
藍夕顔:「できれば、彼の身柄をこちらに連れてきて。もちろん、丁重に扱ってね。暴力や脅迫は絶対にダメ」
藍夕顔:「彼はこれから、私たちの長になる方なのだから」
ニナ・ブラント:「イエス、“鬼望月花”。あなたに誓う」
ニナ・ブラント:「ボスの子供を。私たちの家へと迎え入れる」
藍夕顔:「ええ。ともに、ファミリーを守りましょう」
ニナ・ブラント:「……」
ニナ・ブラント:「(……ボス)」
ニナ・ブラント:夕顔には見られないところで、きゅっと手を握り締めた。
GM:では、シーン終了。

ミドルフェイズ01

GM:ここからはミドルフェイズになります。
GM:シーンプレイヤーは弓人くん。
GM:ニナさんも途中から登場です。
切名弓人:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 3[3]+37 → 40

GM:どういうシーンかというとニナさんが弓人くんと話をするシーンですね。
ニナ・ブラント:はーい
ニナ・ブラント:ほうほう
GM:時間的には弓人くんのオープニングの翌日になります。
GM:今日も授業が終わり、放課後です。
切名弓人:手早く帰り支度を整えている。
GM:昨日と同じようにクラスメートの甘田粋香と紫島ひびきがキミのもとにやってくる。
切名弓人:「あ…甘田さん。紫島さん。昨日はすみません」
甘田粋香:「授業終わりー!最後の数学はほとんど寝ちゃった。一緒に帰ろう、ゆーみん!」
紫島ひびき:「昨日のあれ、大丈夫だった、切名さん?」心配そうに言う。
切名弓人:「ゆーみんはやめてください」
切名弓人:「ええ。大丈夫でした。」
甘田粋香:「ええーっ!?もっと格好良い呼び方がいいってこと……?」腕を組みながら言う。
切名弓人:「そうですね、かっこいい呼び方だと嬉しいです」
甘田粋香:「うーん、ゆーみんがダメなら……せつせつ……ゆーくん……?」ブツブツ言いながら考え込む。
紫島ひびき:「切名さんが無事ならいいんだけど。でも、なんだか怖いよね」
切名弓人:「…見た目よりずっと紳士的でした。何かあったらボクが護りますし、安心して下さい」
甘田粋香:「きゃー!弓人くん、素敵すぎるー!」
紫島ひびき:「あ、さては結局格好良いアダ名は思い付かなかったな」
切名弓人:「あ、普通に呼んでくれましたね」爽やかな笑顔を向ける。
甘田粋香:「弓人くんの笑顔が見られるならいつでも普通に呼びよ!呼びまくる!」
切名弓人:「ふふ。ありがとうございます」にこにこ
GM:では、そんな感じに話しながらキミたちは下校します。
切名弓人:学生鞄を手で持ち、肩にかけて歩いている
甘田粋香:「昨日は結局寄り道できなかったしさー、帰りにどこか行こうよ、ゆーみ……弓人くん!」
切名弓人:「………あ、はい。そうですね」ぼーっとしていたが呼ばれてはっと返事する
甘田粋香:「弓人くん、ひょっとして何かあった?今日、ずーっとぼんやりしてない?」
切名弓人:「今日はどこに行きましょうか。昨日とは違う場所が良いですよね」
切名弓人:「……ん……少し、考えることがありまして」
甘田粋香:「考え事かぁ。私も今日のおやつに何を食べるか悩んで一日が終わったりするから分かるなぁ」
切名弓人:「ふふふ。甘田さんらしいです」くすくす。
切名弓人:(昨日のこと…二人には、話すわけにはいかないだろう)
紫島ひびき:「……いや、それは悩みすぎでしょ」
切名弓人:(下手に話したら、危険に巻き込みかねない)
紫島ひびき:「……それじゃ、適当にモールでも行く?」
切名弓人:「ですね。そうしましょう」
甘田粋香:「はーい、私も賛成ー!」
ニナ・ブラント:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 7[7]+41 → 48

ニナ・ブラント:では、そんな三人を、前方から見ています。
ニナ・ブラント:弓人さんを、粋香さんを、ひびきさんを、三人それぞれを、じっと見ている。
切名弓人:「……?」
甘田粋香:「あの子、誰かの知り合いかなぁ。ずっとこっち見てるけど」
紫島ひびき:「……私は知らないけど。切名さんは?」
切名弓人:「ううん……解りませんね……道に迷ったのかもしれません」
甘田粋香:「そっかぁ!じゃあ、助けてあげないとね!」
切名弓人:「あ、行くならボクが行きますよ」
切名弓人:二人を軽く手で制して目の前の女性の方に駆け寄ります。
ニナ・ブラント:「……」派手な格好した外人の女の子なので、とても目立つ。
甘田粋香:「た、確かに!あたし方向音痴だった……!」
紫島ひびき:「いや、そういうことじゃないでしょ」
切名弓人:「えーと…Hello, May I help you?」
切名弓人:取り敢えず英語で話しかけてみます。
ニナ・ブラント:「…」小首を傾げる。
GM:2人は離れたところで話を続けているようだ。
ニナ・ブラント:「…助けは、必要」
切名弓人:「えっ、あれ、英語圏の方じゃ…って、日本語」
ニナ・ブラント:「切名弓人、あなたの」
ニナ・ブラント:「あなたのことを、迎えに来た」
切名弓人:「…コホン。えーと、道にお迷いでしょうか、お嬢さん……って、ボク…ですか?」
ニナ・ブラント:「うん」
切名弓人:「迎え…」ハッとして、身構える。
切名弓人:「ボクは……ボクは、貴方達のことを何も知りません」
ニナ・ブラント:「………」目を細めて弓人さんの顔を見ている。
切名弓人:「知っているのは……ボクの父は、物心ついた時には傍にいなかったこと」
切名弓人:「そして、父は、何かあった時のために…ボクに、"箱"を託して行ったこと」
切名弓人:「だけど……母さんが事故に遭っても、傍にはいてくれなかったこと」
切名弓人:「何も、してくれなかったこと…!」
ニナ・ブラント:「……」
切名弓人:「その父が、ボスだって…?それを、継げだなんて……ボクは、……」
切名弓人:「………父のことを、貴方は知っているんですか……?」
切名弓人:相手を見つめる。その眼差しは真剣…切実だ。
ニナ・ブラント:「…知ってる」
ニナ・ブラント:「私は、ボスに、あなたの父親に、頼まれたから」
ニナ・ブラント:「……」
切名弓人:「……頼まれた……」
ニナ・ブラント:「…ボスは、あなたを秘密にしてた」
ニナ・ブラント:「あなたが、二代目になることは、ボスの意志じゃない」
切名弓人:「………そう、なんですね」
切名弓人:「父の意志じゃ…ない……」
切名弓人:幾分、ほっとしたような顔をする
ニナ・ブラント:「……」その様子を、じっと見つめている。
切名弓人:「………父のことは、殆ど覚えていません」
切名弓人:「でも……もっと、知りたいと…思うんです」
ニナ・ブラント:「知りたい、の」
切名弓人:「……はい」
切名弓人:「父がどういう人間だったのか…どういうことをして来たのか…」
切名弓人:「父が、ボクたちを置き去りにしてでもしたかったことは、した理由は、なんなのか」
ニナ・ブラント
:「…あなたが、このままの生活を送ることは、もう、無理」

切名弓人:「……やはり。そうですか」
ニナ・ブラント:「うん」
ニナ・ブラント:「ボスが亡くなって。組織は混乱してる」
切名弓人:「薄々…感じてはいました。あの時も、思った」
切名弓人:「大きな変化は…… それまでの暮らしを 全て変える」
ニナ・ブラント:「…組織は一枚岩じゃない。敵もたくさん」
切名弓人:「………」
ニナ・ブラント:「狙われる。あなたや」切名さんの後ろにいる、女性二人を見る。
ニナ・ブラント:「あなたの周りのものが」
切名弓人:「……ですよね」
ニナ・ブラント:「うん」
切名弓人:「いいんです。一日、かけて…覚悟を、していましたから」
ニナ・ブラント:「…」
切名弓人:「行きます。」
ニナ・ブラント:「そう」
切名弓人:「ボクは、父の遺したものが見たい。そして…ボクの周りのものを、護りたい」
ニナ・ブラント:「……」
ニナ・ブラント:切名さんの手をとる。
切名弓人:手を取られる。目の前の彼女に微笑んでみせる。
切名弓人:「……あなたの、名前は?」
ニナ・ブラント:「私は——ニナ・ブラント。ボスの駒。ボスの、“ピグマリオン”」
ニナ・ブラント:「…これからは、私はあなたのもの」
切名弓人:「…ニナさん。…よろしくお願いします」駒、という言葉に少し、哀しそうな顔をしつつ
ニナ・ブラント:「うん」
GM:そこで、離れたところで様子を見守っていた2人が近寄ってくる。
ニナ・ブラント:切名さんの手の甲に唇を触れさせる。
切名弓人:「わ、わ…!」突然手にキスされて頬を赤らめる
甘田粋香:「弓人くん、道案内大丈夫そう?……って、えええええ!?何、今の!!?」
ニナ・ブラント:「…」
ニナ・ブラント:「誓いのキス」
切名弓人:「に、ニナさん!そう言うことは、その…!簡単にしたら駄目ですよ!!」
ニナ・ブラント:「…?」
ニナ・ブラント:「簡単、じゃない。私は、あなたにしか、しない」
切名弓人:「ちが、違うんです!決してその……」近づいて来た二人に気付いてわたわた
甘田粋香:「ち、誓いのキス……?」頭から煙を噴き出した甘田はその場でクルクルと回り出す。
切名弓人:「…うああ…も、申し訳ありません、そういうつもりで簡単と言った訳では… あああ…」
紫島ひびき:「わー、こりゃさすがの私もビックリだわ」
GM:その時。
切名弓人:「…そ、その!二人とも、申し訳ありません、どうやら旧い知り合いだったようで…」あたふた
GM:キミたちのそばに黒塗りの車が停まる。
切名弓人:「……!」
GM:そして、降りてきた黒服の男たちがキミたちの方に近づいてくる。
紫島ひびき:「……また昨日の人たちかな?」
切名弓人:やや警戒気味に、三人を庇うように立つ
GM:弓人くんには〈知覚〉で難易度7の判定をしてもらいましょう。
切名弓人:7dx オーケイ!
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[3,3,4,6,7,8,10]+6[6] → 16

GM:では、弓人くんは気が付く。
GM:どうも彼らは昨日の黒服の男たちとは様子が違うようだ。しかも彼らからはキミに対する殺気を感じる。
GM:ちなみにニナは判定の必要もなく気が付くことができます。
GM:彼らはフェイタル・ストリングスのギャングたちではない。
切名弓人:「…!甘田さん!紫島さん!!逃げて下さい!」
ニナ・ブラント:わーい
甘田粋香:「えっ、えっ、どうしたの?」
GM:その瞬間、《ワーディング》が展開される。
切名弓人:「…!!しまった、これは…」
黒服の男:「いました。あれです、リーダー」
ギャングリーダー:「よし、やれ」リーダーと呼ばれた男は軽く手を挙げて指図する。
ニナ・ブラント:「……」ちらりと粋香さんとひびきさんと見る。
GM:甘田と紫島は気を失っている。
ニナ・ブラント:「見られてしまったら、終わり」
GM:そして、ギャングは一斉にキミたちに向けて発砲する!
切名弓人:「……!!」
切名弓人:(銃……!!)
ニナ・ブラント:剣で弾きたい!
切名弓人:手に持った鞄が弾き落とされる。
GM:どうぞ!
ニナ・ブラント:どこからともなく取り出した西洋剣で銃弾を弾く。
ニナ・ブラント:「…二代目」
GM:では、銃弾はニナの剣によって弾かれる!
切名弓人:「……」その場に足をついている。銃弾は、ニナのおかげもあり、鞄を弾いただけで済んだ。
ニナ・ブラント:「あなたが、二人を護りたいなら」
切名弓人:その鞄からは…赤い糸の刻印がされた箱が零れている。
切名弓人:「……護りたい」
ニナ・ブラント:「…この場に居る者を、全員、殺すのが、一番、簡単」
ニナ・ブラント:「…なら」
ニナ・ブラント:「命じて」
切名弓人:「…殺す……」
ギャングリーダー:「あの女。フェイタル・ストリングスのヤツか。構わん。女ごと殺せ」
切名弓人:「………伏せていて下さい、ニナさん」
切名弓人:「ボクが。護ります」
切名弓人:「足元に零れた箱を、開く。
GM:黒服の男たちが銃をリロードし、キミたちに向ける。
ニナ・ブラント:「……」
切名弓人:その箱からは、刻印のされた、1つの銃。
切名弓人:その銃を、男達に向ける。
切名弓人:呼吸。
切名弓人:目が、その表情を変える。
切名弓人:引き金を引く。
切名弓人:銃声——
ニナ・ブラント:「(———ああ、やっぱり)」
ニナ・ブラント:「(目が。似ている)」
GM:男たちが発砲!キミのすぐ傍を銃弾が飛ぶ!
切名弓人:「当たりませんよ」
切名弓人:ぞっとするような冷たい声で言う。
切名弓人:「ニナ。二人を護って下さい」
GM:その銃弾を放った黒服の男が倒れる。弓人の銃弾が命中したのだ。
切名弓人:「その貴方を、ボクが護ります」
ニナ・ブラント:「……」
ニナ・ブラント:「…了解」
ギャングリーダー:「ガキが……!銃を持っただけでいきがっているんじゃねえ!」
ギャングリーダー:「たった2人で何ができる!」
GM:黒服の男たちが再び銃を向ける!
GM:と、いったところで一度シーンを切りましょう。
切名弓人:「この銃を持つことは——それ『だけ』の事ではありませんよ」
切名弓人:「…行きましょう」
切名弓人:以上で!
GM:ロイスの取得のみ可能です
ニナ・ブラント:二代目/切名弓人/忠義:○/寂寞/ロイス
ニナ・ブラント:以上!
切名弓人:父の部下/ニナ・ブラント/誠意:○/憐憫/ロイス
切名弓人:以上で!
GM:了解です。

ミドルフェイズ02

GM:では、次のシーン。
GM:先ほどのシーンの続きですね。
GM:シーンプレイヤーはニナ。弓人くんも自動登場です。
ニナ・ブラント:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 4[4]+48 → 52

切名弓人:1d10+40
DoubleCross : (1D10+40) → 5[5]+40 → 45

GM:夕顔さんとオリエさんも好きなタイミングで登場してください。
藍夕顔:ハーイ
七竃オリエ:はーい
GM:黒服の男たちは弓人とニナに銃を向けている。
GM:相手側の方が数は圧倒的に多い。
切名弓人:「分が悪いですね…ですが、このぐらいは切り抜けて行かないと」
切名弓人:「務まりそうにないです」
ニナ・ブラント:「……」視線をめぐらせて男達の人数を把握する。
GM:敵は4トループ。人数にして40人ほどだろうか。
ニナ・ブラント:「いい覚悟」
ニナ・ブラント:内心では焦りを感じている。
ギャングリーダー:「相手はガキ2人だ!さっさと殺せ、テメエら!」
ニナ・ブラント:「(…二人、護りながら、闘うのは、難しい)」
ニナ・ブラント:「(戦力が足りない)」
GM:黒服の男たちが銃を撃つ!キミたちのそばを銃火が飛び交う!
藍夕顔:ではそのあたりで、モールに黒いリムジンが突っ込んできます。
ニナ・ブラント:剣で銃弾を弾くのが精一杯で、攻撃に移れない。
切名弓人:銃弾は弓人に当たらない。
ニナ・ブラント:「(誰か——)」
藍夕顔:あ、まだモールじゃないか。
切名弓人:確信めいた、涼しげな顔をしている。
GM:まだモールではないですね。両者の間にリムジンで割り込むといいんじゃないでしょうか
切名弓人:「…ボクは、こう見えて、運命を信じているんです」
藍夕顔:リムジンは高級車らしからぬ激しいドリフトをして、彼我の間に停車!
七竃オリエ:「ハッハァ!」屋根の上になぜか乗っているゴスロリ少女が、銃を乱射!
七竃オリエ:バン!
藍夕顔:リムジンの後部扉が開き、チャイナドレスの女性が、優雅に降りてくる。
切名弓人:「こういう…運命をね」割り来たったリムジンを見ながら
ギャングリーダー:「運命だとォ?何を戯言を……!?」
藍夕顔:その手には大きなウェポンケース。「ニナ、これを使いなさい!」投げてよこす!
GM:ギャングリーダーのそばの男が被弾して倒れる!
藍夕顔:もちろん中身は両手剣だ
ギャングリーダー:「何ィ!?」
ニナ・ブラント:「……」
七竃オリエ:「多い! 多いよアンタら! 大して狙いつけねえでもバンバン当たるッ!」ひらりと屋根から飛び降ります。
切名弓人:「初めまして。フェイタル・ストリングスの方ですね?」
藍夕顔
:「ええ、その通りです。初めまして、切名弓人さん」恭しく一礼。

藍夕顔:「もう少し静かな場所でお話したかったのだけれど……それは後のお楽しみということで」
藍夕顔:「私は鬼望月花(プロスペクトムーン)、以後、お見知りおきを」
GM:オリエの銃弾が命中し、1人、また1人とギャングが倒れていく!
七竃オリエ:「よお金髪。ピンチの気分はどうよ? アタシが駆けつけてやったぜ」ニナにウィンクします。
ニナ・ブラント:受け取りざまウェポンケースから剣を引き抜く。
切名弓人:「ええ。まずは目の前のものを片付けてしまいましょう」
ニナ・ブラント:「……」
ニナ・ブラント:「あんたは呼んでない」
藍夕顔:あ、登場侵蝕振ってなかった
藤(肉球):藍夕顔の侵蝕率が7上昇。(侵蝕率:37->44)
七竃オリエ:あっ同じく
七竃オリエ:35+1d10
DoubleCross : (35+1D10) → 35+4[4] → 39

ギャングリーダー:「ビビってんじゃねえぞ、テメエら!あのガキ1人殺しゃあいいんだ!」部下たちを怒鳴りつける!
七竃オリエ:「アタシだって夕顔姐さんの指示で仕方なく来たんだから! ったくかわいくねー」肩をいからせ
藍夕顔:「鬣狗(ハイエナ)……」侮蔑のまなざし。
七竃オリエ:「……アンタには後でちゃんと挨拶させてもらうから。今は目の前のタスクに集中、だね」弓人にも声をかけます。
切名弓人:「ええ。後でゆっくり、お茶でも飲みましょう、レディ」
ギャングリーダー:「やっちまえッ!」
ニナ・ブラント:「……」二人の会話を邪魔するように剣を振って態勢を整える。
GM:ギャングリーダーは自らもショットガンを構える!
ニナ・ブラント:「来る」
GM:戦闘開始だ!
GM:エネミーはオーヴァードギャングのトループ(行動値13)が4つ。
藍夕顔:改めてトループって便利な概念だなあ(40人いるのにデータ的には四体)
GM:全員同じエンゲージで距離はキミたちのエンゲージから10メートル離れています。
GM:HP1につき1人にしようかとも思ったのですが、そうするとこの空間にいる人数がすごいことになるのでやめました
ニナ・ブラント:無双みたい!
藍夕顔:www
GM:バッタバッタとなぎ倒すことに。
GM:戦闘前の説明はだいたいこんなところですかね。
ニナ・ブラント:了解です!
GM:では、ラウンド進行を始めていきましょう。
藍夕顔:HP1では支援型の夕顔が素手パンチしても倒せる可能性ワンチャン
藍夕顔:はーい
GM:1ラウンド目。
GM:まずはセットアップからです。
切名弓人:なし!
藍夕顔:ファンアウト、いります?
七竃オリエ:特になしです
GM:エネミーは全員何も無し。
藍夕顔:戦術と常勝の天才をぶっぱしますが、ファンアウトを乗せようかどうしようか
ニナ・ブラント:ファンアウト、回数制限あるから、無くてもいいですよ
切名弓人:なしでもOK!
藍夕顔:ですね。では温存しましょう。
藍夕顔:《戦術》+《常勝の天才》
藍夕顔:全員の攻撃力+20、全員のダイスに+5D(夕顔はのぞく)
藍夕顔:1D88 易占
DoubleCross : (1D88) → 24

GM:易占の判定は何の意味が!?
ニナ・ブラント:ww
藍夕顔:ぴん、と二枚の硬貨を投げあげ、受け止める。「地雷複」
藍夕顔:「この卦が示すのは復帰、復活。冬に枯れた木が、再び春に芽吹くように」
藍夕顔:「——あの人もきっと、帰ってくる」そっと、切名くんにあたたかい視線を向け。
藍夕顔:「さあ、行きましょう!」声をあげる!
ギャングリーダー:「くだらねえな!占いの真似事なんざで人が殺せんのかよ!」
GM:では、セットアップは終わりです。
GM:イニシアチブプロセス。
GM:まずは行動値16の弓人くんの番です。
切名弓人:いきます!
切名弓人:マイナーで戦闘移動。2m前進。
切名弓人:メジャーで《コンセントレイト:オルクス》+《形なき剣》!ドッジダイス-1! 対象はギャング1!
GM:了解です。
切名弓人:12dx7 射撃攻撃!
DoubleCross : (12R10[7]) → 10[1,1,2,3,4,5,6,7,7,9,10,10]+10[4,4,5,6,7]+4[4] → 24

切名弓人:このまま行きます。
GM:こいつらは《イベイジョン》持ちなのですが、ドッジのダイスを減らされると固定値が減ってしまいますので
GM:ドッジの達成値は14
GM:回避失敗です
切名弓人:よし。
藍夕顔:やったー
GM:ダメージをお願いします
切名弓人:3d10+28 諸々有効、ダメージで放心
DoubleCross : (3D10+28) → 16[6,3,7]+28 → 44

切名弓人:うむ。
藍夕顔:放心する前に死ぬ!
ニナ・ブラント:す、すごくない!?
切名弓人:45→49
GM:このダメージは……!
GM:オーヴァードギャング1のトループは一撃で全滅!
切名弓人:「さて…守る為には殺すこと。」
切名弓人:「やって行きましょう」
切名弓人:引き金を引く。銃弾は、見えなくなる。
切名弓人:引き金を引く。引く。引く。引く。リロード。引く。引く。引く……
切名弓人:淡々と、単純作業のように。
切名弓人:それらは精確にギャングを撃ち抜いて行く。
GM:弓人は銃弾によって10人ほどのギャングを次々と撃ち倒していく!
切名弓人:「運命は…人を殺せるんですよ。皆さん」
ギャングリーダー:「ガキが!手馴れてやがるのか!?素人だって聞いてたぞ!」
切名弓人:「…ボク。結構強いんです。運命が味方してますので」
藍夕顔:「こうした修羅場は、過去にも経験済みということかしら?」
藍夕顔:「頼もしいわね」嬉しげに
切名弓人:「そうですね…1度程」
切名弓人:「皆さん程では、ありません」
七竃オリエ:「いいじゃんいいじゃん! やっぱり銃だよな!」横ではしゃいでいます。
ギャングリーダー:「何が運命だァ!こっちにはまだ数がいるんだ!殺せッ!」
ニナ・ブラント:「……」ちらりと切名さんを見ますが、何も言いません。
GM:では、弓人くんの番はこれで終わり。
GM:次は行動値15のオリエちゃんの番です。
七竃オリエ:はーい
七竃オリエ:マイナーなし。
七竃オリエ:メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》《ペネトレイト》《赫き弾》《カスタマイズ》使用で射撃攻撃を行います。侵蝕率8上昇。
七竃オリエ:命中判定します
GM:命中判定どうぞー。
七竃オリエ:13dx8+4
DoubleCross : (13R10+4[8]) → 10[1,1,2,2,3,3,3,4,5,6,6,9,10]+4[1,4]+4 → 18

七竃オリエ:あんまり回んなかった!
GM:惜しいですね。
GM:《イベイジョン》によってドッジの達成値は16で固定なのです。
藍夕顔:イベイジョンはダイス一個減らして14だったから……
GM:なので、攻撃は命中!
藍夕顔:グワーッ
七竃オリエ:イエーイ、ダメージダイス振ります
GM:ダメージをどうぞ
七竃オリエ:2d10+35 装甲値無視
DoubleCross : (2D10+35) → 11[5,6]+35 → 46

藍夕顔:あ、命中してた(見間違えた(やったぜ
GM:トループがこんな攻撃耐えられるか!
七竃オリエ:姐さんありがとう!
七竃オリエ:あ、対象言ってなかった。オーヴァードギャング2です
GM:オーヴァードギャング2のトループは全滅!
七竃オリエ:「いいねいいね、ぞくぞくするじゃないのさ」銃口に軽く口づけ、ギャングどもに向き直る。
七竃オリエ:「でも、アタシの相棒だって負けてないよ? 見せてやろうじゃん」喋りながらも、腕は少しもぶれていない。狙いは正確だ!
七竃オリエ:「じゃあね、名前聞く暇もねえけど、ま、大勢すぎたしね!」そのまま次々にギャングたちの額をぶち抜く!
切名弓人:「…かっこいいですね、あの子」
GM:オリエの正確無比な射撃は確実に敵ギャングたちを葬っていく!
切名弓人:(……女の子なのに。………。)
七竃オリエ:「バイバーイ!」リロード、さらに連射!
ニナ・ブラント:「…」
藍夕顔:「ありがとう、うちの自慢よ」
GM:ギャングたちは拳銃で応戦しようとするも、額を撃ち抜かれて倒れる!
藍夕顔:「先にあなたと出会ったその子ともども、よろしくね」
GM:10人ほどのギャングたちが倒れ伏す!
黒服の男:「あんなフザけたガキ相手に何を手こずってやがる!」
ギャングリーダー:「あんなフザけたガキ相手に何を手こずってやがる!」
GM:では、オリエちゃんの番はこれで終了。
GM:次はいよいよ行動値13の敵トループの番です。
GM:まずはオーヴァードギャング3から。
GM:一体目は弓人くんを狙いましょう。
GM:マイナーで《形状変化:剛》を使用
GM:メジャーで《アームズリンク》を使用してフルオートショットガンで弓人くんに攻撃します
切名弓人:きやれー!
GM:命中判定いきます
GM:10dx+2
DoubleCross : (10R10+2[10]) → 10[2,4,6,6,8,9,9,9,9,10]+8[8]+2 → 20

GM:達成値は20
切名弓人:1dx ドッジ!
DoubleCross : (1R10[10]) → 8[8] → 8

切名弓人:まあこんなものだ
GM:命中!
藍夕顔:カバーリングしたいですが、切名くんいります?(どうせメジャーてぶら
切名弓人:エンゲージ切ってしまったのです!
藍夕顔:ああっ!
切名弓人:てへ
藍夕顔:無念
GM:では、ダメージいきます
GM:3d10+11
DoubleCross : (3D10+11) → 21[1,10,10]+11 → 32

GM:あ、なんて極端な出目
切名弓人:わお
ニナ・ブラント:何これ!
切名弓人:死ぬのでリザレクトします
GM:ダメージは32点。装甲、ガードともに有効です。
切名弓人:1d10+49
DoubleCross : (1D10+49) → 5[5]+49 → 54

GM:オーヴァードギャングたちの放った銃弾が弓人に命中する!
藍夕顔:「危ない!」叫ぶも、その手はすでに届かず!
ギャングリーダー:「ハッ!これでもまだ運命だのなんだのとほざけるか!?」
ニナ・ブラント:「…!」
切名弓人:「……痛っ……」
切名弓人:「…この弾は避けられませんでしたか…ついてませんね」
切名弓人:「でも、勝つのはボクたちです」
切名弓人:にっこりと笑みを向ける
ギャングリーダー:「ぬかせ。ガキが。テメエはここで終わりだ!」
GM:次はオーヴァードギャング4の行動。
GM:先ほどと同じ組み合わせで、今度はニナを攻撃します
ニナ・ブラント:来やがれ!
GM:命中判定いきます
GM:10dx+2
DoubleCross : (10R10+2[10]) → 10[2,2,3,3,5,7,7,9,9,10]+1[1]+2 → 13

GM:あっ、低い
藍夕顔:がんばれー!
ニナ・ブラント:6dx ドッジ!
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[3,6,6,7,9,10]+7[7] → 17

切名弓人:やったー!
藍夕顔:すごい!
ニナ・ブラント:あっ、やったーー!
GM:ま、負けた!
ニナ・ブラント:うれしい!回避成功!
GM:ギャングたちの放った銃弾がニナを襲う!
ニナ・ブラント:「…」両手剣をくるりと回転させる。
ニナ・ブラント:銃弾はすべて弾かれる。ニナには届かない!
ニナ・ブラント:「…。邪魔」
ギャングリーダー:「チッ!弾の無駄だ!例のガキだけをねらえ!」
GM:オーヴァードギャングの行動は終了。
GM:次は行動値8の夕顔さんの番です。
藍夕顔:行動放棄、もとい待機しますー
藍夕顔:扇子でぱたぱたあおぎつつ、優雅に笑っている。
GM:了解です。
GM:では、次に行動値7のニナさんの番です。
ニナ・ブラント:はーい!
ニナ・ブラント:ではマイナーアクションで、10m前進します。
ニナ・ブラント:オーヴァードギャング3の前方にエンゲージ!
ニナ・ブラント:メジャーアクション!《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》《砂の加護》。
ニナ・ブラント:オーヴァードギャング3に攻撃します。
GM:来い!
ニナ・ブラント:10dx8-1
DoubleCross : (10R10-1[8]) → 10[1,2,2,3,4,4,4,6,9,10]+7[2,7]-1 → 16

切名弓人:あっ
藍夕顔:同値は……回避か
切名弓人:妖精しますか?
ニナ・ブラント:むむむ…勿体ないような気も…
GM:しかし、弓人くんとの共同作業のチャンスでもある……
切名弓人:ニナさんの見せ場!
ニナ・ブラント:確かに!
ニナ・ブラント:では、お願いします!
切名弓人:では《妖精の手》!最後の7を10に!
ニナ・ブラント:ええと、1d10+20で、いいのかな
切名弓人:54→58
切名弓人:えーと1dx10+20-1かな?
GM:「1dx8+20」ですかね
切名弓人:a,
切名弓人:そうだコンセ
ニナ・ブラント:わー!ありがとうございます!
ニナ・ブラント:では!
ニナ・ブラント:1dx8+20
DoubleCross : (1R10+20[8]) → 10[9]+3[3]+20 → 33

藍夕顔:回ったー!
GM:むむ、いい出目だ
ニナ・ブラント:二代目ーー!
切名弓人:やったぜ。
GM:《イベイジョン》でドッジの達成値は16で固定なので、攻撃は命中します
ニナ・ブラント:では、ダメージ!
ニナ・ブラント:4d10+40
DoubleCross : (4D10+40) → 26[8,9,2,7]+40 → 66

切名弓人:つよい
GM:つ、強いよ!!
GM:オーヴァードギャング3はあっさりと全滅!
ニナ・ブラント:えへへ
藍夕顔:マルポン両手剣の攻撃力!
ニナ・ブラント:「……」飛び交う銃弾をものともせず、ギャング達へと歩み寄る。
ニナ・ブラント:右手に握った剣を振りかざす。ギャングを頭から、叩き潰すようにして斬る。
ニナ・ブラント:左手に握った剣を振りかざす。ギャングを頭から、叩き潰すようにして斬る。
ニナ・ブラント:右手に握った剣を振りかざす。ギャングを頭から、叩き潰すようにして斬る。
ニナ・ブラント:左手に握った剣を振りかざす。ギャングを頭から、叩き潰すようにして斬る。
ニナ・ブラント:「…」
切名弓人:「………ニナ」
ギャングリーダー:「そいつの攻撃は大振りだ!相手にするな!」
GM:ニナの攻撃をおそれたギャングたちが回避に徹し始める!
切名弓人:「いいえ。ニナの攻撃は貴方がたを潰す」
ギャングリーダー:「何を言ってやがる……!」
切名弓人:五本の指を突き出すようにして振り下ろすように前に翳す。
七竃オリエ:「おーおー、相変わらずえげつねえの」くるりと銃を回転させます。
切名弓人:そこから伸びるのはオーヴァードでなければ見えない、赤い糸。
切名弓人:その赤い糸はニナへと繋がっている。
ニナ・ブラント:「…」剣を振りかざす。血に濡れた刃がぬらりと光る。
切名弓人:「そう。貴方がたの運命はここが終点だ」
黒服の男:「や、やめろ!来るなーッ!」
ニナ・ブラント:「二代目を」
ニナ・ブラント:「傷つける人を、許さない」
ニナ・ブラント:言い終えると同時、殺し終わっている。
GM:後には血の染みと化した10体の死体が転がっている。
ギャングリーダー:「何なんだ……。何なんだ、テメエらはッ!」
ニナ・ブラント:「……」糸が切れた人形のように、こてんと首をかしげて、残りの男達を見ている。
藍夕顔:「あらあら、私たちが何者か——どこの誰に手を出そうとしたのか、知りもせずにやってこられましたの?」
藍夕顔:「無知蒙昧。そのような走狗(イヌ)だから、このような結果になるのですよ」
藍夕顔:「暴力とは常に最後の手段。刃を抜く前に、もっと手を尽くしてやるべきことが、あったのではなくて?」
ギャングリーダー:「クソが!ふざけやがって!このまま手ぶらでダブルフェイスのところに帰れるかよ!」
藍夕顔:(やはり、あの男か……)
GM:破れかぶれとなった男たちは再び銃を構える!
切名弓人:「ダブルフェイス…それが貴方がたのボスですか」
七竃オリエ:「とっとと帰った方がいいと思うけどなあ、アタシ。命ってひとつっきりだよ? 知ってる?」
ギャングリーダー:「それがどうした!ここで死ぬテメエにゃあ、関係のねえことだ!」弓人に言う。
切名弓人:「そうですね。帰らないと…死にますよ」
藍夕顔:「せめてご自分の命を持っているうちに、帰ったほうが得策ですわよ」
切名弓人:「貴方がたが、ね」
藍夕顔:「もっとも、帰った先でそれを手放さずにいられるかは、あなた方のボスの慈悲心次第かしら」
ギャングリーダー:「だ、黙れ!このまま戻ったところで、どの道……!だったらテメエらを殺ってやる!」
GM:というわけで、1ラウンド目はこれで終了です。
藍夕顔:「仕えるべき相手を間違ったようね」悲しげに眼を伏せたとさ
七竃オリエ:「アハハ、それもそうか。八方塞がりってわけなんだ、アンタら」
GM:2ラウンド目。
GM:セットアップからです。
GM:オーヴァードギャングは何もなし。
ニナ・ブラント:なし!
七竃オリエ:なしー
藍夕顔:常勝はシーン1回なので、戦術だけ打っておきます。
切名弓人:なし!
藍夕顔:一撃では倒せないかもしれないし。《戦術》!
藤(肉球):藍夕顔の侵蝕率を+6した
藍夕顔:というわけで全員のダイス+5だ!
ニナ・ブラント:ありがとうございます!
切名弓人:ありがたや
GM:では、イニシアチブプロセスです。
藍夕顔:「さあ、終わらせましょうか」ばっと孔雀扇を振って
GM:まずは行動値16の弓人くんからです。
切名弓人:はーい
切名弓人:「…貴方がたの運命は、ここに来た時点で終わっていたようですね」
切名弓人:マイナー無し。メジャーで《コンセントレイト:オルクス》+《形なき剣》 ギャング4に射撃攻撃
切名弓人:12dx7
DoubleCross : (12R10[7]) → 10[1,2,2,2,6,8,8,8,9,10,10,10]+10[3,6,7,8,9,9,10]+10[5,7,8,8,10]+10[4,7,10,10]+10[3,5,8]+3[3] → 53

切名弓人:うっひゃー
切名弓人:ドッジダイス-1です
GM:な、何だこれは
GM:ドッジのダイスが-1されて《イベイジョン》によるドッジの達成値は14です
GM:余裕で回避できない!
切名弓人:ダメージだ!
GM:来い!
切名弓人:6d10+8 諸々有効!
DoubleCross : (6D10+8) → 29[7,4,5,2,3,8]+8 → 37

切名弓人:まあまあ!
ニナ・ブラント:上出来ですよ!
GM:装甲を差し引いても、そのダメージは立っていられない!
GM:オーヴァードギャング4は全滅!
七竃オリエ:やったね!
切名弓人:侵蝕は62に!
切名弓人:「…さて、後は貴方達で終わりです」
切名弓人:「お祈りする神様があるなら祈っておくと良いでしょう」
切名弓人:喋りながら、淡々と引き金を引く。
切名弓人:タン、タン、と銃声が響く。
GM:1人、また1人とギャングたちは倒れていく。
切名弓人:「……さようなら。ボクにも、護らなければならないものがありますので」
切名弓人:最後の、一発。
GM:この場に展開していたギャングたちは一人残らず死亡する。
切名弓人:「………」銃を仕舞う。微かに、腕は震えている。
藍夕顔:「在這悲傷的日子裡,我向你致以最深切的哀悼(心よりご冥福をお祈りするわ)」
七竃オリエ:「だーかーらー言ったのにさー。帰れって」言いつつも、軽く目を閉じて黙祷する。
ニナ・ブラント:「……」くるくると周囲を見渡し、増援がいないことを確認する。
ギャングリーダー:「こ……こんなバカなことが……」男はそれだけ呟くと動かなくなる。
GM:同時に、その場に張られていた《ワーディング》も消える。
ニナ・ブラント:「夕顔」
ニナ・ブラント:「終わった」
藍夕顔:「ありがとう、ニナ。お疲れ様」
切名弓人:「…ありがとうございます、みなさん。…友人を護ることが出来ました」
藍夕顔:「お怪我は大丈夫?」と切名くんに。
ニナ・ブラント:「うん。どうするの」
切名弓人:「…そうですね…少し、痛みます」
切名弓人:「ええと…甘田さん、紫島さん… …どうしよう」
切名弓人:二人に視線を送りながら
藍夕顔:「彼女たちの身柄は、こちらで手配するわ。しばらく、見えないところに護衛をつけておくから、当面は安心よ」
切名弓人:「…良かった。…お願いします、ええと…夕顔さん」
切名弓人:一礼する。
藍夕顔:ぞろぞろとリムジンの運転手が読んだ黒服がやってきます。
GM:では、部下によって甘田と紫島は家まで送られることになります。
七竃オリエ:「準備運動ってとこだったなあ。物足りないや」首をこきこきさせながら。
藍夕顔:「あなたは手当もしないとならないし、いったん私たちと一緒に来ていただけると嬉しいわ」
切名弓人:「………はい。ボクも、あなた方とお話がしたいと思っていたんです」
切名弓人:「よろしく、お願いします」
藍夕顔:「車内に飲み物もあるし、彼女たちにメールでも打っていれば、すぐに着きますから」
藍夕顔:リムジンなら備え付けの冷蔵庫だってある!「ああ、ニナ、オリエ。あなた達も何か飲んで頂戴、アルコール以外で」
切名弓人:その顔色は、多少青い
七竃オリエ:ぽん、と弓人さんの背中を叩きます。
切名弓人:「わっ…とと」
七竃オリエ:「いずれ慣れるさ。慣れてもらわなきゃ困る」
切名弓人:「……ええ……その、」
切名弓人:(……殺す時。…言いようのない快感があった)
切名弓人:(…それが、怖い)
切名弓人:「慣れるのは…すぐ、慣れると思います」
切名弓人:「………きっと、大丈夫です」
七竃オリエ:「あっそ。アンタずいぶん肝が据わってるよね」にっと笑いかけます。
切名弓人:「はは……よく、言われますよ」
七竃オリエ:「結構気に入ったよ。アタシ、七竃オリエ。よろしくね」
切名弓人:「オリエさん。よろしくお願いします。切名弓人です」
ニナ・ブラント:「……」車のドア横にぽつんと立って、二代目を待っている。
切名弓人:「では…ボクも車に。行きましょう、皆さん」
藍夕顔:微笑ましげに“少年”、少女の様子を見ながら、この組織を守っていこう、という気持ちを新たにする夕顔であった。
GM:では、このシーンはこれで終了です。
藍夕顔:では、ロイス取得を。切名くんに!
GM:どうぞどうぞ
GM:ロイスの取得と感情変更のみ可能です
ニナ・ブラント:今回は保留で!
切名弓人:父親のロイスの感情、ネガポジ反転しときます。
藍夕顔:●有為/疚しさ 「彼にはどことなくボスの面影を感じる。でも、この少年に組織の重みを背負わせていいの?」
切名弓人:懐旧が表だ。
七竃オリエ:ロイス取得、弓人くんに○好奇心/不安、夕顔さんに○信頼/隔意、ニナさんに厭気/○友情de
七竃オリエ:で
藍夕顔:ニナちゃんとオリエちゃんにも取得しておこう
切名弓人:オリエさんと夕顔さんにはまだもう少し保留!
ニナ・ブラント:ネガティブ友情!?
藍夕顔:ニナちゃん ●慈愛/やきもき 「大事な組織の子。でも、あの子はまだ自分の可能性を狭めてる気がする」
藍夕顔:オリエちゃん ●信頼/隔意 「多くが離脱していく中で組織に残ってくれた。頼りにしているわ」
藍夕顔:で!
ニナ・ブラント:あ、じゃあ、夕顔さんに取得します!
七竃オリエ:あっ、ニナさんの変更します。友情/○敵愾心だ!
七竃オリエ:ネガポジも間違えていた
藍夕顔:おおライバル
ニナ・ブラント:ナンバー2/藍夕顔/誠意:○/不安/ロイス
ニナ・ブラント:これで!
GM:了解しました。
GM:それでは、改めてシーン終了です。
藍夕顔:はい

ミドルフェイズ03

GM:次のシーン。
GM:組織のアジトで話をするシーンになります。
GM:なので、シーンプレイヤーは夕顔さんかな。弓人くんも自動登場。
切名弓人:1d10+62
DoubleCross : (1D10+62) → 6[6]+62 → 68

GM:ニナさんとオリエさんも出たい場合は登場してください。
藤(肉球):藍夕顔の侵蝕率が8上昇。(侵蝕率:62->70)
藍夕顔:げふ
ニナ・ブラント:出たいので出ます!
七竃オリエ:出ますー
ニナ・ブラント:1d10+60
DoubleCross : (1D10+60) → 5[5]+60 → 65

七竃オリエ:47+1d10
DoubleCross : (47+1D10) → 47+5[5] → 52

GM:フェイタル・ストリングス・ギャングのアジト。
GM:3人と一緒にリムジンに乗った弓人くんは大きな屋敷へとやってきます。
GM:切人くんは、屋敷の中で誰かとすれ違う度に立ち止まって挨拶されたりします。
藍夕顔:だんだん内装が中華っぽくなってくると、それは彼女のエリアに近づいてきたことを意味する。
藍夕顔:「だいたいの話は伝えてあるわ。どうぞ気を楽にして頂戴」
切名弓人:「……はい。でも、何だか変な感じです」
切名弓人:「あまり、実感がなくて」
藍夕顔:「実感なんて、湧かない時は一生涯湧かないものよ。人は気を抜けば、夢を見るように生き続ける」
藍夕顔:「夢を見て生きるか、現(うつつ)を抜かして生きるか。どちらにせよ、ここから先はしくじれば死んで終わりの世界よ」
藍夕顔:「できれば、あなたには長生きしてもらいたいと、私は思ってる」
藍夕顔:と話すうちに、ボスの部屋の前に来ました。「どうぞ」と中へ招き入れる。
藍夕顔:「お父様が生前使っていた部屋よ」
切名弓人:「父の……」
切名弓人:部屋の中を見回す。
GM:広く、大きな部屋だ。デスクが残っているが、今はそこを使っているものは誰もいない。
切名弓人:「ここに…父が……」デスクに触れて、そっと目を閉じる。
藍夕顔:応接セットのソファなんかがあるなら、弓人さんはそちらへ案内したいですね。
藍夕顔:デスクに触れる彼をじっと見ている。
GM:組織のトップの部屋らしく高級そうな調度品が揃えられているようだが、決して嫌味な感じではない。
GM:客人用の応接セットなども置かれている。
切名弓人:「……ああ。すみません。何だか……うまく言えないんですけれど……」
切名弓人:目を開けて、困ったように笑う。
切名弓人:「本当はこんな形でなく……もう一度、会いたかったです……」
藍夕顔:「……そうね、私も、そう思わ」思わず、しんみりとした口調になる。
七竃オリエ:すん、と鼻を少しすすります。ちょっともらい泣きだ。
ニナ・ブラント:「……」部屋には入らず、廊下に立ちながら話を聞いている。
藍夕顔:「彼は、私たちにとっては——恩人であり、師であり、尊敬できる人であり。ただの、組織の長という以上に、大切な人だったわ」
切名弓人:「そう……なんですか?」
七竃オリエ:ドア付近に立っていましょうか
藍夕顔:「恥ずかしながら、私はだらしない生活をしていた時期があってね」少し気を取り直し。
切名弓人:自分の中の父のイメージよりも大きい言葉に、目を見開く。
切名弓人:「…はい」
藍夕顔:「そのままならば、ゴミのように野垂れ死んでいたけれど、ボスと出会うことで変ったわ」
切名弓人:「………」
切名弓人:「ボクの父は……」
切名弓人:「皆さんにとって……父のような存在、だったんですね……?」
藍夕顔:「あなたの前で、それを言い切るのは申し訳なさがあるけれど。否定しても嘘をつくだけね」
切名弓人:「いいんです。何となく…解りますから」
七竃オリエ:「……アタシも、ボスに拾われたしね。ま、そんなような感じ、かな」少し躊躇いながら口を挟みます。
切名弓人:(…羨ましいな)
切名弓人:「……教えて欲しいです。父のこと、色々」
切名弓人:「そして、それを…ボクに、継がせて下さい」
切名弓人:「そうすることで……ボクは、父の傍にいられる。そう…思うから…」
藍夕顔:少しびっくりしたように、目を丸くする。最終的に断られる可能性も、頭にあったのだ。
七竃オリエ:「金髪のやつ、こんな時くらい入ってくりゃいいのにさ。わけわかんねえ」
七竃オリエ:また鼻をすすった照れ隠しに、ドアの方を見ながら独り言を言います。
藍夕顔:けれど驚きはすぐに消え、物柔らかな微笑みに変わった。「ええ」
藍夕顔:ソファを指し示す。「それでは、まずはかけて。腰を落ち着けてお話しましょう」
切名弓人:「…はい」
藍夕顔:ぱんぱんと手を鳴らすと、メイドがやってきて、ティーセットを応接テーブルに並べていく。
切名弓人:ソファにゆっくりと腰を下ろす。
藍夕顔:カップは四人分だ。
藍夕顔:今回は飲茶ではなくイギリススタイルです。
切名弓人:部屋の外に立っているニナに気付く
切名弓人:「……ニナ。君も一緒に」
ニナ・ブラント:「……」
ニナ・ブラント:「二代目」
ニナ・ブラント:「それは、命令?」
切名弓人:「………」少し困った顔をして
切名弓人:「そうですね。そうとも言えるかも知れません。ボクは、君とも一緒にお茶を飲みたい」
ニナ・ブラント:「そう」
ニナ・ブラント:「わかった」
ニナ・ブラント:コクンと頷く。部屋の前に立つ。
ニナ・ブラント:部屋の中にすでにいる三人を見て、自分も入室する。
藍夕顔:メイドさんは全員のカップに紅茶をそそぎ、焼き立てのスコーンとクロテッドクリーム、イチゴジャムを置いて退室していきました。
藍夕顔:「さあニナも、冷めないうちにどうぞ」
ニナ・ブラント:ソファに浅く腰掛けよう。
ニナ・ブラント:「うん」
七竃オリエ:「そんじゃま、失礼しますっと」ソファに座ります。
切名弓人:「それじゃあ、失礼して。いただきます」
藍夕顔:焼きたてにクリームたっぷりが美味しいぞい
切名弓人:スコーンにクリームをたっぷり付けて食べる。
切名弓人:「…うん。美味しい」
藍夕顔:適当に食事して、和んだところで話していきましょうか。
七竃オリエ:意外に優雅な所作でお茶を飲むけど、スコーンはもぐもぐと雑に食べています。
ニナ・ブラント:すっごいちまちまスコーンを食べています。
藍夕顔:さくさくとスコーンを食べ、適切なタイミングで紅茶を飲み、をリズムよく繰り返す。
切名弓人:スコーンを一通り食べるとゆっくりとお茶の香りを楽しみながら飲んで行く。
七竃オリエ:「うーん、やっぱり姐さんのとこのお菓子は美味いよなあ」口元に食べカスをつけながら。
切名弓人:「…それで…」
切名弓人:タイミングを見て切り出す。
切名弓人:「今、組織は混乱していると聞きました。」
藍夕顔:「ええ」カップを置く。
ニナ・ブラント:ちまちまとスコーンを食べていたのを止める。
藍夕顔:「ボスが亡くなって以降、残念ながらわが組織——フェイタル・ストリングス・ギャングの力は衰退していってるわ」
七竃オリエ:ちょっと嫌な顔になります。
切名弓人:「求心力…」
切名弓人:黒服の男に言われたことを思い出しながら呟きます
藍夕顔:「ええ。ボスは一代で組織を築き上げた、だからこそ求心力の低下は著しいの」
藍夕顔:「離反者や離脱者が相次ぎ、明日をも知れない組織で、それでも私たちはここを守りたいと願っている」
切名弓人:「…このままでは、食い潰されるかも知れない…?」
藍夕顔:「他の組織——“梟”や“道化(アルルカン)”にいったん休戦協定を申し入れたけれど、それも蹴られてしまったわ」溜息
藍夕顔:「一時はうまくまとまりかけたのだけれど、“ダブルフェイス”が異を唱えてね」
切名弓人:「…先程の襲撃」
切名弓人:「その、仕掛人ですか」
ニナ・ブラント:「…」ダブルフェイスという言葉に少し反応する。
藍夕顔:「ええ、聞き覚えがあるでしょう? おそらく、彼はこの機会に我々を潰したがっている」
切名弓人:「…つまり」
切名弓人:「この組織を立て直し、敵を排除すること」
藍夕顔:「そういうことよ」
切名弓人:「…ボクに、出来るのでしょうか」
藍夕顔:「あなたがボスを引き継ぎ、二代目になるとは、この大仕事に着手することになる」
切名弓人:「ええ…」
藍夕顔:「もし断られるなら、この町の外でも、海外でも、あなたやあなたの守りたい人たちを脱出させる用意もあったのだけれどね」
切名弓人:「…この組織が潰れたら、ボクの大切な人たちにも危険が及ぶかも知れない…でしょうか」
ニナ・ブラント:「潰れたら、じゃない」
ニナ・ブラント:「潰れるときに、その破滅の最中に、きっと」
ニナ・ブラント:「二代目の、護りたいものが」
ニナ・ブラント:「壊される」
切名弓人
:「………」

藍夕顔:「そこは、相手の残虐さ次第だけれど。私が見る限り、ダブルフェイスはかなりの曲者よ」
切名弓人:「……そう、ですか」
藍夕顔:「禍根は徹底的につぶす、そういうタイプの人間でしょうね……」
七竃オリエ:「アイツ嫌い。ボスも……初代もだいぶ手こずってたしね」
切名弓人:「なら、ボクはやはり来て良かった。そして…」
切名弓人:「ボスになるからには、お飾りでいるつもりは毛頭ありません」
切名弓人:「…ですが」
切名弓人:「ボクはごくごく普通の高校生だった。解らないことは当然沢山あります。ですから…」
切名弓人:「皆さんの力をお借りしたい。そうして、助けてもらいたい。…必ず、皆さんに恥じないボスになります」
切名弓人:「……父の、ように」
藍夕顔:「頼りにしているわ」
ニナ・ブラント:「……」
ニナ・ブラント:何も言わずに二代目を見ている。
七竃オリエ:「ほんと、肝が据わってるのな」感心した顔で。
藍夕顔:「さしあたり帝王学経済学歴史礼儀作法外国語五種類更なる射撃術エフェクト訓練およびRCなどなどやってもらうことはたくさんあるけれど……」
藍夕顔:「まずは、目の前の問題から、力を合わせて解決しましょうか」にっこり
七竃オリエ:「……力を貸す、つっても、アタシはただの銃だからさあ」
七竃オリエ:「こいつを撃て、ってアンタが言ってくれれば、いつだってそうするよ」
七竃オリエ:「それがアタシの仕事だからね」残った紅茶をすすりながら。
ニナ・ブラント:「…二代目が、したいことを。して」
切名弓人:「……ええ、頑張らせていただきます」
切名弓人:「ありがとうございます。皆さん」
GM:では、そんな話をしていると給仕をしていた1人の少女がおずおずと口を開く。
GM:弓人くんよりも少し年下くらいのロシア系の少女で、アリサという名前です。
アリサ:「あ、あの……私のようなものが話しかけてすみません。どうか、組織の皆のこと、よろしくお願い致します」
切名弓人:「固くならないで良いですよ。…ええ。勿論。」
切名弓人:「ボクがボスになるからには、皆のこと、全力で護りますよ。勿論、君も」
アリサ:「私、今はこういうお仕事をさせてもらっていますけど、普段はもっと汚いお仕事をすることも多くて」
切名弓人:「……ん」
アリサ:「その……なんていうか……人前では言えないような仕事、です。当たり前ですけどね」
藍夕顔:「……」
GM:アリサは恥じ入るように自分の体を見る。
切名弓人:「……どんな仕事だろうと。君の存在が、今、ボクたちを支えてくれているんです」
アリサ:「でも、そのお仕事もボスが亡くなってからは、他の組織の人たちに邪魔されることが多くて」
アリサ:「でも、それに文句を言うこともできなくて……。みんな、そうなんです」
切名弓人:「………」
切名弓人:「その仕事は、君にとって大切なものですか?」
アリサ:「それは……分からないですけど……生きていくために必要ですから」
切名弓人:「……うん。では、君が生きて行くために。…取り戻しましょう」
切名弓人:「君の、仕事を」
アリサ:「あ、ありがとうございます。どうかお願いします。みんなが生きていくために」
切名弓人:「はい。…安心して。待っていて下さいね」
アリサ:「あ、ありがとうございます。ありがとうございます……!」
GM:アリサは弓人くんに何度も頭を下げてから、退室する。
切名弓人:「……していて気持ちのいい仕事ではないのかもしれません」
ニナ・ブラント:「……」
切名弓人:「本当に、これで良いのか…解りませんが……それでも……」
切名弓人:「今、出来ることは、生きていくための場所を護ること」
切名弓人:「…ですよね、きっと」
藍夕顔:黙ってうなずく。
ニナ・ブラント:「二代目が、そう思うなら、そう」
藍夕顔:“少年”にそそぐまなざしは、慈愛と信頼の色に満ちていた。
七竃オリエ:「……いいんじゃないの? わかんねえけど」笑いかける。
切名弓人:頷いて、微笑み、紅茶を一口啜った。
GM:では、シーン終了!
GM:購入とロイスの取得、および感情変更が可能ですよ
GM:あと、シーン中に使えるエフェクトで使いたいものがあったらこのタイミングで使っておいてもいいです
切名弓人:父の部下/藍夕顔/信頼:○/羨望/ロイス
父の部下/七竃オリエ/有為:○/嫉妬/ロイス でロイス取得!

藍夕顔:情報収集しないなら、戦術とか特にいりませんしねえ。自分はなしで。
七竃オリエ:購入、応急手当キットを
七竃オリエ:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 4[4] → 4

七竃オリエ:だめ
ニナ・ブラント:《水晶の剣》を、両手剣のうち一本に。侵食率4上昇。
切名弓人:ボディーアーマーにしましょう
藍夕顔:購入、みなさん何かほしいものあります?(財産20
切名弓人:5dx+1>=12
DoubleCross : (5R10+1[10]>=12) → 10[1,5,7,9,10]+4[4]+1 → 15 → 成功

切名弓人:成功!装備!
七竃オリエ:ボディーアーマーをもしいただけたら……!
切名弓人:うーん…何かあった方が良いものあるかな
ニナ・ブラント:まずは自分でボディーアーマー調達に挑みます!
ニナ・ブラント:3dx+4>=12
DoubleCross : (3R10+4[10]>=12) → 8[3,5,8]+4 → 12 → 成功

ニナ・ブラント:成功ー!
藍夕顔:じゃ、とらいえずオリエちゃんのボディアーマー買いましょう。次回は徹甲弾あたり挑戦しようかな。
藍夕顔:6Dx+4>=12 手配師、侵蝕ボーナス
DoubleCross : (6R10+4[10]>=12) → 8[2,2,3,3,7,8]+4 → 12 → 成功

藍夕顔:ぴったり。オリエちゃん、アーマーどうぞ!
七竃オリエ:ありがたやー!いただきます!
ニナ・ブラント:あっ!オリエちゃんにロイスを取得します!
ニナ・ブラント:赤髪/七竈オリエ/憧憬/嫉妬:○/ロイス
七竃オリエ:きゃー!
藍夕顔:赤髪w
ニナ・ブラント:以上です!
GM:了解しました。
GM:それでは、改めてこのシーンは終了です。
GM:次のシーンはマスターシーンになります。

ミドルフェイズ04 - マスターシーン

GM:ダブルフェイスのアジト。
GM:広い倉庫のような空間に、唸るような耳障りな機械音が響いている。
GM:硬質な金属の仮面で顔の左側を覆った男が、幹部らしき男からの報告を聞く。
GM:その様子を少し離れた場所で息を飲んで見守っているのは、ボロボロのハンチング帽とダッフルコートの少年だ。
ダブルフェイス:「なるほど。それで、たかがガキ1人始末することもできなかったと?」
幹部:「申し訳ありません。ですが、フェイタル・ストリングスのヤツらの力が予想以上だったようで……!」
ダブルフェイス:「俺は言い訳を聞いているわけじゃあないんだ。さて、お前の処遇についてだが」
幹部:「どうか……寛大な措置を……」
ダブルフェイス:「それを決めるのは俺じゃない。こいつだ」
GM:ダブルフェイスは取り出したコインを弾く。
GM:コインは回転しながら宙を舞う。
GM:そして、綺麗な表の面を上にして落ちる。
ダブルフェイス:「次の仕事はしっかり頼むぞ。期待しているからな」
GM:ダブルフェイスは男の肩に手を乗せる。
幹部:「は、はい……」
GM:男は安堵のあまり気を失いそうになり、壁に寄りかかる。
GM:ダブルフェイスは背後を振り向く。
ダブルフェイス:「すまんな。話が途中だった。ミスター……ジャックだったか」
ダブルフェイス:「フェイタル・ストリングスから俺の組織に移りたいという話だったな」
ジャック:「え、ええ。俺ならそンなヤツよりもずっと役に立ちますぜ」
GM:ジャックの声は微かに震えている。
ダブルフェイス:「願ってもない申し出だ。人材は多いに越したことはないからな」
ジャック:「そ、それじゃあ……!」
ダブルフェイス:「だが、一つ問題がある」
ジャック:「……問題?」
GM:ジャックは途端に不安そうな顔になる。
ダブルフェイス:「お前がまたすぐに他の組織に寝返らないとも限らない。それでは俺は困ってしまうからな」
ダブルフェイス:「そこで、お前の忠誠を試したい。……例のものを」
GM:ダブルフェイスが指示を出すと、部下の男たちが大きな檻を覆っている布を取り払う。
GM:機械音が大きくなる。
ダブルフェイス:「こいつの被験体が不足しているんだ。入団試験代わりさ。簡単だろう?」
GM:ジャックの顔が恐怖で凍り付く。
ジャック:「な、何だよ、これ。頭がおかしいンじゃねェのか……」
ダブルフェイス:「それで。どうする?」
ジャック:「い、嫌だ……!許してくれ、こンなのは御免だ……!」
ダブルフェイス:「ふむ。なるほど」
GM:ダブルフェイスはコインを弾く。
GM:宙を舞ったコインは傷に覆われた裏の面を上にして落ちる。
ジャック:「ちくしょうが!」
GM:ジャックは飛び上がるようにしてその場から逃げ出す。
ダブルフェイス:「連れ戻せ」
GM:ダブルフェイスが言うと、銃を持った男たちがジャックを追いかける。
ダブルフェイス:「……あと少しで、秩序が完成する」
ダブルフェイス:「見ていてくれよ」男は顔の左半分を覆った仮面を撫でる。
GM:シーン終了。

ミドルフェイズ05

GM:次のシーン。シーンプレイヤーは弓人くん。
GM:他の人も出たい人は侵蝕率を上げて登場してください
藤(肉球):藍夕顔の侵蝕率が5上昇。(侵蝕率:70->75)
ニナ・ブラント:1d10+69
DoubleCross : (1D10+69) → 4[4]+69 → 73

七竃オリエ:52+1d10
DoubleCross : (52+1D10) → 52+2[2] → 54

切名弓人:1d10+68
DoubleCross : (1D10+68) → 6[6]+68 → 74

七竃オリエ:上がらない
GM:朝のホームルーム前。
GM:教室は生徒たちの話し声で非常に賑やかだ。
甘田粋香:「弓人くん、おはよー!」
切名弓人:「あ、おはようございます甘田さん。」
切名弓人:にっこりいつものスマイル。
GM:チャイムの鳴るギリギリに甘田と紫島が教室に入ってくる。
甘田粋香:「弓人くん、今日も格好良い!」その腕に抱きつく。
紫島ひびき:「おはよう、切名さん」
切名弓人:「ふふ。紫島さんも、おはようございます」
紫島ひびき:「……そういえば切名さん、聞いた?」
切名弓人:「はい?何でしょう」
紫島ひびき:「昨日、学校の近くで銃撃事件があったんだって。ちょっと怖いよね」
切名弓人:「それは…怖いですね。でも、大丈夫ですよ」
切名弓人:「ボクがいる内は、そんな事に巻き込まれても、お二人を必ず護りますから」
甘田粋香:「えーっ、どうして?銃で撃たれたらさすがの私も死んじゃうかも……」
切名弓人:「撃たせませんよ」にっこり。
甘田粋香:「きゃーっ、さすが弓人くん!素敵!」その体に抱きつく。
切名弓人:ぽんぽん。背中を叩く。
紫島ひびき:「と言っても、ただの高校生にできることなんて限られると思うけどね。やっぱいざとなったら警察に頼るのが一番だよ」
切名弓人:何も答えずにこにこと微笑んでいます。
GM:そこで、チャイムが鳴り、先生が教室に入ってくる。
先生:「さあ、みんな席に着け」
切名弓人:席に既に着いている。
甘田粋香:「それじゃあまた後でね、弓人くーん!」
切名弓人:「ええ、また後で」手を振る
先生:「ホームルームの前に、転校生を紹介する」
先生:「しかも、なんと2人だ」
切名弓人:「転校生……」
先生:「それじゃあ2人とも入ってくれ」
GM:教室の外に声をかける。
ニナ・ブラント:では、教室に入ってくるのは、金髪をツーサイドアップにして制服をきちんと着こなした外国人の少女と、
七竃オリエ:赤い髪をツーテイルにして、制服をミニスカペチコートつきに改造した女子です。
甘田粋香:「あーっ!昨日の、弓人くんにキスしてた子だ!」立ち上がってニナを指差して叫ぶ。
切名弓人:「ちょ、甘田さん…!」両手で制すように
GM:教室が一時騒然となる。
ニナ・ブラント:「…?」
切名弓人:(二人とも、何で……ああ、学校にいるときのためか)
先生:「えーっと、なんだかよく分からないが、とりあえずニナさんから自己紹介を」
ニナ・ブラント:「自己紹介…」
ニナ・ブラント:「私は、ニナ・ブラント。………」
ニナ・ブラント:「…」特に言う事が無い。
ニナ・ブラント:「…よろしく」
先生:「よ、よろしく。みんなも仲良くしてあげるように」
七竃オリエ:(なんだよ、お前辛気臭いなあ……)肘で軽くつつきます。
先生:「それでは、次は七竃さん」
ニナ・ブラント:「(…言うこと、わからない)」きょとんとしている。
七竃オリエ:「はーい。ども、アタシは七竃オリエ。ガッコーは正直久しぶりなんだけど、ま、よろしく!」片手を上げて挨拶します。
先生:「久しぶり……?この子はいったい……?」
切名弓人:ちょっと冷や汗をかいている。
七竃オリエ:「いろいろ事情があるんすよ、センセイ」
切名弓人:(正直…昨日の銃撃戦より緊張する…)
先生:「聞かないようにしておきます」
先生:「席は……切名の左右が上手いこと開いてるな。じゃあ、そこに座るように」
ニナ・ブラント:では、二代目の左に。
七竃オリエ:「はいはーい」右側に座ります。
切名弓人:(…何でこんな都合良く席が空いてたんだろう…)
先生:「2人とも分からないことも多いだろうから、みんな色々教えてあげるように」
七竃オリエ:「ま、そういうわけで、よろしくな。『切名くん』!」小声で。
ニナ・ブラント:「……『切名くん』」
ニナ・ブラント:「よろしく」
切名弓人:「あ…はい。よろしくお願いします、七竃さん、ニナさん」
先生:「ホームルームは以上。それじゃあ、一時間目は化学だな」
GM:担任の先生はそう言って教室から出て行く。
藍夕顔:では、カツカツとヒールの音も高く、見慣れない女教師が入れ替わりに入ってくる。
切名弓人:制服の肩が片方ずり落ちる。
藍夕顔:「はい、みなさんおはよう。化学の先生に代わって、臨時で代理に入りました。藍先生です。よろしくね」
甘田粋香:「わー、新しい先生だー」
切名弓人:「……皆さんこれ……楽しんでません……?」すっごく小さく独り言を言う。
藍夕顔:「今日はみなさんに、将来役立つディーゼル燃料と硝酸アンモニウムの不思議なマジックについてお話するわ☆(キラッ」
藍夕顔:(※ようは爆弾の作り方なのでよいこのみんなは真似しちゃだめだぞ!)
七竃オリエ:ぷるぷるしながら笑いを堪えています。
甘田粋香:「わー、楽しそう!」
紫島ひびき:「楽しくないから!」
藍夕顔:「代替案として、農薬によるバリエーション豊富な利用法もあるけれど、それは時間が余ったらにしましょうね♪」
GM:授業が終わり、お昼休み。
GM:チャイムが鳴ると同時に、多くの生徒たちがニナとオリエのもとにやってくる。
生徒:「ねえねえ、2人ともどこの学校から来たの?」
切名弓人:挟まれる格好になります。
生徒:「弓人くんとどんな関係?」
ニナ・ブラント:「……」答えられない質問には答えない。
生徒:「部活とかはどうするの?」
生徒:「彼氏とかいる?」
七竃オリエ:「あー、アタシしばらく引きこもっててさ、久しぶりにガッコー来たの」嘘八百です。
ニナ・ブラント:「『切名くん』、「『弓人くん』……」考える。「『弓人くん』」こっちに決めた。
生徒:「へー、オリエちゃんも大変だったんだなぁ」
切名弓人:二人の間で固まっている。
ニナ・ブラント:「弓人くんと、私の関係」
七竃オリエ:「そーそー。アタシに触るとケガするかんね。気をつけなね」てきとうなことを並べています。
ニナ・ブラント:「私は、弓人くんのものなの」
生徒:「そうそう、気になるよねー」
生徒:「!!!?」
七竃オリエ:ぶ、と吹き出します。
甘田粋香:「!!!?」
GM:教室が再び騒然となる。
ニナ・ブラント:「…?」
切名弓人:「………ニ」
甘田粋香:「聞いてない!あたし、そんな聞いてないよ、弓人くん!許嫁!?それともフィアンセ!?」
切名弓人:「ニナーーーーー!!!!」両手をニナの両肩に置いて顔を伏せます
七竃オリエ:「金髪お前……っっ」腹を抱えて笑っています。
紫島ひびき:「こりゃライバル登場かな」ニヤニヤしている。
切名弓人:「違う!違うんです!なんて言うか…彼女は幼馴染で…それで、ええと、海外育ちで、ちょっと表現が過激なことがあって…」
GM:生徒たちは完全に訝しんでいる様子だ。
切名弓人:(どうしようこれ………)
七竃オリエ:とんとん、と弓人さんの肩を叩きます。
甘田粋香:「本当に幼馴染なの、ニナちゃん……?」ジーっと見つめる。
七竃オリエ:(ちょうどいいや、ちょっとここ抜けてどっかで話でもしようぜ)
七竃オリエ:小声でささやきます。
切名弓人:(あ、はい…そうですね)こちらも小声
ニナ・ブラント:「……」首を傾げる。
甘田粋香:「弓人くん、違うっぽいよ!?」
ニナ・ブラント:「…でも、私は、弓人くんの言うことなら、何でも聞くって約束して…」
切名弓人:「わーーーーー!!!」
甘田粋香:「何でも聞……」硬直する。
七竃オリエ:(そだな……屋上とかそれっぽい。金髪がこれ以上余計なこと言わないうちにさ)
七竃オリエ:(あ、もう言ってやんの)
切名弓人:ニナの口を塞ぐ!手を引く!ダッシュ!
GM:三度、教室が騒然となる。
切名弓人:オリエさんに目配せして屋上へ!
七竃オリエ:「あー、はいはい、悪いけど通してねー」追いかけていきます。
GM:では、キミたちは屋上にやってきます。
GM:生憎の曇り空だが、吹く風は気持ちが良い。
GM:幸い、今は他に人はいないようだ。
ニナ・ブラント:「……二代目」
切名弓人:「はー、はー…」肩で息をしている
ニナ・ブラント:「どうしたの」
切名弓人:「……ええと、ですね。ニナ」
七竃オリエ:「ヒヒヒ、金髪お前さっきの良かったぜー。芸人になれんじゃねえの」笑いながらドアを閉めます。
ニナ・ブラント:「…?」よく分からないけど馬鹿にされてるのは伝わった。
藍夕顔:では、閉められたドアの裏側に、ニコニコして立っています。
切名弓人:「自分が誰かのものであるとか、言うことを何でも聞くとか、そう言うのは世間では凄く…こう…スキャンダラスなんです…」
藍夕顔:「来ると思ったわ」大きなお重を持っている。
切名弓人:「人目を引くと言うか…騒がれると言うか……」
切名弓人:「誤解を招いてしまうんです」
七竃オリエ:「うわ、びっくりした。センセイじゃん」
切名弓人:「…って夕顔さん!…ほんと、なにやってるんですか貴方まで…!」
ニナ・ブラント:「それは、二代目の、迷惑になるのね」
藍夕顔:「さっそく騒がれたみたいねえ」ふふふと笑いながら、スタスタと歩いて、ピクニックシートなどをセッティング。
ニナ・ブラント:「ごめんなさい。もう二度としない」目を伏せる。
藍夕顔:お重を広げると、がっつり中華料理が現れる。
切名弓人:「そう…ですね。すみません。事情が解ってる人の前では大丈夫ですよ」
切名弓人:目を伏せたニナをそっと撫でてやる。
ニナ・ブラント:「うん、分かった」
藍夕顔:(ニナも、もっとこういう経験をさせてあげるべきだったのかもね……)二人の様子を見ながら。
ニナ・ブラント:「…」驚いて身を引く。
藍夕顔:(私は組織のために、ボスのためにという考えでいっぱいで、ファミリーの皆のことを、まだまだ見落としていたのかもしれない)
切名弓人:「…あ。申し訳ありません。撫でられるのは嫌でしたか?」
七竃オリエ:「姐さん、相変わらず豪華だなあ」コンビニパンを取り出してむしゃむしゃしながら。
ニナ・ブラント:「……。ううん。大丈夫」
切名弓人:「そうですか。良かった…」
切名弓人:「では、そうですね…ボクたちもお昼にしましょうか。」
藍夕顔:「せっかくだから、みんなで食べてもらおうと思ったのだけど」と取り皿に入れてみなに勧める
切名弓人:「助かります…」お弁当箱は教室に置いて来てしまったのだ
ニナ・ブラント:「…」嫌というより、戸惑っている。
七竃オリエ:「マジですか。やったね! 食おうぜ食おうぜ」さっそく受け取ります。
ニナ・ブラント:「うん」夕顔の元に寄っていきます。
藍夕顔:「いくらなんでも、一人で重箱を空にしたりはしないわ」
切名弓人:「お言葉に甘えて、いただきます」お皿を受け取って膝に置くと手を合わせる
藍夕顔:肉みそをレタスで巻きながら
七竃オリエ:「んー、美味い美味い」口元を汚しながら。
切名弓人:「…うん。このトンポーロー、くどくなくて良いですね」
藍夕顔:「ふふ、先代も好きだった味よ」
切名弓人:「そうなんですね…」目を細める。
ニナ・ブラント:「……」もたもたと食べている。
切名弓人:ゆっくり丁寧に咀嚼している
藍夕顔:お重は四段ぐらいあって、一段目にお肉、二段目に魚、三段目に野菜、四段目にデザートとなっている。
切名弓人:すごい
GM:誰が作っているのだろう
切名弓人:青椒肉絲とかたべるよ!
藍夕顔:「今日の乾焼蝦仁(エビチリ)、ちょうどいい味だわ」
藍夕顔:メイドさんと夕顔と二人三脚です
切名弓人:野菜ももぐもぐ食べる。よく食べる。
ニナ・ブラント:「ねえ、二代目。あなたは、ずっと、ここに通っているのね」
七竃オリエ:がつがつと食べています。
切名弓人:「はい。そうですよ」
切名弓人:食べる手を止めて答える。
ニナ・ブラント:「子供が、こんなに、普通に、集まって…騒いでるところ、初めて見た」
切名弓人:「…そうか…ニナは、学校は初めてなんですね」
ニナ・ブラント:「うん」
切名弓人:その背景に思いを馳せつつ
ニナ・ブラント:「不思議な、ところね」
切名弓人:「…なら、驚くことも多いでしょう」
切名弓人:「……楽しい、ですか?」
ニナ・ブラント:顔を上げる。青空に目を細める。
ニナ・ブラント:「楽しい……?」
切名弓人:頷く。
ニナ・ブラント:「その気持ちは、よく分からない」
切名弓人:「…気持ちが、何だかうきうきして… 何だろう。嬉しいような…そこにもっといたいと思うような…そんな感じ…かな」
ニナ・ブラント:「……」
切名弓人:「ボクも、ちゃんと言葉にできたことはないので…解りませんが…」
切名弓人:「いいものですよ。楽しい、というのは」
ニナ・ブラント:「そう」
ニナ・ブラント:コクンと頷く。
切名弓人:「ニナにも、解る時が来ますよ」
ニナ・ブラント:「……」
ニナ・ブラント:皿を置く。
ニナ・ブラント:二代目の腕に手をそえ、寄り添うように、額を肩に乗せる。
切名弓人:「………ん。……」
ニナ・ブラント:すぐに離れる。
ニナ・ブラント:「ボス…あなたの父親に、こうやって、触れたときに、あなたの言う、楽しい気持ちになった」
切名弓人:「…そうなんですね」
ニナ・ブラント:「うん」
七竃オリエ:「……ずりいの。アタシそんなこと一度もさせてもらったことないや」黙々と箸を口に運んでいたところ、ぽつりと呟きます。
七竃オリエ:「あー、ほんとアンタ、ムカつくわー。目の前でイチャイチャしやがって」いーっ
ニナ・ブラント:「なに」ムッとする。
切名弓人:「オリエさん………」
切名弓人:「その、えーと。…すみません」
藍夕顔:「熱いわねえ」あらあらうふふ、とほほ笑んでる。「扇子も持ってくればよかったわ」
七竃オリエ:「いーのいーの。そこの金髪はボスの『お気に入り』だったんだからさ」
ニナ・ブラント:「ボスを悪く言わないで」
切名弓人:「…ニナは、父にとって特別な存在だったんですね」
七竃オリエ:「言ってねえっつうの」こちらもむっとしながら
切名弓人:「…二人にとっての父も……」
ニナ・ブラント:「言った」弓人くんの腕を掴みながらムッとしている。
切名弓人:「……二人とも、やめて下さい。二人が父を大切に思っているのは解りました」
切名弓人:「でも、それで仲違いして欲しくはありません」
七竃オリエ:「言ってねえって……はいはい。ボスがそう言うなら」
ニナ・ブラント
:「二代目の命令なら…」弓人くんから離れる。

切名弓人:(……まだ、父の存在はずっとずっと、大きい)
切名弓人
:(…『ボスの息子』でなく、『ボス』に……なりたい)

切名弓人:(ボクを…見て欲しい)
切名弓人:(『切名弓人』を……)
切名弓人:ほんの少し、浮かない顔になっている
藍夕顔:「大丈夫?」横からデザートの皿を渡しながら。
切名弓人:「…あ。大丈夫です。ありがとうございます」
切名弓人:「……頑張らないとな、と思いまして」
藍夕顔:「敵は大きいし、事態は困難。それでも、これがあなたの初陣ですからね」
切名弓人:「ええ。…必ずや。纏め上げます。ボクらの…組織を」
藍夕顔:「今の件が片付いたら、フェイタル・ストリングスの健在、そして『切名弓人、ここにあり』を、Z市の裏社会にしらしめることになるわ」
藍夕顔:「あなたの『名乗り上げ』、楽しみにしてます」
切名弓人:「………はい」
切名弓人:そう言うと、杏仁豆腐を一口、口に放り込んだ。
GM:では、シーン終了です。
GM:購入とロイスの取得、感情変更。それからエフェクトの使用が可能ですよー。
切名弓人:照準器を狙いたい!
七竃オリエ:応急手当キットを購入したい
GM:どうぞどうぞ
七竃オリエ:1dx=>8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 3[3] → 3 → 失敗

切名弓人:5dx+1>=15
DoubleCross : (5R10+1[10]>=15) → 10[7,7,7,7,10]+4[4]+1 → 15 → 成功

ニナ・ブラント:エフェクトを、もう片方の両手剣に!
切名弓人:っしゃ
ニナ・ブラント:エフェクト、じゃないよ!水晶の剣!エフェクトだけど!
藍夕顔:特にほしいものがなければ、徹甲弾を購入しますよー
ニナ・ブラント:大丈夫ですー
切名弓人:照準器をブレイドバレットに取り付けます。
七竃オリエ:こちらはOKです
ニナ・ブラント:侵食率は4上昇!
ニナ・ブラント:以上!
切名弓人:これで以上!
藍夕顔:6Dx+5>=10 手配師、侵蝕ボーナス、能力訓練:社会で徹甲弾!
DoubleCross : (6R10+5[10]>=10) → 9[1,3,4,4,7,9]+5 → 14 → 成功

GM:強い
藍夕顔:では切名くんに渡そう。射撃武器だからね!
切名弓人:頂きます!
藍夕顔:IC86、対象の装甲-5使い捨てだ!
GM:便利アイテムですね。
GM:では、改めてシーン終了です!

ミドルフェイズ06

GM:次のシーン。シーンプレイヤーはオリエちゃん。
GM:他のPCもシーンに出たい人は登場可能です。
七竃オリエ:1d10+54
DoubleCross : (1D10+54) → 5[5]+54 → 59

GM:オリエちゃんのもとにジャックからの連絡が入るシーンですね。
ニナ・ブラント:様子見していよう
切名弓人:自分も様子見しましょう
GM:夕顔さんはシーンに登場しますか?
藍夕顔:様子見します!
GM:了解です。
GM:では、場所は……どこがいいですかね
GM:電話がかかってくるだけなので、どこでもオーケーなのですが
七竃オリエ:どうしよう、前のシーンの続きで学校でもいいですし
GM:じゃあ、学校帰りとかにしますか
GM:夕暮れ時。転校初日の授業も終わり、帰る時間だ。
七竃オリエ:本拠地に帰ってからでもいいな
GM:あ、どっちでもいいですよ
七竃オリエ:学校帰りで!
GM:オリエちゃんの自室とかでも
GM:どっちにします?
七竃オリエ:学校帰りの道とかで
七竃オリエ:オッケーです
GM:了解です。
GM:というわけで夕暮れ時。転校初日の授業も終わり、帰る時間だ。
GM:クラスメートの女子生徒がキミに声をかけなたりしながらすれ違っていく。
女子生徒:「オリエちゃん、じゃあねー。また明日ー」
七竃オリエ:(あーあ、中学ぶりだけど、なかなかめんどくせえな、ガッコー)手を振り返したりなどしながら。
GM:キミが夕焼けを背に、通学路を歩いていると携帯電話が鳴ります。
七竃オリエ:(ま、お仕事だしね。そこは気を抜かないようにしなきゃ……)
七竃オリエ:「あん?」携帯電話を即ポケットから出し、相手を確かめる。
GM:発信者はジャックのようだ。
七竃オリエ:「……ジャック。あいつ。今更何を……」とりあえず出ましょう。
ジャック:『……お、オリエか!?今どこにいる!助けてくれ!』
GM:走りながら通話しているのか、息が荒く、電波状況も悪い。
七竃オリエ:「ジャック? お前……どうした。何があった」
ジャック:『お前が正しかった。ヤツは……ダブルフェイスは狂っている』
七竃オリエ:「ハ、今さら古巣の家族が恋しくなったかよ……って状況でもなさそうだな」
GM:電話の向こうで銃声が聞こえる。
七竃オリエ:「アンタこそ今どこにいるの。一人?」つかつかと歩きながら通話を続ける。
ジャック:『クソ!もう追いついてきやがったのかよ!……ああ、ダメだな。こりゃ助からねェ』
ジャック:『俺のことはもういい。それよりよく聞け、オリエ』
ジャック:『ヤツは本気でフェイタル・ストリングスを潰すつもりだ。アレを見て分かった』
七竃オリエ:「……ジャック」
七竃オリエ:「アレ? アレって? いや、それより場所を教えろ。アタシがすぐ行ってぶち壊してやるから!」
七竃オリエ:「諦めんな、ジャック!」
ジャック:『……人間だよ。俺が見たのは。あンなもンを人間って呼んでいいのかどうか分かンねェけどな』
ジャック:『俺、学がねェからどうすりゃいいか全然わかンねェけど、なンとかしてくれよ。お前、腕がいいだろう』
七竃オリエ:「ああ、その腕利きのオリエ様がわざわざアンタのために時間を割いてやってるんだから! 助けてやるから!」
七竃オリエ:「もうちょっとの我慢だから。場所を……」焦りながら、どこへとも知れず走り出している。
ジャック:『……サンキューな、オリエ。俺が今いンのは』
GM:電話の向こうの銃声が近くなる。
ジャック:『やめろ!来るな!離せ!はな——』
GM:耳障りな激しいノイズがし、通話はそこで途切れる。
七竃オリエ:「ジャック、ジャック! おい!」切れた電話に向かって叫び、
七竃オリエ:「クソッ!」電話を地面に叩きつけようとし、手を止める。
七竃オリエ:(なんだ、今の……。本気でアタシ達を潰す?)
GM:ジャックの話からすると、ダブルフェイスが何か大きな計画を実行に移そうとしていることはまず間違いなさそうです。
GM:それも、かなり過激な方法で。
七竃オリエ:(……ボスと、姐さんに知らせなきゃ。何かスゲー嫌な予感がする)
七竃オリエ:(ジャック。悪い。最後に言ってやれなかった。一度出てったって、アタシとアンタはファミリーだよって)
GM:では、オリエが不安にかき立てるられているところでシーンを切りましょう。
七竃オリエ:道に立ち尽くし、小さく息を吐き、携帯電話を再び取り出す。
七竃オリエ:というところで。
GM:了解です。
GM:ロイスの取得と感情変更、および購入判定が可能です。
七竃オリエ:ロイスはなし、応急手当キットを購入します。
七竃オリエ:1dx=>8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 8[8] → 8 → 成功

GM:お、成功ですね
七竃オリエ:やったあ。
七竃オリエ:以上です!

ミドルフェイズ07

GM:では、次のシーン。
GM:シーンプレイヤーはニナちゃん。
GM:弓人くんも自動登場になります。
切名弓人:はーい
ニナ・ブラント:はい!
切名弓人:1d10+74
DoubleCross : (1D10+74) → 6[6]+74 → 80

ニナ・ブラント:1d10+77
DoubleCross : (1D10+77) → 6[6]+77 → 83

GM:ニナちゃんの自室で2人が話をするシーンになります。
ニナ・ブラント:了解ですやった!
切名弓人:ドキドキ
GM:ニナに話がしたいと言われた弓人はアジトにある彼女の部屋へとやってきた。
切名弓人:ニナに招かれて彼女の部屋に来たものの、そわそわした様子で突っ立っている。
ニナ・ブラント:「……」
切名弓人:「………え……えーと」
切名弓人:「ニナ、今日は何の用で…?」
切名弓人:落ち着きがない。
ニナ・ブラント:ちなみに、最低限の調度品しか置いていない部屋です。机に置かれている化粧品の山々と、窓際にかけられた大量の服を除いて。
切名弓人:化粧品と服からは意識的に目を逸らしている。
ニナ・ブラント:「話が、あって。……」首をかしげる。何かおかしいと気づく。
切名弓人:「お話、ですか。……どうしました?」首を傾げたのを見て。
ニナ・ブラント:「座って。…ここか、」ひとつだけの椅子を指差す。「…ここ」ベッドを指差す。
切名弓人:「あ、はい。それでは失礼して」椅子の方に腰掛ける。
ニナ・ブラント:「うん」こちらは立っている。
切名弓人:「…ニナは座らないんですか?ベッド、空いてますよ」
ニナ・ブラント:「……」
切名弓人:「あ、い、いえ、特にその、疚しい気持ちで言っているのではなく…!」
ニナ・ブラント:とことこと歩いて、弓人さんの足元にぺたんと座る。
切名弓人:「ボクだけ座っているのは悪…っ!?」
ニナ・ブラント:「どうしたの」
切名弓人:ぺたんと足元に座る美少女!女性に興味が然程ない弓人にもこれは強烈であった!
ニナ・ブラント:きょとんとした表情から、青い瞳が上目遣いで君を見ています。
切名弓人:「あ、え、えっと…… 破壊力、高いですよ、ニナ…」顔が赤い。
ニナ・ブラント:「……? そう」
切名弓人:「その……そういうの、男の人の前でしない方が良いです。襲われますから」
切名弓人:湯気が出ている。
ニナ・ブラント:「……」
ニナ・ブラント:首元のリボンに手をかける。しゅるんと解く。
切名弓人:「ッ!?」
ニナ・ブラント:「二代目も、したいの」
切名弓人:「い、い、い、いえっ!!そういう、いいい意味ではなくっ!」
ニナ・ブラント:ボタンに手をかける。
ニナ・ブラント:手が止まる。
切名弓人:手を添えて留める。
ニナ・ブラント:「そう」
切名弓人:「……は、…はい。」
切名弓人:「……自分のことは、大事にして下さい……できるだけ」
ニナ・ブラント:「……」
ニナ・ブラント:弓人さんの手を、こちらから握る。じっと目を見る。
切名弓人:「……ニナ?」
ニナ・ブラント:「二代目、二代目に聞きたいことがあるの」
切名弓人:ごくりと喉が鳴る。
切名弓人:「なんでしょうか…?」
ニナ・ブラント:「二代目、人を殺したこと、はじめてじゃなかったのね」
切名弓人:「………」
切名弓人:「ひと、…と言いますか。」
切名弓人:「人だったもの、を殺したことは、以前にもありました」
ニナ・ブラント:「…」
切名弓人:「それはとても人に近くて——だから、今回も、抵抗はありませんでした」
切名弓人:「………。」
ニナ・ブラント:「そう」
ニナ・ブラント:「二代目」
切名弓人:「はい」
ニナ・ブラント:「ボスは、あなたを、この世界に、巻き込みたくなかったんだと、思う」
ニナ・ブラント:「でも、あなたは、この組織を継ぐことを決意してて」
ニナ・ブラント:「人を殺したこともある」
切名弓人:「………はい」
ニナ・ブラント:「ボスは、あなたのことを頼むと私に言った」
ニナ・ブラント:「……」
切名弓人:「……」じっとニナの眼を見つめる
ニナ・ブラント:「…私は」
ニナ・ブラント:「ボスのもので、二代目のもので、どちらの命令にも答えなきゃ、いけないから」
ニナ・ブラント:「……」
切名弓人:そっとその頬に触れる。
切名弓人:「…申し訳ありません、ニナ」
切名弓人:「そのような板挟みに君を追い込む形になってしまって」
ニナ・ブラント:「なに」
ニナ・ブラント:「……」
切名弓人:「……父の思いは…ボクには完全には解りません。でも」
切名弓人:「ボクは、父に傍にいて欲しかった」
切名弓人:「今も…父の傍にいたい、近づきたい、その一心でここにいます」
切名弓人:「…それはボクの我侭なのでしょう。……」
切名弓人:「ですから、若し君が、ボクがボスに相応しくないと思うのなら」
切名弓人:「いつでも、この座からボクを引き剥がして下さい。…父との約束を守るために」
ニナ・ブラント:「………それは」
ニナ・ブラント:「命令?」
切名弓人:「……そうですね。」
切名弓人:「命令です。ニナ」
ニナ・ブラント:「そう。……それなら
ニナ・ブラント:「何度だって。あなたに誓う」弓人さんの手の甲に口付ける。目を細める。
切名弓人:「ん。…ありがとうございます。」
ニナ・ブラント:「…」
切名弓人:「……すみません。こんな命令ばかりで」
ニナ・ブラント:「ううん。いいの」
切名弓人
:(本当は)

切名弓人:(お願い、でも良かったのに)
切名弓人:(彼女はきっと、命令に従うから…それが解ってるから…ボクは…)
切名弓人:誤摩化すように、軽くニナの頭を撫でる。
ニナ・ブラント:「……」微かに身じろぎする。慣れていない。
切名弓人:「それで…他にお話はありますか?」
ニナ・ブラント:「うん」
切名弓人:「はい。なんでしょう?」微笑みながら。
ニナ・ブラント:「あのね、あなたの銃を、見せてほしいの」
切名弓人:「…銃を?構いませんが…」懐から刻印の入った銃を取り出す
ニナ・ブラント:弓人さんが銃を握ったまま、その手のひらをこちらから握ります。
切名弓人:「わ、…」
ニナ・ブラント:「これ、ボスから受け継いだ銃なの」
切名弓人:「………はい。」
ニナ・ブラント:「そう」
ニナ・ブラント:「二代目。あなたが、これを撃つときの瞳は、ボスにそっくりだった」
切名弓人:「父に……」
ニナ・ブラント:「………」
ニナ・ブラント:「ねえ、二代目」
切名弓人:「はい」
ニナ・ブラント:「お願いがあるの」
切名弓人:「なんでしょうか」
ニナ・ブラント:「いつか」
ニナ・ブラント:弓人さんが握ったままの銃を胸元に引き寄せる。銃口を自分の胸に押し付ける。
切名弓人:「…!?」
ニナ・ブラント:「こうやって、殺されてみたいの」
ニナ・ブラント:微笑む。
切名弓人:「え…、……」
切名弓人:何か言おうとするが、その微笑みに思考を奪われる。
ニナ・ブラント:「お願いね」弓人さんの手のひらに口付ける。
ニナ・ブラント:《水晶の剣》を弓人さんのブレイドバレッドにかけたいです。
GM:オーケーです。
ニナ・ブラント:攻撃力が6上がります!
切名弓人:ありがとうございます!
ニナ・ブラント:こちらの侵食率は4上昇。
切名弓人:固まっている。やがて、絞り出すように、
切名弓人:「……わかり、ました」 そう、答えた。
GM:では、その時、部屋のドアがノックされる。
黒服の男:「ニナさん、鬼望月花からの召集です。すぐに来てください」
GM:前に弓人くんのところにも来た黒服の男——名前を鮫島と言います。彼の声です。
ニナ・ブラント:「……」手のひらを離す。
ニナ・ブラント:「わかった」
切名弓人:「…夕顔さんからの、招集…?」
切名弓人:訝しげに眉を寄せる。
切名弓人:「…ボクも行きます」
ニナ・ブラント:「……」コクンと頷く。
GM:では、そうして2人が部屋から出たところでシーンを終了しましょう。
GM:ロイスの取得と購入が可能です。
切名弓人:ロイスはなし、応急手当を購入します。
ニナ・ブラント:どちらも保留で!
切名弓人:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[2,5,6,7,10,10]+10[6,10]+6[6]+1 → 27

切名弓人:…
藍夕顔:回ってる……!
GM:た、高い
ニナ・ブラント:なにこれ
七竃オリエ:すごい
切名弓人:もっと他のもん買えばよかった!(そう言う時に限って応急手当)
七竃オリエ:あるある!
切名弓人:という訳で早速使用します。
切名弓人:5+2d10
DoubleCross : (5+2D10) → 5+11[10,1] → 16

GM:どうぞどうぞ
切名弓人:わーい
GM:それでは改めてシーン終了です。

ミドルフェイズ08

GM:次のシーン。シーンプレイヤーは夕顔さん。
GM:他の3人も自動登場です。
藤(肉球):藍夕顔の侵蝕率が3上昇。(侵蝕率:75->78)
ニナ・ブラント:1d10+87
DoubleCross : (1D10+87) → 8[8]+87 → 95

七竃オリエ:1d10+59
DoubleCross : (1D10+59) → 10[10]+59 → 69

切名弓人:1d10+80
DoubleCross : (1D10+80) → 3[3]+80 → 83

ニナ・ブラント:オリエちゃんとの差がw
藍夕顔:アップとダウンの差w
七竃オリエ:10上がってもまだこの位置
GM:というわけで、このシーンは情報収集のシーンになります。
GM:夕顔の執務室に集められて、状況を説明されて調査へと向かうといった感じですかね。
藍夕顔:場所はどうするかなー
藍夕顔:はい
藍夕顔:では皆が勢ぞろいしたところで
藍夕顔:「お茶の用意もないのに、集まってもらってごめんね。緊急の件よ」
切名弓人:「いえ、構いません。何があったんですか?」
藍夕顔:「先日、我がフェイタル・ストリングスを離脱し、ダブルフェイスのもとへ走った少年がいたのだけれどね……オリエ」と、電話の件をうながします。
七竃オリエ:「ああ。奴から電話が来た。追われてるようだった。アタシは……助けられなかった」
七竃オリエ:「その時、妙なことを言ってたんだ。『ヤツは本気でフェイタル・ストリングスを潰すつもりだ。アレを見て分かった』」
七竃オリエ:「さっぱりわかんないけど、ダブルフェイスの奴が何か妙なことを企んでるってことだけはわかった」
七竃オリエ:全員を見渡す。
藍夕顔:ふう、とため息をついて。「まさしく鬣狗(ハイエナ)というわけね」
ニナ・ブラント:「……」無言でオリエを見ている。
切名弓人:「………相手が潰すつもりで来るならばこちらは抵抗するまで、ですが」
切名弓人:「『アレ』とは一体…?」
切名弓人:「相手の手が解らないうちは動きづらいですね」
七竃オリエ:「人間だけど、人間って呼んでいいのかもわからないような何か、らしいよ」
藍夕顔:「どうにも嫌な予感がするわね、私はこの通りひ弱だし」
藍夕顔:「情報は力なり。彼らの動きを、手の内を探ってやりましょう」
藍夕顔:「そう簡単に、フェイタル・ストリングスは断ち切れないと、思い知らせてやるわよ」
切名弓人:「……人間。……そう呼んで良いのか解らないような何か」むかし殺した人間だったものを思い出す。
切名弓人:「…嫌な感じだ。」
七竃オリエ:「情報かあ。アタシの苦手分野だけど、ま、やるこたやるよ」頭の後ろで手を組みながら。
切名弓人:「夕顔さんの言う通りですね。今は情報が欲しい。どう動くかはそれから決めましょう」
ニナ・ブラント:「…」コクンと頷く。
藍夕顔:1D88 易占
DoubleCross : (1D88) → 17

藍夕顔:「……天山トン。振り向くな、か」
ニナ・ブラント:「……」
藍夕顔:投げ上げ、受け止めた硬貨の卦を見て、眉をしかめる。それが示すのは引退、隠遁、自己逃避。
藍夕顔:「良い卦ではないけれど、袋小路ではない。逃げることが道が開けることも、ある」己に言い聞かせるよう、小さくつぶやき。
藍夕顔:「さあ、敵が隠したい奥の手とやら、暴きに行ってやりましょうか」皆に呼びかけた。
GM:では、情報収集が可能な項目は以下の通り。

・フェイタル・ストリングス・ギャングについて 〈情報:裏社会〉〈情報:噂話〉難易度7
・ダブルフェイスについて 〈情報:裏社会〉〈情報:警察〉難易度8
・ダブルフェイスの計画について〈情報:裏社会〉〈情報:軍事〉難易度9
・ジャックについて〈情報:裏社会〉〈情報:噂話〉難易度6

GM:今のところはこの4つです。
藍夕顔:ふむ。みなさん《戦術》はいりますか?
GM:ゲーッ!そういえばそんなものがあった!
七竃オリエ:あるとうれしいかも(社会1)
ニナ・ブラント:きゃー!ほしいです!
切名弓人:使えるのなら是非!
藍夕顔:では戦術! 私以外全員、次のメジャーアクションで+5Dです!
藤(肉球):藍夕顔の侵蝕率を+6した
GM:高性能だ!
ニナ・ブラント:つよい!ありがとうございます!
七竃オリエ:いただきます!
藍夕顔:占いはさっきやったので、あのあたりで使った感じだと思ってください
切名弓人:じゃあ私は一番高いの行こうかな
切名弓人:ダブルフェイスの計画についてか。
七竃オリエ:ジャックについてがいいかな……ロイスだし
ニナ・ブラント:ジャックはオリエちゃんに成功してほしい…!
ニナ・ブラント:私はフェイタル・ストリングス・ギャングについてをいこうかな
藍夕顔:私はみんなが終わった後で残りに挑戦するかな。コネしかないですが。
切名弓人:では、振ります!
GM:どうぞ!
切名弓人:11dx+1 裏社会で振ります。計画について
DoubleCross : (11R10+1[10]) → 10[1,1,1,2,3,4,5,5,6,8,10]+1[1]+1 → 12

GM:おお、成功ですね。
藍夕顔:ばっちり!
ニナ・ブラント:では私も!
ニナ・ブラント:9dx+1>=7 〈情報:裏社会〉で、フェイタル・ストリングス・ギャングについて。
DoubleCross : (9R10+1[10]>=7) → 8[2,2,3,6,7,7,8,8,8]+1 → 9 → 成功

ニナ・ブラント:やった!
七竃オリエ:おおー
七竃オリエ:ではいきます
七竃オリエ:7dx+1=>6 ジャックについて噂話で
DoubleCross : (7R10+1[10]>=6) → 6[1,2,3,4,4,6,6]+1 → 7 → 成功

藍夕顔:順調!
七竃オリエ:ほっ
ニナ・ブラント:おお!よかった!
GM:おお、無事に成功。
藍夕顔:では残りはダブルフェイスについてですね
GM:ですね。
藍夕顔:6Dx+2>=8 裏社会でダブルフェイス、侵蝕ボーナス、情報屋、能力訓練
DoubleCross : (6R10+2[10]>=8) → 9[1,1,4,5,8,9]+2 → 11 → 成功

藍夕顔:よっし!
切名弓人:やったー!
ニナ・ブラント:お見事!
七竃オリエ:全成功!
GM:では、順番に情報を公開していきましょう。
GM:まずはフェイタル・ストリングス・ギャングについて

Z市の裏社会を牛耳る4つのギャング組織のうちの一つ。
元々は表の社会で生きられなくなった者たちが寄り集まってできた集団であり、それが初代ボス力によって少しずつ拡大していったものである。
現在はボスの死によって離反者も相次ぎ、他の組織の脅威に晒されている。

拠点としては構成員たちの執務室や居住スペースのあるアジトの屋敷、チャイニーズレストラン“金鶴楼”、バー“アルジャーノン”の三箇所が仲間たちが集まる際に使用されることが多い。

GM:この辺は主に弓人くん向けの情報ですね
切名弓人:ほうほう
藍夕顔:そんな拠点あったんだ……
GM:チャイニーズレストランはオープニングでもちょっと出てきました。
藍夕顔:あ、あそこうちだったんだ!w
GM:そういうことにしてみましたw
藍夕顔:きっと夕顔が年取って引退したらレストランの仕事だけで食っていくに違いない
GM:次にダブルフェイスについて

Z市の裏社会を牛耳るギャング組織のトップ。銃器の密売、密輸入のルートを取り仕切っておりそこから多額の資金を得ている。
武装したギャングたちは戦闘力も高く危険である。

元々ダブルフェイスはZ市警察署に務める優秀な刑事だったが、仲間の刑事の裏切りに遭いギャングに妻を殺害されて自らも命を落とし、オーヴァードに覚醒したという過去がある。そのため、ギャングと警察に対して深い恨みを抱いている。

GM:以上です。
GM:次はダブルフェイスの計画について

数年前からダブルフェイスがプロフェッサー・デスという研究者を雇って進めていた計画。
1体のオーヴァードの体内にありとあらゆる銃器、兵器を埋め込んだ究極の生物兵器を作り出し、他の全てのギャング組織を潰す戦力にするというもの。
ボス・切名雅人によって研究施設を潰され、完璧な実験体であったニナ・ブラントを失ってからは計画が滞っていたが、
最近になってようやく完成の目処が立った。

完成した実験体は“ブラック・オーダー”と呼ばれているが、その詳細は極秘とされているため一切の情報が不明である。

GM:この情報が公開されたことによって新たな情報収集項目が現れるのですが、これは少し特殊なものになります
切名弓人:ほむ
藍夕顔:おお

・“ブラック・オーダー”について〈情報:裏社会〉〈情報:軍事〉 一定の条件を満たすまで情報収集不可

ニナ・ブラント:!
切名弓人:まだ情報収集出来ないのだな…
GM:あらゆる情報が秘匿されているので、現在は項目が判明するのみです。
ニナ・ブラント:むむむ…
GM:また、この情報が明らかになったことで次のシーンでトリガーイベントが発生します。
藍夕顔:きゃあ
GM:最後にジャックについて

下町の貧しい家の生まれで、現在はフェイタル・ストリングス・ギャングの末端エージェントをしていた。
ブラック・ドッグ/モルフェウスのクロスブリードで、拳銃などと同調して操り、攻撃する戦闘スタイルが得意。

フェイタル・ストリングスを離れてダブルフェイスの組織に移ろうとしていたがオリエに連絡を取ってからの消息は不明。
ダブルフェイスによる何らかの実験に使われた可能性が高い。

GM:以上です。
藍夕顔:「这个该死的(あのクソ野郎)」
藍夕顔:あ、やっぱちょっと無理な漢字だったか……(フォント変
GM:こちらも次シーン以降でトリガーイベントが発生する!
ニナ・ブラント:あわわ
切名弓人:「…ブラック・オーダー。それが…『アレ』…の正体……詳細は完全に秘匿されている…」
七竃オリエ:「ジャック……! あの後……」壁をドン、と叩く。
切名弓人:そして、ニナの方に視線をやる。
ニナ・ブラント:「……」沈黙している。自分の両腕を固く握りしめている。
切名弓人:そっとニナの方に行って、その肩を抱いてやる。
藍夕顔:オリエを慰めたいけれど、無理に希望的観測を伝えるのも残酷であろう、とため息をつく。
切名弓人:「………」そして、オリエの方を気遣わしげに見つめる。
切名弓人:失われたかも知れないものと失われたであろうもの。それに対して何を言えば良いのか解らない。
ニナ・ブラント:「……」びくりと体が強張る。が、依然として無言のままでいる。
七竃オリエ:「ジャックは助けを求めてて……アタシ、応えてやれなかった。ファミリーだってのに」すん、と鼻を鳴らし。
切名弓人:「……ダブルフェイスを止めましょう。」
七竃オリエ:「けど、落ち込んでらんない。次の手を打つんだろ」
切名弓人:「今、ボクたちに出来ることは、それだ」
藍夕顔:「もちろんですわ、二代目」
藍夕顔:「我々はフェイタル・ストリングス。闇の秩序(ブラックオーダー)を名乗るならば、我らがいましめを破ってみるがいい」
切名弓人:「…ええ。オリエ。次の手です。それがきっと、彼のためにもなる」
ニナ・ブラント:「……止める」
切名弓人:「父の張った糸。…絆。それを壊そうというのなら」
切名弓人:「ボクは…許すことはできない」
七竃オリエ:「ああ。さすがボスだ」やや元気はないものの、目を細めて力強く頷く。
七竃オリエ:「ついていきます。どこまでも」スカートの裾を軽くつまみ、優雅にお辞儀。
切名弓人:「ありがとう。オリエ。頼りにしているよ」
ニナ・ブラント:「…」
ニナ・ブラント:「それが、二代目の、命令なら」
七竃オリエ:「"吸血鬼"の弾丸、どうにでも使うといいよ」にっと笑います。
ニナ・ブラント:小さな声でそれだけ言う。
切名弓人:「ああ。ついて来てくれ、ニナ」
ニナ・ブラント:「……」目を合わせられない。微かに頷く。
ニナ・ブラント:怖がっていることを悟られたくはない。
切名弓人:「………」
切名弓人:「君たちは。…ボクの父が遺してくれた、ボクの新しい家族です」
切名弓人:立ち上がり、みんなを見回して言う。
切名弓人:「だから、必ず護ります。」
藍夕顔:「あら……」
藍夕顔:ぱたぱたと、扇子で自分の顔をあおぎ、こほんと咳払い。「光栄ですわ」
藍夕顔:照れ隠しである
切名弓人:にっこりと笑い、
切名弓人:「どうぞ、心行くまで、君たちの力を発揮して下さい。そのためにボクはいます」
ニナ・ブラント:「……」弓人さんを見て、まぶしそうに目を細める。
GM:では、弓人くんがそう力強く言い切ったところでシーンを切りましょう。
ニナ・ブラント:「(ボス、大丈夫、二代目は、私が)」
ニナ・ブラント:「……」コクンと頷く。
GM:このシーンは情報収集をしたので、ロイスの取得のみ可能です。
切名弓人:フェイタル・ストリングスへのロイスの感情を 庇護:○/重圧 に変更したいです。
七竃オリエ:ロイスはなしで。
藍夕顔:「ボスの組織」をSロイスに指定します!
ニナ・ブラント:おお
藍夕顔:というか名前もフェイタル・ストリングスに変えておこう
GM:Sロイスに!
藍夕顔:ファミリー、大事
GM:みんなにとって組織がかなり重要なものになっている感じですね。
藍夕顔:ちなみにSロイスは基本的に切らない方針ではありますが、私のDロイスは「特権階級」ですので
藍夕顔:いざというときはタイタス昇華支援ができますゆえ、クライマックスの際にはお頼りください
GM:心強い。
切名弓人:つよさ・・・
ニナ・ブラント:そうだなあ、初期ロイスの非合法組織への感情の表裏を逆転させます。憎悪:○/恐怖→憎悪/恐怖:○で。
GM:では、他の人もよければこれでシーンを切りましょう。
GM:おお、了解です。
ニナ・ブラント:そして「ダブルフェイスの組織」に名称を変更しますw
ニナ・ブラント:以上で!
切名弓人:こちらも以上!
GM:では、改めてシーン終了です。

ミドルフェイズ09

GM:次のシーン。侵蝕率の高いところ申し訳ないが、シーンプレイヤーはニナだ。弓人くんも自動登場です。
GM:他の人もシーンには登場可能です。
切名弓人:83+1d10 はーい
DoubleCross : (83+1D10) → 83+3[3] → 86

ニナ・ブラント:1d10+95 お任せあれ!
DoubleCross : (1D10+95) → 7[7]+95 → 102

切名弓人:あわわわ
ニナ・ブラント:大丈夫、大丈夫!
GM:ちょっと心配になってきました。
ニナ・ブラント:なんとかなるなる!
GM:ニナのもとに、ある人が現れるシーンですね。
ニナ・ブラント:怖いよう
GM:怖くないよう
切名弓人:ニナに手を出したらひどいぞ!
GM:場所は……日が暮れてニナが弓人くんを家まで送っている途中とかがいいですかね。
ニナ・ブラント:オーケーです!
切名弓人:送られる!
GM:2人は暗い夜道を一緒に歩いています。
ニナ・ブラント:「………」緊張しているので、いつも以上に無言だ。
GM:その時、キミたちの耳にコインを弾くような音が聞こえてくる。
切名弓人:音のする方を見ます。
ニナ・ブラント:「……」ピクリと反応する。反射的に身構える。
GM:《ワーディング》が展開される。
GM:キミたちの前に立っているのは硬質な鉄製の仮面で顔の左半分を覆ったスーツ姿の男、ダブルフェイスだ。
ニナ・ブラント:「!」即座に両手剣を構える。
切名弓人:「……あなたは」身構える。懐に手を入れる。
ダブルフェイス:「フェイタル・ストリングスの新しいボスか。お前のことは結局、始末し損ねたな。だが、今はお前に用はない」
切名弓人:「…!」ニナを庇うように前に立つ
ダブルフェイス:「話があるのはそっちの女だ」ニナを指差す。
ニナ・ブラント:「二代目。だめ。逃げて」
ニナ・ブラント:「……」剣の柄を握る手が震えている。
切名弓人:「いいえ。貴方を置いて逃げる訳には行きません。それに」
ダブルフェイス:「被験体5号……いや、今はニナ・ブラントと名乗っているのだったか。お前を迎えに来た」
切名弓人:「今の貴方では…戦えない」
ニナ・ブラント:「…っ」
ダブルフェイス:「お前は私の計画において優秀で完璧な実験体だった。お前ほどの適合性を示した者は他にいない」
切名弓人:「……」その言葉に目が険しくなる。
ニナ・ブラント:「知らない」
ダブルフェイス:「お前は今のままでは空っぽで無価値な、人殺しの小娘だ」
ニナ・ブラント:「…知らない」
ダブルフェイス:「だが、私のもとに来ればお前は完璧で最高の存在としてその力を振るうことができる」
切名弓人
:「…黙って聞いていれば。」

切名弓人:「貴方が…この娘の何を知っていると言うんだッ!!」
切名弓人:「ただの一面だけを見て無価値と断じるのか、貴方は!!ただの兵器になる他価値はないと!?」
ダブルフェイス:「知っているとも。俺はその小娘の、元の主だ」
切名弓人:「主だったから何だと言うんだ」
切名弓人:「貴方は何も見ていない。ならば、主であったとて、何も知らないと同じだ」
ダブルフェイス:「ならお前は実際に話をしてみてどうだった?人形のように主に尽くす以外、その娘に何があった?」
ニナ・ブラント:「いい。二代目。だめ」か細い声で言う。
切名弓人:「確かにお前からはそう見えるんだろう」
切名弓人:「だが、ボクが見た彼女は、そうじゃない」
ダブルフェイス:「ほう?」
切名弓人:「生き方をまだ知らないだけの、不器用な女の子だ。そして、恐ろしい実験に、身をすくませる、ただの」
切名弓人:「一人の、女の子だ!!」
ニナ・ブラント:「……」呆然としている。弓人さんを見ている。
ダブルフェイス:「ふん、話にならんな。本人の意見を聞こうじゃないか」
ダブルフェイス:「ボスは死んだ。もうフェイタル・ストリングスには何の義理もないだろう。元の主のところに帰って来い」
GM:ニナに向けて手を差し伸べる。
ニナ・ブラント:「…!」びくりと後ずさる。おびえている。
切名弓人:「…ニナ。君の思いを、言うんだ」
切名弓人:「大丈夫。ボクが、ついてる」
ニナ・ブラント:「わ、たしは」
ニナ・ブラント:「……」
ニナ・ブラント:イージーエフェクト《完全演技》を使用したいです!
GM:どうぞ!
ニナ・ブラント:では。…いつもやってる通り。呼吸を落ち着ける。感情を鎮める。物言わぬ人形のように。
ニナ・ブラント:恐怖を、苦痛を、悪夢を、怖いものを忘れるために生み出した唯一の技術を、
ニナ・ブラント:ボスに見てもらいたくて、そのために、誰からも愛される綺麗な人形のようになりたくて培った技術を、
ニナ・ブラント:すべての根源に向かって使う。
ニナ・ブラント:「…わたし、は、…私は」できる限り。声を張り上げる。
ニナ・ブラント:「ボスによって生まれた、ニナ・ブラント。私は……あなたの、ものじゃない」
GM:ダブルフェイスは苛立たしげにニナを睨む。
切名弓人:「……ん。…頑張ったね、ニナ」 ぽんぽん、と肩を叩く。
ニナ・ブラント:「……」
切名弓人:「…だ、そうだよ。この娘は貴方の所には行かない」
ダブルフェイス:「それが、答えか?」
ニナ・ブラント:「私は、フェイタルストリングスを、このひとを、守る」
ニナ・ブラント:「それが、答え」
ダブルフェイス:「……そうか。ならば俺には力ずくという手もあるが」
ニナ・ブラント:「……」剣を握る手は、震えていない。
切名弓人:すっ、と銃口をダブルフェイスに向ける。
GM:キミたちは気配で周囲に武装したギャングたちが身を潜めていることが分かるだろう。
切名弓人:いつの間にか取り出していた銃。
GM:ダブルフェイスはキミたちを見据えたままコインを弾く。
GM:コインは綺麗に磨き上げられた表の面を上にして落ちる。
ダブルフェイス:「止めだ。忌々しいことだが、計画は現状のまま進めることにしよう」
GM:ダブルフェイスは振り向いてそのままシーンから退場します。
ニナ・ブラント:「………」
GM:同時に《ワーディング》が解除され、武装したギャングたちの気配も消える。
ニナ・ブラント:こちらも《完全演技》を解除します。
切名弓人:すっと銃を下ろし、懐にしまい直します。
ニナ・ブラント:敵の気配が消えたことを察すると、息を吐く。
切名弓人:「……大丈夫?ニナ」
ニナ・ブラント:「……」
ニナ・ブラント:弓人さんの顔を見る。瞳が潤んでいる。
ニナ・ブラント:弓人さんに駆け寄って、抱きつく。
切名弓人:「……うん。……うん」少し、逡巡した後、
切名弓人:その背に腕を回す。
ニナ・ブラント:「あのね」
切名弓人:「ん。」
ニナ・ブラント:「ボスが、よく、こうしてくれた、けど、わからなかった」
切名弓人:「…そっか」
ニナ・ブラント:「痛いのなら、わかるのに」
ニナ・ブラント:「死ぬことは、こわくないのに」
ニナ・ブラント:「こうされるのは、怖かったの」
切名弓人:「……今も、怖い…かな」
ニナ・ブラント:「ううん」
ニナ・ブラント:「あなたが、教えて、くれたから」
ニナ・ブラント:「楽しいって、こういう、ことね」
切名弓人:眼を細め、微笑みます。
切名弓人:「うん。」
切名弓人:「そうだよ、ニナ」
切名弓人:そっと背を撫でながら。
切名弓人:「ほら……君は、空っぽなんかじゃない」
ニナ・ブラント:「うん」
切名弓人:いとおしさを感じる。
切名弓人:(…でも、ボクは……ボクじゃ……)
切名弓人:(父の代わりには…)
切名弓人:目を伏せ、そっと、髪を撫でた。
GM:シーン終了。
GM:ロイスの取得と購入の判定が可能です
切名弓人:ニナちゃんのロイスを 慕情:○/憐憫 に変更。
ニナ・ブラント:やーん
ニナ・ブラント:慕情!
切名弓人:ニナちゃん大切にしたい…
ニナ・ブラント:弓人さんへのロイスを、感情変更します!/忠義:○/安心感/。
切名弓人:わー
GM:了解しました!
ニナ・ブラント:あ、ダブルフェイスの組織への感情を、タイタス化します!
GM:おお、タイタスに!
切名弓人:おお
藍夕顔:おお!
ニナ・ブラント:あー!それで、フェイタル・ストリングスに、ロイスを取得!
ニナ・ブラント:尽力:○/不安 で。以上!
GM:了解です!
GM:では、改めてシーンを終了しましょう。

ミドルフェイズ10 - マスターシーン

GM:次のシーンはマスターシーンになります。
GM:チャイニーズレストラン“金鶴楼”。
GM:フェイタル・ストリングスのギャングたちが集まり、賑やかに会話を交わしている。
GM:「それでよ、俺は一発ぶっ放してから、こう言ったのさ!『お代わりはいるかい?』ってな」
GM:「ああ、またその話ですか。よく飽きませんね。俺は耳にタコができましたよ」
GM:「ふふ、私はそのお話、結構好きですけど」
GM:「甘すぎるんですよ、アリサさんは。この男は単純ですからすぐその気になりますよ」
GM:「バカ野郎、妻帯者だよ、俺は。そんなの女房にバレたら殺されちまう!」
GM:そこでドアが開き、新たな客が入ってくる。
GM:17、8歳ほどの少年だ。
GM:綻びが完璧につくろわれたハンチングとダッフルコートを身に着けている。
GM:少年に気付いた店員がそちらに歩み寄っていく。
GM:テーブルを囲んでいた黒服の男やロシア系の少女もそちらに視線をやる。
店員:「よお、ジャック!珍しいじゃねえか、お前がこの店に来るなんてよ。いったいどういう風の吹き回しだ?」
ジャック:「金が……」
店員:「何?」
GM:訝しんだ店員は少年の顔を覗きこもうとする。
ジャック:「金が入ったンだ」
GM:ハンチング帽の下で、少年のターゲットサイト型の瞳が収縮し、拡大する。
GM:次の瞬間、店内は銃火に覆われた。
GM:シーン終了。

ミドルフェイズ11

GM:次のシーン。
GM:シーンプレイヤーは夕顔さん。
藤(肉球):藍夕顔の侵蝕率が7上昇。(侵蝕率:84->91)
GM:他のPCもシーンに出たい人は登場しても構いません。
ニナ・ブラント:休みます!
切名弓人:様子見します
GM:フェイタルストリングスの拠点の一つが襲撃されたという知らせが入るというシーンになります
七竃オリエ:登場したいです
藍夕顔:分けてあげたいこの侵蝕……
七竃オリエ:69+1d10
DoubleCross : (69+1D10) → 69+2[2] → 71

七竃オリエ:ちょびっと
GM:低い。
ニナ・ブラント:分けてあげたい…
七竃オリエ:ほしい……
GM:それでは夕顔さんとオリエちゃんが執務室で今後の対応について話をしているところからですね。
GM:そこに慌てた様子でギャングエージェントがやってきます。
藍夕顔:「あら、どうしたの、落ち着きのない」嫌な予感を覚えながら。
ギャングエージェント:「姐さん。金鶴楼が……襲撃を受けました」
七竃オリエ:「はあ!?」思わず声を上げます。
ギャングエージェント:「他の組織の仕業でしょう。何人もやられたようです」
藍夕顔:扇子を折り畳み、ぱん、と自身の手を打つ。
藍夕顔:「被害状況の詳細と、下手人の情報を頂戴」
藍夕顔:「急いで!」
ギャングエージェント:「まだ事態の収拾に務めている状況でして。現場に向かうのが一番手っ取り早いかと」
藍夕顔:少し考えて。
藍夕顔:「オリエ、一緒に来て頂戴。あなたは、二代目や、他のみなにもこのことを伝えて」
藍夕顔:「私は現場へ向かうわ。車を出して」部屋の出口へ向かいます。
ギャングエージェント:「かしこまりました」
七竃オリエ:「お、オッケー」立ち上がり、夕顔さんの後についていきます。
GM:ギャングエージェントは礼をして下がる。
藍夕顔:例のリムジンで、金鶴楼へ急行します。
GM:では、場所はチャイニーズレストラン金鶴楼に移ります。
GM:キミたちが店内に入ると、あちこちに銃痕や爆発痕があり、まるで戦車が暴れ回ったかのような酷い有り様です。
藍夕顔:「ここのアクアリウム、気に入っていたのにね」残念そうに笑って見せる。
GM:店内にいた数十人の人たちのほとんどは既に息がありません。
藍夕顔:だが、扇子を握りしめる手は、白く、固い。
GM:唯一、壁際で倒れている黒服の男がかすかな呻き声をあげています。
七竃オリエ:「ひっでえ……」死骸の傍らにしゃがみこみ、軽く触れます。
藍夕顔:彼らの顔を一人一人、確かめ……ようとして、男に気づく!
藍夕顔:「オリエ! 生きてるわ!」そちらへ駆け寄る
鮫島:「……姐さん。姐さんですか」
藍夕顔:「鮫島!?」
七竃オリエ:「……痛かったよなあ。苦しかったよなあ」ぽつりと呟き、それから男の元へ。
藍夕顔:怪我の様子を確認しましょう。
GM:男は銃弾を受けてはいますが、命に別状はないようです。
藍夕顔:ほっと胸をなでおろす。チャイナの裾を破いて、応急処置をしよう。
GM:ただ黒服の男が庇うようにして抱えているロシア系の少女は出血がおびただしく助かる見込みは限りなく低いでしょう。
藍夕顔:手当をしようと鮫島の体を動かして、かばわれた少女に気づき、さっと顔が青ざめた。
藍夕顔:「あ、ああ……」
鮫島:「……みんな、死んじまった。クソッタレですよ。この娘も、もう助からないでしょう」
鮫島:「まだ15ですよ。俺の半分も生きてない。ふざけてやがる」
藍夕顔:思わず出た呻き、さらに漏れる嗚咽を、喉の奥で、胸の奥で、噛み殺し押しつぶす。
藍夕顔:「鮫島」
藍夕顔:「この仇、必ず取るわ」血のにじむような声を絞り出して、少女の髪を撫でた。
七竃オリエ:「……」少女の手を取り、血に汚れた手を軽く舐めます。
七竃オリエ:《ブラッドリーディング》使用してもいいでしょうか?
GM:おお、そんなエフェクトが。
藍夕顔:おお
七竃オリエ:当時の状況できるだけと、少女の感情を知りたいです。
GM:血から分かる状況なので、かなり限定されたものにはなりますが、そうですね
GM:まず、少女を撃った相手が見知った人間であったこと。
GM:そして、気を失う間際の少女の恐怖の感情とそれに混じった虚ろな感情を読み取ることができます。
GM:虚ろな感情は「自分は何のために生まれてきたのだろう」とか「私の人生は何だったのだろう」といったようなものです。
七竃オリエ:「……怖かったな。しんどかったな」手を重ねてやります。
七竃オリエ:「大丈夫。アンタの命、アタシたちが繋げる。慰めになるかどうかはわかんないけど、それがファミリーだろ」
鮫島:「ああ。落とし前を……付けさせなきゃならねえ……」
GM:フラつきながら立ち上がろうとした男はその場に倒れる。
七竃オリエ:「おい、無理すんな!」
藍夕顔:「鮫島、無理をしないで。あなたはよくやってくれたわ」止めようと追いすがる
鮫島:「このぐらい……クソ。すみません」
藍夕顔:「……立て続けにいなくなられるのは、堪えるんだから」そっと囁いて、腕をつかんだ。
七竃オリエ:「なあ、鮫島さん。今、彼女の血からわかったことがあるんだけど」口元を拭って話しかけます。
七竃オリエ:「あの子、知ってる人間に襲われて、すごく驚いてた。アンタは見たの? 襲撃者が誰か」
鮫島:「あれは……ジャックだった。そんなはずはないと思うが、俺にはそう見えました」
七竃オリエ:「ジャッ……」絶句。
藍夕顔:「……ジャック」ぼろぼろのダッフルコートを着た少年を思い出す。
鮫島:「あいつ、様子がおかしかったんですよ。この店に入ってきた時から、どうも暗い感じで」
七竃オリエ:「まさか、そんなわけねえだろ! アイツは……だって、アイツ、逃げようとして、捕まって……そんで」実験に。
藍夕顔:「……何かのエフェクトで操られていたのかもしれないわ」
鮫島:「それにジャックのヤツはこんな大規模なことができるオーヴァードじゃあなかった。……何かおかしいですよ」
藍夕顔:「ふふっ。元仲間をわざわざ差し向けるなんて、鬣狗(ハイエナ)が考えそうなことだわ」
藍夕顔:「彼が以前より強くなったとしたら、オリエに電話した後捕まって、実験とやらを受けさせられたのでしょうね」
藍夕顔:「ふっ、あはっ。あはははははは!」
鮫島:「姐さん!?」
藍夕顔:扇子を打ちふるい、一気に開く。「ダブルフェイス! どこまでも私たちをコケにする!」
藍夕顔:はらわたが煮えくりかえるとはこのこと。五臓六腑が熱く、ノイマンの神経回路さえも焼けきれそうだ。
藍夕顔:「これではっきりしたわ。ダブルフェイス、あの男とその組織を打ち倒さない限り、われらに未来はない」
藍夕顔:「私たちの絆を、ファミリーを、どこまでも貶め辱めるその報い、魂が擦り切れるまで後悔させてやりましょう」
藍夕顔:「オリエ、鮫島。働いてもらうわよ」
七竃オリエ:「ああ、あいつのハラワタ掻っ捌いて、きったねえ血を全部飲みつくしてやんよ!」
七竃オリエ:ドン、と厚底靴で床を踏む。
鮫島:「私にできることでしたら、何なりと」
藍夕顔:では、後は現場の片づけを指揮するとしましょう。丁重に弔いをした上で、戦いに備える方向で。
GM:夕顔の指揮によって負傷者の手当や死亡した人の運び出しが行われる。
GM:といったところでシーン終了です。
藍夕顔:あ、ロイスの感情だけ変更をば。
藍夕顔:ダブルフェイスへの感情、感服/●脅威 を 執着/●侮蔑 に変更します。
GM:ロイスの感情変更や取得、購入判定がありましたらどうぞ
七竃オリエ:ロイスはなし。応急手当キットを使用してもいいですか?
GM:構いませんよ!
藍夕顔:購入は、あとは徹甲弾もう一つ買って、オリエちゃんに渡したいけど、どうです?
七竃オリエ:23+2d10
DoubleCross : (23+2D10) → 23+11[9,2] → 34

七竃オリエ:全回復してHP25になりました
藍夕顔:すっきり!
七竃オリエ:あ、いただけたらうれしい!
藍夕顔:7Dx+4>=10 では手配師使用
DoubleCross : (7R10+4[10]>=10) → 8[1,3,6,6,7,7,8]+4 → 12 → 成功

藍夕顔:どうぞー。使い捨てだが装甲-5にする弾!
七竃オリエ:ありがとうございますーいただきます!
藍夕顔:マイナーを消費するけれど、射程のある射撃ならまあ大丈夫でしょう
GM:では、あとは大丈夫ですかね?
藍夕顔:はい、こちら以上でーす
七竃オリエ:以上です!
GM:それじゃあ改めてシーン終了です。

ミドルフェイズ12

GM:次のシーンが選択次第ではミドルフェイズ最後のシーンになります。
GM:シーンプレイヤーは弓人くん。
GM:他の人たちも登場可能です。
切名弓人:86+1d10 はーい
DoubleCross : (86+1D10) → 86+2[2] → 88

ニナ・ブラント:様子見しまーす
GM:弓人くんに何かしら選択をしてもらおうというシーンですね。
七竃オリエ:登場しておきます
切名弓人:くっそう言うこととは
七竃オリエ:71+1d10
DoubleCross : (71+1D10) → 71+10[10] → 81

七竃オリエ:いきなりあがった
切名弓人:おいついてきた!
GM:では、場所はボスの執務室です。
GM:現場の状況を見てきたオリエちゃんが弓人くんに報告をしていたりするのでしょう。
七竃オリエ:では、頭に血が上っているので少し早口で、状況を伝えています。
GM:ダブルフェイスの組織による襲撃があり数十人の被害者が出たこと、弓人くんと話をしたアリサという少女が瀕死の重傷を負ったことなどを弓人くんは知ります。
切名弓人:状況を聞きながら指を鍵盤を引くように動かしている。落ち着かないときの仕草だ。
切名弓人:「……そうでしたか……」平静を装ってはいるがショックは大きい。
七竃オリエ:「姐さんはあちらの指揮をしてます。アタシは報告しろって言われて戻りました」報告なので一応丁寧語だ。
切名弓人:「………………こちらも、ダブルフェイスが直接ニナを差し出すように交渉に来ました」
切名弓人:「あまり悠長に構えていることは出来なさそうですね…」
七竃オリエ:「金髪を!?」
切名弓人:「ええ。彼女を例の兵器にするつもりで」
七竃オリエ:「アイツ、ほんとどこまで……!!」ボスの部屋の床は踏み鳴らせないので我慢!
GM:では、そこでオリエちゃんの携帯電話に連絡が入ります。
七竃オリエ:相手を確認します。
GM:発信者の名前は表示されていません。
GM:非通知状態のようですね。
七竃オリエ:「……ボス。出ます」そう言って、電話に出ましょう。
切名弓人:頷きます。
GM:電話越しに聞こえる声は加工された電子音声のようです。
GM:「七竃オリエだな?」
七竃オリエ:「……誰だよ。先に名乗れ」
ファウスト:「名前は……そうだな。ファウストとでも名乗ろうか」
ファウスト:「私はキミたちの協力者だ。安心してくれていい」
七竃オリエ:「ハ? アタシ今日正直いろいろあって、すぐにでもブチ切れそうなんだけど?」一瞬声を荒げ
七竃オリエ:「……まあいいや。協力者? 何の?」
ファウスト:「フェイタル・ストリングスの協力者だ」
ファウスト:「その近くに切名弓人はいるか?彼と話がしたい」
七竃オリエ:「!」ボスの方を見、
七竃オリエ:「……ちょっと待て」言い残してから、保留にします。
七竃オリエ:「ボス。妙な奴から電話。フェイタル・ストリングスの協力者だって」首を傾げます。
切名弓人:「我々の…協力者?」
七竃オリエ:「ボスに代わってほしいって。どうする? アタシが一喝してやってもいいけど」
切名弓人:「……いいえ、代わりましょう。協力者の存在を自分で把握しておきたいですし。」
切名弓人:「相手が妙なやつと言うなら、尚更」
七竃オリエ:「オッケー。保留ボタンここね」携帯電話を手渡します。
七竃オリエ:「油断はしないで」
切名弓人:頷いて携帯を受け取ります。
ファウスト:「……切名弓人、か?」
切名弓人:「はい。…貴方は?」
切名弓人:「協力者と伺いましたが」
ファウスト:「ああ。もう一度自己紹介をしよう。私の名はファウスト。善意の協力者だ。キミたちが置かれている状況はこちらも把握している」
切名弓人:(…ファウスト)初めて聞く名だ。静かに続きの言葉を待つ。
ファウスト:「ダブルフェイスは見せしめのために少しずつキミたちの拠点を潰していくつもりのようだ。ボスであるキミを直接狙うのは一番最後だろう」
ファウスト:「だが、失うばかりでなく、そこから得るものもある。ヤツらは暴れる度に情報の痕跡を残していく」
切名弓人:「……見せしめ」
切名弓人:「っ……それ、は」
ファウスト:「そう。見せしめであり、自分の力を誇示するためだ。だが、そこを利用できる」
ファウスト:「“ブラック・オーダー”は究極の兵器だ。未熟なキミが、あれと正面から戦っては勝ち目はない」
ファウスト:「気付かぬ振りをして敵にもう一度襲撃をさせ、“ブラック・オーダー”についての情報を集めろ。確実に敵に勝利するためにはそれが最善の手段だ」
切名弓人:「…勝つためには… 襲撃を見て見ぬ振りをせよ…と」
切名弓人:「………。」
GM:ここで、ルールの説明をしておきましょう。
GM:ブラックオーダーは「Eロイス:究極存在」を持っており、現状では戦闘になってもあらゆるダメージを受け付けません。
切名弓人:ぐえー
GM:「Eロイス:究極存在」を解除するためにはブラックオーダーについての情報収集をし、弱点を探る必要があります。
GM:次シーンになれば再び敵からの襲撃が発生しギャング構成員の犠牲が出ますが、それによってミドルフェイズの間に情報収集の判定を行うことが可能になります。
GM:また、敵の襲撃の前にこちらから仕掛けて戦闘を行いながら情報収集をすることで、犠牲を防ぐことも可能です。
GM:ただし、その場合はダメージを受けないエネミーと戦いながらの判定になるのでかなりの不利になることが予想されます。
切名弓人:ぐぬぬ
GM:特にニナなんかは現状でもかなり侵蝕率が上がっているので、かなり厳しい戦いにはなるでしょう。
GM:二つのうち、どちらでも好きな方を選択して構いません。
ファウスト:「悩む必要はない。確実に勝利し、組織を守るためだ。切名弓人」
GM:加工された電子音声が語りかける。
切名弓人:「…………。」
切名弓人:「……痕跡から、相手の情報が解るというのなら」
切名弓人:「それそのものと相対しても、情報は得られますよね」
ファウスト:「今の段階でブラックオーダーと正面から戦闘をするということか?それは賢明ではない」
切名弓人:「…家族をこれ以上殺されるのを、黙って見ていることは出来ません」
ファウスト:「だが、その判断によってニナ・ブラントも藍夕顔も七竃オリエも、そしてお前自身も命を落とすかもしれないのだぞ?」
切名弓人:「…わかっています、それでも」
切名弓人:「ボクがこの力を手に入れたのは、ボクのために犠牲になる人をなくすためです」
切名弓人:「それに……皆も、望んでませんよ」
切名弓人:「家族が殺されるのを、見て見ぬ振りをするなんて、ね」
ファウスト:「それがお前の決断か。ならば、もはや何も言うまい」
切名弓人:「…その決断が愚かだったかどうかはこれから明らかになります」
切名弓人:「でも、ボクは……運命を、引き寄せてみせますよ。ご安心を」
切名弓人:にっこり笑う。
ファウスト:「健闘を。切名弓人」
切名弓人:「ありがとうございます。それでは」
GM:それだけ告げて電話は切れる。
切名弓人:切れた電話をオリエに返す。
切名弓人:「皆を集めましょう、オリエ」
七竃オリエ:「……ボス」
切名弓人:「次の襲撃の場所は解りました。…皆で防ぐんです」
七竃オリエ:「……あの、アタシ、あの……」しばし迷い
切名弓人:「うん?」微笑みかける
七竃オリエ:「アイツがボスに何言ったかはわかんないけど……アタシ。ボスの決断を誇りに思う」
切名弓人:「ありがとうございます。…そう言っていただけると心強いです」
七竃オリエ:「アタシたち、ファミリーだもんね。あのね! 吸血鬼は、血が繋がってない相手でも家族にできるんだよ」にっと笑う。
切名弓人:「それは素敵ですね。…うん。ボクたちは、ファミリー。家族です」
切名弓人:「この絆の糸は、簡単に断ち切らせやしません」
七竃オリエ:「うん。……それじゃ、集合かけてきます」くるりと後ろを向く。
七竃オリエ:(家族なんだから。……たとえ、何か秘密があったとしても、大事な、家族なんだから)
七竃オリエ:(守る。アタシが。この手で)
GM:では、シーン終了。
GM:ロイスの取得や購入判定がありましたらどうぞ
切名弓人:応急手当!
切名弓人:6dx+1>=8
DoubleCross : (6R10+1[10]>=8) → 8[2,4,4,4,7,8]+1 → 9 → 成功

切名弓人:そして使用します!
切名弓人:16+2d10
DoubleCross : (16+2D10) → 16+15[6,9] → 31

七竃オリエ:ロイス、切名弓人への感情を○連帯感/不安に変更します。
切名弓人:HP24!全快!
七竃オリエ:購入はなし。以上です。
GM:了解です。では、改めてシーンを終了します。

ミドルフェイズ13 - マスターシーン

GM:クライマックスの前に、最後のマスターシーンです。
GM:ダブルフェイスのアジト。
GM:倉庫のような広い空間に耳障りな機械音が響いている。
GM:顔の左側を硬質な鉄の仮面で覆った男は闇に視線を向けながらコインを弾く。
GM:男の脳裏に過去の情景がフラッシュバックする。
GM:『署長賞、受賞おめでとう。君は全ての警察官の模範だ』
GM:『ありがとうございます。これからも街のために尽くします』
GM:『あなたはこの街の誇りよ』
GM:『全て君がそばで支えてくれたおかげだ』
GM:『——取り引き現場を押さえる。今度こそギャングどもを一網打尽にするぞ』
GM:『これは……!?待ち伏せです!捜査情報がどこかから漏れて——!』
GM:『俺たち刑事がどれだけ必死に捜査したって犯罪はちっともなくなりゃしない』
GM:『それよりだったら犯罪者と手を組んだ方がよっぽど上手い商売ができるぜ』
GM:『貴様……!』
GM:『お願い、あなた。この街の人たちのために……』
GM:『駄目だ。死ぬな。死ぬな!』
GM:『——君は運が良かった。その負傷でよく1人だけ生き残った』
GM:『ヤツが不起訴というのはどういうことです』
GM:『……証拠不十分だと判断された』
GM:『そんなはずはないでしょう。あれほど明確な証拠がある』
GM:『彼は、その……運が……良かったんだ』
GM:『賄賂か?それとも圧力をかけられたか?』
GM:『何を馬鹿なことを』
GM:『妻は自分を殺した悪人どもが正しく裁かれると信じて命を落としました』
GM:『ま、待て。落ち着け。君や私に非があるわけでは——』
GM:男はかつて警察署長賞の記念として贈られた短刀を手にし、そして——。
GM:暗闇に血が飛び散った。
ダブルフェイス:「警察が悪人を捕らえられず、法が罪を裁けないというのならば俺が代わりにやってやる」
GM:弾かれたコインは両の面を代わる代わる表に向けながら宙を舞う。
ダブルフェイス:「もう間もなく、闇の秩序が完成する」
GM:顔の左側を硬質な鉄の仮面で覆った男は憎悪に満ちた視線を暗闇に投げかけた。
GM:暗闇の奥では、覆い布が取り払われた檻の中で、実験による銃器との融合に失敗した人たちが転がっている。
GM:錆塗れの銃器を体のあちこちから生やした“失敗作”たちは耳障りな機械音のごとき呻き声を上げることしかできずにその場に倒れ伏している。
ダブルフェイス:「さあ、仕事の時間だ。“ブラックオーダー”」
GM:男はコインを弾く。
GM:マスターシーン終了。

クライマックス

GM:次はいよいよクライマックスフェイズです!
GM:シーンプレイヤーは弓人くん。
GM:他のPCも全員登場です。
切名弓人:88+1d10 行くぜ!
DoubleCross : (88+1D10) → 88+10[10] → 98

ニナ・ブラント:1d10+102 どきどき
DoubleCross : (1D10+102) → 10[10]+102 → 112

藤(肉球):藍夕顔の侵蝕率が3上昇。(侵蝕率:91->94)
ニナ・ブラント:うわあ・・・・
七竃オリエ:81+1d10
DoubleCross : (81+1D10) → 81+8[8] → 89

GM:バー“アルジャーノン”。
GM:キミたちはそこでダブルフェイスからの襲撃を待ち伏せる手筈となった。
GM:従業員らを退去させたバーで、キミたちは粛々と戦闘の準備を整えていた。
切名弓人:「まず、するべきことはブラックオーダーの弱点を探ることです」
ニナ・ブラント:「……」入り口近くに立って、話を聞いている。
藍夕顔:「ええ。私は戦闘のサポートより、まずは情報収集に努めるわ」
七竃オリエ:銃を構え、真剣な面持ちで頷く。
切名弓人:「皆さんにはきつい戦いを強いる形になってしまいましたが…」
藍夕顔:「初手で散開すれば、いきなり一網打尽にもならいでしょう。二代目、もう少し私たちを買い被ってくださいな」
切名弓人:「ここを勝ち抜けば…フェイタル・ストリングスをダブルフェイスから護ることが出来ます」
藍夕顔:「フェイタル・ストリングスの糸は、強靭です」
切名弓人:「…そうですね」
切名弓人:「頼りにしていますよ、皆さん」
七竃オリエ:「ん。前にも言ったろ。ボスの決断を誇りに思うってさ」
ニナ・ブラント:「私は、二代目がしたいことを、するだけだから」頷く。
七竃オリエ:「ボスの決断は、アタシたちの決断だ。バッチリ決めるよ」
藍夕顔:皆から一歩下がって弓人くんを見る。その眼差しは暖かい。
切名弓人:「……ありがとうございます」
切名弓人:(何としても…護り切ってみせる)
藍夕顔:「(私たちに犠牲を強いるよりも、苦しい戦いをしてでもファミリーを守る——あなたの決断は、そういうことよね)」
藍夕顔:「ふふ」嬉しげな微笑を、扇子で隠した。
ニナ・ブラント:「……」二代目を、そして他二人を見ている。
切名弓人:(父さん。…ボクは、戦うよ)
切名弓人:(父さんの遺したもののために。…あなたはそんな事しなくていいっていうのかな)
切名弓人:(でも、これが)
切名弓人:「皆を護るのが……今、ボクのやりたいことだから」
ニナ・ブラント:「……」二代目に視線を向ける。
ニナ・ブラント:「それなら、私と、同じね」
切名弓人:「………ニナ」
ニナ・ブラント:「あなたが、決めたこと、嬉しい」目を細める。
切名弓人:「…うん。……はい」照れくさそうに頬をかく
ニナ・ブラント:「(…二代目を守る。ボスの組織を、守る。それが。私の、使命。…私が、生きる意味)」
ニナ・ブラント:「(全てを、このひとに、ささげる)」
GM:では、そこでバーの扉が開く。
GM:そこには綺麗に繕われたハンチングとダッフルコートを着た少年が立っている。
GM:少年は店内の様子を見て動きを止める。
ジャック:「これは……待ち伏せか?」
藍夕顔:ジャックの姿を認める。見知った少年。だが、雰囲気は明らかに以前とは違う。
七竃オリエ:繕われた服装を見て、ぎりりと歯ぎしりをする。
切名弓人:その姿。その特徴。聞いていたものと差異があるものの、恐らくは。
切名弓人:オリエをちらりと見る。
ニナ・ブラント:「……」無造作に剣を構え、相手の出方を待つ。
ジャック:「……どうするンですか、ボス」背後に声をかける。
GM:店の前に止まったリムジンで様子を窺っていたダブルフェイスも異変に気付き、そちらへとやってきていた。
ダブルフェイス:「まさか自分たちの方から殺されにやってくるとはな!飛んで火に入るなんとやら、だ」
ダブルフェイス:「叩き潰せ、“ブラックオーダー”」冷酷に言い放つ。
ジャック:「ああ。やってやるよ」綺麗に繕われたハンチングとダッフルコートの少年が答える。
切名弓人:「……相手の攻撃を。"ブラックオーダー"の攻撃を。よく見るんです。」
七竃オリエ:「ジャック……!」銃を構えたまま、絞り出すような声で呟く。
ジャック:「ボスの命令だ。お前を殺さなくちゃならねェ、オリエ。俺は力を手に入れたンだ」
七竃オリエ:「うるせえ! 放蕩息子にゃお仕置きの時間だ。そんなチンケな力なんてなんだ!」
切名弓人:「……えぐいことをしますね。ダブルフェイス。いや、解っていたことか」
切名弓人:「………殺します」
ニナ・ブラント:「…」《完全演技》。平静に、敵を見る。
ダブルフェイス:「お前が足を踏み入れたのはそういう世界だ、若造」
切名弓人:「解っていますよ。あなたも、その中にいる」
ダブルフェイス:「ニナ・ブラント。お前が俺のもとに来なかったことは非常に残念だ。おかげでこんなところでお前を殺さねばならない」
切名弓人:「そして、ボクたちにはボクたちのやり方がある。そういうことです」
藍夕顔:「ブラックオーダー(闇の秩序)をハイエナが名乗るとは、笑わせる」
藍夕顔:ふ、と鼻で笑って。
ニナ・ブラント:「知らない。私が、あなたを殺すだけ」
藍夕顔:「この世界は、法に守られない世界、法に縛られない世界。だからこそ自ら身を守り、また重んじるべき不文律がある」
藍夕顔:「“法がないことが法”、それが闇の秩序よ。それすら守れない外道は、ダブルフェイス、あなたはただの厄物なの」
藍夕顔:「その愚かさ、そして我らに宣戦布告した報い、血であがなっていただきましょう」
切名弓人:くす、と笑って
切名弓人:「…そういうことです。」
ダブルフェイス:「……ふん、言ったところで分からんようだな」
ダブルフェイス:「どうだ、ニナ・ブラント?最後にもう一度だけチャンスをやろう」
ニナ・ブラント:「……」
ダブルフェイス:「俺のもとに下ればお前の命は助けてやる」
ニナ・ブラント:「…私の、命は。私のものじゃない」
ダブルフェイス:「何?」
ニナ・ブラント:「ニナ・ブラントは、フェイタル・ストリングスの、ボスのもの。二代目のもの」
ニナ・ブラント:「だから、私は、あなたの下には、いけない。…いかない」
切名弓人:「……ニナ」
ダブルフェイス:「よかろう。潰せ、“ブラックオーダー”。一人残らず、徹底的にな」
ジャック:「アイアイサー」
GM:ハンチング帽の下のターゲットサイト型の瞳が収縮し、拡大する。
GM:少年の体のあちこちから無数の砲身が現れ、キミたちを狙う!
GM:その圧倒的なまでの力に大気が震え、キミたちの体内のレネゲイドを脅かす!
GM:衝動判定だ!
GM:〈意志〉で難易度は9です!
藍夕顔:8Dx>=9
DoubleCross : (8R10[10]>=9) → 10[1,2,3,5,6,7,9,10]+1[1] → 11 → 成功

七竃オリエ:3dx+1>=9
DoubleCross : (3R10+1[10]>=9) → 5[2,4,5]+1 → 6 → 失敗

藍夕顔:2D10+94
DoubleCross : (2D10+94) → 13[9,4]+94 → 107

七竃オリエ:ぎょえー
切名弓人:4dx+1=>9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 6[2,2,5,6]+1 → 7 → 失敗

藍夕顔:オリエちゃーん!
ニナ・ブラント:6dx+1>=9
DoubleCross : (6R10+1[10]>=9) → 9[3,3,4,6,8,9]+1 → 10 → 成功

切名弓人:ぐあーーーー
藍夕顔:あっ二人目
ニナ・ブラント:2d10+112
DoubleCross : (2D10+112) → 7[1,6]+112 → 119

藍夕顔:ま、まあ情報収集するなら、マイナーで解除すれば!
七竃オリエ:2d10+89
DoubleCross : (2D10+89) → 15[7,8]+89 → 104

切名弓人:2d10+98
DoubleCross : (2D10+98) → 8[2,6]+98 → 106

切名弓人:レネゲイドがざわつき、衝動がかき立てられる。
切名弓人:「…殺します。あなたがたを。ボクが。殺します。殺します。…殺し、」帽子を押さえ、首を振る
切名弓人:「くそっ、こんな時に……ああ…!」沸き上がる殺戮への期待。
七竃オリエ:「あああ……畜生、畜生!」レースに覆われた袖を引き裂き、自分の腕に歯を突き立て、血を啜る。
七竃オリエ:「ジャック! 気をつけな……もしアンタに血が残ってんなら、アタシ、噛みついて全部吸い上げちゃうかもしれない……!」
ジャック:「ハッ、無様なもンだ」
ジャック:「それじゃあ、あンたら、死ンでくれよ!」
藍夕顔:「なかなか厳しい状況ね……」冷や汗をこらえながら
GM:一斉に銃火が放たれる!
GM:戦闘開始だ!
GM:まずは情報収集項目から。

・ブラック・オーダーについて〈情報:裏社会〉〈情報:軍事〉 難易度13

GM:そしてエネミーについてです。
藍夕顔:戦術で支援されたダイスが回ればなんとか……!
切名弓人:財産点は流石に使えないだろうなクライマックスだし
切名弓人:戦闘中だし…
GM:あくまでも情報収集なので財産点の使用も通常通り可能ですよ!
切名弓人:なんだって!
ニナ・ブラント:おお、やった
切名弓人:やったぜ
七竃オリエ:おおっ
藍夕顔:いいんだ!?
藍夕顔:財産、29点あるんですよ
藍夕顔:29点、あるんですよ(つぶらな瞳)
切名弓人:こっちは10点あるぞ!
GM:ヤバイ
GM:ヤバイ……
藍夕顔:楽勝!
GM:あ、あと相手を目の前にしての判定なので〈知覚〉での判定も可能ということにしましょう。こちらの場合は財産点の使用はなしで
藍夕顔:おお
七竃オリエ:なんと!
GM:そしてエネミーはブラックオーダー(行動値22)とダブルフェイス(行動値13)の2体。
GM:距離は5メートルで同エンゲージです。
藍夕顔:エンゲージ済みかあ
切名弓人:5メートルか
GM:店の中なのでそんなものかなあと
藍夕顔:ファンアウトは「戦闘移動」だから離脱できないし、これ入りませんね……
切名弓人
(ブラックオーダー、ダブルフェイス)
     |
    5m
     |
    PC

切名弓人:ですね
ニナ・ブラント:バーの中ですもんね
GM:説明はこんなところですかね。
切名弓人:同エンゲージなのは敵同士では!
GM:では、ラウンド進行に入っていきましょう
GM:まずはセットアップからです。
藍夕顔:ああ、間違えた
GM:エネミーは両者とも何もなし。
藍夕顔:それでは《戦術》+《ファンアウト》
藍夕顔:私以外PCは戦闘移動可能、また全員の判定ダイス+6Dです。
切名弓人:ファンアウトで5m後退します!
ニナ・ブラント:ありがたや!
藤(肉球):藍夕顔の侵蝕率を+10した
切名弓人:セットアップはなし!
七竃オリエ:なしです
藍夕顔:では演出でちょっと易占をば
ニナ・ブラント:ファンアウトで移動! 敵と同エンゲージに入ります!
藍夕顔:1D88 易占
DoubleCross : (1D88) → 10

七竃オリエ:ファンアウトで移動、7m後退します
藍夕顔:硬貨を投げあげ、手のひらで受け止めたそれを見る。「——天沢履」
藍夕顔:「この卦が示すのは、危険、虎の尾を踏む、不安定である、ということ」
藍夕顔:「臆するは凶。逃げずに、立ち向かう者だけが生き残る。ふふ、二代目の決断は、天命にもかなってるというわけね」
藍夕顔:ランダムなのにぴったりな卦が選べたようだ(演出以上です)
ニナ・ブラント:こちらは以上!
GM:では、セットアップはこれで終了。
GM:イニシアチブプロセスに移りましょう。
GM:まずは行動値22のブラックオーダーから。
GM:マイナーで《ダブルクリエイト》+《ハンドレッドガンズ》を使用
GM:《カスタマイズ》+《ヴァリアブルウェポン》+《マルチウェポン》+《コンセントレイト:モルフェウス》を使用してリニアキャノン、小型浮遊砲、ハンドレッドガンズ×2でオリエちゃんに攻撃します
GM:メジャーです
藍夕顔:盛りすぎぃ!
七竃オリエ:ひぎゃー
切名弓人:わあ
GM:では、命中いきますよー
GM:18dx7+0
DoubleCross : (18R10+0[7]) → 10[1,1,2,3,4,4,5,6,6,6,7,7,8,9,9,10,10,10]+10[1,1,2,2,2,8,10,10]+10[4,6,8]+10[9]+6[6] → 46

七竃オリエ:はい、リアクション不可です!
GM:じゃあ、ダメージ!
切名弓人:リア不!しつこく回っとる…
ニナ・ブラント:暴走中だったーー
GM:33+5d10
DoubleCross : (33+5D10) → 33+31[3,9,4,8,7] → 64

GM:64点!装甲無視!
ニナ・ブラント:なにその固定値!
切名弓人:やばさ
七竃オリエ:だめです!倒れて前ボスへのロイスをタイタス化昇華、復活!
GM:無数の銃口から放たれた銃弾がオリエに迫る!
七竃オリエ:「あああっ!」黒のワンピースに幾つもの穴が穿たれる!
ジャック:「オレはもうお前よりずっと強くなった。抵抗したって無駄だ。終わりだぜ、オリエ!」
七竃オリエ:がくりと膝をつき、それでもよろよろと立ち上がる。
七竃オリエ:「ハッ、これが? アタシより? 笑わせんなよ。まだまだ、アタシこうして立ってる!」
七竃オリエ:「どうせなら一撃で消し飛ばしてみなよ、迷子のジャック坊や!」
ジャック:「腹の立つヤツだ。いつまでオレを見下してるつもりでいやがる!」
GM:コートから排出された薬莢が落ち、弾丸がリロードされる!
七竃オリエ:「さあ、いつまでかな。アタシ、アンタの『姉』だもんね」血に塗れた顔で寂しく笑う。
ジャック:「今のオレにはお前の銃弾なンか効かねえ!次は跡形も無く吹き飛ばしてやる!」
GM:ブラックオーダーの行動はこれで終了。
GM:次は行動値16の弓人くんの番です。
切名弓人:行きます!まずはマイナーで暴走解除。
切名弓人:「はあ、はあ……今の、…今の攻撃から…見抜くんだ」
切名弓人:ぱちん、と自分の頬を叩き
切名弓人:「必ず…活路は…ある!」
切名弓人:メジャー!情報収集します。ブラック・オーダーについて。
切名弓人:戦術でダイス+6、侵蝕ボーナスも含めて…
切名弓人:13dx+1 情報:裏社会で判定!
DoubleCross : (13R10+1[10]) → 10[1,1,1,1,2,3,5,5,6,6,8,9,10]+9[9]+1 → 20

GM:余裕で成功ですね。
切名弓人:いえーい
ニナ・ブラント:おー!
七竃オリエ:やった!
藍夕顔:スゴイ! 二代目!
GM:では、情報を開示します。

ダブルフェイスが研究を進めていた兵器で、一つの人体にあらゆる銃火器を埋め込むことで究極の兵器を作り出すというもの。
現在はダブルフェイスが「Eロイス:憎しみの楔」によってコントロール下に置いたジャックという少年が素体となっている。

圧倒的な火力を有しており、「Eロイス:究極存在」の効果によってあらゆるダメージを受け付けない。
しかし、完璧な実験体であったニナ・ブラントを素体に使用することができなかったため、現在は不完全な融合が行われている状態である。

融合が不完全になっているターゲットサイト型の瞳を〈白兵〉か〈射撃〉の判定で20以上の達成値を出し、正確に狙い撃つことで「Eロイス:究極存在」の効果を解除することができる。

切名弓人:「……!!瞳です!オリエ!!」
七竃オリエ:「瞳、ね」目を細める。「了解、ボス」
切名弓人:「…お願い、します」
GM:では、次は行動値15のオリエちゃんの番!
藍夕顔:いけーやれー!(どんどんぱふぱふ
七竃オリエ:はい、まずマイナーで暴走解除。
七竃オリエ:メジャーでブラックオーダーの瞳を〈射撃〉判定で狙います。
GM:オーケー!判定どうぞ!
七竃オリエ:えーと、支援分も乗せて
GM:あ、この判定はエフェクトの使用も可能ですので
七竃オリエ:なんと!
七竃オリエ:では《カスタマイズ》《コンセントレイト:モルフェウス》使用します。侵蝕率4上昇。
七竃オリエ:19dx7+4 射撃
DoubleCross : (19R10+4[7]) → 10[1,2,2,2,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,5,7,8,9,9]+10[6,7,7,9]+10[3,4,8]+3[3]+4 → 37

GM:大成功ですね
ニナ・ブラント:おおおおー!やった!
七竃オリエ:いったーー
切名弓人:素晴らしい
藍夕顔:オリエちゃーん! ジャックー!
七竃オリエ:愛用の古い銃を構え、正確に狙いをつける。ターゲットサイト型の瞳。的は小さいが……問題ではない。発射!
GM:銃弾によって瞳は撃ち抜かれる!
GM:無敵だったはずの兵器から火花が上がる!
ジャック:「ああああああ!?オリエ、お前!何をした!?」
GM:片目を手で押さえながらブラックオーダーは狼狽する!
七竃オリエ:「ジャック、悪いけど言わしてね。アンタその目! そのコートに帽子!」銃口にキス。
七竃オリエ:「全然似合ってないよ、バーカ」
ジャック:「知るかよ。金が、力が、全てじゃないか!この世界はよ!」
GM:機械の剥き出しになった目でキミを睨む!
七竃オリエ:「アンタのその目にはそう見えてるんだね。そっか」
七竃オリエ:「アタシのこの目には、それよりもうちょっとだけ見えてんだ。綺麗なもの。守りたいもの」
ジャック:「なンだよ、クソ。見下しやがって。まだ負けたわけじゃねェ!」
七竃オリエ:「やれやれ、アンタといい金髪といい、どうもアタシ怒らせてばっかだねえ」
GM:では、オリエちゃんの行動はこれで終了。
GM:次は行動値13のダブルフェイスの番です。
ダブルフェイス:「チッ、やってくれるな。だが、ブラックオーダーの火力自体が失われたわけではない。俺の勝利は揺るがん」
ダブルフェイス:「この手で直接貴様らの命運を断ち切ってやる」
GM:マイナーはなし
GM:メジャーで《腐食の指先》+《フレイムタン》+《音速攻撃》+《さらなる波》+《コンセントレイト:サラマンダー》を使用してブレイドバレットで弓人くんに攻撃します
切名弓人:さらそらはぬ!
藍夕顔:こいつもブレイドバレットを!
ニナ・ブラント:ああっ本当だ
切名弓人:お、おそろい・・・
GM:あ、本当だ!
藍夕顔:(わざとじゃなかったのGM)
GM:今回はたまたまでした
切名弓人:たまたまだった。
GM:では、命中判定いきます
GM:15dx+6
DoubleCross : (15R10+6[10]) → 10[1,1,2,3,5,5,5,7,7,7,7,7,8,8,10]+10[10]+1[1]+6 → 27

GM:達成値は27です。
切名弓人:普通にドッジしよう。
切名弓人:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[2,5,6,9] → 9

切名弓人:くらいまーす
GM:では、ダメージを。
GM:18+3d10
DoubleCross : (18+3D10) → 18+14[5,4,5] → 32

GM:32点。装甲は有効ですが、命中するとシーンの間装甲値がマイナス25点されます。
切名弓人:死にます。切名雅人のロイスをタイタス化、昇華。
切名弓人:復活!
GM:刃の片側が鋭く研ぎ澄まされ、片側が刃こぼれした短刀を構える。
GM:弾かれたコインが宙を舞い、ダブルフェイスはその一瞬で敵までの距離を詰める!
切名弓人:「……!!!」(速い!)
GM:男が刃を振るとそれに合わせて毒を纏った熱風が発生し、弓人の体を幾度も切り裂く!
ニナ・ブラント:「…っ!」たまらず振り向く!
藍夕顔:「二代目!」手を伸ばすが、すでに距離は遠く
切名弓人:「あっ、ぐ!ぐああ…!!」
切名弓人:身を仰け反らせ、斬撃に耐える!
ニナ・ブラント:「二代目っ…」
GM:毒を含んだ熱風は短刀による裂傷とともにその体を蝕む!
切名弓人:「…この程度。」
GM:攻撃を終えたダブルフェイスは落下してきたコインをつかむ。
切名弓人:「父さんは、きっともっと激しい戦いで…何度も、耐えて…来たんだ……」
ダブルフェイス:「その強がりがいつまで保つか」
切名弓人:「…いつまででも」その時、
切名弓人:毒持つ熱風に融かされ、ぼろぼろになった服が、
切名弓人:身を守っていた布が、はらりと落ちる。
切名弓人:「っ!!!!」
切名弓人:咄嗟に胸元を隠す。
ニナ・ブラント:「…」気付く。
GM:弓人の視線をやった人たちは衣服が切り裂かれ、女性らしい胸元が露出していたことに気が付いただろう。
藍夕顔:「——あら——」
ダブルフェイス:「ハッ、これは傑作だ。フェイタルストリングスの新しいボスは組織のものたち全員を騙していたというわけだ」
切名弓人:「……く。」
切名弓人:「………申し訳、ありません。隠していて」
藍夕顔:「ああ……そう、そういう、こと」きょとんとしつつも、納得
ダブルフェイス:「そいつが語った言葉も、貴様たちに抱かせた希望も全ては偽りだったということだ」
七竃オリエ:(ボス、何か秘密があると、そう思ってたけど)
切名弓人:「ボクは、嘘は——ついて、ない」
切名弓人:「ボクは、護る。その気持ちに、嘘も、偽りもありはしない……」
ダブルフェイス:「どうだろうな?初めから女だと分かっていれば、そいつらもお前を新しいボスにしようなどとは考えなかったのではないか?」
切名弓人:(…でも)
切名弓人:(そうかもしれない)
藍夕顔:「それはどうかしら」気を取り直し
ニナ・ブラント:「………」微かに目が見開かれ、数回の瞬き。 驚いている。
切名弓人:「…夕顔、さん?」
藍夕顔:「二代目は、部下を見殺しにして、確実な手を取るよりも、自分を苦境に置いて、最善をつかもうとする人よ」
藍夕顔:「あなたたちだって、莫迦だと思ったでしょう? ここで待ち伏せして、迎え撃ちながら、そこのオモチャの弱点を探ろうだなんてやり方」
藍夕顔:「ここを任せて、自分は安全なところで調べてもよかったのに。頭がいいやつは、そうするのに」
藍夕顔:「でも彼は、楽なほうへ逃げなかった。それは莫迦だからじゃない。私たちの、ファミリーの、ボスだから」
藍夕顔:「ボスの子供が男女どちらかなんて情報はなかったから、女の子でも、私はどっちみちお願いしてたわ。そして、この選択は間違っていなかった」
藍夕顔:「おあいにく様ね!」
ダブルフェイス:「ふん、それが何だと言うんだ?」
切名弓人:「………!」
ダブルフェイス:「そいつの嘘がお前らに要らぬ希望を抱かせ、打ち砕いたことに変わりはない。違うか?」
ニナ・ブラント:「そんなこと、ない」
ニナ・ブラント:「二代目が、言ってくれた言葉。嘘なんかじゃ、ない」
ニナ・ブラント:「…あなたの言葉は、もう、いらない。二代目に、これ以上恥をかかせること、許さない」
切名弓人:「… …ニナ」
ニナ・ブラント:ダブルフェイスを睨む。剣先を突きつける。
ダブルフェイス:「実験体が分不相応な好意でも寄せていたか?だが、そいつがお前を愛することはできまい」
ニナ・ブラント:自分の体が汚れていることは自分が一番知っている。それでも。
ニナ・ブラント:「…いい。それでも」
ダブルフェイス:「どこまでも不愉快なヤツらだ。ならば、望み通り消してやろう」
七竃オリエ:「やなこった」
七竃オリエ:「アタシ、難しいことわっかんないからさあ。いいのよ。ボスがなんだって」
七竃オリエ:「アタシが家族だって認めた人にどんな秘密があったって、構やしないの。ボスは、ここにいてくれる。それだけでいいのさ」
七竃オリエ:「そうでしょ? ボス!」からりと笑い、ボスの方を向きます。
切名弓人:「…………」俯いていた顔を、上げ
切名弓人:にっこりと笑う。
切名弓人:「そうです。オリエ。ニナ。夕顔さん」
切名弓人:「ありがとうございます。…ボクは。あなたがたの思いに、応える。応えてみせる!」
切名弓人:きっとダブルフェイスを睨む。
ダブルフェイス:「嘘偽りを許すだと?くだらん。それではいつか裏切られるだけだ」
ダブルフェイス:「それを分からせてやる」
GM:ダブルフェイスの行動はこれで終了!
藍夕顔:あっでは私か。

GM:というわけで、行動値8の夕顔さんの番です
藍夕顔:それではマイナーで戦闘移動
藍夕顔:ニナちゃんの背後に立ちます(エンゲージ)
ニナ・ブラント:背後に
GM:ちなみにメジャーアクションはどうします?
藍夕顔:データ的には何もないので、うーんと
GM:一応素手殴りとかは可能ですが
藍夕顔:あ、そうだ。EE《プロファイリング》を使っていいですか?
藍夕顔:ジャックの様子を確かめたいです
GM:イージーエフェクト!
GM:問題なく使用は可能ですよ
藍夕顔:判定はいりますか(わきわき
藍夕顔:(かませる知識って易占しかないけどね!)
GM:判定するとしたら〈知識:機械工学〉ですかねw
藍夕顔:<私機械って苦手なのよねえ…
藍夕顔:とりあえず精神で素振りしますか!
GM:どうぞどうぞ
藍夕顔:9Dx ジャックー!
DoubleCross : (9R10[10]) → 10[1,3,5,5,8,9,9,10,10]+4[4,4] → 14

藍夕顔:おし一回り
GM:かなり高い!
ニナ・ブラント:素晴らしい出目!
切名弓人:流石姐さん!
七竃オリエ:すごいすごい
藍夕顔:やったぜ!
GM:ブラックオーダーは先ほどの銃撃によって機械が露出した体を押さえながら、虚ろな目をしたまま何事か呟いている。
GM:「……俺は強くなった。もう誰にも馬鹿にさせない。全部潰してやる。俺は強くなった。もう誰にも馬鹿にさせない。全部潰してやる……」
GM:その露出した機械部分からは通常のブラックドッグではありえないほどに体が機械化されて強化されていることが分かる。
藍夕顔:その様を悲しげな眼で見つめる。彼の人間性はどれほど残っているのか、見極めねばならない。
GM:具体的に言うと、「Eロイス:超越活性」により《ハードワイヤード》のレベルが引き上げられており、無理矢理通常より多くのブラックドッグ専用アイテムを使用できるようにしているような状態です。
藍夕顔:ゲェーッそういうことか!
GM:夕顔さんは彼の様子からそういったことを読み取ることができる。
藍夕顔:(この無茶な改造、やはりダブルフェイスの力なのね。あの男を斃せば、あるいは)
藍夕顔:(あるいは、彼を解放することもできるかもしれない……!)
GM:では、夕顔さんの行動は終了!
藍夕顔:「ダブルフェイス、この王八蛋(罵迦野郎)」ぼそりと、つぶやいた
藍夕顔:長々とすいません! どうぞ!
GM:次に行動値7のニナの番です。
ニナ・ブラント:はーい!
ニナ・ブラント:うーん、どっちに攻撃しようかな
ニナ・ブラント:ううん。ダブルフェイスに攻撃します。
ニナ・ブラント:メジャーアクション、《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》《砂の加護》。
ニナ・ブラント:命中判定いきます!
GM:どうぞ!
ニナ・ブラント:19dx@7+1
DoubleCross : (19R10+1[7]) → 10[1,1,1,2,2,2,2,3,4,4,5,5,6,6,7,8,9,9,10]+10[3,6,6,7,7]+10[5,10]+10[8]+1[1]+1 → 42

GM:た、高い
藍夕顔:ヒャッハー!
ニナ・ブラント:おりゃー!
切名弓人:良い出目!
GM:ダメ元でドッジ!
GM:12dx+2
DoubleCross : (12R10+2[10]) → 10[3,5,5,5,5,6,6,7,8,9,9,10]+7[7]+2 → 19

ニナ・ブラント:よしゃー!
GM:ダメか!回避失敗です!
ニナ・ブラント:では、ダメージいきます!
GM:来い!
ニナ・ブラント:5d10+32 諸々有効です。
DoubleCross : (5D10+32) → 28[2,10,4,9,3]+32 → 60

ニナ・ブラント:わーい!60ダメージ!
切名弓人:つよい!
GM:へっ、高いんですけど
藍夕顔:ツヨイ!
七竃オリエ:すごいぜ
ニナ・ブラント:申し訳ない!固定値が侵蝕率分4点アップします。
ニナ・ブラント:なので、ダメージは計64点!
GM:かなりいいダメージを喰らった。
GM:予想以上の攻撃力です。
ニナ・ブラント:わーい
GM:演出があればどうぞ!
ニナ・ブラント:「………」ブラックオーダーにちらりと目を向ける。自分がなり得たかもしれない未来。そこにいるのはその可能性だ。
ニナ・ブラント:かつて自分が受けた、悪魔のような実験の数々が脳裏をよぎる。
ニナ・ブラント:——でも、もう、大丈夫。大丈夫だ。
ニナ・ブラント:「——ッ、!」二振りの両手剣を振り回すようにして、ダブルフェイスへ仕掛ける!
ダブルフェイス:「貴様……ッ!」
GM:ダブルフェイスはその刃を避け切ることができない!
ニナ・ブラント:その場全てを破壊する、重みを乗せた一撃が、ダブルフェイスを襲う!
GM:体を深く斬り裂かれ、ダブルフェイスは血を流す!
ダブルフェイス:「実験体風情がよくも……!」
ニナ・ブラント:「……もう、言った」
ダブルフェイス:「何……?」
ニナ・ブラント:「私は、ニナ・ブラント。それだけの、こと」
ダブルフェイス:「人形が要らぬ自我など芽生えさせるとは、つくづく忌々しい。あの男の教育の賜物か?」
ダブルフェイス:「だが、すぐにヤツと同じところに送ってやる。安心しろ」
ニナ・ブラント:「…ボスを」口の端が震える。「ボスを、馬鹿にしないで」
ニナ・ブラント:「……」息を吐く。感情を抑え、剣を構えなおす。
ニナ・ブラント:以上で!
GM:ダブルフェイスはその様子を苛立しげに睨む。
GM:では、ニナの番は終了!
GM:全員が行動したので1ラウンド目は終了です。
GM:2ラウンド目に入ります。
GM:まずはセットアップから。
GM:エネミーは何もなしです。
ニナ・ブラント:何もなしですー
七竃オリエ:なし!
藍夕顔:《戦術》+《常勝の天才》!
藍夕顔:全員の攻撃力+24、ダイス+6!
藤(肉球):藍夕顔の侵蝕率を+12した
七竃オリエ:うおー
切名弓人:なし!
ニナ・ブラント:24!?つよい!
GM:来るか!
藍夕顔:ばっと扇子をふるい、眼前のダブルフェイスを指す。「みんな! 一気に決めて頂戴!」
切名弓人:「……ええ。さっさとその男の口を、塞ぎます」
切名弓人:銃を構える。
ニナ・ブラント:「うん」微かにうなずく。
七竃オリエ:「オッケー!」銃をクルクルと回す。
藍夕顔:さらにロイス取得宣言(前回漏れ
GM:どうぞ!
藍夕顔:ジャックに、●誠意/憐憫 で取得!
GM:了解です!
藍夕顔:彼のような犠牲者を出さないためにも……!
GM:では、セットアップはこれで終了。
GM:イニシアチブプロセスに移ります。
GM:まずは行動値22のブラックオーダーから。
ダブルフェイス:「フン、二度と口を開くことができなくなるのは貴様たちの方だ。やれ」
GM:ブラックオーダーはマイナーはなし
GM:メジャーで《カスタマイズ》+《ヴァリアブルウェポン》+《マルチウェポン》+《コンセントレイト:モルフェウス》を使用
GM:この攻撃では今までのハンドレッドガンズに変えて、インプラントミサイルを使用!範囲攻撃だ!
GM:攻撃の対象はニナと夕顔!
藍夕顔:ぎょわー
ニナ・ブラント:きやがれ!
GM:命中判定いきます
GM:18dx7-6
DoubleCross : (18R10-6[7]) → 10[1,1,1,1,2,3,3,4,4,4,5,5,6,7,7,8,8,8]+10[2,3,5,7,9]+10[2,7]+5[5]-6 → 29

GM:達成値は29!
切名弓人:これは…どうするか
藍夕顔:意外と低い!
ニナ・ブラント:ww
切名弓人:エエイ、せっかくだし使おう!
切名弓人:《支配の領域》!三番目の7を1に!
切名弓人:106→112
藍夕顔:二代目!
ニナ・ブラント:二代目ー!
GM:と、いうことは達成値は22-6なので16ですね
七竃オリエ:いけー
切名弓人:ですね!
GM:すごく怖い……。リアクションをどうぞ!
藍夕顔:おお、よけれそうか……?
切名弓人:妖精も後二回あるぞ!
切名弓人:ドッジに使うことも辞さない
ニナ・ブラント:ですね
ニナ・ブラント:ではドッジ!
ニナ・ブラント:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[1,4,7,7,8,10,10]+9[3,9] → 19

切名弓人:っしゃ!
七竃オリエ:おおー!
ニナ・ブラント:おお!うおー!!
GM:普通に避けた!?
藍夕顔:おおー!
ニナ・ブラント:やりました!
GM:す、すごい
切名弓人:ていうか9dxでは、よけたけど!
藍夕顔:4Dx>=16 では私も!
DoubleCross : (4R10[10]>=16) → 8[1,1,7,8] → 8 → 失敗

藍夕顔:てへ
切名弓人:んん…8だと確実には行けないので夕顔さんゴメン…!
藍夕顔:どうしようもなかった! こいよ!
GM:では、ダメージいきます
GM:37+3d10
DoubleCross : (37+3D10) → 37+7[3,1,3] → 44

GM:44点。装甲無視です。
ジャック:「……全部吹き飛ばしてやる。全部潰してやる。俺は強くなったンだ」
藍夕顔:当然ながら死ぬ!
藍夕顔:ボスのロイスをタイタス化して復活します。
GM:全身から砲口が展開し、銃弾が、ミサイルが、レーザーが、一斉に発射される!
切名弓人:「……!」
藍夕顔:「ニナ、危なっ——」そう言う間もあらばこそ、自らの身も鉄の雨に貫かれる。
切名弓人:銃をブラックオーダーに向ける。
ニナ・ブラント:全身を覆うように両手剣を構える。刀身で銃弾を弾く!
切名弓人:そこから放つのは不可視の弾丸。相手の…運を、削ぎ落とす弾丸!
藍夕顔:もちろんそうなることを承知の上で、彼女のそばにまで来たが。(当のニナは、まったく心配ないじゃないの)
藍夕顔:(私はいつもそう、余計なところに気を回し過ぎて、肝心なことを見落とす。だから、ジャックのような子も)
GM:致命傷を与えるはずの弾丸はギリギリのところでニナの体を避けていく!
切名弓人:「…く、夕顔さんまでは護れませんでしたか…!」
藍夕顔:(でも、ボス)自分たちを援護する弓人くんの姿を見る。(私は、あなたの息子とともに、あなたの組織をより良きものにしていきます)
藍夕顔:「大丈夫」にこりと笑って。傾いだ体、後ろ足に力を込めて、踏みとどまる。「死んでいられるほど暇じゃないのよ」
藍夕顔:足元には血だまり。内臓が焼けるように熱い。それなのに、とても気分はすがすがしかった。
ニナ・ブラント:「二代目、……」 弓人さんに護られたことを察するが——何と言えばいいかわからず、沈黙する。
藍夕顔:かくてボスのロイスは昇華された……
ダブルフェイス:「果たしてその減らず口がいつまで保つか。俺の持つ銃弾はいつまでも尽きんぞ」
切名弓人:「ですが、あなたの命はどうでしょうね?」
GM:ブラックオーダーコートの裾から薬莢を排出し、リロードを開始する。
ダブルフェイス:「……何?」
切名弓人:銃口は、真直ぐにダブルフェイスに向けられている。
GM:ブラックオーダーの行動は終了!
GM:次は行動値16の弓人くんの番!
切名弓人:「最早逃れようのない死の運命が直ぐそこに来ています。…ボクがあなたを殺すのですから」
切名弓人:マイナーで徹甲弾を使用!
ダブルフェイス:「笑えない冗談だ。お前のような小僧が。いや、小娘だったな。失敬」
切名弓人:そしてメジャー!《コンセントレイト:オルクス》+《形なき剣》、ブレイドバレットでダブルフェイスに射撃攻撃!
GM:では、そこでダブルフェイスが《盲目の羊》を使用!
GM:判定のダイス−4D!
切名弓人:OK!侵蝕と戦術でダイスは豊富にあるぜ
藍夕顔:戦術と相殺で+2か
切名弓人:12dx7 ドッジダイス-2!
DoubleCross : (12R10[7]) → 10[1,2,3,3,3,3,4,5,6,7,9,9]+6[2,5,6] → 16

切名弓人:妖精の手!!
切名弓人:最後の6を10に!
GM:オーケー!振り足しをどうぞ!
切名弓人:20+1dx7
切名弓人:1dx7+20
DoubleCross : (1R10+20[7]) → 1[1]+20 → 21 → ファンブル

切名弓人:(・3・)
GM:ドッジ!
GM:10dx+2
DoubleCross : (10R10+2[10]) → 10[1,1,1,3,4,5,5,8,10,10]+7[2,7]+2 → 19

GM:惜しい!
切名弓人:あっぶない!
藍夕顔:ヤッター!
ニナ・ブラント:おっ。おおー!
七竃オリエ:あたったー
切名弓人:じゃあダメージ!
GM:ダブルフェイスが合図を出すと武装したギャングたちが店の外から一斉に銃撃を加える!
GM:ダメージどうぞ!
切名弓人:3d10+40 ダメージで放心付加!
DoubleCross : (3D10+40) → 23[10,10,3]+40 → 63

切名弓人:これがノイマンとモルフェウスの力だ!
ニナ・ブラント:10が二つ出てる!?
切名弓人:後オルクス(ラック)
GM:放心なんて関係ない!
GM:そんなダメージ耐えられるか!
切名弓人:ふはははは!
GM:ダブルフェイスは戦闘不能!
藍夕顔:ヒューッ! ゴウランガ!
GM:ダブルフェイスが合図を出すと武装したギャングたちが店の外から一斉に銃撃を加える!
切名弓人:「…妨害。まあ、よくあることです。ですが」
GM:銃弾はキミの体をかすめ、攻撃を妨害しようとする!
切名弓人:手で自らの周りにすらりと円弧を描く。
切名弓人:銃弾は、どれも当たらない。
切名弓人:「言ったでしょう。『運命』だと。そしてそれは」
ダブルフェイス:「バカな……!なぜ当たらん!あれではまるで……」
切名弓人:銃声。見えぬ弾。しかし、確かにそれは
ダブルフェイス:「あの男と同じ……!」
切名弓人:「苛烈で、避けようが、ない」
切名弓人:ダブルフェイスの身体にはいつの間にか大きな孔が空いている。
切名弓人:「——さようなら。ダブルフェイス。」にっこり、笑った。
GM:自分の胸を見下し、遅れて血を吐く。
ダブルフェイス:「こんな……はずが……!」
ニナ・ブラント:「……!」体を掠めた銃弾によって、服の裾が切り裂かれるが、気にも留めない。
GM:ダブルフェイスはその場に倒れ伏す。
切名弓人:メジャー侵蝕:4 妖精:4
ダブルフェイス:「だが……ブラックオーダーが起動している限り、貴様たちが死ぬのは変わらん……!」
切名弓人:112→120
切名弓人:「いいえ。ボクたちに死の運命は迫っていません」
切名弓人:「……残念でした。」
切名弓人:あなたには。そう、小さく投げかける。
藍夕顔:「あの人は必ず、帰ってくる」地雷複。最初にあの少年——今は少女だが——と会ったとき、占いに出た卦を思い出す。
七竃オリエ:「ジャーック!」呼びかける。
藍夕顔:かの卦が表すもの。背負う宿命はあまりに重く、過去につないだ絆は忘れることがない。
七竃オリエ:「おっさんはこのザマだけど、どうすんの。まだやる?」
藍夕顔:切名弓人は切名雅人ではない。だが、組織は、フェイタル・ストリングスの長は、やはり帰ってきたのだ。
ジャック:「全部吹き飛ばす。全部潰す。オリエ。お前もだ。お前も殺す」
GM:弓人くんの行動はこれで終了!
七竃オリエ:「あっそ。アンタがそのつもりなら、ま、仕方ないね」舌なめずり。微かに眉を顰めて。
GM:次は行動値15のオリエちゃんの番!
七竃オリエ:はい!
藍夕顔:がんばれー!
七竃オリエ:マイナーで徹甲弾使用。対象の装甲値を-5。
七竃オリエ:メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》《赫き弾》《カスタマイズ》使用。侵蝕率6上昇。HP2消費。
七竃オリエ:と同時に、被害者へのロイスをタイタス化、昇華してC値-1します。
七竃オリエ:命中判定いきます
GM:来い!
七竃オリエ:19dx6+4
DoubleCross : (19R10+4[6]) → 10[1,2,3,5,5,5,5,6,6,7,8,9,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,1,2,2,3,4,4,4,5,5,7,7]+10[4,10]+10[9]+5[5]+4 → 49

切名弓人:高い!が、…やるぞ!
藍夕顔:追い打ちか!
切名弓人:最後の《妖精の手》だ!決めてくれ!
七竃オリエ:いただきます!
切名弓人:120→124
切名弓人:最後の5を10に!
七竃オリエ:えーと、54+1dx6かな?
切名弓人:ですね!
七竃オリエ:ありがとうございます!
七竃オリエ:54+1dx6 装甲-5
藍夕顔:D6ではなくD10では
藍夕顔:って、ああちがった
七竃オリエ:1dx6+54 装甲-5
DoubleCross : (1R10+54[6]) → 3[3]+54 → 57

GM:では、ドッジ!
GM:10dx+2
DoubleCross : (10R10+2[10]) → 10[2,2,4,4,5,5,6,6,9,10]+1[1]+2 → 13

GM:ダメか!回避失敗!
GM:ダメージをどうぞ
七竃オリエ:6d10+41 装甲-5
DoubleCross : (6D10+41) → 40[5,10,10,4,2,9]+41 → 81

七竃オリエ:うひゃ
藍夕顔:ホワァッ
切名弓人:ヒューッ
ニナ・ブラント:ウオー!
GM:た、高い!
GM:だが、「Dロイス:機械化兵」の効果でダメージは10点軽減!
GM:受けるのは71点だ!
切名弓人:固い!
七竃オリエ:おおっと
ニナ・ブラント:それでも十分な数値ですよ!
GM:って、十分高いわ!
ニナ・ブラント:イエーイ!
七竃オリエ:やったー
藍夕顔:フハハハ!
GM:だが、ブラックオーダーはまだ死にはしないぞ!
藍夕顔:おおう
七竃オリエ:ちえっ
GM:演出がありましたらどうぞ!
七竃オリエ:「……ほんと、仕方ねえ子だよ、アンタ」狙いを定める。装填されているのは、夕顔から譲り受けた徹甲弾。
七竃オリエ:「馬鹿にされてると、そう思ってたの? 見くびられたもんだ、ね!」残り一発の弾丸を発射!
GM:銃弾を防ごうとした機械の腕が爆ぜる!
ジャック:「この程度で死ぬもンか。死ンでたまるかよ……!」
七竃オリエ:「ジャック! そろそろおしまいにしよう。お家に帰る時間だよ」小さく投げキス。
ジャック:「俺に帰る場所なンてねえ!全員殺して、それで仕舞いだ!」
GM:ブラックオーダーは吠え、再び砲口を展開しようとする!
七竃オリエ:「ほんっと」目を伏せ、首を振る。「仕方ねえ子」
GM:オリエの番はこれで終了!
GM:次は行動値8の夕顔さんの番です!
藍夕顔:ハーイ! しかしどうするかな
藍夕顔:待機で!
GM:了解です。
GM:では、行動値7のニナの番!
ニナ・ブラント:ラジャ!
ニナ・ブラント:「……」ブラックオーダーに向かい、剣を引きずるようにして、無造作に歩み寄っていく。
ニナ・ブラント:マイナーアクションは無し。メジャーアクションで《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》《砂の加護》。
ニナ・ブラント:対象はブラックオーダー!
GM:来い!
ニナ・ブラント:19dx@7+1
DoubleCross : (19R10+1[7]) → 10[1,1,2,2,3,3,3,3,4,5,5,6,6,6,7,8,9,9,9]+10[3,4,6,6,7]+10[8]+3[3]+1 → 34

GM:なかなかやる……!
ニナ・ブラント:もうちょっと頑張ってほしかった…!
GM:ドッジだ!
GM:10dx+2
DoubleCross : (10R10+2[10]) → 8[3,3,3,3,4,5,5,6,8,8]+2 → 10

ニナ・ブラント:よし!
GM:これはどうしようもないな。回避失敗!
ニナ・ブラント:よし、ダメージ!
ニナ・ブラント:4d10+60
DoubleCross : (4D10+60) → 26[10,5,4,7]+60 → 86

七竃オリエ:つよい
切名弓人:すごい
ニナ・ブラント:やったー! あいもかわらず諸々有効です
藍夕顔:立て続けにすごいダメージが出てくる
GM:「Dロイス:機械化兵」で10点軽減してもこんなダメージ耐えられるはずもない!
GM:ブラックオーダーは戦闘不能!
切名弓人:やったー!
藍夕顔:しゃあっ
七竃オリエ:わーい!
GM:ブラックオーダーは向かってくるニナに砲口を向け、銃弾を、レーザーを、ミサイルを斉射する!
ジャック:「成り損ないが!俺はお前の成れなかったものになったンだぞ!俺は最強の兵器なンだ!」
ニナ・ブラント:「……」銃弾が体を掠め、血が流れるが…全く気に留めない。歩み寄っていく。
ニナ・ブラント:「そんなの、知らない」
ニナ・ブラント:「…あなたは、手にしていたのに、捨てたのね」
ニナ・ブラント:「…」右手を振り上げれば、バーの装飾品が勢いに巻き込まれて粉砕されていく。
ジャック:「そンなの知るかよ!向かってくるンじゃねェ!何なンだよ、お前は!?」
ニナ・ブラント:「もう、二回、言った」ブラックオーダーを狙い、一撃を振り下ろす!
切名弓人:じっと、ニナを見つめている。
切名弓人:そして、ブラックオーダーを。
ニナ・ブラント:ブラックオーダー、そして彼が纏う武器、全て、剣で薙ぎ払う。
GM:剣を受け、ブラックオーダーの機械の体は粉砕されていく。
七竃オリエ:「……」その様を、じっと見ている。
GM:マシンガンが、レーザー銃が、ミサイル砲が、破壊される。
GM:全ての兵器を失ったブラックオーダーは転げるようにして倒れる。
ニナ・ブラント:「…」剣の切っ先を倒れたブラックオーダーに向ける。
ジャック:「嫌だ……嫌だ……嫌だ……!」
GM:ジャックは壊れた体を引きずるようにしてこの場から逃げ出す。
ニナ・ブラント:「!」追いかけます。
藍夕顔:「あの体で無茶を……」
七竃オリエ:「ジャック!」
GM:ニナが追いかけようとした時。
切名弓人:「……!」ジャックを追うニナに駆け寄る。
GM:倒れていたダブルフェイスが隠し持っていた拳銃で弓人くんを狙い撃つ。
ダブルフェイス:「ここで死ぬのならば、貴様も……!」
ニナ・ブラント:「……ッ!」弓人さんを一瞥し——、そして、ダブルフェイスの動きに気づく!
切名弓人:「……!………」
切名弓人:咄嗟のことに、対応が遅れる。
GM:弓人くん目掛けて銃弾が飛ぶ。
ニナ・ブラント:弓人さんを突き飛ばしてかばいます!
切名弓人:「うあっ…… …ニナ!」突き飛ばされる。
GM:銃弾はニナの体に命中する。
ダブルフェイス:「……!」
切名弓人:「…ニナッッッ!!!」身を起こして撃たれたニナに駆け寄る。
ニナ・ブラント:「あっ……!」肩に銃弾を受け、そのまま床に転がる。
ダブルフェイス:「どこまでも……俺の邪魔を……」
切名弓人:「………ダブルフェイス」
ニナ・ブラント:両手から剣が離れ、派手な音を立てて地面に落ちる。
切名弓人:怒りを孕んだ声で呟いた後、銃でダブルフェイスを撃つ。
藍夕顔:「どこまでも、意地汚い男」
切名弓人:「…ニナ!ニナ!大丈夫ですか!」そして、ニナを抱き起こして声をかける。
ニナ・ブラント:「……はっ、あ」肩から血を流してあえぐ。
GM:撃ち抜かれてダブルフェイスは絶命する。仮面の外れた彼の左半分の顔は無数の傷で覆われている。
七竃オリエ:「……いいザマだよ。うちのファミリーを引っ掻き回した、当然の報いさ」死体を見下ろし、ぽつりと呟く。
切名弓人:「大丈夫、大丈夫です。すぐに手当をしましょう。もう、敵はいませんから。」隠れている敵からは自分が護るつもりで。
ニナ・ブラント:「…大丈夫、心配、しないで」弓人さんを見て、か細い声で言う。
藍夕顔:「オリエ、ジャックは追わなくて、大丈夫?」
切名弓人:「心配…しますよ…!…無茶をして……もっと、自分を大切にして下さい…」
ニナ・ブラント:「オーヴァードは、これくらいじゃ、死なない」
藍夕顔:「ニナは——うん、二代目に任せておきましょう」
切名弓人:「解って…解ってますけど…でも…」
切名弓人:「あなたは、ニナ・ブラントという、女の子なんですから…」
切名弓人:ニナのロイスをSロイスに指定!
ニナ・ブラント:「……」
七竃オリエ:「ジャック」ニナの様子を見てから少しほっとした顔で軽く頷き、厚底でぱたぱたと走っていく。
七竃オリエ:ニナのロイス感情を○友情/敵愾心に変更します。
ニナ・ブラント:「どうして、女の子だと」荒い息を吐く。「だめなの」
切名弓人:「……あの。何て言うか。ニナは自分のこと、モノのように扱いすぎなんです」
ニナ・ブラント:「いいの、痛いのは、いいの」
ニナ・ブラント:「……」二代目の表情を見て黙る。
切名弓人:「うまく、言えませんが…それに…」
切名弓人:「………ボクは、あなたを、護りたい」
ニナ・ブラント:「……」二代目の頬に触れる。
切名弓人:「……ぁ」
切名弓人:「そ、の」どぎまぎして言葉が出ない。
ニナ・ブラント:「……あ」瞬きを数回。自分の行為に驚いている。「違う、ちがうの…」
切名弓人:「…いえ。いいんです。……ありがとうございます」
ニナ・ブラント:「私は、……、二代目の、もので……二代目の、ものなんだから、あなたは、私を…」
ニナ・ブラント:「………」目を逸らす。「……だめ、なのに」声がどんどん小さくなっていく。
ニナ・ブラント:「…どうして、そんな、こと、言うの……」
切名弓人:「……ニナ」背中に腕を回して抱きしめる。
ニナ・ブラント:「だ、だめ」身じろぎする。「血で、汚れるから」
切名弓人:「ボクは……男の人にはなれないし、父にもなれないけど」
切名弓人:さらしで巻かれた胸元に血の痕がつく。
ニナ・ブラント:「……」
切名弓人:「だけど、きみが大切で…、だから、そうやって、ボクのものだなんて言われると、嬉しいけど、何だか、寂しくって…」
ニナ・ブラント:「寂しいの」
切名弓人:「……うん。だって、さ。父がいなければ、それは、なかったことで…ええと…」
切名弓人:「ボク自身を…もっと、見てもらいたい、なんて思っちゃうんだ…」
ニナ・ブラント:「……」身を起こす。弓人さんの顔を覗き込む。
切名弓人:覗き込まれて顔が赤くなる。瞬きが多くなる。
ニナ・ブラント:「私が、あなたを、見ることが。…あなたにとって、必要なこと」
切名弓人:「………うん。……認められたい。"切名弓人"として」
ニナ・ブラント:「………」「…それは」
ニナ・ブラント:「命令?」
切名弓人:「………ううん、」
切名弓人:「ボクの……わがままな、お願い」
藍夕顔:ぱちぱちぱちぱちぱち
藍夕顔:控えめな拍手が、バーの片隅から贈られる。
ニナ・ブラント:「………」弓人さんの手を取り、何か言おうと口を開いたところで———
ニナ・ブラント:「……」拍手の方を見る。
藍夕顔:「青春ねえ」
切名弓人:「………」ハッとして拍手の方を見て、更に赤面。
藍夕顔:倒れていたスツールを起こし、そこに腰かけ、一部始終を見守っていた夕顔が、やたらさわやかな笑顔で拍手していた。
藍夕顔:スツールを降り、深々と一礼。
ニナ・ブラント:「青春……」夕顔の意図が掴めず、きょとんとしている。
藍夕顔:「二代目におかれましては、此度の戦を通して、より一層絆を深められたようで、何よりでございます」
切名弓人:「…あ、あう」何か言おうとして情けない声が漏れる。
藍夕顔:「とはいえ。今は亡きものたちの弔いと、生き残ったものたちへのねぎらいに、しばし専念のほど、お願い申し上げます」にっこり
藍夕顔:そしてこのタイミングで、わらわらとフェイタル・ストリングスの黒服たちがやってきて、現場の掃除を始めますぜ。
切名弓人:「…は。はいっ」学生帽を深く被り直す
切名弓人:「…ニナ、立てる?」手を差し出す。
ニナ・ブラント:「……」
ニナ・ブラント:その手をとって、口付ける。
切名弓人:「…!」
ニナ・ブラント:「うん」恐らく本人は無意識の、自然な微笑みがこぼれる。
ニナ・ブラント:改めて、弓人さんの手をとって立ち上がります。
切名弓人:「……うん」目を細めて、その姿を見る。そして、改めて辺りを見回し——
切名弓人:「皆さん。お疲れさまでした」口を、開いた。
GM:クライマックスフェイズはこれで終了。

バックトラック

GM:ここからはお待ちかねのバックトラックです。
藍夕顔:ヒエー
ニナ・ブラント:はーい
七竃オリエ:ひゅー
GM:今回のEロイスは3つです。
GM:まずは侵蝕率を3d10減らすかどうか選んでください。
ニナ・ブラント:減らします!とても減らします!
切名弓人:減らします!
七竃オリエ:うーん、なしでいきます
切名弓人:124-3d10
DoubleCross : (124-3D10) → 124-19[3,9,7] → 105

藍夕顔:減らしますとも!
ニナ・ブラント:135-3d10
DoubleCross : (135-3D10) → 135-19[7,7,5] → 116

藍夕顔:3D10-129
DoubleCross : (3D10-129) → 25[10,7,8]-129 → -104

GM:では、次にタイタスになっていないロイスの数だけ侵蝕率を減らしてください。
切名弓人:105-5d10 いちばい
DoubleCross : (105-5D10) → 105-26[6,9,2,7,2] → 79

ニナ・ブラント:116-5d10 1倍振り
DoubleCross : (116-5D10) → 116-36[5,10,7,5,9] → 80

七竃オリエ:114-5d10 一倍振り
DoubleCross : (114-5D10) → 114-23[1,6,3,5,8] → 91

藍夕顔:5D10-104 等倍オラー
DoubleCross : (5D10-104) → 31[4,1,10,10,6]-104 → -73

GM:全員無事に帰還できたようですね。おめでとうございます。
切名弓人:やったぜ!
ニナ・ブラント:おかえりただいまー!
藍夕顔:やったぜー
GM:次はもっと戦闘を厳しくしようと決意するGMであった。
七竃オリエ:やったー
GM:では、バックトラックはこれで終了!
藍夕顔:意外と2Rでしたしねw

エンディング01 - 七竃オリエ

GM:ここからはエンディングに入っていきたいと思います。
GM:まずはオリエちゃんのエンディングからです。
GM:Z市の裏路地。夜。
GM:ジャックを追いかけたキミは、ここにたどり着いていた。
GM:キミは裏路地へと彼を追い詰めたところだった。
GM:路地の行き止まり。銃弾で穴の空いたハンチングとダッフルコートを着た少年が壁に背を預けて座っている。
GM:少年の体は機械や配線が剥き出しになっており、時折火花が散る。
七竃オリエ:「ジャック。もう行き場はないよ」語り掛けます。
GM:少年はキミに気が付くと弱々しく笑う。
ジャック:「よお、オリエ」
七竃オリエ:「よお。……アンタ、逃げてどうするつもりだったの」
ジャック:「分かンねえ。けど、死ぬのは嫌じゃねえか」
ジャック:「……ああ、畜生。こンなことなら穴だらけのままにしておけばよかったぜ」
七竃オリエ:「……ほんとだよ。そっちの方がよっぽどお似合いさ」軽く笑い。
ジャック:「俺がガキの時、両親が一度だけ誕生日プレゼントをくれたことがあるンだ。親父が帽子を、お袋がコートを」
ジャック:「両親が離婚して、俺を置き去りにしていなくなる少し前のことだ」
七竃オリエ:「……」
ジャック:「お前は、本当の両親のこと覚えてたりすンのか?」
七竃オリエ:「忘れちまった。そういうことにしてる。全部忘れて、フェイタル・ストリングスがアタシの家族になったのさ」
ジャック:「そンなのでいいのかよ」苦笑する。
七竃オリエ:「いいのさ。アタシは"吸血鬼"。吸血鬼は、血が繋がってなくても家族になれんの。本当の家族より、ずっと強い絆があんのさ」
七竃オリエ:「新しいボスとも、新しい絆を結べた。それ以上に望むことなんて、ない」
七竃オリエ:ジャックに向け、そっと手を伸ばす。
七竃オリエ:「ジャック、アンタ、さっきのアンタの意志じゃないんだろ。そう言って」
ジャック:「……何してる。撃てよ。そのために追ってきたンだろ」
七竃オリエ:「アタシは……アンタを助けたい。あの時、電話の向こうで助けられなかった、アンタを助けたいんだ」
七竃オリエ:「アタシ、酷い仕事ばっかしてるよ。きっと地獄に落ちると思う。だからこそ、一度家族になった奴は助けたいの」
七竃オリエ:頬に涙が伝う。
ジャック:「……俺を見逃すつもりか?本気で言ってるのかよ」
七竃オリエ:「だから、言って。まだ戻れるって。あれはアンタの意志じゃなかったって」
七竃オリエ:言いながら、ゆっくりと拳銃を取り出す。手は軽く震えている。
ジャック:「あれは……」
GM:ジャックはほんの少し躊躇うようにする。
GM:嘘を吐けば、助かるかもしれない。
GM:だが。
ジャック:「俺の意志だ。俺の意志で引き金を引いた」
七竃オリエ:「……そう」涙を拭う。
七竃オリエ:「なら、アタシはアタシの意志で銃を撃つ」手の震えが止まった。
七竃オリエ:ぱん、ぱん、ぱん。軽い銃声が響く。
七竃オリエ:ジャックのコートに、最後の穴が穿たれた。
GM:ジャックは微笑んだまま、二度と動かなくなった。
七竃オリエ:「さよなら。これは、アンタにやられたみんなの分。それから」天に向けてもう一発。
七竃オリエ:「これがアタシの分」
七竃オリエ:「……ボスのための銃が、少しでも揺れたことを懺悔します」しばしうなだれ、黙祷する。
七竃オリエ:「……それじゃあね、ジャック。お家にお帰り」スカートの裾を揺らし、裏路地を後にする。
GM:では、オリエのエンディングはこれで終了。

エンディング02 - 藍夕顔

GM:次は夕顔さんのエンディングです。
藍夕顔:はい
GM:Z市にある中華レストラン。そのVIPルーム。
GM:キミはそこで梟、そしてアルルカンとの会合に臨んでいた。
GM:他の組織のトップにもフェイタル・ストリングスの新しいボスが就任したという話を通しておかなければならなかったからだ。
GM:梟のような頭部の男は感情の読み取れない視線をキミに向け、モザイク色の覆面の男はニヤついた笑みを浮かべる。
藍夕顔:「本日はお集まりいただき、まことにありがとうございます」優雅に一礼する。
アルルカン:「今度はどいつの葬式だい?楽しみすぎてオレはこの日のためにスーツを新調したぜ」
藍夕顔:「ふふ、葬式なら少し前に終わらせましたのよ。もう少し拙速を貴ぶべきですわね」
藍夕顔:にこやかに笑っているが、はらわたは煮えくり返っている。ダブルフェイスとの戦いで、大勢が死んだのだ。
藍夕顔:「このたびは我が“フェイタル・ストリングス・ギャング”の重用なニュースにつき、この場をもうけた次第です」
:「重要なニュース。聞かせてもらおうか」
藍夕顔:「我らがボスには、一人の愛娘がおられました。今後は、彼女が組織の長を引き継ぐこととなります」
藍夕顔:「名は、切名ゆみ子。強く聡明なご令嬢ですわ。近々、皆様にもご挨拶させていただくと思いますわ」
藍夕顔:「本日は先立っての発表と、その祝いということで。——あとはどうぞ、ご歓談くださいまし」
:「ほう、了解した。ビジネスがしやすいよう、そちらの新しいボスとも懇意にさせてもらうことにしよう」
アルルカン:「へえ、そいつは面白い」
アルルカン:「なあ、お嬢ちゃん。あんたから見て、その新しいボスってのはどうだい?」
GM:アルルカンはニヤついた笑いを止めている。
藍夕顔:「あらあら、強く聡明と申し上げましたけれど、大変興味がおありのようね」
藍夕顔:つ、と自分の唇に触れて、一拍。
藍夕顔:「フェイタル・ストリングスの意味、我らの組織が何たるかを知るお方、ですわ」
アルルカン:「そいつは……」
藍夕顔:「組織の長は、再び帰ってこられました。しかしそれは、先代の影を踏むと同義ではありません」
アルルカン:「ほう?」
藍夕顔:「彼女の元で、我々は更なる躍進を謳うと、そう確信しております」
アルルカン:「会える日が楽しみだ」
藍夕顔:「こちらも楽しみにしておりますわ。お披露目の場は、速やかに用意いたしますので、ミスター」ふふ、と笑って。
藍夕顔:手を叩き、給仕に料理を運び込ませる。
:「私は誰がそちらの組織のボスだろうと構わない。これからも私のやることは変わらぬ故」
藍夕顔:ちらりと、梟の商売が頭をよぎる。彼の組織が扱う薬——だが、それは今は関係のないことだ。
藍夕顔:「本日の、心ばかりのもてなしでございます。どうぞご賞味ください」
藍夕顔:そう微笑んで、料理を勧めた。
GM:では、夕顔のエンディングはこれで終了!

エンディング03 - ニナ・ブラント

GM:次はニナちゃんのエンディングです。
ニナ・ブラント:ヤー!
GM:戦闘で負った怪我のせいもあり、ニナはしばらくは自室で大人しくしていることが命じられていました。
GM:そんなニナのもとに電話がかかってくる、というエンディングです。
ニナ・ブラント:では、机でマニキュアを塗っています。シンプルにサーモンピンク。
GM:そうしているとニナの携帯電話が鳴り出す。
ニナ・ブラント:自分の身なりを小奇麗に整えていれば、先代ボスは喜んでくれると思っていた。その名残だ。
ニナ・ブラント:「……」着信に気づく。
ニナ・ブラント:「はい」
ファウスト:「ニナ・ブラントだな?」
ニナ・ブラント:「………」
GM:加工された電子音声だ。
ファウスト:「キミとは初めて話をするな。私の名はファウスト。フェイタル・ストリングスの協力者だ」
ニナ・ブラント:電話番号を知っている者は限られるはずだ。少なくとも、自分で把握できる範囲に留められているはず。
ニナ・ブラント:「…なに」警戒している。
ニナ・ブラント:協力者という言葉に反応し、会話を続ける。
ファウスト:「キミに礼が言いたかった」
ニナ・ブラント:「……」虚を突かれる。「……礼?」
ニナ・ブラント:「あなたに、何かした覚え、ない」
ファウスト:「切名弓人を守ってくれたこと、感謝する」
ニナ・ブラント:「……」
ニナ・ブラント:「あなた、誰?」
ファウスト:「さっきも言ったはずだろう。私はキミたちの協力者だよ」
ニナ・ブラント:「あなたのこと、二代目は、知っているの」
ファウスト:「彼女とは前に少し話をさせてもらったよ」
ニナ・ブラント:「そう」警戒を緩める。
ファウスト:「切名弓人はこんなところで死んではいけない人間だ」
ニナ・ブラント:「……」
ファウスト:「キミにはこれからも、時が来るまでは彼女のそばにいてもらいたい」
ニナ・ブラント:「時って、なんのこと」
ファウスト:「運命の時、だ。キミにもいずれ分かる」
ファウスト:「それまで切名弓人のことをよろしく頼む」
ニナ・ブラント:「……それまで」
ニナ・ブラント:「違う。…二代目は、私が、ずっと護ると決めている」
ニナ・ブラント:「その命令は、聞かない」
ニナ・ブラント:「…話は、それだけ?」
ファウスト:「ニナ・ブラント。キミは……」
GM:声は少し驚いたような調子になる。
GM:が、すぐに元の平坦な声に戻る。
ファウスト:「ああ、それだけだ。また何かあれば連絡しよう」
ニナ・ブラント:「………」「……ファウスト」
ニナ・ブラント:何かを言いかけ、少し迷ってやめる。
ニナ・ブラント:「…なんでもない。わかった」
GM:何も答えずに電話は切れる。
ニナ・ブラント:「……」携帯電話を眺める。ファウストの言葉を反芻している。
ニナ・ブラント:何かが、起こっている。自分の知らないところで。
ニナ・ブラント:「………」それでも、何が起ころうとしても——二代目は、私が護る。それが先代ボスとの約束だ。
ニナ・ブラント:視線をさまよわせ、ぼんやりと窓の外を眺めた。
GM:では、ニナのエンディングはこれで終了!

エンディング04 - 切名弓人

GM:最後に弓人くんのエンディングです。
GM:ダブルフェイスの組織との衝突から数日が経った。
GM:キミの周りにはいつものような日常が戻ってきつつあった。
GM:そして、今日もいつものような朝がやってきた。
GM:高校へと向かう時間だ。
切名弓人:いつものように優雅に朝の支度を終えている。
GM:では、キミが優雅に家を出るとですね。
GM:家の前に黒服の男が立っています。
切名弓人:「おはようございます」
鮫島:「おはようございます、ボス」
GM:男はためらいがちに口を開く。
鮫島:「……アリサという娘のこと、覚えてらっしゃいますか」
切名弓人:「はい。お茶の給仕をして下さった…」
鮫島:「敵の襲撃を受けたあと、病院に運ばれまして。ずっと危険な状態で治療を受け続けていたんですが」
切名弓人:「……はい」緊張気味に返事を返す。
鮫島:「辛うじて、一命を取り留めたそうで。ご無礼とは思いつつも、こうしてご報告を」
切名弓人:顔を綻ばせる。
切名弓人:「良かった…!無事だったんですね…」
切名弓人:「襲撃で瀕死の重傷と聞いて、心配していたんです」
鮫島:「後遺症は残るかもしれませんが、もう命の危険はないそうです」
鮫島:「それで、一度だけ意識を取り戻した時に、ボスに伝えてほしいことがあると言われまして」
切名弓人:「はい。…何でしょう?」
鮫島:「『ありがとう』と、一言だけ」
切名弓人:「……。」
切名弓人:「良かった……」
切名弓人:「本当に………良かった」
鮫島:「お伝えしたいことは以上です。お時間をいただいてしまってすみません」
切名弓人:「いいえ……ありがとうございます。聞けて良かった」
鮫島:「では、ボス。行ってらっしゃいませ」
GM:黒服の男は深くお辞儀をする。
切名弓人:「はい。行ってきます。鮫島」にこりと微笑んで、歩き出す。
GM:弓人くんが通学路を歩いていると曲がり角の方から二人組の少女がやってくる。
紫島ひびき:「おはよう、切名さん」
甘田粋香:「おっはよー!弓人くん!」
GM:甘田はキミの腕に抱きつく。
切名弓人:「おはようございます。紫島さん。甘田さん」笑顔で手を振って挨拶する。
切名弓人:「わわっ…と。」バランスを崩すが直ぐ立て直す。
紫島ひびき:「朝っぱらからこの子は……」頭を抱える。
GM:嬉しそうにキミの腕に抱きついていた甘田は何かに気付く。
甘田粋香:「あれ、弓人くん、何かいいことあった?」
切名弓人:「はい?…ええ、まあ。嬉しいことがあったんですよ」
切名弓人:にこりと笑って、軽く甘田さんの背を叩く。
甘田粋香:「えーっ、何?何?私も知りたいー!」
切名弓人:「ふふ。内緒です。」人差し指を口の前で立てて
甘田粋香:「むーっ、内緒なら仕方ないな」
GM:頬を赤くして顔をそらす。
切名弓人:目を細めてその様子を眺めている。
切名弓人:彼女らの笑顔も。組織の小さな少女の命も。
切名弓人:かけがえないものを、護れた、確かな実感。
紫島ひびき:「はいはい、いいから学校行かないと遅刻しちゃうよ」
甘田粋香:「弓人くんと愛の逃避行をしてたら遅刻しましたって先生に言うからいいもん!」
切名弓人:「ううーん……やっぱり急いで行きましょう!」
紫島ひびき:「その逃避行、切名さんの許可を取ってからやりなね?」
切名弓人:「遅刻大敵!です!」
甘田粋香:「よーし、それじゃあダッシュだ!」
切名弓人:「はい!」
GM:甘田はキミの手を取るのも忘れて走り出す。
甘田粋香:「あれ!?走ると弓人くんと離れるな!?」遠くから声が聞こえて来る。
切名弓人:「……って、速いですね、甘田さん…」
紫島ひびき:「あのバカ……」
切名弓人:「…追いかけましょうか」
紫島ひびき:「そうだね」笑って言う。
紫島ひびき:「待て、このバカー!」
GM:ひびきはキミの少し前を軽やかに駆けていく。
切名弓人:笑顔で、それを追いかける。眩しいものを見るような目で。
GM:では、弓人くんのエンディングはこれで終了!
GM:これでエンディングフェイズは終了。

??? - マスタシーン

GM:最後に、次回の引きとなるマスターシーンです。
GM:天蓋付きの大きなベッドのそばに、梟のような頭部をした男がひざまずく。
GM:大きなベッドにはモニターが取り付けられている。
GM:そのモニターに四人の女性の写真が映る。
GM:男装をした少女、金髪の少女、チャイナドレス姿の女性、ゴシックロリータ服の少女……。
GM:画面は次々と切り替わり、彼女たちの日常風景や戦闘をする様子が映し出される。
GM:画面が移り変わるうちに次第に他の者の写真は減り、チャイナドレス姿の女性——藍夕顔の写真が増えていった。
GM:やがてモニターの全てが藍夕顔の無数の写真で埋まる。
GM:次の瞬間、モニターに一つの単語が表示され、その言葉で藍夕顔の写真が塗り潰された。
GM:『Why?』
GM:梟は感情のこもらない声で天蓋付きのベッドに語りかけた。
:「リトルクイーン。御心のままに」
GM:マスターシーン、終了。

アフタープレイ

GM:というわけで、ダブルクロス The 3rd Edition 『Vice City~闇の秩序~』これで終了です!
GM:お疲れ様でした!
ニナ・ブラント:お疲れ様でしたー!
藍夕顔:お疲れ様でしたー!!
切名弓人:お疲れさまでした!
七竃オリエ:お疲れ様でした!
GM:最後に簡単に経験点の配布だけしてセッションを終わりたいと思います!
藍夕顔:はい!
七竃オリエ:はーい
GM:項目を確認していきたいと思います
GM:・セッションに最後まで参加した
GM:皆さん、最後までセッションにご参加いただきありがとうございました!1点です!
藍夕顔:わーい!
切名弓人:ひゅー!
七竃オリエ:もぐもぐ
GM:・シナリオの目的を達成した
GM:まずシナリオをクリアしたことで5点
GM:Eロイスが究極存在、超越活性、憎しみの楔の3つなので3点
GM:Dロイスはダブルフェイスの秘密兵器とブラックオーダーの機械化兵、錬金術師の3つで3点
GM:合計で11点です
GM:・最終侵蝕率による経験点
GM:これは皆さん、自己申告するがよいでしょう
切名弓人:5点!
七竃オリエ:5点ですね
ニナ・ブラント:5点!
藍夕顔:5点!
GM:オーケー!では、もらってください!
GM:・Sロイスがタイタスにならなかった
GM:Sロイスを取得し、それが最後までタイタスにならなかった人は5点です
切名弓人:はい!
藍夕顔:はいさい!
切名弓人:5点いただきます!
GM:もらうがいい!
藍夕顔:もぐもぐ、ごっくん
GM:・よいロールプレイをした
GM:皆さん、非常によかったと思います!1点!
ニナ・ブラント:ありがたや!ありがたや!
藍夕顔:ありがとうございます!
GM:・他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行った
切名弓人:いえーい!
GM:チームとしての連携も実に素晴らしかった!1点です!
GM:・セッションの進行を助けた
GM:皆さん、円滑なセッション進行にご協力いただきありがとうございました!1点です!
七竃オリエ:ありがとうございます!
藍夕顔:わーい!
GM:・場所の手配、提供、連絡や参加者のスケジュール調整などを行った
GM:いつも日程の調整にご協力いただきありがとうございます。1点!
GM:さて、これで項目は全てです
GM:果たして合計は……!
GM:GMは計算がにがて
切名弓人:26点!
ニナ・ブラント:21点~!
七竃オリエ:21点かな?
藍夕顔:同じく、26点!
GM:では、皆さんその分の経験点をもらってくださいませ。
ニナ・ブラント:いただきまーす!
GM:次回の成長に使ったりするとよいでしょう。
切名弓人:わーい!
藍夕顔:わーい!
七竃オリエ:やったー
GM:というわけで、これで今度こそ今回のセッションは終わりです。
GM:お疲れ様でした!
藍夕顔:お疲れ様でしたー!
ニナ・ブラント:お疲れ様でした!
切名弓人:お疲れさまでした!
七竃オリエ:お疲れ様でした!
GM:そしてこれが次回のハンドアウトだ!
GM:ダブルクロスThe 3rd Edition シナリオ「Vice City~梟の城~」 - https://docs.google.com/document/d/1rFGLwY40CTpru1F2vPshfCCY1ve516sqadqsPDDrvIU/edit?usp=sharing
ニナ・ブラント:!?
ニナ・ブラント:はや!
切名弓人:既にだと!
藍夕顔:ワオ!
七竃オリエ:なんと
GM:そのうちやりましょう。今日のところは時間もあれですし、寝てください。
七竃オリエ:楽しみです!
ニナ・ブラント:これからOPシーンが始まるのではなかったか…
GM:始まらないよ!?
ニナ・ブラント:私の推しである粋香ちゃん重点で勝手に喜んでいます
切名弓人:初期ロイス拾っていただけてありがたい…
GM:彼女のキャラはGMの中でよく分からなくなってきつつあります
七竃オリエ:ロイス相手が気になる!


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